JP2019131206A - 飲料提供システム - Google Patents

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將太 中島
Shota Nakajima
將太 中島
三木 匡
Tadashi Miki
匡 三木
幸 田岡
Miyuki Taoka
幸 田岡
伴 泰浩
Yasuhiro Ban
泰浩 伴
基 神
Motoi Jin
基 神
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Abstract

【課題】本開示の課題は、飲料用容器の種類に応じた制御を行える飲料提供システムを提供することである。【解決手段】 飲料提供システム10は、撮像装置12と、判定部F11と、制御部F12と、を備える。撮像装置12は、飲料用容器の配置場所を撮影して画像を生成する。判定部F11は、飲料用容器が置かれている配置場所の画像である対象画像と飲料用容器が置かれていない配置場所の画像である参照画像の比較に基づいて対象画像に写る飲料用容器が透明か不透明かを判定する。制御部F12は、対象画像に写る飲料用容器が透明か不透明かで異なる制御を実行する。【選択図】 図3

Description

本開示は、一般に飲料提供システムに関し、特に、複数種類の提供可能な飲料からユーザの希望する飲料を提供する飲料提供システムに関する。
特許文献1は、飲料をカップ(飲料用容器)に供給する飲料ディスペンサ(飲料提供システム)を開示する。特許文献1の飲料ディスペンサは、カップを検出するためのカップセンサと、当該カップセンサの出力に基づいてカップへの飲料供給を制御する制御装置とを備えている。カップセンサは、送信側トランデューサと受信側トランデューサ間にカップが置かれる透過型の超音波センサである。制御装置は、送信側トランデューサから送信された信号と受信側トランデューサにて受信された信号との位相差に基づいてカップの有無を判定する。
特開2005−263278号公報
特許文献1は、カップの有無は判断できるが、カップの種類を判断することができない。
本開示の課題は、飲料用容器の種類に応じた制御を行える飲料提供システムを提供することである。
本開示の一態様の飲料提供システムは、撮像装置と、判定部と、制御部と、を備える。前記撮像装置は、飲料用容器の配置場所を撮影して画像を生成するように構成される。前記判定部は、飲料用容器が置かれている前記配置場所の画像である対象画像と飲料用容器が置かれていない前記配置場所の画像である参照画像との比較に基づいて前記対象画像に写る飲料用容器が透明か不透明かを判定するように構成される。前記制御部は、前記対象画像に写る飲料用容器が透明か不透明かで異なる制御を実行するように構成される。
本開示の一態様の飲料提供システムは、飲料用容器の配置場所と、撮像装置と、制御部と、を備える。前記撮像装置は、前記配置場所を撮影して画像を生成するように構成される。前記制御部は、前記撮像装置で生成された画像に写る飲料用容器が透明か不透明かで異なる制御を実行するように構成される。前記配置場所は、前記撮像装置で生成される画像の背景となる面に模様を有する。
本開示の態様の飲料提供システムによれば、飲料用容器の種類に応じた制御を行える、という効果を奏する。
図1は、一実施形態の飲料提供システムの斜視図である。 図2は、上記飲料提供システムの配置場所の説明図である。 図3は、上記飲料提供システムのブロック図である。 図4は、上記飲料提供システムの撮像装置で生成される画像の一例である。 図5は、上記撮像装置で生成される画像の一例である。 図6は、上記撮像装置で生成される画像の一例である。 図7は、上記撮像装置で生成される画像の一例である。 図8は、ホット飲料のメニュー画面を示す図である。 図9は、コールド飲料のメニュー画面を示す図である。 図10は、上記飲料提供システムの全体的な動作のフローチャートを示す図である。 図11は、上記飲料提供システムの判定処理のフローチャートを示す図である。 図12は、上記飲料提供システムの変形例の配置場所の説明図である。 図13は、上記変形例の撮像装置で生成される画像の一例である。 図14は、上記撮像装置で生成される画像の一例である。 図15は、上記撮像装置で生成される画像の一例である。
1.実施形態
1.1 概要
図1は、一実施形態の飲料提供システム10を示す。飲料提供システム10は、飲料ディスペンサ単独で構成されている。飲料提供システム10は、図2に示すように、飲料用容器20の配置場所101に飲料を注ぐ吐出装置13を有している。飲料提供システム10では、予め配置場所101に飲料用容器20を置いておけば、吐出装置13から吐出される飲料を飲料用容器20で受けることができる。
飲料提供システム10は、図2に示すように、撮像装置12を備える。撮像装置12は、飲料用容器20の配置場所101を撮影して画像P10〜P13(図4〜図7参照)を生成するように構成される。また、飲料提供システム10は、図3に示すように、判定部F11と、制御部F12と、を備える。判定部F11は、対象画像P11〜P13と参照画像P10の比較に基づいて対象画像P11〜P13に写る飲料用容器20が透明か不透明かを判定するように構成される。対象画像P11〜P13は、飲料用容器20が置かれている配置場所101の画像である。参照画像P10は、飲料用容器20が置かれていない配置場所101の画像である。制御部F12は、対象画像P11〜P13に写る飲料用容器20が透明か不透明かで異なる制御を実行するように構成される。
このように飲料提供システム10は、配置場所101に置かれる飲料用容器20が透明か不透明かで異なる制御を実行する。したがって、飲料用容器20の種類に応じた制御を行える。特に、対象画像P11〜P13に写る飲料用容器20が透明か不透明かは、対象画像P11〜P13と参照画像P10の比較に基づいて決定される。ここで、飲料用容器20が透明である場合は、飲料用容器20が不透明である場合に比べて対象画像と参照画像との差が小さくなる。したがって、飲料提供システム10によれば、画像に写る飲料用容器20が透明か不透明かの判定制度の向上が見込める。
