JP2019098808A - 乗物シート用ビーズ発泡成形部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗物シートのクッション材である樹脂発泡成形体の着座面と反対側にインサートされるクッション部材であるビーズ発泡成形部材において、成形時の変形を抑制したビーズ発泡成形部材を提供する。【解決手段】乗物シートのクッション材であるクッションパッド1の着座面と反対側に層状に一体化されるビーズ発泡成形部材20である。ビーズ発泡成形部材20を着座面に対し略垂直な方向から見たとき、ビーズ発泡成形部材20の外周縁部には枠状のフレーム23がインサートされて形成されている。ビーズ発泡成形部材20のフレーム23に囲まれる領域には厚み方向に貫通するスリット状の貫通孔である中央横貫通孔25、左右横貫通孔26、中央縦貫通孔27、左右縦貫通孔28が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、乗物シート用ビーズ発泡成形部材に関する。
従来から乗物シートのクッション材として2層構造のパッド体が知られている。下記特許文献1には、ポリウレタン樹脂を発泡成形したウレタンフォームの着座面と反対側にAS樹脂(アクリロニトリル、スチレンのコポリマー)を発泡成形した発泡体であるクッション部材がインサート成形されたパッド体が開示されている。通常、このパッド体の製造にあたっては、下型と上型とを有し、下型に対して上型を閉じたとき下型と上型の間にパッド体の形状に対応したキャビティが形成される型を利用する。下型のキャビティ面は、パッド体の着座面側の形状に対応した形状に形成され、上型のキャビティ面は、パッド体の着座面と反対側の形状に対応した形状に形成されている。そして、上型のキャビティ面にクッション部材の着座面と反対側の面を機械的嵌合や上型のキャビティ面に埋設した磁石とクッション部材にインサートした鉄部材との間に働く磁力等によって仮保持させた状態で、下型のキャビティ面に発泡ポリウレタン樹脂原料を注入して下型に対し上型を閉じ発泡成形することでパッド体が製造される。
特開2010−125138号公報
上記特許文献1に記載されるパッド体においては、発泡ポリウレタン樹脂原料の発泡成形工程において上型のキャビティ面にクッション部材の着座面と反対側の面が隙なく当接して取付けられている必要がある。発泡ポリウレタン樹脂原料が発泡硬化する過程で上型のキャビティ面とクッション部材の着座面と反対側の面との間に隙間があるとその隙間に発泡ポリウレタン樹脂原料の一部が侵入して発泡硬化する。すると、発泡ポリウレタン樹脂原料の一部がその隙間内で未発泡状態で硬化することによりパッド体を形成する発泡ポリウレタン樹脂原料が不足してパッド体の内部に欠肉を生ずるおそれがある。また、この欠肉を生ぜさせないために発泡ポリウレタン樹脂原料の投入量を増やすとパッド体の材料費及び重量が増してしまうことになる。これを防ぐためにはクッション部材が所定の形状に成形されていることが必要であるが、成形収縮等の影響でそりやねじれ等の変形が生じがちであるという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものである。乗物シートのクッション材である樹脂発泡成形体の着座面と反対側にインサートされるクッション部材であるビーズ発泡成形部材において、成形時の変形を抑制したビーズ発泡成形部材を提供することを課題とする。
本発明の第1発明は、乗物シートのクッション材である樹脂発泡成形体の着座面と反対側に層状に一体化される乗物シート用ビーズ発泡成形部材であって、該ビーズ発泡成形部材を前記着座面に対し略垂直な方向から見たとき、上記ビーズ発泡成形部材の外周縁部には枠状の補強部材がインサートされて形成されており、上記ビーズ発泡成形部材の前記補強部材に囲まれる領域には厚み方向に貫通するスリット状の貫通孔が少なくとも1本設けられていることを特徴とする。
第1発明によれば、ビーズ発泡成形部材の成形収縮に伴う着座面と略平行な方向における引張応力が貫通孔によって分断されて小さくなることによって樹脂発泡成形体の着座面に対し略垂直な方向へのそり、ねじれ等の変形が抑制される。これによって、樹脂発泡成形体の成形時に上型のキャビティ面に対してビーズ発泡成形部材の着座面と反対側の面をより密着させて取付けることができるようになる。そして、樹脂発泡成形体の内部に欠肉等の欠陥が生ずるのを抑制できる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記補強部材は金属製の線状部材から形成されており、前記貫通孔の少なくとも1つは、前記ビーズ発泡成形部材を前記着座面に対し略垂直な方向から見たとき、その長尺方向が前記補強部材に沿って延びて配置されていることを特徴とする。
