JP2019077390A - 部品搬送台車 - Google Patents

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久雄 神原
Hisao Kanbara
久雄 神原
勝利 吉田
Katsutoshi Yoshida
勝利 吉田
一宏 磯
Kazuhiro Iso
一宏 磯
弘明 横地
Hiroaki Yokochi
弘明 横地
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Abstract

【課題】主に、フォークリフトの向きを変えることなく、同じ方向から部品パレットと部品搬送台車とを運ぶことなどができるようにする。【解決手段】左右一対の自由輪3を有する第一の操舵フレーム4と、左右一対の固定輪5を有する第二の操舵フレーム6とを、台車本体2の下部に、進行方向xの前後に離して配置すると共に、それぞれ水平回動自在に支持し、第一の操舵フレーム4および第二の操舵フレーム6を互いに逆方向に回動するように操舵リンクで連結して四輪操舵可能とした部品搬送台車1に関する。第一の操舵フレーム4の幅方向yの中央部に、台車本体2を手押し操作可能な手押ハンドル31を設け、手押ハンドル31を、フォークリフトの左右のフォーク32間に収まる形状にしている。【選択図】図4

Description

この発明は、部品搬送台車に関するものである。
工場内で部品を搬送するために部品搬送台車を用いている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
実開平4−67172号公報 実開昭59−105577号公報
しかしながら、上記特許文献1および特許文献2に記載された部品搬送台車は、いずれも、台車に対してフォークリフトで部品を積み下ろしする場合と、台車自体をフォークリフトで運ぶ場合とで、フォークリフトのアクセス方向を変える必要があった。そのため、フォークリフトの向きを変えるのに手間がかかっていた。
そこで、本発明は、主に、上記した問題点を解決することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、
左右一対の車輪を有する第一の操舵フレームと、左右一対の車輪を有する第二の操舵フレームとを、
台車本体の下部に、進行方向の前後に離して配置すると共に、それぞれ水平回動自在に支持し、
前記第一の操舵フレームおよび第二の操舵フレームを互いに逆方向に回動するように操舵リンクで連結して四輪操舵可能とした部品搬送台車において、
前記第一の操舵フレームの幅方向の中央部に、前記台車本体を手押し操作可能な手押ハンドルを設け、
該手押ハンドルを、フォークリフトの左右のフォーク間に収まる形状にしたことを特徴とする。
これにより、手押ハンドルは、フォークリフトの左右のフォークと干渉しないようになる。
本発明によれば、上記構成によって、フォークリフトの向きを変えることなく、同じ方向から部品パレットと部品搬送台車とを運ぶことなどができる。
本実施の形態にかかる部品搬送台車の全体斜視図である。 図1の部品搬送台車を、牽引フックを横向きの牽引状態にして別の方向から見た全体斜視図である。 図2の部品搬送台車を四輪操舵している状態を示す全体斜視図である。 図1の全体平面図である。 図3の全体平面図である。 部品搬送台車の全体側面図である。 部品搬送台車を操舵切替レバーの側から見た図である(ロック機構のロック解除時)。 部品搬送台車を操舵切替レバーの側から見た図である(ロック機構のロック時)。 図7と同様のロック機構のロック解除時における、第一の操舵フレームの部分拡大側面図である。 図8と同様のロック機構のロック時における、第一の操舵フレームの部分拡大側面図である。 自由輪の斜視図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図11は、この実施の形態を説明するためのものである。
<構成>以下、この実施例の構成について説明する。
まず、各図において、方向を示す矢印を、進行方向x、幅方向y、上下方向zと規定する。これらの方向については後述する。
