JP2019146981A - 遊技媒体管路及び遊技媒体供給装置 - Google Patents

遊技媒体管路及び遊技媒体供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】配管と蛇腹管を容易に接続することができると共に接続信頼性が極めて高い遊技媒体管路、遊技媒体補給装置を提供する。【解決手段】メダルが落下して通過する配管30の下側に、山部40aと谷部40bとが交互に設けられた蛇腹管40を挿入してなる遊技媒体管路であって、配管30は、配管の周壁を貫通して形成される少なくとも2つの開口部31と、開口部31の下側の開口端部から配管30の外周側に突設される凸部33と、凸部33の上側の側面に形成される水平面33a上に配置されると共に、開口部31を貫通して配管30の内周側に端部を突出し、突出した端部が蛇腹管40の谷部40bに少なくとも接触して蛇腹管40を支持する平板状の弾性部材50と、を備え、弾性部材50は、開口部31が与える空間により上側に弾性変形を許容されており、蛇腹管40を挿入する際に上側に弾性変形して蛇腹管40の山部40aを通過可能に形成する。【選択図】図11

Description

本発明は、遊技機島に設置されている遊技媒体使用機に遊技媒体を供給するための遊技媒体管路及び遊技媒体使用機に遊技媒体を補給する遊技媒体補給装置に関する。
遊技ホールは、所定のエリアにスロットマシンやコインゲーム機などメダルを投入して遊技する遊技機を横並びに配列した遊技機島を備えている。通常、スロットマシンには、メダル貸出機が隣接して配設され、投入された貨幣の額に応じたメダルが払い出される。メダル貸出機から払い出されたメダルをスロットマシンに投入すると遊技が開始され、遊技の結果、複数列のリールの図柄が予め入賞設定された組み合わせとなったときに、相応する枚数のメダルが配当として支払われる仕組みとなっている。したがって、遊技を継続するためには、スロットマシンには入賞用のメダルを、メダル貸出機には貸出し用のメダルを順次補給する必要がある。
このようなスロットマシンやメダル貸出機のメダルの要求に対応してメダルを補給する手段として遊技機島の内部でメダルを補給、回収する遊技媒体循環システムがある。遊技媒体循環システムの一例としては、ベルトコンベアで構成されるライン上を搬送されてきたメダルをライン上に備えられたメダル分配装置により補給シュートに落下させ、補給シュート内のメダルを補給シュートに接続された配管を通過させた後、配管に接続された蛇腹管を介してスロットマシンやメダル貸出機にメダルを補給するものがある。
ところで、このような遊技媒体循環システムを遊技機島に設置する際、スロットマシンやメダル貸出機にあらかじめ連結されている蛇腹管に配管を接続する作業をすることがある。この場合、この蛇腹管に配管を接続する作業は遊技機島内の各種機材に囲まれ奥まった狭い空間で行わねばならず、例えば一般的に行われているネジ込み式固定やフックでねじ固定等の方法をそのような空間で行うのは作業性が極めて悪く設置作業が困難なものであった。
そこで、蛇腹管に配管を接続する手法として、蛇腹管である供給管と、供給管が挿入されるパチンコ玉導入通路とを接続して形成された遊技媒体通路であって、別途用意された接続部材の突起部をパチンコ玉導入通路に貫通して供給管側に突出し供給管に接触して供給管を支持する構造が知られている(特許文献1)。この接続部材は、供給管とパチンコ玉導入通路とを接続した状態から突起部を供給管から離れる方向に移動させた状態において、接続部材自身の弾性変形により、突起部を供給管に対して押圧する方向に付勢力を与えて接続を保持する。
特許文献1に記載のものは、接続部材がパチンコ玉導入通路を貫通して供給管側に突出して供給管を支持し、供給管とパチンコ玉導入通路を接続する構造であるため、取り付け取り外しを簡単かつ僅かな時間で行うことができる。
特開2011−130940号公報
