JP2019120224A - ポンプ用羽根車、ポンプ用ケーシング及びポンプ - Google Patents

ポンプ用羽根車、ポンプ用ケーシング及びポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2019120224A
JP2019120224A JP2018002013A JP2018002013A JP2019120224A JP 2019120224 A JP2019120224 A JP 2019120224A JP 2018002013 A JP2018002013 A JP 2018002013A JP 2018002013 A JP2018002013 A JP 2018002013A JP 2019120224 A JP2019120224 A JP 2019120224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
impeller
side plate
casing
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018002013A
Other languages
English (en)
Inventor
昌幸 永井
Masayuki Nagai
昌幸 永井
和也 平本
Kazuya Hiramoto
和也 平本
美帆 磯野
Miho Isono
美帆 磯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP2018002013A priority Critical patent/JP2019120224A/ja
Publication of JP2019120224A publication Critical patent/JP2019120224A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】羽根車の側板とポンプケーシングとの間の隙間に起因する圧力漏れを最小限にし、これにより、ポンプ性能を改善することができる、ポンプ用羽根車を提供する。【解決手段】ポンプ用羽根車であって、ポンプの回転軸に取り付けられる主板と、主板に固定される少なくとも1枚の羽根と、羽根を介して主板に対向するように配置される側板と、を備えており、側板は、羽根が固定される後面と、羽根車を収容するケーシングの内側表面との間に空間を形成する前面と、を備えており、側板の前面は、空間に対して突起または窪みを形成する少なくとも1つの段部を含み、段部の長さ方向両端部のうち一方の端部が、他方の端部より側板の外周側に配置されている、ポンプ用羽根車。【選択図】図1

Description

本発明は、ポンプ用羽根車、ポンプ用ケーシング及びポンプに関する。
ポンプ用羽根車として、主板と側板との間に羽根が挟まれて配置される、いわゆるクローズ形羽根車が使用される場合がある。クローズ形羽根車では、羽根車の側板と、羽根車を収容するポンプケーシング(またはポンプケーシングに取り付けられるライナーリング)との間に隙間が形成される。この隙間は、羽根車を回転させるために必然的に生じるものであるが、この隙間から生じる圧力漏れが、ポンプ性能低下の一因となる。
特許文献1は、吸泥ポンプのポンプケーシングの下方に漸次拡大させた傘状カバーを取り付けることを記載する。傘状カバーにより、羽根車からポンプの吸込み口側へ逆流した水を、旋回流へと変化させて固形物と共に吸引することにより、吸泥効率を高めることを記載している。特許文献2は、一枚羽根の羽根車を有する汚水用ポンプを記載する。特許文献2では、羽根車内で発生する逆流領域や低流速領域の発生を防止するように、羽根車の翼の厚みと翼角を翼巻角によって変化させることを提案している。
特開昭60−247086号 特開平11−6496号
本発明の一実施形態によれば、羽根車の側板とポンプケーシングとの間の隙間に起因する圧力漏れを最小限にし、これにより、ポンプ性能を改善することができる、ポンプ用羽根車を提供することができる。また、本発明の一実施形態によれば、羽根車の側板とポンプケーシングとの間の隙間に起因する圧力漏れを最小限にし、これにより、ポンプ性能を改善することができる、ポンプ用ケーシングを提供することができる。また、本発明の一実施形態によれば、上記ポンプ用羽根車及びポンプ用ケーシングの少なくとも一方を備えるポンプを提供することができる。
