JP2019119417A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転角センサに異常が生じた場合であっても、適切にモータを制御可能である電動パワーステアリング装置を提供する。【解決手段】マイコン50は、異常監視部56、回転角演算部55、および、通電制御部150、250を有する。異常監視部56は、回転角センサ30の異常を監視する。回転角演算部55は、回転角センサ30から取得される角度情報θ1A、θ2A、および、回転角センサ30の異常状態に応じて、電気角θを演算する。通電制御部150は、電気角θに基づいて、巻線組180、280への通電を制御する。回転角演算部55は、一部のセンサ部130、230の異常が検出された場合、異常検出から確定までの間、異常検出前の電気角θであるホールド値θholdに基づいて電気角θを演算し、センサ部の異常が確定された場合、正常であるセンサ部の角度情報に基づく電気角θの演算に切り替える。【選択図】 図3

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関する。
従来、モータによってステアリングの操舵力を補助する電動パワーステアリング装置が知られている。例えば特許文献1では、トルクセンサの異常検出時に、異常検出前の電流指令値をホールドすることで、ステアリングの挙動を安定化させている。
特許第4348848号公報
モータの回転角センサに異常が生じたとき、特許文献1のように電流指令値をホールドしても、ステアリングの挙動が安定しない虞がある。本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転角センサに異常が生じた場合であっても、適切にモータを制御可能である電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明の電動パワーステアリング装置は、巻線組(180、280)を有するモータ(80)の駆動を制御することで運転者の操舵をアシストするものであって、インバータ(110、210)と、回転角センサ(30、300)と、制御部(50、51、160、260)と、を備える。
インバータは、巻線組の通電を切り替える。回転角センサは、複数のセンサ部(130、230、310、320、330)を有する。センサ部は、モータの回転に応じて変化する信号を検出し、角度情報を出力する。制御部は、異常監視部(56、166、266)、回転角演算部(55、165、265)、および、通電制御部(150、250)を有する。異常監視部は、回転角センサの異常を監視する。回転角演算部は、回転角センサから取得される角度情報および回転角センサの異常状態に応じてモータの回転角度を演算する。通電制御部は、回転角度に基づいてインバータを制御する。
第1の態様では、回転角演算部は、一部のセンサ部の異常が検出された場合、異常検出から確定までの間、異常検出前の回転角度であるホールド値に基づいて回転角度を演算し、センサ部の異常が確定された場合、正常であるセンサ部の角度情報に基づく回転角度の演算に切り替える。第2の態様では、モータは、複数の巻線組を有する。また、複数のインバータおよび複数の制御部を有し、インバータ、センサ部および制御部は、巻線組ごとに設けられる。回転角演算部は、対応して設けられるセンサ部の異常が検出された場合、異常検出から確定までの間、異常検出前の回転角度であるホールド値に基づいて回転角度を演算し、当該センサ部の異常が確定された場合、正常であるセンサ部と対応して設けられる制御部での制御を継続する。これにより、回転角センサに異常が発生した場合であっても適切にモータを制御可能であって、異常発生時におけるハンドルショックを低減することができる。
第1実施形態によるステアリングシステムを示す概略構成図である。 第1実施形態による駆動装置を示す断面図である。 第1実施形態による電動パワーステアリング装置を示す説明図である。 第1実施形態による回転角センサを示すブロック図である。 第1実施形態による制御ユニットを示すブロック図である。 第1実施形態による異常判定処理を説明するフローチャートである。 第1実施形態による角度演算処理を説明するフローチャートである。 第1実施形態による電気角を説明するタイムチャートである。 第2実施形態による角度演算処理を説明するフローチャートである。 第2実施形態による電気角を説明するタイムチャートである。 第2実施形態による電気角を説明するタイムチャートである。 第3実施形態による回転角センサを示すブロック図である。 第3実施形態による制御ユニットを示すブロック図である。 第3実施形態による角度演算処理を説明するフローチャートである。 第4実施形態による電動パワーステアリング装置を示す説明図である。
以下、本発明による電動パワーステアリング装置を図面に基づいて説明する。以下、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態による電動パワーステアリング装置を図1〜図8に示す。図1に示すように、電動パワーステアリング装置1は、ステアリングシステム90に適用される。ステアリングシステム90は、操舵部材であるステアリングホイール91、ステアリングシャフト92、インターミディエイトシャフト94、転舵装置95、タイロッド96、ナックルアーム97、車輪98、および、電動パワーステアリング装置1等を備える。
ステアリングホイール91は、ステアリングシャフト92と接続される。ステアリングシャフト92には、操舵トルクを検出するトルクセンサ93が設けられる。ステアリングシャフト92と転舵装置95との間には、インターミディエイトシャフト94が設けられ、ステアリングシャフト92の回転運動は、インターミディエイトシャフト94を経由して、転舵装置95に伝達される。
転舵装置95は、ピニオンギア951およびラック軸952を有する。インターミディエイトシャフト94を経由して伝達されるステアリングシャフト92の回転運動は、転舵装置95にてラック軸952の往復運動に変換される。ラック軸952の両端には、タイロッド96が設けられる。タイロッド96は、ラック軸952とともに左右に往復運動し、タイロッド96を車輪98との間に設けられるナックルアーム97を引っ張ったり押したりする。これにより、車輪98は、ラック軸952の変位量に応じた角度に操舵される。
電動パワーステアリング装置1は、駆動装置5、および、モータ80の回転を減速してステアリングシャフト92に伝達する減速ギア89、および、トルクセンサ93等を備える。すなわち、本実施形態の電動パワーステアリング装置1は、所謂「コラムアシストタイプ」であるが、モータ80の回転をラック軸952に伝える所謂「ラックアシストタイプ」等としてもよい。
