JP2019114878A - 広帯域無線通信システムのチャネル推定装置およびチャネル推定方法 - Google Patents

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【課題】準ミリ波帯およびミリ波帯の広帯域無線通信システムにおいて、回路部品の不完全性により数百MHz以上の広帯域に渡るチャネル推定の性能劣化を克服し、チャネル推定性能を改善する。【解決手段】送信装置から送信された既知信号を用いてチャネル推定を行い、データ信号の復調に供するチャネル推定装置において、既知信号から所定の手法を用いてチャネル推定を行うチャネル推定処理部と、チャネル推定処理部からチャネル推定の結果を入力し、雑音スムージングフィルタを用いて広帯域雑音の影響を緩和したチャネル推定結果をデータ信号の復調に供する雑音スムージング処理部と、チャネル推定処理部のチャネル推定の結果から受信SNRを計算し、計算した受信SNRを用いて雑音スムージングフィルタのパラメータの設定を行う制御部とを備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、準ミリ波およびミリ波帯で、帯域幅が数百MHz以上の広帯域無線通信システムのチャネル推定装置およびチャネル推定方法に関する。
近年、キャリア周波数として、28GHz、60GHz、73GHz等の準ミリ波およびミリ波帯を用いる広帯域無線通信システムに関する技術が報告されている(非特許文献1)。これらの帯域幅は数百MHz以上あり、従来の無線LAN等のマイクロ波(6GHz以下)を使う無線通信システムより広く、伝送容量の増加が期待されている。しかしながら、マイクロ波より周波数が高いため、局部発振器(以下、LO(local oscillator)と称する)、帯域通過フィルタ(以下、BPF(bandpass filter )と称する)等のRF(radio frequency )部品や、アナログデジタル変換器(以下、ADC(analog to digital converter )と称する)、デジタルアナログ変換器(以下、DAC(digital to digital converter)と称する)といった回路部品の性能に対する要求が従来のマイクロ波帯を用いる無線通信システムより高く、その不完全性が無線通信システムとしての伝送容量増加を阻害する要因になっている(非特許文献2)。
T. S. RAPPAPORT et al., "Millimeter Wave Mobile Communications for 5G Cellular: It Will Work!" IEEE Access, pp. 335-349, vol. 1, May, 2013. Y. Zou et al, "Impact of Major RF Impairments on mm-Wave Communications Using OFDM Waveforms," Proc. IEEE Globecom, Feb. 2017.
広帯域無線通信システムでは、前記の回路部品の不完全性の影響により、従来のマイクロ波帯を用いる無線通信システムでは生じなかった全帯域に渡る雑音が生じる。以下、このような回路部品の不完全性の影響により生じる雑音や、帯域制限処理の不完全性から生じる雑音等を「広帯域雑音」と称する。広帯域雑音の例を図3に示す。
この広帯域雑音の影響により、チャネル推定の劣化が生じる。従来の方法では、チャネル推定用の既知信号の数を増やし、チャネル推定の結果を平均することで、広帯域雑音の影響を緩和することが考えられる。しかしながら、この方法は、チャネル推定用の既知信号の数が多くなり、データ伝送容量を減少させることになる。また、チャネルの時変動が大きい場合は、多くの既知信号の間でチャネルが時変動してしまい、正確なチャネル推定が困難となる。