本発明の一実施形態によれば、ポンプ用羽根車であって、ポンプの回転軸に取り付けられる主板と、主板に固定される少なくとも1枚の羽根と、羽根を介して主板に対向するように配置される側板と、を備えており、側板は、羽根が固定される後面と、羽根車を収容するケーシングの内側表面との間に空間を形成する前面と、を備えており、側板の前面は、空間に対して突起または窪みを形成する少なくとも1つの段部を含み、段部の長さ方向両端部のうち一方の端部が、他方の端部より側板の外周側に配置されている、ポンプ用羽根車を提供することができる。
本発明の一実施形態によれば、羽根車を収容するポンプ用ケーシングであって、羽根車は、ポンプの回転軸に取り付けられる主板に羽根を介して対向するように配置される側板であって、羽根が固定される後面とポンプ用ケーシングの内側表面との間に空間を形成する前面とを有する側板を備えており、ポンプ用ケーシングの内側表面は、空間内で、羽根車の中心軸線周りの螺旋を形成する少なくとも1条の螺旋形状部を含み、螺旋形状部は、羽根車の回転方向と同じ巻き方向で側板の外周端部に近づくように延在する突起または溝
の形態を有している、ポンプ用ケーシングを提供することができる。
本発明の一実施形態によれば、上記ポンプ用羽根車及びポンプ用ケーシングの少なくとも一方を備えるポンプを提供することができる。
本発明の一実施形態による水中ポンプの一例を示す縦断面図である。 図1に示すポンプの羽根車の一例を示す断面図である。 図2Aの下面図である。 羽根車の他の例を示す断面図である。 図3Aの下面図である。 段部を構成する突起の断面形状の一例を示す図である。 段部を構成する突起の断面形状の一例を示す図である。 段部を構成する突起の断面形状の一例を示す図である。 段部を構成する突起の断面形状の一例を示す図である。 段部を構成する窪みの断面形状の一例を示す図である。 段部を構成する窪みの断面形状の一例を示す図である。 段部を構成する窪みの断面形状の一例を示す図である。 段部を構成する窪みの断面形状の一例を示す図である。 図1に示すポンプのポンプケーシングの一例を示す上面図である。 図6Aのポンプケーシングの断面図である。 ポンプケーシングの他の例を示す、図6Bに対応する図である。 螺旋形状部を構成する溝の断面形状の一例を示す図である。 螺旋形状部を構成する溝の断面形状の一例を示す図である。 螺旋形状部を構成する溝の断面形状の一例を示す図である。 螺旋形状部を構成する溝の断面形状の一例を示す図である。 螺旋形状部を構成する突起の断面形状の一例を示す図である。 螺旋形状部を構成する突起の断面形状の一例を示す図である。 螺旋形状部を構成する突起の断面形状の一例を示す図である。 螺旋形状部を構成する突起の断面形状の一例を示す図である。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明はあくまでも一例を示すものであって、本願発明の技術的範囲を以下の実施形態に限定する趣旨ではない。また、図面では、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。尚、以下の説明において、「上」、「下」等の方向を示す用語は、図1に示すポンプの設置状態における方向を意味する。
図1は、本発明の一実施形態によるポンプの構造の一例を示す。図1は、主板と側板との間に羽根が挟まれて配置される、いわゆるクローズ形羽根車を備える水中ポンプを示している。図1のポンプは、主軸1を駆動するモータ部2と、主軸1の回転によって揚水を行うポンプ部3とを備えている。そして、ポンプ部3の圧力水がモータ部2側へ漏洩しないように、ポンプ部3とモータ部2の間で主軸1がメカニカルシール4で封止されている。
モータ部2では、主軸1と一体に回転するロータ5と、ステータ巻線を備えたステータ7とが、モータ室8内に収納されている。このモータ室8は、上方に開口した略円筒状のモータフレーム10とモータフレーム10の上端に連結したモータカバー11で水密的に封止されているとともに、上部には、水中ケーブル12が接続されている。
