JP2019098948A - 車両のフロントドア - Google Patents

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幸治 臼井
Koji Usui
幸治 臼井
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Abstract

【課題】車両の側面衝突において、衝突対象物の衝突範囲がフロントピラーと重ならない場合においても、衝突荷重をフロントピラーに伝達する。【解決手段】フロントドア26の前端部に荷重伝達部材32を設ける。荷重伝達部材32は、フロントピラー16と対向する対向面48を有し、対向面48は、車両側面視においてフロントピラー16と重なる重なり範囲Wを有する。さらに、荷重伝達部材32は、車両の外側を向いた外側面54を有し、外側面54は、重なり範囲Wよりも後方に、斜め後方を向いた傾斜面56を有する。傾斜面56が衝突荷重を受けると、荷重伝達部材32が斜め前方に移動し、フロントピラー16に当接し、フロントピラー16に衝突荷重が伝達される。【選択図】図2

Description

本発明は、車両のフロントドア、特にその構造に関する。
車両の側面衝突時、衝突対象物は車両の側面に設けられたフロントドアにも衝突する。フロントドアに入力した衝突荷重は、車両側面において客室前部に設けられたフロントピラーと中央部に設けられたセンタピラーから車体に入力する。
下記特許文献1には、フロントドア(フロントサイドドア22)の前端部に設けられた荷重伝達部材(46、60,62,70,72)が開示されている。荷重伝達部材(46等)は、車両を側方から視たとき、フロントピラー(16)と重なるように配置され、側面衝突時の衝突荷重をフロントピラー(16)に伝達する。なお、( )内の部材名および符号は、下記特許文献1で用いられたものであり、本願の実施形態の説明で用いる部材名および符号とは関連しない。
特開2013−154784号公報
側面衝突時、衝突対象物が衝突する範囲が車両側方視においてフロントピラーと重ならない場合、衝突荷重がフロントピラーに十分に伝わらない場合がある。
本発明は、衝突対象物の衝突範囲がフロントピラーと重ならない場合においても、衝突荷重をフロントピラーに伝達することを目的とする。
本発明の車両のフロントドアは、その前端部に配置された荷重伝達部材を有し、この荷重伝達部材は、フロントピラーと対向する対向面であって、車両側面視においてフロントピラーと重なる重なり範囲を有する対向面と、車両の外側を向いた外側面であって、車両側面視において前記の重なり範囲よりも後方に、斜め後方を向いた傾斜面を有する外側面と、対向面と傾斜面を接続する接続材と、を有する。
傾斜面に入力された衝突荷重は、車両の内側かつ前方に向けられる。
側面衝突時、衝突対象物が、車両側方視においてフロントピラーと重ならない範囲で衝突した場合であっても、衝突荷重が荷重伝達部材によって車両の内側かつ前方に向けられ、フロントピラーに伝達される。
車両の側面を示す模式図である。 フロントドアを閉じた状態のフロントピラーおよびフロントドア前端部の水平面断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。図1は車両10を側方より視た状態(側面視した状態)を示す図である。図中の矢印FRの方向が車両前方、矢印UPの方向が車両上方、紙面を貫く方向手前(LHで示す)が車両左方である。以下の説明において、前後上下左右等の方向および向きを表す語句は、特段の断りがない限り車両に関する方向および向きを表す。また、車両の左右方向において、車両の前後方向に延びる中心線に近い側を車両内側、遠い側を車両外側と記す。
車両10の側部車体構造は、客室12の下部側方を前後方向に延びるロッカー14と、客室12の前部においてロッカー14から立設したフロントピラー16と、客室12の中央部においてロッカー14から立設したセンタピラー18を有する。フロントピラー16、センタピラー18は、車両後部のクォータパネル(不図示)から立設したリアピラー(不図示)と共に、ルーフサイドレール20を介してルーフ22を支持している。フロントピラー16とセンタピラー18の間の部分は、乗員が前席に乗降する前部開口24となっている。
前部開口24は、フロントドア26によって開閉される。フロントドア26は、ドア本体28と、ドア本体28の上側に設けられ、窓枠となるドアフレーム30を含む。ドア本体28の前端部には、荷重伝達部材32が配置されている。
図2は、図1に示すA−A線断面図であり、左側のフロントピラー16とドア本体28の前端部を示している。右側については、図2と左右対称に現れる。図2において、矢印LH(OUT)が向く側が車両外側である。
フロントピラー16は、車両内側に配置されたピラー内側部材34と、車両外側に配置されてピラー内側部材34と閉断面構造を形成するピラー外側部材36を有する。さらに、フロントピラー16は、ピラー外側部材36の外側に表面部材38を有する。ピラー内側部材34、ピラー外側部材36および表面部材38は、所定の形状に形成された板状の部材であり、例えば、鋼板などの金属板をプレス成形して形成される。そして、これらの部材を接合して、金属板の場合には例えば溶接して、閉断面構造を有するフロントピラー16が形成される。
フロントピラー16の後部は、後方かつ外側を向いたピラー後面40と、ピラー後面40の内側端縁から後方に延び車両外側を向いたピラー後部フランジ面42とを有している。ピラー後面40とピラー後部フランジ面42は、ドア本体28に最も近い部分であり、またドア本体28に向いて凹の隅部分を形成している。
