JP2019099250A - 包装容器 - Google Patents
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Abstract
Description
前記注出口を貫通させて保持する保持孔を形成可能とする正面板と、前記正面板に対向する位置に配置された背面板と、前記正面板と前記背面板とを連結して帯状の胴部を形成させる右側面板及び左側面板と、前記各板の底辺にそれぞれ連結した複数の底面フラップが重なり合うことで形成される底蓋と、を少なくとも有し、
前記底蓋は、切取線で区画された複数の折曲片を有し、前記複数の折曲片には、折り曲げられることで前記背面板側が前記正面板側よりも高い第1折曲片と、折り曲げられることで前記第1折曲片を係止する第2折曲片とが少なくとも含まれ、前記第1折曲片と前記第2折曲片とが係止して凸状体が形成されている、ことを特徴とする。
前記第2折曲片は、前記底蓋の中央部又はその付近から前記背面板側に向かって設けられた切取線により区画され、折り起こした際に前記頂部を挿入可能な挿入孔を有する少なくとも1つの折曲片からなり、
前記第1折曲片と前記第2折曲片とが折り起こされて、前記第1折曲片の頂部が前記第2折曲片の挿入孔に挿入して前記第1折曲片と前記第2折曲片とが係止されることで前記背面板側が前記正面板側よりも高い凸状体が形成されている。
前記第2折曲片は、前記底蓋を構成する底面フラップのうち、前記第1折曲片を備えた底面フラップよりも内側に配置された底面フラップに設けられたものであって、当該底面フラップの正面板側の角部又はその付近に設けられており、
折り曲げられた前記第1折曲片の前記挟持スリットに、折り曲げられた前記第2折曲片が挟持されて前記第1折曲片と前記第2折曲片とが係止されることで前記背面板側が前記正面板側よりも高い凸状体が形成されている。
本発明に係る包装容器1は、例えば封入した液体飲料、液体化粧品、液体薬品等の液体を注出する注出口を有する袋体を包装して外形を保持するために用いられるものであり、その基本的な構成は、図1〜図8に示すように、液体を注出する注出口21を有する袋体2を包装するための包装容器であって、注出口21を貫通させて保持する保持孔111を形成可能とする正面板11と、正面板11に対向する位置に配置された背面板12と、正面板11と背面板12とを連結して帯状の胴部18を形成させる右側面板13及び左側面板14と、前記各板の底辺にそれぞれ連結した複数の底面フラップ151〜154が各連結部でそれぞれ折り曲げられて重なり合うことで形成される底蓋15と、を少なくとも有している。
正面板11は、図1,図5及び図7に示すように、注出口21を貫通させて保持する板状体である。正面板11は、正面板連結底面フラップ151(単に底面フラップ151ともいう。)と、右側面板13と、左側面板14と、正面板連結上面フラップ161とにそれぞれ連結されている。正面板11と正面板連結底面フラップ151との連結部には、折曲線11aが設けられている。正面板11と右側面板13との連結部には、折曲線11cが設けられている。正面板11と左側面板14との連結部には、折曲線11dが設けられている。正面板11と正面板連結上面フラップ161(単に上面フラップ161ともいう。)との連結部には、折曲線11bが設けられている。正面板11には、袋体2の注出口21を貫通させて保持する保持孔111の形態をなすミシン目111aと、袋体2の注出口21を貫通させ易くさせるとともに貫通させた注出口21を保持する保持片112の形態をなすミシン目112a,112bと、保持片112を折曲げるための折曲線112cとが設けられている。
背面板12は、図1,図5及び図7に示すように、正面板11に対向する位置に配置された板状体である。背面板12には、背面板連結底面フラップ152(単に底面フラップ152ともいう。)と、左側面板14と、背面板連結上面フラップ162(単に上面フラップ162ともいう。)と、がそれぞれ連結されている。背面板12と背面板連結底面フラップ152の連結部には、折曲線12aが設けられている。背面板12と左側面板14との連結部には、折曲線12cが設けられている。背面板12と背面板連結上面フラップ162との連結部には、折曲線12bが設けられている。背面板12には、さらに、糊代片121が連結されている。背面板12と糊代片121との連結部には、折曲線12dが設けられている。糊代片121は、折曲線12dを基線として折り曲げられ、右側面板13の内側の面に接着されることにより、帯状の胴部18を筒状に一体固着させる。これにより、筒状の胴部18が形成される。
