JP2019076885A - 脱硝装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本開示の幾つかの実施形態に係る脱硝装置は、ガスが流入するダクトと、該ダクト内に配置された脱硝反応器と、を備え、前記脱硝反応器は、前記ダクト内に流入した前記ガスと反応して、前記ガス中の窒素酸化物を除去する触媒を有するモジュールを複数有しており、該複数のモジュールは、プリーツ状に配置されており、前記複数のモジュールの間には、前記ダクト内に流入した前記ガスが流れる方向に、複数の抵抗体が互いに平行となるように等間隔に配置されている。
図1に示される脱硝装置1は、ガスが流入するダクト2と、ダクト2内に配置された脱硝反応器3と、を備えている。なお、図1中の矢印はガスが流入する方向を示している。
尚、第1実施形態である図1と同じものは図2においても同一の符号で表し、また、第1実施形態と同一の構成に対しては、一部説明を割愛する。
図2に示される脱硝装置11は、ガスが流入するダクト2と、ダクト2内に配置された脱硝反応器13と、を備えている。なお、図2中の矢印はガスが流入する方向を示している。
尚、第1実施形態である図1と同じものは図7においても同一の符号で表し、また、第1実施形態と同一の構成に対しては、一部説明を割愛する。
図7は、本実施形態に係る脱硝装置を示す図であり、(a)は脱硝反応器の斜視図であり、(b)は脱硝装置の一部を示す断面図であり、(c)は(b)中の点線の四角で囲んだ部分を拡大した断面図である。図7(a)中の矢印はガスが流れる方向を示している。
図8は、図7(b)の脱硝装置にガスを流した場合におけるガスの流速を等高線で示した図である。なお、図8中の矢印はガスが流入する方向を示している(後述の図10でも同様である)。図8中に矢印で示す領域A’の通り、ダクトの出口側から見て複数のモジュール4におけるプリーツの谷側では、ガスの流れの集中が解消されており、ガスの流速のバラつきが小さくなっていることが分かる。
本実施形態に係る脱硝装置21では、脱硝反応器23における触媒を有するモジュール4がプリーツ状の構造となっているため、ガスと触媒との反応面積を増やすことができるとともに、脱硝反応器23を通過するガスの流速を低減することができる。これにより、圧損を低減することができる。また、モジュール4の出口側の面に、ガスの流れる方向と平行となるように複数の整流板27が配置されていることにより、モジュール4の出口側におけるガスの流速を均一化させることができる。これにより、モジュール4の出口側における静圧を均一化させることができる。また、複数の整流板27が、複数のモジュール4と接しないように、即ち各整流板27の上流端と各モジュール4との間に隙間が形成されるように配置されていることにより、整流板27とモジュール4との接点近傍で局所的にモジュール4内でのガスの流速が減少し、流速アンバランスを誘起してしまうことを防止できる。従って、脱硝装置21内のガスの流速を均一化させることができるため、脱硝効率を向上させることができる。
本実施形態の基本構成は、第3実施形態と基本的に同様であるが、第3実施形態とは、円弧状の形状であるベーン28の代わりにV字状の形状であるベーン38が設けられている点が異なっている。よって、本実施形態においては、この異なっている部分を説明し、その他の重複するものについては説明を省略する。
なお、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
図11に示すように、本実施形態に係る脱硝装置31が備える脱硝反応器33には、ガスの上流側に向かって突出し、その幅が狭まるV字状の形状となっているベーン38(一部不図示)が設けられている。
本実施形態のように、ベーン38の形状は例えば上記のようなV字状の形状とすることができる。上記のようなV字状のベーン38であれば、直線状の板を配置するだけでベーン38を設計できるので、設計が容易となる。
2 ダクト
3,13,23,33,103 脱硝反応器
4,14,104 モジュール
5,15 抵抗体
6 従来の板状触媒の配置スペース
27 整流板
28,38 ベーン
41 プリーツ入口面
42 プリーツ出口面
43 (脱硝反応器の)入口面
110 枠体
δ 角度
P 矢印