そして、主軸1は、モータカバー11に取付けた上部軸受13とモータフレーム10の下端に連結した負荷側ブラケット14の内周面に取付けた下部軸受15を介して回転自在に支承されている。更に、モータカバー11の上面には、湧水現場等へのポンプの吊下げや移動を行なう把手16が設けられている。
一方、ポンプ部3は、一枚または複数枚(図示の例では一枚)の羽根40を有し主軸1の先端にこれと一体に回転するように連結されたクローズ形の羽根車41を備えている。
ポンプ部3は、羽根車41を収容し、吐出口42aと吸込口42bを有するポンプケーシング30を備えている。羽根車41は、吸込口42bから湧水・汚水等を吸い込んで、ポンプケーシング30の側面の吐出口42aから吐き出すようになっている。吐出口42aには、吐出曲管24が連結されている。
ポンプケーシング30は、吐出し側ケーシング部32と、吸込み側ケーシング部31と、を備えている。吐出し側ケーシング部32は、その内周側が羽根40の出口に向けて開放された出口室30Aを形成し、吐出口42aを含む。吸込み側ケーシング部31は、吐出し側ケーシング部32の下方に配置され、吸込口42bを形成する。羽根車41は、ポンプの主軸1に取り付けられる主板44と、主板44に固定される少なくとも1枚(図示の例では1枚)の羽根40と、羽根40を介して実質的に主板44と対向して配置される側板46と、を備えている。吸込み側ケーシング部31は、側板46の下方に配置される。羽根車41の側板46と吸込み側ケーシング部31との間には、空間(以下、前室と称する)Sが存在する。
図2Aは、図1の羽根車41の詳細を説明する断面図である。側板46は、羽根40が固定される後面46Aと、ポンプケーシング30(図示の例では吸込み側ケーシング部31)の内側表面との間に前室S(図1を参照)を形成する前面46Bと、を有する。また、図示の例では、側板46は、その内周側端部が下方に突出し、羽根40の入口へ通じる吸込み口47を画定する吸込み部48を形成している。図1に示すように、吸込み部48は、吸込み側ケーシング部31の吸込口42bの近傍で、吸込み側ケーシング部31の内側に配置されている。しかし、側板46の吸込み部48は、図示されるような突出部を形成していなくてもよい。
図1のように構成されたポンプでは、主板44、羽根40及び側板46が一体となった羽根車41が、主軸1により回転させられる。羽根車41の回転により、側板46の吸込み口47から吸い込まれた水は、羽根40に沿って主板44と側板46との間を流れ、羽根車41の外周側の出口からポンプケーシング30の出口室30Aに吐き出される。
図1に示すように、側板46の外周端部と吸込み側ケーシング部31の内側表面との間には隙間C1が形成され、側板46の吸込み部48と吸込み側ケーシング部31の内側表面(ライナーリングが配置されている場合はライナーリング)との間には隙間C2が形成されている。これらの隙間C1、C2を通して圧力漏れが生じると、ポンプの性能が低下する。本実施形態では、以下に説明する羽根車41の側板46の前面46Bに設けられる段部及び/又はポンプケーシング30(図示の例では吸込み側ケーシング部31)の内側表面に設けられる螺旋形状部によって、圧力漏れを最小限に抑制することができる。本発明の実施形態は、ポンプ部3の羽根車41及びポンプケーシング30の構成に特徴がある。従って、ポンプ部3の他の構成要素及びモータ部2の構成は、図1に参照して説明したもののほか、従来既知のいかなる構成であってもよい。
[羽根車41について]
上記したように、図2Aは、図1に示す羽根車41の断面図である。また、図2Bは、
羽根車41の側板46を吸込み口47側から見た図であり、羽根車41の前面46Bを示す図である。図2Aに示すように、羽根車41の側板46は、羽根40が固定される後面46Aと、ポンプケーシング30(図示の例では吸込み側ケーシング部31)との間に前室S(図1を参照)を形成する前面46Bと、を有する。
図2A及び図2Bに示すように、側板46の前面46Bは、前室S(すなわち、図2Aの下方)に向けて突出し、吸込み部48の周囲で羽根車41の内周側から外周側に向けて直線状に延びる段部50を含む。換言すれば、段部50の長さ方向両端部50a、50bのうち、一方の端部50b(換言すれば、外周側端部)が、他方の端部50a(換言すれば、内周側端部)より側板46の外周側に配置されている。図示の例では、段部50として、複数の突起部が、羽根車41の周方向に互いに間隔をおいて配置されている。尚、図示の例では、段部50は、その全長にわたって同じ幅を有している。しかし、段部50は、その長さに沿って変化する幅を有していてもよい。
