JP2019075500A - 伸縮性配線基板、伸縮性配線基板の製造方法及び電子部品付伸縮性配線基板 - Google Patents

伸縮性配線基板、伸縮性配線基板の製造方法及び電子部品付伸縮性配線基板 Download PDF

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Abstract

【課題】取り扱い中に伸縮性基板が意図しない方向に延びる、シワが寄る、あるいは貼り付きが生じることを防ぎ、電子機器及び被貼り付け面との接続が簡易にできる伸縮性配線基板を提供する。【解決手段】少なくとも一の主面51bに伸縮性配線52が形成された伸縮性基板51と、伸縮性基板51の主面51bの側に設けられた伸縮性カバー6と、伸縮性基板51と伸縮性カバー6との間に設けられた第一粘着剤層71と、を含み、伸縮性基板51の一部が開口部55a、55b、55c、55dを有し、第一粘着剤層71の少なくとも一部が、開口部55a、55b、55c、55dを通じて伸縮性基板51から露出するように伸縮性配線基板を製造する。【選択図】図3

Description

本発明は、伸縮性配線基板、伸縮性配線基板の製造方法及び電子部品付伸縮性配線基板に関する。
近年、ウェアラブルデバイスやメディカルデバイスの市場では生体センサや生体情報モニタに対する関心が高まっている。たとえばスポーツ業界では、競技者の身体能力や技量をより向上させるため、身体動作を高精度に定量化することが試みられている。かかる場合、生体の動きを検知するウェアラブルな生体センサが適用されることがある。また医療業界では、疾病の治療や未病対策のために心電図や心拍数、血圧、体温といったバイタルサイン(生体情報)を検出することが試みられており、かかる場合には生体情報を検知する生体情報モニタを適用することがある。
このような生体センサは、例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3に記載されている。特許文献1から特許文献3に記載の生体センサは、いずれも生体に貼り付け可能であって、かつ生体の動きや貼り付け面の形状に追従する伸縮性を有している。また、特許文献1、特許文献2及び特許文献3に記載の構成では、生体の対象部位の動きを妨げないよう、質量が大きくかつ剛性が高い電源や制御基板等の外部機器は伸縮性配線基板に搭載せずに外部接続している。
特開2016−219543号公報 特開2017−34083号公報 特開2017−69530号公報
しかしながら、伸縮性配線基板と外部機器とを有線または無線で接続すると、生体センサが取り付けられた生体の行動範囲や動きがケーブルの長さや接続の信頼性あるいは無線信号の送受信の範囲等によって制限されるという欠点が生じる。また、近年の電子機器の小型化、軽量化は著しく、伸縮性配線基板と共に搭載しても生体の動きを妨げないものも多くある。このようなことから、伸縮性配線基板により検出された電気信号を処理する電子機器を伸縮性配線基板に搭載する構成が検討されている。
伸縮性配線基板は、衛生面の観点から少なくとも生体に取り付けられる部位を使い捨てにすることが好ましい。一方、電気信号を処理する電子機器は、生体と接触する必然性がなく、また、コストの点からも使い捨ての仕様にすることは好ましくない。このため、生体センサの使用者には、伸縮性配線基板に電子機器を接続した上で自身または他の生体に生体センサを貼り付ける必要が生じる。
このような生体センサに先の特許文献1、特許文献2及び特許文献3に記載の伸縮性配線基板を適用した場合、伸縮性配線基板上に粘着剤や接着テープを使って電子機器を固定した後、伸縮性配線基板を台紙から剥がして生体に貼り付ける。このとき、伸縮性配線基板の伸縮性基板はごく薄い上にタック性を有する樹脂フィルムであるため、伸縮性基板にシワが寄る、あるいは伸縮性基板の一部が他の一部に貼り付いて使用できなくなることもあり得る。
さらに、伸縮性配線基板に電子機器を搭載する場合、伸縮性配線基板と電子機器とを離して使用する構成よりも伸縮性配線基板の重量が重くなり、生体等の被貼付面から剥がれ落ち易くなることが予想される。このことにより、電子機器を搭載した伸縮性配線基板には、伸縮性配線基板の裏面に粘着剤や粘着剤の層を形成し、この粘着剤等によって伸縮性配線基板を被貼付面に貼り付けることが好ましい。しかし、前述したように、伸縮性基板はごく薄い樹脂フィルムであるため、伸縮性配線基板の製造工程から使用直前まで台紙に貼り付けられて取り扱われる。このような伸縮性基板と台紙との間に粘着剤等を形成することは極めて困難である。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、伸縮性配線基板の取り扱い中に伸縮性基板が意図しない方向に延びる、シワが寄る、あるいは貼り付きが生じることを防ぎ、電子機器及び被貼り付け面との接続が簡易にできる伸縮性配線基板、伸縮性配線基板の製造方法及び電子部品付伸縮性配線基板に関する。
本発明の伸縮性配線基板は、伸縮性配線が形成された伸縮性基板と、前記伸縮性基板に設けられた伸縮性カバーと、前記伸縮性基板と前記伸縮性カバーとの間に設けられた第一粘着剤層と、を含み、前記伸縮性基板の一部が欠損部を有し、前記第一粘着剤層の少なくとも一部が、前記欠損部を通じて前記伸縮性基板から露出する。
本発明の伸縮性配線基板の製造方法は、一方の主面に伸縮性配線が形成され、他方の主面に第一リリース部材が設けられた伸縮性基板を、一方の主面に第一粘着剤層及び前記第一粘着剤層を覆う第二リリース部材が設けられ、他方の主面に第二粘着剤層及び前記第二粘着剤層を覆う第三リリース部材が設けられた伸縮性カバーに、前記第二リリース部材を前記第一粘着剤層から剥離して、前記第一粘着剤層を前記伸縮性基板の前記一方の主面に貼り合わせる工程を含み、
前記第二粘着剤層から前記第三リリース部材を剥離して、前記第二粘着剤層を被貼付面に貼り付ける伸縮性配線基板の製造方法であって、
前記第二粘着剤層と前記第三リリース部材との密着強度をA、前記第一粘着剤層と前記第二リリース部材との密着強度をB、前記伸縮性基板と前記第一リリース部材との密着強度をCとした場合、A>B かつ A>Cの関係が成立する。
本発明の電子部品付伸縮性配線基板は、少なくとも一の主面に伸縮性配線が形成された伸縮性基板と、前記伸縮性基板の前記主面の側に設けられた伸縮性カバーと、前記伸縮性基板と前記伸縮性カバーとの間に設けられた第一粘着剤層と、を含み、前記伸縮性基板の一部が欠損部を有し、前記第一粘着剤層の少なくとも一部が、前記欠損部を通じて前記伸縮性基板から露出する伸縮性配線基板と、前記欠損部を通じて前記伸縮性基板から露出する前記第一粘着剤層の少なくとも一部と粘着される電子部品と、を含む。
