JP2019155849A - 画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷料を前払いするか後払いするかをユーザが選択可能にする。【解決手段】画像処理装置200は、ユーザからの入金に応じた入金情報を受付ける受信部と、第1支払方法(前払い)を選択する操作および第2支払方法(後払い)を選択する操作を受付ける操作受付部と、印刷ジョブの実行に応じて画像を印刷する印刷実行部と、第1支払方法が選択された場合、画像を印刷するために課金された金額以上の入金情報が受付けられたことを条件に当該画像の印刷を可能にするとともに、第2支払方法が選択された場合、入金情報が受付けられていない場合であっても画像の印刷を可能とする印刷制御部(印刷制御部210)と、第2支払方法が選択され、印刷ジョブの実行が終了した場合、画像を印刷するために課金された金額に応じた後払い情報を外部に送信する送信部と、を備えることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理方法に関する。
従来から、印刷料の支払いを条件に、画像が印刷できる画像処理装置が知られている。例えば、特許文献1には、現金をコインラックに予め入金(前払い)し、印刷の開始ボタンを操作することで、画像が印刷される画像処理装置が開示される。以上の従来技術では、印刷料を前払いする必要がある。
しかし、ユーザによっては、印刷料の後払いを希望する場合がある。印刷料の後払いが可能な場合、印刷の時点では現金が不要になるという利点がある。ただし、印刷料の後払いのみを可能とした場合、印刷料を前払いしたいユーザの希望に沿えないという新たな問題が生じる。以上の事情を考慮して、本発明は、印刷料を前払いするか後払いするかをユーザが選択可能にすることを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、ユーザの認証情報を受け付ける認証情報受付部と、ユーザからの入金に応じた入金情報を受付ける第1の受信部と、第1支払方法を選択する操作および第2支払方法を選択する操作を受付ける操作受付部と、ユーザに紐づいたジョブリストを受信する第2の受信部と、ジョブリストに含まれる印刷ジョブの実行に応じて画像を印刷する印刷実行部と、第1支払方法が選択された場合、画像を印刷するために課金された金額以上の入金情報が受付けられたことを条件に当該画像の印刷を可能にするとともに、第2支払方法が選択された場合、入金情報が受付けられていない場合であっても画像の印刷を可能とする印刷制御部と、第2支払方法が選択され、印刷ジョブの実行が終了した場合、画像を印刷するために課金された金額に応じた後払い情報をユーザの認証情報に関連付けて外部に送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、印刷料を前払いするか(第1支払方法で支払うか)後払い(第2支払方法で支払うか)するかをユーザが選択可能になる。
画像処理システムの各装置の一例を説明するための図である。 供用コンピュータ、個人用コンピュータ、コインラック、認証サーバおよび課金管理サーバの機能構成を説明するための図である。 画像処理装置の機能構成を説明するための図である。 支払方法選択画面の一例の模擬図である。 前払い認証画面の一例の模擬図である。 後払い認証画面の一例の模擬図である。 ジョブリスト画面の一例の模擬図である。 印刷確認画面の一例の模擬図である。 印刷ジョブ記憶部に記憶された印刷ジョブの一例を説明するための図である。 印刷ジョブが印刷ジョブ蓄積部に蓄積されるまでの構成の一例を説明するためのシーケンス図である。 印刷料の支払方法として前払いが選択された場合の一例を説明するためのシーケンス図である。 印刷料の支払方法として後払いが選択された場合の一例を説明するためのシーケンス図である。
以下、本発明を図面に示した実施形態により詳細に説明する。
図1は、本実施形態における画像処理システムSの各装置を説明するための図である。図1に示す通り、画像処理システムSは、供用コンピュータ100A、個人用コンピュータ100B、画像処理装置200、コインラック300、認証サーバ400および課金管理サーバ500を含んで構成される。以上の各構成は、ネットワークを介して相互に通信可能である。
供用コンピュータ100Aは、複数のユーザにより使用される。例えば、供用コンピュータ100Aは、図書館等の供用施設に設置される。個人用コンピュータ100Bは、当該個人用コンピュータ100Bにログインするための情報(パスワード等)を知っているユーザにより使用される。本実施形態では、供用コンピュータ100Aおよび個人用コンピュータ100Bを「コンピュータ100」と総称する場合がある。コンピュータ100は、ユーザが指定した画像を含む印刷ジョブを送信可能である。
画像処理装置200は画像を印刷する。例えば、一般的なプリンタ装置が画像処理装置200として採用され得る。なお、画像処理装置200として、プリント機能に加え、コピー機能およびスキャナ機能を有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)を採用してもよい。
画像処理装置200は、プロセッサおよびメモリを含む。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)が採用され、メモリに格納されたプログラムを実行する。メモリは、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)またはSRAM(Static Random Access Memory)、フラッシュメモリが採用され、プロセッサが実行するプログラムを記憶する。