これにより、羽根車41の回転時、前室S内で、側板46の外周端部とポンプケーシング30の内側表面との間の隙間C1から漏れる圧力(すなわち、高圧側である出口室30Aから、低圧側である前室S内に漏れる圧力)に対抗する圧力を発生させることができる。具体的には、段部50(図示の例では突起)が遠心羽根として作用し、羽根車41の内周側から外周側に向けて圧力を増加させることができるので、隙間C1の近傍における圧力を高めることができる。従って、隙間C1を通る出口室30Aから前室S内への圧力漏れを最小限にすることができる。また、これにより、前室S内における、ポンプケーシング30の吸込み口42b側の圧力の上昇が抑制されるので、吸込み部48と吸込み側ケーシング部31の内側表面との間の隙間C2を通じる前室Sから吸込み口47への圧力漏れも抑制することができる。
図3A及び図3Bは、段部50の変形例を示す。図2A及び図2Bに示す段部50は直線状であるが、図3A及び図3Bに示すように、側板46の前面46Bは、任意の曲率半径を有するR形状の段部50Aを有してもよい。この場合も、段部50Aの長さ方向両端部50A−a、50A−bのうち、一方の端部50A−b(換言すれば、外周側端部)が、他方の端部50A−a(換言すれば、内周側端部)より側板46の外周側に配置されている。尚、図3Bの例では、各段部50Aは、羽根車41の外周端部に近づくにつれて幅が大きくなるように形成されているが、各段部50Aは、羽根車41の外周端部に近づくにつれて幅が狭くなってもよく、各段部50Aの全長に沿って一定の幅を有していてもよい。
また、段部50、50Aは図示されるような突起でなく、窪みの形態を有していてもよい。この場合には、段部50、50Aの間の***部が遠心羽根として作用する。図4A〜図4Dは、段部50、50Aが突起である場合の断面形状の例を示し、図5A〜図5Dは、段部50、50Aが窪みである場合の断面形状の例を示す。しかし、図示されない断面形状も可能である。段部50、50Aの数、長さ、幅、突出高さ(または深さ)等は特に限られない。また、段部50、50Aの内周側端部及び外周側端部の位置は特に限られない。例えば、図2A及び図2Bに示す段部50の内周側端部は、吸込み部48に達していてもよい。また、図3A及び図3Bに示す段部50Aの内周側端部は、吸込み部48の外側の平板部に配置されていてもよい。また、段部50、50Aの外周側端部の位置は、必ずしも側板46の外周側端部と一致していなくてもよい。段部50、50Aは、羽根車41の回転時に側板46の外周端部における空間S内の圧力を高める圧力発生部として機能することができればよい。
尚、段部50、50Aは、従来の型成形によって側板46に設けることができる。しかし、段部50、50Aは、突起の形態を有する場合、側板46と別個の部材であってもよ
い。また、段部50、50Aは、窪みの形態を有する場合、成形後の側板46を切削加工することにより形成されてもよい。
[ポンプケーシング30について]
図6Aは、図1に示すポンプのポンプケーシング30の一例を示す上面図である。図6Bは、図6Aのポンプケーシング30の断面図である。図6Aには、羽根車41の回転方向が矢印Rで示されている。また、図6Bには、ポンプケーシング30に収容される羽根車41の側板46の位置が破線で示されている。図6A及び図6Bに示すように、ポンプケーシング30(図示の例では、吸込み側ケーシング部31)の、前室Sに面する内側表面31Aには、羽根車41の中心軸線周りの螺旋を形成する、少なくとも1条(図示の例では複数条)の螺旋形状部60としての溝が形成されている。図6Aに示すように、螺旋形状部60は、吸込み口42b側から側板46の外周方向へ向けて、時計回りに配置されている。換言すれば、螺旋形状部60は、羽根車41の回転方向Rと同じ巻き方向で、側板46の外周端部に近づくように延在している。
これにより、羽根車41の回転時、前室S内での水流が、側板46の外周端部と吸込み側ケーシング部31の内側表面との間の隙間C1に向かうように案内することができる。従って、高圧側である羽根車41の出口側から低圧側である前室S内へと逆流する水の流れに対抗する水の流れを発生させることができる。従って、隙間C1から前室S内への圧力漏れを最小限にすることができる。また、これにより、前室S内の吸込み口42b側の圧力の上昇が抑制されるので、吸込み部48と吸込み側ケーシング部31の内側表面との間の隙間C2を通じる圧力漏れも抑制することができる。
