JP2019098986A - 自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造。 - Google Patents

自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造。 Download PDF

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Abstract

【課題】保護部材の取付部材の製造が容易で、保持力の高い自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造を提供する。【解決手段】自動車用の燃料タンク10への保護部品50の取付構造において、燃料タンク10の底部14又は側部に、保護部品50を保持するタンク側固定部20を一体的に形成し、タンク側固定部20に保護部品50を取付ける取付クリップ40と、取付クリップ40を係止するクリップ固定部材30を取付ける。タンク側固定部20は、螺旋溝部21、22又は突起部を形成し、クリップ固定部材30は、突起部31、32又は螺旋溝部を形成する。螺旋溝部21,22と突起部31,32によりタンク側固定部20とクリップ固定部材30が固定されるとともに、取付クリップ40とクリップ固定部材30で保護部品50を挟持する。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のフロアパネルの下に取付けられる自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造に関するものである。
従来、自動車用の燃料タンクは、スペースの関係上、フロアパネルの下に取付けられることが多い。この場合は、地面からの輻射熱等で熱が燃料タンクに伝わる。このため、燃料タンクの温度上昇を防ぐために、燃料タンクの断熱をすることや、地面からの小石等の跳ね上げを防止するために保護部品を取付けることが行われている。
図14に示すように、燃料タンク110に保護部品150を取付けるには、燃料タンク110の外壁111にクリップ固定部品130を溶着して、クリップ固定部品130に取付クリップ140を挿入して、クリップ固定部品130の上面と取付クリップ140の頭部で保護部品150を挟持して取付けていた(例えば、特許文献1参照。)。
この場合には、燃料タンク110の外壁111にクリップ固定部品130を溶着する工程が必要であり、溶着強度の確認等、手間がかかっている。
又、クリップ固定部品130を燃料タンク210に溶着しない場合には、図15に示すように、燃料タンク210の外壁211に凹部212を形成し、凹部212に第1クリップ230をスライドして挿入し、第1クリップ230の孔231に第2クリップ240の脚部241を挿入し、第2クリップ240の頭部242と第1クリップ230で保護部品250を挟持している(例えば、特許文献2参照。)。
この場合には、第2クリップ240の脚部232が横方向に広がる力でのみ第2クリップ240が凹部212に保持されているため、燃料タンク210の外壁211が膨張したりした場合には、凹部212が変形して、第2クリップ240の保持力が低下する恐れがある。
特開2005−343324号公報 特開2010−36855号公報
本発明は、保護部材の取付部材の製造が容易で、保持力の高い自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1の本発明は、自動車のフロアパネルの下に取付けられる自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造において、
燃料タンクの底部又は側部に、保護部品を保持するタンク側固定部を一体的に形成し、タンク側固定部に保護部品を取付ける取付クリップと、取付クリップを係止するクリップ固定部材を取付け、
タンク側固定部は、クリップ固定部材を取付ける螺旋状の螺旋溝部を形成し、クリップ固定部材は、タンク側固定部の螺旋溝部にはめ込まれる突起部を形成し、
又は、クリップ固定部材は、タンク側固定部を取付ける螺旋状の螺旋溝部を形成し、タンク側固定部は、クリップ固定部材の螺旋溝部にはめ込まれる突起部を形成し、
螺旋溝部と突起部によりタンク側固定部とクリップ固定部材が固定されるとともに、取付クリップとクリップ固定部材で保護部品を挟持することを特徴とする自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造である。
請求項1の本発明では、自動車のフロアパネルの下に取付けられる自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造において、燃料タンクの底部又は側部に、保護部品を保持するタンク側固定部を一体的に形成している。このため、保護部品を保持するタンク側固定部を取付ける溶着工程等が不要であり、取付けが容易である。
