JP2019148456A - 算出装置、自己位置算出方法、およびプログラム - Google Patents

算出装置、自己位置算出方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動体の自己位置の推定精度を向上させる技術を提供する。【解決手段】算出装置10は、移動体に搭載される装置であり、第1取得部110、第2取得部120、第3取得部130、および算出部140を有する。第1取得部110は、移動体周辺の他の移動体から、当該他の移動体の位置を示す位置情報及び位置情報の精度を示す精度情報を取得する。第2取得部120は、移動体と他の移動体との相対位置を示す相対位置情報を取得する。第3取得部130は、移動体の位置の精度を示す自己位置精度情報を取得する。算出部140は、第1取得部110により取得された精度情報の精度が、第3取得部130により取得された自己位置精度情報の精度より高い場合、第2取得部120により取得された相対位置情報及び第1取得部110により取得された他の移動体の位置情報に基づき、移動体の位置を算出する。【選択図】図2

Description

本発明は、算出装置、自己位置算出方法、およびプログラムに関する。
自己位置を推定する技術は、例えば移動体の自律航行制御システムやナビゲーションシステムなど、様々なシステムで利用されている。
自己位置を推定する技術の一例が、下記特許文献1に開示されている。特許文献1には、(1)移動体に搭載されたステレオカメラにより生成された画像を解析することにより、当該移動体の周囲で観測されたランドマークを特定し、(2)三角法などを用いてステレオカメラの設置位置からランドマークまでの距離を算出し、(3)ランドマークまでの距離と当該ランドマークの観測可能範囲とに基づいて、移動体の存在可能範囲(自己位置)を推定する技術が開示されている。
特開2009−20014号公報
特許文献1に開示される技術では、移動体の周囲の情報を検出するために利用される装置の初期性能、当該装置の性能劣化、移動体の周囲の環境(例えば、降雨、降雪、積雪、地吹雪、霧、人工光、自然光)などによって、移動体の自己位置の推定精度が変動し得る。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、移動体の自己位置の推定精度を向上させる技術を提供することを一つの目的とする。
請求項1に記載の発明は、
移動体周辺の他の移動体から、当該他の移動体の位置を示す位置情報及び前記位置情報の精度を示す精度情報を取得する第1取得部と、
前記移動体と前記他の移動体との相対位置を示す相対位置情報を取得する第2取得部と、
前記移動体の位置の精度を検出する第3取得部と、
前記取得された精度情報が前記検出された精度より高い場合、前記取得された相対位置情報及び前記他の移動体の位置情報に基づき、前記移動体の位置を算出する算出部と、
を備える算出装置である。
請求項7に記載の発明は、
コンピュータが、
移動体周辺の他の移動体から、当該他の移動体の位置を示す位置情報及び前記位置情報の精度を示す精度情報を取得し、
前記移動体と前記他の移動体との相対位置を示す相対位置情報を取得し、
前記移動体の位置の精度を検出し、
前記取得された精度情報が前記検出された精度より高い場合、前記取得された相対位置情報及び前記他の移動体の位置情報に基づき、前記移動体の位置を算出する、
ことを含む自己位置算出方法である。
請求項8に記載の発明は、
コンピュータに、請求項7に記載の自己位置算出方法を実行させるプログラムである。
本発明に係る算出装置の動作を概念的に示す図である。 第1実施形態における算出装置の機能構成の例を概念的に示すブロック図である。 第1実施形態での算出部の動作を概念的に示す図である。 算出装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。 第2実施形態の算出装置により実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 第2実施形態での算出部の動作を概念的に示す図である。 第3実施形態での算出部の動作を概念的に示す図である。 第4実施形態での算出部の動作の一例を概念的に示す図である。 第4実施形態での算出部の動作の他の一例を概念的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
[第1実施形態]
〔概要〕
まず、第1実施形態に係る算出装置の概要について説明する。図1は、本発明に係る算出装置10の動作を概念的に示す図である。なお、図1は、算出装置10の動作の理解を容易にすることを目的とする単なる例示である。よって、算出装置10の動作は図1によって何ら限定されない。例えば、図1では移動体の一例として車両が描かれているが、移動体は車両に限定されない。移動体は、飛行機、船舶、または、自律航行が可能なロボット(例:ドローン)などであってもよい。また、図1では移動体V1および他の移動体V2が同じ方向に進んでいる様子が描かれているが、移動体V1および他の移動体V2の進行方向は異なっていてもよい。また、移動体V1は複数のセンシングデバイスSDを有していてもよい。その場合、算出装置10は、各センシングデバイスSDからの出力信号を受信することができるように、複数のセンシングデバイスSDそれぞれと通信可能に接続される。ここで、センシングデバイスSDは、例えば、LiDAR(Light Detection and Ranging)、ミリ波レーダー、深度情報を取得可能なカメラなどである。また、移動体V1の周りに複数の他の移動体V2が存在し、当該複数の他の移動体V2それぞれについて、後述の処理が実行されてもよい。
