JP2019155510A - ダイカッター装置 - Google Patents

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博夫 道井
宮脇 浩
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Abstract

【課題】印刷装置で印刷された印刷物を該印刷装置とは別体のダイカッター装置でカット加工を行う場合に、ダイカッター装置に紙詰まり等の動作異常が発生しても、破損したり汚損したりする印刷物を少なく抑える。【解決手段】本発明は、貯留部に貯留されたシート材料の最上面の高さを検知する高さセンサ120、貯留部の底面を上下動させる昇降機構140、貯留部に貯留されたシート材料のうち最上部に位置し、その上面が所定の高さに位置するシート材料をダイカッターに供給する供給機構130、ダイカッターにおける異常状態の有無を検知する異常検知センサ150、貯留部に貯留されたシート材料の最上面の高さが所定の高さに維持されるように昇降機構140を制御する通常モード及び貯留部に貯留されたシート材料の最上面の高さが所定の高さよりも低くなるように昇降機構を制御する退避モードを切り替え可能に備え、異常検知センサ150が異常状態の発生を検知したことに基づいて通常モードから退避モードに切り替える制御部111を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、枚葉のシート材料に対して打ち抜きやハーフカット等のカット加工を施すダイカッター装置に関する。
1枚のシートを所定の形状に打ち抜いたり、タックシールのシール部分のみをハーフカットしたりする等のカット加工を行う装置としてロータリーダイカッターやプラテンダイカッター等のダイカッター装置が知られている。ロータリーダイカッターではシリンダ状のダイを回転させることによりカット加工が行われ、プラテンダイカッターでは平板状のダイを上下動させてカット加工が行われる。いずれのダイカッター装置も、シートを導入するための導入口の手前にシートの貯留部を備えており、該貯留部に貯留されたシートは供給機構によって導入口に供給された後、ダイカッターによるカット位置まで搬送される。
このようなダイカッター装置を用いて、文字や模様等の画像が印刷されたシート(以下、印刷物という。)を該画像の位置や形状に合わせてカット加工を行う場合がある。この場合、印刷物の画像の位置と、ダイに設けられた刃の位置(カット位置)を正確に合わせる必要がある。そのため、従来のダイカッター装置では、シート(印刷物)を供給するタイミングや搬送速度、ダイを回転したり上下動させたりするタイミング等を調整できるようになっている。
しかしながら、上記のダイカッター装置では、印刷装置で印刷された印刷物を作業者が一旦、回収して、ダイカッター装置の貯留部にセットする必要があり、時間や手間がかかる。そこで、印刷装置の排紙部とダイカッター装置の貯留部を近づけたり、これらの間を連結板等で連結したりする等により印刷装置の排紙部から印刷物が直接、ダイカッター装置の貯留部に排出されるように両装置を設置する方法が採られている。しかし、この方法では、ダイカッター装置の導入口に紙詰まりが発生した場合でも、印刷装置は印刷物を排出し続けるため、ダイカッター装置の貯留部に印刷物が溜まり、場合によっては溢れ出て破損したり汚損したりする。そのため、ダイカッター装置で紙詰まりが発生したら印刷装置を停止させる必要があるが、ダイカッター装置と印刷装置は別個の独立した装置であるため、両装置の動作は連動していない。従って、ダイカッター装置の紙詰まりの発生に合わせて印刷装置を停止させるためには、近くに作業者が待機していなければならず、不便である。なお、このような問題は、導入口以外の箇所に紙詰まりが発生した場合や紙詰まり以外の動作異常がダイカッター装置で発生した場合でも同様に生じる。
これに対して、例えば特許文献1に記載されているように、印刷機とダイカッターを一体化した装置が提供されている。このような装置では、通常、紙詰まり等の動作異常が発生すると、装置全体が自動的に停止する構成となっており、作業者が近くに待機する必要がない。