しかし、特許文献1に記載のものは、接続部材が接続部材自身の弾性変形により突起部を供給管に対して押圧する方向に付勢力を与え続けて供給管とパチンコ玉導入通路との接続を保持する構造であるため、接続部材の弾性変形力の低下により付勢力が低下して接続信頼性が低下する虞がある。
また、設置作業において、パチンコ玉導入通路に供給管を挿入する工程の後に、接続部材をパチンコ玉導入通路に貫通して供給管側に突出する工程が必要となるため設置現場における工程数が多い。また、接続部材をパチンコ玉導入通路に貫通して供給管側に突出する工程は、両管の接合部付近での作業が必要となるので、接合部付近が各種機材に囲まれ奥まった狭い空間で行わねばならない際は、作業性が極めて悪く設置作業が困難なものになる虞があった。
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は配管と蛇腹管を容易に接続することができると共に接続信頼性が極めて高い遊技媒体管路、遊技媒体補給装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る遊技媒体管路は、遊技媒体が落下して通過する配管の下側に、山部と谷部とが交互に設けられた蛇腹管を挿入してなる遊技媒体管路であって、 上記配管は、上記配管の周壁を貫通して形成される少なくとも2つの開口部と、 上記開口部の下側の開口端部から上記配管の外周側に突設される凸部と、 上記凸部の上側の側面に形成される水平面上に配置されると共に、上記開口部を貫通して上記配管の内周側に端部を突出し、突出した端部が上記蛇腹管の谷部に少なくとも接触して上記蛇腹管を支持する平板状の弾性部材と、を備え、 上記弾性部材は、上記開口部が与える空間により上側に弾性変形を許容されており、上記蛇腹管を挿入する際に上側に弾性変形して上記蛇腹管の上記山部を通過可能に形成される、ことを特徴とする(請求項1)。
このように構成することによって、弾性部材は、開口部が与える空間により上側に弾性変形を許容される。したがって、蛇腹管を配管内に挿入して押し込むと、弾性部材の下側にある蛇腹管の山部から弾性部材を上側に押し上げる方向の力が加わり、弾性部材を上側に弾性変形して弾性部材の上側に山部を通過させることができる。このため、施工前に弾性部材を配管に取り付けておけば、設置作業において配管に蛇腹管を挿入して押し込むだけで接続することができる。
また、弾性部材は、開口部が与える空間により上側に弾性変形を許容されているが、下側に空間が与えられていないため下側に弾性変形することができない、若しくは、大きく弾性変形することができない。したがって、蛇腹管を配管内から抜こうとすると、弾性部材の上側にある蛇腹管の山部から弾性部材を下側に押し下げる方向の力が加わるが、弾性部材は下側に弾性変形しない、若しくは、蛇腹管の山部を通過させる程度に大きく弾性変形することができないので、弾性部材の下側に山部が通過することができない。このため、配管からの蛇腹管の抜けを防止するができる。
この場合、上記凸部は上記水平面の端部から水平面と直交する方向に形成される垂直面を備えると共に、上記弾性部材は上記凸部の上記水平面に配置される平板片と上記平板片の端部から直交状に屈曲される固定片を備え、上記弾性部材は、上記凸部の上記垂直面に上記弾性部材の上記固定片をねじ結合して固定される方がよい(請求項2)。
このように構成することによって、弾性部材が凸部の垂直面に固定片をねじ結合して固定されるため、弾性部材の平板片が所望の弾性力を発生し易い構造にすることができる。
この場合、上記配管は、上記開口部の上側の内周側にフランジ部が形成されており、上記フランジ部は上記蛇腹管の端部に接触して上記蛇腹管の挿入を規制してなる方がよい(請求項3)。
このように構成することによって、フランジ部が蛇腹管の端部に接触して蛇腹管の過剰な挿入を規制するため、作業者は作業現場において挿入する蛇腹管の長さを検討する必要がないため、更に容易に配管に蛇腹管を接続することができる。
