JP2019073516A - 除草剤としての新規な4−アミノピリジンカルボキシレートおよび6−アミノピリミジンカルボキシレート - Google Patents

除草剤としての新規な4−アミノピリジンカルボキシレートおよび6−アミノピリミジンカルボキシレート Download PDF

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JP2019073516A JP2018234012A JP2018234012A JP2019073516A JP 2019073516 A JP2019073516 A JP 2019073516A JP 2018234012 A JP2018234012 A JP 2018234012A JP 2018234012 A JP2018234012 A JP 2018234012A JP 2019073516 A JP2019073516 A JP 2019073516A
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デイ. エクケルバーガー,ジョセフ
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ビー. イーピーピー,ジェフェリー
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ジー. フィッシャー,リンドセイ
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シー. ジャンピエトロ,ナタリー
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エル. シッダール,トーマス
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
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    • A01N43/34Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • A01N43/40Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom six-membered rings

Abstract

【課題】新たな化学除草剤の提供。【解決手段】(I)で表される4−アミノピリジンカルボキシレート及び6−アミノピリミジンカルボキシレート。[X:N等;R1:OR1’で、ここでR1’:H等;R2:ハロゲン等;R3、R4:独立にH等;Ar:下記式等(X1:H等)]【選択図】なし

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2013年3月15日に出願された米国仮特許出願第61/791,892
号の利益を主張し、この全体を参照により本明細書に組み込む。
望ましくない植生、例えば雑草の出現は、作物、牧草および他の環境における農業従事
者に直面する不変の問題である。雑草は作物と競合し、作物収量に悪影響を及ぼす。化学
除草剤の使用は、望ましくない植生を防除する際の重要な手段である。
雑草防除のより広いスペクトル、選択性、最小の作物傷害、貯蔵安定性、取扱いの簡便
さ、雑草に対するより高い活性、および/または現在使用中の除草剤に関して発生する除
草剤耐性に対処するための手段を提供する新たな化学除草剤が依然として必要とされてい
る。
本明細書において提供されるのは、式(I)の化合物:
Figure 2019073516
(式中、
Xは、NまたはCYであり、ここで、Yは、水素、ハロゲン、C〜Cアルキル、
〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜C
アルキルチオまたはC〜Cハロアルキルチオであり;
はOR1’であり、ここで、R1’は、H、C〜CアルキルまたはC〜C
10アリールアルキルであり;
は、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアル
ケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル
、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C
ハロアルキルチオ、アミノ、C〜Cアルキルアミノ、C〜Cハロアルキルア
ミノ、ホルミル、(C〜Cアルキル)カルボニル、(C〜Cハロアルキル)カル
ボニル、シアノ、または式−CR17=CR18−SiR192021の基であり、
ここでR17は、水素、FまたはClであり;R18は、水素、F、Cl、C〜C
ルキルまたはC〜Cハロアルキルであり;R19、R20およびR21は、各々独立
して、C〜C10アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜C10ハロアルキル、
〜Cハロシクロアルキル、フェニル、置換フェニル、C〜C10アルコキシまた
はOHであり;
およびRは、各々独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cハロアル
キル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C
〜Cハロアルキニル、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ
、ホルミル、(C〜Cアルキル)カルボニル、(C〜Cハロアルキル)カルボニ
ル、(C〜Cアルコキシ)カルボニル、(C〜Cアルキル)カルバミル、(C
〜Cアルキル)スルホニル、トリ(C〜Cアルキル)シリル、ジ(C〜Cアル
キル)ホスホニルであるか、またはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と
一緒に、5員もしくは6員の飽和環もしくは不飽和環を形成するか、またはRおよびR
は、一緒になって、=CR3’4’を表し、ここで、R3’およびR4’は、各々独
立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C
〜CアルコキシもしくはC〜Cアルキルアミノであり、またはR3’およびR
は、それらが結合している炭素原子と一緒に、5員もしくは6員の飽和環を形成し;
Arは、Ar1、Ar2、Ar3、Ar4、Ar5およびAr6からなる群から選択
され;
Figure 2019073516
式中、
は、Fであり;
は、水素またはFであり;
は、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜C
アルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアル
キニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオま
たはC〜Cハロアルキルチオであり;
は、水素、F、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル
、シクロプロピル、ハロシクロプロピル、C〜CアルコキシまたはC〜Cハロア
ルコキシであり;
は、水素、F、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル
、シクロプロピル、ハロシクロプロピル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケ
ニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cアルコキシ、C
〜Cハロアルコキシ、CN、CONH、COHまたはNOであり;
は、F、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、シク
ロプロピル、ハロシクロプロピル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、
〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜C
ハロアルコキシ、CN、CONH、COHまたはNOであり;
は、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアル
ケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル
、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C
ハロアルキルチオ、アミノ、C〜Cアルキルアミノ、C〜Cハロアルキルア
ミノ、(C〜Cアルコキシ)置換C〜Cアルキル、CNまたはNOであり;
は、水素またはFであり;
は、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、シクロプロピル
、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C
ハロアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアル
キルチオまたはC〜Cハロアルキルチオであり;
は、水素、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、シクロプ
ロピル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C
〜Cハロアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜C
アルキルチオまたはC〜Cハロアルキルチオであり;
は、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、シクロプ
ロピル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C
〜Cハロアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜C
アルキルチオまたはC〜Cハロアルキルチオであり;
は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、シクロプロピル、C〜C
アルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアル
キニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオま
たはC〜Cハロアルキルチオであり;
a)ARが、
Figure 2019073516
である場合、Xは、N、CH、CF、CClまたはCCHであり;
ただし、
i)RがClまたはビニルでありXがNである場合、Xは、水素、F、Clまた
はOCHではなく;
ii)RがClでありXがCHである場合、Xは、水素、ClまたはOCH
はなく;
iii)RがClでありXがCFである場合、Xは、Clではなく;
iv)RがOCHでありXがCFである場合、Xは、CF、シクロプロピル
またはOCHではなく;
b)ARが、
Figure 2019073516
である場合、Xは、N、CHまたはCFであり;
ただし、
がClでありXがNである場合、Xは、水素、CH、またはOCHではなく;
c)ARが、
Figure 2019073516
である場合、Xは、N、CHまたはCFであり;
d)ARが、
Figure 2019073516
である場合、Xは、N、CHまたはCFであり;
e)ARが、
Figure 2019073516
である場合、Xは、N、CHまたはCFであり;
f)ARが、
Figure 2019073516
である場合、Xは、N、CHまたはCFであり;
ただし、
が水素である場合、Wは、Cl、CH、CFまたはOCHではない)
またはそのN−オキシドもしくは農業的に許容される塩である。
式(I)の少なくとも1種の化合物またはその農業的に許容される誘導体の除草有効量
と、(a)望ましくない植生または望ましくない植生に隣接する部域を接触させること、
または(b)土壌または水を出芽前に接触させることを含む、望ましくない植生を防除す
る方法も提供される。
本明細書で使用される場合、除草剤および除草活性成分は、適切な量で施用される場合
に望ましくない植生を防除する化合物を意味する。
本明細書で使用される場合、望ましくない植生の防除またはそれを防除することは、植
生を死滅もしくは防止すること、または一部の他の不利に修飾する効果を植生に引き起こ
すこと、例えば、自然の成長もしくは発達からの逸脱、調節、乾燥および遅延などを意味
する。
本明細書で使用される場合、除草有効量または植生防除量は、この施用が関連する望ま
しくない植生を防除する除草活性成分の量である。
本明細書で使用される場合、除草剤または除草組成物を施用することは、標的植生に、
またはその場所に、または所望でない植生の防除が所望される部域に直接それを送達する
ことを意味する。施用の方法としては、以下に限定されないが、土壌もしくは水を出芽前
に接触させること、望ましくない植生もしくは望ましくない植生に隣接する部域を出芽後
に接触させることが挙げられる。
本明細書で使用される場合、植物および植生としては、以下に限定されないが、休眠種
子、発芽種子、出芽苗木、植物栄養繁殖体から出芽する植物、未成熟な植生、および樹立
された植生が挙げられる。
本明細書で使用される場合、農業的に許容される塩およびエステルは、除草活性を呈す
る塩およびエステル、あるいは植物、水もしくは土壌中で参照除草剤に変換されるかまた
は変換され得る塩およびエステルを指す。例証的な農業的に許容されるエステルは、例え
ば植物、水または土壌中で、pHに依存して解離または非解離形態であり得る対応カルボ
ン酸に、加水分解されるか、酸化されるか、代謝されるか、またはそうでなければ変換さ
れるか、あるいはされ得るものである。
適当な塩としては、アルカリ金属またはアルカリ土類金属から誘導されるもの、ならび
にアンモニアおよびアミンから誘導されるものが挙げられる。好ましいカチオンとしては
、下記式のナトリウムカチオン、カリウムカチオン、マグネシウムカチオンおよびアミニ
ウムカチオンが挙げられ、
13141516
式中、R13、R14、R15およびR16は各々、水素またはC〜C12アルキル、
〜C12アルケニルもしくはC〜C12アルキニルを独立して表し、これらの各々
は、1個または複数のヒドロキシ基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ
基またはフェニル基によって任意選択により置換されているが、ただし、R13、R14
、R15およびR16は、立体適合性である。さらに、任意の2つのR13、R14、R
15およびR16は一緒に、1個から12個の炭素原子および最大2個までの酸素原子ま
たは硫黄原子を含有する脂肪族二官能性部分を表し得る。式Iの化合物の塩は、水酸化ナ
トリウムなどの金属水酸化物、アンモニア、トリメチルアミン、ジエタノールアミン、2
−メチル−チオプロピルアミン、ビスアリルアミン、2−ブトキシエチルアミン、モルホ
リン、シクロドデシルアミンもしくはベンジルアミンなどのアミン、または水酸化テトラ
メチルアンモニウムもしくは水酸化コリンなどの水酸化テトラアルキルアンモニウムを用
いる式Iの化合物の処理によって調製することができる。アミン塩は式Iの化合物の好ま
しい形態であることが多い。なぜならば、それらは水溶性であり、望ましい水性ベースの
除草組成物の調製に役立つからである。
式(I)の化合物としては、N−オキシドが挙げられる。ピリジンN−オキシドは、対
応ピリジンの酸化によって得ることができる。適当な酸化方法は、例えば、Houben-Weyl,
Methoden der organischen Chemie [Methods in organic chemistry]、第4版、E巻7
b、565ページfに拡大および後続の巻に記載されている。
本明細書で使用される場合、「アシル」は、ホルミル、(C〜Cアルキル)カルボ
ニル、および(C〜Cハロアルキル)カルボニルを指す。
本明細書で使用される場合、「アルキル」は、飽和の直鎖または分岐の飽和の炭化水素
部分を指す。別段に特定されていない限り、C〜C10アルキル基が意図される。例と
しては、メチル、エチル、プロピル、1−メチル−エチル、ブチル、1−メチル−プロピ
ル、2−メチル−プロピル、1,1−ジメチル−エチル、ペンチル、1−メチル−ブチル
、2−メチル−ブチル、3−メチル−ブチル、2,2−ジメチル−プロピル、1−エチル
−プロピル、ヘキシル、1,1−ジメチル−プロピル、1,2−ジメチル−プロピル、1
−メチル−ペンチル、2−メチル−ペンチル、3−メチル−ペンチル、4−メチル−ペン
チル、1,1−ジメチル−ブチル、1,2−ジメチル−ブチル、1,3−ジメチル−ブチ
ル、2,2−ジメチル−ブチル、2,3−ジメチル−ブチル、3,3−ジメチル−ブチル
、1−エチル−ブチル、2−エチル−ブチル、1,1,2−トリメチル−プロピル、1,
2,2−トリメチル−プロピル、1−エチル−1−メチル−プロピル、および1−エチル
−2−メチル−プロピルが挙げられる。
本明細書で使用される場合、「ハロアルキル」は、直鎖または分岐のアルキル基を指し
、ここで、これらの基において、水素原子は、ハロゲン原子で部分的または完全に置換さ
れていてよい。別段に特定されていない限り、C〜C基が意図される。例としては、
クロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジ
フルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル
、クロロジフルオロメチル、1−クロロエチル、1−ブロモエチル、1−フルオロエチル
、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、
2−クロロ−2−フルオロエチル、2−クロロ−2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロ
ロ−2−フルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、ペンタフルオロエチル、およ
び1,1,1−トリフルオロプロパ−2−イルが挙げられる。
本明細書で使用される場合、「アルケニル」は、二重結合を含有する不飽和の直鎖また
は分岐の炭化水素部分を指す。別段に特定されていない限り、C〜Cアルケニルが意
図される。アルケニル基は、1個超の不飽和結合を含有することができる。例としては、
エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチルエテニル、1−ブテニル、2−
ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、
1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、1−ペンテニル、2−ペン
テニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−1−ブテニル、2−メチル−1
−ブテニル、3−メチル−1−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、2−メチル−2−
ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブ
テニル、3−メチル−3−ブテニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル、1,2−ジメ
チル−1−プロペニル、1,2−ジメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−プロペニ
ル、1−エチル−2−プロペニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、
4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、1−メチル−1−ペンテニル、2−メチル−1−ペン
テニル、3−メチル−1−ペンテニル、4−メチル−1−ペンテニル、1−メチル−2−
ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−メチル−2−ペンテニル、4−メチル−
2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、3−メチ
ル−3−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−
メチル−4−ペンテニル、3−メチル−4−ペンテニル、4−メチル−4−ペンテニル、
1,1−ジメチル−2−ブテニル、1,1−ジメチル−3−ブテニル、1,2−ジメチル
−1−ブテニル、1,2−ジメチル−2−ブテニル、1,2−ジメチル−3−ブテニル、
1,3−ジメチル−1−ブテニル、1,3−ジメチル−2−ブテニル、1,3−ジメチル
−3−ブテニル、2,2−ジメチル−3−ブテニル、2,3−ジメチル−1−ブテニル、
2,3−ジメチル−2−ブテニル、2,3−ジメチル−3−ブテニル、3,3−ジメチル
−1−ブテニル、3,3−ジメチル−2−ブテニル、1−エチル−1−ブテニル、1−エ
チル−2−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−エチ
ル−2−ブテニル、2−エチル−3−ブテニル、1,1,2−トリメチル−2−プロペニ
ル、1−エチル−1−メチル−2−プロペニル、1−エチル−2−メチル−1−プロペニ
ル、および1−エチル−2−メチル−2−プロペニルが挙げられる。
本明細書で使用される場合、「アルキニル」は、三重結合を含有する直鎖または分岐の
炭化水素部分を表す。別段に特定されていない限り、C〜Cアルキニル基が意図され
る。アルキニル基は、1つ超の不飽和結合を含有することができる。例としては、エチニ
ル、1−プロピニル、2−プロピニル(またはプロパルギル)、1−ブチニル、2−ブチ
ニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、
3−ペンチニル、4−ペンチニル、3−メチル−1−ブチニル、1−メチル−2−ブチニ
ル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニル、1,1−ジメチル−2−プ
ロピニル、1−エチル−2−プロピニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシ
ニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル、3−メチル−1−ペンチニル、4−メチル−1
−ペンチニル、1−メチル−2−ペンチニル、4−メチル−2−ペンチニル、1−メチル
−3−ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メ
チル−4−ペンチニル、3−メチル−4−ペンチニル、1,1−ジメチル−2−ブチニル
、1,1−ジメチル−3−ブチニル、1,2−ジメチル−3−ブチニル、2,2−ジメチ
ル−3−ブチニル、3,3−ジメチル−1−ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、1−
エチル−3−ブチニル、2−エチル−3−ブチニル、および1−エチル−1−メチル−2
−プロピニルなどのC〜C−アルキニルが挙げられる
本明細書で使用される場合、「アルコキシ」は、Rが上記で定義されている通りのアル
キルである式R−O−の基を指す。別段に特定されていない限り、RがC〜Cアルキ
ル基であるアルコキシ基が意図される。例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
1−メチル−エトキシ、ブトキシ、1−メチル−プロポキシ、2−メチル−プロポキシ、
1,1−ジメチル−エトキシ、ペントキシ、1−メチル−ブチルオキシ、2−メチル−ブ
トキシ、3−メチル−ブトキシ、2,2−ジ−メチル−プロポキシ、1−エチル−プロポ
キシ、ヘキソキシ、1,1−ジメチル−プロポキシ、1,2−ジメチル−プロポキシ、1
−メチル−ペントキシ、2−メチル−ペントキシ、3−メチル−ペントキシ、4−メチル