特開2007-276395号公報
印刷機とダイカッターが一体化された装置は印刷物をカット加工するには便利な反面、印刷が施されていないシート(非印刷物)にカット加工を行うことができない。そのため、非印刷物にカット加工を行う場合には、上記装置とは別にダイカッター装置を用意する必要がある。また、印刷機及びダイカッターの一方が故障した場合や一方の機能や性能を向上させたい場合でも、一方のみを別のものに置き換えることは容易ではない。
本発明が解決しようとする課題は、印刷装置で印刷された印刷物を該印刷装置とは別体のダイカッター装置でカット加工を行う場合に、ダイカッター装置に紙詰まり等の動作異常が発生しても、破損したり汚損したりする印刷物を少なく抑えることである。
上記課題を解決するために成された本発明は、枚葉のシート材料に対してダイカッターで所定のカット加工を施すダイカッター装置において、
a)上下動可能な底面を有する、シート材料を貯留するための貯留部と、
b)前記貯留部に貯留されたシート材料の最上面の高さを検知する高さセンサと、
c)前記貯留部の底面を上下動させる昇降機構と、
d)前記貯留部に貯留されたシート材料のうち最上部に位置し、且つ、その上面が所定の高さに位置するシート材料を前記ダイカッターに供給する供給機構と、
e)前記ダイカッターにおける異常状態の有無を検知する異常検知センサと、
f)前記貯留部に貯留されたシート材料の最上面の高さが前記所定の高さに維持されるように前記昇降機構を制御する通常モードと、前記貯留部に貯留されたシート材料の最上面の高さが前記所定の高さよりも低くなるように前記昇降機構を制御する退避モードとを切り替え可能に備える制御部と
を備え、
前記制御部が、前記異常検知センサが異常状態の発生を検知したことに基づいて前記通常モードから前記退避モードに切り替えることを特徴とする。
本発明では、通常モードの実行時は、貯留部内のシート材料の最上面が所定の高さに維持されるため、複数枚のシート材料がまとめて貯留部に貯留されている場合、或いは印刷装置から1枚ずつ排出されるシート材料が貯留部に貯留される場合のいずれにおいても、該貯留部内の最上部に位置するシート材料が供給機構によってダイカッターに供給される。一方、異常検知センサによって異常状態が検知されると通常モードから退避モードに切り替えられ、その結果、貯留部の底面が下降し、貯留部に貯留されたシート材料の最上面の高さが所定の高さよりも低くなる。従って、異常状態の検知後に印刷装置から排出される印刷物を貯留部に貯留することができる。また、貯留部内のシート材料の最上面の高さが所定高さよりも低いため、供給機構によって貯留部内のシート材料が新たにダイカッターに供給されることがない。なお、ダイカッターにおける異常状態とは、供給機構からダイカッターまでの経路にシート材料が詰まることやダイカッターの動作異常(例えば、ダイを回転又は上下動させる駆動機構の動作異常)をいいう。
上記構成においては、異常検知センサが異常状態の発生を検知したことを報知する報知手段を備えると良い。この構成では、周辺にいる作業者が異常状態の発生を気付き易くなるため、長時間、異常状態が継続されることを防止できる。
また、上記構成においては、印刷装置の排紙口から排出される枚葉のシート材料を受け取り、該貯留部に送る受け部を備えることが好ましく、さらに、前記受け部が、印刷装置の排紙口から受け取ったシート材料を前記貯留部まで搬送する搬送機構を備えると良い。受け部が搬送機構を備えない場合は、印刷装置の排紙口から貯留部に向かって受け部が下降する構成にすることにより、シート材料をその自重によって排紙口から貯留部に向けて移動させることができる。一方、受け部が搬送機構を備える構成にすれば、印刷装置の排紙口がダイカッターの装置の貯留部よりも高い位置にある場合、低い位置にある場合のいずれであっても、印刷装置から排出されるシート材料(印刷物)を前記貯留部に向けて確実に移動させることができる。また、ダイカッター装置の貯留部の高さと印刷装置の排紙口の高さとの関係の制約が小さくなるため、ダイカッター装置に組み合わせる印刷装置の自由度が増す。