右側面板13は、図1,図5及び図7に示すように、左側面板14に対向した位置に配置された板状体であり、左側面板14とともに正面板11と背面板12とを連結させて帯状の胴部18を形成する。右側面板13には、正面板11と、右側面板連結底面フラップ153(単に底面フラップ153ともいう。)と、右側面板連結上面フラップ163(単に上面フラップ163ともいう。)と、がそれぞれ連結されている。右側面板13と正面板11との連結部には、折曲線11cが設けられている。右側面板13と右側面板連結底面フラップ153との連結部には、折曲線13aが設けられている。右側面板13と右側面板連結上面フラップ163との連結部には、折曲線13bが設けられている。
左側面板14は、図1,図5及び図7に示すように、右側面板13に対向した位置に配置された板状体であり、右側面板13とともに正面板11と背面板12とを連結させて帯状の胴部18を形成する。左側面板14には、正面板11と、背面板12と、左側面板連結底面フラップ154(単に底面フラップ154ともいう。)と、左側面板連結上面フラップ164(単に上面フラップ164ともいう。)と、がそれぞれ連結されている。左側面板14と正面板11との連結部には、折曲線11dが設けられている。左側面板14と背面板12との連結部には、折曲線12cが設けられている。左側面板14と左側面板連結底面フラップ154との連結部には、折曲線14aが設けられている。左側面板14と左側面板連結上面フラップ164との連結部には折曲線14bが設けられている。
底蓋15は、図1,図5及び図7に示すように、複数の底面フラップ151〜154が重なり合って形成される板状体であり、包装容器1の底面部を構成する。底蓋15は、底面フラップ151〜154との各連結部にそれぞれ設けられた折曲線を基線として、正面板連結底面フラップ151、背面板連結底面フラップ152、左側面板連結底面フラップ154、右側面板連結底面フラップ153の順で折り曲げられて重なり合うことにより形成される。正面板連結底面フラップ151と、背面板連結底面フラップ152と、左側面板連結底面フラップ154との折り曲げられる順番は上記の順番に限定されない。後述する折曲片261〜263を有する底面フラップの折り曲げられる順番が最後であればよいので、それ以外の底面フラップの折り曲げられる順番は順不同であってもよい。
上蓋16は、図1,図5及び図7に示すように、上面フラップ161〜164が、各連結部にそれぞれ設けられた折曲線を基線として折り曲げられて重なり合うことにより形成される上蓋である。上蓋16には、取っ手(図示せず)を備える袋体2を包装した場合に取っ手を包装容器1の外部に露出させるための取手孔160が設けられている。
上述したように、糊代片121により胴部が形成された後、以下の手順で底蓋15及び上蓋16が形成される。ただし、包装容器1を組立てる手順は特に限定されるものではなく、下記の手順は好適な一例である。すなわち、(1)折曲線11aを基線として、正面板連結底面フラップ151を内側に折り曲げる。(2)折曲線12aを基線として、背面板連結底面フラップ152を内側に折り曲げる。(3)折曲線14aを基線として、左側面板連結底面フラップ154を内側に折り曲げる。(4)折曲線13aを基線として、右側面板連結底面フラップ153を内側に折り曲げて部分的に左側面板連結底面フラップ154に接着する。これにより底蓋15が形成され、この段階で包装容器1の中に袋体2が収納される。(5)折曲線11dを基線として、正面板連結上面フラップ161を内側に折り曲げる。(6)折曲線12bを基線として、背面板連結上面フラップ162を内側に折り曲げる。(7)折曲線13bを基線として、右側面板連結上面フラップ163を内側に折り曲げる。(8)折曲線14bを基線として、左側面板連結上面フラップ164を内側に折り曲げて、部分的に右側面板連結上面フラップ163に接着する。これにより、上蓋16が形成される。なお、(1)と(2)の順番、(5)と(6)の順番も逆でもよい。さらに、(7)と(8)の順番も逆でもよい。
