JP2007324954A - 波長多重中継装置及びこれを用いた光通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】双方向光増幅器を1つ備えるとともに、信号の反射・回り込みのない波長多重中継装置を提供する。
【解決手段】双方向光増幅器31と、8個の入力ポートA〜Hと同じ数の出力ポートa〜hとを有し、一つの入力ポートを、光の波長ごとに分波して出力ポートに導通させる波長周回性光合分波器と、サーキュレータとを有し、M個(M≧2;M<N)の波長の光を含む下り光信号が、前記サーキュレータの第一のポートに入力され、前記サーキュレータの第三のポートに、前記波長周回性光合分波器の他の一つの入力ポートEが接続され、波長周回性光合分波器33は、前記M個の波長の光を含む光信号が前記他の一つの入力ポートEに入った場合に、当該光信号を、当該光信号が出力される出力ポートで廃棄する。
【選択図】図2
【解決手段】双方向光増幅器31と、8個の入力ポートA〜Hと同じ数の出力ポートa〜hとを有し、一つの入力ポートを、光の波長ごとに分波して出力ポートに導通させる波長周回性光合分波器と、サーキュレータとを有し、M個(M≧2;M<N)の波長の光を含む下り光信号が、前記サーキュレータの第一のポートに入力され、前記サーキュレータの第三のポートに、前記波長周回性光合分波器の他の一つの入力ポートEが接続され、波長周回性光合分波器33は、前記M個の波長の光を含む光信号が前記他の一つの入力ポートEに入った場合に、当該光信号を、当該光信号が出力される出力ポートで廃棄する。
【選択図】図2
Description
本発明は、複数の波長の光を用いて双方向通信を行う光通信システムなどに適用可能な、波長多重中継装置及びこれを用いた光通信システムに関するものである。
集中局と複数の宅内装置との間を、光データ通信ネットワークを使って双方向通信するシステムにおいて、集中局と各宅内装置との間を、それぞれ1本の光ファイバで放射状に結ぶネットワーク構成が実用化されている(Single Star)。このネットワーク構成では、システム、機器構成は簡単になるが、1つの宅内装置が1本の光ファイバを占有するので(宅内装置数がNあれば、通しの光ファイバがN本必要)、システムの低価格化を図るのが困難である。
そこで、1本の光ファイバを、複数の宅内装置で共有するPON(Passive Optical Network)システム(PDS(Passive Double Star)ともいう)が提案されている。この光通信システムは、集中局と光分岐結合器(光カプラー)を備える遠隔局との間を幹線光ファイバで接続し、遠隔局と複数の宅内装置との間をそれぞれ複数の支線光ファイバで接続したものである。
また最近では、幹線光ファイバに波長多重された複数の光を通す光通信システムも提案されている。伝送路の伝送容量を効率よく増大させるために、1本の光ファイバに複数の波長の異なる光信号を多重化させて伝送する方法を波長多重伝送またはWDM伝送(Wavelength Division Multiplexing)という。
図15は、集中局1に置かれた局側装置(光伝送路終端装置OLT1〜4)と各加入者宅に置かれた4台の宅内装置(ONU1〜4)との間で単線光ファイバを用いて4波長多重双方向通信を行う波長多重伝送システムを示す。
図15は、集中局1に置かれた局側装置(光伝送路終端装置OLT1〜4)と各加入者宅に置かれた4台の宅内装置(ONU1〜4)との間で単線光ファイバを用いて4波長多重双方向通信を行う波長多重伝送システムを示す。
前記波長多重伝送システムにおいては、複数の波長の光を1本の光ファイバで伝送させるため、送信側においては複数の波長の光信号を 1本に多重化する必要があり、受信側においては多重化された光信号を波長ごとに分波する機能が必要となる。この多重化や分波する機能を持ったデバイスを光合分波器という。
AWG(Arrayed-Waveguide Grating)は、光合分波器の一つで、その光合分波機能を平面光回路(PLC)を用いて実現する構造を持った光部品である。WDM伝送システムで最も広く用いられている。
AWG(Arrayed-Waveguide Grating)は、光合分波器の一つで、その光合分波機能を平面光回路(PLC)を用いて実現する構造を持った光部品である。WDM伝送システムで最も広く用いられている。
また、長距離の光ファイバを通って伝送される光の減衰を補うため、前記遠隔局に光増幅回路を装備した波長多重光通信システムも用いられている。
図16は、遠隔局3に、光増幅器(EDFA、ラマンファイバ増幅器、SOAなど)を2台用いた双方向光増幅回路が備えられた波長多重光通信システムを示す図である。
なお、双方向光増幅回路の例として、下記特許文献1では、1.3μm帯と1.5μm帯の波長を用いた光ファイバによる双方向通信システムにおいて、光ケーブルの一端より入力される光信号の中の1.5μm帯成分を分波して対応する光増幅器により増幅し、その出力を他の光合分波器を介して光ケーブルの他端に結合させ、同様に、光ケーブルの反対側より入力される1.3μm帯の光信号をもう一つの光増幅器により逆方向に増幅して光ケーブルの他端に出力する構成を開示している(特許文献1の図4参照)。
