JP2019075654A - 伝送システム及び伝送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置コストを低減することができる伝送システム及び伝送方法を提供する。【解決手段】 伝送システムは、各隣接ノード間が、第1波長帯の光に適合する第1の種類の光ファイバ、または、第2波長帯の光に適合する第2の種類の光ファイバにより接続された複数のノードを有し、複数のノードは、送信ノードと、受信ノード、及び中継ノードとを含み、波長多重光信号の中継経路上で最も上流側の第2の種類の光ファイバにより下流側の隣接ノードと接続された第1ノードは、波長多重光信号の波長帯を第1波長帯から第2波長帯に変換する第1波長変換部を有し、波長多重光信号の中継経路上で最も下流側の第2の種類の前記光ファイバにより上流側の隣接ノードと接続された第2ノードは、波長多重光信号の波長帯を第2波長帯から第1波長帯に変換する第2波長変換部を有する。【選択図】図4

Description

本件は、伝送システム及び伝送方法に関する。
光信号を伝送する光ファイバとして、例えばシングルモードファイバ(SMF: Single Mode Fiber)と分散シフトファイバ(DSF: Dispersion Shifted Fiber)が挙げられる。例えば日本国内では、伝送路がSMFだけで構成されるとは限らず、一部にDSFを含むことが有り得る。
DSFは波長分散がゼロとなるように設計されているが、Cバンド(1.55(nm)帯)の波長多重光信号をDSFに伝送すると、非線形光学効果により信号歪みが生じて信号品質が劣化する。これに対し、SMFは、Cバンド及びLバンド(1.59(nm)帯)の何れの波長多重光信号でも、非線形光学効果の影響は小さい。Cバンド及びLバンドに関し、例えば特許文献1には、波長多重光信号の波長帯をCバンドとLバンドの間で変換する点が記載されている。
特開2001−274750号公報
例えば波長多重光信号の伝送路の途中の区間だけがDSFであり、他区間がSMFである場合、DSFに入力される波長多重光信号のパワーを光減衰器などにより十分に減衰させれば非線形光学は抑制される。しかし、波長多重光信号の受信に必要なパワーが不足するため、伝送が不可能となるか、伝送距離が延びないおそれがある。このため、上記のような伝送路においては、各ノードにLバンド対応の光伝送機器が設けられ、Lバンドの波長多重光信号が伝送される。
また、例えば、波長多重光信号の伝送路が途中でSMFからDSFに切り替わる場合、波長多重光信号の波長帯をCバンドからLバンドに変換することにより信号品質の劣化が抑制される。この場合、DSFの区間では各ノードにLバンド対応の光伝送機器が設けられ、Lバンドの波長多重光信号が伝送される。
しかし、Lバンド対応の光伝送機器は、Cバンド対応の光伝送機器と比べると市場規模が小さいため、高価である。とりわけ、波長多重光信号に波長多重される光信号を送受信するトランスポンダは通信回線ごとに設けられるため、伝送システム全体の構成の比率が大きい。したがって、例えばLバンド対応のトランスポンダの数が増えると、伝送システム全体の装置コストが増加する。
そこで本件は、装置コストを低減することができる伝送システム及び伝送方法を提供することを目的とする。
1つの態様では、伝送システムは、各隣接ノード間が、第1波長帯の光に適合する第1の種類の光ファイバ、または、第2波長帯の光に適合する第2の種類の光ファイバにより接続された複数のノードを有し、前記複数のノードは、複数の光信号を波長多重することにより前記第1波長帯の波長多重光信号を生成して送信する送信ノードと、前記波長多重光信号から前記複数の光信号を分離して受信する受信ノードと、前記送信ノードから前記第1の種類または前記第2の種類の光ファイバを介して前記受信ノードまで前記波長多重光信号を中継する1以上の中継ノードとを含み、前記複数のノードのうち、前記波長多重光信号の中継経路上で最も上流側の前記第2の種類の前記光ファイバにより下流側の隣接ノードと接続された第1ノードは、前記波長多重光信号の波長帯を前記第1波長帯から第2波長帯に変換する第1波長変換部を有し、前記複数のノードのうち、前記波長多重光信号の中継経路上で最も下流側の前記第2の種類の前記光ファイバにより上流側の隣接ノードと接続された第2ノードは、前記波長多重光信号の波長帯を前記第2波長帯から前記第1波長帯に変換する第2波長変換部を有する。
1つの態様では、伝送方法は、各隣接ノード間が、第1波長帯の光に適合する第1の種類の光ファイバ、または、第2波長帯の光に適合する第2の種類の光ファイバにより接続された複数のノードを用い、前記複数のノードは、複数の光信号を波長多重することにより前記第1波長帯の波長多重光信号を生成して送信する送信ノードと、前記波長多重光信号から前記複数の光信号を分離して受信する受信ノードと、前記送信ノードから前記第1の種類または前記第2の種類の光ファイバを介して前記受信ノードまで前記波長多重光信号を中継する1以上の中継ノードとを含み、前記複数のノードのうち、前記波長多重光信号の中継経路上で最も上流側の前記第2の種類の前記光ファイバにより下流側の隣接ノードと接続された第1ノードは、前記波長多重光信号の波長帯を前記第1波長帯から第2波長帯に変換し、前記複数のノードのうち、前記波長多重光信号の中継経路上で最も下流側の前記第2の種類の前記光ファイバにより上流側の隣接ノードと接続された第2ノードは、前記波長多重光信号の波長帯を前記第2波長帯から前記第1波長帯に変換する。
1つの側面として、装置コストを低減することができる。
第1比較例の伝送システムを示す構成図である。 第2比較例の伝送システムを示す構成図である。 第3比較例の伝送システムを示す構成図である。 第1実施例の伝送システムを示す構成図である。 インライン増幅器の一例を示す構成図である。 波長多重光信号の管理情報の変換の一例を示す図である。 第2実施例の伝送システムを示す構成図である。 第3実施例の伝送システムを示す構成図である。 第4実施例の伝送システムを示す構成図である。 多重分離装置の一例を示す構成図である。 第5実施例の伝送システムを示す構成図である。 光クロスコネクト装置の一例を示す構成図である。 第6実施例の伝送システムを示す構成図である。 第7実施例の伝送システムを示す構成図である。 光クロスコネクト装置の他の例を示す構成図である。 第8実施例の伝送システムを示す構成図である。 第9実施例の伝送システムを示す構成図である(その1)。 第9実施例の伝送システムを示す構成図である(その2)。 光クロスコネクト装置の他の例を示す構成図である。
(第1比較例)
図1は、第1比較例の伝送システムを示す構成図である。伝送システムは、一例として、直列に接続されたノードA〜Fを含む。本例では、波長多重光信号Sa,Sbの伝送路の途中の区間だけがDSF91であり、他区間がSMF90である場合を挙げる。互いに隣接するノードA〜C間及びノードD〜F間は一対のSMF90により接続され、互いに隣接するノードC,D間は一対のDSF91により接続されている。
このように、伝送システムのノードA〜Fは、各隣接ノード間がSMF90またはDSF91により接続されている。SMF90は第1の種類の光ファイバの一例であり、DSF91は第2の種類の光ファイバの一例である。なお、以降の図面において、SMF90は実線で示し、DSF91は点線で示す。
端部のノードA,Fには、光多重分離装置(MUX)1が設けられ、他のノードB〜Eには、インライン増幅器(ILA)2,2aが設けられている。ノードAの多重分離装置1は、ノードB〜Eを介してノードFの多重分離装置1にCバンドの波長多重光信号Saを送信し、ノードFの多重分離装置1は、ノードB〜Eを介してノードAの多重分離装置1にCバンドの波長多重光信号Sbを送信する。
多重分離装置1は、Cバンドにそれぞれ対応する複数のトランスポンダ(C−TP)10、多重分離部11、及び増幅部(C−AMP)12を有する。複数のトランスポンダ10は、波長が相違する光信号を送受信する。トランスポンダ10は、光信号を生成するレーザダイオード、光を変調する光変調器、及び光信号を電気信号に変換するフォトディテクタなどから構成される。
多重分離部11は、各トランスポンダ10から送信された光信号を波長多重することにより波長多重光信号Sa,Sbを生成して増幅部12に出力する。また、多重分離部11は、増幅部12から入力された波長多重光信号Sa,Sbを波長ごとの光信号に分離してトランスポンダ10に出力する。多重分離部11は、例えばAWG(Arrayed Waveguide Grating)などから構成される。
増幅部12は、SMF90から入力された波長多重光信号Sa,Sbを増幅して多重分離部11に出力する。また、増幅部12は、多重分離部11から入力された波長多重光信号Sa,Sbを増幅してSMF90に出力する。増幅部12は、例えばEDFA(Erbium Doped optical Fiber Amplifier)などから構成される。
このように、ノードA,Fは、送信ノードの一例として、複数の光信号を波長多重することによりCバンドの波長多重光信号Sa,Sbをそれぞれ生成して送信する。また。ノードA,Fは、受信ノードの一例として、波長多重光信号Sb,Saから複数の光信号をそれぞれ分離して受信する。波長多重光信号Saは、一対のSMF90の一方と一対のDSF91の一方を伝送し、波長多重光信号Sbは、一対のSMF90の他方と一対のDSF91の他方を伝送する。