−ペノキシ、1,1−ジメチル−ブトキシ、1,2−ジメチル−ブトキシ、1,3−ジメ
チル−ブトキシ、2,2−ジメチル−ブトキシ、2,3−ジメチル−ブトキシ、3,3−
ジメチル−ブトキシ、1−エチル−ブトキシ、2−エチルブトキシ、1,1,2−トリメ
チル−プロポキシ、1,2,2−トリメチル−プロポキシ、1−エチル−1−メチル−プ
ロポキシ、および1−エチル−2−メチル−プロポキシが挙げられる。
本明細書で使用される場合、「ハロアルコキシ」は、Rが上記で定義されている通りの
ハロアルキルである式R−O−の基を指す。別段に特定されていない限り、RがC〜C
アルキル基であるハロアルコキシ基が意図される。例としては、クロロメトキシ、ブロ
モメトキシ、ジクロロメトキシ、トリクロロメトキシ、フルオロメトキシ、ジフルオロメ
トキシ、トリフルオロメトキシ、クロロフルオロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、
クロロジフルオロメトキシ、1−クロロエトキシ、1−ブロモエトキシ、1−フルオロエ
トキシ、2−フルオロエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオ
ロエトキシ、2−クロロ−2−フルオロエトキシ、2−クロロ、2−ジフルオロエトキシ
、2,2−ジクロロ−2−フルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、ペンタ
フルオロエトキシ、および1,1,1−トリフルオロプロパ−2−オキシが挙げられる。
本明細書で使用される場合、「アルキルチオ」は、Rが上記で定義されている通りのア
ルキルである式R−S−の基を指す。別段に特定されていない限り、RがC〜Cアル
キル基であるアルキルチオ基が意図される。例としては、メチルチオ、エチルチオ、プロ
ピルチオ、1−メチルエチルチオ、ブチルチオ、1−メチル−プロピルチオ、2−メチル
プロピルチオ、1,1−ジメチルエチルチオ、ペンチルチオ、1−メチルブチルチオ、2
−メチルブチルチオ、3−メチルブチルチオ、2,2−ジオ−メチルプロピルチオ、1−
エチルプロピルチオ、ヘキシルチオ、1,1−ジメチルプロピルチオ、1,2−ジメチル
プロピルチオ、1−メチルペンチルチオ、2−メチルペンチルチオ、3−メチル−ペンチ
ルチオ、4−メチル−ペンチルチオ、1,1−ジメチルブチルチオ、1,2−ジメチル−
ブチルチオ、1,3−ジメチル−ブチルチオ、2,2−ジメチルブチルチオ、2,3−ジ
メチルブチルチオ、3,3−ジメチルブチルチオ、1−エチルブチルチオ、2−エチルブ
チルチオ、1,1,2−トリメチルプロピルチオ、1,2,2−トリメチルプロピルチオ
、1−エチル−1−メチルプロピルチオ、および1−エチル−2−メチルプロピルチオが
挙げられる。
本明細書で使用される場合、「ハロアルキルチオ」は、炭素原子がハロゲン原子で部分
的または完全に置換されている、上記で定義されている通りのアルキルチオ基を指す。別
段に特定されていない限り、RがC〜Cアルキル基であるハロアルキルチオ基が意図
される。例としては、クロロメチルチオ、ブロモメチルチオ、ジクロロメチルチオ、トリ
クロロメチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチ
オ、クロロフルオロメチルチオ、ジクロロフルオロメチルチオ、クロロジフルオロメチル
チオ、1−クロロエチルチオ、1−ブロモエチルチオ、1−フルオロエチルチオ、2−フ
ルオロエチルチオ、2,2−ジフルオロエチルチオ、2,2,2−トリフルオロエチルチ
オ、2−クロロ−2−フルオロエチルチオ、2−クロロ−2−ジフルオロエチルチオ、2
,2−ジクロロ−2−フルオロエチルチオ、2,2,2−トリクロロエチルチオ、ペンタ
フルオロエチルチオ、および1,1,1−トリフルオロプロパ−2−イルチオが挙げられ
る。
本明細書で使用される場合、「アリール」、ならびに「アリールオキシ」などの派生用
語は、フェニル基、インダニル基またはナフチル基を指し、フェニル基が好ましい。「ヘ
テロアリール」という用語、ならびに「ヘテロアリールオキシ」などの派生用語は、1個
または複数のヘテロ原子、例えばN、OまたはSを含有する5員または6員の芳香族環を
指し、これらのヘテロ芳香族環は、他の芳香族系に縮合されていてよい。アリール置換基
またはヘテロアリール置換基は、非置換であるか、または、ハロゲン、ヒドロキシ、ニト
ロ、シアノ、ホルミル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキ
ニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルコキシ、C
〜C6アシル、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜C
アルキルスルホニル、(C〜Cアルコキシ)カルボニル、カルバモイル、ヒドロキ
シカルボニル、(C〜Cアルキル)カルボニル、アミノカルボニル、(C〜C
ルキル)アミノカルボニル、ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルから選択される
1個もしくは複数の置換基で置換されていてもよく、ただし、置換基は立体適合性があり
、化学結合および歪みエネルギーの法則が満たされる。好ましい置換基としては、ハロゲ
ン、C〜CアルキルおよびC〜Cハロアルキルが挙げられる。
本明細書で使用される場合、「アルコキシカルボニル」は、式
Figure 2019073516
の基を指し、式中、Rはアルキルである。
本明細書で使用される場合、「アルキルアミノ」は、同じまたは異なっていてよい1個
または2個のアルキル基で置換されているアミノ基を指す。
本明細書で使用される場合、「アルキルカルバミル」は、窒素上にてアルキル基で置換
されているカルバミル基を指す。
本明細書で使用される場合、「アルキルスルホニル」は、Rがアルキル(例えば、C
〜C10アルキル)である−SORを指す。
本明細書で使用される場合、「カルバミル」(カルバモイルおよびアミノカルボニルと
も称される)は、式
Figure 2019073516
の基を指す。
本明細書で使用される場合、「ハロアルキルアミノ」は、アルキル炭素原子がハロゲン
原子で部分的または完全に置換されているアルキルアミノ基を指す。
本明細書で使用される場合、「Me」は、メチル基を指す。
本明細書で使用される場合、「ハロ」などの派生用語を含めた「ハロゲン」という用語
は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を指す。
本明細書で使用される場合、植物および植生としては、以下に限定されないが、発芽種
子、出芽苗木、植物栄養繁殖体から出芽する植物、未成熟な植生、および樹立された植生
が挙げられる。
化合物
本発明は、上記に定義されている通りの式(I)の化合物、ならびにそのN−オキシド
および農業的に許容される塩を提供する。
一部の実施形態において、該化合物は、カルボン酸、または農業的に許容されるエステ
ルもしくは塩である。一部の実施形態において、該化合物はカルボン酸またはそれのメチ
ルエステルである。
一実施形態において、XはNである。
一実施形態において、XはCYであり、ここで、Yは、水素、ハロゲン、C〜C
ルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、
〜CアルキルチオまたはC〜Cハロアルキルチオである。
一実施形態において、XはCYであり、ここで、Yは、水素またはハロゲンである。一
実施形態において、XはCYであり、ここでYは水素である。別の実施形態において、X
はCYであり、ここでYはハロゲンである。一実施形態において、XはCYであり、ここ
でYはFである。
一実施形態において、RはOR1’であり、ここで、R1’は、H、C〜Cアル
キルまたはC〜C10アリールアルキルである。一実施形態において、RはOR1’
であり、ここで、R1’は、HまたはC〜Cアルキルである。一実施形態において、
はOR1’であり、ここで、R1’はHまたはメチルである。一実施形態において、
はOR1’であり、ここで、R1’はHである。
一実施形態において、RはOR1’であり、ここで、R1’は、C〜Cアルキル
である。一実施形態において、RはOR1’であり、ここでR1’はメチルである。一
実施形態において、RはOR1’であり、ここでR1’はC〜C10アリールアルキ
ルである。
一実施形態において、Rは、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキ
ル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C
ハロアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜C
ルキルチオ、C〜Cハロアルキルチオ、アミノ、C〜Cアルキルアミノ、C
ハロアルキルアミノ、ホルミル、(C〜Cアルキル)カルボニル、(C〜C
ハロアルキル)カルボニルまたはシアノである。
一実施形態において、Rは、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキ
ル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C
ハロアルキニル、C〜CアルコキシまたはC〜Cハロアルコキシである。
一実施形態において、Rは、ハロゲン、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアル
ケニル、C〜CアルコキシまたはC〜Cハロアルコキシである。
一実施形態において、Rはハロゲンである。一実施形態において、RはClである
一実施形態において、RはC〜Cアルケニルである。一実施形態において、R
はビニルである。
一実施形態において、RはC〜Cアルコキシである。一実施形態において、R
はメトキシである。
一実施形態において、Rは、式−CR17=CR18−SiR192021の基
であり、ここで、 R17、R18、R19、R20およびR21は、本明細書において
他所で定義されている。
一実施形態において、RおよびRは、各々独立して、水素、C〜Cアルキル、
〜Cハロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜C
アルキニル、C〜Cハロアルキニル、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシ、C
ハロアルコキシ、ホルミル、(C〜Cアルキル)カルボニル、(C〜Cハロ
アルキル)カルボニル、(C〜Cアルコキシ)カルボニル、(C〜Cアルキル)
カルバミル、(C〜Cアルキル)スルホニル、トリ(C〜Cアルキル)シリルま
たはジ(C〜Cアルキル)ホスホニルである。
一実施形態において、RおよびRは、各々独立して、水素、C〜Cアルキルま
たはC〜Cハロアルキルである。一実施形態において、RおよびRは、双方が水
素である。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、5
員または6員の飽和環または不飽和環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、一緒になって、=CR3’4’を表し、こ
こで、R3’およびR4’は、各々独立に、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアル
ケニル、C〜Cアルキニル、C〜CアルコキシもしくはC〜Cアルキルアミ
ノであり、またはR3’およびR4’は、それらが結合している炭素原子と一緒に、5員
または6員の飽和環を形成する。
一実施形態において、ArはAr1である。一実施形態において、本明細書において提
供されるのは、式(I−1)の化合物:
Figure 2019073516
またはそのN−オキシドもしくは農業的に許容される塩であり、ここで、X、R、R
、R、RおよびXは、本明細書において他所で定義されている。
一実施形態において、本明細書において提供されるのは、式(I−1)の化合物、また
はそのN−オキシドもしくは農業的に許容される塩であり、
式中、
はOR1’であり、ここで、R1’は、H、C〜CアルキルまたはC〜C
10アリールアルキルであり;
は、ハロゲン、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜C
アルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜CアルキルチオまたはC〜Cハロ
アルキルチオであり;
およびRは、水素であり;
Xは、N、CHまたはCFである。
式(I−1)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF
)であり、Xは、F、Cl、Br、IまたはC〜Cハロアルキルである。式(I−
1)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、
は、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CFである。式(I−
1)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、
はFである。式(I−1)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロ
ゲン(例えばF)であり、XはClである。式(I−1)の一実施形態において、Xは
CYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、XはBrである。式(I−1)
の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、X
はIである。式(I−1)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン
(例えばF)であり、Xは−CHFである。式(I−1)の一実施形態において、X
はCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、Xは−CHFである。式(
I−1)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であ
り、Xは−CFである。式(I−1)の一実施形態において、XはCYであり、ここ
でYはFであり、Xは、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CF
である。式(I−1)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはClであり、
は、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CFである。
式(I−1)の一実施形態において、Xは水素である。式(I−1)の一実施形態に
おいて、Xは、F、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、
シクロプロピル、C〜CアルコキシまたはC〜Cハロアルコキシである。
式(I−1)の一実施形態において、XはFである。式(I−1)の一実施形態にお
いて、XはClである。式(I−1)の一実施形態において、XはBrである。式(
I−1)の一実施形態において、XはIである。
式(I−1)の一実施形態において、XはC〜Cアルキルである。式(I−1)
の一実施形態において、XはMeである。
式(I−1)の一実施形態において、XはC〜Cハロアルキルである。式(I−
1)の一実施形態において、Xは−CHF、−CHFまたは−CFである。式(
I−1)の一実施形態において、Xは−CHFまたは−CHFである。式(I−1
)の一実施形態において、Xは−CFである。
式(I−1)の一実施形態において、Xはシクロプロピルである。
式(I−1)の一実施形態において、XはC〜Cアルコキシである。式(I−1
)の一実施形態において、Xはメトキシである。
式(I−1)の一実施形態において、XはC〜Cハロアルコキシである。式(I
−1)の一実施形態において、Xは、−OCHF、−OCHFまたは−OCF
ある。式(I−1)の一実施形態において、Xは−OCHFである。式(I−1)の
一実施形態において、Xは−OCHFである。式(I−1)の一実施形態において、
は−OCFである。
一実施形態において、ArはAr2である。一実施形態において、本明細書において提
供されるのは、式(I−2)の化合物:
Figure 2019073516
またはそのN−オキシドもしくは農業的に許容される塩であり、ここで、X、R、R
、R、R、XおよびZは、本明細書において他所で定義されている。
一実施形態において、本明細書において提供されるのは、式(I−2)の化合物、また
はそのN−オキシドもしくは農業的に許容される塩であり、
式中、
は、OR1’であり、ここで、R1’は、HまたはC〜Cアルキルであり;
は、ハロゲン、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜C
アルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜CアルキルチオまたはC〜Cハロ
アルキルチオであり;
およびRは、水素であり;
Xは、N、CHまたはCFである。
式(I−2)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF
)であり、Xは、F、Cl、Br、IまたはC〜Cハロアルキルである。式(I−
2)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、
は、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CFである。式(I−
2)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、
はFである。式(I−2)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロ
ゲン(例えばF)であり、XはClである。式(I−2)の一実施形態において、Xは
CYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、XはBrである。式(I−2)
の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、X
はIである。式(I−2)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン
(例えばF)であり、Xは−CHFである。式(I−2)の一実施形態において、X
はCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、Xは−CHFである。式(
I−2)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であ
り、Xは−CFである。式(I−2)の一実施形態において、XはCYであり、ここ
でYはFであり、XはF、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CF
ある。式(I−2)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはClであり、X
は、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CFである。
式(I−2)の一実施形態において、Xは、F、Cl、Br、I、C〜Cアルキ
ル、C〜Cハロアルキル、C〜CアルコキシまたはC〜Cハロアルコキシで
ある。式(I−2)の一実施形態において、Xは、Cl、Me、CF、OMeである
。式(I−2)の一実施形態において、XはClである。式(I−2)の一実施形態に
おいて、XはCFである。式(I−2)の一実施形態において、XはMeである。
式(I−2)の一実施形態において、XはOMeである。
式(I−2)の一実施形態において、Zは、ハロゲン、C〜Cアルキル、C
アルコキシである。式(I−2)の一実施形態において、Zは、F、Cl、Me、
OMeである。式(I−2)の一実施形態において、ZはFである。式(I−2)の一
実施形態において、ZはClである。式(I−2)の一実施形態において、ZはMe
である。式(I−2)の一実施形態において、ZはOMeである。
式(I−2)の一実施形態において、XはClであり、Zは、F、Cl、Me、O
Meである。式(I−2)の一実施形態において、XはCFであり、Zは、F、C
l、Me、OMeである。式(I−2)の一実施形態において、Xは、Cl、Me、C
、OMeであり、ZはClである。式(I−2)の一実施形態において、Xは、
Cl、Me、CF、OMeであり、ZはOMeである。
一実施形態において、ArはAr3である。一実施形態において、本明細書において提
供されるのは、式(I−3)の化合物:
Figure 2019073516
またはそのN−オキシドもしくは農業的に許容される塩であり、ここで、X、R、R
、R、R、X、ZおよびWは、本明細書において他所で定義されている。
一実施形態において、本明細書において提供されるのは、式(I−3)の化合物、また
はそのN−オキシドもしくは農業的に許容される塩であり、
式中、
は、OR1’であり、ここで、R1’は、HまたはC〜Cアルキルであり;
は、ハロゲン、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜C
アルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜CアルキルチオまたはC〜Cハロ
アルキルチオであり;
およびRは、水素であり;
Xは、N、CHまたはCFである。
式(I−3)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF
)であり、Xは、F、Cl、Br、IまたはC〜Cハロアルキルである。式(I−
3)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、
は、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CFである。式(I−
3)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、
はFである。式(I−3)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロ
ゲン(例えばF)であり、XはClである。式(I−3)の一実施形態において、Xは
CYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、XはBrである。式(I−3)
の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、X
はIである。式(I−3)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン
(例えばF)であり、Xは−CHFである。式(I−3)の一実施形態において、X
はCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、Xは−CHFである。式(
I−3)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であ
り、Xは−CFである。式(I−3)の一実施形態において、XはCYであり、ここ
でYはFであり、Xは、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CF
である。式(I−3)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはClであり、
は、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CFである。
式(I−3)の一実施形態において、WはFであり、Zは水素である。
一実施形態において、ArはAr4である。一実施形態において、本明細書において提
供されるのは、式(I−4)の化合物:
Figure 2019073516