この場合、上記弾性部材は複数配置され、一の上記弾性部材と他の上記弾性部材は上下方向にずれた位置に配置されており、上記蛇腹管の異なった谷部にそれぞれの端部が少なくとも接触して上記蛇腹管を支持する方がよい(請求項4)。
このように構成することによって、一の弾性部材と他の弾性部材の端部が蛇腹管の異なった谷部に接触させることができ、一の谷部に複数の弾性部材が接触して一の谷部に力が集中して山部と谷部が広がるのを防止することができる。このため、山部と谷部の広がりによる蛇腹管の抜けを防止することができ、接続信頼性を高めることができる。
この場合、上記弾性部材は、上記配管の内周側に突出する端部が上記蛇腹管の谷部に沿う円弧形に形成される方がよい(請求項5)。
このように構成することによって、弾性部材が蛇腹管に接触する場合、蛇腹管の谷部の外周面に円弧状の端部が面接触又は線接触して蛇腹管を支持することができる。このため、弾性部材は蛇腹管を安定して支持することができ、接続信頼性を高めることができる。また、弾性部材が蛇腹管の谷部に挿入されて蛇腹管の内周側へ入り込む場合、遊技媒体の通過を妨げるのを防止することができる。
本発明に係る遊技媒体補給装置は、列設された複数の遊技媒体使用機に遊技媒体を補給する遊技媒体補給装置であって、請求項1ないし5のいずれかに記載の遊技媒体管路を介して、上記遊技媒体を上記遊技媒体使用機に補給する、ことを特徴とする(請求項6)。
本発明の遊技媒体管路によれば、上記のように構成されており、設置作業において配管に蛇腹管を挿入して押し込むだけで接続することができるので、配管と蛇腹管を容易に接続することができる。また、配管からの蛇腹管の抜けを防止するができるので、接続信頼性が高めることができる。
この発明に係る遊技媒体管路を備える遊技機島の一部を示す正面図である。 上記遊技機島を構成する遊技媒体補給装置の概略全体構成図である。 上記遊技媒体補給装置を構成する補給ライン付近を示す斜視図である。 この発明に係る遊技媒体管路を備える遊技媒体補給装置の一部を示す分解斜視図である。 上記遊技媒体補給装置を構成する補給ラインの分解斜視図である。 この発明における配管を備える補給シュートの分解斜視図である。 この発明における配管を備える補給シュートの右側面図(a),この発明における配管を備える補給シュートの正面図(b)である。 この発明における配管を備える補給シュートの底面図(a),図8(a)におけるB部概略拡大図(b)である。 この発明における配管に蛇腹管の挿入を開始した際における図7(a)のA−A線に沿う断面図である。 図9におけるC部概略拡大図である。 この発明における配管に蛇腹管を挿入する際の弾性部材の継時変化を示す図(a),(b),(c)である。 この発明における配管に蛇腹管の挿入が完了した際における図7(a)のA−A線に沿う断面図である。 図12におけるD部概略拡大図である。
以下、本発明に係る遊技媒体管路について、図面を参照して説明する。ここでは、この発明に係る遊技媒体管路を遊技ホールにおける遊技機島1に適用した場合について説明する。
図1に示すように、遊技機島1は、遊技媒体使用機であるスロットマシン2と、スロットマシン2に併設され遊技媒体例えばメダルの払い出しを行なうメダル貸出機3(遊技媒体使用機)とが交互に並べられ、それらを背中合わせにした両面形式で構成されている。そして、遊技機島1のスロットマシン2に挟まれた内部の中央付近には、遊技機島1の長手方向に沿って遊技媒体補給装置4が組み込まれている。
遊技媒体補給装置4は、スロットマシン2に入賞用のメダルを、メダル貸出機3に貸出し用のメダルを補給するための装置であり、図2に示すように、遊技機島1の上部に配置され、蛇腹管40を介してスロットマシン2又はメダル貸出機3に連結された補給シュート20にメダルをベルトコンベアで搬送する補給ライン10と、遊技機島1の下部に配置され、スロットマシン2やメダル貸出機3から排出されるメダル及び連絡路5を介して落下したメダルを受け入れてベルトコンベアで搬送する回収ライン6と、回収ライン6により回収されたメダルを貯留する貯留タンク(図示せず)や貯留タンクに貯留されたメダルを補給ライン10上に揚送するリフタ装置(図示せず)、その他メダル洗浄機・脱水機などを収納して遊技機島1の端に備えられた収納ボックス7と、により主に構成される。
