JP2019122061A - 三相倍電圧整流ユニット、インバータ装置、空気調和機、三相倍電圧整流ユニットの制御方法及びプログラム - Google Patents

三相倍電圧整流ユニット、インバータ装置、空気調和機、三相倍電圧整流ユニットの制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な制御で入力力率を改善し、高調波電流を抑制しつつ、倍電圧整流の動作が可能である三相倍電圧整流ユニットを提供する。【解決手段】三相倍電圧整流ユニット1Aは、三相交流電源3から供給される三相の交流電圧を整流して、整流電圧を出力する整流回路10と、整流電圧が供給され、三相の交流電圧の振幅の2倍相当の直流電圧を出力する二倍圧モードで動作可能な倍電圧回路11と、倍電圧回路11に、二倍圧モードで動作させる指令を送るか送らないか選択可能な倍電圧回路制御部12と、整流回路10と倍電圧回路11との間に接続され、整流回路10の出力と倍電圧回路11の出力との間にインダクタンスを与えるリアクタと、選択に合わせて、インダクタンスを調整するインダクタンス調整部13と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、三相倍電圧整流ユニット、インバータ装置、空気調和機、三相倍電圧整流ユニットの制御方法及びプログラムに関する。
空気調和機(空調機)には、主として、圧縮機のモータを自在に駆動するための負荷(モータ)駆動用交流電力を生成するインバータ装置が搭載されている。良く知られているインバータ装置は、商用電源(例えば、AC200V三相交流電源)から入力された三相の交流電圧を、一旦、整流回路(コンバータ)を通じて直流電圧に変換し、当該直流電力を所望するモータ駆動用交流電力に変換する。
例えば、特許文献1や特許文献2には、整流回路とインバータ装置とを備えた空気調和機の三相電力変換装置が開示されている。
再公表特許第2005/006531号 特許第5053581号公報
特許文献1に開示されている三相電力変換装置は、三相交流電源とインバータ装置との間に設けたリアクタのインダクタンスを負荷の大小に応じて可変することによって、高調波電流抑制を行うと共に力率改善を行なっている。
特許文献2に開示されている三相電力変換装置は、倍電圧回路を有し、整流回路で整流された電圧を二倍圧にする制御を行っている。
しかし、特許文献1に開示されている技術を、特許文献2に開示されている倍電圧回路を有する三相電力変換装置に適用する場合、リアクタの制御と倍電圧回路の制御を別々に行う必要があるため、三相電力変換装置は、制御が複雑になる。
本発明の目的は、簡単な制御で入力力率を改善し、高調波電流を抑制しつつ、倍電圧整流の動作が可能である三相倍電圧整流ユニット、インバータ装置、空気調和機、三相倍電圧整流ユニットの制御方法及びプログラムを提供することにある。
第1の態様の三相倍電圧整流ユニットは、三相交流電源から供給される三相の交流電圧を整流して、整流電圧を出力する整流回路と、前記整流電圧が供給され、前記三相の交流電圧の振幅の2倍相当の電圧を出力する二倍圧モードで動作可能な倍電圧回路と、前記倍電圧回路に、前記二倍圧モードで動作させる指令を送るか送らないか選択可能な倍電圧回路制御部と、前記整流回路と前記倍電圧回路との間に接続され、前記整流回路の出力と前記倍電圧回路の出力との間にインダクタンスを与えるリアクタと、前記選択に合わせて、前記インダクタンスを調整するインダクタンス調整部と、を備える。
本態様によれば、三相倍電圧整流ユニットは、倍電圧回路に、二倍圧モードで動作させる指令を送るか送らないかに合わせて、整流回路の出力と倍電圧回路の出力との間のインダクタンスを調整する。このため、三相倍電圧整流ユニットは、倍電圧回路への指令とインダクタンス調整部への指令とを連動させることができる。したがって、三相倍電圧整流ユニットにおける制御が簡単となる。
第2の態様の三相倍電圧整流ユニットは、前記インダクタンス調整部が、前記リアクタに対し並列に接続されているリアクタ短絡部を有し、前記倍電圧回路が前記二倍圧モードで動作しないとき、前記リアクタ短絡部が、前記リアクタの両端を短絡し、前記倍電圧回路が前記二倍圧モードで動作するとき、前記リアクタ短絡部が、前記リアクタの両端を開放する第1の態様の三相倍電圧整流ユニットである。
第3の態様の三相倍電圧整流ユニットは、前記倍電圧回路が、前記整流回路の正極出力線にアノードが接続された正極側主ダイオードと、前記整流回路の負極出力線にカソードが接続された負極側主ダイオードと、接続点と前記正極出力線との間に接続された正極側スイッチング素子と、前記接続点と前記負極出力線との間に接続された負極側スイッチング素子と、をさらに有し、前記倍電圧回路制御部が、前記正極側スイッチング素子と前記負極側スイッチング素子とを制御するスイッチング素子制御部を有する第1又は第2の態様の三相倍電圧整流ユニットである。
第4の態様の三相倍電圧整流ユニットは、前記正極側主ダイオード及び前記負極側主ダイオードそれぞれに対し並列に接続されている複数のダイオード短絡部と、をさらに備え、前記倍電圧回路制御部が、前記倍電圧回路が前記二倍圧モードで動作しないとき、前記各ダイオード短絡部を短絡し、前記倍電圧回路が前記二倍圧モードで動作するとき、前記各ダイオード短絡部を開放する第3の態様の三相倍電圧整流ユニットである。
第5の態様のインバータ装置は、第1から第4のいずれか態様の三相倍電圧整流ユニットと、前記三相倍電圧整流ユニットから出力される直流電圧を、負荷を所望に駆動させるための負荷駆動用交流電圧に変換するインバータ回路と、を備える。
第6の態様の空気調和機は、第5の態様のインバータ装置と、前記負荷として、前記インバータ回路から出力される負荷駆動用交流電圧に基づいて回転駆動するモータと、を備える。
第7の態様の三相倍電圧整流ユニットの制御方法は、三相交流電源から供給される三相の交流電圧を整流して、整流電圧を出力する整流回路と、前記整流電圧が供給され、前記三相の交流電圧の振幅の2倍相当の電圧を出力する二倍圧モードで動作可能な倍電圧回路と、前記整流回路と前記倍電圧回路との間に接続され、前記整流回路の出力と前記倍電圧回路の出力との間にインダクタンスを与えるリアクタと、を備える三相倍電圧整流ユニットの制御方法であって、前記倍電圧回路に、前記二倍圧モードで動作させる指令を送るか送らないかを選択すると共に、前記選択に合わせて、前記インダクタンスを調整するステップを実施する。
