JP2019151172A - エアバッグ及びエアバッグ装置 - Google Patents

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【課題】メインバッグ及び車体幅方向中央側のサブバッグを備え、乗員を拘束しない状態の膨張完了状態ではサブバッグがウィンドシールド及びインストルメントパネルと非接触となるエアバッグ及びエアバッグ装置を提供する。【解決手段】エアバッグ1は、助手席とインストルメントパネルとの間で膨張展開する助手席用のエアバッグである。このエアバッグ1は、メインバッグ2と、メインバッグ2の左右の側部に連結された左サブバッグ3及び右サブバッグ4とを備える。乗員非拘束状態での膨張完了状態では、サブバッグ3,4はウィンドシールド12及びインストルメントパネル11に非接触である。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の乗員を衝突時等に拘束するためのエアバッグ及びエアバッグ装置に関する。なお、本発明において、前後・上下・左右の方向は、特に断らない限り、車両の前後・上下・左右の方向に対応するものである。
自動車等の車両の衝突や車体横転時等に、乗員の周囲各部でエアバッグをインフレータにより膨張させ、乗員の身体を拘束するエアバッグ装置が知られている。例えば、助手席用エアバッグ装置は、インストルメントパネル内に収容され、緊急時にエアバッグを膨張展開して、助手席乗員を拘束する。
車両の斜め衝突時や微小ラップ衝突時、助手席乗員は斜め前方に慣性移動する。そのため、斜め前方に移動する助手席乗員を拘束する助手席用エアバッグ装置が求められている。
特許文献1には、助手席とインストルメントパネルとの間で膨張展開する助手席用のエアバッグであって、メインバッグと、該メインバッグの左右の側部にそれぞれ連結された左サブバッグ及び右サブバッグとを備え、メインバッグ内と左サブバッグ内とを連通する左連通口及びメインバッグ内と右サブバッグ内とを連通する右連通口とが設けられており、インフレータからのガスがメインバッグに供給され、次いで左連通口及び右連通口を介して左サブバッグ及び右サブバッグに供給される助手席用エアバッグが記載されている。
特許文献1では、膨張完了状態において、車両センター側のサブバッグの後部の少なくとも一部がメインバッグの後部よりも後方に突出する。斜突等により車両センター側の斜め前方に移動する助手席乗員は、このサブバッグ後部とメインバッグ後部とで拘束される。
特許文献2には、乗員正面に展開するパッセンジャバッグと、パッセンジャバッグの側面(車体幅方向中央側)のセンタバッグとを備えた助手席用エアバッグが記載されている。オブリーク衝突時に乗員の頭部がパッセンジャバッグとセンタバッグとの間で拘束される。特許文献2の図6の通り、膨張展開したパッセンジャバッグ及びセンタバッグは、インストルメントパネルに当接する。
特許第6183573号公報 WO2016/002384A1
本発明は、メインバッグ及び車体幅方向中央側のサブバッグを備え、乗員を拘束しない状態の膨張完了状態ではサブバッグがウィンドシールド及びインストルメントパネルと非接触となるエアバッグ及びエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明のエアバッグは、助手席とインストルメントパネルとの間で膨張展開する助手席用のエアバッグであって、メインバッグと、該メインバッグの車体幅方向中央側の側部に連結されたサブバッグとを有するエアバッグにおいて、乗員を拘束しない状態での膨張完了状態において、サブバッグがウィンドシールド及びインストルメントパネルと非接触であることを特徴とする。
本発明の一態様では、前記サブバッグは、衝突時に乗員を拘束したときにインストルメントパネルと接触する。
本発明の一態様では、膨張完了状態において、前記サブバッグの底面とメインバッグの底面とが略同一高さとなる。
本発明の一態様では、前記サブバッグの後部の上部が膨張完了状態においてメインバッグの後面よりも後方に延出する延出部となっている。
本発明の一態様では、前記延出部の下縁は、乗員の肩と顎との間に位置する。
本発明の一態様では、衝突時に乗員の頭部が前記メインバッグとサブバッグとの間に誘導される。
本発明の一態様では、前記メインバッグのドア側の側面にドア側サブバッグが設けられている。
本発明の一態様では、前記メインバッグ内とサブバッグ内を連通する連通口が設けられている。