螺旋形状部60は、羽根車41の回転時、前室S内に、側板46の外周端部に向かう流れを案内する水流案内部として機能することができればよい。従って、螺旋形状部60は溝でなく、図7に示す螺旋形状部60Aのように突起の形態を有していてもよい。図8A〜図8Dは、溝の形態を有する螺旋形状部60の断面形状の例を示し、図9A〜図9Dは、突起の形態を有する螺旋形状部60Aの断面形状の例を示す。しかし、図示されない断面形状も可能である。螺旋形状部60、60Aの条数、長さ、幅、突出高さ(または深さ)等は特に限られない。また、複数条の螺旋形状部60、60Aが形成される場合、複数条のうち全ての螺旋形状部60、60Aが突起であってもよく、全ての螺旋形状部60、60Aが溝であってもよい。または、突起と溝の両方が形成されていてもよい。
螺旋形状部60、60Aを有するポンプケーシング30は、従来の鋳造方法を用いて製造することができる。すなわち、螺旋形状部60、60Aを有するポンプケーシング30は、対応する螺旋形状部を予め鋳型に形成しておくことにより形成することができる。しかし、螺旋形状部60、60Aは、鋳造後のポンプケーシング30に転造されてもよい。
上記実施形態のポンプは、段部50、50Aが設けられた側板46を有する羽根車41と、螺旋形状部60、60Aを有するポンプケーシング30との組み合わせを備えている。しかし、他の実施形態によれば、ポンプは、段部50、50Aが設けられた側板46を有する羽根車41と、従来既知のポンプケーシングとの組み合わせを備えていてもよい。また、他の実施形態によれば、ポンプは、従来既知のクローズ形羽根車と、螺旋形状部60、60Aを有するポンプケーシング30との組み合わせを備えてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその均等物が含まれることはもちろんである。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記
載された各構成要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。
本発明は、以下の態様を含む。
1.ポンプ用羽根車であって、
ポンプの回転軸に取り付けられる主板と、
主板に固定される少なくとも1枚の羽根と、
羽根を介して主板に対向するように配置される側板と、を備えており、
側板は、羽根が固定される後面と、羽根車を収容するケーシングの内側表面との間に空間を形成する前面と、を備えており、
側板の前面は、空間に対して突起または窪みを形成する少なくとも1つの段部を含み、
段部の長さ方向両端部のうち一方の端部が、他方の端部より側板の外周側に配置されている、ポンプ用羽根車。
2.上記1.に記載のポンプ用羽根車であって、段部は、直線状である、ポンプ用羽根車。
3.上記1.に記載のポンプ用羽根車であって、段部は、R状に湾曲している、ポンプ用羽根車。
4.上記1.〜3.の何れかに記載のポンプ用羽根車であって、
側板は、複数の段部を含む、ポンプ用羽根車。
5.羽根車を収容するポンプ用ケーシングであって、
羽根車は、ポンプの回転軸に取り付けられる主板に羽根を介して対向するように配置される側板であって、羽根が固定される後面とポンプ用ケーシングの内側表面との間に空間を形成する前面とを有する側板を備えており、
ポンプ用ケーシングの内側表面は、空間内で、羽根車の中心軸線周りの螺旋を形成する少なくとも1条の螺旋形状部を含み、
螺旋形状部は、羽根車の回転方向と同じ巻き方向で側板の外周端部に近づくように延在する突起または溝の形態を有している、ポンプ用ケーシング。
6.上記5.に記載のポンプ用ケーシングであって、ポンプ用ケーシングの内側表面は、複数条の螺旋形状部を含む、ポンプ用ケーシング。
7.上記1.〜4.の何れかに記載のポンプ用羽根車と、上記4.または5.に記載のポンプ用ケーシングと、の組み合わせ。
8.上記1.〜4.の何れかに記載のポンプ用羽根車を備える、ポンプ。
9.上記5.または6.に記載のポンプ用ケーシングを備える、ポンプ。
