JP2019140931A - コンバイン - Google Patents

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Takumi Kuribayashi
巧 栗林
孔明 湯本
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孔明 湯本
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Abstract

【課題】排気を素早く大気中に拡散させ易くするとともに、排気の冷却効果を高めた状態で、エンジンからの排気を排出させることが望まれていた。【解決手段】脱穀装置5と、穀粒タンク6と、穀粒タンク6よりも前側に位置するエンジン7と、エンジン7からの排気を後端部の排出口21から外部に排出する排気管20とが備えられ、穀粒タンク6の脱穀装置5側の側部に脱穀装置5側に向けて膨出する膨出部6B,6Cが形成され、排気管20は、脱穀装置5と穀粒タンク6との間において、後上がり傾斜姿勢で、且つ、穀粒タンク6の膨出部6B,6Cの下方側を通過する状態で、穀粒タンク6の前部から後部に亘って延設され、排気管20の後端部が穀粒タンク6の上端よりも上側に突出している。【選択図】図1

Description

本発明は、コンバインに関し、詳しくは、機体前部の運転部の下方にエンジンが備えられるとともに、脱穀装置と穀粒タンクとが機体横方向に並ぶ状態で備えられているコンバインに関する。
従来では、エンジンからの排気(排ガス)を機体外方に排出するために、脱穀装置と穀粒タンクとの間において後上がり傾斜姿勢で延びる排気管が備えられ、排気管は、穀粒タンクの前後方向中間位置にて、脱穀装置の上端よりも上方に延びており、脱穀装置側に開口する排気口から排気を外方に排出させるように構成されたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−168022号公報
上記従来構成では、排気管が穀粒タンクの前後方向中間位置において排気させる構成であり、排気口が穀粒タンクの上端よりも低い位置にあるので、排出された排気が大気中に拡散し難くなってその箇所に滞留するおそれがある。又、排気管は排気経路が短いので、エンジンから排出される高温の排気が排気管の内部を案内される間に、排気温度が低下し難いものとなっていた。
そこで、排気を素早く大気中に拡散させ易くするとともに、排気の冷却効果を高めた状態で、エンジンからの排気を排出させることが望まれていた。
本発明に係るコンバインの特徴構成は、
刈取られた穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
前記脱穀装置と機体横方向に並ぶ状態で位置して脱穀処理で得られた穀粒を貯留する穀粒タンクと、
前記穀粒タンクよりも前側に位置するエンジンと、
前記エンジンからの排気を後端部の排出口から外部に排出する排気管とが備えられ、
前記穀粒タンクの前記脱穀装置側の側部に前記脱穀装置側に向けて膨出する膨出部が形成され、
前記排気管は、前記脱穀装置と前記穀粒タンクとの間において、後上がり傾斜姿勢で、且つ、前記穀粒タンクの前記膨出部の下方側を通過する状態で、前記穀粒タンクの前部から後部に亘って延設され、
前記排気管の後端部が前記穀粒タンクの上端よりも上側に突出している点にある。
本発明によれば、エンジンからの排気は、穀粒タンクの前部から後部に亘って前後方向に長く延設された排気管を通して流動するので、排気管の内部を排気管の内面に接触しながら流動している間に、排気管を通して外方に熱が発散されて、排気の温度が低下し易い。
排気管が穀粒タンクの前部から後部に亘って長く設けられることから、排気管が通過する領域では、排気管を回避するために穀粒タンクが凹入する形状となり、貯留容量が少なくなるおそれがある。しかし、穀粒タンクに膨出部を形成して、排気管が膨出部の下方側を通過する構成とすることで、容量の不足分を補って穀粒タンク全体として必要な貯留容量を確保することができる。しかも、排気管の上方が膨出部によって覆われるので、ワラ屑等が排気管に降りかかることを防止できる利点もある。
そして、排気管の後端部が穀粒タンクの上端よりも上側に突出しているから、排出口の周囲には遮蔽物が存在せず、排出された排気は素早く空気中に拡散させることができる。