特開平5-315691号公報
特開2005-12278号公報
図16は、遠隔局3に、光増幅器(EDFA、ラマンファイバ増幅器、SOAなど)を2台用いた双方向光増幅回路が備えられた波長多重光通信システムを示す図である。
なお、双方向光増幅回路の例として、下記特許文献1では、1.3μm帯と1.5μm帯の波長を用いた光ファイバによる双方向通信システムにおいて、光ケーブルの一端より入力される光信号の中の1.5μm帯成分を分波して対応する光増幅器により増幅し、その出力を他の光合分波器を介して光ケーブルの他端に結合させ、同様に、光ケーブルの反対側より入力される1.3μm帯の光信号をもう一つの光増幅器により逆方向に増幅して光ケーブルの他端に出力する構成を開示している(特許文献1の図4参照)。
図16の構成では、もともと双方向増幅機能を有する光増幅器に光アイソレータを付加して、単方向増幅機能を与えることとし、しかも、この光増幅器及び光アイソレータを二組用いている。
光アイソレータを用いるのは、光増幅器出力が反射・回り込みによって戻って来て、再び光増幅器による増幅を受け、更に反射・回り込みで戻ってきて、という正帰還を繰り返すことによって動作が不安定となるのを防ぐためである。
光アイソレータを用いるのは、光増幅器出力が反射・回り込みによって戻って来て、再び光増幅器による増幅を受け、更に反射・回り込みで戻ってきて、という正帰還を繰り返すことによって動作が不安定となるのを防ぐためである。
特に遠隔局3と宅内装置ONUとの間は線路条件が悪く、反射の大きいメカニカルスプライスなどの接続方法が採られていることが多いため、この区間からの反射を抑制することが重要である。また、遠隔局3と光伝送路終端装置OLTとの間にも反射がある。
ところが、光アイソレータは高価であり、二組も用いないで済むよう、システム構築コストの低減が求められている。
ところが、光アイソレータは高価であり、二組も用いないで済むよう、システム構築コストの低減が求められている。
また、光合分波器に求められる波長峻別特性が厳しく要求され、これもシステム構築コストの増大要因の一つになっている。
そこで、本発明は、信号の反射・回り込みの問題を解決した波長多重中継装置及びこれを用いた光通信システムを提供することを目的とする。
そこで、本発明は、信号の反射・回り込みの問題を解決した波長多重中継装置及びこれを用いた光通信システムを提供することを目的とする。
本発明の波長多重中継装置は、N個(N≧2)の第一群のポートと同じ数のN個の第二群のポートとを有し、一つの第一群のポートを、光の波長ごとに分波して第二群のポートのそれぞれに双方向に導通させる波長周回性光合分波器と、第一のポートに入力された光信号を第二のポートに出力し、第二のポートに入力された光信号を第三のポートに出力し、第三のポートから入力された光信号を第一のポートに出力するサーキュレータとを有し、片道M個(M≧2;M<N)の波長の光を含む光信号が、前記サーキュレータの第一のポートに入力され、前記サーキュレータの第二のポートに、前記波長周回性光合分波器の前記N個の入力ポートのうちの一つの第一群のポートが接続され、前記サーキュレータの第三のポートに、前記波長周回性光合分波器の他の一つの第一群のポートが接続され、前記波長周回性光合分波器は、前記M個の波長の光を含む光信号が前記他の一つの第一群のポートに入った場合に、当該光信号を、第二群のポートのうち当該光信号が出力されるポートで廃棄するものである。
ここで「波長周回性」とは、複数(N)の第一群のポートおよび複数(N)の第二群のポートを有する光合分波器において、異なるポートから入力された同じ波長の光信号は、過不足なく必ず異なる第二群のポートから出力されるような光合分波特性をいう。すなわち、波長周回性光合分波器では、入力側のポートおよび波長は、出力側のポートおよび波長と一定の規則に従って一対一に接続される。
本発明の構造によれば、波長周回性光合分波器の第一群のポートの一つに入力され、波長周回性光合分波器の第二群のポートから出力された出力信号が反射されて戻ってきた場合を想定すると、当該信号は、回り込みにより、前記サーキュレータの第三のポートを経由して、波長周回性光合分波器の前記「他の一つの第一群のポート」に入ってくる。
この信号は、波長周回性により、第二群のポートのうち当該光信号が出力されるポート(使われていない第二群のポート)に出すことができ、廃棄することができる。
この信号は、波長周回性により、第二群のポートのうち当該光信号が出力されるポート(使われていない第二群のポート)に出すことができ、廃棄することができる。
このように、送受信信号の合分波に波長周回性光合分波器を使用することにより、双方向伝送に不可避な光信号の反射・回り込みを抑制することができる。
前記波長周回性光合分波器のポート数Nと、片道の光信号に使用する波長の数Mとは、M≦(N/2)の関係があれば、廃棄用の第二群のポート数を最低でもM確保できるので好ましい。
