JP2019151457A - ワーク位置決め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワーク位置決め装置において、終端に停止したワークの傾きを補正して位置決めする。【解決手段】ワーク位置決め装置1は、搬送路100を移動し、搬送路100の終端101に設けられたストッパ104に接触して停止したワークWを位置決めするものであって、終端101において停止したワークWの箇所P1に当接してワークWをストッパ104側に押圧する当接部材10と、当接部材10とワークWの搬送方向に直交する方向に間隔を空けて配置され、当接部材10と時間差を持って、ワークWの箇所P2に当接してワークWをストッパ104側に押圧する当接部材11と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ワーク位置決め装置に関する。
搬送路を搬送される中間製品等のワークを、別の搬送路または搬送用台車等に移動させる場合には、移載装置を用いる。搬送路の終端まで搬送されたワークは、終端に設けられたストッパに接触して停止する。移載装置は、終端において停止したワークを保持して、搬送路から移動させる。
特開2009−40540号公報
移載装置がワークを適切に保持して搬送路から移動できるように、ワークの形状や重心を考慮して、ワークの保持箇所を決定する。しかしながら、ワークは、全体的に重量が均一ではないことがある。その場合、ワークが搬送路の終端のストッパに接触して停止した際に、重量が重い側に傾くことがある。ワークが傾いたままの状態で移載装置がワークを保持すると、適切な保持箇所からずれる可能性がある。
ワーク位置決め装置において、終端に停止したワークの傾きを補正して位置決めすることが求められている。
本発明のワーク位置決め装置は、
搬送路を移動し、当該搬送路の終端に設けられたストッパに接触して停止したワークを位置決めするものであって、
前記終端において停止した前記ワークの第1の箇所に当接して前記ワークを前記ストッパ側に押圧する第1の当接部材と、
前記第1の当接部材と前記ワークの搬送方向に直交する方向に間隔を空けて配置され、前記第1の当接部材と時間差を持って、前記ワークの第2の箇所に当接して前記ワークを前記ストッパ側に押圧する第2の当接部材と、を備える。
本発明によれば、ワークの傾きを補正することでワークを適切な位置に位置決めすることができる。
ワークの搬送路、移載装置およびワーク位置決め装置の構成を示す図である。 ワークの搬送路およびワーク位置決め装置を上方から見た図である。 当接部材とエアシリンダを示す図であり、(a)は当接部材が解除位置にある状態を示し、(b)は当接部材が当接位置にある状態を示す。 (a)はエアシリンダを往動させる際のエア供給路の動作を示す図であり、(b)はエアシリンダを復動させる際のエア供給路の動作を示す図である。 ストッパで停止したワークを示す図である。 当接部材10の当接位置への移動を示す図である。 当接部材11の当接位置への移動を示す図である。 当接部材10、11の解除位置への移動を示す図である。 2回目の位置決めを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、ワークの搬送路、移載装置およびワーク位置決め装置の構成を示す図である。
図2は、ワークの搬送路およびワーク位置決め装置を上方から見た図である。
図1に示すように、例えば、工場等の施設において、ワークWを搬送する搬送路100が設置される。搬送路100の終端101まで搬送されたワークWは、終端101に設置された移載装置200によって、搬送路100から移動される。ワークWを搬送路100から移動させる先は特に限定されないが、ここでは、他の搬送路300に移動させる例を説明する。
ワーク位置決め装置1は、搬送路100の終端101において、移載装置200がワークWを移動させる前に、ワークWの位置決めを行うものである。図1では、搬送路100の一部のみを図示しているが、搬送路100の終端101近傍は、終端101に向かって下方に傾斜している。ワークWは、矢印で示した搬送方向に沿って、傾斜した搬送路100を自重により終端101まで移動する。
