JP2019101949A - 情報処理装置、情報処理システムおよびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】料金プランに応じて計算機のリソースを利用者に割り当てる場合、計算機の余剰リソースを有効に活用する。【解決手段】計算機に情報処理を実行させる利用者による計算機のリソースの利用状況に基づいて料金プランを提案する情報処理装置において、計算機のリソースのうち利用者が利用可能なリソースの量である余剰リソース量を算出する算出部と、算出部が算出した余剰リソース量と利用者によるリソースの利用状況とに基づいて、利用者に割り当てるリソース量を決定する決定部とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システムおよびプログラムに関する。
利用者による仮想マシンへの接続の検知に基づいて、タスクの実行前に所定量のリソースをユーザに対して割り当てることで、タスクの実行時にリソースが不足する問題が解消される(例えば、特許文献1参照)。リソースの使用状況を定期的に収集し、仮想マシンの稼働に必要なリソースを仮想マシンに割り当て、余分なリソースをアプリケーションの優先度にしたがって仮想マシンに割り当てることで、アプリケーションは安定して稼働される(例えば、特許文献2参照)。クラウドシステム等において、リソースの利用状況に基づいてリソースの割り当て量を低減したプランを利用者に提案し、提案したプランを利用者に選択させることで、リソースの空きが増加し、リソースの増設が抑止される(例えば、特許文献3参照)。
特開2014−099036号公報 特開2005−309644号公報 国際公開第2017/051474号
ところで、利用者が選択する料金プランに応じて計算機のリソースを利用者に割り当てる情報処理システムでは、料金プランが変更された場合、新たな料金プランに応じた計算機のリソースが利用者に割り当てられる。利用者に割り当てる計算機のリソース量は、料金プランに対応して予め決められている。このため、計算機に余剰のリソースがある場合にも、料金プランに対応するリソース以外のリソースは、利用者に割り当てられず、計算機のリソースが有効に利用されない場合がある。
1つの側面では、本発明は、料金プランに応じて計算機のリソースを利用者に割り当てる場合、計算機の余剰リソースを有効に活用することを目的とする。
一つの実施態様では、計算機に情報処理を実行させる利用者による計算機のリソースの利用状況に基づいて料金プランを提案する情報処理装置において、計算機のリソースのうち利用者が利用可能なリソースの量である余剰リソース量を算出する算出部と、算出部が算出した余剰リソース量と利用者によるリソースの利用状況とに基づいて、利用者に割り当てるリソース量を決定する決定部とを有する。
1つの側面では、本発明は、料金プランに応じて計算機のリソースを利用者に割り当てる場合、計算機の余剰リソースを有効に活用することができる。
情報処理装置、情報処理システムおよびプログラムの一実施形態を示す図である。 図1に示す情報処理装置の動作の一例を示す図である。 図1に示す情報処理装置の動作フローの一例を示す図である。 情報処理装置、情報処理システムおよびプログラムの別の実施形態を示す図である。 図4に示す管理サーバの動作の一例を示す図である。 図5に示す管理サーバの動作により変更される料金プランの一例を示す図である。 図6に示す判定期間においてリソースの使用率を収集する動作の一例を示す図である。 図7に示す収集結果を補正し、判定期間内での時間毎の変化にまとめる動作の一例を示す図である。 図4に示す管理サーバにおいて、処理サーバを共有する複数の利用者のリソースの割り当てを変更する動作の一例を示す図である。 図4に示す管理サーバにおいて、処理サーバを共有する複数の利用者のリソースの割り当てを変更する動作の別の例を示す図である。 図4に示す管理サーバにおいて、処理サーバを共有する複数の利用者のリソースの割り当てを変更する動作のさらなる別の例を示す図である。 図4に示す管理サーバにおいて、複数の利用者のリソースの割り当てを独立に変更する動作の一例を示す図である。 図4に示す管理サーバの動作フローの一例を示す図である。 図13に示すステップS30、S44において、利用者が操作する端末装置に表示される画面の一例を示す図である。 情報処理システムの別の実施形態における管理サーバの動作の一例を示す図である。 図15に示す管理サーバの動作により変更される料金プランの一例を示す図である。 図15に示す動作を実行する管理サーバの動作フローの一例を示す図である。 利用者が端末装置に使用感を入力する画面の例を示す図である。 図17に示すステップS44において、利用者が操作する端末装置に表示される画面の一例を示す図である。 情報処理システムの別の実施形態における管理サーバの動作の一例を示す図である。 図20に示す管理サーバの動作により変更される料金プランの一例を示す図である。 図20に示す動作を実行する管理サーバの動作フローの一例を示す図である。 図1に示す情報処理装置および図4に示す管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。
図1は、情報処理装置、情報処理システムおよびプログラムの一実施形態を示す。図1に示す情報処理システム100は、情報処理を実行するサーバ等の計算機1と、計算機1を管理する管理サーバ等の情報処理装置2とを有する。計算機1は、例えば、クラウドサービス等のサービスを提供するために使用され、図示しないCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサと主記憶装置等のメモリとディスク装置等との各種リソースを有する。
情報処理装置2は、計算機1を利用する利用者US(USa、USb)に計算機1のリソースRS(RSa、RSb)を割り当てる。また、情報処理装置2は、情報処理を実行するリソースRSの利用状況に基づいて、利用者US毎に料金プランを提案する。情報処理装置2には、各利用者USにより操作される端末装置3(3a、3b)が図示しないネットワーク等を介して接続される。各端末装置3は、利用者USによる操作に基づいて、情報処理装置2を介して、計算機1のリソースRSに情報処理を実行させる。
情報処理装置2は、作成部2aと、算出部2bと、第1の決定部2dおよび第2の決定部2eを含む決定部2cと、インタフェース部2fと、割り当て変更部2gとを有する。作成部2a、算出部2b、決定部2c、インタフェース部2fおよび割り当て変更部2gは、利用者毎に動作する。作成部2a、算出部2b、決定部2c、インタフェース部2fおよび割り当て変更部2gの動作の例は、図2で説明される。
例えば、作成部2a、算出部2b、決定部2c、インタフェース部2fおよび割り当て変更部2gの機能は、図示しないメモリに格納されたプログラムを情報処理装置2が実行することで実現される。なお、作成部2a、算出部2b、決定部2c、インタフェース部2fおよび割り当て変更部2gの機能は、情報処理装置2が有するFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアにより実現されてもよい。
図2は、図1に示す情報処理装置2の動作の一例を示す。図2に示す動作は、利用者USに割り当てられたリソースRS毎に実行される。図2に示す例では、利用者USが操作する端末装置3(図1)は、計算機1に予め割り当てられたリソースRSを使用して計算機1に情報処理を実行させる(図2(a))。太い斜線の矩形は、予め割り当てられたリソース量に対して、情報処理で使用されるリソース量を示し、例えば、計算機1が有するリソースの1つの種類であるプロセッサにおいて、予め割り当てられたリソース量に対する使用率を示す。なお、太い斜線の矩形は、計算機1が有するメモリの使用率(使用量)または計算機1が有するディスク装置の使用率(使用量)を示してもよい。
作成部2aは、予め設定された判定期間に、リソースRSの使用率等を用いてリソースRSの利用状況を監視し、利用状況に基づいて適正なリソース量を算出する。なお、リソースRSの使用率が予め設定された下限の使用率より低い場合、作成部2aは、下限の使用率をリソースRSの使用率とする。そして、作成部2aは、適正なリソース量に対応する新たな料金プランP1、P2を作成する(図2(b))。例えば、料金プランP1は、適正なリソース量に対応し、料金プランP2は、適正なリソース量に比べて所定量だけ多いリソース量に対応する。なお、作成部2aは、1つの料金プランを作成してもよく、3以上の料金プランを作成してもよい。
作成部2aは、利用者USに割り当てたリソース量が情報処理で使用するリソース量に対して余裕がない場合、リソース量の割り当てを増やして利用料金を高くする料金プランを作成する。また、作成部2aは、利用者USに割り当てたリソース量が情報処理で使用するリソース量に対して余裕がある場合、リソース量の割り当てを減らして利用料金を安くする料金プランを作成する。図2は、利用者USに割り当てたリソース量が情報処理で使用するリソース量に対して余裕がある場合の例を示す。
算出部2bは、計算機1のリソースのうち、利用者USが利用可能な未使用のリソースのリソース量である余剰リソース量を算出する(図2(c))。作成部2aがリソース量を減少させる料金プランを作成した場合、余剰リソース量は、リソース量の減少分を含む。
第1の決定部2dは、算出部2bが算出した余剰リソース量のうち利用者USに配分可能なリソース量である配分リソース量を、作成部2aが作成した料金プラン毎に決定する(図2(d))。例えば、配分リソース量は、利用者USに無償で割り当てられる。