工場内で部品を搬送するのに、図1(〜図5)に示すような、部品搬送台車1を用いる。この部品搬送台車1は、主に、台車本体2を有しており、左右一対の車輪(自由輪3)を有する第一の操舵フレーム4と、左右一対の車輪(固定輪5)を有する第二の操舵フレーム6とを、台車本体2の下部に、進行方向xの前後に離して設置している。
また、図3(図5)に示すように、第一の操舵フレーム4と第二の操舵フレーム6とを、それぞれ台車本体2に水平回動自在に支持する。
そして、第一の操舵フレーム4および第二の操舵フレーム6を互いに逆方向に回動するように操舵リンク7で連結して四輪操舵可能とする。
ここで、部品搬送台車1は、部品を部品パレットごと搬送可能なパレット用台車などとしている。そのため、台車本体2は、部品パレットを搭載可能な形状(矩形状)および大きさを有する水平且つ平坦なパレット載置台となっている。左右は、台車本体2の幅方向yの中心(幅中心線)を基準とした両側のことである。
自由輪3は、水平旋回可能な車輪のことである。第一の操舵フレーム4は、図1(図4)に示すように、四輪操舵を行わない状態の時に、台車本体2の幅方向yへ延びるものとなっている。自由輪3は、第一の操舵フレーム4の左右両端側に位置している。
固定輪5は、四輪操舵を行わない状態の時に、台車本体2の正面(進行方向x)を向くように固定した車輪である。第二の操舵フレーム6は、四輪操舵を行わない状態の時に、台車本体2の幅方向yへ延びるものとなっている。
図4(図5)に示すように、第一の操舵フレーム4および第二の操舵フレーム6は、台車本体2の幅中心線上の位置に、それぞれ垂直な軸11,12を中心として水平旋回可能に取付けられる。
進行方向xは、部品搬送台車1を直進する時の前後方向である。部品搬送台車1は、作業の状況によって前後の向きが反対になる。幅方向yは、上記した進行方向xに対して、水平な面内で直交する方向としている。
操舵リンク7は、第一の操舵フレーム4と第二の操舵フレーム6との相対向する辺における、台車本体2の幅中心線に関して反対側となり、且つ、幅中心線から等距離となる部分の間を連結している。
以上のような基本的な構成に対し、この実施例では、以下のような構成を備えるようにしている。
(1)図1に示すように、第一の操舵フレーム4の幅方向yの中央部に、台車本体2を手押し操作可能な手押ハンドル31を設ける。
そして、図4に示すように、手押ハンドル31を、フォークリフトの左右のフォーク32間に収まる形状にする。
ここで、第一の操舵フレーム4の幅方向yの中央部は、第一の操舵フレーム4における、四輪操舵を行わない状態の時の台車本体2の幅方向yの中央部となる位置のことである。手押ハンドル31は、部品搬送台車1を手押しする際に把持するためのハンドルのことである。手押ハンドル31は、全体として、左右のフォーク32間の間隔33よりも狭い幅寸法34にする(手押ハンドル31の幅寸法34<フォーク32の間隔33)。例えば、手押ハンドル31は、図1に示すように、少なくとも、左右のフォーク32の内側に収まる幅寸法34を有して上下方向zへ延びる平行な一対の縦部材31aと、一対の縦部材31aの上端間を連結する横部材31bとを有する門型のものとする。更に、手押ハンドル31は、一対の縦部材31aよりも横へ突出する部分を有さないものとする。そのため、横部材31bは、一対の縦部材31aの上端間を、一対の縦部材31aの間隔と同じ長さを有して連結するものとしている。
フォークリフトは、左右のフォーク32を昇降可能に備えた搬送用車両のことである。
(2)そして、図6、図7に示すように、第一の操舵フレーム4の下部で、フォークリフトの左右のフォーク32の間となる位置に、台車本体2を床面に固定可能なフロアロック36を設けるようにしても良い。
ここで、フロアロック36(またはハンマーロック)は、台車用のブレーキ装置のことであり、台車では一般的に使われているものである。フロアロック36は、足で操作できるように、フットペダルを有するブレーキレバー37を備えている。そして。フロアロック36は、ブレーキレバー37を1回踏むと、ブレーキパット38が下降して床面に圧接することでブレーキが掛り、ブレーキレバー37をもう1回踏むと、ブレーキパット38が上昇して床面から離れることでブレーキが解除するようになっている。
(3)台車本体2を牽引するための牽引フック15を、手押ハンドル31の内側に収まるように設置しても良い。