伸縮性配線基板の取り扱い中に伸縮性基板が意図しない方向に延びる、シワが寄る、あるいは貼り付きが生じることを防ぎ、電子機器及び被貼り付け面との接続が簡易にできる伸縮性配線基板、伸縮性配線基板の製造方法及び電子部品付伸縮性配線基板を提供することができる。
本発明の一実施形態の電子部品付伸縮性配線基板を説明するための斜視図である。 (a)は、図1に示したマイコンの上面図である。(b)は、(a)に示したマイコンの端面図である。 (a)は、図1に示した伸縮性配線基板の上面図である。(b)は、(a)に示した伸縮性配線基板の端面図である。 (a)は本実施形態の伸縮性基板の上面図である。(b)は伸縮性基板の端面図である。 (a)は本実施形態のフィルムベースの上面図である。(b)は、(a)に示したフィルムベースの端面図である。 (a)は本実施形態の伸縮性カバーの上面図である。(b)は、伸縮性カバーの端面図である。 (a)は、本実施形態のフィルムベースと貼り合わされた伸縮性基板の上面図である。(b)は(a)に示した構成の端面図である。 (a)は本実施形態の伸縮性基板を伸縮性カバーと貼り合わせた構成の上面図である。(b)は(a)に示した構成の端面図である。 本実施形態の第一粘着剤層から第一リリース部材を剥離することを説明するための図である。 (a)は、マイコンが伸縮性配線基板に貼り付けられた状態を示す図である。(b)は、マイコンの端子にフィルムベースの外部端子が挿入されて電気的な接続をとった状態を示している。 (a)は本実施形態の第三リリース部材が剥離された状態を示す図である。(b)は本実施形態の電子部品付伸縮性配線基板が被貼付面に貼り付けられた状態を示す図である。 本発明の変形例1を説明するための図である。 本発明の変形例2を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同様の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。また、本実施形態の説明に用いる図面は、本実施形態の構成を説明するための模式的な図を含み、その厚さや長さ及び幅等を正確に表すものではない図も含んでいる。また、本実施形態は、当然のことながら、図示された形状や設計及び仕様に限定されるものではない。
[概要]
本実施形態の伸縮性配線基板及び電子部品付伸縮性配線基板は、観察の対象に貼り付けられ、この対象との間で電気信号を授受することによって対象の活動を観察したり、対象に信号を送ったりすることに使用される。観察の対象としては、例えば、人や動植物(生体)等がある。観察対象が動物(人を含む)場合、伸縮性配線基板は、動物の筋電位や生体反応等を検出する。また、観察対象が植物である場合、伸縮性配線基板を通じて対象に電気的刺激を与え、これに反応して出力される電気信号を検出する。
また、対象に貼り付けられて使用される本実施形態の伸縮性配線基板は、微弱な信号を高い精度で検出するため、主面を有する薄いシート状の部材である。本明細書でいう「面」とは、幾何学的に完全な平面であることを要するものではなく、凹部または凸部を有することを許容する。「主面」とは、他の面よりも明らかに広い面積を有する面であって、その面積や数が限定されるものではない。また、本明細書でいう「フィルム」とは、シートや膜状物等、一般的に厚みの薄い形状物を広く含む。即ち、シート、フィルムまたは膜状物等の称呼の違いにより個別の厚みの大小を規定するものではない。
以下、本実施形態の伸縮性配線基板及びこれを用いた電子部品付伸縮性配線基板を、生体(人体)に貼り付けて筋電位を観察する例により説明する。伸縮性配線基板が貼り付けられる生体の部位は特に限定されないが、本実施形態では、例えば、上腕や大腿部、手指の動きが観察可能な手の甲及び腕部等に伸縮性配線基板を貼り付けるものとする。
図1は、本実施形態の電子部品付伸縮性配線基板1を説明するための斜視図である。図2(a)は、図1に示したマイコン3の上面図である。図2(b)は、図2(a)に示したマイコン3の端面を矢線I−Iの方向に見た端面図である。電子部品付伸縮性配線基板1は、電子部品35を内蔵するワンチップマイコン等のマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と記す)3と、マイコン3に粘着する伸縮性配線基板5とを含んでいる。マイコン3に内蔵される電子部品35は、例えば、一つのLSIチップにCPU(Central Processing Unit)やメモリといった半導体素子を集積した回路である。マイコン3は、電子部品35と電子部品35を封止する封止部材33を含んでいる。図1に示した封止部材33は、主面33a、33bを有する略直方体形状を有している。また、封止部材33には、電子部品35と電気的に接続可能な端子31が設けられている。
本実施形態のマイコン3は、生体表面等の被貼付面から得られる比較的微小な電気信号を計測するLSI基板として構成される。このようなマイコン3は、生体信号の検出機能、検出された信号の増幅機能の他、検出された信号を無線で送信する機能や電源を有するものであってもよい。また、本実施形態では、例えば、端子31を介して図示しない電源から封止部材33内のバッテリに充電するようにしてもよい。
本実施形態では、伸縮性配線基板5を一回の使用で破棄する使い捨てとし、マイコン3を複数回使用するようにした。マイコン3は、伸縮性配線基板5を使用するごとに伸縮性配線基板5に固定され、使用終了ごとに伸縮性配線基板5から取り外される。
伸縮性配線基板5は、少なくとも一の主面51bに伸縮性配線52が形成された伸縮性基板51と、伸縮性基板51の主面51bの側に設けられた伸縮性カバー(図3)と、伸縮性基板51と伸縮性カバーとの間に設けられた第一粘着剤層(図3)と、を含んでいる。伸縮性基板51は、その一部に欠損部である開口部55a、55b、55c、55dを有している。第一粘着剤層の少なくとも一部は、開口部55a、55b、55c、55dを通じて伸縮性基板51から露出する。マイコン3は、開口部55a、55b、55c、55dを通じて伸縮性基板51から露出した第一粘着剤層によって伸縮性配線基板5に固定される。
図1では、開口部55a、55b、55c、55dを通じて伸縮性基板51から露出した第一粘着剤層の部分をそれぞれ粘着剤層部56a、56b、56c、56dとして示している。