別の観点から見れば、飲料提供システム10は、図2に示すように、飲料用容器20の配置場所101と、撮像装置12と、を備える。また、飲料提供システム10は、図3に示すように、制御部F12を備える。撮像装置12は、配置場所101を撮影して画像P10〜P13(図4〜図7参照)を生成するように構成される。制御部F12は、撮像装置12で生成された画像に写る飲料用容器20が透明か不透明かで異なる制御を実行するように構成される。ここで、配置場所101は、図2及び図4〜図7に示すように、撮像装置12で生成される画像P10〜P13の背景となる面104aに模様を有する。
このように飲料提供システム10は、配置場所101に置かれる飲料用容器20が透明か不透明かで異なる制御を実行する。したがって、飲料用容器20の種類に応じた制御を行える。特に、配置場所101において撮像装置12で生成される画像P10〜P13の背景となる面104aに模様がある。ここで、飲料用容器20が透明であると飲料用容器20が不透明である場合とで、画像中の背景の模様の有無が大きく異なり得る。したがって、飲料提供システム10によれば、画像に写る飲料用容器20が透明か不透明かの判定制度の向上が見込める。
1.2 構成
以下、飲料提供システム10について更に説明する。飲料提供システム10は、回路要素として、図3に示すように、記憶部11と、撮像装置12と、吐出装置13と、入力部14と、出力部15と、処理部16と、を備えている。
また、飲料提供システム10は、記憶部11と、撮像装置12と、吐出装置13と、入力部14と、出力部15と、処理部16とを収容する筐体100を有している(図1参照)。図1に示すように、筐体100の一面(本実施形態では前面)には、飲料用容器20の配置場所101が設けられている。
配置場所101は、図2に示すように、筐体100の一面から突出する台102を有する。台102は、矩形の板状である。台102の上面に、飲料用容器20が置かれる。また、配置場所101は、筐体100の一面から突出する第1側壁103と第2側壁104とを有する。第1側壁103と第2側壁104とは、矩形の板状である。第1側壁103と第2側壁104とは、台102の厚み軸に直交する方向(図1の左右方向)で対向している。配置場所101では、台102と第1側壁103と第2側壁104とで囲まれた空間に、飲料用容器20が配置される。ここで、第2側壁104における第1側壁103側の面104aは、無地ではなく、模様のある面(平面)である。第2側壁104の面104aの模様は、繰り返し模様である。本実施形態において、繰り返し模様は、図2に示すような縞模様である。
吐出装置13は、与えられた飲料情報に応じて配置場所101に飲料を注ぐための装置である。吐出装置13は、図2に示すように、飲料を吐出する吐出口131を有している。本実施形態では、吐出口131は、筐体100において、配置場所101の上方に設けられている。なお、飲料情報は、飲料を特定するための情報である。例えば、飲料情報は、珈琲に関する情報であってもよい。珈琲の例としては、エスプレッソ(ホット)、エスプレッソ(アイス)、カプチーノ(ホット)、カプチーノ(アイス)、カフェラテ(ホット)、カフェラテ(アイス)が挙げられる。また、飲料情報は、オレンジジュース、りんごジュース等のジュースに関する情報であってもよい。また、飲料情報は、サイダー、コーラ等の炭酸飲料に関する情報であってもよい。また、飲料情報は、紅茶、緑茶、ウーロン茶等のお茶に関する情報であってもよい。また、飲料情報は、コーンスープ、オニオンスープ等のスープに関する情報であってもよい。また、飲料情報は、冷やし飴、甘酒、ぜんざい、しるこ等の甘味に関する情報であってもよい。また、飲料情報は、ビール、焼酎、ウィスキー、ブランデー、ワイン、ハイボール、酎ハイ、アマレットカフェ、カクテル等のアルコール飲料に関する情報であってもよい。吐出装置13は、飲料情報で特定される飲料を提供することが可能なように設計される。このような吐出装置13には、飲料情報に合わせて、適宜、従来周知の構成を採用できるから詳細な説明は省略する。
記憶部11は、飲料提供システム10での処理に必要な情報を記憶するために用いられる記憶装置である。特に、記憶部11は、参照画像P10(図4参照)の記憶に用いられる。記憶部11は、従来周知の記憶媒体であってよい。記憶媒体の例としては、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)が挙げられる。
撮像装置12は、配置場所101の画像を得るための装置である。上述したように、配置場所101は、飲料用容器20を置くための場所であるから、異なる言い方をすれば、撮像装置12は、飲料用容器20の画像を得るための装置である。なお、飲料用容器20は、一般に、人が飲料を飲むために使用する容器を想定している。飲料用容器の例としては、カップ(珈琲カップ、ティーカップ、マグカップ等)、グラス(タンブラーグラス、ワイングラス、シャンパングラス、ブランデーグラス、カクテルグラス、ゴブレット等)、茶碗、杯が挙げられる。
撮像装置12は、図2に示すように、配置場所101が撮像範囲に収まるように設置されている。本実施形態では、撮像装置12は、配置場所101の第1側壁103に設けられており、撮像装置12の撮像方向は、第1側壁103から第2側壁104に向かう方向に一致している。そのため、配置場所101において、第2側壁104における第1側壁103側の面104aは、撮像装置12で生成される画像の背景となる面である。
入力部14は、ユーザによる飲料提供システム10の操作及び情報の入力のための装置である。入力部14は、タッチパッドを備える。本実施形態において、入力部14は、吐出ボタンとしても用いられる。吐出ボタンは、吐出装置13からの飲料の吐出を開始させるためのボタンである。なお、飲料の吐出を開始させるにあたって、吐出ボタンの操作は必須ではない。例えば、吐出する飲料の決定時又は吐出する飲料の決定から所定時間経過時に吐出装置13からの飲料の吐出を開始してもよい。また、入力部14は、タッチパッドとは別に吐出ボタンを有していてもよい。