前記波長周回性光合分波器のポート数Nと、片道の光信号に使用する波長の数Mとは、M≦(N/2)の関係があれば、廃棄用の第二群のポート数を最低でもM確保できるので好ましい。
特に、M<(N/2)の関係があれば、前記波長周回性光合分波器を通過可能なN個の波長が等間隔で並んでいる場合に、使用されるM個の波長どうしの間に使用しない波長を割り込ませることができる。このため、光合分波器に求められる波長峻別特性仕様を緩和することができる。
また、前記第二群のポートと双方向に導通する前記第一群の一つのポートの波長と、同一の前記第二群のポートと双方向に導通する前記第一群の他の一つのポートの波長との波長差が、隣接波長間隔を1としたときに、M以上(N−M)以下であることが望ましい。
また、前記第二群のポートと双方向に導通する前記第一群の一つのポートの波長と、同一の前記第二群のポートと双方向に導通する前記第一群の他の一つのポートの波長との波長差が、隣接波長間隔を1としたときに、M以上(N−M)以下であることが望ましい。
M以未満であれば、波長周回性光合分波器に戻ってきた反射・回り込み信号が、中継される信号と同一の第二群のポートに出てしまうおそれがあるからである。(N−M)を超えていれば、やはり、波長周回性により、波長周回性光合分波器に戻ってきた反射・回り込み信号が、 中継される信号と同一の第二群のポートに出てしまうおそれがあるからである。
また、前記廃棄する構造として、前記波長周回性光合分波器の信号伝達経路でないポートを光エネルギー吸収体で終端することが採用可能である。
また、本発明の波長多重中継装置は、双方向光増幅器を有するものであってもよい。この波長多重中継装置によれば、双方向光増幅器の増幅度を上げても安定した動作を確保することができる。
また、本発明の波長多重中継装置は、双方向光増幅器を有するものであってもよい。この波長多重中継装置によれば、双方向光増幅器の増幅度を上げても安定した動作を確保することができる。
また、本発明の光通信システムは、集中局と遠隔局との間をファイバで接続し、遠隔局と複数の宅内装置との間をそれぞれ光ファイバで接続した双方向光通信システムにおいて、前記遠隔局に、前記本発明の波長多重中継装置が備えられているものである。
以上のように本発明によれば、波長多重双方向通信を中継する場合、複雑で規模の大きな光分岐結合器に代えて、波長周回性光合分波器を使用することにより、双方向伝送の回り込みを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、波長多重光通信システム(以下「光通信システム」という)の全体構成を示す図である。局舎内の光通信システム構成部分を集中局1′といい、加入者宅内の光通信システム構成部分を宅内局5という。光通信システムは、集中局1′、複数の宅内局5、及び遠隔局3′(リモートノードともいう)を備え、集中局1′と遠隔局3′との間を単線の中継光ファイバ2で接続し、遠隔局3′と宅内局5との間をそれぞれ単線の支線光ファイバ4で接続している。中継光ファイバ2と支線光ファイバ4とを総称して「光ファイバ」という。
図1は、波長多重光通信システム(以下「光通信システム」という)の全体構成を示す図である。局舎内の光通信システム構成部分を集中局1′といい、加入者宅内の光通信システム構成部分を宅内局5という。光通信システムは、集中局1′、複数の宅内局5、及び遠隔局3′(リモートノードともいう)を備え、集中局1′と遠隔局3′との間を単線の中継光ファイバ2で接続し、遠隔局3′と宅内局5との間をそれぞれ単線の支線光ファイバ4で接続している。中継光ファイバ2と支線光ファイバ4とを総称して「光ファイバ」という。
集中局1′は、中継光ファイバ2との接続端となる光伝送路終端装置OLT(Optical Line Terminals)を備えている。
宅内局5は、宅内に設置されるパーソナルコンピュータのブロードバンド光信号を光ネットワークに送受する宅内装置ONU(Optical Network Unit)等を備えている。
前記光通信システムの動作を簡単に説明すると、上位のネットワークから集中局1′に入ってくる下り光信号は、集中局1′において光伝送路終端装置OLTを通して中継光ファイバ2に送信される。WDMを利用しているので、送信する光信号の波長は、送信先の宅内装置ごとに異なっている。中継光ファイバ2に送信された光信号は、遠隔局3′で分岐され、送信先の宅内局5によって受信され、宅内局5はその光信号を復号解読する。
宅内局5は、宅内に設置されるパーソナルコンピュータのブロードバンド光信号を光ネットワークに送受する宅内装置ONU(Optical Network Unit)等を備えている。
前記光通信システムの動作を簡単に説明すると、上位のネットワークから集中局1′に入ってくる下り光信号は、集中局1′において光伝送路終端装置OLTを通して中継光ファイバ2に送信される。WDMを利用しているので、送信する光信号の波長は、送信先の宅内装置ごとに異なっている。中継光ファイバ2に送信された光信号は、遠隔局3′で分岐され、送信先の宅内局5によって受信され、宅内局5はその光信号を復号解読する。