他のノードB〜Eは、中継ノードの一例として、送信ノードA,FからSMF90またはDSF91を介して受信ノードF,Aまで波長多重光信号Sa,Sbを中継する。ノードB〜Eのインライン増幅器2,2aは、Cバンドに対応する増幅部(C−AMP)20により波長多重光信号Sa,Sbを増幅する。増幅部12は、例えばEDFAなどから構成される。
SMF90はCバンド及びLバンドの光に適合し、DSF91はLバンドの光に適合する。つまり、SMF90は、その伝送特性において、Cバンド及びLバンドの正常な光伝送が可能であり、DSF91は、その伝送特性において、Lバンドの正常な光伝送が可能である。逆に言えば、DSF91は、後述するように、Cバンドの光に適合せず、正常な光伝送が不可能である。ここで、Cバンドは、第1波長帯の一例であり、1528〜1563(nm)の波長帯を指し、Lバンドは、第2波長帯の一例であり、1570〜1607(nm)の波長帯を指す。
波長多重光信号Sa,SbはCバンドの光であるため、SMF90の区間では正常に伝送されるが、DSF91の区間では非線形光学効果により信号歪みが生じて信号品質が劣化する。このため、DSF91により接続されたノードC,Dでは、インライン増幅器2aに光減衰器(ATT)21が設けられている。
光減衰器21は、DSF91に入力される波長多重光信号Sa,Sbを減衰させるため、非線形光学効果は抑制される。しかし、その減衰により、波長多重光信号Sa,Sbの受信に必要なパワーが不足するため、伝送が不可能となるか、伝送距離が延びないおそれがある。
符号G1は、ノードAからノードFに伝送される波長多重光信号Saの位置に応じたパワー(dBm)の変化の一例を示す。波長多重光信号Saのパワーは、各増幅部20により増加し、SMF90及びDSF91を通過するたびに減少する。
ノードCのインライン増幅器2aは、光減衰器21により波長多重光信号Saを減衰させるため、そのパワーは光減衰器21の通過後に減少する(符号Da参照)。このため、ノードDのインライン増幅器2に入力される波長多重光信号SaのパワーPb(符号Db参照)は、ノードB,Cに入力されるときのパワーPaより小さく、ノードDの増幅部20により十分に増幅されないおそれがある(点線参照)。なお、これは、反対方向の波長多重光信号Sbについても同様である。
このように、波長多重光信号Sa,Sbの伝送路の途中の区間だけがDSF91であり、他区間がSMF90である場合、伝送が不可能となるか、伝送距離が延びないおそれがある。このため、各ノードにLバンド対応の光伝送機器が設けられ、Lバンドの波長多重光信号が伝送される。
(第2比較例)
図2は、第2比較例の伝送システムを示す構成図である。図2において、図1と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
本例の伝送システムはノードA〜Fを有し、伝送路を構成するSMF90及びDSF91の配置は第1比較例と同様である。また、ノードA〜FにはLバンドに対応する光伝送機器が設けられている。
ノードA,Fの多重分離装置3は、Cバンドにそれぞれ対応する複数のトランスポンダ(L−TP)30、多重分離部31、及び増幅部32を有する。トランスポンダ30、多重分離部31、及び増幅部32の機能は、対応する波長帯を除くと、上記のトランスポンダ10、多重分離部11、及び増幅部12とそれぞれ同様である。
また、ノードB〜Eのインライン増幅器4は、Lバンドに対応する増幅部(L−AMP)40により波長多重光信号Sa,Sbを増幅する。増幅部40の機能は、対応する波長帯を除くと、上記の増幅部20と同様である。
波長多重光信号Sa,Sbの波長帯はLバンドであり、SMF90及びDSF91は、その伝送特性においてLバンドの光に適合する。このため、波長多重光信号Sa,SbはノードA,Fの間で正常に伝送される。
(第3比較例)
図3は、第3比較例の伝送システムを示す構成図である。図3において、図1及び図2と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
伝送システムは、一例として、直列的に接続されたノードA〜Gを含む。本例では、波長多重光信号Sa,Sbの伝送路が途中でSMF90からDSF91に切り替わる場合を挙げる。互いに隣接するノードA〜D間は一対のSMF90により接続され、互いに隣接するノードD〜G間は一対のDSF91により接続されている。
ノードA,Gは、送信ノード及び受信ノードであり、多重分離装置1,3が設けられている。他のノードB〜Fには、中継ノードであり、インライン増幅器2,4,5が設けられている。
SMF90及びDSF91の区間の境界にあるノードDのインライン増幅器5には、波長多重光信号Sa,Sbの波長帯を変換する機能が備えられている。インライン増幅器5は、波長帯を変換する波長変換器50と、Cバンドに対応する増幅部51と、Lバンドに対応する増幅部52とを有する。
増幅部51は、ノードCからSMF90を介して入力されたCバンドの波長多重光信号Saを増幅して波長変換器50に出力する。また、増幅部51は、波長変換器50から入力されたCバンドの波長多重光信号Sbを増幅して、SMF90を介しノードCに出力する。
増幅部52は、ノードEからDSF91を介して入力されたLバンドの波長多重光信号Sbを増幅して波長変換器50に出力する。また、増幅部52は、波長変換器50から入力されたLバンドの波長多重光信号Saを増幅して、DSF91を介しノードEに出力する。
波長変換器50は、増幅部51から入力された波長多重光信号Saの波長帯をCバンドからLバンドに変換して増幅部52に出力する。また、波長変換器50は、増幅部52から入力された波長多重光信号Sbの波長帯をLバンドからCバンドに変換して増幅部51に出力する。波長変換器50としては、例えば、特開2000−75330号公報に記載されたものを用いることができる。
図3には、波長帯をLバンドからCバンド、またはCバンドからLバンドに変換するための構成が示されている。波長変換器50は、WDM(Wavelength Division Multiplexing)カプラ500と、励起光源501と、光サーキュレータ503と、偏波ビームスプリッタ504と、高非線形ファイバ(HNLF: Highly Non-Linear Fiber)505と、バンドパスフィルタ(BPF: Band Pass Filter)506とを有する。
波長多重光信号Sa,Sbは、WDMカプラ500により、励起光源501からの励起光と合波される。励起光源501は、例えばレーザダイオードであり、ポンプ光源として機能する。励起光の波長は、単一であり、例えば1567(nm)である。
励起光と波長多重光信号Sa,Sbの合波光は、光サーキュレータ503から偏波ビームスプリッタ504に入力される。偏波ビームスプリッタ504には、高非線形ファイバ505の両端が接続されている。合波光は偏波ビームスプリッタ504によりTE偏波及びTM偏波に分離され、TE偏波及びTM偏波は高非線形ファイバ505の別々の一端に入力されて他の一端から再び偏波ビームスプリッタ504に入力される。
高非線形ファイバ505は2つの主軸を有する。偏波ビームスプリッタ504のTE偏波の出力ポートは、高非線形ファイバ505の一端で1つの主軸に合う角度で接続されている。偏波ビームスプリッタ504のTM偏波の出力ポートは、高非線形ファイバ505の他端で同じ主軸に合う角度で接続されている。
高非線形ファイバ505は、光ファイバの材料と構造を最適化することにより、通常の光ファイバより四波混合(FWM: Four-Wave Mixing)効果が高く、短い長さでも高い波長変換効率を得ることが可能である。広帯域の波長変換を実現するため、高非線形ファイバ505のゼロ分散波長は励起光の波長に一致することが望ましい。これにより、波長多重光信号Sa,Sbの変換後の波長帯(CバンドまたはLバンド)の光が生成される。
偏波ビームスプリッタ504は、高非線形ファイバ505から戻ったTE偏波及びTM偏波を偏波合成して光サーキュレータ503に出力する。光サーキュレータ503は、TE偏波及びTM偏波の合成光をバンドパスフィルタ506に出力する。
バンドパスフィルタ506は、適切な透過帯域を有し、変換前の波長帯の波長多重光信号Sa,Sbと励起光を合成光から除去する。これにより、波長帯が変換された波長多重光信号Sa,Sbがバンドパスフィルタ506から出力される。なお、波長変換の手段としては、上記に限定されず、Cバンド及びLバンドの一方の波長帯の光を電気信号にいったん変換して、さらに他方の波長帯の光に変換する再生中継トランスポンダを用いることもできる。
このように、ノードDのインライン増幅器5は、波長変換器50により波長多重光信号Sa,SbをCバンドからLバンド、またはLバンドからCバンドに変換する。このため、波長多重光信号Sa,Sbの波長帯は、SMF90の区間においてCバンドとなり、DSF91の区間ではLバンドとなる。したがって、波長多重光信号Sa,Sbは、信号劣化が抑制されてノードA,Gの間で正常に伝送される。
