JP2019147920A - 潤滑油組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れたジャダー防止耐久性と境界潤滑域での十分に高いトルク容量とを両立可能な潤滑油組成物を提供すること。【解決手段】潤滑油基油と、第一の摩擦調整剤と、第一の摩擦調整剤とは異なる第二の摩擦調整剤と、を含み、第一の摩擦調整剤が、特定の構造を有する化合物、及び/又は前記化合物とは異なる、炭素数が12以上であり且つ炭素数12以上の直鎖炭化水素鎖を含まない第一の炭化水素基、並びに、酸素及び/又は窒素を含む極性基を有する化合物を含有し、第二の摩擦調整剤が、炭素数が12以上の直鎖炭化水素鎖を含む第二の炭化水素基、並びに、酸素及び/又は窒素を含む極性基を有する化合物を含有する、潤滑油組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、潤滑油組成物に関する。
自動変速機、無段変速機等の変速機には、エンジンから変速機に動力を伝達するための潤滑油(変速機用潤滑油)が用いられている。変速機用潤滑油には、その摩擦特性を調整するために摩擦調整剤が配合される。摩擦調整剤としては、例えば、炭素数12〜30の直鎖アルキル基又は直鎖アルケニル基を有するアミン化合物、脂肪酸アミド、脂肪酸金属塩、炭素数12以上であるα分岐構造を有する脂肪酸と、アミンとの反応生成物等が知られている(下記特許文献1〜4を参照)。
特開2008−106167号公報 特開2005−146148号公報 特開平10−219269号公報 特開2007−238524号公報
変速機用潤滑油には、動力伝達効率を向上させるための高い伝達トルク容量に加えて、乗り心地をよくするためのジャダー防止耐久性が求められる。
しかし、ジャダー防止耐久性と伝達トルク容量とは、一般にトレードオフの関係にあり、従来の変速機用潤滑油を用いてこれらの特性を両立することは困難である。例えば、従来の変速機用潤滑油のうち特に低速域(境界潤滑域)での伝達トルク容量が高いものを用いると、ジャダー(異常振動)が発生しやすくなり、自動車の乗り心地が損なわれることがある。一方、変速機用潤滑油のジャダー防止耐久性を高めると、自動変速機における湿式クラッチの摩擦係数の低下や、無段変速機における金属ベルト又は金属チェーンと金属製プーリーとの間の摩擦係数の低下により、動力伝達不足に伴う機能上の欠陥につながる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、優れたジャダー防止耐久性と境界潤滑域での十分に高いトルク容量とを両立可能な潤滑油組成物を提供することを目的とする。
本発明は、潤滑油基油と、第一の摩擦調整剤と、第一の摩擦調整剤とは異なる第二の摩擦調整剤と、を含み、第一の摩擦調整剤が、下記一般式(1)で表される化合物、及び/又は一般式(1)で表される化合物とは異なる、炭素数が12以上であり且つ炭素数12以上の直鎖炭化水素鎖を含まない第一の炭化水素基、並びに、酸素及び/又は窒素を含む極性基を有する化合物を含有し、第二の摩擦調整剤が、炭素数が12以上の直鎖炭化水素鎖を含む第二の炭化水素基、並びに、酸素及び/又は窒素を含む極性基を有する化合物を含有する、潤滑油組成物を提供する。
Figure 2019147920

[式(1)中、Rは炭素数3〜30の炭化水素基を示し、R’は水素原子又は下記一般式(1’)で表される基を示し、nは1〜3の整数を示す。
Figure 2019147920

