JP2019120494A - 航行ルート生成装置、航行ルート生成方法および航行ルート生成プログラム - Google Patents

航行ルート生成装置、航行ルート生成方法および航行ルート生成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より適切な航行ルートを生成する。【解決手段】航行ルート生成装置は、船の出港元であるホームハーバからの出港の際、または前記ホームハーバへの帰港の際に経由するルートであるホームルートの設定を受け付ける受付部と、前記船の目的地または現在位置と、前記ホームルート上に存在する位置との間の航行ルートを生成するルート生成部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、航行ルート生成装置、航行ルート生成方法および航行ルート生成プログラムに関する。
従来、目的地までの適切な航行ルートを生成するための技術が開発されている。たとえば、特許文献1(米国特許第7268703号明細書)には、ユーザにより予め選択された条件に基づいて航行ルートを生成する方法が開示されている。
米国特許第7268703号明細書 米国特許第8489321号明細書
ここで、船が停泊するためのハーバは、船への乗降および船の停泊が良好に行われるために、陸地に入り込んだ地形を有する場所または防波堤などの構造物が設けられた場所に位置することが多い。このため、出港の際および帰港の際において、ハーバごとに特定のルートの運航が要求されることがあり、より適切な航行ルートを生成することのできる技術が求められている。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、より適切な航行ルートを生成することのできる航行ルート生成装置、航行ルート生成方法および航行ルート生成プログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る航行ルート生成装置は、船の出港元であるホームハーバからの出港の際、または前記ホームハーバへの帰港の際に経由するルートであるホームルートの設定を受け付ける受付部と、前記船の目的地または現在位置と、前記ホームルート上に存在する位置との間の航行ルートを生成するルート生成部とを備える。
このように、船の目的地または現在位置とホームルート上に存在する位置との間の航行ルートを生成する構成により、たとえばホームハーバごとに要求される特定のルートを経由する適切な航行ルートを確立することができる。したがって、より適切な航行ルートを生成することができる。
本発明によれば、より適切な航行ルートを生成することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成装置に設定されるホームルートを説明するための図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成装置により生成される航行ルートを説明するための図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成装置による出港ルートの作成処理の手順を示すフローチャートである。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成装置によるホームルートに近接したか否かの判定処理の手順を示すフローチャートである。 図6は、本発明の第2の実施の形態に係る航行ルート生成装置におけるモニタ部に表示される帰港に関する設定画面を示す図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態に係る航行ルート生成装置におけるモニタ部に表示される帰港開始時刻の設定画面を示す図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態に係るモニタ部に表示される帰港開始時刻の通知画面を示す図である。 図9は、本発明の第2の実施の形態に係る航行ルート生成装置による帰港開始時刻の通知処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
(航行ルート生成システム)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成システムの構成を示す図である。
図1を参照して、航行ルート生成システム201は、航行ルート生成装置10と、自動操舵装置11と、GPS受信機12と、方位センサ13と、レーダ装置14とを備える。これらの機器は、船に搭載され、たとえば船内におけるLAN(Local Area Network)またはCAN(Controller Area Network)等のネットワークを介して接続されている。
航行ルート生成装置10は、操舵席などに設置され、たとえば、後述するモニタ部22に自船の航行ルートを表示する。ユーザは、モニタ部22に表示される画面を確認することで、自船の航行ルートを視覚的に容易に把握することができる。
また、航行ルート生成装置10は、ユーザによる自動航行の指示を受け付け、ユーザによる指示内容を示す指示情報In1を自動操舵装置11へ送信する。指示情報In1には、たとえば航行ルートを示すルート情報が含まれている。
GPS受信機12は、自船に固定された図示しないGPSアンテナから測位信号を受信して自船の現在位置を検出し、検出した自船の位置を示す位置情報を航行ルート生成装置10および自動操舵装置11へ送信する。
方位センサ13は、たとえば、自船に固定された図示しない複数のGPSアンテナにおいてそれぞれ検出された自船の複数の位置の相対的な関係に基づいて自船の船首方位を測定し、測定した船首方位を示す船首方位情報を航行ルート生成装置10および自動操舵装置11へ送信する。
自動操舵装置11は、たとえば、GPS受信機12から受信した自船の位置情報、方位センサ13から受信した船首方位情報、および航行ルート生成装置10から受信した指示情報に基づいて、指示情報In1の示す航行ルートに従って自船が航行するように舵の操作を自動的に行う。
レーダ装置14は、図示しないレーダアンテナを介して電波を送受信することにより、自船の周囲に位置する他船などの物標の様子を示すレーダ映像を生成し、生成したレーダ映像を示す映像情報を航行ルート生成装置10ヘ送信する。航行ルート生成装置10は、レーダ装置14から映像情報を受信し、受信した映像情報に基づいて、たとえば、モニタ部22において表示される海図上に、自船の周囲に位置する物標の位置をプロットして表示する。
なお、航行ルート生成システム201は、自動操舵装置11、GPS受信機12、方位センサ13およびレーダ装置14に加えて、さらに、他船を自動識別するAIS(Automatic Identification System)、魚群探知機、および端末装置などの装置を備えてもよい。また、航行ルート生成システム201は、自動操舵装置11、GPS受信機12、方位センサ13およびレーダ装置14の全てを備える構成に限定されず、これらの装置のうちの一部を備える構成であってもよい。
(航行ルート生成装置)
航行ルート生成装置10は、受付部21と、モニタ部22と、情報処理部24とを含む。情報処理部24は、ルート生成部31と、判定部32と、表示処理部33と、記憶部34と、演算部35とを有する。
ここで、出港の際および帰港の際において、ハーバごとに特定のルートの運航が要求されることがある。以下、自船の出港元であるハーバを「ホームハーバHB」と称し、ホームハーバHBからの出港の際またはホームハーバHBへの帰港の際に経由する、ホームハーバHBを含む特定のルートを、以下「ホームルートHR」と称する。
ユーザは、航行ルート生成装置10に対して予めホームルートHRの設定を行うことができる。航行ルート生成装置10は、ユーザにより設定されたホームルートHRを用いて、航行ルートの生成を行う。
なお、ホームルートHRは、ホームハーバHBを含まないルートでもよく、たとえば、ホームハーバHBから所定範囲内に位置する地点を含む特定のルートであればよい。
(a)ホームルートの設定
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成装置に設定されるホームルートを説明するための図である。図2は、ホームルートHRの設定後の画面を示している。
