JP2019097874A - 歯間清掃具の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】2次成形金型と軸部との隙間からの樹脂材料の漏出を抑制可能な歯間清掃具の製造方法を提供すること。【解決手段】歯間清掃具の製造方法であって、基部を準備する基部準備工程と清掃部を形成する清掃部形成工程とを含み、清掃部形成工程で用いられる2次成形金型(50)は、保持部(54)と、清掃部本体形成部(56)と、ブラシ部形成部(57)と、軸部(20)に食い込むように保持部(54)の内周面から突出する凸部(58)であって、軸部(20)の軸方向についての凸部(58)の挿入端部側の端部が軸方向についての清掃部本体形成部(56)の基端部側の端部とつながっているものと、を有し、清掃部形成工程では、保持部(54)が被保持部を保持しておりかつ凸部(58)が軸部(20)に食い込んでいる状態において、充填空間(S)に挿入端部(22a)側から基端部側に向かって樹脂材料を充填すること。【選択図】図2

Description

本発明は、歯間清掃具の製造方法に関する。
従来、歯間を清掃するための歯間清掃具が知られている。例えば、特許文献1には、直線状に延びる形状を有する基材部と、樹脂材料(エラストマー)からなる清掃用軟質部と、を備える歯間清掃具が開示されている。基材部は、歯間に挿通されることが可能な形状を有する芯基材部と、指で把持されることが可能な形状を有するハンドル基材部と、を有している。芯基材部の一端には、挿入端部が形成されており、芯基材部の他端には、基端部が形成されている。ハンドル基材部は、基端部につながっている。清掃用軟質部は、挿入端部を含む芯基材部の一部の外周面を被覆する形状を有する被覆部と、被覆部の外周面から突出する複数の突起部と、を有している。
この歯間清掃具は、基材部形成工程と、清掃部形成工程と、を経ることにより製造される。基材部形成工程では、基材部に対応する形状の空間を有する1次成形金型内に合成樹脂(ポリプロピレン等)を流し込むことによって基材部が形成される。その後の清掃部形成工程では、基材部のうちハンドル基材部と基端部を含む芯基材部の一部とを保持可能な2次成形金型であって、当該2次成形金型でハンドル基材部及び芯基材部の一部を保持したときに挿入端部を含む芯基材部の一部の周囲に清掃用軟質部を形成するための樹脂材料(エラストマー)を充填可能な充填空間を形成する形状を有するものが用いられる。具体的に、清掃部形成工程では、2次成形金型でハンドル基材部及び芯基材部の一部を挟持した状態において、芯基材部の挿入端部(先端部)側から前記充填空間に樹脂材料を充填することにより清掃用軟質部が形成される。
国際公開第2013/176297号
特許文献1に記載されるような歯間清掃具の製造方法では、清掃部形成工程において、2次成形金型と芯基材部(以下、「軸部」と称する。)との隙間、より詳細には、2次成形金型のうち前記充填空間への樹脂材料の充填方向の先端側に位置する部位と軸部との隙間から樹脂材料が漏出する懸念がある。前記隙間からの樹脂材料の漏出が生じると、歯間清掃具の外観が悪化するだけでなく、複数の突起部のうち前記充填方向の先端側(軸部の基端部側)の近傍に位置する突起部に対応する空間への樹脂材料の充填不足が生じる。この結果、特に前記先端側の近傍に位置する突起部の清掃機能が損なわれる。
本発明の目的は、2次成形金型と軸部との隙間からの樹脂材料の漏出を抑制可能な歯間清掃具の製造方法を提供することである。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、歯間に挿通されることが可能な形状を有する軸部であって当該軸部の一端に形成された挿入端部及び当該軸部の他端に形成された基端部を有する軸部を含む基部と、前記挿入端部を含む前記軸部の一部の外周面を被覆する清掃部本体及びそれぞれが前記清掃部本体の外周面から前記軸部の径方向について外向きに突出する形状を有する複数のブラシ部を含む清掃部と、を備える歯間清掃具の製造方法であって、前記基部を準備する基部準備工程と、前記基部のうち前記基端部を含む部位である被保持部を保持可能でかつ当該被保持部を保持したときに前記挿入端部を含む前記軸部の一部の周囲に前記清掃部を形成するための樹脂材料を充填可能でかつ前記清掃部に対応する形状を有する充填空間を形成する形状を有する2次成形金型で前記被保持部を保持した状態において、前記充填空間に前記樹脂材料を充填することにより前記清掃部を形成する清掃部形成工程と、を含み、前記清掃部形成工程で用いられる前記2次成形金型は、前記被保持部を保持する保持部と、前記清掃部本体を形成するための清掃部本体形成部と、前記複数のブラシ部を形成するためのブラシ部形成部と、前記保持部が前記被保持部を保持したときに前記軸部に食い込むように前記保持部の内周面から突出する凸部であって、前記軸部の軸方向についての当該凸部の前記挿入端部側の端部が前記軸方向についての前記清掃部本体形成部の前記基端部側の端部とつながっているものと、を有し、前記清掃部形成工程では、前記保持部が前記被保持部を保持しておりかつ前記凸部が前記軸部に食い込んでいる状態において、前記充填空間に前記挿入端部側から前記基端部側に向かって前記樹脂材料を充填する、歯間清掃具の製造方法を提供する。