ここで、牽引フック15は、部品搬送台車1を無人走行台車に連結したり、部品搬送台車1どうしを互いに連結したりして牽引できるようにするための連結具である。牽引フック15は、台車本体2に設けても良いし、第一の操舵フレーム4に設けても良いが、この場合には、牽引フック15は、第一の操舵フレーム4幅方向yの中心部の位置に、起倒可能および上下動可能に取付けている。
そのために、図2に示すように、第一の操舵フレーム4を、台車本体2に対して進行方向xにハミ出す大きさにし、第一の操舵フレーム4の台車本体2からハミ出した部分4a(の上部)に牽引フック15を設けている。また、手押ハンドル31は、第一の操舵フレーム4の側面の牽引フック15と進行方向xに重なる位置に設けている。そして、無人走行台車や、部品搬送台車1の台車本体2における牽引フック15とは反対側の同じ位置には、牽引フック15を引っ掛けるための連結部17を設けるようにしている。
起倒は、牽引フック15が、進行方向xおよび上下方向zに対して上下回動する動き(起立および倒伏)のことである。上下動は、牽引フック15の上下方向zの動き(昇降動)のことである。なお、牽引フック15の上下動は比較的僅かなものとなっている。上下回動と上下動は、同時に行うことができる。
そして、図1に示すように、牽引フック15は、手押ハンドル31の内側に完全に収容できる大きさおよび形状のものとする。
牽引フック15は、牽引しない時(非牽引時または手押し時)には縦向きにして手押ハンドル31の内側に完全に収まるようにし、牽引時に手押ハンドル31の内側から取り出して横向きにする。部品搬送台車1は、台車本体2と第一の操舵フレーム4との間に、牽引フック15を起立した状態で保持するための起立保持部8を有している。この起立保持部8は、台車本体2に設けた上下方向zへ延びる係止孔22へ上方から係止可能な係止部23を操舵切替レバー16に備えることで、台車本体2に対する第一の操舵フレーム4の水平回動を直接規制可能な操舵ロックとなっている。
なお、部品搬送台車1を手押しする場合、部品搬送台車1は、第二の操舵フレーム6の側が進行方向xの前側になる。また、部品搬送台車1を牽引する場合、部品搬送台車1は、第一の操舵フレーム4の側が進行方向xの前側になる。
(4)図6、図7に示すように、第一の操舵フレーム4の下部に、フォークリフトの左右のフォーク32を受けるフォーク受部41,42を設けても良い。
そして、フォーク受部41のうちの少なくとも1つに差込口45を設けても良い。
ここで、フォーク受部41,42は、部品搬送台車1をフォークリフトで運べるようにするためのものであり、部品搬送台車1の下側へフォークリフトのフォーク32を差込んだ時に、フォーク32を受けることができるように第一の操舵フレーム4に設けた支持点である。同様のフォーク受部43は、第二の操舵フレーム6の下部にも設ける。なお、同様のフォーク受部44は部品パレット92の側面にも設けられている。部品パレット92のフォーク受部44は、四方向からフォーク32を差込めるように、四つの辺のそれぞれに設けられた左右の差込口などとなっている。
フォーク受部41の差込口45は、フォーク32の幅寸法よりも広い横長状の開口部となっている。この場合、差込口45は、第一の操舵フレーム4の下部に設けた左右のフォーク受部41のうちの一方(例えば、図7では右側のフォーク受部41)に設けている。
(5)第一の操舵フレーム4の左右一対の車輪を水平旋回可能な自由輪3として、左右の自由輪3に、自由輪3の水平旋回を個別にロックおよびロック解除可能なロック機構51を設けても良い。
また、各ロック機構51を操作可能な左右のロック操作機構52を、第一の操舵フレーム4の下部に設けても良い。
そして、フォーク受部41,42を、ロック操作機構52よりも下側に設けても良い。
ここで、自由輪3は、図11に示すように、第一の操舵フレーム4に対する取付プレート61と、垂直な回転軸部62と、ローラホルダ63と、ローラ64と、水平な車軸65とを有している。
ロック機構51は、第一の操舵フレーム4の側に固設したロックプレート53と、ロックプレート53に対して近接離反動可能となるように自由輪3の側に設けたロック爪54と、ロック爪54をロックプレート53へ向けて付勢する付勢手段55と、を有している。ロックプレート53は、自由輪3の水平旋回によってロック爪54が摺接回転可能な摺接面56と、自由輪3が正面に向いた時にロック爪54が係止する爪係止部57とを有している。
