JP2019131247A - 二重容器 - Google Patents
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Abstract
Description
図9は従来例としての外容器を加飾用の受け冶具に装着した直後で位置決め前の状態を示す部分的な断面図である。例えば、図9に示すように、外容器100の首筒部101にネジ部102を外容器2の軸線方向に沿って分断するネジ欠部103を形成すると共に、受け冶具110側に位置決めピン111を配置し、受け冶具110に装着した状態で外容器100を周方向に回転させ、位置決めピン111がネジ欠部103に嵌り込むことにより、外容器100の周方向の位置決めを行うことが一般的に行われている。
この二重容器は、内容物を収容する内容器3と、内容器3を収納する外容器2とを備えており、外容器2の首筒部23に容器体ネジ部24を設けると共に、この容器体ネジ部24を断続ネジ構造とするネジ欠部25が首筒部23の外周面の軸対称となる2箇所の位置に設けられている。また内容器3の軸対称となる2箇所の位置には、外鍔状のフランジ部33の端縁から環状周壁部34が垂下設され、更に略矩形の板片の掴み部35が延長垂下設されている。内容器3を外容器2に収納すると、掴み部35が外容器2のネジ欠部25に夫々挿入される。掴み部35の表面には、外容器2側の容器体ネジ部24と連続する形態で、容器体ネジ部24と同じネジ形状を構成するスベリ止め36が設けられている。
首筒部に形成された容器体ネジ部と、首筒部の複数の位置に容器体ネジ部の一部を欠損させることにより形成されたネジ欠部とから成る断続ネジ構造を有し、内容物を収容する外容器と、
開口端に延設されたフランジ部の端縁から垂下設する環状周壁部と、環状周壁部の下端に設けられてネジ欠部に嵌合すると共に外面に容器体ネジ部に連続するネジ形状が形成された複数の掴み部とを有し、内容器の収納が可能な外容器と、
外容器に被着される外装蓋と、を備える二重容器であって。
外容器の首筒部に、周方向の1箇所に位置決め凹部が形成された円環部が周設されていることを特徴とする、と云うものである。
また位置決め凹部をネックリング又は環状段差部に形成することにより、外容器の外観デザインの一体感を保つことができる。
図1は本発明の第1実施例を示す二重容器の正面図、図2は第1実施例の側面図、図3は第1実施例において内容器と外容器との分解状態を示す正面図、図4は第1実施例において内容器と外容器との分解状態を示す側面図、図5は第1実施例の外容器を加飾用の受け冶具に装着した状態を示し、Aは装着直後で位置決め前の状態を示す部分的な断面図、Bは位置決め後の状態を示す半断面図、図6は二重容器に本実施例とは異なるネジ欠部を設けた例を示し、Aは二重容器の平面図、Bはその側面図である。
図2、図3又は図4に示すように、外容器2及び内容器3は、それぞれ有底筒状に形成され、各中心軸線が共通軸上に位置するように配設されている。以下、この共通軸を軸線Oといい、軸線O方向に沿って後述する外容器2の底壁部22及び内容器3の底壁部32側を下側といい、その反対側を上側という。また軸線Oに直交する方向を径方向といい、軸線Oの回りに周回する方向を周方向という。
更に首筒部23の外周面上で且つネジ欠部25の下側には、円環部28の一態様としてのネックリング28Aが周設され、このネックリング28Aにはその一部を切り欠いて分断することにより形成される位置決め凹部28aがネジ欠部25の直下の位置に設けられている(図2、図4参照)。ネックリング28Aの外径寸法は、容器体ネジ部24(容器体ネジ部24に設けられた雄ネジ)の外径寸法以上であり且つ胴壁部21よりも小さな外径寸法で形成されている。更に、位置決め凹部28aをネジ欠部25の直下の位置に設けることにより、外容器2の外観デザインの一体感を保つことが可能となっている。
尚、この内容器3の周壁部31の外径は、外容器2の胴壁部21の内径と同径又はそれよりも若干小さい寸法で形成されており、内容器3は外容器2の内側に容易に収納することが可能となっている。
図5は第1実施例の外容器を加飾用の受け冶具に装着した状態を示し、Aは装着直後で位置決め前の状態を示す側面図、Bは位置決め後の状態を示す半断面図である。
図5Aに示すように、外容器2への加飾は、外容器2を加飾用の受け冶具50に装着した状態で行われる。
受け冶具50は、基部51と、基部51から突出して外容器2の内部に挿入され、外容器2を周方向に回転自在に支持する支持部52と、基部51に設けられた回転軸53を中心に、先端の位置決めピン54aが揺動自在に設けられた位置決め部材54と、基部51と位置決め部材54との間に設けられて位置決めピン54aを図示反時計回り方向に付勢するコイルスプリングなどからなる付勢部材55とを有して構成されている。基部51側から支持部52方向に延出された位置決めピン54aは、回転軸53を中心に図示反時計回り方向に付勢された状態で設置されている。このため、外容器2を受け冶具50の支持部52に装着すると、位置決めピン54aが外容器2の容器体ネジ部24を軸線O方向に押圧する状態に設定される。
そして、この状態から外容器2を軸線O回りに回転させる。すると、図5Bに示すように、位置決めピン54aが位置決め凹部28aの真上の位置に達したときに、位置決めピン54aは位置決め凹部28aに嵌り込み、これ以上の外容器2の回転を制限するため、外容器2の周方向の位置決めをすることができる。
