JP2019108153A - 包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 上壁部と下壁部とを備える包装容器において、内容物を取り出すための開口を側壁に配置する技術を提供する。【解決手段】包装容器は、上壁部と下壁部とを組み合わせて作製されていてもよい。下壁部は、底壁と、底壁から上方に向かって配置されている下側側壁と、を備え、上壁部は、底壁に離間して配置されている天壁と、天壁から下方に向かって配置されており、下側側壁に重なって配置されている上側側壁と、を備え、下側側壁と上側側壁によって、底壁と天壁との間の空間が囲まれており、下側側壁と上側側壁のうち、外側に位置する一方の側壁は、正面と正面の両側端に位置する側面とを備え、一方の側壁は、第1破断線によって画定されており、正面から側面まで伸びる第1破断部を備え、下側側壁と上側側壁のうち、内側に位置する他方の側壁は、第1破断部の正面の内側で開放されていてもよい。【選択図】 図1

Description

本明細書は、上壁部と下壁部とを備える包装容器に関する技術を開示する。
特許文献1に、内容物を取り出すためのディスペンサを有する包装容器が開示されている。包装容器は、側面から正面に亘って配置されているディスペンサを有する。ディスペンサは、取り外し可能なディスペンサパネルを有する。ディスペンサパネルが包装容器から取り外されると、側面から正面に亘って開口するディスペンサ開口が形成される。これにより、内容物を取り出すことができる。
特開2009−530192号公報
上記の包装容器は、1枚のブランクを折り曲げることによって作製されている。そのため、それぞれが別個に準備された上壁部と下壁部とが組み合わされて作製される包装容器に関して考慮されていない。
本明細書では、上壁部と下壁部とを備える包装容器において、内容物を取り出すための開口を側壁に配置する技術を提供する。
本明細書で開示される技術は、包装容器に関する。包装容器は、上壁部と下壁部とを組み合わせて作製されていてもよい。前記下壁部は、底壁と、前記底壁から上方に向かって配置されている下側側壁と、を備え、前記上壁部は、前記底壁に離間して配置されている天壁と、前記天壁から下方に向かって配置されており、前記下側側壁に重なって配置されている上側側壁と、を備え、前記下側側壁と前記上側側壁によって、前記底壁と前記天壁との間の空間が囲まれており、前記下側側壁と前記上側側壁のうち、外側に位置する一方の側壁は、正面と前記正面の両側端に位置する側面とを備え、前記一方の側壁は、第1破断線によって画定されており、前記正面から前記側面まで伸びる第1破断部を備え、前記下側側壁と前記上側側壁のうち、内側に位置する他方の側壁は、前記第1破断部の前記正面の内側で開放されていてもよい。
上記の構成では、下側側壁と上側側壁とが重なって配置されている包装容器において、外側の側壁に内容物を取り出すための開口を形成するための第1破断部が配置されており、内側に配置されている側壁は、破断部の内側で開放されている。このため、第1破断部を破断させることによって、包装容器の外側から、包装容器の内部に収容されている内容物を取り出すことができる。この構成によれば、第1破断部を破断させるだけで、包装容器の外側から内容物に届く開口を形成することができる。
前記下側側壁と前記上側側壁のそれぞれは、前記側面と背面とを有しており、前記下側側壁は、前記側面及び前記背面において、前記上側側壁の内側で重なって配置されており、前記下側側壁の上端は、前記側面及び前記背面において、前記上側側壁の上端と略同一の位置に位置しており、前記上側側壁の下端は、前記側面及び前記背面において、前記包装容器の下端付近に位置していてもよい。第1破断部を破断させて、包装容器の側壁に開口が形成されると、包装容器は、上方からの力に対して弱くなる。上記の構成では、互いに重なっている上側側壁と下側側壁とを備えているため、上方からの力を上側側壁と下側側壁とで支持することができる。これにより、第1破断部を破断させて、包装容器の側壁に開口が形成されても、上方からの力に対して強度が低下することを抑制することができる。この結果、第1破断部を破断させた後に複数個の包装容器を積み重ねて配置させる場合に、下に配置される包装容器が潰れることを抑制することができる。
前記第1破断線は、前記側面において、前記正面に向かって上方に傾斜していてもよい。この構成によれば、側面から正面に向かって第1破断線を容易に破断させることができる。
