JP2019158597A - 二次電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池の劣化指標を高い精度で推定できる二次電池システムを提供する。【解決手段】組電池4の電池電圧Vと、組電池4の電池電圧Vの変化量dVに対する電池容量Qの変化量dQの割合であるdQ/dVとの関係を示す微分曲線V-dQ/dVを算出する微分曲線算出部10と、微分曲線V-dQ/dVにおいて所定の電池電圧の範囲内に現れるピーク部Pと電池電圧Vが増加するに伴って微分値dQ/dVが減少するように傾斜する所定の直線Lとの交点を特徴点Ptとして特定する特徴点特定部15と、特徴点Ptの電圧値Vtに基づいて、組電池4の劣化指標であるSOHを推定するSOH推定部16と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池システムに係り、詳しくは、二次電池の劣化度合いを表す劣化指標を推定する機能を備えた二次電池システムに関する。
二次電池の劣化度合いを表す劣化指標として、新品時の満充電容量に対する現状の満充電容量の比率であるSOH(State of Health)が広く知られている。この劣化指標SOHは、例えば二次電池を電池残容量0の状態から満充電まで充電して、実際の満充電容量を測定して得られることができる。しかしながら、劣化指標を推定するために電池残容量0の状態から満充電まで充電しなければならず、推定に要する時間が大幅に長くなるといった問題点がある。
そこで、二次電池の充放電時の電池容量及び電池電圧をパラメータとした微分特性を有する微分曲線が二次電池の劣化状態に応じて形状が異なることを利用して、微分曲線上に現れる特徴点の推移や変化量等に基づき二次電池の劣化指標を推定する種々の手法が提案されている。
例えば特許文献1に記載された二次電池システムでは、二次電池の充電時に電池容量Qを算出すると共に、電池電圧Vの変化量dVに対する電池容量Qの変化量dQの割合である微分値dQ/dVを求め、微分値dQ/dVと電池電圧Vとの関係から微分曲線V-dQ/dVを算出している。
そして、所定の電池電圧Vの範囲内で微分曲線V-dQ/dVに現れる特徴点の電圧値、詳しくはピーク形状の頂点部分である極大点の電圧値から、二次電池の劣化指標である容量低下率を求めている。
また、特許文献2に記載された二次電池システムでは、微分曲線V-dQ/dVに現れる特徴点から、詳しくは微分曲線V-dQ/dVの極大点の微分値dQ/dV(極大値)から二次電池の劣化指標を求めている。
特開2013−19709号公報 特開2014−139897号公報
しかしながら、特許文献1あるいは特許文献2における二次電池システムにおいては、微分曲線V-dQ/dVの極大点の微分値dQ/dVや極大点の電池電圧Vから二次電池の劣化指標を推定しているので、ノイズ等により極大点が変動した場合に、劣化指標の推定誤差を招く虞があった。
このように、上記特許文献1及び2に記載された二次電池システムは、劣化指標の推定精度に関して十分に満足できるものではなかった。
特に、電気自動車に搭載した二次電池においては、当該二次電池の劣化状態は車両の航続距離に影響するものであるので、少しでも精度の高い劣化指標の推定を可能にすることが要求されている。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、二次電池の劣化指標を高い精度で推定することができる二次電池システムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の二次電池システムは、二次電池の充放電を制御する充放電制御部と、二次電池の電池電圧Vと、前記電池電圧Vの変化量dVに対する前記二次電池の電池容量Qの変化量dQの割合であるdQ/dVとの関係を示す微分曲線V-dQ/dVを算出する微分曲線算出部と、前記電池電圧Vの所定の領域において現れる前記微分曲線V-dQ/dVのピーク部と、前記電池電圧Vが増加するに伴って前記微分値dQ/dVが減少するように傾斜する所定の直線との交点を特徴点として特定する特徴点特定部と、前記特徴点の電池電圧に基づいて、前記二次電池の劣化指標を推定する劣化指標推定部と、を備えたことを特徴とする。