より詳しくは、ロックプレート53は、取付プレート61に一体に設けられている。ロックプレート53は、その下面側にロック爪54が周方向へ摺接移動可能な摺接面56を有している。爪係止部57は、ロックプレート53に設けた切欠部となっている。
ローラホルダ63は、水平な支軸66を介して上下傾動可能に取付けたロックレバー67を備えている。ロックレバー67は、金属板を曲げ加工したものとなっている。ロック爪54は、ロックレバー67の先端側に上方へ突出するように屈曲されている。ロックレバー67の先端部は、ロック操作機構52によって操作される操作部67aとなっている。操作部67aの両端部には、ロック操作機構52(の第一操作レバー71)が上に乗るように案内するための下り勾配のテーパ部を有している。
付勢手段55は、コイルバネとしている。付勢手段55は、ローラホルダ63に固定した固定ブラケット68と、固定ブラケット68から上方へ延びる棒状の傾動ガイド69とに対し、傾動ガイド69に外嵌した状態で、ロックレバー67と固定ブラケット68との間に圧縮状態で介装している。付勢手段55によって、ロックレバー67は上方へ付勢される。ロックレバー67は、先端側に傾動ガイド69を通す孔部を有している。
左右のロック操作機構52は、図7、図9に示すように、左右のロック機構51を個別に操作できるように、左右独立して設けている。各ロック操作機構52は、四輪操舵を規制した状態で、ほぼ進行方向xへ延びる第一操作レバー71と、ほぼ幅方向yへ延びる第二操作レバー72とを有している。第一操作レバー71は、その中間部を幅方向yへ延びる傾動中心軸73によって上下傾動可能に軸支される。第二操作レバー72は、その中間部を進行方向xへ延びる傾動中心軸74によって上下傾動可能に軸支される。
そして、牽引フック15を操舵切替レバー16として、操舵切替レバー16の基端部16bで第二操作レバー72を動かすようになっている。第二操作レバー72が動くと、第一操作レバー71を介してロック機構51を操作できるようになっている。この際、操舵切替レバー16を縦向きの手押状態にすることで、四輪操舵が規制されると共に自由輪3のロックが解除され、操舵切替レバー16を横向きの牽引状態にすることで、四輪操舵ができるようになると共に自由輪3がロックされるようになっている。
(6)図6(図9)に示すように、左右のロック操作機構52を保護可能な保護部91を設けても良い。
そして、フォーク受部41,42を、保護部91の下部に設けても良い。
ここで、保護部91は、台車本体2や第一の操舵フレーム4や第二の操舵フレーム6の下部をフォークリフトの左右のフォーク32などから保護するためのものであり、特に第一の操舵フレーム4では、ロック操作機構52の第二操作レバー72を保護部91で保護するようにしている。そのため、保護部91は、左右のロック操作機構52よりも低い位置まで延びる縦面部と、縦面部の下端部から進行方向xの内方へ延びる底面部とを有している。そして、保護部91の底面部をフォーク受部41,42としている。
(7)更に、図9(図10)に示すように、第一の操舵フレーム4は、左右の自由輪3の前後の位置にフォーク受部41,42をそれぞれ有するようにしても良い。
ここで、第一の操舵フレーム4は、牽引フック15の側に第一のフォーク受部41を有し、第二の操舵フレーム6の側に第二のフォーク受部42を有している。左右の第一のフォーク受部41および第二のフォーク受部42は、それぞれ左右の自由輪3よりも幅方向yの内側となる位置に、フォーク32の長手方向に並べて設けている。
なお、第二の操舵フレーム6のフォーク受部43についても、第一の操舵フレーム4のフォーク受部41,42と高さレベルを揃えるために、同様の保護部91(または高さ調整部)に設けるようにする。
(8)差込口45を筒状にしても良い。
ここで、筒状の差込口45は、フォーク32の断面形状に合わせた横長断面を有する角筒状部材(筒状差込部46)で構成している。筒状の差込口45は、進行方向x(の前後)に並んだフォーク受部41,42間に架設している。
(9)図1に示すように、台車本体2を、部品パレット92(図6参照)と同じ形状および大きさにしても良い。