本発明は、準ミリ波帯およびミリ波帯の広帯域無線通信システムにおいて、回路部品の不完全性により数百MHz以上の広帯域に渡るチャネル推定の性能劣化を克服し、チャネル推定性能を改善することができる広帯域無線通信システムのチャネル推定装置およびチャネル推定方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、準ミリ波およびミリ波帯で、帯域幅が数百MHz以上の広帯域無線通信システムの受信装置に配置され、送信装置から送信された既知信号を用いてチャネル推定を行い、データ信号の復調に供するチャネル推定装置において、既知信号から所定の手法を用いてチャネル推定を行うチャネル推定処理部と、チャネル推定処理部からチャネル推定の結果を入力し、雑音スムージングフィルタを用いて広帯域雑音の影響を緩和したチャネル推定結果をデータ信号の復調に供する雑音スムージング処理部と、チャネル推定処理部のチャネル推定の結果から受信SNRを計算し、計算した受信SNRを用いて雑音スムージングフィルタのパラメータの設定を行う制御部とを備える。
第2の発明は、準ミリ波およびミリ波帯で、帯域幅が数百MHz以上の広帯域無線通信システムの受信装置に配置され、送信装置から送信された既知信号を用いてチャネル推定を行い、データ信号の復調に供するチャネル推定装置において、既知信号から所定の手法を用いてチャネル推定を行うチャネル推定処理部と、チャネル推定処理部からチャネル推定の結果を入力し、雑音除去フィルタを用いて広帯域雑音を除去したチャネル推定結果をデータ信号の復調に供する雑音除去処理部と、チャネル推定処理部のチャネル推定の結果から受信SNRを計算し、計算した受信SNRを用いて雑音除去フィルタのパラメータの設定を行う制御部とを備える。
第3の発明は、準ミリ波およびミリ波帯で、帯域幅が数百MHz以上の広帯域無線通信システムの受信装置に配置され、送信装置から送信された既知信号を用いてチャネル推定を行い、データ信号の復調に供するチャネル推定装置において、既知信号から所定の手法を用いてチャネル推定を行うチャネル推定処理部と、チャネル推定処理部からチャネル推定の結果を入力し、雑音除去フィルタを用いて広帯域雑音を除去したチャネル推定結果をデータ信号の復調に供する雑音除去処理部と、雑音除去処理部から広帯域雑音を除去したチャネル推定結果を入力し、さらに雑音スムージングフィルタを用いて広帯域雑音の影響を緩和したチャネル推定結果をデータ信号の復調に供する雑音スムージング処理部と、チャネル推定処理部のチャネル推定の結果から受信SNRを計算し、計算した受信SNRを用いて雑音除去フィルタのパラメータおよび雑音スムージングフィルタのパラメータの設定を行う制御部とを備える。
第1の発明または第3の発明のチャネル推定装置において、雑音スムージングフィルタは、広帯域雑音の影響を緩和するSavitzky Golayフィルタであり、制御部は、受信SNRを用いてSavitzky Golayフィルタのパラメータの設定を行う構成である。
第2の発明または第3の発明のチャネル推定装置において、雑音除去フィルタは、広帯域雑音を除去するBilateral フィルタであり、制御部は、Bilateral フィルタの領域パラメータを所定値以下とし、空間パラメータを受信SNRを用いて設定を行う構成である。
第4の発明は、準ミリ波およびミリ波帯で、帯域幅が数百MHz以上の広帯域無線通信システムの受信装置に配置され、送信装置から送信された既知信号を用いてチャネル推定を行い、データ信号の復調に供するチャネル推定方法において、既知信号から所定の手法を用いてチャネル推定を行うチャネル推定処理ステップと、チャネル推定処理ステップのチャネル推定の結果を入力し、雑音スムージングフィルタを用いて広帯域雑音の影響を緩和したチャネル推定結果をデータ信号の復調に供する雑音スムージング処理ステップと、チャネル推定処理ステップのチャネル推定の結果から受信SNRを計算し、計算した受信SNRを用いて雑音スムージングフィルタのパラメータの設定を行う制御ステップとを有する。
第5の発明は、準ミリ波およびミリ波帯で、帯域幅が数百MHz以上の広帯域無線通信システムの受信装置に配置され、送信装置から送信された既知信号を用いてチャネル推定を行い、データ信号の復調に供するチャネル推定方法において、既知信号から所定の手法を用いてチャネル推定を行うチャネル推定処理ステップと、チャネル推定処理ステップからチャネル推定の結果を入力し、雑音除去フィルタを用いて広帯域雑音を除去したチャネル推定結果をデータ信号の復調に供する雑音除去処理ステップと、チャネル推定処理ステップのチャネル推定の結果から受信SNRを計算し、計算した受信SNRを用いて雑音除去フィルタのパラメータの設定を行う制御ステップとを有する。