本発明の一態様では、膨張完了状態で、前記サブバッグの前端は、前記メインバッグの前後方向の途中に位置しており、前記メインバッグは、サブバッグの前面付近で左右幅が最大の最大幅部となっており、該メインバッグの左右幅は、該最大幅部から後方に向って徐々に減少しており、乗員非拘束状態での膨張完了状態では、前記車体幅方向中央側のサブバッグは、後方ほどメインバッグの左右方向中央側となる
本発明のエアバッグ装置は、本発明によるエアバッグと、前記メインバッグにガスを供給するインフレータとを備える。
本発明では、乗員非拘束状態での膨張完了状態ではサブバッグはウィンドシールド及びインストルメントパネルと非接触である。斜め衝突時や微小ラップ衝突時に膨張したサブバッグが乗員を拘束すると、サブバッグで乗員頭部側面を支持しながら、メインバッグが回転し、サブバッグがインストルメントパネルに接触すると、乗員頭部がサブバッグとメインバッグとの間に入り込むようにして拘束される。
実施の形態に係るエアバッグ装置の正面図(図4のI−I矢視図)である。 図2(a)は実施の形態に係るエアバッグの左側面図(図1のIIa−IIa矢視図)、図2(b)は実施の形態に係るエアバッグの右側面図(図1のIIb−IIb矢視図)である。 図3(a)は図1のIIIa−IIIa線断面図、図3(b)はIIIb−IIIb線断面図である。 実施の形態に係るエアバッグを示す上面図(図2(a)のIV−IV矢視図)である。 図2(a)のV−V線断面図である。 乗員拘束時における実施の形態に係るエアバッグを示す上面図である。
以下、図1〜図6を参照して、実施の形態に係るエアバッグ及びエアバッグ装置について説明する。
この実施の形態に係るエアバッグ装置は、通常時は折り畳まれており緊急時に膨張展開されるエアバッグ1と、エアバッグ1にガスを供給するインフレータ10(図2(a),(b))とを備える。このエアバッグ装置は、助手席用エアバッグ装置であり、助手席の前方に配置されたインストルメントパネル11に収容される。エアバッグ1は、乗員、インストルメントパネル11及びウィンドシールド12により囲まれた空間に膨張展開される。
エアバッグ1は、メインバッグ2と、メインバッグ2の左側面部に連結された左サブバッグ3と、右側面部に連結された右サブバッグ4とを備える。この実施の形態では、自動車は左ハンドル車であり、助手席は右側座席である。エアバッグ1の左側面はエアバッグ1の車体センター側の側面であり、右側面はドア側の側面である。右ハンドル車に搭載される場合、エアバッグ1は図示とは左右対称の構成とされる。
メインバッグ2は、乗員のほぼ正面に膨張展開される。膨張完了状態において、メインバッグ2の後面(乗員対向面)2rは、乗員側から見て略四角形状であり、エアバッグ1の膨張展開完了時に乗員の頭部を含めた上半身に対面する。
膨張完了状態におけるメインバッグ2の前部下面にインフレータ10の挿入口が設けられ、インフレータ10からメインバッグ2内にガスが供給されるようになっている。
メインバッグ2の左右の側面の前部(サブバッグ3,4の前端よりも前方)には、それぞれベントホール2Vが設けられている。
左サブバッグ3は、メインバッグ2の左側面のうち後部に沿って設けられている。左サブバッグ3の大部分は、インストルメントパネル11の後端11aよりも後方に配置されている。
左サブバッグ3の後部のうち上部は、メインバッグ2の後面2rよりも後方に延出する延出部3Aとなっている。延出部3Aの下縁3aは、標準体型の乗員の肩と顎との間に位置する高さとなっている。延出部3Aは、膨張完了状態において、メインバッグ2の後面2rよりも10〜30cm後方に延出することが好ましい。膨張完了状態において、延出部3Aよりも下側の左サブバッグ下部後面3rは、メインバッグ2の後面2rと略同等の前後位置(面一)となっているが、それよりも若干(例えば10cm以下程度)後方に位置してもよい。
この実施の形態では、膨張完了状態における左サブバッグ3上部(延出部下縁3aのレベルよりも上側)の左右幅(膨張厚み)は、延出部下縁3aのレベルよりも下側の部分の膨張厚みよりも大きい。これは、斜め衝突時に延出部3Aが乗員の頭部を受け止めたときに大きな反力を与えるためである。なお、左サブバッグ3の容積は右サブバッグ4よりも大きい。