そして、台車本体2は、周縁部に部品パレット92を係止可能な係止用フランジ93を備えるようにしても良い。
係止用フランジ93は、台車本体2の各辺の中間部にフォークリフトの左右のフォーク32を通すためのフランジ欠落部94を有して、台車本体2の各辺のコーナー部の位置に設けるようにしても良い。
ここで、台車本体2は、部品パレット92と同じ平面視ほぼ矩形状を有している。係止用フランジ93は、台車本体2の4箇所のコーナー部に対して、台車本体2よりも上方へ突出するように設ける。係止用フランジ93は、短冊状の金属板を平面視L字状に曲げたものとすることができる。平面視L字状の係止用フランジ93は、台車本体2の各コーナー部を構成するニつの辺の端部の位置に取付ける。
フランジ欠落部94は、台車本体2に対して部品パレット92を載せたりおろしたりする際に部品パレット92のフォーク受部44に差込んだフォークリフトの左右のフォーク32が干渉しない範囲に設ける。フランジ欠落部94は、台車本体2の四つの辺のそれぞれに設ける。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
例えば、部品搬送台車1を手押しする場合(手押時)には、台車本体2に対して、第一の操舵フレーム4と第二の操舵フレーム6とを固定状態にする。これにより、部品搬送台車1は四輪操舵を行わない一般的な台車になる。この際、自由輪3のロック機構51を解除して、自由輪3を水平旋回できるようにすることで、部品搬送台車1は自由に向きを変更できるようになる。
また、例えば、部品搬送台車1を、無人走行台車などを用いて牽引する場合(牽引時)には、台車本体2に対して、第一の操舵フレーム4と第二の操舵フレーム6とを水平回動自在な状態にする。これにより、第一の操舵フレーム4と第二の操舵フレーム6とを連結する操舵リンク7によって第一の操舵フレーム4と第二の操舵フレーム6とが互いに逆方向に回動するようになり、部品搬送台車1は四輪操舵式の台車となる。四輪操舵は、小回りが効くので、工場内の狭いスペースであっても無人走行台車を用いて部品搬送台車1を自由に移動できるようになる。この際、ロック機構51によって自由輪3の水平旋回をロックすることで、部品搬送台車1は安定して走行することができる。
そして、手押時には、牽引フック15を縦向きにして手押ハンドル31の内側に収納すると共に、牽引時には牽引フック15を手押ハンドル31の内側から取り出して横向きにする。これにより、牽引フック15を、使わない時には邪魔にならず、また、使う時には簡単に取り出せるものとすることができる。
また、四輪操舵を行うかどうかの切替え、および、自由輪3のロック・解除は、操舵切替レバー16の機能を備えた牽引フック15の出し入れによって同時に行うことができる。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果1)第一の操舵フレーム4の幅方向yの中央部に部品搬送台車1を手押し操作可能な手押ハンドル31を設けた。そして、手押ハンドル31を、フォークリフトの左右のフォーク32間に収まる形状にした。または、手押ハンドル31を、左右のフォーク32間の間隔33よりも狭い幅寸法34にした。
これにより、手押ハンドル31がフォークリフトの左右のフォーク32と干渉することがなくなるので、フォークリフトは、手押ハンドル31を有する第一の操舵フレーム4の側から部品搬送台車1の進行方向xへ向かって台車本体2の上部に対する部品パレット92の積み下ろしを行うことができるようになる。
また、部品搬送台車1の幅方向yの辺については、台車本体2の上部にフォークリフトの左右のフォーク32と干渉するものがないので、特に支障なく台車本体2の上部に対して部品パレット92の積み下ろしを行うことが可能である。
よって、部品パレット92に対するフォークリフトのアクセス方向の制限をなくすことができる。
(効果2)第一の操舵フレーム4の下部で、フォークリフトの左右のフォーク32の間となる位置に、フロアロック36を設けても良い。これにより、フロアロック36がフォークリフトの左右のフォーク32と干渉しなくなるので、フォークリフトは、部品搬送台車1の進行方向xから第一の操舵フレーム4の下へ左右のフォーク32を差し入れて部品搬送台車1を運ぶことができるようになる。