ワークWは、特定のものに限定されず、製品、中間製品、原材料等とすることができる。例えば、ワークWは、ハイブリッド自動車等の発電用モータを収容するモータケースとすることができる。ワークWの形状は特定のものに限定されないが、図2の例では、ワークWは、上面視で略矩形であるが、全体的に均一な形状ではなく、搬送路100の搬送方向上流側の側面S2の、搬送路100の幅方向中心Oに対して左側が、右側より膨出している。ワークWの重量にも偏りがあり、左側が右側より重くなっている例を説明する。
図2に示すように、搬送路100の搬送面102にワークWが載置されるが、搬送路100は、ワークWの底面を搬送面102上に載置した状態で、ワークWが安定して移動できる程度の幅を備えていれば良い。図2の例では、ワークWの幅が搬送路100の幅より大きいため、ワークWは搬送路100の幅方向両端より外方に張り出している。
搬送路100の搬送面102は、搬送路100の幅方向に並んで配置された3つのローラ列103から構成されている。各ローラ列103の間には隙間Dが設けられており、この隙間Dを、後述するワーク位置決め装置1の当接部材10、11が挿通可能となっている。
搬送路100の終端101にはストッパ104が設置される。ストッパ104は例えば、搬送路100の終端101に設置され、搬送路100の幅方向に沿って延びるバーとすることができる。ストッパ104は搬送路100の上方に突出する。搬送路100の終端101まで移動したワークWの搬送方向下流側の側面S1が、ストッパ104に接触することによってワークWは停止する。
なお、ストッパ104はワークWに接触して停止させることができれば良く、バーに限られない。例えば、ストッパ104は、搬送面102上に突出する複数の突起で構成しても良い。
ワーク位置決め装置1は、ストッパ104によって停止したワークWに当接して位置決めを行う当接部材10、11を備える。
当接部材10、11は、終端101において停止したワークWの搬送方向の上流側に当接可能な位置に設けられる。図2の例では、当接部材10、11は、それぞれ、搬送路100の3つのローラ列103の間に配置される。当接部材10、11は、ワークWの搬送方向に直交する方向、すなわち搬送路100の幅方向に間隔を空けて配置されている。図2の例では、搬送方向の上流側から見て、搬送路100の幅方向中心Oに対して右側に当接部材10が配置され、左側に当接部材11が配置される。当接部材10、11は、ワークWの搬送方向上流側の側面S2に当接するが、当接部材10は、搬送方向の上流側から見て、搬送路100の幅方向中心Oに対して右側の箇所P1に当接し、当接部材11は左側の箇所P2に当接する。
図1に示すように、当接部材10、11は、当接部材10、11を駆動させるエアシリンダ20に接続する。
図3は当接部材とエアシリンダを示す図であり、図3の(a)は、当接部材が解除位置にある状態を示し、図3の(b)は、当接部材が当接位置にある状態を示す。なお、前記したように終端101近傍の搬送路100は傾斜しているが、図3の(a)および図3の(b)では、分かりやすくするために搬送路100の搬送面102を水平に図示している。
エアシリンダ20は、当接部材10、11それぞれに設けられ、同じ構成を有している。図3の(a)に示すように、エアシリンダ20は、シリンダケース21、ピストン22およびピストンロッド23を備える。シリンダケース21は、搬送路100の下に設置され、一端を不図示の架台により片持ち支持されている。
ピストン22は、シリンダケース21の内部に軸方向に摺動可能に配置される。シリンダケース21の内部はピストン22によって二つに区分され、第1シリンダ室24と第2シリンダ室25が形成される。第1シリンダ室24は、架台によって片持ち支持されているシリンダケース21の一端側に設けられ、第2シリンダ室25は、フリーとなっている他端側に設けられる。シリンダケース21には、第1シリンダ室24と第2シリンダ室25に対して、後述するエア供給源からエアを供給するエア供給口26、27が設けられている。詳細は後述するが、エア供給口26、27は、第1シリンダ室24と第2シリンダ室25からエアを排気する排気口としても作用する。
