JP2019081287A - ゴム押出装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望範囲の可塑度にした未加硫のゴム押出物をより精度よく安定して得ることができるゴム押出装置および方法を提供する。【解決手段】ゴム材料投入口2aとシリンダ2の前端部との間のシリンダ2長手方向の区間にシリンダ2長手方向に間隔をあけてセンサ10a、10bを配置し、センサ10a、10bの間のシリンダ2長手方向の区間にピン7を配置して、ゴム材料投入口2aからシリンダ2の内部に投入された未加硫のゴム材料R1を、スクリュー4を回転させてシリンダ2の前方に送りつつ混練して、センサ10a、10bによりゴム材料R1の圧力または温度の少なくとも一方を検知してそれぞれの検知データを制御部9に入力し、それぞれの検知データを予め制御部9に記憶されているそれぞれの目標値に近づけるように制御部9によってピン7のシリンダ2内部への突出長さを制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、ゴム押出装置および方法に関し、さらに詳しくは、所望範囲の可塑度にした未加硫のゴム押出物をより精度よく安定して得ることができるゴム押出装置および方法に関するものである。
タイヤ等のゴム製品を製造する際には、ゴム押出装置を用いた押出し工程がある。ゴム押出装置のシリンダ内部では、回転するスクリューによって未加硫のゴム材料がシリンダ前方に向かって送られつつ混練されて、押出口から所定形状に型付けされた未加硫のゴム押出物が押し出される。ゴム押出装置では、所望の可塑度(粘度)のゴム押出物を得るために、シリンダの内圧や押出口でのゴム押出物の温度等をコントロールしている。
ゴム押出装置として、シリンダ内部にピンを突出させたピン付き仕様の装置が知られている。このゴム押出装置では、スクリューとシリンダの内周面との間で練られた未加硫のゴム材料がピンによって分散、混合されるので練り効率が向上する。
ピン付き仕様のゴム押出装置を用いて、所望粘度のゴム押出物を得る方法が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1で提案されている方法では、シリンダの前端部に配置したセンサによりシリンダ内部のゴム材料の粘度および温度を検知して、この検知データに基づいて、シリンダに対するピンの挿入深さを制御する(特許文献1参照)。この方法では、センサの検知データに基づいてピンの挿入深さを制御しても、既にシリンダの前端部に送られているゴム材料に対しては、十分に混練することができないため粘度の調整をすることが不可能である。それ故、所望粘度のゴム押出物を精度よく安定して得るには改善の余地がある。
特開平9−277353号公報
本発明の目的は、所望範囲の可塑度にした未加硫のゴム押出物をより精度よく安定して得ることができるゴム押出装置および方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明のゴム押出装置は、筒状のシリンダと、このシリンダに内設されているスクリューと、前記シリンダの内部に突出してその突出長さが変更可能なピンとを備えたゴム押出装置において、前記シリンダのゴム材料投入口と前記シリンダの前端部との間のシリンダ長手方向の区間に、シリンダ長手方向に間隔をあけて配置されて前記シリンダの内部で混練されている未加硫のゴム材料の圧力または温度の少なくとも一方を検知するセンサと、それぞれの前記センサによる検知データが入力される制御部とを有し、それぞれの前記センサの間のシリンダ長手方向の区間に前記ピンが配置されて、前記制御部にはそれぞれの前記センサの前記検知データについての目標値が記憶されていて、それぞれの前記検知データをそれぞれの前記目標値に近づけるように、それぞれの前記検知データおよびそれぞれの前記目標値に基づいて前記制御部によって前記ピンの前記突出長さが制御される構成にしたことを特徴とする。
本発明のゴム押出方法は、ピンが内部に突出長さを可変にして突出する筒状のシリンダに内設されたスクリューを回転させることにより、ゴム材料投入口から前記シリンダの内部に投入された未加硫のゴム材料を、前記シリンダ前方の押出口に向かって送りつつ混練して、前記押出口からゴム押出物として押し出すゴム押出方法において、
