JP2019070869A - 飲料提供システム、飲料提供方法、飲料提供プログラム - Google Patents

飲料提供システム、飲料提供方法、飲料提供プログラム Download PDF

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幸 田岡
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將太 中島
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Abstract

【課題】課題は、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる飲料提供システム、飲料提供方法、及び飲料提供プログラムを提供することである。【解決手段】飲料提供システム10は、飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所の画像を取得する画像取得部F12と、画像取得部F12で取得された画像に写る飲料用容器に対応する飲料情報を取得する情報取得部F14と、情報取得部F14で取得された飲料情報に基づく飲料を飲料吐出装置24に吐出させる制御部F15と、を備える。【選択図】 図2

Description

本開示は、一般に、飲料提供システム、飲料提供方法、及び飲料提供プログラムに関し、特に、複数種類の提供可能な飲料からユーザの希望する飲料を提供する飲料提供システム、飲料提供方法、及び飲料提供プログラムに関する。
特許文献1は、製品ディスペンサから分配する混合製品(飲料)を提供するためのシステム(飲料提供システム)を開示する。特許文献1では、システムは、多数の製品レシピと関連付けられたデータを受信し、多数の製品レシピを含む混合レシピに従って機械可読アイテムを生成するように動作可能なコード生成モジュールを含む。機械可読アイテムは、混合レシピを分配するように製品ディスペンサを構成する。
特表2015−520079号公報
特許文献1のシステム(飲料提供システム)では、機械可読アイテムを製品ディスペンサに読み込ませることで、製品ディスペンサが機械可読アイテムに対応するレシピに従って、混合製品(飲料)を提供する。特許文献1のシステムでは、ユーザが希望する飲料の提供を受けるためには、毎回、機械可読アイテムを製品ディスペンサに読み込ませる作業を行う必要があり、手間がかかっていた。
本開示の課題は、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる飲料提供システム、飲料提供方法、及び飲料提供プログラムを提供することである。
本開示の一態様の飲料提供システムは、画像取得部と、情報取得部と、制御部と、を備える。前記画像取得部は、飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所の画像を取得するように構成される。前記情報取得部は、前記画像取得部で取得された画像に写る飲料用容器に対応する飲料情報を取得するように構成される。前記制御部は、前記情報取得部で取得された飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させるように構成される。
本開示の一態様の飲料提供方法は、飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所の画像を取得するステップと、前記画像に写る飲料用容器に対応する飲料情報を取得するステップと、前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させるステップと、を含む。
本開示の一態様の飲料提供プログラムは、1以上のプロセッサにより実行されると、前記1以上のプロセッサに、第1指示と、第2指示と、第3指示と、を与える。前記第1指示は、飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所の画像を取得する指示である。前記第2指示は、前記画像に写る飲料用容器に対応する飲料情報を取得する指示である。前記第3指示は、前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させる指示である。
本開示の態様によれば、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できるという効果を奏する。
図1は、実施形態1の飲料提供システムの概略図である。 図2は、実施形態1の飲料提供システムのブロック図である。 図3は、実施形態1の飲料提供システムのデータベースのデータ構造の概略図である。 図4は、実施形態1の飲料提供システムで表示される注文画面の説明図である。 図5は、実施形態1の飲料提供システムで表示される専用画面の説明図である。 図6は、実施形態1の飲料提供システムの登録モードのフローチャートである。 図7は、実施形態1の飲料提供システムの提供モードのフローチャートである。 図8A及び図8Bは、実施形態1の飲料提供システムの動作の説明図である。 図9A及び図9Bは、実施形態1の飲料提供システムの動作の説明図である。 図10A、図10B及び図10Cは、実施形態1の飲料提供システムの動作の説明図である。 図11は、実施形態2の飲料提供システムの概略図である。 図12は、実施形態2の飲料提供システムのブロック図である。
1.実施形態
1.1 実施形態1
1.1.1 概要
図1は、実施形態1の飲料提供システム10を示す。実施形態1の飲料提供システム10は、飲料ディスペンサ20単独で構成されている。飲料ディスペンサ20は、提供場所P10に飲料を注ぐ飲料吐出装置24を有しており、吐出ボタン211が操作されると飲料吐出装置24からの飲料の吐出を開始する。飲料ディスペンサ20では、予め提供場所P10に飲料用容器を置いておけば、飲料吐出装置24から吐出される飲料を飲料用容器で受けることができる。
飲料提供システム10(飲料ディスペンサ20)は、図2に示すように、画像取得部F12と、情報取得部F14と、制御部F15と、を備えている。画像取得部F12は、飲料吐出装置24から飲料を注ぐ提供場所P10の画像を、取得する。情報取得部F14は、画像取得部F12で取得された画像に写る飲料用容器に対応する飲料情報を取得する。制御部F15は、情報取得部F14で取得された飲料情報に基づく飲料を飲料吐出装置24に吐出させる。
このように飲料提供システム10(飲料ディスペンサ20)では、飲料吐出装置24から吐出される飲料(飲料ディスペンサ20がユーザに提供する飲料)を決める飲料情報が、飲料用容器に対応付けられている。したがって、ユーザは、飲料用容器を提供場所P10に置くことで、飲料提供システム10から飲料用容器に対応する飲料の提供を受けることが可能になる。つまり、飲料用容器を提供場所P10に置くという作業が、飲料提供システム10で提供可能な複数種類の飲料からユーザの希望する飲料を選択する作業を兼ねている。そのため、複数種類の飲料から希望する飲料を選択する作業の省略が可能である。また、希望する飲料の情報(レシピ等)を飲料提供システム10に入力する作業を毎回行わなくて済むようになる。このように、飲料提供システム10によれば、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる。また、実施形態1の飲料提供システム10は、飲料ディスペンサ20単独で構成されているため、飲料提供システム10をスタンドアローンタイプの飲料ディスペンサとして容易に設置することができる。
1.1.2 構成
以下、実施形態1の飲料提供システム10を構成する飲料ディスペンサ20について更に説明する。飲料ディスペンサ20は、図2に示すように、入力部21と、カメラ22と、出力部23と、飲料吐出装置24と、記憶装置25と、処理部26と、を備えている。