図2に示すように、駆動装置5は、多相回転電機であるモータ80と、モータ80の軸方向の一方側に一体に設けられる制御ユニット10と、を備える。本実施形態の駆動装置5は、制御ユニット10とモータ80とが一体となっている「機電一体型」であるが、制御ユニット10がモータ80と別途に設けられている「機電別体型」であってもよい。
モータ80は、運転者によるステアリングホイール91の操舵を補助する補助トルクを出力するものであって、直流電源であるバッテリ500(図1参照)から電力が供給されることにより駆動され、減速ギア89を正逆回転させる。
図2に示すように、モータ80は、3相ブラシレスモータであって、巻線組180、280、ステータ840、ロータ860、および、それらを収容するハウジング830等を備える。ハウジング830は、筒状のケース831、フロントフレームエンド832、および、リアフレームエンド833を有する。ケース831とフレームエンド832、833とは、ボルト等により互いに締結される。フロントフレームエンド832は、ケース831の制御ユニット10と反対側に設けられる。リアフレームエンド833は、ケース831の制御ユニット10側に設けられる。
ステータ840は、ケース831に固定され、巻線180、280が巻回される。巻線180、280からは、それぞれリード線189、289が取り出される。リード線189、289は、リアフレームエンド833に形成される挿通孔834から制御ユニット10側に取り出され、基板420と接続される。ロータ860は、ステータ840の径方向内側にて、ステータ840に対して相対回転可能に設けられる。
シャフト870は、ロータ860に嵌入され、ロータ860と一体に回転する。シャフト870は、軸受835、836により、ハウジング830に回転可能に支持される。シャフト870の制御ユニット10側の端部は、リアフレームエンド833から制御ユニット10側に突出する。シャフト870の制御ユニット10側の端部には、マグネット875が設けられる。
制御ユニット10は、カバー410、基板420、および、基板420に実装される各種の電子部品等を備える。カバー410は、リアフレームエンド833に固定され、外部の衝撃から電子部品を保護したり、制御ユニット10内部への埃や水の浸入を防止したりする。カバー410には、図示しないコネクタが設けられる。
基板420は、例えばプリント基板であって、リアフレームエンド833に固定される。基板420のモータ80側の面であるモータ面421には、スイッチング素子111〜116、211〜216、電流検出部120、220、カスタムIC49、および、回転角センサ30等が実装される。カスタムIC49には、プリドライバ491および増幅回路496(図5参照)等が含まれる。回転角センサ30は、マグネット875と対向する箇所に実装される。
基板420のモータ80と反対側の面であるカバー面422には、マイコン50、および、コンデンサ43等が実装される。本実施形態では、マイコン50が「制御部」に対応する。
本実施形態では、1枚の基板420に電子部品が実装されているが、複数枚の基板に電子部品を実装するようにしてもよい。図2では、モータ面421に実装される電子部品とリアフレームエンド833とが離間しているが、スイッチング素子111〜116、211〜216等の熱を放熱可能な形状にリアフレームエンド833を形成してもよいし、スイッチング素子111〜116、211〜216等の熱を放熱させるヒートシンクを設けてもよい。
図3に示すように、第1巻線組180は、U1コイル181、V1コイル182およびW1コイル183を有する。第2巻線組82は、U2コイル281、V2コイル282およびW2コイル283を有する。
第1インバータ110は、スイッチング素子111〜116を有し、第1巻線組180への電力を変換する。以下、スイッチング素子を「SW素子」を記す。SW素子111〜113は高電位側に接続され、SW素子114〜116は低電位側に接続される。対になるU相のSW素子111、114の接続点には、U1コイル181の一端が接続される。対になるV相のSW素子112、115の接続点には、V1コイル182の一端が接続される。対になるW相のSW素子113、116の接続点には、W1コイル183の一端が接続される。コイル181〜183の他端は結線される。
第2インバータ210は、スイッチング素子211〜216を有し、第2巻線組280への電力を変換する。SW素子211〜213は高電位側に接続され、SW素子214〜216は低電位側に接続される。対になるU相のSW素子211、214の接続点には、U2コイル281の一端が接続される。対になるV相のSW素子212、215の接続点には、V2コイル282の一端が接続される。対になるW相のSW素子213、216の接続点には、W2コイル283の一端が接続される。コイル281〜283の他端は結線される。本実施形態のSW素子11〜16、211〜216はMOSFETであるが、IGBTやサイリスタ等であってもよい。
第1インバータ110の低電位側には、第1電流検出部120が設けられる。第1電流検出部120は、U1コイル181に流れる電流を検出するU1電流検出素子121、V1コイル182に流れる電流を検出するV1電流検出素子122、および、W1コイル183に流れる電流を検出するW1電流検出素子123を有する。
第2インバータ210の低電位側には、第2電流検出部220が設けられる。第2電流検出部220は、U2コイル281に流れる電流を検出するU2電流検出素子221、V2コイル282に流れる電流を検出するV2電流検出素子222、および、W2コイル283に流れる電流を検出するW2電流検出素子223を有する。本実施形態の電流検出素子121〜123、221〜223は、シャント抵抗であるが、ホール素子等であってもよい。また、電流検出部120、220は、電流検出可能ないずれの箇所に設けてもよい。電流検出部120、220の検出値は、増幅回路495を経由して、マイコン50の3相2相変換部521に出力される(図5参照)。
以下、第1巻線組180、および、第1巻線組180に対応して設けられる第1インバータ110等の構成の組み合わせを第1系統とする。また、第2巻線組280、および、第2巻線組280に対応して設けられる第2インバータ210等の構成の組み合わせを第2系統とする。
図4に示すように、回転角センサ30は、第1センサ部130および第2センサ部230を有する。図中適宜、第1センサ部130を「センサ1」、第2センサ部230を「センサ2」と記載する。図2では、第1センサ部130および第2センサ部230が1つのパッケージに設けられるものとして記載しているが、センサ部130、230ごとに別途に設けられていてもよい。
第1センサ部130は、センサ素子131、132、および、処理素子140等を有する。センサ素子131、132は、シャフト870と一体となって回転するマグネット875の回転に伴う磁界の変化を検出する磁気検出素子である。センサ素子131、232は、例えばGMR、AMR、TMR等のMR素子、または、ホール素子等である。