図1に示す通り、画像処理装置200は、印刷制御部210、支払方法制御部220、前払い制御部230、後払い制御部240、印刷ジョブ蓄積部250、セキュアプリント制御部260、認証部270および印刷実行部280を含んで構成される。以上の各構成は、画像処理装置200のプロセッサがプログラムを実行することで実現される。
画像処理装置200は、コンピュータ100からの印刷ジョブを受信する。印刷制御部210は、印刷ジョブに応じた画像を印刷可能とする。画像処理装置200で画像を印刷する場合、ユーザは印刷料の支払いを要する。印刷料は、例えば、印刷ページの枚数およびカラーで印刷するかモノクロで印刷するかに応じる。印刷実行部280は、印刷制御部210に制御され、印刷ジョブに応じた画像を印刷する。
本実施形態では、画像を印刷する前に印刷料を支払うか(前払い)、画像を印刷した後に印刷料を支払うか(後払い)をユーザが選択可能に構成される。詳細には後述するが、印刷料を前払いにするか後払いにするかの選択は、上述の支払方法制御部220により可能になる。
コインラック300は金銭を投入可能に構成される。例えば、コインラック300は、画像処理装置200の近傍に設置される。上述した通り、本実施形態では印刷料を前払いするか後払いするかをユーザが選択できる。コインラック300には、印刷料を前払いする場合に金銭が投入(入金)される。コインラック300に投入された金銭に応じた入金情報が画像処理装置200の前払い制御部230に送信される。前払い制御部230は、入金情報を受信した場合に印刷を可能にする。
一方、ユーザが後払いを選択した場合、コインラック300に金銭を投入することなく、画像の印刷が可能である。具体的には、ユーザは、ICカード(特定の記憶媒体)を用いることにより、印刷料を後払いで印刷が可能である。ICカードには、当該ICカードの所有者を特定可能なユーザID(認証情報)が記憶される。なお、ユーザIDを記憶する記憶媒体としてICカードを採用したが、他の記憶媒体を採用してもよい。例えば、ユーザが所持する携帯用コンピュータに認証情報が記憶される構成としてもよい。
画像処理装置200の認証部270には、ユーザが所持するICカードのユーザIDが入力可能である。具体的には、画像処理装置200には、ICカードが記憶するユーザIDを読取可能なカードリーダが設けられる。カードリーダから読み取られたユーザIDが認証部270に入力され、後払いによる印刷が可能になる。
画像処理装置200には、ユーザが操作可能なタッチパネルが設けられる。タッチパネルを操作することでユーザIDを入力できる。なお、ユーザIDを入力する操作部としてタッチパネルを採用したが、他の操作部を採用してもよい。例えば、押しボタン式の操作部を採用してもよい。
認証サーバ400は、ユーザIDを入力したユーザが、印刷料の後払いが可能なユーザであるか否かを判断する。画像処理装置200の後払い制御部240は、印刷料の後払いが選択され、画像が印刷された場合、当該画像の印刷に要した金額を特定可能な後払い情報を外部に送信する。後払い制御部240から送信された後払い情報は、課金管理サーバ500に記憶される。
本実施形態では、課金管理サーバ500に記憶された後払い情報に応じて、ユーザ毎に印刷料(後払いの印刷料)が算出される。後払いの印刷料は適宜な方法で支払われる。例えば、上述のICカードを専用の装置に挿入することで、当該ICカードに入金が可能な構成とし、ICカードに入金された金銭から後払いの印刷料が引き落とされる構成が好適である。
印刷ジョブ蓄積部250は印刷ジョブを記憶する。上述した通り、コンピュータ100から印刷ジョブが送信される。コンピュータ100から送信された印刷ジョブは、画像処理装置200で受信され、印刷ジョブ蓄積部250に記憶される。
セキュアプリント制御部260は、セキュアプリントを可能にする手段である。具体的には、印刷ジョブ蓄積部250が記憶する印刷ジョブで画像を印刷する場合、ユーザの認証を要する。本実施形態では、支払方法として前払い(第1支払方法)を選択した場合および後払い(第2支払方法)を選択した場合の双方で、セキュアプリントが可能である。
図2は、供用コンピュータ100A、個人用コンピュータ100B、コインラック300、認証サーバ400および課金管理サーバ500の機能を詳細に説明するための図である。
供用コンピュータ100Aは、印刷ジョブ生成部101Aおよび送信部102Aを含む。印刷ジョブ生成部101Aは印刷ジョブを生成する。具体的には、ユーザは、供用コンピュータ100Aを適宜に操作し、印刷を希望する画像を指定する。また、画像を指定した場合、ユーザIDおよびパスワードをユーザ自身が決定し、供用コンピュータ100Aに入力する。以上のユーザIDおよびパスワードを画像処理装置200に入力することで、供用コンピュータ100Aで指定した画像を印刷できる。
印刷ジョブ生成部101Aは、ユーザが指定した画像およびユーザIDおよびパスワードを含む印刷ジョブを生成する。印刷ジョブ生成部101Aにより生成された印刷ジョブは、送信部102Aにより画像処理装置200に送信される。
個人用コンピュータ100Bは、印刷ジョブ生成部101Bおよび送信部102Bを含む。印刷ジョブ生成部101Bは印刷ジョブを生成する。具体的には、個人用コンピュータ100Bを適宜にユーザが操作し、印刷を希望する画像を指定する。また、個人用コンピュータ100Bには、ユーザ(個人用コンピュータ100Bの所有者)が予め入力したユーザIDおよびパスワードが記憶される。印刷ジョブ生成部101Bは、画像が指定された場合、個人用コンピュータ100Bに記憶されたユーザIDおよびパスワードおよび当該画像を含む印刷ジョブを自動的に生成する。
上述の供用コンピュータ100Aでは、画像処理装置200で画像を印刷するためのユーザIDおよびパスワードをユーザが毎回考えて入力する必要がある。一方、個人用コンピュータ100Bでは、ユーザIDおよびパスワードをユーザが毎回考える必要は無い。印刷ジョブ生成部101Bにより生成された印刷ジョブは、送信部102Bにより画像処理装置200に送信される。なお、個人用コンピュータ100Bで画像を指定する際に、ユーザIDおよびパスワードをユーザが手入力できる構成としてもよい。