上記構成においては、前記受け部が、
前記昇降機構が前記通常モード及び前記退避モードのいずれで制御されているかを検出するモード検出部と、
前記モード検出部が前記昇降機構が前記通常モードで制御されていることを検出しているときは前記搬送機構を駆動し、前記昇降機構が前記退避モードで制御されていることを検出しているときは前記搬送機構を停止する搬送制御部とを備えることが好ましい。
この構成では、ダイカッターにおいて異常状態が発生し、昇降機構が退避モードで制御されているときは搬送機構が停止されるため、印刷装置の排紙口から排出されたシート材料が貯留部に溜まってしまうことを防止できる。
また、上記課題を解決するために成された本発明に係る搬送装置は、
印刷装置の排紙口から排出されたシート材料を受け取り、上述したダイカッター装置の貯留部まで搬送する搬送機構と、
前記ダイカッター装置の昇降機構が通常モード及び退避モードのいずれで制御されているかを検出するモード検出部と、
前記モード検出部が、前記昇降機構が前記通常モードで制御されていることを検出しているときは前記搬送機構を駆動し、前記昇降機構が前記退避モードで制御されていることを検出しているときは前記搬送機構を停止する搬送制御部と
を備えることを特徴とする。
本発明に係るダイカッター装置によれば、該ダイカッター装置とは別体の印刷装置で印刷されたシート材料(印刷物)をダイカッターでカット加工を行う場合に、前記ダイカッターにおいて異常状態が発生すると、貯留部内のシート材料がダイカッターへ供給されなくなるため、シート材料の破損や汚損を抑えることができる。
さらに、本発明に係る搬送装置によれば、ダイカッター装置とは別体の印刷装置で印刷されたシート材料(印刷物)を、該印刷装置から直接、ダイカッター装置の貯留部に搬送することができる。しかも、前記ダイカッター装置のダイカッターにおいて異常状態が発生して貯留部内のシート材料のダイカッターへの供給が停止されると、これに連動して印刷装置から排出されたシート材料のダイカッター装置の貯留部への搬送を停止するため、前記貯留部からシート材料が溢れ出ることを防止できる。
本発明の第1実施例に係るダイカッター装置を印刷装置とともに示す斜視図。 ダイカッター装置と印刷装置の連結部分の側面図。 ダイカッター装置と印刷装置の連結部分の上面図。 ダイカッター装置の導入機構付近の内部構造を示す図。 ダイカッター装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第2実施例に係るダイカッター装置を印刷装置とともに示す斜視図。 ジョイントコンベア付近を拡大して示す斜視図。 ダイカッター装置及び印刷装置の上面図。 ダイカッター装置及びジョイントコンベアの概略構成を示すブロック図。
以下、図面を参照して本発明に係るダイカッター装置の実施例について説明する。以下の実施例では、ダイカッター装置としてシリンダ状のダイカッターを備えたロータリーダイカッター装置を例に挙げて説明するが、本発明はプラテンダイカッター装置にも適用可能である。
〔実施例1〕
図1〜図4に示すように、ロータリーダイカッター装置100は、矩形箱状の筐体101と、該筐体101の上部に設けられた搬入部102、搬送部103、及びカット加工部104と、前記カット加工部104側の筐体101の側壁部に設けられた、カット加工済みのシート材料を排出する排出部105と、該排出部105から排出されたシート材料を貯留する排出側貯留部106とを備えている。
搬入部102は筐体101の外側に位置しており、搬送部103との境界面にはシート材料の導入口107が形成されている。また、搬入部102には、導入口107から導入されるシート材料を貯留するための貯留部108と、該貯留部108に連結された受け部109が設けられている。