図1および図2を参照して、受付部21は、ホームルートHRの設定を受け付ける。すなわち、受付部21は、ユーザによるホームルートHRの設定画面の表示指示を受け付け、ユーザによる指示内容を示す指示情報を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における表示処理部33は、受付部21からホームルートHRの設定画面の表示を指示するための指示情報In2を受けると、指示情報In2に従って、ホームルートHRの設定画面をモニタ部22に表示する処理を行う。
また、表示処理部33は、ホームハーバHBの位置を示す位置情報が記憶部34に保存されているか否かを確認する。そして、表示処理部33は、ホームハーバHBの位置情報が記憶部34に保存されていない場合、ホームハーバHBの位置の設定をユーザに促すための画面として、たとえば自船の現在位置から所定範囲内の領域を示す海図をモニタ部22に表示する処理を行う。
受付部21は、モニタ部22に表示されている海図においてホームハーバHBの位置を指定する操作がユーザにより行われると、ユーザにより指定されたホームハーバHBの位置を示す位置情報を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における表示処理部33は、受付部21から受けたホームハーバHBの位置情報を記憶部34に保存する。
なお、ユーザは、モニタ部22に表示されている海図においてホームハーバHBの位置を指定する代わりに、たとえば自船の現在位置をホームハーバHBの位置として設定することが可能である。
また、表示処理部33は、ホームルートHRに含まれる1または複数の変針点Pの各々の位置を示す位置情報が記憶部34に保存されているか否かを確認する。そして、表示処理部33は、変針点Pの位置情報が記憶部34に保存されていない場合、変針点Pの位置の設定をユーザに促すための画面として、たとえばモニタ部22にホームハーバHBの位置を含む海図を表示する処理を行う。
受付部21は、モニタ部22に表示されている海図において1または複数の変針点Pの各々の位置を指定する操作がユーザにより行われると、ユーザにより指定された1または複数の変針点Pの各々の位置を示す位置情報を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における表示処理部33は、受付部21から受けた変針点Pの位置情報を記憶部34に保存する。
ルート生成部31は、記憶部34に保存されている、ホームハーバHBの位置情報および変針点Pの位置情報に基づいて、ホームルートHRを生成する。具体的には、ルート生成部31は、図2に示すように、ホームハーバHBおよび各変針点Pを結ぶホームルートHRを生成し、生成したホームルートHRを示すホームルート情報を記憶部34に保存する。
なお、ユーザは、上記のようにホームハーバHBを設定する方法に限らず、たとえば、複数の変針点Pの各々の位置を設定し、設定した複数の変針点Pのうちのいずれか1つの変針点Pの位置を、ホームハーバHBの位置として航行ルート生成装置10に対して指定してもよい。
また、ユーザは、自船が過去に経由した1または複数のルートの中から、ホームルートHRとして登録するルートを選択してもよい。
たとえば、ルート生成部31は、GPS受信機12から受信した自船の位置情報に基づいて、自船の経由した航行ルートである航跡ルートを生成し、生成した航跡ルートを記憶部34に保存する。表示処理部33は、ユーザによるホームルートHRの設定画面の表示を指示するための指示情報In2を受付部21経由で受けると、記憶部34に保存されている1または複数の航跡ルートをモニタ部22に表示する処理を行う。
受付部21は、モニタ部22に表示された1または複数の航跡ルートのうちのいずれか1つを指定する操作がユーザにより行われると、ユーザにより指定された航跡ルートを示す情報をルート生成部31へ出力する。そして、ルート生成部31は、受付部21から受けた情報の示す航跡ルートを、ホームルートHRとして記憶部34に保存する。
また、ユーザは、ホームルートHRに加えて、さらに、ホームハーバHB以外の地点に到達する際に経由する特定のルート(以下、「ローカルルート」と称する。)を航行ルート生成装置10に対して予め設定することができる。
(b)ホームルートの設定変更
受付部21は、ホームルートHRの設定変更を受け付け可能である。たとえば、受付部21は、設定されたホームルートHRの削除を指示する操作がユーザにより行われた場合、ユーザによる指示内容を示す指示情報In3を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における表示処理部33は、受付部21からホームルートHRの削除を指示するための指示情報In3を受けると、ホームルートHRの削除の実行を許可してもよいかを念のためユーザに確認するための確認画面をモニタ部22に表示する処理を行う。
そして、受付部21は、ユーザからホームルートHRの削除の実行を許可する指示の入力を受け付けると、ユーザによる指示内容を示す指示情報In4を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における表示処理部33は、受付部21から受けたホームルートHRの削除の実行を許可するための指示情報In4に従って、記憶部34に保存されているホームルート情報を削除する。
なお、このとき、ホームハーバHBの位置情報は記憶部34に保存されている状態である。このため、ルート生成部31は、たとえばユーザが1または複数の変針点Pの位置を新たに設定した場合、ホームルートHRを生成することが可能である。
また、ルート生成部31は、変針点Pの位置が新たに設定されていない場合、たとえばホームハーバHBの位置そのものをホームルートHRとして記憶部34に登録してもよい。
また、受付部21は、ホームハーバHBの位置の設定変更を受け付け可能である。たとえば、受付部21は、設定されたホームハーバHBの位置の削除を指示する操作がユーザにより行われた場合、ユーザによる指示内容を示す指示情報In5を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における表示処理部33は、受付部21からホームハーバHBの位置の削除を指示するための指示情報In5を受けると、ホームハーバHBの位置の削除の実行を許可してもよいかを念のためユーザに確認するための確認画面をモニタ部22に表示する処理を行う。
そして、受付部21は、ユーザからホームハーバHBの位置の削除の実行を許可する指示の入力を受け付けると、ユーザによる指示内容を示す指示情報In6を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における表示処理部33は、受付部21から受けたホームハーバHBの位置の削除の実行を許可するための指示情報In6に従って、記憶部34に保存されているホームハーバHBの位置情報を削除する。
(c)出港ルートの作成
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成装置により生成される航行ルートを説明するための図である。
図1および図3を参照して、たとえば、ユーザが、自船の出港の際、モニタ部22に表示される海図に含まれる任意の地点を目的地Dとして指定する操作を行ったとする。この場合、受付部21は、ユーザにより指定された目的地Dの位置を示す位置情報を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24におけるルート生成部31は、記憶部34に保存されているホームルート情報を参照し、受付部21から受けた目的地Dの位置情報に基づいて、ホームルートHR上に存在する位置から目的地Dまでの航行ルートを生成する。
具体的には、記憶部34には、海図を示す海図情報、および自船に関する設定情報などが保存されている。海図情報には、各地点の、海岸からの距離および深度などが含まれている。設定情報には、自船の大きさなどが含まれている。