またはそのN−オキシドもしくは農業的に許容される塩であり、ここで、X、R、R
、R、R、X、ZおよびWは、本明細書において他所で定義されている。
一実施形態において、本明細書において提供されるのは、式(I−4)の化合物、また
はそのN−オキシドもしくは農業的に許容される塩であり、
式中、
は、OR1’であり、ここでR1’は、HまたはC〜Cアルキルであり;
は、ハロゲン、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜C
アルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜CアルキルチオまたはC〜Cハロ
アルキルチオであり;
およびRは、水素であり;
Xは、N、CHまたはCFである。
式(I−4)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF
)であり、Xは、F、Cl、Br、IまたはC〜Cハロアルキルである。式(I−
4)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、
は、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CFである。式(I−
4)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、
はFである。式(I−4)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロ
ゲン(例えばF)であり、XはClである。式(I−4)の一実施形態において、Xは
CYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、XはBrである。式(I−4)
の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、X
はIである。式(I−4)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン
(例えばF)であり、Xは、−CHFである。式(I−4)の一実施形態において、
XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、Xは−CHFである。式
(I−4)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)で
あり、Xは−CFである。式(I−4)の一実施形態において、XはCYであり、こ
こでYはFであり、Xは、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CF
である。式(I−4)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはClであり
、Xは、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CFである。
式(I−4)の一実施形態において、Xは、F、Cl、Br、I、C〜Cアルキ
ルまたはC〜Cハロアルキルである。式(I−4)の一実施形態において、Xは、
Cl、IまたはCFである。式(I−4)の一実施形態において、XはClである。
式(I−4)の一実施形態において、XはIである。式(I−4)の一実施形態におい
て、XはCFである。
式(I−4)の一実施形態において、Zは、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、
〜Cハロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C
ルコキシ、C〜CアルキルチオまたはC〜Cハロアルキルチオである。式(I−
4)の一実施形態において、Zは、Cl、Me、エチル、−CHF、−CHF、エ
テニル、エチニル、OMeまたはSMeである。式(I−4)の一実施形態において、Z
は、Cl、メチルまたはメトキシである。
式(I−4)の一実施形態において、Wは水素である。式(I−4)の別の実施形態
において、WはFである。
一実施形態において、ArはAr5である。一実施形態において、本明細書において提
供されるのは、式(I−5)の化合物:
Figure 2019073516
またはそのN−オキシドもしくは農業的に許容される塩であり、ここで、X、R、R
、R、R、X、Y、ZおよびWは、本明細書において他所で定義されている
一実施形態において、本明細書において提供されるのは、式(I−5)の化合物、また
はそのN−オキシドもしくは農業的に許容される塩であり、
式中、
は、OR1’であり、ここで、R1’は、HまたはC〜Cアルキルであり;
は、ハロゲン、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜C
アルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜CアルキルチオまたはC〜Cハロ
アルキルチオであり;
およびRは、水素であり;
Xは、N、CHまたはCFである。
式(I−5)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF
)であり、Xは、F、Cl、Br、IまたはC〜Cハロアルキルである。式(I−
5)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、
は、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CFである。式(I−
5)の 一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり
、XはFである。式(I−5)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハ
ロゲン(例えばF)であり、XはClである。式(I−5)の一実施形態において、X
はCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、XはBrである。式(I−5
)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、X
はIである。式(I−5)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲ
ン(例えばF)であり、Xは−CHFである。式(I−5)の一実施形態において、
XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、Xは−CHFである。式
(I−5)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)で
あり、Xは−CFである。式(I−5)の一実施形態において、XはCYであり、こ
こでYはFであり、Xは、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CF
である。式(I−5)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはClであり
、Xは、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CFである。
式(I−5)の一実施形態において、Xは、F、Cl、Br、I、C〜Cアルキ
ルまたはC〜Cハロアルキルである。式(I−5)の一実施形態において、Xは、
Cl、IまたはCFである。式(I−5)の一実施形態において、XはClである。
式(I−5)の一実施形態において、XはIである。式(I−5)の一実施形態におい
て、XはCFである。
式(I−5)の一実施形態において、Zは、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、
〜Cハロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C
ルコキシ、C〜CアルキルチオまたはC〜Cハロアルキルチオである。式(I−
5)の一実施形態において、Zは、Cl、Me、エチル、−CHF、−CHF、エ
テニル、エチニル、OMeまたはSMeである。式(I−5)の一実施形態において、Z
は、Cl、メチルまたはメトキシである。
式(I−5)の一実施形態において、Wは水素である。式(I−5)の別の実施形態
において、WはFである。
式(I−5)の一実施形態において、WはFであり、YはFである。
式(I−5)の一実施形態において、Yは、ハロゲン、C〜Cアルキル、C
ハロアルキル、C〜CアルコキシまたはC〜Cハロアルコキシである。式(
I−5)の一実施形態において、Yは、F、ClまたはOMeである。
一実施形態において、ArはAr6である。一実施形態において、本明細書において提
供されるのは、式(I−6)の化合物:
Figure 2019073516
またはそのN−オキシドもしくは農業的に許容される塩であり、ここで、X、R、R
、R、R、X、YおよびWは、本明細書において他所で定義されている。
一実施形態において、本明細書において提供されるのは、式(I−6)の化合物であり
、またはそのN−オキシドもしくは農業的に許容される塩であり、
式中、
はOR1’であり、ここで、R1’は、HまたはC〜Cアルキルであり;
は、ハロゲン、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜C
アルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜CアルキルチオまたはC〜Cハロ
アルキルチオであり;
およびRは、水素であり;
Xは、N、CHまたはCFである。
式(I−6)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF
)であり、Xは、F、Cl、Br、IまたはC〜Cハロアルキルである。式(I−
6)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、
は、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CFである。式(I−
6)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、
はFである。式(I−6)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロ
ゲン(例えばF)であり、XはClである。式(I−6)の一実施形態において、Xは
CYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、XはBrである。式(I−6)
の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、X
はIである。式(I−6)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン
(例えばF)であり、Xは−CHFである。式(I−6)の一実施形態において、X
はCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、Xは−CHFである。式(
I−6)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であ
り、Xは−CFである。式(I−6)の一実施形態において、XはCYであり、ここ
でYはFであり、Xは、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CF
である。式(I−6)の一実施形態において、XはCYであり、ここでYはClであり、
は、F、Cl、Br、I、−CHF、−CHFまたは−CFである。
式(I−6)の一実施形態において、Xは、F、Cl、Br、I、C〜Cアルキ
ルまたはC〜Cハロアルキルである。式(I−6)の一実施形態において、Xは、
Cl、IまたはCFである。式(I−6)の一実施形態において、XはClである。
式(I−6)の一実施形態において、XはIである。式(I−6)の一実施形態におい
て、XはCFである。
式(I−6)の一実施形態において、Wは、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、
〜Cハロアルキル、C〜CアルコキシまたはC〜Cハロアルコキシである
。式(I−6)の一実施形態において、Wは、Cl、Me、CF、OMeまたはOC
である。
式(I−6)の一実施形態において、Yは水素である。式(I−6)の一実施形態に
おいて、Yは、水素またはフッ素である。式(I−6)の一実施形態において、Y
フッ素である。
一実施形態において、Arは、Ar1、Ar3またはAr4である。
一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、X
、XおよびXは、各々独立して、F、Cl、Br、IまたはC〜Cハロアルキル
である。一実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり
、ArはAr1であり、Xは、F、Cl、Br、IまたはC〜Cハロアルキルであ
る。別の実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であり、
ArはAr2であり、Xは、F、Cl、Br、IまたはC〜Cハロアルキルである
。なおも別の実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)であ
り、ArはAr3であり、Xは、F、Cl、Br、IまたはC〜Cハロアルキルで
ある。なおも別の実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えばF)
であり、ArはAr4であり、Xは、F、Cl、Br、IまたはC〜Cハロアルキ
ルである。なおも別の実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例えば
F)であり、ArはAr5であり、Xは、F、Cl、Br、IまたはC〜Cハロア
ルキルである。なおも別の実施形態において、XはCYであり、ここでYはハロゲン(例
えばF)であり、ArはAr6であり、Xは、F、Cl、Br、IまたはC〜C
ロアルキルである。
式(I−1)、(I−2)および(I−3)の特定の実施形態において、Xは、F、
Cl、Br、I、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、シクロプロピル、C
〜CアルコキシまたはC〜Cハロアルコキシである。一実施形態において、X
、F、Cl、Br、I、−CH、シクロプロピル、−CHF、−CF、−OCH
、−OCHFまたは−OCFである。一実施形態において、XはFである。一実施
形態において、XはClである。一実施形態において、XはBrである。一実施形態
において、XはIである。一実施形態において、Xは−CHである。一実施形態に
おいて、Xはシクロプロピルである。一実施形態において、Xは−CHFである。
一実施形態において、Xは−CFである。一実施形態において、Xは−OCH
ある。一実施形態において、Xは−OCHFである。一実施形態において、Xは−
OCFである。
式(I−4)の特定の実施形態において、Xは、F、Cl、Br、I、C〜C
ルキル、C〜Cハロアルキル、C〜CアルコキシまたはC〜Cハロアルコキ
シである。一実施形態において、Xは、F、Cl、Br、I、−CH、−CHF
−CF、−OCH、−OCHFまたは−OCFである。一実施形態において、X
はFである。一実施形態において、XはClである。一実施形態において、XはB
rである。一実施形態において、XはIである。一実施形態において、Xは−CH
である。一実施形態において、Xは−CHFである。一実施形態において、Xは−
CFである。一実施形態において、Xは−OCHである。一実施形態において、X
は−OCHFである。一実施形態において、Xは−OCFである。
式(I−5)および(I−6)の特定の実施形態において、Xは、F、Cl、Br、
I、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜CアルコキシまたはC
ハロアルコキシである。一実施形態において、Xは、F、Cl、Br、I、−CH
、−CHF、−CF、−OCH、−OCHFまたは−OCFである。一実施
形態において、XはFである。一実施形態において、XはClである。一実施形態に
おいて、XはBrである。一実施形態において、XはIである。一実施形態において
、Xは−CHである。一実施形態において、Xは−CHFである。一実施形態に
おいて、Xは−CFである。一実施形態において、Xは−OCHである。一実施
形態において、Xは−OCHFである。一実施形態において、Xは−OCFであ
る。
一部の実施形態において、
Arは、Ar1、Ar2、Ar3、Ar4、Ar5およびAr6からなる群から選択
され;
は、OR1’であり、ここでR1’は、HまたはC〜Cアルキルであり;
は、ハロゲン、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜C
アルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜CアルキルチオまたはC〜Cハロ
アルキルチオであり;
およびRは、水素であり;
Xは、N、CHまたはCFである。
上記の実施形態の組合せの全ては、本発明により包含される。
該化合物を調製する方法
式(I)の化合物を合成するための例証的な手順を下記に提供する。
式(I)の3,5−二置換4−アミノ−6−(任意選択により置換されているフェニル
またはピリジル)ピコリン酸は、多くのやり方で調製することができる。スキームIに図
示されている通り、式(II)の4−アミノ−6−クロロピコリネートは、ボロン酸また
はエステルを用い、フッ化カリウムなどの塩基およびビス(トリフェニルホスフィン)−
パラジウム(II)ジクロリドなどの触媒の存在下、アセトニトリル−水などの極性プロ
トン性溶媒混合物中、例えば110℃の温度にて、例えばマイクロ波反応器内での鈴木カ
ップリングを介して、Arが本明細書において定義されている通りである式(III)の
4−アミノ−6−置換ピコリネートに変換することができる(反応a)。式(III)
の4−アミノ−6−置換ピコリネートは、メチルアルコールなどの極性プロトン性溶媒中
における過ヨウ素酸およびヨウ素などのヨウ素化試薬との反応を介して、式(IV)の5
−ヨード−4−アミノ−6−置換ピコリネートに転換することができる(反応b)。ビ
ス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)ジクロリドなどの触媒の存在下、1
,2−ジクロロエタンなどの非反応性溶媒中、例えば120〜130℃の温度にて、例え
ばマイクロ波反応器内での、式(IV)の5−ヨード−4−アミノ−6−置換ピコリネー
トとテトラメチルスズなどのスタンナンとのスティルカップリングは、Zがアルキル、
アルケニル、アルキニル、ハロアルケニルおよびアルキルチオである式(I−A)の5−
(置換)−4−アミノ−6−置換ピコリネートを提供する(反応c)。
代替として、式(II)の4−アミノ−6−クロロピコリネートは、メチルアルコール
などの極性プロトン性溶媒中における過ヨウ素酸およびヨウ素などのヨウ素化試薬との反
応を介して、式(V)の5−ヨード−4−アミノ−6−クロロピコリネートに転換するこ
とができる(反応b)。ビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)ジクロ
リドなどの触媒の存在下、1,2−ジクロロエタンなどの非反応性溶媒中、例えば120
〜130℃の温度にて、例えばマイクロ波反応器内での、式(V)の5−ヨード−4−ア
ミノ−6−クロロピコリネートとテトラメチルスズなどのスタンナンとのスティルカップ
リングは、Zがアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルケニルおよびアルキルチ
オである式(VI)の5−(置換)−4−アミノ−6−クロロピコリネートを提供する(
反応c)。式(VI)の5−置換4−アミノ−6−クロロピコリネートは、ボロン酸ま
たはエステルを用い、フッ化カリウムなどの塩基およびビス(トリフェニルホスフィン)
−パラジウム(II)ジクロリドなどの触媒の存在下、アセトニトリル−水などの極性プ
ロトン性溶媒混合物中、例えば110℃の温度にて、例えばマイクロ波反応器内での、鈴
木カップリングを介して、Arが本明細書において定義されている通りである式(I−A
)の5−置換4−アミノ−6−置換ピコリネートに変換することができる(反応a)。
Figure 2019073516
スキームIIに図示されている通り、式(VII)の4,5,6−トリクロロピコリネ
ートは、例えば還流温度にてディーン・スターク条件下、イソプロピルアルコールおよび
濃硫酸との反応を介して、式(VIII)の対応イソプロピルエステルに変換することが
できる(反応d)。式(VIII)のイソプロピルエステルは、ジメチルスルホキシドな
どの極性非プロトン性溶媒中、例えば80℃の温度にて、ディーン・スターク条件下、フ
ッ化セシウムなどのフッ化物イオン供給源と反応させることで、式(IX)のイソプロピ
ル4,5,6−トリフルオロピコリネートを得ることができる(反応e)。式(IX)の
イソプロピル4,5,6−トリフルオロピコリネートは、アンモニアなどの窒素供給源を
用いてジメチルスルホキシドなどの極性非プロトン性溶媒中でアミノ化されることで、式
(X)の4−アミノ−5,6−ジフルオロピコリネートを生成することができる(反応f
)。式(X)の4−アミノ−5,6−ジフルオロピコリネートの6位におけるフルオロ置
換基は、塩化水素などの塩化物供給源を用い、例えばジオキサン中、Parr反応器内に
て、例えば100℃の温度で処理することによってクロロ置換基と交換されることで、式
(XI)の4−アミノ−5−フルオロ−6−クロロ−ピコリネートを生成することができ
る(反応g)。式(XI)の4−アミノ−5−フルオロ−6−クロロピコリネートは、メ
チルアルコール中にて還流温度でチタン(IV)イソプロポキシドと反応させることによ
って、式(XII)の対応メチルエステルにエステル交換することができる(反応h)。
Figure 2019073516
スキームIIIに図示されている通り、式(XII)の4−アミノ−5−フルオロ−6
−クロロピコリネートは、メチルアルコールなどの極性プロトン性溶媒中における過ヨウ
素酸およびヨウ素などのヨウ素化試薬との反応を介して、式(XIII)の3−ヨード−
4−アミノ−5−フルオロ−6−クロロピコリネートに転換することができる(反応b
)。ビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)ジクロリドなどの触媒の存在
下、1,2−ジクロロエタンなどの非反応性溶媒中、例えば120〜130℃の温度にて
、例えばマイクロ波反応器内での、式(XIII)の3−ヨード−4−アミノ−5−フル
オロ−6−クロロピコリネートとトリブチル(ビニル)スタンナンなどのスタンナンとの
スティルカップリングは、Rがアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルケニルお
よびアルキルチオである式(XIV)の3−(置換)−4−アミノ−5−フルオロ−6−
クロロピコリネートを提供する(反応c)。代替として、式(XIII)の3−ヨード
−4−アミノ−5−フルオロ−6−クロロピコリネートは、炭酸セシウムならびに触媒量
のヨウ化銅(I)および1,10−フェナントロリンの両方を用い、メチルアルコールな
どの極性プロトン性溶媒の存在下、例えば65℃の温度で処理されることで、Rがアル
コキシまたはハロアルコキシである式(XIV)の3−(置換)−4−アミノ−5−フル
オロ−6−クロロピコリン酸を提供することができ(反応i)、これは、例えば50℃
で塩化水素(ガス)およびメチルアルコールを用いる処理によって、メチルエステルにエ
ステル化することができる(反応j)。式(XIV)の3−(置換)−4−アミノ−5
−フルオロ−6−クロロピコリネートは、ボロン酸またはエステルを用い、フッ化カリウ
ムなどの塩基およびビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)ジクロリドな