第2発明によれば、貫通孔の少なくとも1つが金属製の線状部材から形成された補強部材に沿ってその長尺方向が延びて配置されているのでビーズ発泡成形部材の成形収縮に伴って補強部材に印加される曲げ荷重が緩和され補強部材が樹脂発泡成形体の着座面に対し略垂直な方向へ変形しにくくなる。これによって、補強部材の変形により増長されるビーズ発泡成形部材の変形が抑制される。
本発明の第3発明は、上記第2発明において、その長尺方向が前記補強部材に沿って延びて配置された前記貫通孔は、前記ビーズ発泡成形部材を前記着座面に対し略垂直な方向から見たとき、前記補強部材と前記貫通孔との間のビーズ発泡成形部材の幅が前記貫通孔の短尺方向の長さの1〜5倍の長さに設定されていることを特徴とする。
第3発明によれば、貫通孔が、線状部材から形成された補強部材に沿うようにその長尺方向が延びて近接して配置されているので、ビーズ発泡成形体の成形収縮に伴う線状部材の曲げ変形を効率よく吸収でき線状部材の変形を抑制することができる。これによって、補強部材の変形により増長される乗物シート用クッション部材の変形が効率よく抑制される。
本発明の第4発明は、上記第1発明ないし上記第3発明のいずれかにおいて、前記ビーズ発泡成形部材は、前記着座面に対し略垂直な方向から見たとき、シート幅方向の中心線に関して左右対称形に形成され、前記貫通孔はシート幅方向の中心線に関して左右対称形になるように配設されていることを特徴とする。
第4発明によれば、ビーズ発泡成形部材が、シート幅方向の中心線に関して左右対称形に形成され、貫通孔はシート幅方向の中心線に関して左右対称形になるように配設されているのでバランスよくビーズ発泡成形部材の成形収縮に伴う引張応力を抑制できる。これによって、ビーズ発泡成形部材の樹脂発泡成形体の着座面に対し略垂直な方向へのそり、ねじれ等の変形を効率よく抑制できる。
本発明の第1実施形態にかかる乗物シート用ビーズ発泡成形部材が一体化されたクッションパッドの斜視図である。 上記実施形態にかかるクッションパッドの分解斜視図である。 上記実施形態にかかるクッションパッドの平面図である。 図3のIV−IV線で切断して示す断面図である。 図3のV−V線で切断して示す断面図である。 上記実施形態にかかるクッションパッドを成形する型を示す断面図である。図4に対応する断面を示す。キャビティが空洞状態である。 上記実施形態にかかるクッションパッドを成形する型を示す断面図である。図4に対応する断面を示す。上型にビーズ発泡成形部材を取付けた状態である。 本発明の第2実施形態にかかる乗物シート用ビーズ発泡成形部材が一体化されたクッションパッドの平面図である。 図8のIX−IX線で切断して示す断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる乗物シート用ビーズ発泡成形部材が一体化されたクッションパッドの平面図である。 図10のXI−XI線で切断して示す断面図である。 本発明の第4実施形態にかかる乗物シート用ビーズ発泡成形部材が一体化されたクッションパッドの平面図である。 図12のXIII−XIII線で切断して示す断面図である。
本発明の第1実施形態であるビーズ発泡成形部材20についてビーズ発泡成形部材20が一体化されて形成された自動車用シートのクッション材であるクッションパッド1とともに、図1〜図5にしたがって説明する。各図中、矢印によりクッションパッド1が自動車のフロアに取付けられた時の自動車の各方向を示す。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1に示すように、クッションパッド1は、3人掛けベンチシートのシートクッション用のものであり、車室の幅と略同じ左右方向長さを有している。クッションパッド1には、その表面を覆うクッションカバー(図示せず)が被せつけられてシートクッションが形成される。そして、同様の構成を有するシートバック(図示せず)がシートクッションの後端部に立設された状態で組み合わされて車室フロアに取付けられることでリアシートが構成される。ここで、クッションパッド1が、特許請求の範囲の「樹脂発泡成形体」に相当する。