タンク側固定部に保護部品を取付ける取付クリップと、取付クリップを係止するクリップ固定部材を取付けている。このため、タンク側固定部にクリップ固定部材を取付けて、取付クリップをクリップ固定部材に取付けのみで、保護部品を確実に自動車用の燃料タンクに取付けることができる。また、燃料タンクの膨張や収縮によっても保護部品を保持する力が変化することがない。
タンク側固定部は、クリップ固定部材を取付ける螺旋状の螺旋溝部を形成し、クリップ固定部材は、タンク側固定部の螺旋溝部にはめ込まれる突起部を形成している。又は、クリップ固定部材は、タンク側固定部を取付ける螺旋状の螺旋溝部を形成し、タンク側固定部は、クリップ固定部材の螺旋溝部にはめ込まれる突起部を形成している。このため、クリップ固定部材をタンク側固定部にねじ込むことで容易に取付けることができる。
螺旋溝部と突起部によりタンク側固定部とクリップ固定部材が固定されるとともに、取付クリップとクリップ固定部材で保護部品を挟持する。このため、タンク側固定部に回転により固定されたクリップ固定部材にクリップを挿入することのみで容易に、保護部品を燃料タンクに取付けることができる。
請求項2の本発明は、螺旋溝部と突起部は、タンク側固定部とクリップ固定部材に複数個形成された自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造である。
請求項2の本発明では、螺旋溝部と突起部は、複数個形成されたため、タンク側固定部にクリップ固定部材を確実に、安定して取付けることができ、保護部品を確実に燃料タンクに取付けることができる。
請求項3の本発明は、タンク側固定部の中央部に取付クリップの脚部が進入可能な凹部を設け、クリップ固定部材の中央部に付クリップの脚部が進入可能な貫通孔を設けた自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造である。
請求項3の本発明では、タンク側固定部の中央部に取付クリップの脚部が進入可能な凹部を設け、クリップ固定部材の中央部に取付クリップの脚部が進入可能な貫通孔を設けている。このため、取付クリップの脚部をクリップ固定部材の貫通孔に挿入すると、取付クリップの脚部がタンク側固定部の凹部に保持されることができ、取付クリップとクリップ固定部材で、確実に保護部品を挟持することができる。
請求項4の本発明は、タンク側固定部にクリップ固定部材の回転防止部を設け、クリップ固定部材に回転防止部に係止される回転係止部を設けた自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造である。
請求項4の本発明では、タンク側固定部にクリップ固定部材の回転を防止する回転防止部を設け、クリップ固定部材に回転防止部に係止される回転係止部を設けている。このため、自動車の振動等により、クリップ固定部材がタンク側固定部から回転して外れることを防止できる。
請求項5の本発明は、取付クリップは、頭部と脚部を有し、脚部がクリップ固定部材に係止され、頭部が保護部品を挟持する自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造である。
請求項5の本発明では、取付クリップは、頭部と脚部を有し、脚部がクリップ固定部材に係止され、頭部が保護部品を挟持する。このため、取付クリップの脚部をクリップ固定部材に取付けることにより、取付クリップの頭部とクリップ固定部材により保護部品を確実に挟持することができる。
請求項6の本発明は、タンク側固定部は、燃料タンクの外壁の外面から外側に突出して形成されるか又は、燃料タンクの外壁を内部方向に凹ませて形成し凹んだ部分にタンク側固定部が形成された自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造である。
請求項6の本発明では、タンク側固定部は、燃料タンクの外壁の外面から外側に突出して形成される場合には、保護部品を燃料タンクから若干離して、取付けることができ、保護部品の衝撃等を燃料タンクに直接伝えることを防止できる。
タンク側固定部が燃料タンクの外壁を内部方向に凹ませて形成し凹んだ部分にタンク側固定部が形成された場合には、保護部品の取付け空間を小さくすることができる。
請求項7の本発明は、燃料タンクと保護部品の間には隙間が設けられた自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造である。
請求項7の本発明では、燃料タンクと保護部品の間には隙間が設けられたため、保護部品への衝撃が直接燃料タンクに伝達されることがなく、外部からの熱伝導を防止することができ、断熱効果が優れている。
タンク側固定部に保護部品を取付ける取付クリップと、取付クリップを係止するクリップ固定部材を取付けているため、タンク側固定部にクリップ固定部材を取付けて、取付クリップをクリップ固定部材に取付けのみで、保護部品を確実に自動車用の燃料タンクに取付けることができる。
タンク側固定部とクリップ固定部材は、螺旋状の螺旋溝部を形成するか、又は、螺旋溝部にはめ込まれる突起部を形成しているため、クリップ固定部材をタンク側固定部にねじ込むことで容易に取付けることができる。