従って、穀粒タンクの貯留容量を犠牲にすることなく、排気を素早く大気中に拡散させ易くするとともに、排気の冷却効果を高めた状態で、エンジンからの排気を排出させることが可能となった。
本発明においては、
前記穀粒タンクに貯留される穀粒を機体外部に排出する搬送コンベアが、前記穀粒タンクの上方に位置する格納状態と、横外側方に張り出す張り出し状態とに切り換え可能に設けられ、
前記搬送コンベアに、前記穀粒タンクの下部から穀粒を上方に搬送する縦搬送部と、前記縦搬送部の搬送終端部から穀粒を横送り搬送する横搬送部とが備えられ、
前記排気管の上端が、前記格納状態の前記搬送コンベアにおける前記横搬送部の下端よりも下方に位置していると好適である。
本構成によれば、搬送コンベアにおける横搬送部が格納状態に切り換えられた場合であっても、排気管は横搬送部よりも下方に位置しているので、横搬送部が排気管に接触してそれらが損傷するおそれは少ないものになる。
本発明においては、
前記横搬送部の下方であって且つ前記排気管における前記排出口から排気方向に沿って延長された領域に、前記エンジンからの排気が前記横搬送部に吹き付けられることを規制する排気規制板が備えられていると好適である。
本構成によれば、排気管の排出口から排出される排気は、排気規制板によって規制されるので、横送り搬送コンベアに吹き付けられることがない。その結果、横送り搬送コンベアが排気の熱によって温度上昇することを回避できる。
本発明においては、前記穀粒タンクの上面の後部に後下がり傾斜姿勢の傾斜面が形成され、前記排気管は、前記穀粒タンクの前記傾斜面から上方に突出していると好適である。
本構成によれば、排気管が穀粒タンクの傾斜面から上方に突出しているので、排気管における上端部の周囲が開放されるように突出させても、排気管が穀粒タンクの上端位置よりも上方に突出する突出量はそれほど大きくならない。
その結果、機体上方側から飛散するワラ屑等の塵埃が、排気管の上端部に引っ掛かり堆積したり、排気管に対して横送り搬送コンベア等が接触するおそれが少ないものでありながら、排気管における上端部の周囲が開放されて排気を大気中に拡散させ易いものになる。
本発明においては、前記脱穀装置と前記穀粒タンクとの間に、前記脱穀装置にて得られた穀粒を前記穀粒タンクの入口部に向けて上方に搬送する揚穀装置が備えられ、前記排気管が前記揚穀装置と前記脱穀装置との間を通されていると好適である。
本構成によれば、揚穀装置と脱穀装置との間に形成される空間を有効に利用して排気管をコンパクトに配備することができる。
本発明においては、前記揚穀装置の後方側において、前記穀粒タンクの前記脱穀装置側の側部に前記膨出部が形成されていると好適である。
コンバインでは脱穀装置の機体後部側からワラ屑や塵埃等が排出される。そこで、本構成によれば、揚穀装置の後方側の機体後部側箇所において、排気管の上方が膨出部によって覆われる構成としたので、ワラ屑等が降りかかるおそれが大きい箇所において、膨出部を利用して排気管に降りかかることを有効に防止することができる。
本発明においては、
前記排気管は、前記エンジン側に位置する第一排気管と、前記排出口側に位置する第二排気管とを備え、
前記第一排気管は、前記エンジン側の排気出口に対応する箇所から後上がり傾斜姿勢で延設され、
前記第二排気管は、前記第一排気管の傾斜勾配よりも小さい緩い勾配の後上がり傾斜姿勢で延設され、
前記第一排気管と前記第二排気管とが、前後方向で前記揚穀装置に対応する位置で接続され、且つ、前記第一排気管と前記第二排気管との接続部に空気導入用の隙間が形成されていると好適である。
本構成によれば、高温の排気は上方に向けて上昇しようとするが、後上り傾斜姿勢の第一排気管の内部を通過することにより、第一排気管の内面に接触しながら後上方に案内されるので、第一排気管に熱を奪われて温度が低下する。そして、排気口側に位置する第二排気管の傾斜勾配が第一排気管の傾斜勾配よりも小さいので、第一排気管の内部を通過するときよりも大きな変化率で温度が低下することになる。
第一排気管と第二排気管との接続部に空気導入用の隙間が形成されるので、この接続部を排気が通過するときに、エジェクタ作用により外気を吸い込んで合流させることで、排気の温度をさらに低下させることができる。
又、前後方向で揚穀装置に対応する位置は、揚穀装置と脱穀装置との間に隙間が形成されるので、この位置にはスペースを形成し易い。そして、この位置にて第一排気管と第二排気管とが接続されるので、温度の低い外気を空気導入用の隙間から吸引し易い。
