JP2019078245A - 過給機 - Google Patents

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理仁 菅原
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理仁 菅原
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【課題】冷却系の能力を引き下げるための構造を簡略化すること。【解決手段】タービンブレード42bの回転力は、ベアリングユニット42cを介してコンプレッサホイール42aに伝達される。アルミ製の水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dは、ウォータージャケット42lを有してベアリングユニット42cおよびタービンブレード42bを収める。シュラウドピース42mは、アルミよりも高い断熱性を示すセラミックを材料とし、タービンブレード42bの近傍で水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dに取り付けられる。【選択図】図2

Description

この発明は、過給機に関し、特に、タービンブレードの回転力をベアリングユニットを介してコンプレッサホイールに伝達する、過給機に関する。
特許文献1によれば、水冷式過給機の冷却水通路は、部材温度が高温になるシュラウド部を有する冷却通路と、当該シュラウド部に比べて部材温度が低いスクロール部を有する冷却通路に分けられる。また、スクロール部を有する冷却通路には、断熱層が形成される。
特開2015−48810号公報
特許文献1の技術は、部材温度が高温になるシュラウド部を十分に冷却する一方、部材温度が低いスクロール部には断熱層を設けて冷却水の過渡な受熱を抑制し、ラジエータの冷却不足による冷却効率の低下と部材の過冷却とを防止しようとするものである。しかし、冷却通路を2系統に分け、さらには一方の冷却通路に断熱層を形成する技術は、構造の複雑化とコストアップを引き起こす。
それゆえに、この発明の主たる目的は、冷却系の能力を引き下げるための構造を簡略化できる、過給機を提供することである。
この発明に係る過給機は、タービンブレードの回転力をベアリングユニットを介してコンプレッサホイールに伝達する過給機本体、第1素材を材料とし、ウォータージャケットを有してベアリングユニットおよびタービンブレードを収める水冷ベアリングタービン一体ハウジング、および第1素材の断熱性よりも高い断熱性を示す第2素材を材料とし、タービンブレードの近傍で水冷ベアリングタービン一体ハウジングに取り付けられるシュラウドピースを備える。
タービンブレードの近傍に取り付けられるシュラウドピースの少なくとも一部の断熱性を高めることで、ウォータージャケット内の冷却水の受熱量が抑制される。これによって、冷却系の能力を引き下げるための構造を簡略化できる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この実施例の車両の要部構成の一部を示す図解図である。 過給機の構造の一例を示す図解図である。
図1を参照して、この実施例のエンジン構造10は、3つの気筒24を有する4ストローク型のエンジン本体12を動力源として備える。吸気管14は、気筒24の上流の位置で3つに分岐する。一方、排気管38は、気筒24の下流の位置で3つから1つに集約される。各気筒24に設けられた燃焼室26は、吸気管14および排気管38と連通する。ただし、吸気管14の開口と燃焼室26との間には吸気バルブ22が設けられ、排気管38の開口と燃焼室26との間には排気バルブ36が設けられる。
吸気管14の分岐点には、空気流量を平準化するためのサージタンク18が設けられる。サージタンク18よりも上流の位置には、バルブモータ(図示せず)によって開度が調整される単一のスロットルバルブ16が設けられる。サージタンク18よりも下流の位置には、吸気管14に燃料を噴射するインジェクタ20が設けられる。
インジェクタ20から噴射された燃料は吸入空気と混合され、混合気は、吸気バルブ22が開かれたときに燃焼室26に供給される。供給された混合気は、点火プラグ28によって燃焼され、燃焼ガスは、排気バルブ36が開かれたときに燃焼室26から排出される。
この実施例ではインジェクタ20を吸気管14に設けたポート噴射式のエンジン構造を示しているが、インジェクタ20を燃焼室26に設け、燃料を直接燃焼室26に噴射する筒内直噴式のエンジンであっても良い。
コンロッド32を介してクランクシャフト34と結合されたピストン30は、混合気の燃焼によって上下動する。クランクシャフト34の回転力はドライブシャフト(図示せず)に伝達され、これによって車両(図示せず)が前進または後退する。
