JP2019105453A - 電池制御装置 - Google Patents

電池制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019105453A
JP2019105453A JP2017236261A JP2017236261A JP2019105453A JP 2019105453 A JP2019105453 A JP 2019105453A JP 2017236261 A JP2017236261 A JP 2017236261A JP 2017236261 A JP2017236261 A JP 2017236261A JP 2019105453 A JP2019105453 A JP 2019105453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
correction value
battery cell
voltage
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017236261A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7056113B2 (ja
Inventor
昌明 北川
Masaaki Kitagawa
昌明 北川
伊藤 雅彦
Masahiko Ito
雅彦 伊藤
真和 幸田
Masakazu Koda
真和 幸田
石部 功
Isao Ishibe
功 石部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2017236261A priority Critical patent/JP7056113B2/ja
Priority to DE102018131407.8A priority patent/DE102018131407B4/de
Priority to CN201811502786.1A priority patent/CN109904905B/zh
Priority to US16/215,388 priority patent/US10903667B2/en
Publication of JP2019105453A publication Critical patent/JP2019105453A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7056113B2 publication Critical patent/JP7056113B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/0013Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries acting upon several batteries simultaneously or sequentially
    • H02J7/0014Circuits for equalisation of charge between batteries
    • H02J7/0016Circuits for equalisation of charge between batteries using shunting, discharge or bypass circuits
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/382Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC
    • G01R31/3835Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC involving only voltage measurements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/396Acquisition or processing of data for testing or for monitoring individual cells or groups of cells within a battery
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/0047Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries with monitoring or indicating devices or circuits
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/374Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC] with means for correcting the measurement for temperature or ageing

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

【課題】電池セルの電圧を迅速かつより正確に検出することができる電池制御装置を提供することにある。【解決手段】複数の電池セルCを直列に接続した蓄電池10と、フィルタ回路31と、電池セルCとフィルタ回路31との間を接続する接続部材Lと、放電回路34と、を備える電源システムに適用される監視IC20であって、電池セルC毎に設けられ、放電回路34での放電を行う直前と直後に、フィルタ回路31でノイズを除去した電池セルCの電圧を検出する電圧検出回路21と、電源システムの動作中に、放電回路34による放電実施時の接続部材Lでの電圧降下量を補正値として算出する補正値算出部と、補正値算出部で算出した補正値を、電圧検出部で検出した放電直後の放電後電圧に加算することで、電池セルの電圧を算出する電圧算出部とを備える。【選択図】 図5

Description

本発明は、電池制御装置に関するものである。
複数の電池セルを直列に接続してなる蓄電池を用いた電源システムには、各電池セルの電圧を検出するための電圧検出回路と、電圧検出回路で検出した各電池セルの電圧を均等化するための均等化回路とが設けられている。そして、電圧検出回路と各電池セルとの間には、電池セルから電圧検出回路に入力される電圧に含まれるノイズを除去するためのローパスフィルタ回路が設けられている。そして、このローパスフィルタ回路のコンデンサの電圧を測定することで、各電池セルの電圧を検出している。ところが、各電池セルから均等化回路によって放電を行うと、電池セルとフィルタ回路との間の経路に含まれる接触抵抗等により電圧降下が発生し、コンデンサから放電が行われるため、電圧検出回路で電圧を検出する際の誤差の一因となっている。そこで、特許文献1の技術では、均等化回路による放電を行った後、電圧検出回路で電圧を検出するタイミングまでの時間に基づいて、設計時に定めた式に基づいて検出された電圧の補正を行う構成が開示されている。
特開2014−196951号公報
ところで、電池セルとフィルタ回路との間の経路に含まれる接触抵抗や経路となる導体自体に含まれる内部抵抗は、経年劣化等によってその値が変化する。特許文献1の技術のように設計時に定めた補正値では、経年劣化等による抵抗値の変化に対応することができない。また、近年、求められる除去すべきノイズの周波数(カットオフ周波数)に対する要求が厳しくなってきているため、ローパスフィルタの時定数が大きくなり、特許文献1に記載の技術による補正では、検出された電圧に含まれる誤差が大きくなってしまう。そこで、ローパスフィルタの時定数が大きくても、電圧の検出精度を高めることが望まれている。なお、放電によるコンデンサの電圧変化による誤差をなくすためには、コンデンサに放電の影響がなくなるまで待つことも考えられるが、ローパスフィルタの時定数が大きい場合には、放電の影響がなくなるまでに時間がかかることになる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、電池セルの電圧を迅速かつより正確に検出することができる電池制御装置を提供することにある。
