JP2019102024A - イベント会場顔登録システム - Google Patents

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【課題】顔認証のための顔画像登録をより簡単に行うことが可能な顔認証システムを提供すること。【解決手段】認証対象者が特定エリアへの入場を許可すべき正当権限者であるかを判断するために顔認証を行うための顔認証システム(1)であって、特定エリアへの入場に先んじて、当該特定エリアの近辺において正当権限者の顔画像を撮影して顔画像データを取得する登録用撮影部(104)と、登録用撮影部にて取得された正当権限者の顔画像データを記憶する入場者情報記憶部(102)と、当該特定エリアへの入場時に認証対象者を撮影する認証用撮影部(106)と、認証用撮影部にて撮影された認証対象者の顔画像と入場者情報記憶部に記憶された正当権限者の顔画像データに基づく顔画像とを照合する照合部(108)と、を備える顔認証システム。【選択図】図1

Description

本発明は、イベント会場等の入場者の顔認証を行うシステムに関する。
人気のある出演者、あるいは非常に入手困難なイベントのチケット等を販売する場合、転売防止対策として、入場者が正規の来場者(購入者など)であるか本人確認を行い、入場を行う場合がある。例えば写真付き身分証明証を持参してもらい、目視によって来場者本人と身分証明証の顔写真とを比較して本人確認をするとともに、チケット購入時などに事前登録した情報(名前、生年月日、住所、電話番号など)と身分証明証に記載の情報との照合を行っている。このような確認方法は3点確認による有効な認証手段ではあるが、入場者1名を確認するのにかなりの時間を要することもあり、会場周辺の混雑や開演時間の遅れ等が生じる可能性があった。
その対策として、チケット購入時などに顔写真登録を行い、顔認証して入場する方法が存在する(例えば、特許文献1)。
特開平11−225143号
しかしながら、チケット購入時などに顔写真登録を行うためには、通常は購入者本人が自分で撮影した顔写真を、インターネットを通じて顔写真登録サイトへアップロードする場合が多い。この際、認証に耐えうるように顔写真の品質を向上させるために、何回かの写真の撮り直しが生じることがある。
上記のような課題に鑑み、本発明は、入場資格を有する者しか入場できない特定エリアにおける顔認証のための顔画像登録をより簡単に行うことが可能な顔認証システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、認証対象者が特定エリアへの入場を許可すべき正当権限者であるかを判断するために顔認証を行うための顔認証システムであって、前記特定エリアへの入場に先んじて、前記特定エリアの近辺において前記正当権限者の顔画像を撮影して顔画像データを取得する登録用撮影部と、前記登録用撮影部にて取得された前記正当権限者の前記顔画像データを記憶する入場者情報記憶部と、前記特定エリアへの入場時に前記認証対象者を撮影する認証用撮影部と、前記認証用撮影部にて撮影された前記認証対象者の顔画像と、前記入場者情報記憶部に記憶された前記正当権限者の顔画像データに基づく顔画像と、を照合する照合部と、を備える顔認証システムである。
また、本発明の他の態様は、コンピュータシステムによって実行され、認証対象者が特定エリアへの入場を許可すべき正当権限者であるかを判断するために顔認証を行うための方法であって、前記コンピュータシステムが前記正当権限者の顔画像データを記憶する入場者情報記憶部を備え、前記方法は、前記特定エリアへの入場に先んじて、前記特定エリアの近辺において前記正当権限者の顔画像を撮影して前記顔画像データを取得するステップと、取得された前記正当権限者の前記顔画像データを前記入場者情報記憶部に記憶するステップと、前記特定エリアへの入場時に前記認証対象者を撮影するステップと、撮影された前記認証対象者の顔画像と、前記入場者情報記憶部に記憶された前記正当権限者の顔画像データに基づく顔画像と、を照合するステップと、を含む方法である。
また、本発明の他の態様は、上記の方法をコンピュータシステムに実行させるためのプログラムである。
