JP2019104509A - 包装箱 - Google Patents

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一志 石井
将斗 富田
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Abstract

【課題】胴膨れを抑制することができ、且つ内容物の出し入れを円滑に行うことができる包装箱を提供する。【解決手段】包装箱1は、上端面を開口した筒状に形成される周壁1Wと、周壁1Wの上端部に連設され、周壁1Wの内側に折曲した状態で周壁1Wの開口を閉塞する一対の上内フラップ14および一対の上外フラップ15と、周壁1Wと各フラップ14,15との境界付近に形成され、各フラップ14,15を周壁1Wの内側に折曲させる上側折曲線22と、上側折曲線22よりも各フラップ14,15の側で周壁1Wと各フラップ14,15との境界線に沿って形成され、各フラップ14,15を周壁1Wの外側に折曲させる外側折曲線25と、を備え、上側折曲線22は、周壁1Wと各フラップ14,15との境界線から周壁1Wの側に離間した位置に形成された逃し線部23A,23Bを含んでいる。【選択図】図1

Description

本発明は、包装箱に関する。
周壁の端面開口を閉塞することで封緘される包装箱が知られている。
例えば、特許文献1に記載された段ボール箱は、互いに対向する側壁板を連設した筒状本体と、その筒状本体の開口部を閉じるべく側壁板の両端から連設されたフラップと、を備えている。筒状本体とフラップとの間には横折り曲げ部が設けられ、筒状本体とフラップの境界線から上下に離間した位置には2列状に延びる二重折り曲げ部による機能領域が設けられている。上方のフラップを折り曲げると、二重折り曲げ部で囲まれた領域が、筒状本体とフラップとの何れに対しても傾斜した傾斜領域となる。その結果、各側壁板には二重折り曲げ部の左右中心部位から下向きに延びた直線状の縦向き稜線が形成される。この縦向き稜線が形成されることで側壁板が座屈し難くなり、段ボール箱が樽状に膨らむ胴膨れが抑制されていた。
特開2013−136412号公報
ところで、フラップが周壁の内側に倒れていると、商品(内容物)を段ボール箱(包装箱)に挿入する際に、商品がフラップの先端部に干渉することがあった。したがって、商品を段ボール箱に収容するときには、フラップは周壁の外側に倒れていることが好ましい。また、段ボール箱に収容された商品を取り出す場合も、フラップが邪魔にならないように周壁の外側に倒れていることが好ましい。
しかしながら、上記の段ボール箱では、横折り曲げ部と二重折り曲げ部とが一直線上に形成されておらず、これらの折り曲げ部を介して筒状本体に連設されたフラップを筒状本体の外側に折り曲げることは困難であった。また、これらの折り曲げ部は内折り用に形成されているため、フラップを無理やり筒状本体の外側に折り曲げると、各折り曲げ部に沿って割れが発生する虞もあった。さらに、仮に、フラップを外側に折り曲げた場合、傾斜領域が筒状本体の内側に向かって傾斜するため、筒状本体の内側において側壁板に縦向き稜線が形成されることになる。その結果、側壁板が筒状本体の内側に膨出するため、段ボール箱に挿入する商品が側壁板に干渉する等の問題もあった。
本発明は、上記課題を解決するために、胴膨れを抑制することができ、且つ内容物の出し入れを円滑に行うことができる包装箱を提供する。
上記した目的を達成するため、本発明の包装箱は、端面を開口した筒状に形成される周壁と、前記周壁の端部に連設され、前記周壁の内側に折曲した状態で前記周壁の開口を閉塞する蓋壁と、前記周壁と前記蓋壁との境界付近に形成され、前記蓋壁を前記周壁の内側に折曲させる第1折曲線と、前記第1折曲線よりも前記蓋壁の側で前記周壁と前記蓋壁との境界線に沿って形成され、前記蓋壁を前記周壁の外側に折曲させる第2折曲線と、を備え、前記第1折曲線は、前記周壁と前記蓋壁との境界線から前記周壁の側に離間した位置に形成された逃し線部を含んでいる。
この場合、前記逃し線部は、前記周壁と前記蓋壁との境界線の両端部を除く中間部で、前記周壁と前記蓋壁との境界線から前記周壁の側に向かって凸となるV字状またはU字状に形成されていることが好ましい。
この場合、前記第1折曲線は、前記周壁と前記蓋壁との境界線から前記蓋壁の側に離間し、且つ前記逃し線部に対向する位置に形成された対向線部を含んでいることが好ましい。
この場合、前記対向線部は、前記周壁と前記蓋壁との境界線から前記蓋壁の側に向かって凸となるV字状またはU字状に形成されていることが好ましい。
この場合、前記第1折曲線は、前記周壁と前記蓋壁との境界線上にて前記逃し線部の両端部から外側に向かって延びた一対の平行線部を含んでいることが好ましい。
この場合、前記周壁および前記蓋壁は、それぞれ、中しんにライナを貼り合わせた段ボールシートで形成され、前記中しんは、前記周壁の上下方向に沿って延びており、前記第2折曲線は、前記中しんに直交する流れ方向に沿って延びていることが好ましい。