(式(1’)中、mは1〜3の整数を示す。)]
上記の潤滑油組成物によれば、第一の摩擦調整剤と第二の摩擦調整剤とを組み合わせることによって、境界潤滑域での伝達トルク容量の低下を十分に抑制しつつ、優れたジャダー防止耐久性を達成することができる。
なお、本発明者らの検討によれば、第二の摩擦調整剤は、優れたジャダー防止耐久性を有するが、単独で用いると摩擦表面の摩擦係数が過度に低下し、伝達トルク容量が低下する傾向がある。一方、第一の摩擦調整剤は、単独で使用すると、十分なジャダー防止耐久性が得られない傾向を示す。したがって、第一の摩擦調整剤と第二の摩擦調整剤とを組み合わせて用いると、摩擦表面に第一の摩擦調整剤と第二の摩擦調整剤の両方が吸着し、両者の機能が適度に阻害されるため、従来の変速機用潤滑油では達成が困難であった、優れたジャダー防止耐久性と境界潤滑域での高い伝達トルク容量とを両立できるものと考えられる。
第一の摩擦調整剤は、上記一般式(1)で表される化合物を含有することが好ましい。変速機は、構成部品として、ベルト・プーリー、ベアリング、オイルポンプ等を有しており、その構成部品によって潤滑領域が異なるため、これらに使用される変速機用潤滑油においては、構成部品ごとに異なる性能を示すことが望ましい。例えば、ベルト・プーリーにおいては、動力伝達のため、境界潤滑域での金属間摩擦係数を高く維持することが望ましく、高回転で作動するベアリングやオイルポンプのような潤滑条件がマイルドな領域においては、省燃費化を達成するため、金属間摩擦係数を低く抑えることが望ましい。本発明の潤滑油組成物において、第一の摩擦調整剤として上記一般式(1)で表される化合物を含有することで、境界潤滑域において金属間摩擦係数を高く維持しつつ、高回転で潤滑条件がマイルドな領域においては金属間摩擦係数を低く抑えることができるため、伝達トルク容量を高くしつつ、省燃費を達成することができる。
本発明によれば、優れたジャダー防止耐久性と境界潤滑域での十分に高いトルク容量とを両立可能な潤滑油組成物が提供される。
本実施形態に係る潤滑油組成物は、潤滑油基油と、第一の摩擦調整剤と、第一の摩擦調整剤とは異なる第二の摩擦調整剤と、を含む。以下、各成分について詳細に説明する。
[潤滑油基油]
本実施形態において用いられる潤滑油基油としては特に制限されず、鉱油及び合成油のいずれも使用することができる。
鉱油としては、原油を常圧蒸留及び減圧蒸留して得られた潤滑油留分を、溶剤脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱ろう、接触脱ろう、水素化精製、硫酸洗浄、白土処理等の精製処理を単独又は2つ以上適宜組み合わせて精製したパラフィン系、ナフテン系等の鉱油、ノルマルパラフィン、イソパラフィン等が挙げられる。
合成油としては、従来公知の種々のものが使用可能である。例えば、ポリα−オレフィン(α−オレフィン共重合体を含む)、ポリブテン、ポリオールエステル、二塩基酸エステル、リン酸エステル、ポリフェニルエーテル、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、ポリオキシアルキレングリコール、ネオペンチルグリコール、シリコーンオイル、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ヒンダードエステル等を用いることができる。
これらの潤滑油基油は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができ、鉱油と合成油を組み合わせて使用してもよい。
潤滑油基油の動粘度は、潤滑油組成物の用途・目的に応じて適宜選定することができる。例えば、本実施形態に係る潤滑油組成物を駆動系潤滑油として用いる場合、潤滑油基油の100℃における動粘度の上限値は、好ましくは30mm/s以下、より好ましくは20mm/s以下、更に好ましくは10mm/s以下である。一方、潤滑油基油の100℃における動粘度の下限値は、好ましくは1mm/s以上、より好ましくは2mm/s以上、更に好ましくは3mm/s以上である。100℃における動粘度が上記範囲にあると、変速機の摺動部における摩擦を十分に低減し得るとともに低温特性も良好となる。一方、100℃における動粘度が30mm/sを超えると、燃費が悪化し、また低温粘度が高くなりすぎる傾向にある。また、100℃における動粘度が1mm/s未満であると、自動変速機の摺動部において磨耗量が増加し、潤滑性能が低下するおそれや、蒸発性が高くなり潤滑油消費量が多くなるおそれがある。
