JP2019094361A - オレフィン類重合用固体触媒成分、オレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法、オレフィン類重合用触媒およびオレフィン類重合体の製造方法 - Google Patents
オレフィン類重合用固体触媒成分、オレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法、オレフィン類重合用触媒およびオレフィン類重合体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019094361A JP2019094361A JP2017221685A JP2017221685A JP2019094361A JP 2019094361 A JP2019094361 A JP 2019094361A JP 2017221685 A JP2017221685 A JP 2017221685A JP 2017221685 A JP2017221685 A JP 2017221685A JP 2019094361 A JP2019094361 A JP 2019094361A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- internal electron
- catalyst component
- solid catalyst
- electron donor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F110/00—Homopolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
- C08F110/04—Monomers containing three or four carbon atoms
- C08F110/06—Propene
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F4/00—Polymerisation catalysts
- C08F4/42—Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors
- C08F4/44—Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides
- C08F4/60—Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides together with refractory metals, iron group metals, platinum group metals, manganese, rhenium technetium or compounds thereof
- C08F4/62—Refractory metals or compounds thereof
- C08F4/64—Titanium, zirconium, hafnium or compounds thereof
- C08F4/642—Component covered by group C08F4/64 with an organo-aluminium compound
- C08F4/6423—Component of C08F4/64 containing at least two different metals
- C08F4/6425—Component of C08F4/64 containing at least two different metals containing magnesium
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F4/00—Polymerisation catalysts
- C08F4/42—Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors
- C08F4/44—Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides
- C08F4/60—Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides together with refractory metals, iron group metals, platinum group metals, manganese, rhenium technetium or compounds thereof
- C08F4/62—Refractory metals or compounds thereof
- C08F4/64—Titanium, zirconium, hafnium or compounds thereof
- C08F4/65—Pretreating the metal or compound covered by group C08F4/64 before the final contacting with the metal or compound covered by group C08F4/44
- C08F4/652—Pretreating with metals or metal-containing compounds
- C08F4/658—Pretreating with metals or metal-containing compounds with metals or metal-containing compounds, not provided for in a single group of groups C08F4/653 - C08F4/657
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2500/00—Characteristics or properties of obtained polyolefins; Use thereof
- C08F2500/12—Melt flow index or melt flow ratio
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2500/00—Characteristics or properties of obtained polyolefins; Use thereof
- C08F2500/15—Isotactic
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
Description
(1)マグネシウム化合物と、チタンハロゲン化合物と、第一の内部電子供与性化合物を接触、反応させた後、洗浄する第一の工程、
得られた生成物に対し、前記マグネシウム化合物に含まれるマグネシウム原子1モルあたり0.001〜0.1モルの第二の内部電子供与性化合物を炭化水素溶媒の存在下に接触、反応させた後、前記炭化水素溶媒を除去する第二の工程、
5容量%を超え50容量%以下のチタンハロゲン化合物を含む有機溶媒により1回以上洗浄する第三の工程および
チタンハロゲン化合物を含まない有機溶媒により1回以上洗浄する第四の工程を順次施してなる
ことを特徴とするオレフィン類重合用固体触媒成分、
(2)前記第一の内部電子供与性化合物または第二の内部電子供与性化合物が、フタル酸ジエステル、マロン酸ジエステル、マレイン酸ジエステル、コハク酸ジエステル、アルコキシアルキルエステル、シクロヘキセンジカルボン酸ジエステルおよびシクロヘキサンジカルボン酸ジエステルから選ばれる一種以上である上記(1)に記載のオレフィン重合用固体触媒成分、