本歯間清掃具の製造方法では、清掃部形成工程において、保持部が被保持部を保持しかつ凸部が軸部に食い込んでいる状態で充填空間に挿入端側から基端部側に向かって樹脂材料が充填されるので、清掃部本体形成部の前記軸方向についての基端部側の端部と軸部との隙間からの樹脂材料の漏出が抑制される。よって、清掃部形成工程を経ることにより製造される歯間清掃具の外観の悪化が抑制され、しかも、ブラシ部形成部のうち樹脂材料の充填方向の先端側の端部の近傍に位置するブラシ部に対応する空間への樹脂材料の充填不足が抑制される。
この場合において、前記清掃部形成工程で用いられる前記2次成形金型の前記凸部は、前記軸部の周方向の全域にわたって当該軸部に食い込む形状を有することが好ましい。
このようにすれば、清掃部形成工程における前記隙間からの樹脂材料の漏出がより確実に抑制される。
また、前記清掃部形成工程で用いられる前記2次成形金型の前記凸部は、前記軸方向と直交する方向である軸直交方向に沿って前記軸方向についての前記清掃部本体形成部の前記基端部側の端部から内向きに入り込む形状を有する入り込み部と、前記軸直交方向についての前記入り込み部の内側の端部である入り込み部内端部と前記凸部のうち前記軸方向についての前記基端部側の端部である基端部側端部とを連結する連結部と、を有することが好ましい。
このようにすれば、入り込み部が前記隙間からの樹脂材料の漏出を有効に遮断するので、清掃部形成工程における前記隙間からの樹脂材料の漏出がさらに確実に抑制される。
この場合において、前記清掃部形成工程で用いられる前記2次成形金型の前記連結部は、前記入り込み部内端部から前記基端部側端部に向かうにしたがって次第に前記軸直交方向の外側に向かう形状を有することが好ましい。
このようにすれば、清掃部形成工程における前記隙間からの樹脂材料の漏出の抑制と、歯間清掃具の軸部の強度の確保と、の双方が達成される。
さらに、前記清掃部形成工程で用いられる前記2次成形金型の前記連結部は、前記軸直交方向について内向きに凸となるように湾曲する形状を有することが好ましい。
このようにすれば、連結部が直線状に形成される場合に比べて連結部が長くなるので、清掃部形成工程における前記隙間からの樹脂材料の漏出がより確実に抑制される。
また、前記基部準備工程では、前記軸部が直線状に延びる形状を有するものを準備することが好ましい。
以上のように、本発明によれば、2次成形金型と軸部との隙間からの樹脂材料の漏出を抑制可能な歯間清掃具の製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態の歯間清掃具の正面図である。 清掃部を形成する工程を示す概略図である。 図2に示す2次成形金型の凸部の近傍の拡大図である。 軸部に形成された凹部の近傍の拡大図である。 凸部の変形例を示す図である。
本発明の一実施形態の歯間清掃具1の製造方法について、図1〜図4を参照しながら説明する。まず、図1を参照しながら歯間清掃具1について説明し、その後、その歯間清掃具1の製造方法について図2及び図3を参照しながら説明する。
図1に示されるように、歯間清掃具1は、基部10と、清掃部40と、を備えている。
基部10は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ABS、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリアセタール等の合成樹脂により形成される。本実施形態では、基部10は、ガラス繊維を30重量%含有するポリプロピレンにより形成されている。この基部10は、軸部20と、把持部30と、を有する。
軸部20は、特定方向(図1の上下方向)に延びるとともに歯間に挿通されることが可能な形状を有する。軸部20の一端(図1の上端)には、挿入端部22a(図2を参照)が形成されており、軸部20の他端(図1の下端)には、基端部22bが形成されている。本実施形態では、軸部20は、直線状に延びる形状を有する。軸部20の軸方向と直交する平面での軸部20の断面は、円形である。なお、前記断面は、楕円形であってもよい。
