JP2019163613A - 水洗大便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】導水路の圧力損失が変動した場合であっても、吐出される洗浄水の量を適切な量にする。【解決手段】実施形態に係る水洗大便器は、便器本体と、タンクと、水位検出部と、ポンプと、切替弁と、制御部とを備える。制御部は、ポンプを制御して、ポンプによって加圧された洗浄水をリム導水路を介してリム吐水部から吐水させる第1洗浄工程と、ポンプによって加圧された洗浄水をリム導水路を介してリム吐水部から吐水させるとともにジェット導水路を介してジェット吐水部から吐水させる第2洗浄工程とを実行する。また、制御部は、第1洗浄工程および第2洗浄工程の少なくともいずれかを実行するときに水位検出部によって検出される水位の変化の状態に基づき、ポンプの回転数を変更する。【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、水洗大便器に関する。
従来、水洗大便器において、洗浄水をボウル部の汚物受け面へ吐出して旋回流を生じさせるリム吐水部と、洗浄水を排水トラップ管路へ吐出してサイホン作用を早期に発生させるジェット吐水部とを備えるものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
従来技術に係る水洗大便器において、リム吐水部には給水源から直接洗浄水が供給される一方、ジェット吐水部にはポンプによって加圧された洗浄水が供給される。なお、上記した水洗大便器には、洗浄水をリム吐水部やジェット吐水部へ流通させる導水路が形成される。
ところで、上記したような水洗大便器にあっては、導水路を含めて陶器で形成されるため、製造誤差などによって導水路の圧力損失が便器ごとに変動することがある。導水路の圧力損失が変動すると、導水路を流通する洗浄水の瞬間流量が変わるため、例えば、洗浄水が不足するなどして洗浄性能の低下を招くことがある。一方、洗浄水が多くなりすぎると、節水化の観点からも好ましくない上に、便器外への水撥ねが生じてしまうことがある。
そこで、従来技術にあっては、洗浄水をジェット吐水部へ流通させる導水路の圧力損失を算出し、算出された圧力損失に基づいてポンプを制御することで、ジェット吐水部から吐出される洗浄水の量を、洗浄性能が損なわれないような量に調整している。
特開2012−132167号公報
しかしながら、従来技術においては、洗浄水をリム吐水部へ流通させる導水路における圧力損失の変動について考慮されていないため、吐出される洗浄水の量を適切な量にするという点で改善の余地があった。
実施形態の一態様は、導水路の圧力損失が変動した場合であっても、吐出される洗浄水の量を適切な量にすることができる水洗大便器を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る水洗大便器は、洗浄水を吐出するリム吐水部およびジェット吐水部と、洗浄水を前記リム吐水部へ流通させるリム導水路と、洗浄水をジェット吐水部へ流通させるジェット導水路とを備える便器本体と、洗浄水を貯留するタンクと、前記タンクに貯留される洗浄水の水位を検出する水位検出部と、前記タンクの洗浄水を加圧するポンプと、前記便器本体における洗浄水の吐出を、前記リム吐水部からの吐水と、前記リム吐水部および前記ジェット吐水部からの吐水との間で切り替える切替弁と、前記ポンプを制御して、前記ポンプによって加圧された洗浄水を前記リム導水路を介して前記リム吐水部から吐水させる第1洗浄工程と、前記ポンプによって加圧された洗浄水を前記リム導水路を介して前記リム吐水部から吐水させるとともに前記ジェット導水路を介して前記ジェット吐水部から吐水させる第2洗浄工程とを実行する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1洗浄工程および前記第2洗浄工程の少なくともいずれかを実行するときに前記水位検出部によって検出される前記水位の変化の状態に基づき、前記ポンプの回転数を変更することを特徴とする。
これにより、導水路の圧力損失が変動した場合であっても、吐出される洗浄水の量を適切な量にすることができる。
すなわち、制御部は、例えば、水位の変化の状態に基づいてリム導水路の圧力損失が比較的大きいと推定される場合、ポンプの回転数を通常値より高くすることが可能となる。これにより、リム導水路を流通する洗浄水の瞬間流量が増加して、便器洗浄において吐出される洗浄水の量を適切な量にすることができ、結果としてリム導水路の圧力損失が比較的大きいことに起因する洗浄性能の低下を抑制することができる。