一方、宅内局5から送信される上り光信号は、遠隔局3′を経由して集中局1′で受信される。集中局1′では、ここからブロードバンドアクセスルータ等を介して上位のネットワークに送信される。
図2は、光通信システムにおける、集中局装置1、波長周回性AWG(cAWG)を用いた遠隔局装置3、及び宅内装置ONU1〜4の接続状態と、それらの要部構成を示す図である。
図2は、光通信システムにおける、集中局装置1、波長周回性AWG(cAWG)を用いた遠隔局装置3、及び宅内装置ONU1〜4の接続状態と、それらの要部構成を示す図である。
集中局装置1は、集中局1′に装備され、中継光ファイバ2に接続されて光信号の進行方向によって光を切り分けする光サーキュレータ11、光信号を光の波長ごとに分波するAWG12、光信号と電気信号相互間の変換を行う4つの光伝送路終端装置OLT1〜4を含んで構成されている。
宅内装置ONU1〜4は、それぞれ 光信号と電気信号相互間の変換を行うものである。
宅内装置ONU1〜4は、それぞれ 光信号と電気信号相互間の変換を行うものである。
遠隔局装置3は、遠隔局3′に装備され、4つの光伝送路終端装置OLT1〜4と4つの宅内装置ONU1〜4との間を光中継している。
光伝送路終端装置OLT1〜4から中継光ファイバ2を通して遠隔局装置3に入る下り光信号の波長をそれぞれλ1,λ2,λ3,λ4とし、宅内装置ONU1〜4から支線光ファイバ4を通して遠隔局装置3に入る上り光信号の波長をそれぞれλ5,λ6,λ7,λ8とする。例えばλ1<λ2<λ3<λ4<λ5<λ6<λ7<λ8の関係があるとする。
光伝送路終端装置OLT1〜4から中継光ファイバ2を通して遠隔局装置3に入る下り光信号の波長をそれぞれλ1,λ2,λ3,λ4とし、宅内装置ONU1〜4から支線光ファイバ4を通して遠隔局装置3に入る上り光信号の波長をそれぞれλ5,λ6,λ7,λ8とする。例えばλ1<λ2<λ3<λ4<λ5<λ6<λ7<λ8の関係があるとする。
片道信号あたりの波長の数Mは4となる。
遠隔局装置3は、図2に示すように、双方向光増幅器31、波長周回性AWG33及び3ポート光路切分け器として機能する光サーキュレータ32を備えている。
双方向光増幅器31は、波長λ1〜λ8を含む帯域の光を双方向に増幅する機能を有している。 双方向光増幅器31には、半導体光増幅器(SOA)、エルビウム添加光ファイバ増幅器などが用いられる。 半導体光増幅器(SOA)は、半導体レーザを発振しきい値以前の条件で使って光を増幅するものである。エルビウム添加光ファイバ増幅器は、エルビウムイオンのエネルギー順位間の誘導放出を利用して光増幅するものである。いずれも、その構造上、本質的に双方向性を持っている。
遠隔局装置3は、図2に示すように、双方向光増幅器31、波長周回性AWG33及び3ポート光路切分け器として機能する光サーキュレータ32を備えている。
双方向光増幅器31は、波長λ1〜λ8を含む帯域の光を双方向に増幅する機能を有している。 双方向光増幅器31には、半導体光増幅器(SOA)、エルビウム添加光ファイバ増幅器などが用いられる。 半導体光増幅器(SOA)は、半導体レーザを発振しきい値以前の条件で使って光を増幅するものである。エルビウム添加光ファイバ増幅器は、エルビウムイオンのエネルギー順位間の誘導放出を利用して光増幅するものである。いずれも、その構造上、本質的に双方向性を持っている。
光サーキュレータ32は、図3に示すように3つのポート(1)(2)(3)を持っており、ポート(1)に入力された光信号をポート(2)に出力し、ポート(3)から入力された光信号をポート(1)に出力し、ポート(2)に入力された光信号をポート(3)に出力する。
光伝送路終端装置OLT1〜4から伝送され、双方向光増幅器31で増幅されてきた光は、ポート(1)からポート(2)を通して波長周回性AWG33に向けて出力され、宅内装置ONU1〜4から伝搬され、波長周回性AWG33を通過した光はポート(3)からポート(1)を通して双方向光増幅器31に向けて出力される。なお、宅内装置ONU1〜4から反射され、遠隔局装置3に戻ってきた光信号は、光サーキュレータ32のポート(2)からポート(3)に回り込み、波長周回性AWG33に再度入力される。また、光伝送路終端装置OLT1〜4で反射され、遠隔局装置3に戻ってきた光信号は、光サーキュレータ32のポート(1)からポート(2)を通り、波長周回性AWG33に再度入力される。
光伝送路終端装置OLT1〜4から伝送され、双方向光増幅器31で増幅されてきた光は、ポート(1)からポート(2)を通して波長周回性AWG33に向けて出力され、宅内装置ONU1〜4から伝搬され、波長周回性AWG33を通過した光はポート(3)からポート(1)を通して双方向光増幅器31に向けて出力される。なお、宅内装置ONU1〜4から反射され、遠隔局装置3に戻ってきた光信号は、光サーキュレータ32のポート(2)からポート(3)に回り込み、波長周回性AWG33に再度入力される。また、光伝送路終端装置OLT1〜4で反射され、遠隔局装置3に戻ってきた光信号は、光サーキュレータ32のポート(1)からポート(2)を通り、波長周回性AWG33に再度入力される。