第2の決定部2eは、作成部2aが作成した料金プランに対応する基本のリソース量と第1の決定部2dが決定した配分リソース量との和を、利用者USに割り当てるリソース量に決定する(図2(e))。すなわち、決定部2cは、算出部2bが算出した余剰リソース量と利用者USによるリソースの利用状況とに基づいて、利用者USに割り当てる新たなリソース量(配分リソース量を含む)を決定する。計算機1において未使用のリソースの一部を、利用者USに還元することで、計算機1のリソースを有効に使用することができる。
インタフェース部2fは、作成部2aが作成した料金プランP1、P2とともに、第1の決定部2dが決定した配分リソース量(+3%、+5%)を利用者USに提示する(図2(f))。利用者USへの提示は、料金プランP1、P2と配分リソース量とを端末装置3の表示部に表示させることで実施される。”+3%”は、基本のリソース量の3%が追加されることを示し、”+5%”は、基本のリソース量の5%が追加されることを示す。
なお、リソースがメモリまたはディスク装置の場合、配分リソース量は、記憶容量で示されてもよい。そして、インタフェース部2fは、端末装置3を介して利用者USが選択した料金プラン(この例ではP2)を示す情報を受信する。すなわち、インタフェース部2fは、利用者USに料金プランを選択させる。
割り当て変更部2gは、利用者USが選択した新たな料金プランP2に対応する基本のリソース量と配分リソース量とを計算機1に割り当て、利用者USが利用可能なリソース量を変更する(図2(g))。そして、無償で利用可能な配分リソース量(+5%)が追加された新たな料金プランP2でのリソースRSの運用が開始される(図2(h))。すなわち、利用者USは、リソース量が変更されたリソースRSを使用して情報処理を実行する。
利用者USは、料金プランに対応する基本のリソースに加えて、配分リソース量で示されるリソースを使用して情報処理を実行することができ、基本のリソースのみを使用する場合に比べて、情報処理の処理性能を向上させることができる。一方、計算機1のリソースを使用してクラウドサービス等のサービスを提供する事業者は、利用者USへのサービスを強化することができる。
この後、情報処理装置2は、次の判定期間にリソースRSの利用状況を監視する処理と、新たな料金プランを作成する処理と、余剰リソース量を算出する処理とを実行する。また、情報処理装置2は、利用者USに割り当てるリソース量(配分リソース量を含む)を決定する処理と、料金プランを利用者USに選択させる処理とを実行する。判定期間毎に料金プランとともに配分リソース量を変更することで、利用者USは、リソースの利用状況に応じて作成部2aが算出した適正なリソース量に配分リソース量を加えた量のリソースを使用することができる。この結果、利用者USは、処理性能の不足による処理時間の増加などのストレスを感じすることなく、計算機1に情報処理を実行させることができる。
図3は、図1に示す情報処理装置2の動作フローの一例を示す。すなわち、図3は、情報処理装置2による情報処理方法および情報処理装置2が実行するプログラムの一例を示す。図3に示す動作フローは、利用者USに割り当てられたリソースRS毎に実行される。
まず、ステップS10において、情報処理装置2は、図2に示す判定期間にリソースの使用率(使用量)を収集する。次に、ステップS12において、情報処理装置2は、判定期間が経過した場合、処理をステップS14に移行し、判定期間が経過していない場合、処理をステップS10に戻す。
ステップS14において、情報処理装置2は、リソースRSの利用状況に基づいて、利用者USに提案する新たな料金プランを作成する。次に、ステップS16において、情報処理装置2は、計算機1のリソースのうち、利用者USが利用可能な未使用の余剰リソース量を算出する。次に、ステップS18において、情報処理装置2は、余剰リソース量の中から利用者USに配分可能な配分リソース量を決定する。
次に、ステップS20において、情報処理装置2は、ステップS14で作成した料金プランに対応する基本のリソース量とステップS18で決定した配分リソース量との和を、利用者USに割り当てるリソース量に決定する。次に、ステップS22において、情報処理装置2は、ステップS14で作成した料金プランとともに、ステップS18で決定した配分リソース量を利用者USに提示し、利用者USに料金プランを選択させる。次に、ステップS24において、情報処理装置2は、利用者USが選択した料金プランに対応するリソース量(配分リソース量を含む)を計算機1に割り当てることで、利用者USが利用可能なリソース量を変更し、処理をステップS10に戻す。すなわち、図3に示す処理は、所定期間である判定期間毎に繰り返される。
以上、図1から図3に示す実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。利用者USにより選択される料金プランに応じて計算機1のリソースを利用者USに割り当てる情報処理装置2において、リソースの余剰分を利用者USに還元することができ、計算機1において使用されない余剰リソースを有効に活用することができる。
利用者USは、料金プランに対応する基本のリソースに加えて、余剰リソース量の一部である配分リソース量に対応するリソースを使用して情報処理を実行することができる。この結果、基本のリソースのみを使用する場合に比べて、計算機1に実行させる情報処理の処理性能を向上させることができる。したがって、利用者USは、処理性能の不足による処理時間の増加などのストレスを感じすることなく、計算機1に情報処理を実行させることができる。計算機1のリソースを使用してクラウドサービス等のサービスを提供する事業者は、余剰リソース量の一部を利用者USに還元することで、利用者USへのサービスを強化することができる。
図4は、情報処理装置、情報処理システムおよびプログラムの別の実施形態を示す。図1に示す情報処理システム100と同一または同様の要素については、詳細な説明は省略する。図4に示す情報処理システム100Aは、例えば、ネットワークNWを介してコンピュータリソースを提供するクラウドサービス等のサービスに使用される。特に限定されないが、クラウドサービスとしてIaaS(Infrastructure as a Service)が提供される。
情報処理システム100Aは、情報処理を実行する複数の仮想マシンVMを動作可能な複数の処理サーバ10と、クラウドサービス等のサービスを実現するために処理サーバ10を管理する管理サーバ20とを有する。なお、処理サーバ10は1台でもよい。処理サーバ10および管理サーバ20は、ネットワークLNWを介して相互に接続される。処理サーバ10は、情報処理を実行する計算機の一例であり、管理サーバ20は、情報処理装置の一例である。
処理サーバ10は、複数のプロセッサコア12を含むCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ14と、プロセッサ14に接続される記憶装置16およびディスク装置18とを有する。記憶装置16は、例えば、複数のSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)を含むメモリモジュールを有する。ディスク装置18は、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)を有する。そして、処理サーバ10は、管理サーバ20からの指示に基づき記憶装置16に記憶されたハイパーバイザ等の仮想マシンを実現する制御プログラムを実行する。制御プログラムの実行により、プロセッサコア12、記憶装置16およびディスク装置18等の物理的なリソースは、仮想リソースとして分割され、仮想マシンVMとして動作する。例えば、仮想リソースは、プロセッサコア12を仮想化した仮想プロセッサコア、記憶装置16を仮想化した仮想記憶装置、およびディスク装置18を仮想化した仮想ディスク装置を含む。
管理サーバ20は、インターネットまたはイントラネット等のネットワークNWを介して端末装置38に接続される。管理サーバ20は、新規割り当て部22、収集部24、作成部26、算出部28、決定部30、インタフェース部32および割り当て変更部34を有する。新規割り当て部22、収集部24、作成部26、算出部28、決定部30、インタフェース部32および割り当て変更部34の機能は、図5で説明される。
新規割り当て部22、収集部24、作成部26、算出部28、決定部30、インタフェース部32および割り当て変更部34は、管理サーバ20が有するCPU等のプロセッサがプログラムを実行することで実現される。なお、新規割り当て部22、収集部24、作成部26、算出部28、決定部30、インタフェース部32および割り当て変更部34は、管理サーバ20が有するFPGA等のハードウェアにより実現されてよい。
図5は、図4に示す管理サーバ20の動作の一例を示す。図5に示す動作は、仮想マシンVMの利用者がクラウドサービス等のサービスの利用を申し込んだことに基づいて利用者毎に開始される。
まず、管理サーバ20は、インタフェース部32を介して、利用者が操作する端末装置38からサービスの利用の申し込みを受信する(図5(a))。例えば、インタフェース部32は、端末装置38からの要求に基づいてサービスの内容を説明するウェブページの情報を送信する。インタフェース部32は、ウェブページ中にある利用の申し込みボタンが利用者の操作により押下されたことを示す情報と、利用者が選択した判定期間の情報とを受信する。判定期間は、後述する料金プランを見直すための周期に相当する。端末装置38の画面に表示される判定期間の選択画面の例は、図14に示される。