入力部21は、ユーザによる飲料提供システム10(飲料ディスペンサ20)の操作及び情報の入力のための装置である。入力部21は、吐出ボタン211と、タッチパッド212と、を有している(図1参照)。吐出ボタン211は、飲料吐出装置24からの飲料の吐出を開始させるためのボタンである。タッチパッド212は、飲料提供システム10の操作及び情報の入力のために用いられる。なお、吐出ボタン211は必須ではない。例えば、タッチパッド212が吐出ボタンを兼ねてもよいし、吐出する飲料の決定時又は吐出する飲料の決定から所定時間経過時に飲料吐出装置24からの飲料の吐出を開始してもよい。
カメラ22は、提供場所P10の画像を得るための装置である。カメラ22は、図1に示すように、提供場所P10が撮像範囲に収まるように設置されている。提供場所P10は、飲料提供システム10により飲料の提供を受けようとするユーザが、飲料用容器を置く場所である。異なる言い方をすれば、カメラ22は、ユーザの飲料用容器の画像を得るための装置である。なお、飲料用容器は、一般に、人が飲料を飲むために使用する容器を想定している。飲料用容器の例としては、カップ(珈琲カップ、ティーカップ、マグカップ等)、グラス(タンブラーグラス、ワイングラス、シャンパングラス、ブランデーグラス、カクテルグラス、ゴブレット等)、茶碗、杯が挙げられる。
出力部23は、ユーザに情報を提示するための装置である。出力部23は、図1に示すように、ディスプレイ231を有する。ディスプレイ231は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの薄型のディスプレイ装置である。飲料ディスペンサ20では、入力部21のタッチパッド212が出力部23のディスプレイ231の表示面に重ねて配置されており、タッチパッド212とディスプレイ231とがタッチパネルを構成している。
飲料吐出装置24は、与えられた飲料情報に応じて飲料ディスペンサ20の提供場所P10に飲料を注ぐための装置である。
飲料情報は、飲料の基本情報と調整情報とを含む。基本情報は、飲料を特定するための情報である。例えば、基本情報は、珈琲に関する情報であってもよい。珈琲に関する基本情報の例としては、エスプレッソ(ホット)、エスプレッソ(アイス)、カプチーノ(ホット)、カプチーノ(アイス)、カフェラテ(ホット)、カフェラテ(アイス)が挙げられる。また、基本情報は、オレンジジュース、りんごジュース等のジュースに関する情報であってもよい。また、基本情報は、サイダー、コーラ等の炭酸飲料に関する情報であってもよい。また、基本情報は、紅茶、緑茶、ウーロン茶等のお茶に関する情報であってもよい。また、基本情報は、コーンスープ、オニオンスープ等のスープに関する情報であってもよい。また、基本情報は、冷やし飴、甘酒、ぜんざい、しるこ等の甘味に関する情報であってもよい。
調整情報は、飲料の調整をするための情報である。例えば、調整情報は、飲料の仕上がりを調整するための情報である。調整情報は、1以上の調整項目を含む。調整項目の例としては、飲料の量が挙げられる。調整情報に含まれる調整項目の内容は、基本情報によって変更され得る。例えば、基本情報が珈琲に関する情報である場合、調整項目の例としては、珈琲の濃さ、珈琲の量、ミルクフォームの量、抽出温度が挙げられる。例えば、基本情報がジュースに関する情報である場合、調整項目の例としては、ジュースの甘さ、ジュースの量が挙げられる。例えば、基本情報が炭酸飲料に関する情報である場合、調整項目の例としては、炭酸の強さ、炭酸飲料の量が挙げられる。例えば、基本情報がお茶に関する情報である場合、調整項目の例としては、お茶の濃さ、お茶の量が挙げられる。
飲料吐出装置24は、飲料情報で特定される飲料を提供することが可能なように設計される。このような飲料吐出装置24には、飲料情報に合わせて、適宜、従来周知の構成を採用できるから詳細な説明は省略する。
記憶装置25は、飲料提供システム10での処理に必要な情報を記憶するために用いられる。記憶装置25は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等である。記憶装置25は、データベースD11と、履歴D12とを記憶している。
データベースD11には、飲料用容器の登録画像と登録画像に対応付けられた飲料情報とが登録されている。また、データベースD11では、登録画像はユーザ情報に対応付けられている。つまり、データベースD11は、ユーザ情報と登録画像と飲料情報との対応関係を示す。図3に、データベースD11のデータ構造の例を示す。図3では、登録画像には、登録画像に写る飲料用容器を識別するための容器IDが割り当てられている。データベースD11には、登録画像と容器IDとの組み合わせが容器情報として登録されている。なお、図3では、説明の分かりやすさを考慮して、登録画像として、登録画像の名称ではなく登録画像の内容を記載している。
処理部26は、飲料ディスペンサ20の動作を制御する電気回路である。処理部26は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラムを実行することで、処理部26として機能する。1以上のプログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
処理部26は、図2に示すように、登録部F11と、画像取得部F12と、判定部F13と、情報取得部F14と、制御部F15と、を有している。登録部F11と、画像取得部F12と、判定部F13と、情報取得部F14と、制御部F15とは実体のある構成を示しているわけではなく、処理部26によって実現される機能を示している。
処理部26は、登録モードと、提供モードとを有している。登録モードは、データベースD11への情報の登録のためのモードである。登録モードでは、処理部26は、登録部F11として機能する。提供モードは、ユーザに飲料を提供するためのモードである。提供モードでは、処理部26は、画像取得部F12、判定部F13、情報取得部F14、及び制御部F15として機能する。
登録部F11は、出力部23のディスプレイ231に、登録画面を表示させる機能を有する。登録画面は、ユーザから、ユーザ情報と飲料容器の画像と飲料情報との入力を受け付ける画面である。登録画面では、ユーザは、入力部21のタッチパッド212を用いて、ユーザ情報と飲料情報との入力が行える。また、登録画面では、ユーザは、カメラ22により登録したい飲料用容器の画像を撮ることで、登録したい飲料用容器の画像の入力が行える。
登録部F11は、ユーザ情報と飲料用容器の画像と飲料情報とを受け取ると、登録処理を行う。登録処理では、特定の登録画像がデータベースD11に登録されているかどうかを判定する。特定の登録画像は、登録部F11が受け取った画像に写る飲料用容器と同じ外観の飲料用容器の登録画像である。例えば、登録部F11は、登録部F11が受け取った画像(に写る飲料用容器)とデータベースD11に登録されている登録画像(に写る飲料用容器)との一致度を判定する。登録部F11は、登録部F11が受け取った画像との一致度が所定値を超えた登録画像があれば、特定の登録画像がデータベースD11に登録されていると判断する。つまり、登録部F11は、登録部F11が受け取った画像との一致度が所定値を超えた登録画像を、特定の登録画像と判定する。なお、このような画像(に写る物体)同士の一致度の判定の手法は、従来周知の手法であってよいから詳細な説明は省略する。例えば、ソフトウェアメーカから利用可能なプログラムを利用することができる。
特定の登録画像がデータベースD11に登録されていなければ、登録部F11は、登録部F11が受け取った画像を登録画像として、登録部F11が受け取ったユーザ情報と飲料情報に対応付けてデータベースD11に登録する。特定の登録画像がデータベースD11に登録されていれば、登録部F11は、特定の登録画像が登録部F11が受け取ったユーザ情報と同一のユーザ情報に対応付けられているかどうかを判定する。つまり、登録部F11は、登録部F11が受け取ったユーザ情報が特定の登録画像に対応付けられているユーザ情報と一致するかどうかを判定する。
特定の登録画像が登録部F11が受け取ったユーザ情報と同一のユーザ情報に対応付けられていないと判定すると、登録部F11は、重複登録の通知を行う。例えば、登録部F11は、ユーザが登録したい飲料用容器が既に別の人によって登録されていることを示すメッセージをディスプレイ231に表示し、登録処理を終了する。
