JP2019124493A - 外観検査装置および外観検査方法 - Google Patents

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渉 藤原
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Abstract

【課題】検査対象物の外観の検査精度を向上させることができる外観検査装置および外観検査方法を提供する。【解決手段】互いに異なる照射条件で検査対象物に光を選択的に照射する複数の照明部と、複数の照明部からの選択的な照射光で照明された検査対象物を撮像することで、複数の照明部のそれぞれの照射光に対応する複数の撮像画像を取得する撮像部と、取得された複数の撮像画像のうちの一部である少なくとも1つの撮像画像の輝度を反転した反転画像を生成し、生成された反転画像の輝度と、取得された複数の撮像画像のうちの少なくとも1つの撮像画像の他の撮像画像の輝度とを加算することで、検査対象物の外観検査に用いる少なくとも1つの検査画像を生成する検査画像生成部と、生成された検査画像に基づいて検査対象物の外観を判定する判定部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、外観検査装置および外観検査方法に関する。
従来から、電子部品などの検査対象物(以下、ワークとも呼ぶ)の撮像画像に基づいて、ワークの外観を検査する外観検査装置が採用されていた。外観検査において、ワークの欠け不良は、ワークが整然とした形状で欠けている場合やワークに樹脂の未充填部分がある場合には、正常な部分に比べて暗い画像として検出され、一方、ワークが衝撃を伴って欠けている場合には、正常な部分に比べて明るい画像として検出される傾向にある。これら暗い画像として検出される欠け不良(以下、暗欠陥とも呼ぶ)と、明るい画像として検出される欠け不良(以下、明欠陥とも呼ぶ)とは、同じワークにいずれか一方が存在する場合もあるし、双方が存在する場合もある。暗欠陥および明欠陥の双方を適切に検出するため、従来から、外観検査装置においては、暗欠陥および明欠陥のそれぞれの検出に好適な照明角度の照明光をワークに照射してワークの画像を撮像し、撮像された画像に基づいて暗欠陥または明欠陥を検査していた。
特許第5221858号公報
しかしながら、従来は、ワークの検査対象面に擦れキズ等が存在する場合に、特に明欠陥の検査において、良品であるにもかかわらず擦れキズ等が不良として過剰検出されてしまうことがあった。
これにより、従来は、検査対象物の外観の検査精度を向上させることが困難であるといった問題があった。
そこで、本発明は、検査対象物の外観の検査精度を向上させることができる外観検査装置および外観検査方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る外観検査装置は、
互いに異なる照射条件で検査対象物に光を選択的に照射する複数の照明部と、
前記複数の照明部からの選択的な照射光で照明された前記検査対象物を撮像することで、前記複数の照明部のそれぞれの照射光に対応する複数の撮像画像を取得する撮像部と、
前記取得された複数の撮像画像のうちの一部である少なくとも1つの撮像画像の輝度を反転した反転画像を生成し、前記生成された反転画像の輝度と、前記取得された複数の撮像画像のうちの前記少なくとも1つの撮像画像の他の撮像画像の輝度とを加算することで、前記検査対象物の外観検査に用いる少なくとも1つの検査画像を生成する検査画像生成部と、
前記生成された検査画像に基づいて前記検査対象物の外観を判定する判定部と、を備える。
前記外観検査装置において、
前記検査画像は、前記加算により、外観不良に該当する前記検査対象物の外観特徴部の輝度が増加され、外観不良に該当しない前記検査対象物の外観特徴部の輝度が減少された画像であってもよい。
前記外観検査装置において、