ルート生成部31は、たとえば、GPS受信機12から受信した自船の位置情報、方位センサ13から受信した船首方位情報、ならびに記憶部34に保存されている海図情報および設定情報に基づいて、航行ルートを生成する。
ルート生成部31は、図3に示すように、記憶部34に保存されているホームルート情報の示すホームルートHRに含まれる変針点Pであって、ホームルートHRにおいてホームハーバHBと反対側の端に位置する変針点Px(以下、単に「ホームルートHRの端部Px」と称する。)から目的地Dまでの航行ルートを生成する。このように生成される航行ルートを、「オートルートAR1」と称する。
また、ルート生成部31は、ホームルートHRと、生成したオートルートAR1とを結合することにより結合ルートを生成し、生成した結合ルートを示すルート情報を表示処理部33および演算部35へ出力する。
ルート生成部31は、ホームルートHRの端部Pxから目的地DまでのオートルートAR1を生成する代わりに、ホームハーバHBから目的地DまでのオートルートAR2を生成することも可能である。
より詳細には、ルート生成部31は、図1に示す判定部32による航行ルートに関する判定結果に応じて、ホームルートHRの端部Pxから目的地DまでのオートルートAR1、およびホームハーバHBから目的地DまでのオートルートAR2のいずれか一方を生成する。
具体的には、判定部32は、第1の条件、第2の条件および第3の条件が満たされるか否かをそれぞれ判定する3条件判定処理を行う。
すなわち、判定部32は、記憶部34にホームルート情報が保存されているか否かを確認し、記憶部34にホームルート情報が保存されている場合、第1の条件が満たされていると判定する。
また、判定部32は、ホームルートHRとオートルートAR1との結合が「有効」に設定されているか否かを確認する。より詳細には、ユーザは、航行ルート生成装置10に対して、ホームルートHRとオートルートAR1との結合の「有効」または「無効」を予め設定しておくことができる。結合の「有効」または「無効」を示す情報は、記憶部34に保存される。判定部32は、記憶部34に保存されている当該情報を確認し、ホームルートHRとオートルートAR1との結合が「有効」に設定されている場合、第2の条件が満たされていると判定する。
また、判定部32は、自船の現在位置が所定条件を満たすか否かを判定する。より詳細には、判定部32は、たとえばGPS受信機12から受信した自船の位置情報、および記憶部34に保存されているホームルート情報に基づいて、自船の現在位置とホームルートHRとの距離が閾値Th1以下であるか否かを確認する。
具体的には、判定部32は、たとえば図2に示す地点A1に自船が位置し、地点A1とホームルートHRとの距離L1が閾値Th1以下である場合、第3の条件が満たされていると判定する。また、判定部32は、たとえば図2に示す地点A2に自船が位置し、地点A2とホームルートHRとの距離L2が閾値Th1より大きい場合、第3の条件が満たされていないと判定する。
判定部32は、第1の条件、第2の条件および第3の条件が全て満たされていると判定した場合、全ての条件が満たされている旨の判定結果R1をルート生成部31へ出力する。
ルート生成部31は、判定結果R1を判定部32から受けると、図3に示すように、ホームルートHRの端部Pxから目的地DまでのオートルートAR1を生成する。そして、ルート生成部31は、上述のとおり、ホームルートHRと、生成したオートルートAR1とを結合した結合ルートを示すルート情報を表示処理部33および演算部35へ出力する。
また、判定部32は、第1の条件、第2の条件および第3の条件のうちの少なくともいずれか1つの条件が満たされていないと判定した場合、少なくともいずれか1つの条件が満たされていない旨の判定結果R2をルート生成部31へ出力する。
ルート生成部31は、判定結果R2を判定部32から受けると、ホームハーバHBまたは現在位置から目的地DまでのオートルートAR2を生成し、生成したオートルートAR2を示すルート情報を表示処理部33および演算部35へ出力する。
再び図1を参照して、演算部35は、たとえば、ルート生成部31から受けたルート情報および記憶部34に保存されている設定情報などに基づいて、オートルートAR1またはオートルートAR2を航行する際に推奨される船速Sp1を算出し、算出した船速Sp1を示す船速情報を表示処理部33へ出力する。
表示処理部33は、ルート生成部31から受けたルート情報の示す航行ルートをモニタ部22に表示する処理を行う。たとえば、表示処理部33は、海図に、自船の現在位置および航行ルートを重畳した画面をモニタ部22に表示する処理を行う。
また、表示処理部33は、ホームルートHRおよびオートルートAR1を、互いに異なる表示態様で表示する。たとえば、表示処理部33は、ホームルートHRおよびオートルートAR1を、互いに異なる色で表示したり、ホームルートHRおよびオートルートAR1の一方を実線で表示し、他方を点線で表示したりする。なお、表示処理部33は、ホームルートHRとオートルートAR1とを、同じ表示態様で表示してもよい。
また、表示処理部33は、たとえば、演算部35から受けた船速情報の示す船速Sp1など、航行ルート固有の情報を表示する処理を行う。なお、表示処理部33は、演算部35により算出されたオートルートAR1またはオートルートAR2の航行時における船速Sp1に加えて、さらに、たとえばユーザにより設定されたホームルートHRの航行時における船速Sp2を、モニタ部22に表示する処理を行ってもよい。
また、ユーザが、ルート生成部31により生成された航行ルートの非表示を指示する操作を行ったとする。この場合、受付部21は、ユーザによる指示内容を示す指示情報In7を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における表示処理部33は、受付部21から受けた、航行ルートの非表示を指示するための指示情報In7に基づいて、たとえば、モニタ部22に表示されていた航行ルートがアイコンに格納される様子を表示し、航行ルートの代わりに当該アイコンを表示する処理を行う。
そして、表示処理部33は、たとえば、ユーザが当該アイコンを選択する操作を行うと、当該アイコンの代わりに航行ルートをモニタ部22に表示する処理を行う。
なお、ユーザは、上述の1または複数のローカルルートが航行ルート生成装置10に設定されている場合、モニタ部22に表示されている海図に含まれる任意の地点を目的地Dとして指定する代わりに、1または複数のローカルルートのうちのいずれか1つを選択する操作を受付部21に対して行ってもよい。
この場合、ルート生成部31は、たとえば、ホームルートHRの端部Pxと、ユーザにより選択されたローカルルートに含まれる複数の変針点PのうちのホームルートHRに最も近い変針点Pとの間のオートルートAR1を生成する。そして、ルート生成部31は、ホームルートHR、生成したオートルートAR1、および当該ローカルルートを結合した結合ルートを生成する。
また、オートルートAR1は、ホームルートHRの端部Pxと目的地Dとの間のルートに限定されず、たとえば、ホームルートHRにおける端部Px以外の点であって当該端部Pxから所定範囲内に位置するホームルートHR上の地点と目的地Dとの間のルートであってもよい。また、ホームルートHRの一部と、オートルートAR1の一部とが重なってもよい。
また、ルート生成部31は、自船が出港の際にホームルートHR上に位置していない場合、自船の現在位置と、当該現在位置に最も近いホームルートHR上の変針点P以外の地点、または当該現在位置に最も近い変針点Pとを結ぶルートを、航行ルートの一部として生成してもよい。
(d)帰港ルートの作成
ユーザが、自船の帰港の際、帰港ルートの生成を指示する操作を行ったとする。この場合、受付部21は、ユーザによる指示内容を示す指示情報In8を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における判定部32は、受付部21から帰港ルートの生成を指示するための指示情報In8を受けると、上述した3条件判定処理を行い、判定結果をルート生成部31へ出力する。
なお、判定部32は、指示情報In8を受けた場合、3条件判定処理を行う代わりに、上述した第1の条件および第2の条件が満たされるか否かをそれぞれ判定する2条件判定処理を行う構成であってもよい。