本発明の一実施形態に係る顔認証システムの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る入場者情報記憶部に記憶されるデータの一例を示す。 本発明の一実施形態に係る顔認証システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る顔認証システムにおける顔画像の事前登録に関する処理の一例を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る顔認証システムにおける顔認証入場に関する処理の一例を示すフロー図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示される。
(顔認証システムの概要)
本実施形態に係る顔認証システムは、コンサート会場等のイベント会場のように特定の者のみが入場が可能な特定エリアへの入場時に、顔認証技術によって入場者の認証を行うシステムである。顔認証を行うためには、事前に入場者の顔画像を顔認証システムに登録しておく必要がある。本実施形態に係る顔認証システムにおいては、入場開始前にあらかじめイベント会場等の特定エリアの近辺にて顔画像の登録を行う。例えばイベント会場と同一建物内などで顔画像の登録を行うことが想定される。
(顔認証システムの構成)
図1は、本実施形態に係る顔認証システムの構成の一例を示す図である。本実施形態に係る顔認証システムにおいては入場者の顔認証を行うが、一例として、入場者は事前に入場の申し込み手続きを行っていることを前提として説明する。例えば入場の申し込み用のWebサイト等において、入場者は予め、氏名・住所・電話番号等のユーザデータを入力して申し込み手続きを行っておく。申し込みを受け付けたサイト側は、例えばサイトのサーバ装置に当該申込者のユーザデータをデータベース等の形式で記憶する。
図1に例示の顔認証システム1は、入場者情報記憶部102と、登録用撮影部104と、認証用撮影部106と、照合部108と、発行部110と、結果出力部112とを備える。
入場者情報記憶部102は、イベント会場等の特定エリアへの入場を許可すべき正当権限者の顔画像データを記憶する。正当権限者とは、例えば正規に入場の申し込みを行った者だけではなく、正規に入場の申し込みを行ったものから正当に入場する権限を譲り受けた者(例えばイベントへの参加者の変更手続きを行う)等も該当しうる。また、入場者情報記憶部102は、正当権限者の顔画像データに加えて、上述したように例えば入場申し込み時に申し込み用サイトで入力された氏名・住所・電話番号等のユーザデータを保持していてもよい。
図2は、入場者情報記憶部102に記憶されるデータの一例を示す。図2においては、入場者を一意に識別するユーザID(識別情報)、入場者(申込者)の氏名、住所、電話番号、顔画像データのファイル名が、データベース形式で関連付けられている。また、図2の「顔画像データ」欄で示されるファイル名の顔画像データも、入場者情報記憶部102に記憶されうる。入場者が入場申し込み時に、例えばオンラインで顔画像データ以外の氏名、住所、電話番号等の情報を入力すると、これらの情報が、例えば図2に示すような形式で、一意に割り振られたユーザIDとともに入場者情報記憶部102に保存される。また、事後的に、例えばイベントへの参加者が変更される等して入場の権限が他の者に譲渡された場合は、例えばオンラインにて参加者変更のために新たな参加者の氏名・住所・電話番号等の情報が登録されると、図2の「氏名」「住所」「電話番号」欄の内容が変更されるようになっていてもよい。
登録用撮影部104は、特定エリアへの入場時に先んじて、特定エリアの近辺において正当権限者の顔画像を撮影して顔画像データを取得する。また、登録用撮影部104にて取得された正当権限者の顔画像データは、入場者情報記憶部102に記憶される。
ここで、「(特定エリアの)近辺」とは、例えばイベント会場の周辺、イベント会場と同一建物内、等が該当する。従来のようにチケット購入時などに購入者本人が自分で顔写真を撮影してアップロードする場合と比べて、顔画像の品質が担保されやすく、購入者が何度も取り直しをする手間も省ける。また、顔認証を行う場所の周辺や同一場所で顔画像の登録を行うことで、顔画像登録時と顔認証時の撮影条件(照度等)が同様となるため、より精密な顔認証を行うことが可能である。
また、登録用撮影部104は、具体的には例えば、1台の顔画像撮影装置、またはある装置に備えられた顔画像撮影用カメラ機能などによって実現されうる。また、登録用撮影部104は、後述する認証用撮影部106の近隣に(例えば隣接して)設置されていてもよいし、認証用撮影部106と一体的に設置されていてもよい。さらに、登録用撮影部104と認証用撮影部106とが1台の兼用のカメラとして構成されてもよい。両者が1台の兼用のカメラで構成される場合には設置コストを低減させうる。