補給ライン10は、図3〜5で示すように、メダルを搬送するための搬送ベルト11と、搬送ベルト11の内面側から支持する中空状のフレーム12と、フレーム12の中空部に挿入して2つのフレームを連結するジョイント13と、フレーム12の一端に連結されると共に搬送ベルト11を一定方向に駆動させるドライブプーリ(図示せず)と連絡路5が接続可能な接続口(図示せず)を備える第1のプーリーユニット14と、フレーム12の他端に連結されリターンプーリ(図示せず)を備える第2のプーリーユニット15と、ローラ(図示せず)の位置を調整することにより搬送ベルト11に対して所定の張力を与えるテンショナー16と、を備える。
また、図3〜5で示すように、補給ライン10はフラッパユニット17を備える。フラッパユニット17は、先端が傾斜した形状で形成される2枚の遮蔽板17aと、遮蔽板17aを上下方向に移動させる駆動源となるソレノイド(図示せず)を備える。フラッパユニット17は、図示しない制御部からの指令によりソレノイドを下側へ動かして遮蔽板17aを降下させ、その先端が搬送ベルト11に着地して斜めに塞き止め、搬送中のメダルが遮蔽板17aに当たって、搬送ベルト11上から搬送方向と直交する方向に押し出されるように構成されている。また、フラッパユニット17は、降下する遮蔽板17aを変更することによりメダルが押し出されていた方向と対向する方向にもメダルを押し出すことができ、搬送方向と直交する左右の両方向にメダルを押し出すように構成されている。このように構成されるフラッパユニット17は補給ライン10上に6個取り付けられ、搬送ベルト11の右側に6、左側に6の計12の位置にメダルを押し出して分配することができる(図3参照)。
また、図3〜5で示すように、補給ライン10はカバーユニット18を備える。カバーユニット18は、搬送ベルト11及びフラッパユニット17の遮蔽板17aを内包して覆うカバー材であり、フラッパユニット17が搬送ベルト11上から押し出すメダルを吐出する吐出口18aと、吐出口18aの上部に遥動自在に軸支されたシュートカバー18bを備える。上述したように、フラッパユニット17は6個取り付けられ、搬送ベルト11の右側に6、左側に6の計12の分配位置があり、その位置のそれぞれに吐出口18aが設けられている。
フラッパユニット17により分配されカバーユニット18の吐出口18aを通過したメダルは、補給シュート20に落下して受け入れられた後、補給シュート20の下部に形成された遊技媒体管路内を落下して通過しスロットマシン2又はメダル貸出機3に搬送される。次に、この発明に係る遊技媒体管路について説明する。
この発明に係る遊技媒体管路は、図4に示すように、メダルが落下して通過する配管30と、配管30の下部に挿入してなる蛇腹管40と、蛇腹管40を支持する弾性部材50と、により主に構成されている。
本実施形態において、配管30は、図6に示すように、補給シュート20に一体形成されている。補給シュート20は、カバーユニット18の吐出口18aを通過したメダルを内部に取り込む取込口21aを側面に備える上部シュート21と、上部シュート21の下面に着脱可能に形成され、側面がテーパ状に形成され下側に向かって次第に内部が狭まると共に、内部に取り込まれたメダルが落下して排出される円形の排出口22a(図9参照)が下面に形成される下部シュート22と、発光部から送信される光線を受光部が受信したか否かによって、その間に光線を遮断するメダルの有無を検知するメダル検知センサ23と、で主に構成されている。
配管30は、図6,9に示すように、補給シュート20の下部に形成される排出口22aから下側に延設された断面略円形の樹脂製の筒状体であって下部シュート22と一体に形成されている。図8(a),8(b),9に示すように、配管30の上端付近には、内周側にフランジ部35が形成されている。フランジ部35は挿入された蛇腹管40の上端部に接触して蛇腹管40の過剰な挿入を規制することができる。