この場合、判定部32は、第1の条件および第2の条件が満たされていると判定した場合、第1の条件および第2の条件が満たされている旨の判定結果R3をルート生成部31へ出力する。また、判定部32は、第1の条件および第2の条件の少なくともいずれか一方が満たされていないと判定した場合、第1の条件および第2の条件の少なくともいずれか一方が満たされていない旨の判定結果R4をルート生成部31へ出力する。
ルート生成部31は、第1の条件、第2の条件および第3の条件の3条件が満たされている旨の判定結果R1、または第1の条件および第2の条件の2条件が満たされている旨の判定結果R3を判定部32から受けると、たとえば、GPS受信機12から受信した自船の位置情報、および記憶部34に保存されているホームルート情報に基づいて、自船の現在位置からホームルートHRの端部PxまでのオートルートAR1を生成する。そして、ルート生成部31は、生成したオートルートAR1とホームルートHRとを結合した結合ルートを生成し、生成した結合ルートを示すルート情報を表示処理部33へ出力する。
また、ルート生成部31は、3条件のうちの少なくともいずれか1つの条件が満たされていない旨の判定結果R2、または2条件の少なくともいずれか一方が満たされていない旨の判定結果R4を判定部32から受けると、たとえば、GPS受信機12から受信した自船の位置情報、および記憶部34に保存されているホームハーバHBの位置情報に基づいて、自船の現在位置からホームハーバHBまでのオートルートAR2を生成する。そして、ルート生成部31は、生成したオートルートAR2を示すルート情報を表示処理部33へ出力する。
表示処理部33は、ルート生成部31から受けたルート情報の示す航行ルートをモニタ部22に表示する処理を行う。また、表示処理部33は、上述のとおり、オートルートAR1またはオートルートAR2の航行時における船速Sp1をモニタ部22に表示する処理を行うなど、航行ルート固有の情報を表示する処理を行う。
また、ルート生成部31は、自船の現在位置とホームルートHRの端部Pxとの距離を算出し、当該距離が閾値Th2以上であるか否かの判定を定期的または不定期に行うことにより、自船がホームルートHRに近接したことを検出する。
そして、ルート生成部31は、自船がホームルートHRに近接したことを検出した場合、検出結果を表示処理部33へ出力する。表示処理部33は、自船がホームルートHRに近接した旨の検出結果をルート生成部31から受けると、たとえば、ポップアップにより自船がホームルートに近接したことをモニタ部22に表示したり、自船を表示するアイコンの色を変えてモニタ部22に表示したりするなど、所定の通知を行う。
なお、航行ルート生成装置10は、受付部21、モニタ部22および情報処理部24を備える構成であるとしたが、このような構成に限定されない。航行ルート生成装置10は、受付部21およびルート生成部31を備える最小構成により、より適切な航行ルートを生成するという目的を達成することが可能である。
[動作の流れ]
航行ルート生成システム201における航行ルート生成装置10は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のフローチャートの各ステップの一部または全部を含む航行ルート生成プログラムを、たとえば記憶部34からそれぞれ読み出して実行する。航行ルート生成プログラムは、外部からインストールすることができる。また、航行ルート生成プログラムは、記録媒体に格納された状態で流通する。
(航行ルートの作成処理)
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成装置による出港ルートの作成処理の手順を示すフローチャートである。
図4を参照して、まず、受付部21は、ホームルートHRの設定を受け付ける。すなわち、受付部21は、ユーザにより入力されたホームハーバHBの位置を示す位置情報、およびユーザにより入力された1または複数の変針点Pの各々の位置を示す位置情報を情報処理部24へ出力する。情報処理部24における表示処理部33は、これらの位置情報を記憶部34に保存する(ステップS11)。
次に、判定部32は、自船が出港する際、ホームルートHRが設定されているか否か、すなわち記憶部34にホームルート情報が保存されているか否かを確認する(ステップS12)。
次に、判定部32は、ホームルートHRが設定されていることを確認すると(ステップS12において「YES」)、ホームルートHRとオートルートAR1との自動結合が「有効」に設定されているか否かを確認する(ステップS13)。
次に、判定部32は、ホームルートHRとオートルートAR1との自動結合が「有効」に設定されている場合(ステップS13において「YES」)、自船の現在位置とホームルートHRとの距離が閾値Th1以下であるか否かを確認する(ステップS14)。
次に、ルート生成部31は、自船の現在位置とホームルートHRとの距離が閾値Th1以下であると判定部32により判定された場合(ステップS14において「YES」)、ホームルートHRの端部Pxから目的地DまでのオートルートAR1を生成する(ステップS15)。
次に、ルート生成部31は、ホームルートHRと、生成したオートルートAR1とを結合した結合ルートを生成する(ステップS16)。
次に、表示処理部33は、ルート生成部31により生成された結合ルートを、航行ルートとしてモニタ部22に表示する処理を行う(ステップS17)。
一方、ルート生成部31は、ホームルートHRが登録されていないと判定部32により判定された場合(ステップS12において「NO」)、ホームルートHRとオートルートAR1との結合が「無効」に設定されていると判定部32により判定された場合(ステップS13において「NO」)、または自船の現在位置とホームルートHRとの距離が閾値Th1より大きいと判定部32により判定された場合(ステップS14において「NO」)、ホームハーバHBまたは現在位置から目的地DまでのオートルートAR2を生成する(ステップS18)。
そして、表示処理部33は、ルート生成部31により生成されたオートルートAR2を、航行ルートとしてモニタ部22に表示する処理を行う(ステップS17)。
なお、自船が帰港する際においても、同様の処理が行われる。この場合、ルート生成部31は、ステップS15において、自船の現在位置からホームルートHRの端部PxまでのオートルートAR1を生成する。また、ルート生成部31は、ステップS18において、自船の現在位置からホームハーバHBまでのオートルートAR2を生成する。
また、自船が帰港する際は、判定部32は、上述のとおり、3条件判定処理を行う代わりに、2条件判定処理を行ってもよい。すなわち、判定部32は、自船の現在位置とホームルートHRとの距離が閾値Th1以下であるか否かの確認(ステップS14)を行わなくてもよい。
(ホームルートに近接したか否かの判定処理)
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成装置によるホームルートに近接したか否かの判定処理の手順を示すフローチャートである。ホームルートに近接したか否かの判定処理は、たとえば、自船の帰港時において、図4に示す航行ルートの作成処理により作成された航行ルートに従った自船の航行開始後に行われる。
と並行して行われる。
図5を参照して、まず、ルート生成部31は、自船が帰港する際、自船の現在位置とホームルートHRの端部Pxとの距離を算出し、当該距離が閾値Th2以上であるか否かを判定する(ステップS21)。
次に、ルート生成部31は、自船の現在位置とホームルートHRの端部Pxとの距離が閾値Th2以上である場合(ステップS21において「YES」)、所定時間待機し(ステップS22)、ステップS21の判定処理を再び行う。
一方、ルート生成部31は、自船の現在位置とホームルートHRの端部Pxとの距離が閾値Th2未満である場合(ステップS21において「NO」)、自船がホームルートHRに近接したと判定し、判定結果を表示処理部33へ出力する(ステップS23)。
次に、表示処理部33は、ルート生成部31から受けた判定結果に基づいて、自船がホームルートHRに近接した旨の通知画面をモニタ部22に表示する処理を行う(ステップS24)。
