JP6247165B2 - 排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排気流路に触媒が設けられた排気浄化装置に関する。
触媒が設けられた排気流路において排ガスの流れの一部を阻害することによって、触媒へ流入する排ガスの流速分布の偏りを軽減する技術が提案されている。
特許文献1には、排気流路における触媒の上流側及び下流側のそれぞれに、阻害部としての装入材が設けられた排気浄化装置が記載されている。装入材は、排気流路の断面全域を遮る大きさの概略円錐状の本体部と、本体部の外縁部から触媒側に向かって延びる案内部と、案内部の先端側から排気流路内側に向かって延びるフランジ部と、を備える。本体部の中央部は丸みをもった形状であり、その外周部には複数の貫通孔が形成されている。なお、特許文献1には、触媒の下流側には装入材を設けなくてもよいことが記載されている。換言すれば、特許文献1に記載の構成において、触媒の上流側の装入材は必須である。
特許文献1に記載のように、触媒の上流側に装入材が設けられた構成では、装入材によって排ガスの熱が奪われることにより、触媒へ流入する排ガスの温度が低下し、触媒による排気浄化効果が低下してしまう。
一方、特許文献2には、排気流路における触媒の下流側にのみ、阻害部としての整流バッフルプレートが設けられた排気浄化装置が記載されている。整流バッフルプレートは、排気流路の断面全域を遮る大きさの平らな円板部と、円板部の外縁部から触媒側に向かって延びるフランジ部と、を備える。円板部には、複数の貫通孔が形成されている。複数の貫通孔は、円板部の中央部から外周部に行くに従って各孔の合計開口面積が大きくなるように形成されている。
特開昭49−113025号公報 特開2007−315246号公報
触媒の上流側に阻害部が設けられた構成では、触媒へ流入する前の排ガスに阻害部が直接作用するため、触媒へ流入する排ガスの流速分布に対して阻害部が与える影響が大きい。これに対し、触媒の下流側にのみ阻害部が設けられた構成では、触媒へ流入する前の排ガスに阻害部が直接作用しないため、触媒の上流側に阻害部が設けられた構成と比較して、触媒へ流入する排ガスの流速分布に対して阻害部が与える影響が小さい。
このため、特許文献2に記載の貫通孔が形成された円板部によって、触媒へ流入する排ガスの流速分布の偏りを十分に軽減させるためには、触媒の下流側端面に対して円板部を十分に接近させなければならない。しかしながら、触媒の下流側端面に対して円板部を十分に接近させると、貫通孔の形成されていない部分において排ガスの流路が塞がれた状態又はそれに近い状態となる。その結果、排ガスの流れを阻害すべきでない部分において、排ガスの流れが必要以上に阻害されてしまい、流速分布の偏りが効果的に改善されない。
本発明は、触媒の下流側にのみ阻害部が設けられた構成であって、流速分布の偏りを抑制する効果の高い排気浄化装置を提供することを目的としている。
本発明の一側面は、排気浄化装置であって、排気流路に設けられた触媒と、前記排気流路において排ガスの流れの一部を阻害することによって、前記触媒へ流入する排ガスの流速分布の偏りを軽減する阻害部と、前記触媒に対する所定の位置に前記阻害部を支持する支持部と、を備え、前記阻害部は、前記排気流路における前記触媒の上流側及び下流側のうち下流側にのみ設けられ、かつ、貫通孔の形成されていない容器状の凹部を備え、前記支持部は、前記凹部が前記触媒の下流側端面における一部と対向する位置に前記阻害部を支持する。
このような排気浄化装置によれば、流速分布の偏りを抑制する効果を高くすることができる。すなわち、貫通孔の形成されていない容器状の凹部は、排ガスの流れの一部を単に阻害するだけでなく、本来の流れの方向に逆らって排ガスが流れるように案内する。このため、容器状の凹部は、平面と比較して、排ガスの流れを阻害する効果が高い。したがって、容器状の凹部を備えた阻害部は、前述した特許文献2に記載のような平面の構成と比較して、触媒の下流側端面から遠ざけて配置することが可能となる。その結果、阻害部を支持するための支持部についても、触媒の下流側端面から遠ざけて配置することが可能となる。よって、排ガスの流れを阻害すべきでない部分においては流れが阻害されにくくなり、流速分布の偏りが効果的に改善される。
上記構成において、前記阻害部の外縁部には、前記触媒側へ立ち上がるように屈曲した端部が形成されていてもよい。このような排気浄化装置によれば、凹部に衝突した排ガスが、触媒側、換言すれば本来の流れ方向とは反対側、へ案内されやすくなるため、排ガスの流れを阻害する効果を高くすることができる。