算出装置10は移動体に搭載される装置である。なお、図1の例では、算出装置10は移動体V1に搭載されている。ここで「移動体に搭載」とは、移動体の部品として当該移動体に組み込まれることのみならず、別途組み立てられた単体の装置が移動体の室内または移動体の室外に設置されることを含む。例えば、算出装置10は、移動体を構成する部品として当該移動体に組み込まれたECU(Electronic Control Unit)であってもよい。また例えば、算出装置10は、移動体のインスツルメントパネル内に埋め込まれたナビゲーション装置であってもよい。また例えば、算出装置10は、運転者により携帯され、移動体の内部に持ち込まれた携帯端末やコンピュータであってもよい。また例えば、算出装置10は、移動体の周囲の状況を示す情報を取得するためのセンサ類を備え、移動体の窓や外周部などに取り付け可能な装置であってもよい。
算出装置10は、移動体V1に備えられたセンサ類の出力を用いて自己位置を算出する第1の自己位置算出処理と、図1に例示されるように、他の車両V2の位置情報を基準として自己位置を算出する第2の自己位置算出処理と、を実行可能に構成される。
<第1の自己位置算出処理>
算出装置10は、例えば、移動体V1に搭載された測位衛星システム(例えば、GPS(Global Positioning System)など)の受信機(図示せず)等を用いて取得される位置情報や、当該測位衛星システムの受信機等から取得した位置情報および移動体V1に搭載されたセンシングデバイスSDを用いて検出された周囲環境を示す情報に基づく地図データとのマッピングにより算出した位置情報などを用いて、移動体V1の自己位置情報P1を算出することができる(S1−1)。また、算出装置10は、自己位置情報P1の算出結果(自己位置の確率密度分布など)を用いて自己位置情報P1の精度を算出し、自己位置精度情報A1を生成することができる(S1−2)。算出装置10により算出された移動体V1の自己位置情報P1および当該自己位置情報P1の精度を示す自己位置精度情報A1は、例えば、算出装置10のメモリやストレージデバイスなどに記憶される。これら処理は、例えば、任意の間隔で繰り返し実行され、算出装置10のメモリやストレージデバイスに記憶される自己位置情報P1および自己位置精度情報A1は、上述の処理が実行される度に更新される。
<第2の自己位置算出処理>
算出装置10は、移動体V1の周辺に存在する他の移動体V2の位置情報P2、および、当該他の移動体V2の位置情報P2の精度を示す精度情報A2を取得する(S2−1)。算出装置10は、例えば、他の移動体V2に搭載される図示しない機器と無線通信(車車間通信)を行うことによって、他の移動体V2に記憶されている、当該他の移動体V2の位置情報P2および当該位置情報P2の精度を示す精度情報A2を取得することができる。また、移動体V1の走行路の近傍に路車間通信用の路側機(図示せず)が存在する場合、算出装置10は、当該路側機を介して、他の移動体V2の位置情報P2および当該位置情報P2の精度を示す精度情報A2を取得してもよい。
また、算出装置10は、移動体V1と他の移動体V2との相対位置を示す相対位置情報を測定する(S2−2)。算出装置10は、移動体V1に搭載されたセンシングデバイスSDを用いて、移動体V1から見た他の移動体V2の位置(相対位置)を測定することができる。
そして、算出装置10は、自己位置精度情報A1の精度(移動体V1の自己位置情報P1の精度)が精度情報A2の精度(他の移動体V2の位置情報P2の精度)よりも低い場合、移動体V1と他の移動体V2との相対位置および当該他の移動体の位置情報P2を用いて、移動体V1の自己位置情報P1を更新する(S2−3)。算出装置10は、メモリやストレージデバイスなどから自己位置精度情報A1を読み出して精度情報A2と比較することによって、移動体V1の自己位置情報P1の精度が他の移動体V2の位置情報P2の精度よりも低いか否かを判定できる。移動体V1の自己位置情報P1の精度が他の移動体V2の位置情報P2の精度よりも低い場合、算出装置10は、他の車両V2の位置情報P2および移動体V1と他の移動体V2との相対位置を用いて、移動体V1が存在し得る範囲(自己位置情報P1)を算出する。
〔機能構成例〕
図2は、第1実施形態における算出装置10の機能構成の例を概念的に示すブロック図である。図2に示されるように、算出装置10は、第1取得部110、第2取得部120、第3取得部130、および算出部140を有する。
第1取得部110は、移動体V1の周辺に存在する他の移動体V2から、当該他の移動体V2の位置を示す位置情報及びその位置情報の精度を示す精度情報を取得する。ここで第1取得部110が取得する位置情報および精度情報は、他の移動体V2において算出されたものである。つまり、第1取得部110が取得する位置情報の精度は、他の移動体V2に備えられる位置推定用装置(センサ)の性能や、他の移動体V2での位置測定時の環境などに応じて決まることになる。また、第1取得部110は、他の移動体V2で算出された精度情報を取得するように構成されていてもよいし、他の移動体V2からは位置情報のみを取得し、その位置情報の特性(例えば、推定位置の確率密度分布など)に基づいて精度情報を独自に算出するように構成されていてもよい。
第2取得部120は、移動体V1と他の移動体V2との相対位置を示す相対位置情報を取得する。第2取得部120は、算出装置10または移動体V1に搭載されるセンシングデバイスを用いて、相対位置情報を取得することができる。センシングデバイスとしては、例えば、光学式センサを利用して距離を測定可能なLiDARやカメラ(例えばステレオカメラなどの深度情報を取得可能なカメラ)のほか、ミリ波レーダーなどが利用され得る。