第6の発明は、準ミリ波およびミリ波帯で、帯域幅が数百MHz以上の広帯域無線通信システムの受信装置に配置され、送信装置から送信された既知信号を用いてチャネル推定を行い、データ信号の復調に供するチャネル推定方法において、既知信号から所定の手法を用いてチャネル推定を行うチャネル推定処理ステップと、チャネル推定処理ステップからチャネル推定の結果を入力し、雑音除去フィルタを用いて広帯域雑音を除去したチャネル推定結果をデータ信号の復調に供する雑音除去処理ステップと、雑音除去処理ステップの広帯域雑音を除去したチャネル推定結果を入力し、さらに雑音スムージングフィルタを用いて広帯域雑音の影響を緩和したチャネル推定結果をデータ信号の復調に供する雑音スムージング処理ステップと、チャネル推定処理ステップのチャネル推定の結果から受信SNRを計算し、計算した受信SNRを用いて雑音除去フィルタのパラメータおよび雑音スムージングフィルタのパラメータの設定を行う制御ステップとを有する。
本発明は、チャネル推定結果に含まれる広帯域雑音に対して、音声通信等で使われる雑音スムージングフィルタと雑音除去フィルタが適していることに着目し、これらの処理により広帯域雑音を除去し、チャネル推定の性能と全体の性能を向上させることができる。
また、これらのフィルタのパラメータを設定する際に、受信信号のSNR(signal to noise ratio 、信号対雑音比)を考慮することで、雑音スムージングフィルタと雑音除去フィルタの機能を広帯域無線通信システムにて適切に発揮でき、さらにチャネル時変動への耐性の向上を図ることができる。
また、チャネル推定用の既知信号の数を増やさずに広帯域雑音を低減することができるので、伝送容量を増大させることができ、さらにチャネル情報取得の負荷を軽減するとともに、干渉除去のための演算量を削減することができる。
本発明の広帯域無線通信システムにおける送受信装置の構成例を示す図である。 受信装置の第1の構成例のデジタル信号処理部23Aを示す図である。 広帯域雑音の例を示す図である。 雑音スムージング後の周波数応答を示す図である。 雑音スムージング前のチャネル推定による復調結果を示す図である。 雑音スムージング後のチャネル推定による復調結果を示す図である。 受信装置の第2の構成例のデジタル信号処理部23Bを示す図である。 受信装置の第3の構成例のデジタル信号処理部23Cを示す図である。 雑音除去前の周波数応答を示す図である。 雑音除去後の周波数応答を示す図である。 雑音スムージング後の周波数応答を示す図である。 雑音除去・雑音スムージング前のチャネル推定による復調結果を示す図である。 雑音除去・雑音スムージング後のチャネル推定による復調結果を示す図である。
図1は、本発明の広帯域無線通信システムにおける送受信装置の構成例を示す。
図1(1) において、送信装置は、デジタル信号処理部11、RF処理部12、送信アンテナ部13を備える。デジタル信号処理部11は、送信するデータ信号の変調や複数のチャネルの空間多重伝送に必要なデジタル信号処理を行う。RF処理部12は、周波数変換、RFフィルタリングなどのアナログ処理を行う。送信アンテナ部13は、複数のチャネルの無線信号を送信する。
図1(2) において、受信装置は、受信アンテナ部21、RF処理部22、デジタル信号処理部23を備える。受信アンテナ部21は、空間多重された複数のチャネルの無線信号を受信する。RF処理部22は、受信信号の周波数変換、RFフィルタリングなどのアナログ処理を行う。デジタル信号処理部23は、複数のチャネルのチャネル推定を行ってデータ信号の復調処理を行う。
チャネル推定を行う際には、送信装置のデジタル信号処理部11は、既知信号をデータ信号列の前に周期的につけて送信する。受信装置のデジタル信号処理部23は、空間多重により同時に受信した複数のデータ信号と既知信号を分けて、既知信号の情報を用いてチャネル推定を行い、該チャネル情報を用いてチャネル等化処理を行い、データ信号の復調処理を行う。
以下、受信装置のデジタル信号処理部23として、第1の構成例のデジタル信号処理部23A、第2の構成例のデジタル信号処理部23B、第3の構成例のデジタル信号処理部23Cについて説明する。
(第1の構成例のデジタル信号処理部23A)
図2は、受信装置の第1の構成例のデジタル信号処理部23Aを示す。
図2において、デジタル信号処理部23Aは、既知信号・データ信号分離部31と、チャネル推定装置32Aと、復調処理部33から構成かれる。さらに、チャネル推定装置32Aは、チャネル推定処理部321と、雑音スムージング処理部322と、制御部323Aにより構成される。