第1の手段では、複数の電池セル(C)を直列に接続した蓄電池(10)と、前記電池セル毎に設けられ、コンデンサ(33)を有し、前記電池セルから入力される電圧に含まれるノイズを除去するためのフィルタ回路(31)と、前記電池セルと前記フィルタ回路との間を接続する接続部材(L)と、前記電池セル毎に設けられ、前記接続部材を介して前記電池セルに直列に接続されている放電スイッチ(22)及び放電抵抗(35)からなる放電回路(34)と、を備える電源システムに適用される電池制御装置(20)であって、前記電池セル毎に設けられ、前記放電回路での放電を行う直前と直後に、前記フィルタ回路でノイズを除去した前記電池セルの電圧を検出する電圧検出部(21)と、前記電源システムの動作中に、前記放電回路による放電実施時の前記接続部材での電圧降下量を補正値として算出する補正値算出部と、前記補正値算出部で算出した前記補正値を、前記電圧検出部で検出した放電直後の放電後電圧に加算することで、前記電池セルの電圧を算出する電圧算出部とを備える。
各電池セルとフィルタ回路との間の接続部材は、経年劣化等によって内部抵抗や接続抵抗が変化する。その結果、放電回路に放電のための電流を流すと、接続部材での抵抗での電圧降下によって、コンデンサの電圧が変化するために、フィルタ回路でノイズを除去した後に電圧検出部で検出する電圧が電池セルの電圧と異なってしまう。これが電圧検出部で検出される電圧の誤差の要因となっており、経年劣化等によって抵抗値が変化するため、放電後のコンデンサの電圧と電池セルの電圧との差分、つまり接続部材での電圧降下量を予め算出しておくことが困難である。
本手段では、補正値算出部が、電源システムの動作中に、前記放電回路による放電実施時の前記接続部材での電圧降下量を、補正値として算出する。そして、この補正値を放電後電圧に加算することで、電圧算出部が電池セルの電圧を算出する。このように、実際に放電回路に電流を流した時の接続部材での電圧降下量を算出し、補正値とすることで、状況に合わせた正確な補正を行うことができる。また、補正値を用いて電池セルの電圧の値を求めていることから、コンデンサの電圧が電池セルの電圧と等しくなるまで待つ必要がなく、迅速に電池セルの電圧を算出することができる。
第2の手段では、前記電源システムの起動時に、全ての前記電池セルを対象に行われる前記放電回路の放電時に、前記電圧検出部が前記放電後電圧を検出した検出タイミングの前回もしくは次回の検出タイミングに検出した電圧と前記放電後電圧とを比較して初期補正値を算出する初期補正値算出部と、を備えており、前記補正値算出部は、前記初期補正値算出部で算出された前記初期補正値を、前記電源システムの動作中に前記放電回路による放電実施時の前記電池セルの状況に応じて修正して前記補正値とする。
電源システムの起動時には、放電回路等の動作確認のために、全電池セルを対象に放電回路での放電を行う。この起動時に行われる放電直後に、電圧検出部が放電後電圧を検出した検出タイミングの前回もしくは次回の検出タイミングに検出した電圧と放電後電圧とを比較することで、初期補正値を算出する。そして、電源システムの動作中に、放電実施時の電池セルの状況に応じて、補正値算出部が初期補正値を修正して、補正値とする。この補正値で、放電後電圧を補正することで、電池セルの状況に応じて補正することができ、さらに精度が高い電池セルの電圧値を算出することができる。
第3の手段では、前記補正値算出部は、前記初期補正値を算出する際に前記電圧検出部が検出した前記電池セルの放電前電圧と、前記電源システムの動作中に前記放電回路が放電を実施する直前に前記電圧検出部が検出した前記電池セルの放電前電圧との比に基づいて、前記初期補正値を修正して前記補正値とする。
放電回路で放電する直前の電池セルの電圧によって、放電回路に流れる電流量が比例するため、接続部材での電圧降下量も比例し、コンデンサと電池セルとの電圧の差も比例する。そこで、電源システム動作中に、放電回路に放電する際の電圧降下量による補正値を算出するために、初期補正値を算出する際の電池セルの放電前電圧と放電回路が放電を実施する直前の放電前電圧との比に基づいて、補正値算出部が、初期補正値を修正して補正値とする。このように初期補正値を修正することで、電池セルの電圧が変化しても正確な補正を行うことができる。
第4の手段では、前記補正値算出部は、ある前記電池セルの前記初期補正値に、前記ある電池セルの放電を実施する直前の放電前電圧をかけた値を、前記ある電池セルの前記初期補正値を算出した際の放電前電圧で割ることで、前記補正値を修正して前記補正値とする。
ある電池セルで、放電回路による放電を行った際に、ある電池セルの放電前電圧の比で初期補正値を補正する。具体的には、ある電池セルの初期補正値に、ある電池セルの放電前電圧をかけた値を、初期補正値を算出した際の放電前電圧で割ることで、初期補正値の値を修正して補正値とする。このように補正値を算出することで、正確な補正を行うことができる。
第5の手段では、前記接続部材は、隣接する前記電池セル同士で共用されており、前記補正値算出部は、ある前記電池セルでは放電を行わず、前記ある電池セルに隣接する一方の前記電池セルで放電を行う場合に、前記ある電池セルの前記初期補正値に、前記放電を行う隣接する電池セルの放電を実施する直前の放電前電圧をかけた値を、前記放電を行う隣接する電池セルの前記初期補正値を算出した際の放電前電圧で割った値をさらに半分にして負の値とすることで、前記初期補正値を修正して前記補正値とする。
ある電池セルでは放電を行わず、接続部材が共用されており、ある電池セルに隣接する一方の電池セルで放電回路による放電を行った場合には、共用された接続部材で電圧降下が生じる。その結果、ある電池セルに接続されたコンデンサでの電圧が、電圧降下量だけある電池セルでの電圧よりも上昇する。そして、共用されている接続部材での電圧降下量は、隣接する電池セルの電圧によって変化することから、隣接する電池セルの電圧の値によって、ある電池セルに接続されたコンデンサの電圧も変化する。そこで、隣接する電池セルにおける放電前電圧と初期補正値算出時の放電前電圧との比によって、ある電池セルの初期補正値を修正して補正値とする。また、接続部材での電圧降下量は、放電を行う側の分だけとなるため、補正値の値は両側で放電した初期補正値の約半分となり、コンデンサでの電圧がある電池セルの電圧よりも上昇しているので、補正値の分減算する必要がある。具体的には、ある電池セルの初期補正値に、隣接する電池セルの放電前電圧をかけた値を、隣接する電池セルの初期補正値を算出した際の放電前電圧で割った値をさらに半分にして負の値とすることで、ある電池セルの初期補正値の値を修正して補正値とする。このように初期補正値を修正することで、正確な補正を行うことができる。
第6の手段では、前記接続部材は、隣接する前記電池セル同士で共用されており、前記補正値算出部は、ある前記電池セルでは放電を行わず、前記ある電池セルに隣接する両方の前記電池セルで放電を行う場合に、前記ある電池セルの前記初期補正値に、一方の前記隣接する電池セルの放電を実施する直前の放電前電圧をかけた値を、前記一方の隣接する電池セルの前記初期補正値を算出した際の放電前電圧で割った値をさらに半分した値と、前記ある電池セルの前記初期補正値に、他方の前記隣接する電池セルの放電を実施する直前の放電前電圧をかけた値を、前記他方の隣接する電池セルの前記初期補正値を算出した際の放電前電圧で割った値をさらに半分した値とを足し合わせた値を負の値とすることで、前記初期補正値を修正して前記補正値とする。