このように構成した二次電池システムによれば、二次電池の充電時や放電時に、微分曲線算出部により微分曲線V-dQ/dVが算出され、特徴点特定部により電池電圧Vの所定の領域において微分曲線V-dQ/dVに現れるピーク部と、前記電池電圧Vが増加するに伴って前記微分値dQ/dVが減少するように傾斜する所定の直線との交点を特徴点として特定される。そして、劣化指標推定部により、この特徴点の電池電圧に基づいて、二次電池の劣化指標が推定される。
本発明は、微分曲線V-dQ/dVのピーク部と、電池電圧Vが増加するに伴って微分値dQ/dVが減少するように傾斜する所定の直線との交点を特徴点として特定するので、ノイズ等により微分曲線V-dQ/dVのピークの微分値dQ/dVやピークの電池電圧に検出誤差が発生しても、特徴点を精度良く特定することができ、二次電池の劣化指標の推定精度を向上させることができる。
好ましくは、前記特徴点特定部は、前記微分曲線V-dQ/dVの前記ピーク部に内接する所定の半径の円の接点を前記特徴点として特定するとよい。
これにより、微分曲線V-dQ/dVのピーク部と所定の直線との交点である特徴点を、容易に特定することができる。
好ましくは、前記特徴点特定部は、前記ピーク部と前記所定の半径の円との接点のうち、低電圧側の接点を前記特徴点として特定するとよい。
これにより、比較的明確で容易に特定できる低電圧側の接点を特徴点として、精度よく劣化指標を推定することができる。
また、前記微分曲線算出部は、前記所定の領域より低い電池電圧から前記二次電池を充電して前記微分曲線を算出するとよい。
これにより、ピーク部と所定の半径の円との2つの接点のうち、低電圧側の接点を特徴点として特定することと合わせて、充電時に電池電圧の所定の領域で比較的早期に特徴点を特定して、二次電池の劣化指標を早期に推定することができる。
また、前記二次電池の温度を検出する温度検出部を備え、前記劣化指標推定手段は、前記特徴点における前記電池電圧Vと前記二次電池の温度とに基づいて、前記二次電池の劣化指標を推定するとよい。
これにより、広い温度範囲で二次電池の劣化指標の推定精度を向上させることができる。
本発明の二次電池システムによれば、二次電池の劣化指標を高い精度で推定することができる。
本発明の実施形態の二次電池システムを示す概略構成図である。 SOH100%における微分曲線V-dQ/dVの一例を示す特性図である。 SOH86%における微分曲線V-dQ/dVの一例を示す特性図である。 SOH73%における微分曲線V-dQ/dVの一例を示す特性図である。 SOH62%における微分曲線V-dQ/dVの一例を示す特性図である。 図2〜図5の微分曲線V-dQ/dVをまとめて記載した特性図である。 微分曲線V-dQ/dVの特徴点における微分値dQ/dVと電圧値Vとの関係の一例を示す特性図である。
以下、本発明を具体化した二次電池システムの一実施形態を説明する。
図1は本実施形態の二次電池システムを示す概略構成図である。
本実施形態の二次電池システム1は電気自動車に搭載されており、走行用動力源である走行モータに電力を供給している。全体として二次電池システム1は、その全体を統合制御するメインコントローラ2、及びメインコントローラ2に並列に接続された複数の二次電池モジュール3から構成されている。
二次電池モジュール3は、組電池4(二次電池)、サブコントローラ5及び充放電制御部6から構成されている。
組電池4は、所期の電池容量及び出力電圧を達成するために複数の単電池を組み合わせて構成されている。本実施形態の組電池4は、その正極電極板にLiMn及びLiMO(Mは、Co,Ni,Al,Mn,Feの内、少なくとも1つを含む遷移金属元素)が含まれている。
組電池4には電圧センサ7、電流センサ8及び温度センサ9(温度検出部)が接続されている。電圧センサ7により組電池4の電池電圧Vが検出され、電流センサ8により組電池4の入出力電流Iが検出され、温度センサ9により組電池4の電池温度Tが検出され、それらの検出情報はサブコントローラ5に入力される。
サブコントローラ5は、図示しない入出力装置、制御プログラムや制御マップ等の記憶に供される記憶装置(ROM,RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等から構成されている。サブコントローラ5は充放電制御部6を駆動して組電池4の充放電を制御する機能を奏し、充放電制御の際には、組電池4の劣化指標に応じて最大許容電流や最大許容電圧を調整する。なお、本実施形態においては、組電池4の劣化指標として、新品時の満充電容量に対する現状の満充電容量の比率であるSOH(State of Health)を使用する。
また、サブコントローラ5は、組電池4のSOHを推定するために必要な微分曲線を算出する微分曲線算出部10を備えている。本実施形態では微分曲線としてV-dQ/dVを用いている。微分曲線V-dQ/dVとは、組電池4の電池電圧Vと、組電池4の電池電圧Vの変化量dVに対する電池容量Qの変化量dQの割合である微分値dQ/dVとの関係を示すものである。
微分曲線算出部10は、組電池4の充電時または放電時に所定時間毎に組電池4の電池容量Qを逐次算出すると共に、これに同期して電池電圧Vを取得し、組電池4の電池電圧Vの変化量dVに対する電池容量Qの変化量dQの割合である微分値dQ/dVを算出する。そして、得られた微分値dQ/dVと電池電圧Vとの関係を示す曲線として微分曲線V-dQ/dVを算出する。
図2〜図5は微分曲線V-dQ/dVの一例を示す特性図である。図2〜図5では、微分値dQ/dVを縦軸とし、電池電圧Vを横軸として微分曲線V-dQ/dVが表されている。組電池4の充電または放電に伴って組電池4の充電率(SOC:State of Charge)と共に電池電圧Vが増加または低下し、それに応じて微分値dQ/dVが変化することにより、例えば図2〜5に示すように微分曲線V-dQ/dV上には、電圧値Vの所定範囲(例えば3.85V〜4.05V付近)においてピーク形状が現れる。以下、この所定範囲に現れる1つのピーク形状全体をピーク部Pという。なお、ピーク部Pは、図2ではP1、図3ではP2、図4ではP3、図5ではP4として記載している。
微分曲線算出部10は、算出した微分曲線V-dQ/dV及び温度センサ9により検出された電池温度T(以下、これらを実測データと称する)をメインコントローラ2に出力する。SOHの推定に微分曲線V-dQ/dV上の何れの特徴点を特定し、どのように推定するのかは本発明の特徴部分であるため、その手法については後に詳述する。
なおサブコントローラ5は、組電池4の充放電に伴う入出力電流Iを所定時間毎に積算して組電池4のSOCを算出し、その情報もメインコントローラ2に出力する。
一方、メインコントローラ2はサブコントローラ5と同様に、図示しない入出力装置、制御プログラムや制御マップ等の記憶に供される記憶装置(ROM,RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等から構成されている。
メインコントローラ2は、入出力部12、データ保存部13、特徴点特定部15、SOH推定部16(劣化指標推定部)及び充放電指令部17を備えている。
データ保存部13は、入出力部12を介して各二次電池モジュール3のサブコントローラ5から入力された実測データを記憶する。またデータ保存部13には、予め微分曲線V-dQ/dV上の特定の特徴点Ptの電圧値Vtと組電池4のSOHとの相関関係を示すデータ(以下、基準データと称する)が温度域毎に記憶されている。
基準データの作成処理は、以下の通りである。
まず、本実施形態の組電池4と同一規格の組電池4の劣化試験を実施し、未使用の組電池4の充放電を繰り返して寿命限界まで段階的に劣化させる。劣化過程の各SOHにおいて、異なる複数の温度域の下で組電池4を充放電させる。
そして、上記した微分曲線算出部10の処理と同じく、充放電により得られた電池電圧V及び電池容量Qに基づき微分値dQ/dVを算出し、電池電圧Vと微分値dQ/dVとの関係を示す微分曲線V-dQ/dVを算出した上で、微分曲線V-dQ/dV上に出現した特定の特徴点Ptの位置(V,dQ/dV)を求める。結果として特定の特徴点Ptの電圧値Vtと組電池4のSOHとの相関関係が温度域毎に定められ、各二次電池モジュール3の共通の基準データとして予めデータ保存部13に記憶される。
SOH推定部16は、データ保存部13に記憶された各二次電池モジュール3の基準データを読み出して逐次実測データと比較して、それぞれの二次電池モジュール3について現在の組電池4のSOHを推定する。詳しくは、実測データの電池温度Tに基づき温度域を特定し、その温度域に対応する各SOHの基準データの中から、実測データの特定の特徴点の位置に対して一致または最も近い特徴点を有する基準データを選択し、その基準データのSOHを推定値と見なす。本実施形態における特徴点Ptは、電池電圧Vと微分値dQ/dVとの関係を示すグラフ上で、所定の傾きを有する直線Lと、測定した微分曲線V-dQ/dVとの交点とする。
このときの実測データは微分曲線V-dQ/dVの全領域が算出されている必要はなく、上記所定範囲の電池電圧Vの領域を含むものであれば特徴点Ptの特定、延いてはSOHの推定が可能である。本発明の劣化指標推定部は、このような部分的な微分曲線V-dQ/dVを算出する場合も含むものとする。
なお、各SOH間及び各温度域間は基準データを特定できないため、補間処理により基準データを算出してもよい。
充放電指令部17は、SOH推定部16により推定されたSOH等に基づき、各二次電池モジュール3のサブコントローラ5に入出力部12を介して充放電制御の指令を出力する。例えば所定値未満のSOHが推定された二次電池モジュール3に対しては、充放電時の最大許容電流や最大許容電圧を制限する指令を出力する。この指令に基づくサブコントローラ5による充放電制御により、劣化の進行した組電池4の保護が図られる。
また充放電指令部17は、何れかの二次電池モジュール3で寿命限界を下回るSOHが推定された場合等には、運転席に設けられた表示部18に車両点検を促すメッセージを表示する。これにより販社等で車両点検が実施されて、必要に応じて組電池4が交換される。
なお、以上の説明では、各二次電池モジュール3の組電池4全体を対象として、電池電圧V、入出力電流I及び温度Tの検出処理、微分曲線V-dQ/dVの算出処理、SOHの推定処理を実施したが、これに限るものではない。例えば、組電池4を構成する単電池毎に各処理を実施したり、或いは複数の単電池からなる単電池群毎に各処理を実施したりしてもよい。また、微分曲線算出部10、データ保存部13、特徴点特定部15、SOH推定部16は必ずしもメインコントローラ2やサブコントローラ5に存在する必要は無く、外部PCのソフトウェアなどでこれらの処理を行ってもよい。
データ保存部13は、更に、SOH毎の特徴点Ptを結んだ直線Lが、電池温度T毎に記憶されている。以下に、直線Lの設定方法について説明する。
組電池4は、例えばSOH100%、電池温度Tが摂氏25℃において図2に示す微分曲線V-dQ/dVが得られている。そして、本実施形態の二次電池システムは、微分曲線V-dQ/dV上に出現している複数の特徴点の中から、SOHの推定に好適な特徴点として、電池電圧Vの所定範囲において現れるピーク部Pに内接する円Aとの接点を特徴点Ptとした。
図2〜5は、電池温度Tが摂氏25℃で各SOHにおいて、完全放電状態から充電した際の実測値に基づいた微分曲線V-dQ/dVの例である。図2はSOH100%、図3はSOH86%、図4はSOH73%、図5はSOH62%である。図6は、図2〜図5の微分曲線V-dQ/dVをまとめて記載した特性図である。更に、図2〜図6には、ピーク部P(P1〜P4)に内接する所定の半径Rの円Aを記載している。所定の半径Rは、一定の値であり、図2〜図4に示すように、微分曲線V-dQ/dVに2カ所で内接するように、組電池4の仕様によって適宜設定すればよい。なお、特徴点Ptについては、図2ではPt1、図3ではPt2、図4ではPt3、図5ではPt4と記載している。特徴点Ptの電圧値Vtについては、図2ではVt1、図3ではVt2、図4ではVt3、図5ではVt4と記載している。
発明者は、組電池4を各SOHの状態で、微分曲線V-dQ/dVを測定した。その結果、図2〜5に示すように、微分曲線V-dQ/dVにおけるピーク部P(P1〜P4)は、劣化の進行に伴って高電圧側に移行することが確認された。これは、組電池4の劣化に伴い、組電池4の内部抵抗が増加することや正極及び負極の劣化が原因と考えられる。
そこで、本実施形態では、完全放電状態から充電を開始して微分曲線V-dQ/dVにおける電池電圧Vの所定範囲において現れる上向きのピーク部Pに内接する所定の半径Rの円Aと微分曲線V-dQ/dVとの2つの接点のうち、電池電圧Vの低い側の接点を特徴点Ptとした。
その結果、図6に示すように、微分曲線V-dQ/dVに内接する円Aの中心Cは、直線L上に並ぶことが判明した。即ち、微分曲線V-dQ/dVと円Aの低電圧側の交点である特徴点Pt(Pt1〜Pt4)は直線L上に並ぶ。更に、SOHが低下するに伴って、円A及び特徴点Ptは図6中で右下に、即ち微分値dQ/dVが低下するとともに電圧値V(Vt1〜Vt4)が増加することが判明した。
なお、図5に示すSOH62%の微分曲線V-dQ/dVにおいては、ピーク部P4の幅が大きく形成されており、半径Rの円Aが微分曲線V-dQ/dVの低電圧側と高電圧側の両方に接しない。これは、このピーク部P4は、破線で示すように2種類の材料によって発生する2つのピーク部Pd1、及びPd2を合わせたものであるためと推定される。したがって、低電圧側のピーク部Pd1において2カ所内接する円Aが、その他のSOHの微分曲線V-dQ/dVで規定された円Aの中心Cを結ぶ直線L上に位置することと考えられる。
図7は、本実施形態における特徴点Ptの電圧値Vtと微分値dQ/dVとの関係について、複数個計測した結果を示す特性図である。なお、図7中における□点は電池温度Tが摂氏0度、◇点は電池温度Tが摂氏25度である。
図7に示すように、組電池4を、電池温度Tが摂氏0度の場合と、電池温度Tが摂氏25度の場合の夫々において、複数のSOHで特徴点Ptの位置(電圧値Vt及び微分値dQ/dV)を実測したところ、特徴点Ptは電池温度T毎に略直線上に並んだ。
図6、7に示すように、電池温度T毎に、特徴点PtがSOHに応じて直線上に並ぶので、特徴点Ptの電圧値VtからSOHを求めることが可能となる。
本実施形態では、例えば工場等において、組電池4に対し、あらかじめ判明している複数のSOHにおいて、微分曲線V-dQ/dVを夫々計測し、内接する一定の円Aを設定し、その中心Cを結ぶ直線Lを、適宜設定した電池温度T毎に演算する。そして、この直線Lを、特徴点Ptの電圧値Vtと微分値dQ/dVとの関係を示すデータとしてデータ保存部13に記憶しておく。なお、この直線Lについては、同一の仕様の組電池4については同一のものであり共用可能である。
組電池4の使用時においては、特徴点特定部15は、例えば組電池4の充電時に、データ保存部13にあらかじめ記憶している直線Lと、計測した微分曲線V-dQ/dVとの交点である特徴点Ptを求める。そして、SOH推定部16は、特徴点Ptの電圧値Vtから基準データを用いてSOHを推定する。
詳しくは、充放電指令部17は、組電池4が完全放電状態または完全放電に近い所定量以下の充電状態から、充放電制御部6を介して組電池4を充電させる。そして、微分曲線算出部10において微分曲線V-dQ/dVを算出する。なお、微分曲線V-dQ/dVを算出する際にフィルタを用いてもよい。
特徴点特定部15は、データ保存部13から、現在の電池温度Tに近い直線Lを読み出し、この直線Lと微分曲線V-dQ/dVとの交点、詳しくは上述のように、所定の電池電圧の範囲内での低電圧側の交点を特徴点Ptとして特定する。
SOH推定部16は、データ保存部13にあらかじめ記憶しておいた基準データから、温度センサ9から入力した電池温度Tに基づく基準データを読み出し、当該基準データを用いて、特徴点Ptの電圧値Vtに基づいてSOHを推定する。なお、この電池温度Tは、充電中に変化することが予想されるので、充電中において電池電圧Vの検出とともに電池温度Tを検出して記憶しておき、変化量最大電圧値Vsにおける電池温度Tを用いればよい。
以上のように、本実施形態では、微分曲線V-dQ/dVの特徴点Ptの電圧値VtからSOHを推定するので、SOHと強い相関性のある電圧値Vtとの関係を利用してSOHを精度良く推定することができる。
また、図7に示すように、電池温度Tが摂氏0℃と25℃では、変化量最大電圧値VtとSOHとの相関関係の差が少ない組電池4に対しては、例えば摂氏0℃から25℃の間の温度領域では、基準データをまとめることができ、データ保存部13におけるメモリ容量を抑えることができるとともに、SOH推定部16においてSOHを推定する際の演算負荷を抑制することができる。
電池温度Tによって変化量最大電圧値VsとSOHとの相関関係の差が大きい電池においては、電池温度T毎に基準データを使い分けることで、精度のよいSOHの推定が可能となる。
ところで、微分曲線V-dQ/dVにおいて微分値dQ/dVのピーク部にノイズが乗ることで、微分値dQ/dVのピーク値が変動する可能性がある。したがって、特許文献1のように微分値dQ/dVのピークにおける電圧値に基づいて電池のSOHを推定したり、特許文献2のように微分値dQ/dVのピーク値に基づいて電池のSOHを推定したりすると、推定精度が低下する虞がある。
これに対し、本実施形態では、ピーク部Pに内接する内接円の接点を特徴点Ptとするので、ピーク部Pにノイズが乗ってピーク値が変化しても、その影響を回避して、SOHを精度よく推定することができる。このように、本実施形態では、ピーク値やピークの電圧値ではなく、ピーク部Pの全体形状から特定される特徴点Ptに基づいてSOHを推定することで、ノイズの影響を受け難く、精度よくSOHを推定することができる。