本発明の実施の形態であるタンク側固定部にクリップ固定部材を取付けて、取付クリップとクリップ固定部材で保護部品を挟持した状態の断面図である。 本発明の実施の形態であるタンク側固定部にクリップ固定部材を取付けた状態の斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態であるタンク側固定部にクリップ固定部材を取付けた状態の平面図である。 本発明の実施の形態であるタンク側固定部にクリップ固定部材を取付けた状態の図3のA−A繊維沿った断面図である。 本発明の実施の形態であるタンク側固定部にクリップ固定部材を取付けた状態の図3のB−B繊維沿った断面図である。 本発明の実施の形態であるタンク側固定部の斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態であるタンク側固定部の平面図である。 本発明の実施の形態であるタンク側固定部を燃料タンクから突出して形成した断面図である。 本発明の実施の形態であるタンク側固定部を燃料タンクの内部に凹んで形成した断面図である。 本発明の実施の形態であるクリップ固定部材の斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態であるクリップ固定部材の底面図である。 本発明に使用する燃料タンクの斜め上方か見た斜視図である。 本発明に使用する燃料タンクの底面にタンク側固定部を設けた燃料タンクの底面図である。 従来の燃料タンクに保護部材を取付けた状態の断面図である。 従来の他の燃料タンクに保護部材を取付けた状態の斜視図である。
本発明の実施の形態である自動車用の燃料タンク10への保護部材であるインシュレータ50の取付構造について、図1〜図13に基づき説明する。
本発明の実施の形態に使用する燃料タンク10は、図12に示すように、その燃料タンク10に燃料ポンプ(図示せず)等を出し入れするためにポンプユニット取付孔16が上面に形成されて、ポンプユニット取付孔16を塞ぎ、燃料ポンプを燃料タンク10内に取付けるポンプユニット取付蓋17が取付けられている。
さらに、燃料タンク10には車体に設けられた給油口(図示せず)から燃料を燃料タンク10内に注入するインレットパイプ(図示せず)と接続するインレットパイプ接続部18が取付けられている。また、上記燃料ポンプからエンジンに燃料を送付する燃料パイプ19も取付けられている。さらに、燃料ポンプを駆動する電気コードや燃料タンク10内の蒸発燃料を調整する各種のパイプが取付けられている。
燃料タンク10の側部には、複数個のタンク取付フランジ11が設けられている。タンク取付フランジ11は、燃料タンク10のアッパー部とロアー部の境界部分に分散して形成され、タンク取付フランジ11の中心にはタンク取付孔12が形成されている。タンク取付フランジ11は、車体のフロアパネルのタンク取付部(図示せず。)に固定される。
燃料タンク10は、金属製や合成樹脂製のものがあるが、本件発明においては、合成樹脂製の燃料タンク10が使用され、合成樹脂製の燃料タンク10は、ブロー成形又は射出成形により成形することができる。図13に示すように、燃料タンク10を成形すると同時に、後述するタンク側固定部20が燃料タンク10と一体的に形成される。
合成樹脂製の燃料タンク10の場合は、高密度ポリエチレン(HDPE)や、高密度ポリエチレン(HDPE)の一層で形成されたものや、表皮層、バリヤ層と本体層の多層構造で形成されたものを使用することができる。多層構造の場合は、表皮層、本体層は、耐衝撃性が大きく、燃料油に対しても剛性が維持される熱可塑性合成樹脂から形成され、高密度ポリエチレン(HDPE)から形成されることが好ましい。バリヤ層を構成する熱可塑性合成樹脂は、例えば、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等を使用することが好ましい。
燃料タンク10には、保護部品であるインシュレータ50が取付けられている。インシュレータ50は、燃料タンク10の断熱部材として、或いは、路面からの飛び石等の衝撃に対する保護のために燃料タンク10の底面に取付けられる。インシュレータ50は、板状に形成され、金属製又は合成樹脂で形成される。
インシュレータ50の取付けのために、燃料タンク10の底壁14に、タンク側固定部20が複数個一体的に形成されている。タンク側固定部20にインシュレータ50を取付ける取付クリップ40と、取付クリップ40を係止するクリップ固定部材30を取付けている。
タンク側固定部20、クリップ固定部材30及び取付クリップ40の形状を説明し、それらを使用してインシュレータ50を取付ける構造は後述する。
まず、タンク側固定部20について、図4〜図9に基づき説明する。
タンク側固定部20は、図6に示すように、円柱状に形成され、外周には、後述するクリップ固定部材30を取付ける螺旋状の螺旋溝部を形成している。本実施の形態では、図6と図7に示すように、左右の側面24に、第1螺旋溝21と第2螺旋溝22が形成されている。螺旋溝部は2個以上形成することも、1個形成することもできる。