本態様によれば、三相倍電圧整流ユニットの制御方法は、二倍圧モードで動作させる指令を送るか送らないかに合わせて、整流回路と倍電圧回路との間のインダクタンスを調整する。このため、三相倍電圧整流ユニットは、倍電圧回路の制御とインダクタンスの制御とを連動させることができる。したがって、三相倍電圧整流ユニットにおける制御が簡単となる。
第8の態様の三相倍電圧整流ユニットの制御方法は、前記ステップが、前記インダクタンスを大きくするステップと、前記大きくするステップの後、前記倍電圧回路に前記二倍圧モードで動作させる指令を送るステップと、前記送るステップの後、前記倍電圧回路に前記二倍圧モードで動作させる指令を送らないステップと、前記送らないステップの後、前記インダクタンスを小さくするステップと、を含む第7の態様の三相倍電圧整流ユニットの制御方法である。
第9の態様のプログラムは、三相交流電源から供給される三相の交流電圧を整流して、整流電圧を出力する整流回路と、前記整流電圧が供給され、前記三相の交流電圧の振幅の2倍相当の直流電圧を出力する二倍圧モードで動作可能な倍電圧回路と、前記整流回路と前記倍電圧回路との間に接続され、前記整流回路の出力と前記倍電圧回路の出力との間にインダクタンスを与えるリアクタと、前記インダクタンスを調整するインダクタンス調整部を備える三相倍電圧整流ユニットのコンピュータに、前記倍電圧回路に、前記二倍圧モードで動作させる指令を送るか送らないかを選択すると共に、前記選択に合わせて、前記インダクタンス調整部に指令を送るステップを実行させるためのプログラムである。
本態様によれば、三相倍電圧整流ユニットのコンピュータは、二倍圧モードで動作させる指令を送るか送らないかを選択すると共に、当該選択に合わせて、インダクタンス調整部に指令を送る。このため、三相倍電圧整流ユニットのコンピュータは、倍電圧回路への指令とインダクタンス調整部への指令とを連動させることができる。したがって、三相倍電圧整流ユニットにおける制御が簡単となる。
本発明の一態様によれば、簡単な制御で入力力率を改善し、高調波電流を抑制しつつ、倍電圧整流の動作が可能である。
第1の実施形態に係るインバータ装置の回路構成を示す図である。 第1の実施形態に係るインダクタンス調整部の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る倍電圧回路制御部のブロック図である。 第1の実施形態に係る倍電圧回路の第一動作を示す図である。 第1の実施形態に係る倍電圧回路の第二動作を示す図である。 第1の実施形態に係る倍電圧回路制御部が出力する各スイッチング制御信号の関係を示す図である。 第2の実施形態に係るインバータ装置の回路構成を示す図である。 第2の実施形態に係るダイオード調整部の機能構成を示す図である。 第2の実施形態に係る倍電圧回路制御部のブロック図である。 各実施形態の三相倍電圧整流ユニットの制御方法のフローチャートである。 第2の実施形態の変形例に係るインバータ装置の回路構成を示す図である。
以下、本発明に係る各種実施形態について、図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係る三相倍電圧整流ユニット、及び、当該三相倍電圧整流ユニットを備えるインバータ装置について、図1〜図6を参照しながら詳細に説明する。
(インバータ装置の回路構成)
インバータ装置1は、空気調和機(空調機)90の室外機に搭載される。インバータ装置1は、上記室外機の圧縮機を駆動するための三相交流モータ(モータ4)に対し、別途入力された回転数指令に応じた負荷駆動用交流電圧(三相交流電圧)を出力する。インバータ装置1は、この負荷駆動用交流電圧に基づいて、負荷である三相交流モータ(モータ4)を所望の回転数で回転駆動させる。
なお、インバータ装置1は、商用電源である三相交流電源3から供給される三相交流電圧を、上記負荷駆動用交流電圧に変換して出力する。ここで、三相交流電源3は、例えば、AC200V(実効値200V)で周波数が50Hz(若しくは60Hz)の交流電圧であって、位相が互いに120°異なるR相、S相、T相からなる三相の交流電圧を出力する。以下、三相交流電源3が出力する各相の交流電圧を、それぞれ、「R相交流電圧」、「S相交流電圧」、「T相交流電圧」とも記載する。
図1に示すように、インバータ装置1は、三相倍電圧整流ユニット1Aと、インバータ回路20と、インバータ回路制御部21と、を備える。
三相倍電圧整流ユニット1Aは、三相交流電源3から供給される三相の交流電圧を整流して、「直流電圧Vdc」を出力する。三相倍電圧整流ユニット1Aの出力電圧である直流電圧Vdcは、図1に示す正極側出力端子Qaと負極側出力端子Qbとの間に出力される。
本実施形態に係る三相倍電圧整流ユニット1Aは、入力される三相の交流電圧の最大値の倍電圧を出力する倍電圧整流回路としての機能を有する。
インバータ回路20は、三相倍電圧整流ユニット1Aから出力された直流電圧Vdcを、モータ4を回転駆動させるための負荷駆動用交流電圧に変換する。インバータ回路20は、正極側出力端子Qaと負極側出力端子Qbとの間に直列に接続された2つのスイッチング素子の対を3対有する。ここで、スイッチング素子とは、例えば、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor:IGBT)等のパワートランジスタである。上記直列接続されたスイッチング素子の各対は、三相交流モータ(モータ4)を回転駆動させるための3つの相のそれぞれに対応して設けられる。
インバータ回路20は、モータ電流検出部22をさらに備える。
モータ電流検出部22は、三相倍電圧整流ユニット1Aへ戻る電流(モータ電流)を検出する。モータ電流検出部22は、検出したモータ電流の検出結果を、検出信号として、インバータ回路制御部21へ出力する。
インバータ回路制御部21は、インバータ回路20を構成する各スイッチング素子のオン/オフを制御する制御用IC(いわゆるマイコン等)である。
インバータ回路制御部21には、上位装置から回転数指令が入力される。インバータ回路制御部21は、モータ電流検出部22からモータ電流の検出信号を受け付ける。