出力部15は、ユーザに情報を提示するための装置である。出力部15は、図1に示すように、表示部151を有する。表示部151は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの薄型のディスプレイ装置である。飲料提供システム10では、入力部14のタッチパッドが出力部15の表示部151の表示面に重ねて配置されており、入力部14のタッチパッドと表示部151とがタッチパネルを構成している。
処理部16は、飲料提供システム10の動作を制御する電気回路である。処理部16は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラムを実行することで、処理部16として機能する。1以上のプログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
処理部16は、図3に示すように、判定部F11と、制御部F12と、設定部F13と、を有している。判定部F11と、制御部F12と、設定部F13とは実体のある構成を示しているわけではなく、処理部16によって実現される機能を示している。
処理部16は、設定モードと、提供モードとを有している。設定モードは、参照画像P10を設定するためのモードである。設定モードでは、処理部16は、設定部F13として機能する。提供モードは、ユーザに飲料を提供するためのモードである。提供モードでは、処理部16は、判定部F11及び制御部F12として機能する。なお、設定モードと提供モードとの切り替えは、入力部14により行える。つまり、処理部16は、入力部14の操作に応じて、設定モードと提供モードとのいずれかで動作する。
判定部F11は、配置場所101に飲料用容器20が置かれているかどうかを判断するように構成される。判定部F11は、撮像装置12で生成された画像をもとにして、画像に飲料用容器20が写っているかどうかを判断する。例えば、判定部F11は、画像からエッジを検出する処理を実行し、飲料用容器20に対応するエッジを検出したかどうかにより、画像に飲料用容器20が写っているかどうかを判断する。なお、このようなエッジの検出の方法としては、従来周知の方法を利用できるから、詳細な説明は省略する。
更に、判定部F11は、配置場所101に置かれた飲料用容器20が透明か不透明であるかを判定する判定処理を行うように構成される。つまり、判定部F11は、撮像装置12で生成された画像に写る飲料用容器20が透明か不透明であるかを判定する。以下、判定部F11での判定処理の対象となる画像を対象画像という。対象画像については、配置場所101に飲料用容器20が置かれていることが確認されている。つまり、対象画像は、飲料用容器20が置かれている配置場所101の画像である。
ここで、図4〜図7は、撮像装置12で生成された画像P10〜P13を示す。図4に示す画像P10は、飲料用容器20が置かれていない配置場所101の画像である。そのため、図4では、配置場所101の第2側壁104の面104aの模様だけが写っている。図5〜図7に示す画像P11〜P13は、飲料用容器20が置かれている配置場所101の画像である。特に、図5では、飲料用容器20は不透明である。そのため、飲料用容器20のある部分では第2側壁104の面104aの模様が隠れている。図6では、飲料用容器20は透明である。そのため、飲料用容器20が不透明である場合とは対照的に、飲料用容器20のある部分でも第2側壁104の面104aの模様が視認できる。図7では、図6と同様に飲料用容器20は透明であるが、飲料用容器20の中ほどまで氷が入っている。飲料用容器20において氷が存在しない部分では第2側壁104の面104aの模様が視認できるが、飲料用容器20において氷が存在する部分では第2側壁104の面104aの模様が視認しにくい。
画像P11では、飲料用容器20のある部分では第2側壁104の面104aの模様が隠れているが、画像P12,P13では、飲料用容器20のある部分でも第2側壁104の面104aの模様を視認できる箇所がある。したがって、飲料用容器20が透明である画像P12,P13は、飲料用容器20が不透明である画像P11に比べて、飲料用容器20がない画像P10との類似度が高くなる傾向にある。
そこで、判定部F11は、対象画像(例えば、画像P11〜P13)に写る飲料用容器20が透明か不透明かを判定するにあたって、飲料用容器20が置かれていない配置場所101の画像(例えば、画像P10)を参照画像として用いる。より詳細には、判定部F11は、対象画像と参照画像との比較に基づいて対象画像に写る飲料用容器20が透明か不透明かを判定する。本実施形態において、参照画像は、設定部F13によって予め記憶部11に記憶される。
以下、判定部F11での判定処理について更に詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて、画像P10を参照画像P10といい、画像P11〜P13をそれぞれ対象画像P11〜P13ということがある。
判定部F11は、対象画像P11〜P13から、対象画像P11〜P13に写る飲料用容器20が存在する存在領域R11を検出する(図5〜図7参照)。存在領域R11は、飲料用容器20の外形線より内側の領域である。ただし、図5〜図7では、説明をわかりやすくするために、存在領域R11を、飲料用容器20よりやや大きく描いている。存在領域R11は、例えば、対象画像において、飲料用容器20のエッジを検出することで、特定することができる。また、判定部F11は、参照画像P10から、存在領域R11に対応する参照領域R12を検出する。つまり、参照領域R12は、対象画像P11〜P13において存在領域R11を構成する画素と同じ画素で構成される領域である。
判定部F11は、存在領域R11と参照領域R12の類似度を求める。存在領域R11と参照領域R12の類似度は、存在領域R11の画素と参照領域R12の画素との色のヒストグラムの差(相対距離)に基づいて算出される。例えば、色のヒストグラムの差(相対距離)は、存在領域R11と参照領域R12とで互いに対応する画素の輝度値(例えば、赤、緑、青等の色毎の輝度値)の差の平均値で与えられる。色のヒストグラムの差が大きければ、類似度が低く、色のヒストグラムの差が小さければ、類似度が高くなる。