第3取得部130は、移動体V1の自己位置情報P1の精度を示す自己位置精度情報を取得する。一例として、第3取得部130は、移動体V1に搭載されるセンシングデバイスの出力に基づく自己位置情報P1の算出結果(例えば、位置情報の確率密度分布など)に基づいて自己位置情報P1の精度を算出することによって、自己位置精度情報を生成することができる。ここで、第3取得部130は、例えば第1取得部110によって他の移動体V2の位置情報および精度情報が取得されたことに応じて、移動体V1の位置の精度を算出してもよい。あるいは、第3取得部130は、自己位置精度情報を予め生成して算出装置10のメモリやストレージデバイスなどに記憶しておき、当該自己位置精度情報を必要に応じて読み出してもよい。
算出部140は、第1取得部110により取得された精度情報の精度が、第3取得部130により取得された自己位置精度情報の精度よりも高い場合、第2取得部120により取得された相対位置情報及び第1取得部110により取得された他の移動体V2の位置情報を用いて、移動体V1の位置を算出する。以下、図を用いて算出部140の動作の具体例を説明する。なお、以下の説明はあくまで例示であり、算出部140の動作は以下で説明される内容に制限されない。
図3は、第1実施形態での算出部140の動作を概念的に示す図である。図3において、点線の矢印は、移動体V1と移動体V2との相対位置(ベクトル)を表している。また、図3において、点線の円は、算出部140の処理が実行される前の移動体V1の位置(位置座標)を表している。また、図3において、実線の円(斜めのハッチングあり)は、後述の算出部140の処理が実行された後の移動体V1の位置(位置座標)を表している。また、図3において、実線の円(ハッチングなし)は、他の移動体V2の位置(位置座標)を表している。また、図3において、各円の大きさは、位置の精度の高低を表している。すなわち、円が小さいほど位置の精度が高く、逆に円が大きいほど位置の精度が低いことを表している。図3の例では、他の移動体V2の位置の精度が、算出部140の処理が実行される前の移動体V1の位置の精度よりも高いことがわかる。なお、図示していないが、他の移動体V2の位置の精度が移動体V1の位置の精度よりも低い場合には、算出部140は以下で説明する処理を実行しない。尚、図3では、各移動体の位置が2次元座標上の位置として描かれているが、各移動体の位置は3次元座標上の位置でも構わない。例えば、各移動体が3次元座標の位置情報を保持していれば、算出部140は、3次元座標上で位置情報を扱うことができる。その場合、図3における円は球のような3次元形状となる。
図3に例示されるケースにおいて、算出部140は、他の移動体V2の位置座標を、移動体V1と他の移動体V2との相対位置(ベクトル)を用いて平行移動し、移動体V1の新たな位置(斜めのハッチングをした円)を算出する。そして、算出部140は、移動体V1の新たな位置を用いて、算出装置10のメモリやストレージデバイスなどに記憶されている自己位置情報P1を更新する。
なお、算出部140は、移動体V1と移動体V2との相対位置(ベクトル)を、第2取得部120により取得された相対位置情報を用いて計算することができる。また、算出部140は、算出装置10のメモリやストレージデバイスなどに記憶されている自己位置情報に基づいて、所定の座標系での移動体V1の位置を把握することができる。また、算出部140は、第1取得部110により取得された、他の移動体V2の位置情報に基づいて、所定の座標系での他の移動体V2の位置を把握することができる。なお、ここでは、移動体V1の自己位置情報の座標系と他の移動体V2の位置情報の座標系とが共通であることを前提としているが、移動体V1の自己位置情報の座標系と他の移動体V2の位置情報の座標系とが異なる場合もある。その場合、算出部140は、それぞれの位置情報が示す位置を共通の座標系に置き換えることで、移動体V1の位置を誤って算出することを防止できる。
〔ハードウエア構成例〕
算出装置10の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、算出装置10の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
図4は、算出装置10のハードウエア構成を例示するブロック図である。本図の例において、算出装置10は、集積回路40を用いて実装されている。集積回路40は、例えばSoC(System On Chip)である。
集積回路40は、バス402、プロセッサ404、メモリ406、ストレージデバイス408、入出力インタフェース410、及びネットワークインタフェース412を有する。バス402は、プロセッサ404、メモリ406、ストレージデバイス408、入出力インタフェース410、及びネットワークインタフェース412が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ404などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。プロセッサ404は、マイクロプロセッサなどを用いて実現される演算処理装置である。メモリ406は、RAM(Random Access Memory)などを用いて実現される主記憶装置である。ストレージデバイス408は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどを用いて実現される補助記憶装置である。