上記構成において、前記凹部を形成する面における外縁部には、残りの面と比較して、前記触媒の中心軸に沿った直線に対する角度が小さい立ち上がり面が形成されていてもよい。このような排気浄化装置によれば、凹部に衝突した排ガスが、触媒側、換言すれば本来の流れ方向とは反対側、へ案内されやすくなるため、排ガスの流れを阻害する効果を高くすることができる。
上記構成において、前記阻害部及び前記支持部は、一枚の金属板から一体的に形成され、前記支持部は、前記排気流路に固定される固定部と、前記固定部と前記阻害部とを連結する連結部と、を備えていてもよい。このような排気浄化装置によれば、製造コストを低減することができる。また、固定部と阻害部とが連結部により連結された構成であるため、阻害部以外の部分により排ガスの流れが阻害されにくくすることができる。
上記構成において、前記阻害部の外縁部には、第1の端部と、前記第1の端部と比較して前記触媒の下流側端面からの距離が長い第2の端部と、が形成され、前記連結部が、前記固定部と前記阻害部における前記第2の端部とを連結するようにしてもよい。このような排気浄化装置によれば、阻害部の外縁部において触媒の下流側端面からの距離が最も近い部分と、固定部と、を連結する構成と比較して、連結部を触媒の下流側端面から遠ざけて配置することができる。したがって、連結部により排ガスの流れが阻害されにくくすることができる。
上記構成において、前記第1の端部と前記第2の端部との間には切欠きが形成されていてもよい。このような排気浄化装置によれば、製造工程において、金属板を第2の端部となる部分で折り曲げることにより、第1の端部よりも凹んだ位置に第2の端部を形成することができる。また、折り曲げにより第1の端部が変形してしまうことを抑制することができる。
上記構成において、前記連結部は、前記阻害部よりも前記触媒側に突出しない形状であってもよい。このような排気浄化装置によれば、連結部により排ガスの流れが阻害されにくくすることができる。
上記構成において、前記固定部は、前記阻害部よりも前記触媒側に突出しない形状であってもよい。このような排気浄化装置によれば、固定部に制限されることなく阻害部を触媒に近づけた位置に配置することができる。
上記構成において、前記排気流路は、前記触媒の中心軸に沿った方向とは異なる方向から前記触媒の上流側へ排ガスを供給し、前記支持部は、前記凹部が前記触媒の下流側端面における一部であって中心からずれた部分と対向する位置に前記阻害部を支持してもよい。このような排気浄化装置によれば、排ガスの流れ方向に応じて、排ガスの流速が最も高くなる位置に阻害部を配置することができる。
上記構成において、前記支持部は、前記触媒の下流側端面と前記凹部との最短距離が1〜14[mm]の範囲内となる位置に前記阻害部を支持してもよい。このような排気浄化装置によれば、触媒へ流入する排ガスの流速分布の偏りを効果的に軽減することができる。
図1(A)は第1実施形態の排気浄化装置を第3の管部の中心軸と直交する第1の方向から見た図、図1(B)は第1実施形態の排気浄化装置を第3の管部の中心軸及び第1の方向と直交する第2の方向から見た図である。 図1(A)のII−II断面図である。 第1実施形態の阻害部材の斜視図である。 図4(A)は第1実施形態の阻害部材における排気流路の下流側となる面をその円筒状の板部の中心軸の方向から見た図、図4(B)は第1実施形態の阻害部材をその円筒状の板部の中心軸と直交する第3の方向から見た図、図4(C)は第1実施形態の阻害部材をその円筒状の板部の中心軸及び第3の方向と直交する第4の方向から見た図、図4(D)は図4(A)のIVD−IVD断面図である。 図4(D)の拡大図である。 実験計画法を用いた解析結果であって、触媒に対する阻害部材の距離と、触媒に流入する排ガスの一様度と、の関係を示すグラフである。 条件評価項目の位置を示す図である。 条件評価項目の組合せを示す図である。 解析結果として得られた各種の値を示す図である。 各条件評価項目についての一様度及び差圧の傾向を示す図である。 条件評価項目[2]及び[3]を変化させたときの一様度の値を示す図である。 図11の値を示すグラフである。 第2実施形態の阻害部材の斜視図である。 図14(A)は第2実施形態の阻害部材における排気流路の下流側となる面をその円筒状の板部の中心軸の方向から見た図、図14(B)は第2実施形態の阻害部材をその円筒状の板部の中心軸と直交する第5の方向から見た図、図14(C)は第2実施形態の阻害部材をその円筒状の板部の中心軸及び第5の方向と直交する第6の方向から見た図、図14(D)は図14(A)のVIIID−VIIID断面図である。 第3実施形態の阻害部材の斜視図である。 図16(A)は第3実施形態の阻害部材における排気流路の下流側となる面をその円筒状の板部の中心軸の方向から見た図、図16(B)は第3実施形態の阻害部材をその円筒状の板部の中心軸と直交する第7の方向から見た図、図16(C)は図16(A)のXC−XC断面図である。