受け部109は貯留部108から取り外すことができるように構成されている。後述する印刷装置200で画像等が印刷されたシート材料のカット加工を行う場合は貯留部108に受け部109が取り付けられ、そうでない場合は受け部109は貯留部108から取り外される。また、貯留部108に対する受け部109の鉛直方向の傾きを調整できるようになっている。従って、印刷装置200の排紙部203の高さに合わせて、適宜、受け部109の先端部(印刷装置200側の端部)の高さを変更することができる。また、受け部109には、複数の送りローラ110(本発明の搬送機構に相当)が取り付けられている。これら送りローラ110により、印刷装置200から排出された印刷物がスムーズに貯留部108に向けて送られる。貯留部108は、シート材料の導入方向と直交方向に対向する一対の側壁部108aと、上下動可能な底面部108bとから構成されている。
貯留部108の周辺には、該貯留部108に貯留されたシート材料の最上面の高さ位置を検知する高さセンサ120(図5にのみ示す)と、貯留部108に貯留されたシート材料を導入口107に供給する吸引式の供給機構130と、貯留部108の底面部108bを上下に移動させることにより該貯留部108に貯留されたシート材料の最上面の高さを調整する昇降機構140が設けられている。
供給機構130は、貯留部108の上方に配置されたエアーサクション式の給紙部131を備えており、貯留部108に貯留されたシート材料の最上部のシート材料の上面が所定の高さ位置にあるとき、該シート材料を吸引して導入口107に供給するようになっている。なお、「所定の高さ位置」とは、給紙部131の吸引口(図示せず)よりも10mm下方から20mm下方までの範囲内の位置をいう。高さセンサ120は例えば光学式の測距センサから成り、給紙部131の近傍に配置されている。また、導入口107の近傍には、該導入口107におけるシート材料の詰まり状況を検知する詰まりセンサ(ジャムセンサ)150(図5にのみ示す)が設置されている。詰まりセンサ150は、例えば導入口107を通過するシート材料を検知するフォトインタラプタ等の光センサから構成されている。詰まりセンサ150が本発明の異常検知センサに相当する。
カット加工部104は、ダイシリンダ41及びその表面に装着される刃(図示せず)と、ダイシリンダ41を回転させるモータ42とから構成されている。また、搬送部103は、導入口107から導入されたシート材料をカット加工部104まで搬送するベルトコンベア31を備えている。
印刷装置200は、印刷機構が収容された矩形箱状の筐体201と、該筐体201の対向する側壁部の一方に設けられた、印刷用紙(シート材料)を筐体201内に導入するための給紙部(図示せず)及び他方に設けられた印刷済みの印刷用紙(印刷物(本発明のシート材料に相当)を排出する排紙部203とを備えている。なお、通常は、排紙部203の下部の側壁部には、該排紙部203から排出される印刷物を受ける貯留部(図示せず)が取付けられているが、印刷装置200からロータリーダイカッター装置100に印刷物を直接供給する場合は、該貯留部は取り外される。
なお、印刷装置200は、インクジェットプリンタ、レーザープリンター等、どのような方式の印刷装置でも良く、大きさも問わない。ただし、印刷装置200から排出された印刷物がロータリーダイカッター装置100の受け部109を通して貯留部108に供給されるように、受け部109の先端部(印刷装置200側の端部)が基端部(貯留部108側の端部)と同じ高さか、基端部よりも高い位置にある必要があることから、排紙部203が低い位置にある印刷装置、あるいは、小型の印刷装置を用いる場合は、図1に示すように、台300の上に印刷装置200を載置する。
図5は、ロータリーダイカッター装置100の制御系の概略構成を示すブロック図である。ロータリーダイカッター装置100は、制御部111、表示部112、操作部113、ブザー114を備えている。また、制御部111には、高さセンサ120、詰まりセンサ150が接続されており、これらセンサの検知信号が入力されるようになっている。さらに、制御部111には、供給機構130、昇降機構140、カット加工部104のモータ42が接続されている。制御部111は操作部113を通して作業者が設定した条件や高さセンサ120、詰まりセンサ150の検知信号に基づき、供給機構130、昇降機構140、カット加工部104、ブザー114等を制御する。