どの触媒の存在下、アセトニトリル−水などの極性プロトン性溶媒混合物中、例えば11
0℃の温度にて、例えばマイクロ波反応器内での鈴木カップリングを介して、Arが本明
細書において定義されている通りである式(I−B)の4−アミノ−6−置換ピコリネー
トに変換することができる(反応a)。
代替として、式(XII)の4−アミノ−5−フルオロ−6−クロロピコリネートは、
ボロン酸またはエステルを用い、フッ化カリウムなどの塩基およびビス(トリフェニルホ
スフィン)−パラジウム(II)ジクロリドなどの触媒の存在下、アセトニトリル−水な
どの極性プロトン性溶媒混合物中、例えば110℃の温度にて、例えばマイクロ波反応器
内での鈴木カップリングを介して、Arが本明細書において定義されている通りである式
(XV)の4−アミノ−5−フルオロ−6−置換ピコリネートに変換することができる(
反応a)。式(XV)の4−アミノ−5−フルオロ−6−置換ピコリネートは、メチル
アルコールなどの極性プロトン性溶媒中における過ヨウ素酸およびヨウ素などのヨウ素化
試薬との反応を介して、式(XVI)の3−ヨード−4−アミノ−5−フルオロ−6−置
換ピコリネートに転換することができる(反応b)。ビス(トリフェニルホスフィン)
−パラジウム(II)ジクロリドなどの触媒の存在下、1,2−ジクロロエタンなどの非
反応性溶媒中、例えば120〜130℃の温度にて、例えばマイクロ波反応器内での、式
(XVI)の3−ヨード−4−アミノ−5−フルオロ−6−置換ピコリネートとトリブチ
ル(ビニル)スタンナンなどのスタンナンとのスティルカップリングは、Rがアルキル
、アルケニル、アルキニル、ハロアルケニルおよびアルキルチオである式(I−B)の3
−(置換)−4−アミノ−5−フルオロ−6−置換ピコリネートを提供する(反応c
。代替として、式(XVI)の3−ヨード−4−アミノ−5−フルオロ−6−置換ピコリ
ネートは、炭酸セシウムならびに触媒量のヨウ化銅(I)および1,10−フェナントロ
リンの両方を用い、メチルアルコールなどの極性プロトン性溶媒の存在下、例えば65℃
の温度で処理されることで、Rがアルコキシまたはハロアルコキシである式(I−B)
の3−(置換)−4−アミノ−5−フルオロ−6−置換ピコリン酸を提供することができ
(反応i)、例えばこれは、例えば50℃の温度で塩化水素(ガス)およびメチルアル
コールを用いる処理によって、メチルエステルにエステル化することができる(反応j
)。
Figure 2019073516
スキームIVに図示されている通り、式(XVII)の4−アセトアミド−6−(トリ
メチルスタンニル)ピコリネートは、ビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(I
I)ジクロリドなどの触媒の存在下、ジクロロエタンなどの溶媒中、例えば還流温度での
、臭化アリールまたはヨウ化アリールとのスティルカップリングを介して、Arが本明細
書において定義されている通りである式(XVIII)の4−アセトアミド−6−置換ピ
コリネートに変換することができる(反応k)。Arが本明細書において定義されている
通りである式(I−C)の4−アミノ−6−置換ピコリネートは、メタノール中における
塩酸ガスなど標準的な脱保護方法を介して、式(XVIII)の4−アセトアミド−6−
置換ピコリネートから合成することができる(反応l)。
Figure 2019073516
スキームVに図示されている通り、2,4−ジクロロ−5−メトキシピリミジン(XI
X)は、テトラヒドロフランなどの極性非プロトン性溶媒中における臭化ビニルマグネシ
ウムとの反応を介して、2,4−ジクロロ−5−メトキシ−6−ビニルピリミジン(XX
)に転換することができる(反応m)。2,4−ジクロロ−5−メトキシ−6−ビニルピ
リミジン(XX)は、例えばジクロロメタン:メタノール溶媒混合物中におけるオゾンで
の処理を介して、2,6−ジクロロ−5−メトキシピリミジン−4−カルボキシアルデヒ
ド(XXI)に転換することができる(反応n)。2,6−ジクロロ−5−メトキシピリ
ミジン−4−カルボキシアルデヒド(XXI)は、例えばメタノール:水溶媒混合物中に
おける臭素での処理を介して、メチル2,6−ジクロロ−5−メトキシピリミジン−4−
カルボキシレート(XXII)に転換することができる(反応o)。メチル2,6−ジク
ロロ−5−メトキシピリミジン−4−カルボキシレート(XXII)は、DMSOなどの
溶媒中におけるアンモニア(例えば、2当量)での処理を介して、メチル6−アミノ−2
−クロロ−5−メトキシピリミジン−4−カルボキシレート(XXIII)に転換するこ
とができる(反応p)。最終的に、Arが本明細書において定義されている通りである式
(I−D)の6−アミノ−2−置換5−メトキシピリミジン−4−カルボキシレートは、
ボロン酸またはエステルを用い、6−アミノ−2−クロロ−5−メトキシピリミジン−4
−カルボキシレート(XXIII)を用い、フッ化カリウムなどの塩基およびビス(トリ
フェニルホスフィン)−パラジウム(II)ジクロリドなどの触媒の存在下、アセトニト
リル−水などの極性プロトン性溶媒混合物中、例えば110℃の温度で、例えばマイクロ
波反応器内での鈴木カップリングを介して調製することができる(反応a)。
Figure 2019073516
これらのプロセスのいずれかによって得られる式I−A、I−B、I−CおよびI−D
の化合物は、従来の手段によって回収し、標準手順によって、例えば再結晶化またはクロ
マトグラフィーによって精製することができる。式(I)の化合物は、当技術分野におい
てよく知られている標準的方法を使用して式I−A、I−B、I−CおよびI−Dの化合
物から調製することができる。
組成物および方法
一部の実施形態において、本明細書において提供される化合物は、少なくとも1種の農
業的に許容されるアジュバントまたは担体と一緒に該化合物の除草有効量を含有する混合
物中に用いられる。例証的なアジュバントまたは担体としては、例えば作物の存在下で選
択的雑草防除のための組成物を施用する際に用いられる濃度で、貴重な作物に対して植物
毒性もしくは有意に植物毒性ではない、および/または本明細書において提供される化合
物または他の組成物成分と化学的に反応しないもしくは有意に反応しないものが挙げられ
る。こうした混合物は、雑草もしくはそれらの場所への直接施用のために設計することが
できるか、または施用の前に追加の担体およびアジュバントで希釈される濃縮物もしくは
処方物であってよい。それらは、例えば粉剤、顆粒、水分散性顆粒もしくは水和剤などの
固体、または、例えば乳剤、溶液、エマルジョンもしくは懸濁液などの液体であってよい
。それらは、プレミックスとしても提供され得るか、またはタンク混合もされ得る。
該開示の除草混合物を調製する際に有用である適当な農業のアジュバントおよび担体は
、当業者によく知られている。これらのアジュバントの一部としては、以下に限定されな
いが、作物油濃縮物(鉱物油(85%)+乳化剤(15%));ノニルフェノールエトキ
シレート;ベンジルココアルキルジメチル第4級アンモニウム塩;石油炭化水素、アルキ
ルエステル、有機酸およびアニオン性界面活性剤のブレンド;C〜C11アルキルポリ
グルコシド;リン酸化アルコールエトキシレート;天然型第1級アルコール(C12〜C
16)エトキシレート;ジ−sec−ブチルフェノールEO−POブロックコポリマー;
ポリシロキサン−メチルキャップ;ノニルフェノールエトキシレート+尿素硝酸アンモニ
ウム;乳化メチル化種子油;トリデシルアルコール(合成)エトキシレート(8EO);
獣脂アミンエトキシレート(15EO);PEG(400)ジオレート−99が挙げられ
る。
用いることができる液体担体としては、水および有機溶媒が挙げられる。典型的に使用
される有機溶媒としては、以下に限定されないが、石油留分または炭化水素、例えば鉱物
油、芳香族溶媒、およびパラフィン系油など;植物油、例えばダイズ油、ナタネ油、オリ
ーブ油、ヒマシ油、ヒマワリ種子油、ヤシ油、コーン油、綿実油、亜麻仁油、パーム油、
落花生油、ベニバナ油、ゴマ油、およびキリ油など;上記植物油のエステル;モノアルコ
ールまたは二価、三価、もしくは他のより低級のポリアルコール(4〜6ヒドロキシ含有
)のエステル、例えば2−ステアリン酸エチルヘキシル、n−オレイン酸ブチル、ミリス
チン酸イソプロピル、ジオレイン酸プロピレングリコール、コハク酸ジ−オクチル、アジ
ピン酸ジ−ブチル、およびフタル酸ジ−オクチルなど;ならびにモノ−、ジ−およびポリ
−カルボン酸のエステルなどが挙げられる。具体的な有機溶媒としては、トルエン、キシ
レン、石油ナフサ、作物油、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、トリク
ロロエチレン、ペルクロロエチレン、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ブチル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテルおよびジエチレングリコールモノメチルエーテル、メチル
アルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、アミルアルコール、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、グリセリン、N−メチル−2−ピロリジノン、N,
N−ジメチルアルキルアミド、ジメチルスルホキシド、および液体肥料などが挙げられる
。一部の実施形態において、水が、濃縮物の希釈のための担体である。
適当な固体担体としては、タルク、パイロフィライト粘土、シリカ、アタパラガス(at
tapulgus)粘土、カオリン粘土、キーゼルグール、チョーク、珪藻土、ライム、炭酸カル
シウム、ベントナイト粘土、フラー土、綿実外皮、小麦粉、大豆粉、軽石粉、木粉、クル
ミ殻粉、およびリグニンなどが挙げられる。
一部の実施形態において、1種または複数の表面活性薬剤が、本開示の組成物中で利用
される。こうした表面活性薬剤は、一部の実施形態において、固体組成物および液体組成
物の両方、例えば、施用前に担体で希釈されるように設計されているものにおいて用いら
れる。表面活性薬剤は、特性がアニオン性、カチオン性または非イオン性であってよく、
乳化剤、湿潤剤、懸濁剤として、または他の目的のために用いることができる。処方物の
当技術分野において従来に使用されるとともに本処方物中でも使用される得る界面活性剤
は、とりわけ、McCutcheon’s Detergents and Emulsifiers Annual, MC Publishing Cor
p., Ridgewood, New Jersey, 1998, and in Encyclopedia of Surfactants, Vol. I-III,
Chemical Publishing Co., New York, 1980-81に記載されている。典型的な表面活性薬
剤としては、硫酸アルキルの塩、例えばラウリル硫酸ジエタノールアンモニウム;アルキ
ルアリールスルホネート塩、例えばドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム;アルキルフ
ェノール−アルキレンオキシド付加生成物、例えばノニルフェノール−C18エトキシレ
ート;アルコール−アルキレンオキシド付加生成物、例えばトリデシルアルコール−C
エトキシレート;石鹸、例えばステアリン酸ナトリウム;アルキルナフタレン−スルホ
ネート塩、例えばナトリウムジブチルナフタレンスルホネート;スルホスクシネート塩の
ジアルキルエステル、例えばナトリウムジ(2−エチルヘキシル)スルホサクシネート;
ソルビトールエステル、例えばオレイン酸ソルビトール;第4級アミン、例えばラウリル
トリメチルアンモニウムクロリド;脂肪酸のポリエチレングリコールエステル、例えばス
テアリン酸ポリエチレングリコール;エチレンオキシドおよび酸化プロピレンのブロック
コポリマー;モノ−およびジアルキルリン酸エステルの塩;植物油または種子油、例えば
大豆油、ナタネ/セイヨウアブラナ油、オリーブ油、ヒマシ油、ヒマワリ種子油、ヤシ油
、コーン油、綿実油、亜麻仁油、パーム油、落花生油、ベニバナ油、ゴマ油、およびキリ
油など;ならびに上記の植物油のエステル、例えば、メチルエステルが挙げられる。
しばしば、植物油または種子油およびそれらのエステルなど、これらの材料の一部は、
農業用アジュバントとして、液体担体としてまたは表面活性剤として相互交換可能に使用
することができる。
農業組成物中に共通して使用される他のアジュバントとしては、相溶化剤、消泡剤、捕
捉薬、中和剤および緩衝剤、腐食阻害剤、染料、付臭剤、拡散剤、浸透助剤、固着剤、分
散剤、増粘化剤、凝固点降下剤、および抗微生物剤などが挙げられる。該組成物は、他の
適合性のある構成成分、例えば、他の除草剤、植物成長調節剤、殺真菌剤、および殺虫剤
などを含有することもでき、液体肥料または固体粒子状肥料担体、例えば硝酸アンモニウ
ム、および尿素などとともに処方することができる。
この開示の除草組成物中の活性成分の濃度は、一般に約0.001重量パーセントから
約98重量パーセントである。約0.01重量パーセントから約90重量パーセントの濃
度がしばしば用いられる。濃縮物として用いられるように設計されている組成物において
、活性成分は、一般に、約5重量パーセントから約98重量パーセント、好ましくは約1
0重量パーセントから約90重量パーセントの濃度で存在する。こうした組成物は、典型
的に、施用の前に水などの不活性担体で希釈される。雑草または雑草が生えている場所に
通常施用される希釈組成物は、一般に、約0.0001重量パーセントから約1重量パー
セントの活性成分を含有し、好ましくは約0.001重量パーセントから約0.05重量
パーセントを含有する。
本組成物は、従来の地上または空中ダスター、スプレーヤーおよび顆粒アプリケーター
の使用によって、灌漑または湛水用水への添加によって、および当業者に知られている他
の従来の手段によって、雑草または雑草が生えている場所に施用することができる。
一部の実施形態において、本明細書に記載されている化合物および組成物は、出芽後施
用物、出芽前施用物、湛水された水田イネもしくは水域(例えば、池、湖および小川)へ
の水中施用物、または焼畑施用物として施用される。
一部の実施形態において、本明細書において提供される化合物および組成物は、以下に
限定されないが、柑橘類、リンゴ、ゴム、油、ヤシ、林業、直接播種、水播種および移植
されたイネ、コムギ、オオムギ、カラスムギ、ライムギ、ソルガム、コーン/トウモロコ
シ、牧草、草地、放牧地、休閑地、芝生、樹木、およびブドウ果樹園、水草、または作条
作物を含めた作物、ならびに非作物環境、例えば、工業的植生管理(IVM)または通行
権における雑草を防除するために利用される。一部の実施形態において、該化合物および
組成物は、木本、広葉樹林およびイネ科雑草、またはカヤツリグサ科草本を防除するため
に使用される。
一部の実施形態において、本明細書において提供される化合物および組成物は、イネに
おける望ましくない植生を防除するために利用される。ある特定の実施形態において、望
ましくない植生は、Brachiaria platyphylla (Groseb.) Nash(メリケンニクキビ、BR
APP)、Digitaria sanguinalis (L.) Scop.(オオメヒシバ、DIGSA)、Echinoch
loa crus-galli (L.) P. Beauv.(イヌビエ、ECHCG)、Echinochloa colonum (L.)
LINK(ワセビエ、ECHCO)、Echinochloa oryzoides (Ard.) Fritsch(早生タイヌビ
エ、ECHOR)、Echinochloa oryzicola (Vasinger) Vasinger(晩生タイヌビエ、E
CHPH)、Ischaemum rugosum Salisb.(サラモラグラス(saramollagrass)、ISC
RU)、Leptochloa chinensis (L.) Nees(アゼガヤ、LEFCH)、Leptochloa fasci
cularis (Lam.) Gray(ベアーデッドスプラングルトップ(bearded sprangletop)、LE
FFA)、Leptochloa panicoides (Presl.) Hitchc.(アマゾンスプラングルトップ(Am
azon sprangletop)、LEFPA)、Panicum dichotomiflorum (L.) Michx.(オオクサ
キビ、PANDI)、Paspalum dilatatum Poir.(シマスズメノヒエ、PASDI)、Cy
perus difformis L.(タマガヤツリ、CYPDI)、Cyperus esculentus L.(キハマス
ゲ、CYPES)、Cyperus iria L.(コゴメガヤツリ、CYPIR)、Cyperus rotundu
s L.(ハマスゲ、CYPRO)、ハリイ属種(Eleocharis species)(ELOSS)、Fi
mbristylis miliacea (L.) Vahl(ヒデリコ、FIMMI)、Schoenoplectus juncoides
Roxb.(ホタルイ、SCPJU)、Schoenoplectus maritimus L.(コウキヤガラ、SCP
MA)、Schoenoplectus mucronatus L.(ヒメカンガレイ、SCPMU)、クサネム属種
(Aeschynomene species)、(クサネム、AESSS)、Alternanthera philoxeroides
(Mart.) Griseb.(ナガエツルノゲイトウ、ALRPH)、Alisma plantago-aquatica L.
(コモンウォータープランテーン(common waterplantain)、ALSPA)、ヒユ属種(
Amaranthus species)、(アカザおよびアマランサス、AMASS)、Ammannia coccine
a Rottb.(ホソバヒメミソハギ、AMMCO)、Eclipta alba (L.) Hassk.(アメリカタ
カサブロウ、ECLAL)、Heteranthera limosa (SW.) Willd.)/Vahl(アメリカコナギ
、HETLI)、Heteranthera reniformis R. & P.(ラウンドリーフマッドプランタイ
ン(roundleaf mudplantain)、HETRE)、Ipomoea hederacea (L.) Jacq.(アメリ
カアサガオ、IPOHE)、Lindernia dubia (L.) Pennell(アゼナ、LIDDU)、Mo
nochoria korsakowii Regel & Maack(モノコリア(monochoria)、MOOKA)、Monoc
horia vaginalis (Burm. F.) C. Presl ex Kuhth、(モノコリア、MOOVA)、Murdan
nia nudiflora (L.) Brenan(ドーブウィード(doveweed)、MUDNU)、Polygonum p
ensylvanicum L.(ペンシルバニアスマートウィード(Pennsylvania smartweed)、PO
LPY)、Polygonum persicaria L.(ハルタデ、POLPE)、Polygonum hydropipero
ides Michx.(POLHP、マイルドスマートウィード(mild smartweed))、Rotala in
dica (Willd.) Koehne(キカシグサ、ROTIN)、オモダカ属種(Sagittaria species
)、(オモダカ、SAGSS)、Sesbania exaltata Raf.) Cory/Rydb. Ex Hill(ヘンプ
セスバニア(hemp sesbania)、SEBEX)、またはSphenoclea zeylanica Gaertn.(
グースウィード(gooseweed)、SPDZE)である。
一部の実施形態において、本明細書において提供される化合物および組成物は、穀類に
おける望ましくない植生を防除するために利用される。ある特定の実施形態において、望
ましくない植生は、Alopecurus myosuroides Huds.)(ノスズメノテッポウ、ALOMY
)、Apera spica-venti (L.) Beauv.(ウインドグラス(windgrass)、APESV)、Av
ena fatua L.(カラスムギ、AVEFA)、Bromus tectorum L.(ウマノチャヒキ、BR
OTE)、Lolium multiflorum Lam.(イタリアンライグラス、LOLMU)、Phalaris
minor Retz.(リトルシードカナリーグラス(littleseed canarygrass)、PHAMI)
、Poa annua L.(スズメノカタビラ、POAAN)、Setaria pumila (Poir.) Roemer &
J.A. Schultes(キンエノコログサ、SETLU)、Setaria viridis (L.) Beauv.(エノ
コログサ、SETVI)、Cirsium arvense (L.) Scop.(セイヨウトゲアザミ、CIRA
R)、Galium aparine L.(シラホムグラ、GALAP)、Kochia scoparia (L.) Schrad
.(ホウキギ、KCHSC)、Lamium purpureum L.(ヒメオドリコソウ、LAMPU)、
Matricaria recutita L.(ワイルドカモミール、MATCH)、Matricaria matricarioi
des (Less.) Porter(コシカギク、MATMT)、Papaver rhoeas L.(ヒナゲシ、PA
PRH)、Polygonum convolvulus L.(ソバカズラ、POLCO)、Salsola tragus L.
(ロシアアザミ、SASKR)、Stellaria media (L.) Vill.(コハコベ、STEME)
、Veronica persica Poir.(オオイヌノフグリ、VERPE)、Viola arvensis Murr.(
マキバスミレ、VIOAR)、またはViola tricolor L.(サンシキスミレ、VIOTR
)である。
一部の実施形態において、本明細書において提供される化合物および組成物は、放牧お
よび牧草における望ましくない植生を防除するために利用される。ある特定の実施形態に
おいて、望ましくない植生は、Ambrosia artemisiifolia L.(ブタクサ、AMBEL)、
Cassia obtusifolia(エビスグサ、CASOB)、Centaurea maculosa auct. non Lam.
(スポッティッドナップウィード(spotted knapweed)、CENMA)、アザミCirsium
arvense (L.) Scop.(セイヨウトゲアザミ、CIRAR)、Convolvulus arvensis L.(
セイヨウヒルガオ、CONAR)、Euphorbia esula L.(ハギクソウ、EPHES)、La
ctuca serriola L./Torn.トゲチシャ、LACSE)、Plantago lanceolata L.(ヘラオ
オバコ、PLALA)、Rumex obtusifolius L.(エゾノギシギシ、RUMOB)、Sida
spinosa L.(アメリカキンゴジカ、SIDSP)、Sinapis arvensis L.(ノハラガラシ
、SINAR)、Sonchus arvensis L.(タイワンハチジョウナ、SONAR)、アオノ
キリンソウ属種(Solidago species)(アオノキリンソウ、SOOSS)、Taraxacum of
ficinale G.H. Weber ex Wiggers(セイヨウタンポポ、TAROF)、Trifolium repens
L.(ホワイトクローバー、TRFRE)、またはUrtica dioica L.(セイヨウイラクサ
、URTDI)である。
一部の実施形態において、本明細書において提供される化合物および組成物は、作条作
物において見出される望ましくない植生を防除するために利用される。ある特定の実施形
態において、望ましくない植生は、Alopecurus myosuroides Huds.(ノスズメノテッポウ
、ALOMY)、Avena fatua L.(カラスムギ、AVEFA)、Brachiaria platyphylla