特定の登録画像が登録部F11が受け取ったユーザ情報と同一のユーザ情報に対応付けられていると判定すると、登録部F11は、確認処理を行う。確認処理は、飲料情報の更新と飲料情報の追加とのいずれを行うかの確認をユーザに求める処理である。確認処理では、登録部F11は、確認画面をディスプレイ231に表示させる。確認画面は、ユーザが登録したい飲料用容器が既に登録されていることを示すメッセージを表示するとともに、飲料情報の更新と飲料情報の追加とのいずれを行うかを選択するためのボタンを表示する。確認画面において飲料情報の更新に対応するボタンがタッチパッド212によって選択されると、登録部F11は、特定の登録画像に対応付けられた飲料情報を、登録部F11が受け取った飲料情報に置き換える。これによって、特定の登録画像に対応付けられた飲料情報が更新される。一方、確認画面において飲料情報の追加に対応するボタンがタッチパッド212によって選択されると、登録部F11は、特定の登録画像に登録部F11が受け取った飲料情報を更に対応付けてデータベースD11に登録する。これによって、特定の登録画像に、飲料情報が新しく追加される。例えば、図3に示す例では、ユーザ情報「U-00A」については、容器ID「C-002」が割り当てられた登録画像に、2種類の飲料情報が対応付けられている。
画像取得部F12は、飲料吐出装置24から飲料を注ぐ提供場所P10の画像を取得する。提供場所P10の画像は、カメラ22によって生成される。そのため、画像取得部F12は、カメラ22から提供場所P10の画像を取得する。そして、画像取得部F12は、カメラ22から取得した画像(提供場所P10の画像)を判定部F13に与える。
判定部F13は、飲料用容器の登録画像と登録画像に対応付けられた飲料情報とが登録されたデータベースD11から、画像取得部F12で取得された画像に写る飲料用容器と同じ外観の飲料用容器の登録画像に対応する飲料情報を抽出する。判定部F13は、抽出された飲料情報を情報取得部F14に与える。
より詳細には、判定部F13は、画像取得部F12で取得された画像に写る飲料用容器(つまり、提供場所P10に置かれた飲料用容器)がデータベースD11に登録されているかどうかを判定する。例えば、判定部F13は、画像取得部F12で取得された画像(に写る飲料用容器)とデータベースD11に登録されている登録画像(に写る飲料用容器)との一致度を判定する。判定部F13は、画像取得部F12で取得された画像との一致度が所定値を超えた登録画像があれば、提供場所P10に置かれた飲料用容器がデータベースD11に登録されていると判定する。そして、判定部F13は、画像取得部F12で取得された画像に写る飲料用容器と同じ外観の飲料用容器の対応する飲料情報をデータベースD11から取得する。そして、判定部F13は、データベースD11から取得した飲料情報を、情報取得部F14に与える。一方、判定部F13は、画像取得部F12で取得された画像との一致度が所定値を超えた登録画像がなければ、提供場所P10に置かれた飲料用容器がデータベースD11に登録されていないと判定する。この場合、判定部F13は、処理を終了する。なお、このような画像(に写る物体)同士の一致度の判定の方法は、従来周知の方法であってよいから詳細な説明は省略する。例えば、市販のプログラムを利用することができる。
情報取得部F14は、画像取得部F12で取得された画像に写る飲料用容器に対応する飲料情報を取得する。この飲料情報は、上述したように、判定部F13から情報取得部F14に与えられる。つまり、情報取得部F14は、画像取得部F12で取得された画像に写る飲料用容器に対応する飲料情報を判定部F13から取得する。情報取得部F14は、判定部F13から取得した飲料情報を制御部F15に与える。
制御部F15は、飲料吐出装置24に飲料情報を与えて飲料情報に基づく飲料を飲料吐出装置24に吐出させるように構成される。より詳細には、制御部F15は、入力部21のタッチパッド212で選択された飲料を飲料吐出装置24から吐出させる第1モードと、情報取得部F14で取得された飲料情報に基づく飲料を飲料吐出装置24に吐出させる第2モードとを有している。制御部F15は初期状態では第1モードである。制御部F15は、情報取得部F14から飲料情報を受け取ると、第1モードから第2モードへ移行するようになっている。つまり、制御部F15は、提供場所P10に置かれた飲料用容器がデータベースD11に登録されていれば、第1モードから第2モードへ移行する。一方、制御部F15は、提供場所P10に置かれた飲料用容器がデータベースD11に登録されていなければ、第1モードを継続する。
制御部F15は、第1モードでは、注文画面G10(図4参照)を出力部23のディスプレイ231に表示させる。注文画面G10は、ユーザがタッチパッド212により飲料を選択するためのボタンB11,B12,B13,B14を表示する。注文画面G10においてボタンB11,B12,B13,B14のいずれかが選択されると、制御部F15は、選択されたボタンに対応する飲料の飲料情報を取得する。そして、入力部21の吐出ボタン211がユーザにより操作(押圧)されると、制御部F15は、取得した飲料情報を飲料吐出装置24に与えて飲料の吐出を開始させる。
制御部F15は、第2モードでは、専用画面G20(図5参照)を出力部23のディスプレイ231に表示させる。制御部F15は、情報取得部F14から飲料情報を受け取ると、受け取った飲料情報に基づいて、専用画面G20をディスプレイ231に表示させる。専用画面G20は、飲料情報の基本情報を表示するラベルL10と、調整情報の調整項目の名称を表示するラベルL21〜L24と、調整情報の調整項目の内容を表示するラベルL31〜L34を表示する。ラベルL21は珈琲の濃さに対応し、ラベルL22は珈琲の量に対応し、ラベルL23はミルクフォームの量に対応し、ラベルL24は抽出温度に対応する。また、ラベルL31〜L33は、レベルを6段階で表している。ラベルL34は温度の値を示す。これにより、ユーザは、提供場所P10においた飲料用容器に対応する飲料情報を確認することができる。
また、制御部F15は、調整処理を行う機能を有する。調整機能は、情報取得部F14が取得した飲料情報に含まれる調整情報の内容をユーザからの入力に応じて変更して飲料情報を調整する処理である。調整情報の内容の変更は、専用画面G20で行えるようになっている。入力部21のタッチパッド212で調整項目の内容に対応するラベルL31,L32,L33,L34を選択することで、調整項目の内容を変更できる。例えば、専用画面G20において、ラベルL31を選択することで、レベルを変更することができる。このように、専用画面G20では、調整情報の内容の変更が可能である。調整機能によれば、飲料情報の基本情報(つまり、飲料の指定)を変更せずに、飲料情報の調整情報の内容(飲料の仕上げの内容)の変更が可能になる。そのため、ユーザの気分に合わせて飲料を調整できる。
そして、専用画面G20の表示中に、入力部21の吐出ボタン211がユーザにより操作(押圧)されると、制御部F15は、飲料情報を飲料吐出装置24に与えて飲料の吐出を開始させる。
調整処理が実行されていなければ、制御部F15は、情報取得部F14が取得した飲料情報をそのまま飲料吐出装置24に与える。つまり、制御部F15は、情報取得部F14が取得した飲料情報に対応する飲料を飲料吐出装置24に吐出させる。
一方、調整処理が実行されていれば、制御部F15は、調整処理で調整された飲料情報を飲料吐出装置24に与える。つまり、制御部F15は、調整処理で調整された飲料情報に対応する飲料を飲料吐出装置24に吐出させる。また、制御部F15は、調整処理で調整された飲料情報の履歴D12を所定の記憶領域(記憶装置25)に記憶する。なお、履歴D12は、調整処理で調整された飲料情報が実際に使用された際に、記憶装置25に記憶される。そのため、調整処理自体が一度も実行されていなければ、履歴D12は記憶装置25に記憶されない。したがって、飲料提供システム10の使用状態によっては、記憶装置25が履歴D12を記憶していないこともある。