次に、印刷装置200から印刷物を直接、ロータリーダイカッター装置100の貯留部108に排出させながら、該ロータリーダイカッター装置100でカット加工を行うときの動作について説明する。なお、以下の説明では、印刷装置200にセットされる印刷用紙、及び印刷装置200から排出される印刷済みの印刷用紙(印刷物)をまとめて「シート材料」と称する。
まず、ロータリーダイカッター装置100の貯留部108に受け部109を取り付け、該受け部109の先端が印刷装置200の排紙部203のやや下に位置するように、受け部109の傾きを調整する。この状態で、シート材料を印刷装置200の給紙部にセットし、ロータリーダイカッター装置100及び印刷装置200の駆動を開始する。
初期状態では、ロータリーダイカッター装置100の貯留部108の底面部108bは最下部に位置しており、駆動開始とともに昇降機構140は底面部108bを上方に移動させて該底面部108bの上面の高さを所定の高さにする。この状態で、印刷装置200で画像等が印刷されたシート材料が排紙部203から排出されると、該シート材料は受け部109に沿って貯留部108まで搬送される。本実施形態では、受け部109に送りローラ110が取り付けられているため、排紙部203から貯留部108までシート材料はスムーズに搬送される。
貯留部108にシート材料が貯留されると、供給機構130はそのシート材料を吸引し、導入口107に向けて送出する。そして、導入口107から筐体101内に導入されたシート材料は、搬送部103によってカット加工部104のカット位置まで搬送され、所定のカット加工が施される。また、高さセンサ120は、貯留部108内のシート材料の最上面の高さ位置に応じた検出信号を制御部111に出力する。制御部111は、この検出信号に基づき、貯留部108内のシート材料の最上面の高さが所定の高さになるように昇降機構140を駆動する(通常モード)。具体的には、貯留部108内のシート材料の枚数が増えて貯留部108内のシート材料の最上面の高さ位置が所定の高さを超えると、昇降機構140は、貯留部108の底面108bを下降させ、貯留部108内のシート材料の枚数が減り、貯留部108内のシート材料の最上面の高さ位置が所定の高さを下回ると、昇降機構140は、貯留部108の底面108bを上昇させる。なお、供給機構130は、その供給部の吸引力が、上面が所定の高さに位置する1枚のシート材料を吸引するように調整されている。従って、シート材料の最上面が所定の高さを下回ると、供給機構130はシート材料を吸引しない。
なお、詰まりセンサ150は、シート材料が導入口107を通過したことを検知すると、その検知信号を制御部111に出力する。制御部111は、詰まりセンサ150からの検知信号が入力されているときは通常モードで昇降機構140を制御する。
一方、何らかの原因で導入口107にシート材料が詰まり、シート材料が導入口107を通過しない場合は、詰まりセンサ150から検知信号が出力されない。そして、所定の時間(閾時間)が経過してもシート材料が導入口107を通過せず、詰まりセンサ150から検知信号が出力されない時間が閾時間を超えると、制御部111は導入口107にシート材料が詰まったと判断し、111は昇降機構140を駆動して、貯留部108の底面部108bを下方に移動させる(退避モード)。これにより、貯留部108内のシート材料の最上面の高さが所定の高さよりも低くなる。本実施形態では、貯留部108の底面部108bを最下部まで移動させることとする。また、これと同時に制御部111はブザー114を鳴動させる。
貯留部108内のシート材料の高さが低くなると、供給機構130はシート材料を吸引できないため、印刷装置200から排出されたシート材料が貯留部108に貯留されても、新たにシート材料が導入口107から筐体101内に導入されることはない。また、貯留部108の底面部108bが最下部に位置するため、印刷装置200からシート材料が排出され続けても、直ちに貯留部108からシート材料が溢れ出ることはない。さらにブザー114の鳴動によりシート材料が詰まったことを装置の周辺にいる作業者に気付かせることができるため、長時間、シート材料が詰まった状態が継続することを避けることができる。
