JP2019115968A - 給油装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】工具ホルダのオイルタンクにオイルを効率良く供給することができる給油装置を提供する。【解決手段】工具ホルダ10のオイルタンク50にオイルを供給するための給油装置1Aである。給油装置1Aは、オイルタンク50内に通じる注入ポート60に着脱自在な連結部70と、連結部70にオイルを供給するオイル供給装置80と、連結部70およびオイル供給装置80を制御する制御部と、を備えている。制御部90は、オイルタンク50内のオイルの減少量が設定値に達した場合に、連結部70を注入ポート60に連結させ、連結部70からオイルタンク50にオイルを供給させる。【選択図】図1

Description

本発明は、工具ホルダのオイルタンクにオイルを供給するための給油装置に関する。
工作機械は、一般に、ワークや工具の冷却、潤滑、切屑除去等のために、加工部に切削液としてのオイルを供給しながらワークの加工を行う。
そして、工作機械としては、主軸に取り付けられる工具ホルダにオイルタンクを設け、オイルタンク内のオイルを加工部に供給するものがある。このような工作機械では、オイルタンク内にオイルを供給するための給油装置が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−210836号公報
前記した従来の給油装置では、オイルタンク内のオイルの残量に係わらず、ワークの加工前にオイルタンクにオイルを供給しているため、オイルタンクにオイルを供給する回数が多くなる。そして、オイルタンクにオイルを供給している間は、工具ホルダを使用することができないという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、工具ホルダのオイルタンクにオイルを効率良く供給することができる給油装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、工作機械の主軸に取り付けられる工具ホルダに設けられたオイルタンクにオイルを供給するための給油装置である。前記給油装置は、前記オイルタンク内に通じる注入ポートに着脱自在な連結部と、前記連結部にオイルを供給するオイル供給装置と、前記連結部および前記オイル供給装置を制御する制御部と、を備えている。前記制御部は、前記オイルタンク内のオイルの減少量が設定値に達した場合に、前記連結部を前記注入ポートに連結させ、前記連結部から前記オイルタンクにオイルを供給する。
本発明の給油装置では、必要に応じて工具ホルダのオイルタンクにオイルを効率良く供給することができるため、工具ホルダのオイルタンクにオイルを供給する回数を抑えることができる。
本発明の第一実施形態に係る給油装置を示した構成図である。 本発明の第一実施形態に係る工具ホルダを示した側断面図である。 本発明の第一実施形態に係る給油装置において、連結部と注入ポートとが連結していない状態を示した側断面図である。 本発明の第一実施形態に係る給油装置において、連結部と注入ポートとが連結した状態を示した側断面図である。 本発明の第一実施形態に係る給油装置を用いた給油方法のフローチャートである。 本発明の第二実施形態に係る給油装置のセンサを示した側面図である。 本発明の第三実施形態に係る給油装置を示した構成図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
[第一実施形態]
第一実施形態の給油装置1Aは、図1に示すように、工具ホルダ10に設けられたオイルタンク50にオイルを供給するものである。以下の説明では、最初に工具ホルダ10の構成について説明した後に、給油装置1Aの構成について説明する。
工具ホルダ10は、図2に示すように、本体部30と、本体部30の先端面に取り付けられた固定部20と、オイルミストを生成するノズル40と、オイルを貯留するオイルタンク50と、を備えている。本体部30は、工作機械の主軸2に着脱自在な部位である。また、固定部20は、工具Tが固定される部位である。
本体部30は、先端側の支持部32と、基端端側の装着部31とが形成されている円柱状の部材である。
装着部31は、主軸2のテーパ孔に保持される部位である。装着部31の外周面は、主軸2のテーパ孔に密着可能なテーパ形状に形成されている。装着部31の基端部には、工具マガジン3(図1参照)に保持される嵌合部33が形成されている。