新規割り当て部22は、処理サーバ10を利用する新規の利用者からの利用の申し込みに基づいて、予め決められた設定可能な最大量のリソースを、新たに動作させる仮想マシンVMに割り当てる(図5(b))。最大量のリソースは、例えば、過去に提供したサービスのリソースの最大量に基づいて決められ、サービスを利用するほとんどの利用者にとって十分なリソースである。新規割り当て部22によりリソースが仮想マシンVMに割り当てられた後、仮想マシンVMの動作が開始され、サービスの仮の運用期間が開始される。
サービスの開始時に割り当てるリソース量をほとんどの利用者にとって十分な値に設定することで、利用者は、サービスの利用の開始前に、サービスに必要なリソース量の算出(クラウドサービスの配備設計等)を省略することが可能になる。この結果、サービスの開始時の利用者の負担を軽減することができる。
収集部24は、仮想マシンVMによるサービスの運用が開始された後、利用者により設定された判定期間に、各種リソースの使用率(使用量)を収集する(図5(c))。例えば、収集部24は、仮想マシンVM上の仮想プロセッサコア、仮想記憶装置、仮想ディスク装置の各々の使用率を収集する。なお、収集部24は、仮想マシンVMの性能に与える影響が他より大きい仮想プロセッサコアの使用率のみを収集してもよい。以下の説明では、説明を分かりやすくするため、仮想プロセッサコアの使用率が収集され、仮想プロセッサコアのリソース量が変更される例について説明される。
作成部26は、収集部24が判定期間に収集した各種リソースの使用率に基づいて、性能を落とさずにサービスを運用可能なリソース量に対応する新たな料金プランを作成する(図5(d))。例えば、作成部26は、リソース量が互いに異なる複数の料金プランを作成する。
算出部28は、作成部26が作成した新たな料金プランで使用するリソース量に基づいて、動作中の各仮想マシンVMでの余剰リソース量(仮想余剰リソース量)を算出する(図5(e))。仮想余剰リソース量は、元の料金プランに対応するリソース量に対する新たな料金プランに対応するリソース量の差であり、元の料金プランに対応するリソース量から新たな料金プランに対応するリソース量を差し引くことで算出される。リソース量の差が負の場合、仮想余剰リソース量は”0”に設定される。仮想余剰リソース量は、第1の余剰リソース量の一例である。
また、算出部28は、処理サーバ10のリソースのうち、仮想マシンVMおよびハイパーバイザにより使用してないリソースを余剰リソース量(物理余剰リソース量)として算出する。物理余剰リソース量は、第2の余剰リソース量の一例である。そして、算出部28は、仮想余剰リソース量と物理余剰リソース量との和を余剰リソース量に設定する。
決定部30は、算出部28が算出した余剰リソース量のうち、仮想マシンVMの利用者に配分可能なリソース量である配分リソース量を作成部26が作成した料金プランに対応するリソース量に基づいて決定する。すなわち、決定部30は、新たな料金プランでのリソース量に上乗せするリソース量を決定する。そして、決定部30は、作成部26が作成した料金プランに対応するリソース量と配分リソース量との和を、利用者に割り当てるリソース量に決定する(図5(f))。配分リソース量を決定する決定部30は、第1の決定部の一例であり、料金プランに対応するリソース量と配分リソース量との和を、利用者に割り当てるリソース量に決定する決定部30は、第2の決定部の一例である。以下では、配分リソース量は、追加リソース量とも称される。
インタフェース部32は、新たな料金プランを示す情報を、決定部30が決定した上乗せするリソース量とともに利用者が使用する端末装置38に送信し、端末装置38の画面に、新たな料金プランと上乗せするリソース量とを提示させる(図5(g))。例えば、利用者は、画面に提示された新たな料金プランを承認するか否かを、マウス等の入力デバイスを使用して選択する(図5(h))。複数の料金プランが提示される場合、利用者は、複数の料金プランのいずれかを選択する。インタフェース部32は、利用者が選択した料金プランを示す情報を、ネットワークNWを介して端末装置38から受信する。
割り当て変更部34は、インタフェース部32が端末装置38から受信した料金プランを示す情報に基づいて、仮想マシンVMへのリソースの割り当て量を変更する(図5(i))。すなわち、利用者が選択した料金プランでのサービスの運用が開始される。この後、収集部24は、新たな料金プランに対応するリソースの使用率を収集する。各種リソースの使用率の収集は、判定期間に実行される。そして、管理サーバ20は、料金プランを作成する処理、余剰リソース量を算出する処理、上乗せするリソース量を決定する処理、新たな料金プランを提示して選択させる処理、およびリソースの割り当て量を変更する処理を繰り返し実行する。
図6は、図5に示す管理サーバ20の動作により変更される料金プランの一例を示す。図5と同様の動作については、詳細な説明は省略する。管理サーバ20は、判定期間の選択を含むサービスの利用の申し込みを受け付けた後、設定可能な最大量のリソースを利用者が使用する仮想マシンVMに割り当て、仮運用を開始する(図6(a))。仮運用は、最大量のリソースが割り当てられることを除き、料金プランを選択した後に開始される正式運用と同じであり、仮想マシンVMを使用する上での制限はない。なお、判定期間は、利用者USの選択により設定されるため、利用者US毎に異なる。
管理サーバ20は、仮運用期間の判定期間にリソースの使用率を収集する。図2と同様に、太い斜線の矩形は、予め割り当てられた仮想マシンVMに割り当てられたリソース量に対して、情報処理で使用されるリソース量(仮想プロセッサコアの使用率)を示す。仮運用期間では、最大量のリソースが仮想マシンVMに割り当てられるため、リソースの使用率が100%に到達する可能性はほぼない。これにより、管理サーバ20は、使用率の上限により制限されない真の使用率を収集することができる。管理サーバ20は、判定期間に収集したリソースの使用率に基づいて、適正なリソース量を算出し、適正なリソース量に対応する料金プランを作成する。
管理サーバ20は、料金プランの作成後、余剰リソース量(仮想余剰リソース量+物理余剰リソース量)を算出する。そして、管理サーバ20は、余剰リソース量のうち、利用者に配分可能な追加リソース量(細い斜線の矩形)を決定する(図6(b))。追加リソース量の算出方法については、図9から図12で説明される。
管理サーバ20は、料金プランを追加リソース量とともに利用者に提示し、利用者に料金プランを選択させる。例えば、利用者は、料金プランDを選択する(図6(c))。図6に示す例では、管理サーバ20は、3つの料金プランを提示する。なお、図6に示す例では、追加リソース量は、料金プランに拘わらず同様であるが、料金プランに応じて相違させてもよい。そして、選択された料金プランでの正式運用が開始される(図6(d))。
料金プランは、基本のリソース量に加えて追加リソース量が上乗せされている。このため、例えば、仮想プロセッサコアの使用率に対応するリソース量が、料金プランに対応する基本のリソース量(矩形内の点線)を超えた場合にも、仮想プロセッサコアによる情報処理の処理性能が低下するとは限らない(図6(e))。仮想プロセッサコアによる情報処理の処理性能は、仮想プロセッサコアの使用率に対応するリソース量が、利用者に割り当てられた総リソース量(基本のリソース量+追加リソース量)を超えない限り低下しない。
この後、管理サーバ20は、仮運用期間の判定期間に収集したリソースの使用率に基づいて新たな料金プランを作成し、追加リソース量とともに利用者に提示する。そして、利用者が選択した料金プランに対応する基本のリソース量に追加リソース量が追加されたリソースにより、サービスの運用が継続される。
図7は、図6に示す判定期間においてリソースの使用率を収集する動作の一例を示す。例えば、図4に示す収集部24は、図6に示す判定期間に、仮想プロセッサコアの使用率を時間帯毎に日々収集する。図7は、利用者に割り当てた仮想プロセッサコアのリソース量を100%とした場合の仮想プロセッサコアの使用率を示す。例えば、1つの仮想プロセッサコアの50%のリソース量が利用者に割り当てられた場合、図7に示す使用率の2分の1の値が、1つの仮想プロセッサコアの使用率を示す。
図4に示す作成部26は、収集部24が収集した日々の時間帯毎の使用率の変化に基づいて情報処理が実行される時間帯を検出する。以下では、情報処理が実行される時間帯は、実稼働時間帯とも称される。例えば、実稼働時間帯の検出は、日ごとだけでなく、曜日ごとまたは週ごとなど、所定の周期で実行されてもよい。
図7に示す例では、作成部26は、使用率の変化に基づいて、0時台と、7時台から19時台とに情報処理が実行され、1時台から6時台と、20時台から23時台とに情報処理が実行されないと判定する。作成部26は、情報処理が実行されると判定した実稼働時間帯において、ピーク値のピーク部分を除いた使用率のうちの最大の使用率に基づいて、料金プランを作成する。換言すれば、使用率のピーク値のピーク部分と、実稼働時間帯以外の時間帯の使用率は、料金プランの作成するために使用する情報から除去される。但し、ピーク値は、記憶装置16またはディスク装置18等に保存される。
例えば、作成部26は、リソースの使用率において、ピーク値のピーク部分を除いた最大値に対応するリソース量に所定量のマージンを加えたリソース量に基づいて料金プランを作成する。これにより、利用者の費用負担を最小限にした料金プランを作成することができる。これに対して、ピーク値に対応するリソース量に基づいて料金プランを作成する場合、ほとんどの時間帯において仮想プロセッサコアの処理性能が十分に使用されず、リソースの無駄が多くなる。また、ピーク値と、実稼働時間帯以外の時間帯の使用率である最小値とを含めた平均値に対応するリソース量に基づいて料金プランを作成する場合、実稼働時間帯において、仮想プロセッサコアの処理性能が不足してしまう。