〔実施例2〕
次に、本発明の第2実施例を、図5〜図8を参照して説明する。この第2実施例においては、印刷装置200Aから排出されたシート材料(印刷物)をロータリーダイカッター装置100Aに供給するために、ジョイントコンベア400が用いられる。ジョイントコンベア400は、本発明の受け部、又は搬送装置に相当する。なお、以下の説明では、第1実施例に係るロータリーダイカッター装置100及び印刷装置200と同一部分には同一符号を付し、詳しい説明を省略する。
前記ジョイントコンベア400は、ロータリーダイカッター装置100Aと印刷装置200Aの間に配置されている。ジョイントコンベア400は、ロータリーダイカッター装置100A及び印刷装置200Aから独立した装置であり、車輪付きの架台401と、該架台401の上に取り付けられた搬送機構410とを有している。搬送機構410は、並んで配置された複数のコンベアベルト411aから成る搬送路411と、これらコンベアベルト411aを回転駆動するモータ412と、搬送路411の上に配置された複数の送りローラ413と、搬送路411の両側部のうちの一方に設けられたガイド部414と、搬送路411の一端部(図5ではロータリーダイカッター装置100A側の端部)に設けられたコンベアセンサ415とを有している。
ジョイントコンベア400は、搬送路411の姿勢(搬送路411の上面の高さ位置や該上面の傾斜角度(上下方向の傾斜角度))を変更することができるようになっている。この構成により、ロータリーダイカッター装置100Aの貯留部108の底面部108bの高さ(シート材料が貯留されていないときの高さ)や印刷装置200Aの排紙部203の高さに応じて搬送路411を姿勢を適宜調整することができる。
ジョイントコンベア400のガイド部414は、搬送路411のコンベアベルト411aによって搬送されるシート材料の向きを揃えるためのものであり、搬送路411の印刷装置200A側の端部からロータリーダイカッター装置100A側の端部をやや超える箇所まで延びるように、且つ、搬送路411の搬送方向に対して水平方向に3〜5°程度傾斜するように構成されている。
コンベアセンサ415は、搬送路411の一端部と対向する物体の存在を検出するためのもので、光学式、超音波式、磁気式等の適宜の対物センサ(近接センサ)から構成されている。コンベアセンサ415は、搬送路411の一端部と対向する位置に物体が存在すると、電気信号を搬送制御部420に出力し、それに基づき、搬送制御部420は、モータ412を駆動する。一方、搬送路411の一端部と対向する物体が存在せず、コンベアセンサ415からの電気信号が搬送制御部420に入力されなくなると、搬送制御部420はモータ412を停止させる。コンベアセンサ415は、本発明のモード検出部に相当する。
本実施例において、印刷装置200Aから印刷済みのシート材料を直接、ロータリーダイカッター装置100Aの貯留部108に供給しながら、該ロータリーダイカッター装置100Aでシート材料のカット加工を行うときの動作について説明する。
まず、ロータリーダイカッター装置100Aの貯留部108と印刷装置200Aの排紙部203が向かい合うように、ロータリーダイカッター装置100Aと印刷装置200Aを所定の間隔をおいて配置する。このとき、ロータリーダイカッター装置100Aと印刷装置200Aの搬送方向と印刷装置200Aの排紙部203からの排紙方向が同じになるようにする。そして、ロータリーダイカッター装置100Aと印刷装置200Aの間にジョイントコンベア400を配置する。このとき、ジョイントコンベア400の搬送路411の一端部がロータリーダイカッター装置100Aの貯留部108の底面部108bに、他端部が印刷装置200Aの排紙部203にそれぞれ近接するように搬送路411の姿勢を調整し、且つ、ガイド部414がロータリーダイカッター装置100Aの搬送方向と平行になるようにジョイントコンベア400の向きを調整する。ガイド部414が搬送路411の搬送方向に対して水平方向に3〜5°程度傾斜していることから、上記のようにジョイントコンベア400を配置すると、搬送路411の搬送方向が、ロータリーダイカッター装置100Aの搬送方向、及び印刷装置200Aの排紙部203からの排紙方向に対して3〜5°程度、水平方向に傾く。