より具体的には例えば、あらかじめ入場申し込み手続きをオンライン等で行なっていた参加者は、イベント会場に来場すると、入場開始に先んじて登録用撮影装置(登録用撮影部104)で自分の顔画像を撮影する。登録用撮影部104は撮影した当該参加者の顔画像のデータを入場者情報記憶部102に保存させる。この時、あらかじめ入場者情報記憶部102に記憶されている当該参加者の氏名・住所・電話番号等のユーザデータと、登録用撮影部104で取得された当該参加者の顔画像データとをリンクさせるために、登録用顔画像を撮影する時にユーザIDをも読み込むようになっていてもよい。例えば、参加者が申し込み用サイトでユーザデータを入力して入場申し込み手続きを行うと、サイトからユーザIDが通知され、参加者は登録用撮影装置(登録用撮影部104)で顔画像を撮影する際に当該ユーザIDを入力するようになっていてもよい。また、当該ユーザIDは、例えばQRコード(登録商標)、バーコードなどの二次元コードの形式で申込者が申し込み用サイトからダウンロードするようになっていてもよい。
また、登録用撮影部104にて来場者の顔画像を撮影する前に、来場者があらかじめ申し込みを行なった者であるかを係員が目視で確認するようになっていてもよい(すなわち係員の手元には紙や電子データ等の形式で申込者の情報が存在する)。例えば、来場者が携行している身分証明証を係員が目視で確認して、当該身分証明証に記載されている氏名・住所・電話番号等と、あらかじめ入場者情報記憶部102に記憶されている申込者の氏名・住所・電話番号等とが一致するか確認するようになっていてもよい。また、さらに身分証明証に付されている顔写真と、当該来場者の顔とが同一人物のものであるかと目視で確認するようになっていてもよい。そして、これらが一致する場合にのみ、登録用撮影部104にて当該来場者の顔画像を撮影するようになっていてもよい。これにより、従来の本人確認方法を実施しつつ顔認証による本人確認も行うことで、スムーズな入場を行うとともに、セキュリティを高めることができる。従来、本人確認の方法として、入場開始時刻よりも先にイベント会場に来場した参加者に対して身分証明証を用いて本人確認を行い、本人確認が済んだ証明として、参加者の手首にリストバンドをつけさせたり所定の書面を渡したりしておき、入場時にはこのリストバンドや書面を目視で確認して入場させる方法も存在する。しかしながら、このような本人確認の方法においては、例えばリストバンドをきれいに切り離して他者に渡すことで他者がリストバンドをつなぎ合わせて手首に巻いて、なりすまして入場する等の不正行為が可能であった。これに対し、本実施形態のように、係員が目視で本人確認を行なった後に、その本人に顔画像を登録をさせて入場時には当該顔画像を使用して顔認証を行うことで、従来可能であった不正行為を防止することが可能である。
認証用撮影部106は、特定エリアへの入場時に認証対象者を撮影する。認証用撮影部106は、例えばイベント会場等の特定エリアの入口付近に設置され、当該特定エリアに入場しようとする者(認証対象者)の顔を撮影する。当該撮影は、認証対象者が意識的に認証用撮影部106に顔を向けることで行われるようになっていてもよいし、認証対象者が特に意識せずにある特定の領域(例えば入口付近)を歩くと行われるようになっていてもよい。また、撮影された顔画像のデータは、照合部108に出力される。
また、上述したように、登録用撮影部104と認証用撮影部106とは別々の撮影装置等となっていてもよいし、一体的または兼用の装置・機能となっていてもよい。いずれにしても、登録用撮影部104と認証用撮影部106との物理的距離が近い、または同一位置にあることにより、登録用に顔画像を撮影する際と認証のために顔画像を撮影する際の撮影条件(照度等)がほぼ同様となるため、より顔認証の精度を高められ、認証エラーを低減させることができる。
照合部108は、認証用撮影部106にて撮影された認証対象者の顔画像と、あらかじめ入場者情報記憶部102に記憶された正当権限者の顔画像データに基づく顔画像とを照合する。なお、顔画像の照合は、従来技術を用いて実行可能である。また、両者の一致または不一致の決定は、例えば、ある閾値を設けて、両者の一致率が当該閾値以上である場合に“一致”という照合結果とする、等となっていてもよい。