また、制御部は、例えば、水位の変化の状態に基づいてリム導水路の圧力損失が比較的小さいと推定される場合、ポンプの回転数を通常値より低くすることが可能となる。これにより、リム導水路を流通する洗浄水の瞬間流量が減少して、便器洗浄において吐出される洗浄水の量を適切な量にすることができる。従って、リム導水路の圧力損失が比較的小さい場合であっても、水洗大便器の節水化や水撥ねの抑制を図ることができる。
また、前記制御部は、前記第1洗浄工程での前記水位の変化の状態に基づいて前記リム導水路の圧力損失を推定し、推定された前記リム導水路の圧力損失に基づき、前記第1洗浄工程における前記ポンプの回転数を変更することを特徴とする。
これにより、導水路の圧力損失が変動した場合であっても、第1洗浄工程において吐出される洗浄水の量を適切な量にすることができる。
また、前記制御部は、前記第1洗浄工程の後に前記第2洗浄工程を実行するとともに、前記第2洗浄工程における前記ポンプの回転数を、前記第1洗浄工程で推定された前記リム導水路の圧力損失に基づいて変更することを特徴とする。
これにより、例えば、第1洗浄工程で得られたリム導水路の圧力損失の推定結果を、続けて実行される第2洗浄工程に反映させることが可能となり、便器洗浄において吐出される洗浄水の量を早期に適切な量にすることができる。
また、前記制御部は、前記第2洗浄工程での前記水位の変化に基づいて前記リム導水路および前記ジェット導水路の圧力損失を推定し、推定された前記リム導水路および前記ジェット導水路の圧力損失に基づき、前記第2洗浄工程における前記ポンプの回転数を変更することを特徴とする。
これにより、導水路の圧力損失が変動した場合であっても、第2洗浄工程において吐出される洗浄水の量を適切な量にすることができる。
実施形態の一態様によれば、導水路の圧力損失が変動した場合であっても、吐出される洗浄水の量を適切な量にすることができる。
図1は、実施形態に係る水洗大便器の構成の概要を示す図である。 図2は、水洗大便器を示す全体構成図である。 図3は、第1回転数および第2回転数を説明する図である。 図4は、ポンプの回転数を変更する処理の一例を示すグラフである。 図5は、制御部が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する水洗大便器の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
以下では先ず、実施形態に係る水洗大便器の構成の概要について図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る水洗大便器の構成の概要を示す図である。なお、図1および後述する図2は、いずれも模式図である。
図1に示すように、水洗大便器1は、便器本体10と、タンク20と、ポンプ50と、切替弁60と、制御部70とを備える。
便器本体10は、例えば陶器で形成されるとともに、リム吐水部15と、リム導水路16と、ジェット吐水部17と、ジェット導水路18とを備える。リム吐水部15は、例えばボウル部11(図2参照)へ洗浄水を吐水する吐水口である。リム導水路16は、かかるリム吐水部15へ洗浄水を流通させる流路である。
ジェット吐水部17は、例えば排水トラップ管路12(図2参照)へ洗浄水を吐水する吐水口である。ジェット導水路18は、ジェット吐水部17へ洗浄水を流通させる流路である。なお、便器本体10の詳細な構成については、図2を参照して後述する。
タンク20は、洗浄水を貯留する。例えば、タンク20は、給水源から給水路41を介して供給される洗浄水を貯留する。また、タンク20の内部には、水位検出部30が設けられる。水位検出部30は、例えば、タンク20に貯留される洗浄水の水位を検出する。
ポンプ50は、タンク20の洗浄水を加圧する。具体的には、ポンプ50は、タンク20に貯留された洗浄水を、タンク20内に配置された吸入口51aから吸入流路51を介して吸入して加圧する。そして、ポンプ50は、加圧した洗浄水を吐出流路52を介して切替弁60へ吐出する。
切替弁60は、ポンプ50から吐出された洗浄水の流路を切り替える。例えば、切替弁60には、上記したリム導水路16を介してリム吐水部15が接続されるとともに、ジェット導水路18を介してジェット吐水部17が接続される。
そして、切替弁60は、吐出流路52をリム導水路16と連通させる状態と、吐出流路52をリム導水路16およびジェット導水路18の両方と連通させる状態とで切り替え可能に構成される。すなわち、切替弁60は、便器本体10における洗浄水の吐出を、リム吐水部15からの吐水と、リム吐水部15およびジェット吐水部17の両方からの吐水との間で切り替えることができる。
制御部70は、上記した切替弁60やポンプ50を制御して便器洗浄を行う。例えば、本実施形態に係る制御部70は、第1洗浄工程と第2洗浄工程とを適宜に組み合わせることで、便器洗浄を行う。