前記ゴム材料投入口と前記シリンダの前端部との間のシリンダ長手方向の区間にシリンダ長手方向に間隔をあけてセンサを配置し、それぞれの前記センサの間のシリンダ長手方向の区間に前記ピンを配置して、それぞれの前記センサにより前記ゴム材料の圧力または温度の少なくとも一方を検知して、それぞれの前記センサによる検知データを制御部に入力し、前記制御部にはそれぞれの前記センサの前記検知データについての目標値を記憶しておき、それぞれの前記検知データをそれぞれの前記目標値に近づけるように、それぞれの前記検知データおよびそれぞれの前記目標値に基づいて前記制御部によって前記ピンの前記突出長さを制御することを特徴とする。
本発明によれば、シリンダの内部で混練されている未加硫のゴム材料の圧力または温度の少なくとも一方を、シリンダ長手方向に間隔をあけて配置されたそれぞれのセンサにより検知する。そして、それぞれのセンサによる検知データを、制御部に予め記憶されているそれぞれの検知データについての目標値に近づけるように、制御部によってピンのシリンダの内部への突出長さを制御するので、シリンダの前端部に配置したセンサの検知データだけを用いてピンの突出長さを制御する従来技術に比して、所望範囲の可塑度にした未加硫のゴム押出物をより精度よく安定して得ることが可能になる。
本発明のゴム押出装置を平面視で例示する説明図である。 図1のゴム押出装置を側面視で例示する説明図である。 図1のシリンダの内部を拡大して側面視で例示する説明図である。 図1のそれぞれのセンサの検知データと、それぞれの検知データについての目標値との関係を例示するグラフ図である。 ゴム押出装置の別の実施形態を側面視で例示する説明図である。 図5のセンサとピンのユニットを模式的に例示する説明図である。 図5のそれぞれのセンサの検知データと、それぞれの検知データについての目標値との関係を例示するグラフ図である。
以下、本発明のゴム押出装置および方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1〜図3に例示する本発明のゴム押出装置1は、未加硫のゴム材料R1を混練して所望範囲の可塑度にしたゴム押出物R2を押し出す。ゴム材料R1の可塑度と、シリンダ2の内部でのゴム材料R1の圧力、温度とは相関関係がある。そこで本発明では、シリンダ2の内部でのゴム材料R1の圧力または温度の少なくとも一方の目標値を設定する。そして、シリンダ2の内部でのゴム材料R1の圧力または温度を目標値に近づけることによって所望範囲の可塑度にしたゴム押出物R2を得る。
ゴム押出装置1は、筒状のシリンダ2と、シリンダ2に内設されているスクリュー4と、シリンダ2の内部に突出するピン7と、センサ10a、10bと、それぞれのセンサ10a、10bの検知データが逐次入力される制御部9とを備えている。シリンダ2の後端側の上部にはゴム材料投入口2aが形成されている。ゴム材料投入口2aを囲んでシリンダ2からホッパ部11が突設されている。
シリンダ2の先端にはヘッド3が設置されている。ヘッド3にはダイス5が取り付けられている。ダイス5には押出口6が形成されている。スクリュー4は、シリンダ2の内部に突出するピン7の突出部分7aと干渉しないように、スクリュー軸4bの軸方向(シリンダ2の長手方向)にすき間をあけて配置された複数の螺旋状のスクリュー刃4aを有している。スクリュー4は、シリンダ2の後方に配置された駆動モータ4cによって回転駆動される。駆動モータ4cの回転動作(回転および回転停止、回転数)は制御部9により制御される。このゴム押出装置1は一軸タイプであるが、複数本のスクリュー4を設けて二軸タイプ等にすることもできる。
一対のセンサ10a、10bは、シリンダ2のゴム材料投入口2aとシリンダ2の前端部との間のシリンダ2の長手方向の区間に、シリンダ2の長手方向に間隔をあけて配置されている。シリンダ2の前端部とは例えば、シリンダ2の前端側のシリンダ2の全長の10%の範囲である。
この実施形態では、一方のセンサ10aは、シリンダ2の最も後端側の所定位置に配置された複数のピン7のうちの1本のピン7に取り付けられている。他方のセンサ10bは、シリンダ2の最も前端側の所定位置に配置された複数のピン7のうちの1本のピン7に取り付けられている。対になるセンサ10a、10bは、シリンダ2の長手方向にできるだけ間隔をあけて配置するとよい。それぞれのセンサ10a、10bはピン7に取り付けずに、シリンダ2に直接取り付けることもできる。