特に、判定部F11は、存在領域R11と参照領域R12の類似度として、存在領域R11の一部である第1判定領域R110(図5〜図7参照)と参照領域R12において第1判定領域R110に対応する第2判定領域R120(図4参照)の類似度を用いる。つまり、判定部F11は、第1判定領域R110の画素と第2判定領域R120の画素との色のヒストグラムの差に基づいて類似度を算出すればよい。このようにすれば、類似度の算出に必要な計算量を低減できる。ここで、第1判定領域R110は、飲料用容器20の上端部分に対応する領域である。上端部分は、飲料用容器20において氷が存在しない確率が高い部分として設定される。一般に、飲料用容器20の上端まで氷を入れることは少ない。よって、飲料用容器20の上端部分を、第1判定領域R110として用いれば、氷に起因する判定精度の低下を抑制できる。飲料用容器20の上端部分は、飲料用容器20の上端から所定距離までの部分であって、所定距離は、実験的な手法によって決定することができる。例えば、所定距離は、実際にどの程度氷が入れられるかによって適宜調整され得る。一例として、所定距離は、飲料用容器20の高さの10%程度である。
判定部F11は、類似度が規定値以上であれば、対象画像に写る飲料用容器20が透明であると判断する。一方、判定部F11は、類似度が規定値未満であれば、対象画像に写る飲料用容器20が不透明であると判断する。そして、判定部F11は、対象画像に写る飲料用容器20が透明か不透明かを示す判定結果を、制御部F12に与える。ここで、規定値は、実験的な手法によって決定することができる。つまり、実際に、サンプルとして複数種類の飲料用容器20を利用して存在領域R11と参照領域R12の類似度を求め、飲料用容器20が透明か不透明かを判別できるように、規定値を決めればよい。
判定部F11は、対象画像P11〜P13において飲料用容器20が存在する存在領域R11と参照画像P10において存在領域R11に対応する参照領域R12との類似度に基づいて、対象画像P11〜P13に写る飲料用容器20が透明か不透明かを判定する。これは、対象画像P11〜P13において飲料用容器20が存在しない領域では、対象画像P11〜P13と参照画像P10との差異が少ないと考えられるからである。本実施形態では、対象画像P11〜P13と参照画像P10とで差異が少ないと考えられる部分を用いないから、飲料用容器20が透明か不透明かの判定の精度の向上が図れる。特に、存在領域R11と参照領域R12の類似度は、存在領域R11の一部である第1判定領域R110と参照領域R12において第1判定領域R110に対応する第2判定領域R120の類似度である。つまり、存在領域R11の全部ではなく、存在領域R11において飲料用容器20が透明か不透明かで参照領域R12との差異が大きくなりやすい領域に着目して、類似度を算出できる。よって、飲料用容器20が透明か不透明かの判定の精度の向上が図れる。具体的に、本実施形態では、第1判定領域R110は、対象画像P11〜P13に写る飲料用容器20の上端部分に対応する領域である。この場合には、飲料用容器20が透明であって、氷が入れられている場合であっても、氷による影響を受けにくくなる。よって、飲料用容器20が透明か不透明かの判定の精度の向上が図れる。
制御部F12は、画像(対象画像)に写る飲料用容器20が透明か不透明かで異なる制御を実行するように構成される。具体的には、制御部F12は、画像(対象画像)に写る飲料用容器20が不透明であれば第1制御を実行するように構成される。第1制御では、制御部F12は、図8に示すように、表示部151に、ホット飲料のメニュー画面G10を表示する。メニュー画面G10は、ユーザが入力部14によりホット飲料を選択するためのボタンB11,B12,B13,B14を表示する。逆に言えば、メニュー画面G10は、コールド飲料を選択するためのボタンは表示しない。図8では、ボタンB11,B12,B13,B14は、それぞれ、コーヒー(ホット)、カフェラテ(ホット)、カプチーノ(ホット)、エスプレッソ(ホット)に対応している。制御部F12は、メニュー画面G10において飲料が選択されると、選択された飲料に対応する飲料情報を取得する。図8の場合、メニュー画面G10においてボタンB11,B12,B13,B14のいずれかが選択されると、制御部F12は、選択されたボタンに対応する飲料の飲料情報を取得する。そして、入力部14の吐出ボタンがユーザにより操作(押圧)されると、制御部F12は、取得した飲料情報を吐出装置13に与えて飲料の吐出を開始させる。
一方、制御部F12は、画像(対象画像)に写る飲料用容器20が透明であれば第2制御を実行するように構成される。第2制御では、制御部F12は、図9に示すように、表示部151に、コールド飲料のメニュー画面G20を表示する。メニュー画面G20は、ユーザが入力部14によりコールド飲料を選択するためのボタンB21,B22,B23,B24を表示する。逆に言えば、メニュー画面G20は、ホット飲料を選択するためのボタンは表示しない。図9では、ボタンB21,B22,B23,B24は、それぞれ、アイスコーヒー、アイスカフェラテ、オレンジジュース、コーラに対応している。制御部F12は、メニュー画面G20において飲料が選択されると、選択された飲料に対応する飲料情報を取得する。図9の場合、メニュー画面G20においてボタンB21,B22,B23,B24のいずれかが選択されると、制御部F12は、選択されたボタンに対応する飲料の飲料情報を取得する。そして、入力部14の吐出ボタンがユーザにより操作(押圧)されると、制御部F12は、取得した飲料情報を吐出装置13に与えて飲料の吐出を開始させる。