図1〜図5に示すように、クッションパッド1は、左右一対の左右座席部1Sと、左右座席部1Sの間に配置される中央座席部1Cと、を有している。また、クッションパッド1は、着座面側である表側に配される表層パッド10と、表層パッド10の下側である裏側に配されるビーズ発泡成形部材20と、を有している。
表層パッド10は、ポリウレタン樹脂を発泡成形したウレタンフォームから形成されており、その密度は例えば0.045±0.005g/cm3程度に設定されている。表層パッド10は、クッションパッド1の着座面側全面を占める形状及び面積を有する表面部11と、クッションパッド1の着座面と反対側の一部を形成する裏面部12と、を有する。表層パッド10は、図4に示すように、左右座席部1Sの着座乗員の臀部を支持する部分である臀部支持部10aが、左右座席部1Sの着座乗員の大腿部を支持する部分である大腿部支持部10bより肉厚に形成されている。これは、座圧の高い臀部支持部10aを座圧の低い大腿部支持部10bより弾性支持して座り心地をよくするためのものである。また、表層パッド10は、図5に示すように、中央座席部1Cの大腿部支持部10dは、左右座席部1Sの大腿部支持部10bより若干肉厚に形成されている。なお、図示はしないが中央座席部1Cの臀部支持部10cは、左右座席部1Sの臀部支持部10aよりも肉薄に形成されている。表層パッド10の表面部11には、図3に示すように、左右座席部1Sの左右において前後方向に延びる一対の縦溝11aと、一対の縦溝11a間を後端部と前後方向略中央部でつなぐ2本の横溝11bが形成されている。縦溝11aと横溝11bは、横断面が上方に開口した略U字状に形成されている。
ビーズ発泡成形部材20は、ポリプロピレンやポリエチレン等のオレフィン系樹脂のビーズ発泡成形体であり、その密度は0.03g/cm3程度である。ビーズ発泡成形部材20は、表層パッド10より密度が小さく、弾性率が高いものとして形成されている。ビーズ発泡成形部材20の体積は、クッションパッド1全体体積の1/3程度とされている。
図2、図4及び図5に示すように、ビーズ発泡成形部材20は、表層パッド10の裏面部12の一部に当接する表側部21と、クッションパッド1の裏側の一部を形成する裏側部22と、を有する。ビーズ発泡成形部材20は、図4に示すように、左右座席部1Sの着座乗員の臀部を支持する部分である臀部支持部20aが、左右座席部1Sの着座乗員の大腿部を支持する部分である大腿部支持部20bより肉薄に形成されている。これは、表層パッド10の臀部支持部10aと大腿部支持部10bの肉厚に対応して所定のクッションパッド1の肉厚を確保するためのものである。ビーズ発泡成形部材20には、左右座席部1Sの後部の左右方向(幅方向)外側寄りに上下方向に貫通する左右一対の左右貫通穴20cが設けられている。また、ビーズ発泡成形部材20には、中央座席部1Cの後部から左右座席部1Sの後部の左右方向(幅方向)内側側寄りにかけて1つの中央貫通穴20dが設けられている。これによって、ビーズ発泡成形部材20に対して表層パッド10を一体発泡成形した際、ビーズ発泡成形部材20の左右貫通穴20c及び中央貫通穴20dには表層パッド10の一部が侵入して成形硬化し表層パッド10の裏面部12の一部である露出裏面部12aを形成する。露出裏面部12aは、ビーズ発泡成形部材20の裏側部22とともにクッションパッド1の裏側を形成する。ビーズ発泡成形部材20の表側部21は、表層パッド10の裏面部12の露出裏面部12a以外の部分である接合裏面部12bに対し表層パッド10の一体発泡成形時に接合される。
図2、図3〜図5に示すように、ビーズ発泡成形部材20の前後左右の周縁部の内側には鉄ワイヤ製のフレーム23がインサートされている。フレーム23は、上面視で前方が開口した略U字状の主フレーム23aと、主フレーム23aの開口部側間に配置される前フレーム23bと、主フレーム23aと前フレーム23bとを連結するための2つの板状の連結フレーム23cと、を有する。さらに、フレーム23は、クッションパッド1を車両フロアに係止するための1つの後係止フレーム24aと、4つの前係止フレーム24bと、を有する。主フレーム23aの開口部側端部と、前フレーム23bの左右端部とは連結フレーム23cに対して溶接されることで連結されている。また、後係止フレーム24aは、主フレーム23aに対して溶接で固定され、前係止フレーム24bは連結フレーム23cに対して溶接されて固定されている。ビーズ発泡成形部材20をビーズ発泡成形する際に、型内の所定位置に枠状に形成された主フレーム23a、前フレーム23b、連結フレーム23cを配置して一体発泡成形することによって一体化されている。フレーム23は、骨格としての機能だけでなく、クッションパッド1の成形に際してビーズ発泡成形部材20を上型の上キャビティ面に取付けるとき、上キャビティ面に埋設された磁石によって引き付けられて保持される機能も果たす。ここで、フレーム23が、特許請求の範囲の「補強部材」に相当する。