インバータ回路制御部21は、上記モータ電流を監視しながら、モータ4の回転数が、当該回転数指令に示される回転数となるようにインバータ回路20を駆動させる。ここで、インバータ回路制御部21は、一般に良く知られているPWM(Pulse Width Modulation)制御に基づいてインバータ回路20を制御する。
(三相倍電圧整流ユニットの構成)
三相倍電圧整流ユニット1Aの回路構成について詳しく説明する。
図1に示すように、三相倍電圧整流ユニット1Aは、整流回路10と、倍電圧回路11と、倍電圧回路制御部12と、を備える。三相倍電圧整流ユニット1Aは、2つのリアクタ(正極側リアクタLa及び負極側リアクタLb)と、2つのコンデンサ(正極側コンデンサCa及び負極側コンデンサCb)と、をさらに備える。三相倍電圧整流ユニット1Aは、インダクタンス調整部13をさらに備える。
整流回路10は、三相交流電源3から供給される三相の交流電圧を整流し、整流電圧Vacとして出力する。
倍電圧回路11は、倍電圧回路制御部12の制御によって、三相交流電源3から入力される三相の交流電圧の最大値の2倍の電圧を、直流電圧Vdcとして出力することができる。
整流回路10及び倍電圧回路11は、互いに正極側同士が正極側リアクタLaを介して正極出力線αで接続されている。整流回路10及び倍電圧回路11は、互いに負極側同士が負極側リアクタLbを介して負極出力線βでさらに接続されている。
正極側リアクタLa及び負極側リアクタLbは、整流回路10の出力と倍電圧回路11の出力との間にインダクタンスを与える。
正極側リアクタLaは、正極出力線αに流れる電流を平滑化する。
以下の説明において、正極出力線αは、正極側リアクタLaを介して、第一正極出力線α1と、第二正極出力線α2とが直列接続された線である。
負極側リアクタLbは、負極出力線βに流れる電流を平滑化する。
以下の説明において、負極出力線βは、負極側リアクタLbを介して、第一負極出力線β1と、第二負極出力線β2とが直列接続された線である。
したがって、整流回路10は、整流電圧Vacを、第一正極出力線α1と第一負極出力線β1との間に出力する。
倍電圧回路11は、正極側主ダイオードDaと、負極側主ダイオードDbと、正極側スイッチング素子11aと、負極側スイッチング素子11bと、を備える。
2つのコンデンサ(正極側コンデンサCa及び負極側コンデンサCb)は、倍電圧回路11の出力の間において直列に接続されている。
具体的には、正極側コンデンサCaは、正極側主ダイオードDaのカソードと接続点Nとの間に接続されている。負極側コンデンサCbは、負極側主ダイオードDbのアノードと接続点Nとの間に接続されている。
なお、正極側コンデンサCa及び負極側コンデンサCbは同じ容量値である。したがって、接続点Nは、正極出力線αと負極出力線βとの電位差の中間電位点である。
(整流回路)
整流回路10について詳しく説明する。
整流回路10は、三相交流電源3から供給される三相の交流電圧(R相交流電圧、S相交流電圧及びT相交流電圧)を、各相に対応する3つの入力端子(R相入力端子QR、S相入力端子QS及びT相入力端子QT)の各々から入力して整流する。
R相交流電圧、S相交流電圧及びT相交流電圧の各々は、互いに120°の位相でずれながらそれぞれ周期Tcで振動している。
整流回路10は、6つの整流ダイオード(正極側R相整流ダイオード10Ra、負極側R相整流ダイオード10Rb、正極側S相整流ダイオード10Sa、負極側S相整流ダイオード10Sb、正極側T相整流ダイオード10Ta及び負極側T相整流ダイオード10Tb)で構成される。
整流回路10の正極側R相整流ダイオード10Ra及び負極側R相整流ダイオード10Rbは、三相交流電源3からR相入力端子QRを通じて入力されたR相交流電圧を整流する。具体的には、正極側R相整流ダイオード10Raは、R相入力端子QRから第一正極出力線α1にかけて順方向接続されている。また、負極側R相整流ダイオード10Rbは、第一負極出力線β1からR相入力端子QRにかけて順方向接続されている。
整流回路10の正極側S相整流ダイオード10Sa及び負極側S相整流ダイオード10Sbは、三相交流電源3からS相入力端子QSを通じて入力されたS相交流電圧を整流する。具体的には、正極側S相整流ダイオード10Saは、S相入力端子QSから第一正極出力線α1にかけて順方向接続されている。また、負極側S相整流ダイオード10Sbは、第一負極出力線β1からS相入力端子QSにかけて順方向接続されている。
整流回路10の正極側T相整流ダイオード10Ta及び負極側T相整流ダイオード10Tbは、三相交流電源3からT相入力端子QTを通じて入力されたT相交流電圧を整流する。具体的には、正極側T相整流ダイオード10Taは、T相入力端子QTから第一正極出力線α1にかけて順方向接続されている。また、負極側T相整流ダイオード10Tbは、第一負極出力線β1からT相入力端子QTにかけて順方向接続されている。
(倍電圧回路)
倍電圧回路11について詳しく説明する。
倍電圧回路11は、三相倍電圧整流ユニット1Aの出力電圧である直流電圧Vdcとして、三相交流電源3から入力される三相の交流電圧の振幅(最大値)の2倍相当の直流電圧を出力する「二倍圧モード」で動作することができる。
他方、倍電圧回路11は、三相倍電圧整流ユニット1Aの出力電圧である直流電圧Vdcとして、三相交流電源3から入力される三相の交流電圧の振幅(最大値)の1倍相当の直流電圧を出力する「一倍圧モード」で動作することもできる。
ここで、以下の説明において、三相の交流電圧の振幅の1倍相当の直流電圧Vdcを「一倍圧直流電圧Vdc1」と記載し、三相の交流電圧の振幅の2倍相当の直流電圧Vdcを「二倍圧直流電圧Vdc2」と記載して区別する(Vdc1=1/2・Vdc2)。例えば、三相交流電源3がAC200Vの交流電圧を出力する場合、一倍圧直流電圧Vdc1は、200√2Vとなり、二倍圧直流電圧Vdc2は、400√2Vとなる。
正極側主ダイオードDaは、整流回路10の正極出力線αから正極側コンデンサCaにかけて順方向に接続される。具体的には、正極側主ダイオードDaのアノードが、第二正極出力線α2に接続され、正極側主ダイオードDaのカソードが、正極側コンデンサCaに接続されている。
負極側主ダイオードDbは、負極側コンデンサCbから整流回路10の負極出力線βにかけて順方向に接続される。具体的には、負極側主ダイオードDbのアノードが、負極側コンデンサCbに接続されて、負極側主ダイオードDbのカソードが、第二負極出力線β2に接続されている。