(3)前記第一の内部電子供与性化合物がフタル酸ジエステル、シクロヘキセンジカルボン酸ジエステルおよびシクロヘキサンジカルボン酸ジエステルから選ばれる一種以上であり、前記第二の内部電子供与性化合物が、フタル酸ジエステル、マロン酸ジエステル、マレイン酸ジエステル、コハク酸ジエステル、アルコキシアルキルエステル、シクロヘキセンジカルボン酸ジエステルおよびシクロヘキサンジカルボン酸ジエステルから選ばれる一種以上である上記(1)に記載のオレフィン重合用固体触媒成分、
(4)前記第一の内部電子供与性化合物がフタル酸ジ−n−ブチルおよびフタル酸ジイソブチルから選ばれる一種以上であり、前記第二の内部電子供与性化合物が、フタル酸ジ−n−ブチルおよびフタル酸ジイソブチル以外のフタル酸ジエステル並びにマロン酸ジエステルから選ばれる一種以上である上記(1)に記載のオレフィン類重合用固体触媒成分、
(5)マグネシウム化合物と、チタンハロゲン化合物と、第一の内部電子供与性化合物とを接触させ、反応させた後、洗浄する第一の工程、
得られた生成物に対し、前記マグネシウム化合物に含まれるマグネシウム原子1モルあたり0.001〜0.1モルの第二の内部電子供与性化合物を炭化水素溶媒の存在下に接触、反応させた後、前記炭化水素溶媒を除去する第二の工程、
5容量%を超え50容量%以下のチタンハロゲン化合物を含む有機溶媒により1回以上洗浄する第三の工程および
チタンハロゲン化合物を含まない有機溶媒により1回以上洗浄する第四の工程を順次施す
ことを特徴とするオレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法、
(6)前記第一の内部電子供与性化合物または第二の内部電子供与性化合物が、フタル酸ジエステル類、マロン酸ジエステル、マレイン酸ジエステル、コハク酸ジエステル、アルコキシアルキルエステル、シクロヘキセンジカルボン酸ジエステルおよびシクロヘキサンジカルボン酸ジエステルから選ばれる一種以上である上記(5)に記載のオレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法、
(7)前記第一の内部電子供与性化合物がフタル酸ジエステル、シクロヘキセンジカルボン酸ジエステルおよびシクロヘキサンジカルボン酸ジエステルから選ばれる一種以上であり、前記第二の内部電子供与性化合物が、フタル酸ジエステル、マロン酸ジエステル、マレイン酸ジエステル、コハク酸ジエステル、アルコキシアルキルエステル、シクロヘキセンジカルボン酸ジエステルおよびシクロヘキサンジカルボン酸ジエステルから選ばれる一種以上である上記(5)に記載のオレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法、
(8)前記第一の内部電子供与性化合物がフタル酸ジブチルおよびフタル酸ジイソブチルから選ばれる一種以上であり、前記第二の内部電子供与性化合物が前記第二の内部電子供与性化合物が、フタル酸ジ−n−ブチルおよびフタル酸ジイソブチル以外のフタル酸ジエステル並びにマロン酸ジエステルから選ばれる一種以上である上記(5)に記載のオレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法、
(9)(I)上記(1)〜(4)の何れか1項に記載のオレフィン類重合用固体触媒成分、および
(II)下記一般式(1);
R1 pAlQ3−p (1)
(式中、R1は炭素数1〜6のアルキル基であり、Qは水素原子またはハロゲン原子であり、pは0<p≦3の実数で、R1が複数存在する場合各R1は同一であっても異なっていてもよく、Qが複数存在する場合各Qは同一であっても異なっていてもよい)で表される有機アルミニウム化合物を接触させてなることを特徴とするオレフィン類重合用触媒、
(10)さらに、(III)外部電子供与性化合物を接触させてなる上記(9)に記載のオレフィン類重合用触媒、
(11)前記(III)外部電子供与性化合物が、下記一般式(2);
R2 qSi(OR3)4−q (2)
(式中、R2は、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキル基、フェニル基、ビニル基、アリル基、アラルキル基、炭素数1〜12のアルキルアミノ基または炭素数1〜12のジアルキルアミノ基であり、R2が複数存在する場合、各R2は同一であっても異なっていてもよい。R3は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基、フェニル基、ビニル基、アリル基またはアラルキル基であり、R3が複数存在する場合、各R3は同一であっても異なっていてもよい。qは0≦q≦3の整数である。)
から選ばれる一種以上の有機ケイ素化合物である上記(10)に記載のオレフィン類重合用触媒、
(12)上記(9)〜(11)のいずれか1項に記載のオレフィン類重合用触媒の存在下に、オレフィン類を重合することを特徴とするオレフィン類重合体の製造方法、
(13)前記オレフィン類がプロピレンである上記(12)に記載のオレフィン類重合体の製造方法、および
(14)得られるオレフィン類重合体が、メルトフローレート1.0kg/10分間以上、かつ融点157〜160℃の範囲におけるイソタクチックペンタッド分率が91.0%以上である
上記(12)または(13)に記載のオレフィン類重合体の製造方法、
を提供するものである。
本発明に係るオレフィン類重合用固体触媒成分は、係る固体触媒成分を製造する方法により表したものであることから、以下、製造方法等の詳細について述べるものとする。
これらのマグネシウム化合物の中でもジアルコキシマグネシウムが好ましく、具体的には、ジメトキシマグネシウム、ジエトキシマグネシウム、ジプロポキシマグネシウム、ジブトキシマグネシウム、エトキシメトキシマグネシウム、エトキシプロポキシマグネシウム、ブトキシエトキシマグネシウム等が挙げられ、ジエトキシマグネシウムが特に好ましい。
また、上記ジアルコキシマグネシウムは、金属マグネシウムを、ハロゲンあるいはハロゲン含有金属化合物等の存在下にアルコールと反応させて得たものでもよい。
また、上記マグネシウム化合物は、単独あるいは2種以上併用してもよい。
例えばマグネシウム化合物が球状のジアルコキシマグネシウムである場合、より良好な粒子形状を有し(より球状で)狭い粒度分布を有する重合体粉末を容易に得ることができ、重合操作時の生成重合体粉末の取扱い操作性が向上し、生成した重合体粉末に含まれる微粉に起因する配管の閉塞等を容易に抑制することができる。
なお、本出願書類において、ジアルコキシマグネシウムの円形度とは、ジアルコキシマグネシウム粒子を500個以上走査型電子顕微鏡により撮影し、撮影した粒子を画像解析処理ソフトにより処理することで各粒子の面積Sと周囲長Lを求め、各ジアルコキシマグネシウム粒子の円形度を下記式
各ジアルコキシマグネシウム粒子の円形度=L2÷(4π×S)
により算出したときの算術平均値を意味し、粒子の形状が真円に近づくほど、円形度は1に近い値を示す。
マグネシウム化合物が球状のジアルコキシマグネシウムである場合、その平均粒径は、1〜100μmであるものが好ましく、5〜50μmであるものがより好ましく、10〜40μmであるものがさらに好ましい。
具体的には、5μm以下の粒子が20%以下であるものが好ましく、10%以下であるものがより好ましい。
一方、100μm以上の粒子が10%以下であるものが好ましく、5%以下であるものがより好ましい。
さらにその粒度分布をln(D90/D10)(ここで、D90は体積積算粒度分布における積算粒度で90%の粒径、D10は体積積算粒度分布における積算粒度で10%の粒径である。)で表すと3以下であることが好ましく、2以下であることがより好ましい。