前記検査画像は、前記外観不良に該当する前記検査対象物の外観特徴部の輝度として、前記検査対象物の欠損部の輝度が増加され、前記外観不良に該当しない前記検査対象物の外観特徴部の輝度として、前記検査対象物の擦傷部および汚染部の少なくとも一方の輝度が減少された画像であってもよい。
前記外観検査装置において、
前記複数の照明部は、前記互いに異なる照射条件としての互いに異なる照射角度で、前記検査対象物に光を照射してもよい。
前記外観検査装置において、
前記検査画像生成部は、前記取得された複数の撮像画像のうちの前記照射角度が大きい照射光に対応する撮像画像の輝度を反転することで第1の反転画像を生成し、前記生成された第1の反転画像の輝度と、前記取得された複数の撮像画像のうちの前記照射角度が小さい照射光に対応する撮像画像の輝度とを加算することで、第1の検査画像を生成し、
前記判定部は、前記生成された第1の検査画像に基づいて前記検査対象物の第1の欠損部の有無を判定してもよい。
前記外観検査装置において、
前記検査画像生成部は、前記取得された複数の撮像画像のうちの前記照射角度が小さい照射光に対応する撮像画像の輝度を反転することで第2の反転画像を生成し、前記生成された第2の反転画像の輝度と、前記取得された複数の撮像画像のうちの前記照射角度が大きい照射光に対応する撮像画像の輝度とを加算することで、第2の検査画像を生成し、
前記判定部は、前記生成された第2の検査画像に基づいて前記検査対象物の第2の欠損部の有無を判定してもよい。
前記外観検査装置において、
前記検査画像生成部は、前記生成された反転画像の輝度と、前記他の撮像画像の輝度とを、互いに対応する画素単位で加算することで前記検査画像を生成してもよい。
前記外観検査装置において、
前記照明部の個数は、2個であってもよい。
本発明の一態様に係る外観検査方法は、
互いに異なる照射条件で検査対象物に光を選択的に照射し、
前記選択的な照射光で照明された前記検査対象物を撮像することで、前記選択的な照射光のそれぞれに対応する複数の撮像画像を取得し、
前記取得された複数の撮像画像のうちの一部である少なくとも1つの撮像画像の輝度を反転した反転画像を生成し、
前記生成された反転画像の輝度と、前記取得された複数の撮像画像のうちの前記少なくとも1つの撮像画像の他の撮像画像の輝度とを加算することで、前記検査対象物の外観検査に用いる少なくとも1つの検査画像を生成し、
前記生成された検査画像に基づいて前記検査対象物の外観を判定する。
前記外観検査方法において、
前記検査対象物は、電子部品であってもよい。
本発明の一態様に係る外観検査装置は、互いに異なる照射条件で検査対象物に光を選択的に照射する複数の照明部と、複数の照明部からの選択的な照射光で照明された検査対象物を撮像することで、複数の照明部のそれぞれの照射光に対応する複数の撮像画像を取得する撮像部と、取得された複数の撮像画像のうちの一部である少なくとも1つの撮像画像の輝度を反転した反転画像を生成し、生成された反転画像の輝度と、取得された複数の撮像画像のうちの前記少なくとも1つの撮像画像の他の撮像画像の輝度とを加算することで、検査対象物の外観検査に用いる少なくとも1つの検査画像を生成する検査画像生成部と、生成された検査画像に基づいて検査対象物の外観を判定する判定部と、を備える。
このように、複数の撮像画像のうちの1つの撮像画像の反転画像の輝度と他の撮像画像の輝度とを加算して検査画像を生成し、生成された検査画像に基づいて検査対象物の外観を判定することで、検査対象物の外観の検査精度を向上させることができる。
したがって、本発明によれば、検査対象物の外観の検査精度を向上させることができる。
本実施形態に係る外観検査装置の一例を示す図である。 本実施形態に係る外観検査方法の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る外観検査方法において、欠け不良がある場合の検査画像の生成工程を示す図である。 本実施形態に係る外観検査方法において、擦れ傷がある場合の検査画像の生成工程を示す図である。 本実施形態の変形例に係る外観検査方法の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。実施形態は、本発明を限定するものではない。