次に、シート材料を印刷装置200Aの給紙部にセットし、ロータリーダイカッター装置100A、印刷装置200A、及びジョイントコンベア400の駆動を開始する。ロータリーダイカッター装置100Aの駆動開始時は貯留部108の底面部108bがジョイントコンベア400の搬送路411の一端部とほぼ同じ高さに位置しており、コンベアセンサ415と近接している。このため、コンベアセンサ415からの電気信号が搬送制御部420に入力され、該搬送制御部420はモータ412を駆動する。従って、印刷装置200Aで画像等が印刷されたシート材料Sが排紙部203から排出されると、該シート材料Sはジョイントコンベア400の搬送路411の上に排出され、コンベアベルト411aによって搬送される。このとき、搬送路411の搬送方向が印刷装置200Aからの排紙方向に対して傾斜しているため、シート材料Sはコンベアベルト411aに対して水平方向にやや傾いた状態で該コンベアベルト411aとともに移動し、前方の角部がガイド部414に当たった後は、ガイド部414に沿ってロータリーダイカッター装置100Aの貯留部108に向かう。このため、印刷装置200Aから順次排出されてくるシート材料Sは横方向の位置(搬送方向と直交する方向の位置)が揃った状態で貯留部108に到達する。
貯留部108にシート材料が貯留されると、供給機構130は最上部に位置するシート材料を吸引し、導入口107に向けて送出する。そして、導入口107から筐体101内に導入されたシート材料は、搬送部103によってカット加工部104のカット位置まで搬送され、所定のカット加工が施される。また、高さセンサ120は、貯留部108内のシート材料の最上面の高さ位置に応じた検出信号を制御部111に出力する。制御部111は、この検出信号に基づき、貯留部108内のシート材料の最上面の高さが所定の高さになるように昇降機構140を駆動する(通常モード)。なお、シート材料Sの最上面が所定の高さ位置にある間は、底面部108bまたはシート材料Sがコンベアセンサ415と近接しており、コンベアセンサ415から搬送制御部420への電気信号の入力が継続されるため、モータ412は駆動し続ける。
一方、何らかの原因で導入口107にシート材料Sが詰まり、所定の時間(閾時間)が経過してもシート材料Sが導入口107を通過しない場合は、制御部111は、詰まりセンサ150の検知信号から導入口107にシート材料が詰まったと判断する。すると、制御部111は昇降機構140を駆動して、貯留部108の底面部108bを下方に移動させ、貯留部108内のシート材料Sの最上面の高さを所定の高さよりも低くする。本実施例では、貯留部108の底面部108bを最下部まで移動させることとする。すると、コンベアセンサ415と近接する物体がなくなり、該コンベアセンサ415から搬送制御部420への電気信号の出力が停止されるため、搬送制御部420はモータ412を停止する。この結果、印刷装置200Aから排出されるシート材料Sはジョイントコンベア400の搬送路411の上に堆積され、貯留部108に供給されない。
また、これと同時に、制御部111はブザー114を鳴動させ、シート材料が詰まったことを装置の周辺にいる作業者に報知する。このため、長時間、シート材料が詰まった状態が継続することを回避できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、異常検知センサにより異常状態の発生が検知されると点灯するランプを設けたり、異常状態の発生を知らせる音声を発するスピーカー等を設けてもよい。
上記実施形態では受け部を設けたが、受け部は無くても良い。さらに、伸縮自在の受け部にしても良い。
導入口107以外にシート材料が詰まる箇所がある場合はその箇所にも詰まりセンサを設けると良い。また、シート材料の詰まり以外の動作異常を検知するセンサを設け、このセンサの検知信号に基づき昇降機構を駆動するようにしても良い。
