JP2019107981A - 車両用シート - Google Patents

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義晴 園田
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Abstract

【課題】シートバックを後傾させた状態、車両の前面衝突時の減速加速度が高い場合や乗員の体重が重い場合においても乗員の身体を適切に拘束できる車両用シートを得る。【解決手段】車両用シート10は、乗員の臀部及び大腿部を支持すると共に乗員の臀部の前方側への移動を抑制する拘束パネル12を備えたシートクッション14と、シートクッション14の後端部に傾倒可能に設けられ、乗員の背部を支持するシートバック16と、を備えている。また、車両用シート10は、シートバック16がシートクッション14に対して後方側へ傾けられた際に作動されて拘束パネル12が上昇され、車両の前面衝突に伴う減速加速度が乗員に作用された際又は衝突センサによって車両の前面衝突が検出された際に作動されて拘束パネル12を上昇させるリンク機構18を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シートに関する。
下記特許文献1及び特許文献2には、乗員の臀部及び大腿部を支持するシートクッションと、乗員の背部を支持するシートバックと、を備えた車両用シートが開示されている。これらの文献に記載された車両用シートでは、シートバックを後方側へ傾けると、シートクッションの前端部が高くなるように当該シートクッションが傾くようになっている。これにより、シートバックを後方側へ傾けた場合においても、車両用シート及びシートベルトによる乗員の拘束性能が確保され、車両の前面衝突時に乗員が車両用シート及びシートベルトによる拘束から離脱することが抑制されている(所謂サブマリン現象が生じることが抑制されている)。
特開昭61−56609号公報 特開2011−131699号公報
ところで、シートバックを後傾させた状態では前述のサブマリン現象が生じやすく、また車両の前面衝突時の減速加速度が高い場合や乗員の体重が重い場合においても乗員の身体を適切に拘束できることが望ましい。
本発明は上記事実を考慮し、シートバックを後傾させた状態、車両の前面衝突時の減速加速度が高い場合や乗員の体重が重い場合においても乗員の身体を適切に拘束できる車両用シートを得ることが目的である。
請求項1記載の車両用シートは、乗員の臀部及び大腿部を支持すると共に乗員の臀部の前方側への移動を抑制する拘束部を備えたシートクッションと、前記シートクッションの後端部に傾倒可能に設けられ、乗員の背部を支持するシートバックと、前記拘束部と連結され、前記シートバックが前記シートクッションに対して後方側へ傾けられた際に作動されて前記拘束部を上昇させると共に、車両の前面衝突に伴う減速加速度が乗員に作用した際又は衝突センサによって車両の前面衝突が検出された際に作動されて前記拘束部を上昇させるリンク機構と、を備えている。
請求項1記載の車両用シートによれば、乗員の臀部及び大腿部がシートクッションによって支持され、乗員の背部がシートバックによって支持される。また、シートバックがシートクッションに対して後方側へ傾けられると、リンク機構が作動されて、拘束部が上昇する。これにより、シートバックを後方側へ傾けた場合においても、車両用シートのシートクッションによる乗員の拘束性能が確保される。これに加えて、車両の前面衝突に伴う減速加速度が乗員に作用された際又は衝突センサによって車両の前面衝突が検出された際にも、リンク機構が作動されて、拘束部が上昇する。このように、シートバックを後方側へ傾けた場合でなくても拘束部が上昇する構成とすることで、車両の前面衝突時の減速加速度が高い場合や乗員の体重が重い場合においても車両用シートのシートクッションによる乗員の拘束性能が確保される。
本発明に係る車両用シートは、シートバックを後傾させた状態、車両の前面衝突時の減速加速度が高い場合や乗員の体重が重い場合においても乗員の身体を適切に拘束できる、という優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車両用シートを示す側面図である。 第1実施形態に係る車両用シートを示す側面図であり、シートバックが後方側へ傾けられた状態を示している。 第1実施形態に係る車両用シートを示す側面図であり、車両の衝突時の状態を示している。 第2実施形態に係る車両用シートを示す図3に対応する側面図であり、車両の衝突時の状態を示している。 第3実施形態に係る車両用シートを示す図3に対応する側面図であり、車両の衝突時の状態を示している。 第4実施形態に係る車両用シートを示す図3に対応する側面図であり、車両の衝突時の状態を示している。
図1〜図3を用いて、本発明の第1実施形態に係る車両用シートについて説明する。なお、以下の説明において前後左右上下の方向を示して説明するときは、車両用シートに着座した乗員から見た前後左右上下の方向を示すものとし、また各図に適宜示す矢印FRは前方向、矢印UPは上方向をそれぞれ示すものとする。また、左右の方向は、シート幅方向と一致している。
図1に示されるように、本実施形態の車両用シート10は、乗員の臀部及び大腿部を支持すると共に乗員の臀部の前方側への移動を抑制する拘束部としての拘束パネル12を備えたシートクッション14と、乗員の背部を支持するシートバック16と、を備えている。また、車両用シート10は、作動されることで拘束パネル12を持ち上げるリンク機構18を備えている。
シートクッション14は、表皮材に覆われた図示しないシートクッションパッドがシートクッションフレーム20に取付けられること等によって形成されている。シートクッションフレーム20は、左右方向に間隔をあけて配置され前後方向に延びる左右一対のサイドフレーム部22と、左右一対のサイドフレーム部22の前端部22Fを左右方向につなぐ前フレーム部24と、を備えている。また、シートクッションフレーム20は、左右一対のサイドフレーム部22の前端側において当該左右一対のサイドフレーム部22間に架け渡されるよう設けられた板状の拘束パネル12を備えている。この拘束パネル12における乗員側の面は乗員側へ向けて凸状となるように緩やかに湾曲されている。また、拘束パネル12の後端部は、左右方向を軸方向とする支軸部26に支持されている。これにより、拘束パネル12が支軸部26を軸中心として上下方向に傾動可能となっている。
なお、シートクッションフレーム20はシートレール28に支持されている。これにより、車両用シート10を前後方向へスライドさせることが可能となっている。
シートバック16は、シートクッション14と同様に表皮材に覆われた図示しないシートバックパッドがシートバックフレーム30に取付けられること等によって形成されている。また、シートバックフレーム30の下端部30Lは、シートクッションフレーム20の左右一対のサイドフレーム部22の後端部22Rに左右方向を軸方向として傾動可能に支持されている。これにより、シートバック16をシートクッション14に対して前後方向に傾けることが可能となっている。
リンク機構18は、シートバック16がシートクッション14に対して後方側へ傾けられた際及び車両の衝突時に作動されることで拘束パネル12を持ち上げるための機構である。このリンク機構18は、6つのリンク部が連結されることによって構成されている。
具体的には、リンク機構18は、一端部32Aがシートバックフレーム30の下端部30Lに固定された第1リンク部32を備えている。また、リンク機構18は、一端部34Aが第1リンク部32の他端部32Bに左右方向を軸方向とするピンによって繋がれた第2リンク部34を備えている。さらに、リンク機構18は、シートクッションフレーム20のサイドフレーム部22の後端部22Rに左右方向を軸方向とするピンによって支持された第3リンク部36を備えている。この第3リンク部36には、第2リンク部34の他端部34Bが左右方向を軸方向とするピンによって繋がれている。また、リンク機構18は、一端部38A(後端部)が第3リンク部36に左右方向を軸方向とするピンによって繋がれた第4リンク部38を備えている。この第4リンク部38の他端部38B(前端部)は、シートクッションフレーム20のサイドフレーム部22の前端部22Fの下方側に配置されている。
また、リンク機構18は、長手方向の中間部がシートクッションフレーム20のサイドフレーム部22の前端部22Fに左右方向を軸方向とするピンによって支持された第5リンク部40を備えている。この第5リンク部40の一端部40A(下端部)には、第4リンク部38の他端部38Bが左右方向を軸方向とするピンによって繋がれている。また、リンク機構18は、一端部42A(前端部)が第5リンク部40の他端部40B(上端部)に左右方向を軸方向とするピンによって繋がれた第6リンク部42を備えている。この第6リンク部42の他端部42Bは、拘束パネル12の下方側に配置されていると共に当該拘束パネル12と近接して配置されている、或いは拘束パネル12に連結されている。
ここで、本実施形態のリンク機構18では、車両の前面衝突時に第4リンク部38が長くなるように構成されている。この第4リンク部38は、中実の棒状に形成された丸棒部44と、丸棒部44の前端側が挿入される有底筒状に形成された筒状部46と、を備えている。この筒状部46内には、圧縮コイルスプリングであるスプリング48が圧縮された状態で配置されている。そして、筒状部46及び丸棒部44にリベットやシェアピン等の延伸規制部材50が係合されることで、筒状部46の丸棒部44に対する相対変位が規制されている。そして、車両の前面衝突時に延伸規制部材50が破断等されることで、筒状部46がスプリング48の付勢力によって丸棒部44に対して移動される。これにより、第4リンク部38の長さが長くなる(延伸する)ようになっている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
以上説明した本実施形態の車両用シート10に乗員が着座すると、乗員の臀部及び大腿部がシートクッション14によって支持され、乗員の背部がシートバック16によって支持される。