以下、本発明の一例としての例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1(A)、図1(B)及び図2に示す排気浄化装置1は、自動車の内燃機関(例えばガソリンエンジン)から排出された排ガスを浄化するための装置である。図2における矢印は、排ガスの流れる方向を示す。
排気浄化装置1は、流路部材2と、触媒3と、阻害部材10と、を備える。
流路部材2は、内燃機関から排出された排ガスを自動車の外部へ導くための排気流路の一部を形成する。流路部材2は、上流側から順に、第1の管部2Aと、第2の管部2Bと、第3の管部2Cと、第4の管部2Dと、第5の管部2Eと、を備える。なお、これらは説明の便宜上の区分である。流路部材2を構成する部品の区分は、特に限定されない。
第1の管部2Aは、直線状の円管部である。
第3の管部2Cは、その中心軸5が第1の管部2Aの中心軸4と一致しない直線状の円管部である。中心軸4と中心軸5とは、平行でなく、この例では互いに交差する。第3の管部2Cは、第1の管部2Aの内径よりも外径が大きい円柱状の触媒3を収容するために、第1の管部2Aよりも内径が大きく形成されている。第1の管部2Aと第3の管部2Cとは、排気流路の内径を徐々に拡大するための拡径流路を形成する円管部である第2の管部2Bによって、なだらかに連結されている。
第5の管部2Eは、第3の管部2Cの中心軸5と同軸に設けられた直線状の円管部である。第5の管部2Eは、第3の管部2Cよりも内径が小さく形成されている。この例では、第1の管部2Aと第5の管部2Eとは、内径が同じである。第3の管部2Cと第5の管部2Eとは、排気流路の内径を徐々に縮小するための縮径流路を形成する円管部である第4の管部2Dによって、なだらかに連結されている。
つまり、流路部材2は、触媒3の上流側に拡径流路を有し触媒3の下流側に縮径流路を有する排気流路を形成する。この例では、触媒3の中心軸5に沿った方向とは異なる方向から触媒3の上流側へ排ガスが供給される。
触媒3は、白金、パラジウム、ロジウム等の貴金属を担持したセラミック製の担体である。担体は、外形が円柱状のフィルタであり、上流側端面に流入した排ガスが下流側端面から流出するように構成されている。排ガス中のHC,CO,NOx等は、触媒3を通過する際に、酸化反応又は酸化・還元反応により浄化される。触媒3は、第3の管部2Cの内側において、第3の管部2C及び第5の管部2Eの中心軸5と同軸に設けられている。
阻害部材10は、排気流路における触媒3の上流側及び下流側のうち下流側にのみ設けられている。
図3、図4(A)、図4(B)、図4(C)、図4(D)及び図5に示すように、阻害部材10は、阻害部11と、支持部12と、を備える。この例では、阻害部11及び支持部12は、一枚の金属板から一体的に形成されている。
阻害部11は、貫通孔の形成されていない容器状の凹部111を備える。この例では、阻害部11は、概略円錐面状の板であり、その内面により凹部111が形成されている。阻害部11は、その中心軸の方向から見た形状が円形状であり、その円形状の直径は、触媒3の下流側端面の直径よりも小さい。つまり、阻害部11は、触媒3の下流側端面の全域を覆う大きさではなく、下流側端面の一部を覆う大きさである。
図5に示すように、阻害部11の外縁部には、複数の第1の端部114と、第1の端部114よりも凹んだ複数の第2の端部115と、が形成されている。第2の端部115は、第1の端部114と比較して、触媒3の下流側端面からの距離が長い。
第1の端部114は、触媒3側へ立ち上がるように屈曲している。換言すれば、凹部111を形成する面における第1の端部114の外縁部には、円錐面に対して立ち上がった立ち上がり面112が形成されている。立ち上がり面112は、立ち上がり面112以外の残りの面(主として円錐面)113と比較して、触媒3の中心軸5に沿った直線に対する角度が小さい。
この例では、4つの第1の端部114と4つの第2の端部115とが交互に形成されている。4つの第1の端部114の幅は同一である。また、4つの第2の端部115の幅も同一である。各第2の端部115の幅は、各第1の端部114の幅と比較して、十分に小さい。つまり、阻害部11の外縁部は、主として第1の端部114により形成されている。第1の端部114と第2の端部115との間には、切欠き116が形成されている。
支持部12は、触媒3に対する所定の位置に阻害部11を支持する機能を有する。支持部12は、複数の連結部121,122,123,124と、固定部125と、を備える。なお、阻害部材10を構成する阻害部11、連結部121,122,123,124、及び、固定部125は、説明の便宜上の区分である。