本発明における動粘度は、JIS K2283:2000に準拠して測定された動粘度を意味する。
その他、本実施形態において用いられる潤滑油基油の粘度指数、NOACK蒸発量等の各物性は、当該潤滑油組成物の用途に応じて適宜設定することが可能である。
潤滑油基油の含有量は、潤滑油組成物全量を基準として、例えば50質量%以上、70質量%以上、90質量%以上であってよい。
[第一の摩擦調整剤]
第一の摩擦調整剤は、下記一般式(1)で表される化合物(以下、「化合物A」ということもある)、及び/又は下記一般式(1)で表される化合物とは異なる、炭素数が12以上であり且つ炭素数12以上の直鎖炭化水素鎖を含まない第一の炭化水素基、並びに、酸素及び/又は窒素を含む極性基を有する化合物(以下、「化合物B」ということもある)を含有する。伝達トルク容量を高くしつつ、省燃費を達成できる観点から、第一の摩擦調整剤は、下記一般式(1)で表される化合物(化合物A)を含有することが好ましい。
Figure 2019147920
式(1)中、Rは炭素数3〜30の炭化水素基を示す。Rで表される炭化水素基は、好ましくは直鎖アルキル基、分岐鎖アルキル基、直鎖アルケニル基又は分岐鎖アルケニル基であり、より好ましくは分岐鎖アルキル基又は分岐鎖アルケニル基であり、更に好ましくは分岐鎖アルキル基である。Rで表される炭化水素基の炭素数は、好ましくは6〜24、より好ましくは8〜20、更に好ましくは10〜18である。Rで表される炭素数3〜30の炭化水素基としては、例えば、ステアリル基、イソステアリル基、オレイル基等が挙げられ、中でも、潤滑油組成物の摩擦特性を更に向上させる観点から、Rはイソステアリル基であることが好ましい。
式(1)中、R’は水素原子又は下記一般式(1’)で表される基を示し、好ましくは下記一般式(1’)で表される基を示す。
Figure 2019147920
式(1’)中、mは1〜3の整数を示す。nは、好ましくは1〜2の整数を示し、より好ましくは2である。
式(1)中、nは1〜3の整数を示す。nは、好ましくは1〜2の整数を示し、より好ましくは2である。
上述した化合物Aとしては、例えば下記式(1a)〜(1e)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2019147920
Figure 2019147920
Figure 2019147920
Figure 2019147920
Figure 2019147920
潤滑油組成物において、化合物Aは、1種単独であっても、2種以上を組み合わせて用いられてもよい。
化合物Bにおいて、第一の炭化水素基は、炭素数12以上の直鎖炭化水素鎖を含まなければ特に制限されないが、好ましくは炭素数14以上であり、より好ましくは炭素数16以上である。第一の炭化水素基は、炭素数の上限も特に制限されないが、好ましくは炭素数30以下である。また、第一の炭化水素基は飽和であっても不飽和であってもよい。
第一の炭化水素基は、炭素数12以上の直鎖炭化水素鎖を含まない基であるが、炭素数10以上の直鎖炭化水素鎖を含まないことが好ましく、炭素数8以上の直鎖炭化水素鎖を含まないことがより好ましい。また、第一の炭化水素基は、分岐点となる炭素原子を1以上有することが好ましい。
このような第一の炭化水素基としては、例えば、下記(10a)、(10b)、(10c)、(10d)等が挙げられる。
Figure 2019147920
Figure 2019147920
Figure 2019147920
Figure 2019147920
酸素及び/又は窒素を含む極性基は、変速機用潤滑油組成物に用いられる摩擦調整剤に含まれる極性基であれば特に制限されるものではないが、このような極性基の具体的な構造としては、例えば、下記式(11a)〜(11s)で表される少なくとも1種の官能基が挙げられる。なお、式(11a)〜(11s)において、*はそれぞれ独立に第一の炭化水素基に結合する部位を示す。
Figure 2019147920
Figure 2019147920
Figure 2019147920
Figure 2019147920