装着部31の中心には、空気流路35が軸方向に延びている。空気流路35は、装着部31を主軸2に装着したときに、主軸2の空気流路(図示せず)に連通する。
ノズル40は、支持部32内に設けられている。ノズル40は、オイルと空気とを混合してオイルミストを生成し、固定部20に取り付けられた工具Tに向けてオイルミストを噴出するものである。工具Tには軸方向に貫通した貫通孔が形成されており、この貫通孔にノズル40からオイルミストが供給される。
オイルタンク50は、支持部32の径方向外側に配置されており、支持部32を囲む円筒状(環状)のケースである。オイルタンク50内には、支持部32を囲む環状の内部空間51が形成されている。
オイルタンク50の内部空間51には、環状のピストン54が収容されている。ピストン54は、内部空間51を工具ホルダ10の軸方向に移動自在である。
内部空間51は、ピストン54によって二つの空間に区画されている。内部空間51において、ピストン54の一方側に貯留室55が形成され、ピストン54の他方側に加圧室56が形成されている。貯留室55は、支持部32内の流路を介してノズル40に連結されている。
貯留室55はオイルが充填される空間である。また、加圧室56は高圧の空気が供給される空間である。加圧室56内の空気の圧力によって、ピストン54が貯留室55側に押し出されることで、貯留室55内のオイルが加圧される。
支持部32内には、装着部31内の空気流路35から分岐した第1分岐流路36および第2分岐流路37が形成されている。
第1分岐流路36は、空気流路35から加圧室56に至る流路である。第1分岐流路36には、第1レギュレータ36aが設けられている。
第2分岐流路37は、空気流路35からノズル40に至る流路である。第2分岐流路37には、第2レギュレータ37aが設けられている。
オイルタンク50の外周面には、オイルタンク50の貯留室55にオイルを供給するための注入ポート60が設けられている。注入ポート60は、支持部32内の流路を介して貯留室55に連通している。
注入ポート60には、図3に示すように、弁機構が設けられている。通常時は弁体61が弁座部材62の弁座に着座して注入ポート60が閉じられている。図4に示すように、注入ポート60に後記する連結部70の供給ポート73が連結したときには、供給ポート73の弁体73aによって、注入ポート60の弁体61が内側に押される。これにより、弁体61が弁座部材62の弁座から離れて、注入ポート60が開いた状態となる。
工具マガジン3は、図1に示すように、駆動装置3aと、駆動装置3aに連結された回転部材3bと、回転部材3bの外周部に設けられた複数の工具保持具3cと、を備えている。
工具保持具3cの溝部に工具ホルダ10の本体部30の嵌合部33が嵌め込まれることで、工具保持具3cに工具ホルダ10が保持されている。
工具ホルダ10は、工作機械の工具マガジン3に保持されている。工具マガジン3には、複数の工具ホルダ10が保持されている。工具マガジン3はマガジンカバー4内に収容されている。
工具ホルダ10を主軸2に供給するときには、マガジンカバー4内に主軸2が挿入され、回転部材3bの工具交換位置(例えば、最下部の位置)に配置された工具ホルダ10の本体部30に主軸2が連結される。
工具ホルダ10を工具保持具3cに戻すときには、工具ホルダ10が連結された主軸2がマガジンカバー4内に挿入され、工具ホルダ10を工具交換位置の工具保持具3cに保持させた後に、主軸2から工具ホルダ10が外される。
工具Tによってワークを加工するときには、空気供給装置(図示せず)から主軸2の空気流路(図示せず)に高圧の空気が供給される。この空気は、図2に示すように、主軸2の空気流路から工具ホルダ10の空気流路35に流入し、第1分岐流路36および第2分岐流路37に分岐してそれぞれ流れる。
第1分岐流路36を流れる空気は、加圧室56に供給される。なお、第1分岐流路36を経て加圧室56に供給される空気の圧力は、第1レギュレータ36aによって調整される。そして、加圧室56に供給された空気の圧力によって、ピストン54が貯留室55側に押し出されることで、貯留室55内のオイルに圧力が加えられる。これにより、貯留室55内のオイルが流路を経てノズル40に供給される。
第2分岐流路37を流れる空気は、ノズル40に供給される。第2分岐流路37を経てノズル40に供給される空気の圧力は、第2レギュレータ37aによって調整される。