その結果、排気が後上がり傾斜姿勢の排気管により良好に案内されて外部に排出されるものでありながら、排気の温度を効率よく低下させることができる。
コンバインの全体側面図である。 コンバインの全体平面図である。 排気管配設部の側面図である。 排気管配設部の平面図である。 排気管配設部の分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を自脱型のコンバインに適用した場合について図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1及び図2に示すように、本発明に係るコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1,1によって走行する走行機体の前部に植立穀稈を刈り取る刈取部2が備えられている。走行機体の前部右側にキャビン3にて周囲が覆われた運転部4が備えられ、走行機体の後部には、刈取部2にて刈り取られた穀稈を脱穀処理する脱穀装置5と、脱穀処理にて得られた穀粒を貯留する穀粒タンク6とが、横方向に並ぶ状態で備えられている。走行機体の運転部4の下方に位置する状態でエンジン7が備えられている。走行機体には、穀粒タンク6に貯留された穀粒を機外に排出する搬送コンベアとしての穀粒排出装置8が備えられている。
この実施形態では、機体の前後方向を定義するときは、作業状態における機体進行方向に沿って定義し、機体の左右方向を定義するときは、機体進行方向視で見た状態で左右を定義する。すなわち、図1及び図2に符号(F)で示す方向が機体前側、図1及び図2に符号(B)で示す方向が機体後側である。図2に符号(L)で示す方向が機体左側、図2に符号(R)で示す方向が機体右側である。
刈取部2は、刈取対象となる植立穀稈の株元を分草案内する分草具9、分草された植立穀稈を縦姿勢に引き起こす複数の引き起こし装置10、引き起された植立穀稈の株元を切断するバリカン型の刈取装置11、刈取穀稈を縦姿勢から徐々に横倒れ姿勢になるように姿勢変更しながら後方に搬送して脱穀装置5に供給する縦搬送装置12等を備えている。
脱穀装置5は、供給された刈取穀稈の株元側を脱穀フィードチェーン13によって挟持搬送しながら、穂先側を扱室に供給して脱穀処理する。扱室の内部にて図示しない扱胴と受網とによって刈取穀稈の穂先側を扱き処理して脱穀処理を行う。脱穀装置5と穀粒タンク6との間に、脱穀装置5の下部から穀粒を穀粒タンク6に向けて揚送するスクリューコンベア式の揚穀装置14が備えられている。
脱穀処理された後の処理物が下方の選別部(図示せず)にて穀粒とワラ屑等に選別される。穀粒は、図示しない一番物搬送スクリューにより脱穀装置5の右横側外方に搬出されたのち、揚穀装置14により揚送されて穀粒タンク6の内部に搬送される。穀粒タンク6は、脱穀装置5から送り込まれる穀粒を貯留する。穀粒タンク6に貯留された穀粒は、穀粒排出装置8により外部に搬出される。
図1,2に示すように、穀粒排出装置8は、穀粒タンク6の底部に前後向き姿勢で設けられた底スクリュー(図示せず)にて搬送された穀粒を上方に向けて縦送り搬送するスクリューコンベア式の縦搬送部8Aと、その縦搬送部8Aの上部に接続されるとともに、穀粒を先端の穀粒排出口15まで横送り搬送する横搬送部8Bとを備えている。
横搬送部8Bは、図示しない電動モータの作動により、縦搬送部8Aの縦向き回転軸芯Y1周りで旋回移動可能に設けられている。排出作業が行われない状態では、横搬送部8Bは、機体上部に設定されているホーム位置(図2に示す位置)にて格納支持される(この状態が格納状態に相当する)。ホーム位置では、横搬送部8Bが受止め具16によって受止め保持される。受止め具16は横搬送部8Bが入り込む略U字状の凹入部を備えており、受止めている横搬送部8Bが横方向に移動しないように受止め支持する。
横搬送部8Bを旋回させて横外側方に張り出す張り出し状態に切り換えるように旋回移動操作することにより、任意の位置で穀粒排出作業を行うことができる。従って、横搬送部8Bは、穀粒タンク6の上方に位置する格納状態と横外側方に張り出す張り出し状態とに切り換え自在に設けられている。
横搬送部8Bは、穀粒排出口15が上下方向に移動するように、縦向きの縦搬送部8Aとの接続箇所に設定された横向き軸芯X周りで上下揺動可能に設けられている。油圧シリンダ17(図2参照)の伸縮作動により、上下移動操作することにより、穀粒排出口15の位置を上下移動調整することができる。