本発明によれば、包装箱の胴膨れを抑制することができ、且つ内容物の出し入れを円滑に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱のブランクの一部を拡大した平面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の外側折曲線の形成方法を説明する説明図(断面図)である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の組立途中を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の端壁の側を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の側壁の側を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱を積み重ねた場合の作用を説明する斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱のブランクの一部を拡大した平面図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る包装箱のブランクの一部を示す平面図である。 本発明の第1実施形態の他の変形例に係る包装箱のブランクの一部を示す平面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、図面に示す「D」は「長さ方向」を示し、「W」は長さ方向に直交する「幅方向」を示し、「H」は長さ方向と幅方向とに直交する「上下方向(高さ方向)」を示している。本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[第1実施形態:包装箱の概要]
図1ないし図3を参照して、第1実施形態に係る包装箱1の構成について説明する。図1は包装箱1を示す斜視図である。図2は包装箱1のブランク5を示す平面図である。図3はブランク5の一部を拡大した平面図である。
図1に示すように、包装箱1は、長さ方向に長い略直方体状に形成されている。包装箱1は、略角筒状の周壁1Wの上下両面を閉塞して封緘されるA式の箱である。包装箱1の内部には、所定の内容物(図示せず)が収容されるようになっている。
包装箱1は、図2に示すブランク5を組み立てることで形成される。ブランク5は、例えば、一枚の紙製の段ボールシートを抜型等で打ち抜いて形成されている。段ボールシートは、例えば、波状の中しん9Aの表裏に表ライナ9Bと裏ライナ9C(図4参照)とを貼り合せた両面段ボールシートである。なお、図2は、表ライナ9B側(包装箱1の外面側)を示している。本明細書では、段ボールシートの中しん9Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。
[ブランク]
図2に示すように、ブランク5は、一対の端壁10と、一対の側壁11と、一対の下内フラップ12と、一対の下外フラップ13と、一対の上内フラップ14と、一対の上外フラップ15と、を含んでいる。
<端壁,側壁>
一対の端壁10と一対の側壁11とは、流れ方向に一列に並べられ、段方向に延びた縦折曲線20を介して交互に連設されている。側壁11の流れ方向一端部には、縦折曲線20を介して継代片16が連設されている。端壁10および側壁11は、段方向に略同一寸法となる略長方形状に形成されている。端壁10は、側壁11よりも流れ方向に幅狭く形成されている。
縦折曲線20は、段ボールシートを裏ライナ9C側から厚み方向に直線状に潰して形成された汎用罫線である。縦折曲線20は、裏ライナ9Cを内側に向けるように段ボールシートを折曲させる機能を有している。詳細は後述するが、一対の端壁10と一対の側壁11とが互いに略直角に折り曲げられることで、上下両端面を開口した略角筒状の周壁1Wが形成される。
<下内フラップ,下外フラップ>
一対の下内フラップ12は、流れ方向に延びた下側折曲線21を介して一対の端壁10の段方向一端部(下端部)に連設されている。下内フラップ12は、流れ方向に長い略長方形状に形成されている。下内フラップ12の段方向の寸法(延出寸法)は端壁10の流れ方向の寸法の略半分に設定され、下内フラップ12の流れ方向の寸法は端壁10の流れ方向の寸法と略同一に設定されている。一対の下外フラップ13は、下側折曲線21を介して一対の側壁11の段方向一端部に連設されている。下外フラップ13は、流れ方向に長い略長方形状に形成されている。下外フラップ13の段方向の寸法(延出寸法)は下内フラップ12の延出寸法と略同一に設定され、下外フラップ13の流れ方向の寸法は側壁11の流れ方向の寸法と略同一に設定されている。