固定部125は、円筒状の板部と円環状の平板部とを備える。円筒状の板部は、第3の管部2Cの内径と同じ又はやや小さい寸法の外径に設計され、第3の管部2Cの内周面に溶接等で接合される。つまり、固定部125は、円筒状の板部が触媒3の中心軸5と同軸になるように、排気流路に固定される。
連結部121,122,123,124は、固定部125と阻害部11とを連結する帯状の板部である。この例では、連結部121,122,123,124は、阻害部11の円周方向において等間隔に位置し、阻害部11の半径方向に沿って直線状に延びている。連結部121,122,123,124は、第2の端部115と固定部125とを連結する。
連結部121,122,123,124は、固定部125における円筒状の板部の中心軸と垂直な面に沿って延びるように形成されている。つまり、連結部121,122,123,124は、触媒3の中心軸5と垂直な面に沿って延びる形状である。したがって、連結部121,122,123,124は、阻害部11よりも触媒3側に突出しない。
固定部125における円環状の平板部は、円筒状の板部の中心軸と垂直な面であり、円筒状の板部における触媒3側の端部から中心軸側へ延びるように形成されている。つまり、固定部125において、円環状の平板部は、触媒3の中心軸5と垂直な面に沿って延びる形状であり、円筒状の板部は、円環状の平板部から触媒3側とは反対側へ延びる形状である。したがって、固定部125は、連結部121,122,123,124と同様、阻害部11よりも触媒3側に突出しない。
阻害部11は、固定部125の中心に対して偏った位置で、連結部121,122,123,124により固定される。つまり、支持部12は、凹部111が触媒3の下流側端面における一部であって中心からずれた部分と対向する位置に阻害部11を支持する。
ここでいう中心からずれた部分とは、阻害部材10が設けられていない場合に、触媒3から流出する排ガスの流速が最も高くなる部分である。すなわち、前述したように、本実施形態の排気流路では、触媒3の中心軸5に沿った方向とは異なる方向から触媒3の上流側へ排ガスが供給される。このため、触媒3から流出する排ガスの流速が最も高くなる部分が、触媒3の中心からずれる。
具体的には、触媒3の上流側における排ガスの速度を表すベクトルの成分であって触媒3の中心軸5と直交する面内の成分、の示す向き(図2でいう上方)に、排ガスの流速が最も高くなる部分がずれる。したがって、触媒3の中心軸5に対して上方にずれた位置に阻害部11が支持され、阻害部11により排ガスの流れの一部が阻害されることによって、触媒3へ流入する排ガスの流速分布の偏りが軽減される。したがって、阻害部11は、触媒3に流入する排ガスの流速分布を均一に近づける機能を有する。
凹部111は、触媒3の下流側端面に対して間隔を空けて配置される。触媒3の下流側端面に対して凹部111を近づけすぎると、排ガスの流れが阻害されすぎてしまう。逆に、触媒3の下流側端面に対して凹部111を遠ざけすぎると、排ガスが安易に通り抜けてしまう。つまり、凹部111が排ガスの流速分布に与える影響の度合いは、触媒3の下流側端面に対する凹部111の距離に応じて異なり得る。
統計学的評価法である実験計画法を用いて解析したところ、図6に示す結果が得られた。この結果によれば、触媒3に流入する排ガスの流速分布を均一に近づけるには、触媒3の下流側端面から阻害部11の端部までの距離が1〜14[mm]の範囲内となる位置に阻害部11が支持されることが好ましい。
ここで、図6に示す結果が得られた実験計画法の評価条件(CFD計算条件)について説明する。
<条件評価項目>
条件評価項目は、次の[1]〜[5]の5つである(図7参照)。なお、条件評価項目に触媒の直径を含めていないのは、触媒の直径が排ガスの流れに与える影響が小さいからである。
[1]触媒上流の拡径流路の長さ
[2]阻害部の径
[3]触媒下流側端面から阻害部端部までの距離
[4]触媒の軸方向に沿った阻害部の長さ
[5]触媒下流の縮径流路の長さ
<計算条件>
・入口条件
流量:0.148[kg/s]
・出口条件
大気開放(標準圧101325[Pa])
・触媒抵抗
α(慣性抵抗係数[kg/m4]):29.21
β(粘性抵抗係数[kg/m3s]):244.16
・触媒の直径:φ190[mm]
・触媒の軸方向に沿った長さ:100[mm]
・拡径流路の上流側及び縮径流路の下流側の各パイプの形状
外径φ60.5[mm],厚み1.5[mm],長さ400[mm]
・触媒の下流側であって縮径流路の上流側には阻害部材を格納するためのストレート部を30[mm]確保する。
<実験計画>