前記第1破断部は、前記正面から前記天壁まで伸びており、前記第1破断線は、前記正面から前記天壁に伸びていてもよい。破断部を破断させて、包装容器に大きな開口を形成することができる。この結果、包装容器内の内容物を視認し易く、また、取り出す易くすることができる。
前記他方の側壁は、前記第1破断部の前記側面の内側において、前記第1破断部が破断された後に開口する開口部を有していてもよい。この構成によれば、開口部に手指を挿入することによって、側壁に手指を引っ掛けることができる。これにより、第1破断部を破断させて、包装容器の側壁に開口が形成された後の包装容器を、側壁に手指を引っ掛けて持ち上げることができる。
前記他方の側壁は、前記第1破断部の前記側面の内側において、第2破断線によって画定される第2破断部を備え、前記第2破断部は、前記第1破断部の内側に接合されており、前記第1破断部が前記第1破断線に沿って破断される際に、前記第2破断部が前記第1破断部に伴って前記第2破断線に沿って破断され、前記開口部は、前記第2破断部が前記第2破断線に沿って破断されることによって、前記第1破断部が破断された後に開口してもよい。この構成によれば、上側側壁と下側側壁との接合箇所である第2破断部を、第1破断部とともに、内側の側壁から切り離すことができる。これにより、破断部を破断させて、包装容器に開口を形成する際に、上側側壁と下側側壁とを分離することができる。
第1実施例の包装容器の斜視図を示す。 第1実施例の包装容器の正面図を示す。 第1実施例の上壁部の展開図を示す。 第1実施例の下壁部の展開図を示す。 第1実施例の上壁部の斜視図を示す。 第1実施例の下壁部の斜視図を示す。 第1実施例の包装容器の破断途中を示す斜視図を示す。 第1実施例の包装容器の破断途中を示す斜視図を示す。 第1実施例の包装容器の破断途中を示す斜視図を示す。 第1実施例の包装容器の破断後を示す斜視図を示す。 第2実施例の包装容器の斜視図を示す。 第2実施例の上壁部の展開図を示す。 第2実施例の包装容器の破断後を示す斜視図を示す。
(第1実施例)
図1〜図6を参照して、包装容器10を説明する。包装容器10は、食品や日用品等の内容物の包装に用いられる。図1に示すように、包装容器10は、直方体形状を有する。包装容器10は、例えば段ボール紙で作製されるが、包装容器10の材料はダンボール紙以外の紙であってもよいし、紙に限定されず、プラスチック等であってもよい。
包装容器10は、図5に示す上壁部12と、図6に示す下壁部14とを組み合わせることによって作製される。下壁部14は、底壁20と、下側側壁22と、を備える。図4に示すように、下壁部14は、1枚の平板のブランク54を組み立てることによって作製されている。下側側壁22は、正面板30と、側板32、34と、背板36と、を備える。
下側側壁22は、ブランク54において、背板36、側板34、正面板30、側板32の順で連続的に繋がっている。図4、図6に示すように、下側側壁22は、ブランク54が、背板36、側板34、正面板30、側板32のそれぞれの間に位置する折線59で折り曲げられて作製される。下側側壁22では、上方が開放されている。背板36の側板34と反対側の端辺には、接着片38が連結されている。接着片38は、側板32の内面に接着されている。
背板36は、矩形の平板形状を有する。背板36の左右の両端辺のそれぞれには、側板32と側板34のそれぞれが連結されている。側板32と側板34とは、背板36を挟んで対向している。側板32と側板34とは、側板32の上端に設けられている切欠き32aを除いて同一の形状を有している。側板32、34は、それぞれ矩形状から正面側の一部が切り取られた形状を有している。詳細には、側板32、34の正面側の端辺は、上部で正面側に位置して、中間部で正面から後方に傾斜し、下部で背面側に位置する。このため、側板32、34の上端辺の前後方向の長さは、中間部よりも長い。
側板32は、前後方向の中央で、上下方向の中央より下方に、矩形状の開口32bを備える。また、側板32は、開口32bの前側に隣接して、破断部32cを備える。破断部32cは、断続的に並ぶスリットによって形成される破断線32dによって画定されている。なお、「スリット」は、板を貫通する切込みである。破断線32dは、破断部32cの上下で円弧状に断続的に配置されている。また、破断線32dは、前方で上下方向に平行に連続的に伸びている。破断部32cの後方は、開口32bによって側板32の本体から切り離されている。