ここで、「第一粘着剤層が開口部を通じて伸縮性基板から露出している」とは、第一粘着剤層が伸縮性配線基板5の最表面に露出していることに限定されず、第一粘着剤層が伸縮性基板51から露出していれば足りる。つまり、本実施形態の第一粘着剤層は、伸縮性基板51の開口部55a、55b、55c、55dに臨んでいればよく、粘着剤層部56a、56b、56c、56d上に他の部材(例えば図8に示す保護フィルム)が設けられているものであってもよい。換言すれば、伸縮性基板51は、第一粘着剤層に重なる領域と、第一粘着剤層上に存在しない部位とを有している。
また、図1に示した電子部品付伸縮性配線基板1では、粘着剤層部56a、56b、56c、56d上にマイコン3が、開口部55a、55b、55c、55dを通じて伸縮性基板51から露出する粘着剤層部56a、56b、56c、56dの少なくとも一部に粘着される。マイコン3は、伸縮性配線基板5によって生体に貼り付けられることから、本実施形態では、電子部品付伸縮性配線基板1において、マイコン3が相対的に伸縮性配線基板5よりも「上」または「上方」にあるものとして以降の説明をする。また、伸縮性配線基板5は、相対的にマイコン3よりも「下」または「下方」にあるものとして以降の説明をする。
このような上下の関係は、マイコン3と伸縮性配線基板5との相対的な関係を指し、重力方向とは無関係である。
伸縮性基板51には、フィルムベース59が貼り付けられている。フィルムベース59の端部には他の機器と電気的に接続可能な外部端子58が形成されている。本実施形態では、外部端子58が上方に向かって引き上げられて伸縮性配線基板5上のマイコン3の端子31に電気的に接続される。本実施形態の電子部品付伸縮性配線基板1では、外部端子58と伸縮性配線52とが電気的に接続し、伸縮性配線52には電極54a、54b、54c、54dが電気的に接続されている。電極54a、54b、54c、54dは生体表面に密着し、筋電位等の電気信号が電極54a、54b、54c、54dに入力される。入力された電気信号は、伸縮性配線52を介して外部端子58に達する。
以上のことにより、本実施形態では、電極54a、54b、54c、54dに入力された電気信号が伸縮性配線52及び外部端子58を介してマイコン3に入力し、マイコン3において処理される。
なお、マイコン3における電気信号の処理は、例えば、電気信号のノイズ除去や増幅及びフィルタリングの処理であってもよい。さらに、電気信号の値に応じて外部に検知信号を出力する処理であってもよいし、入力されてきた電気信号の値を記録する処理であってもよい。
以下、上記の伸縮性配線基板5及びマイコン3の構成について順に説明する。
[伸縮性配線基板]
図3(a)は、図1に示した伸縮性配線基板5の上面図、図3(b)は、図3(a)に示した伸縮性配線基板5の端面を矢線II−IIの方向に見た端面図である。本実施形態の伸縮性配線基板5は、上記のように、伸縮性配線52が形成された伸縮性基板51と、伸縮性基板51に設けられた伸縮性カバー6と、伸縮性基板51と伸縮性カバー6との間に設けられた第一粘着剤層71と、を含んでいる。
本実施形態では、伸縮性配線52を、伸縮性基板51の主面51bに形成すると共に、伸縮性カバー6を主面51bの側に設けている。ただし、本実施形態は、伸縮性配線52及び伸縮性カバー6を同一の面に形成することに限定されるものではない。例えば、伸縮性配線基板5が伸縮性基板51を多層に設けるものである場合、伸縮性配線52及び伸縮性カバー6は、それぞれ異なる面上にあって互いに重ね合わせられるものであってもよい。
また、伸縮性配線基板5は、その一部が欠損することによって開口部55a、55b、55c、55dを有している。第一粘着剤層71の少なくとも一部は、開口部55a、55b、55c、55dを通じて伸縮性基板51から露出している。
なお、図3(a)でいう「上面」は、伸縮性配線基板5を使用する状態において伸縮性配線基板5を上方から見た面を指す。つまり、本実施形態の伸縮性配線基板5の上面は図3(b)に示した伸縮性基板51の主面51aであり、主面51aは伸縮性配線52及び電極54a、54b、54c、54dが形成されている主面51bの裏面に当たる。
また、開口部55a、55b、55c、55dは、大きさ、形状、数及び配置等が図示したものに限定されるものではない。例えば、開口部55a、55b、55c、55dの大きさ、形状、数及び配置等は、開口部55a、55b、55c、55dを通じて露出する第一粘着剤層71が、電子部品付伸縮性配線基板1の使用中にマイコン3が外れず、かつ、電子部品付伸縮性配線基板1からマイコン3を比較的簡易に取り外せる粘着力を発揮するものであればよい。このような開口部は、例えば、図示した開口部55a、55b、55c、55dよりも小径であり、かつ、多数の孔部であってもよい。
図3(b)に示すように、伸縮性基板51にはフィルムベース59が下方から重ねられ、伸縮性基板51とフィルムベース59とは加熱及び加圧されて互いに融着されている。59の端部には外部端子58が形成されていて、伸縮性基板51とフィルムベース59との融着後、伸縮性基板51の内側の領域には伸縮性配線52及び複数の電極54a、54b、54c、54dが形成される。伸縮性基板51の欠損部である開口部55a、55b、55c、55dは、伸縮性基板51の内側の領域であって、かつ、伸縮性配線52に接続された電極54a、54c及び電極54b、54dが形成されていない電極非形成領域に形成されている。このような開口部55a、55b、55c、55dは、電極54a、54b、54c、54dの配置を妨げず、マイコン3を固定するのに充分な粘着力を有する粘着剤層部56a、56b、56c、56dを形成することができる。
なお、開口部55a、55b、55c、55dの開口部面積は、伸縮性基板51の強度と粘着剤層部56a、56b、56c、56dの粘着力との関係によって決定される。つまり、開口部55a、55b、55c、55dの開口部面積が大きいほど粘着剤層部56a、56b、56c、56dの粘着力は大きくなってマイコン3を強固に伸縮性配線基板5に固定することができる。しかし、開口部55a、55b、55c、55dの開口部面積が大きいほど伸縮性基板51の強度は小さくなり、伸縮性配線基板5の破損の可能性が高くなる。