ところで、船が停泊するためのハーバは、船への乗降および船の停泊が良好に行われるために、陸地に入り込んだ地形を有する場所または防波堤などの構造物が設けられた場所に位置することが多い。このため、出港の際および帰港の際において、ハーバごとに特定のルートの運航が要求されることがあり、より適切な航行ルートを生成することのできる技術が求められている。
これに対して、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成装置10では、受付部21は、自船の出港元であるホームハーバHBからの出港の際、またはホームハーバHBへの帰港の際に経由するルートであるホームルートHRの設定を受け付ける。ルート生成部31は、自船の目的地または現在位置と、受付部21により受け付けられたホームルートHR上に存在する位置との間のオートルートAR1を生成する。
このように、自船の目的地Dまたは現在位置とホームルートHR上に存在する位置との間のオートルートAR1を生成する構成により、たとえばホームハーバHBごとに要求される特定のルートを経由する適切な航行ルートを確立することができる。したがって、より適切な航行ルートを生成することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成装置10では、受付部21は、ホームルートHRの設定変更を受け付け可能である。
このような構成により、ホームルートHRが各種事情により変更された場合であっても、ホームルートHRの設定変更を受け付けてユーザの利便性を高めることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成装置10では、表示処理部33は、ルート生成部31により生成されたオートルートAR1およびホームルートHRを互いに異なる態様で表示する処理を行う。
このような構成により、表示された画面を確認することで、オートルートAR1とホームルートHRとを視覚的に容易に判別することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成装置10では、ルート生成部31は、自船の目的地Dまたは現在位置とホームハーバHBとの間のオートルートAR2を生成可能である。判定部32は、航行ルートに関する判定を行う。また、ルート生成部31は、判定部32による判定結果に応じて、自船の目的地Dまたは現在位置とホームルートHR上に存在する位置との間のオートルートAR1、および自船の目的地Dまたは現在位置とホームハーバHBとの間のオートルートAR2のいずれか一方を生成する。
このような構成により、自船の目的地Dまたは現在位置とホームルートHR上に存在する位置との間のオートルートAR1を生成するための条件が満たされていない状況において、自船の目的地Dまたは現在位置とホームハーバHBとの間のオートルートAR2を生成することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成装置10では、判定部32は、自船の現在位置が所定条件を満たすか否かを判定する。
このような構成により、自船の現在位置に応じて、オートルートAR1およびオートルートAR2のうち、より適切な方のルートを生成することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成装置10では、表示処理部33は、自船の帰港の際において、自船の現在位置とホームルートHRとの距離が所定値以下である場合、所定の通知を行う。
このような構成により、ユーザは、自船がホームルートHRに近接したことを容易に把握することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成方法では、まず、受付部21が、自船の出港元であるホームハーバHBからの出港の際、またはホームハーバHBへの帰港の際に経由するルートであるホームルートHRの設定を受け付ける。次に、ルート生成部31が、自船の目的地Dまたは現在位置と、受け付けたホームルートHR上に存在する位置との間の航行ルートを生成する。
このように、自船の目的地Dまたは現在位置とホームルートHR上に存在する位置との間のオートルートAR1を生成する方法により、たとえばホームハーバHBごとに要求される特定のルートを経由する適切な航行ルートを確立することができる。したがって、より適切な航行ルートを生成することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
上述した本発明の第1の実施の形態に係る航行ルート生成装置10は、所定の条件が満たされる場合、自船の現在位置または目的地Dと、ユーザにより予め設定されたホームルートHRとの間のオートルートAR1を生成し、当該ホームルートHRと、生成したオートルートAR1とを結合した結合ルートを航行ルートとして生成する。
これに対して、本発明の第2の実施の形態に係る航行ルート生成装置10は、帰港通知装置として、航行ルートを生成し、生成した航行ルートに基づいて、自船の帰港先であるホームハーバHBへの帰港を開始する時刻(以下、「帰港開始時刻」と称する。)に基づく内容を通知する。
[構成および基本動作]
(到着予定時刻に関する設定)
再び図1を参照して、受付部21は、ホームハーバHBへの到着予定時刻に関する情報の設定を受け付ける。具体的には、受付部21は、ユーザによるホームハーバHBへの到着予定時刻に関する設定を指示する操作を受け付け、ユーザによる指示内容を示す指示情報In9を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における表示処理部33は、受付部21からホームハーバHBへの到着予定時刻に関する設定を指示するための指示情報In9を受けると、指示情報In9に従って、到着予定時刻に関する設定画面をモニタ部22に表示する処理を行う。
そして、受付部21は、ユーザによる到着予定時刻の入力操作を受け付け、入力された到着予定時刻を示す情報を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における表示処理部33は、受付部21から当該情報を受けると、当該情報の示す到着予定時刻を記憶部34に保存する。
また、受付部21は、ホームハーバHBへの到着予定時刻に関する情報として、日入り時刻および潮汐に関する時刻の入力を受け付けてもよい。また、受付部21は、帰港開始時刻の通知を行うタイミングに関する設定を受け付けてもよい。さらに、受付部21は、帰港開始時刻の通知の有無の設定を受け付けてもよい。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る航行ルート生成装置におけるモニタ部に表示される帰港に関する設定画面を示す図である。
図6を参照して、ユーザが、たとえばモニタ部22に表示されているホームボタンB1を選択する操作を行ったとする。この場合、受付部21は、ユーザによる操作内容を示す操作情報を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における表示処理部33は、受付部21から受けた操作情報に従って、たとえば「今から」ボタンB2および「時間指定」ボタンB3をモニタ部22に表示する処理を行う。
ユーザが、「今から」ボタンB2を選択する操作を行ったとする。この場合、判定部32は、上述の3条件判定処理または2条件判定処理を行う。また、ルート生成部31は、判定部32による判定結果に基づいて、航行ルートの生成を行う。
また、ユーザが、「時間指定」ボタンB3を選択する操作を行ったとする。この場合、表示処理部33は、帰港開始時刻の設定画面をモニタ部22に表示する処理を行う。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る航行ルート生成装置におけるモニタ部に表示される帰港開始時刻の設定画面を示す図である。
図7を参照して、具体的には、表示処理部33は、ユーザが「2016年10月24日のPM12時02分」を到着予定時刻として航行ルート生成装置10に入力した場合、入力された到着予定時刻をモニタ部22に表示する処理を行う。また、表示処理部33は、入力された到着予定時刻を記憶部34に保存する。
