JP2019077394A - 車両用ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両走行中において運転者の視点移動を抑えるように画像情報を提供できる車両用ヘッドアップディスプレイ装置を提供する。【解決手段】光による画像を表示する表示器4と、表示器4により表示された画像を反射するミラー5と、ミラー5により反射された画像が投影されるコンバイナ2と、を有し、コンバイナ2に投影された画像の虚像を車両前方で結像して画像情報を車両の運転者Dに提供する車両用のヘッドアップディスプレイ装置1であって、表示器4、ミラー5及びコンバイナ2を車体に対して移動させる機構を夫々備え、前方車両あるいは前方障害物との距離Ld及び車速Vに基づいて、表示器4、ミラー5を移動させて、車両の運転者Dから虚像の結像位置までの距離である焦点距離を変更させる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置に関する。
車両に搭載され、例えば車両のフロントウインドの前方で結像する虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置が知られている。ヘッドアップディスプレイ装置には、例えばウインドシールドに画像を投影するウインドシールド型、コンバイナに画像を投影するコンバイナ型等がある。特許文献1に記載されているヘッドアップディスプレイ装置は、ウインドシールド型であって、画像を表す光を投射する投射ユニット、投射ユニットから投射された光を反射させる反射鏡を備え、反射鏡によって反射された光を車両のウインドシールドに投影させる。
更に、特許文献1のヘッドアップディスプレイ装置では、反射鏡を移動可能な構成にしており、当該反射鏡を移動することで、車両前方の虚像の結像位置までの距離である焦点距離の調整を可能にしている。
特開2016−133773号公報
特許文献1においては、車室内に視点調整スイッチを備えており、乗員による視点調整スイッチの操作に基づいて反射鏡の位置や角度を変更させることで、虚像の結像位置を変化させる。
しかしながら、このようなスイッチの操作により虚像の結像位置を変更させることは煩雑であり、特に車両走行中において、運転者の焦点移動が抑えられるように画像情報を提供することが望まれている。
そこで、本発明の目的は、車両走行中において運転者の焦点移動を抑えるように画像情報を提供できるヘッドアップディスプレイ装置を提供することにある。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置は、光による画像を表示する表示部と、前記表示部により表示された画像を反射する反射部と、前記反射部により反射された前記画像が投影される投影面部と、を有し、前記投影面部に投影された画像の虚像を車両前方で結像して画像情報を車両の運転者に提供する車両用ヘッドアップディスプレイ装置であって、前記表示部、前記反射部及び前記投影面部の少なくも1つを車体に対して移動させる移動部と、前記車両の状態または前記車両の周囲情報を検出する車両情報検出部と、前記車両の状態または前記車両の周囲情報に基づいて、前記表示部、前記反射部及び前記投影面部の少なくとも1つを移動するよう前記移動部を作動制御して、前記車両の運転者から前記虚像の結像位置までの距離である焦点距離を変更させる制御部と、を備えたことを特徴とする。
これにより、車両の状態または車両の周囲情報に基づいて、車両前方の虚像の結像位置までの焦点距離が変更されるので、車両走行中に運転者の焦点移動を抑えるように焦点距離を自動的に変更して、運転者に画像情報を提供することが可能となる。
その他の態様として、前記車両情報検出部は、前記車両の状態または前記車両の周囲情報として、前記車両の走行速度を検出し、前記制御部は、前記車両の走行速度が増加するに伴って前記焦点距離を大きくするように前記移動部を作動制御するとよい。
これにより、車両の走行速度が増加するに伴って運転者の視線が車両前方になることに合わせて、車両用ヘッドアップディスプレイ装置により提供する画像の焦点距離が大きくなり、運転者が画像を視認する際の焦点移動を抑えることができる。
その他の態様として、前記車両情報検出部は、前記車両の状態または前記車両の周囲情報として、前記車両の前方を走行する前方車両と前記車両との車間距離を検出し、前記制御部は、前記車間距離が増加するに伴って前記焦点距離を大きくするように前記移動部を作動制御するとよい。