この実施例のエンジン構造10は、エンジン本体12の外側に設けられた水冷式の過給機42をさらに備える。過給機本体MB1は、ベアリングユニット42cと、その両端にそれぞれ装着されたコンプレッサホイール42aおよびタービンブレード42bとによって構成される。ここで、コンプレッサホイール42aは吸気路に配され、タービンブレード42bは排気路に配される。
これに対応して、スロットルバルブ16の上流には、吸入空気を冷却するインタークーラ46が設けられる。また、触媒コンバータ40は、過給機42の下流に設けられる。
過給機42は、詳しくは図2に示すように構成される。ここでは、説明の便宜上、紙面の左右方向にX軸を割り当て、紙面の厚み方向にY軸を割り当て、紙面の上下方向にZ軸を割り当てる。
ベアリングユニット42cは、X軸に沿って延在する主軸AX1を備える。コンプレッサホイール42aは主軸AX1の一方端に結合され、タービンブレード42bは主軸AX1の他方端に結合される。このとき、コンプレッサホイール42aの裏面は、タービンブレード42bの裏面と向き合う。こうして結合された結果、タービンブレード42bの回転力は、主軸AX1を介してコンプレッサホイール42aに伝達される。
コンプレッサホイール42aは、アルミ製のコンプレッサハウジング42eに収められる。これに対して、ベアリングユニット42cおよびタービンブレード42bは、アルミ製の水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dに収められる。
コンプレッサハウジング42eは、その左側に形成された開口OP1と、その上側に形成された開口OP2とを有する。開口OP1の奥には、X軸方向に延在しかつスクロール室SC1と連通するシュラウド部SH1が形成される。スクロール室SC1は、シュラウド部SH1および開口OP2の各々と連通するように、コンプレッサハウジング42eの内部に形成される。なお、コンプレッサホイール42aは、シュラウド部SH1の近傍に配される。
上流側の吸気管14は開口OP1と結合され、下流側の吸気管14は開口OP2と結合される。開口OP1から取り込まれた吸気は、コンプレッサホイール42aの回転によって圧縮された後、スクロール室SC1を経て開口OP2から排出される。
水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dは、その裏側に形成された開口(図示せず)と、その右側に形成された大口径かつ斜め下向きの開口OP3とを有する。バイパス(図示せず)およびスクロール室SC2は、裏側の開口および開口OP3の各々と連通するように、水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dの内部に形成される。
開口OP3の奥には、バイパスと連通しかつウェイストゲートバルブ42kによって開閉されるウェイストゲート42jと、X軸方向に延在しかつスクロール室SC2と連通するシュラウド部SH2とが形成される。なお、タービンブレード42bは、シュラウド部SH2の近傍に配される。
シュラウド部SH2には、セラミック製のシュラウドピース42mが装着される。より詳しくは、シュラウドピース42mは円筒状に形成され、X軸に沿って延在する姿勢でシュラウド部SH2に圧入される。タービンブレード42bとのクリアランスは、こうして装着されたシュラウドピース42mによって詰められる。
なお、シュラウドピース42mが必要な理由は、以下のとおりである。つまり、水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dを採用する場合は、まずベアリングユニット42cを水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dに収め、その後にタービンブレード42bを主軸AX1の他方端に取り付ける必要がある。
すると、シュラウド部SH2の外径をタービンブレード42bの外径よりも大きくしなければならない。ただし、そのままではタービンブレード42bを効率よく回転させることができないため、タービンブレード42bを主軸AX1の他方端に取り付けた後に、シュラウドピース42mがシュラウド部SH2に圧入される。
上流側の排気管38は裏側の開口と結合され、下流側の排気管38は開口OP3と結合される。裏側の開口から取り込まれた排気は、スクロール室SC1を経てタービンブレード42bを回転させた後、シュラウド部SH2を介して開口OP3に達する。
水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dの内部にはまた、ウォータージャケット42lが形成される。ウォータージャケット42lは、水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dの下側に取り付けられた給水管42hと連通し、さらに水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dの上側に取り付けられた排水管42iと連通する。冷却水は、給水管42hからウォータージャケット42lに供給され、排水管42iから排出される。