また、入場者情報記憶部102には、1人の正当権限者について顔画像データを複数記憶するようになっていてもよい。すなわち、登録用撮影部104にて、来場者の顔画像を複数登録させるようになっていてもよい。このように1人の正当権限者について顔画像データを複数記憶しておくことにより、例えば、ある顔画像によって顔認証がエラーとなった場合でも、他の顔画像によってさらに顔認証を行うことが可能となるため、認証率が向上する等のメリットがある。
発行部110は、照合部108における照合が成功した場合に、特定エリア内において使用される情報を発行する。例えば、発行部110は、照合部108における照合が成功した場合には、当該認証対象者(入場者)に割り当てられたイベント会場等の特定エリアでの座席を示す座席券を発券する。そして、認証対象者は発行された座席券を受け取って特定エリアに入場することで、自身の座席に着席することができる。通常、コンサート会場等においては、事前に(例えば申込時に)入場チケットが紙ベースで、またはデジタルチケットの形態で、申込者に発行される。そして、申込者は入場チケットを携行して、または自身のスマートフォン等の携帯端末に記憶させてコンサート会場等に来場しなくてはならない。しかしながら、本実施形態の顔認証システムにおいては、顔認証が成功すると、その場で座席券が発行されるようになっていることで、申込者はチケット等を準備せずに手ぶらで来場すればよい。
また、発行部110による情報の発行方法は、例えば、紙ベースで印刷出力する、情報を電子データの形式で入場者の携帯端末に送信する、等の様々な方法がありうる。発行方法は、紙ベースであってもよいし、電子データの形式であってもよいし、音声によって出力する等となっていてもよい。
結果出力部112は、照合部108における照合結果を出力する。より具体的には例えば、照合部108における照合結果が不成功(顔が一致しない)であるとの結果であった場合には、顔認証システム1のディスプレイ(図示しない)に顔画像が一致しない旨のメッセージを表示するようになっていてもよい。また、例えば顔認証システム1の付近にいる係員用のコンピュータ(スマートフォン等の携帯端末を含む)に照合結果が表示されるようになっていてもよい。そして、係員は照合結果が不成功であった場合には、入場者情報記憶部102に保存されている正当権限者の顔画像を係員用のコンピュータに表示し、実際に来場した認証対象者の顔と目視で比較することが可能になっていてもよい。この時、例えば係員用のコンピュータに、照合結果とともに入場者情報記憶部102に保存されている正当権限者の顔画像データが送信されるようになっていてもよいし、予め係員用コンピュータに入場者情報記憶部102に記憶されている正当権限者の顔画像データのコピーが保存されていてもよい。
以上、本実施形態に係る顔認証システム1の構成の一例を説明したが、上記各構成は、一体的に(例えば一つの装置として)構成されていてもよいし、別々の装置になっていてもよい。例えば、認証用撮影部106および発行部110はイベント会場等の入口付近に設置される顔認証装置に備えられ、入場者情報記憶部102、照合部108、および結果出力部112は、当該装置とは遠隔に設置されるサーバ装置に備えられており、さらに登録用撮影部104は、認証用撮影部106の近辺に設置された撮影装置であってもよい。
(ハードウェア構成)
上記説明した顔認証システム1は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成によって実現可能である。図3は、顔認証システム1のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示されるコンピュータ装置40は、一例として、プロセッサ41と、RAM42と、ROM43と、内蔵のハードディスク装置44と、外付けハードディスク装置、CD、DVD、USBメモリ、メモリスティック、SDカード等のリムーバブルメモリ45と、他のコンピュータ装置と通信する通信インタフェース46と、ユーザがデータのやり取りを行うための入出力ユーザインタフェース47(ディスプレイ、タッチパネル、キーボード、マウス、スピーカ、ランプ等)と、カメラ48とを備える。上述した本実施形態に係る顔認証システム1の各構成の機能は、例えば、プロセッサ41が、ハードディスク装置44やROM43、リムーバブルメモリ45等にあらかじめ格納されたプログラムをRAM42等のメモリに読み出して実行することで実現可能である。なお、図3に示されるハードウェア構成はあくまで一例であって、これに限定されるものではない。また、コンピュータ装置40の各構成は、一体的に構成されていてもよいし、一部が別の装置として構成されていてもよい。
(処理フロー)