使用に伴い、袋体2に封入された液体の容量が減ってくると、注出口21から十分な量の液体が出てこなくなる。特に、袋体2に封入された液体の液面と、注出口21とが同じ高さになると、注出口21から液体が出なくなる。このような場合、ユーザは、後述の第1〜第3実施形態の説明箇所で詳しく説明する手順で凸状体Mを形成させることができる。
包装容器1の材質としては、紙製品(段ボール等の紙製品)を用いることが好ましいが、紙製品(段ボール)に限定されない。例えば、加工し易い樹脂等を使用してもよい。樹脂を使用した場合、樹脂の特性を生かした包装容器1を製造することができる。その結果、性質や外観の異なる複数種類の包装容器1を製造することができる。
包装容器1の大きさは特に限定されないが、一般家庭で使用される飲料水等を袋体2に封入する場合には、包装容器1の縦横奥行の長さは、それぞれ数十センチ程度となるのが好ましい。
包装容器1の基本的な構成は上述したとおりであるので、以下の第1〜第3実施形態では、上記基本構成と同様の構成についてはその説明を省略し、それぞれの特徴的な構成要素について説明する。
第1実施形態では、図1,3及び4に示すように、底蓋15に、スリット153a〜153dと、折曲線153e〜153gとが設けられている。スリット153aは、右側面板連結底面フラップ153の右側面板13側に設けられたスリットであり、折曲片261を形成する。スリット153bは、右側面板連結底面フラップ153の左側面板14側に設けられたスリットであり、折曲片262を形成する。スリット153cは、右側面板連結底面フラップ153の中央部又はその付近に設けられたスリットであり、折曲片263を形成するとともに、折曲片261の胴部孔261aと、折曲片262の胴部孔262aとを形成する。スリット153dは、折曲片263の先端部に設けられた2本のスリットであり、折り曲げられた折曲片261の胴部孔261a、及び折曲片262の胴部孔262aの淵と嵌着する。スリット153dが、胴部孔261a及び262aの淵と嵌着するので、折り曲げられた状態にある折曲片261及び262を係止することができる。折曲線153eは、折曲片261を垂直又は略垂直に折り起こすための基線となる折曲線である。折曲線153fは、折曲片262を垂直又は略垂直に折り起こすための基線となる折曲線である。折曲線153gは、折曲片263を垂直又は略垂直に折り起こすための基線となる折曲線である。
使用に伴い、袋体2に封入された液体の容量が減ってくると、注出口21から十分な量の液体が出てこなくなる。特に、袋体2に封入された液体の液面と、注出口21とが同じ高さになると、注出口21から液体が出なくなる。このような場合、ユーザは、(1)包装容器1の天地を逆にして、折曲線153e及び153fを基線として、折曲片261と折曲片262とを垂直又は略垂直にそれぞれ折り起こす。(2)折曲線153gを基線として、折曲片263を垂直又は略垂直に折り起こす。(3)折曲片263の先端部に設けられた2本のスリット153dを、折曲片261の胴部孔261aの淵と、折曲片262の胴部孔262aの淵とにそれぞれ嵌着させる。これにより、図3及び図4に示すような凸状体Mが形成される。なお、凸状体Mを形成させる手順は、特に限定されるものではなく、上記手順は好適な一例である。
第2実施形態の包装容器1は、同一の底面フラップ(右側面板連結底面フラップ153)に設けられた第1折曲片と第2折曲片とが係止されることで背面板12側が正面板11側よりも高い凸状体Mが形成されている点で第1実施形態と同じであるが、図5及び図6に示すように、第1折曲片及び第2折曲片の位置及び形状を変えている点で相違する。すなわち、底蓋15に、スリット253a〜253dと、折曲線253e〜253gとが設けられている。スリット253aは、右側面板連結底面フラップ153の中央部又はその付近から背面板12側に向かって設けられたスリットであり、長方形又は略長方形の折曲片264を形成する。スリット253bは、折曲片264の右側面板13側の先端部と左側面板14側の先端部とにそれぞれ設けられた2本のスリットであり、後述する折曲片265と折曲片266との頂部をそれぞれ挿入するために設けられた挿入孔を形成する。スリット253cは、右側面板連結底面フラップ153の右側面板13側の端部に設けられたスリットであり、三角形の折曲片265を形成する。