把持部30は、軸部20の軸方向に沿って基端部22bから離間するように延びており、指で把持されることが可能な平坦な形状を有する。図1に示されるように、各歯間清掃具1の把持部30同士は、連結片32で連結されている。
清掃部40は、歯間を清掃するための部位であり、基部10の硬度よりも低い硬度を有する樹脂材料により形成されている。具体的に、前記樹脂材料として、スチレン系エラストマーが用いられている。ただし、前記樹脂材料として、シリコン、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等が用いられてもよい。本実施形態では、清掃部40は、清掃部本体42と、複数のブラシ部44と、を有する。
清掃部本体42は、挿入端部22aを含む軸部20の一部の外周面を被覆する形状を有する。本実施形態では、前記軸方向についての清掃部本体42長さは、15.38mmである。清掃部本体42の前記軸方向と直交する面での断面は、円筒状に形成されている。
各ブラシ部44は、清掃部本体42の外周面から突出する形状を有する。本実施形態では、各ブラシ部44は、清掃部本体42の外周面から前記軸方向と直交する方向である軸直交方向の外向きに突出する形状を有する。各ブラシ部44は、清掃部本体42の外周面から離間するにしたがって次第に当該ブラシ部44の外形が小さくなる形状を有する。具体的に、各ブラシ部44は、円錐状に形成されている。
次に、歯間清掃具1の製造方法について、図2及び図3を参照しながら説明する。本製造方法は、基部10を準備する基部準備工程と、清掃部40を形成する清掃部形成工程と、を含んでいる。
基部準備工程では、基部10に対応する形状の空間を有する1次成形金型(図示略)内に合成樹脂(本実施形態ではガラス繊維30重量%を含有するポリプロピレン)を充填することによって基部10が形成される。
基部準備工程の後の清掃部形成工程では、図2に示されるように、清掃部40を形成するための2次成形金型50が用いられる。この2次成形金型50は、互いに分割及び接続が可能な第1金型50Aと第2金型50Bとにより構成されている。これらの第1金型50A及び第2金型50Bは、保持部51と、清掃部形成部52と、凸部55と、を有している。
保持部51は、把持部30及び軸部20のうち基端部22bを含む部位(以下、「被保持部28」という。)を保持する。
清掃部形成部52は、清掃部40を形成するための部位である。清掃部形成部52は、清掃部本体42を形成するための清掃部本体形成部53と、各ブラシ部44を形成するためのブラシ部形成部54と、を有する。具体的に、清掃部本体形成部53は、保持部51が被保持部28を保持した状態において、挿入端部22aを含む軸部20の一部29(基部10のうち被保持部28以外の部位)の周囲に清掃部本体42を形成するための空間を形成する形状を有する。ブラシ部形成部54は、清掃部本体形成部53に接続されており、各ブラシ部44に対応する空間を形成する形状を有する。つまり、清掃部本体形成部53及びブラシ部形成部54と、前記軸部20の一部29の外周面と、により区画される空間が、清掃部40を形成するための樹脂材料を充填可能でかつ清掃部40に対応する形状を有する充填空間Sを構成する。第1金型50A及び第2金型50Bは、この充填空間Sに対し、軸部20の挿入端部22a側から基端部22b側に向かって樹脂材料を充填するための充填口50hを有している。
凸部55は、保持部51が被保持部28を保持したときに軸部20に食い込むように保持部51の内周面から突出する形状を有している。凸部55は、軸部20の周方向の全域にわたって当該軸部20に食い込む形状(保持部51の周方向に沿って連続的につながる形状)を有している。図3に示されるように、凸部55のうち前記軸方向について挿入端部22a側(図3の上側)に位置しかつ前記軸直交方向について外側に位置する端部56aは、前記軸方向についての清掃部本体形成部53の基端部22b側(図3の下側)の端部53aとつながっている。凸部55は、入り込み部56と、連結部57と、を有する。