処理素子140は、AD変換部141、142、角度情報演算部143、144、自己診断部145、および、通信部147等を有する。AD変換部141は、センサ素子131の検出値をデジタル変換し、角度情報演算部143に出力する。角度情報演算部143は、センサ素子131の検出値に基づき、モータ80の回転位置に係る情報である角度情報θ1Aを演算する。AD変換部142は、センサ素子132の検出値をデジタル変換し、角度情報演算部144に出力する。角度情報演算部144は、センサ素子132の検出値に基づき、モータ80の回転位置に係る角度情報θ1Bを演算する。
自己診断部145は、第1センサ部130内における天絡、地絡等の異常を監視する。通信部147は、角度情報θ1A、θ1Bおよび自己診断結果を、デジタル信号にて、マイコン50に出力する。
第2センサ部230は、センサ素子231、232、および、処理素子240等を有する。処理素子240は、AD変換部241、242、角度情報演算部243、244、自己診断部245、および、通信部247等を有する。通信部247は、角度情報θ2A、θ2Bおよび自己診断結果を、マイコン50に出力する。第2センサ部230の各構成要素は、符号の下2桁が同一である第1センサ部130の構成要素と同様であるので、詳細な説明を省略する。本実施形態では、センサ素子131、132、231、233、および、角度情報演算部143、144、243、244における演算は同様とするが、検出や演算の精度等が異なっていてもよい。以下適宜、角度情報θ1A、θ1B、θ2A、θ2Bが電気角に相当する値であるものとして説明する
図2および図5に示すように、マイコン50は、通電制御部150、250、回転角演算部55、および、異常監視部56等を有する。第1通電制御部150は第1巻線組180の通電を制御し、第2通電制御部250は第2巻線組280の通電を制御する。第1系統における通電制御と第2系統における通電制御とは、詳細は同様であるので、図5では、第2インバータ210、第2電流検出部220および第2通電制御部250等の記載を省略し、第1系統を例に説明する。図13についても同様である。
通電制御部150は、3相2相変換部151、減算器152、153、PI制御部154、155、2相3相変換部156、および、PWM変換部157等を有する。3相2相変換部151は、電気角θに基づき、3相電流検出値Iu、Iv、Iwをdq変換し、q軸電流検出値Iqおよびd軸電流検出値Idを演算する。
減算器152は、q軸電流指令値Iq*とq軸電流検出値Iqと偏差であるq軸電流偏差ΔIqを演算する。減算器153は、d軸電流指令値Id*とd軸電流検出値Idとの偏差であるd軸電流偏差ΔIdを演算する。
PI制御部154は、q軸電流偏差ΔIqが0に収束するように、PI演算等により、q軸電圧指令値Vq*を演算する。PI制御部155は、d軸電流偏差ΔIdが0に収束するように、PI演算等により、d軸電圧指令値Vd*を演算する。
2相3相変換部156は、q軸電圧指令値Vq*およびd軸電圧指令値Vd*を電気角θに基づいて逆dq変換し、3相電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*を演算する。PWM変換部157は、3相電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*に基づき、例えば三角波比較等により、デューティ指令値Du、Dv、Dwを演算し、プリドライバ491に出力する。プリドライバ491は、デューティ指令値Du、Dv、Dwに基づいて駆動信号を生成し、第1インバータ110に出力する。駆動信号に基づいて第1インバータ110を制御することで、モータ80の駆動が制御される。
回転角演算部55は、回転角センサ30から取得される角度情報に基づいて電気角θを演算する。本実施形態では、第1センサ部130から取得される角度情報θ1Aおよび第2センサ部230から取得される角度情報θ2Aを用いるが、角度情報θ1B、θ2Bを用いてもよい。また、本実施形態では、第1センサ部130を「メインセンサ部」、第2センサ部230を「サブセンサ部」とし、第1センサ部130が正常でれば、電気角θの演算に角度情報θ1Aを用いる。
異常監視部56は、回転角センサ30から取得される角度情報θ1A、θ1B、θ2A、θ2Bおよび自己診断結果に基づき、異常判定を行う。異常判定結果は、回転角演算部55に出力される。回転角演算部55では、回転角センサ30の異常状況に応じた角度演算が行われる。
異常監視部56における異常判定処理について図6のフローチャートに基づいて説明する。センサ部130、230の異常判定は同様であるので、ここでは、第1センサ部130を例に説明する。以下、ステップS101の「ステップ」を省略し、単に記号「S」と記す。他のステップも同様である。ここで説明する異常判定処理、および、図7に基づいて説明する角度演算処理は一例であって、別の方法であってもよい。後述の実施形態についても同様である。
S101では、異常監視部56は、第1センサ部130の異常判定条件が成立しているか否かを判定する。本実施形態では、角度情報θ1A、θ1Bの偏差が異常判定閾値THe1より大きい場合、または、第1センサ部130から取得した自己診断結果が異常である場合、異常判定条件が成立していると判定する。異常判定閾値は、検出誤差等に応じ、0に近い任意の値に設定される。異常判定条件が成立していないと判断された場合(S101:NO)、S106へ移行する。異常判定条件が成立していると判断された場合(S101:YES)、S102へ移行し、第1センサ部130の異常判定に係る異常カウンタをインクリメントする。
S103では、異常監視部56は、異常カウンタのカウント値が、異常確定判定閾値THcより大きいか否かを判断する。異常確定判定閾値THcは、異常検出後、異常を確定させる任意のカウント数に設定される。異常カウンタのカウント値が異常確定判定閾値THcより大きいと判断された場合(S103:YES)、S104へ移行し、異常判定結果を異常確定とする。異常カウンタのカウント値が異常確定判定閾値THc以下であると判断された場合(S103:NO)、S105へ移行し、異常判定結果を異常検出中とする。
異常判定条件が成立していないと判断された場合(S101:NO)に移行するS106では、異常監視部56は、異常カウンタをクリアする。S107では、異常監視部56は、異常判定結果を正常とする。
回転角演算部55における角度演算処理を図7のフローチャートに基づいて説明する。S501では、回転角演算部55は、第1センサ部130が正常か否かを判断する。第1センサ部130が正常ではないと判断された場合(S501:NO)、すなわち第1センサ部130が異常検出中または異常確定の場合、S505へ移行する。第1センサ部130が正常であると判断された場合(S501:YES)、S502へ移行する。