しかし、本例では、ノードGにおいて、Lバンドに対応する複数のトランスポンダ30が必要となる。また、第2比較例では、ノードA,Fにおいて、Lバンドに対応する複数のトランスポンダ30が必要となる。このため、トランスポンダ30の数が増えると、伝送システム全体の装置コストが増加する。
そこで、以下の各実施例では、波長多重光信号Sa,Sbの波長帯を変換する機能が、DSF91の区間の上流側及び下流側の各ノードに設けられることにより、送信ノード及び受信ノードがCバンドの波長多重光信号Sa,Sbを受信可能となる。これにより、伝送システム全体の装置コストが低減される。
(第1実施例)
図4は、第1実施例の伝送システムを示す構成図である。図4において、図3と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
伝送システムは、一例として、直列に接続されたノードA〜Fを含む。本例では、波長多重光信号Sa,Sbの伝送路の途中の区間だけがDSF91であり、他区間がSMF90である場合を挙げる。互いに隣接するノードA〜C間及びノードD〜F間は一対のSMF90により接続され、互いに隣接するノードC,D間は一対のDSF91により接続されている。
ノードAは、波長多重光信号Saの送信ノードであり、波長多重光信号Sbの受信ノードである。ノードFは、波長多重光信号Saの受信ノードであり、波長多重光信号Sbの送信ノードである。ノードA,Fには多重分離装置1が設けられている。
また、ノードB〜Eは、波長多重光信号Sa,Sbの中継ノードである。ノードB,Eには、Cバンドに対応する増幅部20を備えたインライン増幅器2が設けられている。また、DSF91の区間の上流側及び下流側のノードC,Dには、増幅部51,52及び波長変換器50を備えたインライン増幅器5が設けられている。
ノードAから送信された波長多重光信号Saは、ノードCの波長変換器50により波長帯がCバンドからLバンドに変換される。このため、ノードC,D間のDSF91には、Lバンドの波長多重光信号Saが伝送される。Lバンドの波長多重光信号Saは、DSF91を介してノードDに入力され、波長変換器50により波長帯がLバンドからCバンドに変換される。
このため、ノードFには、元のCバンドの波長多重光信号Saが入力されるので、Lバンドではなく、Cバンドのトランスポンダ10を設けることができる。また、反対方向の波長多重光信号Sbも、ノードDで波長帯がいったんLバンドに変換された後、ノードCでCバンドに変換されるため、ノードAには、元のCバンドの波長多重光信号Sbが入力されるので、Lバンドではなく、Cバンドのトランスポンダ10を設けることができる。
符号G2は、ノードAからノードFに伝送される波長多重光信号Saの位置に応じたパワー(dBm)の変化の一例を示す。波長多重光信号Saのパワーは、各増幅部20,51,52により増加し、SMF90及びDSF91を通過するたびに減少する。
ノードC,Dは、第1比較例とは異なり、光減衰器21が不要であるため、DSF91に入力される波長多重光信号Saのパワーが、第1比較例より高い値とすることができる(符号Dd参照)。このとき、ノードCの波長変換器50によるパワー損失は、その前段の増幅部51と後段の増幅部52のパワーの増幅量により補償される(符号Dc,Dd参照)。このため、雑音成分のパワーが低減される。
このため、ノードDの増幅部52に入力される波長多重光信号SaのパワーPaは、第1比較例の場合のパワーPbより十分に高くなる(符号De参照)。したがって、ノードDの増幅部52は、波長多重光信号Saのパワーを十分に増幅することができるため、第1比較例とは異なり、伝送が不可能となるおそれも、伝送距離が延びないおそれもない。なお、これは、反対方向の波長多重光信号Sbについても同様である。
また、ノードDの波長変換器50によるパワー損失は、その前段の増幅部51と後段の増幅部52のパワーの増幅量により補償される(符号Df,Dg参照)。このため、雑音成分のパワーが低減される。
図5は、インライン増幅器5の一例を示す構成図である。図5において、Cバンドの光信号の経路は実線で示され、Lバンドの光信号の経路は点線で示されている。また、太い実線は、電気信号の経路を示す。
インライン増幅器5は、Cバンドに対応する増幅部51と、波長変換器50と、Lバンドに対応する増幅部52とを有する。なお、増幅部51は第1増幅部の一例であり、増幅部52は第2増幅部の一例である。
増幅部51は、WDMカプラ510,511と、EDFA512,513と、制御信号送受信部514と、管理情報転送部515とを有する。WDMカプラ510は、Cバンドの波長多重光信号Sa,Sbから監視制御チャネルの光信号を分離して制御信号送受信部514に出力する。WDMカプラ510を通過した波長多重光信号Sa,Sbは、EDFA512により増幅されて波長変換器50に出力される。
波長変換器50は、波長変換部507,508と、管理情報変換部509とを有する。波長変換部507は、第1波長変換部の一例であり、波長多重光信号Sa,Sbの波長帯をCバンドからLバンドに変換する。Lバンドの波長多重光信号Sa,Sbは増幅部52に入力される。
増幅部52は、WDMカプラ520,521と、EDFA522,523と、制御信号送受信部524と、管理情報転送部525とを有する。EDFA522は、波長多重光信号Sa,Sbを増幅してWDMカプラ520に出力する。WDMカプラ520は、波長多重光信号Sa,Sbに監視制御チャネルの光信号を合波して隣接ノードに導く。
WDMカプラ521は、Lバンドの波長多重光信号Sa,Sbから監視制御チャネルの光信号を分離して制御信号送受信部524に出力する。WDMカプラ520を通過した波長多重光信号Sa,Sbは、EDFA512により増幅されて波長変換器50に出力される。
波長変換部508は、第2波長変換部の一例であり、波長多重光信号Sa,Sbの波長帯をLバンドからCバンドに変換する。Cバンドの波長多重光信号Sa,Sbは増幅部51に入力される。なお、各波長変換部507,508は、例えば、図3の波長変換器50の構成と同様の構成を有する。
EDFA513は、波長多重光信号Sa,Sbを増幅してWDMカプラ511に出力する。WDMカプラ511は、波長多重光信号Sa,Sbに監視制御チャネルの光信号を合波して隣接ノードに導く。
制御信号送受信部514,524は、波長多重光信号Sa,Sbから分離された監視制御チャネルの光信号から波長多重光信号Sa,Sbの管理情報を抽出して、管理情報転送部515,525を介して制御信号送受信部524,514に転送する。制御信号送受信部524,514は、転送された管理情報から光信号を生成し、WDMカプラ521,511により波長多重光信号Sa,Sbに合波する。
なお、制御信号送受信部514,524は、例えばレーザダイオード、フォトディテクタ、及びFPGA(Field Programmable Gate Array)などから構成される。また、管理情報転送部515,525と管理情報変換部509は、例えばFPGAなどから構成される。
管理情報転送部515,525は、管理情報を管理情報変換部509に出力する。管理情報変換部509は、予め設定されたCバンドのチャネルとLバンドのチャネルの対応関係に基づき、チャネルごとに管理情報を変換して管理情報転送部515,525に出力する。
図6は、波長多重光信号Sa,Sbの管理情報の変換の一例を示す図である。Cバンドチャネル番号はCバンドのチャネルの識別番号であり、Lバンドチャネル番号はLバンドのチャネルの識別番号である。また、使用情報は、該当チャネルが使用中及び未使用の何れであるかを示す。障害情報は、該当チャネルの光信号の障害の発生状態を示す。
Cバンドチャネル番号とLバンドチャネル番号は互いの並び順が反対となる。つまり、Cバンドチャネル番号#1〜#88はLバンドチャネル番号#88〜#1にそれぞれ対応する。
管理情報変換部509は、使用情報及び障害情報のチャネル番号をCバンドチャネル番号とLバンドチャネル番号の間で相互に変換する。管理情報変換部509は、例えばCバンドの監視制御チャネルの光信号からCバンドチャネル番号#2の使用情報「使用中」及び障害情報「信号断」が抽出された場合、Cバンドチャネル番号#2をLバンドチャネル番号#87に変換する。
そして、管理情報変換部509は、Lバンドチャネル番号#87の使用情報「使用中」及び障害情報「信号断」を管理情報転送部525に出力する。この使用情報及び障害情報は、WDMカプラ520によりLバンドの波長多重光信号Sa,Sbに合波される。
これにより、下流側のノードでは、Lバンドチャネル番号#87の使用情報「使用中」及び障害情報「信号断」に基づき、例えばAIS(Alarm Indication Signal)が検出され、障害の原因が特定される。
このように、波長多重光信号Saの中継経路において、DSF91の上流側のノードCは、波長多重光信号Saの波長帯をCバンドからLバンドに変換する波長変換部507を有し、DSF91の下流側のノードDは、波長多重光信号Saの波長帯をLバンドからCバンドに変換する波長変換部508を有する。ここで、ノードCは、波長多重光信号Saの中継経路上で最も上流側のDSF91により下流側の隣接ノードDと接続された第1ノードの一例である。また、ノードDは、波長多重光信号Saの中継経路上で最も下流側のDSF91により上流側の隣接ノードCと接続された第2ノードの一例である。