上記[1]〜[5]の条件評価項目のそれぞれについて、次のように3種類の値(いずれも単位はミリメートル)を設定した。したがって、[1]〜[5]の組合せは3の5乗とおり(243とおり)となるが、実験計画法により図8に示す27とおりに絞り、これら27とおりのそれぞれについて一様度を求めた。
[1]30,60,90
[2]75,90,105
[3]5,10,15
[4]10,25,40
[5]122,152,182
<解析結果>
図9に示すように、式の確からしさを示す「R*^2」の値は0.97、予想のばらつきを示す残差標準偏差は0.005、となった。なお、偏回帰係数は、モデル式の係数である。
上記[1]〜[5]の条件評価項目のうち、[3]の寄与率が最も高く、18.32[%]であった。モデル式に取り込んだ寄与率の合計は99.87[%]である。100からこの合計値を差し引いた値である0.13[%]が、誤差(モデルの当てはまりの悪さ)を表す。
上記[1]〜[5]の条件評価項目のそれぞれについて、一様度の傾向を図10の上段に示し、触媒前後の差圧の傾向を図10の下段に示す。
[1]については、値が大きいほど一様度が良好になるが、効果が少ない。同様に、値が大きいほど差圧が低くなるが、適当な長さで飽和する。したがって、[1]の値は、前述した3つの値の中では、60[mm]が適切である。
[2]については、値が大きいほど一様度が低下し、差圧も高くなる。したがって、[2]の値は、前述した3つの値の中では、75[mm]が適切である。
[3]については、10[mm]よりもやや低い値で一様度が最も高くなる。一方、差圧は、[3]の値が大きいほど低くなる。一様度と差圧との両立を考慮すると、[3]の値は、前述した3つの値の中では、10[mm]が適切である。
[4]については、10[mm]で一様度が最も高くなる。差圧はほとんど変化しない。また、[4]は、寄与度が小さい。一方、[4]の値は小さいほど製造性(プレス加工のしやすさ)が向上する。したがって、[4]の値は、前述した3つの値の中では、10[mm]が適切である。
[5]については、一様度及び差圧のいずれもほとんど変化しない。また、[5]は、寄与度が小さい。コスト面では短いことが望ましいため、[5]の値は、前述した3つの値の中では、122[mm]が適切である。
次に、寄与度の高い[2]及び[3]の各値を変化させて一様度を求めた。[2]については、70〜85[mm]の範囲内で5[mm]単位の値を用いた。[3]については、0〜15[mm]の範囲内で1[mm]単位の値を用いた。なお、[1]、[4]及び[5]については、寄与度が低いため、前述した適切な値を固定値として用いた。
その結果、図11及び図12に示す一様度が求められた。図12に示すように、[2]の値が70[mm]の場合に一様度が最も高くなる。この場合の曲線を単独で示したものが前述した図6である。図6に示す関係によれば、触媒の下流側端面から阻害部の端部までの距離を1〜14[mm]の範囲内とすることで、一様度が0.9以上となる。なお、触媒の下流側端面から阻害部の端部までの距離を1〜14[mm]の範囲内とするという条件は、[2]の値が70[mm]以外の場合にも適用可能な条件である。図12に示すように、[2]の値が85[mm]の場合、一様度が0.9以上となるのは、触媒の下流側端面から阻害部の端部までの距離を3〜14[mm]の範囲内とした場合である。つまり、[2]の値によっては、一様度が0.9を下回る場合もあり得る。しかしながら、[2]の値が種々の値(例えば70[mm])をとり得ることを考慮すると、3[mm]よりも小さな範囲が除外されることは適切でない。[2]の値として種々の値に対応できるようにするためには、1〜14[mm]の範囲が適切である。
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)排気浄化装置1において、阻害部11は、排気流路における触媒3の上流側及び下流側のうち下流側にのみ設けられる。したがって、排気浄化装置1は、排気流路における触媒3の上流側に阻害部が設けられた構成と比較して、触媒3へ流入する排ガスの温度低下を抑制することができる。すなわち、触媒3の上流側に阻害部が設けられた構成では、その阻害部により排ガスの熱が奪われ、触媒3へ流入する排ガスの温度が低下してしまう。これに対し、排気浄化装置1は、触媒3の上流側に阻害部が設けられていないため、触媒3の上流側での排ガスの温度低下を抑制することができる。