下側折曲線21は、汎用罫線であって、下内フラップ12および下外フラップ13を周壁1Wの内側に折曲させる機能を有している。
<上内フラップ,上外フラップ>
蓋壁の一例としての一対の上内フラップ14は、概ね流れ方向に延びた上側折曲線22を介して一対の端壁10の段方向他端部(上端部)に連設されている。蓋壁の一例としての一対の上外フラップ15は、上側折曲線22を介して一対の側壁11の段方向他端部に連設されている。上内フラップ14は下内フラップ12と略同一形状に形成され、上外フラップ15は下外フラップ13と略同一形状に形成されている。
<上側折曲線>
図2および図3に示すように、第1折曲線の一例としての上側折曲線22は、各壁10,11(周壁1W)と上方の各フラップ14,15との境界付近に形成されている。上側折曲線22は、上内フラップ14および上外フラップ15を周壁1Wの内側に折曲させる機能を有している。なお、端壁10と上内フラップ14との間の上側折曲線22と、側壁11と上外フラップ15との間の上側折曲線22とは、若干異なる形状となっている。本明細書では、端壁10と上内フラップ14との間の上側折曲線22を「端折曲線22A」と呼び、側壁11と上外フラップ15との間の上側折曲線22を「側折曲線22B」と呼び、両者に共通する説明では「上側折曲線22」と呼ぶこととする。
端折曲線22Aおよび側折曲線22Bは、それぞれ、逃し線部23A,23Bと、一対の平行線部24A,24Bと、を含んでいる。逃し線部23A,23Bは、各壁10,11(周壁1W)と上方の各フラップ14,15との境界線Lから各壁10,11の側に離間した位置に形成されている。一対の平行線部24A,24Bは、その境界線L上にて逃し線部23A,23Bの両端部から外側に向かって延びた状態に形成されている。なお、本明細書において「境界線L」とは、各フラップ14,15の根本(または周壁1Wの上端)の両端を結ぶ仮想の直線を指している(図3参照)。また、「境界線L上」とは、完全な境界線Lとの一致を要求するものではなく、例えば、1mm程度の製造上の誤差を許容する意味である。なお、図3では、境界線Lを分かりやすくするために、境界線Lを上側折曲線22から僅かにずらして示している。
端折曲線22Aの逃し線部23Aは、端壁10と上内フラップ14との境界線Lの中央付近(両端部を除く中間部)で、その境界線Lから端壁10(周壁1W)の側に向かって凸となる略V字状に形成されている。逃し線部23Aは、その境界線Lに対して端壁10の側に傾斜した一対の汎用罫線によって形成されている。端折曲線22Aの一対の平行線部24Aは、逃し線部23Aの両端に連続し、上内フラップ14の流れ方向両端まで延びた汎用罫線によって形成されている。
側折曲線22Bの逃し線部23Bは、側壁11と上外フラップ15との境界線Lの中央付近で、その境界線Lから側壁11(周壁1W)の側に向かって凸となる略U字状(または略台形状)に形成されている。逃し線部23Bは、側壁11と上外フラップ15との境界線Lに対して側壁11の側に傾斜した一対の汎用罫線と、その一対の汎用罫線の先端(下端)を結ぶように境界線Lと略平行に延びた汎用罫線とによって形成されている。側折曲線22Bの一対の平行線部24Bは、逃し線部23Bの両端に連続し、上外フラップ15の流れ方向両端まで延びた汎用罫線によって形成されている。なお、逃し線部23Bの高さ(段方向の寸法)は、逃し線部23Aの高さと略同一に設定されている。また、平行線部24Bは、平行線部24Aと同一直線上に形成されている。
<外側折曲線>
上内フラップ14および上外フラップ15には、第2折曲線の一例としての外側折曲線25が流れ方向に沿って延びている。外側折曲線25は、上側折曲線22よりも各フラップ14,15の側で各壁10,11(周壁1W)と各フラップ14,15との境界線Lに沿って(境界線Lと平行に)形成されている。外側折曲線25は、段ボールシートを表ライナ9B側から厚み方向に直線状に潰して形成された逆罫線である。外側折曲線25は、上方の各フラップ14,15を周壁1Wの外側に折曲させる機能を有している。なお、外側折曲線25と上側折曲線22(平行線部24A,24B)との中心間距離(間隔)は、4.5〜8.0mm(好ましくは、5.0〜7.0mm)の範囲に設定されている。
ところで、ブランク5を構成する段ボールシートは、コルゲータ(図示せず)と呼ばれる装置を用いて段ボール原紙の貼合工程を実行することによって製造される。コルゲータは、中しん9Aを流れ方向に進行させながら、その中しん9Aの両側にライナ9B,9Cを貼り付ける。また、コルゲータは、流れ方向に進行する段ボールシートに対し、下側折曲線21および外側折曲線25を形成し、流れ方向に連続する段ボールシートを所定長さに裁断する。このように、下側折曲線21および外側折曲線25は、コルゲータによってブランク5の流れ方向全域に連続した状態で形成される。