ノズル40では、貯留室55から供給されたオイルと、第2分岐流路37から供給された空気とを混合してオイルミストを生成し、固定部20に取り付けられた工具Tに向けてオイルミストを噴出する。オイルミストは、工具Tの貫通孔を通じてワークの加工部に供給される。
第一実施形態の工具ホルダ10では、ノズル40からオイルミストを噴出させるための空気の圧力と、ノズル40にオイルを送り込むための空気の圧力とを個別に調整することができるため、工具Tに供給するオイルミストの噴射速度やオイル含有率などの品質を向上させることができる。
給油装置1Aは、図1に示すように、工具ホルダ10のオイルタンク50にオイルを供給するものである。給油装置1Aは、オイルタンク50の注入ポート60に着脱自在な連結部70と、連結部70にオイルを供給するオイル供給装置80と、連結部70およびオイル供給装置80を制御する制御部90と、を備えている。
連結部70は、マガジンカバー4内に収容されており、オイル供給装置80および制御部90は、マガジンカバー4の外側に配置されている。
連結部70は、工具マガジン3の回転部材3bの径方向に進退自在な可動部材71と、可動部材71を移動させる駆動装置72と、を備えている。
第一実施形態の連結部70では、可動部材71が回転部材3bの最上部の位置の上方に配置されている。具体的には、可動部材71は、回転部材3bの最上部の位置に配置された工具ホルダ10のオイルタンク50の外周面に対峙するように配置されている。第一実施形態において、回転部材3bの最上部の位置は、工具ホルダ10のオイルタンク50にオイルを供給するためのオイル供給位置である。つまり、可動部材71は、オイル供給位置に配置された工具ホルダ10のオイルタンク50の径方向の外側に配置されている。
可動部材71の工具マガジン3側の先端面(下端面)には、供給ポート73が突設されている。また、可動部材71の側面には、流入口71aが形成されている。可動部材71の内部には、流入口71aから供給ポート73に至る流路が形成されている。
供給ポート73には、図3に示すように、弁機構が設けられている。通常時は弁体73aが弁座部材73bの弁座に着座して供給ポート73が閉じられている。図4に示すように、供給ポート73に工具ホルダ10の注入ポート60が連結したときには、注入ポート60の弁座部材62によって、供給ポート73の弁座部材73bが押される。これにより、弁座部材73bの弁座が弁体73aから離れて、供給ポート73が開いた状態となる。
駆動装置72は、図1に示すように、可動部材71を回転部材3bの径方向に移動させるものである。駆動装置72は、油圧シリンダやモータなどの駆動源を備え、駆動源によって回転部材3bの径方向に進退自在なロッド72aを有している。
ロッド72aの先端部(下端部)には、可動部材71の基端面(上端面)が連結されている。これにより、ロッド72aの進退に連動して、可動部材71が回転部材3bの径方向(上下方向)に進退する。
通常時は、工具マガジン3に保持された工具ホルダ10に対して可動部材71が上方に離れて配置されている。
工具ホルダ10のオイルタンク50にオイルを供給するときには、駆動装置72によって可動部材71を工具ホルダ10側に移動させることで、可動部材71の供給ポート73が工具ホルダ10の注入ポート60に連結する。
工具ホルダ10のオイルタンク50へのオイルの供給が完了すると、駆動装置72によって可動部材71を工具ホルダ10から離れる方向に移動させることで、可動部材71の供給ポート73が工具ホルダ10の注入ポート60から外れる。
このように、連結部70の供給ポート73は、工具マガジン3に保持された工具ホルダ10の注入ポート60に着脱自在である。
オイル供給装置80は、可動部材71にオイルを送り込む圧送ポンプ(図示せず)と、オイルが貯留されたタンク(図示せず)とを備えている。
オイル供給装置80と可動部材71との間には、オイル供給管74が介設されている。オイル供給管74の一端は、オイル供給装置80の吐出口に連結され、他端は可動部材71の流入口71aに連結されている。
オイル供給装置80からオイル供給管74を通じて可動部材71にオイルが供給され、さらに、可動部材71内の流路を通じて供給ポート73にオイルが供給される。
制御部90は、連結部70およびオイル供給装置80の駆動を制御するコンピュータである。制御部90の各処理は、記憶部に記憶されているプロクラムをCPU(中央処理装置)が実行することで実現される。