これにより、前方車両との車間距離が増加するに伴って、車両用ヘッドアップディスプレイ装置により提供する画像の焦点距離が大きくなるので、車両走行中に前方車両を視認する運転者が車両用ヘッドアップディスプレイ装置により提供される画像を視認する際に、焦点移動を抑制することができる。
その他の態様として、前記車両情報検出部は、前記車両の状態または前記車両の周囲情報として、前記車両の前方の障害物と前方車両との距離を検出し、前記制御部は、前記障害物と前方車両との距離が増加するに伴って前記焦点距離を大きくするように前記移動部を作動制御するとよい。
これにより、前方の障害物と車両との距離が増加するに伴って、車両用ヘッドアップディスプレイ装置により提供する画像の焦点距離が大きくなるので、車両走行中に前方の障害物を視認する運転者が車両用ヘッドアップディスプレイ装置により提供される画像を視認する際に、焦点移動を抑制することができる。
その他の態様として、前記移動部は、前記表示部と前記反射部との距離、または前記反射部と前記投影面部との距離を変化させることで、前記焦点距離を変更させるとよい。
これにより、車両用ヘッドアップディスプレイ装置により提供される画像を視認する際の運転者の焦点移動を変更することができる。
本発明によれば、車両走行中において運転者の焦点移動を抑えて画像情報を提供することができ、車両の走行安全性を向上させることができる。
本発明の実施形態のヘッドアップディスプレイ装置の概略構成図である。 本実施形態におけるヘッドアップディスプレイコントロールユニットにおける焦点自動調整制御要領を示すフローチャートである。
以下、本発明を具体化したヘッドアップディスプレイ装置1(車両用ヘッドアップディスプレイ装置)の一実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態のヘッドアップディスプレイ装置1の概略構成図である。
本発明の実施形態のヘッドアップディスプレイ装置1は、車両に搭載され、車両のフロントウインドWの前方に虚像を結像させて、車両の運転者Dに対して画像情報を提供する装置である。
図1に示すように、本実施形態のヘッドアップディスプレイ装置1は、コンバイナ(投影面部)2を有するコンバイナ型のヘッドアップディスプレイ装置である。
ヘッドアップディスプレイ装置1は、投影ユニット3及びコンバイナ2を備えている。
投影ユニット3は、車両のダッシュボード内に収容されている。投影ユニット3は、表示器4(表示部)及びミラー5(反射部)を備えている。
表示器4は、例えば液晶式あるいはレーザ走査式のプロジェクタであり、車速、ナビゲーションシステムの進路表示等の運転者に必要な情報を、光による画像情報として出力する。
ミラー5は、表示器4に相対して配置され、表示器4から出力した光(画像)をコンバイナ2に向けて反射する。
コンバイナ2は、車両のダッシュボード上に配置され、表示器4から出力しミラー5で反射した光が投影されるスクリーンである。コンバイナ2は、樹脂等により板状に形成されており、透光性及び光反射性の双方を有している。コンバイナ2は、例えばダッシュボード上で立設する立設状態と、ダッシュボード内に収納したりダッシュボード上に倒したりした格納状態と、に切替可能に構成されている。
コンバイナ2に投影された画像は、虚像として車両前方に位置するように車両の運転者Dに視認される。
なお、車両には、車両の周囲情報として、前方車両との車間距離、あるいは車両と前方障害物との距離Ldを検出する車間センサ6(車両情報検出部)を備えている。また、車両には、車両の走行速度を制御する車速制御装置7(車両情報検出部)を備えている。車速制御装置7は、例えば公知のオートクルーズ装置や自動追従走行装置等のように、車両の走行速度を制御する装置、あるいは少なくとも車両の状態として、車両の走行速度(車速V)を検出する機能を有する装置であればよい。また、車両の例えば運転席付近の操作パネルには、後述するヘッドアップディスプレイ装置1の焦点自動調整制御を実行するか否かを切り替える自動調整制御スイッチ8を備えている。
本実施形態のヘッドアップディスプレイ装置1における投影ユニット3には、コンバイナ2を移動させるコンバイナ駆動用機構11(移動部)、表示器4を移動させる表示器駆動用機構12(移動部)、ミラー5を移動させるミラー駆動用機構13(移動部)、焦点距離制御演算ユニット15(制御部)、駆動制御装置20(制御部)を備えている。
コンバイナ駆動用機構11は、コンバイナ2を車両前後方向にスライドさせて、ミラー5との相対位置を変更させる。また、コンバイナ駆動用機構11は、コンバイナ2の車体に対する角度を変更する機能を有する。即ち、運転者からの視線に対する角度を制御することが可能である。