正極側スイッチング素子11a及び負極側スイッチング素子11bは、それぞれパワートランジスタである。
正極側スイッチング素子11aは、正極出力線α(第二正極出力線α2)と接続点Nとの間に接続されている。負極側スイッチング素子11bは、負極出力線β(第二負極出力線β2)と接続点Nとの間に接続されている。
正極側スイッチング素子11a及び負極側スイッチング素子11bは、倍電圧回路制御部12から出力されるスイッチング制御信号によりオン/オフ制御される。
本実施形態の場合、正極側スイッチング素子11a及び負極側スイッチング素子11bは、それぞれIGBTである。
この場合、正極側スイッチング素子11aのコレクタが、第二正極出力線α2に接続され、正極側スイッチング素子11aのエミッタが、接続点Nに接続されている。さらに、負極側スイッチング素子11bのエミッタが、第二負極出力線β2に接続され、負極側スイッチング素子11bのコレクタが、接続点Nに接続されている。
倍電圧回路制御部12から正極側スイッチング素子11aのゲートに、スイッチング制御信号が印加されることによって、正極側スイッチング素子11aはオン/オフ制御される。
同様に倍電圧回路制御部12から負極側スイッチング素子11bのゲートに、スイッチング制御信号が印加されることによって、負極側スイッチング素子11bはオン/オフ制御される。
(インダクタンス調整部)
インダクタンス調整部13について詳しく説明する。
インダクタンス調整部13は、整流回路10の出力と倍電圧回路11の出力との間のインダクタンスを調整する。
本実施形態では、インダクタンス調整部13は、整流回路10と倍電圧回路11との間に接続された2つのリアクタ(正極側リアクタLa及び負極側リアクタLb)のインダクタンスをそれぞれ調整する。
具体的には、図2に示すように、インダクタンス調整部13は、リアクタ短絡部として、スイッチ13a及びスイッチ13bを備える。
スイッチ13aは、正極側リアクタLaに対し並列に接続される。スイッチ13bは、負極側リアクタLb対し並列に接続される。
スイッチ13a、スイッチ13bは、それぞれオン(短絡)とオフ(開放)とを切り替えることができる。
インダクタンス調整部13が、倍電圧回路制御部12の指令に応じて、スイッチ13a、スイッチ13bを、それぞれオンしたり、オフしたりする。
各スイッチ13a、13bは、メカニカルリレーであってもよいし、半導体スイッチであってもよい。
インダクタンス調整部13は、開放モードにおいて、スイッチ13a、スイッチ13bを、それぞれオフする。このため、開放モードでは、インダクタンス調整部13は、正極側リアクタLa及び負極側リアクタLbに対し電気的に作用しない。
したがって、開放モードでは、インダクタンス調整部13は、整流回路10の出力と倍電圧回路11の出力との間のインダクタンスを大きくすることができる。
他方、インダクタンス調整部13は、短絡モードにおいて、スイッチ13a、スイッチ13b、それぞれオンする。このため、短絡モードでは、インダクタンス調整部13は、正極側リアクタLaの両端を短絡し、負極側リアクタLbの両端を短絡する。
したがって、短絡モードでは、インダクタンス調整部13は、整流回路10の出力と倍電圧回路11の出力との間のインダクタンスを小さくすることができる。
(倍電圧回路制御部)
倍電圧回路制御部12について詳しく説明する。
倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11及びインダクタンス調整部13を制御する制御用IC(いわゆるマイコン等)である。
図3に示すように、倍電圧回路制御部12は、モード選択部12cと、スイッチング素子制御部12gと、第一補助指令部12rと、を機能的に備える。
倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11に、二倍圧モードで動作させる指令を送るか送らないか選択可能である。すなわち、倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11を、二倍圧モードで動作させるか一倍圧モードで動作させるか選択可能である。
モード選択部12cは、外部装置や操作者の入力により、「三相倍電圧整流」モードか「三相ブリッジ整流」モードかを選択することができる。
スイッチング素子制御部12gは、モード選択部12cにおいて「三相倍電圧整流」モードが選択されると、倍電圧回路11に、二倍圧モードで動作させる指令を送る。
本実施形態では、スイッチング素子制御部12gは、正極側スイッチング素子11aと負極側スイッチング素子11bとが交互にオンするように、スイッチング制御信号を発生させる。スイッチング素子制御部12gは、二倍圧モードで動作させる指令として、倍電圧回路11に対し発生したスイッチング制御信号を送る。
スイッチング制御信号とは、正極側スイッチング素子11a及び負極側スイッチング素子11bのオン/オフを制御する信号であって、具体的には、正極側スイッチング素子11a、負極側スイッチング素子11bの各ゲート端子に入力される信号である。
これにより、スイッチング素子制御部12gは、正極側スイッチング素子11aと負極側スイッチング素子11bとを交互にオンさせることで、三相倍電圧整流ユニット1Aを倍電圧整流回路として機能させる。
この場合、三相倍電圧整流ユニット1Aは、直流電圧Vdcとして、「二倍圧直流電圧Vdc2」を出力させる。
スイッチング素子制御部12gは、モード選択部12cにおいて「三相ブリッジ整流動作」モードが選択されると、倍電圧回路11に、二倍圧モードで動作させる指令を送らない。
本実施形態では、スイッチング素子制御部12gは、二倍圧モードで動作させる指令を送らないことで、倍電圧回路11の正極側スイッチング素子11a及び負極側スイッチング素子11bの両方をオフする。これにより、スイッチング素子制御部12gは、三相倍電圧整流ユニット1Aをダイオードブリッジ整流回路として機能させる。
この場合、倍電圧回路11は一倍圧モードで動作する。このため、三相倍電圧整流ユニット1Aは、直流電圧Vdcとして、「一倍圧直流電圧Vdc1」を出力する。
第一補助指令部12rは、スイッチング素子制御部12gが倍電圧回路11に二倍圧モードで動作させる指令を送るか送らないかの選択に合わせて、インダクタンス調整部13に指令を送る。