なお、マグネシウム化合物が液体状である場合には、そのまま溶液状のマグネシウム化合物として用いてもよいし、マグネシウム化合物の可溶化能を有する溶媒にさらに溶解して溶液状のマグネシウム化合物として用いてもよい。
Ti(OR4)rX4−r (3)
(式中、R4は炭素数1〜4のアルキル基を示し、Xは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子を示し、rは0または1〜3の整数である。)で表されるチタンハライドもしくはアルコキシチタンハライド群から選択される化合物の一種以上であることが好適である。
また、アルコキシチタンハライドとしては、メトキシチタントリクロライド、エトキシチタントリクロライド、プロポキシチタントリクロライド、n−ブトキシチタントリクロライド、ジメトキシチタンジクロライド、ジエトキシチタンジクロライド、ジプロポキシチタンジクロライド、ジ−n−ブトキシチタンジクロライド、トリメトキシチタンクロライド、トリエトキシチタンクロライド、トリプロポキシチタンクロライド、トリ−n−ブトキシチタンクロライド等から選ばれる一種以上が挙げられる。
チタンハロゲン化合物としては、チタンテトラハライドが好ましく、チタンテトラクロライドがより好ましい。
これらのチタンハロゲン化合物は単独あるいは2種以上併用することができる。
具体的には、ヘキサン、ヘプタン、デカン、メチルヘプタンなどの沸点50〜150℃の直鎖状または分岐状脂肪族炭化水素化合物、シクロヘキサン、エチルシクロヘキサンなどの沸点50〜150℃の脂環式炭化水素化合物、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の沸点50〜150℃の芳香族炭化水素化合物等から選ばれる一種以上を挙げることができ、上記の中でも、沸点50〜150℃の直鎖状脂肪族炭化水素化合物および沸点50〜150℃の芳香族炭化水素化合物等から選ばれる一種以上が好ましく、沸点50〜150℃の芳香族炭化水素化合物がより好ましく、トルエンおよびヘプタン、エチルベンゼンから選ばれる一種以上がより好ましい。
また、第一の工程における洗浄液の使用量は、反応生成物1gあたり1〜500mLであることが好ましく、3〜200mLであることがより好ましく、5〜100mLであることがさらに好ましい。
第一の工程における洗浄回数は1回でも複数回でもよいが、1〜20回が好ましく、1〜15回がより好ましく、1〜10回がさらに好ましい。なお、洗浄回数が複数回である場合であっても、洗浄液は、洗浄ごとに上述した量を使用することが好ましい。
上記反応終了後、適宜、洗浄処理後の懸濁液を静置し、上澄み液を除去してウェット状(スラリー状)としたり、さらに熱風乾燥等により乾燥状態にしてもよいし、洗浄処理後に残存する上澄み液を除去せず、懸濁液の状態のまま第二の工程に供してもよい。懸濁液の状態のまま第二の工程に供した場合には、乾燥処理を省略できるとともに、第二の工程において不活性有機溶媒を加えることを省略することができる。
フタル酸ジエステル、マロン酸ジエステル、アルキル置換マロン酸ジエステル、マレイン酸ジエステル、コハク酸ジエステル、シクロヘキセンジカルボン酸ジエステル等から選ばれる一種以上がより好ましく、フタル酸ジエステル、マロン酸ジエステル、アルキル置換マロン酸ジエステル、マレイン酸ジエステル、コハク酸ジエステル等から選ばれる一種以上がさらに好ましく、フタル酸ジ−n−ブチルおよびフタル酸イソブチル以外のフタル酸ジエステル、マロン酸ジエステル、アルキル置換マロン酸ジエステル並びにマレイン酸ジエステル等から選ばれる一種以上が一層好ましく、フタル酸ジ−n−ブチルおよびフタル酸イソブチル以外のフタル酸ジエステル並びにマロン酸ジエステル等から選ばれる一種以上がより一層好ましい。
(1)第一の内部電子供与性化合物がフタル酸ジエステル、第二の内部電子供与性化合物がフタル酸ジエステル、マロン酸ジエステル、アルキル置換マロン酸ジエステル、アルコキシアルキルエステルおよびマレイン酸ジエステルより選択されるいずれかの組合せ、
(2)第一の内部電子供与性化合物がシクロヘキセンジカルボン酸ジエステル、第二の内部電子供与性化合物がフタル酸ジエステル、マロン酸ジエステルおよびアルキル置換マロン酸ジエステルより選択されるいずれかの組合せ、または、
(3)第一の内部電子供与性化合物がシクロヘキサンジカルボン酸ジエステル、第二の内部電子供与性化合物がフタル酸ジエステル、マロン酸ジエステルおよびアルキル置換マロン酸ジエステルより選択されるいずれかの組合せ、
から選択されるものが好ましく、
(4)第一の内部電子供与性化合物がフタル酸ジエステル、第二の内部電子供与性化合物がアルキル置換マロン酸ジエステルの組み合わせ、
(5)第一の内部電子供与性化合物がシクロヘキセンジカルボン酸ジエステル、第二の内部電子供与性化合物がアルキル置換マロン酸ジエステルの組み合わせ、および
第一の内部電子供与性化合物がシクロヘキサンジカルボン酸ジエステル、第二の内部電子供与性化合物がアルキル置換マロン酸ジエステルの組み合わせがより好ましい。
第二の内部電子供与性化合物の接触量を上記範囲内にすることにより、得られる固体触媒成分中における非立体特異的な活性点の形成が抑制され、また、得られる固体触媒成分中において反応副生成物や余剰のチタン成分が効率よく除去されるため、このような固体触媒成分をプロピレンの重合に供した場合に、得られる低融点ポリプロピレンの立体規則性を高い水準で維持することができる。
第一の工程で得られた生成物と、第二の内部電子供与性化合物との接触、反応は、攪拌下に行うことが好ましい。
第二の工程において、上記炭化水素溶媒の存在下に第二の内部電子供与性化合物を接触させることにより、第一の工程で得られた生成物に対する第二の内部電子供与性化合物の接触性を向上させることができる。
第二の工程において接触、反応させる炭化水素溶媒中のチタンハロゲン化合物の濃度は、第一の工程で得られた生成物に対する第二の内部電子供与性化合物の吸着が阻害されない範囲であれば特に制限されないが、可能な限り低いことが望ましい。第二の内部電子供与性化合物とチタンハロゲン化合物の相互作用による錯体化合物の生成を抑制するため、炭化水素溶媒中のチタンハロゲン化合物濃度は、10容量%以下にすることが好ましく、5容量%以下にすることがより好ましく、3容量%以下にすることがさらに好ましく、1容量%以下にすることが一層好ましい。
第二の工程において炭化水素溶媒中に含有されるチタンハロゲン化合物濃度を上記の範囲にすることで、第一の工程で得られた生成物に対する第二の内部電子供与性化合物の吸着が効率よく行われ、非立体特異的な活性点の形成が抑制される。
炭化水素溶媒中に含有されるチタンハロゲン化合物の濃度を上記の範囲に制御するため、第二の工程においては反応系に、チタンハロゲン化合物を新たに添加しないことが好ましい。
上記接触、反応温度が40℃未満であると充分に反応が進行せず、結果として得られる固体触媒成分の性能が不充分となり、上記接触、反応温度が130℃を超えると使用した溶媒の蒸発が顕著になる等して、反応制御が困難になる。
また、第二の内部電子供与性化合物を接触、反応させる時間は、1分間以上が好ましく、3分間〜60分間がより好ましく、5分間〜30分間がさらに好ましい。
第二の工程において、炭化水素溶媒の存在下に、上記第二の内部電子供与性化合物を接触、反応させ、次いで係る炭化水素溶媒を除去することにより、反応系に残存する不純物等を容易に除去することができる。