側板34は、側板32と同様の開口34b、破断部34c及び破断線34dを備える。
側板32、34の正面側には、正面板30が配置されている。正面板30は、下壁部14の下部に配置されている。このため、下側側壁22の正面では、上方が開放されている。
正面板30、側板32、34及び背板36のそれぞれの下端には、底板40、42、44、46のそれぞれが連結されている。底壁20は、底板40、42、44、46によって構成されている。詳細には、底板40と底板42とが接着されており、底板44と底板46とが接着されている。底板40、42と底板44、46とが互いに契合することによって、底壁20が形成されている。
下壁部14の上方には、上壁部12が配置されている。上壁部12は、下壁部14を覆っている。図3、図5に示すように、上壁部12は、天壁70と、上側側壁72と、を備える。上壁部12は、1枚の平板のブランク56を組み立てることによって作製されている。上側側壁72は、正面板80と、側板82、84と、背板86と、を備える。
上側側壁72は、ブランク56において、背板86、側板84、正面板80、側板82の順で連続的に繋がっている。上側側壁72は、ブランク56が、背板86、側板84、正面板80、側板82のそれぞれの間に位置する折線57で折り曲げられて作製される。側板82の正面板80と反対側の端辺には、接着片88が連結されている。接着片88は、背板86の外面に接着されている。
正面板80、側板82、84及び背板86は、それぞれ矩形の平板形状を有する。背板86は、背板36の外側に位置している。背板86は、背板36と略同一の形状を有する。背板86は、背板36と重ねて配置される。背板86の左右の両端辺のそれぞれには、側板82と側板84のそれぞれが連結されている。側板82と側板84とは、背板86を挟んで対向している。側板82と側板84とは、同一の形状を有している。側板82、84は、矩形の平板形状を有する。側板82は、側板32と重ねて配置されており、側板84は、側板34と重ねて配置されている。
側板82、84の正面側には、正面板80が配置されている。正面板80は、正面板30の外側に位置している。正面板80は、正面板30の正面側を覆っている。
正面板80及び側板82、84には、正面板80及び側板82、84に亘って、破断部100が配置されている。破断部100の上端には、正面板80の上端付近に配置されている破断線80aが配置されている。破断線80aは、左右方向に平行に配置されている。正面板80に配置されている破断部100は、破断線80aと正面板80の下端辺によって画定されている。破断線80aは、断続的に並ぶスリットによって構成されている。後述する破断線82a、82b、82d、84a、84b、84dも同様に、断続的に並ぶスリットによって構成されている。
側板82は、破断線80aに連続する破断線82aを有する。破断線82aは、破断線80aの右端から後下方に直線的に伸びている。破断線82aは、下端において、破断線82bに連結されている。破断線82bは、側板32の破断線32dの上方において、破断線32dに沿って配置されている。破断線82bは、円弧形状を有する。
破断線82bの後端には、折曲片82cが配置されている。折曲片82cでは、上下のそれぞれに前後方向に平行な直線状のスリット82fが配置されている。折曲片82cは、長方形形状を有しており、前端において、上下方向に直線状に伸びており、上下のスリットを繋ぐスリット82eを有する。また、折曲片82cは、後端において、側板82の他の部分に切れ目無く繋がっている。折曲片82cは、開口32bの外側に位置する。
側板82は、さらに、折曲片82cの下端に、破断線82dを備える。破断線82dは、折曲片82cの下端から、前下方に伸びている。側板82に配置されている破断部100は、破断線82a、82d、折曲片82cの前端のスリット82e、及び側板82の下端辺によって画定されている。側板32の破断部32cは、破断線82b、82d及び折曲片82cの前端のスリット82eによって画定される領域の内側に位置する。
側板84は、側板82と同様に、破断線84a、84b、84d及びスリット84e、84fで画定される折曲片84cを備える。この構成では、破断部100は、破断線80a、82a、82b、82d、84a、84b、84d及び、折曲片82c、84cによって画定されている。