それぞれのセンサ10a、10bは、シリンダ2の内部で混練されている未加硫のゴム材料R1のそれぞれのセンサ10a、10bが配置された位置での圧力(シリンダ内圧)または温度の少なくとも一方を検知する。この実施形態では、ゴム材料R1の圧力を検知する一対のセンサ10a、10bが配置されているが、ゴム材料R1の温度を検知する一対のセンサ10a、10b、或いは、ゴム材料R1の圧力および温度を検知する一対のセンサ10a、10bを設けることもできる。センサ10a、10bの配置数、位置は適宜決定することができる。
ピン7は、それぞれのセンサ10a、10bの間のシリンダ2の長手方向の区間に配置されている。それぞれのピン7はシリンダ2の外部から内部に貫通して、ピン駆動部8によってシリンダ2の半径方向に移動可能になっている。したがって、ピン7のシリンダ2の内部に突出する突出部分7aの突出長さL(L1、L2)は可変になっている。
この実施形態では、複数本の円柱状のピン7がシリンダ2の長手方向に間隔をあけて配置されている。また、シリンダ2の長手方向に間隔をあけたそれぞれの所定位置において、複数本のピン7がシリンダ2の周方向に間隔をあけて配置されている。ピン7は例えば周方向に等間隔で4本〜12本設置される。尚、この実施形態のように一方のセンサ10aを、シリンダ2の最も後端側の所定位置に配置された複数のピン7のうちの1本のピン7に取り付けるだけでなく、最も後端側の所定位置に配置された複数のピン7に取り付けることもできる。他方のセンサ10bも、シリンダ2の最も前端側の所定位置に配置された複数のピン7のうちの1本のピン7に取り付けるだけでなく、最も前端側の所定位置に配置された複数のピン7に取り付けることもできる。
制御部9にはゴム材料R1の配合等に応じて、それぞれのセンサ10a、10bの検知データ(それぞれのセンサ10a、10bの検知位置での検知データ)についての目標値が記憶されている。この目標値は、例えば事前にゴム押出装置1を用いたテストを行って把握しておく。
また、制御部9にはそれぞれのピン7の突出長さLと、混練されているゴム材料R1の可塑度(圧力または温度)との相関関係データが記憶されている。即ち、それぞれのピン7の突出長さLをどの程度変化させると、ゴム材料R1の可塑度(圧力または温度)がどの程度変化するかを示す相関関係データが制御部9に予め入力されている。この相関関係データも、例えば事前にゴム押出装置1を用いたテストを行って把握しておく。
制御部9としてはコンピュータ等を用いる。制御部9は、それぞれのセンサ10a、10bの検知データおよびそれぞれの目標値に基づいて、ピン駆動部8を作動させてそれぞれのピン7の突出長さLを制御する。それぞれのピン7毎に独立して突出長さLを制御することも、シリンダ2の長手方向で同じ所定位置のピン7毎に突出長さLを制御することもできる。センサ10a、10bが取り付けられたピン7は、基本的に突出長さLを変化させずに一定の突出長さLに維持する。
次に、このゴム押出装置1を用いてゴム押出物R2を押し出す手順を説明する。
図1、図2に例示するように、原料ゴムに非加硫系配合剤等が含有されている未加硫のゴム材料R1が、ホッパ部11を通じてゴム材料投入口2aからシリンダ2の内部に投入される。シリンダ2の内部に投入されたゴム材料R1は、所定の回転数で回転するスクリュー4によって、シリンダ2の内部をヘッド3(押出口6)に向って送られつつ混練される。ヘッド3に送られたゴム材料R1は未加硫のゴム押出物R2として押出口6から所定形状に型付けされて押し出される。
この押出工程において図3に例示するように、それぞれのピン7の突出長さLを調整しながらゴム材料R1を混練する。ピン7の突出長さLを変化させることに伴い、シリンダ2の内部を押出口6に向かって前進するゴム材料R1がピン7から受ける抵抗力の大きさを変化させることができる。この抵抗力の大きさによってゴム材料R1の混練状態も変化する。したがって、ピン7の突出長さLを適宜調整することで、適切な可塑度にすることが容易になる。
図4に例示するように、一方のセンサ10aは、シリンダ2の長手方向の所定位置P1でのゴム材料R1の圧力を逐次検知し、この検知データは制御部9に逐次入力される。他方のセンサ10bは、シリンダ2の長手方向の所定位置P2でのゴム材料R1の圧力を逐次検知し、この検知データは制御部9に逐次入力される。図4ではそれぞれのセンサ10a、10bによる検知データが黒丸で示され、それぞれの目標値が白丸で示されている。