また、上述のICカードを所持するユーザは、供用コンピュータ100Aまたは個人用コンピュータ100Bで画像を指定した場合、自身のICカードのユーザIDを入力できる。ユーザIDが入力された場合、当該ユーザIDを含む印刷ジョブが生成される。なお、ICカードのユーザIDが個人用コンピュータ100Bに予め記憶され、印刷ジョブに自動で付加される構成としてもよい。以上の構成では、コンピュータ100が印刷ジョブを生成する場合、および、画像処理装置200で画像を印刷する場合との双方で、ユーザIDを手入力する必要がないという利点がある。
コインラック300は、前払い料金管理部301および送受信部302を含む。上述した通り、コインラック300には、印刷料を前払いする場合に金銭が投入される。前払い料金管理部301は、コインラック300に投入された金銭の合計金額を入金情報として記憶する。送受信部302は、前払い料金管理部301が記憶する入金情報を画像処理装置200に送信する。
画像が印刷された場合、当該画像の印刷料が画像処理装置200からコインラック300に送信される。前払い料金管理部301は、画像が印刷された場合、当該画像の印刷に要した印刷料を入金情報から減算する。仮に、入金情報から印刷料を減算した結果が数値「0」より大きい場合(印刷料より多い金額の金銭が投入されていた場合)、前払い料金管理部301は、お釣りをユーザに返却する。
認証サーバ400は、送受信部401および認証情報記憶部402を含む。送受信部401は、画像処理装置200と各種の情報を通信する。上述した通り、認証サーバ400は、印刷料の後払いが可能なユーザを認証するために設けられる。具体的には、認証情報記憶部402は、ユーザのICカードのユーザIDと一致するユーザIDを記憶する。また、認証情報記憶部402には、ユーザIDに対応してログイン情報が記憶される。ログイン情報は、当該ログイン情報に対応するユーザIDが照会された時刻等を特定可能な情報である。
ユーザにより、画像処理装置200(認証部270)にユーザIDが入力された場合、当該ユーザIDが認証サーバ400に送信される。認証サーバ400の送受信部401は、画像処理装置200から送信されたユーザIDを受信し、当該ユーザIDを認証情報記憶部402が記憶するユーザIDと比較する。比較した結果は、認証サーバ400の送受信部401により画像処理装置200へ送信される。
課金管理サーバ500は、後払い料金管理部501、送受信部502および後払い情報記憶部503を含む。送受信部502は、画像処理装置200と各種の情報を通信する。後払い料金管理部501は、画像処理装置200から送信された後払い情報をユーザ毎に後払い情報記憶部503に記憶する。
本実施形態の課金管理サーバは、複数の画像処理装置200から複数のユーザの後払い情報を受信し、後払い情報をユーザ毎に記憶する。以上の構成によれば、例えば各ユーザの各後払い情報を画像処理装置の各々に記憶する構成と比較して、後払い情報の管理が容易になるという利点がある。
図3は、画像処理装置200の機能を詳細に説明するための図である。上述した通り、画像処理装置200は、印刷制御部210、支払方法制御部220、前払い制御部230、後払い制御部240、印刷ジョブ蓄積部250、セキュアプリント制御部260および認証部270を含む。
支払方法制御部220は、表示部221、操作受付部222および制御開始要求部223を含む。表示部221(表示部)は、上述のタッチパネルに支払方法選択画面GA(後述の図4参照)を表示させる。支払方法選択画面GAは、画像の印刷料を前払いするか後払いするかをユーザに選択させるための画面である。
制御開始要求部223は、予め定められた契機で支払方法選択画面GAの表示を開始させる。支払方法選択画面GAを表示する契機は適宜に設定できる。例えば、セキュアプリントを開始させるボタンをタッチパネルに表示し、当該ボタンが操作された契機で支払方法選択画面GAが表示される構成が好適である。
図4は、本実施形態の支払方法選択画面GAの模擬図である。図4に示す通り、支払方法選択画面GAには、支払方法の選択をユーザに指示するメッセージが表示される。また、支払方法選択画面GAは、前払いボタンBa1および後払いボタンBa2を含む。前払いボタンBa1が操作された場合、印刷料を前払いで(コインラック300に金銭を投入することで)印刷が可能になる。一方、後払いボタンBa2が操作された場合、印刷料を後払い(ICカードを用いて)印刷が可能になる。
図3に説明を戻す。支払方法制御部220の操作受付部222は、上述の支払方法選択画面GA(前払いボタンBa1、後払いボタンBa2)に対するユーザの操作を受付ける。支払方法制御部220は、操作受付部222が受付けた操作に応じた画面(後述の図5に示す前払い認証画面GBまたは図6に示す後払い認証画面GC)の表示要求をセキュアプリント制御部260にする。
セキュアプリント制御部260は、表示部261、操作受付部262、ジョブリスト要求部263、ジョブコスト算出部264、課金処理部265、印刷指示部266および送受信部267を含む。セキュアプリント制御部260の表示部261は、上述の操作受付部222が受付けた操作(前払いを選択する操作、後払いを選択する操作)に応じた画面を表示させる。例えば、前払いを選択する操作がされた場合、表示部261は前払い認証画面GBを表示させる。
図5は、本実施形態の前払い認証画面GBの模擬図である。上述した通り、印刷料の前払いをユーザが選択した場合、前払い認証画面GBが表示される。図5に示す通り、前払い認証画面GBはキャンセルボタンBb1を含む。キャンセルボタンBb1が操作された場合、支払方法として前払いを選択したことがキャンセルされ、上述の支払方法選択画面GAに戻る。前払い認証画面GBは、ユーザIDを入力すべき旨のメッセージが表示される。