伸縮性基板51及びフィルムベース59の一部には伸縮性カバー6が設けられている。伸縮性カバー6は、伸縮性基板51の主面51bに形成されている伸縮性配線52、電極54a、54b、54c、54dを保護する伸縮性を有する部材である。伸縮性カバー6は、伸縮性基板51の主面51bと第一粘着剤層71によって粘着されている。また、伸縮性カバー6の第一粘着剤層71の形成面の裏面には、第二粘着剤層81が形成されている。第一粘着剤層71は、伸縮性配線基板5上にマイコン3を固定するのに充分であって、かつ、伸縮性配線基板5からマイコン3を手で取り外すことができる強度を有することが好ましい。第二粘着剤層81は、伸縮性配線基板5を生体に貼り付ける粘着剤であって、生体と接しても生体表面を傷めることがない材料によって製造されていることが好ましい。第二粘着剤層81の粘着強度は、被貼付面の移動によってもずれが生じることがなく、かつ、被貼付面から剥がすときに貼付対象に痛みを与えないことが好ましい。
第一粘着剤層71としては、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤及びシリコーン系粘着剤が使用できる。アクリル系粘着剤は、アクリルポリマーからなる粘着剤であり、モノマーの種類の選択、ポリマーの分子量、架橋密度などの制御により粘着物性のコントロールを行うことが可能である。ウレタン系粘着剤はイソシアネート基とヒドロキシ基をもつ化合物同士を縮合し得られるポリウレタンからなる粘着剤である。ウレタン系粘着剤は、再剥離性に優れている。シリコーン系粘着剤は、シロキサン結合を主骨格にもつポリマーからなる粘着剤である。シリコーン系粘着剤は、シリコーンゴム・フッ素樹脂にも粘着することが可能である。第二粘着剤層81としては、絆創膏やサージカルテープに使用される粘着剤が使用される。このような粘着剤には、アクリル系粘着剤やゴム系粘着剤がある。
本実施形態では、後述するように、第一粘着剤層71、第二粘着剤層81の粘着性を制御し、伸縮性配線基板5の貼付時、マイコン3の取り付け時、伸縮性配線基板5の剥離及びマイコン3の取り外し時のいずれにおいても取り扱いが容易になるように第一粘着剤層71、第二粘着剤層81の相対的な強度を調整している。
なお、本実施形態でいう「粘着剤」は、被貼付面に付着して直ちに被貼付面に対する粘着力を発揮し、被貼付面の状態によっては繰り返し粘着力を発揮することができる樹脂構成物である。このような粘着剤の特性は、接着以前には液体やゲルで乾燥後に固体になる接着剤と相違する。また、上記の「粘着剤」の他、電解質成分を含有しつつ液体と固体の両方の性質を持ち、常に濡れた状態を安定保持する「ゲルシート」を適用することも可能である。
これら「粘着剤」および「ゲルシート」は、皮膚などに代表される生体組織に対し悪影響を及ぼすことがないよう生体安全性を有することが望ましい。
また、図3(a)及び図3(b)に示すように、伸縮性カバー6は、電極54a、54b、54c、54dの少なくとも一部を伸縮性カバーから露出させる電極用開口部63a、63b、63c、63dを有している。電極用開口部63a、63b、63c、63dを有することにより、伸縮性基板51は、電極54a、54b、54c、54dが被貼付面に直接接触すると共に密着し、筋電位等の微小な信号を高い精度で検出することが可能になる。
また、伸縮性配線基板5を生体に貼り付けて使用する場合、伸縮性配線基板5と生体の表面との間に生体用導電クリームを塗付することがある。このような場合、電極用開口部63a、63b、63c、63dを有する伸縮性カバー6は、生体用導電クリームが電極54a、54b、54c、54d以外の部分に付着することを防ぐマスクの機能を果たす。
次に、上記した伸縮性配線基板5を構成する部材を順に説明する。
(伸縮性基板)
図4(a)は伸縮性基板51の上面図であり、図4(b)は、伸縮性基板51の端面を図4(a)中の矢線III−IIIの方向に見た端面図である。ただし、図4(a)は、伸縮性基板51の主面51bに形成された伸縮性配線52及び電極54a、54b、54c、54dを明確に示すため、伸縮性基板51を仮想線を示す二点鎖線、伸縮性配線52及び電極54a、54b、54c、54dを実線で示している。
伸縮性基板51は、図4(b)に示すように、第一リリース部材4に貼り付けられている。伸縮性基板51と第一リリース部材4との貼り付けは、伸縮性基板51のタック性(粘着性)によって実現している。第一リリース部材4は、軽剥離の紙製セパレータであって、タック性を有する薄膜の伸縮性基板51に意図しない延びが生じる、伸縮性基板51の部分同士が粘着する、シワが寄る、あるいは折れ曲がる等することを防ぐために伸縮性基板51を支持するものである。
第一リリース部材4は、伸縮性基板51が成形される以前から伸縮性基板51となる基材と重ねられている。この基材には伸縮性配線52及び電極54a、54b、54c、54dが印刷される。さらに、基材には開口部55a、55b、55c、55dが型抜きされた上、伸縮性基板51の形状に型抜き成形される。第一リリース部材4は、伸縮性基板51のタック性によって伸縮性基板51に貼りついている。このため、第一リリース部材4には、開口部55a、55b、55c、55dと同時に同じ開口部形状の開口部45a、45b、45c、45dが形成される。なお、伸縮性基板51における伸縮性配線52及び電極54a、54b、54c、54dの印刷と開口部55a、55b、55c、55dの型抜きの順番はどちらが先であってもよい。
伸縮性基板51の主面51bに形成された伸縮性配線52及び電極54a、54b、54c、54dの厚みは、伸縮性配線52の無負荷時から伸張時の抵抗変化の他、伸縮性配線基板5の全体の厚み寸法及び幅寸法の制約に基づいて決定することができる。伸縮性配線52の伸張時の寸法変化に追従させて良好な伸縮性を確保するという観点からは、各伸縮性配線52及び電極54a、54b、54c、54dの厚み寸法は、25μm以下とすることができ、望ましくは10μm以上15μm以下である。また、伸縮性配線52の幅寸法は、1000μm以下であることが好ましく、500μm以下であることがより好ましく、200μm以下であることがさらに好ましい。
伸縮性基板51は、フィルムベース59よりも高い伸縮性を有している。伸縮性基板51を構成する好ましい素材としては、ニトリルゴム、ラテックスゴム、ウレタン系エラストマー等のエラストマー材料を挙げることができるが、これに限定されない。特に、医療用に用いられるウレタン系エラストマーシートを用いることで、生体に第二粘着剤層81を介して貼り付けた場合でも高い安全性を得ることができる。
伸縮性基板51の厚みは特に限定されないが、伸縮性配線基板5を適用する被貼付面の伸縮の動きを阻害しないという観点からは、たとえば、厚みは100μm以下であることが好ましい。伸縮性基板51の厚みは、より望ましくは25μm以下であり、更に望ましくは10μm以下である。