なお、ホット飲料のメニュー画面G10は、コールド飲料のメニュー画面G20を表示させるためのメニュー切替ボタンを表示してもよい。メニュー画面G10においてメニュー切替ボタンが選択されると、制御部F12は、メニュー画面G10の表示を終了して、メニュー画面G20を表示部151に表示させる。同様に、コールド飲料のメニュー画面G20は、ホット飲料のメニュー画面G10を表示させるためのメニュー切替ボタンを表示してもよい。メニュー画面G20においてメニュー切替ボタンが選択されると、制御部F12は、メニュー画面G20の表示を終了して、メニュー画面G10を表示部151に表示させる。このようにすれば、ユーザの利便性が向上する。
設定部F13は、撮像装置12で生成された画像を参照画像として記憶部11に記憶させるように構成される。つまり、設定部F13によれば、参照画像の変更が可能になる。これは、飲料用容器20が透明か不透明かの判定の精度の向上に寄与し得る。
より詳細には、設定部F13は、撮像装置12から画像を取得する。そして、設定部F13は、撮像装置12から取得した画像をもとに、配置場所101に飲料用容器20が置かれているかどうかを判断する。設定部F13は、判定部F11と同様に、画像からエッジを検出する処理を実行し、飲料用容器20に対応するエッジを検出したかどうかにより、画像に飲料用容器20が写っているかどうかを判断する。そして、配置場所101に飲料用容器20が置かれていないと判断すれば、設定部F13は、撮像装置12から取得した画像を参照画像として記憶部11に記憶させる。一方、配置場所101に飲料用容器20が置かれていると判断すれば、設定部F13は、撮像装置12から取得した画像を参照画像として記憶部11に記憶させずに破棄する。この場合、設定部F13は、表示部151により、ユーザに、配置場所101に何も置かないように促して、再度撮像装置12から画像を取得してもよい。
なお、設定部F13は、表示部151に参照画像を生成するためのガイダンスを表示してもよい。このガイダンスは、ユーザに、配置場所101に何も置かないことを通知するメッセージを含んでいてよい。また、参照画像は、予め記憶部11に記憶させることも可能である。ただし、参照画像としては、実際に飲料提供システム10の使用する場所において撮像装置12で生成された画像を用いることが好ましい。これは、参照画像の撮像条件を対象画像の撮像条件に近付けることができるからである。これによって、飲料用容器20が透明か不透明かの判定の精度の向上に寄与し得る。
1.3 動作
次に、飲料提供システム10の主要な動作(提供モードでの動作)について図10のフローチャートを参照して簡単に説明する。
飲料提供システム10では、判定部F11が、撮像装置12で生成された画像に基づいて、配置場所101に飲料用容器20が置かれているかどうかを判断する(S11)。配置場所101に飲料用容器20が置かれていないと判断した場合(S11:No)、処理はステップS11に戻る。一方、配置場所101に飲料用容器20が置かれていると判断した場合(S11:Yes)、判定部F11は、撮像装置12から対象画像を取得し(S12)、記憶部11から参照画像を取得する(S13)。そして、判定部F11は、配置場所101に置かれた飲料用容器20が透明か不透明であるかを判断する(S14)。配置場所101に置かれた飲料用容器20が透明であると判定部F11が判断した場合(S14:Yes)、制御部F12は、第2制御を実行して、表示部151にコールド飲料のメニュー画面G20を表示させる(S15)。一方、配置場所101に置かれた飲料用容器20が不透明であると判定部F11が判断した場合(S14:No)、制御部F12は、第1制御を実行して、表示部151にホット飲料のメニュー画面G10を表示させる(S16)。
次に、判定部F11での判定処理について図11のフローチャートを参照して簡単に説明する。
判定部F11は、対象画像において、飲料用容器20のエッジを検出し(S21)、飲料用容器20の存在領域R11を特定する(S22)。更に、判定部F11は、存在領域R11から第1判定領域R110を特定する(S23)。そして、判定部F11は、参照画像において第1判定領域R110に対応する第2判定領域R120を特定し、第1判定領域R110と第2判定領域R120の類似度を、存在領域R11と参照領域R12の類似度として求める(S24)。そして、判定部F11は、存在領域R11と参照領域R12の類似度が規定値以上であるか否かを判定する(S25)。存在領域R11と参照領域R12の類似度が規定値以上であれば(S25;YES)、判定部F11は、対象画像に写る飲料用容器20が透明であると判断する(S26)。一方、判定部F11は、存在領域R11と参照領域R12の類似度が規定値未満であれば(S25;NO)、対象画像に写る飲料用容器20が不透明であると判断する(S27)。
このように、飲料提供システム10では、配置場所101に置いた飲料用容器20が透明か不透明かによって、異なるメニュー画面G10,G20が表示部151に表示される。特に、飲料用容器20が不透明であれば、ホット飲料のメニュー画面G10を表示部151に表示する。これは、一般に、ホット飲料を飲む場合に不透明な飲料用容器20が用いられることが多いことを考慮している。つまり、ユーザが不透明な飲料用容器20を配置場所101に置いた場合、ユーザがホット飲料を注文する可能性が高いといえるから、コールド飲料を表示しないようにする。これによって、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる。また、飲料用容器20が透明であれば、コールド飲料のメニュー画面G20を表示部151に表示する。これは、一般に、コールド飲料を飲む場合に透明な飲料用容器20が用いられることが多いことを考慮している。つまり、ユーザが透明な飲料用容器20を配置場所101に置いた場合、ユーザがコールド飲料を注文する可能性が高いといえるから、ホット飲料を表示しないようにする。これによって、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる。
2.変形例
以上説明した実施形態は、本開示の様々な実施形態の一例に過ぎない。また、上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に、上記実施形態の変形例を列挙する。