図1は、本実施形態に係る外観検査装置1の一例を示す図である。図1に示される本実施形態に係る外観検査装置1は、検査対象物の外観を検査する装置である。図1の例において、検査対象物は、電子部品の一例である半導体ワークWである。
図1に示すように、外観検査装置1は、複数の照明部の一例である第1照明部2および第2照明部3と、撮像部4と、検査画像生成部5と、判定部6と、を備える。
第1照明部2および第2照明部3は、互いに異なる照射条件で半導体ワークWに光Lを選択的に照射する。図1の例において、第1照明部2および第2照明部3は、互いに異なる照射角度θ1、θ2で半導体ワークWに光Lを照射する。ここで、照射角度θ1、θ2は、半導体ワークWの表面に沿った面方向dに対して図1に一点鎖線で示される照射部2、3の光軸がなす角度である。図1の例において、第1照明部2の照射角度θ1は、第2照明部3の照射角度θ2よりも大きいすなわち広い。照射角度以外の照射条件は、第1照明部2と第2照明部3との間において互いに同一であってもよいし、または互いに異なってもよい。第1照明部2および第2照明部3は、例えば、LED照明装置であってもよい。
撮像部4は、第1照明部2および第2照明部3からの選択的な照射光で照明された半導体ワークWを撮像する。図1の例において、撮像部4は、半導体ワークWの表面に垂直な方向から半導体ワークWを撮像する。半導体ワークWを撮像することで、撮像部4は、照明部2、3のそれぞれの照射光に対応する複数の撮像画像を取得する。より詳しくは、撮像部4は、第1照明部2からの照射角度が大きいすなわち広い照射光で照明された半導体ワークWの撮像画像である広角照射時撮像画像と、第2照明部3からの照射角度が小さいすなわち狭い照射光で照明された半導体ワークWの撮像画像である狭角照射時撮像画像とを取得する。広角照射時撮像画像は、暗欠陥が正常な部分よりも暗い画像として映り込む撮像画像である。狭角照射時撮像画像は、明欠陥が正常な部分よりも明るい画像として映り込む撮像画像である。撮像部4は、例えば、固体撮像素子を有するカメラであってもよい。
検査画像生成部5は、撮像部4で取得された広角照射時撮像画像および狭角照射時撮像画像のうちの一方の撮像画像の輝度を反転した反転画像を生成する。そして、検査画像生成部5は、生成された反転画像の輝度と、広角照射時撮像画像および狭角照射時撮像画像のうちの他方の撮像画像の輝度とを加算することで、半導体ワークWの外観検査に用いる1つの検査画像を生成する。
より詳しくは、検査画像生成部5は、生成された一方の撮像画像の反転画像と、他方の撮像画像とを、互いに対応する画素単位で加算することで検査画像を生成する。
検査画像は、一方の撮像画像の反転画像と他方の撮像画像との輝度の加算により、外観不良に該当する半導体ワークWの外観特徴部の輝度が増加され、外観不良に該当しない半導体ワークWの外観特徴部の輝度が減少された画像である。
より詳しくは、検査画像は、外観不良に該当する半導体ワークWの外観特徴部の輝度として、半導体ワークWの欠損部の輝度が増加され、外観不良に該当しない半導体ワークWの外観特徴部の輝度として、半導体ワークWの擦傷部および汚染部の輝度が減少された画像である。
検査画像生成部5は、例えば演算処理装置などのハードウェアである。検査画像生成部5は、1つの機器に搭載されていてもよく、または、一部の構成部が、他の構成部との間で外部ネットワークを通じて通信可能な装置(例えばクラウド上のサーバやデータベース)上にあってもよい。また、検査画像生成部5の一部をソフトウェアで構成してもよい。
判定部6は、生成された検査画像に基づいて、半導体ワークWの外観を判定する。例えば、判定部6は、検査画像と、外観の判定において参照とする参照画像とを比較し、両画像の画素値の差が閾値以内に収まる場合には、半導体ワークWが欠陥を有しないと判定し、一方、閾値以内に収まらない場合には、半導体ワークWが欠陥を有すると判定してもよい。