本実施形態では、モード選択部12cにおいて「三相倍電圧整流」モードが選択されると、第一補助指令部12rは、インダクタンス調整部13に開放モードで動作させる旨の指令を送る。
したがって、スイッチング素子制御部12gが、倍電圧回路11に、二倍圧モードで動作させる指令を送るのに連動して、第一補助指令部12rは、インダクタンス調整部13に開放モードで動作させる旨の指令を送ることができる。
他方、本実施形態では、モード選択部12cにおいて「三相ブリッジ整流動作」モードが選択されると、第一補助指令部12rは、インダクタンス調整部13に短絡モードで動作させる旨の指令を送る。
したがって、スイッチング素子制御部12gが、倍電圧回路11に、二倍圧モードで動作させる指令を送らないのに連動して、第一補助指令部12rは、インダクタンス調整部13に短絡モードで動作させる旨の指令を送ることができる。
(三相昇圧整流ユニットの動作)
三相昇圧整流ユニット1Aの全体の動作について説明する。
上記のとおり、二倍圧モードで動作させる指令として、スイッチング素子制御部12gは、スイッチング制御信号を出力し、正極側スイッチング素子11aと負極側スイッチング素子11bとを交互にオンする。
図4は、正極側スイッチング素子11aをオフとし、負極側スイッチング素子11bをオンとしたときの倍電圧回路11における電流の流れを示す。
整流回路10から出力される電流I1は、正極側リアクタLa、正極側主ダイオードDa、正極側コンデンサCa、負極側スイッチング素子11b、負極側リアクタLbを順に流れることによって、正極側コンデンサCaを充電する。
このとき、正極側コンデンサCaは、整流電圧Vacの最大値に相当する電圧V1まで充電される。
図5は、正極側コンデンサCaを充電した後において、正極側スイッチング素子11aをオンとし、負極側スイッチング素子11bをオフとしたときの倍電圧回路11における電流の流れを示す。
整流回路10から出力される電流I2は、正極側リアクタLa、正極側スイッチング素子11a、負極側コンデンサCb、負極側主ダイオードDb、負極側リアクタLbを順に流れることによって、負極側コンデンサCbを充電する。
このとき、負極側コンデンサCbは、整流電圧Vacの最大値に相当する電圧V2まで充電される。
他方、正極側コンデンサCaは正極側主ダイオードDaでブロックされているので、正極側スイッチング素子11aをオンとなっても充電された電荷が維持される。このため、正極側コンデンサCaは、電圧V1を維持している。
その後、正極側スイッチング素子11aと負極側スイッチング素子11bとが交互にオンすることによって、正極側コンデンサCaは電圧V1を維持し、負極側コンデンサCbは電圧V2を維持する。
このため、直列に接続された正極側コンデンサCa及び負極側コンデンサCbは、整流電圧Vacの最大値の2倍相当の電圧が維持される。
したがって、倍電圧回路11は、三相倍電圧整流ユニット1Aの出力電圧である直流電圧Vdcを、三相交流電源3から入力される三相の交流電圧の最大値の2倍相当の電圧にすることができる。
図6に、スイッチング制御信号SGbと、スイッチング制御信号SGaと、の関係を示す。横軸は時間、縦軸は電圧を示す。
本実施形態において、スイッチング制御信号SGb及びスイッチング制御信号SGaはそれぞれ、5Vの振幅をもつ矩形波を有する。
図6に示されるスイッチング制御信号SGb(上のグラフ)は、スイッチング素子制御部12gが負極側スイッチング素子11bに向けて出力する信号である。
図6に示されるスイッチング制御信号SGa(下のグラフ)は、スイッチング素子制御部12gが正極側スイッチング素子11aに向けて出力する信号である。
図6に示されるように、スイッチング素子制御部12gは、負極側スイッチング素子11bをオン、オフさせる。スイッチング素子制御部12gは、正極側スイッチング素子11aを、負極側スイッチング素子11bがオンならばオフ、オフならばオンさせる。
図6に示されるように、本実施形態では、スイッチング素子制御部12gは、周期Tc(位相360°)を6分割した期間(位相60°)を各期間としている。スイッチング素子制御部12gは、期間T1〜T6の各期間で、正極側スイッチング素子11aと負極側スイッチング素子11bとを交互にオンしている。各期間は、周期Tcを6分割した期間に限らず、周期Tcを任意の数で分割した期間であれば、どのような期間であってもよい。
(本実施形態の作用及び効果)
本実施形態の三相倍電圧整流ユニット1Aは、倍電圧回路11に、二倍圧モードで動作させる指令を送るか送らないかに合わせて、整流回路10の出力と倍電圧回路11の出力との間のインダクタンスを調整する。
このため、二倍圧モードの指令とインダクタンス調整の指令とを連動させることができる。したがって、三相倍電圧整流ユニット1Aにおける制御が簡単となる。
他方、二倍圧モードで動作させる時と、二倍圧モードで動作させない時とで、インダクタンスを変化させることができるため、各モードに合わせたインダクタンスに調整することができる。このため、各モードを通じて、入力力率を改善し、高調波電流を抑制することができる。
通常、直流電圧Vdcが大きくなると、モータに流れる電流も大きくなるため、三相倍電圧整流ユニット1Aへの入力電流も大きくなる。
このため、二倍圧モードで動作させる場合、入力力率の改善や高調波電流の抑制をするには、整流回路10の出力と倍電圧回路11の出力との間のインダクタンスを大きくする必要がある。
他方、二倍圧モードで動作させない場合、入力力率の改善や高調波電流の抑制よりも、正極側リアクタLa及び負極側リアクタLbにおける鉄損や銅損による損失を抑制が望まれる。
これに対し、本実施形態では、二倍圧モードで動作させる場合に、三相倍電圧整流ユニット1Aは、インダクタンス調整部13に開放モードで動作する旨の指令を送っている。他方、二倍圧モードで動作させない場合に、三相倍電圧整流ユニット1Aは、インダクタンス調整部13に短絡モードで動作する旨の指令を送っている。