具体的には、ヘキサン、ヘプタン、デカン、メチルヘプタンなどの沸点50〜150℃の直鎖状または分岐状脂肪族炭化水素化合物、シクロヘキサン、エチルシクロヘキサンなどの沸点50〜150℃の脂環式炭化水素化合物、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の沸点50〜150℃の芳香族炭化水素化合物等から選ばれる一種以上を挙げることができ、上記の中でも、沸点50〜150℃の直鎖状脂肪族炭化水素化合物および沸点50〜150℃の芳香族炭化水素化合物等から選ばれる一種以上が好ましく、沸点50〜150℃の芳香族炭化水素化合物がより好ましく、トルエンおよびヘプタン、エチルベンゼンから選ばれる一種以上がより好ましい。
第三の工程で使用する有機溶媒中のチタンハロゲン化合物は、第二の工程において炭化水素溶媒を除去した後に系内に残存する未反応のチタンハロゲン化合物を活用して有機溶媒中のチタンハロゲン化合物量を制御してもよいが、有機溶媒中のチタンハロゲン化合物量をより簡便に制御するために、第二の工程において炭化水素溶媒を除去した後、新たに四価のチタンハロゲン化合物等のチタンハロゲン化合物を有機溶媒ないし系内に直接加えることが好ましい。
第三の工程において、チタンハロゲン化合物を含む有機溶媒により洗浄処理を行う回数は、1回以上であり、2回以上が好ましく、2〜6回がより好ましく、2〜5回がさらに好ましい。
チタンハロゲン化合物を含む有機溶媒による洗浄処理回数を上記範囲とすることにより、反応副生成物や余剰のチタン成分を容易に除去することができる。
本発明のオレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法においては、第二の工程で得られた反応生成物に対し、予備処理を施した上で第三の工程を施してもよいが、予備処理等を施すことなく、第三の工程を連続的に施すことが好ましい。
第二の工程で得られた反応生成物に予備処理を施す場合、例えば、第二の工程において有機溶媒を除去して得られた生成物に対し、さらに予備処理として新たに四価のチタンハロゲン化合物等のチタンハロゲン化合物を洗浄剤中にまたは系内に直接加えた状態で、洗浄剤により洗浄処理する態様を挙げることができる。本予備処理における洗浄は、第一の工程における洗浄と同様の方法で行うことができる。
特に、上記炭化水素化合物としては、沸点50〜150℃のおよび沸点50〜150℃の脂環式炭化水素化合物が好ましく、沸点50〜150℃の直鎖状脂肪族炭化水素化合物がより好ましく、ヘキサンおよびヘプタンがさらに好ましい。
チタンハロゲン化合物を含まない有機溶媒により1回以上洗浄する方法としては、第三の工程における洗浄処理後の上澄み液を除去してウェット状(スラリー状)とした後、新たにチタンハロゲン化合物を含まない有機溶媒を添加して洗浄処理を行う方法、第三の工程における洗浄処理後の上澄み液を除去し、さらに乾燥状態にした後、新たにチタンハロゲン化合物を含まない有機溶媒を添加して洗浄処理を行う方法等を挙げることができ、これらの中でも、第三の工程における洗浄処理後の上澄み液を除去してウェット状(スラリー状)とした後、新たにチタンハロゲン化合物を含まない有機溶媒を添加して洗浄処理を行う方法が好ましい。
第四の工程において、チタンハロゲン化合物を含まない有機溶媒により洗浄処理を行う回数は、1回以上であり、2回以上が好ましく、2〜10回がより好ましく、4〜6回がさらに好ましい。
また、本発明に係るオレフィン類重合用固体触媒成分は、チタン原子の含有割合が、0.5〜8.0質量%であるものが好ましく、1.0〜6.0質量%であるものがより好ましく、4.0〜4.5質量%であるものがさらに好ましい。
本発明に係るオレフィン類重合用固体触媒成分は、ハロゲン原子の含有割合が、20〜85質量%であるものが好ましく、30〜80質量%であるものがより好ましく、40〜75質量%であるものがさらに好ましく、45〜70質量%であるものが一層好ましい。
本発明に係るオレフィン類重合用固体触媒成分は、第一の内部電子供与性化合物の含有割合が、1.0〜15.0質量%であるものが好ましく、3.0〜13.0質量%であるものがより好ましく、5.0〜11.0質量%であるものがさらに好ましい。
本発明に係るオレフィン類重合用固体触媒成分は、第二の内部電子供与性化合物の含有割合が、0.1〜5.0質量%であるものが好ましく、0.3〜4.0質量%であるものがより好ましく、0.5〜3.0質量%であるものがさらに好ましい。
本発明に係るオレフィン類重合用固体触媒成分は、第一の内部電子供与性化合物および第二の内部電子供与性化合物の合計含有割合が、1.1〜20.0質量%であるものが好ましく、3.3〜17.0質量%であるものがより好ましく、5.5〜14.0質量%であるものがさらに好ましい。
本発明に係るオレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法は、マグネシウム化合物と、チタンハロゲン化合物と、第一の内部電子供与性化合物とを接触させ、反応させた後、洗浄する第一の工程、得られた生成物に対し、前記マグネシウム化合物に含まれるマグネシウム原子1モルあたり0.001〜0.1モルの第二の内部電子供与性化合物を炭化水素溶媒の存在下に接触、反応させた後、前記炭化水素溶媒を除去する第二の工程、5容量%を超え50容量%以下のチタンハロゲン化合物を含む有機溶媒により1回以上洗浄する第三の工程および チタンハロゲン化合物を含まない有機溶媒により1回以上洗浄する第四の工程を順次施すことを特徴とするものである。
本発明に係るオレフィン類重合用触媒は、(I)本発明に係るオレフィン類重合用固体触媒成分、および
(II)下記一般式(1);
R1 pAlQ3−p (1)
(式中、R1は炭素数1〜6のアルキル基であり、Qは水素原子またはハロゲン原子であり、pは0<p≦3の実数で、R1が複数存在する場合各R1は同一であっても異なっていてもよく、Qが複数存在する場合各Qは同一であっても異なっていてもよい)で表される有機アルミニウム化合物を接触させてなることを特徴とするものである。
R2 qSi(OR3)4−q (2)
(式中、R2は、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキル基、フェニル基、ビニル基、アリル基、アラルキル基、炭素数1〜12のアルキルアミノ基または炭素数1〜12のジアルキルアミノ基であり、R2が複数存在する場合、各R2は同一であっても異なっていてもよい。R3は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基、フェニル基、ビニル基、アリル基またはアラルキル基であり、R3が複数存在する場合、各R3は同一であっても異なっていてもよい。qは0≦q≦3の整数である。)
から選ばれる一種以上の有機ケイ素化合物であることが好ましい。
本発明に係るオレフィン類重合用触媒は、固体触媒成分中のチタン原子1モルあたり、有機アルミニウム化合物を、1〜2000モル含むことが好ましく、50〜1000モル含むことがより好ましい。
また、本発明に係るオレフィン類重合用触媒は、オレフィン類重合用触媒中に含有される固体触媒成分中のチタン原子1モルあたり、外部電子供与性化合物を、合計で、1〜200モル含むことが好ましく、2〜150モル含むことがより好ましく、5〜100モル含むことがさらに好ましい。
さらに、本発明に係るオレフィン類重合用触媒は、オレフィン類重合用触媒中に含有される有機アルミニウム化合物1モルあたり、外部電子供与性化合物を、合計で、0.001〜10モル含むことが好ましく、0.002〜2モル含むことがより好ましく、0.002〜0.5モル含むことがさらに好ましい。
本発明に係るオレフィン類重合体の製造方法は、本発明に係るオレフィン類重合用触媒の存在下に、オレフィン類を重合することを特徴とするものである。