図4および図5は、本実施形態に係る顔認証システムにおける処理の一例を示すフロー図である。
(処理フロー:顔画像の事前登録)
図4は、顔画像の事前登録に関する処理フローである。
あらかじめ申し込み用サイトで参加申し込みの手続きを行なった参加者は、例えばイベント当日にイベント会場に到着すると、まずイベント会場の係員に身分証明証を見せる。係員は当該身分証明証に記載されている氏名・住所・電話番号等と、あらかじめ入場者情報記憶部102に記憶されている申込者の氏名・住所・電話番号等とが一致するか確認する(さらに当該身分証明証の顔写真と当該参加者の顔とを目視で確認してもよい)(ステップS102)。この目視の結果が申込者本人であるとの判断である場合には、その旨を登録用撮影部104に入力できるようになっていてもよい。そして、当該判断結果の入力を受け付けることを条件として登録用撮影部104が撮影可能状態となるようになっていてもよい。
係員の目視の結果が申込者本人であるとの判断である場合には(ステップS104:Yes)、顔認証による入場手続きが開始される前に登録用撮影装置(登録用撮影部104)は正当権限者(申込者)の顔画像を撮影する(ステップS106)。撮影により取得された顔画像データは入場者情報記憶部102に登録される(ステップS108)。
登録用撮影装置による顔画像の撮影は、例えば入場開始時刻よりもあらかじめイベント開催者等により定められた時間前に実行されるようになっていてもよい。例えば入場処理が開始される予定時刻よりも前の時刻までに顔画像登録がなされることにより、会場の混雑を低減することが可能である。特に登録用撮影部104と認証用撮影部106とが非常に近い場所にあったり(例えば隣接している場合等)、同一のカメラ装置によって実現される場合には、入場開始直前または入場開始後にも顔画像登録の処理が行われていると、入場しようとする者と、顔画像登録を行おうとする者とがほぼ同じ場所に集まることになり、会場が局所的に混雑する等の可能性がある。このような状況を回避するために、入場開始時刻よりも前の時刻までに顔画像登録がなされるようになっていることが望ましい。
(処理フロー:顔認証入場)
図5は、顔認証入場に関する処理フローである。
まず、例えば、顔認証システム1(または別の装置)が、認証対象者が顔認証システム1の認証用撮影部106の撮影方向において予め定められた範囲以内に近づいてきたことを検出すると、認証用撮影部106は認証対象者を撮影する(ステップS202)。
次に、照合部108は、認証用撮影部106が撮影した認証対象者の顔画像と、入場者情報記憶部102に記憶されている正当権限者の顔画像データに基づく顔画像とを照合する。(ステップS204)。
照合部108における照合が成功との結果であった場合には(ステップS206:Yes)、発行部110において、座席券のようにイベント会場等の特定エリア内において使用される情報を発行する(ステップS208)。また、照合部108における照合が不成功との結果であった場合には(ステップS206:No)、例えばスピーカから警報音が鳴る、ランプの光が点滅する、等して、顔認証システム1の付近の係員に通知するようになっていてもよい(ステップS210)。また、照合結果は、当該係員が携帯する携帯端末等に送信されるようになっていてもよい。
結果出力部112は、照合部108における照合結果を出力する(ステップS212)。なお、結果出力部112による照合結果の出力(ステップS212)は、ステップS208およびステップS210よりも先に実行されるようになっていてもよい。
以上、説明したように、本実施形態に係る顔認証システムによれば、入場者がチケット購入時に自分の顔写真をアップロード等して登録する必要がないため、顔写真の品質を担保するために何度も取り直しする必要がない。また、顔認証を行うイベント会場等の特定エリアの近辺で顔写真の撮影を行うため、顔画像登録時と顔認証時の撮影条件(照度等)が同様となり、認証エラーを低減させ、より精密な顔認証を行うことが可能である。
ここまで、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
例えば、上記の実施形態においてはイベント当日にイベント会場近辺で顔画像登録が行われることを前提としているが、これに限定されるものではない。例えばイベント前日までにイベント会場近辺で顔画像登録がなされるようになっていてもよい。これにより、イベント当日におけるイベント会場付近の混雑を低減することができる。