外側折曲線25は、コルゲータに備えられた一対の逆罫線リングR1,R2によって形成される(図4参照)。一方の逆罫線リングR1には1つの凸部が形成され、他方の逆罫線リングR2には一対の凸部が形成されている。一対の逆罫線リングR1,R2が流れ方向に進行する段ボールシートを厚み方向両側から挟み込むことによって、段ボールシートの表ライナ9Bに外側折曲線25が形成される。この際、段ボールシートの裏ライナ9Cには、外側折曲線25を挟む位置において、他方の逆罫線リングR2の一対の凸部で軽く潰された一対の溝状凹部Gが形成される。
また、ブランク5は、フレキソフォルダーグルア(図示せず)と呼ばれる装置によって製造される。フレキソフォルダーグルア(以下、「FFG」ともいう。)は、段ボールシートに対し、フレキソインキを用いた印刷、刃物(切刃、押刃等)や抜型を用いた罫線入れ、溝切りおよび打抜き、接着剤を用いた接合等を連続して行う装置である。FFGは、上下両側の各フラップ12〜15等を形成すると共に、縦折曲線20および上側折曲線22等を形成する。また、FFGは、端壁10と側壁11とを縦折曲線20に沿って折り曲げ、継代片16を端壁10の内面に接着剤で接着して、折り畳まれた状態の包装箱1(カートン)を製造する。なお、接着剤としては、例えば、ホットメルト接着剤、合成樹脂系エマルジョン接着剤または両面テープ等を用いることができる。
[包装箱の組立]
次に、図1、図5ないし図7を参照して、内容物を収容するために包装箱1を組み立てる工程(組立作業)について説明する。図5は包装箱1の組立途中を示す斜視図である。図6Aは包装箱1の端壁10の側を示す側面図である。図6Bは包装箱1の側壁11の側を示す側面図である。図7は包装箱1を積み重ねた場合の作用を説明する斜視図である。なお、包装箱1は、作業者によって手作業で組み立てられてもよいし、ケーサー(包装機械)によって自動または半自動で組み立てられてもよい。ここでは、一例として、ケーサー(図示せず)が包装箱1を組み立て、内容物を詰め、包装箱1を封緘する場合について説明する。
まず、ケーサーは、カートンマガジンから取り出されたカートンから周壁1Wを成型する。具体的には、ケーサーは、一対の端壁10と一対の側壁11とを縦折曲線20で略直角に折り曲げ、一対の側壁11を幅方向に対向させ、一対の端壁10を長さ方向に対向させる。これにより、上下両端面を開口した略角筒状の周壁1Wが形成される。中しん9Aは、周壁1Wの上下方向に沿って延びている。
次に、ケーサーは、一対の下内フラップ12を下側折曲線21に沿って周壁1Wの内側に折り曲げた後、一対の下外フラップ13を下側折曲線21に沿って周壁1Wの内側に折り曲げる。この状態で、一対の下内フラップ12の先端部は離間しており、一対の下外フラップ13の先端部は略中央で突き合わされている(図1参照)。ケーサーは、一対の下外フラップ13の突き合わせ部分に沿って粘着テープ(図示せず)を貼り付ける。以上によって、包装箱1の底面が形成される(図5参照)。なお、下外フラップ13は、下内フラップ12に対して接着剤等で固定されてもよい。
次に、ケーサーは、集積された複数の内容物を、周壁1Wの上面開口から周壁1Wの内部に挿入(収容)する。ところで、包装箱1の底面を形成した状態で、周壁1Wの上端部に連設された各フラップ14,15は、上方に向かって延びているが、その自重で周壁1Wの内側に僅かに倒れることがある。上方の各フラップ14,15が周壁1Wの内側に倒れていると、周壁1Wの内部に挿入される内容物が各フラップ14,15の先端部に干渉し、内容物の挿入作業が適切に行うことができないことがあった。また、例えば、手作業で内容物を周壁1Wの内部に挿入する場合、周壁1Wの上端部から上方に延びた各フラップ14,15が内容物の挿入作業の邪魔になることがあった。さらに、包装箱1に収容された内容物を取り出す場合も、周壁1Wの内側に倒れた各フラップ14,15が邪魔になることがあった。そこで、第1実施形態に係る包装箱1では、内容物の挿入作業および取出作業(出し入れ)を円滑に行うことを目的として、上方の各フラップ14,15が周壁1Wの外側に折れ曲がるようになっている。
図5に示すように、ケーサーは、上方の各フラップ14,15を外側折曲線25に沿って周壁1Wの外側に折り曲げ、この状態で内容物を周壁1Wの内部に挿入(収容)する。
この際、外側折曲線25は表ライナ9Bの側を凹ませた逆罫線であるため、上方の各フラップ14,15は、外側折曲線25に沿って表ライナ9Bの側には容易に折れるが、裏ライナ9Cの側には容易に折れないようになっている。これとは逆に、上側折曲線22は裏ライナ9Cの側を凹ませた汎用罫線であり、且つ周壁1Wと上方の各フラップ14,15との境界線Lからずれた逃し線部23A,23Bを含んでいるため、各フラップ14,15は、上側折曲線22に沿って裏ライナ9Cの側には容易に折れるが、表ライナ9Bの側には容易に折れないようになっている。その結果、上方の各フラップ14,15は、上側折曲線22で外側に折れることなく、外側折曲線25に沿って外側に折れることとなる。