S502では、回転角演算部55は、第2センサ部230が正常か否かを判断する。第2センサ部230が正常であると判断された場合(S502:YES)、S504へ移行する、第2センサ部230が正常ではないと判断された場合(S502:NO)、S503へ移行する。
S503では、回転角演算部55は、第2センサ部230の異常が確定しているか否かを判断する。第2センサ部230の異常が確定していないと判断された場合(S503:NO)、すなわち第2センサ部230が異常検出中であって異常確定前である場合、S510へ移行する。第2センサ部230の異常が確定していると判断された場合(S503:YES)、S504へ移行する。
S504では、回転角演算部55は、電流制御に用いる電気角θを第1角度情報θ1Aに基づいて演算する。本実施形態では、第1角度情報θ1Aは電気角に相当する値であるので、θ=θ1Aとする。また、演算された電気角θをホールド値θholdとして保持する。
第1センサ部130が正常ではないと判断された場合(S501:NO)に移行するS505では、第1センサ部130の異常が確定しているか否かを判断する。第1センサ部130の異常が確定していないと判断された場合(S505:NO)、すなわち第1センサ部130の異常検出中であって異常確定前である場合、S510へ移行する。第1センサ部130の異常が確定していると判断された場合(S505:YES)、S506へ移行する。
S506では、回転角演算部55は、S502と同様、第2センサ部230が正常か否かを判断する。第2センサ部230が正常であると判断された場合(S506:YES)、S508へ移行する。第2センサ部230が正常ではないと判断された場合(S506:NO)、S507へ移行する。
S507では、回転角演算部55は、S503と同様、第2センサ部230の異常が確定しているか否かを判断する。第2センサ部230の異常が確定していると判断された場合(S507:YES)、S509へ移行する。第2センサ部230の異常が確定していないと判断された場合(S507:NO)、すなわち第2センサ部230の異常検出中であって異常確定前である場合、S510へ移行する。
S508では、回転角演算部55は、電流制御に用いる電気角θを第2角度情報θ2Aに基づいて演算する。本実施形態では、第2角度情報θ2Aは電気角に相当する値であるので、θ=θ2Aとする。また、演算された電気角θをホールド値θholdとして保持する。
S509では、回転角演算部55は、電気角θをホールド値θholdとする。また、マイコン50は、モータ80の駆動を停止し、アシスト停止とする。
第1センサ部130または第2センサ部230が異常検出中である場合に移行するS510では、回転角演算部55は、電流制御に用いる電気角θをホールド値θholdとする。本実施形態では、第1センサ部130の異常検出中は、第2センサ部230の状態によらず、電気角θとしてホールド値θholdを用いる。
なお、図7中のS502およびS503を省略し、第1センサ部130が正常であれば、第2センサ部230の状態によらず、第1センサ部130の角度情報θ1Aに基づいて電気角θを演算してもよい。換言すると、サブセンサ部である第2センサ部230の異常が検出された場合であってもメインセンサ部である第1センサ部130の角度情報を用いた電気角θの演算を継続してもよい、ということである。後述の実施形態についても同様、サブセンサ部の異常時において、メインセンサ部の角度情報に用いた電気角θの演算を継続してもよい。
電流制御に用いる電気角θを、図8のタイムチャートに基づいて説明する。図8では、共通時間軸を横軸とし、上段から、第1角度情報θ1A、第2角度情報θ2A、電流制御に用いる電気角θとする。後述の図10および図11も同様である。
図8に示すように、異常が検出される時刻x10までの期間は、異常判定結果が正常であって、角度情報θ1A、θ1Bは、誤差等を無視すれば一致する。本実施形態では、第1角度情報θ1Aが正常であれば、電気角θを第1角度情報θ1Aに基づいて演算する。
時刻x10にて、第1センサ部130の異常が検出されると、異常が確定される時刻x11までの期間、異常判定結果が異常検出中となり、電気角θをホールド値θholdとする。図8では、異常検出中である時刻x10から時刻x11までの期間、第2角度情報θ2Aが正常であるものとして記載しているが、第1角度情報θ1Aの異常判定結果が異常検出中である間は、第2角度情報θ2Aの異常状態によらず、電気角θをホールド値θholdとする。
時刻x11にて、第1センサ部130の異常が確定すると、異常判定結果が異常確定となり、電気角θを第2角度情報θ2Aに基づいて演算する。異常検出中は異常検出前の角度情報であるホールド値θholdを用いて電気角θを演算し、異常確定後に正常である角度情報に基づく演算に切り替えることで、特にハンドル中立時や保舵中に異常が生じた場合のハンドルショックおよび運転者への違和感を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態の電動パワーステアリング装置1は、巻線組180、280を有するモータ80の駆動を制御することで運転者の操舵をアシストするものであって、インバータ110、210と、回転角センサ30と、マイコン50と、を備える。インバータ110、210は、巻線組180、280の通電を切り替える。回転角センサ30は、複数のセンサ部130、230を有する。センサ部130、230は、モータ80の回転に応じて変化する信号を検出し、角度情報を出力する。
マイコン50は、異常監視部56、回転角演算部55、および、通電制御部150、250を有する。異常監視部56は、回転角センサ30の異常を監視する。回転角演算部55は、回転角センサ30から取得される角度情報θ1A、θ2A、および、回転角センサ30の異常状態に応じて、モータ80の回転角度として電気角θを演算する。通電制御部150、250は、電気角θに基づいて、インバータ110、210を制御する。
回転角演算部55は、一部のセンサ部130、230の異常が検出された場合、異常検出から確定までの間、異常検出前の電気角θであるホールド値θholdに基づいて電気角θを演算し、センサ部130、230の異常が確定された場合、正常であるセンサ部の角度情報に基づいて電気角θを演算する。なお、回転角演算部55は、電気角θに替えて、回転角度として機械角を演算してもよい。
例えば、トルクセンサ93の異常時であれば、電流指令値Id*、Iq*をホールドすることで、異常検出時のハンドルショックを和らげることができる。しかしながら、回転角センサ30の異常時において、電流指令値Id*、Iq*をホールドしたとしても、ハンドルショックを低減することができない虞がある。そこで本実施形態では、回転角センサ30の異常検出中は、異常検出前の電気角θであるホールド値θholdに基づいて電気角θを演算する。本実施形態では、異常検出中において、ホールド値θholdそのものを電気角θとする。これにより、回転角センサ30に異常が生じた場合であっても、適切にモータ80を制御可能であって、ステアリングホイール91の中立時や保舵中に異常が発生した場合におけるハンドルショックを低減することができる。