(Groseb.) Nash(メリケンニクキビ、BRAPP)、Digitaria sanguinalis (L.) Scop
. (オオメヒシバ、DIGSA)、Echinochloa crus-galli (L.) P. Beauv. (イヌビエ
、ECHCG)、Echinochloa colonum (L.) Link(ワセビエ、ECHCO)、Lolium mu
ltiflorum Lam.(イタリアンライグラス、LOLMU)、Panicum dichotomiflorum Mich
x. (オオクサキビ、PANDI)、Panicum miliaceum L.(野生キビ、PANMI)、S
etaria faberi Herrm.(アキノエノコログサ、SETFA)、Setaria viridis (L.) Bea
uv.(エノコログサ、SETVI)、Sorghum halepense (L.) Pers.(ジョンソングラス
、SORHA)、Sorghum bicolor (L.) Moench ssp. Arundinaceum(モロコシ、SOR
VU)、Cyperus esculentus L.(キハマスゲ、CYPES)、Cyperus rotundus L.(ハ
マスゲ、CYPRO)、Abutilon theophrasti Medik.(イチビ、ABUTH)、ヒユ属
種(Amaranthus species)(アカザおよびアマランサス、AMASS)、Ambrosia artem
isiifolia L.(ブタクサ、AMBEL)、Ambrosia psilostachya DC.(ブタクサモドキ
、AMBPS)、Ambrosia trifida L.(オオブタクサ、AMBTR)、Asclepias syria
ca L.(トウワタ、ASCSY)、Chenopodium album L.(シロザ、CHEAL)、Cirsi
um arvense (L.) Scop.(セイヨウトゲアザミ、CIRAR)、Commelina benghalensis
L.(マルバツユクサ、COMBE)、Datura stramonium L.(ヨウシュチョウセンアサガ
オ、DATST)、Daucus carota L.(ノラニンジン、DAUCA)、Euphorbia hetero
phylla L.(ショウジョウソウ、EPHHL)、Erigeron bonariensis L.(アレチノギク
、ERIBO)、Erigeron canadensis L.(ヒメムカシヨモギ、ERICA)、Helianth
us annuus L.(ヒマワリ、HELAN)、Jacquemontia tamnifolia (L.) Griseb.(オキ
ナアサガオ、IAQTA)、Ipomoea hederacea (L.) Jacq. (アメリカアサガオ、IP
OHE)、Ipomoea lacunosa L.(マメアサガオ、IPOLA)、Lactuca serriola L./T
orn.(トゲチシャ、LACSE)、Portulaca oleracea L.(スベリヒユ、POROL)
、Sida spinosa L.(アメリカキンゴジカ、SIDSP)、Sinapis arvensis L.(ノハラ
ガラシ、SINAR)、Solanum ptychanthum Dunal(アメリカイヌホオズキ、SOLP
T)、またはXanthium strumarium L.(オナモミ、XANST)である。
一部の実施形態において、約1グラム/ヘクタール(g/ha)から約4,000グラ
ム/ヘクタール(g/ha)の施用量が、出芽後作業において用いられる。一部の実施形
態において、約1g/haから約4,000g/haの比率が、出芽前作業において用い
られる。
一部の実施形態において、本明細書において提供される化合物、組成物および方法は、
より広い様々な望ましくない植生を防除するための1種または複数の他の除草剤と併せて
使用される。他の除草剤と併せて使用される場合、本請求化合物は、1種または複数の他
の除草剤と処方、他の除草剤もしくは除草剤とタンク混合、または他の除草剤もしくは除
草剤と順次に施用することができる。本開示の化合物と併せて用いることができる除草剤
の一部としては、以下が挙げられる:4−CPA、4−CPB、4−CPP、2,4−D
、2,4−Dコリン塩、2,4−Dエステルおよびアミン、2,4−DB、3,4−DA
、3,4−DB、2,4−DEB、2,4−DEP、3,4−DP、2,3,6−TBA
、2,4,5−T、2,4,5−TB、アセトクロル、アシフルオルフェン、アクロニフ
ェン、アクロレイン、アラクロール、アリドクロル、アロキシジム、アリルアルコール、
アロラック、アメトリジオン、アメトリン、アミブジン、アミカルバゾン、アミドスルフ
ロン、アミノシクロピラクロル、アミノピラリド、アミプロホス−メチル、アミトロール
、スルファミン酸アンモニウム、アニロホス、アニスロン、アシュラム、アトラトン、ア
トラジン、アザフェニジン、アジムスルフロン、アジプロトリン、バーバン、BCPC、
ベフルブタミド、ベナゾリン、ベンカルバゾン、ベンフルラリン、ベンフレセート、ベン
スルフロン−メチル、ベンスリド、ベンチオカルブ、ベンタゾン−ナトリウム、ベンザド
クス、ベンズフェンジゾン、ベンジプラム、ベンゾビシクロン、ベンゾフェナプ、ベンゾ
フルオル、ベンゾイルプロップ、ベンズチアズロン、ビシクロピロン、ビフェノックス、
ビアラホス、ビスピリバック−ナトリウム、ホウ砂、ブロマシル、ブロモボニル、ブロモ
ブチド、ブロモフェノキシム、ブロモキシニル、ブロムピラゾン、ブタクロール、ブタフ
ェナシル、ブタミホス、ブテナクロール、ブチダゾール、ブチウロン、ブトラリン、ブト
ロキシジム、ブツロン、ブチレート、カコジル酸、カフェンストロール、塩素酸カルシウ
ム、カルシウムシアナミド、カンベンジクロル、カルバスラム、カルベタミド、カルボキ
サゾール、クロルプロカルブ、カルフェントラゾン−エチル、CDEA、CEPC、クロ
メトキシフェン、クロランベン、クロラノクリル、クロラジホップ、クロラジン、クロル
ブロムロン、クロルブファム、クロレツロン、クロルフェナック、クロルフェンプロップ
、クロルフルラゾール、クロルフルレノール、クロリダゾン、クロリムロン、クロルニト
ロフェン、クロロポン、クロロトルロン、クロロクスロン、クロロキシニル、クロルプロ
ファム、クロルスルフロン、クロルタール、クロルチアミド、シニドン−エチル、シンメ
チリン、シノスルフロン、シスアニリド、クレトジム、クリオジネート、クロジナホップ
−プロパルギル、クロホップ、クロマゾン、クロメプロップ、クロプロップ、クロプロキ
シジム、クロピラリド、クロランスラム−メチル、CMA、硫酸銅、CPMF、CPPC
、クレダジン、クレゾール、クミルロン、シアナトリン、シアナジン、シクロエート、シ
クロスルファムロン、シクロキシジム、シクルロン、シハロホップ−ブチル、シペルクア
ト、シプラジン、シプラゾール、シプロミド、ダイムロン、ダラポン、ダゾメット、デラ
クロル、デスメジファム、デスメトリン、ジアレート、ジカンバ、ジクロベニル、ジクロ
ラルウレア、ジクロマート、ジクロルプロップ、ジクロルプロップ−P、ジクロホップ、
ジクロスラム、ジエタムクアット、ジエタチル、ジフェノペンテン、ジフェノクスロン、
ジフェンゾコート、ジフルフェニカン、ジフルフェンゾピル、ジメフロン、ジメピペレー
ト、ジメタクロル、ジメタメトリン、ジメテナミド、ジメテナミド−P、ジメキサノ、ジ
ミダゾン、ジニトラミン、ジノフェネート、ジノプロップ、ジノサム、ジノセブ、ジノテ
ルブ、ジフェナミド、ジプロペトリン、ジクワット、ジスル、ジチオピル、ジウロン、D
MPA、DNOC、DSMA、EBEP、エグリナジン、エンドサル、エプロナズ、EP
TC、エルボン、エスプロカルブ、エタルフルラリン、エトベンズアミド(ethbenzamide
)、エタメツルフロン、エチジムロン、エチオレート、エソベンズアミド(ethobenzamid
)、エトベンズアミド(etobenzamid)、エトフメサート、エトキシフェン、エトキシス
ルフロン、エチノフェン、エトニプロミド、エトベンザニト、EXD、フェナスラム、フ
ェノプロップ、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ−P−エチル、フェノキサプロ
ップ−P−エチル+イソキサジフェン−エチル、フェノキサスルホン、フェンテラコール
、フェンチアプロップ、フェントラザミド、フェヌロン、硫酸鉄(II)、フラムプロッ
プ、フラムプロップ−M、フラザスルフロン、フロラスラム、フルアジホップ、フルアジ
ホップ−P−ブチル、フルアゾレート、フルカルバゾン、フルセトスルフロン、フルクロ
ラリン、フルフェナセット、フルフェニカン、フルフェンピル−エチル、フルメツラム、
フルメジン、フルミクロラック−ペンチル、フルミオキサジン、フルミプロピン、フルオ
メツロン、フルオロジフェン、フルオログリコフェン、フルオロミジン、フルオロニトロ
フェン、フルオチウロン、フルポキサム、フルプロパシル、フルプロパネート、フルピル
スルフロン、フルリドン、フルロクロリドン、フルロキシピル、フルルタモン、フルチア
セット、フォメサフェン、ホラムスルフロン、ホサミン、フリルオキシフェン、グルホシ
ネート、グルホシネート−アンモニウム、グリフォセート、ハロサフェン、ハロスルフロ
ン−メチル、ハロキシジン、ハロキシホップ−メチル、ハロキシホップ−P−メチル、ハ
ロウキシフェン−メチル、ヘキサクロロアセトン、ヘキサフルレート、ヘキサジノン、イ
マザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピ
ル、イマゾスルフロン、インダノファン、インダジフラム、ヨードボニル、ヨードメタン
、ヨードスルフロン、イオフェンスルフロン、イオキシニル、イパジン、イプフェンカル
バゾン、イプリミダム、イソカルバミド、イソシル、イソメチオジン、イソノルロン、イ
ソポリネート、イソプロパリン、イソプロツロン、イソウロン、イソキサベン、イソキサ
クロルトール、イソキサフルトール、イソキサピリホップ、カルブチレート、ケトスピラ
ドックス、ラクトフェン、レナシル、リニュロン、MAA、MAMA、MCPAエステル
およびアミン、MCPA−チオエチル、MCPB、メコプロップ、メコプロップ−P、メ
ジノテルブ、メフェナセット、メフルイジド、メソパジン、メソスルフロン、メソトリオ
ン、メタム、メタミホップ、メタミトロン、メタザクロル、メタゾスルフロン、メトフル
ラゾン、メタベンズチアズロン、メタルプロパリン、メタゾール、メチオベンカルブ、メ
チオゾリン、メチウロン、メトメトン、メトプロトリン、臭化メチル、イソチオシアン酸
メチル、メチルダイムロン、メトベンズロン、メトブロムロン、メトラクロル、メトスラ
ム、メトキスロン、メトリブジン、メトスルフロン、モリネート、モナリド、モニソウロ
ン、モノクロロ酢酸、モノリニュロン、モヌロン、モルファムクワット、MSMA、ナプ
ロアニリド、ナプロパミド、ナプロパミド−M、ナプタラム、ネブロン、ニコスルフロン
、ニピラクロフェン、ニトラリン、ニトロフェン、ニトロフルオルフェン、ノルフルラゾ
ン、ノルロン、OCH、オルベンカーブ、オルト−ジクロロベンゼン、オルトスルファム
ロン、オリザリン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキサピラゾン、オキサスルフ
ロン、オキサジクロメホン、オキシフルオルフェン、パラフルフェン(paraflufen)−エ
チル、パラフルロン、パラコート、ペブレート、ペラルゴン酸、ペンジメタリン、ペノキ
ススラム、ペンタクロロフェノール、ペンタノクロル、ペントキサゾン、パーフルイドン
、ペトキサミド、フェニソファム、フェンメディファム、フェンメディファム−エチル、
フェノベンズロン、酢酸フェニル水銀、ピクロラム、ピコリナフェン、ピノキサデン、ピ
ペロホス、亜ヒ酸カリウム、アジ化カリウム、シアン酸カリウム、プレチラクロール、プ
リミスルフロン−メチル、プロシアジン、プロジアミン、プロフルアゾール、プロフルラ
リン、プロホキシジム、プログリナジン、プロヘキサジオン−カルシウム、プロメトン、
プロメトリン、プロパクロル、プロパニル、プロパキザホップ、プロパジン、プロファム
、プロピソクロール、プロポキシカルバゾン、プロピリスルフロン、プロピザミド、プロ
スルファリン、プロスルホカルブ、プロスルフロン、プロキサン、プリナクロル、ピダノ
ン、ピラクロニル、ピラフルフェン、ピラスルホトール、ピラゾギル(pyrazogyl)、ピ
ラゾリネート、ピラゾスルフロン−エチル、ピラゾキシフェン、ピリベンゾキシム、ピリ
ブチカルブ、ピリクロル、ピリダフォル、ピリデート、ピリフタリド、ピリミノバック、
ピリミスルファン、ピリミノバック−メチル、ピロキサスルホン、ピロキシスラム、キン
クロラック、キンメラック、キノクラミン、キノナミド、キザロホップ、キザロホップ−
P−エチル、ローデタニル、リムスルフロン、サフルフェナシル、S−メトラクロル、セ
ブチラジン、セクブメトン、セトキシジム、シデュロン、シマジン、シメトン、シメトリ
ン、SMA、亜ヒ酸ナトリウム、アジ化ナトリウム、塩素酸ナトリウム、スルコトリオン
、スルファレート、スルフェントラゾン、スルホメツロン、スルホセート、スルホスルフ
ロン、硫酸、スルグリカピン、スエップ、TCA、テブタム、テブチウロン、テフリルト
リオン、テンボトリオン、テプラロキシジム、ターバシル、テルブカルブ、テルブクロル
、テルブメトン、テルブチラジン、テルブトリン、テトラフルロン、テニルクロール、チ
アザフルロン、チアゾピル、チジアジミン、チジアズロン、チエンカルバゾン−メチル、
チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チオカルバジル、チオクロリム、トプラメゾン、
トラルコキシジム、トリアファモン、トリアレート、トリアスルフロン、トリアジフラム
、トリベヌロン、トリカンバ、トリクロピルエステルおよびアミン、トリジファン、トリ
エタジン、トリフロキシスルフロン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、トリホップ
、トリホプシム、トリヒドロキシトリアジン、トリメツロン、トリプロピンダン、トリタ
ック、トリトスルフロン、バーノレートおよびキシラクロルおよび塩、エステル、場合に
より活性異性体もしくはその混合物。
本開示の化合物および組成物は一般に、それらの選択性を増強するために、公知の除草
剤毒性緩和剤、例えばベノキサコール、ベンチオカルブ、ブラシノリド、クロキントセッ
ト(例えば、メキシル)、シオメトロニル、ダイムロン、ジクロルミド、ジシクロノン、
ジメピペレート、ジスルホトン、フェンクロラゾール−エチル、フェンクロリム、フルラ
ゾール、フルキソフェニム、フリラゾール、ハーピンタンパク質、イソキサジフェン−エ
チル、メフェンピル−ジエチル、MG 191、MON 4660、ナフタル酸無水物(
NA)、オキサベトリニル、R29148およびN−フェニルスルホニル安息香酸アミド
との組合せにおいて用いることができる。
本明細書に記載されている化合物、組成物および方法は、例えばグリフォセート、グル
ホシネート、ジカンバ、フェノキシオーキシン、ピリジルオキシオーキシン、アリールオ
キシフェノキシプロピオネート、ACCase阻害剤、イミダゾリノン、ALS阻害剤、
HPPD阻害剤、PPO阻害剤、トリアジンおよびブロモキシニルと併せて、グリフォセ
ート耐性、グルホシネート耐性、ジカンバ耐性、フェノキシオーキシン耐性、ピリジルオ
キシオーキシン耐性、アリールオキシフェノキシプロピオネート耐性、アセチルCoAカ
ルボキシラーゼ(ACCase)阻害剤耐性、イミダゾリノン耐性、アセト乳酸シンター
ゼ(ALS)阻害剤耐性、4−ヒドロキシフェニル−ピルベートジオキシゲナーゼ(HP
PD)阻害剤耐性、プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(PPO)阻害剤耐性、トリ
アジン耐性およびブロモキシニル耐性の作物(例えば、以下に限定されないが、ダイズ、
ワタ、セイヨウアブラナ/アブラナ、イネ、穀類、コーン、芝生など)上の望ましくない
植生を防除するために使用される。該組成物および方法は、複数の作用モードの複数の化
学品および/または阻害剤に耐性を付与する複数または多重の形質を有する作物における
望ましくない植生を防除する際に使用することができる。
本明細書において提供される化合物および組成物は、除草剤抵抗性または耐性の雑草を
防除するために用いることもできる。例証的な抵抗性または耐性の雑草としては、以下に
限定されないが、アセト乳酸シンターゼ(ALS)阻害剤、光化学系II阻害剤、アセチ
ルCoAカルボキシラーゼ(ACCase)阻害剤、合成オーキシン、光化学系I阻害剤
、5−エノールピルビルシキメート−3−ホスフェート(EPSP)シンターゼ阻害剤、
微小管集合阻害剤、脂質合成阻害剤、プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(PPO)
阻害剤、カロテノイド生合成阻害剤、極長鎖脂肪酸(VLCFA)阻害剤、フィトエンデ
サチュラーゼ(PDS)阻害剤、グルタミンシンテターゼ阻害剤、4−ヒドロキシフェニ
ル−ピルベート−ジオキシゲナーゼ(HPPD)阻害剤、有糸***阻害剤、セルロース生
合成阻害剤、キンクロラックなどの複数の作用モードを有する除草剤、ならびにアリール
アミノプロピオン酸、ジフェンゾコート、エンドサルおよび有機ヒ素化合物などの未分類
の除草剤に抵抗性または耐性の生物型が挙げられる。例証的な抵抗性または耐性の雑草と
しては、以下に限定されないが、複数の除草剤、複数の化学的クラス、および複数の除草
剤作用モードに抵抗性または耐性を有する生物型が挙げられる。
記載されている実施形態および以下の実施例は、例示的な目的のためであり、請求項の
範囲を限定すると意図されない。本明細書に記載されている組成物に関する他の修飾、使
用または組合せは、主張されている主題の趣旨および範囲から逸脱することなく通常の当
業者に明らかである。
前駆体の合成
[実施例1]
メチル4−アミノ−3,6−ジクロロピコリネート(ヘッドA)の調製
Figure 2019073516
Fields et.al.のWO2001051468A1に記載されている通りに調製した。
[実施例2]
メチル4−アミノ−3,6−ジクロロ−5−フルオロピコリネート(ヘッドB)の調製
Figure 2019073516
Fields et.al., Tetrahedron Letters 2010, 51, 79-81に記載されている通りに調製し
た。
[実施例3]
2,6−ジクロロ−5−メトキシ−4−ビニルピリミジンの調製
Figure 2019073516
市販されている2,6−ジクロロ−5−メトキシピリミジン(100グラム(g)、0
.55モル(mol))の乾燥テトラヒドロフラン(THF)溶液に、室温で1モル濃度
(M)のテトラヒドロフラン溶媒中ビニルマグネシウムブロミド(124g、0.94m
ol)を1時間(h)かけて滴下した。次いで混合物を室温で4時間撹拌した。過剰のグ
リニャール試薬を、混合物の温度を20℃未満の温度で維持しながら、アセトン(200
ミリリットル(mL))を加えることによりクエンチした。その後、2,3−ジクロロ−
5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン(DDQ;151g、0.67mol)を直ちに加
え、終夜撹拌した。黄色固体が沈殿してきた。固体を濾過し、酢酸エチル(500mL)
で洗浄した。濾液を減圧下に濃縮し、得られた粗製の化合物を酢酸エチル(2リットル(
L))で希釈した。得られた溶解していない暗色の半固体を、酢酸エチルを用いて濾別し
た。これを更に減圧下に濃縮して粗製の化合物を得、これをカラムクロマトグラフィーに
より精製した。化合物をヘキサン中5%から10%酢酸エチル混合物で溶出して、標題化
合物(70g、60%)を得た:mp60〜61℃;1H NMR (CDCl3)δ3.99 (s, 3H), 5.
85 (d, 1H), 6.75 (d, 1H), 6.95 (dd, 1H).
[実施例4]
2,6−ジクロロ−5−メトキシ−ピリミジン−4−カルバルデヒドの調製
Figure 2019073516
2,6−ジクロロ−5−メトキシ−4−ビニルピリミジン(50g、0.24mol)
のジクロロメタン:メタノール(4:1、2L)溶液を、−78℃に冷却した。オゾンガ
スをそれを通して5時間吹き込んだ。反応物を硫化ジメチル(50mL)でクエンチした
。混合物を、室温にゆっくり加温し、40℃で減圧下に濃縮して、標題化合物(50.5
g、100%)を得て、それを更には精製せずに次のステップで使用した。
[実施例5]
メチル2,6−ジクロロ−5−メトキシ−ピリミジン−4−カルボキシレートの調製
Figure 2019073516
2,6−ジクロロ−5−メトキシ−ピリミジン−4−カルバルデヒド(50g、0.2
4mol)のメタノール(1L)および水(60mL)溶液を調製した。溶液に重炭酸ナ
トリウム(400g)を加えた。臭素(192g、1.2mol)のメタノール/水(6
00mL、9:1)中2M溶液を、ピリミジン溶液に0℃で45分かけて、混合物を撹拌
しながら滴下した。同一温度で1時間撹拌を続けた。その後、混合物を室温で4時間撹拌
した。撹拌しながら、その後反応混合物を砕氷(2L)、重亜硫酸ナトリウム(50g)
および塩化ナトリウム(200g)の混合物上に注ぎ入れた。生成物を酢酸エチル(1L
×2)で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過した。減圧下に溶媒を
蒸発させて濃厚物質を生成し、これは長期間静置すると固化して、標題化合物(50.8
g、87%)を得た:ESIMSm/z238([M+H])。
[実施例6]
メチル6−アミノ−2−クロロ−5−メトキシ−ピリミジン−4−カルボキシレート(ヘ
ッドC)の調製
Figure 2019073516
メチル2,6−ジクロロ−5−メトキシ−ピリミジン−4−カルボキシレート(25g
、0.1mol)およびジメチルスルホキシド(DMSO)の溶液を調製した。この溶液
に、0〜5℃でアンモニア(DMSO中、2当量(eq))溶液を加えた。この混合物を
同一の0〜5℃温度で10から15分間撹拌した。その後、混合物を酢酸エチルで希釈し
、得られた固体を濾別した。酢酸エチル濾液をブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで
脱水した。濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を最少量の酢酸エチル中で撹拌し、濾過
して、純粋な化合物を得た。更に純粋な化合物を濾液から得、これを濃縮後、フラッシュ
クロマトグラフィーにより精製した。これにより標題化合物(11g、50%)を生成し
た:mp158℃;1H NMR (DMSO-d6)δ3.71 (s, 3H), 3.86 (s, 3H), 7.65 (br s, 1H),
8.01 (br s, 1H).
[実施例7]
メチル4−アミノ−3,6−ジクロロ−5−ヨードピコリネートの調製
Figure 2019073516
メチル4−アミノ−3,6−ジクロロピコリネート(10.0g、45.2mmol)
、過ヨウ素酸(3.93g、17.2ミリモル(mmol))およびヨウ素(11.44
g、45.1mmol)をメタノール(30mL)に溶解し、60℃での還流状態で27
時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、ジエチルエーテルで希釈し、飽和重亜硫酸ナトリウ
ム水溶液で2回洗浄した。水層をジエチルエーテルで1回抽出し、合わせた有機層を無水
硫酸ナトリウムで脱水した。生成物を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲ
ル;0〜50%酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、標題化合物を淡黄色固体として
得た(12.44g、79%):mp130.0〜131.5℃;1H NMR (400MHz, CDCl
3)δ5.56 (s, 2H), 3.97 (s, 3H); 13C NMR (101MHz, CDCl3)δ163.80, 153.00, 152.75,
145.63, 112.12, 83.91, 53.21;EIMSm/z346.