制御部90は、工具ホルダ10の貯留室55内のオイルの減少量が、予め設定された設定値に達した場合に、連結部70の駆動装置72を駆動させる。これにより、可動部材71が工具ホルダ10に向けて移動する。
第一実施形態の制御部90は、工具ホルダ10の使用回数に基づいて、貯留室55内のオイルの減少量を検出している。つまり、工具ホルダ10を一回使用したときのオイルの減少量を予め測定して制御部90に入力しておくことで、工具ホルダ10の使用回数からオイルの減少量を算出している。
なお、制御部90には、各工具ホルダ10がオイルの供給後に使用された回数が記憶されている。
制御部90は、可動部材71の供給ポート73が工具ホルダ10の注入ポート60に連結する位置まで可動部材71を移動させて駆動装置72を停止する。
制御部90は、駆動装置72を停止させた後に、オイル供給装置80を駆動させて、オイル供給装置80から可動部材71にオイルを供給させる。
制御部90は、オイル供給装置80を駆動させた後に、予め設定された時間が経過すると、オイル供給装置80を停止させ、可動部材71へのオイルの供給を停止させる。
なお、制御部90がオイル供給装置80を駆動させている時間は、オイルの減少量と同じ量のオイルが供給される時間を予め計測することで設定されている。
制御部90は、オイル供給装置80を停止させた後に、駆動装置72を逆向きに駆動させて、可動部材71を工具ホルダ10から離れる方向に移動させる。これにより、供給ポート73が注入ポート60から外れる。
次に、第一実施形態の給油装置1Aを用いた工具ホルダ10への給油方法について説明する。なお、以下の説明では、図5に示すフローチャートを適宜に参照する。
図1に示すように、工具マガジン3において、工具ホルダ10がオイル交換位置に配置されると、制御部90は、その工具ホルダ10をオイルの供給後に使用した回数が予め設定された回数に達しているか否かを判定する(S11)。
工具ホルダ10をオイルの供給後に使用した回数が予め設定された回数に達している場合には(S11のYES)、制御部90はオイルの減少量が設定値に達していると判定する。この場合には、制御部90は、駆動装置72を駆動させて、可動部材71の供給ポート73を工具ホルダ10の注入ポート60に連結させる(S12)。
これにより、図4に示すように、供給ポート73および注入ポート60の弁機構が開いて、供給ポート73から注入ポート60にオイルを流通可能となる。
制御部90は、供給ポート73が注入ポート60に連結されると、図1に示すように、オイル供給装置80を駆動させて、オイル供給装置80から可動部材71を通じて、工具ホルダ10のオイルタンク50の貯留室55内にオイルを供給する(S13)。
制御部90は、オイル供給装置80を駆動させた後に、所定時間が経過すると、オイル供給装置80を停止させるとともに、駆動装置72を逆向きに駆動させて、供給ポート73を注入ポート60から外す(S14)。
これにより、工具ホルダ10に設けられたオイルタンク50へのオイルの供給が完了する。
なお、工具ホルダ10が工具マガジン3のオイル交換位置に配置されたときに、工具ホルダ10の使用回数が設定された回数に達していない場合には(S11のNO)、制御部90は、オイルの減少量が設定値に達していない判定する。この場合には、工具ホルダ10のオイルタンク50へのオイルの供給は行われない。
以上のような給油装置1Aは、図1に示すように、工作機械の主軸2に取り付けられる工具ホルダ10に設けられたオイルタンク50にオイルを供給するものである。給油装置1Aは、オイルタンク50内に通じる注入ポート60に着脱自在な連結部70と、連結部70にオイルを供給するオイル供給装置80と、連結部70およびオイル供給装置80を制御する制御部90と、を備えている。制御部90は、オイルタンク50内のオイルの減少量が設定値に達した場合に、連結部70を注入ポート60に連結させ、連結部70からオイルタンク50にオイルを供給する。
第一実施形態の給油装置1Aでは、工具ホルダ10の貯留室55内のオイルの減少量に応じて、貯留室55にオイルを供給している。このように、必要に応じて工具ホルダ10にオイルを効率良く供給することができるため、工具ホルダ10にオイルを供給する回数を抑えることができ、ワークの加工効率を高めることができる。
第一実施形態では、制御部90が工具ホルダ10の使用回数に基づいて、オイルタンク50内のオイルの減少量を検出している。
この構成では、オイルタンク50内のオイル量を計測する装置を設ける必要がないため、給油装置1Aの構成を簡素化するとともに、製造コストを低減することができる。