尚、位置決めピン54aが位置決め凹部28aの真上の位置に達した位置は、位置決めピン54aがネジ欠部25と対向する位置でもあるため、位置決めピン54aは容器体ネジ部24に当接することなく、位置決め凹部28aに嵌り込むことができる。
また、位置決めピン54aが位置決め凹部28aを有しない側(軸対称となる逆側)のネジ欠部25に対向したとしても、この位置には位置決め凹部28aが形成されていないため、外容器2の位置決めが達成されることがない。すなわち、この外容器2では、周方向の1箇所に設けた位置決め凹部28aのみで確実に位置決めすることができるため、その後の印刷等を正確に行うことが可能となる。
これに対し、位置決め凹部28aを、径方向で且つパーティングラインPLに対して直交する位置Aに形成した場合には、両端面28bは共に離型する方向に沿って平行に形成されるため、緩い傾斜角が形成されることがなくなり、その結果、外容器2の回転方向によらなくとも回転時に位置決めピン54aが位置決め凹部28aから外れ難くすることができることから、外容器2の位置決めを確実に行うことが可能となる。よって、位置決め凹部28aは径方向で且つパーティングラインPLに対して直交する位置Aに形成される構成が好ましい。
図7に第2実施例として示す二重容器が、上記第1実施例と異なる点は、位置決め凹部28aが形成される円環部28の構成にあり、その他の構成及び効果は上述の第1実施例と同様である。このため以下の説明においては、主として上記第1実施例と異なる点について説明する。尚、第1実施例で用いた部材と同一の部材については同一の符号を付して説明する
また環状段差部28Bの外径は、容器体ネジ部24の外径寸法以上で且つ胴壁部21よりも小さな外径寸法で形成されている。このため、図8Aに示すように、このような外容器2を受け冶具50の支持部52に装着すると、第1実施例同様に、位置決めピン54aは、容器体ネジ部24又は環状段差部28Bに当接し、図示しない水平姿勢(環状段差部28Bと容器体ネジ部24とが同寸法の場合)又は図8Aに示すように先端が少し浮いた右肩下がりの傾き姿勢に設定される。
そして、上記同様に外容器2を軸線O回りに回転させると、図8Bに示すように、環状段差部28Bの位置決め凹部28aが真上の位置に達したときに、位置決めピン54aが位置決め凹部28aに嵌り込み、これ以上の外容器2の回転を制限し、外容器2の周方向の位置決めを確実に行うことが可能となる。
例えば上記実施例では、外容器2側のネジ欠部25及びこれに嵌合する内容器3側の掴み部35が軸線Oを挟んで軸対称となる2箇所の位置に夫々形成された構成を示して説明したが、ネジ欠部25と掴み部35とが一対一で互いに対応配置される構成であるならば、2箇所以上の複数の位置に形成される構成であっても良い。
2 ; 外容器
3 ; 内容器
4 ; 外装蓋
5 ; パッキン
21 ; 胴壁部
22 ; 底壁部
23 ; 首筒部
24 ; 容器体ネジ部
25 ; ネジ欠部
26 ; 口筒部
27 ; 外容器側係止突部
28 ; 円環部
28A; ネックリング(円環部)
28B; 環状段差部(円環部)
28a; 位置決め凹部
28b; 円環部の端面
31 ; 周壁部
32 ; 底壁部
33 ; フランジ部
34 ; 環状周壁部
35 ; 掴み部
36 ; 滑り止めリブ
37 ; 内容器側係止突部
41 ; 天壁部
42 ; 周壁部
43 ; 外装蓋ネジ部
50 ; 加飾用の受け冶具
51 ; 基部
52 ; 支持部
53 ; 回転軸
54 ; 位置決め部材
54a; 位置決めピン
55 ; 付勢部材
O ; 軸線
PL ; パーティングライン
θ ; 緩い傾斜角
Claims (6)
- 首筒部(23)に形成された容器体ネジ部(24)と、前記首筒部(23)の複数の位置に前記容器体ネジ部(24)の一部を欠損させることにより形成されたネジ欠部(25)とから成る断続ネジ構造を有し、内容物を収容する外容器(2)と、
開口端に延設されたフランジ部(33)の端縁から垂下設する環状周壁部(34)と、該環状周壁部(34)の下端に設けられて前記ネジ欠部(25)に嵌合すると共に外面に前記容器体ネジ部(24)に連続するネジ形状が形成された複数の掴み部(35)とを有し、前記内容器(3)の収納が可能な外容器(2)と、
前記外容器(2)に被着される外装蓋(4)と、を備える二重容器であって、
前記外容器(2)の首筒部(23)に、周方向の1箇所に位置決め凹部(28a)が形成された円環部(28)が周設されていることを特徴とする二重容器。 - 位置決め凹部が、首筒部(23)と胴壁部(21)との間で且つネジ欠部(25)の直下の位置に形成されている請求項1記載の二重容器。
- 位置決め凹部が、径方向で且つ外容器(2)のパーティングライン(PL)に対して直交する位置に形成されている請求項1又は2記載の二重容器。
- 円環部(28)が、首筒部(23)に形成された容器体ネジ部(24)以上で且つ胴周壁(21)よりも小さな外径寸法を有して形成されている請求項1乃至3のいずれか一項記載の二重容器。
- 円環部(28)が、胴壁部(21)と首筒部(23)の間に周設されたネックリング(28A)である請求項1乃至4のいずれか一項記載の二重容器。
- 円環部(28)が、胴壁部(21)と首筒部(23)の間に周設された環状段差部(28B)である請求項1乃至4のいずれか一項記載の二重容器。
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