(式(11d)中、XはNa、K、Zn、Ca、Mg、B及びAlからなる群より選ばれる原子を示し、hはXの価数を示す。)
Figure 2019147920

(式(11e)中、YはNa、K、Zn、Ca、Mg、B及びAlからなる群より選ばれる原子を示し、iはYの価数を示す。)
Figure 2019147920

(式(11f)中、j及びkはそれぞれ独立に1〜10の整数を示す。)
Figure 2019147920

(式(11g)中、l及びoはそれぞれ独立に1〜10の整数を示す。)
Figure 2019147920

(式(11h)中、pは0〜10の整数を示す。)
Figure 2019147920

(式(11i)中、qは0〜10の整数を示す。)
Figure 2019147920

(式(11j)中、rは0〜10の整数を示す。)
Figure 2019147920

(式(11k)中、sは0〜10の整数を示す。)
Figure 2019147920
Figure 2019147920
Figure 2019147920
Figure 2019147920
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Figure 2019147920
Figure 2019147920
Figure 2019147920
式(11f)及び式(11g)中、j、k、l及びoはそれぞれ独立に0〜10の整数であれば特に制限はないが、好ましくは1〜5の整数であり、より好ましくは1〜3の整数であり、更に好ましくは1である。
式(11h)、式(11i)、式(11j)及び式(11k)中、p、q、r及びsはそれぞれ独立に0〜10の整数であれば特に制限はないが、好ましくは1〜5の整数であり、より好ましくは1〜4の整数である。
上記化合物Bにおいては、単一の極性基を有するもののみを用いることも、異なる極性基を有するものを任意に組み合わせて用いることもできる。高い温度域で十分な吸着力を有し、潤滑油組成物に更に高いトルク容量を付与する観点から、化合物Bは、式(11h)、式(11i)、式(11j)及び(11k)で表される少なくとも1種の官能基を有する化合物を含むことが好ましく、(11h)で表される少なくとも1種の官能基を有する官能基を有すること好ましい。
このような化合物Bとしては、例えば下記式(2a)及び式(2b)で表される化合物が挙げられる。これら化合物Bは1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
Figure 2019147920

(式中、tは0〜10の整数を示す。)
Figure 2019147920

(式中、uは0〜10の整数を示す。)
本実施形態に係る潤滑油組成物において、第一の摩擦調整剤の含有量は特に制限されないが、潤滑油組成物全量を基準として、好ましくは0.01〜5質量%であり、より好ましくは0.01〜3質量%であり、更に好ましくは0.01〜1質量%である。第一の摩擦調整剤の含有量が上記範囲であれば、潤滑油組成物に更に高いトルク容量を付与することができる。
[第二の摩擦調整剤]
第二の摩擦調整剤は、上述した第一の摩擦調整剤とは異なる摩擦調整剤であり、炭素数が12以上の直鎖炭化水素鎖を含む第二の炭化水素基、並びに、酸素及び/又は窒素を含む極性基を有する化合物を含有する。
第二の炭化水素基は、炭素数12以上の直鎖炭化水素鎖を含む。直鎖炭化水素鎖とは、炭化水素における炭素原子が枝分かれせずに結合している構造をいう。当該直鎖炭化水素鎖の炭素数は12以上であれば特に制限されないが、好ましくは炭素数14以上であり、より好ましくは炭素数16以上である。炭化水素鎖の炭素数の上限も特に制限されないが、好ましくは炭素数30以下である。また、直鎖炭化水素鎖は、飽和であっても不飽和であってもよい。また、第二の炭化水素基は、例えば、炭素数12以上の直鎖炭化水素鎖からなる基であってもよく、炭素数12以上の直鎖炭化水素鎖及び分岐点となる炭素原子を有する基であってもよい。
第二の炭化水素基が炭素数12以上の直鎖炭化水素鎖からなる基である場合、直鎖炭化水素鎖は飽和であることが好ましい。ただし、直鎖炭化水素鎖の炭素数が16を超える場合、基油への溶解性を確保する観点から、直鎖炭化水素鎖は不飽和であることが好ましく、二重結合を一つ含む構造を有することがより好ましい。
第二の炭化水素基が炭素数12以上の直鎖炭化水素鎖及び分岐点となる炭素原子を有する基である場合、直鎖炭化水素鎖は飽和であることが好ましい。炭素数12以上の直鎖炭化水素鎖を有していれば、分岐点となる炭素原子の位置は特に制限されず、いずれの位置に存在していてもよい。また、分岐点となる炭素原子の数は、好ましくは2以下であり、より好ましくは1である。
本実施形態に係る第二の炭化水素基としては、例えば、下記式(20a)、(20b)、(20c)、(20d)、(20e)、(20f)等が挙げられる。
Figure 2019147920
Figure 2019147920
Figure 2019147920
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Figure 2019147920
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第二の摩擦調整剤における酸素及び/又は窒素を含む極性基は、変速機用潤滑油組成物に用いられる摩擦調整剤に含まれる極性基であれば特に制限されるものではないが、このような極性基の具体的な構造としては、例えば、上記化合物Bにおいて例示したものと同様の官能基が挙げられる。
上記第二の摩擦調整剤は、単一の極性基を有するもののみを用いることも、異なる極性基を有するものを任意に組み合わせて用いることもできる。低い温度域から十分な吸着力を有し、潤滑油組成物に更に優れたジャダー防止耐久性を付与する観点から、第二の摩擦調整剤は、式(11a)、式(11b)、式(11f)、式(11h)及び式(11s)で表される少なくとも1種の官能基を有することが好ましく、式(11s)で表される官能基を有することがより好ましい。
また、このような第二の摩擦調整剤としては、例えば下記式(3a)〜(3d)で表される化合物が挙げられる。これら第二の摩擦調整剤は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
Figure 2019147920
Figure 2019147920
Figure 2019147920
Figure 2019147920