また、ユーザが、帰港開始時刻の15分前および5分前に帰港開始時刻の通知が行われる旨を指示する操作を受付部21に対して行ったとする。この場合、受付部21は、ユーザによる指示内容を示す指示情報In10を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における表示処理部33は、受付部21から受けた、帰港開始時刻の通知を行うタイミングを指示するための指示情報In10に基づいて、通知を行うタイミングが帰港開始時刻の「15分前」および「5分前」であることをモニタ部22に表示する処理を行う。
また、表示処理部33は、通知を行うタイミングが帰港開始時刻の「15分前」および「5分前」であることを示す情報を、記憶部34に保存する。
また、ユーザが、たとえば、日入り時刻、満潮の時刻、干潮の時刻、およびオートルートAR1の航行時における船速Sp1を入力する操作を行ったとする。この場合、受付部21は、ユーザによる操作内容を示す操作情報を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における表示処理部33は、受付部21から受けた操作情報に基づいて、日入り時刻、満潮の時刻、干潮の時刻および船速Sp1をモニタ部22に表示する処理を行う。
また、表示処理部33は、ユーザにより設定された日入り時刻、満潮の時刻、干潮の時刻および船速Sp1を示す情報を、記憶部34に保存する。
なお、記憶部34に保存される日入り時刻、満潮の時刻および干潮の時刻は、ユーザにより設定される態様に限らない。日入り時刻、満潮の時刻および干潮の時刻のうちの少なくともいずれか1つは、記憶34に予め保存されていたり、情報処理部24において算出されたり、インターネット等から取得されたりしてもよい。
(帰港開始の通知)
再び図1を参照して、受付部21は、ユーザによる帰港ルートの生成の指示を受け付けると、ユーザによる指示内容を示す指示情報In8を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における判定部32は、受付部21から帰港ルートの生成を指示するための指示情報In8を受けると、上述の3条件判定処理または2条件判定処理を行い、判定結果をルート生成部31へ出力する。
ルート生成部31は、3条件が満たされている旨の判定結果R1、または2条件が満たされている旨の判定結果R3を判定部32から受けると、自船の現在位置からホームルートHRの端部PxまでのオートルートAR1を生成する。そして、ルート生成部31は、生成したオートルートAR1とホームルートHRとを結合した結合ルートを生成し、生成した結合ルートを示すルート情報を表示処理部33および演算部35へ出力する。
また、ルート生成部31は、3条件のうちの少なくともいずれか1つの条件が満たされていない旨の判定結果R2、または2条件の少なくともいずれか一方が満たされていない旨の判定結果R4を判定部32から受けると、自船の現在位置からホームハーバHBまでのオートルートAR2を生成し、生成したオートルートAR2を示すルート情報を表示処理部33および演算部35へ出力する。
ルート生成部31は、航行ルートを定期的または不定期に更新し、更新後の航行ルートを示すルート情報を表示処理部33および演算部35へ出力する。
なお、ルート生成部31は、本発明の第1の実施形態に係るルート生成部31のような、自船の現在位置からホームルートHRの端部PxまでのオートルートAR1を生成する機能を有さなくてもよい。
演算部35は、ルート生成部31からルート情報を受けた場合、当該ルート情報および記憶部34に保存されている船速Sp1を示す船速情報に基づいて、自船の現在位置からホームハーバHBへの所要時間を逐次算出する。より詳細には、演算部35は、ルート情報の示す結合ルートに含まれるオートルートAR1およびホームルートHRの各々の長さ、オートルートAR1を航行する際の船速Sp1、ならびにホームルートHRを航行する際の船速Sp2に基づいて、自船の現在位置からホームハーバHBへの所要時間を逐次算出する。
また、演算部35は、算出した所要時間に基づいて、たとえば現在時刻において帰港を開始したと仮定した場合における、ホームハーバHBへの推定到着時刻を算出する。
また、演算部35は、算出したホームハーバHBへの推定到着時刻、およびユーザにより設定された到着予定時刻に基づいて、帰港開始時刻を算出する。たとえば、演算部35は、算出した推定到着時刻と、ユーザにより設定された到着予定時刻との差が1時間である場合、現在時刻の1時間後の時刻を帰港開始時刻として算出する。
また、演算部35は、算出した帰港開始時刻、および記憶部34に保存されている通知を行うタイミングを示す情報に基づいて、帰港開始時刻の通知時刻を算出する。そして、演算部35は、算出した通知時刻において、帰港開始時刻の通知の指示を表示処理部33へ出力する。
また、演算部35は、更新後の航行ルートを示すルート情報をルート生成部31から新たに受けた場合、当該ルート情報に基づいて、自船の現在位置からホームハーバHBへの所要時間を新たに算出する。そして、演算部35は、新たに算出した所要時間および到着予定時刻に基づいて、帰港開始時刻および帰港開始時刻の通知時刻を新たに算出する。
なお、演算部35は、帰港開始時刻および帰港開始時刻の通知時刻に加えて、さらに、オートルートAR1を航行する際の船速Sp1を新たに算出してもよい。
表示処理部33は、帰港開始時刻の通知を行う指示を受けると、当該指示に従って、モニタ部22に帰港開始時刻に基づく内容の通知を行う。上述のとおり、所要時間、帰港開始時刻および帰港開始時刻の通知時刻は、繰り返し更新される。このため、表示処理部33は、自船の移動による航行ルートの変化を考慮した、適切な帰港開始時刻の通知を行うことができる。すなわち、航行ルートの生成および所要時間等の算出が繰り返し行われることにより、自船が移動しても、帰港開始時刻などの適切な通知を行うことができる。
図8は、本発明の第2の実施の形態に係るモニタ部に表示される帰港開始時刻の通知画面を示す図である。
図8を参照して、表示処理部33は、帰港開始時刻の通知を、帰港開始時刻よりも前に行ってもよい。たとえば、表示処理部33は、帰港開始時刻の15分前において、現在時刻が帰港開始時刻の15分前であること、算出した到着予測時刻、ユーザにより入力された、日入り時刻、潮汐に関する時刻および船速Sp1、「OK」ボタンB4、ならびに「帰る」ボタンB5を、モニタ部22に表示する処理を行う。
このように、日入り時刻、潮汐に関する時刻および船速Sp1がモニタ部22に表示されることにより、ユーザは、これらの時刻および船速Sp1を把握したうえで帰港を開始するか否かを決定することができる。
受付部21は、モニタ部22に表示されている「帰る」ボタンB5を選択する操作がユーザにより行われると、ユーザによる操作内容を示す操作情報を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における表示処理部33は、受付部21から操作情報を受けると、ルート生成部31により生成された航行ルートをモニタ部22に表示する処理を行う。
また、受付部21は、モニタ部22に表示されている「OK」ボタンB4を選択する操作がユーザにより行われると、ユーザによる操作内容を示す操作情報を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における表示処理部33は、受付部21から操作情報を受けると、モニタ部22に表示された通知画面を消去する処理を行う。そして、表示処理部33は、たとえば、帰港開始時刻の5分前において、帰港開始時刻の通知画面を再びモニタ部22に表示する処理を行う。
なお、モニタ部22に表示される帰港開始時刻の通知画面は、帰港開始時刻が含まれる画面に限らず、たとえば、帰港開始時刻が近い旨のメッセージを表示する画面であってもよい。また、表示処理部33は、帰港開始時刻の通知画面を、自船に搭載された図示しない端末装置に表示する処理を行ってもよい。