天壁70は、正面板80、側板82、84及び背板86のそれぞれの上端から伸びる天板90、92、94、96によって構成されている。詳細には、天板92、94の上に、天板90、96が重なるように、正面板80、側板82、84及び背板86に対して折り曲げられることによって、天壁70が構成される。天壁70は、底壁20に対して上下方向に間隔を有して配置されている。底壁20と天壁70との間の空間は、上側側壁72と下側側壁22とによって囲まれている。
上側側壁72と下側側壁22とは、破断部32c、34cの外面が、破断部100の内面、詳細には、破断線82bの下方であって折曲片82cのスリット82eの前方に位置する領域、及び破断線84bの下方であって折曲片84cのスリット84eの前方に位置する領域の内面に接着されることによって、互いに接合されている。
(破断部100の破断方法)
次いで、図7〜図10を参照して、包装容器10の破断部100を破断させる方法を説明する。図7に示すように、使用者は、まず、折曲片82c、84cを包装容器10の内側に押し込む。これにより、折曲片82c、84cは、後端辺を軸に回動する。このとき、折曲片82c、84cの内側には、側板32、34の開口32b、34bが配置されているため、折曲片82c、84cをスムーズに内側に回動させることができる。
この結果、使用者は、折曲片82c、84cを回動させて形成された開口から、手指を挿入して、破断部100の後端部に、包装容器10の内側から指を引っ掛けることができる。次いで、図8に示すように、使用者は、破断部100を図8の矢印方向に引っ張ることによって、破断線82b、82dと破断線82aとを破断させる。前後方向に対して、破断線82a、82dは傾斜しており、破断線82bは湾曲している。このため、前後方向に平行に伸びる場合と比較して、破断線82a、82b、82dをスムーズに破断させることができる。使用者は、同様に、破断線84b、84dと破断線84aとを破断させる。これにより、図9に示すように、正面から見ると、破断部100の両側端が上側側壁72から切り離される。
破断線82b、82dと破断線82aとを破断させると、下側側壁22の破断部32c、34cは、破断部100に伴って、側板32、34から破断される。これにより、側板32、34に開口部32e、34eが形成される。
次いで、正面板80の破断線80aを破断させることによって、破断部100を切り離すことができる。
図10に示すように、破断部100が切り離された後の包装容器10は、正面側に大きな開口が形成される。これにより、内容物が収容されている状態で、正面の開口から内容物を容易に取り出すことができる。このため、例えば、内容物である商品を店舗に陳列する際に、わざわざ包装容器10から取り出して、棚に商品を陳列しなくても、破断部100を切り離して、商品が収容されている状態で包装容器10を店舗内に配置すればよい。これにより、陳列作業を簡略化することができる。
また、包装容器10では、破断部100が切り離された後、天壁70が残っている。このため、複数個の包装容器10を上下方向に重ねて配置することができる(図10参照)。下側側壁22の側板32、34の上端は、上側側壁72の側板82、84の上端と略同一の位置に位置している。略同一とは、同一である場合と、若干ずれている場合を含む。また、下側側壁22の背板36の上端は、上側側壁72の背板86の上端と略同一の位置に位置している。また、上側側壁72の側板82、84と背板86とは、包装容器10の下端に略一致する。略一致とは、位置する場合と、若干ずれている場合を含む。
この構成によれば、下方に配置されている包装容器10は、上方に重ねられた包装容器10を、二重に配置されている側板32、34、82、84及び背板36、86によって支持することができる。これにより、下方に配置されている包装容器10が変形することを抑制することができる。
また、側板82、84の破断線82d、84dを前方に傾斜させることによって、破断部100が切り離された後の側板82、84の下端辺が短くなることを抑制することができる。これにより、破断部100が切り離された後の包装容器10の強度が低下することを抑制することができる。また、側板82、84の下端辺を長く残すことによって、上壁部12が前方に倒れることを抑制することができる。
さらに、破断部100を破断することによって、破断部32c、34cが破断され、開口部32e、34eが形成される。この構成によれば、図10に示すように、開口部32e、34eに手指を挿入することによって、下側側壁22に手指を引っ掛けることができる。これにより、開放後の包装容器10に手指を引っ掛けて持ち上げることができる。