(式中、各Rはそれぞれ独立にC1225基又はC1429基である。)
上記第二の摩擦調整剤は、市販品を用いてもよいし、公知の方法により合成してもよい。
本実施形態に係る潤滑油組成物において、第二の摩擦調整剤の含有量は特に制限されないが、潤滑油組成物全量を基準として、好ましくは0.01〜5質量%であり、より好ましくは0.1〜3質量%であり、更に好ましくは1〜3質量%である。第二の摩擦調整剤の含有量が上記範囲であれば、より効果的に潤滑油組成物に優れたジャダー防止耐久性能を付与することができる。
また、本実施形態に係る潤滑油組成物において、第一の摩擦調整剤及び第二の摩擦調整剤の含有割合は、質量比で、第一の摩擦調整剤:第二の摩擦調整剤=1:0.1〜1:40であることが好ましく、1:2〜1:30であることがより好ましく、1:5〜1:20であることが更に好ましい。両者の含有割合が上記範囲内であれば、優れたジャダー防止耐久性能と十分に高いトルク容量とをより高いレベルで両立することができる。
[その他の添加剤]
本実施形態に係る潤滑油組成物は、その性能を更に向上させる目的で、必要に応じて、上記摩擦調整剤の他に、任意の添加剤を更に含有することができる。
添加剤は、例えば変速機に用いられる潤滑油組成物に添加し得る添加剤を特に制限なく用いることができる。添加剤としては、例えば、粘度指数向上剤、上記第一及び第二の摩擦調整剤以外の無灰分散剤及び/又は摩擦調整剤、摩耗防止剤、金属系清浄剤、極圧剤、酸化防止剤、消泡剤等が挙げられる。これらの添加剤は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
粘度指数向上剤としては、非分散型又は分散型の粘度指数向上剤が挙げられる。具体的には、非分散型又は分散型ポリ(メタ)アクリレート類、非分散型又は分散型エチレン−α−オレフィン共重合体又はその水素化物、ポリイソブチレン又はその水素化物、スチレン−ジエン水素化共重合体、スチレン−無水マレイン酸エステル共重合体、ポリ(メタ)アクリレート−スチレン共重合体、ポリ(メタ)アクリレート−オレフィン共重合体、ポリアルキルスチレン等が挙げられる。これらの粘度指数向上剤の重量平均分子量は特に制限はなく、通常1万〜100万である。粘度指数向上剤の含有量も特に制限されないが、潤滑油組成物全量を基準として、通常0.5〜35質量%である。
第一及び第二の摩擦調整剤以外の無灰分散剤及び/又は摩擦調整剤としては、アミン化合物、イミド化合物、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、脂肪酸、脂肪族アルコール、脂肪族エーテル、モリブデンジチオホスフェート(MoDTP)、モリブデンジチオカーバメート(MoDTC)等の有機モリブデン化合物、グラファイト、二硫化モリブデン、硫化アンチモン、ホウ素化合物、ポリテトラフルオロエチレン等が挙げられる。無灰分散剤及び/又は摩擦調整剤の含有量は特に制限されないが、潤滑油組成物全量を基準として、通常0.1〜10質量%であり、0.5〜8質量%又は1〜7質量%であってもよい。
摩耗防止剤としては、例えば、硫黄系摩耗防止剤、リン系摩耗防止剤等が挙げられる。硫黄系摩耗防止剤としては、ジスルフィド類、硫化油脂類、硫化エステル、ジチオカーバメート、ジチオカルバミン酸亜鉛等の硫黄含有化合物などが挙げられる。リン系摩耗防止剤としては、例えば、リン酸、モノチオリン酸、ジチオリン酸、トリチオリン酸、テトラチオリン酸、リン酸エステル、亜リン酸エステル、チオリン酸エステル等が挙げられる。これらの摩耗防止剤の含有量は特に制限されないが、潤滑油組成物全量を基準として、通常0.01〜10質量%である。また、摩耗防止剤としてリン系摩耗防止剤を用いる場合、リン系摩耗防止剤の含有量は、潤滑油組成物全量を基準として、リン元素換算で、50〜950質量ppmであってよい。