なお、図6で説明したように、設定可能な最大量のリソースを仮想マシンVMに割り当てることで、仮運用期間におけるリソースの使用率が100%に到達する可能性をほぼなくすことができる。これにより、仮想マシンVMを使用した情報処理の処理性能が、使用率の上限により制限されることを抑止することができる。したがって、作成部26は、処理性能に所定の余裕がある料金プランであって、利用者USにとって最適な料金プランを提案できる。例えば、仮運用期間に図7に示す40%に相当するリソース量が仮想マシンVMに割り当てられた場合、全ての実稼働時間帯において使用率がピークになり、最適な料金プランを作成することが困難になる。
図8は、図7に示す収集結果を補正し、判定期間内での時間毎の変化にまとめる動作の一例を示す。図8の上側は、図7に示す収集結果からピーク値のピーク部分と最小値とを除去する補正を実行した後のグラフを示す。作成部26は、図8の下側に示すように、判定期間の各日の収集結果を補正したデータを用いて、判定期間における実稼働時間帯毎に、仮想プロセッサコアの使用率の変化を収集する。図8の下側のグラフは、13時台の仮想プロセッサコアの使用率の1ヶ月の変化を示す。そして、作成部26は、例えば、実稼働時間帯毎に使用率の平均値を算出し、最大の平均値に基づいて、料金プランを作成する。なお、作成部26は、使用率の最大値を検出し、最大値に基づいて、料金プランを作成してもよい。
図9は、図4に示す管理サーバ20において、処理サーバ10を共有する複数の利用者のリソースの割り当てを変更する動作の一例を示す。図4に示す情報処理システム100Aでは、例えば、最大で4つの仮想マシンVM(VM1−VM4)を各処理サーバ10に割り当て可能であることが、予め決められている。
管理サーバ20は、各利用者US(US1−US4)からのサービスの利用の申し込みに基づいて、処理サーバ10における割り当て可能な物理リソースの4分の1を利用者USが使用する仮想マシンVMに割り当て、仮運用を開始する。すなわち、仮運用を開始する処理サーバ10が有する物理リソースの全体のうち、ハイパーバイザ等で使用されるリソース(割り当て不可)を除いた物理リソースが、仮想マシンVM1−VM4に均等に割り当てられる。
このように、管理サーバ20は、予め決められた設定可能な最大量のリソースを、新たに動作させる仮想マシンVMに割り当てる。そして、処理サーバ10は、4人の利用者US(US1−US4)により使用される4つの仮想マシンVM(VM1−VM4)を動作させる。なお、図9では、説明を分かりやすくするため、各利用者USが1つの仮想マシンVMを使用する例を示すが、一人の利用者USが複数の仮想マシンVMを使用してもよい。また、処理サーバ10に割り当てられる仮想マシンVM1の数は、4つに限定されない。
図9の一番左側は、仮想マシンVM1−VM4が割り当てられ、空きのリソースがない状態を示しているが、仮想マシンVM1−VM4が同時に割り当てられることは稀であり、通常、仮想マシンVM1−VM4は、利用者USの要求に基づいて順次割り当てられる。例えば、仮想マシンVM1が最初に割り当てられた場合、仮想マシンVM2−MV4を割り当てるためのリソースは、予約のリソースとして扱われ、余剰のリソースとしては扱われない。したがって、図9では、仮運用を開始する時点で、余剰の物理リソースは存在しない。
仮想マシンVM毎の仮運用での判定期間が経過した後、管理サーバ20は、リソースの利用状況に基づいて、仮想マシンVM毎に適正なリソース量(網掛けで示す)を算出する。ここでは、適正なリソース量は、その後作成される料金プランで割り当てられるリソース量であるとする。そして、管理サーバ20は、初期に割り当てた最大のリソース量から適正なリソース量を差し引いた量のリソースを余剰のリソース(すなわち、余剰リソース量)として確保する。すなわち、余剰のリソースは、仮想マシンVMに割り当てられたリソースから生み出される。また、管理サーバ20は、算出した適正なリソース量に対応する料金プランを作成する。
管理サーバ20は、確保した余剰リソース量のうち、仮想マシンVMに追加で割り当てるリソース量(追加リソース量)を算出する。図9に示す例では、追加リソース量は、仮想マシンVM毎に設定される料金プランに対応する基本のリソース量の比率に応じて決定される。すなわち、追加リソース量は、料金プランに対応する基本のリソース量に応じて、余剰リソース量を按分することで算出される。そして、追加リソース量を新たな料金プランでの運用が開始され、判定期間が経過した後に新たな料金プランが作成される。余剰リソースを按分することにより複数の利用者USの各々に割り当てるリソース量を決定することで、リソースの利用状況に応じて適正なリソース量を設定しつつ、余剰リソースを複数の利用者USに公平に配分することができる。
なお、追加リソース量は、余剰リソース量を仮想マシンVMの数で割ることで算出されてもよい。あるいは、追加リソース量は、余剰リソース量のうちの所定の比率に設定されてもよい。所定の比率は、100%より小さい値であり、仮想マシンVMに均等に配分する比率(4つの仮想マシンVMの場合、25%)以下であることが好ましい。
このように、管理サーバ20は、余剰リソース量と利用者USによる仮想マシンVMの利用状況とに基づいて、利用者USに割り当てるリソース量を決定する。余剰リソースを所定の比率で配分することにより、複数の利用者USの各々に割り当てるリソース量を決定する場合にも、リソースの利用状況に応じて適正なリソース量を設定しつつ、余剰リソースを複数の利用者USに公平に配分することができる。
図10は、図4に示す管理サーバ20において、処理サーバ10を共有する複数の利用者のリソースの割り当てを変更する動作の別の例を示す。図9と同一または同様の動作については、詳細な説明は省略する。
図9と同様に、管理サーバ20は、1つの処理サーバ10に最大で4つの仮想マシンVM1−VM4を割り当てる。但し、管理サーバ20は、処理サーバ10において割り当て可能な物理リソースから所定量(物理余剰リソース)を除いたリソースの4分の1を利用者USが使用する仮想マシンVMに割り当て、仮運用を開始する。すなわち、管理サーバ20は、予め決められた設定可能な最大量のリソースを、新たに動作させる仮想マシンVMに割り当てる。処理サーバ10において使用していない物理余剰リソースのリソース量は、第2の余剰リソース量の一例である。
仮運用での判定期間が経過した後、管理サーバ20は、リソースの利用状況に基づいて、仮想マシンVM毎に適正なリソース量を算出し、余剰リソースを確保する。なお、仮想マシンVM3では、適正なリソース量は仮想マシンVM3に割り当てられている現在のリソース量に等しいため、余剰リソースは発生しない。次に、管理サーバ20は、算出した適正なリソース量に対応する料金プランを作成する。仮想マシンVMに割り当てられたリソースの中から確保した余剰リソースのリソース量は、元の料金プランに対応するリソース量に対する前記新たな料金プランに対応するリソース量の差である第1の余剰リソース量の一例である。なお、仮運用期間の終了直後において、元の料金プランに対応するリソース量は、予め設定された割り当て可能な最大のリソース量である。
また、管理サーバ20は、仮想マシンVMから確保した余剰リソースである仮想余剰リソースと物理余剰リソースとの中から、仮想マシンVMに追加で割り当てるリソース量(追加リソース量)を算出する。図9に示す例では、追加リソース量は、仮想マシンVM毎に設定される料金プランに対応する基本のリソース量の比率に応じて決定される。すなわち、追加リソース量は、料金プランに対応する基本のリソース量に応じて、余剰リソース量を按分することで算出される。そして、追加リソース量を含む料金プランでの運用が開始され、判定期間が経過した後に新たな料金プランが作成される。このように、仮想余剰リソースだけでなく、物理余剰リソースを使用して、仮想マシンVMに追加で割り当てるリソース量を決定することができる。
図10に示す例では、最初の料金プランの作成に伴って追加リソース量が算出されることで、物理余剰リソースはなくなる。このため、2回目以降の料金プランの作成に伴う追加リソース量の算出は、図9と同様に、各仮想マシンVMで発生した余剰リソースに基づいて実行される。
図11は、図4に示す管理サーバ20において、処理サーバ10を共有する複数の利用者のリソースの割り当てを変更する動作のさらなる別の例を示す。図9と同一または同様の動作については、詳細な説明は省略する。
図10と同様に、管理サーバ20は、処理サーバ10における割り当て可能な物理リソースから所定量(物理余剰リソース)を除いたリソースの4分の1を利用者USが使用する仮想マシンVMに割り当て、仮運用を開始する。すなわち、管理サーバ20は、予め決められた設定可能な最大量のリソースを、新たに動作させる仮想マシンVMに割り当てる。なお、物理余剰リソースのサイズは、図10の物理余剰リソースのサイズに比べて大きい。
仮運用での判定期間が経過した後、管理サーバ20は、リソースの利用状況に基づいて、仮想マシンVM毎に適正なリソース量を算出し、余剰リソースを確保する。但し、仮想マシンVMのリソースの中から確保される余剰リソースは、追加で配分するリソースには使用されず、次の判定期間後に、追加で配分するための物理余剰リソースとして保持される。なお、仮想マシンVM3の適正なリソース量は、仮想マシンVM3に割り当てられている現在のリソース量より大きいため、リソース量の割り当てが不足する。仮想マシンVM4の適正なリソース量は、仮想マシンVM4に割り当てられている現在のリソース量に等しい。このため、仮想マシンVM3、VM3では余剰リソースは発生しない。次に、管理サーバ20は、算出した適正なリソース量に対応する料金プランを作成する。