光サーキュレータ32は、例えば、磁場のファラデー回転効果を用いた光アイソレータと、2分岐型のスター型光カプラとを組み合わせて作ることができる。ファラデー回転効果に代えて導波路上のTE/TMモード変換効果を利用してもよい。
波長周回性AWG33は、図5、図6に示すように、第一群のポートとなる8つの入力ポートA〜H、第二群のポートとなる8つの出力ポートa〜hを備えているとともに、波長λ1〜λ8にそれぞれ対応する波長通過フィルタを内蔵している。ポート数Nは、8となる。
波長周回性AWG33は、図5、図6に示すように、第一群のポートとなる8つの入力ポートA〜H、第二群のポートとなる8つの出力ポートa〜hを備えているとともに、波長λ1〜λ8にそれぞれ対応する波長通過フィルタを内蔵している。ポート数Nは、8となる。
波長周回性AWG33は、入力ポートA〜Hに入ってくる波長多重された光信号を光のままで、波長に応じて異なる出力ポートa〜hに振り分ける働きをする。どの波長の光信号をどの出力ポートに振り分けるかは、入力ポートごとに決められており、異なる入力ポートから1つの出力ポートに同じ波長の光信号が送られることはない。
本発明の実施形態では、図4に示すように、波長周回性AWG33は、ポートAとポートEとを、光サーキュレータ32に接続しており、4つの出力ポートa〜dを宅内装置ONU1〜4に接続している。
本発明の実施形態では、図4に示すように、波長周回性AWG33は、ポートAとポートEとを、光サーキュレータ32に接続しており、4つの出力ポートa〜dを宅内装置ONU1〜4に接続している。
波長λ1の光信号は、ポートAとポートaとの間でつながり、波長λ2の光信号はポートAとポートbとの間でつながり、波長λ3の光信号はポートAとポートcとの間でつながり、波長λ4の光信号はポートAとポートdとの間でつながる。
また、周回性により、ポートAの波長λ5の光信号はポートeにつながり、波長λ6の光信号はポートfにつながり、波長λ7の光信号はポートgにつながり、波長λ8の光信号はポートhにつながる(図5参照)。
また、周回性により、ポートAの波長λ5の光信号はポートeにつながり、波長λ6の光信号はポートfにつながり、波長λ7の光信号はポートgにつながり、波長λ8の光信号はポートhにつながる(図5参照)。
一方、波長λ5の光信号は、ポートEとポートaとの間でつながり、波長λ6の光信号はポートEとポートbとの間でつながり、波長λ7の光信号はポートEとポートcとの間でつながり、波長λ8の光信号はポートEとポートdの間でつながる(図6参照)。
また、周回性により、ポートEの波長λ1の光信号はポートeにつながり、波長λ2の光信号はポートfにつながり、波長λ3の光信号はポートgにつながり、波長λ4の光信号は、ポートhにつながる(図6参照)。
また、周回性により、ポートEの波長λ1の光信号はポートeにつながり、波長λ2の光信号はポートfにつながり、波長λ3の光信号はポートgにつながり、波長λ4の光信号は、ポートhにつながる(図6参照)。
波長周回性AWG33は、前記ポートAから入力される波長λ5〜λ8の光信号が出力され、前記ポートEから入力される波長λ1〜λ4の光信号が出力されるポートe〜hを光エネルギー吸収体で終端しており、出力光が戻ることのない構造になっている。
次に光信号の伝送形態の説明をする。
波長周回性AWG33は、波長周回性AWG33に入った波長λ1,λ2,λ3,λ4の光を、それぞれの波長に応じて、宅内装置ONU1向けのポートa、宅内装置ONU2向けのポートb、宅内装置ONU3向けのポートc、宅内装置ONU4向けのポートdに分配する。
次に光信号の伝送形態の説明をする。
波長周回性AWG33は、波長周回性AWG33に入った波長λ1,λ2,λ3,λ4の光を、それぞれの波長に応じて、宅内装置ONU1向けのポートa、宅内装置ONU2向けのポートb、宅内装置ONU3向けのポートc、宅内装置ONU4向けのポートdに分配する。
波長周回性AWG33は、宅内装置ONU1向けのポートa、宅内装置ONU2向けのポートb、宅内装置ONU3向けのポートc、宅内装置ONU4向けのポートdから入力された波長λ5,λ6,λ7,λ8の上り光信号を、ポートEから出力させる。
したがって、光サーキュレータ32から入力されてきた波長λ1,λ2,λ3,λ4の下り光信号は、波長周回性AWG33により分波されて宅内装置ONU1〜4に渡されるとともに、宅内装置ONU1〜4から入力されてきた波長λ5,λ6,λ7,λ8の上り光信号は合波されて光サーキュレータ32に渡される。合波された光は、前述したように、双方向光増幅器31に入力されて光伝送路終端装置OLT1〜4に向けて出射される。
したがって、光サーキュレータ32から入力されてきた波長λ1,λ2,λ3,λ4の下り光信号は、波長周回性AWG33により分波されて宅内装置ONU1〜4に渡されるとともに、宅内装置ONU1〜4から入力されてきた波長λ5,λ6,λ7,λ8の上り光信号は合波されて光サーキュレータ32に渡される。合波された光は、前述したように、双方向光増幅器31に入力されて光伝送路終端装置OLT1〜4に向けて出射される。