ところで、データベースD11では、登録画像に2以上の飲料情報が対応付けられている場合ある。例えば、図3に示す例では、容器ID「C-002」が割り当てられた登録画像に、2種類の飲料情報が対応付けられている。この場合、制御部F15は、情報取得部F14から2以上の飲料情報を取得することになる。制御部F15は、情報取得部F14から2以上の飲料情報を取得した場合、選択処理を行うように構成される。選択処理は、2以上の飲料情報から一つをユーザに選択させる処理である。選択処理では、制御部F15は、選択画面をディスプレイ231に表示する。選択画面は、2以上の飲料情報にそれぞれ対応するボタンを表示する。例えば、容器ID「C-002」が割り当てられた登録画像の場合、2つの飲料情報にそれぞれ対応するボタンが表示される。選択画面においていずれかのボタンが選択されると、制御部F15は、選択されたボタンに対応する飲料情報についての専用画面G20をディスプレイ231に表示する。この後に、入力部21の吐出ボタン211がユーザにより操作(押圧)されると、制御部F15は、飲料吐出装置24に飲料の吐出を開始させる。このように、制御部F15は、選択処理によってユーザに選択された飲料情報に基づく飲料を飲料吐出装置24に吐出させる。
以上述べたように、処理部26は、1以上のプロセッサと1以上のメモリとにより実現されている。つまり、処理部26は、1以上のプロセッサがプログラム(飲料提供プログラム)を実行することにより実現される。飲料提供プログラムは、1以上のプロセッサに実行されると、1以上のプロセッサに、第1指示と、第2指示と、第3指示と、を与える。第1指示は、飲料吐出装置24から飲料を注ぐ提供場所P10の画像を取得する指示である。第2指示は、(第1指示で取得された)画像に写る飲料用容器に対応する飲料情報を取得する指示である。第3指示は、(第2指示で取得された)飲料情報に基づく飲料を飲料吐出装置24に吐出させる指示である。このような飲料提供プログラムによれば、飲料提供システム10と同様に、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる。
換言すれば、処理部26は、下記の飲料提供方法を実行しているといえる。飲料提供方法は、飲料吐出装置24から飲料を注ぐ提供場所の画像を取得するステップと、画像に写る飲料用容器に対応する飲料情報を取得するステップと、飲料情報に基づく飲料を飲料吐出装置24に吐出させるステップと、を含む。このような飲料提供方法によれば、飲料提供システム10と同様に、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる。
1.1.3 動作
次に、飲料提供システム10(飲料ディスペンサ20)の動作について説明する。
(1)登録モード
登録モードについて図6のフローチャートを参照して説明する。登録モードでは、ユーザがユーザ情報と飲料容器の画像と飲料情報とを飲料提供システム10に入力する(ステップS10)。ユーザは、入力部21のタッチパッド212を用いて、ユーザ情報と飲料情報との入力が行える。また、ユーザは、カメラ22により登録したい飲料用容器の画像を撮ることで、登録したい飲料用容器の画像の入力が行える。
ユーザが入力したユーザ情報と飲料用容器の画像と飲料情報とは、登録部F11で受け取られる。登録部F11は、受け取った画像に写る飲料用容器と同じ外観の飲料用容器の登録画像(特定の登録画像)がデータベースD11に登録されているかどうかを判定する(ステップS11)。
特定の登録画像がデータベースD11に登録されていなければ(ステップS11:No)、登録部F11は、データベースD11への登録を行う(ステップS12)。つまり、登録部F11は、登録部F11が受け取った画像を登録画像として登録部F11が受け取ったユーザ情報と飲料情報に対応付けてデータベースD11に登録する。
特定の登録画像がデータベースD11に登録されていれば(ステップS11:Yes)、登録部F11は、特定の登録画像が登録部F11が受け取ったユーザ情報と同一のユーザ情報に対応付けられているかどうかを判定する(ステップS13)。
特定の登録画像が登録部F11が受け取ったユーザ情報と同一のユーザ情報に対応付けられていると判定すると(ステップS13:Yes)、登録部F11は、確認処理を行う。これにより、登録部F11は、飲料情報の更新と飲料情報の追加とのいずれを行うかの確認をユーザに求める(ステップS14)。ユーザによって飲料情報の更新が選択されると(ステップS14:更新)、登録部F11は、特定の登録画像に対応付けられた飲料情報を更新する(ステップS15)。一方、ユーザによって飲料情報の追加が選択されると(ステップS14:追加)、登録部F11は、特定の登録画像に飲料情報を新しく追加する(ステップS16)。
特定の登録画像が登録部F11が受け取ったユーザ情報と同一のユーザ情報に対応付けられていないと判定すると(ステップS13:No)、登録部F11は、重複登録の通知を行う(ステップS17)。これにより、ユーザが登録したい飲料用容器が既に別の人によって登録されていることを示すメッセージがディスプレイ231に表示される。
(2)提供モード
次に、提供モードについて図7のフローチャートを参照して説明する。
提供モードでは、制御部F15は、注文画面G10をディスプレイ231に表示させる(S20)。そして、飲料ディスペンサ20の提供場所P10にユーザにより飲料用容器が置かれると(ステップS21:Yes)、画像取得部F12は、飲料吐出装置24から飲料を注ぐ提供場所P10の画像を取得し、判定部F13に与える。これによって、判定部F13は、画像取得部F12で取得された画像に写る飲料用容器(つまり、提供場所P10に置かれた飲料用容器)がデータベースD11に登録されているかどうかを判定する(ステップS22)。
提供場所P10に置かれた飲料用容器がデータベースD11に登録されている場合(ステップS22:Yes)、判定部F13は、ステップS23へ進む。ステップS23では、判定部F13は、画像取得部F12で取得された画像に写る飲料用容器と同じ外観の飲料用容器に対応する飲料情報をデータベースD11から取得する。判定部F13で取得された飲料情報は、情報取得部F14を経て制御部F15へ渡される。これによって、制御部F15は、第1モードから第2モードへ移行して、専用画面G20により飲料情報を表示する(ステップS24)。なお、制御部F15が情報取得部F14から2以上の飲料情報を得た場合には、上述したようにユーザに飲料情報を選択させるために、選択画面を表示する。そして、ユーザによりいずれかの飲料情報が選択されると、制御部F15は、選択された飲料情報に関する専用画面G20を表示させる。
専用画面G20において、ユーザが調整項目を変更する操作をせず(ステップS25:No)、吐出ボタン211が操作されると(ステップS26:Yes)、制御部F15は、ステップS27へ進む。ステップS27では、制御部F15は、情報取得部F14から取得した飲料情報に対応する飲料を飲料吐出装置24から吐出させる。
一方、ユーザが調整項目を変更する操作をすると(ステップS25:Yes)、ユーザにより調整項目の新たな内容が入力される(ステップS28)。これにより、制御部F15は、情報取得部F14が取得した飲料情報に含まれる調整情報の内容をユーザからの入力に応じて変更して飲料情報を調整する(ステップS29)。この後に、吐出ボタン211が操作されると(ステップS26:Yes)、制御部F15は、調整された飲料情報を飲料吐出装置24に与えて、調整された飲料情報に対応する飲料を飲料吐出装置24から吐出させる(ステップS27)。
提供場所P10に置かれた飲料用容器がデータベースD11に登録されていない場合(ステップS22:No)、判定部F13は処理を終了し、制御部F15は飲料情報を受け取ることができない。よって、制御部F15は、第1モードを継続する。
この後に、注文画面G10においてユーザにより飲料が選択されると(ステップS30)、制御部F15は、選択された飲料の飲料情報を取得する。そして、入力部21の吐出ボタン211がユーザにより操作(押圧)されると(ステップS31:Yes)、制御部F15は、取得した飲料情報を飲料吐出装置24に与えてユーザにより選択された飲料の吐出を開始させる(ステップS32)。