冷却水は、エンジン本体12に加えて水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dから受熱し、図示しないラジエータにより冷却されて循環する。この結果、水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dの表面温度は、100℃近傍に抑えられる。
水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dのうちベアリングユニット42cの上側の位置および下側の位置には、給油管42fおよび排油管42gがそれぞれ取り付けられる。ベアリングオイルは、給油管42fからベアリングユニット42cに供給され、排油管42gから排出される。
上述のように、水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dはアルミを材料として作製される一方、シュラウドピース42mはアルミよりも高い断熱性を示すセラミックを材料として作製される。
排気からの受熱量が大きくかつ温度が高く上昇する部材はシュラウドピース42mであるところ、シュラウドピース42mの材料として断熱性(耐熱性)に優れたセラミックを採用することで、ウォータージャケット42l内の冷却水の受熱量が抑制される。
冷却水の受熱量の抑制は、ウォータージャケット42lの小型化(ひいては過給機42の小型化)または流水量の抑制を可能とし、さらには水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dの均熱化を可能とする。ウォータージャケット42lの小型化または流水量の抑制は、ラジエータ,クーリングファン,ウォーターポンプなどの冷却系の能力の引き下げ(つまり冷却系の小型化)に貢献する。
つまり、シュラウドピース42mが水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dと同様にアルミ製であれば、ウォータージャケット42lからアルミ部材端(=シュラウドピース42mの内周面)までの距離がシュラウドピース42mの厚みの分だけ長くなり、冷却が必要なアルミ部材の体積も大きくなる。また、大量の排気熱がアルミ部材を経てウォータージャケット42l内の冷却水に伝達され、冷却水の熱量が増大するため、冷却系に高い能力が求められる。
これに対して、シュラウドピース42mが断熱性に優れたセラミック製であれば、ウォータージャケット42lからアルミ部材端(=シュラウドピース42mの外周面)までの距離を短くすることができ、上述のように、ウォータージャケット42lの小型化,流水量の抑制,水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dの均熱化,冷却系の能力の引き下げが図られる。
なお、この実施例では、シュラウドピース42mとしてセラミック製のものを想定している。しかし、水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dよりも高断熱性を示す限り、セラミック以外の材料を用いてシュラウドピース42mを作製するようにしてもよい。
また、この実施例のように高い断熱性を示す単一の材料でシュラウドピース42mを作製する代わりに、水冷ベアリングタービン一体ハウジング42dと略同じ断熱性を示す素材(たとえばアルミ)で鋳造されたシュラウドピースの表面にセラミック塗料などの高断熱性の塗料を塗布するようにしてもよい。
42 …過給機
42a …コンプレッサホイール
42b …タービンブレード
42c …ベアリングユニット
42d …水冷ベアリングタービン一体ハウジング
42e …コンプレッサハウジング
42l …ウォータージャケット
42m …シュラウドピース

Claims (1)

  1. タービンブレードの回転力をベアリングユニットを介してコンプレッサホイールに伝達する過給機本体、
    第1素材を材料とし、ウォータージャケットを有して前記ベアリングユニットおよび前記タービンブレードを収める水冷ベアリングタービン一体ハウジング、および
    前記第1素材の断熱性よりも高い断熱性を示す第2素材を材料とし、前記タービンブレードの近傍で前記水冷ベアリングタービン一体ハウジングに取り付けられるシュラウドピースを備える、過給機。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014047726A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Toyota Motor Corp タービンハウジング及び排気タービン過給機
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