図6,7(a),9に示すように、配管30のフランジ部35の下側には、配管30の周壁を貫通して形成される矩形状の開口部31,32が形成されている。開口部31,32は、配管30の軸を中心として180度離れた位置に2つ配置されている。また、開口部31と開口部32が上下方向にずれた位置に配置されている。この場合、右方向に形成される開口部32のほうが上側にずれた位置に形成されている。
そして、図6〜10に示すように、開口部31,32の下側の開口端部から配管30の外周側に長方体状の凸部33,34が突設されている。凸部33,34の上側の側面には凸部33,34の外周側上端部から配管30の内周側にかけて水平面33a,34aが形成され、水平面33a,34aの外周側端部から水平面33a,34aと直交する方向に垂直面33b,34bが形成されている。
弾性部材50は、図6に示すように、ステンレス製の平板を屈曲して形成されており、凸部33,34の水平面33a,34aに配置される平板片50aと、平板片50aの端部から直交状に屈曲される固定片50bを備える。本実施形態では、弾性部材50の素材としてステンレス材を使用したが弾性を備えれば他の金属であってもよい。また、弾性を備えれば金属である必要はなく例えば樹脂材であってもよい。この点、図10に示すように、平板片50aの突出した端部に下側から押し上げる方向の力が加われば上側に屈曲する弾性変形が可能な素材であって、かつ、上側から押し下げる方向の力が加わった際に蛇腹管40の山部40aを通過させる程の大きな弾性変形や割れ等の破損が生じない素材であればよい。
弾性部材50の平板片50aは、図10に示すように、開口部31を貫通して配管30の内周側に端部を突出している。本発明においては、平板片50aの配管30の内周側への端部の突出の程度については、突出した端部が蛇腹管40の谷部40bに少なくとも接触して蛇腹管40を支持し、かつ、蛇腹管40を挿入する際に平板片50aが上側に弾性変形して蛇腹管40の山部40aが通過可能な程度の突出であればよい。この点、「少なくとも接触して」とは、突出した端部が蛇腹管40の谷部40bに対して単に接触するだけでもよいし、突出した端部が蛇腹管40の谷部40bに係合する、嵌合する、挿入して蛇腹管40の内周側へ入り込む等であってもよい意味である。
この点、本実施形態においては、後述するように蛇腹管40として金属線を螺旋状に巻いて形成されたものであって、隣り合う金属線同士が接着されていない。このため、平板状の平板片50aの端部は金属線の間に挿入して蛇腹管40の内周側へ入り込むことができる(図13参照)。そこで、本実施形態における平板片50aの配管30の内周側への端部の突出の程度については、突出した端部が蛇腹管40の谷部40bに挿入されて蛇腹管40の内周側へ入り込んで蛇腹管40を支持するように突出する。具体的には、図8(b)に示すように、蛇腹管40の谷部40bの外周線(図8(b)においてZで示す)を若干超える程度に突出させている。
また、平板片50aは、配管30の内周側に突出する端部が蛇腹管40の谷部40bの外周面に沿う円弧形に形成されている。このように構成することによって、平板片50aが蛇腹管40の谷部40bに挿入されて蛇腹管40の内周側へ入り込み、メダルの通過を妨げるのを防止することができる。
蛇腹管40は、図3,4,9に示すように、断面略円形の金属線を螺旋状に巻いて形成された金属チューブである。図10に示すように、蛇腹管40の周壁には、金属線の半円状の外周が山部40aを形成し、上下に連続して重ねられた金属線の山部40a間に谷部40bが形成され、山部40aと山谷部40bが交互に設けられる蛇腹面を備える。蛇腹管40の一端はスロットマシン2又はメダル貸出機3に連結されており、他端は補給ライン10近傍に開口端部を上に向けて起立している。なお、本発明において、蛇腹管40は山部40aと谷部40bとが交互に設けられた筒状管であればよく、例えば塩化ビニール、エラストマ等の各樹脂製や発泡させた各種樹脂のものであってもよい。