図3〜図5に示すように、ビーズ発泡成形部材20には、上下方向に貫通して左右方向に延びるスリット状の貫通孔が3つと、上下方向に貫通して前後方向に延びるスリット状の貫通孔が3つと、が形成されている。左右方向に延びるスリット状の貫通孔は、1つの中央横貫通孔25と、左右一対の左右横貫通孔26と、を有する。中央横貫通孔25は、上面視において、水平面で切った断面が角丸長方形に形成されている。そして、長軸が中央貫通穴20dの前端部から前方に若干離れた部位において、右側の左右座席部1Sの左側部分から中央座席部1Cを経て左側の左右座席部1Sの右側部分まで左右方向に直線状に延びて形成されている。また、短軸が前後方向に縦溝11aの溝幅と同程度の長さ延びて設定されている。すなわち、短軸の長さに対する長軸の長さの比が著しく大きいスリット状とされている。左右横貫通孔26は、上面視において、ビーズ発泡成形部材20の左右中心線に関し左右対称に一対設けられ、水平面で切った断面が角丸長方形に形成されている。そして、長軸が中央貫通穴20dの前端部の左右方向への延長線上にほぼ位置して、右側の左右座席部1Sの右端部側から中央座席部1Cの右端部側まで、及び左側の左右座席部1Sの左端部側から中央座席部1Cの左端部側まで、左右方向に直線状に延びて形成されている。また、短軸が前後方向に縦溝11aの溝幅と同程度の長さ延びて設定されている。すなわち、左右横貫通孔26の短軸の長さは中央横貫通孔25の短軸の長さと同等に設定されるとともに、短軸の長さに対する長軸の長さの比が大きいスリット状とされている。図4に示すように、左右横貫通孔26の裏側部22方向の端部には、短軸方向の長さを2倍程度に拡げた拡開部26aが形成されている。拡開部26aは、後述するように、クッションパッド1を成形する過程で上型42の上キャビティ面42aにビーズ発泡成形部材20が裏側部22を当接させて保持されたとき上キャビティ面42aに設けられた凸部42bに係合するように形成されている。この拡開部26aと凸部42bの係合によって、表層パッド10の一体発泡成形時に発泡ウレタン樹脂原料Mが左右横貫通孔26からビーズ発泡成形部材20の裏側部22と上キャビティ面42aの間に侵入しないようにされる。図示はしないが、中央横貫通孔25についても左右横貫通孔26と同様に裏側部22方向の端部には、短軸方向の長さを2倍程度に拡げた拡開部が形成されている。この拡開部の機能も拡開部26aと同様である。ここで、中央横貫通孔25と左右横貫通孔26が、特許請求の範囲の「貫通孔」に相当する。
図3〜図5に示すように、前後方向に延びるスリット状の貫通孔は、1つの中央縦貫通孔27と、左右一対の左右縦貫通孔28と、を有する。中央縦貫通孔27は、上面視において、水平面で切った断面が角丸長方形に形成されている。そして、上面視において、長軸がビーズ発泡成形部材20の左右中心線上において、中央横貫通孔25と前フレーム23bとの間に前後方向に直線状に延びて形成されている。また、短軸が左右方向に縦溝11aの溝幅と同程度の長さ延びて設定されている。すなわち、短軸の長さに対する長軸の長さの比が大きいスリット状とされている。左右縦貫通孔28は、上面視において、ビーズ発泡成形部材20の左右中心線に関し左右対称に一対設けられ、水平面で切った断面が角丸長方形に形成されている。そして、上面視において、長軸が主フレーム23aの右側部分に沿ってビーズ発泡成形部材20の前後方向中央部から連結フレーム23cの後端部近傍まで前後方向に直線状に延びて形成されている。また、短軸が左右方向に縦溝11aの溝幅と同程度の長さ延びて設定されている。すなわち、左右縦貫通孔28の短軸の長さは中央横貫通孔25の短軸の長さと同等に設定されるとともに、短軸の長さに対する長軸の長さの比が大きいスリット状とされている。そして、右側の左右縦貫通孔28の右端部は、主フレーム23aの右側部分の左端部から短軸の長さの2〜3倍程度左方向に離隔して配置され、左側の左右縦貫通孔28の左端部は、主フレーム23aの左側部分の右端部から短軸の長さの2〜3倍程度右方向に離隔して配置されている。図5に示すように、中央縦貫通孔27と左右縦貫通孔28の裏側部22方向の端部には、それぞれ、短軸方向の長さを2倍程度に拡げた拡開部27aと拡開部28aが形成されている。拡開部27aと拡開部28aの機能も、前述の左右横貫通孔26の拡開部26aと同様である。ここで、中央縦貫通孔27と左右縦貫通孔28が、特許請求の範囲の「貫通孔」に相当する。