また、台車本体2に対するフォークリフトのアクセス方向を、部品パレット92に対するフォークリフトのアクセス方向と同じに揃えることができる。
その結果、フォークリフトの向きを変えることなく、同じ方向から部品パレット92と部品搬送台車1とを運ぶことができるようになる。そして、工場内では、部品搬送台車1の走行経路とフォークリフトの走行経路とが一致する場合が多いため、部品搬送台車1の走行経路に沿ってフォークリフトが部品パレット92や部品搬送台車1にアクセスできるようにすることで、無駄な動線をなくして作業性の向上を図ることができる。また、フォークリフトでアクセスするために走行経路の側部にフォークリフトによる積み下ろしのためのスペースを確保する必要がなくなるので、工場内のスペースを有効活用することができる。
(効果3)牽引フック15を手押ハンドル31の内側に収まるように設置しても良い。これにより、手押ハンドル31の内側に牽引フック15をスペース効率良く収納することができる。また、手押ハンドル31の内側に収納することで、牽引フック15がフォークリフトの左右のフォーク32と干渉しないようにすることができる。
(効果4)第一の操舵フレーム4の下部にフォーク受部41,42を設けても良い。これにより、第一の操舵フレーム4の下側へフォークリフトのフォーク32を差込んだ時に、第一の操舵フレーム4はフォーク受部41,42でフォーク32を受けることができるので、第一の操舵フレーム4や台車本体2を損傷することなくフォーク32で支持して、安定した状態で部品搬送台車1を運ぶことができる。
また、フォーク受部41,42のうちの少なくとも1つに差込口45を設けたことにより、差込口45へフォーク32を差込むことによって、容易且つ確実にフォーク受部41,42にフォーク32を受けさせることができる。
更に、フォーク受部41,42のうちの少なくとも1つが差込口45を有することで、フォーク受部41,42とフォーク32との間の横ずれを防止してフォーク32がフォーク受部41,42から外れるのを防止できる。
(効果5)左右の自由輪3の水平旋回を個別にロックおよびロック解除可能なロック機構51と、各ロック機構51を操作可能な左右のロック操作機構52とを、第一の操舵フレーム4の下部に設け、フォーク受部41,42を、ロック操作機構52よりも下側に設けたことで、ロック操作機構52をフォークリフトのフォーク32から保護することができる。
(効果6)左右のロック操作機構52を保護可能な保護部91を設けても良い。そして、フォーク受部41,42を、保護部91の下部に設けても良い。これにより、保護部91によって、左右のロック操作機構52を確実に保護することができる。また、保護部91を利用してフォーク受部41,42をスペース効率良く第一の操舵フレーム4に設けることができる。
(効果7)第一の操舵フレーム4は、左右の自由輪3の進行方向xの前後の位置にフォーク受部41,42をそれぞれ有するようにしても良い。これにより、第一の操舵フレーム4は、前後二箇所の位置で安定してフォークリフトのフォーク32を受けることができ、自由輪3やロック機構51やロック操作機構52をフォークリフトのフォーク32から保護することができる。
(効果8)少なくとも、一方のフォーク受部41,42の差込口45を筒状にしても良い。このように、フォークリフトのフォーク32を筒状にした差込口45へ通すことで、フォークリフトのフォーク32を確実にフォーク受部41,42間に案内することができる。また、筒状にした差込口45の周辺に位置する自由輪3やロック機構51やロック操作機構52をフォーク32から確実に保護することができる。
(効果9)台車本体2を、部品パレット92と同じ形状および大きさにし、台車本体2は、周縁部に部品パレット92を係止可能な係止用フランジ93を備えると共に、係止用フランジ93は、台車本体2の各辺の中間部の位置にフォークリフトの左右のフォーク32を通すフランジ欠落部94を有して、コーナー部の位置に設けるようにしても良い。
これにより、台車本体2を部品パレット92に合わせた大きさにすることができると共に、台車本体2に搭載した部品パレット92のコーナー部を係止用フランジ93で確実に係止保持して、台車本体2に対して搭載した部品パレット92が位置ズレを起こさないようにすることができる。