スリット253dは、右側面板連結底面フラップ153の左側面板14側の端部に設けられたスリットであり、三角形の折曲片266を形成する。折曲線253eは、スリット253aの両端部を繋ぐ、直線の折曲線である。折曲線253eが設けられているので、折曲線253eを基線として折曲片264を折り起こすことができる。折曲線253fは、スリット253cの両端部を繋ぐ、直線の折曲線である。折曲線253fが設けられているので、折曲線253fを基線として折曲片265を折り起こすことができる。折曲線253gは、スリット253dの両端部を繋ぐ、直線の折曲線である。折曲線253gが設けられているので、折曲線253gを基線として折曲片266を折り起こすことができる。
使用に伴い、袋体2に封入された液体の容量が減ってくると、注出口21から十分な量の液体が出てこなくなる。特に、袋体2に封入された液体の液面と、注出口21とが同じ高さになると、注出口21から液体が出なくなる。このような場合、ユーザは、(1)包装容器1の天地を逆にして、折曲線253fを基線として折曲片265を垂直又は略垂直に折り起こす。(2)折曲線253gを基線として折曲片266を垂直又は略垂直に折り起こす。(3)折曲線253eを基線として折曲片264を折り曲げて、スリット253bで形成される2つの挿入孔に、折曲片265の先端部と折曲片266の先端部とをそれぞれ挿入する。折曲片265及び折曲片266の形状は三角形なので、図6に示すように折曲片265及び折曲片266の先端部の淵がスリット253bの両端部に接すると、折曲片264をそれ以上折り曲げることができなくなる。これにより、図6に示すような凸状体Mが形成される。なお、凸状体Mを形成させる手順は、特に限定されるものではなく、上記手順は好適な一例である。
第3実施形態の包装容器1は、底蓋15に設けられた第1折曲片と第2折曲片とが係止されることで背面板12側が正面板11側よりも高い凸状体Mが形成されている点で第1実施形態と同じであるが、図7及び図8に示すように、第1折曲片と第2折曲片とが、それぞれ異なる底面フラップに設けられている点で相違する。すなわち、第3実施形態の包装容器1は、背面板連結底面フラップ152に、スリット352a及び352bと、折曲線352c及び352dとが設けられている。スリット352aは、背面板連結底面フラップ152の先端部から背面板12側に向かって設けられたスリットであり、長方形又は略長方形の折曲片267を形成する。スリット352bは、背面板連結底面フラップ152の先端部から背面板12側に向かって設けられたスリットであり、長方形又は略長方形の折曲片268を形成する。折曲線352cは、折曲片267を垂直又は略垂直に折り起こす基線となる折曲線である。折曲線352dは、折曲片268を垂直又は略垂直に折り起こすための基線となる折曲線である。折曲片267及び折曲片268は、垂直又は略垂直に折り曲げられた状態で、後述するスリット353d及びスリット353eにそれぞれ挟持されることにより、折曲片269及び折曲片270を折り曲げた状態で係止する。
使用に伴い、袋体2に封入された液体の容量が減ってくると、注出口21から十分な量の液体が出てこなくなる。特に、袋体2に封入された液体の液面と、注出口21とが同じ高さになると、注出口21から液体が出なくなる。このような場合、ユーザは、(1)包装容器1の天地を逆にして、折曲線353fを基線として折曲片269を少し折り起こす。(2)折曲線353gを基線として折曲片270を少し折り起こす。(3)折曲線352cを基線として折曲片267を垂直又は略垂直に折り起こす。(3)折曲線352dを基線として折曲片268を折り起こす。(4)折曲片269のスリット353dに折曲片268の淵を挟持させて第1折曲片と第2折曲片とを係止させる。(5)折曲片270のスリット353eに折曲片267の淵を挟持させて第1折曲片と第2折曲片とを係止させる。これにより、凸状体Mが形成される。なお、凸状体Mを形成させる手順は、特に限定されるものではなく、上記手順は好適な一例である。
2 袋状体
11 正面板
11a〜11d 折曲線
12 背面板
12a〜12d 折曲線
13 右側面板
13a,13b 折曲線
14 左側面板
14a,14b 折曲線
15 底蓋
16 上蓋
18 胴部
21 注出口
111 保持孔
111a ミシン目
112 保持片
112a,112b ミシン目