伸縮性基板51は、最大伸び率が、10%以上であることが好ましく、50%以上であることがより好ましく、100%以上であることがさらに好ましく、200%以上であることが特に好ましい。上述する素材からなる伸縮性基板51であれば、たとえば、最大伸び率300%以上を発揮することが可能である。ここで伸縮性基板51の最大伸び率とは、面内方向の一方向に弾性変形可能な伸び率の最大値のことをいう。
なお、本明細書において伸び率とは、外力が付加されていない場合の寸法(伸び率0%寸法)に対し、力が加えられることで面内方向の一方向に伸びた割合を意味する。たとえば伸び率50%であれば伸び率0%寸法の1.5倍の伸び率であり、伸び率100%であれば伸び率0%寸法の2倍の伸び率である。
(フィルムベース)
図5(a)は、フィルムベース59の上面図である。図5(b)は、図5(a)に示したフィルムベース59の端面を矢線IV−IVの方向に見た端面図である。なお、図5(a)に示したフィルムベース59の上面とは、フィルムベース59が伸縮性基板51と貼り合わせている伸縮性配線基板5の使用状態における上面を示している。フィルムベース59は、主面59a及び主面59bを有していて、主面59aには外部端子58が形成されている。外部端子58は、複数の端子部581によって構成されている。本実施形態では、端子部581は複数の伸縮性配線52と一対一に対応して直接接続されている。端子部581と伸縮性配線52との接合は、例えば、ラミネート接続や加圧プレスによって行われる。
外部端子58は、主にカーボンペーストの塗膜によって形成され、このような塗膜は、コネクタ接点に要求される表面硬度や耐摩耗性を備えている。また、フィルムベース59及び外部端子58を合わせて外部引き出しケーブルともいい、外部引き出しケーブルは、公知のFPC(Flexible Printed Circuits)によっても作成することができる。
フィルムベース59は、可撓性を有する部材であって、伸縮性基板51よりも大きなヤング率を有している。なお、本実施形態では、フィルムベース59は伸縮性基板51よりも伸縮性が低く、実質的に殆ど伸縮しない部材とする。フィルムベース59の材質は特に限定されないが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド(PI)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)またはフッ素樹脂等の、低摺動性、耐食性かつ高強度の合成樹脂を用いることができる。このほか、フィルムベース59には、セルロースナノファイバーペーパー等相応の耐久性を備えた紙素材を用いてもよい。
このようなフィルムベース59を伸縮性基板51に貼り合わせることにより、外部端子58を端子31に挿入する際の伸縮性配線基板5の取り扱いを容易にすることができる。
フィルムベース59の厚みは、10μm以上200μm以下とすることができ、望ましくは25μm以上150μm以下であり、より望ましくは50μm以上100μm以下である。また、フィルムベース59の厚みは伸縮性基板51の厚みよりも厚くすることが好ましい。フィルムベース59の厚みを上記範囲とすることで、外部端子58が形成される領域の面内剛性を十分に高めることができるとともに、伸縮性配線基板5の全体の厚みを抑制することができる。
(伸縮性カバー)
図6(a)は、伸縮性カバー6の上面図である。図6(b)は、伸縮性カバー6の端面を図6(a)中に示した矢線V−Vの側に見た端面図である。図6(a)に示した伸縮性カバー6の「上面」は、電子部品付伸縮性配線基板1の一部として使用される際の伸縮性カバー6をマイコン3の側から見た面6aであり、その裏面を面6bとする。ただし、図6(a)、図6(b)においては、伸縮性カバー6が電子部品付伸縮性配線基板1として使用される際には取り外されている第二リリース部材7及び第三リリース部材8が取り付けられた状態を示している。
図6(a)、図6(b)に示した伸縮性カバー6には、伸縮性基板51の側に第二リリース部材7が、第二リリース部材7に向かう側と反対側に第三リリース部材8が貼り付けられている。伸縮性カバー6と第二リリース部材7との間には第一粘着剤層71が形成されていて、第一粘着剤層71は伸縮性カバー6に第二リリース部材7を固定している。また、伸縮性カバー6と第三リリース部材8との間には第二粘着剤層81が形成されていて、第二粘着剤層81は伸縮性カバー6に第三リリース部材8を固定している。
伸縮性カバー6となる基材は、第二リリース部材7及び第三リリース部材8と第一粘着剤層71及び第二粘着剤層81によって貼り合わせられた後、型抜き等によって伸縮性カバー6に成形される。このとき、基材には成形と同時に電極用開口部63a、63b、63c、63dが型抜きによって形成される。先に基材と貼り合わされている第二リリース部材7には、電極用開口部63a、63b、63c、63dの開口と同時に開口部73a、73b、73c、73dが開口され、第三リリース部材に8は、電極用開口部63a、63b、63c、63dの開口と同時に開口部83a、83b、83c、83dが開口される。
リリース部材の剥離性の程度は、軽剥離、中剥離、重剥離の三段階に分けられる。本実施形態では、第二リリース部材7の剥離の程度を軽剥離、第三リリース部材8の剥離の程度を重剥離とする。なお、軽剥離、中剥離及び重剥離の目安は、以下の通りである。
軽剥離 100mN/25mm以下
中剥離 100mN以上、1000mN/25mm以下
重剥離 1000mN/25mm以上
このような本実施形態によれば、第二リリース部材7を剥離する際に第三リリース部材8が剥離することを防ぐことができる。
前記したように、伸縮性基板51には伸縮性を有する伸縮性配線52及び電極54a、54b、54c、54dが形成されている。伸縮性カバー6は、伸縮性配線52及び電極54a、54b、54c、54dの少なくとも一部を覆い、伸縮性配線52及び電極54a、54b、54c、54dを保護する部材である。このような伸縮性カバー6は、絶縁性かつ伸縮性の材料から構成されることが好ましい。伸縮性カバー6には、たとえばエラストマー材料を用いることができ、伸縮性基板51と共通の樹脂材料を用いてもよい。これにより、伸縮性基板51の伸縮性を損なうことなく伸縮性配線52を保護することができる。本実施形態の伸縮性カバー6は、予めシート状に作成された伸縮性カバー6を、フィルムベース59及び伸縮性基板51に対して貼付して接合される。