ピストンロッド23は、一端がピストン22の第2シリンダ室25側の面に取り付けられ、第2シリンダ室25の内部からシリンダケース21の外部に延び、他端が当接部材10、11に接続する。第1シリンダ室24と第2シリンダ室25へのエアの供給および排気の切り換えによって、ピストン22がシリンダケース21の内部を摺動する。ピストン22の摺動に伴って、ピストンロッド23の、シリンダケース21の外部へ進出する「往動」と、シリンダケース21の内部へ後退する「復動」が切り替えられる。
当接部材10、11は、それぞれ、エアシリンダ20によって、図3の(a)に示すワークWに当接しない解除位置と、図3の(b)に示すワークWに当接可能な当接位置との間を移動するように制御される。
図3の(a)に示すように、当接部材10、11は、搬送路100の長手方向から見ると略L字形状のプレートであり、長方形状の基部12と、基部12の一端に接続され、基部12に対して略直角に延びる長方形状の腕部13とを備える。基部12の他端は、エアシリンダ20のピストンロッド23の他端に回転可能に連結される。腕部13の先端13aは、搬送路100の搬送面102と同じ高さまたはその直下に位置するように配置され、回転軸15によって回動可能に支持される。
腕部13の先端13aの近傍には、基部12と離れる方向に張り出す爪部14が形成される。爪部14は、腕部13の先端13aを構成する辺と水平に延びる当接辺14aを備え、図示の例では四角形状の爪部14を示しているが、これに限定されず、例えば三角形状としても良い。この爪部14の当接辺14aが、当接位置においてワークWに当接する。
当接部材10、11の腕部13の先端13aが回転軸15によって回動可能に支持され、基部12の他端がピストンロッド23に回転可能に連結されることによって、ピストンロッド23の往動および復動は、当接部材10、11の回転軸15を支点とする回転運動に変換される。
なお、前記したように、シリンダケース21は不図示の架台に片持ち支持され、ピストンロッド23が延びる他端側はフリーとなっているため、ピストンロッド23は、当接部材10、11の回動範囲で上下動する。
当接部材10、11は、ピストンロッド23によって回動するように駆動されると共に、その回動範囲は、ピストンロッド23の往動および復動の範囲に規制される。図3の(a)に示すように、ピストンロッド23を往動させて当接部材10、11を解除位置に移動させる。解除位置において、爪部14は搬送面102より下に位置し、当接辺14aは搬送方向に水平に延びるため、ワークWに当接しない状態である。
図3の(b)に示すように、ピストンロッド23を復動させて当接部材10、11を当接位置に移動させる。解除位置から当接位置までに、当接部材10、11は、ピストンロッド23の復動に伴って搬送方向上流側に移動すると共に、反時計周りに90°回転する。爪部14は、搬送路100の下から、ローラ列103の隙間Dを通って、搬送面102の上方に突出する。当接位置において、搬送方向に直交する方向に延びた当接部材10、11の爪部14の当接辺14aが、ワークWの搬送方向上流側の側面S2の箇所P1、P2(図2参照)にそれぞれ当接する。
前記したように、ワークWは不均一な形状であり、搬送路100の上流側の側面S2は、搬送路100の幅方向中心Oに対して左側が右側より膨出している(図2参照)。そのため、ワークWの膨出する左側に当接する当接部材11の方が、当接部材10より搬送方向上流側に配置されている。当接部材10、11の位置は、図2の例に限られず、ワークWの形状に応じて適宜調整することができる。
前記したように、当接部材10、11をそれぞれ駆動するエアシリンダ20は、シリンダケース21の第1シリンダ室24と第2シリンダ室25へのエアの供給および排気の切り換えによって、ピストン22がシリンダケース21の内部を摺動し、ピストンロッド23の往動および復動が切り換わる。第1シリンダ室24と第2シリンダ室25へのエアの供給および排気について、図4を用いて説明する。
図4の(a)は、エアシリンダを往動させる際のエア供給路の動作を示す図であり、図4の(b)は、エアシリンダを復動させる際のエア供給路の動作を示す図である。