1.1.4 使用方法
次に、飲料提供システム10の使用例について図8A、図8B、図9A、図9B、図10A〜図10Cを参照して説明する。
ユーザ60が、飲料提供システム10で提供可能な飲料のなかから希望する飲料を飲みたい場合には、希望する飲料に対応する飲料用容器70を飲料提供システム10の提供場所P10に置けばよい(図8A参照)。これにより、飲料提供システム10は、提供場所P10に置かれた飲料用容器70の画像に対応する飲料情報をデータベースD11から抽出する。そして、飲料提供システム10は、注文画面G10の表示を終了し、抽出した飲料情報についての専用画面G20を表示する。ユーザ60は、専用画面G20により飲料情報を確認し、問題なければ、吐出ボタン211を操作すればよい(図8B参照)。これにより、飲料提供システム10は、抽出した飲料情報に対応する飲料を飲料吐出装置24から吐出させる。このように、ユーザ60は、希望する飲料に対応する飲料用容器70を飲料提供システム10の提供場所P10に置いて、吐出ボタン211を操作するだけで、希望する飲料を飲料用容器70に注ぐことができる。
また、ユーザ60が、飲料提供システム10で提供可能な飲料のなかから上記希望する飲料とは別の飲料を飲みたい場合には、別の飲料に対応する飲料用容器71を飲料提供システム10の提供場所P10に置けばよい(図9A参照)。これにより、飲料提供システム10は、提供場所P10に置かれた飲料用容器71の画像に対応する飲料情報をデータベースD11から抽出する。そして、飲料提供システム10は、注文画面G10の表示を終了し、抽出した飲料情報についての専用画面G20を表示する。ユーザ60は、専用画面G20により飲料情報を確認し、問題なければ、吐出ボタン211を操作すればよい(図9B参照)。これにより、飲料提供システム10は、抽出した飲料情報に対応する飲料を飲料吐出装置24から吐出させる。このように、ユーザ60は、飲料用容器70とは別の飲料用容器71を飲料提供システム10の提供場所P10に置いて、吐出ボタン211を操作するだけで、飲料用容器70の場合とは異なる飲料を飲料用容器71に注ぐことができる。
また、ユーザ60が、飲料提供システム10の注文画面G10から飲料を選択したい場合には、飲料提供システム10のデータベースD11に登録されていない飲料用容器72を飲料提供システム10の提供場所P10に置けばよい(図10A参照)。この場合、飲料提供システム10は、注文画面G10を専用画面G20に切り替えずに、注文画面G10の表示を継続する。ユーザ60は、注文画面G10で希望する飲料を選択し(図10B参照)、吐出ボタン211を操作すればよい(図10C参照)。これにより、飲料提供システム10は、注文画面G10でユーザに選択された飲料を飲料吐出装置24から吐出させる。このように、ユーザ60は、飲料提供システム10のデータベースD11に登録されていない飲料用容器72を提供場所P10に置くことで、注文画面G10から飲料を選択できる。
なお、飲料提供システム10は、飲料用容器のデータベースD11への登録の有無に関わらず、注文画面G10を使用するためのボタン(注文ボタン)をディスプレイ231に表示してもよい。注文ボタンが選択されると、飲料提供システム10は、判定部F13の機能を無効にしてよい。つまり、飲料提供システム10は、飲料用容器のデータベースD11への登録の有無の判定を行わない。この場合、ユーザ60は、飲料用容器72を飲料提供システム10の提供場所P10に置き、注文画面G10で希望する飲料を選択し、吐出ボタン211を操作すればよい。これにより、飲料提供システム10は、注文画面G10でユーザに選択された飲料を飲料吐出装置24から吐出させる。これにより、ユーザ60は、飲料提供システム10のデータベースD11に登録されている飲料用容器70,71であっても、注文画面G10から飲料を選択できる。
1.2 実施形態2
図11は、実施形態2の飲料提供システム10Aを示す。飲料提供システム10Aは、1以上の飲料ディスペンサ20Aと、サーバ30と、1以上の情報端末40と、を含む。サーバ30は、飲料ディスペンサ20A及び情報端末40と通信ネットワーク50を介して相互に通信が可能である。
通信ネットワーク50は、単一の通信プロトコルに準拠したネットワークだけではなく、異なる通信プロトコルに準拠した複数のネットワークで構成されていてもよい。通信プロトコルは、周知の様々な有線及び無線通信規格から選択され得る。また、無線通信プロトコルの例としては、無線LAN(Local Area Network)の規格(例えば、Wi−Fi(登録商標))が挙げられる。図11及び図12では簡略化されているが、通信ネットワーク50は、リピータハブ、スイッチングハブ、ブリッジ、ゲートウェイ、ルータ等のデータ通信機器を含み得る。
飲料ディスペンサ20Aは、図12に示すように、入力部21と、カメラ22と、出力部23と、飲料吐出装置24と、処理部26Aと、通信部27と、を備える。ただし、飲料ディスペンサ20Aは、飲料ディスペンサ20とは異なり、記憶装置25を有していない。つまり、飲料ディスペンサ20Aは、データベースD11及び履歴D12を記憶する機能を有していない。
通信部27は、通信ネットワーク50を介した通信を実現する。通信部27は、通信ネットワーク50を介した通信に対応する通信プロトコルに準拠している。処理部26Aは、飲料ディスペンサ20Aの動作を制御する電気回路である。処理部26Aは、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとにより実現され得る。処理部26Aは、図12に示すように、登録部F11と、画像取得部F12と、情報取得部F14と、制御部F15と、を有している。ただし、処理部26Aは、処理部26とは異なり、判定部F13を有していない。
サーバ30は、図12に示すように、通信部31と、処理部32と、記憶装置33と、を備える。通信部31は、通信ネットワーク50を介した通信を実現する。通信部31は、通信ネットワーク50を介した通信に対応する通信プロトコルに準拠している。処理部32は、サーバ30の動作を制御する電気回路である。
処理部32は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラムを実行することで、処理部32として機能する。1以上のプログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。処理部32は、図12に示すように、判定部F13を有している。
記憶装置33は、データベースD11と履歴D12とを記憶する機能を有している。ここで、飲料提供システム10Aが複数の飲料ディスペンサ20Aを含んでいる場合、サーバ30のデータベースD11は、複数の飲料ディスペンサ20Aで共用してもよい。また、データベースD11は複数の飲料ディスペンサ20Aにそれぞれ対応して設けられていてもよい。例えば、複数の飲料ディスペンサ20Aが遠隔地にある場合、同じユーザが同じ飲料用容器を複数の飲料ディスペンサ20Aで使用する可能性は低いため、データベースD11を飲料ディスペンサ20A毎に用意することが好ましい。ただし、飲料用容器が携帯に適した容器(例えば、蓋付きタンブラーグラス)の場合、飲料用容器が遠隔地にある複数の飲料ディスペンサ20Aで使用され得る。例えば、カフェを経営する事業者が、複数の店舗で、ユーザ自身の飲料用容器に飲料を提供するサービスを行っている場合、同一のユーザが遠隔地にある複数の店舗で同じ飲料用容器を使用する可能性がある。例えば、ユーザは、自身の飲料用容器を持ち歩き、出張先にある店舗でサービスを利用することがあり得る。このように、同一事業者が展開する複数の店舗それぞれに複数の飲料ディスペンサ20Aが設置されている場合には、複数の店舗間の距離に関係なく、複数の飲料ディスペンサ20Aがサーバ30のデータベースD11を共用することが好ましい。一方、事業者が異なる複数の店舗にある複数の飲料ディスペンサでは、同一のユーザが同じ飲料用容器を使用する可能性は低い。この場合、複数の飲料ディスペンサ20AがデータベースD11を共用する必要性は低い。また、複数の飲料ディスペンサ20AがデータベースD11を共用する場合、事業者単位でデータベースD11を共用する範囲を区切ることが好ましい。
情報端末40は、図12に示すように、入力部41と、出力部42と、通信部43と、処理部44と、を備える。情報端末40は、例えば、スマートフォンである。なお、情報端末40は、タブレット端末等の携帯端末、又はパーソナルコンピュータにより実現され得る。入力部41は、情報端末40を操作するための入力装置、音声入力装置、及びカメラを備える。入力装置は、例えば、タッチパッド及び/又は1以上のボタンを有する。出力部42は、情報を表示するための出力装置、及び音声出力装置を備える。出力装置は、例えば、ディスプレイ(例えば液晶ディスプレイ)を備える。なお、入力部41のタッチパッドと出力部42のディスプレイとでタッチパネルが構成されてもよい。通信部43は、通信ネットワーク50を介した通信を実現する。通信部43は、通信ネットワーク50を介した通信に対応する通信プロトコルに準拠している。
処理部44は、情報端末40の動作を制御する電気回路である。処理部44は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラムを実行することで、処理部44として機能する。1以上のプログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。処理部44は、図12に示すように、登録部F11を有している。登録部F11は、実施形態1と同様であるが、ユーザ情報と飲料用容器の画像と飲料情報とは、情報端末40の入力部41を利用して入力されるようになっている。
飲料提供システム10Aの登録部F11、画像取得部F12、判定部F13、情報取得部F14、及び制御部F15は、飲料提供システム10と同様である。ただし、飲料提供システム10Aでは、データベースD11がサーバ30に記憶されているため、飲料ディスペンサ20Aの登録部F11及び情報端末40の登録部F11は通信ネットワーク50を介してデータベースD11にアクセスする。また、履歴D12がサーバ30に記憶されているため、飲料ディスペンサ20Aの制御部F15は通信ネットワーク50を介してデータベースD11にアクセスする。また、判定部F13がサーバ30にあるため、画像取得部F12及び情報取得部F14は、通信ネットワーク50を介して判定部F13にアクセスする。つまり、画像取得部F12は、カメラ22から取得した提供場所P10の画像を通信ネットワーク50を介して判定部F13に与える。また、情報取得部F14は、通信ネットワーク50を介して判定部F13から飲料情報を取得する。
このような飲料提供システム10Aは、飲料提供システム10と同様に動作する。そのため、飲料提供システム10Aによっても、ユーザは、飲料用容器を提供場所P10に置くことで、飲料提供システム10Aから飲料用容器に対応する飲料の提供を受けることが可能になる。したがって、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる。
また、飲料提供システム10Aは、飲料ディスペンサ20Aに加えて、サーバ30を含んでおり、飲料ディスペンサ20Aではなくサーバ30が判定部F13を有している。そのため、判定部F13の更新を容易に行うことができる。判定部F13の更新の例としては、画像(に写る物体)同士の一致度の判定の方法(プログラム)の更新がある。判定部F13を更新することで、判定部F13での判定の精度の向上が図れる。
また、実施形態2の飲料提供システム10Aは、飲料ディスペンサ20Aに加えて、情報端末40を含んでおり、情報端末40が登録部F11を有している。そのため、ユーザは、飲料用容器の画像と飲料情報とをデータベースD11に登録する登録作業を情報端末40により行える。これにより、ユーザは登録作業のために飲料ディスペンサ20Aまで移動する必要がないから、飲料提供システム10Aの利便性が向上する。
2.変形例
以上説明した上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。また、上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に、上記実施形態の変形例を列挙する。
例えば、飲料提供システム10では、判定部F13が提供場所P10の画像に写る飲料用容器に一致する飲料用容器の登録画像がデータベースD11にないと判断した場合に、処理部26は提供モードから登録モードに移行してもよい。これにより、未登録の飲料用容器を提供場所P10に置くことで、未登録の飲料用容器のデータベースD11への登録が可能になる。
例えば、登録部F11は、重複登録の通知後、又は重複登録の通知をせずに、そのまま飲料用容器の画像と飲料情報とをデータベースD11に登録してもよい。つまり、飲料用容器に2以上の飲料情報(異なるユーザの飲料情報)を対応付けてもよい。例えば、図3に示す例では、容器ID「C-003」が割り当てられた登録画像には、ユーザ情報「U-00A」の飲料情報とユーザ情報「U-00C」の飲料情報とが対応付けられている。この場合には、上述の選択画面によって、2以上の飲料情報から希望する飲料情報の選択をユーザが行えることが好ましい。
例えば、制御部F15は、ユーザの入力に応じて、又は自動的に、履歴D12をディスプレイ231に表示してもよい。これにより、調整後の飲料情報の閲覧が可能になる。また、制御部F15は、飲料情報自体の変更の提案をしてもよい。例えば、制御部F15は、飲料情報の調整が繰り返し行われている場合には、データベースD11の飲料情報自体の変更を提案してもよい。
データベースD11において、ユーザ情報は必須ではない。つまり、データベースD11には、飲料用容器の登録画像と登録画像に対応付けられた飲料情報とが登録されていればよい。この場合、登録部F11は、飲料用容器の画像と飲料情報とを受け取ると、登録部F11が受け取った画像を登録画像として登録部F11が受け取った飲料情報に対応付けてデータベースD11に登録するように構成されていればよい。
飲料情報において、調整情報は必須ではない。つまり、飲料情報は、少なくとも基本情報を含んでいればよい。
また、データベースD11では、同一の登録画像に、1以上の飲料情報で構成される飲料グループが対応付けられていてもよい。飲料情報のグループ分けは、飲料の属性を参考にして行ってもよいし、その他の基準により行ってもよい。一例として、レストラン等の飲食物の提供を行う店舗の場合、飲料グループは、ホット飲料の飲料グループとコールド飲料の飲料グループとを含み得る。この場合、店舗に、同じホット飲料用の飲料用容器を複数用意し、このホット飲料用の飲料用容器の登録画像をホット飲料の飲料グループに対応付けてよい。同様に、店舗に、同じコールド飲料用の飲料用容器を複数用意し、このコールド飲料用の飲料用容器の登録画像をコールド飲料の飲料グループに対応付けてよい。このようにすれば、ホット飲料用の飲料用容器を提供場所P10に置くことで、ホット飲料の提供を受けることができる。ここで、ホット飲料の飲料グループが複数の飲料情報を含んでいる場合、上述した選択画面により、飲料情報の選択が可能である。また、コールド飲料用の飲料用容器を提供場所P10に置くことで、コールド飲料の提供を受けることができる。ここで、コールド飲料の飲料グループが複数の飲料情報を含んでいる場合、上述した選択画面により、飲料情報の選択が可能である。
飲料提供システム10Aでは、判定部F13が飲料ディスペンサ20Aではなく、サーバ30に設けられている。また、登録部F11は、飲料ディスペンサ20だけではなく、情報端末40にも設けられている。このように、飲料提供システム(10;10A)は、複数のコンピュータにより構成されていればよく、飲料提供システムの機能(特に、登録部F11及び判定部F13の機能)は、複数の装置に分散されていてもよい。更に、飲料提供システムの機能の少なくとも一部が、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されていてもよい。