例えば、図12に示すように、配置場所101は、飲料用容器20の位置決め用のガイド105を有する。ガイド105は、台102の上面に設けられている。ガイド105は、台102の上面から突出する一対の脚部105aと、脚部105aの上端間を連結するL字状のストッパ105bとを有する。つまり、飲料用容器20がガイド105に当たるように配置場所101に飲料用容器20を置くことで、飲料用容器20を吐出口131に対して適切な位置に配置できる。ここで、ガイド105は、撮像装置12の撮像範囲内に位置している。特に、図12では、ガイド105は、飲料用容器20の下端部分に当たる。また、ガイド105は、撮像装置12とガイド105との間に飲料用容器20が位置するように、飲料用容器20の位置を定めている。なお、ガイド105の色は特に限定されないが、飲料用容器20との区別が容易な色であるとよい。また、ガイド105の形状は、特に限定されない。例えば、ストッパ105bは弧状であってもよく、飲料用容器20の位置決めが可能な形状であればよい。また、ガイド105の材料は特に限定されず、金属であってもよいし、樹脂であってもよい。また、ガイド105が飲料用容器20に当たる位置は、飲料用容器20の下端部分に限定されず、飲料用容器20のどの部分にあたってもよい。例えば、ガイド105は、飲料用容器20の上端部分又は中間部分に当たってもよい。
ここで、図13〜図15は、撮像装置12で生成された画像P20〜P22を示す。図13に示す画像P20は、飲料用容器20が置かれていない配置場所101の画像である。ただし、配置場所101には、ガイド105が存在している。そのため、図13では、ガイド105が写っている。図14〜図15に示す画像P21,P22は、飲料用容器20が置かれている配置場所101の画像である。特に、図14では、飲料用容器20は不透明である。そのため、飲料用容器20のある部分ではガイド105が隠れている。図15では、飲料用容器20は透明である。そのため、飲料用容器20が不透明である場合とは対照的に、飲料用容器20のある部分でもガイド105が視認できる。
画像P21では、飲料用容器20のある部分ではガイド105が隠れているが、画像P22では、飲料用容器20のある部分でもガイド105を視認できる。したがって、飲料用容器20が透明である画像P22は、飲料用容器20が不透明である画像P21に比べて、飲料用容器20がない画像P20との類似度が高くなる傾向にある。
そこで、判定部F11は、対象画像P21,P22において飲料用容器20が存在する存在領域R21の一部の第1判定領域R210として、飲料用容器20においてガイド105と重なる領域を含む領域を用いてもよい(図14、図15参照)。存在領域R21と参照領域R22の類似度は、第1判定領域R210と、参照領域R22において第1判定領域R210に対応する領域である第2判定領域R220の類似度であってよい。このようにすれば、類似度の算出に必要な計算量を低減できる。また、飲料用容器20が透明か不透明かの判定の精度の向上が図れる。特に、ガイド105が飲料用容器20の上端部分と当たる場合には、第1判定領域R210が飲料用容器20の上端部分となるから、氷に起因する判定精度の低下を抑制できる。
また、配置場所101において、台102、第1側壁103、及び第2側壁104の形状は特に限定されない。つまり、台102、第1側壁103、及び第2側壁104は必ずしも矩形の板状である必要はない。また、配置場所101は、筐体100の一面から突出して設けられている必要はなく、筐体100の一面に形成された凹部であってよい。この場合、飲料提供システム10は、配置場所101用の扉17を有していてもよい。
また、配置場所101の第2側壁104の面104aの模様は、必ずしも繰り返し模様である必要はない。ただし、繰り返し模様であれば、飲料用容器20による模様の歪みによる判定精度の低下が起こりにくい。また、配置場所101における飲料用容器20を置く場所のずれの影響による判定精度の低下が起こりにくい。繰り返し模様は、縞模様に限定されない。繰り返し模様の例としては、水玉模様のような同じ絵柄が繰り返される模様であってもよい。絵柄は、例えば、どのようなものであってもよいが、ユーザが不自然に感じないものであることが好ましい。絵柄の一例としては、星、企業ロゴなどが挙げられる。
また、撮像装置12は、必ずしも、上記実施形態で例示された場所にある必要はない。撮像装置12の位置は、配置場所101に置かれる飲料用容器20を全体的に撮影できるように、配置場所101及び使用が想定される飲料用容器20の形状及び寸法を考慮して、適宜設定される。例えば、撮像装置12は、吐出口131の近傍に配置されていてもよい。つまり、撮像装置12は、真上から飲料用容器20を撮影するように配置されてもよい。この場合は、配置場所101の台102の上面が、撮像装置12で生成される画像の背景となる面になるので、台102の上面には模様があるとよい。また、撮像装置12が配置場所101を撮影する方向も特に限定されない。
また、判定部F11は、飲料用容器20の検知を、撮像装置12で生成された画像ではなく、センサ(例えば、近接センサ、加速度センサ)等により行ってもよい。また、判定部F11は、別途設けられた開始ボタンの操作に応じて、判定処理を開始してもよい。この場合、図10のフローチャートのステップS11を、「開始ボタンが操作されたか」に読み替えればよい。
また、判定部F11は、類似度を色のヒストグラムの差ではなく、画像のパターンマッチング等の周知の画像処理技術、又は、学習済みモデルの利用により決定してもよい。