詳しくは、例えば、第1洗浄工程を実行する制御部70は、切替弁60を制御して吐出流路52をリム導水路16と連通させる状態とするとともに、ポンプ50を制御して、加圧された洗浄水をリム導水路16を介してリム吐水部15から吐水させる。
また、例えば、第2洗浄工程を実行する制御部70は、切替弁60を制御して吐出流路52をリム導水路16およびジェット導水路18の両方と連通させる状態とする。そして、制御部70は、ポンプ50を制御して、加圧された洗浄水をリム導水路16を介してリム吐水部15から吐水させるとともに、ジェット導水路18を介してジェット吐水部17から吐水させる。なお、本実施形態に係る切替弁60は、制御部70によって制御されるものであるが、これに限るものではない。
なお、本実施形態に係る制御部70は、第1洗浄工程、第2洗浄工程、第1洗浄工程の順で実行して便器洗浄を行うが、これについては後述する。
ところで、水洗大便器1にあっては、上記したように、リム導水路16およびジェット導水路18を含めて陶器で形成されるため、製造誤差などによって各導水路16,18の圧力損失が便器ごとに変動することがある。各導水路16,18の圧力損失が変動すると、各導水路16,18を流通する洗浄水の瞬間流量が変わる。
そのため、例えば、洗浄水が不足するなどして洗浄性能の低下を招いたり、洗浄水が過度に吐出されるなどして節水化の妨げや便器外への水撥ねの原因になったりすることがある。具体的には、各導水路16,18の圧力損失が比較的大きい場合、各導水路16,18を流通する洗浄水の瞬間流量は減少するため、洗浄水が不足するなどして洗浄性能が低下することがある。一方、各導水路16,18の圧力損失が比較的小さい場合、各導水路16,18を流通する洗浄水の瞬間流量は増加するため、所期の水量より多い洗浄水が吐出されて節水化の妨げや水撥ねの原因になることがある。
従来技術にあっては、ジェット導水路の圧力損失を算出し、算出された圧力損失に基づいてポンプを制御することで、ジェット吐水部から吐出される洗浄水の量を調整しているが、十分とは言えず、改善の余地があった。
そこで、本実施形態にあっては、リム導水路16などの圧力損失が変動した場合であっても、吐出される洗浄水の量を適切な量にすることができるような構成とした。これにより、水洗大便器1における洗浄性能の低下を抑制することができる。また、水洗大便器1の節水化や水撥ねの抑制を図ることができる。
具体的には、制御部70は、第1洗浄工程および第2洗浄工程の少なくともいずれかを実行するときの、タンク20における水位の変化の状態を検出する(ステップS1)。例えば、制御部70は、タンク20の貯水量が満水の水位である満水位Waの状態で第1洗浄工程を開始した場合、満水位Waから第1水位W1に低下するまでの低下時間を計測し、かかる低下時間を水位の変化の状態として検出する。なお、第1水位W1は満水位Waより低い水位である。
制御部70は、水位の変化の状態である低下時間が長い場合、第1洗浄工程においてリム導水路16を流通する洗浄水の瞬間流量は少ないため、リム導水路16の圧力損失は比較的大きいと推定することができる。また、制御部70は、低下時間が短い場合、第1洗浄工程においてリム導水路16を流通する洗浄水の瞬間流量は多いため、リム導水路16の圧力損失は比較的小さいと推定することができる。
なお、上記では、満水位Waから第1水位W1に低下するまでの低下時間を水位の変化の状態として検出したが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、第1洗浄工程の時間が予め設定される場合、第1洗浄工程を実行する前の水位から実行した後の水位までの変位量を、水位の変化の状態として検出してもよい。この場合、変位量が小さいときは、洗浄水の瞬間流量は少なく、リム導水路16の圧力損失は比較的大きいと推定する一方、変位量が大きいときは、洗浄水の瞬間流量は多く、リム導水路16の圧力損失は比較的小さいと推定することができる。なお、上記した圧力損失の推定は、第2洗浄工程のときも同様に行われるが、これについては後述する。
そして、制御部70は、検出された水位の変化の状態に基づき、ポンプ50の回転数を変更する(ステップS2)。これにより、本実施形態にあっては、便器洗浄において吐出される洗浄水の量を適切な量にすることができる。
すなわち、例えば、制御部70は、水位の変化の状態である低下時間が長く、リム導水路16の圧力損失は比較的大きいと推定される場合、ポンプ50の回転数を通常値より高くする。これにより、リム導水路16を流通する洗浄水の瞬間流量が増加して、便器洗浄において吐出される洗浄水の量を適切な量にすることができ、結果としてリム導水路16の圧力損失が比較的大きいことに起因する洗浄性能の低下を抑制することができる。