図5に示す通り、前払い認証画面GBはキーボードBb2を含む。キーボードBb2には「A〜Z」のアルファベットおよび「0〜9」の数字が表示される。キーボードBb2を適宜に操作することで、ユーザは自身のユーザIDを入力する。
セキュアプリント制御部260の操作受付部262は、上述の前払い認証画面GBに対するユーザIDの入力操作を受付ける。また、ユーザIDが入力された場合、パスワードの入力を要求する画面が表示される。操作受付部262は、パスワードの入力操作を受付ける。ジョブリスト要求部263は、ユーザが入力したユーザIDおよびパスワードを含む全ての印刷ジョブを示すジョブリストを印刷ジョブ蓄積部250に要求する。
以上の通り、前払いを選択する操作がされた場合、表示部261は前払い認証画面GBを表示させる。一方、後払いを選択する操作がされた場合、表示部261は後払い認証画面GCを表示させる。
図6は、本実施形態の後払い認証画面GCの模擬図である。図6に示す通り、後払い認証画面GCはキャンセルボタンBc1を含む。キャンセルボタンBc1が操作された場合、支払方法として後払いを選択したことがキャンセルされ、上述の支払方法選択画面GAに戻る。また、後払い認証画面GCは、ICカードをカードリーダにかざすべき旨のメッセージが表示される。
ICカードからユーザIDが入力された場合、ジョブリスト要求部263は、当該ユーザIDを含む全ての印刷ジョブを示すジョブリストを印刷ジョブ蓄積部250に要求する。ジョブリスト要求部263が要求したジョブリストを送受信部267が受信した場合、当該ジョブリストを表示するジョブリスト画面GDが表示される。
ところで、なりすましのユーザが印刷料の後払いを選択し、画像を印刷した場合、正規のユーザが金銭的な被害を受けるという不都合が想定される。ICカードに記憶された認証情報(ユーザID)では、ユーザが手入力した認証情報より当該ユーザの認証が高精度になるという事情がある。ICカードにより後払いで印刷が可能になる本実施形態によれば、上述の不都合が抑制されるという効果が奏せられる。ただし、ユーザが手入力した認証情報より、後払いによる印刷が可能な構成としてもよい。
図7は、本実施形態のジョブリスト画面GDの模擬図である。図7の具体例では、5個の印刷ジョブを含むジョブリストが表示される。図7に示す通り、ジョブリスト画面GDは、印刷ボタンBd1および選択ボタンBd2を含む。また、ジョブリスト画面GDには、印刷対象となる画像の名称および作成日時、当該画像の印刷料が印刷ジョブ毎に表示される。
選択ボタンBd2は、印刷ジョブに対応して表示される。選択ボタンBd2は、ユーザに操作される毎に、選択態様または非選択態様に切替えて表示される。図7の具体例では、下から2番目に表示された印刷ジョブの選択ボタンBd2が非選択態様で表示され、他の印刷ジョブの選択ボタンBd2が選択態様で表示される。
印刷ボタンBd1が操作された場合、各印刷ジョブのうち選択ボタンBd2が選択態様の印刷ジョブの画像が印刷される。以上の構成によれば、コンピュータ100で指定した複数種類の画像から、印刷する画像と印刷しない画像とを画像処理装置200で選択可能である。
図3に説明を戻す。セキュアプリント制御部260のジョブコスト算出部264は、ジョブリスト画像GDで選択した画像の印刷に要する印刷料の合計を算出する。ジョブコスト算出部264が算出した印刷料は、画像処理装置200のタッチパネルに表示される。具体的には、ジョブリスト画面GDの印刷ボタンBd1(上述の図7参照)が操作された場合、印刷確認画面GE(1、2)が表示される。ジョブコスト算出部264が算出した印刷料は、印刷確認画面GEに表示される。
図8(a)および図8(b)は、本実施形態の印刷確認画面GEの模擬図である。印刷確認画面GEは、印刷確認画面GE1および印刷確認画面GE2を含む。印刷確認画面GE1は、支払方法選択画面GA(上述の図4参照)で前払いが選択された場合に表示される。一方、印刷確認画面GE2は、支払方法選択画面GAで後払いが選択された場合に表示される。
図8(a)は、印刷確認画面GE1の模擬図である。図8(a)に示す印刷確認画面GE1の具体例では、ジョブリスト画面GD(上述の図7参照)で、印刷料が20円の画像が2枚、印刷料が40円の画像が1枚および印刷料が80円の画像が1枚選択された場合を想定する。以上の場合、印刷確認画面GE1には、印刷料の合計(以下「印刷コスト」という)が160円である旨のメッセージが表示される。以上の場合、課金処理部265は、印刷コストの入金情報を前払い制御部230に対して要求する。
本実施形態では、印刷料の前払いが選択された場合、印刷確認画面GE1が表示される期間において、印刷コスト以上の金銭がコインラック300に投入されたことで、印刷の開始条件が満たされる。例えば、図8(a)の例では、160円以上の金銭がコインラック300に投入された場合に印刷が開始される。図8(a)に示す通り、印刷確認画面GE1はキャンセルボタンBe1を含む。キャンセルボタンBe1が操作された場合、選択した支払方法および印刷ジョブがキャンセルされる。
図8(b)は、印刷確認画面GE2の模擬図である。印刷確認画面GE2には、上述の印刷確認画面GE1と同様に、印刷コストが表示される。また、印刷確認画面GE2は、上述のキャンセルボタンBe1を含む。印刷確認画面GE2のキャンセルボタンBe1が操作された場合、印刷確認画面GE1のキャンセルボタンBe1が操作された場合と同様に、選択した支払方法および印刷ジョブがキャンセルされる。
また、印刷確認画面GE2は開始ボタンBe2を含む。印刷料の後払いが選択された場合、印刷確認画面GE2が表示される期間において、開始ボタンBe2が操作されたことで、印刷の開始条件が満たされる。以上の説明から理解される通り、印刷料の前払いが選択された場合、コインラック300への金銭の投入を契機に画像の印刷が開始され、印刷料の後払いが選択された場合、開始ボタンBe2の操作を契機に画像の印刷が開始される。