10.上記7.に記載の組み合わせを備える、ポンプ。
本発明は、いわゆるクローズ形羽根車を備えるポンプに広く適用可能である。

C 羽根車の中心軸線
C1、C2 隙間
R 羽根車の回転方向
S 空間(前室)
1 主軸
2 モータ部
3 ポンプ部
4 メカニカルシール
5 ロータ
7 ステータ
8 モータ室
10 モータフレーム
11 モータカバー
12 ケーブル
13 上部軸受
14 負荷側ブラケット
15 下部軸受
16 把手
24 吐出曲管
30 ポンプケーシング
30A 出口室
31 吸込み側ケーシング部
32 吐出し側ケーシング部
40 羽根
41 羽根車
42a 吐出口
42b 吸込口
44 主板
46 側板
46A 後面
46B 前面
47 吸込み口
48 吸込み部
50、50A 段部
50a、50A−a 内周側端部
50b、50A−b 外周側端部
60、60A 螺旋形状部

Claims (10)

  1. ポンプ用羽根車であって、
    ポンプの回転軸に取り付けられる主板と、
    前記主板に固定される少なくとも1枚の羽根と、
    前記羽根を介して前記主板に対向するように配置される側板と、を備えており、
    前記側板は、前記羽根が固定される後面と、前記羽根車を収容するケーシングの内側表面との間に空間を形成する前面と、を備えており、
    前記側板の前記前面は、前記空間に対して突起または窪みを形成する少なくとも1つの段部を含み、
    前記段部の長さ方向両端部のうち一方の端部が、他方の端部より前記側板の外周側に配置されている、ポンプ用羽根車。
  2. 請求項1に記載のポンプ用羽根車であって、
    前記段部は、直線状である、ポンプ用羽根車。
  3. 請求項1に記載のポンプ用羽根車であって、
    前記段部は、R状に湾曲している、ポンプ用羽根車。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載のポンプ用羽根車であって、
    前記側板は、複数の前記段部を含む、ポンプ用羽根車。
  5. 羽根車を収容するポンプ用ケーシングであって、
    前記羽根車は、ポンプの回転軸に取り付けられる主板に羽根を介して対向するように配置される側板であって、前記羽根が固定される後面と前記ポンプ用ケーシングの内側表面との間に空間を形成する前面とを有する側板を備えており、
    前記ポンプ用ケーシングの前記内側表面は、前記空間内で、前記羽根車の中心軸線周りの螺旋を形成する少なくとも1条の螺旋形状部を含み、
    前記螺旋形状部は、前記羽根車の回転方向と同じ巻き方向で前記側板の外周端部に近づくように延在する突起または溝の形態を有している、ポンプ用ケーシング。
  6. 請求項5に記載のポンプ用ケーシングであって、
    前記ポンプ用ケーシングの前記内側表面は、複数条の前記螺旋形状部を含む、ポンプ用ケーシング。
  7. 請求項1〜4の何れか1項に記載のポンプ用羽根車と、
    請求項5または6に記載のポンプ用ケーシングと、の組み合わせ。
  8. 請求項1〜4の何れか1項に記載のポンプ用羽根車を備える、ポンプ。
  9. 請求項5または6に記載のポンプ用ケーシングを備える、ポンプ。
  10. 請求項7に記載の組み合わせを備える、ポンプ。
JP2018002013A 2018-01-10 2018-01-10 ポンプ用羽根車、ポンプ用ケーシング及びポンプ Pending JP2019120224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018002013A JP2019120224A (ja) 2018-01-10 2018-01-10 ポンプ用羽根車、ポンプ用ケーシング及びポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018002013A JP2019120224A (ja) 2018-01-10 2018-01-10 ポンプ用羽根車、ポンプ用ケーシング及びポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019120224A true JP2019120224A (ja) 2019-07-22

Family