なお、上記した通常値は、例えば、低下時間が許容範囲内であって、リム導水路16の圧力損失が適切な便器洗浄を行うことが可能な規定範囲内である場合に適した回転数に設定されるが、これに限定されるものではない。
他方、制御部70は、例えば水位の変化の状態である低下時間が短く、リム導水路16の圧力損失は比較的小さいと推定される場合、ポンプ50の回転数を通常値より低くする。これにより、リム導水路16を流通する洗浄水の瞬間流量が減少して、便器洗浄において吐出される洗浄水の量を適切な量にすることができる。従って、リム導水路16の圧力損失が比較的小さい場合であっても、水洗大便器1の節水化や水撥ねの抑制を図ることができる。
以下、本実施形態に係る水洗大便器1の構成について、図2以降を参照してより具体的に説明する。図2は、水洗大便器1を示す全体構成図である。
図2に示すように、水洗大便器1の便器本体10は、ボウル部11と、排水トラップ管路12とを備える。なお、図2にあっては、図示の簡略化のため、便器本体10が備える便座や便座を覆うカバーなど一部の部材の図示を省略した。また、図2では、床置き式の便器本体10を示したが、これに限定されるものではなく、壁掛け式であってもよい。
ボウル部11は、上記したリム導水路16やジェット導水路18に接続されるとともに、汚物を受けることが可能なボウル状に形成される。詳しくは、ボウル部11は、汚物を受ける汚物受け面11aと、汚物受け面11aの上縁に形成されるリム部14と、上記したリム吐水部15と、ジェット吐水部17とを備える。
リム吐水部15は、リム部14の内周面14aに開口され、上記したリム導水路16に接続される。これにより、リム吐水部15は、リム導水路16から供給された洗浄水をボウル部11の汚物受け面11aへ吐水して汚物受け面11aにおいて旋回流を生じさせる。なお、本明細書では、リム吐水部15から洗浄水が吐出されることを「リム吐水」という場合がある。
ジェット吐水部17は、汚物受け面11aの底部11a1に設けられ、排水トラップ管路12側に向けて対向するように開口される。また、ジェット吐水部17は、ジェット導水路18に接続される。これにより、ジェット吐水部17は、ジェット導水路18から供給された洗浄水を排水トラップ管路12へ吐出し、排水トラップ管路12内を洗浄水で急速に満たすことで、サイホン作用を早期に発生させる。
なお、本明細書では、ジェット吐水部17から洗浄水が吐出されることを「ジェット吐水」という場合がある。また、上記したように、リム吐水部15およびジェット吐水部17の両方から洗浄水が吐出されることを「リム・ジェット吐水」という場合がある。
排水トラップ管路12は、入口部12aと、トラップ上昇部12bと、トラップ下降部12cとを備える。入口部12aは、汚物受け面11aの底部11a1と連続するように設けられ、ボウル部11からの洗浄水を排水トラップ管路12へ流入させる。トラップ上昇部12bは、入口部12aから斜め上方へ向けて延びるように形成される。トラップ下降部12cは、トラップ上昇部12bから下方へ向けて延びるように形成される。
また、トラップ下降部12cの下端には、排水管19が接続される。従って、便器洗浄が行われる場合、ボウル部11の洗浄水は、排水トラップ管路12の入口部12a、トラップ上昇部12bおよびトラップ下降部12cを介して排水管19へと排水される。
便器洗浄が行われた後、排水トラップ管路12およびボウル部11には、洗浄水が溜まる。ここで、排水トラップ管路12等に溜まった洗浄水を「溜水」ということとし、図2において符号Cで示す。このように、排水トラップ管路12等が溜水Cで満たされることで、溜水Cが封水として機能し、排水管19からの臭気等がボウル部11側へ逆流することを防止する。
ここで、上記したリム吐水やリム・ジェット吐水などについて説明する。便器洗浄が行われる際、まずリム吐水が行われ、言い換えると、第1洗浄工程が実行され、ボウル部11の汚物受け面11aを洗浄する。以下では、かかるリム吐水を「前リム吐水」という場合がある。
続いて、リム・ジェット吐水が行われる、言い換えると、第2洗浄工程が実行される。具体的には、ジェット吐水により、上記したように排水トラップ管路12においてサイホン作用が生じ、よって吐水された洗浄水や溜水Cは、汚物とともに排水トラップ管路12から排水管19へ排出される。また、リム吐水により汚物受け面11aの洗浄が継続されるとともに、溜水Cが補給される。以下では、かかるリム吐水を「中リム吐水」という場合がある。