金属系清浄剤としては、例えば、カルシウムスルホネート、マグネシウムスルホネート、バリウムスルホネート、カルシウムサリチレート、マグネシウムサリチレート、カルシウムフェネート、バリウムフェネート等の正塩、塩基性塩又は過塩基性塩などが挙げられる。金属系清浄剤の含有量は特に制限されないが、潤滑油組成物全量を基準として、通常0.1〜10質量%である。また、金属系清浄剤としてカルシウム系清浄剤を用いる場合、カルシウム系清浄剤の含有量は、潤滑油組成物全量を基準として、カルシウム元素換算で、10〜1500質量ppm、100〜1300質量ppm又は200〜800質量ppmであってよい。
極圧剤としては、例えば、チアジアゾール、ポリサルファイド、硫化オレフィン等が挙げられる。極圧剤含有量は特に制限されないが、潤滑油組成物全量を基準として、通常0.01〜10質量%である。また、例えば極圧剤としてチアジアゾール等の硫黄系極圧剤を用いる場合、硫黄系極圧剤の含有量は、潤滑油組成物全量を基準として、硫黄元素換算で、1〜1500質量ppm、10〜1000質量ppm、100〜800質量ppm又は300〜600質量ppmであってよい。
酸化防止剤としては、フェノール系、アミン系、銅系、モリブデン系等の酸化防止剤が挙げられる。具体的には、アルキル化ジフェニルアミン、フェニル−α−ナフチルアミン、アルキル化−α−ナフチルアミン等のアミン系酸化防止剤、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)等のヒンダードフェノール系酸化防止剤などが挙げられる。酸化防止剤の含有量は特に制限されないが、潤滑油組成物全量を基準として、通常0.05〜5質量%である。
消泡剤としては、潤滑油用の消泡剤として通常用いられる任意の化合物が使用可能であり、例えば、ジメチルシリコーン、フルオロシリコーン等のシリコーン類が挙げられる。これらの中から任意に選ばれた1種又は2種以上の化合物を任意の量で配合することができる。
本実施形態に係る潤滑油組成物は、優れたジャダー防止耐久性と境界潤滑域での十分に高いトルク容量とを両立することが可能である。そのため、自動変速機油や無段変速機油等の変速機油の潤滑油組成物として好適である。また、湿式クラッチ、湿式ブレーキを有する変速機を備えた建設機械や農機、手動変速機、二輪車ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ガスエンジン、ショックアブソーバー等の潤滑油としても用いることができる。
以下、実施例及び比較例に基づき本発明を更に具体的に説明するが、以下の実施例は本発明を限定することを意図するものではない。
[実施例1〜3、比較例1〜3]
以下に示す基油及び添加剤を用い、潤滑油組成物を調製した。具体的には、基油Aに、潤滑油組成物全量を基準として、摩耗防止剤Dをリン元素換算で650質量ppm、無灰分散剤Eを3.0質量%、金属系清浄剤Fをカルシウム元素換算で350質量ppm、極圧剤Gを硫黄元素換算で550質量ppm、酸化防止剤Hを0.7質量%、粘度指数向上剤Iを10質量%、消泡剤Jを30質量ppm、並びに、第一及び第二の摩擦調整剤を表1に示す含有量となるように配合することで潤滑油組成物を調製した。表1において、各摩擦調整剤の含有量は、潤滑油組成物全量基準での含有割合(質量%)を示す。
(基油)
A:水素化分解鉱油(100℃における動粘度:3.3mm/s)
(第一の摩擦調整剤)
B1:下記式(1d)で表される化合物。
Figure 2019147920
B2:下記式(1e)で表される化合物。
Figure 2019147920
B3:下記式(2a)で表され、式中のtが3である化合物。
Figure 2019147920
(第二の摩擦調整剤)
C:下記式(3d)で表され、式中、各Rがそれぞれ独立にC1225基及びC1429基である化合物(混合物:ココアミン)。