図1,2,3に示すように、運転部4の下方にエンジン7が備えられている。エンジン7からの排気(排ガス)に含まれる粒子状物質を低減する第一排ガス処理装置18と、その第一排ガス処理装置18にて処理された後の排ガス中に含まれる窒素酸化物を低減する第二排ガス処理装置19とが備えられている。
第一排ガス処理装置18は、排ガスに含まれるディーゼル微粒子を捕集する公知技術であるディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)(図示せず)を備え、排ガスが通過することによってディーゼル微粒子を減少させる。
第二排ガス処理装置19は、公知技術である選択触媒還元(SCR)を利用して排ガスの浄化処理を行う。具体的には、還元剤の一例である尿素水を排ガス中に噴射して加水分解させてアンモニアを生成し、そのアンモニア(NH)と排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)とを化学反応させて、窒素(N)と水(HO)とに還元させることで排ガス中に含まれる窒素酸化物を低減させる。
エンジン7から排出された排ガスは、第一排ガス処理装置18にてディーゼル微粒子を減少させる浄化処理が行われたのち、第二排ガス処理装置19にて排ガス中に含まれる窒素酸化物を低減させる浄化処理が行われ、浄化処理を終えた排ガスが排気管20を通して機体外部に排出される。
〔排気管〕
図1に示すように、エンジン7から排出され、第一排ガス処理装置18及び第二排ガス処理装置19から排出される排気を、外部に排出する円筒形状の排気管20が備えられている。排気管20は、脱穀装置5と穀粒タンク6との間において、後上がり傾斜姿勢で穀粒タンク6の前部から後部に亘って延設されている。
図1,2に示すように、排気管20の後端部に排出口21が形成されている。排気管20は、できるだけ高い位置にまで延ばすことで、排気を大気中に放散させ易くなっている。排気管20は、第二排ガス処理装置19のガス出口部から延設される排ガス排出管22から排出される排ガスを受け入れるエンジン側の第一排気管23と、排出口21側に位置する第二排気管24とを備えている。
第一排気管23は、エンジン側の排気出口に相当する排ガス排出管22の出口に対応する箇所から後上がり傾斜姿勢で延設されている。第二排気管24は、第一排気管23の傾斜勾配よりも小さい緩い勾配の後上がり傾斜姿勢で延設されている。第二排気管24の先端部の端面に、排ガスを空気中に排出する排出口21が形成されている。
第一排気管23は、断面略U字形のカバー部材25にて覆われている。図3,4に示すように、カバー部材25は、第一排気管23の外周面に固定された取付ブラケット26にボルト連結されている。第二排気管24は第一排気管23よりも大径に設けられ、第二排気管24の始端部が第一排気管23の終端部に被さる状態で位置し、それらが連結されて接続されている。第一排気管23と第二排気管24との接続部に空気導入用の隙間Sが形成されている。排気の流動に伴うエジェクタ作用によって、その隙間Sから外気を内部に吸引して排ガスの冷却を行なうことができる。図3に示すように、第一排気管23と第二排気管24とは、揚穀装置14と横方向に重なる位置で接続されている。
第一排気管23の機体前部側箇所はブラケット27を介して脱穀装置5の右側の側壁5aに固定されている(図4参照)。第一排気管23の機体後部側箇所は、揚穀装置14用の連結部を介して脱穀装置5に支持されている。
図2,4に示すように、排気管20(第一排気管23及び第二排気管24)は、前後方向に延びる状態で、揚穀装置14と脱穀装置5との間を通されている。図4,5に示すように、揚穀装置14の上部が前後両側の連結ブラケット28,29を介して脱穀装置5の右側の側壁5aに支持されている。前後の連結ブラケット29,29のうちの後側の連結ブラケット29は、上下方向及び前後方向の夫々に幅広の板状部材にて構成されている。連結ブラケット29の一端部が揚穀装置14の外周面に溶接等により一体的に連結され、連結ブラケット28の他端部が脱穀装置5の右側の側壁5aにボルト連結されている。
前後の連結ブラケット28,29のうちの前側の連結ブラケット28は、詳細な構成については図示しないが、揚穀装置14の外周面に溶接等により一体的に連結されたコンベア側の第一構成体30、脱穀装置5の側壁5aにボルト連結された脱穀装置5側の第二構成体31、及び、第一構成体30と第二構成体31とに亘って設けられ、夫々の構成体30,31にボルト連結される中間の第三構成体32からなる。