また、管理サーバ20は、既に確保されている物理余剰リソースの中から、仮想マシンVMに追加で割り当てるリソース量(追加リソース量)を算出する。すなわち、図11では、追加リソース量は、仮想マシンVMの余剰リソースを使用することなく、物理余剰リソースから割り当てられる。そして、追加リソース量を含む料金プランでの運用が開始され、判定期間が経過した後に新たな料金プランが作成され、物理余剰リソースの中から追加リソース量が算出される。
図12は、図4に示す管理サーバ20において、複数の利用者のリソースの割り当てを独立に変更する動作の一例を示す。図12は、図6における正式運用期間での動作の例を示す。網掛けの矩形は、図9と同様に適正なリソース量を示し、細い斜線の矩形は、図6と同様に利用者USに配分される追加リソース量を示す。
情報処理システム100Aが、クラウドサービス等のサービスを利用者USに提供する場合、利用者USがサービスの利用を申し込む時期は、利用者US毎に異なり、判定期間は、利用者USにより設定されるため、利用者US毎に異なる。このため、管理サーバ20は、利用者US毎に互いに非同期で新たな料金プランを作成する。
例えば、管理サーバ20は、利用者US1が使用する仮想マシンVM1のリソースの使用率に基づいて、適正なリソース量を算出し、新たな料金プランを作成する(図12(a))。管理サーバ20は、元の料金プランに対応するリソース量から適正なリソース量を引いて得られるリソース量の差が正値の場合、リソース量の差に対応するリソースを余剰リソースとして余剰プールに確保する(図12(b))。
余剰プールは、管理サーバ20に物理的に設けられるものではなく、余剰リソース量の値を管理するために管理サーバ20のメモリに割り当てられる余剰管理テーブル等により表される。余剰プールに確保される余剰リソースは、仮想マシンVMの余剰リソースである仮想余剰リソースと、仮想マシンVMに割り当てたリソース以外のリソースにおいて割り当て可能なリソースである物理余剰リソースとの少なくもいずれかを含む。
管理サーバ20は、余剰プールに確保された余剰リソースに基づいて、仮想マシンVM1に追加で割り当てるリソースの追加リソース量を算出する。管理サーバ20は、算出した追加リソース量を新たな料金プランに含まれる適正なリソース量(すなわち、基本リソース量)に追加する(図12(c))。そして、利用者US1による料金プランの選択後、リソース量の割り当てが変更された仮想マシンVM1により情報処理が実行される。
一方、管理サーバ20は、元の料金プランに対応するリソース量から適正なリソース量を引いて得られるリソース量の差が負値の場合、余剰リソースが発生しないため、余剰リソースを余剰プールに確保する処理を実行しない(図12(d))。図12に示すように、管理サーバ20は、仮想マシンVMの判定期間が終了する毎に、余剰プールに確保された余剰リソースに基づいて、新たな料金プランに追加する追加リソース量を決定する。
図9での説明と同様に、管理サーバ20は、余剰プールに確保された余剰リソース量を按分する追加リソース量を算出し、または余剰リソース量を仮想マシンVMに均等に配分する比率以下の比率の追加リソース量を算出する。これにより、追加リソース量の算出する時期が、仮想マシンVM間で異なる場合にも、リソースの利用状況に応じて適正なリソース量を設定しつつ、余剰リソースを複数の利用者USに公平に配分することができる。
図13は、図4に示す管理サーバ20の動作フローの一例を示す。すなわち、図13は、管理サーバ20による情報処理方法および管理サーバ20が実行するプログラムの一例を示す。図13に示す動作フローは、利用者USがクラウドサービス等のサービスの利用を申し込んだことに基づいて利用者US毎に開始される。
まず、ステップS30において、管理サーバ20は、サービスの利用の申し込み時に、利用者USから判定期間を受け付ける。次に、ステップS32において、管理サーバ20は、設定可能な最大量のリソースを利用者USが使用する仮想マシンVMに割り当て、仮運用を開始する。
次に、ステップS34において、管理サーバ20は、利用者USが使用する仮想マシンVMに割り当てたリソースの使用率(使用量)を収集する。次に、ステップS36において、管理サーバ20は、判定期間が経過した場合、処理をステップS38に移行し、判定期間が経過していない場合、処理をステップS34に戻す。
ステップS38において、管理サーバ20は、リソースの利用状況に基づいて、適正なリソース量を算出し、算出した適正なリソース量に基づいて料金プランを作成する。次に、ステップS40において、管理サーバ20は、処理サーバ10内で仮想マシンVM1に割り当て可能な未使用のリソースである余剰リソース量を算出する。次に、ステップS42において、管理サーバ20は、余剰リソースから仮想マシンVMに追加で割り当てる追加リソース量を算出する。
次に、ステップS44において、管理サーバ20は、ステップS14で作成した料金プランを、ステップS42で算出した追加リソース量とともに端末装置38を介して利用者USに提示する。追加リソース量は、料金プランに含まれており、実質的に無料である。なお、管理サーバ20は、追加リソース量を提示せずに、料金プランに無料で上乗せされる追加のリソースが含まれることを示してもよい。また、各料金プラン毎に複数の追加リソース量を提示し、複数の追加リソース量のいずれかを利用者に選択させてもよい。
次に、ステップS46において、管理サーバ20は、利用者USが追加リソース量を含む料金プランを選択するまで待ち、利用者USの選択に基づいて、処理をステップS48に移行する。ステップS48において、管理サーバ20は、追加リソース量を含むリソースを仮想マシンVMに割り当て、新たな判定期間による運用を開始するために処理をステップS34に移行する。すなわち、ステップS34からステップS48の処理は、所定期間である判定期間毎に繰り返される。
図14は、図13に示すステップS30、S44において、利用者USが操作する端末装置38に表示される画面の一例を示す。管理サーバ20は、サービスの利用の申し込みを受け付けるステップS30において、端末装置38の表示部に、適正なリソース量を判定するための判定期間を選択させる画面を表示する。特に限定されないが、選択可能な判定期間は、1週間、2週間、1ヶ月、2ヶ月のいずれかである。
また、管理サーバ20は、料金プランの変更を受け付けるステップS44において、端末装置38の表示部に、追加リソース量を含む料金プランを選択させる画面を表示する。図14では、3つの料金プランが表示されるが、料金プランの数は3つに限定されない。また、現在の料金プランよりリソース量が少ない料金プランが表示されてもよい。さらに、料金プランに対応する基本リソースに追加するリソースが、メモリまたはディスク装置の場合、追加リソース量は、増加率ではなく、追加する記憶容量で示されてもよい。追加するリソースの量を表示する代わりに、リソースが無料で追加される旨が表示されてもよい。
以上、図4から図14に示す実施形態においても、図1から図3に示す実施形態と同様の効果を得ることができる。例えば、料金プランに応じて処理サーバ10のリソースを利用者USに割り当てる管理サーバ20において、リソースの余剰分を利用者USに還元することができ、処理サーバ10において使用されない余剰リソースを有効に活用することができる。利用者USは、料金プランに対応する基本のリソースのみを使用する場合に比べて、処理サーバ10に実行させる情報処理の処理性能を向上させることができる。また、余剰リソース量が仮想マシンVMに割り当てられるため、利用者USは、処理性能の不足による処理時間の増加などのストレスを感じすることなく、処理サーバ10に情報処理を実行させることができる。
さらに、図4から図14に示す実施形態では、余剰リソースを按分し、または所定の比率で配分することにより、複数の利用者USの各々に割り当てるリソース量を決定する。これにより、リソースの利用状況に応じて適正なリソース量を設定しつつ、余剰リソースを複数の利用者USに公平に配分することができる。仮想マシンVMにおける仮想余剰リソースだけでなく、物理余剰リソースを使用して、仮想マシンVMに追加で割り当てるリソース量を決定することができる。
リソースの使用率のピーク値のピーク部分を除いた最大値に対応するリソース量に基づいて料金プランを作成することで、利用者USの費用負担を最小限にした料金プランを作成することができる。設定可能な最大量のリソースを仮想マシンVMに割り当てることで、利用者USは、サービスに必要なリソース量の算出を省略することが可能になり、サービスの開始時の利用者USの負担を軽減することができる。また、仮想マシンVMを使用した情報処理の処理性能が、使用率の上限により制限されることを抑止することができる。
図15は、情報処理システムの別の実施形態における管理サーバの動作の一例を示す。図5と同一または同様の動作については、詳細な説明は省略する。
図15に示す動作を実行する管理サーバは、図4に示す管理サーバ20と同様に、新規割り当て部22、収集部24、作成部26、算出部28、決定部30、インタフェース部32および割り当て変更部34を有する。新規割り当て部22、収集部24、作成部26、算出部28および割り当て変更部34の機能は、図5で説明した機能と同様である。
管理サーバを含む情報処理システムの構成は、図4に示す情報処理システム100Aと同じであり、情報処理システム100Aは、ネットワークNWを介して利用者が操作する端末装置38に接続される。以下では、図15に示す動作を実行する管理サーバは、管理サーバ20と称される。