図6及び図7に基づいて、クッションパッド1の製造方法について説明する。なお、図6及び図7における方向の表示は、クッションパッド1の方向に合わせたものとする。ビーズ発泡成形部材20は、予めフレーム23をインサートした状態でオレフィン系樹脂のビーズ発泡成形により成形される。ビーズ発泡成形とは、オレフィン系樹脂のペレットに発泡剤を含浸したものである原料ビーズを予備発泡させた予備発泡ビーズを金型キャビティ内に入れて蒸気加熱することにより予備発泡ビーズがさらに膨らみ金型キャビティに沿った形状になる成形法である。具体的には、ビーズ発泡成形部材20の表側部21の形状に対応したキャビティ面を有する第1の金型(図示せず)と、ビーズ発泡成形部材20の裏側部22の形状に対応したキャビティ面を有する第2の金型(図示せず)と、を使用する。そして、第1の金型に対して第2の金型を閉じたときに、間に形成されるキャビティ内にフレーム23をセットした状態で予備発泡ビーズを充填させて蒸気加熱することで予備発泡ビーズをさらに膨らませてキャビティに沿った形状に成形する。なお、中央横貫通孔25、左右横貫通孔26、中央縦貫通孔27、左右縦貫通孔28を形成する金型の部分は、第2の金型のキャビティ面から立設するように設けられている。
次に、ビーズ発泡成形部材20に対して表層パッド10を一体発泡成形してクッションパッド1を成形する。図6に示すように、クッションパッド1を成形するウレタン発泡成形型40は、下型41と、下型41に対して開閉可能な上型42と、から構成される。下型41及び上型42ともウレタン発泡樹脂を成形するための型温調機能と、型閉めした時のロック機構(不図示)を備えている。下型41には、クッションパッド1の表面側形状である表層パッド10の表面部11に対応する形状の下キャビティ面41aが形成されている。上型42には、クッションパッド1の裏面側形状であるビーズ発泡成形部材20の裏側部22と表層パッド10の露出裏面部12aに対応する形状の上キャビティ面42aが形成されている。下型41に対して上型42が閉じられた状態で、下型41と上型42の間には、下キャビティ面41aと上キャビティ面42aで囲まれるキャビティ43が形成される。図7に示すように、上型42の上キャビティ面42aにビーズ発泡成形部材20の裏側部22を当接させて保持させる。上キャビティ面42aの所定位置には、ビーズ発泡成形部材20にインサートされたフレーム23を磁力で引き付けて保持する複数の永久磁石が埋設されている(図示せず)。ビーズ発泡成形部材20は、この磁力と、裏側部22と上キャビティ面42aの間の凹凸形状の嵌合と、によって上キャビティ面42aに保持される。図7に示す状態は、ビーズ発泡成形部材20が取付けられた上型42を下型41に対して閉じた状態である。このとき、ビーズ発泡成形部材20は、クッションパッド1の着座面に対し略垂直な方向への変形が抑制されているので、上キャビティ面42aに対して裏側部22を密着させて取付けることができる。この状態で、図7に示すように、下型41に対して上型42を閉じる前に、下型41の下キャビティ面41a上に発泡ウレタン樹脂原料Mを投入して型を閉じる。すると、発泡ウレタン樹脂原料Mが発泡して体積を増しながらキャビティ43内に充満して所定の発泡硬化のための時間経過後、表層パッド10が形成される。これによって、表層パッド10が形成されるとともに、ビーズ発泡成形部材20と一体化されクッションパッド1が製造される。こののち、下型41に対して上型42を開き成形されたクッションパッド1を脱型する。