タンク側固定部20の上面23は、平面上に形成されている。タンク側固定部20の上面23には、後述するクリップ固定部材30の上面33が当接して、クリップ固定部材30を保持することができる。
第1螺旋溝21と第2螺旋溝22がタンク側固定部20の上面23から螺旋状に側面24の下部付近まで形成されている。
タンク側固定部20の中央部に、後述する取付クリップ40の脚部42が進入可能なクリップ凹部26が形成されている。
タンク側固定部20の側面24の下端から、クリップ固定部材30の回転を防止するために回転防止部25が形成されている。回転防止部25の根元には、クリップ固定部材30の側面34の先端を収納する回転防止部凹部25aが形成されている。
タンク側固定部20は、図8に示すように、燃料タンク10の外壁15の外面から外側に突出して形成することができる。また、図9に示すように、燃料タンク10の外壁15を燃料タンク10の内部方向に凹ませて形成し、凹んだ部分に外側に向かって形成することができる。
タンク側固定部20は、燃料タンク10の外壁15の外面から外側に突出して形成される場合には、保護部品であるインシュレータ50を燃料タンク10から若干離して、取付けることができ、インシュレータ50にかかる衝撃や熱等を燃料タンク10に直接伝えることを防止できる。
タンク側固定部20が燃料タンク10の外壁15を燃料タンク10の内部方向に凹ませて形成し、凹んだ部分に外側に向かって形成した場合には、タンク側固定部20が燃料タンク10の外壁15の外面から突出することなく、インシュレータ50の取付け空間を小さくすることができる。また、タンク側固定部20に直接衝撃等がかかることを防止できる。
次に、図4、図5、図10及び図11に基づき、クリップ固定部材30について説明する。クリップ固定部材30は、図10に示すように、円筒状に形成されている。
クリップ固定部材30の内部には図10と図11に示すように、、上述したタンク側固定部20の第1螺旋溝21と第2螺旋溝22にはめ込まれる突起部である第1係合突起部31と第2係合突起部32の2個が形成されている。
本実施の形態では、螺旋溝部が2個形成されているため、突起部も2個形成されているが、螺旋溝部の数に対応して突起部も同じ数が形成される。
また、本実施の形態では、螺旋溝部がタンク側固定部20に形成され、突起部がクリップ固定部材30に形成されているが、螺旋溝部がクリップ固定部材30に形成され、突起部がタンク側固定部20に形成することもできる。
クリップ固定部材30の上面33は平面状に形成され、上面33の中央に後述する取付クリップ40の脚部42が進入可能なクリップ貫通孔36が形成されている。取付クリップ40の脚部42をクリップ固定部材30のクリップ貫通孔36に挿入すると、取付クリップ40の脚部42がタンク側固定部20のクリップ凹部26に保持されることができ、取付クリップ40をクリップ固定部材30に取付けることができ、確実にインシュレータ50を挟持することができる。
クリップ固定部材30の上面33の第1係合突起部31と第2係合突起部32に対応する位置に突起部成形孔37が形成されている。これは、第1係合突起部31と第2係合突起部32を成形する際に、第1係合突起部31と第2係合突起部32を成形する金型のスライドコアを出し入れするためである。
クリップ固定部材30の側面34の下部に回転係止部35が2本形成されている。回転係止部35は、クリップ固定部材30がタンク側固定部20に取付けられると、タンク側固定部20の回転防止部25に係合して、クリップ固定部材30の回転を防止して、クリップ固定部材30がタンク側固定部20から外れることを防止できる。
次に、取付クリップ40について、図1に基づき説明する。
取付クリップ40は、頭部41と脚部42を有している。取付クリップ40の脚部42をクリップ固定部材30のクリップ貫通孔36に挿入すると、脚部42の脚部当接面42aがクリップ固定部材30の上面33の裏面に当接して、取付クリップ40を取付けることができる。このとき、取付クリップ40の脚部42は、インシュレータ50の取付孔51を通り、取付クリップ40の頭部41は、クリップ固定部材30の上面33とともにインシュレータ50を挟持することができる。
次に、図1〜図5に基づき、タンク側固定部20にクリップ固定部材30を取付て、取付クリップ40でインシュレータ50を取付けた状態について説明する。
タンク側固定部20は、図13に示すように、燃料タンク10の底壁14に一体的に4個形成されている。タンク側固定部20の数は適宜選択できるが、インシュレータ50を確実に取付けることができる数が必要である。
タンク側固定部20にクリップ固定部材30を回転させて、はめ込む。クリップ固定部材30の第1係合突起部31と第2係合突起部32をタンク側固定部20の第1螺旋溝21と第2螺旋溝22にはめ込む。そうすると、図2〜図5に示すように、クリップ固定部材30は、タンク側固定部20に固定される。