また、係止用フランジ93は、フランジ欠落部94を有することによって係止用フランジ93と干渉することなくフランジ欠落部94の部分を通してフォークリフトの左右のフォーク32を部品パレット92に差し込むことができる。
1 部品搬送台車
2 台車本体
3 自由輪
4 第一の操舵フレーム
5 固定輪
6 第二の操舵フレーム
7 操舵リンク
15 牽引フック
16 操舵切替レバー
31 手押ハンドル
32 フォーク
34 幅寸法
36 フロアロック
41 フォーク受部
42 フォーク受部
45 差込口
51 ロック機構
52 ロック操作機構
71 第一操作レバー
72 第二操作レバー
91 保護部
92 部品パレット
93 係止用フランジ
x 進行方向
y 幅方向
z 上下方向

Claims (9)

  1. 左右一対の車輪を有する第一の操舵フレームと、左右一対の車輪を有する第二の操舵フレームとを、
    台車本体の下部に、進行方向の前後に離して配置すると共に、それぞれ水平回動自在に支持し、
    前記第一の操舵フレームおよび第二の操舵フレームを互いに逆方向に回動するように操舵リンクで連結して四輪操舵可能とした部品搬送台車において、
    前記第一の操舵フレームの幅方向の中央部に、前記台車本体を手押し操作可能な手押ハンドルを設け、
    該手押ハンドルを、フォークリフトの左右のフォーク間に収まる形状にしたことを特徴とする部品搬送台車。
  2. 請求項1に記載の部品搬送台車であって、
    前記第一の操舵フレームの下部で、フォークリフトの左右のフォークの間となる位置に、台車本体を床面に固定可能なフロアロックを設けたことを特徴とする部品搬送台車。
  3. 請求項1または請求項2に記載の部品搬送台車であって、
    前記台車本体を牽引するための牽引フックを、前記手押ハンドルの内側に収まるように設置したことを特徴とする部品搬送台車。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の部品搬送台車であって、
    前記第一の操舵フレームの下部に、フォークリフトの左右のフォークを受けるフォーク受部を設けると共に、
    該フォーク受部のうちの少なくとも1つに差込口を設けたことを特徴とする部品搬送台車。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の部品搬送台車であって、
    前記第一の操舵フレームの左右一対の車輪を水平旋回可能な自由輪とし、
    該左右の自由輪に、水平旋回を個別にロックおよびロック解除可能なロック機構を設け、
    該各ロック機構を操作可能な左右のロック操作機構を、前記第一の操舵フレームの下部に設け、
    前記フォーク受部を、前記ロック操作機構よりも下側に設けたことを特徴とする部品搬送台車。
  6. 請求項5に記載の部品搬送台車であって、
    前記左右のロック操作機構を保護可能な保護部を設けると共に、
    前記フォーク受部を、保護部の下部に設けたことを特徴とする部品搬送台車。
  7. 請求項5または請求項6に記載の部品搬送台車であって、
    前記第一の操舵フレームは、前記左右の自由輪の前後の位置に前記フォーク受部をそれぞれ有することを特徴とする部品搬送台車。
  8. 請求項4ないし請求項7のいずれか1項に記載の部品搬送台車であって、
    前記差込口を筒状にしたことを特徴とする部品搬送台車。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の部品搬送台車であって、
    前記台車本体が、部品パレットと同じ形状および大きさを有し、
    前記台車本体は、周縁部に部品パレットを係止可能な係止用フランジを備えると共に、
    該係止用フランジは、前記台車本体の各辺の中間部にフォークリフトの左右のフォークを通すためのフランジ欠落部を有して、前記台車本体の各辺のコーナー部の位置に設けられることを特徴とする部品搬送台車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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