センサ部には、メインセンサ部である第1センサ部130、および、サブセンサ部である第2センサ部230が含まれる。回転角演算部55は、第1センサ部130が正常である場合、第1センサ部130の角度情報θ1Aに基づいて電気角θを演算する。回転角演算部55は、第1センサ部130の異常が検出されてから異常確定までの間、ホールド値θholdに基づいて電気角θを演算する。第1センサ部130の異常が確定された場合、第2センサ部230の角度情報θ2Aを用いた電気角θの演算に切り替える。これにより、第1センサ部130の異常時において、電気角θを適切に演算することができる。
回転角演算部55は、第2センサ部230の異常が検出されてから異常確定までの間、ホールド値θholdに基づいて電気角θを演算し、第2センサ部230の異常が確定された場合、第1センサ部130の角度情報θ1Aを用いた電気角θの演算に戻す。また、回転角演算部55は、第2センサ部230の異常が検出された場合、第1センサ部130の角度情報に基づく電気角θの演算を継続するようにしてもよい。これにより、第2センサ部230の異常時において、電気角θを適切に演算することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態を図9〜図11に示す。図9に示すように、本実施形態の角度演算処理は、S510に替えて、S511である点が異なるので、この点を中心に説明する。S503またはS505にて否定判断された場合に移行するS511では、回転角演算部55は、電流制御に用いる電気角θを、ホールド値θholdを補正値θcで補正した値とする。電気角θを式(1)、補正値θcを式(2)に示す。式中のωは正常である角度情報から演算される回転角速度、tは異常検出からの経過時間である。また、例えばセンサ部130、230が共に異常検出中の場合等、補正値θcの演算ができない場合、θc=0とし、ホールド値θholdそのものを電気角θとすればよい。
θ=θhold+θc ・・・(1)
θc=ω×t ・・・(2)
図10は、異常検出中の回転角速度ωが一定である場合の例であり、図11は、異常検出中に回転角速度ωが変化する場合の例である。図10および図11に示すように、異常検出中における電気角θとして、ホールド値θholdを補正値θcで補正した値を用いることで、より適切に電気角θを演算することができる。また、回転角速度ωは、角度情報θ1A、θ1Bにオフセット誤差があったとしても、同じ値を算出可能であるため、つなぎが連続となり、電気角θが不連続になることによるハンドルショックおよび運転者への違和感を低減することができる。特に、図11に示すように、異常検出中の時刻x20にて回転角速度ωが変化した場合であっても、精度よく電気角θを推定可能であるので、電気角θの演算に用いる角度情報の切り替えに伴うハンドルショックおよび運転者への違和感をより低減することができる。
本実施形態では、回転角演算部55は、一部のセンサ部130、230の異常検出から異常確定までの間、正常であるセンサ部の角度情報に基づいて演算される回転角速度ωを用いてホールド値θholdを補正した値を電気角θとする。これにより、異常検出中に操舵速度が変化した場合であっても、電気角θを精度よく推定可能であり、ハンドルショックおよび運転者への違和感をより低減することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態を図12〜図14に示す。図12に示すように、回転角センサ300は、第1センサ部310、第2センサ部320、および、第3センサ部330を有する。第1センサ部310は、センサ素子311、312を有する。センサ素子311は、sin信号である角度情報SGN_1Aをマイコン51に出力する。センサ素子312は、cos信号である角度情報SGN_1Bをマイコン51に出力する。本実施形態では、マイコン51が「制御部」に対応する。
第2センサ部320は、センサ素子321、322を有する。センサ素子321は、sin信号である角度情報SGN_2Aをマイコン51に出力する。センサ素子322は、cos信号である角度情報SGN_2Bをマイコン51に出力する。第3センサ部330は、センサ素子331、332を有する。センサ素子331は、sin信号である角度情報SGN_3Aをマイコン51に出力する。センサ素子332は、cos信号である角度情報SGN_3Bをマイコン51に出力する。すなわち本実施形態では、回転角センサ300は、アナログ信号にて、角度情報をマイコン51に出力する。
マイコン51は、第1実施形態のマイコン50の構成に加え、回転角センサ300からの角度情報をデジタル変換するAD変換部551〜556を有する。AD変換部551は角度情報SGN_1Aをデジタル変換し、AD変換部552は角度情報SGN_1Bをデジタル変換する。AD変換部553は角度情報SGN_2Aをデジタル変換し、AD変換部554は角度情報SGN_2Bをデジタル変換する。AD変換部555は角度情報SGN_3Aをデジタル変換し、AD変換部556は角度情報SGN_3Bをデジタル変換する。AD変換部551〜555にてデジタル信号に変換された角度情報は、回転角演算部55および異常監視部56(図12中は不図示)に出力される。以下、角度情報SGN_1A、SGN_1B、SGN_2A、SGN_2B、SGN_3A、SGN3Bは、デジタル変換後の値とし、図13では、AD変換部551〜556の記載を省略した。
図13に示すように、回転角演算部55は、回転角センサ300から取得される角度情報に基づいて電気角θを演算する。本実施形態では、正常な2つのセンサ部からの角度情報を用いて電気角θを演算する。全てのセンサ部310、320、330が正常である場合、第1センサ部310および第2センサ部320からの角度情報を用いて電気角θを演算する。
異常監視部56は、回転角センサ300から取得される角度情報に基づき、異常判定を行う。異常判定処理は、図6と同様であって、S101における異常判定条件が成立しているか否かの判定内容が異なる。センサ部310、320、330の判定方法は同様であるので、ここでは第1センサ部310の異常判定を例に説明する。自身の角度情報と他のセンサ部の角度情報との差を演算する式(3)および式(4)が共に成立する場合、多数決の理論により、角度情報SGN_1Aが異常であって、異常判定条件が成立していると判定する。また、自身の角度情報と他のセンサ部の角度情報との差を演算する式(5)および式(6)が共に成立する場合、多数決の理論により、角度情報SGN_1Bが異常であって、異常判定条件が成立していると判定する。式(3)〜式(6)中の異常判定閾値THe2は、検出誤差等に応じ、0に近い任意の値に設定される。ここでは、式(3)〜式(6)にて同じ値を用いるものとしているが、異なっていてもよい。