上側側壁72と下側側壁22とは、破断部32c、34cの外面と破断部100の内面とを接着することによって、接合されている。この構成によれば、破断部100を切り離すことによって、上側側壁72と下側側壁22との接合を解除することができる。これにより、包装容器10の使用後に、包装容器10を容易に片付けることができる。
(第2実施例)
図11〜図13を参照して、第1実施例と異なる点を説明する。なお、本実施例では、第1実施例の包装容器10と対応する構成には、同一の符号を付して説明する。本実施例の包装容器210は、破断部200の形状が破断部100と異なる。具体的には、破断部200は、破断線280a、280b、290a、290b、290c、82a、82b、82d、84a、84b、84d、スリット82e、84e及び正面板80の下端辺、側板82、84の下端辺によって画定される。即ち、破断部200は、側板82、84上では、破断部100と同一の形状を有する。なお、下壁部14は、第1実施例と同一形状を有する。
正面板80において、破断部200は、破断線82a,84aのそれぞれに連続する破断線280a、280bによって、正面板80と切り離される。破断線280aは、展開図において、破断線82aの直線上に配置される。破断線280aは、正面板80の破断線82aの上端から左上方に傾斜して、正面板80の上端まで達している。破断線280bは、展開図において、破断線84aの延長線上に配置される。破断線280bは、正面板80の破断線84aの上端から右上方に傾斜して、正面板80の上端まで達している。
破断部200は、天壁70まで伸びている。天壁70の天板90は、破断線290a、290b、290cを備える。破断線290aは、展開図において、破断線82a、280aの延長線上に配置されている。破断線290aは、破断線280aの上端から左後方に傾斜している。破断線290aは、天板90の前後方向の中間位置、より具体的には、前端から前後方向の約1/3の位置まで伸びている。破断線290bは、展開図において、破断線84a、280の延長線上に配置されている。破断線290bは、破断線280bの上端から右後方に傾斜している。破断線290bは、天板90の前後方向において、破断線290aと同一位置に位置する。破断線290cは、破断線290aの後端から290bの後端まで、左右方向に平行に伸びている。
破断部200は、破断部100と同様に、折曲片82c、84cを押し込んで、破断部200に手指を引っ掛けて引っ張り、破断線280a、280b、290a、290b、290c、82a、82b、82d、84a、84b、84dを破断させることによって、包装容器210から破断される。
この構成によっても、第1実施例と同様の効果を奏することができる。また、図13に示されるように、破断部200が破断された後の包装容器210では、天壁70まで開放されている。これにより、包装容器210内の内容物を視認し易く、また、取り出す易くすることができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(変形例)
(1)上記の実施例では、包装容器10は、直方体形状を有している。しかしながら、包装容器10の形状は、直方体形状以外に、円柱形状、六角柱形状等、他の形状を有していてもよい。
(2)破断部100、200の形状は、上記の実施例の形状に限定されない。例えば、破断部100では、正面の上端が湾曲していてもよい。即ち、破断線80aが湾曲していてもよい。
(3)上記の実施例では、破断線80a等は、複数のスリットが断続的に並ぶ構成を有している。しかしながら、破断線80a等は、これに限らず、破断線80a等が設けられていない箇所と比較して、破断させ易くされていればよい。例えば、破断線80aでは、破断線80a等が設けられていない箇所と比較して、板厚が薄くされていてもよい。
(4)下側側壁22の側板32、34の上端は、上側側壁72の側板82、84の上端と略同一の位置に位置していなくてもよい。また、下側側壁22の背板36の上端は、上側側壁72の背板86の上端と略同一の位置に位置していなくてもよい。また、上側側壁72の側板82、84と背板86とは、包装容器10の下端に略一致していなくてもよい。