したがって、本実施形態では、二倍圧モードで動作させる場合、三相倍電圧整流ユニット1Aは、正極側リアクタLa及び負極側リアクタLbのインダクタンスを大きくして入力力率を改善し、高調波電流を抑制している。他方、二倍圧モードで動作させない場合、三相倍電圧整流ユニット1Aは、正極側リアクタLa及び負極側リアクタLbにおける損失を抑制している。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態に係る三相倍電圧整流ユニット、及び、当該三相倍電圧整流ユニットを備えるインバータ装置について、図7〜図9を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態に係る三相倍電圧整流ユニットは、第1の実施形態と基本的に同じであるが、三相ブリッジ整流動作において、整流ダイオードをさらに短絡する点が異なっている。
(インバータ装置の回路構成)
インバータ装置101は、空気調和機(空調機)190の室外機に搭載される。
図7に示すように、インバータ装置101は、三相倍電圧整流ユニット101Aと、インバータ回路20と、インバータ回路制御部21と、を備える。
三相倍電圧整流ユニット101Aは、整流回路10と、倍電圧回路11と、倍電圧回路制御部112と、を備える。三相倍電圧整流ユニット101Aは、2つのリアクタ(正極側リアクタLa及び負極側リアクタLb)と、2つのコンデンサ(正極側コンデンサCa及び負極側コンデンサCb)と、をさらに備える。三相倍電圧整流ユニット101Aは、インダクタンス調整部13と、ダイオード調整部14と、をさらに備える。
(ダイオード調整部)
図8に示すように、ダイオード調整部14は、複数のダイオード短絡部として、スイッチ14a及びスイッチ14bを備える。
スイッチ14aは、正極側主ダイオードDaに対し並列に接続される。スイッチ14bは、負極側主ダイオードDbに対し並列に接続される。
スイッチ14a、スイッチ14bは、それぞれオン(短絡)とオフ(開放)とを切り替えることができる。
ダイオード調整部14は、倍電圧回路制御部112の指令に応じて、スイッチ14a、スイッチ14bを、それぞれオンしたり、オフしたりする。
各スイッチ14a、14bは、メカニカルリレーであってもよいし、半導体スイッチであってもよい。
ダイオード調整部14は、開放モードにおいて、スイッチ14a、スイッチ14bを、それぞれオフする。このため、開放モードでは、ダイオード調整部14は、正極側主ダイオードDa及び負極側主ダイオードDbに対し電気的に作用しない。
他方、ダイオード調整部14は、短絡モードにおいて、スイッチ14a、スイッチ14bを、それぞれオンする。このため、短絡モードでは、ダイオード調整部14は、正極側主ダイオードDaのアノードとカソードを短絡し、負極側主ダイオードDbのアノードとカソードを短絡する。
(倍電圧回路制御部)
倍電圧回路制御部112について詳しく説明する。
倍電圧回路制御部112は、倍電圧回路11、インダクタンス調整部13及びダイオード調整部14を制御する制御用IC(いわゆるマイコン等)である。
図9に示すように、倍電圧回路制御部112は、スイッチング素子制御部12gと、モード選択部12cと、を機能的に備える。倍電圧回路制御部112は、第一補助指令部12rと、第二補助指令部12sと、をさらに機能的に備える。
第二補助指令部12sは、スイッチング素子制御部12gが倍電圧回路11に二倍圧モードで動作させる指令を送るか送らないかに合わせて、ダイオード調整部14に指令を送る。
本実施形態では、モード選択部12cにおいて「三相倍電圧整流」モードが選択されると、第二補助指令部12sは、ダイオード調整部14に開放モードで動作させる旨の指令を送る。
したがって、スイッチング素子制御部12gが、倍電圧回路11に、二倍圧モードで動作させる指令を送るのに連動して、第二補助指令部12sは、ダイオード調整部14に開放モードで動作させる旨の指令を送ることができる。
ダイオード調整部14が開放モードで動作すれば、ダイオード調整部14は、正極側主ダイオードDaのアノードとカソードを常時開放し、負極側主ダイオードDbのアノードとカソードを常時開放する。
正極側主ダイオードDaのアノードとカソードを開放され、負極側主ダイオードDbのアノードとカソードを開放されれば、倍電圧回路11は、スイッチング制御信号によって、「二倍圧直流電圧Vdc2」を出力できる。
他方、本実施形態では、モード選択部12cにおいて「三相ブリッジ整流動作」モードが選択されると、第二補助指令部12sは、ダイオード調整部14に短絡モードで動作させる旨の指令を送る。
したがって、スイッチング素子制御部12gが、倍電圧回路11に、二倍圧モードで動作させる指令を送らないのに連動して、第二補助指令部12sは、ダイオード調整部14に短絡モードで動作させる旨の指令を送ることができる。
ダイオード調整部14が短絡モードで動作すれば、ダイオード調整部14は、正極側主ダイオードDaのアノードとカソードを常時短絡し、負極側主ダイオードDbのアノードとカソードを常時短絡する。
本実施形態では、「三相ブリッジ整流動作」モードにおいて、正極側主ダイオードDaのアノードとカソードを短絡し、負極側主ダイオードDbのアノードとカソードを短絡している。
したがって、正極側主ダイオードDa及び負極側主ダイオードDbのオン損失を抑制することができる。
<三相倍電圧整流ユニットの制御方法>
本発明に係る各実施形態の三相倍電圧整流ユニットの制御方法について、図10を参照して説明する。
三相倍電圧整流ユニットの制御方法は、二倍圧モードで動作させる指令を送るか送らないかを選択すると共に、当該選択に合わせて、インダクタンスを調整するステップ(ST1)を有する。ST1は、以下のST10〜ST40を含む。
インダクタンス調整部は、正極側リアクタLaの両端を開放すると共に、負極側リアクタLbの両端を開放する。これにより、三相倍電圧整流ユニットは、整流回路10の出力と倍電圧回路11の出力との間に与えるインダクタンスを大きくする(ST10:大きくするステップ)。
ST10を実施した後、倍電圧回路制御部は、倍電圧回路11に二倍圧モードで動作させる指令を送る。(ST20:送るステップ)。これにより、三相倍電圧整流ユニットは、倍電圧回路11を二倍圧モードで動作させる。すなわち、倍電圧回路制御部は、三相倍電圧整流ユニットを「三相倍電圧整流回路」として機能させる。
ST20を実施した後、倍電圧回路制御部は、倍電圧回路11に二倍圧モードで動作させる指令を送らない(ST30:送らないステップ)。これにより、三相倍電圧整流ユニットは、倍電圧回路11を二倍圧モードで動作させない。このとき、倍電圧回路11は、一倍圧モードで動作する。すなわち、三相倍電圧整流ユニットを「三相ブリッジ整流回路」として機能させる。