次に、配管30への蛇腹管40の接続手順について説明する。この場合、図5に示した補給ライン10を遊技機島外で組み立て、スロットマシン2及びメダル貸出機3に背中合わせで挟まれた遊技機島内部の中央付近に上側から載置し、スロットマシン2又はメダル貸出機3に一端が連結された蛇腹管40の他端と補給シュート20を備える配管30を接続すると共に、補給シュート20と補給ライン10を接続して遊技媒体補給装置4を設置する場合について説明する。
まず、作業者は、遊技機島外で配管30に弾性部材50を固定する。この場合、弾性部材50の平板片50aを補給シュート20と一体化している配管30の凸部34の水平面34aに載置すると共に、凸部34の垂直面34bに弾性部材50の固定片50bを接合させて、固定片50bの外側からねじ55にてねじ結合して固定する(図6参照)。これにより、弾性部材50が配管30の凸部33の垂直面34bに固定片50bをねじ結合して固定されるため、弾性部材50の平板片50aが所望の弾性力を発生し易い構造にすることができる。なお、図6に示すように、本実施形態ではもう一つの弾性部材50を凸部33に上記と同様にして取り付けている。
次いで、作業者は、配管30の下部開口に、補給ライン10近傍で開口端部を上側に向けて起立している蛇腹管40を挿入する(図4参照)。作業者が、配管30内に蛇腹管40を挿入すると、図9,10に示すように、蛇腹管40の最も上側にある最初の山部40aが平板片50aの端部と接触するまで、蛇腹管40を抵抗なく押し込むことができるが、山部40aが平板片50aの端部と接触すると抵抗があって押し込めなくなる。この場合、弾性部材50の平板片50aは、図10にて想像線で示すように、開口部31が与える空間により上側に端部を屈曲する弾性変形を許容される。このため、蛇腹管40を配管30内に更に押し込むと、平板片50aの下側にある蛇腹管40の山部40aから平板片50aを上側に押し上げる方向の力が加わり、平板片50aを上側に弾性変形して平板片50aの上側に山部40aを通過させることができる。
詳細には、図11(a)に示すように、作業者は、配管30内に蛇腹管40を挿入して蛇腹管40の最も上側にある最初の山部40aを弾性部材50の平板片50aの端部と接触する。次いで、図11(b)に示すように、作業者は、配管30を上側から押し下げる力(弾性部材50を上側に押し上げる方向の力)を加え、平板片50aの端部を上側に屈曲して弾性変形させる。次いで、図11(c)に示すように、作業者は、配管30を上側から押し下げる力(弾性部材50を上側に押し上げる方向の力)を更に加え、弾性部材50の平板片50aの上側に山部40aを通過させることができる。次いで、作業者は、図11(a)〜11(c)と同様にして、複数の蛇腹管40の山部40aを弾性部材50の平板片50aの上側に通過させる。
図12に示すように、作業者が、蛇腹管40の複数の山部40aを弾性部材50の平板片50aの上側に通過させると、配管30の開口部31の上側の内周側に形成されたフランジ部35が蛇腹管40の上端部に接触して蛇腹管40の過剰な挿入を規制する。このように、フランジ部35が蛇腹管40の端部に接触して蛇腹管40の挿入を規制するため、作業者は作業現場において挿入する蛇腹管40の長さを検討する必要がなく、更に容易に配管30に蛇腹管40を接続することができる。
以上で配管30への蛇腹管40の接続作業は終了である。作業者は、配管30に接続された補給シュート20を補給ライン10に接続して(図4参照)遊技媒体補給装置4の設置作業を続ける。