この構成によれば、外折りし難い上側折曲線22で上方の各フラップ14,15を周壁1Wの外側に折り曲げる必要がない。これにより、上方の各フラップ14,15を周壁1Wの外側に折り曲げたとしても上側折曲線22が割れることを抑制することができる。また、上方の各フラップ14,15が内容物の挿入作業および取出作業の邪魔になることがなく、内容物の出し入れを円滑に行うことができる。なお、作業者が手作業で周壁1Wから内容物を出し入れする場合、上方の各フラップ14,15を全て折り曲げてもよいが、これに限らず、各フラップ14,15のうち何れか1枚(例えば、作業者の手前側にあるもの)を折り曲げるようにしてもよい。
次に、ケーサーは、一対の上内フラップ14を端折曲線22Aに沿って周壁1Wの内側に折り曲げた後、一対の上外フラップ15を側折曲線22Bに沿って周壁1Wの内側に折り曲げる。各フラップ14,15は、周壁1Wの内側に折曲した状態で周壁1Wの上面開口を閉塞する(図1参照)。この状態で、一対の上内フラップ14の先端部は離間しており、一対の上外フラップ15の先端部は略中央で突き合わされている(図1参照)。
図1および図6Aに示すように、上内フラップ14を端折曲線22Aで周壁1Wの内側に折り曲げると、一対の平行線部24Aよりも下方に位置した逃し線部23Aが僅かに窪んだ凹み部D1を構成する。図1および図6Bに示すように、上外フラップ15を側折曲線22Bで周壁1Wの内側に折り曲げると、一対の平行線部24Bよりも下方に位置した逃し線部23Bが僅かに窪んだ凹み部D2を構成する。
最後に、ケーサーは、一対の上外フラップ15の突き合わせ部分に沿って粘着テープを貼り付ける。以上によって、包装箱1の天面が形成され、包装箱1は封緘された状態になる(組立作業の完了)(図1参照)。なお、上外フラップ15は、上内フラップ14に対して接着剤等で固定されてもよい。
図7に示すように、内容物を収容した包装箱1は、上下に複数積み重ねた状態で保管されたり運搬されたりする。積層された複数の包装箱1のうち下側の包装箱1には大きな圧縮荷重が作用するため、端壁10や側壁11が座屈して包装箱1が樽状に膨らむ胴膨れが発生する虞がある。そこで、第1実施形態に係る包装箱1では、胴膨れを抑制することを目的として、包装箱1の上面の四辺に沿って4つの凹み部D1,D2が形成されている。
第1実施形態に係る包装箱1では、凹み部D1,D2が各壁10,11と各フラップ14,15との境界線Lの長手方向中央付近に形成されていた。複数の包装箱1を積み重ねる場合、上側の包装箱1は、主に下側の包装箱1の天面角部(凹み部D1,D2以外の部分)に載ることになる。この構成によれば、上下方向に延びた周壁1Wの角部(耐圧性能の高い上下に延びた稜線部分)によって大部分の圧縮荷重を受けることができる(図7の二点鎖線で示す矢印参照)。これにより、側壁11または端壁10の座屈を有効に抑制することができる。その結果、包装箱1の胴膨れを抑制することができ、包装箱1を良好な外観に維持することができる。また、第1実施形態に係る包装箱1によれば、外折りし難い上側折曲線22を用いることなく、各フラップ14,15を外側折曲線25に沿って周壁1Wの外側に折り曲げることができる。これにより、各フラップ14,15が内容物の挿入作業および取出作業の邪魔になることを防止することができる。以上のように、包装箱1の胴膨れを抑制しながら、内容物の出し入れを円滑に行うことができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1によれば、平行線部24A,24Bが周壁1Wと各フラップ14,15との境界線L上に形成されているため、各フラップ14,15を容易且つ正確に周壁1Wの内側に折り曲げることができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1によれば、外側折曲線25が流れ方向に延びているため、コルゲータによる段ボールシートの製造過程で、下側折曲線21等と同時期に外側折曲線25を形成することができる。これにより、後工程においてFFGを用いて外側折曲線25を形成する場合に比べて、外側折曲線25を短時間で精度良く形成することができる。
[第2実施形態:包装箱の概要]
次に、図8ないし図10を参照して、第2実施形態に係る包装箱2について説明する。図8は包装箱2を示す斜視図である。図9は包装箱2のブランク6を示す平面図である。図10はブランク6の一部を拡大した平面図である。なお、以降の説明では、第1実施形態に係る包装箱1と同様または対応する構成については同一の符号を付し、包装箱1と同様または対応する説明は省略する。
図8に示すように、包装箱2は、略角筒状の周壁2Wの上下両面を閉塞して封緘されるA式の箱である。包装箱2(ブランク6)では、上側折曲線30(第1折曲線)の形状が、第1実施形態に係る包装箱1の上側折曲線22の形状と異なっている。
<上側折曲線>
上側折曲線30は、各壁10,11と上方の各フラップ14,15との境界付近に形成され、各フラップ14,15を周壁2Wの内側に折曲させる。なお、本明細書では、端壁10と上内フラップ14との間の上側折曲線30を「端折曲線30A」と呼び、側壁11と上外フラップ15との間の上側折曲線30を「側折曲線30B」と呼び、両者に共通する説明では「上側折曲線30」と呼ぶこととする。
図9および図10に示すように、端折曲線30Aおよび側折曲線30Bは、それぞれ、逃し線部31A,31Bと、一対の平行線部32A,32Bと、対向線部33A,33Bと、を含んでいる。
端折曲線30Aの逃し線部31Aは、端壁10と上内フラップ14との境界線Lの中央付近で、その境界線Lから端壁10の側に向かって凸となる略U字状に形成されている。逃し線部31Aは、端壁10の側に膨らむように略弓状に湾曲した汎用罫線によって形成されている。端折曲線30Aの一対の平行線部32Aは、端壁10と上内フラップ14との境界線L上にて逃し線部31Aの両端部から外側に延びた汎用罫線によって形成されている。端折曲線30Aの対向線部33Aは、端壁10と上内フラップ14との境界線Lから上内フラップ14の側に離間し、且つ逃し線部31Aに対向する位置に形成されている。対向線部33Aは、その境界線Lから上内フラップ14の側に向かって凸となる略U字状(略弓状)に湾曲した汎用罫線によって形成されている。対向線部33Aは、その境界線Lで逃し線部31Aを反転したときに略一致する形状を有している。対向線部33Aは、外側折曲線25に交差し、外側折曲線25よりも上内フラップ14の先端側に突出するように形成されている。
側折曲線30Bの逃し線部31Bは、側壁11と上外フラップ15との境界線Lの中央付近で、その境界線Lから側壁11の側に向かって凸となる略U字状(または略台形状)に形成されている。逃し線部31Bは、その境界線Lに対して側壁11の側に膨出した略台形状の汎用罫線によって形成されている。側折曲線30Bの一対の平行線部32Bは、側壁11と上外フラップ15との境界線L上にて逃し線部31Bの両端部から外側に延びた汎用罫線によって形成されている。側折曲線30Bの対向線部33Bは、側壁11と上外フラップ15との境界線Lから上外フラップ15の側に離間し、且つ逃し線部31Bに対向する位置に形成されている。対向線部33Bは、その境界線Lから上外フラップ15の側に向かって凸となる略U字状(または略台形状)の汎用罫線によって形成されている。対向線部33Bは、その境界線Lで逃し線部31Bを反転したときに略一致する形状を有している。対向線部33Bは、外側折曲線25に交差し、外側折曲線25よりも上外フラップ15の先端側に突出するように形成されている。
なお、逃し線部31Bの高さ(段方向の寸法)は、逃し線部31Aの高さと略同一に設定されている。逃し線部31A,31Bの高さは、第1実施形態の逃し線部23A,23Bの高さよりも大きく(高く)設定されている。また、平行線部32Bは、平行線部32Aと同一直線上に形成されている。
第2実施形態に係る包装箱2は、作業者の手作業やケーサーによって、第1実施形態に係る包装箱1と同様の手順で組み立てられる。図8に示すように、包装箱2を組み立てた状態で、逃し線部31Aと対向線部33Aとで囲まれた領域が、端壁10と上内フラップ14とに対して傾斜した面取り部S1を構成する。面取り部S1は、一対の平行線部32Aの間にて略楕円形状(略木の葉形状)に形成される。また、逃し線部31Bと対向線部33Bとで囲まれた領域が、側壁11と上外フラップ15とに対して傾斜した面取り部S2を構成する。面取り部S2は、一対の平行線部32Bの間にて略六角形状に形成される。
以上説明した第2実施形態に係る包装箱2では、面取り部S1,S2が、周壁2Wと各フラップ14,15との境界線Lの長手方向中央付近に形成されていた。包装箱2が圧縮荷重を受けた場合、周壁2Wと上方の各フラップ14,15とに対する面取り部S1,S2の傾斜角が変化して包装箱2の上下方向の変形を吸収する。つまり、面取り部S1,S2を積極的に潰れるように構成することで、包装箱2に作用する圧縮荷重を吸収する。また、面取り部S1,S2が潰れる(角度変化する)ため、包装箱2の天面角部(面取り部S1,S2以外の部分)に圧縮荷重が集中する。これにより、上下方向に延びた周壁2Wの角部(耐圧性能の高い稜線部分)によって大部分の圧縮荷重を受けることができるため、側壁11または端壁10の座屈を有効に抑制することができる。その結果、包装箱1の胴膨れを抑制することができ、包装箱1を良好な外観に維持することができる。また、第1実施形態に係る包装箱1と同様に、外側折曲線25に沿って上方の各フラップ14,15を周壁2Wの外側に折り曲げることができる。これにより、包装箱2の胴膨れを抑制することができ、且つ内容物の出し入れを円滑に行うことができる。
なお、第1および第2実施形態に係る包装箱1,2では、周壁1W,2Wの全て(4つ)の側面に凹み部D1,D2や面取り部S1,S2が形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、一対の凹み部D1(面取り部S1)または一対の凹み部D2(面取り部S2)が周壁1W,2Wの対向する一対の側面のみに形成されていてもよい。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1,2では、凹み部D1,D2や面取り部S1,S2が包装箱1,2の上部に形成され、外側折曲線25が上方の各フラップ14,15に形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、凹み部D1,D2や面取り部S1,S2が包装箱1,2の下部に形成されてもよい(図示せず)。すなわち、上側折曲線22,30に代えて/加えて、周壁1W,2Wと下方の各フラップ12,13との境界付近に形成された下側折曲線が、逃し線部23A,23B,31A,31Bや対向線部33A,33B等を含んでいてもよい(図示せず)。また、外側折曲線25が、上方の各フラップ14,15に代えて/加えて下方の各フラップ12,13に形成されてもよい(図示せず)。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1,2では、逃し線部23A,23B,31A,31Bや対向線部33A,33Bが各壁10,11と各フラップ14,15との境界線Lの長手方向中央付近に対応して形成されていたが、本発明はこれに限定されない。逃し線部23A,23B,31A,31B等は、当該境界線Lの両端部を除く中間部(両端部の間の領域)に対応して形成されていればよい。例えば、逃し線部23A,23B,31A,31B等は、当該境界線Lの長手方向中央から長手方向一方または他方にずれた位置に形成されてもよい。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1,2では、逃し線部23A,23B,31A,31Bや対向線部33A,33Bが各壁10,11と各フラップ14,15との境界線L毎に1つ形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、当該境界線L毎に1つ以上(複数)の逃し線部23A等が並んで形成されていてもよい(図示せず)。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1,2では、上側折曲線22,30が一対の平行線部24A,24B,32A,32Bを含んでいたが、これに限らず、平行線部24A,24B,32A,32Bが省略されてもよい。つまり、逃し線部23A,23B,31A,31Bが、周壁1W,2Wと各フラップ14,15との境界線Lの両端から周壁1W,2Wの側に向かって延びていてもよい。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1,2では、逃し線部23A,23B,31A,31Bが傾斜した線を含んでいたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図11Aに示すように、逃し線部40が、側壁11(または端壁10)と上外フラップ15(または上内フラップ14)との境界線Lに対して直交する一対の汎用罫線と、その一対の汎用罫線の先端(下端)を結ぶように境界線Lと略平行に延びた汎用罫線とで、略長方形状に形成されてもよい。また、逃し線部23A,23B,31A,31Bは、一対の平行線部24A,24B,32A,32Bに連続して形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図11Bに示すように、逃し線部41が、側壁11(または端壁10)と上外フラップ15(または上内フラップ14)との境界線Lから側壁11の側に離間し、その境界線Lと平行を成す直線状に形成されてもよい。なお、対向線部33A,33Bが、これらの逃し線部40,41と略同形状に形成されてもよい。
また、第2実施形態に係る包装箱2では、対向線部33A,33Bが逃し線部31A,31Bと上下に対称となるように形成されていたが、これに限らず、対向線部33A,33Bが逃し線部31A,31Bと上下に非対称となる形状であってもよい。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1,2では、縦折曲線20、下側折曲線21および上側折曲線22,30が汎用罫線であったが、これに限らず、汎用罫線上に略等間隔で複数の切目を形成したリード罫等、裏ライナ9Cを内側に向けるように段ボールシートを折り曲げるための線であれば如何なるものでもよい。これと同様に、外側折曲線25は逆罫線であったが、これに限らず、表ライナ9Bを内側に向けるように段ボールシートを折り曲げるための線であれば如何なるものでもよい。