Figure 2019147920
(摩耗防止剤)
D:ジブチルホスフェート(リン元素含有量:15.5質量%)
(無灰分散剤)
E:ホウ素含有ポリブテニルコハク酸イミド
(金属系清浄剤)
F:カルシウムスルホネート(カルシウム元素含有量:11.4質量%、塩基価:300mgKOH/g)
(極圧剤)
G:チアジアゾール(硫黄元素含有量:36質量%)
(酸化防止剤)
H:フェノール系酸化防止剤
(粘度指数向上剤)
I:ポリメタクリレート(重量平均分子量:35000)
(消泡剤)
J:ポリジメチルシロキサン
[潤滑油組成物の評価試験]
(境界潤滑域における金属間摩擦係数)
ASTM D 2174に記載のブロックオンリング試験機(LFW−1)を用いて、潤滑油組成物の摩擦係数を以下の条件により測定し、潤滑油組成物の摩擦係数を評価した。
試験片(リング)::Falex S−10 Test Ring(SAE4620 Steel)
試験片(ブロック):Falex H−60 Test Block(SAE01 Steel)
油温:80℃
荷重:350N
試験は、1m/sの周速(すべり速度)で20分間ならし運転を行い、その後、すべり速度0.1m/sでの摩擦係数(境界潤滑域での摩擦係数μ1)を測定した。結果を表1に示す。境界潤滑域における金属間摩擦係数が高いほど、高い伝達トルク容量を確保することが可能な潤滑油組成物であるといえる。
(ジャダー防止耐久性)
上記で調製した各潤滑油組成物のジャダー防止耐久性をJASO M349:2010に準拠して算出した。具体的には、まず、上記で調製した各潤滑油組成物の80℃でのμ−V特性を示す近似式を求め、すべり速度0.3m/sにおける摩擦係数(μ(0.3))とすべり速度0.9m/sにおける摩擦係数(μ(0.9))をそれぞれ求めた。得られたμ(0.3)及びμ(0.9)から、ジャダー防止性をμ(0.3)/μ(0.9)の値として算出し、当該値が1を超えるまでの時間をジャダー防止耐久性とした。結果を表1に示す。なお、表1では、比較例1のジャダー防止耐久性を1としたときの値をそれぞれ示している。
Figure 2019147920
(高回転における金属間摩擦係数)
上記実施例1〜3で調製した潤滑油組成物について、すべり速度を0.1m/sから3.5m/sに代えた以外は、境界潤滑域における金属間摩擦係数と同様の方法により、金属間摩擦係数を測定し、潤滑油組成物の摩擦係数(高回転での摩擦係数:μ2)を測定した。結果を表2に示す。高回転での金属間摩擦係数が低いほど、高回転で潤滑条件がマイルドな領域において省燃費性を達成することが可能な潤滑油組成物であるといえる。
Figure 2019147920

Claims (2)

  1. 潤滑油基油と、第一の摩擦調整剤と、前記第一の摩擦調整剤とは異なる第二の摩擦調整剤と、を含み、
    前記第一の摩擦調整剤が、下記一般式(1)で表される化合物、及び/又は前記一般式(1)で表される化合物とは異なる、炭素数が12以上であり且つ炭素数12以上の直鎖炭化水素鎖を含まない第一の炭化水素基、並びに、酸素及び/又は窒素を含む極性基を有する化合物を含有し、
    前記第二の摩擦調整剤が、炭素数が12以上の直鎖炭化水素鎖を含む第二の炭化水素基、並びに、酸素及び/又は窒素を含む極性基を有する化合物を含有する、潤滑油組成物。
    Figure 2019147920

    [式(1)中、Rは炭素数3〜30の炭化水素基を示し、R’は水素原子又は下記一般式(1’)で表される基を示し、nは1〜3の整数を示す。
    Figure 2019147920

    (式(1’)中、mは1〜3の整数を示す。)]
  2. 前記第一の摩擦調整剤が、前記一般式(1)で表される化合物を含有する、請求項1に記載の潤滑油組成物。
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