判定部6は、例えば演算処理装置などのハードウェアである。判定部6は、1つの機器に搭載されていてもよく、または、一部の構成部が、他の構成部との間で外部ネットワークを通じて通信可能な装置(例えばクラウド上のサーバやデータベース)上にあってもよい。また、判定部6の一部をソフトウェアで構成してもよい。
次に、図1の外観検査装置1を適用した外観検査方法の一例について、図2〜図4を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る外観検査方法の一例を示すフローチャートである。図3は、本実施形態に係る外観検査方法において、欠け不良がある場合の検査画像の生成工程を示す図である。図4は、本実施形態に係る外観検査方法において、擦れ傷がある場合の検査画像の生成工程を示す図である。
先ず、図2に示すように、第1照明部2から半導体ワークWに大きい照射角度θ1で光Lを照射する(ステップS1)。
次いで、撮像部4により、第1照明部2からの照射光Lで照明された半導体ワークWを撮像することで、広角照射時撮像画像を取得する(ステップS2)。半導体ワークWが欠け不良を有する場合、図3に模式的に示すように、広角照射時撮像画像I1は、欠け不良Aが正常な部分よりも暗く映り込んだ撮像画像となる。なお、図3の例において、半導体ワークWは、半導体素子を樹脂で封止した封止部W1と、封止部W1から露出し、半導体素子に電気的に接続された端子部W2とを有している。半導体ワークWは、図3の例に限定されない。一方、半導体ワークWが欠け不良を有さず欠陥には該当しない擦れ傷のみを有する場合、図4に模式的に示すように、広角照射時撮像画像I1は、擦れ傷Bが比較的目立たずに映り込んだ撮像画像となる。
広角照射時撮像画像を取得した後、図2に示すように、第2照明部3から半導体ワークWに小さい照射角度θ2で光Lを照射する(ステップS3)。
次いで、撮像部4により、第2照明部3からの照射光Lで照明された半導体ワークWを撮像することで、狭角照射時撮像画像を取得する(ステップS4)。半導体ワークWが欠け不良を有する場合、図3に示すように、狭角照射時撮像画像I2は、欠け不良Aが正常な部分よりも明るく映り込んだ撮像画像となる。一方、半導体ワークWが欠け不良を有さず擦れ傷のみを有する場合、図4に示すように、狭角照射時撮像画像I2は、擦れ傷Bが過剰に強調されて映り込んだ撮像画像となる。
ここで、もし、図4の狭角照射時撮像画像I2のみに基づいて外観判定を行った場合、擦れ傷Bが欠陥として誤判定されてしまうおそれがある。しかるに、本実施形態では、後述する広角照射時撮像画像I1の反転画像I3と狭角照射時撮像画像I2との輝度を加算した検査画像I4を取得することで、擦れ傷の誤判定を防止することができる。
広角照射時撮像画像および狭角照射時撮像画像を取得した後、図2に示すように、検査画像生成部5は、大きい照射角度θ1の照射光に対応する広角照射時撮像画像の輝度を反転した反転画像を生成する(ステップS5)。半導体ワークWが欠け不良を有する場合、図3に示すように、反転画像I3は、欠け不良Aが正常な部分よりも明るく映り込んだ画像となる。なお、反転画像の生成(ステップS5)と第2照明部3から光Lの照射(ステップS3)とは、順番が前後してもよい。
反転画像を生成した後、検査画像生成部5は、生成された反転画像の輝度と狭角照射時撮像画像の輝度とを加算することで、検査画像を生成する(ステップS6)。このとき、検査画像は、反転画像と狭角照射時撮像画像との輝度の加算によって半導体ワークWの欠損部の輝度が増加され、半導体ワークWの擦傷部の輝度が減少された画像となる。したがって、半導体ワークWが欠け不良を有する場合、図3に示すように、検査画像I4は、欠け不良Aが正常な部分よりも明るく映り込んだ画像となる。一方、半導体ワークWが欠け不良を有さず擦れ傷のみを有する場合、図4に示すように、検査画像I4は、擦れ傷が解消された画像となる。