伸縮性カバー6の厚みは特に限定されないが、伸縮性配線基板5の伸縮性を妨げないという観点からは、100μm以下であることが好ましく、50μm以下であることがより好ましく、30μm以下であることがさらに好ましい。
[伸縮性配線基板の製造方法]
次に、以上説明した伸縮性基板51、フィルムベース59及び伸縮性カバー6を組み立てて伸縮性配線基板5を完成する伸縮性配線基板5の製造工程について説明する。
図7(a)、図7(b)は、伸縮性基板51とフィルムベース59とを貼り合わせた状態を説明するための図である。図7(a)は、フィルムベース59と貼り合わされた伸縮性基板51の上面図である。図7(b)は、図7(a)に示した構成の端面を矢線VI−VIの方向に見た端面図である。図8(a)、図8(b)は、図7(a)、図7(b)に示した伸縮性基板51及びフィルムベース59に、伸縮性カバー6及びフィルム層9を貼り付けた構成を示す図である。図8(a)は上記構成の上面図である。なお、ここでいう上面は、組み立てられた伸縮性基板51、フィルムベース59、伸縮性カバー6及びフィルム層9を、マイコン3が粘着される側から見た図である。このため、図8(a)においては、第一リリース部材4及びフィルム層9が見えている。図8(b)は、図8(a)に示した構成の端面を矢線VII−VIIの側に見た図である。
図7(a)、図7(b)に示すように、本実施形態の伸縮性配線基板の製造方法は、外部引き出しケーブルを伸縮性基板51に貼り合わせる。外部引き出しケーブルと伸縮性基板51との貼り合わせは、例えば、外部引き出しケーブルと伸縮性基板51とを熱プレスすることによって融着接合することによって実現できる。このため、本実施形態は、伸縮性基板51を熱可塑性のエラストマー素材とし、フィルムベース59の融着面の側にもエラストマー材料を薄くコーティングしておくとよい。また、本実施形態は、伸縮性配線52を形成する材料を、熱可塑性樹脂をバインダーとする導電ペーストとし、外部端子58を形成するカーボン塗膜と融着接合して電気的に接続することが考えられる。
さらに、本実施形態の伸縮性配線基板の製造方法は、図8(a)、図8(b)に示すように、図7(a)、図7(b)に示した伸縮性基板51を、伸縮性カバー6と貼り合わせる工程を含んでいる。伸縮性基板51は、一方の主面51bに伸縮性配線52及び電極54a、54b、54c、54dが形成され、他方の主面51aに第一リリース部材4が形成されている。また、伸縮性カバー6には、一方の主面に第一粘着剤層71及び第一粘着剤層を覆う第二リリース部材7(図6)が形成され、他方の主面に第二粘着剤層81及び第二粘着剤層を覆う第三リリース部材8が設けられる。このような伸縮性カバー6の貼り合せ工程では、第二リリース部材7を第一粘着剤層71から剥離し、第一粘着剤層71を伸縮性基板51の主面51bと貼り合わせる。さらに、伸縮性配線基板5は、第二粘着剤層81から第三リリース部材8が剥離され、第二粘着剤層81が被貼付面と貼り付けられる。
図8(a)、図8(b)において、本実施形態では、第一粘着剤層71、第二粘着剤層81、第二リリース部材7及び第三リリース部材8の物性を、第二粘着剤層81と第三リリース部材8との密着強度をA、第一粘着剤層71と第二リリース部材7との密着強度をB、伸縮性基板51と第一リリース部材4との密着強度をCとした場合、A>B かつ A>Cの関係が成立するように調整している。
第一粘着剤層71、第二粘着剤層81の物性は、前記したように、第一粘着剤層71、第二粘着剤層81の材料や架橋密度を選択することによって調整することができる。また、第一リリース部材4、第二リリース部材7及び第三リリース部材8の密着強度は、リリース部材の材料や表面加工を選択することによって調整することができる。なお、リリース部材の表面加工には、例えば、リリース部材の表面にコーティングをしてリリース部材に対する粘着性を低減する離形処理やリリース部材の表面に細かな凹凸を形成するエンボス処理等が考えられる。
本実施形態の電子部品付伸縮性配線基板1は、図9に示すように、第一粘着剤層71から第一リリース部材4を剥離することによって開口部55a、55b、55c、55dから第一粘着剤層71を露出させ、ここにマイコン3が貼り合わせられる。続いて、第三リリース部材8が第二粘着剤層81から剥離され、第二粘着剤層81によって伸縮性配線基板5が生体表面等の被貼付面に貼り付けられる。本実施形態は、上記密着強度Aを上記密着強度Bよりも大きくすることにより、第一粘着剤層71から第二リリース部材7を剥離して伸縮性基板51に伸縮性カバー6を貼り付ける際に第三リリース部材8が第二粘着剤層81から剥がれることを防ぐことができる。
また、本実施形態は、上記密着強度Aを上記密着強度Cよりも大きくすることにより、第一粘着剤層71にマイコン3を貼り合わせるため第一リリース部材4を剥離する際に第三リリース部材8が第二粘着剤層81から剥離することを防ぐことができる。
[電子部品付伸縮性配線基板の取り扱い]
次に、上記したように製造された伸縮性配線基板5と、伸縮性配線基板5に粘着されたマイコン3とによって構成される電子部品付伸縮性配線基板1の取り扱いについて説明する。
図10(a)は、マイコン3が伸縮性配線基板5に貼り付けられた状態を示している。図10(b)は、マイコン3の端子31にフィルムベース59の外部端子58が挿入されて電気的な接続をとった状態を示している。図10(a)、図10(b)に示したように、マイコン3の粘着時には伸縮性配線基板5には第三リリース部材8が貼り付けられている。図10(b)に示した電子部品付伸縮性配線基板1は、図11(a)に示すように、第三リリース部材8が剥離されて第二粘着剤層81が露出され、図11(b)に示すように、第二粘着剤層81によって被貼付面に貼り付けられる。なお、図11(b)では、被貼付面を生体の表面Sとして図示する。
本実施形態の電子部品付伸縮性配線基板1では、第二粘着剤層81と第三リリース部材8との密着強度をA、マイコン3と第一粘着剤層71との密着強度をDとした場合、A<Dの関係が成立する。
このようにすることにより、図11(a)に示したように、電子部品付伸縮性配線基板1から第三リリース部材8を剥離する際に、第一粘着剤層71からマイコン3が剥離することを防ぐことができる。
また、本実施形態の電子部品付伸縮性配線基板1は、第二粘着剤層81と被貼付面との密着強度をE、第一粘着剤層71とマイコン3との密着強度をDとした場合、E<Dの関係が成立する。