ストレージデバイス408は、上述した、算出装置10の各機能構成部(第1取得部110、第2取得部120、第3取得部130、および算出部140)を実現するためのプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ404は、このプログラムモジュールをメモリ406に読み出して実行することで、算出装置10の各機能を実現する。
入出力インタフェース410は、算出装置10を周辺機器と接続するためのインタフェースである。入出力インタフェース410には、LiDAR、ミリ波レーダー、ステレオカメラといったセンシングデバイスSDが少なくとも1つ接続される。また、入出力インタフェース410には、例えば、GPS(Global Positioning System)などの測位衛星システムからの信号を受信するための受信モジュール4101や、移動体V1の角速度および加速度などを示す情報を生成するための慣性計測モジュール4102などが接続される。なお、慣性計測モジュール4102は、例えばジャイロセンサなどを用いて移動体V1の角速度および加速度を示す情報を生成することができる。算出装置10は、これらのモジュールで生成された情報を、上述の第1の自己位置推定処理で利用することができる。また、入出力インタフェース410には、ユーザからの入力操作を受け付ける入力装置4103、各種情報を表示させるディスプレイ装置4104、又は、それらが一体となったタッチパネルなどが更に接続されてもよい。
ネットワークインタフェース412は、算出装置10を通信網に接続するためのインタフェースである。この通信網は、例えばWAN(Wide Area Network)通信網やCAN(Controller Area Network)通信網である。ネットワークインタフェース412が通信網に接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。例えば算出装置10は、ネットワークインタフェース412を介して、周辺に位置する他の移動体V2と通信することができる。また、算出装置10は、ネットワークインタフェース412を介して移動体V1の制御情報(アクセル開度、ブレーキ圧、ステアリング角度など)を取得し、上述の第1の自己位置推定処理に利用することができる。
なお、集積回路40のハードウエア構成は本図に示した構成に限定されない。例えば、プログラムモジュールはメモリ406に格納されてもよい。この場合、集積回路40は、ストレージデバイス408を備えていなくてもよい。
以上、本実施形態では、移動体V1の周辺に存在する他の移動体V2から、より精度の高い位置情報を取得できた場合、より精度の高い位置情報および移動体V1と他の移動体V2との相対位置を用いて、移動体V1の自己位置情報が算出される。これにより、移動体V1の位置情報の精度を向上させることができる。また、他の移動体V2から取得した位置情報の精度が、移動体V1の自己位置情報の精度よりも低い場合には、他の移動体V2の位置情報および移動体V1と他の移動体V2との相対位置を用いて移動体V1の自己位置情報を算出する処理を実行しない。これにより、移動体V1の位置の精度が、より精度の低い他の移動体V2の位置情報の影響を受けて低下することを防止できる。
[第2実施形態]
本実施形態は、以下で説明する点を除き、第1実施形態と同様の構成を有する。
〔機能構成〕
本実施形態の算出装置10は、第1実施形態と同様の機能構成(例:図2)を有する。
本実施形態において、第1取得部110は、他の移動体V2の位置情報の算出基準を示す情報を更に取得する。特に限定されないが、一例として、「他の移動体V2の位置情報の算出基準を示す情報」は、「他の移動体V2の形状を示す情報」と「他の移動体V2における位置推定用装置(センサ)の位置」とを含む。「他の移動体V2の形状を示す情報」とは、例えば、他の移動体V2の3次元モデルデータなどである。
第1取得部110により取得された「他の移動体V2の位置情報の算出基準を示す情報」を更に用いることによって、算出部140は、移動体V1の位置をより高精度に算出することが可能となる。具体的には、第1実施形態では、算出部140は、他の移動体V2の位置情報および移動体V1と他の移動体V2との相対位置を用いて、移動体V1の位置を算出している。ここで、移動体V1と他の移動体V2との相対位置は、移動体V1のセンシングデバイスSDによって検出された他の移動体V2の表面を基準に決まる。そして、センシングデバイスSDによって検出された表面が、他の移動体V2が位置情報を算出する際の基準と一致しているとは限らない。例えば、他の移動体V2は、位置測定用装置(センサ)の設置位置を基準として自身の位置情報を算出することもあり得る。この場合、第1実施形態の手法では、センシングデバイスSDが検出した面と、他の移動体V2に備えられた位置測定用装置(センサ)との相対位置だけ、誤差が生じることになる。
そこで、本実施形態の算出部140は、第1取得部110により更に取得された「他の移動体V2の位置情報の算出基準を示す情報」を更に用いて、移動体V1の位置を算出する。なお、算出部140の具体的な動作については後述する。
〔処理の流れ〕
図5に、本実施形態の算出装置10により実行される処理の流れを例示する。図5は、第2実施形態の算出装置10により実行される処理の流れを例示するフローチャートである。