リム・ジェット吐水の終了後、リム吐水(第1洗浄工程)が行われる。リム吐水部15から吐出された洗浄水は、ボウル部11の汚物受け面11aを洗浄するとともに、排水トラップ管路12へ流れる。これにより、排水トラップ管路12の溜水Cが補給されて水位が上昇し、便器洗浄が完了する。以下では、ジェット吐水終了後のリム吐水を「後リム吐水」という場合がある。
次に、タンク20について説明する。タンク20には、上記した給水路41が接続され、かかる給水路41には、給水路41を開閉する開閉弁40が設けられる。例えば、開閉弁40は、リム・ジェット吐水が終了した後や後リム吐水が終了した後に、開弁して給水源Nからの洗浄水をタンク20へ供給することができるが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、開閉弁40は、タンク20の水位が満水位Waを下回ったとき、すなわち、便器洗浄が開始したときに開弁して洗浄水をタンク20へ供給するなどしてもよい。なお、開閉弁40は、タンク20の水位が満水位Waになると閉弁して、タンク20への洗浄水の供給を停止する。
タンク20の内部に設けられる水位検出部30は、満水位用フロートスイッチ31と、第1フロートスイッチ32と、第2フロートスイッチ33と、第3フロートスイッチ34とを含む。
満水位用フロートスイッチ31は、タンク20内において満水位Waの位置に配置され、水位が満水位Waである場合に、水位が満水位Waであることを示す満水信号を制御部70へ出力する。ここでは、満水位Waは便器洗浄前の初期水位であるが、初期水位は満水位Waに限定されるものではない。
第1フロートスイッチ32は、タンク20内において第1水位W1の位置に配置され、水位が第1水位W1である場合に、水位が第1水位W1であることを示す第1水位信号を制御部70へ出力する。第1水位W1は、例えば、前リム吐水(第1洗浄工程)が行われて下降したときの水位に設定されるが、これに限定されるものではない。
第2フロートスイッチ33は、タンク20内において第2水位W2の位置に配置され、水位が第2水位W2である場合に、水位が第2水位W2であることを示す第2水位信号を制御部70へ出力する。第2水位W2は、例えば、中リム吐水およびジェット吐水(第2洗浄工程)が行われて下降したときの水位に設定されるが、これに限られない。
第3フロートスイッチ34は、タンク20内において第3水位W3の位置に配置され、水位が第3水位W3である場合に、水位が第3水位W3であることを示す第3水位信号を制御部70へ出力する。第3水位W3は、例えば、後リム吐水(第1洗浄工程)が行われて下降したときの水位に設定されるが、これに限定されるものではない。
次に、制御部70について説明する。制御部70は、CPU(Central Processing Unit)などの図示しない演算処理装置や、RAM(Random Access Memory)などの図示しない記憶装置を備える。また、制御部70は、満水位用フロートスイッチ31や第1〜第3フロートスイッチ32〜34から入力される信号などに基づいて、ポンプ50や切替弁60を制御する。
例えば、制御部70は、上記したように、切替弁60やポンプ50を制御して便器洗浄を行う。このとき、制御部70は、満水位用フロートスイッチ31から満水信号が入力された状態で、便器洗浄が開始されるものとする。
具体的には、制御部70は、第1洗浄工程である前リム吐水を行う。これに伴い、タンク20内の水位は、満水位Waから低下していく。制御部70は、満水信号が入力されなくなると、低下時間の計測を開始する。
詳しくは、制御部70は、満水位Waから第1水位W1に低下して、第1水位信号が第1フロートスイッチ32から入力されるまでの時間を「第1低下時間」として計測する。制御部70は、「第1低下時間」が許容範囲内であって、リム導水路16の圧力損失Aが適切な便器洗浄を行うことが可能な規定範囲内である場合、第1洗浄工程におけるポンプ50を、通常値に予め設定された「第1回転数N1」で駆動する。
図3は、第1回転数N1および後述する第2回転数N2を説明する図である。図3に示すように、第1洗浄工程であるリム吐水において、圧力損失Aが規定範囲内である場合、「第1回転数N1」は通常値とされる。
制御部70は、「第1低下時間」が許容範囲を越えて長い場合、第1洗浄工程においてリム導水路16を流通する洗浄水の瞬間流量は少なく、リム導水路16の圧力損失Aは規定範囲より大きいと推定する。そして、制御部70は、リム導水路16の圧力損失Aが大きいと推定された場合、第1洗浄工程におけるポンプ50の第1回転数N1が通常値より高くなるようにする(図3参照)。
これにより、第1洗浄工程において、リム導水路16を流通する洗浄水の瞬間流量が増加して、便器洗浄において吐出される洗浄水の量を適切な量にすることができ、結果としてリム導水路16の圧力損失Aが大きいことに起因する洗浄性能の低下を抑制することができる。