また、表示処理部33は、帰港開始時刻の通知画面に、船速Sp1そのものを表示する代わりに、船速Sp1に応じたレベルなど、船速Sp1を認識可能な内容を表示する処理を行ってもよい。
また、演算部35は、算出した所要時間、およびユーザにより設定された到着予定時刻に基づいて、自船が到着予定時刻までに帰港可能か否かを判定し、判定結果を表示処理部33へ出力する。
表示処理部33は、自船が到着予定時刻までに帰港できない旨の判定結果を演算部35から受けた場合、当該判定結果に基づく内容の通知、すなわち、自船が到着予定時刻までに帰港できない旨をモニタ部22に表示する処理を行う。
また、演算部35は、自船が到着予定時刻までに帰港できないと判定した場合、たとえば、自船が到着予定時刻までに帰港できる場合に推奨される船速よりも速い船速を、推奨される船速Sp1として算出してもよい。
なお、航行ルート生成装置10は、受付部21、モニタ部22および情報処理部24を備える構成であるとしたが、このような構成に限定されない。航行ルート生成装置10は、受付部21、ルート生成部31、演算部35および表示処理部33を備える最小構成により、帰港時刻に関するより適切な通知を行うという目的を達成することが可能である。
また、航行ルート生成装置10は、演算部35がホームハーバHBへの所要時間および自船の帰港開始時刻を逐次算出する構成であればよく、ルート生成部31が航行ルートの更新を行う構成に限定されない。
[動作の流れ]
航行ルート生成システム201における航行ルート生成装置10は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のフローチャートの各ステップの一部または全部を含む帰港通知プログラムを、たとえば記憶部34からそれぞれ読み出して実行する。帰港通知プログラムは、外部からインストールすることができる。また、帰港通知プログラムは、記録媒体に格納された状態で流通する。
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る航行ルート生成装置による帰港開始時刻の通知処理の手順を示すフローチャートである。
図9を参照して、まず、受付部21は、たとえばユーザが帰港に関する設定画面において到着予定時刻に関する設定を指示する操作を行うと、ユーザによる指示内容を示す指示情報In9を情報処理部24へ出力する。
情報処理部24における演算部35は、受付部21から到着予定時刻に関する設定を指示するための指示情報In9を受けると、ホームハーバHBの位置が登録されているか否かを確認する(ステップS31)。
そして、演算部35は、ホームハーバHBの位置が登録されていない場合(ステップS31において「NO」)、自船の現在位置からホームハーバHBまでの所要時間を算出することができず、帰港開始時刻の通知処理を終了する。
一方、演算部35は、ホームハーバHBの位置が登録されている場合(ステップS31において「YES」)、ホームハーバHBの位置が登録されている旨を受付部21に通知する。受付部21は、ユーザによる到着予定時刻の設定を受け付け、当該到着予定時刻を示す情報を記憶部34に保存する(ステップS32)。
なお、到着予定時刻の設定の受け付けは、ホームハーバHBの位置が登録されているか否かの判定(ステップS31)よりも前に行われてもよい。
次に、ルート生成部31は、自船の現在位置から、記憶部34に保存されているホームルート情報に基づくホームルートHRの端部PxまでのオートルートAR1を生成する。そして、ルート生成部31は、当該オートルートAR1とホームルートHRとを結合した結合ルートを、航行ルートとして生成する(ステップS33)。なお、ルート生成部31は、定期的または不定期に航行ルートの更新を行う。
次に、演算部35は、ルート生成部31により生成された航行ルート、および記憶部34に保存されている船速情報に基づいて、自船の現在位置からホームハーバHBへの所要時間を算出する(ステップS34)。
次に、演算部35は、算出した所要時間に基づいて、たとえば現在時刻において帰港を開始したと仮定した場合の、ホームハーバHBへの推定到着時刻を算出する(ステップS35)。
次に、演算部35は、算出したホームハーバHBへの推定到着時刻、およびユーザにより設定された到着予定時刻に基づいて、帰港開始時刻を算出する(ステップS36)。
次に、演算部35は、算出した帰港開始時刻、およびユーザにより設定された、通知を行うタイミングに基づいて、帰港開始時刻の通知時刻を算出する(ステップS37)。
次に、演算部35は、通知時刻が到来したか否かを確認する(ステップS38)。
そして、演算部35は、通知時刻が到来していない場合(ステップS38において「NO」)、所定時間待機し(ステップS39)、ルート生成部31により航行ルートが更新されると(ステップS33)、ルート生成部31により更新された航行ルートに基づいて、自船の現在位置からホームハーバHBへの所要時間を新たに算出し(ステップS34)、ステップS35以降の処理を行う。
一方、演算部35は、通知時刻が到来した場合(ステップS38において「YES」)、現在時刻が到着予定時刻よりも前であるか否かを確認する(ステップS40)。
そして、演算部35は、現在時刻が到着予定時刻よりも前である場合(ステップS40において「YES」)、帰港開始時刻の通知の指示を表示処理部33へ出力する。そして、表示処理部33は、演算部35から帰港開始時刻の通知の指示を受けると、当該指示に従って、モニタ部22に帰港開始時刻を表示する処理を行う(ステップS41)。
一方、演算部35は、現在時刻が到着予定時刻以降の時刻である場合(ステップS40において「NO」)、自船が到着予定時刻までに帰港できないと判定し、判定結果を表示処理部33へ出力する。そして、表示処理部33は、自船が到着予定時刻までに帰港できない旨の判定結果を演算部35から受けた場合、たとえば自船が到着予定時刻までに帰港できない旨を、モニタ部22に表示する処理を行う(ステップS42)。
その他の構成および動作は、上述した第1の実施の形態に係る航行ルート生成システム201と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
上記のように、本発明の第2の実施の形態に係る航行ルート生成装置10では、受付部21は、自船の帰港先であるホームハーバHBへの到着予定時刻に関する情報の設定を受け付ける。ルート生成部31は、自船が帰港する際の航行ルートを生成する。演算部35は、ルート生成部31により生成された航行ルートに基づいて自船の現在位置からホームハーバHBへの所要時間を逐次算出し、算出した所要時間、および到着予定時刻に関する情報に基づいて自船の帰港開始時刻を逐次算出する。表示処理部33は、演算部35により算出された帰港開始時刻に基づく内容の通知を行う。
このような構成により、自船の移動により変化するホームハーバHBへの所要時間および帰港開始時刻をより正確に算出することができる。したがって、帰港時刻に関するより適切な通知を行うことができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る航行ルート生成装置10では、ルート生成部31は、航行ルートを更新する。また、演算部35は、ルート生成部31により更新された航行ルートに基づいて上記所要時間を新たに算出し、新たに算出した所要時間、および到着予定時刻に関する情報に基づいて帰港開始時刻を新たに算出する。また、表示処理部33は、演算部35により新たに算出された帰港開始時刻に基づく内容の通知を行う。
このような構成により、自船の移動により変化する帰港の際の航行ルートをより正確に把握することができるため、ホームハーバHBへの所要時間および帰港開始時刻をより一層正確に算出することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る航行ルート生成装置10では、受付部21は、さらに、ホームハーバHBからの出港の際またはホームハーバHBへの帰港の際に経由するルートであるホームルートHRの設定を受け付ける。ルート生成部31は、自船の目的地Dまたは現在位置と、受付部21により受け付けられたホームルートHR上に存在する位置との間のオートルートAR1を生成する。