左サブバッグ3内とメインバッグ2内とを連通するように第1の連通口5及び第2の連通口6が設けられている。連通口5,6は延出部下縁3aのレベルよりも下方かつインストルメントパネル11の後端11aよりも後方に位置している。連通口5は連通口6よりも後方に位置している。連通口5は連通口6よりも大径である。この実施の形態では、連通口5,6の高さは略同等である。なお、左サブバッグ3内とメインバッグ2内とは1個又は3個以上の連通口で連通されてもよい。
図5の通り、連通口5の周縁部において、左サブバッグ3とメインバッグ2とが縫合糸5aによって縫合されている。連通口6の周縁部においても、縫合糸(図示略)によって左サブバッグ3とメインバッグ2とが縫合されている。
図3の通り、連通口5,6を周回する縫合糸7によって左サブバッグ3とメインバッグ2とが縫合されている。縫合糸7は、連通口5,6の上側、連通口5の後側、連通口5,6の下側及び連通口6の前側を通って周回している。縫合糸7は、連通口6の前側からさらに上方に延在する縫合糸7Aに連なっている。縫合糸7Aは、左サブバッグ3の前面に沿って左サブバッグ3及びメインバッグ2の上部にまで延在している。
右サブバッグ4は、メインバッグ2の右側面のうち後部に沿って設けられている。右サブバッグ4の大部分は、インストルメントパネル11の後端11aよりも後方に配置されている。膨張完了状態において、右サブバッグ4の後面4rは、全体としてメインバッグ2の後面2rと面一か、それよりも若干(例えば10cm以下程度)後方に位置する。
右サブバッグ4内とメインバッグ2内とを連通するように連通口15が設けられている。図5の通り、連通口15の周縁部において、右サブバッグ4とメインバッグ2とが縫合糸15aによって縫合されている。
連通口5,15はほぼ同一大きさを有する。同一大きさとは、開口面積が±25%の誤差範囲で同一であることをいう。この実施の形態では、連通口5,15は略対称の位置関係に設けられている。略対称とは、膨張完了状態のエアバッグ1の側面図(図2(a),(b))において、連通口5,15の少なくとも一部が重なる位置関係にあることをいう。
右サブバッグ4も、左サブバッグ3と同様に、連通口15を周回する縫合糸17によってメインバッグ2と縫合されている。縫合糸17は、連通口15の上側、後側、下側及び前側を通って周回している。縫合糸17は、さらに上方に延在する縫合糸17Aに連なっている。縫合糸17Aは、右サブバッグ4の前面に沿って右サブバッグ4及びメインバッグ2の上部にまで延在している。縫合糸17のうち連通口15の前方側の部分は、縫合糸17Aと同様に右サブバッグ4の前面に沿って上下方向に延在している。
縫合糸7,7Aと縫合糸17,17Aとは略対称の位置関係に設けられている。
右サブバッグ4下部の膨張完了状態時の厚みは、左サブバッグ3の下部(延出部下縁3aのレベルよりも下側部分)の厚みとほぼ同等である。即ち、サブバッグ3,4の下部(乗員肩レベルよりも下位)にあっては、水平断面における各サブバッグ3,4の左右方向の膨張厚みがほぼ等しい(±10%の誤差範囲内で合致する。)。これにより、正面衝突時における乗員左右の肩部の拘束力(左右の肩部に与えられる反力)が略同等となる。
この実施の形態においては、膨張完了状態における上面図(図4)の通り、メインバッグ2は左右略対称形状に膨張展開している。メインバッグ2はインパネ後端11a付近において左右方向幅が最大となっている。このインパネ後端11a付近から前方側及び後方側に向かって、左右方向幅が徐々に小さくなっている。
また、この最大幅部分よりも後方に向って、メインバッグ2の左右幅は徐々に小さくなっている。メインバッグ2の左右の側面を図4において車両後方に延長させた延長線同士の交差角度は例えば20〜60度(deg)程度である。
このように、メインバッグ2の後部が後方ほど左右方向幅が小さくなる形状であるため、メインバッグ2の左側面に沿って膨張展開したサブバッグ3,4は、後方ほどメインバッグ2の左右方向中央側に近づく(即ちサブバッグ3,4が後側ほど互いに接近する)ように膨張展開する。図4の点Tは、延出部3Aのうち最もメインバッグの左右方向中央側に位置する最中央側部分を示している。メインバッグ2の後面2rと点Tとの車体前後方向の距離は、乗員頭部の顔面から頭部の重心までの距離と略等しいことが好ましい。
膨張完了状態において、メインバッグ2の左右の連通口5,15間の距離は25〜50cm程度である。