以上のように構成される第1実施形態は、以下のような作用効果を奏する。ビーズ発泡成形部材20の成形収縮に伴う着座面と略平行な方向における引張応力が、中央横貫通孔25、左右横貫通孔26、中央縦貫通孔27及び左右縦貫通孔28によって分断されて小さくなる。これによって、クッションパッド1の着座面に対し略垂直な方向へのそり、ねじれ等の変形が抑制される。そして、クッションパッド1の成形時に上キャビティ面42aに対してビーズ発泡成形部材20の裏側部22をより密着させて取付けることができるようになり、クッションパッド1の表層パッド10の内部に欠肉等の欠陥が生ずるのを抑制できる。また、左右縦貫通孔28はフレーム23に沿ってその長尺方向が延びて配置されているのでビーズ発泡成形部材20の成形収縮に伴ってフレーム23に印加される曲げ荷重が緩和されフレーム23がクッションパッド1の着座面に対し略垂直な方向へ変形しにくくなる。これによって、フレーム23の変形により増長されるビーズ発泡成形部材20の変形が抑制される。さらに、左右縦貫通孔28はフレーム23に沿ってその長尺方向が延びて近接して配置されているので、ビーズ発泡成形部材20の成形収縮に伴うフレーム23の曲げ変形を効率よく吸収できフレーム23の変形を抑制することができる。加えて、ビーズ発泡成形部材20は、シート幅方向の中心線に関して左右対称形に形成され、中央横貫通孔25、左右横貫通孔26、中央縦貫通孔27及び左右縦貫通孔28は、シート幅方向の中心線に関して左右対称形になるように配設されている。これによって、バランスよくビーズ発泡成形部材20の成形収縮に伴う引張応力を抑制でき、ビーズ発泡成形部材20のクッションパッド1の着座面に対し略垂直な方向へのそり、ねじれ等の変形を効率よく抑制できる。
図8及び図9に、本発明の第2実施形態であるビーズ発泡成形部材20Aが一体化されて形成された自動車用シートのクッション材であるクッションパッド1Aを示す。第1実施形態と共通の構造については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。第1実施形態との違いは、フレーム23の主フレーム23aが1つの後フレーム23a1と一対の左右フレーム23a2の組み合わせにより形成されてフレーム23Aとなっている点と、一対の左右縦貫通孔28が位置の異なる一対の左右縦貫通孔28Aとなっている点である。フレーム23Aは、フレーム23の主フレーム23aが、後側部分における前方に向けて開口する略U字状の鉄ワイヤ製の後フレーム23a1と、後フレーム23a1の前端部と連結フレーム23cとの間を連結するシート内側方向に開口した鉄ワイヤ製の一対の左右フレーム23a2との組み合わせフレームに置き換えられて形成されている。一対の左右フレーム23a2は、上面視でクッションパッド1Aのシート幅方向外側の縦溝11aよりシート幅方向外側に張り出した位置に配設されている。一対の左右縦貫通孔28Aは、上面視でクッションパッド1Aのシート幅方向外側の縦溝11aよりシート幅方向内側において長軸方向が前後方向に延びて配設されている。一対の左右縦貫通孔28Aの上面視における形状は、一対の左右縦貫通孔28とほぼ同じであるが、フレーム23に沿ってその長尺方向が延びて近接して配置されてはいない。なお、一対の左右縦貫通孔28Aの裏側部22方向の端部には、それぞれ、中央縦貫通孔27と同様に拡開部28Aaが形成されている。ここで、クッションパッド1Aとフレーム23Aが、それぞれ、特許請求の範囲の「樹脂発泡成形体」と「補強部材」に相当する。また、左右縦貫通孔28Aが、特許請求の範囲の「貫通孔」に相当する。
本発明の第2実施形態であるビーズ発泡成形部材20Aは、第1実施形態と比べて左右縦貫通孔28Aはフレーム23に沿ってその長尺方向が延びて配置されていないのでビーズ発泡成形部材20の成形収縮に伴ってフレーム23に印加される曲げ荷重が緩和されフレーム23がクッションパッド1の着座面に対し略垂直な方向へ変形しにくくなるという作用効果は奏さない。それ以外の作用効果については、第1実施形態の作用効果と同じである。
図10及び図11に、本発明の第3実施形態であるビーズ発泡成形部材20Bが一体化されて形成された自動車用シートのクッション材であるクッションパッド1Bを示す。第1実施形態と共通の構造については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。第1実施形態との違いは、フレーム23の構成が異なりフレーム23Bとなっている点と、貫通穴と貫通孔の位置及び形状が異なっている点である。フレーム23Bは、上面視で前方が開口した略U字状の鉄ワイヤ製の主フレーム23a3と、上面視で後方が開口した略U字状の鉄パイプ製の前フレーム23b1と、が互いに開口端部同士で連結され枠状に形成されたフレームである。