図15では、図5に対して、情報処理システム100Aが提供するサービス等のサービスの使用感を利用者から収集する機能がインタフェース部32に追加される(図15(a))。例えば、使用感は、クラウドサービス等のサービスを直接利用する末端の利用者から収集される。なお、使用感は、末端の利用者だけでなく、サービスの提供を受ける企業等のシステム管理者等の利用者から収集されてもよい。
また、図5に対して、収集された利用者の使用感を反映させた追加リソース量を料金プランに上乗せする機能が決定部30に追加される(図15(b))。例えば、決定部30は、インタフェース部32が収集した利用者の使用感を示す使用感情報を集計し、集計結果の満足度が低いほど追加リソース量を増加する。なお、収集された利用者の使用感を反映させた新たな料金プランを作成する機能を作成部26に含めてもよい。この場合、作成部26は、インタフェース部32が収集した利用者の使用感を示す使用感情報を集計する機能も有する。すなわち、決定部30は、使用感情報に基づいて、追加リソース量または新たな料金プランに対応するリソース量のいずれかを調整する。インタフェース部32は、料金プランを端末装置38の表示部に提示する場合に、利用者の使用感の集計結果を一緒に提示する機能を有する(図15(c))。
図16は、図15に示す管理サーバの動作により変更される料金プランの一例を示す。図6と同一または同様の処理については、詳細な説明は省略する。仮運用期間の動作は、図6と同じであり、利用者の使用感は集計されない。これは、仮運用期間は、最大量のリソースを使用して情報処理が実行されるため、利用者が処理性能等で不満に感じることがほとんどないためである。
正式運用期間において、管理サーバ20は、利用者から使用感を示す使用感情報を受け付け可能である(図16(a))。そして、管理サーバ20は、端末装置38を介して利用者から受信する使用感情報を収集する(図16(b))。端末装置38を介して利用者が使用感を管理サーバ20に通知するために端末装置38の表示部に表示される画面は、図18に示される。
管理サーバ20は、収集された使用感情報を集計する(図16(c))。そして、管理サーバ20は、リソースの使用率と、集計された使用感情報とに基づいて、性能を落とさずにサービスを運用可能なリソース量に対応する新たな料金プランを作成する(図16(d))。この後の処理は、図6と同様である。
料金プランの作成時に利用者の使用感を集計した情報を使用することで、リソースの使用率から数学的に料金プランを作成する場合に比べて、利用者にストレスが起きにくい料金プランを作成することができる。この結果、利用者の使用感を集計しない場合に比べて、処理サーバ10に情報処理を実行させる利用者の満足度を向上することができる。
図17は、図15に示す動作を実行する管理サーバ20の動作フローの一例を示す。すなわち、図17は、管理サーバ20による情報処理方法および管理サーバ20が実行するプログラムの一例を示す。図13と同一または同様の処理については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。図17は、図13のステップS36とステップS38の間にステップS37が挿入されることを除き、図13の処理と同様である。
ステップS37では、管理サーバ20は、判定期間に収集した利用者の使用感を示す使用感情報を集計する。そして、管理サーバ20は、ステップS38において、リソースの使用率と、集計された使用感情報とに基づいて、新たな料金プランを作成する。なお、管理サーバ20は、利用者が端末装置38に使用感を入力する毎に、端末装置38から使用感情報を受信する。このため、利用者の使用感を収集する処理は、図17には示していない。また、図16で説明したように、管理サーバ20は、仮運用期間の判定期間に、利用者からの使用感を収集しない。このため、仮判定期間の動作フローには、ステップS37の処理は含まれない。
図18は、利用者が端末装置38に使用感を入力する画面の例を示す。図18に示す画面は、利用者が使用感を入力する前に別の画面に表示されている”使用感の入力ボタン”等をクリックすることで表示される。利用者は、自身が感じている使用感に最も近い項目を選択する。なお、使用感を入力する画面は、図18に示す表示例1および表示例2に限定されない。
図19は、図17に示すステップS44において、利用者が操作する端末装置38に表示される画面の一例を示す。画面には、図14の下側に示す追加リソース量を含む料金プランを選択させる内容に加えて、利用者からの使用感の集計結果を示す内容が表示される。また、図19に示すように、使用感の集計結果に基づいてお薦めの料金プランが示されてもよい。
以上、図15から図19に示す実施形態においても、図1から図13に示す実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、図15から図19に示す実施形態では、料金プランの作成時に利用者の使用感を集計した情報を使用することで、リソースの使用率から数学的に料金プランを作成する場合に比べて、利用者にストレスが起きにくい料金プランを作成することができる。この結果、利用者の使用感を集計しない場合に比べて、処理サーバ10に情報処理を実行させる利用者の満足度を向上することができる。
図20は、情報処理システムの別の実施形態における管理サーバの動作の一例を示す。図5と同一または同様の動作については、詳細な説明は省略する。
図20に示す動作を実行する管理サーバは、図4に示す管理サーバ20と同様に、新規割り当て部22、収集部24、作成部26、算出部28、決定部30、インタフェース部32および割り当て変更部34を有する。新規割り当て部22、収集部24、算出部28、決定部30および割り当て変更部34の機能は、図5で説明した機能と同様である。
管理サーバを含む情報処理システムの構成は、図4に示す情報処理システム100Aと同じであり、情報処理システム100Aは、ネットワークNWを介して利用者が操作する端末装置38に接続される。以下では、図20に示す動作を実行する管理サーバは、管理サーバ20と称される。
図20では、図5に対して、仮運用期間にリソース量を変更する機能が追加される。正式運用期間の処理は、図5と同じであるため説明を省略し、以下では、仮運用期間の処理が説明される。
まず、管理サーバ20は、インタフェース部32を介して、利用者が操作する端末装置38から、見直し周期と判定期間とを選択する情報を含めて、サービスの利用の申し込みを受信する(図20(a))。見直し周期は、仮運用期間中にリソース量の割り当てを変更する周期を示し、例えば、判定期間の約4分の1の期間または判定期間の約2分の1の期間である。判定期間が1ヶ月の場合、見直し周期は1週間または2週間である。新規割り当て部22は、予め決められた設定可能な最大量のリソースを、新たに動作させる仮想マシンVMに割り当てる(図20(b))。そして、仮運用期間での仮想マシンVMによるサービスの運用が開始される。
次に、収集部24は、見直し周期の期間中、各種リソースの使用率(使用量)を収集する(図20(c))。見直し周期の終了後、作成部26は、収集部24が収集した各種リソースの使用率に基づいて、性能を落とさずにサービスを運用可能なリソース量の割り当てに変更する変更プランを作成する(図20(d))。
次に、インタフェース部32は、変更プランを示す情報を利用者が使用する端末装置38に送信し、端末装置38の画面に、変更プランを提示させる(図20(e))。利用者は、画面に提示された変更プランを承認するか否かを選択する(図20(f))。複数の変更プランが提示される場合、利用者は、複数の変更プランのいずれかを選択する。例えば、変更プランを選択させる画面では、図14の下側において、”料金プラン”の代わりに”変更プラン”が表示され、料金とリソース量の増加率とは表示されない。
割り当て変更部34は、インタフェース部32が端末装置38から受信した変更プランの情報に基づいて、仮想マシンVMへのリソースの割り当て量を変更する(図20(g))。すなわち、利用者が選択した変更プランでのサービスの運用が開始される。仮運用期間が終了していない場合、収集部24は、仮運用期間での各種リソースの使用率(使用量)の収集処理を実行する(図20(h))。一方、仮運用期間が終了した場合、収集部24は、正式運用期間での各種リソースの使用率(使用量)の収集処理を実行する(図20(i))。そして、管理サーバ20は、図5と同様に、正式運用期間での処理を実行する。
図21は、図20に示す管理サーバ20の動作により変更される料金プランの一例を示す。図6と同一または同様の処理については、詳細な説明は省略する。正式運用期間の処理は、図6に示す正式運用期間の処理と同様であるため、説明を省略し、以下では、仮運用期間の処理が説明される。
仮運用期間では、各見直し周期において、収集されたリソースの使用率に基づいてリソース量の変更プランが作成される(図21(a))。最初の見直し周期において、最大量を割り当てたリソースの一部が余剰リソースとして解放される。そして、利用者に選択された変更プランに対応するリソース量が仮想マシンVMに割り当てられ、仮運用期間による運用が継続される(図22(b)、(c))。
リソース量の割り当ての変更は、仮運用期間の間、見直し周期毎に実行される。仮運用期間が終了した場合、変更されたリソース量により正式運用期間での運用が開始され、料金プランを作成する処理が実行される(図21(d))。なお、正式運用期間では、図16と同様に、利用者の使用感が集計されてもよく、利用者の使用感を反映させて料金プランが作成されてもよい。
仮運用期間に、利用者によるリソースの使用率に基づいて、複数回に亘りリソース量を見直すことで、仮運用期間中に、最大量を割り当てたリソースの一部を解放することができ、処理サーバ10のリソースを有効に利用することができる。例えば、判定期間が1ヶ月で、見直し周期が1週間の場合、仮運用期間の最初の1週間が経過した時点で、リソースの一部を解放することができる。また、正式運用期間に入る前に、仮想マシンVMに割り当てるリソース量を最適なリソース量に収束させることが可能になる。