入り込み部56は、前記軸直交方向に沿って前記端部53aから内向きに入り込む形状を有する。入り込み部56における前記端部56aと、前記軸直交方向についての入り込み部56の内側の端部である入り込み部内端部56bと、の距離Wは、各金型50A,50Bと軸部20の外周面との隙間からの樹脂材料の漏出を防ぐという観点から、0.001mm以上0.05mm以下に設定されることが好ましく、0.005mm以上0.03mm以下に設定されることがより好ましい。本実施形態では、前記距離Wは、0.01mmに設定されている。また、前記軸直交方向についての前記端部56a間の距離D1は、0.5mm以上2.5mm以下に設定されることが好ましく、0.8mm以上2.0mm以下に設定されることがより好ましい。本実施形態では、前記距離D1は、1.02mmに設定されている。また、清掃部本体形成部53の前記端部53aの外径D2は、各金型50A,50Bと軸部20の外周面との隙間からの樹脂材料の漏出を防ぐという観点から、0.7mm以上2.7mm以下に設定されることが好ましく、0.9mm以上2.1mm以下に設定されることがより好ましい。本実施形態では、前記距離D2は、1.53mmに設定されている。また、下記式(1)によって求められる数値は、各金型50A,50Bと軸部20の外周面との隙間からの樹脂材料の漏出を防ぐという観点から、0.09〜100であることが好ましく、0.77〜60であることがより好ましい。
100×距離W/((距離D2−距離D1)/2)・・・(式1)
連結部57は、入り込み部内端部56bと凸部55のうち前記軸方向についての基端部22b側の端部である基端部側端部57aとを連結する。連結部57は、入り込み部内端部56bから基端部側端部57aに向かうにしたがって次第に前記軸直交方向の外側に向かう形状を有する。本実施形態では、連結部57は、前記軸直交方向について内向きに凸となるように湾曲する形状を有している。この連結部57の前記軸方向についての長さLは、各金型50A,50Bと軸部20の外周面との隙間からの樹脂材料の漏出を防ぐという観点から、0.1mm以上1mm以下に設定されることが好ましく、0.3mm以上0.8mm以下に設定されることがより好ましい。本実施形態では、前記長さLは、0.5mmに設定されている。
清掃部形成工程では、保持部51が被保持部28を保持しかつ凸部55が軸部20に食い込んだ状態(金型50内に充填空間Sが形成された状態)において、軸部20の一部29の外周面が保持ピン61〜63で挟持されつつ、充填口50hを通じて充填空間Sに挿入端部22a側から基端部22b側に向かって樹脂材料(本実施形態ではスチレン系エラストマー)が充填される。ここで、凸部55は、軸部20に食い込んでいるので、樹脂材料が前記軸方向についての清掃部本体形成部53の基端部22b側の端部53aに至るまで充填空間Sを進行すると、その樹脂材料は、凸部55によりそれ以上の進行が遮断される。よって、各金型50A,50Bと軸部20の外周面との隙間からの樹脂材料の漏出が抑制される。このため、清掃部形成工程を経ることにより製造される歯間清掃具1の外観の悪化が抑制され、しかも、ブラシ部形成部54のうち樹脂材料の充填方向の先端側の端部の近傍(清掃部本体形成部53の基端部22b側の端部の近傍)に位置するブラシ部に対応する空間への樹脂材料の充填不足が抑制される。
また、凸部55は、軸部20の周方向の全域にわたって当該軸部20に食い込むので、清掃部形成工程における前記隙間からの樹脂材料の漏出がより確実に抑制される。
特に、凸部55の入り込み部56が前記隙間からの樹脂材料の漏出を有効に遮断するので、清掃部形成工程における前記隙間からの樹脂材料の漏出がほぼ確実に抑制される。
そして、連結部57は、入り込み部内端部56bから基端部側端部57aに向かうにしたがって次第に前記軸直交方向の外側に向かう形状を有するので、清掃部形成工程における前記隙間からの樹脂材料の漏出の抑制と、歯間清掃具1の軸部20の強度の確保と、の双方が達成される。
加えて、連結部57は、前記軸直交方向について内向きに凸となるように湾曲する形状を有するので、連結部57が直線状に形成される場合に比べて連結部57が長くなる。よって、清掃部形成工程における前記隙間からの樹脂材料の漏出がより確実に抑制される。
以上に説明した清掃部形成工程後、2次成形金型50から歯間清掃具1が取り出される。この取り出された歯間清掃具1の軸部20には、図4に示されるように、軸部20に凹部24が形成されている。このため、清掃部40が歯間に挿通された後、当該清掃部40が歯間から引き抜かれる際に、清掃部40の清掃基端部42a(清掃部本体42のうち前記軸方向についての基端部22b側の端部)ないしその近傍の部位で掻き取られた歯垢等が凹部24に保持される。よって、歯間の清掃性が高まる。また、清掃部40が歯間に挿入される際、清掃基端部42aが凹部24に入り込むように弾性変形するので、清掃部40の歯間への挿入性も高まる。
なお、今回開示された上記実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、連結部57は、前記軸直交方向について外向きに凸となるように湾曲する形状であってもよいし、入り込み部内端部56bから基端部側端部57aに向かって直線状に延びる形状であってもよい。あるいは、図5に示されるように、連結部57は、入り込み部内端部56bから前記軸方向に沿って延びる部位と、当該部位の基端部22b側の端部と基端部側端部57aとを接続する部位と、を有していてもよい。