第1取得部110は、他の移動体V2の位置情報、当該位置情報の精度を示す精度情報、並びに、当該他の移動体V2の位置情報の算出基準を示す情報を取得する(S102)。本例では、第1取得部110は、「他の移動体V2の形状を示す情報」および「他の移動体V2における位置推定用装置(センサ)の位置」を、「他の移動体V2の位置情報の算出基準を示す情報」として取得するものとする。第2取得部120は、センシングデバイスSDを用いて、移動体V1と移動体V2との相対位置を示す相対位置情報を取得する(S104)。第3取得部130は、移動体V1の位置の精度を示す自己位置精度情報を取得する(S106)。自己位置精度情報は、例えば、メモリ406やストレージデバイス408などに記憶されている。算出部140は、S102の処理で取得された精度情報が示す精度と、S106で取得された自己位置精度情報が示す精度とを比較する(S108)。S102の処理で取得された精度情報が示す精度が、S106で取得された自己位置精度情報が示す精度よりも低い場合(S108:NO)、以降の処理は実行されない。一方、S102の処理で取得された精度情報が示す精度が、S106で取得された自己位置精度情報が示す精度よりも高い場合(S108:YES)、算出部140は、上述の各処理で取得された情報を用いて、移動体V1の位置情報を算出する(S110)。以下、図を用いて算出部140の動作の具体例を説明する。なお、以下の説明はあくまで例示であり、算出部140の動作は以下で説明される内容に制限されない。
図6は、第2実施形態での算出部140の動作を概念的に示す図である。図6において、点線の矢印は、移動体V1と移動体V2との相対位置(ベクトル)を表している。また、図6において、実線の矢印は、センシングデバイスSDが検出した他の移動体V2の部位と他の移動体V2に搭載されているセンサとの相対位置(ベクトル)を表している。また、図6において、点線の円は、算出部140の処理が実行される前の移動体V1の位置(位置座標)を表している。また、図6において、実線の円(斜めのハッチングあり)は、後述の算出部140の処理が実行された後の移動体V1の位置(位置座標)を表している。また、図6において、実線の円(ハッチングなし)は、他の移動体V2の位置(位置座標)を表している。また、図6において、各円の大きさは、位置の精度の高低を表している。すなわち、円が小さいほど位置の精度が高く、逆に円が大きいほど位置の精度が低いことを表している。図6の例では、他の移動体V2の位置の精度が、算出部140の処理が実行される前の移動体V1の位置の精度よりも高いことがわかる。なお、図示していないが、他の移動体V2の位置の精度が移動体V1の位置の精度よりも低い場合には、算出部140は以下で説明する処理を実行しない。尚、図6では、各移動体の位置が2次元座標上の位置として描かれているが、各移動体の位置は3次元座標上の位置でも構わない。例えば、各移動体が3次元座標の位置情報を保持していれば、算出部140は、3次元座標上で位置情報を扱うことができる。その場合、図6における円は球のような3次元形状となる。
図6に例示されるケースにおいて、算出部140は、他の移動体V2の位置座標を、移動体V1と他の移動体V2との相対位置(ベクトル)およびセンシングデバイスSDが検出した他の移動体V2の部位と他の移動体V2に搭載されているセンサとの相対位置(ベクトル)を用いて平行移動し、移動体V1の新たな位置(斜めのハッチングをした円)を算出する。そして、算出部140は、移動体V1の新たな位置を用いて、算出装置10のメモリやストレージデバイスなどに記憶されている自己位置情報P1を更新する。
なお、算出部140は、移動体V1と移動体V2との相対位置(ベクトル)を、第2取得部120により取得された相対位置情報を用いて計算することができる。また、算出部140は、センシングデバイスSDからの出力と、第1取得部110により取得された「他の移動体V2の位置情報の算出基準を示す情報」に基づいて、センシングデバイスSDが検出した面と他の移動体V2のセンサとの相対位置(ベクトル)を計算することができる。具体的には、算出部140は、センシングデバイスSDの出力結果と他の移動体V2の形状を示す情報とを比較して、センシングデバイスSDが検出した他の移動体V2の部位の位置を特定することができる。一例として、算出部140は、第1取得部110が取得した、他の移動体V2の3次元モデルデータと、センシングデバイスSDによる他の移動体V2のセンシング結果(3次元的な形状を示すデータ)とを比較することによって、当該センシング結果に対応する部位を3次元モデルデータの中から特定することができる。さらに、算出部140は、他の移動体V2における位置推定用装置(センサ)の位置を用いて、特定した他の移動体V2の部位から位置測定用装置(センサ)の取り付け位置までの距離および方向(ベクトル)を算出することができる。また、算出部140は、算出装置10のメモリやストレージデバイスなどに記憶されている自己位置情報に基づいて、所定の座標系での移動体V1の位置を把握することができる。また、算出部140は、第1取得部110により取得された、他の移動体V2の位置情報に基づいて、所定の座標系での他の移動体V2の位置を把握することができる。なお、ここでは、移動体V1の自己位置情報の座標系と他の移動体V2の位置情報の座標系とが共通であることを前提としているが、移動体V1の自己位置情報の座標系と他の移動体V2の位置情報の座標系とが異なる場合もある。その場合、算出部140は、それぞれの位置情報が示す位置を共通の座標系に置き換えることで、移動体V1の位置を誤って算出することを防止できる。
以上、他の移動体V2の位置情報の算出基準を示す情報を更に用いることにより、当該他の移動体V2の位置情報を基準として移動体V1の位置を算出する際、その算出精度を更に向上させることができる。
[第3実施形態]
本実施形態では、移動体V1の周囲に複数の他の移動体V2が存在する場合における算出装置10の動作について説明する。
〔機能構成〕