図22は、図20に示す動作を実行する管理サーバ20の動作フローの一例を示す。すなわち、図22は、管理サーバ20による情報処理方法および管理サーバ20が実行するプログラムの一例を示す。図13と同一または同様の処理については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。図22は、図13のステップS30の代わりにステップS31が実行され、図13のステップS32とステップS34の間にステップS50からステップS62が挿入されることを除き、図13の処理と同様である。なお、ステップS36とステップS38の間に、図17に示す利用者の使用感を集計するステップS37が挿入されてもよい。この場合、管理サーバ20は、判定期間に利用者の使用感を収集する。
ステップS31において、管理サーバ20は、サービスの利用の申し込み時に、利用者USから判定期間と見直し周期を受け付ける。次に、ステップS32において、管理サーバ20は、設定可能な最大量のリソースを利用者が使用する仮想マシンVMに割り当て、仮運用を開始する。
次に、ステップS50において、管理サーバ20は、利用者が使用する仮想マシンVMに割り当てたリソースの使用率(使用量)を収集する。次に、ステップS52において、管理サーバ20は、見直し期間が経過した場合、処理をステップS54に移行し、見直し期間が経過していない場合、処理をステップS50に戻す。
次に、ステップS54において、管理サーバ20は、リソースの利用状況に基づいて、仮想マシンVMに適正なリソース量を算出し、算出した適正なリソース量に基づいて、仮想マシンVMへのリソース量の割り当てを変更する変更プランを作成する。次に、ステップS56において、管理サーバ20は、ステップS54で作成した変更プランを、端末装置38を介して利用者に提示する。
次に、ステップS58において、管理サーバ20は、利用者が変更プランを選択するまで待ち、利用者の選択に基づいて、処理をステップS60に移行する。
ステップS60において、管理サーバ20は、利用者が選択した変更プランに対応するリソースを仮想マシンVMに割り当てる。次に、ステップS62において、管理サーバ20は、仮運用期間が終了していない場合、処理をステップS50に戻し、仮運用期間が終了した場合、処理をステップS34に移行し、正式運用期間での運用を開始する。
以上、図20から図22に示す実施形態においても、図1から図18に示す実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、図20から図22に示す実施形態では、仮運用期間に、複数回に亘りリソース量を見直すことで、仮運用期間中に、最大量を割り当てたリソースの一部を解放することができ、処理サーバ10のリソースを有効に利用することができる。
図23は、図1に示す情報処理装置2および図4に示す管理サーバ20のハードウェア構成の一例を示す。情報処理装置2および管理サーバ20のハードウェア構成は、互いに同様のため、以下では、管理サーバ20の構成が説明される。なお、図1に示す計算機1および端末装置3と、図4に示す処理サーバ10および端末装置38も、図23と同一または同様のハードウェア構成を有する。
管理サーバ20は、マザーボード等の本体部40と、本体部40に接続されるモニタ50、マウス52およびキーボード54とを有する。本体部40は、バスBUSを介して相互に接続されるCPU等のプロセッサ41、メモリ42、43、グラフィック処理部44、HDD(Hard Disk Drive)45、入力インタフェース46、入出力インタフェース47および通信インタフェース48を有する。なお、本体部40は、FPGAを有してもよい。
プロセッサ41は、演算処理を実行する複数のプロセッサコア41aを有する。なお、本体部40は、複数のプロセッサ41を有してもよい。プロセッサコア41aのいずれかは、プログラムを実行することで、図1に示す情報処理装置2または図4に示す管理サーバ20の機能を実現する。なお、本体部40に複数のプロセッサ41が設けられる場合、複数のプロセッサ41のいずれかにプログラムを実行させてもよい。
例えば、メモリ42は、複数のSDRAMが搭載されたメモリモジュールであり、メモリ43は、フラッシュメモリである。グラフィック処理部44は、プロセッサ41からの指示に基づいて、モニタ50に表示させる画像データ等をモニタ50に出力する。HDD45は、プロセッサ41が実行する各種プログラム等を保持する。なお、プロセッサ41は、HDD45からメモリ42に転送された各種プログラムを実行する。
入力インタフェース46は、マウス52およびキーボード54等の入力装置から受信する信号をプロセッサ41に送信する。入出力インタフェース47は、プロセッサ41からの指示に基づいて、記録媒体56から各種プログラムまたはデータ等の情報を読み出し、読み出した情報をHDD45等に書き込む。また、入出力インタフェース47は、プロセッサ41からの指示に基づいて、HDD45等に格納された情報を読み出し、読み出した情報を記録媒体56に書き込む。記録媒体56は、CD(Compact Disc:登録商標)、DVD(Digital Versatile Disc:登録商標)またはUSB(Universal Serial Bus)メモリ等である。通信インタフェース48は、ネットワークNWを介して、ネットワークNWに接続される他の装置との間で情報を送受信する。
以上の図1から図23に示す実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
計算機に情報処理を実行させる利用者による前記計算機のリソースの利用状況に基づいて料金プランを提案する情報処理装置において、
前記計算機のリソースのうち前記利用者が利用可能なリソースの量である余剰リソース量を算出する算出部と、
前記算出部が算出した前記余剰リソース量と前記利用者によるリソースの利用状況とに基づいて、前記利用者に割り当てるリソース量を決定する決定部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記2)
前記利用者によるリソースの利用状況に基づいて、前記利用者に提案する新たな料金プランを作成する作成部と、
前記決定部に含まれ、前記算出部が算出した前記余剰リソース量のうち前記利用者に配分可能な配分リソース量を、前記作成部が作成した前記料金プランに対応させて決定する第1の決定部と、
前記決定部に含まれ、前記作成部が作成した前記料金プランに対応するリソース量と前記第1の決定部が決定した配分リソース量との和を前記利用者に割り当てるリソース量に決定する第2の決定部と、
前記作成部が作成した前記料金プランとともに、前記第1の決定部が決定した前記配分リソース量を前記利用者に提示し、前記利用者に前記料金プランを選択させるインタフェース部と、
前記インタフェース部を介して前記利用者が選択した前記料金プランに対応するリソース量と前記配分リソース量との和に対応するリソースを前記利用者に割り当てる割り当て変更部と
を備えることを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記計算機のリソースは、複数の前記利用者の各々に割り当てられ、
前記第1の決定部は、前記算出部が算出した前記余剰リソース量を、複数の前記利用者に割り当てたリソースの量に応じて按分することで前記配分リソース量を決定することを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記計算機のリソースは、複数の前記利用者の各々に割り当てられ、
前記第1の決定部は、前記算出部が算出した前記余剰リソース量の所定の比率を、複数の前記利用者の各々の前記配分リソース量に設定することを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記利用者に割り当てるリソースは、前記計算機上で動作する仮想マシンに割り当てるリソースであり、
前記算出部は、元の料金プランに対応するリソース量に対する前記新たな料金プランに対応するリソース量の差である第1の余剰リソース量と、前記計算機において使用していないリソースの量である第2の余剰リソース量とを算出し、
前記第1の決定部は、前記第1の余剰リソース量と前記第2の余剰リソース量とに基づいて前記配分リソース量を決定することを特徴とする付記2ないし付記4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記計算機のリソースの1つの種類であるプロセッサの使用率を収集する収集部をさらに備え、
前記作成部は、前記収集部が収集した前記使用率の変化に基づいて前記情報処理が実行される時間帯を検出し、検出した前記時間帯において、少なくとも1つのピーク値を除いた使用率のうちの最大の使用率に基づいて、前記料金プランを作成することを特徴とする付記2ないし付記5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記作成部により前記料金プランを作成する処理と、前記算出部により前記余剰リソース量を算出する処理と、前記第1の決定部により前記配分リソース量を決定する処理と、前記第2の決定部により前記利用者に割り当てるリソース量を決定する処理と、前記インタフェース部により前記利用者への前記料金プランを提示して前記料金プランを選択させる処理と、前記割り当て変更部により前記利用者にリソースを割り当てる処理とは、前記利用者が設定した所定期間毎に繰り返されることを特徴とする付記2ないし付記6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記8)