また、飲料提供システム10Aでは、飲料ディスペンサ20Aは、登録部F11を有しているため、情報端末40は必須ではない。情報端末40が飲料提供システム10Aに含まれていれば、飲料ディスペンサ20Aは登録部F11を有していなくてもよい。
また、飲料提供システム10Aにおいて、登録部F11は、サーバ30に設けられていてもよい。この場合、登録部F11は、飲料ディスペンサ20A及びサーバ30から、飲料容器の画像と飲料情報とを受け取ればよい。サーバ30が登録部F11を有している場合、飲料ディスペンサ20A及び情報端末40は登録部F11を有していなくてもよい。
以上述べた本開示における飲料提供システムの実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを有する。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における飲料提供システムの実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1乃至複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
3.態様
上記実施形態及び変形例から明らかなように、第1の態様の飲料提供システム(10;10A)は、画像取得部(F12)と、情報取得部(F14)と、制御部(F15)と、を備える。前記画像取得部(F12)は、飲料吐出装置(24)から飲料を注ぐ提供場所(P10)の画像を取得するように構成される。前記情報取得部(F14)は、前記画像取得部(F12)で取得された画像に写る飲料用容器(70;71)に対応する飲料情報を取得するように構成される。前記制御部(F15)は、前記情報取得部(F14)で取得された飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置(24)に吐出させるように構成される。第1の態様によれば、ユーザ(60)の希望する飲料を提供する際のユーザ(60)の手間を軽減できる。
第2の態様の飲料提供システム(10;10A)は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、前記飲料提供システム(10;10A)は、判定部(F13)を更に備える。前記判定部(F13)は、飲料用容器(70;71)の登録画像と前記登録画像に対応付けられた飲料情報とが登録されたデータベース(D11)から、飲料情報を抽出して、抽出された飲料情報を前記情報取得部(F14)に与えるように構成される。前記抽出された飲料情報は、前記画像取得部(F12)で取得された画像に写る飲料用容器(70;71)と同じ外観の飲料用容器(70;71)の登録画像に対応する飲料情報である。第2の態様によれば、ユーザ(60)の希望する飲料を提供する際のユーザ(60)の手間を軽減できる。
第3の態様の飲料提供システム(10)は、第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様では、前記飲料提供システム(10)は、前記飲料吐出装置(24)を備える飲料ディスペンサ(20)を含む。前記飲料ディスペンサ(20)は、前記画像取得部(F12)と、前記情報取得部(F14)と、前記制御部(F15)と、前記判定部(F13)と、を有する。第3の態様によれば、飲料提供システム(10)をスタンドアローンタイプの飲料ディスペンサとして容易に設置することができる。
第4の態様の飲料提供システム(10A)は、第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第4の態様では、前記飲料提供システム(10A)は、前記飲料吐出装置(24)を備える飲料ディスペンサ(20A)と、前記飲料ディスペンサ(20A)と通信するサーバ(30)と、を含む。前記飲料ディスペンサ(20A)は、前記画像取得部(F12)と、前記情報取得部(F14)と、前記制御部(F15)と、を有する。前記サーバ(30)は、前記判定部(F13)を有する。第4の態様によれば、判定部(F13)の更新(例えば、判定部(F13)の判定方法の更新)を容易に行える。
第5の態様の飲料提供システム(10;10A)は、第2〜第4の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第5の態様では、前記飲料提供システム(10;10A)は、登録部(F11)を更に備える。前記登録部(F11)は、飲料用容器(70;71)の画像と飲料情報とを受け取ると、前記登録部(F11)が受け取った画像を登録画像として前記登録部(F11)が受け取った飲料情報に対応付けて前記データベース(D11)に登録するように構成される。第5の態様によれば、飲料用容器と飲料情報とのデータベース(D11)への登録を行える。
第6の態様の飲料提供システム(10;10A)は、第5の態様との組み合わせにより実現され得る。第6の態様では、前記登録部(F11)は、前記登録部(F11)が受け取った画像に写る飲料用容器(70;71)と同じ外観の飲料用容器(70;71)の登録画像が前記データベース(D11)に登録されていれば、重複登録の通知を行うように構成される。第6の態様によれば、データベース(D11)に登録しようとする飲料用容器が既に登録されているかどうかをユーザが知ることができる。
第7の態様の飲料提供システム(10;10A)は、第5又は第6の態様との組み合わせにより実現され得る。第7の態様では、前記データベース(D11)では、前記登録画像はユーザ情報に対応付けられている。前記登録部(F11)は、ユーザ情報と飲料用容器(70;71)の画像と飲料情報とを受け取ると、特定の登録画像が前記登録部(F11)が受け取ったユーザ情報と同一のユーザ情報に対応付けられているかどうかを判定するように構成される。前記特定の登録画像は、前記登録部(F11)が受け取った画像に写る飲料用容器(70;71)と同じ外観の飲料用容器(70;71)の登録画像である。前記登録部(F11)は、前記特定の登録画像が前記登録部(F11)が受け取ったユーザ情報と同一のユーザ情報に対応付けられていると判定すると、確認処理を行うように構成される。前記確認処理は、飲料情報の更新と飲料情報の追加とのいずれを行うかの確認をユーザ(60)に求める処理である。前記登録部(F11)は、前記飲料情報の更新が選択されると、前記特定の登録画像に対応付けられた飲料情報を、前記登録部(F11)が受け取った飲料情報に置き換えるように構成される。前記登録部(F11)は、前記飲料情報の追加が選択されると、前記特定の登録画像に前記登録部(F11)が受け取った飲料情報を更に対応付けて前記データベース(D11)に登録するように構成される。第7の態様によれば、飲料用容器と飲料情報とのデータベース(D11)への登録が容易になる。
第8の態様の飲料提供システム(10;10A)は、第1〜第7の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第8の態様では、前記制御部(F15)は、前記情報取得部(F14)から2以上の飲料情報を取得した場合、選択処理を行うように構成される。前記選択処理は、前記2以上の飲料情報から一つをユーザ(60)に選択させる処理である。前記制御部(F15)は、前記選択処理によってユーザ(60)に選択された飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置(24)に吐出させるように構成される。第8の態様によれば、一つの飲料用容器に2以上の飲料情報が対応付けられている場合に、ユーザが2以上の飲料情報から希望する飲料情報を選択できる。
第9の態様の飲料提供システム(10;10A)は、第1〜第8の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第9の態様では、前記飲料情報は、飲料の基本情報と調整情報とを含む。前記制御部(F15)は、ユーザ(60)からの入力に応じて前記情報取得部(F14)が取得した前記飲料情報に含まれる前記調整情報の内容を変更して前記飲料情報を調整する調整処理を行う機能を有する。前記制御部(F15)は、前記調整処理で調整された前記飲料情報に対応する飲料を前記飲料吐出装置(24)に吐出させるように構成される。第9の態様によれば、飲料情報の基本情報を変更せずに、飲料情報の調整情報の内容の変更が可能になる。そのため、ユーザの気分に合わせて飲料を調整できる。