オレフィン類の重合は、有機溶媒の存在下でも不存在下でも行うことができ、またプロピレン等のオレフィン単量体は、気体及び液体のいずれの状態でも用いることができる。
なお、重合熱を除去するために液状の易揮発性炭化水素、例えばブタンを供給し、重合帯域中で気化させてもよい。
重合圧力は、常圧〜10MPaが好ましく、常圧〜5MPaがより好ましく、1〜4MPaがさらに好ましい。
溶融時流動性が上記の範囲にあることにより、得られる重合体からフィルム等を容易に形成することができる。
なお、本出願書類において、オレフィン類重合体の融点(Tm)は、JIS K7121法により測定される値を意味する。
次に、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、これは単に例示であって、本発明を制限するものではない。
1.固体触媒成分の調製
攪拌装置を備え、窒素ガスで充分に置換された内容積500mlのフラスコに、ジエトキシマグネシウム10g(87.4ミリモル)、トルエン45ml、四塩化チタン30mlを加え、次いでフタル酸ジノルマルブチル6.6ミリモル(1.8g)を加え、昇温して100℃とし、100℃の温度を保持した状態で120分反応させた。反応終了後、反応生成物を100℃のトルエン90mlで3回洗浄した。
次いで、トルエン90mlおよびジイソブチルマロン酸ジメチル2ミリモル(0.5g、マグネシウムに含まれるマグネシウム原子1モルあたり0.023モル)を加え、100℃まで昇温し、100℃を保持した状態で5分間反応させた後、上澄みを除去した。
次いで、新たに四塩化チタンを40容積%含有するトルエン55ml(四塩化チタン22.5mlおよびトルエン32.5mlの混合溶液)を加えて100℃まで昇温し、100℃で5分間攪拌した後、上澄みを除去する操作を2回繰り返した後、40℃のn−ヘプタン55mlで6回洗浄して固体触媒成分含有液を得た。
この固体触媒成分含有液の固液を分離して、得られた固体分(固体触媒成分)中のチタン含有量、第一の内部電子供与性化合物含有量および第二の内部電子供与性化合物含有量を測定したところ、それぞれ、4.4質量%、9.6質量%、2.7質量%であった。
<固体分中のチタン含有量>
固体分中のチタン含有量は、JIS M 8301の方法に準じて測定した。
<固体分中の内部電子供与性化合物含有量>
内部電子供与性化合物の含有量は、ガスクロマトグラフィー((株)島津製作所製、GC−14B)を用いて以下の条件にて測定することで求めた。また、各成分のモル数については、ガスクロマトグラフィーの測定結果より、予め既知濃度において測定した検量線を用いて求めた。
(測定条件)
・カラム:パックドカラム(φ2.6×2.1m, Silicone SE-30 10%,Chromosorb WAW DMCS 80/100、ジーエルサイエンス(株)社製)
・検出器:FID(Flame Ionization Detector,水素炎イオン化型検出器)
・キャリアガス:ヘリウム、流量40ml/分
・測定温度:気化室280℃、カラム225℃、検出器280℃
プロピレンガスで完全に置換された内容積1.5リットルの攪拌機付オートクレーブに、ヘプタン700mL、トリエチルアルミニウム2.1ミリモル、シクロヘキシルメチルジエトキシシラン(CMDMS)0.0525ミリモルおよび前記固体触媒成分をチタン原子として0.00525ミリモル装入し、重合用触媒を形成した。その後、水素ガス10mlを投入し、20℃で30分間予備重合を行なった後に昇温し、70℃で120分のスラリー重合を行った。このときの固体触媒成分1g当たりの重合活性、生成重合体中のメルトフローレート (MFR)、重合体の融点(Tm)、重合体のイソタクチックペンタッド(mmmm)の値を以下の方法で測定した。結果を表1に示す。
固体触媒成分1g当たりの重合活性については、下記式により求めた。
重合活性(g−pp/g−触媒)=重合体の質量(g)/固体触媒成分の質量(g)
重合体の溶融流れ性を示すメルトフローレート(MFR)は、ASTM D 1238、JIS K 7210に準じて測定した。
示差走査熱量測定(DSC)の吸熱曲線における最大ピークの位置の温度を、重合体の融点(Tm)とした。測定では、試料をアルミパンに詰め、示差走査熱量測定(DSC)(SII社製、EXSTAR6000)により、10℃/分で250℃まで昇温し、250℃で20分保持した後、5℃/分で20℃まで降温し、次いで10℃/分で昇温する際の吸熱曲線を測定し、吸熱曲線における最大ピークの位置の温度を、重合体の融点(Tm)とした。
重合体のイソタクチックペンタッド(mmmm)は、13C−NMRスペクトルを測定し、A.Zambelli;Macromolecules,6,925(1973)、同,8,687(1975)および同,13,267(1980)に記載された方法に従って求めた。なお、13C−NMR測定は、日本電子(株)製JNM−ECA400を用いて、以下の条件で測定を行なった。
<13C−NMR測定条件>
測定モード : プロトンデカップリング法
パルス幅 : 7.25μsec
パルス繰り返し時間 : 7.4sec
積算回数 : 10,000回
溶媒 : テトラクロロエタン−d2
試料濃度 : 200mg/3.0ml
実施例1の「2.重合触媒の形成および重合」において、シクロヘキシルメチルジエトキシシラン(CMDMS)0.0525ミリモルを0.105ミリモルに変更した以外は実施例1と同様にして、重合を行った。このときの固体触媒成分1g当たりの重合活性、生成重合体中のメルトフローレート(MFR)、重合体の融点(Tm)、重合体のイソタクチックペンタッド(mmmm)の値を実施例1と同様の方法で測定した。結果を表1に示す。
実施例1の「2.重合触媒の形成および重合」において、シクロヘキシルメチルジエトキシシラン(CMDMS)0.0525ミリモルを0.173ミリモルに変更した以外は実施例1と同様に重合を行った。このときの固体触媒成分1g当たりの重合活性、生成重合体中のメルトフローレート(MFR)、重合体の融点(Tm)、重合体のイソタクチックペンタッド(mmmm)の値を実施例1と同様の方法で測定した。結果を表1に示す。
実施例1の「1.固体触媒成分の合成」において、ジイソブチルマロン酸ジエチル2ミリモルを1ミリモルに変更した以外は実施例1と同様に固体触媒成分の合成を行った。この固体触媒成分の固液を分離して、得られた固体分中の、チタン含有量、フタル酸ジノルマルブチル含有量およびジイソブチルマロン酸ジエチル含有量を測定したところ、それぞれ、4.6質量%、10.0質量%、1.2質量%であった。この固体触媒成分を用いて実施例1と同様に重合触媒の形成および重合を行った。このときの固体触媒成分1g当たりの重合活性、生成重合体中のメルトフローレート(MFR)、重合体の融点(Tm)、重合体のイソタクチックペンタッド(mmmm)の値を実施例1と同様の方法で測定した。結果を表1に示す。
実施例4の「2.重合触媒の形成および重合」において、シクロヘキシルメチルジエトキシシラン(CMDMS)0.0525ミリモルを0.105ミリモルに変更した以外は実施例1と同様に重合を行った。このときの固体触媒成分1g当たりの重合活性、生成重合体中のメルトフローレート(MFR)、重合体の融点(Tm)、重合体のイソタクチックペンタッド(mmmm)の値を実施例1と同様の方法で測定した。結果を表1に示す。
実施例4の「2.重合触媒の形成および重合」において、シクロヘキシルメチルジエトキシシラン(CMDMS)0.0525ミリモルを0.1575ミリモルに変更した以外は実施例1と同様に重合を行った。このときの固体触媒成分1g当たりの重合活性、生成重合体中のメルトフローレート(MFR)、重合体の融点(Tm)、重合体のイソタクチックペンタッド(mmmm)の値を実施例1と同様の方法で測定した。結果を表1に示す。