前記インタフェース部は、前記利用者による前記計算機の使用感を示す使用感情報を、前記利用者が操作する端末装置から受信し、
前記決定部は、前記インタフェース部が受信した前記使用感情報に基づいて、前記配分リソース量または前記作成部が作成した前記新たな料金プランに対応するリソース量のいずれかを調整することを特徴とする付記2ないし付記7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記9)
前記計算機のリソースを利用する新規の利用者に、予め設定された最大量のリソースを割り当てる新規割り当て部を備えることを特徴とする付記1ないし付記8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記10)
計算機と、前記計算機に情報処理を実行させる利用者による前記計算機のリソースの利用状況に基づいて料金プランを提案する情報処理装置とを有する情報処理システムにおいて、
前記情報処理装置は、
前記計算機のリソースのうち、前記利用者が利用可能なリソースの量である余剰リソース量を算出する算出部と、
前記算出部が算出した前記余剰リソース量と前記利用者によるリソースの利用状況とに基づいて、前記利用者に割り当てるリソース量を決定する決定部と
を備えることを特徴とする情報処理システム。
(付記11)
計算機に情報処理を実行させる利用者による前記計算機のリソースの利用状況に基づいて料金プランを提案する情報処理装置に、
前記計算機のリソースのうち、前記利用者が利用可能なリソースの量である余剰リソース量を算出し、
算出した前記余剰リソース量と前記利用者によるリソースの利用状況とに基づいて、前記利用者に割り当てるリソース量を決定する
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記12)
計算機に情報処理を実行させる利用者による前記計算機のリソースの利用状況に基づいて料金プランを提案する情報処理装置に、
前記計算機のリソースのうち、前記利用者が利用可能なリソースの量である余剰リソース量を算出し、
算出した前記余剰リソース量と前記利用者によるリソースの利用状況とに基づいて、前記利用者に割り当てるリソース量を決定する
処理を実行させるプログラムを記憶したことを特徴とする記録媒体。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。
1…計算機;2…情報処理装置;2a…作成部;2b…算出部;2c…決定部;2d…第1の決定部;2e…第2の決定部;2f…インタフェース部;2g…割り当て変更部;3(3a、3b)…端末装置;10…処理サーバ;12…プロセッサコア;14…プロセッサ;16…記憶装置;18…ディスク装置;20…管理サーバ;22…新規割り当て部;24…収集部;26…作成部;28…算出部;30…決定部;32…インタフェース部;34…割り当て変更部;38…端末装置;40…本体部;41…プロセッサ;41a…プロセッサコア;42、43…メモリ;44…グラフィック処理部;45…HDD;46…入力インタフェース;47…入出力インタフェース;48…通信インタフェース;50…モニタ;52…マウス;54…キーボード;56…記録媒体;100、100A…情報処理システム;LNW、NW…ネットワーク;RS(RSa、RSb)…リソース;US(USa、USb)…利用者;VM…仮想マシン

Claims (11)

  1. 計算機に情報処理を実行させる利用者による前記計算機のリソースの利用状況に基づいて料金プランを提案する情報処理装置において、
    前記計算機のリソースのうち前記利用者が利用可能なリソースの量である余剰リソース量を算出する算出部と、
    前記算出部が算出した前記余剰リソース量と前記利用者によるリソースの利用状況とに基づいて、前記利用者に割り当てるリソース量を決定する決定部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記利用者によるリソースの利用状況に基づいて、前記利用者に提案する新たな料金プランを作成する作成部と、
    前記決定部に含まれ、前記算出部が算出した前記余剰リソース量のうち前記利用者に配分可能な配分リソース量を、前記作成部が作成した前記料金プランに対応させて決定する第1の決定部と、
    前記決定部に含まれ、前記作成部が作成した前記料金プランに対応するリソース量と前記第1の決定部が決定した配分リソース量との和を前記利用者に割り当てるリソース量に決定する第2の決定部と、
    前記作成部が作成した前記料金プランとともに、前記第1の決定部が決定した前記配分リソース量を前記利用者に提示し、前記利用者に前記料金プランを選択させるインタフェース部と、
    前記インタフェース部を介して前記利用者が選択した前記料金プランに対応するリソース量と前記配分リソース量との和に対応するリソースを前記利用者に割り当てる割り当て変更部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記計算機のリソースは、複数の前記利用者の各々に割り当てられ、
    前記第1の決定部は、前記算出部が算出した前記余剰リソース量を、複数の前記利用者に割り当てたリソースの量に応じて按分することで前記配分リソース量を決定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記計算機のリソースは、複数の前記利用者の各々に割り当てられ、
    前記第1の決定部は、前記算出部が算出した前記余剰リソース量の所定の比率を、複数の前記利用者の各々の前記配分リソース量に設定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記利用者に割り当てるリソースは、前記計算機上で動作する仮想マシンに割り当てるリソースであり、
    前記算出部は、元の料金プランに対応するリソース量に対する前記新たな料金プランに対応するリソース量の差である第1の余剰リソース量と、前記計算機において使用していないリソースの量である第2の余剰リソース量とを算出し、
    前記第1の決定部は、前記第1の余剰リソース量と前記第2の余剰リソース量とに基づいて前記配分リソース量を決定することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記計算機のリソースの1つの種類であるプロセッサの使用率を収集する収集部をさらに備え、
    前記作成部は、前記収集部が収集した前記使用率の変化に基づいて前記情報処理が実行される時間帯を検出し、検出した前記時間帯において、少なくとも1つのピーク値を除いた使用率のうちの最大の使用率に基づいて、前記料金プランを作成することを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記作成部により前記料金プランを作成する処理と、前記算出部により前記余剰リソース量を算出する処理と、前記第1の決定部により前記配分リソース量を決定する処理と、前記第2の決定部により前記利用者に割り当てるリソース量を決定する処理と、前記インタフェース部により前記利用者への前記料金プランを提示して前記料金プランを選択させる処理と、前記割り当て変更部により前記利用者にリソースを割り当てる処理とは、前記利用者が設定した所定期間毎に繰り返されることを特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記インタフェース部は、前記利用者による前記計算機の使用感を示す使用感情報を、前記利用者が操作する端末装置から受信し、
    前記決定部は、前記インタフェース部が受信した前記使用感情報に基づいて、前記配分リソース量または前記作成部が作成した前記新たな料金プランに対応するリソース量のいずれかを調整することを特徴とする請求項2ないし請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記計算機のリソースを利用する新規の利用者に、予め設定された最大量のリソースを割り当てる新規割り当て部を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 計算機と、前記計算機に情報処理を実行させる利用者による前記計算機のリソースの利用状況に基づいて料金プランを提案する情報処理装置とを有する情報処理システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記計算機のリソースのうち、前記利用者が利用可能なリソースの量である余剰リソース量を算出する算出部と、
    前記算出部が算出した前記余剰リソース量と前記利用者によるリソースの利用状況とに基づいて、前記利用者に割り当てるリソース量を決定する決定部と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  11. 計算機に情報処理を実行させる利用者による前記計算機のリソースの利用状況に基づいて料金プランを提案する情報処理装置に、
    前記計算機のリソースのうち、前記利用者が利用可能なリソースの量である余剰リソース量を算出し、
    算出した前記余剰リソース量と前記利用者によるリソースの利用状況とに基づいて、前記利用者に割り当てるリソース量を決定する
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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