本実施形態の算出装置10は、第1実施形態と同様の機能構成(例:図2)を有する。
移動体V1の周囲に複数の他の移動体V2が存在した場合、第2取得部120は、当該複数の他の移動体V2それぞれについて、相対位置情報を取得することができる。ここで、複数の他の移動体V2の1台から、より精度の高い位置情報が取得できた場合を考える。この場合、第2取得部120により取得された複数の相対位置情報の中から、位置情報送信してきた他の移動体V2に対応する相対位置情報を選択する必要がある。相対位置情報を誤って選択した場合、算出部140が、誤った位置を移動体V1の位置として算出してしまうからである。
そこで、算出部140は、第1取得部110により取得された他の移動体V2の位置情報と、移動体V1がメモリ406やストレージデバイス408などに記憶している自己位置情報とを用いて、位置情報を送信した他の移動体V2に対応する相対位置情報を特定する。以下、図を用いて算出部140の動作の具体例を説明する。なお、以下の説明はあくまで例示であり、算出部140の動作は以下で説明される内容に制限されない。
図7は、第3実施形態での算出部140の動作を概念的に示す図である。図7の例では、移動体V1の周囲に、2台の他の移動体が存在している。ここでは、移動体V1の前方に位置する他の移動体V2を「第1の他の移動体」と、移動体V1の右斜め前方に位置する他の移動体V2を「第2の他の移動体」と表記する。
図示されるような状況において第1取得部110が、周辺に位置する他の移動体のいずれかから位置情報を取得したとする。この段階では、算出装置10は、その位置情報が第1の他の移動体V2および第2の他の移動体V2のどちらが位置情報を送信したかを判別できない。ここで、第2取得部120は、センシングデバイスSDを用いて、移動体V1と第1の他の移動体V2との相対位置dを示す第1の相対位置情報、および、移動体V1と第2の他の移動体V2との相対位置dを示す第2の相対位置情報をそれぞれ取得している。また、移動体V1の自己位置情報が算出装置10のメモリ406やストレージデバイス408などには記憶されており、移動体V1の大よその位置が既知となっている。そこで、算出部140は、第1取得部110により取得された位置情報と、移動体V1の自己位置情報とを用いて、仮の相対位置を示す仮相対位置情報を生成する。そして、算出部140は、算出した仮相対位置情報によって示される相対位置が、移動体V1と第1の他の移動体V2との相対位置dと、移動体V1と第2の他の移動体V2との相対位置dのどちらに近いかを判定する。具体的な例として、自己位置情報と、第1取得部110が取得した他の移動体の位置情報とを用いて算出された仮の相対位置が、相対位置dよりも相対位置dに近かったとする。この場合、算出部140は、位置情報を送信した他の移動体に対応する相対位置情報として、移動体V1と第1の他の移動体V2との相対位置dを示す第1の相対位置情報を選択することができる。以降は、上述の各実施形態で説明したような、移動体V1の位置を算出する処理が実行される。
以上、本実施形態によれば、移動体V1の周辺に複数の他の移動体が存在した場合であっても、当該移動体V1の位置の精度を高める処理を実行することができる。
[第4実施形態]
移動体の周辺に位置する他の移動体から当該他の移動体の位置情報を取得するまで、わずかながらタイムラグが生じ得る。移動体および他の移動体は、そのタイムラグの間にも移動を続けているため、算出部140により算出される移動体の位置に、移動による誤差が生じる可能性がある。本実施形態は、この問題を解消する構成を更に備える。なお、本実施形態の算出装置10は、その他の点については、上述の各実施形態と同様の構成を有する。
〔機能構成〕
本実施形態の算出装置10は、第1実施形態と同様の機能構成(例:図2)を有する。
本実施形態において、算出部140は、(1)移動体V1を基準とした場合の計算、および、(2)他の移動体V2を基準とした場合の計算、の少なくともいずれかを実行する。
<移動体V1を基準とした場合の計算>
図を用いて算出部140の動作の具体例を説明する。なお、以下の説明はあくまで例示であり、算出部140の動作は以下で説明される内容に制限されない。図8は、第4実施形態での算出部140の動作の一例を概念的に示す図である。まず、第1取得部110が、他の移動体V2の位置情報を取得する。このとき、他の移動体V2の位置情報には時刻情報が関連付けられる。この時刻情報は、他の移動体V2の位置情報の生成タイミングに対応する時刻を示す。そして、算出部140は、例えば次のように動作する。まず、算出部140は、時刻情報と現在時刻との時間差を算出する(S3−1)。算出部140は、例えば、第1取得部110により他の移動体V2の位置情報が取得された際、算出装置10で管理されるシステム時刻を参照することによって、現在時刻を取得することができる。そして、算出部140は、先で算出した時間差に他の移動体V2の速度を乗じた値、および、他の移動体V2の軌跡を用いて、他の移動体の位置情報を補正する(S3−2)。ここで、補正した後の他の移動体V1の位置情報が示す位置が、算出装置10が当該他の移動体V1の移動体を受信した時点での位置となる。この処理により、他の移動体V2からの情報が算出装置10に到達するまでのタイムラグによって生じる誤差を相殺することができる。なお、算出部140は、移動体V1の制御情報やセンシングデバイスSDからの出力を解析することによって、他の移動体V2の移動速度、並びに、他の移動体V2の軌跡を算出することができる。そして、算出部140は、補正後の他の移動体V2の位置情報、および、移動体V1と他の移動体V2との相対位置を示す相対位置情報を用いて、移動体V1の位置を算出する(S3−3)。