|SGN_1A−SGN_2A|>THe2 ・・・(3)
|SGN_1A−SGN_3A|>THe2 ・・・(4)
|SGN_1B−SGN_2B|>THe2 ・・・(5)
|SGN_1B−SGN_3B|>THe2 ・・・(6)
また、角度情報SGN_1Aが上限値THhiより大きい場合、または、下限値THloより小さい場合、角度情報SGN_1Aが異常であって、異常判定条件が成立していると判定する。同様に、角度情報SGN_1Bが上限値より大きい場合、または、下限値より小さい場合、角度情報SGN_1Bが、異常判定条件が成立していると判定する。
各センサ部310、320、330について、異常判定条件が成立していると判断されると、異常判定カウンタがインクリメントされ、異常判定カウンタのカウント値が確定判定閾値より大きくなると異常が確定され、確定判定閾値以下の間は異常検出中とする。
本実施形態の角度演算処理を図14のフローチャートに基づいて説明する。S531では、回転角演算部55は、第1センサ部310が正常か否かを判断する。第1センサ部310が正常ではないと判断された場合(S531:NO)、S539へ移行する。第1センサ部310が正常であると判断された場合(S531:YES)、S532へ移行する。
S532では、回転角演算部55は、第2センサ部320が正常か否かを判断する。第2センサ部230が正常ではないと判断された場合(S532:NO)、S536へ移行する。第2センサ部230が正常であると判断された場合(S532:YES)、S533へ移行する。
S533では、回転角演算部55は、第3センサ部330が正常か否かを判断する。第3センサ部330が正常であると判断された場合(S533:YES)、S535へ移行する。第3センサ部530が正常ではないと判断された場合(S533:NO)、S534へ移行する。
S534では、回転角演算部55は、第3センサ部330の異常が確定しているか否かを判断する。第3センサ部330の異常が確定していないと判断された場合(S534:NO)、すなわち第3センサ部330が異常検出中である場合、S546へ移行する。第3センサ部330の異常が確定していると判断された場合(S534:YES)、S535へ移行する。
S535では、回転角演算部55は、第1センサ部310の角度情報SGN_1A、SGN_1B、および、第2センサ部320の角度情報SGN_2A、SGN_2Bに基づき、電気角θを演算する(式(7)参照)。本実施形態では、sin信号およびcos信号のアークタンジェントにより電気角θを演算する。また、演算された電気角θをホールド値θholdとする。
θ=ATAN(SGN_1A+SGN_2A)/(SGN_1B+SGN_2B)
・・・(7)
S532にて否定判断された場合に移行するS536では、回転角演算部55は、第2センサ部320の異常が確定しているか否かを判断する。第2センサ部320の異常が確定していないと判断された場合(S536:NO)、S546へ移行する。第2センサ部320の異常が確定していると判断された場合(S536:YES)、S537へ移行する。
S537では、回転角演算部55は、第3センサ部330が正常か否かを判断する。第3センサ部330が正常ではないと判断された場合(S537:NO)、S544へ移行する。第3センサ部330が正常であると判断された場合(S537:YES)、S538へ移行し、第1センサ部310の角度情報SGN_1A、SGN_1B、および、第3センサ部330の角度情報SGN_3A、SGN_3Bに基づき、電気角θを演算する(式(8)参照)。また、演算された電気角θをホールド値θholdとする。
θ=ATAN(SGN_1A+SGN_3A)/(SGN_1B+SGN_3B)
・・・(8)
S531にて否定判断された場合に移行するS539では、回転角演算部55は、第1センサ部310の異常が確定しているか否かを判断する。第1センサ部310の異常が確定していないと判断された場合(S531:NO)、S546へ移行する。第1センサ部310の異常が確定していると判断された場合(S531:YES)、S540へ移行する。
S540では、回転角演算部55は、第2センサ部520が正常か否かを判断する。第2センサ部320が正常ではないと判断された場合(S540:NO)、S543へ移行する。第2センサ部320が正常であると判断された場合(S540:YES)、S541へ移行する。
S541では、回転角演算部55は、第3センサ部330が正常か否かを判断する。第3センサ部530が正常ではないと判断された場合(S541:NO)、S544へ移行する。第3センサ部330が正常であると判断された場合(S541:YES)、S542へ移行し、第2センサ部320の角度情報SGN_2A、SGN_2B、および、第3センサ部330の角度情報SGN_3A、SGN_3Bに基づき、電気角θを演算する(式(9)参照)。また、演算された電気角θをホールド値θholdとする。
θ=ATAN(SGN_2A+SGN_3A)/(SGN_2B+SGN_3B)
・・・(9)
S540で否定判断されて移行するS543では、回転角演算部55は、第2センサ部320の異常が確定しているか否かを判断する。第2センサ部320の異常が確定していないと判断された場合(S543:NO)、S546へ移行する。第2センサ部320の異常が確定していると判断された場合(S543:YES)、S545へ移行する。
S537またはS541にて否定判断された場合に移行するS544では、回転角演算部55は、第3センサ部330の異常が確定しているか否かを判断する。第3センサ部530の異常が確定していないと判断された場合(S544:NO)、S546へ移行する。第3センサ部530の異常が確定していると判断された場合(S544:YES)、S545へ移行する。
センサ部310、320、330のうちの2つの異常が確定している場合に移行するS545では、回転角演算部55は、電気角θをホールド値θholdとする。また、マイコン50は、モータ80の駆動を停止し、アシスト停止とする。
センサ部310、320、330のいずれかが異常検出中である場合に移行するS546では、回転角演算部55は、電流制御に用いる電気角θをホールド値θholdとする。
すなわち、本実施形態では、センサ部310、320、330がいずれも正常であれば、第1センサ部310および第2センサ部320の角度情報SGN_1A、SGN_1B、SGN_2A、SGN_2Bを用いて電気角θを演算する。センサ部310、320、330のいずれかの異常が確定している場合、正常である2つのセンサ部からの角度情報を用いて電気角θを演算する。
センサ部310、320、330のいずれかが異常検出中である場合、電気角θをホールド値θholdとする。異常検出中において、第2実施形態のように、正常であるセンサ部の情報に基づいて演算される回転角速度ωによる補正を行ってもよい。第4実施形態も同様である。