(2)阻害部11は、貫通孔の形成されていない容器状の凹部111によって排ガスの流れの一部を阻害するように構成されている。貫通孔の形成されていない容器状の凹部111は、排ガスの流れの一部を単に阻害するだけでなく、本来の流れの方向に逆らって排ガスが流れるように案内する。具体的には、凹部111は、触媒3から流出した排ガスの一部をUターン(逆流)させるように案内する。逆流した排ガスは、上流側からの排ガスとぶつかり、排ガスの流れに抵抗を生じさせる。このため、貫通孔の形成されていない容器状の凹部111は、貫通孔の形成されていない平面と比較して、排ガスの流れを阻害する効果が高い。したがって、容器状の凹部111を備えた阻害部11は、平面の構成と比較して、触媒3の下流側端面から遠ざけて配置することが可能となる。その結果、阻害部11を支持するための支持部12についても、触媒3の下流側端面から遠ざけて配置することが可能となる。よって、排ガスの流れを阻害すべきでない部分である支持部12により排ガスの流れが阻害されにくくなり、流速分布の偏りが効果的に改善される。加えて、阻害部材10を要因とする圧力損失が過剰に大きくなることが抑制される。
(3)阻害部11の外縁部には、触媒3側へ立ち上がるように屈曲した第1の端部114が形成されている。換言すれば、凹部111を形成する面における外縁部には、残りの面113と比較して、触媒3の中心軸に沿った直線に対する角度が小さい立ち上がり面112が形成されている。したがって、排気浄化装置1によれば、凹部111に衝突した排ガスが、触媒3側、換言すれば本来の流れ方向とは反対側、へ案内されやすくなるため、排ガスの流れを阻害する効果を高くすることができる。
(4)阻害部11及び支持部12は、一枚の金属板から一体的に形成され、支持部12は、排気流路に固定される固定部125と、固定部125と阻害部11とを連結する連結部121,122,123,124と、を備えている。したがって、排気浄化装置1によれば、製造コストを低減することができる。また、固定部125と阻害部11とが連結部121,122,123,124により連結された構成であるため、阻害部11以外の部分により排ガスの流れが阻害されにくくすることができる。したがって、パンチングプレートなどと比較して、阻害部材10を要因とする圧力損失が抑制される。
(5)阻害部11の外縁部には、第1の端部114と、第1の端部114と比較して触媒3の下流側端面からの距離が長い第2の端部115と、が形成されている。連結部121,122,123,124は、固定部125と阻害部11における第2の端部115とを連結する。したがって、排気浄化装置1によれば、阻害部11の外縁部において触媒3の下流側端面からの距離が最も近い部分と、固定部125と、を連結する構成と比較して、連結部121,122,123,124を触媒3の下流側端面から遠ざけて配置することができる。よって、連結部121,122,123,124により排ガスの流れが阻害されにくくすることができる。
(6)第1の端部114と第2の端部115との間には切欠き116が形成されている。したがって、排気浄化装置1によれば、製造工程において、金属板を第2の端部115となる部分で折り曲げることにより、第1の端部114よりも凹んだ位置に第2の端部115を形成することができる。また、折り曲げにより第1の端部114が変形してしまうことを抑制することができる。
(7)連結部121,122,123,124は、阻害部11よりも触媒3側に突出しない形状である。したがって、排気浄化装置1によれば、連結部121,122,123,124により排ガスの流れが阻害されにくくすることができる。
(8)固定部125は、阻害部11よりも触媒3側に突出しない形状である。したがって、排気浄化装置1によれば、固定部125に制限されることなく阻害部11を触媒3に近づけた位置に配置することができる。
(9)排気流路は、触媒3の中心軸に沿った方向とは異なる方向から触媒3の上流側へ排ガスを供給する。支持部12は、凹部111が触媒3の下流側端面における一部であって中心からずれた部分と対向する位置に阻害部11を支持する。したがって、排気浄化装置1によれば、排ガスの流れ方向に応じて、排ガスの流速が最も高くなる位置(流れの中心)に阻害部11を配置することができる。
(10)支持部12は、触媒3の下流側端面と凹部111との最短距離が1〜14[mm]の範囲内となる位置に阻害部11を支持する。したがって、排気浄化装置1によれば、触媒3へ流入する排ガスの流速分布の偏りを効果的に軽減することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であり、前述した阻害部材10に代えて、図13、図14(A)、図14(B)、図14(C)及び図14(D)に示す阻害部材20が用いられる点で相違する。
阻害部材20は、阻害部21と、支持部22と、を備える。第1実施形態と同様、阻害部21及び支持部22は、一枚の金属板から一体的に形成されている。
阻害部21は、第1実施形態の凹部111と同一形状の凹部211を備える。