また、上記の実施形態においては、入場者は事前に入場の申し込み手続きを行なっており、氏名・住所・電話番号等のユーザデータがあらかじめ入場者情報記憶部102に記録されていることを前提としているが、これに限定されない。例えば、事前の手続きは無く、イベント参加希望者はイベント会場に来場して顔登録を行う等となっていてもよい。
また、参加者が事前にイベント参加の申し込み手続きを行う際に、顔画像をも入場者情報記憶部102に登録するようになっており、さらにイベント会場の近辺において再度顔画像を登録するようになっていてもよい。この場合は、例えば、イベント会場の係員が来場者の身分証明証により本人確認をする場合(例えばステップS102)に、身分証明証に記載の氏名等のユーザデータに加えて、来場者本人の顔(および身分証明証に付されている顔写真)と、あらかじめ入場者情報記憶部102に登録されている顔画像とを比較して本人確認を行うようになっていてもよい。そして、当該本人確認が正常に終了した場合に(例えばステップS104:Yes)イベント会場の近辺において撮影された顔画像によって入場時の顔認証を行なってもよい。これにより、より強固なセキュリティで本人確認を行うことができる。
また、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、各請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
1 顔認証システム
102 入場者情報記憶部
104 登録用撮影部
106 認証用撮影部
108 照合部
110 発行部
112 結果出力部

Claims (8)

  1. 認証対象者が特定エリアへの入場を許可すべき正当権限者であるかを判断するために顔認証を行うための顔認証システムであって、
    前記特定エリアへの入場に先んじて、前記特定エリアの近辺において前記正当権限者の顔画像を撮影して顔画像データを取得する登録用撮影部と、
    前記登録用撮影部にて取得された前記正当権限者の前記顔画像データを記憶する入場者情報記憶部と、
    前記特定エリアへの入場時に前記認証対象者を撮影する認証用撮影部と、
    前記認証用撮影部にて撮影された前記認証対象者の顔画像と、前記入場者情報記憶部に記憶された前記正当権限者の顔画像データに基づく顔画像と、を照合する照合部と、
    を備える顔認証システム。
  2. 前記登録用撮影部は、前記認証用撮影部と同一建物内に設置される、請求項1に記載の顔認証システム。
  3. 前記登録用撮影部と前記認証用撮影部とは、1台の撮影装置として構成される、請求項1に記載の顔認証システム。
  4. 前記登録用撮影部における撮影は、前記認証用撮影部における撮影の開始時刻よりも、あらかじめ定められた時間前までに実行される、請求項1から3のいずれか一項に記載の顔認証システム。
  5. 前記入場者情報記憶部は、前記正当権限者のユーザデータをさらに記憶し、
    前記登録用撮影部は、前記認証対象者の身分証明証に記載のユーザデータと、前記入場者情報記憶部に記憶された前記正当権限者のユーザデータとを目視にて比較した結果であって両者が一致するとの比較結果の入力を受け付けることをトリガーとして、前記正当権限者の顔画像を撮影して顔画像データを取得する、請求項1から4のいずれか一項に記載の顔認証システム。
  6. 前記入場者情報記憶部は、1人の前記正当権限者について前記顔画像データを複数記憶する、請求項1に記載の顔認証システム。
  7. コンピュータシステムによって実行され、認証対象者が特定エリアへの入場を許可すべき正当権限者であるかを判断するために顔認証を行うための方法であって、前記コンピュータシステムが前記正当権限者の顔画像データを記憶する入場者情報記憶部を備え、前記方法は、
    前記特定エリアへの入場に先んじて、前記特定エリアの近辺において前記正当権限者の顔画像を撮影して前記顔画像データを取得するステップと、
    取得された前記正当権限者の前記顔画像データを前記入場者情報記憶部に記憶するステップと、
    前記特定エリアへの入場時に前記認証対象者を撮影するステップと、
    撮影された前記認証対象者の顔画像と、前記入場者情報記憶部に記憶された前記正当権限者の顔画像データに基づく顔画像と、を照合するステップと、
    を含む方法。
  8. 請求項7に記載の方法をコンピュータシステムに実行させるためのプログラム。
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