図12,13に示すように、作業者が配管30への蛇腹管40の接続が完了し、遊技媒体管路が完成した状態では、弾性部材50の平板片50aの突出した端部が蛇腹管40の谷部40bに挿入されて蛇腹管40の内周側へ入り込んで蛇腹管40を支持している。この場合、弾性部材50の平板片50aは、開口部31,32が与える空間により上側に弾性変形を許容されているが、下側に空間が与えられていないため下側に弾性変形することができない、若しくは、大きく弾性変形することができない。したがって、蛇腹管40を配管30内から抜こうとすると、平板片50aの上側にある蛇腹管40の山部40aから平板片50aを下側に押し下げる方向の力が加わるが、平板片50aは下側には弾性変形しない、若しくは、蛇腹管40の山部40aを通過させる程度に大きく弾性変形することができないので、平板片50aの下側に山部40aは通過することができない。このため、配管30からの蛇腹管40の抜けを防止するができ、接続信頼性が高めることができる。
また、図12,13に示すように、本実施形態では弾性部材50は、配管30の軸を中心として180度離れた位置に2つ配置され、一の弾性部材50と他の弾性部材50は上下方向にずれた位置に配置されており、それぞれの端部は蛇腹管40の異なった谷部40bに挿入されて蛇腹管40の内周側へ入り込んで蛇腹管40を支持している。これにより、一の弾性部材50と他の弾性部材50が蛇腹管40の異なった谷部40bに接触させることができ、一の谷部40bに2つの弾性部材50が接触して一の谷部40bに力が集中して山部40aと谷部40bが広がるのを防止することができる。このため、山部40aと谷部40bの広がりによる蛇腹管40の抜けを防止することができ、接続信頼性を高めることができる。
また、作業者が配管30への蛇腹管40の接続が完了し遊技媒体管路が完成した状態では、平板片50aの端部が蛇腹管40の谷部40bに挿入されて蛇腹管40の内周側へ入り込んで蛇腹管40を支持しているが、平板片50aの端部が蛇腹管40の谷部40bに沿う円弧形に形成されているため、メダルの通過を妨げるのを防止することができる。
このように本発明の遊技媒体管路によれば、設置作業において配管30に蛇腹管40を挿入して押し込むだけで配管30に蛇腹管40を接続することができるので、配管30と蛇腹管40を容易に接続することができる。また、配管30からの蛇腹管40の抜けを防止するができるので、接続信頼性が高めることができる。
なお、上述した実施形態では、弾性部材50の平板片50aの配管30の内周側に突出した端部が、蛇腹管40の谷部40bに挿入されて蛇腹管40の内周側へ入り込んで蛇腹管40を支持したが、本発明においては、突出した端部が蛇腹管40の谷部40bに少なくとも接触して蛇腹管40を支持していればよい。例えば、突出した端部が蛇腹管40の谷部40bに単に接触して蛇腹管40を支持してもよい。このように構成しても上記実施形態と同様の効果が得られる。
なお、上述した実施形態では、配管30に弾性部材50を2つ配置したが、複数例えば3つであってもよい。この場合、配管30の軸を中心として120度離れた位置に3つ配置し、3つの弾性部材50はそれぞれ上下方向にずれた位置に配置すればよい。このように構成すれば、上記実施形態より接続信頼性が高めることができる効果が得られる。
本発明は上記の実施形態及び実施例の例示に限定されるものでなく、特許請求の範囲の技術的範囲には、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々、設計変更した形態が含まれる。
2 スロットマシン(遊技媒体使用機)
3 メダル貸出機(遊技媒体使用機)
4 遊技媒体補給装置
30 配管
31,32 開口部
33,34 凸部
33a,34a 水平面
33b,34b 垂直面
35 フランジ部
40 蛇腹管
40a 山部
40b 谷部
50 弾性部材
50a 平板片
50b 固定片