支持部22は、触媒3に対する所定の位置に阻害部21を支持する機能を有する。支持部22は、複数の連結部221,222,223,224と、固定部225と、を備える。
固定部225は、第1実施形態の固定部125と同一形状である。
連結部221,222,223,224は、第1実施形態の連結部121,122,123,124と対比すると、形状が異なる。具体的には、連結部221,222,223,224は、阻害部21の円周方向及び固定部225の円周方向のそれぞれにおいて等間隔に位置するように、S字状に形成されている。つまり、第2実施形態の阻害部材20は、連結部221,222,223,224はS字状である点で、第1実施形態の阻害部材10と相違する。その他の構成は同様であるため、説明を省略する。
以上詳述した第2実施形態によれば、第1実施形態の効果と同様の効果が得られる。
[第3実施形態]
第3実施形態は、触媒3の中心軸に沿った方向から触媒3の上流側へ排ガスが供給される構成を前提とする。例えば、第1の管部2Aが第5の管部2Eと同軸に配置され、第2の管部2Bが第4の管部2Dと同様の形状(第3の管部2Cを挟んで対称に向かい合った形状)である構成が前提とされる。第3実施形態では、前述した阻害部材10に代えて、図15、図16(A)、図16(B)及び図16(C)に示す阻害部材30が用いられる。
阻害部材30は、阻害部31と、支持部32と、を備える。第1実施形態と同様、阻害部31及び支持部32は、一枚の金属板から一体的に形成されている。
阻害部31は、第1実施形態の凹部111と同一形状の凹部311を備える。
支持部32は、触媒3に対する所定の位置に阻害部31を支持する機能を有する。支持部32は、複数の連結部321と、固定部325と、を備える。
固定部325は、第1実施形態の固定部125と同一形状である。
連結部321は、第1実施形態の連結部121,122,123,124と対比すると、阻害部31を支持する位置が異なる。具体的には、阻害部31は、固定部325の中心に位置するように、連結部321により固定される。つまり、第3実施形態の阻害部材30は、阻害部31が中心に位置している点で、第1実施形態の阻害部材10と相違する。その他の構成は同様であるため、説明を省略する。
以上詳述した第3実施形態によれば、第1実施形態の効果と同様の効果が得られる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
上記各実施形態では、連結部121〜124,221〜224,321が、触媒3の中心軸5と垂直な面に沿って延びるように形成された構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、連結部121〜124,221〜224,321が、阻害部11,21,31から固定部125,225,325へ向かって触媒3から徐々に遠ざかるように傾斜した形状であってもよい。このような構成によれば、阻害部11,21,31を触媒3へ近づけつつ、連結部121〜124,221〜224,321及び固定部125,225,325を触媒3から遠ざけることができる。
上記各実施形態では、中心軸5の方向から見た形状が円形状の阻害部11,21,31を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば楕円形状又は多角形状などであってもよい。また、凹部の形状も上記実施形態の形状に限定されない。
上記各実施形態では、4つの連結部121〜124,221〜224,321を備えた阻害部材10,20,30を例示したが、これに限定されるものではない。連結部の数は3つ以下でもよく、また、5つ以上でもよい。また、上記各実施形態では、連結部121〜124,221〜224,321が阻害部11,21,31の円周方向において等間隔に位置した構成を例示したが、これに限定されるものではない。
上記各実施形態では、一枚の金属板から形成された阻害部材10,20,30を例示したが、これに限定されるものではなく、複数の部品から形成されていてもよい。例えば、阻害部と支持部とが別部品で構成されていてもよい。また例えば、連結部と固定部とが別部品で構成されていてもよい。また例えば、阻害部の凹部が、複数の部品で形成されていてもよい。
上記各実施形態では、中心軸5の方向から見た形状が円形状の触媒3を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば楕円形状又は多角形状などであってもよい。
上記各実施形態の排気流路は一例であり、これに限定されるものではない。例えば、第1の管部2Aと第5の管部2Eとは、内径が異なっていてもよい。また例えば、第3の管部2Cと第5の管部2Eとは、中心軸が一致していなくてもよい。また例えば、排気流路の断面形状は、円形状に限定されるものではなく、例えば楕円形状又は多角形状などであってもよい。