既知信号・データ信号分離部31は、空間多重により同時に受信される複数のデータ信号とそれぞれのデータ信号に周期的につけられている既知信号を分離する。受信信号の同期検出等の処理は、従来の方法で行われる。ここで、分離された複数のデータ信号は、復調処理部33に入力され、後述するチャネル推定装置32Aが出力するチャネル推定結果を用いて、等化処理、チャネル符号の復号処理、復調判定処理等の復調処理を行う。
一方、分離された複数の既知信号は、チャネル推定装置32Aに入力する。チャネル推定装置32Aのチャネル推定処理部321は、入力する複数の既知信号を用いて、ZF(zero forcing)やMMSE(minimum mean square error) 等の手法によりチャネル推定を行う。例えばZFの場合は、既知信号を受信信号に割り算することで、チャネルの推定が可能となる。このチャネル推定の結果には、前記の広帯域雑音が含まれている。
雑音スムージング処理部322は、チャネル推定処理部321からチャネル推定の結果を入力し、Savitzky Golayフィルタ(以下、SGフィルタという)等を用いて雑音スムージング処理を行い、広帯域雑音の影響を緩和した計算結果を復調処理部33に出力する。復調処理部33は、このチャネル推定結果を用いて復調処理を行う。
制御部323Aは、チャネル推定処理部321の推定結果から受信SNRを計算し、計算した受信SNRを用いてSGフィルタのパラメータの設定を行い、設定したパラメータを雑音スムージング処理部322に出力する。なお、時変動により受信SNRが変動しても、SGフィルタのパラメータの設定変更により対応できる。
雑音スムージング処理部322は、このパラメータを用いてSGフィルタの設定を行い、雑音スムージング処理を行う。例えば、SGフィルタは、入力信号を近似する多項式の次数と、多項式を用いて近似する際に使うデータの数(以下、窓のサイズLという)をパラメータとして設定する。この際に、窓のサイズLの最小値をLmin 、最大値をLmax とし、対象となる受信SNRの最小値をSNRmim 、最大値をSNRmax とし、受信SNRをSNRrxとすると、窓のサイズLは以下のように設定する。
L=Lmin+{(Lmax−Lmin)/(SNRmax−SNRmin)}*SNRrx …(1)
ここで、SNRmim 、SNRmax 、Lmax 、Lmin は、別途入力するか、あらかじめ決められた値とする。なお、式(1) は、窓のサイズLを決める例であり、別の方法で窓のサイズLを決めてもよい。また、SGフィルタの多項式の次数は、2から4の中で所定の手法で決める。
図3に示す広帯域雑音を含むチャネル推定の結果を雑音スムージング処理部(SGフィルタ)322に入力して雑音スムージングを行うことにより、図4に示すように、広帯域雑音の影響を緩和した結果が得られる。図5と図6は、図3の雑音スムージング前と図4の雑音スムージング後のチャネル推定による復調結果を示す。図5と図6から、本発明により性能改善ができたことが分かる。
(第2の構成例のデジタル信号処理部23B)
図7は、受信装置の第2の構成例のデジタル信号処理部23Bを示す。
図7において、デジタル信号処理部23Bは、図2に示す第1の構成例のデジタル信号処理部23Aのチャネル推定装置32Aの雑音スムージング処理部322に替えて、雑音除去処理部324を配置した構成である。この雑音除去処理部324は、大信号に含まれている小雑音を除去するBilateral フィルタ(以下、Bフィルタという)等を用いて、チャネル推定処理部321の出力結果に含まれる広帯域雑音を除去する。
制御部323Cは、チャネル推定処理部321の推定結果から受信SNRを計算し、計算した受信SNRを用いてBフィルタのパラメータの設定を行い、設定したパラメータを雑音除去処理部324に出力する。なお、時変動により受信SNRが変動しても、Bフィルタのパラメータの設定変更により対応できる。
雑音除去処理部324は、このパラメータを用いてBフィルタの設定を行い、雑音除去処理を行う。例えば、Bフィルタは、領域パラメータ(range parameter )と空間パラメータ(spatial parameter )で調整され、領域パラメータが大きくなると、Bフィルタの機能が雑音スムージングに近くなり、領域パラメータが小さくなると、Bフィルタの機能が雑音除去に近くなる。ここで、雑音スムージングはSGフィルタで行うため、Bフィルタでは雑音除去の機能がより働くように、領域パラメータは0.001 以下であらかじめ決められたパラメータとする。