本開示の幾つかの実施形態に係る脱硝装置は、ガスが流入するダクトと、該ダクト内に配置された脱硝反応器と、を備え、前記脱硝反応器は、前記ダクト内に流入した前記ガスと反応して、前記ガス中の窒素酸化物を除去する触媒を有するモジュールを複数有しており、該複数のモジュールは、プリーツ状に配置されており、前記複数のモジュールの間には、前記ダクト内に流入した前記ガスが流れる方向に、複数の抵抗体が互いに平行となるように等間隔に配置されており、前記抵抗体は、前記触媒を有する触媒シートであり、かつ、前記モジュールは、前記抵抗体よりも前記触媒を密に有するものである。
また、抵抗体が触媒シートであれば、抵抗体によってもガス中の窒素酸化物を除去することができるため、ダクト内に流入するガスの脱硝効率を向上させることができる。また、モジュールが抵抗体よりも触媒を密に有するものであれば、ダクト内に流入するガスとの反応面積を十分に確保することができることからガスの脱硝効率をより向上させることができ、かつ、圧損も十分に低減することができる。
また、抵抗体が触媒シートであれば、抵抗体によってもガス中の窒素酸化物を除去することができるため、ダクト内に流入するガスの脱硝効率を向上させることができる。また、モジュールが抵抗体よりも触媒を密に有するものであれば、ダクト内に流入するガスとの反応面積を十分に確保することができることからガスの脱硝効率をより向上させることができ、かつ、圧損も十分に低減することができる。
Claims (8)
- ガスが流入するダクトと、
該ダクト内に配置された脱硝反応器と、
を備えた脱硝装置において、
前記脱硝反応器は、前記ダクト内に流入した前記ガスと反応して、前記ガス中の窒素酸化物を除去する触媒を有するモジュールを複数有しており、
該複数のモジュールは、プリーツ状に配置されており、
前記複数のモジュールの間には、前記ダクト内に流入した前記ガスが流れる方向に、複数の抵抗体が互いに平行となるように等間隔に配置されていることを特徴とする脱硝装置。 - ガスが流入するダクトと、
該ダクト内に配置された脱硝反応器と、
を備えた脱硝装置において、
前記脱硝反応器は、前記ダクト内に流入した前記ガスと反応して、前記ガス中の窒素酸化物を除去する触媒を有するモジュールを複数有しており、
該複数のモジュールは、前記ダクト内に流入した前記ガスの流れる方向に対して傾斜しており、かつ、互いに平行に配置されており、
前記複数のモジュールの間には、前記ダクト内に流入した前記ガスが流れる方向に、複数の抵抗体が互いに平行となるように等間隔に配置されていることを特徴とする脱硝装置。 - 前記抵抗体は、前記触媒を有する触媒シートであり、かつ、前記モジュールは、前記抵抗体よりも前記触媒を密に有するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の脱硝装置。
- 前記抵抗体は、前記触媒を有さないシートであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の脱硝装置。
- 一部の前記複数のモジュールの間には、前記抵抗体が配置されていないことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の脱硝装置。
- ガスが流入するダクトと、
該ダクト内に配置された脱硝反応器と、
を備えた脱硝装置において、
前記脱硝反応器は、前記ダクト内に流入した前記ガスと反応して、前記ガス中の窒素酸化物を除去する触媒を有するモジュールを複数有しており、
該複数のモジュールは、プリーツ状に配置されており、
前記複数のモジュールにおける前記ダクトの出口側の面には、前記ガスの流れる方向と平行となるように、複数の整流板が前記複数のモジュールと接しないように配置されていることを特徴とする脱硝装置。 - 前記複数のモジュールにおける前記ダクトの入口側の端部には、前記ダクトの入口側に向かって突出するベーンが設けられていることを特徴とする請求項6に記載の脱硝装置。
- 前記ベーンの形状は、前記ダクトの入口側に向かって凸となるように湾曲された円弧状又は前記ガスの上流側に向かって突出し、その幅が狭まるV字状であることを特徴とする請求項7に記載の脱硝装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2018
- 2018-03-14 JP JP2018046790A patent/JP6965191B2/ja active Active
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