表示器駆動用機構12は、表示器4を車両前後方向にスライドさせて、ミラー5との相対位置を変更することが可能である。
ミラー駆動用機構13は、ミラー5を車両前後方向にスライドさせてコンバイナ2及び表示器4との相対位置を変更させる。また、ミラー駆動用機構13は、ミラー5の車体に対する角度を変更する機能を有する。
なお、コンバイナ駆動用機構11、表示器駆動用機構12及びミラー駆動用機構13には、夫々の作動状況、即ちコンバイナ2、表示器4及びミラー5の実際の移動位置を検出する機能を更に備えているとよい。
焦点距離制御演算ユニット15は、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)及び中央演算処理装置(CPU)等を含んで構成される。焦点距離制御演算ユニット15は、車間センサ6により検出された前方車両あるいは前方障害物との距離Ldを入力するとともに、車速制御装置7より車速Vを入力し、焦点距離Lfを演算する。この焦点距離Lfは、車両の運転者Dがコンバイナ2に投影された画像(虚像)を視認する際の、画像の虚像の結像位置IPまでの距離である。
駆動制御装置20は、コンバイナ駆動用機構11、表示器駆動用機構12、ミラー駆動用機構13の作動制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)及び中央演算処理装置(CPU)等を含んで構成される。駆動制御装置20は、車両の運転者Dがコンバイナ2に投影された画像(虚像)を視認した際の実際の焦点距離が、焦点距離制御演算ユニット15において距離Ld及び車速Vに基づいて演算された焦点距離Lfとなるように、コンバイナ駆動用機構11、表示器駆動用機構12、ミラー駆動用機構13を作動制御する。
図2は、焦点距離制御演算ユニット15におけるヘッドアップディスプレイ装置1の焦点自動調整制御要領を示すフローチャートである。焦点距離制御演算ユニット15は、車両電源ON時に図2に示す制御を繰り返し実行する。
図2に示すように、焦点距離制御演算ユニット15は、始めにステップS10では、自動調整制御スイッチ8がONであるか否か、即ち自動調整設定があるか否かを判別する。自動調整制御スイッチ8がONである(自動調整設定ありの)場合には、ステップS20に進む。自動調整制御スイッチ8がOFFである(自動調整設定なしの)場合には、本ルーチンを終了する。
ステップS20では、焦点自動調整用パラメータを読み込む。詳しくは、車速制御装置7より車速Vを入力し、当該車速Vに基づいて設定する焦点距離Lfを演算する。例えば一般道において、車速V=0km/hの場合は焦点距離Lf=2m、V=10km/hの場合はLf=4m、V=20km/hの場合はLf=10m、V=30km/hの場合はLf=20m、V=40km/hの場合はLf=30m、V=50km/hの場合はLf=40m、V=60km/hの場合はLf=50mとすればよい。また、例えば高速道路において、車速V=70km/hの場合は焦点距離Lf=70m、V=80km/hの場合はLf=80m、V=90km/hの場合はLf=90m、V=100km/hの場合はLf=100mとすればよい。なお、車速Vに基づいて焦点距離Lfを段階的に切替えてもよいし、車速V間について補間により連続的に焦点距離Lfを設定してもよい。また、一般道路と高速道路で焦点距離Lfが異なるように設定してもよい。そして、ステップS30に進む。
ステップS30では、車両走行中である場合に繰り返し実行する焦点自動調整制御を開始させる。ここで設定する焦点距離Lfは、ステップS20で演算した焦点距離Lfとする。そして、ステップS40に進む。
ステップS40では、車速制御装置7から車速Vを入力する。そして、ステップS50に進む。
ステップS50では、車間センサ6より車両と前方車両または前方障害物との距離Ldを測定させて、当該距離Ldを入力する。そして、ステップS60に進む。なお、前方車両または前方障害物がなく、距離Ldの測定が不能である場合には、そのままステップS60に進む。
ステップS60では、車両前方に障害物があるか否かを判別する。詳しくは、ステップS50において、前方車両または前方障害物との距離Ldが測定された場合には、車両前方に障害物等がありとしてステップS70に進む。前方車両または前方障害物との距離Ldが測定されない場合には、車両前方に障害物等がなしとして、ステップS90に進む。
ステップS70では、ステップS50で測定した距離Ldが、現状の焦点距離Lfと同一でないか否かを判別する。現状の焦点距離Lfは、コンバイナ2、表示器4及びミラー5の実際の移動位置から演算される。前方車両または前方障害物との距離Ldと現状の焦点距離Lfとが同一でない場合には、ステップS80に進む。前方車両または前方障害物との距離Ldと現状の焦点距離Lfとが同一である場合には、ステップS120に進む。なお、ここで、距離Ldと現状の焦点距離Lfとが所定の誤差内であれば、一致していると判定してもよい。