ST30を実施した後、インダクタンス調整部は、正極側リアクタLaの両端を短絡すると共に、負極側リアクタLbの両端を短絡する。これにより、三相倍電圧整流ユニットは、整流回路10の出力と倍電圧回路11の出力との間に与えるインダクタンスを小さくする(S40:小さくするステップ)。
ST40において、各リアクタ(正極側リアクタLa、負極側リアクタLb)とインダクタンス調整部13の間での循環電流が問題となるときは、各リアクタとインダクタンス調整部13との間を循環電流が流れないようにしてもよい。例えば、一旦、各リアクタに流れる電流が止められた後に、インダクタンス調整部は、正極側リアクタLaの両端を短絡すると共に、負極側リアクタLbの両端を短絡してもよい。
ST40を実施した後、再び三相倍電圧整流ユニットを「三相倍電圧整流回路」として機能させる場合、ST10に戻る。
上記制御方法のST10において、三相倍電圧整流ユニットは、正極側主ダイオードDaのアノードとカソードを開放し、負極側主ダイオードDbのアノードとカソードを開放してもよい。
さらに、上記制御方法のST40において、三相倍電圧整流ユニットは、正極側主ダイオードDaのアノードとカソードとを短絡し、負極側主ダイオードDbのアノードとカソードとを短絡してもよい。
本実施形態の制御方法によれば、倍電圧回路を二倍圧モードで動作させる前後で、インダクタンスを変化させている。このため、倍電圧回路のスイッチング動作が停止している状態でインダクタンスを変化させている。
したがって、リアクタに印加されて電圧が安定している状態で、インダクタンスを変化させることができるため、予期せぬ動作を抑制することができる。
<変形例>
第2の実施形態では、インダクタンス調整部13及びダイオード調整部14を用いて、各リアクタ及び各ダイオードを短絡している。
変形例として、インダクタンス調整部13及びダイオード調整部14をまとめた構成としてもよい。
このような構成は、例えば、第1の実施形態の三相倍電圧整流ユニット1Aの配線を、図11に示すような空気調和機90’の室外機に搭載されるインバータ装置1’の三相倍電圧整流ユニット1A’の配線に変更することで実現できる。
三相倍電圧整流ユニット1A’では、直列接続されている正極側リアクタLaの及び正極側主ダイオードDaに対し、スイッチ13aが並列に接続され、直列接続されている負極側リアクタLbの及び負極側主ダイオードDbに対し、スイッチ13bが並列に接続されている。
このような三相倍電圧整流ユニット1A’の構成によっても、整流回路の出力と倍電圧回路の出力との間に与えられたインダクタンスを調整することができる。
上記各実施形態では、モード選択部12cは、外部装置や操作者の入力により、「三相倍電圧整流」モードか「三相ブリッジ整流」モードかを選択している。
変形例として、モード選択部12cは、インバータ出力電圧信号を取得し、インバータ出力電圧信号に応じて、「三相倍電圧整流」モードか「三相ブリッジ整流」モードかを選択してもよい。
例えば、インバータ回路制御部21が、インバータ回路20から出力するインバータ出力電圧Vc(実効電圧)を設定するとともに、当該インバータ出力電圧Vcを示すインバータ出力電圧信号を、モード選択部12cに出力する。なお、インバータ出力電圧信号は、モータ4の回転数(回転速度)に比例して増減されてもよい。
他の変形例として、モード選択部12cは、回転数指令を取得し、回転数指令に応じて、「三相倍電圧整流」モードか「三相ブリッジ整流」モードかを選択してもよい。
各実施形態では、倍電圧回路制御部が、スイッチング制御信号を発生させている。変形例として、倍電圧回路11が、スイッチング制御信号を発生させてもよい。この場合、倍電圧回路制御部が、任意の信号形式で、倍電圧回路11に二倍圧モードで動作させる指令を送る。そして、倍電圧回路11は、二倍圧モードで動作させる指令を受けると、スイッチング制御信号を発生させて、正極側スイッチング素子11a及び負極側スイッチング素子11bをオン/オフを制御する。
各実施形態では、三相倍電圧整流ユニットが、2つのリアクタ(正極側リアクタLa及び負極側リアクタLb)を備える。変形例として、三相倍電圧整流ユニットは、リアクタは正極側リアクタLa及び負極側リアクタLbのいずれかを一方だけを備えるものであってもよい。
各実施形態では、三相倍電圧整流ユニットの制御方法において、ST10及びST40を、倍電圧回路制御部が実施しているが、変形例として、いずれかのステップを操作者が実施してもよい。
各実施形態では、各オン信号は、5Vの矩形波であるが、正極側スイッチング素子11a、負極側スイッチング素子11bの各素子を、オンできれば、どのような信号であってもよい。
各実施形態ではスイッチング素子としてIGBTを用いているが、変形例として、バイポーラトランジスタ、パワーMOSFET等を用いてもよい。さらには、SiCやGaN等を用いたスイッチング素子を用いてもよい。
各実施形態では、インダクタンス調整部は、各リアクタの両端を開放するか短絡するかの二択で調整しているが、変形例として、インダクタンス調整部は、各リアクタのインダクタンスを所定の大きなインダクタンスにするか、所定の小さなインダクタンスにするかの二択で調整するものであってもよい。
本実施形態では、倍電圧回路制御部は、スイッチ13a及びスイッチ13bを有するインダクタンス調整部13に指令を送っている。変形例として、スイッチ13aとスイッチ13bとを別々に構成し、倍電圧回路制御部が、スイッチ13aを有するインダクタンス調整部と、スイッチ13bを有するインダクタンス調整部と、にそれぞれ指令を送るものであってもよい。
同様に、スイッチ14aとスイッチ14bとを別々に構成し、倍電圧回路制御部が、スイッチ14aを有するダイオード調整部と、スイッチ14bを有するダイオード調整部と、にそれぞれ指令を送るものであってもよい。
上述の各実施形態においては、倍電圧回路制御部の各種機能を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各種処理を行うものとしてもよい。ここで、コンピュータシステムのCPUの各種処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