100、100A…ロータリーダイカッター装置
101…筐体
102…搬入部
103…搬送部
31…ベルトコンベア
104…カット加工部
41…ダイシリンダ
42…モータ
105…排出部
106…排出側貯留部
107…導入口
108…貯留部
108a…側壁部
108b…底面部
109…受け部
111…制御部
112…表示部
113…操作部
114…ブザー
120…高さセンサ
130…供給機構
140…昇降機構
150…詰まりセンサ
200、200A…印刷装置
201…筐体
203…排紙部
300…台
400…ジョイントコンベア
401…架台
410…搬送機構
412…モータ
414…ガイド部
415…コンベアセンサ
420…搬送制御部
S…シート材料

Claims (7)

  1. 枚葉のシート材料に対してダイカッターで所定のカット加工を施すダイカッター装置において、
    a)上下動可能な底面を有する、シート材料を貯留するための貯留部と、
    b)前記貯留部に貯留されたシート材料の最上面の高さを検知する高さセンサと、
    c)前記貯留部の底面を上下動させる昇降機構と、
    d)前記貯留部に貯留されたシート材料のうち最上部に位置し、且つ、その上面が所定の高さに位置するシート材料を前記ダイカッターに供給する供給機構と、
    e)前記ダイカッターにおける異常状態の有無を検知する異常検知センサと、
    f)前記貯留部に貯留されたシート材料の最上面の高さが前記所定の高さに維持されるように前記昇降機構を制御する通常モードと、前記貯留部に貯留されたシート材料の最上面の高さが前記所定の高さよりも低くなるように前記昇降機構を制御する退避モードとを切り替え可能に備える制御部と
    を備え、
    前記制御部が、前記異常検知センサが異常状態の発生を検知したことに基づいて前記通常モードから前記退避モードに切り替えることを特徴とするダイカッター装置。
  2. 前記異常検知センサが、前記導入部におけるシート材料の詰まりを検知するセンサであることを特徴とする請求項1に記載のダイカッター装置。
  3. 前記異常検知センサが異常状態の発生を検知したことを報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のダイカッター装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のダイカッター装置において、さらに、
    g)印刷装置の排紙口から排出される枚葉のシート材料を受け取り、前記貯留部に送る受け部を備えることを特徴とするダイカッター装置。
  5. 請求項4に記載のダイカッター装置において、
    前記受け部が、
    前記昇降機構が前記通常モード及び前記退避モードのいずれで制御されているかを検出するモード検出部と、
    前記モード検出部が前記昇降機構が前記通常モードで制御されていることを検出しているときは前記搬送機構を駆動し、前記昇降機構が前記退避モードで制御されていることを検出しているときは前記搬送機構を停止する搬送制御部とを備えることを特徴とするダイカッター装置。
  6. 前記受け部が、伸縮可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載のダイカッター装置。
  7. a)印刷装置の排紙口から排出されたシート材料を受け取り、請求項1〜3のいずれかに記載のダイカッター装置の貯留部まで搬送する搬送機構と、
    b)前記ダイカッター装置の昇降機構が通常モード及び退避モードのいずれで制御されているかを検出するモード検出部と、
    c)前記モード検出部が、前記昇降機構が前記通常モードで制御されていることを検出しているときは前記搬送機構を駆動し、前記昇降機構が前記退避モードで制御されていることを検出しているときは前記搬送機構を停止する搬送制御部と
    を備えることを特徴とする搬送装置。
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