検査画像を生成した後、図2に示すように、判定部6は、生成された検査画像に基づいて判定部6の外観を判定する(ステップS7)。
以下、本実施形態によってもたらされる作用について説明する。
既述したように、本実施形態に係る外観検査装置1は、互いに異なる照射角度θ1、θ2で半導体ワークWに光を選択的に照射する複数の照明部2、3と、照明部2、3からの選択的な照射光で照明された半導体ワークWを撮像することで、複数の照明部2、3のそれぞれの照射光に対応する複数の撮像画像を取得する撮像部4とを備える。また、外観検査装置1は、取得された複数の撮像画像のうちの一部である少なくとも1つの撮像画像の輝度を反転した反転画像を生成し、生成された反転画像の輝度と、取得された複数の撮像画像のうちの少なくとも1つの撮像画像の他の撮像画像の輝度とを加算することで、検査対象物の外観検査に用いる少なくとも1つの検査画像を生成する検査画像生成部5を備える。また、外観検査装置1は、生成された検査画像に基づいて半導体ワークWの外観を判定する判定部6を備える。検査画像は、反転画像の輝度と他の撮像画像の輝度との加算により、外観不良に該当する半導体ワークWの外観特徴部の輝度が増加され、外観不良に該当しない半導体ワークWの外観特徴部の輝度が減少された画像である。より詳しくは、検査画像は、半導体ワークWの欠損部の輝度が増加され、半導体ワークWの擦傷部および汚染部の少なくとも一方の輝度が減少された画像である。
ここで、欠け不良(欠損部)のような不良品に該当する外観特徴部は、三次元的な広がりを有するため、照射光の照射角度に応じて明暗が大きく変化するのに対して、擦れキズ(擦傷部)や汚れ(汚染部)のような不良品に該当しない外観特徴部は、ワークの同一平面上に存在するため、照射角度が変わってもそれほど明暗が変化しない。本実施形態によれば、複数の撮像画像のうちの1つの撮像画像の反転画像の輝度と他の撮像画像の輝度とを加算することで、欠け不良の輝度が増加され、擦れキズや汚れの輝度が減少された検査画像を生成することができる。このような検査画像に基づいて検査対象物の外観を検査することで、欠け不良を確実に検出しつつ、擦れキズや汚れの過剰検出を防止することができる。これにより、検査対象物の外観の検査精度を向上させることができる。
(変形例)
上述した構成以外にも、本実施形態には種々の変形例を適用することができる。図5は、本実施形態の変形例に係る外観検査方法の一例を示すフローチャートである。
図2では、広角照射時撮像画像および狭角照射時撮像画像のうちの広角照射時撮像画像の輝度を反転させた反転画像を生成し、生成された反転画像と狭角照射時撮像画像との輝度を加算することで検査画像を生成する例について説明した。これに対して、図5の例において、検査画像生成部5は、広角照射時撮像画像および狭角照射時撮像画像を取得した後、小さい照射角度θ2の照射光に対応する狭角照射時撮像画像の輝度を反転した反転画像を生成する(ステップS51)。反転画像を生成した後、検査画像生成部5は、生成された反転画像の輝度と広角照射時撮像画像の輝度とを加算することで、検査画像を生成する(ステップS61)。この場合でも、図2の例と同様に、擦れ傷や汚れの過剰検出を防止して、検査対象物の外観の検査精度を向上させることができる。
また、第1照明部2および第2照明部3は、検査対象物の外観をより高精度に検査できるように、検査対象物に対する照射光の照射角度を変更可能に配置されていてもよい。また、検査画像の生成に用いられる撮像画像は、異なる照射条件の下で検査対象物を撮像した3つ以上の撮像画像であってもよい。
上述した実施形態は、あくまで一例であって、発明の範囲を限定するものではない。発明の要旨を逸脱しない限度において、上述した実施形態に対して種々の変更を行うことができる。変更された実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 外観検査装置
2 第1照明部
3 第2照明部
4 撮像部
5 検査画像生成部
6 判定部

Claims (10)