もし、遠隔局装置3と宅内装置ONUとの間で反射があった場合には、波長λ1,λ2,λ3,λ4の反射信号は、波長周回性AWG33のポートa〜dを通って再びポートAに現れるが、サーキュレータ32によって光増幅器には戻らず波長周回性AWG33のポートEに導かれ、ここから再度、波長周回性AWG33に入ってくる。
このポートEから波長周回性AWG33に入ってくる反射信号は、図6に示されるように、ポートe〜hに出力される。ポートe〜hは、当該ポートを光エネルギー吸収体(例えば黒い膜)を内蔵した端子で終端しているので、これらの反射信号がポートe〜hに現れても、ここで消滅する。
このポートEから波長周回性AWG33に入ってくる反射信号は、図6に示されるように、ポートe〜hに出力される。ポートe〜hは、当該ポートを光エネルギー吸収体(例えば黒い膜)を内蔵した端子で終端しているので、これらの反射信号がポートe〜hに現れても、ここで消滅する。
次に、遠隔局装置3と集中局装置1との間で反射があった場合を想定する。波長周回性AWG33は、宅内装置ONU1向けのポートa、宅内装置ONU2向けのポートb、宅内装置ONU3向けのポートc、宅内装置ONU4向けのポートdから入力された波長λ5,λ6,λ7,λ8の上り光信号を、ポートEから出力させる。
遠隔局装置3と集中局装置1との間に反射があると、波長λ5,λ6,λ7,λ8の反射信号は、サーキュレータ32によって再びポートAに現れる。そして、図5に示すように波長周回性AWG33のポートEに導かれ、ここで廃棄される。
遠隔局装置3と集中局装置1との間に反射があると、波長λ5,λ6,λ7,λ8の反射信号は、サーキュレータ32によって再びポートAに現れる。そして、図5に示すように波長周回性AWG33のポートEに導かれ、ここで廃棄される。
以上のように、本発明の実施形態の構成によれば、アイソレータがなくても、上り下り信号の回り込みを阻止することができる。
またアイソレータを設けないので、1台の光増幅器で上り下り双方向の信号増幅を同時に行うことができるため、光増幅器の数を削減してコストを低減することが可能になる。また、光増幅器の増幅度を上げても反射光による正帰還が発生するのを抑制することができ、安定した動作が可能となる。
またアイソレータを設けないので、1台の光増幅器で上り下り双方向の信号増幅を同時に行うことができるため、光増幅器の数を削減してコストを低減することが可能になる。また、光増幅器の増幅度を上げても反射光による正帰還が発生するのを抑制することができ、安定した動作が可能となる。
次に、他の実施形態を説明する。
前には、使用する波長数4に対して、 波長周回性AWG33として必要最小限のポート数8のものを用いて原理を説明した。
しかし、波長周回性AWG33のポート数に余裕を持たせることによって、上り下り信号の波長間隔を広げ、光伝送路終端装置OLT1〜4、宅内装置ONU1〜4内の波長フィルタの峻別特性を緩和した構成も可能である。
前には、使用する波長数4に対して、 波長周回性AWG33として必要最小限のポート数8のものを用いて原理を説明した。
しかし、波長周回性AWG33のポート数に余裕を持たせることによって、上り下り信号の波長間隔を広げ、光伝送路終端装置OLT1〜4、宅内装置ONU1〜4内の波長フィルタの峻別特性を緩和した構成も可能である。
図7は、光通信システムにおける、集中局装置1、遠隔局装置3、宅内装置ONU1〜4の接続状態と、それらの要部構成を示す図である。
このシステムと図2のシステムとの違いは、上り下りの光信号の波長構成が異なっていることである。
この波長構成を図8に示す。
このシステムと図2のシステムとの違いは、上り下りの光信号の波長構成が異なっていることである。
この波長構成を図8に示す。
図8によれば、光伝送路終端装置OLT1〜4から遠隔局装置3に入る下り光信号の波長は、図2と同様、λ1,λ2,λ3,λ 4であるが、宅内装置ONU1〜4から遠隔局装置3に入る上り光信号の波長を、λ1,λ2,λ3,λ4と離れたλ9,λ10,λ11,λ12としている。
宅内装置ONU1の下り光信号の波長はλ1、上り光信号の波長はλ9であり、宅内装置ONU2の下り光信号の波長はλ2、上り光信号の波長はλ10であり、宅内装置ONU3の下り光信号の波長はλ3、上り光信号の波長はλ11であり、宅内装置ONU4の下り光信号の波長はλ4、上り光信号の波長はλ12である。各波長の間隔は等間隔であり、λ1<λ2<λ3<λ4<λ5<λ6<λ7<λ8<λ 9<λ10<λ11<λ12の関係がある。波長λ5,λ6,λ7,λ8は使用しない。
宅内装置ONU1の下り光信号の波長はλ1、上り光信号の波長はλ9であり、宅内装置ONU2の下り光信号の波長はλ2、上り光信号の波長はλ10であり、宅内装置ONU3の下り光信号の波長はλ3、上り光信号の波長はλ11であり、宅内装置ONU4の下り光信号の波長はλ4、上り光信号の波長はλ12である。各波長の間隔は等間隔であり、λ1<λ2<λ3<λ4<λ5<λ6<λ7<λ8<λ 9<λ10<λ11<λ12の関係がある。波長λ5,λ6,λ7,λ8は使用しない。