1.固体触媒成分の合成
実施例1の「1.固体触媒成分の合成」において、ジイソブチルマロン酸ジメチル2ミリモルをフタル酸ジエチル1ミリモルに変更した以外は実施例1と同様に固体触媒成分の合成を行った。得られた固体触媒成分含有液の固液を分離して、得られた固体分(固体触媒成分)中の、チタン含有量、フタル酸ジノルマルブチル含有量およびフタル酸ジエチル含有量を測定したところ、それぞれ、4.9質量%、9.0質量%、1.5質量%であった。
2.重合触媒の形成および重合
実施例1の「2.重合触媒の形成および重合」において、上記1.で得た固体触媒成分を用い、シクロヘキシルメチルジエトキシシラン(CMDMS)0.0525ミリモルを0.021ミリモルに変更した以外は実施例1と同様に重合触媒の形成および重合を行った。
このときの固体触媒成分1g当たりの重合活性、生成重合体中のメルトフローレート(MFR)、重合体の融点(Tm)、重合体のイソタクチックペンタッド(mmmm)の値を実施例1と同様の方法で測定した。結果を表1に示す。
実施例7の「2.重合触媒の形成および重合」において、シクロヘキシルメチルジエトキシシラン(CMDMS)0.021ミリモルを0.105ミリモルに変更し、水素量を10mlから20mlに変更した以外は実施例7と同様に重合を行った。
このときの固体触媒成分1g当たりの重合活性、生成重合体中のメルトフローレート(MFR)、重合体の融点(Tm)、重合体のイソタクチックペンタッド(mmmm)の値を実施例1と同様の方法で測定した。結果を表1に示す。
実施例7の「2.重合触媒の形成および重合」において、シクロヘキシルメチルジエトキシシラン(CMDMS)0.021ミリモルを0.173ミリモルに変更した以外は実施例7と同様に重合を行った。このときの固体触媒成分1g当たりの重合活性、生成重合体中のメルトフローレート(MFR)、重合体の融点(Tm)、重合体のイソタクチックペンタッド(mmmm)の値を実施例1と同様の方法で測定した。結果を表1に示す。
実施例1の「1.固体触媒成分の合成」において、トルエン90mlおよびジイソブチルマロン酸ジメチル2ミリモルを加えることに代えて、トルエン90mlのみを加え、ジイソブチルマロン酸ジエチルを添加しなかった以外は、実施例1と同様にして、固体触媒成分の合成を行った。得られた固体触媒成分含有液の固液を分離して、得られた固体分(固体触媒成分)中の、チタン含有量およびフタル酸ジエステル含有量を測定したところ、それぞれ、2.5質量%および10.9質量%であった。
この固体触媒成分を用い、シクロヘキシルメチルジエトキシシラン(CMDMS)添加量を0.0525ミリモルから0.021ミリモルに変更した以外は実施例1と同様に重合触媒の形成および重合を行った。
このときの固体触媒成分1g当たりの重合活性、生成重合体中のメルトフローレート(MFR)、重合体の融点(Tm)、重合体のイソタクチックペンタッド(mmmm)の値を実施例1と同様の方法で測定した。結果を表1に示す。
Claims (14)
- マグネシウム化合物と、チタンハロゲン化合物と、第一の内部電子供与性化合物を接触、反応させた後、洗浄する第一の工程、
得られた生成物に対し、前記マグネシウム化合物に含まれるマグネシウム原子1モルあたり0.001〜0.1モルの第二の内部電子供与性化合物を炭化水素溶媒の存在下に接触、反応させた後、前記炭化水素溶媒を除去する第二の工程、
5容量%を超え50容量%以下のチタンハロゲン化合物を含む有機溶媒により1回以上洗浄する第三の工程および
チタンハロゲン化合物を含まない有機溶媒により1回以上洗浄する第四の工程を順次施してなる
ことを特徴とするオレフィン類重合用固体触媒成分。 - 前記第一の内部電子供与性化合物または第二の内部電子供与性化合物が、フタル酸ジエステル、マロン酸ジエステル、マレイン酸ジエステル、コハク酸ジエステル、アルコキシアルキルエステル、シクロヘキセンジカルボン酸ジエステルおよびシクロヘキサンジカルボン酸ジエステルから選ばれる一種以上である請求項1に記載のオレフィン重合用固体触媒成分。
- 前記第一の内部電子供与性化合物がフタル酸ジエステル、シクロヘキセンジカルボン酸ジエステルおよびシクロヘキサンジカルボン酸ジエステルから選ばれる一種以上であり、前記第二の内部電子供与性化合物が、フタル酸ジエステル、マロン酸ジエステル、マレイン酸ジエステル、コハク酸ジエステル、アルコキシアルキルエステル、シクロヘキセンジカルボン酸ジエステルおよびシクロヘキサンジカルボン酸ジエステルから選ばれる一種以上である請求項1に記載のオレフィン重合用固体触媒成分。
- 前記第一の内部電子供与性化合物がフタル酸ジ−n−ブチルおよびフタル酸ジイソブチルから選ばれる一種以上であり、前記第二の内部電子供与性化合物が、フタル酸ジ−n−ブチルおよびフタル酸ジイソブチル以外のフタル酸ジエステル並びにマロン酸ジエステルから選ばれる一種以上である請求項1に記載のオレフィン類重合用固体触媒成分。
- マグネシウム化合物と、チタンハロゲン化合物と、第一の内部電子供与性化合物とを接触させ、反応させた後、洗浄する第一の工程、
得られた生成物に対し、前記マグネシウム化合物に含まれるマグネシウム原子1モルあたり0.001〜0.1モルの第二の内部電子供与性化合物を炭化水素溶媒の存在下に接触、反応させた後、前記炭化水素溶媒を除去する第二の工程、
5容量%を超え50容量%以下のチタンハロゲン化合物を含む有機溶媒により1回以上洗浄する第三の工程および
チタンハロゲン化合物を含まない有機溶媒により1回以上洗浄する第四の工程を順次施す
ことを特徴とするオレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法。 - 前記第一の内部電子供与性化合物または第二の内部電子供与性化合物が、フタル酸ジエステル類、マロン酸ジエステル、マレイン酸ジエステル、コハク酸ジエステル、アルコキシアルキルエステル、シクロヘキセンジカルボン酸ジエステルおよびシクロヘキサンジカルボン酸ジエステルから選ばれる一種以上である請求項5に記載のオレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法。
- 前記第一の内部電子供与性化合物がフタル酸ジエステル、シクロヘキセンジカルボン酸ジエステルおよびシクロヘキサンジカルボン酸ジエステルから選ばれる一種以上であり、前記第二の内部電子供与性化合物が、フタル酸ジエステル、マロン酸ジエステル、マレイン酸ジエステル、コハク酸ジエステル、アルコキシアルキルエステル、シクロヘキセンジカルボン酸ジエステルおよびシクロヘキサンジカルボン酸ジエステルから選ばれる一種以上である請求項5に記載のオレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法。
- 前記第一の内部電子供与性化合物がフタル酸ジブチルおよびフタル酸ジイソブチルから選ばれる一種以上であり、前記第二の内部電子供与性化合物が前記第二の内部電子供与性化合物が、フタル酸ジ−n−ブチルおよびフタル酸ジイソブチル以外のフタル酸ジエステル並びにマロン酸ジエステルから選ばれる一種以上である請求項5に記載のオレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法。
- (I)請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のオレフィン類重合用固体触媒成分、および
(II)下記一般式(1);
R1 pAlQ3−p (1)