第一実施形態では、工具ホルダ10の外周部に配置された注入ポート60に連結部70が着脱自在である。
この構成では、工具ホルダ10の径方向外側からオイルタンク50にオイルを供給することができるため、給油装置1Aの設置スペースを確保し易くなるとともに、給油装置1Aのレイアウトの自由度を高めることができる。
第一実施形態の給油装置1Aでは、工具マガジン3に保持された工具ホルダ10の注入ポート60に連結部70が着脱自在である。
この構成では、工具マガジン3に保持された工具ホルダ10に対して、ワークの加工中にオイルを供給することができるため、ワークの加工作業を停止することなく、工具ホルダ10のオイルタンク50にオイルを供給することができる。
以上、本発明の第一実施形態について説明したが、本発明は前記第一実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
第一実施形態の給油装置1Aは、図1に示すように、工具ホルダ10の外周部にオイルタンク50が配置された工具ホルダ10にオイルを供給しているが、第一実施形態の給油装置1Aを適用可能な工具ホルダの構成は限定されるものではない。
例えば、第一実施形態の給油装置1Aでは、本体部30の内部にオイルタンクが設けられ、本体部30の外周面に注入ポート60が形成された工具ホルダにオイルを供給することもできる。
第一実施形態では、工具マガジン3の回転部材3bの最上部にオイル供給位置が設定されているが、オイル供給位置は限定されるものではない。そして、回転部材3bの側部や下部にオイル供給位置を設定した場合には、そのオイル供給位置に対応させて給油装置1Aを回転部材3bの側方や下方に配置することになる。
第一実施形態の給油装置1Aは、工具ホルダ10の径方向外側に配置されているが、工具ホルダ10の軸方向の端部に注入ポート60が設けられている場合には、給油装置1Aを工具ホルダ10の軸方向外側に配置することができる。
第一実施形態の給油装置1Aでは、図4に示すように、供給ポート73と注入ポート60とが連結されることで、供給ポート73および注入ポート60の弁機構が開くように構成されている。しかしながら、供給ポート73と注入ポート60とを連結する構成は限定されるものではなく、各種公知の連結機構および弁機構を用いることができる。
[第二実施形態]
次に、第二実施形態の給油装置について説明する。
第二実施形態の給油装置は、図6に示すように、前記した第一実施形態の給油装置1A(図1参照)と略同様な構成であり、工具ホルダ10のオイルタンク50内のオイルの減少量を検出する構成が異なっている。
第二実施形態の工具ホルダ10では、オイルタンク50の内部空間51に設けられたピストン54に磁石57が取り付けられている。つまり、ピストン54に連動して磁石57が内部空間51を移動する。
第二実施形態の給油装置は、オイルタンク50の外周面に対峙している磁気センサ75を備えている。磁気センサ75は、オイル供給位置に配置されており、工具ホルダ10にオイルを供給するときに、磁石57の磁界の検出することができる。
第二実施形態の制御部90では、磁石57の磁界に基づいて、オイルタンク50内におけるピストン54の移動量を検出している。
制御部90には、オイルタンク50内にオイルが十分に充填されているときのピストン54の位置における磁石57の磁界が記憶されており、その磁界からの変動量に基づいて、制御部90はピストン54の移動量を算出している。
さらに、制御部90は、貯留室55側へのピストン54の移動量に基づいて、貯留室55内のオイルの減少量を検出している。
第二実施形態の給油装置では、オイルタンク50内のオイルを加圧するためのピストン54がオイルタンク50内に移動自在に設けられている。そして、制御部90は、オイルタンク50内におけるピストン54の移動量に基づいて、オイルタンク50内のオイルの減少量を検出している。このようにすると、オイルタンク50内のオイルの減少量を精度良く検出することができる。
第二実施形態の給油装置では、ピストン54の位置を検出する磁気センサ75を備え、磁気センサ75は、工具ホルダ10の外周部に配置されたオイルタンク50の外面に対峙して配置される。このように、工具ホルダ10の径方向外側に磁気センサ75を配置することで、磁気センサ75の設置スペースを確保し易くなる。