また、制御部70は、「第1低下時間」が許容範囲を越えて短い場合、第1洗浄工程においてリム導水路16を流通する洗浄水の瞬間流量は多く、リム導水路16の圧力損失Aは規定範囲より小さいと推定する。そして、制御部70は、リム導水路16の圧力損失Aが小さいと推定された場合、第1洗浄工程におけるポンプ50の第1回転数N1が通常値より低くなるようにする(図3参照)。
これにより、第1洗浄工程において、リム導水路16を流通する洗浄水の瞬間流量が減少して、便器洗浄において吐出される洗浄水の量を適切な量にでき、水洗大便器1の節水化や水撥ねの抑制を図ることができる。
なお、上記した第1回転数N1を変更する処理は、今回実行されている第1洗浄工程において行ってもよいし、次回以降の第1洗浄工程で行ってもよい。
第1洗浄工程である前リム吐水が終了すると、制御部70は、第2洗浄工程である中リム吐水およびジェット吐水(リム・ジェット吐水)を行う。
例えば、制御部70は、第1水位W1から第2水位W2に低下して、第2水位信号が第2フロートスイッチ33から入力されるまでの時間を「第2低下時間」として計測する。制御部70は、「第2低下時間」が許容範囲内であって、リム導水路16およびジェット導水路18の圧力損失Bが規定範囲内である場合、第2洗浄工程におけるポンプ50を、通常値に予め設定された「第2回転数N2」で駆動する(図3参照)。なお、第2回転数N2は、第1回転数N1より大きい値に設定されるが、これに限られない。
また、制御部70は、「第2低下時間」が許容範囲を越えて長い場合、第2洗浄工程においてリム導水路16およびジェット導水路18を流通する洗浄水の瞬間流量は少なく、リム導水路16およびジェット導水路18の圧力損失Bは規定範囲より大きいと推定する。そして、制御部70は、圧力損失Bが大きいと推定された場合、第2洗浄工程におけるポンプ50の第2回転数N2が通常値より高くなるようにする(図3参照)。
これにより、第2洗浄工程において、リム導水路16およびジェット導水路18を流通する洗浄水の瞬間流量が増加して、便器洗浄において吐出される洗浄水の量を適切な量にすることができ、結果として圧力損失Bが大きいことに起因する洗浄性能の低下を抑制することができる。
また、制御部70は、「第2低下時間」が許容範囲を越えて短い場合、第2洗浄工程においてリム導水路16およびジェット導水路18を流通する洗浄水の瞬間流量は多く、圧力損失Bは規定範囲より小さいと推定する。そして、制御部70は、圧力損失Bが小さいと推定された場合、第2洗浄工程におけるポンプ50の第2回転数N2が通常値より低くなるようにする(図3参照)。
これにより、第2洗浄工程において、リム導水路16およびジェット導水路18を流通する洗浄水の瞬間流量が減少して、便器洗浄において吐出される洗浄水の量を適切な量にでき、水洗大便器1の節水化や水撥ねの抑制を図ることができる。
なお、上記した第2回転数N2を変更する処理は、今回実行されている第2洗浄工程において行ってもよいし、次回以降の第2洗浄工程で行ってもよい。
また、制御部70は、第2洗浄工程におけるポンプ50の回転数である第2回転数N2を、第1洗浄工程で推定されたリム導水路16の圧力損失に基づいて変更してもよい。これにより、例えば、第1洗浄工程で得られたリム導水路16の圧力損失の推定結果を、続けて実行される第2洗浄工程に反映させることが可能となり、便器洗浄において吐出される洗浄水の量を早期に適切な量にすることができる。
なお、上記では、リム導水路16およびジェット導水路18の圧力損失Bを用いて第2回転数N2を変更するようにしたが、これに限られない。すなわち、上記した圧力損失Bは、リム導水路16およびジェット導水路18の両方の圧力損失が含まれる。従って、制御部70は、圧力損失Bから、第1洗浄工程で推定されたリム導水路16の圧力損失Aを減算して、ジェット導水路18の圧力損失を算出し、算出されたジェット導水路18の圧力損失に基づいて第2回転数N2を変更してもよい。
第2洗浄工程である中リム吐水およびジェット吐水(リム・ジェット吐水)が終了すると、制御部70は、第1洗浄工程である後リム吐水を行う。
例えば、制御部70は、第2水位W2から第3水位W3に低下して、第3水位信号が第3フロートスイッチ34から入力されるまでの時間を「第3低下時間」として計測する。制御部70は、「第3低下時間」が許容範囲内であって、リム導水路16の圧力損失Aが規定範囲内である場合、第1洗浄工程におけるポンプ50を、通常値に予め設定された「第1回転数N1」で駆動する(図3参照)。
また、制御部70は、「第3低下時間」が許容範囲を越えて長い場合、第1洗浄工程においてリム導水路16を流通する洗浄水の瞬間流量は少なく、リム導水路16の圧力損失Aは規定範囲より大きいと推定する。そして、制御部70は、圧力損失Aが大きいと推定された場合、第1洗浄工程におけるポンプ50の第1回転数N1が通常値より高くなるようにする(図3参照)。