また、前記軸方向と直交する平面での軸部本体22の断面は、多角形等であってもよい。
また、軸部20の軸方向は、把持部30の長手方向と交差していてもよい。
また、軸部20のうち凹部24よりも基端部22b側の部位及び把持部30は、湾曲する形状であってもよい。
1 歯間清掃具
10 基部
20 軸部
22a 挿入端部
22b 基端部
24 凹部
30 把持部
40 清掃部
42 清掃部本体
42a 清掃基端部
44 ブラシ部
50 2次成形金型
50A 第1金型
50B 第2金型
51 保持部
52 清掃部形成部
53 清掃部本体形成部
54 ブラシ部形成部
55 凸部
56 入り込み部
56b 入り込み部内端部
57 連結部
57a 基端部側端部
61 保持ピン
62 保持ピン
63 保持ピン
S 充填空間

Claims (6)

  1. 歯間に挿通されることが可能な形状を有する軸部であって当該軸部の一端に形成された挿入端部及び当該軸部の他端に形成された基端部を有する軸部を含む基部と、前記挿入端部を含む前記軸部の一部の外周面を被覆する清掃部本体及びそれぞれが前記清掃部本体の外周面から前記軸部の径方向について外向きに突出する形状を有する複数のブラシ部を含む清掃部と、を備える歯間清掃具の製造方法であって、
    前記基部を準備する基部準備工程と、
    前記基部のうち前記基端部を含む部位である被保持部を保持可能でかつ当該被保持部を保持したときに前記挿入端部を含む前記軸部の一部の周囲に前記清掃部を形成するための樹脂材料を充填可能でかつ前記清掃部に対応する形状を有する充填空間を形成する形状を有する2次成形金型で前記被保持部を保持した状態において、前記充填空間に前記樹脂材料を充填することにより前記清掃部を形成する清掃部形成工程と、を含み、
    前記清掃部形成工程で用いられる前記2次成形金型は、
    前記被保持部を保持する保持部と、
    前記清掃部本体を形成するための清掃部本体形成部と、
    前記複数のブラシ部を形成するためのブラシ部形成部と、
    前記保持部が前記被保持部を保持したときに前記軸部に食い込むように前記保持部の内周面から突出する凸部であって、前記軸部の軸方向についての当該凸部の前記挿入端部側の端部が前記軸方向についての前記清掃部本体形成部の前記基端部側の端部とつながっているものと、を有し、
    前記清掃部形成工程では、前記保持部が前記被保持部を保持しておりかつ前記凸部が前記軸部に食い込んでいる状態において、前記充填空間に前記挿入端部側から前記基端部側に向かって前記樹脂材料を充填する、歯間清掃具の製造方法。
  2. 請求項1に記載の歯間清掃具の製造方法において、
    前記清掃部形成工程で用いられる前記2次成形金型の前記凸部は、前記軸部の周方向の全域にわたって当該軸部に食い込む形状を有する、歯間清掃具の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の歯間清掃具の製造方法において、
    前記清掃部形成工程で用いられる前記2次成形金型の前記凸部は、
    前記軸方向と直交する方向である軸直交方向に沿って前記軸方向についての前記清掃部本体形成部の前記基端部側の端部から内向きに入り込む形状を有する入り込み部と、
    前記軸直交方向についての前記入り込み部の内側の端部である入り込み部内端部と前記凸部のうち前記軸方向についての前記基端部側の端部である基端部側端部とを連結する連結部と、を有する、歯間清掃具の製造方法。
  4. 請求項3に記載の歯間清掃具の製造方法において、
    前記清掃部形成工程で用いられる前記2次成形金型の前記連結部は、前記入り込み部内端部から前記基端部側端部に向かうにしたがって次第に前記軸直交方向の外側に向かう形状を有する、歯間清掃具の製造方法。
  5. 請求項4に記載の歯間清掃具の製造方法において、
    前記清掃部形成工程で用いられる前記2次成形金型の前記連結部は、前記軸直交方向について内向きに凸となるように湾曲する形状を有する、歯間清掃具の製造方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の歯間清掃具の製造方法において、
    前記基部準備工程では、前記軸部が直線状に延びる形状を有するものを準備する、歯間清掃具の製造方法。
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