この構成によると、ノードCは、送信ノードAからの波長多重光信号Saの波長帯をCバンドからLバンドに変換するため、DSF91にはLバンドの波長多重光信号Saが正常に伝送される。また、ノードDは、波長多重光信号Saの波長帯をLバンドからCバンドに変換するため、受信ノードFにはCバンドの波長多重光信号Saが入力される。したがって、送信ノードA及び受信ノードFには、Cバンドに対応するトランスポンダ10を設けることができる。
また、波長多重光信号Sbの中継経路において、DSF91の上流側のノードDは、波長多重光信号Sbの波長帯をCバンドからLバンドに変換する波長変換部507を有し、DSF91の下流側のノードCは、波長多重光信号Sbの波長帯をLバンドからCバンドに変換する波長変換部508を有する。ここで、ノードDは、波長多重光信号Sbの中継経路上で最も上流側のDSF91により下流側の隣接ノードCと接続された第1ノードの一例である。また、ノードCは、波長多重光信号Sbの中継経路上で最も下流側のDSF91により上流側の隣接ノードDと接続された第2ノードの一例である。
この構成によると、上記と同様に、送信ノードA及び受信ノードFには、Cバンドに対応するトランスポンダ10を設けることができる。
したがって、本例によると、伝送システム全体の装置コストが低減される。
また、波長変換部507,508が設けられるノードC,Dは中継ノードであるため、本例のように、伝送路の途中の区間だけがDSF91であり、他区間がSMF90である場合に装置コストが低減される。
また、ノードC,Dは、それぞれ、Cバンドの波長多重光信号Sa,Sbを増幅する増幅部51と、Lバンドの波長多重光信号Sa,Sbを増幅する増幅部52とを有する。このため、波長変換器50による波長多重光信号Sa,Sbのパワー損失が、増幅部51及び増幅部52のパワーの増幅量により補償される。
(第2実施例)
図7は、第2実施例の伝送システムを示す構成図である。図7において、図4と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
伝送システムは、一例として、直列に接続されたノードA〜Fを含む。本例では、DSF91の区間の間にSMF90の区間が存在する場合を挙げる。互いに隣接するノードA,B間、ノードC,D間、及びノードE,F間は一対のSMF90により接続され、互いに隣接するノードB,C間及びノードD,E間は一対のDSF91により接続されている。
ノードAは、波長多重光信号Saの送信ノードであり、波長多重光信号Sbの受信ノードである。ノードFは、波長多重光信号Saの受信ノードであり、波長多重光信号Sbの送信ノードである。ノードA,Fには多重分離装置1が設けられている。
また、ノードB〜Eは、波長多重光信号Sa,Sbの中継ノードである。ノードC,Dには、Lバンドに対応する増幅部40を備えたインライン増幅器4が設けられている。また、ノードB,Eには、増幅部51,52及び波長変換器50を備えたインライン増幅器5が設けられている。
ノードBは、波長多重光信号Saの中継経路上で最も上流側のDSF91により下流側の隣接ノードCと接続された第1ノードの一例である。また、ノードEは、波長多重光信号Saの中継経路上で最も下流側のDSF91により上流側の隣接ノードDと接続された第2ノードの一例である。
ノードAはCバンドの波長多重光信号Saを送信し、ノードBは波長多重光信号の波長帯をCバンドからLバンドに変換する。Lバンドの波長多重光信号Saは、ノードCからSMF90を介しノードDに伝送される。SMF90は、その伝送特性において、Cバンドだけでなく、Lバンドの光にも適合するため、ノードC,D間では正常に波長多重光信号Saが伝送される。
したがって、ノードC,Dには、波長変換器50を備えるインライン増幅器5を設ける必要がなく、通常のインライン増幅器4が設けられている。このため、波長変換器50による伝送特性の低下が抑制されるとともに、装置コストが低減される。
また、ノードEは、波長多重光信号Saの波長帯をLバンドからCバンドに変換するため、ノードFには、Cバンドの波長多重光信号Saが入力される。このため、ノードFには、Cバンドに対応するトランスポンダ10を設けることができる。また、反対方向の波長多重光信号Sbの波長帯も、ノードAに入力されるとき、同様の理由でCバンドに変換されるため、ノードAには、Cバンドに対応するトランスポンダ10を設けることができる。
このように、波長多重光信号Sa,Sbの経路上、ノードB,Eの間には、SMF90により接続され、互いに隣接する一組の中継ノードC,Dが存在する。したがって、DSF91の区間の間に、SMF90の区間が存在する場合、そのSMF90の区間にCバンドの波長多重光信号Sa,Sbが伝送されるため、余分な波長変換器50を省くことができ、装置コストが低減される。
(第3実施例)
図8は、第3実施例の伝送システムを示す構成図である。図8において、図4と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
伝送システムは、一例として、直列に接続されたノードA〜Dを含む。本例では、送信ノード及び受信ノードであるノードA,Dに、多重分離装置1に代えて、光クロスコネクト装置(OXC)1aが設けられている。また、中継ノードであるノードB,Cには、波長変換器50を備えたインライン増幅器5が設けられている。
光クロスコネクト装置1aは、Cバンドにそれぞれ対応するトランスポンダ10、多重分離部11、増幅部12,13、及び光クロスコネクト部14,15を有する。増幅部13及び光クロスコネクト部14は、ノードBとは別の隣接ノードの方路に対応して設けられている。
増幅部13は、その方路のSMF90から入力されたCバンドの波長多重光信号を増幅して光クロスコネクト部14に出力する。光クロスコネクト部14は、増幅部13から入力された波長多重光信号Sc,Sdを光クロスコネクト部15に出力する。
また、光クロスコネクト部14は、光クロスコネクト部15から入力されたCバンドの波長多重光信号Sc,Sdを増幅部13に出力する。増幅部13は、波長多重光信号Sc,Sdを増幅してSMF90に出力する。
光クロスコネクト部15は、波長多重光信号Sa,Sbから他の波長多重光信号Sd,Scを分離して光クロスコネクト部14に出力する。また、光クロスコネクト部15は、多重分離部11から入力された波長多重光信号Sa,Sbに、光クロスコネクト部14から入力された他の波長多重光信号Sc,Sdを波長多重する。光クロスコネクト部15から出力された波長多重光信号Sa,Sbは、増幅部12により増幅されてSMF90に出力される。なお、光クロスコネクト部14,15は、波長選択スイッチ及び光スプリッタなどから構成され、増幅部12,13は、EDFAなどから構成される。
ノードA,Dから送信されたCバンドの波長多重光信号Sa,Sbは、ノードB,Cでいったん波長帯をLバンドに変換された後、DSF91を通過し、ノードC,Bで波長帯をCバンドに変換され、ノードD,Aで受信される。このため、本例でも、上記の実施例と同様の効果が得られる。
(第4実施例)
図9は、第4実施例の伝送システムを示す構成図である。図9において、図4と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
伝送システムは、一例として、直列に接続されたノードA〜Dを含む。互いに隣接するノードB,C間は一対のSMF90により接続され、互いに隣接するノードA,B間及びノードC,D間は一対のDSF91により接続されている。送信ノード及び受信ノードであるノードA,Dには、波長変換器16を備えた多重分離装置1bが設けられ、中継ノードであるノードB,Cには、Lバンドに対応するインライン増幅器4が設けられている。
ノードAは、波長多重光信号Saの中継経路上で最も上流側のDSF91により下流側の隣接ノードBと接続された第1ノードの一例であり、ノードBは、波長多重光信号Sbの中継経路上で最も下流側のDSF91により上流側の隣接ノードCと接続された第2ノードの一例である。また、ノードBは、波長多重光信号Sbの中継経路上で最も上流側のDSF91により下流側の隣接ノードCと接続された第1ノードの一例であり、ノードAは、波長多重光信号Sbの中継経路上で最も下流側のDSF91により上流側の隣接ノードBと接続された第2ノードの一例である。
ノードA,Bの多重分離装置1bは、Cバンドに対応するトランスポンダ10、多重分離部11a、及び増幅部12と、波長変換器16と、Lバンドに対応する増幅部17とを有する。以下に詳細な構成を説明する。
図10は、多重分離装置1bの一例を示す構成図である。図10において、Cバンドの光信号の経路は実線で示され、Lバンドの光信号の経路は点線で示されている。また、太い実線は、電気信号の経路を示す。
多重分離部(C−MUX/DEMUX)11aは、光モニタ部110と、複数の光減衰器(VOA: Variable Optical Attenuator)111と、Cバンドに対応するアレイ導波路解析格子(C−AWG)112,113と、管理情報生成部114とを有する。各トランスポンダ10は、波長が相違する光信号を送信する。
光モニタ部110には、各トランスポンダ10から光信号が入力される。光モニタ部110は、各光信号の状態を監視して、監視結果の情報を管理情報生成部114に出力する。光モニタ部110は、例えばフォトディテクタなどから構成される。