[実施例8]
メチル4−アミノ−3,6−ジクロロ−5−メチルピコリネート(ヘッドD)の調製
Figure 2019073516
1,2−ジクロロエタン(40mL)中、メチル4−アミノ−3,6−ジクロロ−5−
ヨードピコリネート(8.1g、23.4mmol)、テトラメチルスタンナン(8.3
5g、46.7mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ク
ロリド(2.5g、3.5mmol)の混合物を、側面から外部の赤外線(IR)−感知
を用いて温度をモニターしながら、Biotage Initiator(商標)マイク
ロ波中120℃で30分間照射した。反応混合物をシリカゲルカートリッジ上に直接投入
し、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル;0〜50%酢酸エチル/ヘキサン)に
より精製して、標題化合物をオレンジ色固体として得た(4.53g、83%):mp1
33〜136℃;1H NMR (400MHz, CDCl3)δ4.92 (s, 2H), 3.96 (s, 3H), 2.29 (s, 3H)
; 13C NMR (101MHz, CDCl3)δ164.34, 150.24, 148.69, 143.94, 117.01, 114.60, 53.02
, 14.40;ESIMSm/z236([M+H])、234([M−H])。
[実施例9]
メチル6−アミノ−2,5−ジクロロピリミジン−4−カルボキシレート(ヘッドE)の
調製
Figure 2019073516
Epp et.al.のWO2007082076A1に記載されている通りに調製した。
[実施例10]
メチル4−アミノ−6−クロロ−5−フルオロ−3−メトキシピコリネート(ヘッドF)
の調製
Figure 2019073516
Epp et.al.のWO2013003740A1に記載されている通りに調製した。
[実施例11]
メチル4−アミノ−6−クロロ−5−フルオロ−3−ビニルピコリネート(ヘッドG)の
調製
Figure 2019073516
メチル4−アミノ−6−クロロ−5−フルオロ−3−ヨードピコリネート(7.05g
、21.33mmol、Epp et.al.のWO2013003740A1に記載されている通
りに調製した)およびビニルトリ−n−ブチルスズ(7.52mL、25.6mmol)
をジクロロエタン(71.1mL)中で懸濁し、該混合物をアルゴンで10分間脱気した
。次いでビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(1.497g、
2.133mmol)を加え、反応混合物を70℃で終夜撹拌した(透明オレンジ色溶液
)。反応をガスクロマトグラフィー−質量分析(GC−MS)によりモニターした。20
時間後、反応混合物を濃縮し、セライト(登録商標)上に吸着させ、カラムクロマトグラ
フィー(シリカゲル(SiO);ヘキサン/酢酸エチル勾配)により精製して、標題化
合物を薄茶褐色固体として得た(3.23g、65.7%):mp99〜100℃;1H N
MR (400MHz, CDCl3)δ6.87 (dd, J=18.1, 11.6Hz, 1H), 5.72 (dd, J=11.5, 1.3Hz, 1H),
5.52 (dd, J=18.2, 1.3Hz, 1H), 4.79 (s, 2H), 3.91 (s, 3H); 19F NMR (376MHz, CDCl
3)δ-138.79 (s);EIMSm/z230。
[実施例12]
メチル4−アミノ−3,5,6−トリクロロピコリネート(ヘッドH)の調製
Figure 2019073516
Finkelstein et.al.のWO2006062979A1に記載されている通りに調製した
[実施例13]
メチル4−アミノ−6−ブロモ−3−クロロ−5−フルオロピコリネート(ヘッドI)の
調製
Figure 2019073516
Arndt et.al.のUS20120190857A1に記載されている通りに調製した。
[実施例14]
メチル4−アミノ−3−クロロ−5−フルオロ−6−(トリメチルスタンニル)ピコリネ
ート(ヘッドJ)の調製
Figure 2019073516
メチル4−アミノ−6−ブロモ−3−クロロ−5−フルオロピコリネート(500ミリ
グラム(mg)、1.8mmol)、1,1,1,2,2,2−ヘキサメチルジスタンナ
ン(580mg、1.8mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム
(II)クロリド(120mg、0.18mmol)を乾燥ジオキサン(6mL)中で合
わせ、窒素気流で10分間スパージし、次いで80℃に2時間加熱した。冷却した混合物
を酢酸エチル(25mL)および飽和NaCl(25mL)と共に15分間撹拌した。有
機層を分離し、珪藻土を通して濾過し、乾燥(NaSO)し、蒸発させた。残留物を
酢酸エチル(4mL)に入れ、撹拌し、ヘキサン(15mL)で少しずつ処理した。乳白
色溶液を生成した固体からデカントし、ガラスウールを通して濾過し、蒸発させて、標題
化合物を灰白色固体として得た(660mg、100%):1H NMR (400MHz, CDCl3)δ4.
63 (d, J=29.1Hz, 1H), 3.97 (s, 2H), 0.39 (s, 4H); 19F NMR (376MHz, CDCl3)δ-130.
28;EIMSm/z366。
[実施例15]
メチル4−アセトアミド−3−クロロ−6−(トリメチルスタンニル)−ピコリネート(
ヘッドK)の調製
Figure 2019073516
Balko et.al.のWO2003011853A1に記載されている通りに調製した。
[実施例16]
メチル4−アセトアミド−3,6−ジクロロピコリネート(ヘッドL)の調製
Figure 2019073516
Fields et.al.のWO2001051468A1に記載されている通りに調製した。
[実施例17]
メチル4−アミノ−3−クロロ−6−ヨードピコリネート(ヘッドM)の調製
Figure 2019073516
Balko et.al.のWO2007082098A2に記載されている通りに調製した。
[実施例18]
メチル4−アセトアミド−3−クロロ−6−ヨードピコリネート(ヘッドN)の調製
Figure 2019073516
Balko et.al.のWO2007082098A2に記載されている通りに調製した。
[実施例19]
メチル4−アミノ−6−ブロモ−3,5−ジフルオロピコリネート(ヘッドO)の調製
Figure 2019073516
Fields et.al.のWO2001051468A1に記載されている通りに調製した。
[実施例20]
メチル6−アミノ−2−クロロ−5−ビニルピリミジン−4−カルボキシレート(ヘッド
P)の調製
Figure 2019073516
Epp et.al.のUS20090088322に記載されている通りに調製した。
[実施例22]
1−ブロモ−4−クロロ−2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロベンゼンの調製
Figure 2019073516
撹拌子を装着した50mL丸底フラスコに、6−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロベ
ンズアルデヒド(0.750g、3.16mmol)およびジクロロエタン(16mL)
を加えた。反応物を窒素(N)雰囲気下に置き、Deoxo−Fluor(2.33m
L、12.6mmol)を加えた。フラスコを加熱ブロック中に置き、80℃に18時間
加温した。反応混合物を、1規定(N)の重炭酸ナトリウム(NaHCO)中に注ぎ入
れ、ジクロロメタン(3×75mL)で抽出した。合わせた有機層を、無水硫酸マグネシ
ウム(MgSO)で乾燥し、濾過し、濃縮した。得られた残留物を、フラッシュクロマ
トグラフィー(シリカ、ヘキサン中0〜30%酢酸エチル)により精製して、標題化合物
を透明液体として得た(0.660g、81%):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 7.77 (
dd, J=8.9, 7.6Hz, 1H), 7.62-7.71 (m, 1H), 7.29 (t, J=51.8Hz, 1H); 19F NMR (376MH
z, DMSO-d6) δ-113.87 (d, J=17.3Hz), -115.21 (t, J=16.5Hz);EIMS m/z26
0。
[実施例23]
1−ブロモ−4−クロロ−3−フルオロ−2−(フルオロメチル)ベンゼンの調製
Figure 2019073516
撹拌子を装着した50mL丸底フラスコに、(6−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロ
フェニル)メタノール(0.750g、3.13mmol)、ジクロロエタン(16mL
)、およびDeoxo−Fluor(1.16mL、6.26mmol)を加えた。フラ
スコに密栓して加熱ブロック中に置き、80℃に18時間加温した。反応混合物を、1M
NaHCO中に注ぎ入れ、ジクロロメタン(3×75mL)で抽出した。合わせた有
機層を、無水MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。得られた残留物を、フラッシュク
ロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン中0〜30%酢酸エチル)により精製して、標題化
合物を透明液体として得た(0.509g、67%):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 7.
73-7.54 (m, 2H), 5.61 (d, J=2.4Hz, 1H), 5.49 (d, J=2.4Hz, 1H); 19F NMR (376MHz,
DMSO-d6) δ -114.12 (d, J=3.6Hz), -209.52 (d, J=3.2Hz);EIMS m/z241。
[実施例24]
2−(4−クロロ−3−フルオロ−2−メトキシフェニル)−4,4,5,5−テトラメ
チル−1,3,2−ジオキサボロランの調製
Figure 2019073516
撹拌子を装着した200mL丸底フラスコに、1−ブロモ−4−クロロ−3−フルオロ
−2−メトキシベンゼン(7.24g、30.2mmol)、4,4,4’,4’,5,
5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビス(1,3,2−ジオキサボロラン)(1
1.5g、45.4mmol)、酢酸カリウム(5.93g、60.5mmol)、およ
びジオキサン(120mL)を加えた。反応混合物にNガスを10分間スパージした。
次いで、DppfPdCl(1.11g、1.51mmol)を固体として加えた。フ
ラスコをN雰囲気下に置き、80℃の内温に18時間加熱した。反応物を室温に冷却し
、ブライン溶液中に注ぎ入れ、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機
層を、無水MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。得られた残留物を、フラッシュクロ
マトグラフィー(シリカ、ヘキサン中0〜40%酢酸エチル)により精製して、標題化合
物を透明無色液体として得た:1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 7.41-7.27 (m, 2H), 3.83
(d, J=0.9Hz, 3H), 1.30 (s, 12H); 19F NMR (376MHz, DMSO-d6) δ -134.50;EIMS
m/z286。
実施例24に開示した手順に従って、以下の分子を作製した:
2−(4−クロロ−3−フルオロ−2−(フルオロメチル)フェニル)−4,4,5,5
−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン
Figure 2019073516
標題化合物を、1−ブロモ−4−クロロ−3−フルオロ−2−(フルオロメチル)ベン
ゼン(0.387g、1.60mmol)を用いて実施例24に記載した通りに調製し、
黄色固体として単離した(0.240g、52%):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 7.68
(ddd, J=8.0, 7.0, 2.3Hz, 1H), 7.54 (dt, J=7.9, 1.1Hz, 1H), 5.75 (d, J=2.0Hz, 1H
), 5.63 (d, J=2.0Hz, 1H), 1.30 (s, 12H); 19F NMR (376MHz, DMSO-d6) δ -120.36 (d
, J=3.9Hz), -203.92 (d, J=4.1Hz);EIMS m/z288。
3−クロロ−2−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキ
サボロラン−2−イル)ベンズアルデヒド
Figure 2019073516
標題化合物を、6−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド(7.50g
、31.6mmol)を用いて実施例24に記載した通りに調製し、黄色固体として単離
した(6.28g、70%):1H NMR (400MHz, DMSO- d6) δ 10.15 (s, 1H), 7.76 (dd
, J=7.8, 7.0Hz, 1H), 7.26 (d, J=7.8Hz, 1H), 1.21 (s, 12H); 19F NMR (376MHz, DMSO
-d6) δ -123.48;EIMS m/z285。
[実施例25]
2−ブロモ−4−クロロ−3,6−ジフルオロアニリンの調製
Figure 2019073516
4−クロロ−2,5−ジフルオロアニリン(4.00g、24.46mmol)をアセ
トニトリル(122mL)に溶解し、1−ブロモピロリジン−2,5−ジオン(4.75
g、25.7mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌し、真空下に濃縮した
。残留物を、酢酸エチルとチオ硫酸ナトリウム水溶液(3.87g、24.46mmol
)との間で分配した。有機層をシリカゲル上に濃縮し、生成物をフラッシュクロマトグラ
フィー(SiO、最初にヘキサンで溶出し、次にヘキサン中2〜10%酢酸エチルで溶
出)により精製して、標題化合物を明オレンジ色固体として得た(5.13g、84%)
:mp72〜74℃;1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 7.06 (dd, J=10.2, 6.4Hz, 1H), 4.26
(s, 2H); 19F NMR (376MHz, CDCl3) δ -112.07, -112.10, -134.87, -134.90;EIM
S m/z242.9。
[実施例26]
4−クロロ−3,6−ジフルオロ−2−メチルアニリンの調製
Figure 2019073516
2−ブロモ−4−クロロ−3,6−ジフルオロアニリン(2.000g、8.25mm
ol)、テトラメチルスタナン(7.38g、41.2mmol)、およびビス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.579g、0.825mmol)
を1,2−ジクロロエタン(16.50mL)中で合わせ、マイクロ波反応器中、130
℃で1時間加熱した。冷却した反応混合物を、真空下に濃縮し、フラッシュクロマトグラ
フィー(SiO、最初にヘキサンで溶出し、次にヘキサン中2〜10%酢酸エチルで溶
出)により精製して、標題化合物を透明油状物として得た(1.13g、74.8%):
1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 6.92 (dd, J=10.2, 6.6Hz, 1H), 3.74 (s, 2H), 2.12 (d, J
=2.0Hz, 3H); 19F NMR (376MHz, CDCl3) δ -124.06, -124.10, -138.64, -138.68;EI
MS m/z177。
[実施例27]
1−クロロ−2,5−ジフルオロ−4−ヨード−3−メチルベンゼンの調製
Figure 2019073516
4−クロロ−3,6−ジフルオロ−2−メチルアニリン(1.0g、5.63mmol
)をアセトニトリル(10mL)とジクロロメタン(20mL)とに溶解し、0℃に冷却
した。テトラフルオロホウ酸ニトロシル(0.658g、5.63mmol)を一度に加
え、反応混合物を0℃で30分間撹拌した。最少量の水に溶解されたヨウ化ナトリウム(
4.2g、28.2mmol)を加え、氷浴を除去した。反応混合物を、室温で1時間撹
拌し、次いで、ジクロロメタン(25mL)で希釈し、5%チオ硫酸ナトリウム溶液(2
5mL)で洗浄した。有機層を、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘ
キサンで溶出)により精製して、標題化合物をピンク色油状物として得た(1.2g、6
6.5%):1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 7.04 (m, 1H), 2.44 (m, 3H); 19F NMR (376MH
z, CDCl3) δ -93.66, -93.70, -117.55, -117.59;EIMS m/z288。
[実施例28]
1−ブロモ−3−フルオロ−2−メチル−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンの調製
Figure 2019073516
ビス(イソプロピル)アミン(1.383mL、9.87mmol)のTHF(27.
4mL)撹拌溶液に、n−ブチルリチウム(3.62mL、9.05mmol)を−78
℃で加えた。得られた淡黄色溶液を−78℃で15分間撹拌し、0℃に15分間加温し、
次いで−78℃に15分間再冷却した。次いで、4−ブロモ−2−フルオロ−1−(トリ
フルオロメチル)ベンゼン(2g、8.23mmol)を加え、得られた溶液を−78℃
で2時間撹拌した。次いで、ヨードメタン(0.512mL、8.22μmol)を加え
た。溶液を室温(rt)にゆっくり加温し、終夜撹拌した。反応混合物を0.1M塩酸(
HCl)で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を、MgSOで乾燥し
、濾過し、真空で濃縮した。茶褐色粗残留物を、シリカでのフラッシュクロマトグラフィ
ー(5〜30%酢酸エチル(EtOAc)/ヘキサン)により精製して、標題化合物を透
明油状物として得た(1.7g、80%):1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 7.57-7.41 (m,
1H), 7.32-7.26 (m, 1H), 2.41 (dd, J=10.0, 8.3Hz, 3H); 19F NMR (376MHz, CDCl3) δ
-61.2, -105.7, -108.1;IR(薄膜)2177、1319cm−1
[実施例29]
2−(3−フルオロ−2−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4,4,5
,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの調製
Figure 2019073516
窒素下で−78℃に冷却したn−ブチルリチウム(2.57mL、6.43mmol)
のTHF(14.59mL)溶液に、1−ブロモ−3−フルオロ−2−メチル−4−(ト
リフルオロメチル)ベンゼン(1.5g、5.84mmol)を滴下した。反応混合物を
−70〜−75℃で10分間撹拌し、次いで、2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テ
トラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.310mL、6.42mmol)を滴
下し、−65℃未満の温度を保った。次いで、反応混合物を0℃に加温した。水を加え、
得られた混合物をジエチルエーテル(EtO)で抽出した。水層を、2M HClで注
意して酸性化し、EtOで抽出した。有機層を、乾燥し、濃縮して、標題化合物を得た
(0.8g、45%):1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 7.72-7.55 (m, 1H), 7.39 (d, J=7.
8Hz, 1H), 2.43-2.24 (m, 3H), 1.37 (s, 12H); 19F NMR (376MHz, CDCl3) δ -61.4, -1
04.3;IR(薄膜)2981、1622cm−1
[実施例30]
5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2
−(トリフルオロメチル)ピリジンの調製
Figure 2019073516
2.5Mのn−ブチルリチウム溶液(1.9mL、4.7mmol、1.2当量)を、
−78℃で5−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン(890mg、3.9mm
ol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(80mL)撹拌溶液に加えた。得られたオレ
ンジ色溶液を−78℃で2時間撹拌した。2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラ
メチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.1mL、5.9mmol、1.5当量)を
加え、薄茶褐色溶液を、ドライアイス/アセトン浴を溶融させながら、23℃にゆっくり
加温し、20時間撹拌した。反応混合物を0.1M HCl(150mL)で希釈し、ジ
クロロメタン(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を、乾燥(MgSO)し、
重力濾過し、回転蒸発により濃縮して、標題化合物を黄褐色半固体として得た(1.0g
、粗収率91%):1H NMR (300MHz, CDCl3) δ 9.04 (br s, 1H), 8.24 (d, J=8Hz, 1H)
, 7.66 (dd, J=8, 1Hz, 1H), 1.37 (s, 12H).
[実施例31]
6−クロロ−2−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキ
サボロラン−2−イル)ピリジンの調製
Figure 2019073516
2.5Mのn−ブチルリチウム溶液(3.6mL、9.1mmol、1.2当量)を、
−78℃でジイソプロピルアミン(1.4mL、9.9mmol、1.3当量)のテトラ
ヒドロフラン(11mL)撹拌溶液に加えた。得られた淡黄色溶液を、−78℃で15分
間撹拌し、0℃に加温し、15分間撹拌し、次いで、−78℃に再び冷却し、15分間撹
拌した。2−クロロ−6−フルオロピリジン(1.0g、7.6mmol、1.0当量)
のテトラヒドロフラン(9mL)溶液を、カニューレを介して−78℃で加えた。得られ
た淡黄色混合物を−78℃で2時間撹拌した。2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テ
トラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.3mL、11mmol、1.5当量)
を加え、反応混合物を、ドライアイス/アセトン浴を溶融させながら、23℃にゆっくり
加温し、20時間撹拌した。反応混合物を、2M水酸化ナトリウム(150mL)で希釈
し、EtO(3×50mL)で洗浄した。水層を、濃HClを使用してpH2に調節し
、ジクロロメタン(4×50mL)で抽出した。合わせた有機層を、乾燥(MgSO
し、重力濾過し、回転蒸発により濃縮して、標題化合物を無色油状物として得た(1.9
g、粗収率95%):1H NMR (300MHz, CDCl3) δ 8.11 (t, J=8Hz, 1H), 7.23 (dd, J=8
, 2Hz, 1H), 1.36 (s, 12H).
実施例31に開示した手順に従って、以下の化合物を作製した:
2−フルオロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−
2−イル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン
Figure 2019073516
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ 8.36 (t, J=7.5, 1H), 7.57 (dd, J=8, 2Hz, 1H), 1.37 (
s, 12H).
[実施例32]
5−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)ピリジンの調製
Figure 2019073516
Deoxofluor(登録商標)(1.7mL、9.1mmol、1.7当量)およ
びエタノール(63μL、1.1mmol、0.20当量)を、0℃で5−ブロモピコリ
ンアルデヒド(1.0g、5.4mmol、1.0当量)のジクロロメタン(5.4mL
)撹拌溶液に、順次加えた。得られたオレンジ色溶液を、23℃にゆっくり加温し、18
時間撹拌した。暗茶褐色反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液(6mL)でクエンチし
、23℃で1時間撹拌した。反応混合物を、水(100mL)で希釈し、ジクロロメタン
(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を、0.1M HCl(1×150mL)
で洗浄し、乾燥(MgSO)し、重力濾過し、回転蒸発により濃縮して、標題化合物を
茶褐色半固体として得た(400mg、36%):IR(薄膜)3051(m)、292
5(s)、2853(m)、1641(w)cm−11H NMR (300MHz, CDCl3) δ 8.72
(d, J=2Hz, 1H), 7.98 (dd, J=8, 2Hz, 1H), 7.55 (d, J=8Hz, 1H), 6.61 (t, J=55Hz,
1H).