本実施形態では、第1センサ部310および第2センサ部320が「メインセンサ部」に対応し、第3センサ部330が「サブセンサ部」に対応する。本実施形態のように、回転角センサ300から出力される角度情報がアナログ信号であっても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第4実施形態)
第4実施形態による電動パワーステアリング装置を図15に示す。本実施形態の電動パワーステアリング装置2は、第1実施形態と同様、ステアリングシステム90に適用され、制御ユニット20およびモータ80を備える。制御ユニット20は、2つのマイコン160、260が設けられている点が第1実施形態と異なる。
第1マイコン160は、通電制御部150、角度演算部165および異常監視部166等を有する。第1マイコン160は、第1センサ部130から角度情報θ1A、θ1Bを取得する。角度演算部165は、角度情報θ1Aに基づき、電気角θ1を演算する。通電制御部150は、電気角θ1に基づいて第1巻線組180の通電を制御する。異常監視部166は、第1センサ部130の異常を監視する。
第2マイコン260は、通電制御部250、角度演算部265および異常監視部266等を有する。第2マイコン260は、第2センサ部230から角度情報θ2A、θ2Bを取得する。角度演算部265は、角度情報θ2Aに基づき、電気角θ2を演算する、通電制御部250は、電気角θ2に基づいて第2巻線組280の通電を制御する。異常監視部266は、第2センサ部230の異常を監視する。通電制御や異常判定の詳細は、上記実施形態と同様である。
本実施形態では、マイコン160、260を含め、巻線組180、280の通電制御に係る部品が、巻線組180、280に対してそれぞれ設けられている「完全冗長」の構成となっている。正常時において、第1マイコン160は第1センサ部130の情報を用い、第2マイコン260は第2センサ部230の情報を用いて電流制御を行う。
センサ部130、230の異常状態に係る情報は、例えばマイコン間通信等により、マイコン160、260間で共有される。第1センサ部130にて異常が検出された場合、第1センサ部130が異常である旨の情報が、第1マイコン160から第2マイコン260に通知される。同様に、第2センサ部230にて異常が検出された場合、第2センサ部230が異常である旨の情報が、第2マイコン260から第1マイコン160に通知される。
第1マイコン160での処理は、例えば図7中のS502およびS503の処理を省略し、第1マイコン160は、第1センサ部130が正常である場合(S501:YES)、角度情報θ1Aに基づく電気角θ1に基づいて電流制御を行う。第1センサ部130の異常検出中であって異常確定前である場合(S501:NO、S505:NO)、正常時の値がホールドされ、ホールド値にて電流制御を継続する(S510)。第1センサ部130の異常が確定すると(S505:YES)、第1系統でのアシストを停止し、第2センサ部230の値を用いた第2系統による駆動(S508)、すなわち片系統駆動に移行する。
第2マイコン260での処理は、例えば図7中のS502およびS503の処理を省略し、第1センサ部130と第2センサ部230とを読み替えればよい。具体的には、第2マイコン260は、第2センサ部230が正常である場合(S501:YES)、角度情報θ2Aに基づく電気角θ2に基づいて電流制御を行う。第2センサ部230の異常検出中であって異常確定前である場合(S501:NO、S505:NO)、正常時の値がホールドされ、ホールド値にて電流制御を継続する(S510)。第2センサ部230の異常が確定すると(S505:YES)、第2系統でのアシストを停止し、第1センサ部130の値を用いた第1系統による駆動(S508)、すなわち片系統駆動に移行する。
また、S507にて否定判断された場合、S508へ移行するようにし、肯定判断された場合、すなわちセンサ部130、230が共に異常確定した場合、アシストを停止する(S509)。
なお、異常確定にて正常系統での片系統駆動を継続することは、「センサ部の異常が確定された場合、正常であるセンサ部の角度情報に基づく回転角度の演算に切り替える」の概念にも含まれるものとする。また、異常が確定した場合、片系統駆動への切り替えに替えて、正常系統からマイコン間通信等にて、正常である角度情報または電気角θを取得して第1マイコン160及び第2マイコン260にて制御を継続するようにしてもよい。本実施形態では、マイコン160、260が「制御部」に対応する。
ここでは、第1実施形態のように、デジタル信号である角度情報θ1A、θ1B、θ2A、θ2Bがマイコン160、260に入力されるものとして説明したが、第3実施形態のように、アナログ信号にて角度情報が入力されるようにしてもよい。
本実施形態の電動パワーステアリング装置2は、複数の巻線組180、280を有するモータ80の駆動を制御することで運転者の操舵をアシストするものであって、複数のインバータ110、210と、回転角センサ30と、マイコン160、260と、を備える。第1インバータ110は第1巻線組180の通電を切り替え、第2インバータ210は第2巻線組280の通電を切り替える。回転角センサ30は、モータ80の回転に応じて変化する信号を検出し、角度情報を出力する複数のセンサ部130、230を有する。
第1マイコン160は、対応して設けられる第1センサ部130の異常を監視する異常監視部166、第1センサ部130から取得される角度情報および第1センサ部130の異常状態に応じて電気角θ1を演算する回転角演算部165、および、電気角θに基づいて第1インバータ110を制御する通電制御部150を有する。第2マイコン260は、対応して設けられる第2センサ部230の異常を監視する異常監視部266、第2センサ部230から取得される角度情報および第2センサ部230の異常状態に応じて電気角θ2を演算する回転角演算部265、および、電気角θに基づいて第2インバータ210を制御する通電制御部250を有する。
インバータ120、210、センサ部130、230、および、マイコン160、260は、巻線組180、280ごとに対応して設けられる。すなわち、第1インバータ120、第1センサ部130および第1マイコン160が第1巻線組180に対応して設けられ、第2インバータ210、第2センサ部230および第2マイコン260が第2巻線組280に対応して設けられる。
回転角演算部165は、対応して設けられる第1センサ部130の異常が検出された場合、異常検出から確定までの間、異常検出前の電気角であるホールド値に基づいて電気角θ1を演算し、第1センサ部130の異常が確定された場合、正常である第2センサ部230と対応して設けられる第2マイコン260での制御を継続する。
回転角演算部265は、対応して設けられる第2センサ部230の異常が検出された場合、異常検出から確定までの間、異常検出前の電気角であるホールド値に基づいて電気角θ2を演算し、第2センサ部230の異常が確定された場合、正常である第1センサ部130と対応して設けられる第1マイコン160での制御を継続する。