このようにすることにより、本実施形態は、電子部品付伸縮性配線基板1による測定が終了し、電子部品付伸縮性配線基板1からマイコン3を取り外す際に、第一粘着剤層71の一部がマイコン3の側に付着することを防ぎ、伸縮性配線基板5を交換する毎に、マイコン3と伸縮性配線基板5との貼合せ面をクリーニングする手間を省くことができる。
以上の取り扱いにおいて、本実施形態では、第二リリース部材7、第一リリース部材4の剥離時に伸縮性基板51が他のリリース部材によって支持されている。このため、本実施形態の伸縮性配線基板5は、伸縮性配線基板5に対するマイコン3の粘着、電子部品付伸縮性配線基板1の被貼付面への貼り付け及び剥離の一連の作業において、電子部品付伸縮性配線基板1及び伸縮性配線基板5の取り扱いを簡易にし、作業効率を高めることができる。
さらに、本実施形態は、マイコン3が生体の表面Sに密着することが信号検出の感度の点から望ましい。本実施形態は、マイコン3を生体の表面Sに密着させるため、図2に示した封止部材33を低反発弾性フォーム部材としている。
本実施形態でいう、「低反発弾性フォーム部材」とは、ポリオールとポリイソシアネ―トを主成分として発泡剤、整泡剤、触媒等を撹拌混合して生成される部材である。低反発弾性フォーム部材には、必要に応じて着色剤や難燃剤等が添加される。低反発弾性フォームは、圧縮後にゆっくりとした復元性を持つ。本実施形態では、例えば、低反発弾性フォーム部材の規格を以下のように設定する。
密度:40kg/m以上、80kg/m以下
硬さ:40N以上、53N以下
反発弾性:2%以上、4%以下
圧縮撓み試験(ヒステリシスロス):56%以上、68%以下
上記範囲における物性例を表1に示す。なお、表1において、硬さはJIS K 6400−2の規格による。反発弾性はJIS K 6400−3の規格による。また、圧縮たわみ試験は、JIS K 6400−2の規格による。
Figure 2019075500
以上説明したように、本実施形態において、封止部材33に低反発弾性フォーム部材を使用すると、マイコン3の封止部材33を伸縮性配線基板5の粘着剤層部56a、56b、56c、56dに押し付けることによって封止部材33が圧縮されて粘着剤層部56a、56b、56c、56dと強固に粘着される。そして、その後封止部材33の変形はゆっくりと復元し、粘着が維持された比較的長時間維持されることになる。このため、マイコン3は、電子部品付伸縮性配線基板1による生体信号の計測中に伸縮性配線基板5に密着し、マイコン3によって検出される信号のノイズが低減する。
[変形例1]
図12は、本実施形態のマイコンの変形例1のマイコン30の端面図である。図12に示したマイコン30の端面図は、図示しないマイコン30を、図2(a)に示した矢線I−Iの側に見た端面図である。マイコン30は、封止部材330に封止されている。封止部材330は、主面330a、330bを有していて、少なくとも被貼付面に向かう主面330bが曲面になっている。
このような変形例1は、主面330bが生体Sの表面等の被貼付面に沿って湾曲しており、封止部材330を硬質な樹脂とした場合にもマイコン30及び伸縮性配線基板5が被貼付面に密着して固定される。
このような変形例1は、マイコン30内のLSI基板の保護と検出信号のノイズ低減とを両立することが可能になる。
[変形例2]
図13は、本実施形態の伸縮性基板の変形例2の伸縮性基板510の上面図である。伸縮性基板510は、上記実施形態の伸縮性基板51に形成される欠損部が伸縮性基板51の面内に開口部された開口部55a、55b、55c、55dであるのに対し、伸縮性基板510の欠損部は、伸縮性基板510の周縁にかかる切欠き部550a、550b、550c、550d、550eである。
変形例2では、切欠き部550a、550b、550c、550d、550eを通じて伸縮性基板510から第一粘着剤層71が露出する。このため、変形例2では、伸縮性基板510の外周部に粘着剤層部560a、560b、560c、560d、560eが形成される。
このような変形例2によれば、マイコン3は、主面33bの周縁で伸縮性基板510と粘着され、主面33bと伸縮性基板510との間に隙間が生じ難くなる。このため、変形例2は、マイコン3が伸縮性基板510に強固に粘着し、マイコン3が伸縮性基板51から剥がれ落ちる可能性を低減することができる。ただし、このような変形例2によれば、マイコン3の取り付け時に伸縮性基板510から第一リリース部材4を剥がし難くなる。このため、変形例2の伸縮性基板510を用いる場合、切欠き部550a、550b、550c、550d、550eの周辺の第一リリース部材4に剥離用のタブを形成するようにしてもよい。
上記実施形態および実施例は以下の技術思想を包含するものである。
<1> 伸縮性配線が形成された伸縮性基板と、前記伸縮性基板に設けられた伸縮性カバーと、
前記伸縮性基板と前記伸縮性カバーとの間に設けられた第一粘着剤層と、を含み、
前記伸縮性基板の一部が欠損部を有し、前記第一粘着剤層の少なくとも一部が、前記欠損部を通じて前記伸縮性基板から露出する、伸縮性配線基板。
<2> 前記伸縮性基板に前記伸縮性配線に接続された電極が複数形成され、前記欠損部は、前記伸縮性基板の内側領域であって、かつ、前記電極が形成されていない電極非形成領域に形成された開口部である、<1>の伸縮性配線基板。
<3> 前記欠損部は、前記伸縮性基板の周縁にかかる切欠き部である、<1>の伸縮性配線基板。
<4> 前記伸縮性カバーは、前記電極の少なくとも一部を前記伸縮性カバーから露出させる電極用開口部を有する、<1>から<3>のいずれか一つの伸縮性配線基板。
<5> 一方の主面に伸縮性配線が形成され、他方の主面に第一リリース部材が設けられた伸縮性基板を、一方の主面に第一粘着剤層及び前記第一粘着剤層を覆う第二リリース部材が設けられ、他方の主面に第二粘着剤層及び前記第二粘着剤層を覆う第三リリース部材が設けられた伸縮性カバーに、前記第二リリース部材を前記第一粘着剤層から剥離して、前記第一粘着剤層を前記伸縮性基板の前記一方の主面に貼り合わせる工程を含み、
前記第二粘着剤層から前記第三リリース部材を剥離して、前記第二粘着剤層を被貼付面に貼り付ける伸縮性配線基板の製造方法であって、
前記第二粘着剤層と前記第三リリース部材との密着強度をA、前記第一粘着剤層と前記第二リリース部材との密着強度をB、前記伸縮性基板と前記第一リリース部材との密着強度をCとした場合、A>B かつ A>Cの関係が成立する、伸縮性配線基板の製造方法。