[実施例33]
2−(ジフルオロメチル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキ
サボロラン−2−イル)ピリジンの調製
Figure 2019073516
ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]−パラジウム(II
)(42mg、0.058mmol、0.03当量)、酢酸カリウム(570mg、5.
8mmol、3.0当量)、およびジボランビス(ピナコール)エステル(490mg、
1.9mmol、1.0当量)を、23℃で5−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)ピリ
ジン(400mg、1.9mmol、1.0当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(4
.8mL)撹拌溶液に順次加えた。得られた暗茶褐色混合物を窒素下で密封し、80℃に
加熱し、24時間撹拌した。冷却した反応混合物を、水(400mL)で希釈し、Et
O(4×100mL)で抽出した。合わせた有機層を、乾燥(MgSO)し、重力濾過
し、回転蒸発により濃縮して、標題化合物を茶褐色半固体として得た(500mg、粗収
率99%):IR(無添加膜)2996(s)、2935(w)、1668(w)、16
00(m)cm−11H NMR (300MHz, CDCl3) δ 8.96 (br s, 1H), 8.21 (dd, J=8, 1.
5Hz, 1H), 7.62 (d, J=8Hz, 1H), 6.64 (t, J=55Hz, 1H), 1.36 (s, 9H).
実施例33に開示した手順に従って、以下の化合物を作製した:
2−(4−ブロモ−3−メトキシフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,
2−ジオキサボロラン
Figure 2019073516
1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 7.55 (d, J=8Hz, 1H), 7.29 (d, J=1Hz, 1H), 7.26 (dd,
J=8, 1Hz, 1H), 3.93 (s, 3H), 1.30 (s, 12H).
[実施例34]
6−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェノールの調製
Figure 2019073516
THF(40mL)を仕込みドライアイス/アセトン浴中で冷却した200mLフラス
コに、ジイソプロピルアミン(5.02mL、35.8mmol)、続いてn−ブチルリ
チウム(11.94mL、29.8mmol)を加えた。反応フラスコを、0℃に加温し
、次いで、ドライアイス/アセトン浴中で−78℃に冷却した。4−ブロモ−1−クロロ
−2−フルオロベンゼン(5.0g、23.87mmol)を一度に加えた。−78℃で
60分経過した後、ホウ酸トリメチル(10.65mL、95mmol)を加え、ドライ
アイス/アセトン浴を除去し、反応混合物を、室温に加温した。次いで、反応混合物を−
78℃に再び冷却し、酢酸(5.47mL、95mmol)および過酸化水素(9.75
mL、95mmol)を加えた。反応混合物を、再び室温に加温した。反応混合物を、2
N NaOH(100mL)で希釈し、EtO(100mL)で洗浄した。水層を、2
N HClで中和し、EtO(100mL×3)で洗浄した。有機層を合わせ、Na
SOで乾燥し、濾過した。溶液を、溶媒としてEtOAcを使用して5gのセライト(
登録商標)上に濃縮した。含浸セライト(登録商標)をシリカゲルカラムに投入し、0〜
30%EtOAc/ヘキサンを使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、
6−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェノールを薄茶褐色油状物として得た(608
mg、11%):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 6.96 (dd, J=8.8, 7.1Hz, 1H), 7.36 (d
d, J=8.8, 2.1Hz, 1H), 10.98 (s, 1H); 19F NMR (376MHz, DMSO-d6) δ -132.58;ES
IMS m/z226([M+H]+1)。
[実施例35]
1−ブロモ−4−クロロ−3−フルオロ−2−メトキシベンゼンの調製
Figure 2019073516
アセトン(20mL)を仕込んだ100mLフラスコに、6−ブロモ−3−クロロ−2
−フルオロフェノール(1.0g、4.44mmol)および炭酸カリウム(0.920
g、6.65mmol)を加えた。この懸濁液を室温で30分間撹拌した。次いで、ヨー
ドメタン(0.414mL、6.65mmol)を加え、反応混合物を、65℃まで予熱
した加熱ブロック中で撹拌した。反応混合物を水(100mL)およびEtOAc(10
0mL)で希釈した。水層をEtOAc(100mL×3)で洗浄した。合わせた有機抽
出物を、飽和NaCl溶液(100mL)で洗浄し、MgSOで乾燥した。濾過した後
、有機物を濃縮して、1−ブロモ−4−クロロ−3−フルオロ−2−メトキシベンゼン(
800mg、75%)を暗茶褐色液体として得て、この液体を、更には精製せずに使用し
た:1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 3.90 (d, J=1.4Hz, 3H), 7.24-7.36 (m, 1H), 7.49 (
dt, J=9.1, 2.0Hz, 1H); 19F NMR (376MHz, DMSO-d6) δ-128.75;ESIMS m/z2
40([M+H]+1)。
[実施例36]
1−ブロモ−4−クロロ−3−フルオロ−2−メチルベンゼンの調製
Figure 2019073516
THF(100mL)を仕込んだ500mLフラスコに、ジイソプロピルアミン(7.
49mL、52.5mmol)を加えた。反応フラスコをドライアイス/アセトン浴中で
−78℃に冷却し、n−ブチルリチウム(3.06g、47.7mmol)を加えた。−
78℃で40分間撹拌した後、4−ブロモ−1−クロロ−2−フルオロベンゼン(10g
、47.7mmol)を一度に加えた。−78℃で更に40分経過したら、ヨードメタン
(8.96mL、143mmol)を加え、ドライアイス/アセトン浴を除去し、反応混
合物を室温に加温した。反応混合物を、CHCl(300mL)で希釈し、1M重硫
酸ナトリウム(NaHSO、200mL)、続いて飽和NaHCO(200mL)で
洗浄した。得られた有機層を、綿栓に通し、濃縮して、1−ブロモ−4−クロロ−3−フ
ルオロ−2−メチルベンゼンを透明油状物として得た(10.1g、94%):1H NMR (
400MHz, CDCl3) δ 7.27 (dt, J=8.9, 2.1Hz, 1H), 7.14-7.02 (m, 1H), 2.35 (s, 3H);
19F NMR (376MHz, CDCl3) δ -112.42;ESIMS m/z256([M+H]+1)。
[実施例37]
6−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)(メチル)スルファンの調製
Figure 2019073516
THF(100mL)を仕込んだ500mLフラスコに、ジイソプロピルアミン(2.
66g、26.3mmol)を加えた。反応フラスコをドライアイス/アセトン浴中で−
78℃に冷却し、n−ブチルリチウム(1.45g、22.7mmol)を加えた。−7
8℃で1時間撹拌した後、4−ブロモ−1−クロロ−2−フルオロベンゼン(5g、23
.87mmol)をフラスコの側面に垂らして加えた。−78℃で更に1時間経過したら
、溶液を、カニューレを介して、ドライアイス/アセトン浴中の1,2−ジメチルジスル
ファン(22.5g、239mmol)およびTHF(30mL)を含む500mLフラ
スコに移した。移しが完了した後、ドライアイス/アセトン浴を除去し、反応混合物を室
温に加温した。反応混合物を、CHCl(300mL)で希釈し、1M NaHSO
(200mL)、続いて飽和NaHCO(200mL)で洗浄した。得られた有機層
を、綿栓に通し、濃縮した。得られた残留物を、ヘキサンとEtOAcの勾配溶出系を用
いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、6−ブロモ−3−クロロ−2−フル
オロフェニル)(メチル)スルファンを透明油状物として得た(1g、16%):1H NMR
(400MHz, CDCl3) δ 7.36 (dd, J=8.7, 1.6Hz, 1H), 7.19 (dd, J=8.7, 7.3Hz, 1H), 2.
51 (d, J=1.5Hz, 3H); 13C NMR (101MHz, CDCl3) δ 159.70, 157.22, 130.08, 128.65,
128.61, 126.77, 121.25, 121.05, 120.38, 120.14, 18.30, 18.23;ESIMS m/z
256([M+H]+1)。
[実施例38]
1−ブロモ−4−クロロ−2−エチル−3−フルオロベンゼンの調製
Figure 2019073516
THF(100mL)を仕込んだ500mLフラスコに、ジイソプロピルアミン(7.
49mL、52.5mmol)を加えた。反応フラスコをドライアイス/アセトン浴中で
−78℃に冷却し、n−ブチルリチウム(3.06g、47.7mmol)を加えた。−
78℃で40分間撹拌した後、4−ブロモ−1−クロロ−2−フルオロベンゼン(10g
、47.7mmol)を一度に加えた。−78℃で更に40分経過したら、ヨードエタン
(37.2g、239mmol)を加え、ドライアイス/アセトン浴を除去し、反応混合
物を室温に加温した。反応混合物を、CHCl(50mL)で希釈し、1M NaH
SO(50mL)、続いて飽和NaHCO(50mL)で洗浄した。得られた有機層
を、綿栓に通し、濃縮して、2.3:1の生成物の出発物質に対する比率で透明油状物(
7.4g)を得て、この透明油状物を、更には精製せずに次のステップで使用した:1H N
MR (400MHz, CDCl3) δ 7.38-7.20 (m, 1H), 7.11 (t, J=8.1Hz, 1H), 2.84 (dq, J=7.6,
2.6Hz, 2H), 1.18 (t, J=7.5Hz, 3H); 19F NMR (376MHz, CDCl3) δ -115.10;ESIM
S m/z 238([M+H]+1)。
[実施例39]
2−(4−クロロ−3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,5−ジメチル−1,3,
2−ジオキサボリナンの調製
Figure 2019073516
DMSO(10mL)を仕込んだ20mLバイアルに、5,5,5’,5’−テトラメ
チル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボリナン)、1−ブロモ−4−クロロ−3−
フルオロ−2−メチルベンゼン(0.8g、3.58mmol)、酢酸カリウム(1.0
5g、10.74mmol)、およびPdCl(dppf)(0.262g,0.35
8mmol)を加えた。反応混合物を80℃の外温に18時間加熱した。冷却し、反応混
合物を氷水(50mL)中に注ぎ入れた。氷水混合物を分液漏斗に移し、EtOAc(5
0mL)での2回の抽出を完了した。有機層を合わせ、NaSOで脱水し、濾過した
。溶液を溶媒としてEtOAcを用いて5gのセライト(登録商標)上に濃縮した。含浸
セライト(登録商標)をシリカゲルカラムに投入し、0〜30%EtOAc:ヘキサンを
使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、2−(4−クロロ−3−フルオ
ロ−2−メチルフェニル)−5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナンを黄色油
状物として得た(338mg、36%):1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 7.42 (dd, J=8.1,
1.2Hz, 1H), 7.21-7.13 (m, 1H), 3.77 (s, 4H), 2.45 (d, J=2.8Hz, 3H), 1.03 (s, 6H
); 13C NMR (101MHz, CDCl3) δ 157.72, 155.28, 132.19, 132.04, 130.54, 130.49, 12
6.79, 122.79, 122.60, 72.34, 31.64, 21.83, 13.51, 13.46;ESIMS m/z25
7([M+H]+1)。
実施例39に開示した手順に従って、以下の化合物を作製した:
2−(4−クロロ−3−フルオロ−2−(メチルチオ)フェニル)−5,5−ジメチル−
1,3,2−ジオキサボリナン
Figure 2019073516
1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 7.32-7.27 (m, 1H), 7.19 (dd, J=8.0, 1.1Hz, 1H), 3.79
(s, 4H), 2.46 (d, J=1.2Hz, 3H), 1.08 (s, 6H); IR (薄膜) 669.71, 813.78, 796.08,
867.93, 999.49, 1032.28, 1130.46, 1174.76, 1249.33, 1419.57, 1477.06, 1580.82,
2961.20, 2929.68, 1304.44, 1334.69, 1382.43 cm-1;ESIMS m/z289([M
+H]+1)。
2−(4−クロロ−2−エチル−3−フルオロフェニル)−5,5−ジメチル−1,3,
2−ジオキサボリナン
Figure 2019073516
1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 7.43 (dd, J=8.1, 1.2Hz, 1H), 7.18 (dd, J=8.1, 6.8Hz,
1H), 3.77 (s, 4H), 2.94 (qd, J=7.5, 2.5Hz, 2H), 1.16 (t, J=7.5Hz, 4H), 1.03 (s,
6H); 19F NMR (376MHz, CDCl3) δ -122.68;ESIMS m/z271([M+H]+
1)。
[実施例40]
2−(4−クロロ−3−フルオロ−2−メトキシフェニル)−4,4,5,5−テトラメ
チル−1,3,2−ジオキサボロラン
Figure 2019073516
THF(25mL)を仕込んだ100mLフラスコに、1−クロロ−2−フルオロ−3
−メトキシベンゼン(1g、6.23mmol)を加えた。反応フラスコをドライアイス
/アセトン浴中で−78℃に冷却し、n−ブチルリチウム(0.399g、6.23mm
ol)を加えた。−78℃で40分間撹拌した後、反応混合物を−40℃の内温に加温し
、そしてドライアイス/アセトン浴中で−78℃に冷却した。2−イソプロポキシ−4,
4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.159g、6.23m
mol)のTHF(5mL)溶液を一度に加えた。ドライアイス/アセトン浴を除去し、
反応混合物を室温に加温した。反応混合物を、1N HCl溶液で中和し、EtO(5
0mL)および水で希釈した。得られた有機層を、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮
して、薄黄色油状物として2−(4−クロロ−3−フルオロ−2−メトキシフェニル)−
4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランと2−(2−クロロ−3
−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジ
オキサボロランとの1:1混合物(300mg)を得て、この混合物を、更には精製せず
に次のステップで使用した:ESIMS m/z271([M+H]+1)。
[実施例41]
2−(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1
,3,2−ジオキサボロランの調製
Figure 2019073516
THF(20mL)を仕込んだ200mLフラスコに、1,3−ジクロロ−2−フルオ
ロベンゼン(3g、18.18mmol)を加えた。反応混合物をドライアイス/アセト
ン浴中で−78℃に冷却した。ヘキサン中2.5Mのn−ブチルリチウム(1.4g、2
4.8mmol)を、フラスコの側面を垂らしてゆっくり加えた。反応混合物を−78℃
で1時間撹拌したままにした後、2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−
1,3,2−ジオキサボロラン(4.06g、21.82mmol)のTHF(10mL
)溶液のすべてを一度に加えた。反応混合物を、終夜、室温にゆっくり加温した。次いで
、溶液を、2N HClで中和し、水(200mL)で希釈した。水層をEtO(20
0mL×2)で洗浄した。有機層を合わせ、MgSOで乾燥し、濾過した。溶液を、溶
媒としてEtOAcを使用して8gのセライト(登録商標)上に濃縮した。含浸セライト
(登録商標)をシリカゲルカラムに投入し、0〜30%EtOAc:ヘキサンを使用する
フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、2−(2,4−ジクロロ−3−フルオロ
フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを透明油状
物として得た(1.8g、34%)。
[実施例42]
(4−ブロモ−2−フルオロ−3−メチルフェニル)ジメチル(フェニル)シランの調製
Figure 2019073516
THF(30mL)を仕込んだ100mLフラスコに、ジイソプロピルアミン(1.2
85g、12.70mmol)を加えた。反応フラスコをドライアイス/アセトン浴中で
−78℃に冷却し、n−ブチルリチウム(0.746g、11.64mmol)を加えた
。−78℃で40分間撹拌した後、1−ブロモ−3−フルオロ−2−メチルベンゼン(2
g、10.58mmol)のTHF(10mL)溶液を滴下した。−78℃で更に40分
間経過したら、クロロジメチル(フェニル)シラン(5.42g、31.7mmol)を
一度に加え、ドライアイス/アセトン浴を除去し、反応混合物を室温に加温した。反応混
合物を、5%HCl溶液で中和し、水(200mL)で希釈した。水溶液をEtOAc(
200mL×2)で洗浄した。合わせた有機層をNaSOで乾燥した。濾過した後、
有機物を濃縮し、得られた残留物を、ヘキサンとEtOAcとの勾配溶出系を用いるフラ
ッシュクロマトグラフィーにより精製して、(4−ブロモ−2−フルオロ−3−メチルフ
ェニル)ジメチル(フェニル)シランを含む生成物の混合物としての透明油状物(850
mg)を得て、この油状物を、更には精製せずに使用した:ESIMS m/z324(
[M+H]+1)。
[実施例43]
(4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−2−フルオロ
−3−メチルフェニル)ジメチル(フェニル)シランの調製
Figure 2019073516
DMSO(10mL)を仕込んだ20mLバイアルに、PdCl(dppf)(0.
226g、0.309mmol)、酢酸カリウム(0.911g、9.28mmol)、
(4−ブロモ−2−フルオロ−3−メチルフェニル)ジメチル(フェニル)シラン(1g
、3.09mmol)、および5,5,5’,5’−テトラメチル−2,2’−ビス(1
,3,2−ジオキサボリナン)(1.537g、6.81mmol)を加えた。反応混合
物を80℃の外温に18時間加熱した。冷却したら、反応混合物を氷水(50mL)中に
注ぎ入れた。氷水混合物を、分液漏斗に移し、EtOAc(50mL)での2回の抽出を
完了した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥し、濾過した。溶液を、溶媒としてEt
OAcを使用して5gのセライト(登録商標)上に濃縮した。含浸セライト(登録商標)
をシリカゲルカラムに投入し、0〜30%EtOAc:ヘキサンを使用するフラッシュク
ロマトグラフィーにより精製して、シリル化された物質の混合物中の(4−(5,5−ジ
メチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−2−フルオロ−3−メチルフェニ
ル)ジメチル(フェニル)シランを、透明油状物(425mg)として得て、この油状物
を、更には精製せずに次のステップで使用した:ESIMS m/z324([M+H]
+1)。
[実施例44]
6−ブロモ−3−クロロ−2−メトキシベンズアルデヒドの調製
Figure 2019073516
乾燥メタノール(20mL)および金属ナトリウム(650mg、28mmol)を用
いてナトリウムメトキシドを調製し、6−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロベンズアル
デヒド(1.7g、7.0mmol)で処理し、90分間加熱還流した。冷却後、揮発物
を真空下に除去し、残留物を2N HClと酢酸エチルとの間で分配した。有機層を、飽
和NaClで洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮して、標題化合物を黄褐色固体とし
て得て(1.8g、100%)、この固体を、更には精製せずに使用した:1H NMR (400M
Hz, CDCl3) δ 10.31 (s, 1H), 7.43 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.39 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.47-
7.35 (m, 1H), 3.96 (s, 3H);EIMS m/z248。
[実施例45]
1−ブロモ−4−クロロ−2−(ジフルオロメチル)−3−メトキシベンゼンの調製
Figure 2019073516
6−ブロモ−3−クロロ−2−メトキシベンズアルデヒド(1.6g、6.4mmol
)を、乾燥ジクロロメタン(15mL)に溶解し、氷−塩浴中で冷却し、三フッ化ジエチ
ルアミノ硫黄(DAST、1.1mL、1.3g、8.0mmol)で処理した。反応混
合物を、20℃に加温し、20時間撹拌した。溶液を、水で洗浄し、飽和NaClで洗浄
し、乾燥(NaSO)し、真空下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(Si
、ヘキサン中5%EtOAcで溶出)により精製して、標題化合物を透明液体として
得た(1.2g、70%):1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 7.35 (d, J=0.5Hz, 1H), 7.07
(t, 1H), 3.94 (s, 3H);EIMS m/z270。
[実施例46]
5−ブロモ−2−(ジフルオロメトキシ)ピリジンの調製
Figure 2019073516
5−ブロモピリジン−2−オール(10.0g、58mmol)、炭酸セシウム(29
g、87mmol)および2−クロロ−2,2−ジフルオロ酢酸ナトリウム(8.9g、
58mmol)を、乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(DMF、200mL)中で合わ
せ、100℃に3時間加熱して、OおよびN−ジフルオロメチル化生成物の3:1の異性
体混合物を生成した。冷却した混合物を、水(300mL)で希釈し、エーテル(250
mL)で抽出した。有機層を、水で洗浄し、飽和NaClで洗浄し、乾燥(NaSO
)し、蒸発させた。主な異性体であるO−アルキル化生成物を、フラッシュクロマトグラ
フィー(SiO、ヘキサン中0〜30%EtOAcで溶出)により、より低極性の構成
成分として単離して、標題化合物を透明液体として得た(6.7g、50%):1H NMR (
400MHz, CDCl3) δ 8.25 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.82 (dd, J=8.7, 2.5Hz, 1H), 7.40 (t, J
=72.7Hz, 1H), 6.83 (dd, J=8.7, 0.5Hz, 1H); 19F NMR (376MHz, CDCl3) δ -89.12;E
IMS m/z223。
[実施例47]
2−(ジフルオロメトキシ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオ
キサボロラン−2−イル)ピリジンの調製
Figure 2019073516
5−ブロモ−2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン(1.0g、4.5mmol)を乾燥
THF(10mL)に溶解し、0℃に冷却し、イソプロピルマグネシウムクロリド・塩化
リチウム複合体(1.3M、3.3mL、4.3mmol)で少しずつ処理した。混合物
を20℃に加温し、2時間撹拌し、2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル
−1,3,2−ジオキサボロラン(910μL、4.3mmol)で処理し、70分間以
上撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム(NHCl、5mL)でクエンチし、酢酸
エチルと水との間で分配した。有機層を、飽和NaClで洗浄し、乾燥(NaSO
し、濃縮して、標題化合物を茶褐色油状物として得て(1.1g、86%)、この油状物
を、更には精製せずに使用した:1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 8.54 (dd, J=1.9, 0.6Hz,
1H), 8.07 (dd, J=8.2, 1.9Hz, 1H), 7.54 (t, J=73.0Hz, 2H), 6.87 (dd, J=8.2, 0.8Hz
, 1H), 1.34 (s, 13H); 19F NMR (376MHz, CDCl3) δ -89.22.