また、制御部F12は、画像(対象画像)に写る飲料用容器20が透明か不透明かで、表示部151に表示するメニューを変更している。しかしながら、制御部F12は、画像に写る飲料用容器20が透明か不透明かで異なる制御を行うものであればよい。例えば、制御部F12は、画像に写る飲料用容器20が透明か不透明かで吐出装置13から提供する飲料の濃さ及び/又は量を変更してもよい。例えば、制御部F12は、画像に写る飲料用容器20が透明であれば、画像に写る飲料用容器20が不透明である場合よりも飲料を濃くして量を減らす。これは、吐出装置13から冷えた飲料を提供せずに、飲料用容器20に入れた氷で吐出装置13から吐出される飲料を冷やす場合に有効である。例えば、飲料提供システムがホット飲料専用である場合には、制御部F12は、画像に写る飲料用容器20が透明であれば、飲料のメニューの代わりに通知メッセージを表示部151に表示してもよい。通知メッセージとしては、「ホット飲料専用機です」といったものが考えられる。これにより、ガラス製の飲料用容器に熱い飲料が注がれて、飲料用容器が割れてしまうといった事態を回避できる可能性が高まる。
例えば、飲料提供システム10は、飲料用容器20の配置場所101を照らす光源を更に備えていてもよい。光源は、可視光領域の光を放射する光源であってもよいし、赤外領域の光を放射する光源であってもよい。光源を設けることで、撮像装置12で生成される画像の質の向上が図れる。なお、光源と撮像装置12との位置関係は、特に限定されない。例えば、光源が配置場所101を照らす方向と撮像装置12が配置場所101を撮影する方向とは同じであってもよいし、異なっていてもよい。
例えば、飲料提供システム10は、飲料ディスペンサに加えて、サーバ又はクラウドコンピューティングシステムで構成される処理システムを含んでいてもよい。処理システムは、飲料ディスペンサと通信ネットワークを介して相互に通信が可能であってよい。通信ネットワークは、単一の通信プロトコルに準拠したネットワークだけではなく、異なる通信プロトコルに準拠した複数のネットワークで構成されていてもよい。通信ネットワークは、リピータハブ、スイッチングハブ、ブリッジ、ゲートウェイ、ルータ等のデータ通信機器を含み得る。この場合、飲料ディスペンサは、少なくとも、撮像装置12と、吐出装置13と、入力部14と、出力部15と、処理部16とを有していればよいが、処理部16が判定部F11と制御部F12と設定部F13とを有することは必須ではない。つまり、判定部F11、制御部F12、及び設定部F13は、処理システムにより実現されてよい。この場合、判定部F11、制御部F12、及び設定部F13の更新を容易に行うことができる。判定部F11の更新の例としては、判定処理(プログラム)の更新がある。判定部F11を更新することで、判定部F11での判定の精度の向上が図れる。
このように、飲料提供システム10は、複数のコンピュータにより構成されていてもよく、飲料提供システムの機能(特に、判定部F11及び制御部F12の機能)は、複数の装置に分散されていてもよい。更に、飲料提供システムの機能の少なくとも一部が、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されていてもよい。
3.態様
上記実施形態及び変形例から明らかなように、本開示は、下記の第1〜第10の態様を含む。以下では、実施形態との対応関係を明示するためだけに、符号を括弧付きで付している。
上記実施形態及び変形例から明らかなように、第1の態様の飲料提供システム(10)は、撮像装置(12)と、判定部(F11)と、制御部(F12)と、を備える。前記撮像装置(12)は、飲料用容器(20)の配置場所(101)を撮影して画像を生成するように構成される。前記判定部(F11)は、対象画像(P11〜P13;P21,P22)と参照画像(P10;P20)の比較に基づいて前記対象画像(P11〜P13;P21,P22)に写る飲料用容器(20)が透明か不透明かを判定するように構成される。前記対象画像(P11〜P13;P21,P22)は、飲料用容器(20)が置かれている前記配置場所(101)の画像である。前記参照画像(P10;P20)は、飲料用容器(20)が置かれていない前記配置場所(101)の画像である。前記制御部(F12)は、前記対象画像(P11〜P13;P21,P22)に写る飲料用容器(20)が透明か不透明かで異なる制御を実行するように構成される。第1の態様によれば、飲料用容器(20)の種類に応じた制御を行える。
第2の態様の飲料提供システム(10)は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、前記飲料提供システム(10)は、記憶部(11)と、前記撮像装置(12)で生成された画像を前記参照画像(P10;P20)として前記記憶部(11)に記憶させる設定部(F13)とを更に備える。第2の態様によれば、参照画像(P10;P20)の変更が可能になる。これは、飲料用容器(20)が透明か不透明かの判定の精度の向上に寄与し得る。
第3の態様の飲料提供システム(10)は、第1又は第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様では、前記配置場所(101)は、前記撮像装置(12)で生成される画像(P10〜P13;P20〜P22)の背景となる面(104a)に模様を有する。第3の態様によれば、対象画像(P11〜P13;P21,P22)と参照画像(P10;P20)の差異が大きくなり得る。これは、飲料用容器(20)が透明か不透明かの判定の精度の向上に寄与し得る。
第4の態様の飲料提供システム(10)は、第3の態様との組み合わせにより実現され得る。第4の態様では、前記模様は、繰り返し模様である。第4の態様によれば、対象画像(P11〜P13;P21,P22)と参照画像(P10;P20)の差異が大きくなり得る。これは、飲料用容器(20)が透明か不透明かの判定の精度の向上に寄与し得る。
第5の態様の飲料提供システム(10)は、第1〜第4の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第5の態様では、前記判定部(F11)は、存在領域(R11;R21)と参照領域(R12;R22)との類似度に基づいて、前記対象画像(P11〜P13;P21,P22)に写る飲料用容器(20)が透明か不透明かを判定するように構成される。前記存在領域(R11;R21)は、前記対象画像(P11〜P13;P21,P22)において飲料用容器(20)が存在する領域である。前記参照領域(R12;R22)は、前記参照画像(P10;P20)において前記存在領域(R11;R21)に対応する領域である。第5の態様によれば、対象画像(P11〜P13;P21,P22)と参照画像(P10;P20)とで差異が少ないと考えられる部分を用いないから、飲料用容器(20)が透明か不透明かの判定の精度の向上が図れる。