図2(a),(b)の通り、この実施の形態では、乗員を拘束しない状態でのエアバッグ1の膨張完了状態では、サブバッグ3,4はインストルメントパネル11及びウィンドシールド12とのいずれとも非接触となっている。メインバッグ2はインストルメントパネル11及びウィンドシールド12の双方に接触している。また、この膨張完了状態では、サブバッグ3,4及びメインバッグ2の後部底面の高さは図1,5の通り略同一であると共に、インストルメントパネル11の上面レベルよりも下位に位置している。
サブバッグ3,4とインストルメントパネル11との最も狭い間隔は5〜30mm特に10〜15mm程度が好ましい。サブバッグ3,4の上面とウィンドシールド12との間の最も狭い間隔は5〜30mm特に10〜20mm程度が好ましい。
このように構成されたエアバッグ1を有するエアバッグ装置にあっては、インフレータ10が作動すると、インフレータ10からメインバッグ2内にガスが供給される。メインバッグ2内に供給されたガスは、連通口5,6及び連通口15を通ってサブバッグ3,4内に供給される。これにより、メインバッグ2及びサブバッグ3,4が膨張展開する。このエアバッグ1にあっては、略同一大きさの連通口5,15が略対称位置に、かつ乗員の肩レベル以下に設けられているので、左サブバッグ3及び右サブバッグ4が膨張展開するときに、バランスがとれたものとなり、エアバッグ1が短時間のうちに安定した最終展開形状となる。
この実施の形態では、左右の連通口5,15が同じ位置、同じ面積であるところから、乗員拘束時に連通口周辺の基布の伸び方に大差がなくなる。この結果、バッグの潰れ方が同じになりやすく、乗員をバランス良く受け止めることができる。
この実施の形態では、メインバッグ2の下面のうち、サブバッグ3,4の前部付近よりも前側がインストルメントパネル11に当接する。また、メインバッグ2の上面がウィンドシールド12に接触する。これにより、メインバッグ2の支持が安定したものとなる。
また、メインバッグ2の左右幅を、前後方向中間付近から後方及び前方に向ってそれぞれ小さくしたことにより、メインバッグ2の容積を小さくすることができる。
正面衝突時には、乗員はメインバッグ2及びサブバッグ3,4で拘束される。乗員の頭部はメインバッグ2で拘束され、左右の肩はサブバッグ3の下部と、サブバッグ4の下部と、メインバッグ2とで拘束される。
車両の左方への斜め衝突や微小ラップ衝突の場合には、乗員は左斜め前方に移動し、左サブバッグ3とメインバッグ2とで拘束される。サブバッグ3の延出部3Aは、メインバッグ2の後面2rより後方に位置するので、図6に示されるように、乗員の頭部Hはメインバッグ2とサブバッグ3の延出部3Aとの間に入り込むようにして拘束される。この実施の形態では、サブバッグ3が縫合糸7,7Aによってメインバッグ2に縫合されているので、頭部Hが延出部3Aを左斜め前方に押したときに、左サブバッグ3がメインバッグ2から離隔しようとすることが抑制される。
この実施の形態では、乗員非拘束状態での膨張完了状態では、図2(a),(b)の通り、サブバッグ3,4はインストルメントパネル11及びウィンドシールド12と非接触となっている。このように、サブバッグ3,4はウィンドシールド12及びインストルメントパネル11に非接触となっているので、乗員を受け止めた左サブバッグ3は、インストルメントパネル11やウィンドシールド12から抵抗を受けることなく左斜め前方方向へ移動し、エアバッグ1が全体として平面視において時計回り方向に若干回動する。乗員頭部Hがメインバッグ2よりも延出部3Aに先に当接した場合、サブバッグ3で乗員頭部Hの側面を支持しながら、メインバッグ2が回転し、サブバッグ3がインストルメントパネル11に接触すると、乗員頭部Hは、図6の通り、サブバッグ3とメインバッグ2との境界部分に入り込むようにして拘束される。
なお、延出部3Aで乗員頭部を受け止めたサブバッグ3が左斜め前方に移動すると、サブバッグ3はインストルメントパネル11やウィンドシールド12に当接し、サブバッグ3の移動がほぼ停止し、サブバッグ3から乗員への反力が増大する。
車両の右方への斜め衝突や微小ラップ衝突の場合には、乗員はメインバッグ2と右サブバッグ4とで拘束される。
この実施の形態では、左サブバッグ3の容積は右サブバッグ4よりも大きいが、連通口5,6の合計の開口面積が連通口15の開口面積よりも大きいので、サブバッグ3,4の膨張はほぼ同時に完了する。また、そのため、膨張展開時におけるエアバッグ1の左右や上下への揺れが抑制される。