各光信号は、VOA11に入力されることにより減衰して適切なパワーとなる。アレイ導波路解析格子112は、各光信号を合波して波長多重光信号Sa,Sbを生成する。波長多重光信号Sa,Sbは増幅部12に入力される。
増幅部12は、EDFA120,121と、管理情報転送部122とを有する。増幅部12は、第1増幅部の一例であり、Cバンドの波長多重光信号Sa,Sbを増幅する。EDFA120は、多重分離部11aから入力された波長多重光信号Sa,Sbを増幅して波長変換器16に出力する。
波長変換器16は、波長変換部160,161と、管理情報変換部162とを有する。波長変換部160は、第1波長変換部の一例であり、波長多重光信号Sa,Sbの波長帯をCバンドからLバンドに変換する。Lバンドの波長多重光信号Sa,Sbは増幅部17に入力される。
増幅部17は、WDMカプラ172,173と、EDFA170,171と、制御信号送受信部175と、管理情報転送部174とを有する。増幅部17は、第2増幅部の一例であり、Lバンドの波長多重光信号Sa,Sbを増幅する。EDFA170は、波長多重光信号Sa,Sbを増幅してWDMカプラ172に出力する。WDMカプラ172は、波長多重光信号Sa,Sbに監視制御チャネルの光信号を合波して隣接ノードに導く。
WDMカプラ173は、Lバンドの波長多重光信号Sa,Sbから監視制御チャネルの光信号を分離して制御信号送受信部175に出力する。WDMカプラ173を通過した波長多重光信号Sa,Sbは、EDFA171により増幅されて波長変換器16に出力される。
波長変換部161は、第2波長変換部の一例であり、波長多重光信号Sa,Sbの波長帯をLバンドからCバンドに変換する。Cバンドの波長多重光信号Sa,Sbは増幅部12に入力される。なお、各波長変換部160,161は、例えば、図3の波長変換器50の構成と同様の構成を有する。
EDFA121は、Cバンドの波長多重光信号Sa,Sbを増幅して多重分離部11aに出力する。アレイ導波路解析格子113は、波長多重光信号Sa,Sbを波長ごとの光信号に分離して各トランスポンダ10に出力する。各トランスポンダ10は光信号を受信する。
制御信号送受信部175は、波長多重光信号Sa,Sbから分離された監視制御チャネルの光信号から波長多重光信号Sa,Sbの管理情報を抽出して、管理情報転送部174を介して管理情報変換部162に転送する。管理情報変換部162は、上記の管理情報変換部509と同様の機能を有し、管理情報を変換して管理情報転送部122を介して管理情報生成部114に送信する。
管理情報生成部114は、光モニタ部110の監視結果からCバンドチャネルごとの管理情報を生成し、管理情報転送部122を介して管理情報変換部162に送信する。管理情報変換部162は、管理情報をLバンドチャネルの管理情報に変換し、管理情報転送部174を介し制御信号送受信部175に転送する。制御信号送受信部175は、転送された管理情報から光信号を生成し、WDMカプラ172により波長多重光信号Sa,Sbに合波する。
なお、制御信号送受信部175は、例えばレーザダイオード、フォトディテクタ、及びFPGAなどから構成される。また、管理情報生成部114、管理情報転送部122,174、及び管理情報変換部162は、例えばFPGAなどから構成される。
再び図9を参照すると、波長多重光信号Saは、送信ノードであるノードAにおいて、波長変換器16により波長帯がCバンドからLバンドに変換される。Lバンドの波長多重光信号Saは、DSF91を介してノードBに入力される。ノードBのインライン増幅器4は、波長多重光信号Sbを増幅してSMF90に出力する。
Lバンドの波長多重光信号Saは、正常にSMF90に伝送されるため、本例では、ノードB,Cには、波長変換器16を備えたインライン増幅器5を設けていない。このため、コストが低減される。
波長多重光信号Saは、SMF90からノードCに入力される。ノードCのインライン増幅器4は、波長多重光信号Saを増幅してDSF91に出力する。波長多重光信号Saは、DSF91からノードDに入力される。
ノードDにおいて、波長多重光信号Saの波長帯は、波長変換器16によりLバンドからCバンドに変換される。このため、送信ノード及び受信ノードであるノードA,Dには、Cバンドに対応するトランスポンダ10を設けることができる。なお、反対方向の波長多重光信号Sbは、上記とは逆の手順でノードDからノードAに送信される。
このように、本例では、波長変換器16が、送信ノード及び受信ノードであるノードA,Dに設けられている。このため、送信ノード及び受信ノードがDSF91により隣接ノードと接続されている場合でも、送信ノード及び受信ノードに、Cバンドに対応するトランスポンダ10を設けることが可能となり、伝送システム全体の装置コストが低減される。
また、波長多重光信号Sa,Sbの経路上、ノードA,Dの間には、SMF90により接続され、互いに隣接する一組の中継ノードB,Cが存在する。したがって、DSF91の区間の間に、SMF90の区間が存在する場合、そのSMF90の区間にCバンドの波長多重光信号Sa,Sbが伝送されるため、余分な波長変換器16を省くことができ、装置コストが低減される。
(第5実施例)
図11は、第5実施例の伝送システムを示す構成図である。図11において、図8及び図9と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
伝送システムは、一例として、直列に接続されたノードA〜Dを含む。互いに隣接するノードB,C間は一対のSMF90により接続され、互いに隣接するノードA,B間及びノードC,D間は一対のDSF91により接続されている。
第4実施例において、波長変換器16は、多重分離装置1bに設けられているが、本例では光クロスコネクト装置1cに設けられている。光クロスコネクト装置1cは、送信ノード及び受信ノードであるノードA,Dに設けられ、Cバンドに対応するトランスポンダ10、多重分離部11、増幅部12,13、及び光クロスコネクト部14,15と、波長変換器16と、Lバンドに対応する増幅部17とを有する。以下に詳細な構成を説明する。
図12は、光クロスコネクト装置1cの一例を示す構成図である。図12において、Cバンドの光信号の経路は実線で示され、Lバンドの光信号の経路は点線で示されている。また、太い実線は、電気信号の経路を示す。
多重分離部(C−MUX/DEMUX)11は、上記の多重分離部11aの構成のうち、アレイ導波路解析格子112,113だけを有する。アレイ導波路解析格子112から出力された波長多重光信号Sa,Sbは、光クロスコネクト部15に入力される。また、光クロスコネクト部15から出力された波長多重光信号Sa,Sbは、アレイ導波路解析格子113に入力される。
増幅部13はEDFA130,131を有する。EDFA131は、他の方路からのCバンドの波長多重光信号Sc,Sdを増幅して光クロスコネクト部14に出力する。光クロスコネクト部14は、波長選択スイッチ(WSS: Wavelength Selective Switch)140と、光スプリッタ141とを有する。光スプリッタ141は、波長多重光信号Sc,Sdを光クロスコネクト部15に導く。
光クロスコネクト部15は、Cバンドに対応する波長選択スイッチ150、光スプリッタ151、WDMカプラ152,153、光モニタ部154と、管理情報生成部155とを有する。波長選択スイッチ150には、光スプリッタ141から波長多重光信号Sc,Sdが入力され、アレイ導波路解析格子112から波長多重光信号Sa,Sbが入力される。
波長選択スイッチ150は、第1の波長選択スイッチの一例であり、Cバンドの波長多重光信号Sa,SbにCバンドの他の波長多重光信号Sc,Sdを波長多重する。波長多重光信号Sa,Sbは波長選択スイッチ150からWDMカプラ152に入力される。WDMカプラ152は、波長多重光信号Sa,Sbを分岐して光モニタ部154と増幅部12に導く。波長多重光信号Sa,Sbは、増幅部12から波長変換器16及び増幅部17を介してDSF91に出力され、受信ノードで受信される。
また、WDMカプラ153には、送信ノードから送信された波長多重光信号Sa,Sbが、増幅部17、波長変換器16、及び増幅部12を介して入力される。WDMカプラ153は、波長多重光信号Sa,Sbを分岐して光モニタ部154と光スプリッタ151に導く。光スプリッタ151は、波長多重光信号Sa,Sbを分岐して光クロスコネクト部14と多重分離部11に導く。
波長選択スイッチ140は、第1波長分離部の一例であり、光スプリッタ151から入力された波長多重光信号Sa,Sbから他の波長多重光信号Sd,Scを分離する。波長多重光信号Sd,ScはEDFA130により増幅されて該当方路に出力される。
また、光モニタ部154は、波長選択スイッチ150から出力された波長多重光信号Sa,Sb、及び光スプリッタ151に入力される波長多重光信号Sa,Sbの状態を監視し、監視結果の情報を管理情報生成部155に出力する。管理情報生成部155は、監視結果から波長多重光信号Sa,Sbの管理情報を生成して増幅部12に出力する。なお、管理情報の処理については、上述したとおりである。光モニタ部154は、例えばフォトディテクタなどから構成され、管理情報生成部155は、例えばFPGAなどから構成される。