前フレーム23b1には、左右一対の前係止フレーム24b1が取付けられている。貫通穴と貫通孔については、上面視において、ビーズ発泡成形部材20Bの左右中心線に関し左右対称に配設されているので、代表として右側の貫通穴と貫通孔について説明し左側の貫通穴と貫通孔については説明を省略する。ビーズ発泡成形部材20Bの、右後コーナ部近傍には左右後貫通穴20fが、左右座席部1Sの前後方向中央部には左右中貫通穴20gが、中央座席部1Cの後部に中央後貫通穴20hが、中央座席部1Cの前後方向中央部には中央中貫通穴20iが、設けられている。第1左右縦貫通孔28B1は、右側の主フレーム23a3と前フレーム23b1の結合部の左側に沿って配設されている。主フレーム23a3及び前フレーム23b1と、第1左右縦貫通孔28B1と、の間のビーズ発泡成形部材の幅は、縦溝11aの溝幅と同程度に設定されている。第2左右縦貫通孔28B2は、左右中貫通穴20gの左後端部の近傍から主フレーム23a3との間において前後方向に延びて配設されている。第3左右縦貫通孔28B3は、左右中貫通穴20gの左前端部において、左右中貫通穴20gに連通して前方に延びるように配設されている。第1中央縦貫通孔27B1は、中央中貫通穴20iの右後端部の近傍から中央後貫通穴20hとの間において前後方向に延びて配設されている。第2中央縦貫通孔27B2は、中央中貫通穴20iの右前コーナ部において、中央中貫通穴20iに連通して前方に延びるように配設されている。第1左右縦貫通孔28B1は、上面視で水平面で切った断面が屈曲した角丸長方形に形成されており、その短軸の長さは縦溝11aの溝幅と同程度に設定されている。第2左右縦貫通孔28B2、第3左右縦貫通孔28B3、第1中央縦貫通孔27B1、第2中央縦貫通孔27B2も、上面視で水平面で切った断面が角丸長方形に形成されており、その短軸の長さは縦溝11aの溝幅と同程度に設定されている。なお、第1左右縦貫通孔28B1、第2左右縦貫通孔28B2、第3左右縦貫通孔28B3、第1中央縦貫通孔27B1、第2中央縦貫通孔27B2の裏側部22方向の端部には、それぞれ、第1実施形態と同様に拡開部が形成されている。ここで、クッションパッド1Bとフレーム23Bが、それぞれ、特許請求の範囲の「樹脂発泡成形体」と「補強部材」に相当する。また、第1左右縦貫通孔28B1、第2左右縦貫通孔28B2、第3左右縦貫通孔28B3、第1中央縦貫通孔27B1、第2中央縦貫通孔27B2が、特許請求の範囲の「貫通孔」に相当する。
本発明の第3実施形態であるビーズ発泡成形部材20Bは、第1実施形態と同様な作用効果を奏する。第1左右縦貫通孔28B1はフレーム23Bに沿ってその長尺方向が延びて配置されているのでビーズ発泡成形部材20の成形収縮に伴ってフレーム23Bに印加される曲げ荷重が緩和されフレーム23Bがクッションパッド1の着座面に対し略垂直な方向へ変形しにくくなる。
図12及び図13に、本発明の第4実施形態であるビーズ発泡成形部材20Dが一体化されて形成された自動車用シートのクッション材であるクッションパッド1Dを示す。第1実施形態と共通の構造については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。第1実施形態との違いは、貫通穴と貫通孔の位置及び形状が異なっている点である。貫通穴と貫通孔については、上面視において、ビーズ発泡成形部材20Dの左右中心線に関し左右対称に配設されているので、代表として右側の貫通穴と貫通孔について説明し左側の貫通穴と貫通孔については説明を省略する。ビーズ発泡成形部材20Dの、左右座席部1Sの前後方向中央部から後部にかけて左右中後貫通穴20jが、中央座席部1Cの前後方向中央部から後部にかけて中央中後貫通穴20kが、設けられている。左右縦貫通孔28Dは、その長軸方向の長さが第1実施形態の左右縦貫通孔28より若干短いだけで、配設の位置及び形状はほぼ同じである。中央縦貫通孔27Dは、その長軸方向の長さが第1実施形態の中央縦貫通孔27より若干短いだけで、配設の位置及び形状はほぼ同じである。第1左右横貫通孔26D1は、左右中後貫通穴20jの前端部から前方に若干離れた部位において左右方向に延びて配設されている。第2左右横貫通孔26D2は、前後方向がほぼ第1左右横貫通孔26D1と同じ部位において、シート幅方向内側の縦溝11aと交差するように左右方向に延びて配設されている。