これにより、第1洗浄工程において、リム導水路16を流通する洗浄水の瞬間流量が増加して、便器洗浄において吐出される洗浄水の量を適切な量にすることができ、結果として圧力損失Aが大きいことに起因する洗浄性能の低下を抑制することができる。
また、制御部70は、「第3低下時間」が許容範囲を越えて短い場合、第1洗浄工程においてリム導水路16を流通する洗浄水の瞬間流量は多く、圧力損失Aは規定範囲より小さいと推定する。そして、制御部70は、圧力損失Aが小さいと推定された場合、第1洗浄工程におけるポンプ50の第1回転数N1が通常値より低くなるようにする(図3参照)。
これにより、第1洗浄工程において、リム導水路16を流通する洗浄水の瞬間流量が減少して、便器洗浄において吐出される洗浄水の量を適切な量にでき、水洗大便器1の節水化や水撥ねの抑制を図ることができる。
なお、上記した第1回転数N1を変更する処理は、今回実行されている第1洗浄工程において行ってもよいし、次回以降の第1洗浄工程で行ってもよい。
また、上記では、第2水位W2から第3水位W3までの水位低下の時間である「第3低下時間」を用いて圧力損失Aの推定やポンプ50の回転数を変更するようにしたが、かかる処理を行わないようにしてもよい。すなわち、第1洗浄工程についての推定処理や変更処理は、前リム吐水で行われることから、後リム吐水では行わないようにしてもよい。これにより、制御部70における処理負荷を軽減することができる。
図4は、上記したポンプ50の回転数を変更する処理の一例を示すグラフである。なお、図4では、圧力損失Aおよび圧力損失Bがともに通常値である場合のポンプ50の回転数を実線で示している。また、図4では、圧力損失Aが大きく、かつ、圧力損失Bが小さい場合、すなわち、図3の表において破線で囲んだ状態のときのポンプ50の回転数を二点鎖線で示している。
図4に示すように、制御部70は、時刻t0で便器洗浄を開始し、第1洗浄工程であるリム吐水(正確には前リム吐水)を開始する。制御部70は、圧力損失Aが大きいと推定された場合、第1洗浄工程におけるポンプ50の第1回転数N1が通常値より高くなるようにする。なお、図4では、理解の便宜のため、通常値より高い第1回転数N1を「第1回転数N1a」として示している。
続いて、制御部70は、時刻t1で第2洗浄工程であるリム・ジェット吐水を開始し、圧力損失Bが大きいと推定された場合、第2洗浄工程におけるポンプ50の第2回転数N2が通常値より低くなるようにする。なお、図4では、通常値より低い第2回転数N2を「第2回転数N2a」として示している。
続いて、制御部70は、時刻t2で第1洗浄工程であるリム吐水(正確には後リム吐水)を開始する。制御部70は、圧力損失Aが大きいと推定された場合、第1洗浄工程におけるポンプ50を第1回転数N1aで駆動し、時刻t3で便器洗浄が終了する。なお、後リム吐水のとき、制御部70は、前リム吐水においてポンプ50が第1回転数N1aで駆動した場合、同様に、第1回転数N1aで駆動してもよい。
次に、図5を参照し、水洗大便器1の制御部70が実行する処理について説明する。図5は、制御部70が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、図5においては、推定された圧力損失A,Bに基づくポンプ50の回転数の変更を便器洗浄後に行い、かかる変更を次回以降の便器洗浄に反映させる場合を例にとって説明する。また、図5においては、後リム吐水では推定処理を行わない場合を例にとって説明する。
図5に示すように、制御部70は、前リム吐水である第1洗浄工程を実行する(ステップS10)。そして、制御部70は、第1洗浄工程での水位の変化の状態に基づいて、リム導水路16の圧力損失Aを推定する(ステップS11)。
次いで、制御部70は、中リムおよびジェット吐水(リム・ジェット吐水)である第2洗浄工程を実行する(ステップS12)。そして、制御部70は、第2洗浄工程での水位の変化の状態に基づいて、リム導水路16およびジェット吐水部17の圧力損失Bを推定する(ステップS13)。
続いて、制御部70は、後リムである第1洗浄工程を実行する(ステップS14)。次いで、制御部70は、推定された圧力損失A,Bに基づいてポンプ50の回転数を変更する(ステップS15)。なお、制御部70は、変更したポンプ50の回転数を次回以降の便器洗浄に反映させる。
上述してきたように、実施形態に係る水洗大便器1は、便器本体10と、タンク20と、水位検出部30と、ポンプ50と、切替弁60と、制御部70とを備える。便器本体10は、洗浄水を吐出するリム吐水部15およびジェット吐水部17と、洗浄水をリム吐水部15へ流通させるリム導水路16と、洗浄水をジェット吐水部17へ流通させるジェット導水路18とを備える。タンク20は、洗浄水を貯留する。水位検出部30は、タンク20に貯留される洗浄水の水位を検出する。ポンプ50は、タンク20の洗浄水を加圧する。切替弁60は、便器本体10における洗浄水の吐出を、リム吐水部15からの吐水とリム吐水部15およびジェット吐水部17からの吐水との間で切り替える。
制御部70は、ポンプ50を制御して、ポンプ50によって加圧された洗浄水をリム導水路16を介してリム吐水部15から吐水させる第1洗浄工程と、ポンプ50によって加圧された洗浄水をリム導水路16を介してリム吐水部15から吐水させるとともにジェット導水路18を介してジェット吐水部17から吐水させる第2洗浄工程とを実行する。また、制御部70は、第1洗浄工程および第2洗浄工程の少なくともいずれかを実行するときに水位検出部30によって検出される水位の変化の状態に基づき、ポンプ50の回転数を変更する。
これにより、リム導水路16などの圧力損失が変動した場合であっても、吐出される洗浄水の量を適切な量にすることができる。
また、上記においては、満水位用フロートスイッチ31や、第1〜第3フロートスイッチ32〜34を用いてタンク20の水位を検知するようにしたが、これに限定されるものではない。すなわち、たとえば、超音波式、静電容量式や圧力式などその他の種類の水位検出装置を用いてタンク20の水位を検知するようにしてもよい。
また、上記では、便器洗浄を行うたびに、圧力損失A,Bを推定してポンプ50の回転数を変更するようにしたが、これに限定されるものではない。すなわち、上記した推定処理や変更処理を、例えば水洗大便器1の出荷前や実際の便器取り付け施工時など任意のタイミングで一度行って、得られたポンプ50の第1回転数N1や第2回転数N2を記憶装置に記憶させておいてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。従って、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 水洗大便器
10 便器本体
15 リム吐水部
16 リム導水路
17 ジェット吐水部
18 ジェット導水路
20 タンク
30 水位検出部
50 ポンプ
60 切替弁
70 制御部

Claims (4)

  1. 洗浄水を吐出するリム吐水部およびジェット吐水部と、洗浄水を前記リム吐水部へ流通させるリム導水路と、洗浄水をジェット吐水部へ流通させるジェット導水路とを備える便器本体と、
    洗浄水を貯留するタンクと、
    前記タンクに貯留される洗浄水の水位を検出する水位検出部と、
    前記タンクの洗浄水を加圧するポンプと、
    前記便器本体における洗浄水の吐出を、前記リム吐水部からの吐水と、前記リム吐水部および前記ジェット吐水部からの吐水との間で切り替える切替弁と、
    前記ポンプを制御して、前記ポンプによって加圧された洗浄水を前記リム導水路を介して前記リム吐水部から吐水させる第1洗浄工程と、前記ポンプによって加圧された洗浄水を前記リム導水路を介して前記リム吐水部から吐水させるとともに前記ジェット導水路を介して前記ジェット吐水部から吐水させる第2洗浄工程とを実行する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1洗浄工程および前記第2洗浄工程の少なくともいずれかを実行するときに前記水位検出部によって検出される前記水位の変化の状態に基づき、前記ポンプの回転数を変更すること
    を特徴とする水洗大便器。
  2. 前記制御部は、
    前記第1洗浄工程での前記水位の変化の状態に基づいて前記リム導水路の圧力損失を推定し、推定された前記リム導水路の圧力損失に基づき、前記第1洗浄工程における前記ポンプの回転数を変更すること
    を特徴とする請求項1に記載の水洗大便器。
  3. 前記制御部は、
    前記第1洗浄工程の後に前記第2洗浄工程を実行するとともに、前記第2洗浄工程における前記ポンプの回転数を、前記第1洗浄工程で推定された前記リム導水路の圧力損失に基づいて変更すること
    を特徴とする請求項2に記載の水洗大便器。
  4. 前記制御部は、
    前記第2洗浄工程での前記水位の変化に基づいて前記リム導水路および前記ジェット導水路の圧力損失を推定し、推定された前記リム導水路および前記ジェット導水路の圧力損失に基づき、前記第2洗浄工程における前記ポンプの回転数を変更すること
    を特徴とする請求項2に記載の水洗大便器。
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