本例において、波長変換器16の波長変換部160,161は、他の波長多重光信号Sc,Sdが波長多重された波長多重光信号Sa,Sbの波長帯を変換する。このため、送信ノード及び受信ノードであるノードA,Dに光クロスコネクト装置1cが設けられた場合に、送信ノード及び受信ノードがDSF91により隣接ノードと接続されていても、ノードA,DにCバンドに対応するトランスポンダ10を設けることができる。したがって、伝送システム全体の装置コストが低減される。
(第6実施例)
図13は、第6実施例の伝送システムを示す構成図である。図13において、図4及び図11と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
伝送システムは、一例として、直列的に接続されたノードA〜Eを含む。本例では、波長多重光信号Sa,Sbの伝送路が途中でSMF90及びDSF91の一方から他方に切り替わる場合を挙げる。互いに隣接するノードA〜C間は一対のDSF91により接続され、互いに隣接するノードC〜E間は一対のSMF90により接続されている。
ノードAには光クロスコネクト装置1cが設けられ、ノードEには多重分離装置1が設けられている。また、ノードBには、Lバンドに対応するインライン増幅器4が設けられ、ノードDには、Cバンドに対応するインライン増幅器2が設けられ、ノードCには、波長変換器50を備えたインライン増幅器5が設けられている。
波長多重光信号Saは、ノードAから送信され、ノードB〜Dにより中継されてノードEで受信される。このため、波長多重光信号Saについて、ノードAは送信ノードであり、ノードB〜Dは中継ノードであり、ノードEは受信ノードである。
ノードAは、波長多重光信号Saの中継経路上で最も上流側のDSF91により下流側の隣接ノードBと接続された第1ノードの一例である。また、ノードCは、波長多重光信号Saの中継経路上で最も下流側のDSF91により上流側の隣接ノードBと接続された第2ノードの一例である。
波長多重光信号Saの波長帯は、送信ノードAの波長変換器16によりCバンドからLバンドに変換され、中継ノードCの波長変換器50によりLバンドからCバンドに変換される。このため、波長多重光信号Saの波長帯は、DSF91の区間だけLバンドとなり正常に伝送される。
一方、波長多重光信号Sbは、ノードEから送信され、ノードB〜Dにより中継されてノードAで受信される。このため、波長多重光信号Sbについて、ノードEは送信ノードであり、ノードB〜Dは中継ノードであり、ノードAは受信ノードである。
ノードCは、波長多重光信号Saの中継経路上で最も上流側のDSF91により下流側の隣接ノードBと接続された第1ノードの一例である。また、ノードAは、波長多重光信号Sbの中継経路上で最も下流側のDSF91により上流側の隣接ノードBと接続された第2ノードの一例である。
波長多重光信号Sbの波長帯は、中継ノードCの波長変換器50によりCバンドからLバンドに変換され、受信ノードAの波長変換器16によりLバンドからCバンドに変換される。このため、波長多重光信号Sbの波長帯は、DSF91の区間だけLバンドとなり正常に伝送される。
このように、送信ノードまたは受信ノードであるノードAと、中継ノードであるノードCとは、波長変換器16,50が設けられている。このため、ノードA及びノードEに、Cバンドに対応するトランスポンダ10を設けることができる。したがって、波長多重光信号Sa,Sbの伝送路が途中でSMF90及びDSF91の一方から他方に切り替わる場合において、伝送システム全体の装置コストが低減される。なお、本例において、ノードAには光クロスコネクト装置1cが設けられているが、これに代えて多重分離装置1bが設けられてもよい。
(第7実施例)
図14は、第7実施例の伝送システムを示す構成図である。図14において、図11と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
本例の伝送システムは、第5実施例のノードDに設けられたCバンド対応の光クロスコネクト装置1cを、Lバンド対応の光クロスコネクト装置1dに置き換えたものである。光クロスコネクト装置1dは、Cバンドに対応するトランスポンダ10、多重分離部11、及び増幅部12aと、波長変換器16aと、Lバンドに対応する光クロスコネクト部19a,19b及び増幅部17,17a,18とを有する。以下に詳細な構成を説明する。
図15は、光クロスコネクト装置1dの他の例を示す構成図である。図15において、Cバンドの光信号の経路は実線で示され、Lバンドの光信号の経路は点線で示されている。また、太い実線は、電気信号の経路を示す。
増幅部18はEDFA180,181を有する。EDFA181は、他の方路からのLバンドの波長多重光信号Scを増幅して光クロスコネクト部19aに出力する。光クロスコネクト部19aは、波長選択スイッチ190と、光スプリッタ191とを有する。光スプリッタ191は、波長多重光信号Scを光クロスコネクト部19bに導く。
光クロスコネクト部19bは、Lバンドに対応する波長選択スイッチ192、光スプリッタ193、WDMカプラ194,195、光モニタ部196と、管理情報生成部197とを有する。波長選択スイッチ192には、光スプリッタ191から波長多重光信号Scが入力される。
また、多重分離部11から出力された波長多重光信号Sbは、Cバンドに対応する増幅部12aに入力される。増幅部12aはEDFA123を有する。EDFA123は、波長多重光信号Saを増幅して波長変換器16aに出力する。
波長変換器16aは、波長変換部160,161を有する。波長変換部160は、波長多重光信号Sbの波長帯をCバンドからLバンドに変換する。Lバンドの波長多重光信号Sbは、波長選択スイッチ192に入力される。
波長選択スイッチ192は、波長多重光信号Sbに他の波長多重光信号Scを波長多重する。波長多重光信号Sbは波長選択スイッチ192からWDMカプラ194に入力される。WDMカプラ194は、波長多重光信号Sbを分岐して光モニタ部196と増幅部17に導く。波長多重光信号Sbは、増幅部17からDSF91に出力され、受信ノードで受信される。
また、WDMカプラ195には、送信ノードから送信された波長多重光信号Saが、増幅部17を介して入力される。WDMカプラ195は、波長多重光信号Saを分岐して光モニタ部196と光スプリッタ193に導く。光スプリッタ193は、波長多重光信号Saを分岐して光クロスコネクト部19aと、Lバンドに対応する増幅部17aとに導く。
増幅部17aはEDFA176を有する。EDFA176は、波長多重光信号Saを増幅して波長変換器16aに出力する。波長多重光信号Saの波長帯は波長変換部161によりLバンドからCバンドに変換される。Cバンドの波長多重光信号Saは多重分離部11に入力される。
波長選択スイッチ190は、光スプリッタ193から入力された波長多重光信号Saから他の波長多重光信号Sdを分離する。波長多重光信号SdはEDFA180により増幅されて該当方路に出力される。
また、光モニタ部196は、波長選択スイッチ192から出力された波長多重光信号Sb、及び光スプリッタ193に入力される波長多重光信号Saの状態を監視し、監視結果の情報を管理情報生成部197に出力する。管理情報生成部197は、監視結果から波長多重光信号Sa,Sbの管理情報を生成して増幅部17に出力する。なお、管理情報の処理については、上述したとおりである。光モニタ部196は、例えばフォトディテクタなどから構成され、管理情報生成部197は、例えばFPGAなどから構成される。
本例において、波長変換器16aにおいて、波長変換部160は、他の波長多重光信号Scが波長多重される前に波長多重光信号Sbの波長帯を変換し、波長変換部161は、他の波長多重光信号Sdが分離された後の波長多重光信号Saの波長帯を変換する。このため、Lバンドに対応する光クロスコネクト装置1dが設けられたノードDに、Cバンドに対応するトランスポンダ10を設けることができる。したがって、伝送システム全体の装置コストが低減される。
(第8実施例)
図16は、第8実施例の伝送システムを示す構成図である。図16において、図3及び図14と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
第7実施例では、ノードDには、Lバンドに対応する光クロスコネクト装置1dが設けられ、ノードAには、Cバンドに対応する光クロスコネクト装置1cが設けられている。これに対し、本例では、ノードA,Dの両方に、Lバンドに対応する光クロスコネクト装置1eが設けられている。
このような伝送システムとしては、例えば、Lバンドに対応する伝送システムに、Cバンドの光回線を増設するため、Cバンドに対応する光伝送機器を追加したものが挙げられる。より具体的には、光クロスコネクト装置1eは、上記の光クロスコネクト装置1dの構成に加えて、Lバンドの光回線を提供するためのトランスポンダ30及び多重分離部31が設けられている。多重分離部31は光スプリッタ193に接続される。
この構成に、トランスポンダ10、多重分離部11、増幅部12a,17a、及び波長変換器16aを追加することにより(点線の丸参照)、第7実施例と同様に、Cバンドの波長多重光信号Sa,Sbの伝送が可能となる。これにより、Lバンドに対応する伝送システムにおいて、Cバンドの光回線を提供することが可能となる。