第1左右横貫通孔26D1と第2左右横貫通孔26D2は、上面視で水平面で切った断面が角丸長方形に形成されており、その短軸の長さは縦溝11aの溝幅と同程度に設定されている。第1左右横貫通孔26D1と第2左右横貫通孔26D2の長軸方向の長さは、ほぼ等しく縦溝11a間の間隔の1/3程度である。なお、左右縦貫通孔28D、中央縦貫通孔27D、第1左右横貫通孔26D1、第2左右横貫通孔26D2の裏側部22方向の端部には、それぞれ、第1実施形態と同様に拡開部が形成されている。ここで、クッションパッド1Dが、特許請求の範囲の「樹脂発泡成形体」に相当する。また、左右縦貫通孔28D、中央縦貫通孔27D、第1左右横貫通孔26D1、第2左右横貫通孔26D2が、特許請求の範囲の「貫通孔」に相当する。
本発明の第4実施形態であるビーズ発泡成形部材20Dは、第1実施形態と同様な作用効果を奏する。左右縦貫通孔28Dはフレーム23Dに沿ってその長尺方向が延びて配置されているのでビーズ発泡成形部材20Dの成形収縮に伴ってフレーム23Dに印加される曲げ荷重が緩和されフレーム23Dがクッションパッド1の着座面に対し略垂直な方向へ変形しにくくなる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、次のようなものが挙げられる。
1.上記実施形態においては、ビーズ発泡成形部材20,20A,20B,20Dとしてポリプロピレンやポリエチレン等のオレフィン系樹脂のビーズ発泡成形体を用いたが、これに限らず、スチレン系樹脂やスチレン系樹脂とオレフィン系樹脂との複合樹脂のビーズ発泡成形体を用いることもできる。
2.上記実施形態においては、本発明を自動車用シートクッションに適用したが、自動車用シートバックに適用してもよいし、飛行機、船、電車等に搭載のシートに適用してもよい。
1,1A,1B,1D クッションパッド(樹脂発泡成形体)
10 表層パッド
11 表面部(着座面)
12 裏面部
20,20A,20B,20D ビーズ発泡成形部材
21 表側部
22 裏側部
23,23A,23B,23D フレーム(補強部材)
25 中央横貫通孔(貫通孔)
26 左右横貫通孔(貫通孔)
26D1 第1左右横貫通孔(貫通孔)
26D2 第2左右横貫通孔(貫通孔)
27 中央縦貫通孔(貫通孔)
27B1 第1中央縦貫通孔(貫通孔)
27B2 第2中央縦貫通孔(貫通孔)
27D 中央縦貫通孔(貫通孔)
28 左右縦貫通孔(貫通孔)
28A 左右縦貫通孔(貫通孔)
28B1 第1左右縦貫通孔(貫通孔)
28B2 第2左右縦貫通孔(貫通孔)
28B3 第3左右縦貫通孔(貫通孔)
28D 左右縦貫通孔(貫通孔)
40 ウレタン発泡成形型
41 下型
41a 下キャビティ面
42 上型
42a 上キャビティ面
43 キャビティ
M 発泡ウレタン樹脂原料


Claims (4)

  1. 乗物シートのクッション材である樹脂発泡成形体の着座面と反対側に層状に一体化される乗物シート用ビーズ発泡成形部材であって、
    該ビーズ発泡成形部材を前記着座面に対し略垂直な方向から見たとき、上記ビーズ発泡成形部材の外周縁部には枠状の補強部材がインサートされて形成されており、
    上記ビーズ発泡成形部材の前記補強部材に囲まれる領域には厚み方向に貫通するスリット状の貫通孔が少なくとも1本設けられている乗物シート用ビーズ発泡成形部材。
  2. 請求項1において、前記補強部材は金属製の線状部材から形成されており、
    前記貫通孔の少なくとも1つは、前記ビーズ発泡成形部材を前記着座面に対し略垂直な方向から見たとき、その長尺方向が前記補強部材に沿って延びて配置されている乗物シート用ビーズ発泡成形部材。
  3. 請求項2において、その長尺方向が前記補強部材に沿って延びて配置された前記貫通孔は、前記ビーズ発泡成形部材を前記着座面に対し略垂直な方向から見たとき、前記補強部材と前記貫通孔との間のビーズ発泡成形部材の幅が前記貫通孔の短尺方向の長さの1〜5倍の長さに設定されている乗物シート用ビーズ発泡成形部材。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記ビーズ発泡成形部材は、前記着座面に対し略垂直な方向から見たとき、シート幅方向の中心線に関して左右対称形に形成され、前記貫通孔はシート幅方向の中心線に関して左右対称形になるように配設されている乗物シート用ビーズ発泡成形部材。
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