本実施形態の組電池4は、例えば正極電極板に活物質としてLiMn、及びLiMO(Mは、Co,Ni,Al,Mn,Feの内、少なくとも1つを含む遷移金属元素)が含まれているが、このうちLiMnにより現れると考えられる特徴が微分曲線V-dQ/dV上で所定の電圧範囲で明確なピーク形状として現れ、この明確なピーク形状のピーク部に内接する円の接点を特徴点Ptとして利用し、特徴点Ptの電圧値から精度の高い推定が可能となる。
また、本実施形態では、変化量最大電圧値Vsだけでなく、電池温度Tに基づいてSOHの推定を行うので、広い温度範囲でSOHの推定精度を向上させることができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、微分曲線V-dQ/dVを算出する際に、組電池4を完全放電状態または完全放電に近い充電状態から充電を行うが、ピーク部Pが確実に表れる電圧Vの範囲で充電すればよい。例えば、図2〜6に示すような微分曲線V-dQ/dVとなる本実施形態の組電池4では、3.8Vから4.1V付近の電圧Vの範囲で充電すれば、ピーク部Pが現れる。これにより、SOHを推定する際に完全放電する必要がなく、SOHの推定時間を短縮することができる。
また、上記実施形態では、特徴点Ptを特定するために使用する直線Lを、ピーク部Pに内接する所定の半径Rの円Aの中心Cを結ぶ線としたが、これに限定するものではない。直線Lについては、図6に示すようにSOHが低下するに伴ってピーク部Pが右下に変化するに伴って、電池電圧Vが増加するに伴って微分値dQ/dVが減少するように右下がりに傾斜するような直線に適宜設定してもよい。
但し、上記実施形態のように直線Lを、ピーク部Pに内接する所定の半径Rの円Aの中心Cを結ぶ線にすることで、直線Lを容易に設定して特徴点Ptを容易に特定することができる。
また、本実施形態では、電気自動車に搭載された二次電池システム1として本発明を具体化したが、本発明は車両用に限定されるものではなく、例えば、工場や店舗等で利用される定置型の二次電池システムに具体化してもよい。
4 組電池(二次電池)
6 充放電制御部
9 温度センサ(温度検出部)
10 微分曲線算出部
15 特徴点特定部
16 SOH推定部(劣化指標推定部)

Claims (5)

  1. 二次電池の充放電を制御する充放電制御部と、
    二次電池の電池電圧Vと、前記電池電圧Vの変化量dVに対する前記二次電池の電池容量Qの変化量dQの割合である微分値dQ/dVとの関係を示す微分曲線V-dQ/dVを算出する微分曲線算出部と、
    前記電池電圧Vの所定の領域において現れる前記微分曲線V-dQ/dVのピーク部と、前記電池電圧Vが増加するに伴って前記微分値dQ/dVが減少するように傾斜する所定の直線との交点を特徴点として特定する特徴点特定部と、
    前記電池電圧Vの所定の領域において現れる前記微分曲線V-dQ/dVのピーク部に内接する所定の半径の円の接点を特徴点として特定する特徴点特定部と、
    前記特徴点の電池電圧に基づいて、前記二次電池の劣化指標を推定する劣化指標推定部と、
    を備えたことを特徴とする二次電池システム。
  2. 前記特徴点特定部は、前記微分曲線V-dQ/dVの前記ピーク部に内接する所定の半径の円の接点を前記特徴点として特定することを特徴とする請求項1に記載の二次電池システム。
  3. 前記特徴点特定部は、前記ピーク部と前記所定の半径の円との2つの接点のうち、低電圧側の接点を前記特徴点として特定することを特徴とする請求項2に記載の二次電池システム。
  4. 前記微分曲線算出部は、前記所定の領域より低い電池電圧から前記二次電池を充電して前記微分曲線を算出することを特徴とする請求項3に記載の二次電池システム。
  5. 前記二次電池の温度を検出する温度検出部を備え、
    前記劣化指標推定部は、前記特徴点の電池電圧と前記二次電池の温度とに基づいて、前記二次電池の劣化指標を推定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の二次電池システム。
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