<6> 少なくとも一の主面に伸縮性配線が形成された伸縮性基板と、前記伸縮性基板の前記主面の側に設けられた伸縮性カバーと、前記伸縮性基板と前記伸縮性カバーとの間に設けられた第一粘着剤層と、を含み、前記伸縮性基板の一部が欠損部を有し、前記第一粘着剤層の少なくとも一部が、前記欠損部を通じて前記伸縮性基板から露出する伸縮性配線基板と、
前記欠損部を通じて前記伸縮性基板から露出する前記第一粘着剤層の少なくとも一部と粘着される電子部品と、を含む電子部品付伸縮性配線基板。
<7> 前記伸縮性配線基板は、前記伸縮性カバーを挟んで前記第一粘着剤層と反対の側に設けられた第二粘着剤層と、前記第二粘着剤層を覆う第三リリース部材と、をさらに含み、
前記第二粘着剤層と前記第三リリース部材との密着強度をA、前記電子部品と前記第一粘着剤との密着強度をDとした場合、A<Dの関係が成立する、<6>の電子部品付伸縮性配線基板。
<8> 前記伸縮性配線基板は、前記伸縮性カバーを挟んで前記第一粘着剤層と反対の側に設けられた第二粘着剤層と、前記第二粘着剤層を覆う第三リリース部材と、をさらに含み、前記第二粘着剤層によって被貼付面に貼り付けられ、
前記第二粘着剤層と前記被貼付面との密着強度をE、前記第一粘着剤層と前記電子部品との密着強度をDとした場合、E<Dの関係が成立する、<6>の電子部品付伸縮性配線基板。
<9> 前記電子部品は封止部材に封止され、前記封止部材は、低反発弾性フォーム部材を含む、<6>から<8>のいずれか一つの電子部品付伸縮性配線基板。
<10> 前記電子部品は封止部材に封止され、前記封止部材は、少なくとも前記被貼付面に向かう面が曲面である、<6>から<8>のいずれか一つの電子部品付伸縮性配線基板。
1・・・電子部品付伸縮性配線基板
3、30・・・マイコン
4・・・第一リリース部材
5・・・伸縮性配線基板
6・・・伸縮性カバー
7・・・第二リリース部材
8・・・第三リリース部材
9・・・フィルム層
31・・・端子
33、330・・・封止部材
33a、33b、330a、330b・・・主面
35・・・電子部品
45a、45b、45c、45d・・・開口部
51、510・・・伸縮性基板
51a、51b・・・主面
52・・・伸縮性配線
54a、54b、54c、54d・・・電極
55a、55b、55c、55d・・・開口部
56a、56b、56c、56d、560a、560b、560c、560d、560e・・・粘着剤層部
58・・・外部端子
59・・・フィルムベース
59a、59b・・・主面
63a、63b、63c、63d・・・電極用開口部
71・・・第一粘着剤層
73a、73b、73c、73d、83a、83b、83c、83d・・・開口部
81・・・第二粘着剤層
550a、550b、550c、550d、550e・・・切欠き部
560a、560b、560c、560d、560e・・・粘着剤層部
581・・・端子部

Claims (10)

  1. 伸縮性配線が形成された伸縮性基板と、
    前記伸縮性基板に設けられた伸縮性カバーと、
    前記伸縮性基板と前記伸縮性カバーとの間に設けられた第一粘着剤層と、を含み、
    前記伸縮性基板の一部が欠損部を有し、前記第一粘着剤層の少なくとも一部が、前記欠損部を通じて前記伸縮性基板から露出する、伸縮性配線基板。
  2. 前記伸縮性基板に前記伸縮性配線に接続された電極が複数形成され、前記欠損部は、前記伸縮性基板の内側領域であって、かつ、前記電極が形成されていない電極非形成領域に形成された開口部である、請求項1に記載の伸縮性配線基板。
  3. 前記欠損部は、前記伸縮性基板の周縁にかかる切欠き部である、請求項1に記載の伸縮性配線基板。
  4. 前記伸縮性カバーは、前記電極の少なくとも一部を前記伸縮性カバーから露出させる電極用開口部を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の伸縮性配線基板。
  5. 一方の主面に伸縮性配線が形成され、他方の主面に第一リリース部材が設けられた伸縮性基板を、一方の主面に第一粘着剤層及び前記第一粘着剤層を覆う第二リリース部材が設けられ、他方の主面に第二粘着剤層及び前記第二粘着剤層を覆う第三リリース部材が設けられた伸縮性カバーに、前記第二リリース部材を前記第一粘着剤層から剥離して、前記第一粘着剤層を前記伸縮性基板の前記一方の主面に貼り合わせる工程を含み、
    前記第二粘着剤層から前記第三リリース部材を剥離して、前記第二粘着剤層を被貼付面に貼り付ける伸縮性配線基板の製造方法であって、
    前記第二粘着剤層と前記第三リリース部材との密着強度をA、前記第一粘着剤層と前記第二リリース部材との密着強度をB、前記伸縮性基板と前記第一リリース部材との密着強度をCとした場合、A>B かつ A>Cの関係が成立する、伸縮性配線基板の製造方法。
  6. 少なくとも一の主面に伸縮性配線が形成された伸縮性基板と、前記伸縮性基板の前記主面の側に設けられた伸縮性カバーと、前記伸縮性基板と前記伸縮性カバーとの間に設けられた第一粘着剤層と、を含み、前記伸縮性基板の一部が欠損部を有し、前記第一粘着剤層の少なくとも一部が、前記欠損部を通じて前記伸縮性基板から露出する伸縮性配線基板と、
    前記欠損部を通じて前記伸縮性基板から露出する前記第一粘着剤層の少なくとも一部と粘着される電子部品と、を含む電子部品付伸縮性配線基板。
  7. 前記伸縮性配線基板は、前記伸縮性カバーを挟んで前記第一粘着剤層と反対の側に設けられた第二粘着剤層と、前記第二粘着剤層を覆う第三リリース部材と、をさらに含み、
    前記第二粘着剤層と前記第三リリース部材との密着強度をA、前記電子部品と前記第一粘着剤層との密着強度をDとした場合、A<Dの関係が成立する、請求項6に記載の電子部品付伸縮性配線基板。
  8. 前記伸縮性配線基板は、前記伸縮性カバーを挟んで前記第一粘着剤層と反対の側に設けられた第二粘着剤層と、前記第二粘着剤層を覆う第三リリース部材と、をさらに含み、前記第二粘着剤層によって被貼付面に貼り付けられ、
    前記第二粘着剤層と前記被貼付面との密着強度をE、前記第一粘着剤層と前記電子部品との密着強度をDとした場合、E<Dの関係が成立する、請求項6に記載の電子部品付伸縮性配線基板。
  9. 前記電子部品は封止部材に封止され、前記封止部材は、低反発弾性フォーム部材を含む、請求項6から8のいずれか一項に記載の電子部品付伸縮性配線基板。
  10. 前記電子部品は封止部材に封止され、前記封止部材は、少なくとも被貼付面に向かう面が曲面である、請求項6から8のいずれか一項に記載の電子部品付伸縮性配線基板。
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