この実施の形態では、連通口5,15がサブバッグ3,4の後面3r,4rの近傍に設けられているので、インフレータ10からメインバッグ2内に流入したガスが、早期に連通口5,15からサブバッグ3,4内に流入し易い。即ち、インフレータ10からのガスは、ウィンドシールド12に沿うメインバッグ2の上面部に沿って後方へ流れ、次いでメインバッグ2の後面2rに沿って下方へ流れる傾向がある。連通口5,15が後面3r,4r近傍に設けられているので、メインバッグ2の後面2rに沿って下方へ流れてきたガスが早期に連通口5,15に到達し、早期にサブバッグ3,4に流入する。このため、サブバッグ3,4の膨張展開が早期に完了する。
上記実施の形態では、連通口が略真円形であるがこれに限定されない。例えば、連通口は前後方向に延在した略長円形であってもよい。この場合、連通口の上下幅が、前方側において後方側よりも大きくなる形状であると、車両前方側からガスが流入しやすくなるためバッグの揺動が少くなり、展開が安定しやすい。
本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。例えば、本発明では、サブバッグを構成するパネルにタックを入れることにより、膨張したサブチャンバの曲率を大きくしてもよい。また、サブバッグを構成するパネルのうち、メインバッグに対面するものに摘み部を設けることにより、膨張したサブチャンバの曲率を大きくしてもよい。サブチャンバは、複数枚のパネルの縁部同士を縫合したものであってもよく、1枚のパネルを折り返して縁部同士を縫合したものであってもよい。
1 エアバッグ
2 メインバッグ
3 左サブバッグ
3A 延出部
3a 延出部下縁
4 右サブバッグ
5,6,15 連通口
10 インフレータ
11 インストルメントパネル
12 ウィンドシールド

Claims (10)

  1. 助手席とインストルメントパネルとの間で膨張展開する助手席用のエアバッグであって、
    メインバッグと、該メインバッグの車体幅方向中央側の側部に連結されたサブバッグとを有するエアバッグにおいて、
    乗員を拘束しない状態での膨張完了状態において、サブバッグがウィンドシールド及びインストルメントパネルと非接触であることを特徴とするエアバッグ。
  2. 前記サブバッグは、衝突時に乗員を拘束したときにインストルメントパネルと接触することを特徴とする請求項1のエアバッグ。
  3. 膨張完了状態において、前記サブバッグの底面とメインバッグの底面とが略同一高さとなることを特徴とする請求項1又は2のいずれかのエアバッグ。
  4. 前記サブバッグの後部の上部が膨張完了状態においてメインバッグの後面よりも後方に延出する延出部となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかのエアバッグ。
  5. 前記延出部の下縁は、乗員の肩と顎との間に位置することを特徴とする請求項4のエアバッグ。
  6. 衝突時に乗員の頭部が前記メインバッグとサブバッグとの間に誘導されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかのエアバッグ。
  7. 前記メインバッグのドア側の側面にドア側サブバッグが設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかのエアバッグ。
  8. 前記メインバッグ内とサブバッグ内を連通する連通口が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかのエアバッグ。
  9. 膨張完了状態で、前記サブバッグの前端は、前記メインバッグの前後方向の途中に位置しており、
    前記メインバッグは、サブバッグの前面付近で左右幅が最大の最大幅部となっており、
    該メインバッグの左右幅は、該最大幅部から後方に向って徐々に減少しており、
    乗員非拘束状態での膨張完了状態では、前記車体幅方向中央側のサブバッグは、後方ほどメインバッグの左右方向中央側となることを特徴とする請求項1〜8のいずれかのエアバッグ。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のエアバッグと、
    前記メインバッグにガスを供給するインフレータと、
    を備えることを特徴とするエアバッグ装置。
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