ここまでは、当接部材10、11を駆動するそれぞれのエアシリンダ20とその構成要素については同じ符号で説明したが、図4では、当接部材10に接続するエアシリンダおよびその構成要素には符号の末尾にaを付し、当接部材11に接続するエアシリンダおよびその構成要素については符号の末尾にbを付して区別する。
図4の(a)に示すように、当接部材10に接続するエアシリンダ20aと、当接部材11に接続するエアシリンダ20bは、エア供給路30によって、エア供給源Pまたは大気に切り換え可能に接続される。
エア供給路30は、ピストンロッド23a、23bの往動時に第1シリンダ室24a、24bにエアを供給する第1供給路31と、ピストンロッド23a、23bの復動時に第2シリンダ室25a、25bにエアを供給する第2供給路33とから構成される。
第1供給路31は分岐路32aと分岐路32bに分岐し、分岐路32aはエアシリンダ20aの第1シリンダ室24aのエア供給口26aに接続する。分岐路32bはエアシリンダ20bの第1シリンダ室24bのエア供給口26bに接続する。
第2供給路33は分岐路34aと分岐路34bに分岐し、分岐路34aはエアシリンダ20aの第2シリンダ室25aのエア供給口27aに接続する。分岐路34bはエアシリンダ20bの第2シリンダ室25bのエア供給口27bに接続する。
第1供給路31および第2供給路33は、方向切換弁35に接続され、方向切換弁35を介してエア供給源Pおよび大気への連通が切り替えられる。
方向切換弁35は、例えば、2位置5ポート型のダブルソレノイドバルブを用いることができる。図4の(a)に示すように、方向切換弁35は、ソレノイド35aが通電によって励磁されると、第1供給路31がエア供給源Pに接続され、第2供給路33は大気に連通する。エア供給源Pから供給されたエアは、分岐路32a、32bを通って、第1シリンダ室24a、24bに供給される。これによってピストン22a、22bが第2シリンダ室25a、25b側へと摺動する。大気に連通した第2供給路33は排気路として機能するため、第2シリンダ室25a、25b内部のエアは、エア供給口27a、27bから分岐路34a、34bおよび第2供給路33を通って、大気に排出される。ピストン22a、22bの摺動に伴い、ピストン22a、22bに連結されたピストンロッド23a、23bが往動し、当接部材10、11を解除位置(図3の(a)参照)に移動させる。
図4の(b)に示すように、ソレノイド35bが通電によって励磁されると、第2供給路33がエア供給源Pに接続され、第1供給路31は大気に連通する。エア供給源Pから供給されたエアは、分岐路34a、34bを通って、第2シリンダ室25a、25bに供給される。これによってピストン22a、22bが第1シリンダ室24a、24b側へと摺動する。大気に連通した第1供給路31は排気路として機能するため、第1シリンダ室24a、24b内部のエアは、エア供給口26a、26bから分岐路32a、32bおよび第1供給路31を通って、大気に排出される。ピストン22a、22bの摺動に伴い、ピストン22a、22bに連結されたピストンロッド23a、23bが復動し、当接部材10、11を当接位置(図3の(b)参照)に移動させる。
分岐路32a、32b、34a、34bには、それぞれオリフィスと逆止弁とから構成されるスピードコントローラ36が設けられている。スピードコントローラ36によって、第1シリンダ室24a、24bおよび第2シリンダ室25a、25bへのエアの供給速度が制御され、結果としてピストンロッド23a、23bの往復動の速度が制御される。実施の形態では、ピストンロッド23a、23bの復動の際に、エアシリンダ20aのピストンロッド23aが、エアシリンダ20bのピストンロッド23bより移動速度が速くなるように制御される。
図1に示すように、ワークWの移載装置200は、一端が搬送路100の終端101の上方に位置し、他端が他の搬送路300の上方に位置するアーム201と、アーム201を支持する支持部202とを備える。アーム201には、アーム201の長手方向に沿って一端から他端にかけて移動可能であり、不図示の昇降機構により昇降するチャック203が設けられている。
チャック203がアーム201の一端に移動すると、搬送路100の終端101で停止したワークWの上方に位置する。チャック203は、ワークWの位置まで下降し、ワークWを保持すると上昇して、アーム201の他端まで移動し、他の搬送路300にワークWを受け渡す。なお、移載装置200は、ここで説明した構成に限られず、ワークWを保持して搬送路100から移動させることができるものであれば、適宜変更可能である。
図1に示すように、ワーク位置決め装置1、移載装置200の駆動を制御する制御装置40が設置されている。制御装置40は、例えば、ワークWがストッパ104に接触して停止すると、当接部材10、11を当接位置および解除位置に移動させるように制御し、位置決めを行う。ワークWのストッパ104への接触は、例えば、ストッパ104にセンサを設けて検出することができる。制御装置40は、さらに、移載装置200を駆動して、位置決めされたワークWを保持して、他の搬送路300に移動させるように制御する。
以下、実施の形態に係るワーク位置決め装置1の動作を説明する。
図5は、ストッパで停止したワークを示す図である。
図6は、当接部材10の当接位置への移動を示す図である。
図7は、当接部材11の当接位置への移動を示す図である。
図8は、当接部材10、11の解除位置への移動を示す図である。
図9は、2回目の位置決めを示す図である。
前記したように、移載装置200のチャック203は、搬送路100の終端101で停止したワークWを保持する。
チャック203がワークWを保持する保持箇所は、ワークWを水平に保って搬送し、他の搬送路300の所定位置に適切に載置できるように、ワークWの形状や重さの偏りを考慮して、予め決定される。チャック203が予め決定した保持箇所でワークWを保持できるように、チャック203の配置や下降量が予め決定されるが、終端101で停止したワークWが、図2で示すように、搬送方向下流側の側面S1がストッパ104に均一に接触した状態にならないことがある。
前記したように、ワークWは均一な形状ではなく、重量も搬送路100の幅方向中心Oに対して右側より左側のほうが重くなっている。さらに、ワークWの幅が搬送路100の幅より大きいため、搬送路100の幅方向両端より外方に張り出している。
そのため、図5に示すように、傾斜した搬送路100を移動する際に、ワークWが左側に傾くことがある。このような場合、ワークWの傾いた左側のみがストッパ104に接触して停止し、右側がストッパ104に接触してない状態になることがある。
この状態のまま、移載装置200のチャック203がワークWを保持すると、実際の保持箇所が、予め決定した保持箇所からずれてしまう可能性がある。
ワーク位置決め装置1は、終端101で停止したワークWに当接部材10、11を当接させることで、ワークWの傾きを補正して位置決めを行う。
制御装置40はエアシリンダ20a、20bのピストンロッド23a、23bを復動させ(図4の(b)参照)、解除位置にあった当接部材10、11を当接位置に移動させる。ここで、前記したように、エアシリンダ20a、20bの第2シリンダ室25a、25bにエアを供給する分岐路34a、34bに設けられたスピードコントローラ36によって、エアシリンダ20aのピストンロッド23aが、エアシリンダ20bのピストンロッド23bより移動速度が速くなるように制御される。
そのため、図6に示すように、ワークWの傾いた左側と反対の、右側に設置された当接部材10が、先に解除位置から当接位置に移動する。当接部材10は、ワークWの搬送方向上流側の側面S2の右側の箇所P1に接触して、ワークWをストッパ104側に押圧する。すなわち、ワークWの傾いた側と反対側をストッパ104に押し込むことで、ワークWの左側への傾きが低減される。
続いて、図7に示すように、左側に設置された当接部材11が当接位置に移動する。このとき、当接部材10はワークWへの当接を維持したままである。当接部材10、11が共に、ワークWの搬送方向上流側の側面S2の左側の箇所P2に接触して、ワークWをストッパ104側に押圧する。
右側の当接部材10のみを最初に当接させてワークWの左側への傾きを低減した後に、左右の両側の当接部材10、11でワークWをストッパ104に押し込むことで、ワークW搬送方向下流側の側面S1がストッパ104に均一に接触する状態になりやすい。
実施の形態のワーク位置決め装置1では、このように、当接部材10、11をワークWの傾きに応じて時間差を持って当接させることで、ワークWの傾きを補正して位置決めを行う。ワーク位置決め装置1は、さらに、この位置決めを2回行う。
1回目の当接の後、図8に示すように、当接部材10、11を当接位置から解除位置に一旦移動させる。当接部材10、11の解除位置への移動は、同時に行う。
続いて、図9に示すように2回目の当接を行う。2回目の当接も、1回目と同様に当接部材10を右側の箇所P1に当接させた後に、時間差を持って当接部材11を左側の箇所P2に当接させる。図示の例では、1回目の当接でワークWの左側への傾きは解消しているが、ワークWの傾きが大きかった場合等に、1回目の当接で傾きが解消されない可能性もある。2回目の当接を行うことで、傾きをより低減させる。
2回目の当接の後、移載装置200のチャック203を下降させ、ワークWを保持させる。チャック203がワークWを保持するまで、当接部材10、11はワークWに当接させ、位置決めさせておく。チャック203の保持が完了すると、当接部材10、11を解除位置に移動させる。チャック203を上昇させ、アーム201の他端まで移動させ、他の搬送路300にワークWを受け渡す。
以上の通り、実施の形態のワーク位置決め装置1は、
(1)搬送路100を移動し、搬送路100の終端101に設けられたストッパ104に接触して停止したワークWを位置決めするものであって、
終端101において停止したワークWの箇所P1(第1の箇所)に当接してワークWをストッパ104側に押圧する当接部材10(第1の当接部材)と、
当接部材10とワークWの搬送方向に直交する方向に間隔を空けて配置され、当接部材10と時間差を持って、ワークWの箇所P2(第2の箇所)に当接してワークWをストッパ104側に押圧する当接部材11(第2の当接部材)と、を備える。
ワークWは全体的に重量が均一ではないことがあり、ワークWが搬送路100の終端101のストッパ104に接触して停止したとき、重量が重い方向に傾くことがある。ワークWが傾くと、例えば移載装置200でワークWを保持して搬送路100から移動させる際に、ワークWを適切な箇所で保持できない可能性がある。ワークWの複数の箇所に、時間差を持って当接する複数の当接部材を設け、ワークWをストッパ104側に押圧することで、ワークWの傾きを補正して位置決め精度を向上させることができる。なお、実施の形態では、2つの当接部材10、11を設ける例を説明したが、当接部材の数は限定されず、ワークWの形状は傾きの傾向に応じて、当接部材を3つ以上設けても良い。
(2)当接部材10、11をワークWに当接させて1回目の位置決めを行った後に、当接を解除して、再び当接部材10、11をワークWに時間差を持って当接させて2回目の位置決めを行う。
ワークWの傾きが大きかった場合、1回目の位置決めでは傾きが解消されない可能性もあるが、位置決めを2回行うことで、位置決め精度をより向上させることができる。
(3)終端101において停止したワークWは、終端101に設けられた移載装置200によって搬送路100から移動されるものであり、2回目の位置決めを行った後、移載装置200がワークWを保持するまで、当接部材10、11をワークWに当接させる。
2回目の位置決めを行った後、そのまま移載装置200がワークWを保持するまで当接部材10、11を当接させておくことで、ワークWの位置を保ったまま移載装置200に保持させることができるため、ワークWの搬送路100からの移動の精度を向上させることができる。
(4)終端101において停止したワークWは、搬送路100の幅方向中心O(搬送方向に直交する方向の中心)に対して搬送方向上流側から見て右側(一方側)および左側(他方側)のいずれかが、搬送方向の下流側に傾き、
当接部材10、11が、終端101において停止したワークWの搬送方向の上流側に当接可能な位置に設けられ、当接部材10は、ワークWの、搬送方向の下流側に傾く左側と反対側に位置する箇所P1に当接し、当接部材11は、ワークWの搬送方向の下流側に傾く左側と同じ側に位置する箇所P2に当接する。