ID=67307004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018002013A Pending JP2019120224A (ja) 2018-01-10 2018-01-10 ポンプ用羽根車、ポンプ用ケーシング及びポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019120224A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60247086A (ja) * 1984-05-19 1985-12-06 Torao Inoue 吸泥ポンプ
JP2006057487A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 遠心圧縮機
JP2006527804A (ja) * 2003-06-16 2006-12-07 ウィアー・ウォーマン・リミテッド 改良されたポンプのインペラ
JP2010019262A (ja) * 2009-10-19 2010-01-28 Daikin Ind Ltd 送風機及びこれを用いた空気調和機並びに空気清浄機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60247086A (ja) * 1984-05-19 1985-12-06 Torao Inoue 吸泥ポンプ
JP2006527804A (ja) * 2003-06-16 2006-12-07 ウィアー・ウォーマン・リミテッド 改良されたポンプのインペラ
JP2006057487A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 遠心圧縮機
JP2010019262A (ja) * 2009-10-19 2010-01-28 Daikin Ind Ltd 送風機及びこれを用いた空気調和機並びに空気清浄機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2394173C2 (ru) Рабочее колесо для центробежного насоса и содержащий его центробежный насос
JP4882939B2 (ja) 可動翼軸流ポンプ
JP4713066B2 (ja) 羽根車及びそれを備えた汚水処理用ポンプ
JP2007113500A (ja) 排水ポンプ
JP5568383B2 (ja) ウォータポンプ
JP5654308B2 (ja) 水中ポンプ用羽根車及び水中ポンプ
JP2019120224A (ja) ポンプ用羽根車、ポンプ用ケーシング及びポンプ
JP5118951B2 (ja) 遠心ポンプ用羽根車及び遠心ポンプ
JP2012092698A (ja) 遠心ポンプ
JP7041866B2 (ja) ボルテックス形ポンプ用羽根車及びボルテックス形ポンプ
JPH116496A (ja) 汚水用ポンプの羽根車
JP2019100271A (ja) 汚水用ポンプ
KR101885227B1 (ko) 원심펌프용 케이싱
JP2008240656A (ja) ポンプの羽根車構造
JPWO2010007780A1 (ja) 遠心ポンプ用羽根車及び遠心ポンプ
JP6802002B2 (ja) ボルテックス形ポンプ及びボルテックス形ポンプ内の羽根車の位置を調整する方法
JP5268700B2 (ja) ポンプ及びこれを用いた洋風大便器
JP4731122B2 (ja) 液体ポンプ
JP7526058B2 (ja) 流体機械
EP4071361A1 (en) Heating pump and dish washing machine
JP7330508B2 (ja) 羽根車及び水中ポンプ
JP7414555B2 (ja) 遠心ポンプ
JP2005240764A (ja) 液体ポンプ
JP5207999B2 (ja) 燃料ポンプ
JP2913476B1 (ja) 遠心多段ポンプ及び、同ポンプの最終段用案内羽根

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210827

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220228