本発明の実施形態では、図9のように、波長周回性AWG33は、ポートAとポートEとを、光サーキュレータ32に接続しており、4つの出力ポートa〜dを宅内装置ONU1〜4に接続している。ポートe〜hは、光エネルギー吸収体で終端している。なお、ポートi,j,k,lは使用されない。
図10は、波長周回性AWG33の分波特性図であり、波長周回性AWG33は、入力ポートAに入った波長λ1,λ2,λ3,λ4の下り光信号を出力ポートa〜dから出力し、出力ポートa〜dから入ったλ9,λ10,λ11,λ12の上り光信号を入力ポートEから出力する。
図10は、波長周回性AWG33の分波特性図であり、波長周回性AWG33は、入力ポートAに入った波長λ1,λ2,λ3,λ4の下り光信号を出力ポートa〜dから出力し、出力ポートa〜dから入ったλ9,λ10,λ11,λ12の上り光信号を入力ポートEから出力する。
また、前記Eポートから入力される波長λ1,λ2,λ3,λ4の光信号は、ポートe〜hとつながるようになっている。
波長周回性AWG33は、前記Eポートから入力される波長λ1,λ2,λ3,λ4の光信号が出力されるポートe〜hを光エネルギー吸収体で終端しており、出力光が戻ることのない構造になっている。
波長周回性AWG33は、前記Eポートから入力される波長λ1,λ2,λ3,λ4の光信号が出力されるポートe〜hを光エネルギー吸収体で終端しており、出力光が戻ることのない構造になっている。
このように、遠隔局装置3と宅内装置ONUとの間で反射があった場合には、λ1,λ2,λ3,λ4の反射信号は、 波長周回性AWG33に到達し、サーキュレータ32によって波長周回性AWG33のEポートに導かれる。
このEポートから波長周回性AWG33に入ってくる波長λ1,λ2,λ3,λ4の反射信号は、図10に示されるように、ポートe〜hに出力される。ポートe〜hは、光エネルギー吸収体で終端しているので、これらの反射信号がポートe〜hに現れても、ここで消滅する。
このEポートから波長周回性AWG33に入ってくる波長λ1,λ2,λ3,λ4の反射信号は、図10に示されるように、ポートe〜hに出力される。ポートe〜hは、光エネルギー吸収体で終端しているので、これらの反射信号がポートe〜hに現れても、ここで消滅する。
この実施形態の特徴は、波長λ1,λ2,λ3,λ4と波長λ9,λ10,λ11,λ12とが離れているので、往復の光信号が干渉する可能性が、図2の場合と比べて、低いことである。したがって、OLT1〜4、ONU1〜4内の波長フィルタの遮断特性が緩やかでもよくなり、コストの低下を実現することができる。
さらに別の実施形態として、各宅内装置ONUに、共通波長で映像信号などを伝送し、多重化サービスを実施する光通信システムも想定される。
さらに別の実施形態として、各宅内装置ONUに、共通波長で映像信号などを伝送し、多重化サービスを実施する光通信システムも想定される。
図11は、この実施形態にかかる光通信システムにおける集中局装置1、遠隔局装置3、宅内装置ONU1〜4の接続状態と、それらの要部構成を示す図である。
このシステムと図7のシステムとの違いは、 遠隔局装置3において、 映像信号などを共通波長λ16 で伝送する多重送信局34が設けられていることである。
図12は、波長周回性AWG33の分波特性図であり、波長周回性AWG33は、入力ポートAに入った波長λ1,λ2,λ3,λ4の下り光信号を出力ポートa〜dから出力し、出力ポートa〜dから入ったλ9,λ10,λ11,λ12の上り光信号を入力ポートEから出力する。ポートM,N,O,Pに入った波長λ16の下り光信号は、それぞれ出力ポートa〜dから出力する。
このシステムと図7のシステムとの違いは、 遠隔局装置3において、 映像信号などを共通波長λ16 で伝送する多重送信局34が設けられていることである。
図12は、波長周回性AWG33の分波特性図であり、波長周回性AWG33は、入力ポートAに入った波長λ1,λ2,λ3,λ4の下り光信号を出力ポートa〜dから出力し、出力ポートa〜dから入ったλ9,λ10,λ11,λ12の上り光信号を入力ポートEから出力する。ポートM,N,O,Pに入った波長λ16の下り光信号は、それぞれ出力ポートa〜dから出力する。
本発明の実施形態では、図13のように、波長周回性AWG33は、ポートAとポートEを、光サーキュレータ32に接続しており、4つの出力ポートa〜dを宅内装置ONU1〜4に接続している。ポートM,N,O,Pは、多重送信局34に接続される。
また、波長周回性AWG33は、前記Eポートから入力される光信号が出力されるポートe〜hを光エネルギー吸収体で終端しており、出力光が戻ることのない構造になっている。
また、波長周回性AWG33は、前記Eポートから入力される光信号が出力されるポートe〜hを光エネルギー吸収体で終端しており、出力光が戻ることのない構造になっている。
このように、遠隔局装置3と宅内装置ONUとの間で反射があった場合には、波長λ1,λ2,λ3,λ4の反射信号は、サーキュレータ32を通して 波長周回性AWG33のEポートに導かれるので、これらの反射信号を廃棄することができる。
また、空いている波長λ16を利用して共通波長で映像信号などを伝送することができ、サービスを多重化することができる。