その時、クリップ固定部材30の回転係止部35は、タンク側固定部20の回転防止部25を超えて、回動して回転防止部25に係合される。そのため、自動車の振動等によっても、クリップ固定部材30がタンク側固定部20から外れることがない。
なお、クリップ固定部材30の側面34の下端は、図4に示すように、タンク側固定部20の回転防止部凹部25aに保持されて、クリップ固定部材30の回転係止部35がタンク側固定部20の回転防止部25に係合される。
その後、図1に示すように、クリップ固定部材30の上面33にインシュレータ50を置き、インシュレータ50に形成された取付孔51とクリップ固定部材30のクリップ貫通孔36を通して、取付クリップ40の脚部42を挿入する。取付クリップ40の脚部42がクリップ固定部材30の上面33の裏面側に係止されて、取付クリップ40の頭部41とクリップ固定部材30の上面33がインシュレータ50を挟持することができる。
この時、タンク側固定部20の中央部に取付クリップ40の脚部42が進入可能なクリップ凹部26が形成されているので、取付クリップ40の脚部42がタンク側固定部20のクリップ凹部26に保持されることができ、取付クリップ40とクリップ固定部材30で、確実にインシュレータ50を挟持することができる。
このため、タンク側固定部20や、クリップ固定部材30を溶着する手間が必要でなく、タンク側固定部20にクリップ固定部材30を回転させてはめ込ませて、タンク側固定部20に固定されたクリップ固定部材30に取付クリップ40を挿入することのみで容易に、インシュレータ50を燃料タンク10に取付けることができる。
又、燃料タンク1の膨張や膨潤によっても、タンク側固定部20、クリップ固定部材30及びインシュレータ50が外れることがない。
10 燃料タンク
20 タンク側固定部
21 第1螺旋溝
22 第2螺旋溝
30 クリップ固定部材
31 第1係合突起部
32 第2係合突起部
40 取付クリップ
50 インシュレータ

Claims (7)

  1. 自動車のフロアパネルの下に取付けられる自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造において、
    上記燃料タンクの底部又は側部に、上記保護部品を保持するタンク側固定部を一体的に形成し、該タンク側固定部に上記保護部品を取付ける取付クリップと、該取付クリップを係止するクリップ固定部材を取付け、
    上記タンク側固定部は、上記クリップ固定部材を取付ける螺旋状の螺旋溝部を形成し、上記クリップ固定部材は、上記タンク側固定部の上記螺旋溝部にはめ込まれる突起部を形成し、
    又は、上記クリップ固定部材は、上記タンク側固定部を取付ける螺旋状の螺旋溝部を形成し、上記タンク側固定部は、上記クリップ固定部材の上記螺旋溝部にはめ込まれる突起部を形成し、
    上記螺旋溝部と上記突起部により上記タンク側固定部と上記クリップ固定部材が固定されるとともに、上記取付クリップと上記クリップ固定部材で上記保護部品を挟持することを特徴とする自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造。
  2. 上記螺旋溝部と上記突起部は、上記タンク側固定部と上記クリップ固定部材に複数個形成された請求項1に記載の自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造。
  3. 上記タンク側固定部の中央部に上記取付クリップの脚部が進入可能な凹部を設け、上記クリップ固定部材の中央部に上記取付クリップの脚部が進入可能な貫通孔を設けた請求項1または請求項2に記載の自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造。
  4. 上記タンク側固定部に上記クリップ固定部材の回転を防止する回転防止部を設け、上記クリップ固定部材に上記回転防止部に係止される回転係止部を設けた請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造。
  5. 上記取付クリップは、頭部と脚部を有し、該脚部が上記クリップ固定部材に係止され、上記頭部が上記保護部品を挟持する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造。
  6. 上記タンク側固定部は、上記燃料タンクの外壁の外面から外側に突出して形成されるか又は、上記燃料タンクの外壁を内部方向に凹ませて形成し凹んだ部分に上記タンク側固定部が形成された請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造。
  7. 上記燃料タンクと上記保護部品の間には隙間が設けられた請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の自動車用の燃料タンクへの保護部品の取付構造。
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