なお、印刷の開始条件は適宜に変更してもよい。例えば、印刷料の前払いを選択した場合、コインラック300へ金銭を投入した後に、開始ボタンBe2が表示される構成としてもよい。以上の構成では、前払いを選択した場合であっても、開始ボタンBe2の操作を契機に印刷が開始される。セキュアプリント制御部260の印刷指示部266は、上述の印刷の開始条件の何れかが成立した場合、印刷指示を送受信部267に送信させる。
図3に説明を戻す。前払い制御部230は、送受信部231および印刷許可部232を含む。送受信部231は、上述の印刷確認画面GE1が表示される期間において、コインラック300に対して入金情報(投入された金銭の合計)を要求する。また、送受信部231(受信部)は、コインラック300から入金情報を受付ける。印刷許可部232は、コインラック300から受信した入金情報が印刷コスト以上である場合(印刷の開始条件が満たされた場合)、その旨をセキュアプリント制御部260に送信する。また、前払い制御部230は、印刷コストを超えて投入された金銭を返却する。
後払い制御部240は送受信部241を含む。送受信部241(送信部)は、上述の印刷確認画面GE2の開始ボタンBe2が操作され、画像が印刷された場合、後払い情報を外部に送信する。後払い情報は、印刷コストを特定可能な情報である。
印刷制御部210は、印刷指示が送信された場合に画像の印刷を実行させる。図3に示す通り、印刷制御部210は、印刷ジョブ要求部211および送受信部212を含む。
印刷ジョブ要求部211は、セキュアプリント制御部260(印刷指示部266)から印刷指示が送信された場合、印刷ジョブ蓄積部250に対して印刷ジョブを要求することを決定する。送受信部212は、印刷ジョブの要求を印刷ジョブ蓄積部250に送信し、印刷ジョブ蓄積部250から印刷ジョブを受信する。印刷実行部280は、画像処理部281およびエンジン制御部102を含む。画像処理部281は印刷ジョブに含まれる画像(画像データ)に基づいて描画情報を生成する。エンジン制御部102は、生成された描画情報に基づき、記録媒体(例えば用紙)に対して印刷を実行する。
印刷ジョブ蓄積部250は、送受信部251、ジョブリスト生成部252、印刷ジョブ解析部253および印刷ジョブ記憶部254を含む。コンピュータ100から送信された印刷ジョブは、印刷ジョブ蓄積部250の送受信部251で受信され、印刷ジョブ記憶部254に記憶される。
印刷ジョブ解析部253は、送受信部251が受信した印刷ジョブを解析し、当該印刷ジョブで印刷される画像の印刷料を算出する。印刷ジョブ記憶部254は、印刷ジョブと当該印刷ジョブで印刷される画像の印刷料とを対応させて記憶する。印刷ジョブ解析部253が算出した印刷料は、ジョブリスト画面GD(上述の図7参照)に表示される。また、上述のジョブコスト算出部264は、ジョブリストに含まれる各印刷ジョブに対応する各印刷料を合計して印刷コストを算出する。
ジョブリスト生成部252は、上述のジョブリスト要求部263からジョブリストを要求された場合、ユーザに応じた印刷ジョブを選択してジョブリストを生成する。ジョブリスト生成部252が生成したジョブリストは、送受信部251により送信される。
図9は、印刷ジョブ蓄積部250(印刷ジョブ記憶部254)に記憶された印刷ジョブの一例を説明するための図である。図9に示す通り、印刷ジョブの各々は、ジョブID、ユーザID、ファイル名、当該ファイルの作成日および作成時刻、印刷料を含む。印刷ジョブのファイル名により、当該印刷ジョブで印刷される画像が特定される。なお、印刷ジョブの構成は、以上の例に限定されない。例えば、印刷ジョブに印刷料が含まれない構成としてもよい。
図3に説明を戻す。認証部270は、送受信部271、認証受付部272および認証要求部273を含む。また、認証部270は、後払い認証画面GC(上述の図6参照)を表示させる。認証受付部272には、後払いを選択したユーザのユーザIDが入力される。認証要求部273は、認証受付部272に入力されたユーザIDを送受信部271により認証サーバ400へ送信する。
画像処理装置200から送信されたユーザIDと認証サーバ400(認証情報記憶部402)が記憶するユーザIDとが一致するか否かが判断され、一致する場合は後払いを許容する旨の情報が認証サーバ400から認証部270に送信される。後払いを許容する旨の情報が認証サーバ400から受信された場合、セキュアプリント制御部260(ジョブリスト要求部263)によりジョブリストが要求される。
以上の本実施形態によれば、印刷料を前払いするか(第1支払方法で支払うか)後払い(第2支払方法で支払うか)するかをユーザが選択可能になる。また、印刷料を前払いする場合と後払いする場合との双方で、セキュアプリントが可能になるという利点がある。
図10は、印刷ジョブが印刷ジョブ蓄積部250に蓄積されるまでの具体例を説明するためのシーケンス図である。
個人用コンピュータ100Bを操作し、印刷する画像を指定することで、ユーザIDを含む印刷ジョブが印刷ジョブ蓄積部250に送信される(図10のS1)。個人用コンピュータ100Bから送信される印刷ジョブには、予め定められたユーザIDが自動で付加される。
印刷ジョブ蓄積部250(印刷ジョブ解析部253)は、個人用コンピュータ100Bから印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブで画像を印刷する場合の印刷料を計算する(図10のS2)。その後、印刷ジョブ蓄積部250は、印刷ジョブと当該印刷ジョブから計算した印刷料とを対応させて印刷ジョブ記憶部254に記憶する(図10のS3)。