空間パラメータは、その値が大きくなるほど雑音除去の効果が大きくなるが、大きすぎると所望の信号まで除去される。よって、空間パラメータは、受信SNRに合わせて調整し、その機能が最大に働くようにする。例えば、受信SNRの最小値をSNRmim 、最大値をSNRmax とし、空間パラメータSの最大値をSmax 、最小値をSmin とし、受信SNRをSNRrxとすると、空間パラメータSは以下のように設定する。
S=Smin+{(Smax−Smin)/(SNRmax−SNRmin)}*SNRrx …(2)
ここで、SNRmim 、SNRmax 、Smax 、Smin は、別途入力するか、あらかじめ決められた値とする。
(第3の構成例のデジタル信号処理部23C)
図8は、受信装置の第3の構成例のデジタル信号処理部23Cを示す。
図8において、デジタル信号処理部23Cのチャネル推定装置32Cは、図7に示す第2の構成例の雑音除去処理部324の後段に、図2に示す第1の構成例の雑音スムージング処理部322を配置し、チャネル推定処理部321のチャネル推定結果から広帯域雑音を除去してから雑音スムージング処理を行い、その結果を復調処理部33に出力する。すなわち、まず雑音を除去してから雑音スムージング処理を行うため、SNRが小さい場合により効果的である。制御部323Cは、第1の構成例の制御部323Aおよび第2の構成例の制御部323Bを合わせた処理を行う。
図9に示すチャネル推定の結果(雑音除去前)をBフィルタを通すことで広帯域雑音を除去した結果を図10に示す。さらに、SGフィルタを通すことにより雑音スムージング後の結果を図11に示す。図12と図13は、図9の雑音除去・雑音スムージング前と図11の雑音除去・雑音スムージング後のチャネル推定による復調結果を示す。図12と図13から、本発明により性能改善ができたことが分かる。
11 デジタル信号処理部
12 RF処理部
13 送信アンテナ部
21 受信アンテナ部
22 RF処理部
23 デジタル信号処理部
31 既知信号・データ信号分離部
32A,32B,32C チャネル推定装置
33 復調処理部
321 チャネル推定処理部
322 雑音スムージング処理部
323A,323B,323C 制御部
324 雑音除去処理部

Claims (8)

  1. 準ミリ波およびミリ波帯で、帯域幅が数百MHz以上の広帯域無線通信システムの受信装置に配置され、送信装置から送信された既知信号を用いてチャネル推定を行い、データ信号の復調に供するチャネル推定装置において、
    前記既知信号から所定の手法を用いてチャネル推定を行うチャネル推定処理部と、
    前記チャネル推定処理部からチャネル推定の結果を入力し、雑音スムージングフィルタを用いて広帯域雑音の影響を緩和したチャネル推定結果を前記データ信号の復調に供する雑音スムージング処理部と、
    前記チャネル推定処理部のチャネル推定の結果から受信SNRを計算し、計算した受信SNRを用いて前記雑音スムージングフィルタのパラメータの設定を行う制御部と
    を備えたことを特徴とするチャネル推定装置。
  2. 準ミリ波およびミリ波帯で、帯域幅が数百MHz以上の広帯域無線通信システムの受信装置に配置され、送信装置から送信された既知信号を用いてチャネル推定を行い、データ信号の復調に供するチャネル推定装置において、
    前記既知信号から所定の手法を用いてチャネル推定を行うチャネル推定処理部と、
    前記チャネル推定処理部からチャネル推定の結果を入力し、雑音除去フィルタを用いて広帯域雑音を除去したチャネル推定結果を前記データ信号の復調に供する雑音除去処理部と、
    前記チャネル推定処理部のチャネル推定の結果から受信SNRを計算し、計算した受信SNRを用いて前記雑音除去フィルタのパラメータの設定を行う制御部と
    を備えたことを特徴とするチャネル推定装置。
  3. 準ミリ波およびミリ波帯で、帯域幅が数百MHz以上の広帯域無線通信システムの受信装置に配置され、送信装置から送信された既知信号を用いてチャネル推定を行い、データ信号の復調に供するチャネル推定装置において、
    前記既知信号から所定の手法を用いてチャネル推定を行うチャネル推定処理部と、