112c 折曲線
121 糊代片
151 底面フラップ(正面板連結底面フラップ)
152 底面フラップ(背面板連結底面フラップ)
153 底面フラップ(右側面板連結底面フラップ)
154 底面フラップ(左側面板連結底面フラップ)
153a〜153d スリット
153e〜153g 折曲線
161 上面フラップ(正面板連結上面フラップ)
162 上面フラップ(背面板連結上面フラップ)
163 上面フラップ(右側面板連結上面フラップ)
164 上面フラップ(左側面板連結上面フラップ)
161a 切欠き部
162a 切欠き部
163a スリット
163b 折曲線
253a〜253d スリット
253e〜253g 折曲線
261〜270 折曲片
261a 胴部孔
262a 胴部孔
352a,352b スリット
352c,352d 折曲線
353a〜353e スリット
353f,353g 折曲線
M 凸状体
Claims (5)
- 液体を注出する注出口を有する袋体を包装する包装容器であって、
前記注出口を貫通させて保持する保持孔を形成可能とする正面板と、前記正面板に対向する位置に配置された背面板と、前記正面板と前記背面板とを連結して帯状の胴部を形成させる右側面板及び左側面板と、前記各板の底辺にそれぞれ連結した複数の底面フラップが重なり合うことで形成される底蓋と、を少なくとも有し、
前記底蓋は、切取線で区画された複数の折曲片を有し、前記複数の折曲片には、折り曲げられることで前記背面板側が前記正面板側よりも高い第1折曲片と、折り曲げられることで前記第1折曲片を係止する第2折曲片とが少なくとも含まれ、前記第1折曲片と前記第2折曲片とが係止して凸状体が形成されている、ことを特徴とする包装容器。 - 前記第1折曲片は、前記右側面板側に設けられた切取線と、前記左側面板側に設けられた切取線とで区画された少なくとも2つの折曲片からなり、前記右側面板及び前記左側面板に沿う方向に長い台形又は略台形であって、前記正面板側の辺を前記台形又は略台形の上底とし、前記背面板側の辺を前記台形又は略台形の下底とした場合に、前記上底が前記下底よりも短く、垂直又は略垂直に折り起こされることで前記背面板側が前記正面板側よりも高い凸状体が形成されている、請求項1に記載の包装容器。
- 前記第1折曲片は、前記右側面板側の端部に設けられた切取線と、前記左側面板側の端部に設けられた切取線とでそれぞれ区画され、折り起こした際に頂部となる部分を有する少なくとも2片の折曲片からなり、
前記第2折曲片は、前記底蓋の中央部又はその付近から前記背面板側に向かって設けられた切取線により区画され、折り起こした際に前記頂部を挿入可能な挿入孔を有する少なくとも1つの折曲片からなり、
前記第1折曲片と前記第2折曲片とが折り起こされて、前記第1折曲片の頂部が前記第2折曲片の挿入孔に挿入して前記第1折曲片と前記第2折曲片とが係止されることで前記背面板側が前記正面板側よりも高い凸状体が形成されている、請求項1に記載の包装容器。 - 前記第1折曲片は、前記右側面板側に設けられたスリットと、前記左側面板側に設けられたスリットとでそれぞれ区画された2片の折曲片からなり、前記右側面板及び前記左側面板に沿う方向に長い台形又は略台形であって、前記正面板側の辺を前記台形又は略台形の上底とし、前記背面板側の辺を前記台形又は略台形の下底とした場合に、前記上底が前記下底よりも短く、当該第1折曲片の中央部又はその付近には、前記第2折曲片を挟持する挟持スリットが設けられており、
前記第2折曲片は、前記底蓋を構成する底面フラップのうち、前記第1折曲片を備えた底面フラップよりも内側に配置された底面フラップに設けられたものであって、当該底面フラップの正面板側の角部又はその付近に設けられており、
折り曲げられた前記第1折曲片の前記挟持スリットに、折り曲げられた前記第2折曲片が挟持されて前記第1折曲片と前記第2折曲片とが係止されることで前記背面板側が前記正面板側よりも高い凸状体が形成されている、請求項1に記載の包装容器。 - 前記袋体はバッグインボックスを構成する内袋であり、前記包装容器は前記バッグインボックスを構成する外装箱である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装容器。
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