マイコン160、260を設けることで、一方のマイコンに異常が生じた場合であっても、他方のマイコンを用い、片系統駆動にてモータ80の駆動し、アシストを継続することができる。また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(他の実施形態)
第2実施形態では、異常検出中において、回転角速度に基づいてホールド値を補正する。他の実施形態では、異常検出値における角度補正については、回転角速度が所定範囲内である場合にホールド値の補正を行い、回転角速度が所定範囲外である場合、角度補正を行わないようにしてもよい。これにより、回転角速度が速すぎる、或いは、モータが略停止しているときに回転角速度による補正を行うことで、回転角度が不適切な値となるのを防ぐことができる。
他の実施形態では、ノイズ等により頻繁に異常が検出されるのを避けるべく、角度情報が正常である状態からの異常検出に係る判定値と、異常検出時からの正常復帰に係る判定値とを異ならせてもよい。また、意図しないセンサ部の頻繁な切り替えを避けるべく、回転角度の演算に用いられるセンサ部が切り替わった場合、その状態が少なくとも一定期間は継続されるようにマージンを持たせるようにしてもよい。
第1実施形態では、センサ部には自己診断部が設けられる。他の実施形態では、センサ部の自己診断部を省略してもよく、この場合、制御部側にて自己診断部と同様の診断を行うことが望ましい。
上記実施形態では、モータは2組の巻線組を有する。他の実施形態では、巻線組数は、1つであってもよいし、3以上であってもよい。制御部は、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、上記実施形態では、回転角センサには2または3のセンサ部が設けられる。他の実施形態では、センサ部の数は4以上であってもよい。以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1、2・・・電動パワーステアリング装置
30、300・・・回転角センサ
50、51、160、260・・・マイコン(制御部)
55、165、265・・・回転角演算部
56、166、266・・・異常監視部
80・・・モータ
110、210・・・インバータ
130、230、310、320、330・・・センサ部
150、250・・・通電制御部
180、280・・・巻線組

Claims (6)

  1. 巻線組(180、280)を有するモータ(80)の駆動を制御することで運転者の操舵をアシストする電動パワーステアリング装置であって、
    前記巻線組の通電を切り替えるインバータ(110、120)と、
    前記モータの回転に応じて変化する信号を検出し、角度情報を出力する複数のセンサ部(130、230、310、320、330)を有する回転角センサ(30、300)と、
    前記回転角センサの異常を監視する異常監視部(56、166、266)、前記回転角センサから取得される前記角度情報および前記回転角センサの異常状態に応じて前記モータの回転角度を演算する回転角演算部(55、165、265)、ならびに、前記回転角度に基づいて前記インバータを制御する通電制御部(150、250)を有する制御部(50、51、160、260)と、
    を備え、
    前記回転角演算部は、
    一部の前記センサ部の異常が検出された場合、異常検出から確定までの間、異常検出前の前記回転角度であるホールド値に基づいて前記回転角度を演算し、
    前記センサ部の異常が確定された場合、正常である前記センサ部の前記角度情報に基づく前記回転角度の演算に切り替える電動パワーステアリング装置。
  2. 前記センサ部には、メインセンサ部(130、310、320)、および、サブセンサ部(230、330)が含まれ、
    前記回転角演算部は、
    前記メインセンサ部が正常である場合、前記メインセンサ部の前記角度情報に基づいて前記回転角度を演算し、
    前記メインセンサ部の異常が検出されてから異常確定までの間、前記ホールド値に基づいて前記回転角度を演算し、
    前記メインセンサ部の異常が確定された場合、前記サブセンサ部の前記角度情報を用いた前記回転角度の演算に切り替える請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記回転角演算部は、
    前記サブセンサ部の異常が検出されてから異常確定までの間、前記ホールド値に基づいて前記回転角度を演算し、
    前記サブセンサ部の異常が確定された場合、前記メインセンサ部からの前記角度情報を用いた前記回転角度の演算に戻す請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記回転角演算部は、
    前記サブセンサ部の異常が検出された場合、前記メインセンサ部の前記角度情報に基づく前記回転角度の演算を継続する請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 複数の巻線組(180、280)を有するモータ(80)の駆動を制御することで運転者の操舵をアシストする電動パワーステアリング装置であって、
    前記巻線組の通電を切り替える複数のインバータ(110、120)と、
    前記モータの回転に応じて変化する信号を検出し、角度情報を出力する複数のセンサ部(130、230)を有する回転角センサ(30)と、
    前記回転角センサの異常を監視する異常監視部(166、266)、前記回転角センサから取得される前記角度情報および前記回転角センサの異常状態に応じて前記モータの回転角度を演算する回転角演算部(165、265)、ならびに、前記回転角度に基づいて前記インバータを制御する通電制御部(150、250)を有する複数の制御部(160、260)と、
    を備え、
    前記インバータ、前記センサ部および前記制御部は、前記巻線組ごとに対応して設けられ、
    前記回転角演算部は、対応して設けられる前記センサ部の異常が検出された場合、異常検出から確定までの間、異常検出前の前記回転角度であるホールド値に基づいて前記回転角度を演算し、当該センサ部の異常が確定された場合、正常である前記センサ部と対応して設けられる前記制御部での制御を継続する電動パワーステアリング装置。
  6. 前記回転角演算部は、一部の前記センサ部の異常検出から異常確定までの間、正常である前記センサ部の前記角度情報に基づいて演算される回転角速度を用いて前記ホールド値を補正した値を前記回転角度とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置。
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