図15を参照して述べたように、波長選択スイッチ192は、波長変換部160により波長帯が変換された波長多重光信号Sbに、Lバンドの他の波長多重光信号Scを波長多重する。また、波長選択スイッチ190は、波長多重光信号Sbから他の波長多重光信号Sdを分離し、波長変換部161は、他の波長多重光信号Sdが分離された波長多重光信号Sbの波長帯を変換する。
本例では、上記の構成が、ノードDだけでなくノードAにも設けられている。ノードAでは、反対方向の波長多重光信号Saと他の波長多重光信号Sdについて上記と同様の処理が行われる。なお、波長選択スイッチ192は第2の波長選択スイッチの一例であり、波長選択スイッチ190は第2波長分離部の一例である。また、増幅部12aは第1増幅部の一例であり、増幅部17aは第2増幅部の一例である。
上記の構成によると、Lバンドに対応する光クロスコネクト装置1eが設けられたノードA,Dに、Cバンドに対応するトランスポンダ10を設けることができる。したがって、伝送システム全体の装置コストが低減される。
(第9実施例)
図17及び図18は、第9実施例の伝送システムを示す構成図である。図17及び図18において、図8及び図16と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
本例の伝送システムは、第3実施例の伝送システムの中継ノードB,Cに、インライン増幅器5に代えて、Lバンド及びCバンドの光回線を個別に収容した光クロスコネクト装置1fが設けられたものである。なお、送信ノード及び受信ノードであるノードA,Dには、Cバンドに対応する光クロスコネクト装置1aが設けられている。
光クロスコネクト装置1fは、Cバンドに対応する構成として、トランスポンダ10、多重分離部11、光クロスコネクト部15、及び増幅部12を有し、Lバンドに対応する構成として、トランスポンダ30、多重分離部31、光クロスコネクト部19b、及び増幅部17を有する。
ノードBでは、上記の構成のみを備える場合、Cバンドの波長多重光信号は、トランスポンダ10、多重分離部11、光クロスコネクト部15、及び増幅部12によりノードAとの間で送受信される。また、Lバンドの波長多重光信号は、トランスポンダ30、多重分離部31、光クロスコネクト部19b、及び増幅部17によりノードCとの間で送受信される。したがって、ノードBは、Cバンド及びLバンドの光回線を個別の方路で送受信することしかできない。これは、ノードCにおいても同様である。
そこで、本例では、Lバンドの光クロスコネクト部19bとCバンドの光クロスコネクト部15の間に、波長変換器16a及び増幅部12a,17aが追加されている(「追加」参照)。
これにより、ノードBは、ノードAから入力されたCバンドの波長多重光信号SaをLバンドに変換して、ノードCに中継することができ、ノードCから入力されたLバンドの波長多重光信号SbをLバンドに変換して、ノードAに中継することができる。また、ノードCは、ノードDから入力されたCバンドの波長多重光信号SbをLバンドに変換して、ノードBに中継することができ、ノードBから入力されたLバンドの波長多重光信号SaをCバンドに変換して、ノードDに中継することができる。
これにより、ノードA,Dの間で波長多重光信号Sa,Sbを伝送させることができるので、ノードA,Dに設けられたCバンドのトランスポンダ10を用いて光回線を提供することが可能となる。
このように、光ファイバの種類が相違する複数の方路との間で個別に波長多重光信号が送受信される場合、波長変換器16a及び増幅部12a,17aの追加により波長多重光信号の波長帯を変換することで、波長帯の制限によらずに柔軟に光回線を設定することができる。
図19は、光クロスコネクト装置1gの他の例を示す構成図である。図19において、図17及び図18と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。なお、図19において、Cバンドの光信号の経路は実線で示され、Lバンドの光信号の経路は点線で示されている。
光クロスコネクト装置1gは、一例として、4つの方路#1〜#4との間で波長多重光信号をそれぞれ送受信する4つの送受信部71〜74を有する。方路#1,#2はDSF91により構成され、方路#3,#4はSMF90により構成されている。
送受信部71,72は、Lバンドに対応する光クロスコネクト部19b及び増幅部17を有する。増幅部17は、DSF91から入力された波長多重光信号を増幅して光クロスコネクト部19bに出力する。また、増幅部17は、光クロスコネクト部19bから入力された波長多重光信号を増幅してDSF91に出力する。
送受信部73,74は、Cバンドに対応する光クロスコネクト部15及び増幅部12を有する。増幅部12は、SMF90から入力された波長多重光信号を増幅して光クロスコネクト部15に出力する。また、増幅部12は、光クロスコネクト部15から入力された波長多重光信号を増幅してSMF90に出力する。
DSF91の方路#1,#2の送受信部71,72の間では、光クロスコネクト部19b同士が直接的に接続されている。これにより、方路#1と方路#2の間でCバンドの波長多重光信号が中継される。
また、SMF90の方路#3,#4の送受信部73,74の間では、光クロスコネクト部15同士が直接的に接続されている。これにより、方路#3と方路#4の間でLバンドの波長多重光信号が中継される。
一方、光ファイバの種類が相違する方路#1〜#4の送受信部71〜74の間は、波長変換器16a及び増幅部12a,17aを介して接続されている。より具体的には、Lバンドに対応する光クロスコネクト部19bと、Cバンドに対応する光クロスコネクト部15は、波長変換器16a及び増幅部12a,17aを介して接続されている。
このため、光クロスコネクト部19bから出力された波長多重光信号は、増幅部17aにより増幅され、波長変換器16aにより波長帯がLバンドからCバンドに変換されて光クロスコネクト部15に入力される。また、光クロスコネクト部15から出力された波長多重光信号は、増幅部12aにより増幅され、波長変換器16aにより波長帯がCバンドからLバンドに変換されて光クロスコネクト部19bに入力される。
したがって、光クロスコネクト装置1gは、光ファイバの種類が相違する方路#1〜#4の間で波長多重光信号を中継することができる。
なお、上記の各実施例において、第2波長帯としてLバンドを挙げたが、これに限定されず、第2波長帯として、例えばSバンドが用いられてもよい。また、実施例の伝送方法は、上記の各実施例の伝送システムにより実行される。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 各隣接ノード間が、第1波長帯の光に適合する第1の種類の光ファイバ、または、第2波長帯の光に適合する第2の種類の光ファイバにより接続された複数のノードを有し、
前記複数のノードは、複数の光信号を波長多重することにより前記第1波長帯の波長多重光信号を生成して送信する送信ノードと、前記波長多重光信号から前記複数の光信号を分離して受信する受信ノードと、前記送信ノードから前記第1の種類または前記第2の種類の光ファイバを介して前記受信ノードまで前記波長多重光信号を中継する1以上の中継ノードとを含み、
前記複数のノードのうち、前記波長多重光信号の中継経路上で最も上流側の前記第2の種類の前記光ファイバにより下流側の隣接ノードと接続された第1ノードは、前記波長多重光信号の波長帯を前記第1波長帯から第2波長帯に変換する第1波長変換部を有し、
前記複数のノードのうち、前記波長多重光信号の中継経路上で最も下流側の前記第2の種類の前記光ファイバにより上流側の隣接ノードと接続された第2ノードは、前記波長多重光信号の波長帯を前記第2波長帯から前記第1波長帯に変換する第2波長変換部を有することを特徴とする伝送システム。
(付記2) 前記第1ノード及び前記第2ノードは、それぞれ、前記1以上の中継ノードであることを特徴とする付記1に記載の伝送システム。
(付記3) 前記第1ノードは、前記送信ノードであり、
前記第2ノードは、前記1以上の中継ノードの1つであることを特徴とする付記1に記載の伝送システム。
(付記4) 前記第1ノードは、前記1以上の中継ノードの1つであり、
前記第2ノードは、前記受信ノードであることを特徴とする付記1に記載の伝送システム。
(付記5) 前記第1ノードは、前記送信ノードであり、
前記第2ノードは、前記受信ノードであることを特徴とする付記1に記載の伝送システム。
(付記6) 前記第1ノードは、前記第1波長帯の前記波長多重光信号に前記第1波長帯の他の波長多重光信号を波長多重する第1の波長選択スイッチを有し、
前記第1波長変換部及び前記第2波長変換部は、前記他の波長多重光信号が波長多重された前記波長多重光信号の波長帯を変換し、
前記第2ノードは、前記波長多重光信号から前記他の波長多重光信号を分離する第1波長分離部を有することを特徴とする付記5に記載の伝送システム。
(付記7) 前記第1ノードは、前記第1波長変換部により波長帯が変換された前記波長多重光信号に、前記第2波長帯の他の波長多重光信号を波長多重する第2の波長選択スイッチを有し、
前記第2ノードは、前記波長多重光信号から前記他の波長多重光信号を分離する第2波長分離部を有し、