第6の態様の飲料提供システム(10)は、第5の態様との組み合わせにより実現され得る。第6の態様では、前記存在領域(R11;R21)と前記参照領域(R12;R22)の類似度は、第1判定領域(R110;R210)と第2判定領域(R120;R220)の類似度である。前記第1判定領域(R110;R210)は、前記存在領域(R11;R21)の一部である。前記第2判定領域(R120;R220)は、前記参照領域(R12;R22)において前記第1判定領域(R110;R210)に対応する領域である。第6の態様によれば、飲料用容器(20)が透明か不透明かの判定の精度の向上が図れる。
第7の態様の飲料提供システム(10)は、第6の態様との組み合わせにより実現され得る。第7の態様では、前記第1判定領域(R110)は、前記対象画像(P11〜P13;P21,P22)に写る飲料用容器(20)の上端部分に対応する領域である。第7の態様によれば、飲料用容器(20)が透明か不透明かの判定の精度の向上が図れる。
第8の態様の飲料提供システム(10)は、第6又は第7の態様との組み合わせにより実現され得る。第8の態様では、前記配置場所(101)は、飲料用容器(20)の位置決め用のガイド(105)を有する。前記第1判定領域(R210)は、前記対象画像(P11〜P13;P21,P22)に写る飲料用容器(20)において前記ガイド(105)と重なる領域を含む。第8の態様によれば、飲料用容器(20)が透明か不透明かの判定の精度の向上が図れる。
第9の態様の飲料提供システム(10)は、第1〜第8の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第9の態様では、前記飲料提供システム(10)は、表示部(151)を更に備える。前記制御部(F12)は、前記対象画像(P11〜P13;P21,P22)に写る飲料用容器(20)が透明か不透明かで前記表示部(151)に表示する飲料メニューを変更するように構成される。第9の態様によれば、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる。
第10の態様の飲料提供システム(10)は、飲料用容器(20)の配置場所(101)と、撮像装置(12)と、制御部(F12)と、を備える。前記撮像装置(12)は、前記配置場所(101)を撮影して画像を生成するように構成される。前記制御部(F12)は、前記撮像装置(12)で生成された画像に写る飲料用容器(20)が透明か不透明かで異なる制御を実行するように構成される。前記配置場所(101)は、前記撮像装置で生成される画像の背景となる面(104a)に模様を有する。第10の態様によれば、飲料用容器(20)の種類に応じた制御を行える。
10 飲料提供システム
101 配置場所
104a 面
105 ガイド
11 記憶部
12 撮像装置
151 表示部
F11 判定部
F12 制御部
F13 設定部
20 飲料用容器
P11〜P13,P21,P22 画像(対象画像)
P10,P20 画像(参照画像)
R11,R21 存在領域
R110,R210 第1判定領域
R12,R22 参照領域
R120,R220 第2判定領域

Claims (10)

  1. 飲料用容器の配置場所を撮影して画像を生成する撮像装置と、
    飲料用容器が置かれている前記配置場所の画像である対象画像と飲料用容器が置かれていない前記配置場所の画像である参照画像との比較に基づいて前記対象画像に写る飲料用容器が透明か不透明かを判定する判定部と、
    前記対象画像に写る飲料用容器が透明か不透明かで異なる制御を実行する制御部と、
    を備える、
    飲料提供システム。
  2. 記憶部と、
    前記撮像装置で生成された画像を前記参照画像として前記記憶部に記憶させる設定部と、
    を更に備える、
    請求項1の飲料提供システム。
  3. 前記配置場所は、前記撮像装置で生成される画像の背景となる面に模様を有している、
    請求項1又は2の飲料提供システム。
  4. 前記模様は、繰り返し模様である、
    請求項3の飲料提供システム。
  5. 前記判定部は、前記対象画像において飲料用容器が存在する存在領域と前記参照画像において前記存在領域に対応する参照領域との類似度に基づいて、前記対象画像に写る飲料用容器が透明か不透明かを判定するように構成される、
    請求項1〜4のいずれか一つの飲料提供システム。
  6. 前記存在領域と前記参照領域の類似度は、前記存在領域の一部である第1判定領域と前記参照領域において前記第1判定領域に対応する第2判定領域の類似度である、
    請求項5の飲料提供システム。
  7. 前記第1判定領域は、前記対象画像に写る飲料用容器の上端部分に対応する領域である、
    請求項6の飲料提供システム。
  8. 前記配置場所は、飲料用容器の位置決め用のガイドを有し、
    前記第1判定領域は、前記対象画像に写る飲料用容器において前記ガイドと重なる領域を含む、
    請求項6又は7の飲料提供システム。
  9. 表示部を更に備え、
    前記制御部は、前記対象画像に写る飲料用容器が透明か不透明かで前記表示部に表示する飲料メニューを変更するように構成される、
    請求項1〜8のいずれか一つの飲料提供システム。
  10. 飲料用容器の配置場所と、
    前記配置場所を撮影して画像を生成する撮像装置と、
    前記撮像装置で生成された画像に写る飲料用容器が透明か不透明かで異なる制御を実行する制御部と、
    を備え、
    前記配置場所は、前記撮像装置で生成される画像の背景となる面に模様を有する、
    飲料提供システム。
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