ドア本体28は、車両内側に配置されたドア内側部材44と、車両外側に配置されたドア外側部材46を有する。ドア内側部材44とドア外側部材46は、所定の形状に形成された板状の部材であり、例えば、鋼板などの金属板をプレス成形して形成される。そして、これらの部材を接合して、金属板の場合には例えば溶接してドア本体28が形成される。
荷重伝達部材32は、上下方向に延びて設けられる柱形状であってよい。荷重伝達部材32は、中実の柱形状であっても、上下の底面を有する中空の柱形状であってもよい。また、中空の場合、上下の底面の間に、上下の底面と並列するように少なくとも1つの補強壁を設けることもできる。荷重伝達部材32の柱形状の側面は、フロントピラー16のピラー後面40とピラー後部フランジ面42に対向する対向面48を有する。対向面48は、車両側面視、つまり図2の矢印Bの方向に視たときに、フロントピラー16と重なる重なり範囲Wを有する。対向面48は、荷重伝達部材32の前方を向いた側面である前面50の一部であり、ピラー後面40に対向する前方対向面48aと、荷重伝達部材32の車両内側を向いた内側面52の一部であり、ピラー後部フランジ面42に対応する側方対向面48bを有する。フロントドア26が閉じた状態で、ピラー後面40と前方対向面48a、およびピラー後部フランジ面42と側方対向面48bは、ほぼ平行に位置する。この対向面48は、前方対向面48aが斜め前方を向いているために、車両側面視において全体がフロントピラー16と重なっている。
荷重伝達部材32の車両外側を向いた側面である外側面54は、一部に斜め後方を向いた傾斜面56を含む。傾斜面56は、少なくとも一部が、車両側面視において重なり範囲Wよりも後方に位置する。荷重伝達部材32が中実構造の場合、中実の本体が対向面48と傾斜面56をつなぐ接続材として機能する。荷重伝達部材32が中空の場合は、対向面48および傾斜面56以外の側面と、上下の底面が対向面48と傾斜面56をつなぐ接続材として機能する。上下の底面の間に設けられた補強壁も接続材として機能する。
車両の側面に衝突対象物58が衝突する場合、衝突対象物58が衝突する範囲とフロントピラー16が車両側方視において重なった配置となっていれば、荷重伝達部材32がなくても、衝突対象物58はフロントピラー16に衝突し、衝突荷重はフロントピラー16に直接作用する。衝突対象物58の衝突範囲とフロントピラー16が重なった配置でない場合、荷重伝達部材32によって、衝突荷重がフロントピラー16に伝達される。
図2に示すように、衝突対象物58は、フロントピラー16の閉断面部分の後端Eよりも後方に位置し、衝突対象物58が側方より衝突した場合、その衝突範囲はフロントピラー16と重ならない。衝突対象物58が矢印Gの向きに移動して車両10に側面衝突すると、ドア外側部材46を変形させ、これを介して荷重伝達部材32の傾斜面56に衝突荷重F1 が加わる。衝突荷重F1 の向きは、傾斜面56の法線方向に沿う向きであり、車両の左右方向に対して、前方に向けて傾斜している。この衝突荷重F1 によって、荷重伝達部材32はドア内側部材44を変形させつつ車両内側かつ前方に向けて移動する。そして、荷重伝達部材32の対向面48が、ドア内側部材44を介してフロントピラー16、特にピラー後面40およびピラー後部フランジ面42に当接する。フロントピラー16は、ピラー後面40とピラー後部フランジ面42で形成された隅部分において、荷重伝達部材32を受ける。衝突対象物58からの衝突荷重F1 は、荷重伝達部材32を介してフロントピラー16に伝わり(荷重F2 )、側面衝突時に衝突荷重をフロントドア26から車体に伝えることができる。
この実施形態において、荷重伝達部材32は、ドア本体28を構成するドア内側部材44およびドア外側部材46から独立した柱形状の部材であるが、この構成に限らず、荷重伝達部材32の柱形状の側面の一部がドア内側部材44またはドア外側部材46により構成されてもよい。
また、上述の説明では、フロントドアとリアドアを有するいわゆる4ドア車両について説明したが、左右1つずつのドアしか持たない2ドア車両のドアについても、上述した荷重伝達部材32を適用することができる。
10 車両、12 客室、14 ロッカー、16 フロントピラー、18 センタピラー、20 ルーフサイドレール、22 ルーフ、24 前部開口、26 フロントドア、28 ドア本体、30 ドアフレーム、32 荷重伝達部材、34 ピラー内側部材、36 ピラー外側部材、38 表面部材、40 ピラー後面、42 ピラー後部フランジ面、44 ドア内側部材、46 ドア外側部材、48 (荷重伝達部材の)対向面、48a 前方対向面、48b 側方対向面、50 (荷重伝達部材の)前面、52 (荷重伝達部材の)内側面、54 (荷重伝達部材の)外側面、56 (荷重伝達部材の)傾斜面、58 衝突対象物。

Claims (1)

  1. 前端部に配置された荷重伝達部材を有する車両のフロントドアであって、
    前記荷重伝達部材は、フロントピラーと対向する対向面であって、車両側面視においてフロントピラーと重なる重なり範囲を有する対向面と、車両の外側を向いた外側面であって、車両側面視において前記重なり範囲よりも後方に、斜め後方を向いた傾斜面を有する外側面と、前記対向面と前記傾斜面を接続する接続材と、を有する、
    車両のフロントドア。
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