このように、自船の目的地Dまたは現在位置とホームルートHR上に存在する位置との間のオートルートAR1を生成する構成により、たとえばホームハーバHBごとに要求される特定のルートを経由する適切な航行ルートを確立することができる。また、自船が実際に運航するルートに基づいた帰港開始時刻を算出することができるため、より正確な帰港開始時刻に関する通知を行うことができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る航行ルート生成装置10では、表示処理部33は、帰港開始時刻に基づく内容の通知を帰港開始時刻よりも前に行う。
このような構成により、帰港開始時刻を事前に把握することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る航行ルート生成装置10では、演算部35は、さらに、上記所要時間および到着予定時刻に関する情報に基づいて、自船が到着予定時刻までに帰港可能か否かを判定する。表示処理部33は、演算部35により自船が到着予定時刻までに帰港できないと判定された場合、所定の通知を行う。
このような構成により、到着予定時刻までに帰港できないことを事前に把握することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る航行ルート生成装置10では、演算部35は、さらに、上記所要時間および到着予定時刻に関する情報に基づいて、推奨される船速Sp1を算出する。表示処理部33は、演算部35により算出された船速Sp1に基づく内容の通知を行う。
このような構成により、たとえば到着予定時刻までに帰港可能な適切な船速での運航を行うことができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る帰港通知方法では、まず、受付部21が、自船の帰港先であるホームハーバHBへの到着予定時刻に関する情報の設定を受け付ける。次に、ルート生成部31が、自船が帰港する際の航行ルートを生成する。次に、演算部35が、ルート生成部31により生成された航行ルートに基づいて自船の現在位置からホームハーバHBへの所要時間を逐次算出し、算出した所要時間、および到着予定時刻に関する情報に基づいて自船の帰港開始時刻を逐次算出する。次に、表示処理部33が、演算部35により算出された帰港開始時刻に基づく内容の通知を行う。
このような方法により、自船の移動により変化するホームハーバHBへの所要時間および帰港開始時刻をより正確に算出することができる。したがって、帰港時刻に関するより適切な通知を行うことができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る帰港通知方法では、次に、ルート生成部31は、航行ルートを更新する。次に、演算部35は、ルート生成部31により更新された航行ルートに基づいて上記所要時間を新たに算出し、新たに算出した所要時間、および到着予定時刻に関する情報に基づいて帰港開始時刻を新たに算出する。次に、表示処理部33は、演算部35により新たに算出された帰港開始時刻に基づく内容の通知を行う。
このような方法により、自船の移動により変化する帰港の際の航行ルートをより正確に把握することができるため、ホームハーバHBへの所要時間および帰港開始時刻をより一層正確に算出することができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 航行ルート生成装置(帰港通知装置)
11 自動操舵装置
12 GPS受信機
13 方位センサ
14 レーダ装置
21 受付部
22 モニタ部
24 情報処理部
31 ルート生成部
32 判定部
33 表示処理部
34 記憶部
35 演算部

Claims (12)

  1. 船の出港元であるホームハーバからの出港の際、または前記ホームハーバへの帰港の際に経由するルートであるホームルートの設定を受け付ける受付部と、
    前記船の目的地または現在位置と、前記ホームルート上に存在する位置との間の航行ルートを生成するルート生成部と、
    を備える航行ルート生成装置。
  2. 前記受付部は、前記ホームルートの設定変更を受け付け可能である、請求項1に記載の航行ルート生成装置。
  3. 前記航行ルートおよび前記ホームルートを互いに異なる態様で表示する処理を行う表示処理部をさらに備える、請求項1または請求項2に記載の航行ルート生成装置。
  4. 航行ルートに関する判定を行う判定部をさらに備え、
    前記ルート生成部は、前記判定部による判定結果に応じて、前記船の目的地または現在位置と前記ホームルート上に存在する位置との間の航行ルート、および前記船の目的地または現在位置と前記ホームハーバとの間の航行ルートのいずれか一方を生成する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の航行ルート生成装置。
  5. 前記判定部は、前記船の現在位置が所定条件を満たすか否かを判定する、請求項4に記載の航行ルート生成装置。
  6. 前記船の帰港の際において、前記船の現在位置と前記ホームルートとの距離が所定値以下である場合、所定の通知を行う表示処理部をさらに備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の航行ルート生成装置。
  7. 前記受付部は、さらに、前記ホームハーバへの到着予定時刻に関する情報の設定を受け付け、
    前記航行ルート生成装置は、
    前記ルート生成部により生成された前記航行ルートに基づいて前記船の現在位置から前記ホームハーバへの所要時間を算出し、前記所要時間および前記到着予定時刻に関する情報に基づいて前記船の帰港開始時刻を算出する演算部と、
    前記帰港開始時刻に基づく内容の通知を行う表示処理部とをさらに備え、
    前記ルート生成部は、前記航行ルートを更新し、
    前記演算部は、前記ルート生成部により更新された前記航行ルートに基づいて前記所要時間を新たに算出し、新たに算出した前記所要時間、および前記到着予定時刻に関する情報に基づいて前記帰港開始時刻を新たに算出し、
    前記表示処理部は、前記演算部により新たに算出された前記帰港開始時刻に基づく内容の通知を行う、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の航行ルート生成装置。
  8. 前記表示処理部は、前記帰港開始時刻に基づく内容の通知を前記帰港開始時刻よりも前に行う、請求項7に記載の航行ルート生成装置。
  9. 前記演算部は、さらに、前記所要時間および前記到着予定時刻に関する情報に基づいて、前記船が前記到着予定時刻までに帰港可能か否かを判定し、
    前記表示処理部は、前記演算部により前記船が前記到着予定時刻までに帰港できないと判定された場合、所定の通知を行う、請求項7または請求項8に記載の航行ルート生成装置。
  10. 前記演算部は、さらに、前記所要時間および前記到着予定時刻に関する情報に基づいて、推奨される船速を算出し、
    前記表示処理部は、前記演算部により算出された前記船速に基づく内容の通知を行う、請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の航行ルート生成装置。
  11. 航行ルート生成装置における航行ルート生成方法であって、
    船の出港元であるホームハーバからの出港の際、または前記ホームハーバへの帰港の際に経由するルートであるホームルートの設定を受け付け、
    前記船の目的地または現在位置と、前記ホームルート上に存在する位置との間の航行ルートを生成する、航行ルート生成方法。
  12. 航行ルート生成装置において用いられる航行ルート生成プログラムであって、
    コンピュータを、
    船の出港元であるホームハーバからの出港の際、または前記ホームハーバへの帰港の際に経由するルートであるホームルートの設定を受け付ける受付部と、
    前記船の目的地または現在位置と、前記ホームルート上に存在する位置との間の航行ルートを生成するルート生成部、
    として機能させるための、航行ルート生成プログラム。
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