第10の態様の飲料提供システム(10;10A)は、第9の態様との組み合わせにより実現され得る。第10の態様では、前記制御部(F15)は、前記調整処理で調整された前記飲料情報の履歴(D12)を所定の記憶領域(25;33)に記憶するように構成される。第10の態様によれば、調整後の飲料情報の履歴(D12)を利用したサービス(過去の調整後の飲料情報の閲覧や飲料情報自体の変更の提案)が可能になる。
第11の態様の飲料提供方法は、飲料吐出装置(24)から飲料を注ぐ提供場所(P10)の画像を取得するステップを含む。飲料提供方法は、更に、前記画像に写る飲料用容器(70;71)に対応する飲料情報を取得するステップを含む。飲料提供方法は、更に、前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置(24)に吐出させるステップを含む。第11の態様によれば、ユーザ(60)の希望する飲料を提供する際のユーザ(60)の手間を軽減できる。
第12の態様の飲料提供プログラムは、1以上のプロセッサにより実行されると、前記1以上のプロセッサに第1指示と、第2指示と、第3指示とを与える。前記第1指示は、飲料吐出装置(24)から飲料を注ぐ提供場所(P10)の画像を取得する指示である。前記第2指示は、前記画像に写る飲料用容器(70;71)に対応する飲料情報を取得するである。前記第3指示は、前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置(24)に吐出させる指示である。第12の態様によれば、ユーザ(60)の希望する飲料を提供する際のユーザ(60)の手間を軽減できる。
10,10A 飲料提供システム
F11 登録部
F12 画像取得部
F13 判定部
F14 情報取得部
F15 制御部
D11 データベース
D12 履歴
P10 提供場所
20,20A 飲料ディスペンサ
24 飲料吐出装置
25 記憶装置(記憶領域)
30 サーバ
33 記憶装置(記憶領域)
60 ユーザ
70,71,72 飲料用容器

Claims (12)

  1. 飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所の画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部で取得された画像に写る飲料用容器に対応する飲料情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得された飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させる制御部と、
    を備える、
    飲料提供システム。
  2. 飲料用容器の登録画像と前記登録画像に対応付けられた飲料情報とが登録されたデータベースから、前記画像取得部で取得された画像に写る飲料用容器と同じ外観の飲料用容器の登録画像に対応する飲料情報を抽出して、抽出された飲料情報を前記情報取得部に与える判定部を更に備える、
    請求項1の飲料提供システム。
  3. 前記飲料吐出装置を備える飲料ディスペンサを含み、
    前記飲料ディスペンサは、前記画像取得部と、前記情報取得部と、前記制御部と、前記判定部と、を有する、
    請求項2の飲料提供システム。
  4. 前記飲料吐出装置を備える飲料ディスペンサと、
    前記飲料ディスペンサと通信するサーバと、
    を含み、
    前記飲料ディスペンサは、前記画像取得部と、前記情報取得部と、前記制御部と、を有し、
    前記サーバは、前記判定部を有する、
    請求項2の飲料提供システム。
  5. 登録部を更に備え、
    前記登録部は、飲料用容器の画像と飲料情報とを受け取ると、前記登録部が受け取った画像を登録画像として前記登録部が受け取った飲料情報に対応付けて前記データベースに登録するように構成される、
    請求項2〜4のいずれか一つの飲料提供システム。
  6. 前記登録部は、前記登録部が受け取った画像に写る飲料用容器と同じ外観の飲料用容器の登録画像が前記データベースに登録されていれば、重複登録の通知を行うように構成される、
    請求項5の飲料提供システム。
  7. 前記データベースでは、前記登録画像はユーザ情報に対応付けられており、
    前記登録部は、ユーザ情報と飲料用容器の画像と飲料情報とを受け取ると、特定の登録画像が前記登録部が受け取ったユーザ情報と同一のユーザ情報に対応付けられているかどうかを判定するように構成され、
    前記特定の登録画像は、前記登録部が受け取った画像に写る飲料用容器と同じ外観の飲料用容器の登録画像であり、
    前記登録部は、前記特定の登録画像が前記登録部が受け取ったユーザ情報と同一のユーザ情報に対応付けられていると判定すると、確認処理を行うように構成され、
    前記確認処理は、飲料情報の更新と飲料情報の追加とのいずれを行うかの確認をユーザに求める処理であり、
    前記登録部は、
    前記飲料情報の更新が選択されると、前記特定の登録画像に対応付けられた飲料情報を、前記登録部が受け取った飲料情報に置き換え、
    前記飲料情報の追加が選択されると、前記特定の登録画像に前記登録部が受け取った飲料情報を更に対応付けて前記データベースに登録する、
    ように構成される、
    請求項5又は6の飲料提供システム。
  8. 前記制御部は、前記情報取得部から2以上の飲料情報を取得した場合、選択処理を行うように構成され、
    前記選択処理は、前記2以上の飲料情報から一つをユーザに選択させる処理であり、
    前記制御部は、前記選択処理によってユーザに選択された飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させるように構成される、
    請求項1〜7のいずれか一つの飲料提供システム。
  9. 前記飲料情報は、飲料の基本情報と調整情報とを含み、
    前記制御部は、ユーザからの入力に応じて前記情報取得部が取得した前記飲料情報に含まれる前記調整情報の内容を変更して前記飲料情報を調整する調整処理を行う機能を有し、前記調整処理で調整された前記飲料情報に対応する飲料を前記飲料吐出装置に吐出させるように構成される、
    請求項1〜8のいずれか一つの飲料提供システム。
  10. 前記制御部は、前記調整処理で調整された前記飲料情報の履歴を所定の記憶領域に記憶するように構成される、
    請求項9の飲料提供システム。
  11. 飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所の画像を取得するステップと、
    前記画像に写る飲料用容器に対応する飲料情報を取得するステップと、
    前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させるステップと、
    を含む、
    飲料提供方法。
  12. 1以上のプロセッサにより実行されると、前記1以上のプロセッサに、
    飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所の画像を取得する第1指示と、
    前記画像に写る飲料用容器に対応する飲料情報を取得する第2指示と、
    前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させる第3指示と、
    を与える、
    飲料提供プログラム。
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JP7491324B2 (ja) 2022-01-13 2024-05-28 富士電機株式会社 飲料供給機の制御装置

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