ある電池セルでは放電を行わず、接続部材が共用されており、ある電池セルに隣接する両方の電池セルで放電回路による放電を行った際に、隣接する電池セルのそれぞれにおける放電前電圧と初期補正値算出時の放電前電圧との比で、ある電池セルの初期補正値を修正して補正値とする。具体的には、ある電池セルの初期補正値に、一方の隣接する電池セルの放電前電圧をかけた値を、一方の隣接する電池セルの初期補正値を算出した際の放電前電圧で割った値をさらに半分した値と、ある電池セルの初期補正値に、他方の隣接する電池セルの放電前電圧をかけた値を、他方の隣接する電池セルの初期補正値を算出した際の放電前電圧で割った値をさらに半分した値とを足し合わせた値を負の値とすることで、ある電池セルの初期補正値の値を修正して補正値とする。このように初期補正値を修正することで、正確な補正を行うことができる。
第7の手段では、前記電池セルの温度を測定する温度測定部を備えており、前記補正値算出部は、前記初期補正値を算出する際に前記温度測定部が測定した温度と、前記電源システムの動作中に前記放電回路が放電を実施する際に前記温度測定部が測定した温度との差に基づいて、前記初期補正値を修正して前記補正値とする。
放電回路で放電する直前の電池セルの温度に応じて接続部材の内部抵抗の値は変化する。そのため、放電回路で放電する直前の電池セルの温度によって、接続部材での電圧降下量が変化し、コンデンサから放電される量も変化する。そこで、電源システム動作中に、放電回路に放電する際の電圧降下による補正値を算出するために、初期補正値を算出する際の電池セルの温度と放電回路が放電を実施する際の温度との差に基づいて、初期補正値の値を修正して補正値とする。このように初期補正値を修正することで、温度が変化しても正確な補正を行うことができる。
第1実施形態における電源システムの概略構成図。 均等化のために放電回路に電流を流した状態を示す図。 セル電圧の変化を示すタイムチャート。 電源システム起動時に電池制御装置で実施するフローチャート。 電源システム稼働中に電池制御装置で補正値を求めるために実施するフローチャート。 電池セルの電圧と接続部材での電圧降下量の関係を示すグラフ。 電池セルの温度と接続部材での電圧降下量の関係を示すグラフ。
以下、本発明に係る電池制御装置を具体化した実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本発明に係る電池制御装置は、例えばハイブリッド自動車又は電気自動車に搭載される電源システムに適用される。
図1に示すように、電源システムは、蓄電池10を備えている。蓄電池10は、例えばリチウムイオン蓄電池であって、車両の図示しない走行用モータを含む車載電気負荷の電力供給源となる。なお、リチウムイオン蓄電池に限らず、複数の単位電池を接続して所定の電圧で供給する蓄電池であれば、ニッケル水素蓄電池等他の蓄電池であってもよい。
蓄電池10は、n個(nは1以上の整数、概ね数〜十数)の単位電池である電池セルC1〜Cnが互いに直列接続されて構成された、電池モジュール11から構成される。蓄電池10は、複数の電池モジュール11が直列もしくは並列に接続されて構成されていてもよいし、1つの電池モジュール11から構成されていてもよい。なお、本実施形態では、1つの電池モジュール11を蓄電池10の例として図示する。また、以下の説明では、電池セルC1〜Cnをまとめて電池セルCとも記す。図1では、電池セルC1及び電池セルC9以降の記載は省略する。
電池モジュール11毎に、各電池セルCの電圧の算出及び均等化処理等を行いながら、電池状態を監視する監視IC20が設けられている。監視IC20には、電池セルC毎に、電圧検出回路21及び放電スイッチ22が設けられている。また、監視IC20には、各電池セルCの電圧の算出を行ったり、放電スイッチ22の制御を行ったりする図示しない制御部及びデータ等を記憶する記憶部が設けられている。なお、本実施形態では、監視IC20が「電池制御装置」に相当し、電圧検出回路21が「電圧検出部」に相当する。また、監視IC20は、複数の電池モジュール11をまとめて監視してもよいし、1つの電池モジュール11を複数の監視IC20に分割して監視してもよい。制御部及び記憶部は、監視IC20内に設けず、監視IC20と通信可能なECU内等に設けてもよい。
電池セルC毎に、電圧検出回路21と、フィルタ回路31と、放電回路34とが設けられている。そして、電池セルCとフィルタ回路31及び放電回路34との間を繋ぐ接続部材L1〜L(n+1)が設けられている。接続部材L1〜L(n+1)は、各電池セルCの正極側とフィルタ回路31の一端とを繋ぎ、各電池セルCの負極側とフィルタ回路31の他端とを繋ぐ。また、最も高電圧側の電池セルC1の正極側の接続部材L1と最も低電圧側の電池セルCnの負極とにそれぞれ接続された接続部材L(n+1)以外の接続部材L2〜Lnについては、隣接する電池セルC間で共用されている。例えば、電池セルC3の正極側とフィルタ回路31の一端とを繋ぐ接続部材L3は、電池セルC2の負極側とフィルタ回路31の他端とを繋ぐ接続部材L3になっている。なお、以下の説明では、接続部材L1〜L(n+1)をまとめて接続部材Lとも記す。図1では、接続部材L1及び接続部材L10以降の記載は省略する。
接続部材Lは、監視IC20、フィルタ回路31、放電回路34等が設けられた基板Bと各電池セルCの間を繋ぐワイヤーハーネス41と、ワイヤーハーネス41と基板Bとを接続するコネクタ42と、基板B上に設けられたプリント配線43と、プリント配線43上に設けられたヒューズ44とを備えている。ワイヤーハーネス41は、電流を流した時に生じる抵抗41aを有しており、プリント配線43は、電流を流した時に生じる抵抗43aを有している。また、コネクタ42は、接触抵抗を有しており、ヒューズ44等のプリント配線43上もしくはプリント配線43に接続される素子には、素子自体の抵抗及び接触抵抗を有している。これらの接続部材L上に電流を流した時に生じる抵抗をまとめて、内部抵抗Rと示す。内部抵抗Rの大きさは、経年劣化、周辺温度等によって変化するが、概ね数百mΩになっている。
フィルタ回路31は、電池セルCから監視IC20の電圧検出回路21に入力される電圧に含まれるノイズを除去する。フィルタ回路31は、RC回路と呼ばれるローパスフィルタ回路であって、フィルタ抵抗32とコンデンサ33とを備えている。フィルタ抵抗32は、概ね数kΩの大きさとなっている一方、コンデンサ33は数μFの大きさとなっている。フィルタ抵抗32の一端は、正極側の接続部材Lに接続され、他端は、電圧検出回路21に接続される監視IC20のピンに接続されている。コンデンサ33の一端は、フィルタ抵抗32の他端と電圧検出回路21との間に接続され、コンデンサ33の他端は、負極側の接続部材Lに接続される。なお、フィルタ回路31は、フィルタ抵抗32の代わりにコイルを用いたローパスフィルタ等、コンデンサを用いるフィルタ回路であれば、他のフィルタ回路であってもよい。
放電回路34は、各電池セルCの電圧を均等化(バランシング処理)するために放電する回路であって、電池セルCに対してフィルタ回路31と並列に設けられている。放電回路34は、監視IC20内に設けられた放電スイッチ22と、放電抵抗35とを備えている。放電抵抗35の大きさは、概ね数十Ωになっている。放電抵抗35は、一端はフィルタ回路31とともに接続部材Lに接続されており、他端は、放電スイッチ22に接続される監視IC20のピンに接続されている。放電抵抗35は、接続部材Lと同様に、隣接する電池セルCの間で共用されている。
放電回路34に電流が流れる際には、図2の矢印に示すように、電池セルCの正極側から正極側の接続部材Lを介して、正極側の放電抵抗35に電流が流れ、負極側の放電抵抗35に電流が流れて、負極側の接続部材Lを介して電池セルCの負極側に戻るようになっている。そして、この経路上、具体的には、正極側の放電抵抗35と負極側の放電抵抗35との間の監視IC20内部に放電スイッチ22が設けられて、電池セルCから放電を行うかどうかが制御部によって制御される。電池セルCの放電は、奇数番号の電池セルCのグループと偶数番号の電池セルCのグループとに分けて、グループ毎に異なるタイミングで放電を行うように、放電スイッチ22は制御部に制御される。なお、電池セルCの放電は、隣接する電池セルC同士が異なるタイミングで放電が行われればよく、例えば電池セルCを3つのグループに分けて放電を行ってもよいし、電池セルCをグループに分けずに放電を行ってもよい。
電圧検出回路21は、A/D変換器といわれるものであって、コンデンサ33の電圧を検出している。電圧検出回路21の一端は、フィルタ抵抗32に接続され、他端は、放電抵抗35に接続される。各コンデンサ33の電圧は、並列に接続される各電池セルCの電圧と、定常状態では一致することから、各電圧検出回路21が各コンデンサ33の電圧を測定することで、各フィルタ回路31によってノイズが除去された状態の各電池セルCの電圧を電圧検出回路21が測定することができる。
しかしながら、放電回路34に放電のための電流を流すと、接続部材Lでの内部抵抗Rによる電圧降下によって、コンデンサ33の電圧が電池セルCの電圧と異なってしまう。そのため、電池セルCの電圧を算出するためには、電圧検出回路21で検出したコンデンサ33の電圧を補正する必要がある。
以下、補正の方法について、図2〜図7を用いて、具体的に説明する。図2は、電源システム動作中に、電池セルC3,C5で放電を行った状態を示す図であり、図3は、放電を行った時(図2に示す場合等)の電池セルCの電圧及びコンデンサ33の電圧(破線で示す)を表す図である。図3において、横軸は時刻を表し、縦軸は各信号のレベルを表す。図4は、電源システム起動時に実施するフローチャートであり、図5は、電源システム稼働中に補正値を求めるために実施するフローチャートである。図6は、電池セルCの電圧と接続部材Lでの電圧降下量の関係を示すグラフであり、図7は、電池セルCの温度と、接続部材Lでの電圧降下量の関係を示すグラフである。
制御部(監視IC20)は、図4に示すフローチャートを電源システム起動時に実施する。まず、車両のIG信号がオンになって、電源システムが稼働すると、ステップS11で、全ての電池セルCの初期補正値Sを算出する時の初期電圧Viを取得する。具体的には、全ての電池セルCの電圧検出回路21に対して、コンデンサ33の電圧を取得するように制御し、電圧検出回路21で検出した電圧を取得する。
ステップS12で、奇数番号の電池セルCのグループ若しくは偶数番号の電池セルCのグループにおいて、電池セルCの放電回路34に放電させるために、放電スイッチ22をオン状態(閉状態)とする。そして、放電スイッチ22をオン状態にした後所定時間(例えば、十数ミリ秒)が経過すると、放電スイッチ22をオフ状態(開状態)として、放電を終了する。
放電を終了すると、ステップS13で、放電直後の電圧として、初期補正値算出時の放電後電圧V0を取得する。具体的には、ステップS11と同様に、全ての電池セルCについて、電圧検出回路21でのコンデンサ33の電圧を検出させ、その電圧を取得する。なお、放電直後の電圧とは、放電スイッチ22をオフ状態としてから概ね数ミリ秒以内に検出された電圧を指す。放電スイッチ22をオフにする指令を出してすぐは、まだ放電回路34に電流が流れている可能性があるため、ステップS12とステップS13との間には、切り替えのための時間(例えば、1〜3ミリ秒程度)を設ける。
次に、ステップS14で、放電を行った電池セルCの初期補正値Sを算出する。ステップS11で取得した放電後電圧V0を検出した検出タイミングの前回の検出タイミングに検出した初期電圧Viと、ステップS13で取得した放電後電圧V0との差分を求め、この差分を初期補正値Sとする。この差分には、放電回路34での放電により電池セルCに生じた電圧降下の値も含まれているが、放電時間が短く、放電後電圧V0と電池セルCの真値との間の差分ΔV0の方が大きいため、ほぼ無視できる。なお、本実施形態では、放電後電圧V0を検出した検出タイミングの前回の検出タイミングで取得した初期電圧Viとの差分を求めたが、放電後電圧V0を検出した検出タイミングの次回の検出タイミングで取得した電圧との差分を求めてもよい。このようにして、奇数番号の電池セルCのグループ若しくは偶数番号の電池セルCのグループにおいて、電池セルCの初期補正値Sを算出する。
ステップS14で、初期補正値Sを算出する間に、ステップS15で、初期補正値算出時の電池セルCの初期温度Tiを測定する。なお、ステップS14とステップS15は、同時に行ってもよいし、処理を終了するまでの間に順次行ってもよい。ステップS14及びステップS15が終了すると、本処理を終了し、初期補正値Sを算出していない電池セルCが残っている場合には、再度この処理を繰り返す。つまり、最初に奇数番号の電池セルCのグループの電池セルCについて本処理を行った場合には、その後に、偶数番号の電池セルCのグループの電池セルCについて本処理を行う。
なお、本フローチャートにおいては、電源システム起動時の初期補正値Sの算出の処理のみを説明したが、放電回路34に放電及び電圧検出回路21での電圧検出、電池セルCの温度測定を行う過程で、異常を検出した場合には、異常を通報する等の初期チェックを同時に行う。また、本フローチャートにおいて、ステップS14の機能が「初期補正値算出部」に相当し、ステップS15の機能が「温度測定部」に相当する。温度測定部の機能については、奇数番号の電池セルCのグループでの本処理と偶数番号の電池セルCのグループでの処理の両方で行ってもよいし、片方だけで行ってもよい。
次に、電源システム動作中に、補正値ΔVを求め、電池セルCの電圧を求める方法について説明する。
まず、電源システム動作中に、電圧検出回路21での検出結果と、電池セルCの電圧とにどのような誤差が生じるかについて図3を用いて説明する。まず、タイミングt1で、各電池セルCについて放電前電圧V1が電圧検出回路21で検出される。そして、電圧検出回路21での検出が終了すると、タイミングt2で、放電を実施する奇数番号の電池セルCの放電スイッチ22がオン状態(閉状態)にされ、放電が実施される。
放電を行う間に、放電回路34での放電により、接続部材Lでの内部抵抗Rに起因する電圧降下によって、コンデンサ33の電圧が変化する。具体的には、図2に示す電池セルC3及び電池セルC5で放電を行っている場合について説明する。放電を実施している電池セルC5に対応するコンデンサ33では、接続部材L5及び接続部材L6の内部抵抗Rでの電圧降下によって、コンデンサ33の電圧が低下する。隣接する電池セルCの一方(電池セルC5)で放電が行われている電池セルC6に対応するコンデンサ33では、接続部材L6の内部抵抗Rでの電圧降下によって、コンデンサ33の電圧が上昇する。隣接する電池セルCの両方で放電が行われている電池セルC4に対応するコンデンサ33では、接続部材L4及び接続部材L5の内部抵抗Rでの電圧降下によって、コンデンサ33の電圧が上昇する。
所定時間(例えば、十数ミリ秒)放電が行われたあと、タイミングt3で放電スイッチ22がオフ状態(開状態)にされる。そして、放電スイッチ22がオフ状態になった後、電流が確実に流れなくなるまでの切り替えのための時間(例えば、1〜3ミリ秒程度)を設けた後、タイミングt4で、放電後電圧V2を電圧検出回路21で検出する。
そして、所定時間(例えば、十数ミリ秒)のオフタイムがあった後、偶数番号の電池セルCについて放電を実施する。タイミングt5で、各電池セルCについて放電前電圧V3が電圧検出回路21で検出され、タイミングt6で、放電を実施する偶数番号の電池セルCの放電スイッチ22がオン状態(閉状態)にされ、放電が実施される。以下については、偶数番号でも同様のため、説明を省略する。このように、奇数番号の電池セルCのグループと偶数番号の電池セルCのグループとが交互に放電される。
図3に示すような誤差が生じた結果、補正値ΔVを求めて、電池セルCの電圧を算出する必要がある。図5は、制御部(監視IC20)の補正値算出処理を示すフローチャートであり、本処理は、制御部(監視IC20)により所定周期で繰り返し実施される。以下、図2に示すように、奇数番号の電池セルCのグループの放電を行う周期であって、電池セルC3,C5の放電を行う場合について、例示しながら説明する。
ステップS21で、全ての電池セルCの放電前電圧V1を取得する。具体的には、全ての電池セルCの電圧検出回路21に対して、コンデンサ33の電圧を取得するように制御し、電圧検出回路21で検出した電圧を取得する。
ステップS22で、奇数番号の電池セルCのグループ若しくは偶数番号の電池セルCのグループにおいて、各電池セルCの放電の必要性について判定する。具体的には、ある電池セルCの電圧が他の電池セルCの電圧よりも高い場合、この電池セルCについて、放電が必要と判定する。なお、本ステップは、毎回行う必要はなく、所定回数の放電が行われた場合や、前回に本ステップを行ってから所定時間が経過した場合に判定される。
そして、ステップS22で放電が必要と判定された電池セルCについて、ステップS23で放電回路34で放電するために、放電スイッチ22をオン状態(閉状態)にする。そして、放電スイッチ22をオン状態にした後所定時間(例えば、十数ミリ秒)が経過すると、放電スイッチ22をオフ状態(開状態)にして、放電を終了する。具体的には、電池セルC3及び電池セルC5について放電が必要と判定し、ステップS23において、電池セルC3及び電池セルC5の放電を実施する。
放電を終了すると、ステップS24で、放電後電圧V2を取得する。具体的には、ステップS21と同様に、全ての電池セルCについて、電圧検出回路21でのコンデンサ33の電圧を検出させ、その電圧を取得する。なお、放電スイッチ22をオフにする指令を出した直後は、放電スイッチ22の作動にばらつきがあり、まだ放電回路34に電流が流れている可能性があるため、ステップS23とステップS24との間には、切り替えのための時間(例えば、1〜3ミリ秒程度)を設ける。そして、ステップS25で、電池セルCの温度Tを測定する。
そして、各電池セルCについて、補正値ΔVを算出し、放電後電圧V2を補正して、各電池セルCの電圧を算出する。まず、ステップS26において、対象とする電池セルCについて、ステップS23で放電を行ったかどうか判定する。具体的には、電池セルC3及び電池セルC5の場合には、ステップS26を肯定し、ステップS27に進む。一方、電池セルC3及び電池セルC5以外の電池セルCの場合には、ステップS26を否定し、ステップS31に進む。
ステップS27では、その電池セルCの初期補正値S、初期補正値Sを算出する直前のタイミングで取得した(図4のステップS11で取得した)その電池セルCの初期電圧Vi及び初期補正値Sを算出した際に測定された初期温度Tiを取得する。具体的には、電池セルC3及び電池セルC5のそれぞれについて、電池セルC3もしくは電池セルC5の初期補正値S、電池セルC3もしくは電池セルC5の初期電圧Vi及び初期温度Tiを取得する。
ステップS28で、対象とする電池セルCの補正値ΔVを算出する。この補正値ΔVは、電池セルCの真値と電圧検出回路21で検出されるコンデンサ33の電圧との差分を示す。図6に示すように、接続部材Lでの電圧降下量は、電池セルCの電圧に比例する。そのため、初期補正値Sに放電前電圧V1をかけた値を初期電圧Viで割ることで、初期補正値SをステップS23で放電させた際の電圧に基づいて補正することができる。また、図7に示すように、接続部材Lでの電圧降下量は、温度に対する1次関数の式で表される。接続部材Lの内部抵抗Rが温度係数αにより変化することから、初期補正値Sを算出した際の電池セルCの初期温度TiとステップS25で測定した電池セルCの温度Tの差を求めて、接続部材Lでの内部抵抗Rの変化率を求め、その変化率を初期補正値Sにかけることで、温度の差に基づいて補正することができる。具体的には、変化率は、(1+(T−Ti)×α)の式から算出することができる。つまり、補正値ΔVは、初期補正値Sに放電前電圧V1をかけた値を初期電圧Viで割った値に、温度による内部抵抗Rの変化率をかけることで算出することができる。このようにして、電池セルC3及び電池セルC5の補正値ΔVを算出することができる。
一方、ステップS26で、放電が行われていないと判定した場合には、ステップS31で、隣接する電池セルCで放電したかどうかを判定する。具体的には、電池セルC2、電池セルC4及び電池セルC6の場合には、ステップS31を肯定し、ステップS32に進む。一方、電池セルC7及び電池セルC8の場合には、ステップS31を否定し、ステップS37に進む。電池セルC自身も、その電池セルCに隣接する電池セルCでも放電を行っていない場合には、接続部材Lによる電圧降下は生じないため、補正をする必要がない。そこで、ステップS37で補正値ΔVを0とする。
ステップS31で、隣接する電池セルCで放電が行われたと判定した場合には、それが片側であるのかを判定する。具体的には、電池セルC2及び電池セルC6の場合には、ステップS32を肯定し、ステップS33に進む。一方、電池セルC4の場合には、ステップS32を否定し、ステップS35に進む。
ステップS32で、電池セルCに隣接する一方の電池セルCで放電が行われたと判定した場合には、ステップS33で、その電池セルCの初期補正値S、放電を行った隣接する電池セルCで初期補正値Sを算出する直前のタイミングで取得したその電池セルCの初期電圧Vi及び初期補正値Sを算出した際に測定された初期温度Tiを取得する。具体的には、電池セルC2の場合には、電池セルC2の初期補正値Sと、電池セルC3の初期電圧Viと、初期温度Tiとを取得し、電池セルC6の場合には、電池セルC6の初期補正値Sと、電池セルC5の初期電圧Viと、初期温度Tiとを取得する。
ステップS33で、対象とする電池セルCの補正値ΔVを算出する。補正値ΔVは、ある電池セルCの初期補正値Sに、放電を行った隣接する電池セルCの放電前電圧V1をかけた値を、放電を行う隣接する電池セルCの初期電圧Viで割った値をさらに半分にして負の値とし、その値に、温度による内部抵抗Rの変化率をかけることで算出することができる。具体的には、電池セルC6の場合には、補正値ΔVは、−0.5×電池セルC6の初期補正値S×電池セルC5の放電前電圧V1÷電池セルC5の初期電圧Vi×(1+(T−Ti)×α)で算出することができる。
ステップS32で、電池セルCに隣接する両方の電池セルCで放電が行われたと判定した場合には、ステップS35で、その電池セルCの初期補正値S、放電を行った隣接する電池セルCで初期補正値Sを算出する直前のタイミングで取得したその電池セルCのそれぞれの初期電圧Vi及び初期補正値Sを算出した際に測定された初期温度Tiを取得する。具体的には、電池セルC4の場合には、電池セルC4の初期補正値Sと、電池セルC3の初期電圧Vi及び電池セルC5の初期電圧Viと、初期温度Tiとを取得する。
ステップS36で、対象とする電池セルCの補正値ΔVを算出する。補正値ΔVは、ある電池セルCの初期補正値Sに、放電を行った隣接する一方の電池セルCの放電前電圧V1をかけた値を、放電を行った隣接する一方の電池セルCの初期電圧Viで割った値をさらに半分にした値と、ある電池セルCの初期補正値Sに、放電を行った隣接する他方の電池セルCの放電前電圧V1をかけた値を、放電を行った他方の隣接する電池セルCの初期電圧Viで割った値をさらに半分にした値とを足し合わせた値を負の値とし、温度による内部抵抗Rの変化率をかけることで算出することができる。具体的には、電池セルC4の場合には、補正値ΔVは、{−0.5×電池セルC4の初期補正値S×電池セルC3の放電前電圧V1÷電池セルC3の初期電圧Vi−0.5×電池セルC4の初期補正値S×電池セルC5の放電前電圧V1÷電池セルC5の初期電圧Vi}×(1+(T−Ti)×α)で算出することができる。
そして、全ての電池セルCについて、補正値ΔVを算出した後、ステップS29で、各電池セルCの電圧を算出する。具体的には、ステップS24で取得した各放電後電圧V2に、それぞれ算出した補正値ΔVを加算することで、各電池セルCの電圧を算出して、本処理を終了する。このように、放電した後すぐに電圧検出回路21で放電後電圧V2を検出し、この放電後電圧V2を補正値ΔVで補正して電池セルCの電圧を求めることで、コンデンサ33の値の復帰を待つ必要がなくなり、迅速に電池セルCの値を算出することができる。
なお、本フローチャートにおいて、ステップS25の機能が「温度測定部」に相当し、ステップS28,S34,S36,S37の機能が「補正値算出部」に相当し、ステップS29の機能が「電圧算出部」に相当する。
以上説明した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態では、電源システムの動作中に、放電回路34による放電実施時の接続部材Lでの電圧降下した分の値を、補正値ΔVとして算出する。そして、この補正値ΔVを放電後電圧V2に加算することで、電池セルCの電圧を算出する。このように、実際に放電回路34に電流を流した時の接続部材Lでの電圧降下の値を補正値ΔVとすることで、状況に合わせた正確な補正を行うことができる。また、補正値ΔVによって電圧の値を求めていることから、コンデンサ33の電圧が電池セルCの値と等しくなるまで待つ必要がなく、迅速に電池セルCの電圧を算出することができる。
電源システムの起動時には、放電回路34等の動作確認のために、全電池セルCを対象に放電回路34での放電を行う。この起動時に行われる放電直後に、電圧検出回路21が放電後電圧V0を検出した検出タイミングの直前の検出タイミングに検出した初期電圧Viと放電後電圧V0とを比較することで、初期補正値Sを算出する。そして、電源システムの動作中に、放電実施時の電池セルCの状況に応じて、初期補正値Sを修正して、補正値ΔVとする。この補正値ΔVで、放電後電圧V2を補正することで、電池セルCの状況に応じて補正することができ、さらに精度が高い電池セルCの電圧値を算出することができる。
放電回路34で放電する直前の電池セルCの電圧によって、放電回路34に流れる電流量が比例するため、接続部材Lでの電圧降下量も比例し、コンデンサ33と電池セルCとの電圧の差も比例する。そこで、電源システム動作中に、放電回路34に放電する際の電圧降下による補正値ΔVを算出するために、初期補正値Sを算出する際の電池セルCの初期電圧Viと放電回路34が放電を実施する直前の放電前電圧V1との比に基づいて、初期補正値Sを修正して補正値ΔVとする。このように初期補正値Sを修正することで、電池セルCの電圧が変化しても正確な補正を行うことができる。
ある電池セルCで、放電回路34による放電を行った際に、ある電池セルCの放電前電圧V1の比で初期補正値Sを修正する。具体的には、ある電池セルCの初期補正値Sに、ある電池セルCの放電前電圧V1をかけた値を、初期補正値Sを算出した際の初期電圧Viで割ることで、初期補正値Sの値を修正して補正値ΔVとする。このように補正値ΔVを算出することで、正確な補正を行うことができる。
ある電池セルC(例えば、電池セルC6)では放電を行わず、接続部材Lが共用されており、ある電池セルCに隣接する一方の電池セルC(例えば、電池セルC5)で放電回路34による放電を行った場合には、共用された接続部材Lで電圧降下が生じる。その結果、ある電池セルCに接続されたコンデンサ33での電圧が、電圧降下量だけある電池セルCでの電圧よりも上昇する。そして、共用されている接続部材Lでの電圧降下量は、隣接する電池セルCの電圧によって変化することから、隣接する電池セルCの電圧の値によって、ある電池セルCに接続されたコンデンサ33の電圧も変化する。そこで、隣接する電池セルCにおける放電前電圧V1と初期補正値算出時の初期電圧Viとの比によって、ある電池セルCの初期補正値Sを修正して補正値ΔVとする。また、接続部材Lでの電圧降下量は、放電を行う側の分だけとなるため、補正値ΔVの値は両側で放電した初期補正値Sの約半分となり、コンデンサ33での電圧がある電池セルCの電圧よりも上昇しているので、補正値ΔVの分減算する必要がある。具体的には、ある電池セルCの初期補正値Sに、隣接する電池セルCの放電前電圧V1をかけた値を、隣接する電池セルCの初期補正値Sを算出した際の初期電圧Viで割った値をさらに半分にして負の値とすることで、ある電池セルCの初期補正値Sの値を修正して補正値ΔVとする。このように初期補正値Sを修正することで、正確な補正を行うことができる。
ある電池セルCでは放電を行わず、接続部材Lが共用されており、ある電池セルCに隣接する両方の電池セルCで放電回路34による放電を行った際に、隣接する電池セルCのそれぞれにおける放電前電圧V1と初期補正値算出時の初期電圧Viとの比で、ある電池セルCの初期補正値Sを修正して補正値ΔVとする。具体的には、ある電池セルCの初期補正値Sに、一方の隣接する電池セルCの放電前電圧V1をかけた値を、一方の隣接する電池セルCの初期電圧Viで割った値をさらに半分した値と、ある電池セルCの初期補正値Sに、他方の隣接する電池セルCの放電前電圧V1をかけた値を、他方の隣接する電池セルCの初期電圧Viで割った値をさらに半分した値とを足し合わせた値を負の値とすることで、ある電池セルCの初期補正値Sの値を修正して補正値ΔVとする。このように初期補正値Sを修正することで、正確な補正を行うことができる。
放電回路34で放電する直前の電池セルCの温度Tに応じて接続部材Lの内部抵抗Rの値は変化する。そのため、放電回路34で放電する直前の電池セルCの温度Tによって、接続部材Lでの電圧降下量が変化し、コンデンサ33から放電される量も変化する。そこで、電源システム動作中に、放電回路34に放電する際の電圧降下による補正値ΔVを算出するために、初期補正値Sを算出する際の電池セルCの初期温度Tiと放電回路34が放電を実施する際の温度Tとの差に基づいて、初期補正値Sの値を修正して補正値ΔVとする。このように初期補正値Sを修正することで、温度が変化しても正確な補正を行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は、上記実施形態に限定されず、例えば以下のように実施してもよい。
・上記実施形態では、奇数番号のグループの電池セルCの放電回路34による放電を行った後、2回電圧検出を行った後に、偶数番号のグループの電池セルCの放電回路34による放電を行っていたが、ある電池セルCのグループの放電後電圧V2の検出した後に、再度の電圧検出を行わず、他のグループの放電を行ってもよい。例えば、奇数番号のグループの電池セルCの放電後電圧V2の検出タイミングの直後から、偶数番号の電池セルC放電を行うようにしてもよい。
・上記実施形態では、初期補正値Sの算出時と放電の実施時の電圧比及び温度の差に基づいて補正を行ったが、電圧による補正を行わず温度による補正のみを行ってもよいし、温度による補正を行わず電圧による補正のみを行ってもよい。