制御部9は、入力された検知データと目標値とを比較する。センサ10aを同じシリンダ長手方向位置に複数配置した場合は例えば、それぞれのセンサ10aの検知データの平均値を目標値と比較する。同様に、センサ10bを同じシリンダ長手方向位置に複数配置した場合は例えば、それぞれのセンサ10bの検知データの平均値を目標値と比較する。比較の結果、検知データと目標値に差異がある場合は、検知データを目標値に近づけるように、それぞれのピン7の突出長さLと混練されているゴム材料R1の圧力との相関関係データに基づいて、ピン駆動部8を作動させて必要なピン7の突出長さLを制御する。これにより、押出口6でのゴム押出物R2の可塑度を所望範囲にする。
ゴム材料R1の圧力をより大きく変化させる場合は、より多くのピン7に対して突出長さLの制御を行い、また、突出長さLをより大きくする制御を行う。ゴム材料R1の圧力をより小さくさせる場合は、例えば、より少ないピン7に対して突出長さLの制御を行い、また、突出長さLをより小さくする制御を行う。センサ10a、10bによりゴム材料R1の温度を検知する場合も同様に、ピン7の突出長さLを制御することにより押出口6でのゴム押出物R2の可塑度を所望範囲にする。
本発明によれば、シリンダ2の長手方向に間隔をあけて配置されたそれぞれのセンサ10a、10bによる検知データを用いてピン7の突出長さLを制御する。そのため、シリンダ2の内部に投入されるゴム材料R1の物性等のばらつきが大きい場合であっても、上流側のセンサ10aの検知データに基づいて、ピン7の突出長さLを制御することでゴム材料R1の可塑度(圧力)をより早い段階から目標値に近づけるように是正できる。そして、上流側のセンサ10aおよび下流側のセンサ10bの検知データに基づいて、ピン7の突出長さLを制御することで、下流側の所定位置P2でのゴム材料R1の可塑度をより精度よく目標値に近づけることができる。したがって、シリンダの前端部に配置したセンサの検知データだけを用いてピンの突出長さを制御する従来技術に比して、所望範囲の可塑度にしたゴム押出物Rをより精度よく安定して得ることができる。
混練しているゴム材料R1の可塑度が小さい場合(可塑化が不十分な場合)、同じシリンダ長手方向位置では、シリンダ2の内周面近傍よりもスクリュー軸4bの外周面近傍の方が、検知データのばらつきが大きくなることを本願発明者は見出した。したがって、スクリュー軸4bの外周面近傍での経時的な検知データのばらつきが小さければ、ゴム材料R1が良好に可塑化されていると判断できる。そこで、センサ10a、10bが取り付けられたピン7の突出長さLをなるべく大きくして、スクリュー軸4bの外周面近傍での検知データを取得するとよい。例えば、スクリュー軸4bの外周面とシリンダ2の内周面とのすき間のうちのスクリュー軸4b側のこのすき間の大きさの10%の区間にセンサ10a、10bを配置するとよい。
図5に例示するゴム押出装置1の別の実施形態は、先の実施形態に比して多くのセンサ10a、10b、10c、10dがシリンダ2の長手方向に間隔をあけて、シリンダ2の長手方向の所定位置P1、P2、P3、P4にそれぞれ配置されている。制御部9にはゴム材料R1の配合等に応じて、それぞれのセンサ10a、10b、10c、10dの検知データ(それぞれのセンサ10a、10b、10c、10dの検知位置P1、P2、P3、P4での検知データ)についての目標値が記憶されている。その他の構成は先の実施形態と実質的に同じであり、先の実施形態で説明した種々の仕様をこの実施形態に対しても適用できる。
この実施形態では図6に例示するように、センサ10aとセンサ10bが一対になり、センサ10bとセンサ10cとが一対になり、センサ10cとセンサ10dとが一対になっている。そして、一対のセンサ10a、10bと、センサ10a、10bの間のシリンダ2の長手方向の区間に配置されたピン7とによりユニットU1が構成されている。同様に、一対のセンサ10b、10cと、センサ10b、10cの間のシリンダ2の長手方向の区間に配置されたピン7とによりユニットU2が構成されている。同様に、一対のセンサ10c、10dと、センサ10c、10dの間のシリンダ2の長手方向の区間に配置されたピン7とによりユニットU3が構成されている。即ち、先の実施形態は、一対のセンサ10a、10bと、センサ10a、10bの間のシリンダ2の長手方向の区間に配置されたピン7とで構成された1つのユニットのみを有していたが、この実施形態ではシリンダ2の長手方向に配列された複数のユニットU1、U2、U3を有している。
この実施形態では、シリンダ2の長手方向に隣接して配列されているユニットU1、U2どうしでは、それぞれのユニットU1、U2どうしの隣接位置に配置されているセンサ10bが、それぞれのユニットU1、U2の構成部材として共用されている。同様に、それぞれのユニットU2、U3どうしの隣接位置に配置されているセンサ10cがそれぞれのユニットU2、U3の構成部材として共用されている。