前記第2波長変換部は、前記他の波長多重光信号が分離された前記波長多重光信号の波長帯を変換することを特徴とする付記5に記載の伝送システム。
(付記8) 前記第1の種類の光ファイバは、前記第1波長帯の光及び前記第2波長帯の光に適合し、
前記波長多重光信号の経路上、前記第1ノードと前記第2ノードの間には、前記第1の種類の光ファイバにより接続され、互いに隣接する一組の中継ノードが存在することを特徴とする付記2乃至7の何れかに記載の伝送システム。
(付記9) 前記第1ノード及び前記第2ノードは、それぞれ、前記第1波長帯の前記波長多重光信号を増幅する第1増幅部と、前記第2波長帯の前記波長多重光信号を増幅する第2増幅部とを有することを特徴とする付記1乃至8の何れかに記載の伝送システム。
(付記10) 各隣接ノード間が、第1波長帯の光に適合する第1の種類の光ファイバ、または、第2波長帯の光に適合する第2の種類の光ファイバにより接続された複数のノードを用い、
前記複数のノードは、複数の光信号を波長多重することにより前記第1波長帯の波長多重光信号を生成して送信する送信ノードと、前記波長多重光信号から前記複数の光信号を分離して受信する受信ノードと、前記送信ノードから前記第1の種類または前記第2の種類の光ファイバを介して前記受信ノードまで前記波長多重光信号を中継する1以上の中継ノードとを含み、
前記複数のノードのうち、前記波長多重光信号の中継経路上で最も上流側の前記第2の種類の前記光ファイバにより下流側の隣接ノードと接続された第1ノードは、前記波長多重光信号の波長帯を前記第1波長帯から第2波長帯に変換し、
前記複数のノードのうち、前記波長多重光信号の中継経路上で最も下流側の前記第2の種類の前記光ファイバにより上流側の隣接ノードと接続された第2ノードは、前記波長多重光信号の波長帯を前記第2波長帯から前記第1波長帯に変換することを特徴とする伝送方法。
(付記11) 前記第1ノード及び前記第2ノードは、それぞれ、前記1以上の中継ノードであることを特徴とする付記10に記載の伝送方法。
(付記12) 前記第1ノードは、前記送信ノードであり、
前記第2ノードは、前記1以上の中継ノードの1つであることを特徴とする付記10に記載の伝送方法。
(付記13) 前記第1ノードは、前記1以上の中継ノードの1つであり、
前記第2ノードは、前記受信ノードであることを特徴とする付記10に記載の伝送方法。
(付記14) 前記第1ノードは、前記送信ノードであり、
前記第2ノードは、前記受信ノードであることを特徴とする付記10に記載の伝送方法。
(付記15) 前記第1ノードは、前記第1波長帯の前記波長多重光信号に前記第1波長帯の他の波長多重光信号を波長多重し、前記他の波長多重光信号が波長多重された前記波長多重光信号の波長帯を前記第1波長帯から前記第2波長帯に変換し、
前記第2ノードは、前記波長多重光信号から前記他の波長多重光信号を分離することを特徴とする付記14に記載の伝送方法。
(付記16) 前記第1ノードは、波長帯が前記第2波長帯に変換された前記波長多重光信号に、前記第2波長帯の他の波長多重光信号を波長多重し、
前記第2ノードは、前記波長多重光信号から前記他の波長多重光信号を分離し、前記他の波長多重光信号が分離された前記波長多重光信号の波長帯を前記第2波長帯から前記第1波長帯に変換することを特徴とする付記14に記載の伝送方法。
(付記17) 前記第1の種類の光ファイバは、前記第1波長帯の光及び前記第2波長帯の光に適合し、
前記波長多重光信号の経路上、前記第1ノードと前記第2ノードの間には、前記第1の種類の光ファイバにより接続され、互いに隣接する一組の中継ノードが存在することを特徴とする付記11乃至16の何れかに記載の伝送方法。
(付記18) 前記第1ノード及び前記第2ノードは、それぞれ、前記第1波長帯の前記波長多重光信号を増幅し、前記第2波長帯の前記波長多重光信号を増幅することを特徴とする付記10乃至17の何れかに記載の伝送方法。
12,12a,17,17a,51,52 増幅部
90 SMF
91 DSF
160,161,507,508 波長変換部
140,150,190,192 波長選択スイッチ
A〜G ノード

Claims (10)

  1. 各隣接ノード間が、第1波長帯の光に適合する第1の種類の光ファイバ、または、第2波長帯の光に適合する第2の種類の光ファイバにより接続された複数のノードを有し、
    前記複数のノードは、複数の光信号を波長多重することにより前記第1波長帯の波長多重光信号を生成して送信する送信ノードと、前記波長多重光信号から前記複数の光信号を分離して受信する受信ノードと、前記送信ノードから前記第1の種類または前記第2の種類の光ファイバを介して前記受信ノードまで前記波長多重光信号を中継する1以上の中継ノードとを含み、
    前記複数のノードのうち、前記波長多重光信号の中継経路上で最も上流側の前記第2の種類の前記光ファイバにより下流側の隣接ノードと接続された第1ノードは、前記波長多重光信号の波長帯を前記第1波長帯から第2波長帯に変換する第1波長変換部を有し、
    前記複数のノードのうち、前記波長多重光信号の中継経路上で最も下流側の前記第2の種類の前記光ファイバにより上流側の隣接ノードと接続された第2ノードは、前記波長多重光信号の波長帯を前記第2波長帯から前記第1波長帯に変換する第2波長変換部を有することを特徴とする伝送システム。
  2. 前記第1ノード及び前記第2ノードは、それぞれ、前記1以上の中継ノードであることを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  3. 前記第1ノードは、前記送信ノードであり、
    前記第2ノードは、前記1以上の中継ノードの1つであることを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  4. 前記第1ノードは、前記1以上の中継ノードの1つであり、
    前記第2ノードは、前記受信ノードであることを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  5. 前記第1ノードは、前記送信ノードであり、
    前記第2ノードは、前記受信ノードであることを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  6. 前記第1ノードは、前記第1波長帯の前記波長多重光信号に前記第1波長帯の他の波長多重光信号を波長多重する第1の波長選択スイッチを有し、
    前記第1波長変換部及び前記第2波長変換部は、前記他の波長多重光信号が波長多重された前記波長多重光信号の波長帯を変換し、
    前記第2ノードは、前記波長多重光信号から前記他の波長多重光信号を分離する第1波長分離部を有することを特徴とする請求項5に記載の伝送システム。
  7. 前記第1ノードは、前記第1波長変換部により波長帯が変換された前記波長多重光信号に、前記第2波長帯の他の波長多重光信号を波長多重する第2の波長選択スイッチを有し、
    前記第2ノードは、前記波長多重光信号から前記他の波長多重光信号を分離する第2波長分離部を有し、
    前記第2波長変換部は、前記他の波長多重光信号が分離された前記波長多重光信号の波長帯を変換することを特徴とする請求項5に記載の伝送システム。
  8. 前記第1の種類の光ファイバは、前記第1波長帯の光及び前記第2波長帯の光に適合し、
    前記波長多重光信号の経路上、前記第1ノードと前記第2ノードの間には、前記第1の種類の光ファイバにより接続され、互いに隣接する一組の中継ノードが存在することを特徴とする請求項2乃至7の何れかに記載の伝送システム。
  9. 前記第1ノード及び前記第2ノードは、それぞれ、前記第1波長帯の前記波長多重光信号を増幅する第1増幅部と、前記第2波長帯の前記波長多重光信号を増幅する第2増幅部とを有することを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の伝送システム。
  10. 各隣接ノード間が、第1波長帯の光に適合する第1の種類の光ファイバ、または、第2波長帯の光に適合する第2の種類の光ファイバにより接続された複数のノードを用い、
    前記複数のノードは、複数の光信号を波長多重することにより前記第1波長帯の波長多重光信号を生成して送信する送信ノードと、前記波長多重光信号から前記複数の光信号を分離して受信する受信ノードと、前記送信ノードから前記第1の種類または前記第2の種類の光ファイバを介して前記受信ノードまで前記波長多重光信号を中継する1以上の中継ノードとを含み、
    前記複数のノードのうち、前記波長多重光信号の中継経路上で最も上流側の前記第2の種類の前記光ファイバにより下流側の隣接ノードと接続された第1ノードは、前記波長多重光信号の波長帯を前記第1波長帯から第2波長帯に変換し、
    前記複数のノードのうち、前記波長多重光信号の中継経路上で最も下流側の前記第2の種類の前記光ファイバにより上流側の隣接ノードと接続された第2ノードは、前記波長多重光信号の波長帯を前記第2波長帯から前記第1波長帯に変換することを特徴とする伝送方法。
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