  1. 互いに異なる照射条件で検査対象物に光を選択的に照射する複数の照明部と、
    前記複数の照明部からの選択的な照射光で照明された前記検査対象物を撮像することで、前記複数の照明部のそれぞれの照射光に対応する複数の撮像画像を取得する撮像部と、
    前記取得された複数の撮像画像のうちの一部である少なくとも1つの撮像画像の輝度を反転した反転画像を生成し、前記生成された反転画像の輝度と、前記取得された複数の撮像画像のうちの前記少なくとも1つの撮像画像の他の撮像画像の輝度とを加算することで、前記検査対象物の外観検査に用いる少なくとも1つの検査画像を生成する検査画像生成部と、
    前記生成された検査画像に基づいて前記検査対象物の外観を判定する判定部と、を備えることを特徴とする外観検査装置。
  2. 前記検査画像は、前記加算により、外観不良に該当する前記検査対象物の外観特徴部の輝度が増加され、外観不良に該当しない前記検査対象物の外観特徴部の輝度が減少された画像であることを特徴とする請求項1に記載の外観検査装置。
  3. 前記検査画像は、前記外観不良に該当する前記検査対象物の外観特徴部の輝度として、前記検査対象物の欠損部の輝度が増加され、前記外観不良に該当しない前記検査対象物の外観特徴部の輝度として、前記検査対象物の擦傷部および汚染部の少なくとも一方の輝度が減少された画像であることを特徴とする請求項2に記載の外観検査装置。
  4. 前記複数の照明部は、前記互いに異なる照射条件としての互いに異なる照射角度で、前記検査対象物に光を照射することを特徴とする請求項3に記載の外観検査装置。
  5. 前記検査画像生成部は、前記取得された複数の撮像画像のうちの前記照射角度が大きい照射光に対応する撮像画像の輝度を反転することで前記反転画像を生成し、前記生成された反転画像の輝度と、前記取得された複数の撮像画像のうちの前記照射角度が小さい照射光に対応する撮像画像の輝度とを加算することで、前記検査画像を生成し、
    前記判定部は、前記生成された検査画像に基づいて前記検査対象物の欠損部の有無を判定することを特徴とする請求項4に記載の外観検査装置。
  6. 前記検査画像生成部は、前記取得された複数の撮像画像のうちの前記照射角度が小さい照射光に対応する撮像画像の輝度を反転することで前記反転画像を生成し、前記生成された反転画像の輝度と、前記取得された複数の撮像画像のうちの前記照射角度が大きい照射光に対応する撮像画像の輝度とを加算することで、前記検査画像を生成し、
    前記判定部は、前記生成された検査画像に基づいて前記検査対象物の欠損部の有無を判定することを特徴とする請求項4に記載の外観検査装置。
  7. 前記検査画像生成部は、前記生成された反転画像の輝度と、前記他の撮像画像の輝度とを、互いに対応する画素単位で加算することで前記検査画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の外観検査装置。
  8. 前記照明部の個数は、2個であることを特徴とする請求項1に記載の外観検査装置。
  9. 互いに異なる照射条件で検査対象物に光を選択的に照射し、
    前記選択的な照射光で照明された前記検査対象物を撮像することで、前記選択的な照射光のそれぞれに対応する複数の撮像画像を取得し、
    前記取得された複数の撮像画像のうちの一部である少なくとも1つの撮像画像の輝度を反転した反転画像を生成し、
    前記生成された反転画像の輝度と、前記取得された複数の撮像画像のうちの前記少なくとも1つの撮像画像の他の撮像画像の輝度とを加算することで、前記検査対象物の外観検査に用いる少なくとも1つの検査画像を生成し、
    前記生成された検査画像に基づいて前記検査対象物の外観を判定することを特徴とする外観検査方法。
  10. 前記検査対象物は、電子部品であることを特徴とする請求項9に記載の外観検査方法。
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