この実施形態では、1つのユニットU1においては、それぞれのセンサ10a、10bによりゴム材料R1の圧力または温度の少なくとも一方を逐次検知して、それぞれのセンサ10a、10bによる検知データを制御部9に逐次入力する。制御部9では、図7に例示するように、それぞれの検知データを、制御部9に予め記憶されているそれぞれのセンサ10a、10bの検知データについての目標値に近づけるように、それぞれの検知データおよびそれぞれの目標値に基づいてユニットU1のピン7の突出長さLを制御する。他のユニットU2、U3もユニットU1と同様に、ユニット毎に、それぞれのユニットの区間での検知データを、それぞれの目標値に近づけるように、それぞれのユニットのピン7の突出長さLを制御する。図7ではそれぞれのセンサ10a、10b、10c、10dによる検知データが黒丸で示され、それぞれの目標値が白丸で示されている。これにより、押出口6でのゴム押出物R2の可塑度を所望範囲にする。
この実施形態では、先の実施形態に比して、ピン7の突出長さLを制御するシリンダ2の長手方向の区間が細分化されている。そのため、シリンダ2の全長に対しては、ゴム材料R1の可塑度をより精密に目標値に近づけ易くなる。これに伴い、所望範囲の可塑度にしたゴム押出物R2を精度よく安定して得るには益々有利になる。
1 押出装置
2 シリンダ
2a ゴム材料投入口
3 ヘッド
4 スクリュー
4a スクリュー刃
4b スクリュー軸
4c 駆動モータ
5 ダイス
6 押出口
7 ピン
7a 突出部分
8 ピン駆動部
9 制御部
10a、10b、10c、10d センサ
11 ホッパ部
U1、U2、U3 ユニット
R1 未加硫のゴム材料
R2 ゴム押出物

Claims (4)

  1. 筒状のシリンダと、このシリンダに内設されているスクリューと、前記シリンダの内部に突出してその突出長さが変更可能なピンとを備えたゴム押出装置において、
    前記シリンダのゴム材料投入口と前記シリンダの前端部との間のシリンダ長手方向の区間に、シリンダ長手方向に間隔をあけて配置されて前記シリンダの内部で混練されている未加硫のゴム材料の圧力または温度の少なくとも一方を検知するセンサと、それぞれの前記センサによる検知データが入力される制御部とを有し、それぞれの前記センサの間のシリンダ長手方向の区間に前記ピンが配置されて、前記制御部にはそれぞれの前記センサの前記検知データについての目標値が記憶されていて、それぞれの前記検知データをそれぞれの前記目標値に近づけるように、それぞれの前記検知データおよびそれぞれの前記目標値に基づいて前記制御部によって前記ピンの前記突出長さが制御される構成にしたことを特徴とするゴム押出装置。
  2. ぞれぞれの前記センサとそれぞれの前記センサの間のシリンダ長手方向の区間に配置される前記ピンで構成されるユニットが、シリンダ長手方向に複数配列されている請求項1に記載のゴム押出装置。
  3. シリンダ長手方向に隣接して配列されている前記ユニットどうしでは、それぞれの前記ユニットどうしの隣接位置に配置されている前記センサが、それぞれの前記ユニットの構成部材として共用されている請求項2に記載のゴム押出装置。
  4. ピンが内部に突出長さを可変にして突出する筒状のシリンダに内設されたスクリューを回転させることにより、ゴム材料投入口から前記シリンダの内部に投入された未加硫のゴム材料を、前記シリンダ前方の押出口に向かって送りつつ混練して、前記押出口からゴム押出物として押し出すゴム押出方法において、
    前記ゴム材料投入口と前記シリンダの前端部との間のシリンダ長手方向の区間にシリンダ長手方向に間隔をあけてセンサを配置し、それぞれの前記センサの間のシリンダ長手方向の区間に前記ピンを配置して、それぞれの前記センサにより前記ゴム材料の圧力または温度の少なくとも一方を検知して、それぞれの前記センサによる検知データを制御部に入力し、前記制御部にはそれぞれの前記センサの前記検知データについての目標値を記憶しておき、それぞれの前記検知データをそれぞれの前記目標値に近づけるように、それぞれの前記検知データおよびそれぞれの前記目標値に基づいて前記制御部によって前記ピンの前記突出長さを制御することを特徴とするゴム押出方法。
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