供用コンピュータ100Aを操作し、印刷する画像を指定することで、ユーザIDを含む印刷ジョブが印刷ジョブ蓄積部250に送信される(図10のS4)。供用コンピュータ100Aから送信される印刷ジョブには、供用コンピュータ100Aにユーザ自身が入力したユーザIDが付加される。
印刷ジョブ蓄積部250(印刷ジョブ解析部253)は、供用コンピュータ100Aが印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブで画像を印刷する場合の印刷料を計算する(図10のS5)。その後、印刷ジョブ蓄積部250は、印刷ジョブと当該印刷ジョブから計算した印刷料とを対応させて印刷ジョブ記憶部254に記憶する(図10のS6)。
図11は、印刷料の支払方法として前払いが選択された場合の具体例を説明するためのシーケンス図である。
支払方法制御部220は、支払方法選択画面GAを表示し、ユーザに対して支払方法の選択を指示する(図11のSa1)。支払方法制御部220は、印刷料の前払いが選択された場合、セキュアプリント制御部260に対して前払い認証画面GBの表示を要求する(図11のSa2)。セキュアプリント制御部260(表示部261)は、以上の要求がされた場合、前払い認証画面GBを表示する(図11のSa3)。
セキュアプリント制御部260(ジョブリスト要求部263)は、前払い認証画面GBにユーザIDが入力された場合、当該ユーザIDに応じたジョブリストを印刷ジョブ蓄積部250に要求する(図11のSa4)。印刷ジョブ蓄積部250(ジョブリスト生成部252)は、ジョブリストの要求に応じて、ジョブリストを生成し(図11のSa5)、セキュアプリント制御部260に送信する(図11のSa6)。
セキュアプリント制御部260は、ジョブリストを受信すると、当該ジョブリストを示すジョブリスト画面GDを表示し、印刷ジョブの選択操作を受付ける(図11のSa7)。セキュアプリント制御部260は、ジョブリスト画面GDにおける印刷ボタンBd1の操作に応じて、印刷確認画面GE1を表示する(図11のSa8)。
印刷確認画面GE1が表示される期間において、セキュアプリント制御部260は、入金情報を前払い制御部230に要求する(図11のSa9)。前払い制御部230は、コインラック300に対して、入金があった場合に入金情報を送信すべき指示をする(図11のSa10)。コインラック300は、ユーザからの入金を受付け(図11のSa11)、入金があった場合に入金情報を前払い制御部230に送信する(図11のSa12)。
前払い制御部230は、コインラック300からの入金情報が印刷コスト(印刷料の合計)に達した場合、印刷の実行を許可する(図11のSa13)。セキュアプリント制御部260は、印刷の実行が許可された場合、印刷制御部210に対して印刷の実行を指示する(図11のSa14)。印刷制御部210は、印刷の実行が指示された場合、上述のステップSa7で選択された印刷ジョブのうちの1個を印刷ジョブ蓄積部250に要求する(図11のSa15)。印刷ジョブ蓄積部250は、印刷制御部210に要求された印刷ジョブを応答する(図11のSa16)。
印刷制御部210は、印刷ジョブによる印刷が終了した場合、印刷が完了した旨をセキュアプリント制御部260に送信する(図11のSa17)。以上のステップSa14からステップSa17は、ステップSa7で選択された全ての印刷ジョブによる印刷が終了するまで繰返し実行される。セキュアプリント制御部260は、全ての印刷ジョブによる印刷が終了した場合、前払いで印刷料を支払うための制御を終了する指示を支払方法制御部220に送信する(図11のSa18)。
図12は、印刷料の支払方法として後払いが選択された場合の具体例を説明するためのシーケンス図である。支払方法制御部220は、支払方法選択画面GAを表示し、ユーザに対して支払方法の選択を指示する(図12のSb1)。支払方法制御部220は、印刷料の後払いが選択された場合、セキュアプリント制御部260に対して後払い認証画面GCの表示を要求する(図12のSb2)。セキュアプリント制御部260は、支払方法制御部220の要求に応じて後払い認証画面GCを表示する(図12のSb3)。
認証部270は、後払い認証画面GCが表示される期間においてユーザIDが入力された場合、当該ユーザIDの適否(後払いが可能なユーザか否か)の判断を認証サーバ400に要求する(図12のSb4)。認証サーバ400は、ユーザIDの適否を判断し、判断結果を認証部270に送信する(図12のSb5)。
認証部270は、認証サーバ400でユーザIDが適当であると判断された場合、ジョブリストの表示をセキュアプリント制御部260に要求する(図12のSb6)。なお、ユーザIDが適当ではないと判断された場合、例えば「認証エラー」というメッセージを表示する。
セキュアプリント制御部260は、ジョブリストの表示が要求されると、ユーザIDに応じたジョブリストを印刷ジョブ蓄積部250に要求する(図12のSb7)。印刷ジョブ蓄積部250は、ジョブリストの要求に応じてジョブリストを生成し(図12のSb8)、セキュアプリント制御部260に送信する(図12のSb9)。
セキュアプリント制御部260は、ジョブリストを受信すると、当該ジョブリストを示すジョブリスト画面GDを表示し、印刷ジョブの選択操作を受付ける(図12のSb10)。セキュアプリント制御部260は、ジョブリスト画面GDにおける印刷ボタンBd1の操作に応じて、印刷確認画面GE2を表示する。その後、印刷確認画面GE2の開始ボタンBe2の操作を受付ける(図12のSb11)。
セキュアプリント制御部260は、開始ボタンBe2が操作された場合、印刷制御部210に対して印刷の実行を指示する(図12のSb12)。印刷制御部210は、印刷の実行が指示された場合、上述のステップSb10で選択された印刷ジョブのうちの1個を印刷ジョブ蓄積部250に要求する(図12のSb13)。印刷ジョブ蓄積部250は、印刷制御部210に要求された印刷ジョブを応答する(図12のSb14)。