ステップS80では、障害物に合わせて焦点距離Lf及び表示角度を制御する。詳しくは、焦点距離Lfが前方車両または前方障害物との距離Ldに一致するように、表示器駆動用機構12及びミラー駆動用機構13を作動制御する。また、距離Ldに基づいて画像の表示位置(虚像の結像位置IP)が障害物に合った上下位置になるように、コンバイナ駆動用機構11及びミラー駆動用機構13を作動制御させる。そして、ステップS120に進む。
ステップS90では、車速制御装置7から車速Vを入力する。そして、ステップS100に進む。
ステップS100では、車速Vに基づく焦点距離Lsが、現状の焦点距離Lfと同一でないか否かを判別する。車速に基づく焦点距離Lsと現状の焦点距離Lfとが同一でない場合には、ステップS110に進む。車速に基づく焦点距離Lfと現状の焦点距離Lfとが同一である場合には、ステップS120に進む。なお、車速Vに基づく焦点距離Lsについては、車速Vが増加するに伴って焦点距離Lsが大きくなるように設定すればよい。なお、ここで、車速Vに基づく焦点距離Lsと現状の焦点距離Lfとが所定の誤差内であれば、一致していると判定してもよい。
ステップS110では、車速Vに合わせて焦点距離Lf及び表示角度を制御する。詳しくは、車速Vが増加するに伴って焦点距離Lfを増加させるように、表示器駆動用機構12及びミラー駆動用機構13を作動制御する。また車速Vが増加するに伴って画像の表示位置(虚像の結像位置IP)が上方に位置するようにコンバイナ駆動用機構11及びミラー駆動用機構13を作動制御させる。そして、ステップS120に進む。
ステップS120は、車両走行中である場合にはステップS30に戻って、ステップS30〜ステップS120までの制御を繰り返し実行する。車両走行中でない場合には、本ルーチンを終了する。
以上のように制御することで、本実施形態のヘッドアップディスプレイ装置1は、コンバイナ駆動用機構11、表示器駆動用機構12、ミラー駆動用機構13を作動制御することで、コンバイナ2に投影された画像を運転者Dが視認した際の、虚像の結像位置を変更することができる。
例えば、コンバイナ2とミラー5との距離、あるいは表示器4とミラー5との距離を変更することで、運転者Dがコンバイナ2に投影された画像を視認した際の焦点距離、即ち虚像の結像位置IPの車両前後方向位置が変更される。更に、コンバイナ2の角度やミラー5の角度を変更することで、運転者Dが視認する虚像の結像位置IPの車両上下方向位置が変更される。このように、コンバイナ駆動用機構11、表示器駆動用機構12、ミラー駆動用機構13を作動制御することで、画像の焦点距離Lf及び表示角度を制御することができる。
そして、本実施形態では、車両前方の車両あるいは障害物を検出しており、前方車両等がある場合には、画像の焦点距離Lfを前方車両または前方障害物との距離Ldと略一致させるように制御する。これにより、運転者Dは、前方車両等を視認しながら車両走行している場合に、焦点距離を大きく変更することなく、ヘッドアップディスプレイ装置1により提供される画像を視認することができる。これにより、車両走行中においてヘッドアップディスプレイ装置1により提供される画像情報を迅速に確認することができる。また、車両走行中に画像情報を視認している状態から前方車両等を視認する場合においても、焦点距離を大きく変更する必要がなく、前方車両等を迅速に視認することができる。このように、前方車両等とヘッドアップディスプレイ装置1により提供される画像情報とを焦点移動を抑えて視認することが可能となり、車両の走行安全性を向上させることができる。
また、車両前方に前方車両等がない場合には、車速Vに基づいてヘッドアップディスプレイ装置1による画像の焦点距離Lfを変更するように制御される。車両の運転者Dは、通常、車速Vが大きくなるほどより車両前方の遠方を視認している。本実施形態では、車速Vが増加するに伴って、ヘッドアップディスプレイ装置1により提供する画像の焦点距離Lfが大きくなるので、車両走行中において運転者が焦点を大きく移動させることなく画像を視認することができ、画像情報を迅速に得ることが可能となる。