(5)第1実施例において、正面板80は、破断線80aとともに、破断線80aの下方に位置する破断線を有していてもよい。側板82、84の破断線82d、84dは、破断線80aの下方に位置する破断線に連結されていてもよい。この構成では、破断部100は、正面板80及び側板82、84の下端辺に達しておらず、破断線80a等の破断線によって画定されていてもよい。第2実施例の破断部200も同様である。
(6)底壁20、天壁70、及び側壁22、72の構成は、上記の各実施例の構成に限られない。例えば、底壁20は、1枚の平板によって構成されていてもよい。この場合、下側側壁22の正面板30、側板32、34及び背板36のそれぞれは、底壁20の各辺に回動可能に連結しており、互いに接着されていてもよい。同様に、天壁70は、1枚の平板によって構成されていてもよい。
(7)上記の各実施例では、上側側壁72が下側側壁22よりも外側に配置されている。しかしながら、下側側壁22が上側側壁72よりも外側に配置されていてもよい。この場合、下側側壁22に、破断部100、200が配置されていてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10 :包装容器
12 :上壁部
14 :下壁部
20 :底壁
22 :下側側壁
30 :正面板
32、34:側板
32c、34c:破断部
32d、34d:破断線
32e、34e:開口部
70 :天壁
72 :上側側壁
80 :正面板
80a :破断線
82、84:側板
82a、82b、82d、84a、84b、84d:破断線
100 :破断部
200 :破断部
210 :包装容器
280a、280b、290a、290b、290c:破断線

Claims (6)

  1. 上壁部と下壁部とを組み合わせて作製されている包装容器であって、
    前記下壁部は、
    底壁と、
    前記底壁から上方に向かって配置されている下側側壁と、を備え、
    前記上壁部は、
    前記底壁に離間して配置されている天壁と、
    前記天壁から下方に向かって配置されており、前記下側側壁に重なって配置されている上側側壁と、を備え、
    前記下側側壁と前記上側側壁によって、前記底壁と前記天壁との間の空間が囲まれており、
    前記下側側壁と前記上側側壁のうち、外側に位置する一方の側壁は、正面と前記正面の両側端に位置する側面とを備え、
    前記一方の側壁は、第1破断線によって画定されており、前記正面から前記側面まで伸びる第1破断部を備え、
    前記下側側壁と前記上側側壁のうち、内側に位置する他方の側壁は、前記第1破断部の前記正面の内側で開放されている、包装容器。
  2. 前記下側側壁と前記上側側壁のそれぞれは、前記側面と背面とを有しており、
    前記下側側壁は、前記側面及び前記背面において、前記上側側壁の内側で重なって配置されており、
    前記下側側壁の上端は、前記側面及び前記背面において、前記上側側壁の上端と略同一の位置に位置しており、
    前記上側側壁の下端は、前記側面及び前記背面において、前記包装容器の下端付近に位置している、請求項1に記載の包装容器。
  3. 前記第1破断線は、前記側面において、前記正面に向かって上方に傾斜している、請求項1又は2に記載の包装容器。
  4. 前記第1破断部は、前記正面から前記天壁まで伸びており、
    前記第1破断線は、前記正面から前記天壁に伸びている、請求項1から3のいずれか一項に記載の包装容器。
  5. 前記他方の側壁は、前記第1破断部の前記側面の内側において、前記第1破断部が破断された後に開口する開口部を有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の包装容器。
  6. 前記他方の側壁は、前記第1破断部の前記側面の内側において、第2破断線によって画定される第2破断部を備え、
    前記第2破断部は、前記第1破断部の内側に接合されており、
    前記第1破断部が前記第1破断線に沿って破断される際に、前記第2破断部が前記第1破断部に伴って前記第2破断線に沿って破断され、
    前記開口部は、前記第2破断部が前記第2破断線に沿って破断されることによって、前記第1破断部が破断された後に開口する、請求項5に記載の包装容器。
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JP3202167U (ja) * 2015-11-05 2016-01-21 レンゴー株式会社 包装展示兼用箱

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