位置決めの際に、まず、ワークWが傾く側と反対側の箇所P1に当接部材10を当接させることで、傾いていたワークWが反対側に押し込まれて傾きが低減される。次に、ワークWの傾く側と同じ側の箇所P2に当接部材11を当接させることで、ワークWの傾きが低減された状態で位置決めを行うことができ、位置決め精度を向上させることができる。実施形態では、ワークWの搬送路100の幅方向中心Oに対して左側が傾いているため、右側の当接部材10から当接させる例を説明したが、これに限られない。ワークWの右側が傾いている場合には、ワークWの左側の当接部材11から当接させることができる。ワークWの傾き方向に応じて、当接部材を当接させる順序は適宜決定することができる。
1 ワーク位置決め装置
10、11 当接部材
12 基部
13 腕部
13a 先端
14 爪部
14a 当接辺
15 回転軸
20、20a、20b エアシリンダ
21、21a、21b シリンダケース
22、22a、22b ピストン
23、23a、23b ピストンロッド
24、24a、24b 第1シリンダ室
25、25a、25b 第2シリンダ室
26、26a、26b エア供給口
27、27a、27b エア供給口
30 エア供給路
31 第1供給路
32a、32b 分岐路
33 第2供給路
34a、34b 分岐路
35 方向切換弁
35a ソレノイド
35b ソレノイド
40 制御装置
100 搬送路
101 終端
102 搬送面
103 ローラ列
104 ストッパ
200 移載装置
201 アーム
202 支持部
203 チャック
300 他の搬送路
W ワーク
S1、S2 側面
D 隙間
O 幅方向中心
P エア供給源

Claims (4)

  1. 搬送路を移動し、当該搬送路の終端に設けられたストッパに接触して停止したワークを位置決めするワーク位置決め装置であって、
    前記終端において停止した前記ワークの第1の箇所に当接して前記ワークを前記ストッパ側に押圧する第1の当接部材と、
    前記第1の当接部材と前記ワークの搬送方向に直交する方向に間隔を空けて配置され、前記第1の当接部材と時間差を持って、前記ワークの第2の箇所に当接して前記ワークを前記ストッパ側に押圧する第2の当接部材と、を備えることを特徴とするワーク位置決め装置。
  2. 前記第1および第2の当接部材を前記ワークに当接させて1回目の位置決めを行った後に、当接を解除して、再び前記第1および第2の当接部材を前記ワークに時間差を持って当接させて2回目の位置決めを行うことを特徴とする請求項1記載のワーク位置決め装置。
  3. 前記終端において停止した前記ワークは、前記終端に設けられた移載装置によって前記搬送路から移動されるものであり、
    前記2回目の位置決めを行った後、前記移載装置が前記ワークを保持するまで、前記第1および第2の当接部材を前記ワークに当接させることを特徴とする請求項2記載のワーク位置決め装置。
  4. 前記終端において停止した前記ワークは、前記搬送方向に直交する方向の中心に対して一方側および他方側のいずれかが、前記搬送方向の下流側に傾き、
    前記第1および第2の当接部材は、前記終端において停止した前記ワークの搬送方向の上流側に当接可能な位置に設けられ、
    前記第1の当接部材は、前記ワークの、前記搬送方向の下流側に傾く側と反対側に位置する前記第1の箇所に当接し、
    前記第2の当接部材は、前記ワークの前記搬送方向の下流側に傾く側と同じ側に位置する前記第2の箇所に当接することを特徴とする請求項1記載のワーク位置決め装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6127636U (ja) * 1984-07-25 1986-02-19 豊田工機株式会社 戻し防止機構付位置決め装置
JPH10250820A (ja) * 1997-03-11 1998-09-22 Kubota Corp クランプ装置におけるワーク整列装置

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