(式中、R1は炭素数1〜6のアルキル基であり、Qは水素原子またはハロゲン原子であり、pは0<p≦3の実数で、R1が複数存在する場合各R1は同一であっても異なっていてもよく、Qが複数存在する場合各Qは同一であっても異なっていてもよい)で表される有機アルミニウム化合物を接触させてなることを特徴とするオレフィン類重合用触媒。 - さらに、(III)外部電子供与性化合物を接触させてなる請求項9に記載のオレフィン類重合用触媒。
- 前記(III)外部電子供与性化合物が、下記一般式(2);
R2 qSi(OR3)4−q (2)
(式中、R2は、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキル基、フェニル基、ビニル基、アリル基、アラルキル基、炭素数1〜12のアルキルアミノ基または炭素数1〜12のジアルキルアミノ基であり、R2が複数存在する場合、各R2は同一であっても異なっていてもよい。R3は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基、フェニル基、ビニル基、アリル基またはアラルキル基であり、R3が複数存在する場合、各R3は同一であっても異なっていてもよい。qは0≦q≦3の整数である。)
から選ばれる一種以上の有機ケイ素化合物である請求項10に記載のオレフィン類重合用触媒。 - 請求項9〜請求項11のいずれか1項に記載のオレフィン類重合用触媒の存在下に、オレフィン類を重合することを特徴とするオレフィン類重合体の製造方法。
- 前記オレフィン類がプロピレンである請求項12に記載のオレフィン類重合体の製造方法。
- 得られるオレフィン類重合体が、メルトフローレート1.0kg/10分間以上、かつ融点157〜160℃の範囲におけるイソタクチックペンタッド分率が91.0%以上である
請求項12または請求項13に記載のオレフィン類重合体の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017221685A JP7021915B2 (ja) | 2017-11-17 | 2017-11-17 | オレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法、オレフィン類重合用触媒の製造方法およびオレフィン類重合体の製造方法 |
CN201880041400.3A CN110770262B (zh) | 2017-11-17 | 2018-08-30 | 烯烃类聚合用固体催化剂成分及其制造方法、烯烃类聚合用催化剂和烯烃类聚合物制造方法 |
PCT/JP2018/032120 WO2019097809A1 (ja) | 2017-11-17 | 2018-08-30 | オレフィン類重合用固体触媒成分、オレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法、オレフィン類重合用触媒およびオレフィン類重合体の製造方法 |
KR1020197038577A KR102567169B1 (ko) | 2017-11-17 | 2018-08-30 | 올레핀류 중합용 고체 촉매 성분, 올레핀류 중합용 고체 촉매 성분의 제조 방법, 올레핀류 중합용 촉매 및 올레핀류 중합체의 제조 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017221685A JP7021915B2 (ja) | 2017-11-17 | 2017-11-17 | オレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法、オレフィン類重合用触媒の製造方法およびオレフィン類重合体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019094361A true JP2019094361A (ja) | 2019-06-20 |
JP7021915B2 JP7021915B2 (ja) | 2022-02-17 |
Family
ID=66540334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017221685A Active JP7021915B2 (ja) | 2017-11-17 | 2017-11-17 | オレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法、オレフィン類重合用触媒の製造方法およびオレフィン類重合体の製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7021915B2 (ja) |
KR (1) | KR102567169B1 (ja) |
CN (1) | CN110770262B (ja) |
WO (1) | WO2019097809A1 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008066200A1 (fr) * | 2006-11-29 | 2008-06-05 | Toho Catalyst Co., Ltd. | Composant de catalyseur pour la polymérisation d'oléfines et catalyseur et procédé servant à produire un polymère d'oléfine utilisant celui-ci |
JP2010001420A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Toho Titanium Co Ltd | オレフィン類重合用固体触媒成分、その製造方法、触媒及びこれを用いたオレフィン類重合体の製造方法 |
JP2014125498A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Toho Titanium Co Ltd | オレフィン類重合用固体触媒成分、オレフィン類重合用触媒及びオレフィン類重合体の製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11106434A (ja) * | 1997-10-03 | 1999-04-20 | Grand Polymer:Kk | プロピレン系ランダム共重合体およびその製造方法 |
JP4916628B2 (ja) * | 2001-08-06 | 2012-04-18 | 三井化学株式会社 | シンジオタクティックポリプロピレン組成物積層体 |
SG147306A1 (en) * | 2001-11-06 | 2008-11-28 | Dow Global Technologies Inc | Isotactic propylene copolymers, their preparation and use |
EP2754677A4 (en) * | 2011-08-25 | 2015-01-07 | Toho Titanium Co Ltd | METHOD FOR PRODUCING A SOLID CATALYST COMPONENT FOR OLEFIN POLYMERIZATION, CATALYST FOR OLEFIN POLYMERIZATION, AND METHOD FOR PRODUCING OLEFINE POLYMER |
EP3071606B1 (en) * | 2013-11-22 | 2017-08-16 | Borealis AG | Low emission propylene homopolymer with high melt flow |
-
2017
- 2017-11-17 JP JP2017221685A patent/JP7021915B2/ja active Active