また、車両の運転者Dは、車速Vが大きくなるほど車両前方の遠方を視認するに伴って、より上方を視認するようになる。本実施形態では、車速Vが大きくなるほど虚像が上方に位置するように画像の表示角を変更するので、車両走行中において運転者が視点を大きく移動させることなく画像を視認することができ、画像情報を迅速に得ることが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態における制御において、図2のステップS80で前方の障害物に合わせてコンテンツを表示するとよい。車両に前方の障害物を撮影するカメラ等を備え、車両前方の障害物を撮影して、障害物の種類を特定し、当該障害物に合わせた情報をインターネット経由等で取得して、ヘッドアップディスプレイ装置1により表示するとよい。障害物の種類としては、例えば前方車両、落下物、歩行者、自転車、路面標示、雨、霧、路面状態(ウェット、ダート)に区別すればよい。
また、例えば、上記実施形態では、コンバイナ駆動用機構11、表示器駆動用機構12、ミラー駆動用機構13を備えているが、少なくともいずれか1つ設けたものでもよく、画像の焦点距離Lfを変更可能であればよい。
また、上記実施形態は、コンバイナ型のヘッドアップディスプレイ装置1であるが、車両のフロントウインドシールドに画像を投影するウインドシールド型のヘッドアップディスプレイ装置に本発明を適用してもよい。ウインドシールド型のヘッドアップディスプレイ装置では、コンバイナがなくフロントウインドシールドが固定されているので、例えば表示器駆動用機構12及びミラー駆動用機構13の作動制御により画像の焦点距離や表示角度を変更させればよい。
また、焦点距離や表示角度を変更する機構については、上記実施形態以外にも適宜変更可能である。本発明は、車両に搭載されたヘッドアップディスプレイ装置に広く適用することができる。
1 ヘッドアップディスプレイ装置(車両用ヘッドアップディスプレイ装置)
2 コンバイナ(投影面部)
4 表示器(表示部)
5 ミラー(反射部)
6 車間センサ(車両情報検出部)
7 車速制御装置(車両情報検出部)
11 コンバイナ駆動用機構(移動部)
12 表示器駆動用機構(移動部)
13 ミラー駆動用機構(移動部)
15 焦点距離制御演算ユニット(制御部)
20 駆動制御装置(制御部)

Claims (5)

  1. 光による画像を表示する表示部と、前記表示部により表示された画像を反射する反射部と、前記反射部により反射された前記画像が投影される投影面部と、を有し、前記投影面部に投影された画像の虚像を車両前方で結像して画像情報を車両の運転者に提供する車両用ヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記表示部、前記反射部及び前記投影面部の少なくも1つを車体に対して移動させる移動部と、
    前記車両の状態または前記車両の周囲情報を検出する車両情報検出部と、
    前記車両の状態または前記車両の周囲情報に基づいて、前記表示部、前記反射部及び前記投影面部の少なくとも1つを移動するよう前記移動部を作動制御して、前記車両の運転者から前記虚像の結像位置までの距離である焦点距離を変更させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記車両情報検出部は、前記車両の状態または前記車両の周囲情報として、前記車両の走行速度を検出し、
    前記制御部は、前記車両の走行速度が増加するに伴って前記焦点距離を大きくするように前記移動部を作動制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記車両情報検出部は、前記車両の状態または前記車両の周囲情報として、前記車両の前方を走行する前方車両と前記車両との車間距離を検出し、
    前記制御部は、前記車間距離が増加するに伴って前記焦点距離を大きくするように前記移動部を作動制御することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記車両情報検出部は、前記車両の状態または前記車両の周囲情報として、前記車両の前方の障害物と前記車両との距離を検出し、
    前記制御部は、前記障害物と前記車両との距離が増加するに伴って前記焦点距離を大きくするように前記移動部を作動制御することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 前記移動部は、前記表示部と前記反射部との距離、または前記反射部と前記投影面部との距離を変化させることで、前記焦点距離を変更させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
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