印刷制御部210は、印刷ジョブによる印刷が終了した場合、印刷が完了した旨をセキュアプリント制御部260に送信する(図12のSb15)。セキュアプリント制御部260は、画像の印刷が完了した場合、当該画像の印刷料を後払い制御部240に送信する(図12のSb16)。後払い制御部240は、印刷料を受信すると、当該印刷料に応じた後払い情報をユーザIDに関連付けて課金管理サーバ500に送信する(図12のSb17)。
以上のステップSb12からステップSb17は、ステップSb10で選択された全ての印刷ジョブによる印刷が終了するまで繰返し実行される。セキュアプリント制御部260は、全ての印刷ジョブによる印刷が終了した場合、後払いで印刷料を支払うための制御を終了する指示を支払方法制御部220に送信する(図12のSb18)。
<本実施形態の態様例の作用、効果のまとめ>
<第1態様>
本態様の画像処理装置200は、ユーザの認証情報を受け付ける認証情報受付部と、ユーザからの入金に応じた入金情報を受付ける第1の受信部(送受信部231)と、第1支払方法(前払い)を選択する操作および第2支払方法(後払い)を選択する操作を受付ける操作受付部(操作受付部222)と、前記ユーザに紐づいたジョブリストを受信する第2の受信部と、ジョブリストに含まれる印刷ジョブの実行に応じて画像を印刷する印刷実行部(印刷実行部280)と、第1支払方法が選択された場合、画像を印刷するために課金された金額(印刷コスト)以上の入金情報が受付けられたことを条件に当該画像の印刷を可能にする(図11のSa13)とともに、第2支払方法が選択された場合、入金情報が受付けられていない場合であっても画像の印刷を可能とする印刷制御部(印刷制御部210)と、第2支払方法が選択され、印刷ジョブの実行が終了した場合、画像を印刷するために課金された金額に応じた後払い情報をユーザの認証情報に関連付けて外部に送信する送信部(送受信部241)と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、印刷料を前払いするか(第1支払方法で支払うか)後払い(第2支払方法で支払うか)するかをユーザが選択可能になる。
<第2態様>
本態様の画像処理装置200は、画像およびユーザの認証情報(ユーザID)を含む印刷ジョブを外部から取得し、当該印刷ジョブを記憶する印刷ジョブ蓄積部(印刷ジョブ蓄積部250)を備え、印刷制御部は、第1支払方法が選択された場合および第2支払方法が選択された場合の双方で、当該選択をしたユーザの認証情報を含む印刷ジョブの画像を印刷可能とすることを特徴とする。
本態様によれば、印刷料を前払いする場合と後払いする場合との双方で、セキュアプリントが可能になるという利点がある。
<第3態様>
本態様の画像処理装置200は、印刷制御部は、第1支払方法が選択された場合、特定の操作部(タッチパネル)が操作されて認証情報が入力されることで、当該認証情報を含む印刷ジョブの画像を印刷可能にするとともに、第2支払方法が選択された場合、特定の記憶媒体(ICカード)に記憶された認証情報が特定の装置で読取られることにより、当該認証情報を含む印刷ジョブの画像を印刷可能とすることを特徴とする。
ところで、なりすましのユーザが印刷料の後払いを選択し、画像を印刷した場合、正規のユーザが金銭的な被害を受けるという不都合が想定される。ICカードに記憶された認証情報では、ユーザが手入力した認証情報より当該ユーザの認証が高精度になるという事情がある。本態様によれば、後払いを選択した場合、特定の記憶媒体に記憶された認証情報によりユーザが認証され、該認証の結果に応じて印刷が可能にできるため、上述の不都合が抑制されるという効果が奏せられる。
<第4態様>
本態様の画像処理装置200は、複数の画像の各々を含む複数の印刷ジョブを表示するジョブリスト画面(図7参照)を表示可能な表示部(表示部261)を備え、ジョブリスト画面には、印刷ジョブの画像を印刷するために課金された金額が、印刷ジョブ毎に表示されることを特徴とする。
本態様によれば、各画像の各印刷料を別々に把握することができる。
<第5態様>
本態様の画像処理システムは、ユーザの認証情報を受け付ける認証情報受付部と、ユーザからの入金に応じた入金情報を受付ける第1の受信部と、第1支払方法を選択する操作および第2支払方法を選択する操作の何れかを受付ける操作受付部と、ユーザに紐づいたジョブリストを受信する第2の受信部と、ジョブリストに含まれる印刷ジョブの実行に応じて画像を印刷する印刷実行部と、第1支払方法が選択された場合、画像を印刷する場合に課金される金額以上の入金情報が受付けられたことを条件に当該画像の印刷を可能にするとともに、第2支払方法が選択された場合、入金情報が受付けられていない場合であっても画像の印刷を可能とする印刷制御部と、第2支払方法が選択され、印刷ジョブの実行が終了した場合、画像を印刷するために課金された金額に応じた後払い情報をユーザの認証情報に関連付けて外部に送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
以上の画像処理システムによれば、第1態様の画像処理装置200と同様に、印刷料を前払いするか後払いするかをユーザが選択可能になる。
<第6態様>
本態様の画像処理システムは、後払い情報をユーザ毎に記憶する課金管理サーバを備えること特徴とする。
本態様によれば、例えば各ユーザの各後払い情報を別々の装置に記憶する構成と比較して、後払い情報の管理が容易になるという利点がある。
<第7態様>