<他の移動体V2を基準とした場合の計算>
図を用いて算出部140の動作の具体例を説明する。なお、以下の説明はあくまで例示であり、算出部140の動作は以下で説明される内容に制限されない。図9は、第4実施形態での算出部140の動作の他の一例を概念的に示す図である。まず、第1取得部110が、他の移動体V2の位置情報を取得する。このとき、他の移動体V2の位置情報には時刻情報が関連付けられる。この時刻情報は、他の移動体V2の位置情報の生成タイミングに対応する時刻を示す。そして、算出部140は、例えば次のように動作する。まず、算出部140は、他の移動体V2の位置情報に関連付けられた時刻情報を用いて、その時刻情報が示す時点での移動体V1と他の移動体V2との相対位置を示す相対位置情報(過去の相対位置情報)を取得する(S4−1)。なお、この場合、算出装置10は、移動体V1の位置情報および移動体V1と他の移動体V2との相対位置を示す相対位置情報の所定期間分の履歴(過去の情報)を、メモリ406またはストレージデバイス408などに記憶している。算出部140は、メモリ406またはストレージデバイス408に記憶されている履歴の中から、他の移動体V2の位置情報に関連付けられた時刻情報が示す時点における、移動体V1と他の移動体V2との相対位置を示す相対位置情報を読み出すことができる。そして、算出部140は、他の移動体の位置情報と、S4−1の処理で取得した過去の相対位置情報とを用いて、位置情報が送信された時点の移動体V1の位置(移動体V1の過去の位置)を算出する(S4−2)。この処理により、他の移動体V2からの情報が算出装置10に到達するまでのタイムラグによって生じる誤差を相殺することができる。そして、算出部140は、時刻情報と現在時刻との時間差を算出する(S4−3)。算出部140は、例えば、第1取得部110により他の移動体V2の位置情報が取得された際、算出装置10で管理されるシステム時刻を参照することによって、現在時刻を取得することができる。そして、算出部140は、S402の処理で算出した移動体V1の過去の位置、S4−3の処理で算出した時間差に移動体V1の速度を乗じた値、および、移動体V1の軌跡を用いて、移動体V1の現在の位置を算出する(S4−4)。なお、算出部140は、CAN通信網を介して、移動体V1の速度や軌跡を示す制御情報を取得することができる。
以上、本実施形態では、他の移動体V2からの情報が算出装置10に到達するまでのタイムラグによって生じる誤差を相殺する処理が実行される。これにより、本実施形態の算出装置10によれば、移動体V1の自己位置の精度を更に高めることができる。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以下、参考形態の例を付記する。
1.
移動体周辺の他の移動体から、当該他の移動体の位置を示す位置情報及び前記位置情報の精度を示す精度情報を取得する第1取得部と、
前記移動体と前記他の移動体との相対位置を示す相対位置情報を取得する第2取得部と、
前記移動体の位置の精度を示す自己位置精度情報を取得する第3取得部と、
前記精度情報の精度が前記自己位置精度情報の精度より高い場合、前記相対位置情報及び前記他の移動体の位置情報に基づき、前記移動体の位置を算出する算出部と、
を備える算出装置。
2.
前記第2取得部は、光学式センサを用いて、前記相対位置情報を取得する、
1.に記載の算出装置。
3.
前記第1取得部は、前記他の移動体の位置情報の算出基準を示す情報を更に取得し、
前記算出部は、前記算出基準を更に用いて前記移動体の位置を算出する、
1.または2.に記載の算出装置。
4.
前記算出部は、前記移動体の周辺に複数の他の移動体が存在し、複数の前記相対位置情報が前記第2取得部により取得された場合、前記第1取得部により取得された前記他の移動体の位置情報と、前記移動体が保持している当該移動体の位置とを用いて、当該位置情報を送信した他の移動体に対応する前記相対位置情報を特定する、
1.〜3.のいずれか1つに記載の算出装置。
5.
前記他の移動体の位置情報には時刻情報が関連付けられており、
前記算出部は、
前記時刻情報と現在時刻との時間差を算出し、
前記時間差に前記他の移動体の速度を乗じた値、および、前記他の移動体の軌跡を用いて、前記他の移動体の位置情報を補正し、
補正後の前記他の移動体の位置情報と前記相対位置情報とを用いて、前記移動体の位置を算出する、
1.〜4.のいずれか1つに記載の算出装置。
6.
前記他の移動体の位置情報には時刻情報が関連付けられており、
前記算出部は、
前記時刻情報が示す時点での前記移動体と前記他の移動体との過去の相対位置を取得し、
前記他の移動体の位置情報、および、前記移動体と前記他の移動体との過去の相対位置を用いて、前記移動体の過去の位置を算出し、
前記時刻情報と現在時刻との時間差を算出し、
前記移動体の過去の位置、前記時間差に前記移動体の速度を乗じた値、および、前記移動体の軌跡を用いて、前記移動体の現在の位置を算出する、
1.〜4.のいずれか1つに記載の算出装置。
7.
コンピュータが、
移動体周辺の他の移動体から、当該他の移動体の位置を示す位置情報及び前記位置情報の精度を示す精度情報を取得し、
前記移動体と前記他の移動体との相対位置を示す相対位置情報を取得し、
前記移動体の位置の精度を示す自己位置精度情報を取得し、
前記精度情報の精度が前記自己位置精度情報の精度より高い場合、前記相対位置情報及び前記他の移動体の位置情報に基づき、前記移動体の位置を算出する、
ことを含む自己位置算出方法。
8.
前記コンピュータが、
光学式センサを用いて、前記相対位置情報を取得する、
ことを含む7.に記載の自己位置算出方法。
9.