・上記実施形態では、初期補正値Sの算出を電源システムの起動時に行っていたが、初期補正値Sの算出をするタイミングは、全ての電池セルを対象に放電を行うタイミングであれば、他のタイミングであってもよい。
10…蓄電池、20…監視IC、21…電圧検出回路、22…放電スイッチ、31…フィルタ回路、32…フィルタ抵抗、33…コンデンサ、34…放電回路、35…放電抵抗、C…電池セル、L…接続部材。

Claims (7)

  1. 複数の電池セル(C)を直列に接続した蓄電池(10)と、前記電池セル毎に設けられ、コンデンサ(33)を有し、前記電池セルから入力される電圧に含まれるノイズを除去するためのフィルタ回路(31)と、前記電池セルと前記フィルタ回路との間を接続する接続部材(L)と、前記電池セル毎に設けられ、前記接続部材を介して前記電池セルに直列に接続されている放電スイッチ(22)及び放電抵抗(35)からなる放電回路(34)と、を備える電源システムに適用される電池制御装置(20)であって、
    前記電池セル毎に設けられ、前記放電回路での放電を行う直前と直後に、前記フィルタ回路でノイズを除去した前記電池セルの電圧を検出する電圧検出部(21)と、
    前記電源システムの動作中に、前記放電回路による放電実施時の前記接続部材での電圧降下量を補正値として算出する補正値算出部と、
    前記補正値算出部で算出した前記補正値を、前記電圧検出部で検出した放電直後の放電後電圧に加算することで、前記電池セルの電圧を算出する電圧算出部とを備える電池制御装置。
  2. 前記電源システムの起動時に、全ての前記電池セルを対象に行われる前記放電回路の放電時に、前記電圧検出部が前記放電後電圧を検出した検出タイミングの前回もしくは次回の検出タイミングに検出した電圧と前記放電後電圧とを比較して初期補正値を算出する初期補正値算出部と、を備えており、
    前記補正値算出部は、前記初期補正値算出部で算出された前記初期補正値を、前記電源システムの動作中に前記放電回路による放電実施時の前記電池セルの状況に応じて修正して前記補正値とする請求項1に記載の電池制御装置。
  3. 前記補正値算出部は、前記初期補正値を算出する際に前記電圧検出部が検出した前記電池セルの放電前電圧と、前記電源システムの動作中に前記放電回路が放電を実施する直前に前記電圧検出部が検出した前記電池セルの放電前電圧との比に基づいて、前記初期補正値を修正して前記補正値とする請求項2に記載の電池制御装置。
  4. 前記補正値算出部は、ある前記電池セルの前記初期補正値に、前記ある電池セルの放電を実施する直前の放電前電圧をかけた値を、前記ある電池セルの前記初期補正値を算出した際の放電前電圧で割ることで、前記補正値を修正して前記補正値とする請求項2又は請求項3に記載の電池制御装置。
  5. 前記接続部材は、隣接する前記電池セル同士で共用されており、
    前記補正値算出部は、ある前記電池セルでは放電を行わず、前記ある電池セルに隣接する一方の前記電池セルで放電を行う場合に、前記ある電池セルの前記初期補正値に、前記放電を行う隣接する電池セルの放電を実施する直前の放電前電圧をかけた値を、前記放電を行う隣接する電池セルの前記初期補正値を算出した際の放電前電圧で割った値をさらに半分にして負の値とすることで、前記初期補正値を修正して前記補正値とする請求項2又は請求項3に記載の電池制御装置。
  6. 前記接続部材は、隣接する前記電池セル同士で共用されており、
    前記補正値算出部は、ある前記電池セルでは放電を行わず、前記ある電池セルに隣接する両方の前記電池セルで放電を行う場合に、前記ある電池セルの前記初期補正値に、一方の前記隣接する電池セルの放電を実施する直前の放電前電圧をかけた値を、前記一方の隣接する電池セルの前記初期補正値を算出した際の放電前電圧で割った値をさらに半分した値と、前記ある電池セルの前記初期補正値に、他方の前記隣接する電池セルの放電を実施する直前の放電前電圧をかけた値を、前記他方の隣接する電池セルの前記初期補正値を算出した際の放電前電圧で割った値をさらに半分した値とを足し合わせた値を負の値とすることで、前記初期補正値を修正して前記補正値とする請求項2又は請求項3に記載の電池制御装置。
  7. 前記電池セルの温度を測定する温度測定部を備えており、
    前記補正値算出部は、前記初期補正値を算出する際に前記温度測定部が測定した温度と、前記電源システムの動作中に前記放電回路が放電を実施する際に前記温度測定部が測定した温度との差に基づいて、前記初期補正値を修正して前記補正値とする請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の電池制御装置。
JP2017236261A 2017-12-08 2017-12-08 電池制御装置 Active JP7056113B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017236261A JP7056113B2 (ja) 2017-12-08 2017-12-08 電池制御装置
DE102018131407.8A DE102018131407B4 (de) 2017-12-08 2018-12-07 Batteriesteuereinheit
CN201811502786.1A CN109904905B (zh) 2017-12-08 2018-12-10 电池控制单元
US16/215,388 US10903667B2 (en) 2017-12-08 2018-12-10 Battery control unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017236261A JP7056113B2 (ja) 2017-12-08 2017-12-08 電池制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019105453A true JP2019105453A (ja) 2019-06-27
JP7056113B2 JP7056113B2 (ja) 2022-04-19

Family

ID=66629364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017236261A Active JP7056113B2 (ja) 2017-12-08 2017-12-08 電池制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10903667B2 (ja)
JP (1) JP7056113B2 (ja)
CN (1) CN109904905B (ja)
DE (1) DE102018131407B4 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11489347B2 (en) * 2018-03-08 2022-11-01 Sanyo Electric Co., Ltd. Management device and electricity storage system
KR20220010842A (ko) 2020-07-20 2022-01-27 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리 장치, 배터리 관리 시스템 및 측정 전압 보상 방법
CN113945740B (zh) * 2021-11-19 2024-07-09 北京海博思创科技股份有限公司 接触电阻的确定方法、装置、设备及存储介质

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014196951A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 株式会社ケーヒン 電圧検出装置
WO2014171013A1 (ja) * 2013-04-19 2014-10-23 日立オートモティブシステムズ株式会社 電池システム監視装置
US20150022213A1 (en) * 2013-07-22 2015-01-22 GM Global Technology Operations LLC Battery sensing circuit path resistance compensation systems and methods
JP2016080478A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 株式会社ケーヒン 電圧検出装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050194933A1 (en) * 2004-03-02 2005-09-08 Arnold Edward H. Method of charging a battery
WO2013008409A1 (ja) * 2011-07-08 2013-01-17 Necエナジーデバイス株式会社 電池パックの製造方法および電池パック
EP2770606B1 (en) * 2011-10-20 2019-04-17 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Battery system monitoring device and charge storage device equipped with same
CN104145399B (zh) * 2012-02-29 2016-11-02 Nec能源元器件株式会社 电池控制***和电池组
DE102012111086B4 (de) 2012-11-19 2019-01-03 Infineon Technologies Ag Verfahren und Vorrichtungen zum Bestimmen eines Ladezustands
JP6101714B2 (ja) * 2013-01-25 2017-03-22 日立オートモティブシステムズ株式会社 電池制御装置、電池システム
WO2015029283A1 (ja) * 2013-08-29 2015-03-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 組電池制御装置
US10003108B2 (en) * 2013-11-14 2018-06-19 Nec Corporation Storage battery, method of controlling storage battery, and non-transitory storage medium
CN108780121A (zh) * 2016-03-15 2018-11-09 三洋电机株式会社 管理装置和电源装置
JP6718350B2 (ja) 2016-09-28 2020-07-08 株式会社ケーヒン 電圧検出装置
KR102319241B1 (ko) * 2017-01-03 2021-10-28 삼성에스디아이 주식회사 전압 검출 집적회로 및 이를 포함하는 배터리 관리 시스템

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014196951A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 株式会社ケーヒン 電圧検出装置
WO2014171013A1 (ja) * 2013-04-19 2014-10-23 日立オートモティブシステムズ株式会社 電池システム監視装置
US20150022213A1 (en) * 2013-07-22 2015-01-22 GM Global Technology Operations LLC Battery sensing circuit path resistance compensation systems and methods
JP2016080478A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 株式会社ケーヒン 電圧検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102018131407A1 (de) 2019-06-13
DE102018131407B4 (de) 2019-07-11
CN109904905B (zh) 2023-10-31
US20190181658A1 (en) 2019-06-13
US10903667B2 (en) 2021-01-26
JP7056113B2 (ja) 2022-04-19
CN109904905A (zh) 2019-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6023312B2 (ja) 電池システム監視装置
CN107076802B (zh) 二次电池状态检测装置以及二次电池状态检测方法
JP5897701B2 (ja) 電池状態推定装置
JP7056113B2 (ja) 電池制御装置
JP7005895B2 (ja) 内部抵抗算出装置、内部抵抗算出方法および内部抵抗算出プログラム
US10693301B2 (en) Semiconductor device and battery voltage measuring method that prevents measurement error caused by parametric capacitance
JP2016122531A (ja) 二次電池の電圧調整方法
JP5653881B2 (ja) 二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法
CN107889526B (zh) 电池***监视装置
JP2016099323A (ja) 絶縁状態検出装置
JP6498920B2 (ja) 二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法
KR20120124432A (ko) 배터리 특성 곡선의 범위를 결정하기 위한 장치 및 방법
CN102809708A (zh) 蓄电模块的单元监视装置、断线检出程序及断线检出方法
JP2009284591A (ja) 組電池の充電制御装置
JP6988436B2 (ja) 電池制御装置
JP2014003777A (ja) 電池状態調整装置及び組電池システム
JP6541412B2 (ja) 充電率算出方法及び充電率算出装置
CN109416391B (zh) 用于确定电池单体的内阻的方法、电池模块和装置
WO2018147091A1 (ja) 均等化制御装置及び車載用電源装置
JP2019115088A (ja) 蓄電池システム
JP4508977B2 (ja) 組電池電圧測定装置及び組電池電圧測定方法
JP2022067764A (ja) 電圧検出装置
JP2017219430A (ja) 電池システム
KR102368977B1 (ko) 배터리 관리 장치
JP6372419B2 (ja) 電池監視装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220321

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7056113

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151