-
2018
- 2018-08-30 KR KR1020197038577A patent/KR102567169B1/ko active IP Right Grant
- 2018-08-30 WO PCT/JP2018/032120 patent/WO2019097809A1/ja active Application Filing
- 2018-08-30 CN CN201880041400.3A patent/CN110770262B/zh active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008066200A1 (fr) * | 2006-11-29 | 2008-06-05 | Toho Catalyst Co., Ltd. | Composant de catalyseur pour la polymérisation d'oléfines et catalyseur et procédé servant à produire un polymère d'oléfine utilisant celui-ci |
JP2010001420A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Toho Titanium Co Ltd | オレフィン類重合用固体触媒成分、その製造方法、触媒及びこれを用いたオレフィン類重合体の製造方法 |
JP2014125498A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Toho Titanium Co Ltd | オレフィン類重合用固体触媒成分、オレフィン類重合用触媒及びオレフィン類重合体の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN110770262B (zh) | 2023-05-23 |
KR102567169B1 (ko) | 2023-08-16 |
KR20200079221A (ko) | 2020-07-02 |
CN110770262A (zh) | 2020-02-07 |
JP7021915B2 (ja) | 2022-02-17 |
WO2019097809A1 (ja) | 2019-05-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6577964B2 (ja) | オレフィン類重合触媒の製造方法およびオレフィン類重合体の製造方法 | |
JP5816481B2 (ja) | オレフィン類重合用固体触媒成分、その製造方法、オレフィン類重合触媒およびオレフィン類重合体の製造方法 | |
JP7044710B2 (ja) | オレフィン類重合用固体触媒成分、オレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法、オレフィン類重合用触媒、オレフィン類重合体の製造方法、プロピレン系共重合体の製造方法およびプロピレン系共重合体 | |
JP2014503652A (ja) | アルコキシアルキルエステル内部電子供与体を有する触媒組成物およびそれからのポリマー | |
JP5785809B2 (ja) | オレフィン類重合用固体触媒成分、その製造方法、オレフィン類重合触媒およびオレフィン類重合体の製造方法 | |
US20090253873A1 (en) | Solid catalyst component and catalyst for polymerization of olefin, and method for producing polymer or copolymer of olefin using the same | |
WO2012060361A1 (ja) | オレフィン類重合用固体触媒成分、オレフィン類重合用触媒およびオレフィン類重合体の製造方法 | |
JP5253911B2 (ja) | アルコキシマグネシウムの合成方法 | |
WO2016121551A1 (ja) | オレフィン類重合用固体触媒成分、オレフィン類重合触媒の製造方法およびオレフィン類重合体の製造方法 | |
JP5110589B2 (ja) | オレフィン類重合用固体触媒成分、その製造方法、触媒及びこれを用いたオレフィン類重合体の製造方法 | |
JP5235673B2 (ja) | エチレン・プロピレンブロック共重合体の製造方法 | |
JP6847098B2 (ja) | オレフィン類重合用固体触媒成分、オレフィン類重合用触媒およびオレフィン類重合体の製造方法 | |
JP5771462B2 (ja) | オレフィン類重合用固体触媒成分および触媒 | |
KR101898315B1 (ko) | 올레핀류 중합용 고체 촉매 성분의 제조 방법, 올레핀류 중합용 촉매 및 올레핀류 중합체의 제조 방법 | |
JP2004107462A (ja) | オレフィン類重合用固体触媒成分および触媒 | |
JP5703029B2 (ja) | オレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法及び触媒、並びにオレフィン類重合体の製造方法 | |
JP7021915B2 (ja) | オレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法、オレフィン類重合用触媒の製造方法およびオレフィン類重合体の製造方法 | |
WO2024024880A1 (ja) | オレフィン類重合用固体触媒成分混合物、オレフィン類重合用触媒及びオレフィン類重合体の製造方法 | |
WO2023171433A1 (ja) | オレフィン類重合用固体触媒成分、オレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法、オレフィン類重合用触媒、オレフィン類重合体の製造方法及びオレフィン類重合体 | |
JP5785805B2 (ja) | オレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法 | |
JPWO2020035962A1 (ja) | オレフィン類重合用触媒、オレフィン類重合用触媒の製造方法、オレフィン類重合体の製造方法およびオレフィン類重合体 | |
JP2022170676A (ja) | オレフィン類重合用固体触媒成分、オレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法、オレフィン類重合用触媒の製造方法及びオレフィン類重合体の製造方法 | |
WO2023171435A1 (ja) | オレフィン類重合用触媒、オレフィン類重合体の製造方法及びプロピレン単独重合体 | |
JP2004035641A (ja) | オレフィン類重合用触媒及びオレフィン類の重合方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200914 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210810 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210921 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220204 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7021915 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |