JP2017066758A - 水洗大便器 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、一方で、ジェット側開閉弁が全開状態とされた後にポンプの回転数を上昇させるため、サイホンの発生に寄与しない無駄水が多く発生してしまうという問題があった。このように、切替弁を駆動させるために必要なトルクの低減と無駄水の抑制を両立することができなかった。
このように構成された本発明においては、制御手段は、第1切替工程において、ジェット開閉弁が開き始めた後、且つ、ジェット開閉弁が全開状態となる前に、加圧ポンプの回転数を上げ始めるため、ジェット吐水口から吐水される洗浄水の流量を比較的早期に増大させることができる。よって、従来の第1切替工程においてジェット開閉弁を全開状態とした後に、加圧ポンプの回転数を上げ始める場合におけるジェット開閉弁が開き始めてからサイホン作用が発生するまでの時間ΔTに比べて、本発明は、ジェット開閉弁が開き始めてからサイホン作用が発生するまでの時間ΔTを比較的短くすることができ、サイホン作用が発生するまでに排出されてしまうためサイホン作用の発生に寄与しない無駄水を削減することができる。
また、制御手段は、第1切替工程において、ジェット開閉弁が開き始めた後、且つ、ジェット開閉弁が全開状態となる前に、加圧ポンプの回転数を上げ始めるため、加圧ポンプの回転数が比較的低いとき、すなわち加圧ポンプによる洗浄水の圧力が比較的小さいときに、ジェット開閉弁を開き始めることができる。そのため、ジェット開閉弁を作動させるために必要な駆動トルクを低減することができ、ジェット開閉弁を作動させるためのモーターを小型化することができる。
したがって、本発明は、無駄水の削減と、ジェット開閉弁を作動させるために必要な駆動トルクの低減とを両立させることができる。
このように構成された本発明の検討に際し、第1切替工程において、ジェット開閉弁が開き始めた後、且つ、ジェット開閉弁が全開状態となる前に、加圧ポンプの回転数を急激に上昇させる場合、リム吐水口から吐水される洗浄水の流量が増加し、ボウル部から洗浄水が外部に溢れたり飛散してしまうという新たな課題が発生することが分かった。
そこで、このように構成された本発明においては、制御手段は、第1切替工程の間、リム吐水口から吐水される洗浄水の流量が所定の規定流量を超えないように、ジェット開閉弁及び加圧ポンプを制御するため、無駄水の削減を行いながら、洗浄水がボウル部から外部に溢れたり、飛散してしまうことを抑制することができる。
このように構成された本発明の検討に際し、第1切替工程において、ジェット開閉弁が開き始めた後、且つ、ジェット開閉弁が全開状態となる前に、加圧ポンプの回転数を急激に上昇させる場合、リム吐水口から吐水される洗浄水の流量が増加し、ボウル部から洗浄水が外部に溢れたり飛散してしまうという新たな課題が発生することが分かった。
そこで、このように構成された本発明においては、制御手段は、第1切替工程の間、リム吐水口から吐水される洗浄水の流量が第1洗浄工程(前リム洗浄)におけるリム吐水口から吐水される洗浄水の所定流量を超えないように、ジェット開閉弁及び加圧ポンプを制御するため、無駄水の削減を行いながら、洗浄水がボウル部から外部に溢れたり、飛散してしまうことを抑制することができる。
このように構成された本発明においては、制御手段は、第1切替工程において加圧ポンプの回転数を上げ始めてから、加圧ポンプの回転数が最大回転数となる以前に、ジェット開閉弁を全開状態とするため、加圧ポンプの回転数の増大により増加された洗浄水を無駄なくジェット開閉弁からジェット吐水口に供給することができる。よって、より効率的にサイホンを発生させることができる。
このように構成された本発明においては、制御手段は、加圧ポンプの回転数を上げ始めてから、加圧ポンプの回転数が第2の回転数に至る以前に、リム開閉弁を小開状態又は全閉状態とするため、加圧ポンプの回転数が第2の回転数に至る際に洗浄水がリム開閉弁からリム吐水口に供給されにくく又はリム吐水口に供給されず、主にジェット吐水口に供給される。従って、ジェット吐水口から吐水される洗浄水の流量を確保することができ、より効率的にサイホン作用を発生させることができるとともに、洗浄水がボウル部から外部に溢れたり、飛散してしまうことを抑制することができる。
このように構成された本発明においては、制御手段は、第2切替工程が開始される前且つ第2洗浄工程の後期において、加圧ポンプの回転数を第2の回転数から第3の回転数まで下降させ、第2切替工程が開始されるより前に、加圧ポンプの回転数を第3の回転数まで下降させ終えるため、第2切替工程において、加圧ポンプの回転が比較的低い第3の回転数のときに、ジェット開閉弁を作動させることができる。従って、ジェット開閉弁にかかる洗浄水の水圧が比較的低い状態でジェット開閉弁を閉止することができるので、ジェット開閉弁が閉弁状態になる間際においてジェット開閉弁が水圧により衝撃を受けることを抑制することができる。
先ず、図1及び図2により、本発明の第1実施形態による水洗大便器の構造を説明する。ここで、図1は本発明の第1実施形態による水洗大便器を示す平面図であり、図2は図1の水洗大便器の内部構造を示す概略ブロック図である。
ジェット吐水口10は、ボウル部6の底部に形成されており、排水トラップ管路8の入口に向けて開口しており、排水トラップ管路8の入口に指向してほぼ水平に配置され、洗浄水を排水トラップ管路8に向けて吐出するようになっている。
リム吐水口12は、ボウル部6の左側上部後方に形成されており、ボウル部6の縁に沿って洗浄水を吐出するようになっている。図1において、リム吐水口12から吐水された洗浄水がボウル部6内を旋回しながらボウル部6を洗浄する様子を矢印A1により示している。これに対し、後述するように、リム吐水口12から吐水される洗浄水の流量が所定の規定流量F0を超える場合には、図1において仮想線の矢印Aoutで示すように、ボウル部6から洗浄水が外部に溢れたり飛散してしまう問題が生じることを示している。
図2に示すように、機能部4には、水道等の給水源からの流路を電気的に開閉する電磁弁18と、貯水タンク14と、貯水タンク14に貯水された洗浄水を加圧して送出する加圧ポンプ16と、加圧ポンプ16の下流側の給水路に設けられ、且つリム側給水路20と、ジェット側給水路22とを切り替える切替弁24と、を備えている。
また、機能部4には、電磁弁18の開閉操作、切替弁24の切換操作、及び、加圧ポンプ16の回転数や作動時間等を制御するコントローラ(制御手段)26が内蔵されている。コントローラ26は使用者の操作部5の操作を受けて作動される。
機能部4は、定流量弁、リム吐水用バキュームブレーカ、ジェット吐水用バキュームブレーカ等の他の部材を必要に応じて備えていてもよい。
加圧ポンプ16が貯水タンク14に貯水された洗浄水を加圧して圧送するので、水道直圧の給水方式とは異なり、水道等の給水圧が比較的低い地域においても、洗浄水の予め決められた所定の瞬間流量でリム吐水及びジェット吐水を行うことができ、安定した洗浄性能を有することができる。
また、切替弁24は、コントローラ26の制御信号により切り替えられ、加圧ポンプ16を介して圧送された洗浄水をリム吐水口12から吐出させ、及び/又は、ジェット吐水口10から吐出させさせるようになっている。
図3は本発明の第1実施形態による水洗大便器の切替弁の側面図であり、図4は図3のIV−IV線に沿って見た断面図である。
切替弁24は、流入口部32からリム側排出口部34及びジェット側排出口部36に二つに分岐する流路を有している。切替弁24は、さらに、リム開閉弁38と、ジェット開閉弁40とを備えている。リム側給水路20の入口に設けられるリム側排出口部34には、リム開閉弁38が取付けられ、リム開閉弁38の開閉により、リム側排出口部34の流路が開閉されるようになっている。また、ジェット側給水路22の入口に設けられるジェット側排出口部36には、ジェット開閉弁40が取付けられ、ジェット開閉弁40の開閉により、ジェット側排出口部36の流路が開閉されるようになっている。
切替弁24、リム側弁体用モーター42及びジェット側弁体用モーター44は、加圧ポンプ16の下流側(リム吐水口12及びジェット吐水口10に近い前方側)に設置される必要があり、便器本体2の後部の比較的狭い取付けスペースに取付けるため、取付けスペースが非常に限られている。従って、リム側弁体用モーター42及びジェット側弁体用モーター44は、小型化されることが要望されている。
ジェット開閉弁40は、ジェット側弁体用モーター44により、自在に開度を調整でき、弁体の開度(閉弁状態から全開状態までの開度)に応じてジェット吐水口10からの洗浄水の吐水量を変更することができる。
図5に示すように、待機状態(時刻T0〜T1)において、操作部5が操作されると、リム吐水(第1洗浄工程(前リム洗浄))が開始される(時刻T1)。即ち、使用者が操作部5を操作すると、コントローラ26は電磁弁18を開状態とするとともに、加圧ポンプ16を始動させ、且つ回転数を後述する第1の回転数N1まで上昇させる。
時刻T1において、切替弁24は、リム開閉弁38が全開状態(100%の開度の状態)とされ、ジェット開閉弁40が閉弁状態となるように作動され(切替えられ)ている。従って、貯水タンク14から加圧ポンプ16によって圧送される洗浄水は、洗浄水給水管路28からリム側給水路20のみに供給される。よって、第1洗浄工程においては、加圧ポンプ16の給水圧力によりリム吐水口12から洗浄水が吐出され、ボウル部6の内壁面を洗浄する。
第1洗浄工程においては、リム開閉弁38が全開状態且つ加圧ポンプ16の回転数が第1の回転数N1(例えば1500rpm)であり、リム吐水口12から吐水される洗浄水の流量が、ボウル部6から洗浄水が外部に溢れたり飛散してしまう問題が生じないような所定の流量となるように設定されている。例えば本実施形態においては、リム吐水口12から吐水される洗浄水の流量は、所定の規定流量F0であり、10L/mの流量とされている。
第1切替工程においては、図5乃至図8Dに示すように、ジェット開閉弁40が閉弁状態から全開状態まで一定の割合で徐々に開弁される。
図8Aに示すように、ジェット開閉弁40が時刻T2において閉弁状態となっている。このとき、リム開閉弁38は全開状態となっている。また、図8Bに示すように、ジェット開閉弁40は時刻T2の直後において徐々に開弁される。このとき加圧ポンプ16の回転数は第1の回転数N1であり、比較的低い回転数になっている。すなわち加圧ポンプ16による洗浄水の圧力が比較的小さいときに、ジェット開閉弁40を開き始めることができる。図8Bに示すように、ジェット開閉弁40を開き始める際に、ジェット開閉弁40を水力に抗して開けるためには、ジェット側弁体用モーターが水圧を上回る力をジェット開閉弁40に作用させる必要がある。そのため、ジェット開閉弁40を作動させるために必要な駆動トルクを低減することができ、ジェット開閉弁40を作動させるためのジェット側弁体用モーター44を小型化することができる。このとき、リム開閉弁38は徐々に閉まり始める状態となっている。同様に、図8Cに示すように、ジェット開閉弁40は時刻T3からT4において徐々に開度が増大されている。このとき、リム開閉弁38は閉弁される途中の状態となっている。図8Dに示すように、ジェット開閉弁40が時刻T5においては全開状態となっている。このとき、リム開閉弁38は小開状態(絞り状態)となっている。なお、リム開閉弁38は全閉状態とされてもよい。
このとき、第1切替工程において、時刻T2においてジェット開閉弁40が閉弁状態から開き始めた後、且つ、時刻T4においてジェット開閉弁40が全開状態となる前に、時刻T3において加圧ポンプ16の回転数を第1の回転数N1から上げ始める。
本発明においては、図6において実線により示すように、第1切替工程において、従来に比べて、ジェット吐水口10から吐水される洗浄水の流量を比較的早期に増大させることができる。すなわち、排水トラップ管路8内に供給される洗浄水の流量が比較的早期に増大され、サイホン作用の発生が早められる。より具体的には、時刻T3からT4において加圧ポンプ16の回転数が増大され、図8Cに示すような、矢印F1に示すジェット流量が増大される。さらに、時刻T5において加圧ポンプ16の回転数が第2の回転数N2となり、図8Dに示すような、矢印F2に示すジェット流量が、サイホン作用の発生に必要な流量まで増大されている。
従って、コントローラ26は、時刻T3において加圧ポンプ16の回転数を上げ始めてから、時刻T5において加圧ポンプ16の回転数が最大の第2の回転数N2となる以前に、時刻T4においてジェット開閉弁40を全開状態とする。加圧ポンプ16の回転数が最大の第2の回転数N2となる以前に、ジェット開閉弁40を全開状態とするため、加圧ポンプ16の回転数が最大の第2の回転数N2まで増大されることにより増加された洗浄水を無駄なくジェット開閉弁40からジェット吐水口10に供給することができる。よって、より効率的にサイホンを発生させることができる。
第1切替工程において、リム開閉弁38は全開状態から小開状態まで一定の割合で徐々に閉弁されるので、リム開閉弁38の開度の観点によれば、リム吐水口12から吐水されるリム吐水の流量は、減少される。なお、リム開閉弁38は第1切替工程の終わり(第2洗浄工程の開始)から第2洗浄工程の間において全閉状態とされてもよい。
具体的には、本実施形態においては、加圧ポンプ16の回転数は、時刻T3から時刻T4まで比較的緩やかな傾きの第1の上昇割合で回転数の上昇が開始されるので、リム吐水口12から吐水されるリム吐水の流量の増加が比較的低く抑えられ、第1洗浄工程においてリム吐水口12から吐水される洗浄水の所定の規定流量F0を超えないようになっている。また、加圧ポンプ16の回転数は、時刻T4から時刻T5まで比較的急な傾きの第2の上昇割合で回転数の上昇が開始されるが、図8Dに示すように、リム吐水口12から矢印F3により示される吐水されるリム吐水の流量の増加が比較的低く抑えられ、リム吐水口12から吐水される洗浄水の所定の規定流量F0を超えないようになっている。このように加圧ポンプ16の回転数は、2段階または3段階以上の複数の段階により回転数の上昇の割合を変化させることができる。
後述する時刻T4から時刻T7までの第2洗浄工程においても、リム開閉弁38が小開状態にされるので、加圧ポンプ16の回転数が最大の回転数である第2の回転数N2をとっていても、リム吐水口12から吐水されるリム吐水の流量の増加が抑えられ、リム吐水口12から吐水される洗浄水の所定の規定流量F0を超えないようになっている。従って、洗浄水がボウル部から外部に溢れたり、飛散してしまうことを抑制することができる。
第2洗浄工程は、第1切替工程終了後に、ジェット開閉弁40が全開状態に開弁された状態で、ジェット吐水口10から洗浄水を吐水してサイホン作用を開始させる発生させるとともにボウル部6の汚物を排水トラップ管路8に搬送する。
第2洗浄工程においては、ジェット開閉弁40は、時刻T4からT8において全開状態とされている。一方、リム開閉弁38は、時刻T4からT8において小開状態とされている。従って、加圧ポンプ16から圧送された洗浄水は、切替弁24において、比較的少量の流量がリム吐水口12に向かって流れ、及び、比較的大量の流量がジェット吐水口10に流れるようになっている。
また、第2切替工程において、リム開閉弁38の開度を再び増大させる際に、加圧ポンプ16の回転数を第3の回転数N3まで下降させた状態で、リム開閉弁38を作動させることができる。そのため、リム開閉弁38を水圧に抗して作動させるために必要な駆動トルクを低減させることができ、リム開閉弁38を作動させるためのリム側弁体用モーター42も小型化することができる。
これに対し、従来においては、図9において点線により示すように、時刻T9において、ジェット開閉弁40を閉弁させるタイミングとほぼ同時に加圧ポンプ16の回転数を第3の回転数N3まで下降させていた。このような従来のやり方によれば、ジェット開閉弁40が閉弁状態になる間際においてジェット開閉弁40が水圧により衝撃を受けるように急激に閉止されるという問題が生じていた。
図10Aに示すように、ジェット開閉弁40が時刻T7において全開状態となっている。このとき、リム開閉弁38は小開状態となっている。また、図10Bに示すように、ジェット開閉弁40は時刻T8においても全開状態となっている。このとき加圧ポンプ16の回転数は第1の回転数N3まで低下されている。すなわち加圧ポンプ16による洗浄水の圧力が比較的小さいときに、ジェット開閉弁40を閉じ始めることができる。このとき、リム開閉弁38は依然として小開状態となっている。図10Cに示すように、ジェット開閉弁40は時刻T8からT9において徐々に一定の割合で開度が減少されている。このとき、リム開閉弁38は徐々に一定の割合で開度が増大される。加圧ポンプ16の回転数が第3の回転数N3まで下降されているため、切替弁24の流入口部32から流路内に流入する洗浄水の流量及び流速についても減少されている。図10Dに示すように、ジェット開閉弁40が時刻T9において閉止状態とされる。このとき、リム開閉弁38は全開状態となっている。加圧ポンプ16の回転数は第3の回転数N3で一定となっている。
第3洗浄工程におけるリム吐水口12からの吐水によりボウル部6内の溜水の水位は上昇し、所定のリム吐水時間経過後(時刻T10)、ボウル部6内は所定の溜水水位W0に到達する。時刻T10において、リム吐水が終了すると、貯水タンク14の洗浄水が補給される。貯水タンク14内に洗浄水が補給され、貯水タンク14内の水位が規定の貯水水位に達すると、フロートスイッチ30がONになる。フロートスイッチ30がONになると、コントローラ26は電磁弁18に信号を送り、これを閉鎖させる。このようにして水洗大便器1の一連の洗浄動作は終了し、再び待機状態に戻る。
また、コントローラ26は、第1切替工程において、ジェット開閉弁40が開き始めた後、且つ、ジェット開閉弁40が全開状態となる前に、加圧ポンプ16の回転数を上げ始めるため、加圧ポンプ16の回転数が比較的低いとき、すなわち加圧ポンプ16による洗浄水の圧力が比較的小さいときに、ジェット開閉弁40を開き始めることができる。そのため、ジェット開閉弁40を作動させるために必要な駆動トルクを低減することができ、ジェット開閉弁40を作動させるためのモーターを小型化することができる。
したがって、本発明は、無駄水の削減と、ジェット開閉弁40を作動させるために必要な駆動トルクの低減とを両立させることができる。
上述した本発明の第1実施形態による水洗大便器1によれば、コントローラ26は、第1切替工程の間、リム吐水口12から吐水される洗浄水の流量が所定の規定流量F0を超えないように、ジェット開閉弁40及び加圧ポンプ16を制御するため、無駄水の削減を行いながら、洗浄水がボウル部6から外部に溢れたり、飛散してしまうことを抑制することができる。
上述した本発明の第1実施形態による水洗大便器1によれば、コントローラ26は、第1切替工程の間、リム吐水口12から吐水される洗浄水の流量が第1洗浄工程(前リム洗浄)におけるリム吐水口12から吐水される洗浄水の所定の規定流量F0を超えないように、ジェット開閉弁40及び加圧ポンプ16を制御するため、無駄水の削減を行いながら、洗浄水がボウル部6から外部に溢れたり、飛散してしまうことを抑制することができる。
図11は本発明の第2実施形態による水洗大便器の内部構造を示す概略ブロック図であり、図12は本発明の第2実施形態による水洗大便器の切替弁の断面図である。
図11及び図12に示すように、切替弁124は、その上流側の流入口部32が、洗浄水給水管路28に接続され、その下流側のリム側排出口部34が、リム側給水路(第1給水路)20と接続され、及びその下流側のジェット側排出口部36が、ジェット側給水路(第2給水路)22に接続されている。
切替弁124は、流入口部32からリム側排出口部34及びジェット側排出口部36に二つに分岐する流路を有している。切替弁124は、さらに、ジェット開閉弁40を備えている。ジェット側給水路22の入口に設けられるジェット側排出口部36には、ジェット開閉弁40が取付けられ、ジェット開閉弁40の開閉により、ジェット側排出口部36の流路が開閉されるようになっている。リム側給水路20の入口に設けられるリム側排出口部34には、リム開閉弁が取付けられておらず、リム開閉弁は省略されている。ジェット開閉弁40の開閉により、流入口部32から流入する洗浄水が、リム側排出口部34側に流れる洗浄水の流量と、ジェット側排出口部36に流れる洗浄水の流量とに分岐する割合を調整することができるようになっている。従って、本発明の第2実施形態による水洗大便器101においても、ジェット開閉弁40の開閉により、図5に示すような本発明の第1実施形態による水洗大便器のリム開閉弁及びリム吐水流量、ジェット開閉弁及びジェット吐水流量、加圧ポンプの回転数を、各工程において制御すること、とほぼ同様の制御及び動作を行うことが可能となっている。
また、コントローラ26は、第1切替工程において、ジェット開閉弁40が開き始めた後、且つ、ジェット開閉弁40が全開状態となる前に、加圧ポンプ16の回転数を上げ始めるため、加圧ポンプ16の回転数が比較的低いとき、すなわち加圧ポンプ16による洗浄水の圧力が比較的小さいときに、ジェット開閉弁40を開き始めることができる。そのため、ジェット開閉弁40を作動させるために必要な駆動トルクを低減することができ、ジェット開閉弁40を作動させるためのモーターを小型化することができる。したがって、本発明は、無駄水の削減と、ジェット開閉弁40を作動させるために必要な駆動トルクの低減とを両立させることができる。
図13は本発明の第3実施形態による水洗大便器の内部構造を示す概略ブロック図である。
図13に示すように、切替弁224は、その上流側の流入口部32が、洗浄水給水管路28に接続され、その下流側のリム側排出口部34が、リム側給水路(第1給水路)20と接続され、及びその下流側のジェット側排出口部36が、ジェット側給水路(第2給水路)22に接続されている。切替弁224は、流入口部32からリム側排出口部34及びジェット側排出口部36に二つに分岐する流路を有している。切替弁224は、この流路中に1つの共通連動開閉弁239を備えている。
共通連動開閉弁239は、リム開閉弁38及びジェット開閉弁40の両方の機能を果たすことができるような形状に形成されている。例えば、共通連動開閉弁239は、ディスク状に形成され、且つ自身が流路内で移動することにより、リム側排出口部34側の流路の開度(開き度合い)を減少させるとき、ジェット側排出口部36側の流路の開度(開き度合い)を増大させるように形成されている。共通連動開閉弁239は、リム開閉弁38及びジェット開閉弁40の両方を連動させているタイプの開閉弁とも言える。
2 便器本体
4 機能部
5 操作部
6 ボウル部
8 排水トラップ管路
8a 入口部
8b トラップ上昇管
8c トラップ下降管
8d 頂部
10 ジェット吐水口
12 リム吐水口
14 貯水タンク
15 排水管
16 加圧ポンプ
18 電磁弁
20 リム側給水路
22 ジェット側給水路
24 切替弁
26 コントローラ
28 洗浄水給水管路
30 フロートスイッチ
32 流入口部
34 リム側排出口部
36 ジェット側排出口部
38 リム開閉弁
40 ジェット開閉弁
42 リム側弁体用モーター
44 ジェット側弁体用モーター
101 水洗大便器
124 切替弁
201 水洗大便器
224 切替弁
239 共通連動開閉弁
A1 矢印
Aout 矢印
F0 規定流量
F1 矢印
F2 矢印
F3 矢印
N1 第1の回転数
N2 第2の回転数
N3 第3の回転数
T0 時刻
T1 時刻
T2 時刻
T3 時刻
T4 時刻
T5 時刻
T7 時刻
T8 時刻
T9 時刻
T10 時刻
W0 溜水水位
ΔT サイホン作用が発生するまでにかかった時間
Claims (6)
- 加圧ポンプにより加圧された洗浄水をリム吐水口およびジェット吐水口から吐水して洗浄を行う水洗大便器であって、
汚物を受けるボウル部と、
このボウル部の上部に設けられ、洗浄水を吐出するリム吐水口と、
入口からいったん上昇した後に下降するような排水トラップを形成する排水トラップ管路と、
この排水トラップ管路の入口に向けて開口しており、洗浄水を吐出するジェット吐水口と、
給水源から供給された洗浄水を貯水する貯水タンクと、
この貯水タンクに貯水された洗浄水を上記リム吐水口および上記ジェット吐水口に供給するための上記加圧ポンプと、
上記加圧ポンプで加圧された洗浄水を上記リム吐水口に供給する第1給水路と、
上記第1給水路から分岐するように設けられ、上記加圧ポンプで加圧された洗浄水を上記ジェット吐水口に供給する第2給水路と、
この第2給水路に設けられ、上記ジェット吐水口からの洗浄水の吐水量を変更可能なジェット開閉弁と、
上記加圧ポンプ及び上記ジェット開閉弁を制御する制御手段と、を有し、
上記制御手段は、
上記リム吐水口から洗浄水を吐水して上記ボウル部の内壁面を洗浄する第1洗浄工程と、
この第1洗浄工程後に行われ、上記ジェット開閉弁が全開状態に開弁されることによりジェット吐水口から洗浄水を吐水してサイホン作用を発生させる第2洗浄工程と、
上記第1洗浄工程から上記第2洗浄工程に切り替える工程であって、上記ジェット開閉弁が上記全開状態まで開弁される第1切替工程と、
を備え、
上記制御手段は、上記加圧ポンプを、上記第2洗浄工程における上記加圧ポンプの第2の回転数が、上記第1洗浄工程における上記加圧ポンプの第1の回転数よりも高くなるように制御しており、上記第1切替工程において、上記ジェット開閉弁が開き始めた後、且つ、上記ジェット開閉弁が全開状態となる前に、上記加圧ポンプの回転数を上げ始めることを特徴とする水洗大便器。 - 上記制御手段は、上記第1切替工程の間、上記リム吐水口から吐水される洗浄水の流量が所定の規定流量を超えないように、上記ジェット開閉弁及び上記加圧ポンプを制御することを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器。
- 上記制御手段は、上記第1切替工程の間、上記リム吐水口から吐水される洗浄水の流量が上記第1洗浄工程における上記リム吐水口から吐水される洗浄水の流量を超えないように、上記ジェット開閉弁及び上記加圧ポンプを制御することを特徴とする請求項2に記載の水洗大便器。
- 上記制御手段は、上記第1切替工程において上記加圧ポンプの回転数を上げ始めてから、上記加圧ポンプの回転数が上記第2の回転数となる以前に、上記ジェット開閉弁を全開状態とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の水洗大便器。
- 上記第1給水路に設けられ、上記リム吐水口からの洗浄水の吐水量を変更可能なリム開閉弁を備え、
上記制御手段は、上記加圧ポンプの回転数を上げ始めてから、上記加圧ポンプの回転数が上記第2の回転数に至る以前に、上記リム開閉弁を小開状態又は全閉状態とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の水洗大便器。 - 上記制御手段は、
上記ジェット開閉弁が閉弁された閉弁状態であり、且つ洗浄水を上記リム吐水口から吐水して上記ボウル部へのリフィールを行う第3洗浄工程と、
上記第2洗浄工程から上記第3洗浄工程に切り替える工程であって、上記ジェット開閉弁が上記全開状態から上記閉弁状態まで閉弁される第2切替工程と、
を備え、
上記制御手段は、上記加圧ポンプを、上記第3洗浄工程における上記加圧ポンプの第3の回転数が、上記第2洗浄工程における上記加圧ポンプの上記第2の回転数よりも低くなるよう制御しており、
さらに、上記加圧ポンプを、上記第2切替工程が開始される前且つ上記第2洗浄工程の後期において、上記加圧ポンプの回転数を上記第2の回転数から上記第3の回転数まで下降させるように制御する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の水洗大便器。
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