前記コンピュータが、
前記他の移動体の位置情報の算出基準を示す情報を更に取得し、
前記算出基準を更に用いて前記移動体の位置を算出する、
ことを含む7.または8.に記載の自己位置算出方法。
10.
前記コンピュータが、
前記移動体の周辺に複数の他の移動体が存在し、複数の前記相対位置情報が取得された場合、取得された前記他の移動体の位置情報と、前記移動体が保持している当該移動体の位置とを用いて、当該位置情報を送信した他の移動体に対応する前記相対位置情報を特定する、
ことを含む7.〜9.のいずれか1つに記載の自己位置算出方法。
11.
前記他の移動体の位置情報には時刻情報が関連付けられており、
前記コンピュータが、
前記時刻情報と現在時刻との時間差を算出し、
前記時間差に前記他の移動体の速度を乗じた値、および、前記他の移動体の軌跡を用いて、前記他の移動体の位置情報を補正し、
補正後の前記他の移動体の位置情報と前記相対位置情報とを用いて、前記移動体の位置を算出する、
ことを含む7.〜10.のいずれか1つに記載の自己位置算出方法。
12.
前記他の移動体の位置情報には時刻情報が関連付けられており、
前記コンピュータが、
前記時刻情報が示す時点での前記移動体と前記他の移動体との過去の相対位置を取得し、
前記他の移動体の位置情報、および、前記移動体と前記他の移動体との過去の相対位置を用いて、前記移動体の過去の位置を算出し、
前記時刻情報と現在時刻との時間差を算出し、
前記移動体の過去の位置、前記時間差に前記移動体の速度を乗じた値、および、前記移動体の軌跡を用いて、前記移動体の現在の位置を算出する、
ことを含む7.〜10.のいずれか1つに記載の自己位置算出方法。
13.
コンピュータに、7.〜12.のいずれか1つに記載の自己位置算出方法を実行させるプログラム。
10 算出装置
110 第1取得部
120 第2取得部
130 第3取得部
140 算出部
40 集積回路
402 バス
404 プロセッサ
406 メモリ
408 ストレージデバイス
410 入出力インタフェース
4101 受信モジュール
4102 慣性計測モジュール
4103 入力装置
4104 ディスプレイ装置
412 ネットワークインタフェース
SD センシングデバイス

Claims (8)

  1. 移動体周辺の他の移動体から、当該他の移動体の位置を示す位置情報及び前記位置情報の精度を示す精度情報を取得する第1取得部と、
    前記移動体と前記他の移動体との相対位置を示す相対位置情報を取得する第2取得部と、
    前記移動体の位置の精度を示す自己位置精度情報を取得する第3取得部と、
    前記精度情報の精度が前記自己位置精度情報の精度より高い場合、前記相対位置情報及び前記他の移動体の位置情報に基づき、前記移動体の位置を算出する算出部と、
    を備える算出装置。
  2. 前記第2取得部は、光学式センサを用いて、前記相対位置情報を取得する、
    請求項1に記載の算出装置。
  3. 前記第1取得部は、前記他の移動体の位置情報の算出基準を示す情報を更に取得し、
    前記算出部は、前記算出基準を更に用いて前記移動体の位置を算出する、
    請求項1または2に記載の算出装置。
  4. 前記算出部は、前記移動体の周辺に複数の他の移動体が存在し、複数の前記相対位置情報が前記第2取得部により取得された場合、前記第1取得部により取得された前記他の移動体の位置情報と、前記移動体が保持している当該移動体の位置とを用いて、当該位置情報を送信した他の移動体に対応する前記相対位置情報を特定する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の算出装置。
  5. 前記他の移動体の位置情報には時刻情報が関連付けられており、
    前記算出部は、
    前記時刻情報と現在時刻との時間差を算出し、
    前記時間差に前記他の移動体の速度を乗じた値、および、前記他の移動体の軌跡を用いて、前記他の移動体の位置情報を補正し、
    補正後の前記他の移動体の位置情報と前記相対位置情報とを用いて、前記移動体の位置を算出する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の算出装置。
  6. 前記他の移動体の位置情報には時刻情報が関連付けられており、
    前記算出部は、
    前記時刻情報が示す時点での前記移動体と前記他の移動体との過去の相対位置を取得し、
    前記他の移動体の位置情報、および、前記移動体と前記他の移動体との過去の相対位置を用いて、前記移動体の過去の位置を算出し、
    前記時刻情報と現在時刻との時間差を算出し、
    前記移動体の過去の位置、前記時間差に前記移動体の速度を乗じた値、および、前記移動体の軌跡を用いて、前記移動体の現在の位置を算出する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の算出装置。
  7. コンピュータが、
    移動体周辺の他の移動体から、当該他の移動体の位置を示す位置情報及び前記位置情報の精度を示す精度情報を取得し、
    前記移動体と前記他の移動体との相対位置を示す相対位置情報を取得し、
    前記移動体の位置の精度を示す自己位置精度情報を取得し、
    前記精度情報の精度が前記自己位置精度情報の精度より高い場合、前記相対位置情報及び前記他の移動体の位置情報に基づき、前記移動体の位置を算出する、
    ことを含む自己位置算出方法。
  8. コンピュータに、請求項7に記載の自己位置算出方法を実行させるプログラム。
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