    前記チャネル推定処理部からチャネル推定の結果を入力し、雑音除去フィルタを用いて広帯域雑音を除去したチャネル推定結果を前記データ信号の復調に供する雑音除去処理部と、
    前記雑音除去処理部から広帯域雑音を除去したチャネル推定結果を入力し、さらに雑音スムージングフィルタを用いて広帯域雑音の影響を緩和したチャネル推定結果を前記データ信号の復調に供する雑音スムージング処理部と、
    前記チャネル推定処理部のチャネル推定の結果から受信SNRを計算し、計算した受信SNRを用いて前記雑音除去フィルタのパラメータおよび前記雑音スムージングフィルタのパラメータの設定を行う制御部と
    を備えたことを特徴とするチャネル推定装置。
  4. 請求項1または請求項3に記載のチャネル推定装置において、
    前記雑音スムージングフィルタは、前記広帯域雑音の影響を緩和するSavitzky Golayフィルタであり、
    前記制御部は、前記受信SNRを用いて前記Savitzky Golayフィルタのパラメータの設定を行う構成である
    ことを特徴とするチャネル推定装置。
  5. 請求項2または請求項3に記載のチャネル推定装置において、
    前記雑音除去フィルタは、前記広帯域雑音を除去するBilateral フィルタであり、
    前記制御部は、前記Bilateral フィルタの領域パラメータを所定値以下とし、空間パラメータを前記受信SNRを用いて設定を行う構成である
    ことを特徴とするチャネル推定装置。
  6. 準ミリ波およびミリ波帯で、帯域幅が数百MHz以上の広帯域無線通信システムの受信装置に配置され、送信装置から送信された既知信号を用いてチャネル推定を行い、データ信号の復調に供するチャネル推定方法において、
    前記既知信号から所定の手法を用いてチャネル推定を行うチャネル推定処理ステップと、
    前記チャネル推定処理ステップのチャネル推定の結果を入力し、雑音スムージングフィルタを用いて広帯域雑音の影響を緩和したチャネル推定結果を前記データ信号の復調に供する雑音スムージング処理ステップと、
    前記チャネル推定処理ステップのチャネル推定の結果から受信SNRを計算し、計算した受信SNRを用いて前記雑音スムージングフィルタのパラメータの設定を行う制御ステップと
    を有することを特徴とするチャネル推定方法。
  7. 準ミリ波およびミリ波帯で、帯域幅が数百MHz以上の広帯域無線通信システムの受信装置に配置され、送信装置から送信された既知信号を用いてチャネル推定を行い、データ信号の復調に供するチャネル推定方法において、
    前記既知信号から所定の手法を用いてチャネル推定を行うチャネル推定処理ステップと、
    前記チャネル推定処理ステップからチャネル推定の結果を入力し、雑音除去フィルタを用いて広帯域雑音を除去したチャネル推定結果を前記データ信号の復調に供する雑音除去処理ステップと、
    前記チャネル推定処理ステップのチャネル推定の結果から受信SNRを計算し、計算した受信SNRを用いて前記雑音除去フィルタのパラメータの設定を行う制御ステップと
    を有することを特徴とするチャネル推定方法。
  8. 準ミリ波およびミリ波帯で、帯域幅が数百MHz以上の広帯域無線通信システムの受信装置に配置され、送信装置から送信された既知信号を用いてチャネル推定を行い、データ信号の復調に供するチャネル推定方法において、
    前記既知信号から所定の手法を用いてチャネル推定を行うチャネル推定処理ステップと、
    前記チャネル推定処理ステップからチャネル推定の結果を入力し、雑音除去フィルタを用いて広帯域雑音を除去したチャネル推定結果を前記データ信号の復調に供する雑音除去処理ステップと、
    前記雑音除去処理ステップの広帯域雑音を除去したチャネル推定結果を入力し、さらに雑音スムージングフィルタを用いて広帯域雑音の影響を緩和したチャネル推定結果を前記データ信号の復調に供する雑音スムージング処理ステップと、
    前記チャネル推定処理ステップのチャネル推定の結果から受信SNRを計算し、計算した受信SNRを用いて前記雑音除去フィルタのパラメータおよび前記雑音スムージングフィルタのパラメータの設定を行う制御ステップと
    を有することを特徴とするチャネル推定方法。
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