そして、第三構成体32に第一排気管23の外周面に一体的に固定された取付ブラケット33がボルト連結されている。第三構成体32を第一排気管23に連結した状態で、第三構成体32を第一構成体30と第二構成体31とに夫々、ボルト連結することにより第二排気管24(排気管20)を脱穀装置5に連結支持することができる。
上述したように、第二排気管24の始端部が第一排気管23の終端部に連結されている。又、第二排気管24の後部が連結ブラケット36を介して脱穀装置5の側壁5aに連結されている。従って、第二排気管24は、第一排気管23との連結箇所と後側の連結ブラケット36との連結箇所により支持されている。
次に、第二排気管24の排出口21付近の構成について説明する。
図1に示すように、穀粒タンク6の上面の後部に後下がり傾斜姿勢の傾斜面6Aが形成されている。第二排気管24の後端部が穀粒タンク6の傾斜面6Aから上方に突出している。すなわち、排気管20は、穀粒タンク6の上端よりも上側に突出している。円筒形状の筒体である第二排気管24の後端部は、筒体を軸芯方向と略直交する面で切断した形状となっており、略円形の排出口21が後上方に向けて開口する状態で形成されている。
図1に示すように、第二排気管24の上端が穀粒排出装置8における格納状態の横搬送部8Bの下端よりも下方に位置している。そして、横搬送部8Bの下方であって且つ第二排気管24における排出口21から排気方向に沿って延長された領域に、エンジン7からの排気が横搬送部8Bに吹き付けられることを規制する排気規制板35が備えられている。
排気規制板35は、平面視で矩形状の板体にて構成されている。排気規制板35は、排出口21の上縁部に一体的に連結され、機体後方に向けて略水平姿勢で延びる状態で設けられている。排気規制板35は、正面視で中央部が高く左右両側部が緩やかに下向きに傾斜する形状に設けられ、排気ができるだけ後方に案内されるようにしている。
排気規制板35を設けることにより、排気管20を簡単な構成にしながら、排出口21から排出される排ガスを受止めて後方へ流動案内して、横搬送部8Bに吹き付けられることを防止することができる。
〔穀粒タンク〕
穀粒タンク6について説明する。
穀粒タンク6は、機体前後方向視で下窄まり状に形成されている。図4,5に示すように、穀粒タンク6における機体前部左側には、第二排ガス処理装置19が入り込むための第一凹入部Q1が形成されている。第二排ガス処理装置19の機体後方側であって、揚穀装置14の機体前部側における穀粒タンク6の左側箇所に、排気管20が通過するための第二凹入部Q2が形成されている。
図2に示すように、第二凹入部Q2の上側には、脱穀装置5側に向けて膨出する前部側膨出部6Bが形成されている。前部側膨出部6Bは、平面視で脱穀装置5と重複するように、脱穀装置5の上方側に膨出している。このように前部側膨出部6Bを形成することで、穀粒貯留量を多くすることができる。そして、前部側膨出部6Bは、第一排気管23の上方を覆うように設けられ、収穫作業に伴って発生して上方に浮遊するワラ屑等の塵埃が第一排気管23の上方に降りかかり堆積することを防止できる。
図4,5に示すように、穀粒タンク6の前後中間部の左側箇所には、上下方向に沿って延びる状態で第三凹入部Q3が形成されている。第三凹入部Q3は、穀粒タンク6の右側部において、底部からタンク上端部に亘って上下方向に長く、且つ、タンク内方側(機体右側)に凹入する状態で形成されている。この第三凹入部Q3には、揚穀装置14が入り込む状態で配備される。
第三凹入部Q3の後側であって且つ揚穀装置14の機体後部側において、穀粒タンク6の左側箇所に、排気管20が通過するための前後方向に連なる第四凹入部Q4が形成されている。図2,4に示すように、第四凹入部Q4の上側であって、穀粒タンク6の脱穀装置5側の側部には、脱穀装置5側に向けて膨出する後部側膨出部6Cが形成されている。このように後部側膨出部6Cを形成することで、穀粒貯留量をさらに多くすることができるとともに、後部側膨出部6Cは、第二排気管24の上方を覆うように設けられるので、収穫作業に伴って発生して上方に浮遊するワラ屑等の塵埃が第二排気管24の上方に降りかかり堆積することを防止できる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、第一排気管23と第二排気管24とを備え、第二排気管24が第一排気管23の傾斜勾配よりも小さい緩い勾配の後上がり傾斜姿勢で延設される構成としたが、この構成に代えて、第一排気管23と第二排気管24とが同じ傾斜勾配で延設される構成としてもよく、分割することなく、排気管が1本の管部材で構成されるものでもよい。