以上、本発明の第二実施形態について説明したが、本発明は前記第二実施形態に限定されることなく、前記した第一実施形態と同様に、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
[第三実施形態]
次に、第三実施形態の給油装置について説明する。
第三実施形態の給油装置1Bは、図7に示すように、前記した第一実施形態の給油装置1A(図1参照)と略同様な構成であり、連結部70が加工室5内に配置されている点が異なっている。
第三実施形態の給油装置1Bは、ワークWを加工するための加工室5内に連結部70が配置されている。第三実施形態の給油装置1Bでは、加工室5内において、可動部材71の供給ポート73が工具ホルダ10のオイルタンク50の注入ポート60に連結される。
第三実施形態では、工具TによってワークWを加工する直前に、給油装置1Bによって工具ホルダ10のオイルタンク50にオイルが供給される。
第三実施形態の給油装置1Bは、ワークWを加工するための加工室5内に配置された工具ホルダ10の注入ポートに連結部70が着脱自在である。この構成では、加工室5内に連結部70を配置するスペースを確保し易いため、給油装置1Bのレイアウトの自由度を高めることができる。
以上、本発明の第三実施形態について説明したが、本発明は前記第三実施形態に限定されることなく、前記した第一実施形態と同様に、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
1A 給油装置(第一実施形態)
1B 給油装置(第三実施形態)
2 主軸
3 工具マガジン
3a 駆動装置
3b 回転部材
3c 工具保持具
4 マガジンカバー
5 加工室
10 工具ホルダ
20 固定部
30 本体部
31 装着部
32 支持部
33 嵌合部
35 空気流路
36 第1分岐流路
36a 第1レギュレータ
37 第2分岐流路
37a 第2レギュレータ
40 ノズル
50 オイルタンク
51 内部空間
54 ピストン
55 貯留室
56 加圧室
57 磁石
60 注入ポート
61 弁体
62 弁座部材
70 連結部
71 可動部材
72 駆動装置
73 供給ポート
73a 弁体
73b 弁座部材
75 磁気センサ
80 オイル供給装置
90 制御部
T 工具
W ワーク

Claims (7)

  1. 工作機械の主軸に取り付けられる工具ホルダに設けられたオイルタンクにオイルを供給するための給油装置であって、
    前記オイルタンク内に通じる注入ポートに着脱自在な連結部と、
    前記連結部にオイルを供給するオイル供給装置と、
    前記連結部および前記オイル供給装置を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記オイルタンク内のオイルの減少量が設定値に達した場合に、前記連結部を前記注入ポートに連結させ、前記連結部から前記オイルタンクにオイルを供給させることを特徴とする給油装置。
  2. 前記制御部は、前記工具ホルダの使用回数に基づいて、前記オイルタンク内のオイルの減少量を検出することを特徴とする請求項1に記載の給油装置。
  3. 前記オイルタンク内には、前記オイルタンク内のオイルを加圧するためのピストンが移動自在に設けられており、
    前記制御部は、前記オイルタンク内における前記ピストンの移動量に基づいて、前記オイルタンク内のオイルの減少量を検出することを特徴とする請求項1に記載の給油装置。
  4. 前記ピストンの位置を検出するセンサを備え、
    前記センサは、前記工具ホルダの外周部に配置された前記オイルタンクの外面に対峙して配置されることを特徴とする請求項3に記載の給油装置。
  5. 前記連結部は、前記工具ホルダの外周部に配置された前記注入ポートに着脱自在であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の給油装置。
  6. 前記連結部は、工具マガジンに保持された前記工具ホルダの前記注入ポートに着脱自在であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の給油装置。
  7. 前記連結部は、ワークを加工するための加工室内に配置された前記工具ホルダの前記注入ポートに着脱自在であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の給油装置。
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