図2に示されるように、シートバック16がシートクッション14に対して後方側へ傾けられると、リンク機構18が作動される。すなわち、シートバック16がシートクッション14に対して後方側へ傾けられると(矢印Y1方向へ傾動されると)、第1リンク部32が下方側へ傾動される。これにより、第1リンク部32に繋がれた第2リンク部34を介して第3リンク部36がシート左側から見て時計回りに回動される。その結果、第4リンク部38が前方側へ移動される。
また、第4リンク部38が前方側へ移動されると、第5リンク部40がシート左側から見て時計回りに回動される。これにより、第5リンク部40に繋がれた第6リンク部42が拘束パネル12を上方側へ向けて持ち上げる(上方側へ向けて矢印Y2方向へ傾動させる)。その結果、シートバック16を後方側へ傾けた場合においても、前方側へ向けて移動された乗員の臀部を拘束パネル12によって拘束することができる。
図3に示されるように、車両の前面衝突時の減速加速度が所定値を超える、或いは、衝突センサによって前面衝突が検出された場合においても、リンク機構18が作動される。すなわち、車両の衝突時の減速加速度が所定値を超えると、第4リンク部38の延伸規制部材50(図1参照)が破断等される。すると、筒状部46がスプリング48の付勢力によって丸棒部44に対して移動されて、第4リンク部38の長さが長くなる。
第4リンク部38の長さが長くなると、第5リンク部40がシート左側から見て時計回りに回動される。これにより、第5リンク部40に繋がれた第6リンク部42が拘束パネル12を上方側へ向けて持ち上げる(上方側へ向けて矢印Y2方向へ傾動させる)。このように、シートバック16を後方側へ傾けていない場合においても拘束パネル12が上方側へ向けて持ち上げられる構成とすることで、車両の前面衝突時の減速加速度が高い場合や乗員の体重が重い場合においても前方側へ向けて移動された乗員の臀部を拘束パネル12によって拘束できる。これにより、車両の前面衝突時の減速加速度が高い場合や乗員の体重が重い場合においても乗員の身体を適切に拘束できる。
なお、本実施形態では、スプリング48の付勢力によって第4リンク部38の長さが長くなるように構成した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、図4に示された第2実施形態に係る車両用シート52のように、ガスを発生させるインフレータ54及び当該インフレータ54からのガスが内部に供給されるチャンバ56を筒状部46内に設けた構成としてもよい。当該構成では、衝突センサによって車両の前面衝突が検出されると、インフレータ54が作動する。インフレータ54からのガスがチャンバ56の内部等に供給されて、供給されたガスの圧力が所定値を超えると、第4リンク部38の延伸規制部材50(図1参照)が破断等される。その結果、供給されたガスの圧力によって筒状部46が丸棒部44に対して移動されて、第4リンク部38の長さが長くなる(延伸する)ようになっている。
また、図5に示された第3実施形態に係る車両用シート58のように、鉛等の比重量の大きな慣性体60を筒状部46内に設けた構成としてもよい。当該構成では、車両が前面衝突すると、慣性体60が当該慣性体60に作用する慣性力により筒状部46を前方側へ向けて押圧する。慣性体60が筒状部46を押圧する力が所定値を超えると(前面衝突による減速加速度が所定値を超えると)、第4リンク部38の延伸規制部材50(図1参照)が破断等される。その結果、筒状部46が丸棒部44に対して移動されて、第4リンク部38の長さが長くなる(延伸する)ようになっている。
さらに、図6に示された第4実施形態に係る車両用シート62のように、作動されることで第4リンク部38の長さが長くなるアクチュエータ64を当該第4リンク部38の長手方向の中間部に設けてもよい。衝突センサによって車両の前面衝突が検出されると、アクチュエータ64が作動する。
なお、以上説明した車両用シート10、52、58,62が回転シートで後向きの場合の後面衝突でも、本発明の効果を得ることができる。換言すると、車両の衝突時に着座乗員がシート前方へ移動する形態の衝突が該当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両用シート
12 拘束パネル(拘束部)
14 シートクッション
16 シートバック
18 リンク機構
52 車両用シート
58 車両用シート
62 車両用シート

Claims (1)

  1. 乗員の臀部及び大腿部を支持すると共に乗員の臀部の前方側への移動を抑制する拘束部を備えたシートクッションと、
    前記シートクッションの後端部に傾倒可能に設けられ、乗員の背部を支持するシートバックと、
    前記拘束部と連結され、前記シートバックが前記シートクッションに対して後方側へ傾けられた際に作動されて前記拘束部を上昇させると共に、車両の前面衝突に伴う減速加速度が乗員に作用した際又は衝突センサによって車両の前面衝突が検出された際に作動されて前記拘束部を上昇させるリンク機構と、
    を備えた車両用シート。
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