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1,2の形状や大きさ(寸法)等は、一例であって、内容物の形状や大きさに応じて適宜変更することができる。また、包装箱1,2は、所謂A式の箱であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、本発明の構造(上側折曲線22,30や外側折曲線25等)を、周壁の上面開口を1枚のフラップで閉塞する所謂B式の箱や、内容物を包むように折り曲げて端部を貼り合せることで封緘されるラップアラウンドケース等(図示せず)、他の形式の箱にも適用してもよい。他の形式の箱であっても、内容物の挿入作業および/または取出作業を円滑に行うことができる等、上記の包装箱1,2と同様の効果を得ることができる。また、包装箱1,2は、略角筒状(略四角形断面)の周壁1W,2Wを有していたが、これに限らず、四角形以外の多角形断面の周壁(図示せず)を有していてもよい。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1,2は、紙製の両面段ボールシートで形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、段ボールシートは、中しん9Aの片面にライナを貼り付けた片面段ボールシートであってもよいし、片面段ボールシートを両面段ボールシートに貼り合せた複両面段ボールシートであってもよい。また、例えば、包装箱1は、紙製の段ボールシートに代えて、厚紙や樹脂製の板等で形成されていてもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る包装箱における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1,2 包装箱
1W,2W 周壁
9A 中しん
9B 表ライナ
9C 裏ライナ
10 端壁
11 側壁
14 上内フラップ(蓋壁)
15 上外フラップ(蓋壁)
22,30 上側折曲線(第1折曲線)
23A,23B,31A,31B,40,41 逃し線部
24A,24B,32A,32B 平行線部
25 外側折曲線(第2折曲線)
33A,33B 対向線部
L 境界線

Claims (6)

  1. 端面を開口した筒状に形成される周壁(1W,2W)と、
    前記周壁の端部に連設され、前記周壁の内側に折曲した状態で前記周壁の開口を閉塞する蓋壁(14,15)と、
    前記周壁と前記蓋壁との境界付近に形成され、前記蓋壁を前記周壁の内側に折曲させる第1折曲線(22,30)と、
    前記第1折曲線よりも前記蓋壁の側で前記周壁と前記蓋壁との境界線(L)に沿って形成され、前記蓋壁を前記周壁の外側に折曲させる第2折曲線(25)と、を備え、
    前記第1折曲線は、前記周壁と前記蓋壁との境界線から前記周壁の側に離間した位置に形成された逃し線部(23A,23B,31A,31B,40,41)を含んでいることを特徴とする包装箱。
  2. 前記逃し線部(23A,23B,31A,31B)は、前記周壁と前記蓋壁との境界線の両端部を除く中間部で、前記周壁と前記蓋壁との境界線から前記周壁の側に向かって凸となるV字状またはU字状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記第1折曲線(30)は、前記周壁(2W)と前記蓋壁との境界線から前記蓋壁の側に離間し、且つ前記逃し線部に対向する位置に形成された対向線部(33A,33B)を含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の包装箱。
  4. 前記対向線部は、前記周壁と前記蓋壁との境界線から前記蓋壁の側に向かって凸となるV字状またはU字状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の包装箱。
  5. 前記第1折曲線は、前記周壁と前記蓋壁との境界線上にて前記逃し線部の両端部から外側に向かって延びた一対の平行線部(24A,24B,32A,32B)を含んでいることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の包装箱。
  6. 前記周壁および前記蓋壁は、それぞれ、中しん(9A)にライナ(9B,9C)を貼り合わせた段ボールシートで形成され、
    前記中しんは、前記周壁の上下方向に沿って延びており、
    前記第2折曲線は、前記中しんに直交する流れ方向に沿って延びていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の包装箱。
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