上記課題を解決するために、本発明に係る遊技媒体管路は、遊技媒体が落下して通過する配管の下端から上記配管の内周壁に沿って、山部と谷部とが交互に設けられた蛇腹管を挿入してなる遊技媒体管路であって、 上記配管は、上記配管の上記内周壁から放射方向に向かって空間を形成する開口部と、 上記開口部の下端において、上記内周壁から放射方向に向かって形成される水平面と、記水平面上に配置されると共に、上記配管の内周側に端部を突出し、突出した端部が上記蛇腹管の上記谷部に少なくとも接触して上記蛇腹管を支持する平板状の弾性部材と、を備え、 上記弾性部材は、上記配管と固定され、上記開口部が与える空間により内周側の端部が上側に弾性変形を許容されており、上記蛇腹管を挿入する際に上側に弾性変形して上記蛇腹管の上記山部を通過可能に形成される、ことを特徴とする(請求項1)。
この場合、上記配管は、上記開口部の上側の内周側にフランジ部が形成されており、上記フランジ部は上記蛇腹管の端部に接触して上記蛇腹管の挿入を規制してなる方がよい(請求項)。
この場合、上記弾性部材は複数配置され、一の上記弾性部材と他の上記弾性部材は上下方向にずれた位置に配置されており、上記蛇腹管の異なった谷部の部位にそれぞれの端部が少なくとも接触して上記蛇腹管を支持する方がよい(請求項)。
この場合、上記弾性部材は、上記配管の内周側に突出する端部が上記蛇腹管の谷部に沿う円弧形に形成される方がよい(請求項)。
本発明に係る遊技媒体補給装置は、列設された複数の遊技媒体使用機に遊技媒体を補給する遊技媒体補給装置であって、請求項1ないしのいずれかに記載の遊技媒体管路を介して、上記遊技媒体を上記遊技媒体使用機に補給する、ことを特徴とする(請求項)。

Claims (6)

  1. 遊技媒体が落下して通過する配管の下側に、山部と谷部とが交互に設けられた蛇腹管を挿入してなる遊技媒体管路であって、
    上記配管は、上記配管の周壁を貫通して形成される少なくとも2つの開口部と、
    上記開口部の下側の開口端部から上記配管の外周側に突設される凸部と、
    上記凸部の上側の側面に形成される水平面上に配置されると共に、上記開口部を貫通して上記配管の内周側に端部を突出し、突出した端部が上記蛇腹管の谷部に少なくとも接触して上記蛇腹管を支持する平板状の弾性部材と、を備え、
    上記弾性部材は、上記開口部が与える空間により上側に弾性変形を許容されており、上記蛇腹管を挿入する際に上側に弾性変形して上記蛇腹管の上記山部を通過可能に形成される、ことを特徴とする遊技媒体管路。
  2. 請求項1記載の遊技媒体管路において、
    上記凸部は上記水平面の端部から水平面と直交する方向に形成される垂直面を備えると共に、上記弾性部材は上記凸部の上記水平面に配置される平板片と上記平板片の端部から直交状に屈曲される固定片を備え、上記弾性部材は、上記凸部の上記垂直面に上記弾性部材の上記固定片をねじ結合して固定される、ことを特徴とする遊技媒体管路。
  3. 請求項1又は2記載の遊技媒体管路において、
    上記配管は、上記開口部の上側の内周側にフランジ部が形成されており、上記フランジ部は上記蛇腹管の端部に接触して上記蛇腹管の挿入を規制してなる、ことを特徴とする遊技媒体管路。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技媒体管路において、
    上記弾性部材は複数配置され、一の上記弾性部材と他の上記弾性部材は上下方向にずれた位置に配置されており、上記蛇腹管の異なった谷部にそれぞれの端部が少なくとも接触して上記蛇腹管を支持する、ことを特徴とする遊技媒体管路。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の遊技媒体管路において、
    上記弾性部材は、上記配管の内周側に突出する端部が上記蛇腹管の谷部に沿う円弧形に形成される、ことを特徴とする遊技媒体管路。
  6. 列設された複数の遊技媒体使用機に遊技媒体を補給する遊技媒体補給装置であって、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の遊技媒体管路を介して、上記遊技媒体を上記遊技媒体使用機に補給する、ことを特徴とする遊技媒体補給装置。


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