本態様の画像処理方法は、ユーザの認証情報を受け付けるステップと、ユーザからの入金に応じた入金情報を受付けるステップ(図11のSa12)と、第1支払方法を選択する操作および第2支払方法を選択する操作の何れかを受付けるステップ(図11のSa1および図12のSb1)と、ユーザに紐づいたジョブリストを受信するステップと、ジョブリストに含まれる印刷ジョブの実行に応じて画像を印刷するステップと、第1支払方法が選択された場合、画像を印刷するために課金された金額以上の入金情報が受付けられたことを条件に当該画像の印刷を可能にする(図11のSa13)とともに、第2支払方法が選択された場合、入金情報が受付けられていない場合であっても画像の印刷を可能とするステップ(図12のSb12)と、第2支払方法が選択され、印刷ジョブの実行が終了した場合、画像を印刷するために課金された金額に応じた後払い情報をユーザの認証情報に関連付けて外部に送信するステップ(図12のSb17)と、を実行することを特徴とする
以上の画像処理方法によれば、第1態様の画像処理装置200と同様に、印刷料を前払いするか後払いするかをユーザが選択可能になる。
100…コンピュータ、200…画像処理装置、210…印刷制御部、220…支払方法制御部、230…前払い制御部、240…後払い制御部、250…印刷ジョブ蓄積部、260…セキュアプリント制御部、270…認証部、280…印刷実行部、300…コインラック、400…認証サーバ、500…課金管理サーバ。
特開2004−164157公報

Claims (7)

  1. ユーザの認証情報を受け付ける認証情報受付部と、
    前記ユーザからの入金に応じた入金情報を受付ける第1の受信部と、
    第1支払方法を選択する操作および第2支払方法を選択する操作を受付ける操作受付部と、
    前記ユーザに紐づいたジョブリストを受信する第2の受信部と、
    前記ジョブリストに含まれる印刷ジョブの実行に応じて画像を印刷する印刷実行部と、
    前記第1支払方法が選択された場合、画像を印刷するために課金された金額以上の前記入金情報が受付けられたことを条件に当該画像の印刷を可能にするとともに、前記第2支払方法が選択された場合、前記入金情報が受付けられていない場合であっても画像の印刷を可能とする印刷制御部と、
    前記第2支払方法が選択され、前記印刷ジョブの実行が終了した場合、画像を印刷するために課金された金額に応じた後払い情報を前記ユーザの認証情報に関連付けて外部に送信する送信部と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像およびユーザの認証情報を含む前記印刷ジョブを外部から取得し、当該印刷ジョブを記憶する印刷ジョブ蓄積部を備え、
    前記印刷制御部は、前記第1支払方法が選択された場合および前記第2支払方法が選択された場合の双方で、当該選択をしたユーザの前記認証情報を含む前記印刷ジョブの画像を印刷可能とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記印刷制御部は、前記第1支払方法が選択された場合、特定の操作部が操作されて前記認証情報が入力されることで、当該認証情報を含む前記印刷ジョブの画像を印刷可能にするとともに、前記第2支払方法が選択された場合、特定の記憶媒体に記憶された前記認証情報が特定の装置で読取られることにより、当該認証情報を含む前記印刷ジョブの画像を印刷可能とすることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 複数の画像の各々を含む複数の印刷ジョブを表示するジョブリスト画面を表示可能な表示部を備え、
    前記ジョブリスト画面には、前記印刷ジョブの画像を印刷するために課金された金額が、前記印刷ジョブ毎に表示されることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像処理装置。
  5. ユーザの認証情報を受け付ける認証情報受付部と、
    前記ユーザからの入金に応じた入金情報を受付ける第1の受信部と、
    第1支払方法を選択する操作および第2支払方法を選択する操作を受付ける操作受付部と、
    前記ユーザに紐づいたジョブリストを受信する第2の受信部と、
    前記ジョブリストに含まれる印刷ジョブの実行に応じて画像を印刷する印刷実行部と、
    前記第1支払方法が選択された場合、画像を印刷する場合に課金される金額以上の前記入金情報が受付けられたことを条件に当該画像の印刷を可能にするとともに、前記第2支払方法が選択された場合、前記入金情報が受付けられていない場合であっても画像の印刷を可能とする印刷制御部と、
    前記第2支払方法が選択され、前記印刷ジョブの実行が終了した場合、画像を印刷するために課金された金額に応じた後払い情報を前記ユーザの認証情報に関連付けて外部に送信する送信部と、を備えることを特徴とする画像処理システム。
  6. 前記後払い情報をユーザ毎に記憶する課金管理サーバを備えること特徴とする請求項5に記載の画像処理システム。
  7. ユーザの認証情報を受け付けるステップと、
    前記ユーザからの入金に応じた入金情報を受付けるステップと、
    第1支払方法を選択する操作および第2支払方法を選択する操作の何れかを受付けるステップと、
    前記ユーザに紐づいたジョブリストを受信するステップと、
    前記ジョブリストに含まれる印刷ジョブの実行に応じて画像を印刷するステップと、
    前記第1支払方法が選択された場合、画像を印刷するために課金された金額以上の前記入金情報が受付けられたことを条件に当該画像の印刷を可能にするとともに、前記第2支払方法が選択された場合、前記入金情報が受付けられていない場合であっても画像の印刷を可能とするステップと、
    前記第2支払方法が選択され、前記印刷ジョブの実行が終了した場合、画像を印刷するために課金された金額に応じた後払い情報を前記ユーザの認証情報に関連付けて外部に送信するステップと、を実行することを特徴とする画像処理方法。
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