上記各実施形態では、触媒3として、白金、パラジウム、ロジウム等の貴金属が担持された三元触媒を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、ディーゼルパティキュレートフィルタ(Diesel Particulate Filter:DPF)や、選択還元触媒(Selective Catalytic Reduction:SCR)などのように、三元触媒以外の触媒を用いてもよい。
上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
本発明は、前述した排気浄化装置1の他、当該排気浄化装置1が備える阻害部材10,20,30、当該阻害部材10,20,30の製造方法など、種々の形態で実現することができる。
1…排気浄化装置、2…流路部材、2A…第1の管部、2B…第2の管部、2C…第3の管部、2D…第4の管部、2E…第5の管部、3…触媒、4,5…中心軸、10,20,30…阻害部材、11,21,31…阻害部、12,22,32…支持部、111,211,311…凹部、112…立ち上がり面、114…第1の端部、115…第2の端部、116…切欠き、121〜124,221〜224,321…連結部、125,225,325…固定部。

Claims (10)

  1. 排気流路に設けられた触媒と、
    前記排気流路において排ガスの流れの一部を阻害することによって、前記触媒へ流入する排ガスの流速分布の偏りを軽減する阻害部と、
    前記触媒に対する所定の位置に前記阻害部を支持する支持部と、
    を備え、
    前記阻害部は、前記排気流路における前記触媒の上流側及び下流側のうち下流側にのみ設けられ、かつ、貫通孔の形成されていない容器状の凹部を備え、
    前記支持部は、前記凹部が前記触媒の下流側端面における一部と対向する位置に前記阻害部を支持する、排気浄化装置。
  2. 請求項1に記載の排気浄化装置であって、
    前記阻害部の外縁部には、前記触媒側へ立ち上がるように屈曲した端部が形成されている、排気浄化装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の排気浄化装置であって、
    前記凹部を形成する面における外縁部には、残りの面と比較して、前記触媒の中心軸に沿った直線に対する角度が小さい立ち上がり面が形成されている、排気浄化装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の排気浄化装置であって、
    前記阻害部及び前記支持部は、一枚の金属板から一体的に形成され、
    前記支持部は、
    前記排気流路に固定される固定部と、
    前記固定部と前記阻害部とを連結する連結部と、
    を備える排気浄化装置。
  5. 請求項4に記載の排気浄化装置であって、
    前記阻害部の外縁部には、第1の端部と、前記第1の端部と比較して前記触媒の下流側端面からの距離が長い第2の端部と、が形成され、
    前記連結部は、前記固定部と前記阻害部における前記第2の端部とを連結する、排気浄化装置。
  6. 請求項5に記載の排気浄化装置であって、
    前記第1の端部と前記第2の端部との間には切欠きが形成されている、排気浄化装置。
  7. 請求項4から請求項6までのいずれか1項に記載の排気浄化装置であって、
    前記連結部は、前記阻害部よりも前記触媒側に突出しない形状である、排気浄化装置。
  8. 請求項4から請求項7までのいずれか1項に記載の排気浄化装置であって、
    前記固定部は、前記阻害部よりも前記触媒側に突出しない形状である、排気浄化装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の排気浄化装置であって、
    前記排気流路は、前記触媒の中心軸に沿った方向とは異なる方向から前記触媒の上流側へ排ガスを供給し、
    前記支持部は、前記凹部が前記触媒の下流側端面における一部であって中心からずれた部分と対向する位置に前記阻害部を支持する、排気浄化装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の排気浄化装置であって、
    前記支持部は、前記触媒の下流側端面と前記凹部との最短距離が1〜14[mm]の範囲内となる位置に前記阻害部を支持する、排気浄化装置。
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