1:インバータ装置
1’:インバータ装置
1A:三相倍電圧整流ユニット
1A’:三相倍電圧整流ユニット
3:三相交流電源
4:モータ
10:整流回路
10Ra:正極側R相整流ダイオード
10Rb:負極側R相整流ダイオード
10Sa:正極側S相整流ダイオード
10Sb:負極側S相整流ダイオード
10Ta:正極側T相整流ダイオード
10Tb:負極側T相整流ダイオード
11:倍電圧回路
11a:正極側スイッチング素子
11b:負極側スイッチング素子
12:倍電圧回路制御部
12c:モード選択部
12g:スイッチング素子制御部
12r:第一補助指令部
12s:第二補助指令部
13:インダクタンス調整部
13a:スイッチ(リアクタ短絡部)
13b:スイッチ(リアクタ短絡部)
14:ダイオード調整部
14a:スイッチ(ダイオード短絡部)
14b:スイッチ(ダイオード短絡部)
20:インバータ回路
21:インバータ回路制御部
22:モータ電流検出部
90:空気調和機(空調機)
90’:空気調和機(空調機)
101:インバータ装置
101A:三相倍電圧整流ユニット
112:倍電圧回路制御部
190:空気調和機(空調機)
Ca:正極側コンデンサ
Cb:負極側コンデンサ
Da:正極側主ダイオード
Db:負極側主ダイオード
La:正極側リアクタ(リアクタ)
Lb:負極側リアクタ(リアクタ)
N:接続点
Qa:正極側出力端子
Qb:負極側出力端子
QR:R相入力端子
QS:S相入力端子
QT:T相入力端子
α:正極出力線
α1:第一正極出力線
α2:第二正極出力線
β:負極出力線
β1:第一負極出力線
β2:第二負極出力線

Claims (9)

  1. 三相交流電源から供給される三相の交流電圧を整流して、整流電圧を出力する整流回路と、
    前記整流電圧が供給され、前記三相の交流電圧の振幅の2倍相当の直流電圧を出力する二倍圧モードで動作可能な倍電圧回路と、
    前記倍電圧回路を、前記二倍圧モードで動作させる指令を送るか送らないか選択可能な倍電圧回路制御部と、
    前記整流回路と前記倍電圧回路との間に接続され、前記整流回路の出力と前記倍電圧回路の出力との間にインダクタンスを与えるリアクタと、
    前記選択に合わせて、前記インダクタンスを調整するインダクタンス調整部と、
    を備える三相倍電圧整流ユニット。
  2. 前記インダクタンス調整部が、
    前記リアクタに対し並列に接続されているリアクタ短絡部を有し、
    前記倍電圧回路が前記二倍圧モードで動作しないとき、前記リアクタ短絡部が、前記リアクタの両端を短絡し、
    前記倍電圧回路が前記二倍圧モードで動作するとき、前記リアクタ短絡部が、前記リアクタの両端を開放する請求項1に記載の三相倍電圧整流ユニット。
  3. 前記倍電圧回路が、
    前記整流回路の正極出力線にアノードが接続された正極側主ダイオードと、前記整流回路の負極出力線にカソードが接続された負極側主ダイオードと、
    接続点と前記正極出力線との間に接続された正極側スイッチング素子と、前記接続点と前記負極出力線との間に接続された負極側スイッチング素子と、をさらに有し、
    前記倍電圧回路制御部が、
    前記正極側スイッチング素子と前記負極側スイッチング素子とを制御するスイッチング素子制御部を有する請求項1又は2に記載の三相倍電圧整流ユニット。
  4. 前記正極側主ダイオード及び前記負極側主ダイオードそれぞれに対し並列に接続されている複数のダイオード短絡部と、をさらに備え、
    前記倍電圧回路制御部が、
    前記倍電圧回路が前記二倍圧モードで動作しないとき、前記各ダイオード短絡部を短絡し、
    前記倍電圧回路が前記二倍圧モードで動作するとき、前記各ダイオード短絡部を開放する請求項3に記載の三相倍電圧整流ユニット。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の三相倍電圧整流ユニットと、
    前記三相倍電圧整流ユニットから出力される直流電圧を、負荷を所望に駆動させるための負荷駆動用交流電圧に変換するインバータ回路と、
    を備えるインバータ装置。
  6. 請求項5に記載のインバータ装置と、
    前記負荷として、前記インバータ回路から出力される負荷駆動用交流電圧に基づいて回転駆動するモータと、
    を備える空気調和機。
  7. 三相交流電源から供給される三相の交流電圧を整流して、整流電圧を出力する整流回路と、前記整流電圧が供給され、前記三相の交流電圧の振幅の2倍相当の直流電圧を出力する二倍圧モードで動作可能な倍電圧回路と、前記整流回路と前記倍電圧回路との間に接続され、前記整流回路の出力と前記倍電圧回路の出力との間にインダクタンスを与えるリアクタと、を備える三相倍電圧整流ユニットの制御方法であって、
    前記倍電圧回路に、前記二倍圧モードで動作させる指令を送るか送らないかを選択すると共に、前記選択に合わせて、前記インダクタンスを調整するステップを実施する三相倍電圧整流ユニットの制御方法。
  8. 前記ステップが、
    前記インダクタンスを大きくするステップと、
    前記大きくするステップの後、前記倍電圧回路に前記二倍圧モードで動作させる指令を送るステップと、
    前記送るステップの後、前記倍電圧回路に前記二倍圧モードで動作させる指令を送らないステップと、
    前記送らないステップの後、前記インダクタンスを小さくするステップと、
    を含む請求項7に記載の三相倍電圧整流ユニットの制御方法。
  9. 三相交流電源から供給される三相の交流電圧を整流して、整流電圧を出力する整流回路と、前記整流電圧が供給され、前記三相の交流電圧の振幅の2倍相当の直流電圧を出力する二倍圧モードで動作可能な倍電圧回路と、前記整流回路と前記倍電圧回路との間に接続され、前記整流回路の出力と前記倍電圧回路の出力との間にインダクタンスを与えるリアクタと、前記インダクタンスを調整するインダクタンス調整部を備える三相倍電圧整流ユニットのコンピュータに、
    前記倍電圧回路に、前記二倍圧モードで動作させる指令を送るか送らないかを選択すると共に、前記選択に合わせて、前記インダクタンス調整部に指令を送るステップを実行させるためのプログラム。
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