(2)上記実施形態では、排気管20が揚穀装置14と脱穀装置5との間を通されているものを示したが、この構成に代えて、揚穀装置14が脱穀装置5に近い位置に設けられる構成であれば、排気管20が揚穀装置14と穀粒タンク6との間を通される構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、排気管20の上端が格納状態の横搬送部8Bの下端よりも下方に位置する構成としたが、この構成に代えて、格納状態の横搬送部8Bと、排気管20が横方向に位置ずれする構成として、排気管20の上端が格納状態の横搬送部8Bの下端よりも上方に位置する構成としてもよい。
本発明は、自脱型コンバインの他、普通型コンバインにも適用できる。
5 脱穀装置
6 穀粒タンク
6A 傾斜面
6B,6C 膨出部
7 エンジン
8 搬送コンベア
8A 縦搬送部
8B 横搬送部
14 揚穀装置
20 排気管
23 第一排気管
24 第二排気管
S 隙間

Claims (7)

  1. 刈取られた穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
    前記脱穀装置と機体横方向に並ぶ状態で位置して脱穀処理で得られた穀粒を貯留する穀粒タンクと、
    前記穀粒タンクよりも前側に位置するエンジンと、
    前記エンジンからの排気を後端部の排出口から外部に排出する排気管とが備えられ、
    前記穀粒タンクの前記脱穀装置側の側部に前記脱穀装置側に向けて膨出する膨出部が形成され、
    前記排気管は、前記脱穀装置と前記穀粒タンクとの間において、後上がり傾斜姿勢で、且つ、前記穀粒タンクの前記膨出部の下方側を通過する状態で、前記穀粒タンクの前部から後部に亘って延設され、
    前記排気管の後端部が前記穀粒タンクの上端よりも上側に突出しているコンバイン。
  2. 前記穀粒タンクに貯留される穀粒を機体外部に排出する搬送コンベアが、前記穀粒タンクの上方に位置する格納状態と、横外側方に張り出す張り出し状態とに切り換え可能に設けられ、
    前記搬送コンベアに、前記穀粒タンクの下部から穀粒を上方に搬送する縦搬送部と、前記縦搬送部の搬送終端部から穀粒を横送り搬送する横搬送部とが備えられ、
    前記排気管の上端が、前記格納状態の前記搬送コンベアにおける前記横搬送部の下端よりも下方に位置している請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記横搬送部の下方であって且つ前記排気管における前記排出口から排気方向に沿って延長された領域に、前記エンジンからの排気が前記横搬送部に吹き付けられることを規制する排気規制板が備えられている請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記穀粒タンクの上面の後部に後下がり傾斜姿勢の傾斜面が形成され、
    前記排気管は、前記穀粒タンクの前記傾斜面から上方に突出している請求項1から3のいずれか1項に記載のコンバイン。
  5. 前記脱穀装置と前記穀粒タンクとの間に、前記脱穀装置にて得られた穀粒を前記穀粒タンクの入口部に向けて上方に搬送する揚穀装置が備えられ、
    前記排気管が前記揚穀装置と前記脱穀装置との間を通されている請求項1から4のいずれか1項に記載のコンバイン。
  6. 前記揚穀装置の後方側において、前記穀粒タンクの前記脱穀装置側の側部に前記膨出部が形成されている請求項5に記載のコンバイン。
  7. 前記排気管は、前記エンジン側に位置する第一排気管と、前記排出口側に位置する第二排気管とを備え、
    前記第一排気管は、前記エンジン側の排気出口に対応する箇所から後上がり傾斜姿勢で延設され、
    前記第二排気管は、前記第一排気管の傾斜勾配よりも小さい緩い勾配の後上がり傾斜姿勢で延設され、
    前記第一排気管と前記第二排気管とが、前後方向で前記揚穀装置に対応する位置で接続され、且つ、前記第一排気管と前記第二排気管との接続部に空気導入用の隙間が形成されている請求項5又は6に記載のコンバイン。
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