また、空いている波長λ16を利用して共通波長で映像信号などを伝送することができ、サービスを多重化することができる。
以上で、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形態に限定されるものではない。例えば、光伝送路終端装置OLTや宅内装置ONUの数は4に限らない。また、図2,図7,図11に示すAWG12を波長周回性のものとすることにより、本発明の波長多重中継装置を遠隔局装置だけでなく集中局装置にも適用することも可能である。その他、本発明の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
1 集中局装置
1′集中局
2 幹線光ファイバ
3 遠隔局装置
3′遠隔局
4 支線光ファイバ
5 宅内装置
31 双方向光増幅器
32 光サーキュレータ
33 波長周回性AWG
1′集中局
2 幹線光ファイバ
3 遠隔局装置
3′遠隔局
4 支線光ファイバ
5 宅内装置
31 双方向光増幅器
32 光サーキュレータ
33 波長周回性AWG
Claims (7)
- 双方向光通信を中継する装置であって、
N個(N≧2)の第一群のポートと同じ数のN個の第二群のポートとを有し、一つの第一群のポートを、光の波長ごとに分波して第二群のポートのそれぞれに双方向に導通させる波長周回性光合分波器と、
第一のポートに入力された光信号を第二のポートに出力し、第二のポートに入力された光信号を第三のポートに出力し、第三のポートから入力された光信号を第一のポートに出力するサーキュレータとを有し、
片道M個(M≧2;M<N)の波長の光を含む光信号が、前記サーキュレータの第一のポートに入力され、
前記サーキュレータの第二のポートに、前記波長周回性光合分波器の前記N個の入力ポートのうちの一つの第一群のポートが接続され、
前記サーキュレータの第三のポートに、前記波長周回性光合分波器の他の一つの第一群のポートが接続され、
前記波長周回性光合分波器は、前記M個の波長の光を含む光信号が前記他の一つの第一群のポートに入った場合に、当該光信号を、第二群のポートのうち当該光信号が出力されるポートで廃棄するものである、波長多重中継装置。 - M≦(N/2)
の関係がある請求項1記載の波長多重中継装置。 - M<(N/2)
の関係がある請求項2記載の波長多重中継装置。 - 前記第二群のポートと双方向に導通する前記第一群の一つのポートの波長と、同一の前記第二群のポートと双方向に導通する前記第一群の他の一つのポートの波長との波長差が、隣接波長間隔を1としたときに、M以上、(N−M)以下である請求項1記載の波長多重中継装置。
- 前記波長周回性光合分波器は、前記第二群のポートのうち当該光信号が出力されるポートを光エネルギー吸収体で終端している請求項1記載の波長多重中継装置。
- 双方向光増幅器を有する請求項1記載の波長多重中継装置。
- 集中局と複数の宅内装置との間を、遠隔局を介して光ファイバで接続した光通信システムにおいて、前記遠隔局に、前記請求項1記載の波長多重中継装置が備えられている、光通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006153105A JP2007324954A (ja) | 2006-06-01 | 2006-06-01 | 波長多重中継装置及びこれを用いた光通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2007324954A true JP2007324954A (ja) | 2007-12-13 |
Family
ID=38857348
Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009107702A1 (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-03 | 日本電気株式会社 | 光伝送システム、光中継装置、光中継器の制御方法およびプログラム |
JP2013090184A (ja) * | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Kddi Corp | 波長調整方法 |
JP2014165858A (ja) * | 2013-02-27 | 2014-09-08 | Kddi Corp | 光増幅器、光中継伝送装置及び光中継伝送システム |
JP2015015661A (ja) * | 2013-07-08 | 2015-01-22 | 日本電信電話株式会社 | 光通信システム |
KR20200071202A (ko) * | 2018-12-10 | 2020-06-19 | (주)엠이엘 텔레콤 | Wdm 액세스 네트워크 구조 |
-
2006
- 2006-06-01 JP JP2006153105A patent/JP2007324954A/ja active Pending
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