[実施例48]
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2−メトキシフェニル)−
5−フルオロピコリン酸メチル(化合物39)の調製
Figure 2019073516
撹拌子を装着した10mLのマイクロ波反応容器に、ヘッドB(400mg、1.67
mmol)、2−(4−クロロ−3−フルオロ−2−メトキシフェニル)−4,4,5,
5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(621mg、1.84mmol)、
フッ化セシウム(508mg、3.35mmol)、および固体としてビス(トリフェニ
ルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(117mg、0.167mmol)を加
えた。容器を、N雰囲気下に密封し置いた。次いで、ジオキサン(5.0mL)および
O(1.0mL)を加えた。容器の側面から外部のIR−感知を用いて温度をモニタ
ーしながら、反応混合物をBiotage Initiator(商標)マイクロ波反応
器上120℃で60分間置いた。反応混合物を、ブライン溶液中に注ぎ入れ、酢酸エチル
(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を、無水MgSOで乾燥し、濾過し、濃
縮した。得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜40%EtO
Ac)および必要なら逆相クロマトグラフィー(HO中0〜100%アセトニトリル)
により精製して、標題化合物を薄黄褐色固体として得た(428mg、70%)。
実施例48に開示した手順に従って、以下の化合物を作製した:
6−アミノ−2−(4−クロロ−3−フルオロ−2−メトキシフェニル)−5−メトキシ
ピリミジン−4−カルボン酸メチル(化合物70)
Figure 2019073516
標題化合物を、ヘッドC(400mg、1.84mmol)を用いて実施例48に記載
した通りに調製し、灰白色固体として単離した(484mg、77%)。
メチル4−アセトアミド−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2−(フルオ
ロメチル)フェニル)
Figure 2019073516
標題化合物を、ヘッドL(328mg、1.25mmol)および2−(4−クロロ−
3−フルオロ−2−(フルオロメチル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1
,3,2−ジオキサボロラン(240mg、0.832mmol)を用いて実施例48に
記載した通りに調製し、灰白色固体として単離した(303mg、94%):1H NMR (40
0MHz, DMSO- d6) δ 10.03 (s, 1H), 8.39 (d, J=33.1Hz, 1H), 7.72-7.90 (m, 1H), 7.4
4 (dt, J=8.6, 1.2Hz, 1H), 5.56 (dd, J=47.4, 2.0Hz, 1H), 3.92 (d, J=4.5Hz, 3H), 2
.24 (s, 3H); 19F NMR (376MHz, DMSO-d6) δ -117.81, -204.72 (d, J=4.1Hz);ESI
MS m/z389([M+H])、387([M−H])。
4−アセトアミド−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2−ホルミルフェニ
ル)ピコリン酸メチル
Figure 2019073516
標題化合物を、ヘッドL(2.00g、7.60mmol)および3−クロロ−2−フ
ルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イ
ル)ベンズアルデヒド(3.00g、10.5mmol)を用いて実施例48に記載した
通りに調製し、黄色固体として単離した:1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.05 (s, 1H),
9.89 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 7.94 (dd, J=8.5, 7.2Hz, 1H), 7.60 (dd, J=8.3, 1.1Hz
, 1H), 3.89 (s, 3H), 2.24 (s, 3H); 19F NMR (376MHz, DMSO- d6) δ -120.34;ESI
MS m/z385([M+H])、383([M−H])。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−5−フル
オロピコリン酸メチル(化合物19)
Figure 2019073516
標題化合物を、ヘッドB(0.463g、1.94mmol)および2−(2,4−ジ
クロロ−3−フルオロフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキ
サボロラン(0.620g、2.13mmol)を用いて実施例48に記載した通りに調
製し、白色固体として単離した(0.176g、25%)。
6−アミノ−2−(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−5−メトキシピリミジ
ン−4−カルボン酸メチル(化合物42)
Figure 2019073516
標題化合物を、ヘッドC(0.400g、1.83mmol)および(2,4−ジクロ
ロ−3−フルオロフェニル)ボロン酸(0.486g、2.33mmol)を用いて実施
例48に記載した通りに調製し、白色固体として単離した(0.030g、5%)。
[実施例49]
4−アセトアミド−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−(ジフルオロメチル)−3−フ
ルオロフェニル)ピコリン酸メチルの調製
Figure 2019073516
撹拌子を装着した20mLのマイクロ波反応容器に、ヘッドK(0.950g、2.4
3mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0
.154g、0.220mmol)を加えた。容器を、N雰囲気下に密封し置いた。次
いで、1−ブロモ−4−クロロ−2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロベンゼン(0
.570g、2.20mmol)のトルエン(11.0mL)溶液を加えた。容器の側面
から外部のIR−感知を用いて温度をモニターしながら、反応物をBiotage In
itiator(商標)マイクロ波反応器上100℃で60分間置いた。反応物を飽和N
Cl溶液中に注ぎ入れ、EtOAc(4×75mL)で抽出した。合わせた有機層を
、無水MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。得られた残留物を、フラッシュクロマト
グラフィー(シリカ、ヘキサン中0〜50%EtOAc)により精製して、標題化合物を
白色固体として得た(0.361g、46%):1H NMR (400MHz, DMSO- d6) δ 10.04 (
s, 1H), 8.48 (s, 1H), 7.93 (dd, J=8.4, 7.3Hz, 1H), 7.46 (dd, J=8.4, 1.4Hz, 1H),
6.93-7.34 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 2.25 (s, 3H); 19F NMR (376MHz, DMSO- d6) δ -11
0.75 (d, J=16.0Hz), -116.61 (t, J=16.6Hz);ESIMS m/z407([M+H]
)、405([M−H])。
[実施例50]
4−アセトアミド−2’,5,6’−トリクロロ−[2,3’−ビピリジン]−6−カル
ボン酸メチルの調製
Figure 2019073516
4−アセトアミド−3−クロロ−6(トリメチルスタニル)ピコリン酸メチル(1.0
g、2.55mmol)のDMF(5mL)溶液に、2.6−ジクロロ−3−ヨードピリ
ジン(1.0g、2.04mmol)、CsF(0.62g、4.1mmol)、および
CuI(39mg、0.20mmol)を加えた。この混合物にNをスパージし、次い
で、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(18mg、0.0
26mmol)を加えた。混合物を70℃で3時間加熱し、次いで反応混合物をジクロロ
メタンで希釈し、HOおよびブラインで洗浄した。有機層を、乾燥(NaSO)し
、濾過し、真空で濃縮し、次いでCHCl中3%EtOで溶出するシリカゲルクロ
マトグラフィーで精製して、黄褐色固体を得た(910mg、95%):mp178〜1
79℃:1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 9.04 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.98 (d, J=8.0Hz,
1H), 7.39 (d, J=8.0Hz, 1H), 4.02 (s, 3H), 2.34 (s, 3H);ESIMS m/z375
([M+H])。
[実施例51]
4−アミノ−5−クロロ−3−フルオロ−6’−(トリフルオロメチル)−[2,3’−
ビピリジン]−6−カルボン酸メチル(化合物59)の調製
Figure 2019073516
ヘッドI(350mg、1.25mmol)、(6−(トリフルオロメチル)ピリジン
−3−イル)ボロン酸(283mg、1.50mmol)、フッ化カリウム(KF、14
4mg、2.50mmol)、およびトリス(3−スルホナトフェニル)ホスフィンナト
リウム塩水和物(TPPTS、80mg、0.13mmol)の水/アセトニトリル(2
.0/2.0mL)混合物中懸濁液に、酢酸パラジウム(14mg、0.06mmol)
を加えた。次いで、反応混合物を、Biotage(商標)ベンチトップマイクロ波中、
150℃で5分間加熱した。次いで、反応混合物を、セライト(登録商標)を通して濾過
し、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を、乾燥(NaSO)し、濾過
し、真空で濃縮し、次いで10%ジエチルエーテル/40%ジクロロメタン/50%ヘキ
サンの混合物で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、白色固体を得た(2
73mg、78%)。
触媒/リガンドビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドを用いた
こと以外は、実施例51に開示した手順に従って、化合物50を作製した。
[実施例52]
4−アミノ−5−クロロ−2’,3−ジフルオロ−6’−メチル−[2,3’−ビピリジ
ン]−6−カルボン酸メチル(化合物76)の調製
Figure 2019073516
ヘッドI(300mg、1.1mmol)、トリフルオロ(2−フルオロ−6−メチル
ピリジン−3−イル)ホウ酸カリウム(459mg、2.12mmol)、KF(184
mg、3.17mmol)、TPPTS(136mg、0.21mmol)のアセトニト
リル/水(1.0/1.0mL)混合物中懸濁液に、酢酸パラジウム(II)(23mg
、0.11mmol)を加えた。次いで、反応混合物を、Biotage(商標)ベンチ
トップマイクロ波中、140℃で10分間加熱した。次いで、反応混合物をジクロロメタ
ンで希釈し、水で洗浄した。有機層を分離し、乾燥(NaSO)し、濾過し、真空で
濃縮し、ヘキサン中0〜100%アセトンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精
製して、白色固体を得た(148mg、45%)。
[実施例53]
4−アミノ−2’,5−ジクロロ−3−フルオロ−6’−メトキシ−[2,3’−ビピリ
ジン]−6−カルボン酸メチル(化合物88)の調製
Figure 2019073516
ヘッドI(200mg、0.71mmol)、2−クロロ−6−メトキシピリジン−3
−イルボロン酸(198mg、1.06mmol)、炭酸ナトリウム(150mg、1.
41mmol)のアセトニトリル/水(1.2/1.2mL)混合物中懸濁液に、ビス(
トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(49.5mg、0.071mm
ol)を加えた。次いで、反応混合物を、Biotage(商標)ベンチトップマイクロ
波中、120℃で15分間加熱した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し
、有機層を分離した。次いで、有機層を、乾燥(MgSO)し、濾過し、濃縮し、ヘキ
サン中0〜70%EtOAcで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、白色
固体を得た(94mg、39%)。
[実施例54]
6−アミノ−5−メトキシ−2−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ピ
リミジン−4−カルボン酸メチル(化合物43)の調製
Figure 2019073516
ヘッドC(200mg、0.92mmol)および5−(トリブチルスタニル)−2−
(トリフルオロメチル)ピリジン(602mg、1.38mmol)のジオキサン/トル
エン(2.25/2.25mL)混合物中懸濁液に、テトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)(Pd(PPh、106mg、0.092mmol)を加え
た。Biotageベンチトップマイクロ波中、反応混合物を150℃で5分間加熱した
。反応混合物を、EtOAcで希釈し、10%二フッ化カリウム(KHF)水溶液、ブ
ラインで洗浄し、乾燥(NaSO)し、濾過し、真空で濃縮した。残留物を、ジクロ
ロメタン中0〜40%ジエチルエーテル(EtO)で溶出するシリカゲルクロマトグラ
フィーで精製して、薄黄色固体を得た(179mg、59%)。
[実施例55]
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3,6−ジフルオロ−2−メチルフェニル
)ピコリン酸メチル(化合物38)の調製
Figure 2019073516
ステップ1:ヘッドK(1.000g、2.55mmol)、1−クロロ−2,5−ジ
フルオロ−4−ヨード−3−メチルベンゼン(1.032g、3.58mmol)、ビス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.179g、0.255m
mol)およびヨウ化銅(I)(0.073g、0.383mmol)を、マイクロ波用
容器中でDMF(10.22mL)と合わせ、マイクロ波反応器中、100℃で30分間
加熱した。反応混合物を、ジエチルエーテルと水との間で分配した。有機層を、水で洗浄
し、シリカゲル上に濃縮した。生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘ
キサン中7〜60%EtOAcで溶出)により精製して、灰白色固体として4−アセトア
ミド−3−クロロ−6−(4−クロロ−3,6−ジフルオロ−2−メチルフェニル)ピコ
リン酸メチルを得た(0.320g、0.822mmol、32.2%)。
ステップ2:4−アセトアミド−3−クロロ−6−(4−クロロ−3,6−ジフルオロ
−2−メチルフェニル)ピコリン酸メチル(0.320g、0.822mmol)をメタ
ノール(16.44mL)に溶解し、塩化アセチル(1.291g、16.44mmol
)を室温で滴下した。反応混合物を、終夜撹拌し、次いで真空下に濃縮した。残留物を、
酢酸エチルと重炭酸ナトリウムとの間で分配した。有機層を乾燥し、濃縮した。生成物を
、フラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン中5〜60%EtOAcで溶出)
により精製して、標題化合物を白色固体として得た(0.235g、80%)。
[実施例56]
4−アミノ−3−クロロ−6−(3−フルオロ−2−メチル−4−(トリフルオロメチル
)フェニル)ピコリン酸メチル(化合物9)の調製
Figure 2019073516
マイクロ波用バイアルに、ヘッドA(200mg、0.905mmol)、2−(3−
フルオロ−2−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4,4,5,5−テト
ラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(303mg、0.995mmol)、KF(
137mg、2.353mmol)、およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(II)クロリド(63.5mg、0.090mmol)を加えた。引き続き、アセトニ
トリル(2.79mL)および水(2.79mL)を加えた。次いで、反応用バイアルに
密栓し、容器の側面から外部のIR−感知を用いて温度をモニターしながら、Biota
ge Initiator(商標)マイクロ波反応器中に115℃で20分間置いた。反
応混合物を、室温に冷却し、EtOAcで希釈し、HOで洗浄した。有機物を、Na
SOで乾燥し、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー
(シリカ、ヘキサン/EtOAc)により精製した。これにより、標題化合物を白色固体
として得た(264mg、80%)。
[実施例57]
6−アミノ−5−クロロ−2−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ピリ
ミジン−4−カルボン酸メチル(化合物82)の調製
Figure 2019073516
ヘッドE(410mg、1.8mmol、1.0当量)および5−(4,4,5,5−
テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−(トリフルオロメチル
)ピリジン(500mg、1.8mmol、1.0当量)を、20mLバイアル中で合わ
せ、続いて、フッ化セシウム(560mg、3.7mmol、2.0当量)およびジクロ
ロ[ビス(トリフェニルホスフィノ)]−パラジウム(II)(130mg、0.18m
mol、0.10当量)を合わせた。水:ジメトキシメタンの1:1混合物(5.2mL
)を加え、得られた黄色混合物を、容器の側面から外部のIR−感知を用いて温度をモニ
ターしながら、Biotage Initiator(商標)マイクロ波反応器中100
℃で15分間密栓して置いた。冷却した反応混合物を水(150mL)で希釈し、ジクロ
ロメタン(4×50mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(MgSO)し、重力濾
過し、回転蒸発により濃縮した。残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン中33%EtOAc)および逆相カラムクロマトグラフィー(5%アセトニトリルか
ら100%アセトニトリル勾配)で順次精製して、標題化合物を淡黄色粉末として得た(
78mg、13%)。
[実施例58]
4−アミノ−5,6’−ジクロロ−2’−フルオロ−[2,3’−ビピリジン]−6−カ
ルボン酸メチル(化合物17)の調製
Figure 2019073516
ヘッドL(470mg、1.8mmol、1.0当量)および6−クロロ−2−フルオ
ロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)
ピリジン(650mg、2.1mmol、1.2当量)を、20mLのバイアル中で合わ
せ、続いて、フッ化セシウム(540mg、3.6mmol、2.0当量)およびジクロ
ロ[ビス(トリフェニルホスフィノ)]−パラジウム(II)(130mg、0.18m
mol、0.10当量)を加えた。水:ジメトキシエタン(1:1)の混合物(4.8m
L)を加え、得られた黄褐色混合物に密栓し、容器の側面から外部のIR−感知を用いて
温度をモニターしながら、Biotage Initiator(商標)マイクロ波反応
器中100℃で15分間置いた。冷却した反応混合物を水(150mL)で希釈し、ジク
ロロメタン(5×50mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(MgSO)し、重力
濾過し、回転蒸発により濃縮した。逆相カラムクロマトグラフィー(5%アセトニトリル
から100%アセトニトリル勾配)により、110mgの残留物を得た。メタノール(3
.0mL)に塩化アセチル(220μL、3.1mmol、10当量)をゆっくり加え、
23℃で30分間撹拌した。残留物(110mg、0.31mmol、1.0当量)を加
え、不均一な白色混合物を23℃で20時間撹拌した。反応混合物を回転蒸発により濃縮
した。残留物を飽和重炭酸ナトリウム(100mL)で希釈し、ジクロロメタン(4×5
0mL)で抽出した。有機層を、乾燥(MgSO)し、重力濾過し、回転蒸発により濃
縮して、標題化合物を白色粉末として得た(90mg、16%)。
[実施例59]
4−アミノ−5−クロロ−6’−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−2,3’−ビピ
リジン−6−カルボン酸メチル(化合物34)の調製
Figure 2019073516
ヘッドB(380mg、1.6mmol、1.0当量)および2−(ジフルオロメチル
)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)
ピリジン(500mg、1.7mmol、1.1当量)を、20mLのバイアル中で合わ
せ、続いて、フッ化セシウム(480mg、3.2mmol、2.0当量)、酢酸パラジ
ウム(18mg、0.079mmol、0.05当量)、および3,3’,3’’−ホス
フィントリイルベンゼンスルホン酸ナトリウム(90mg、0.16mmol、0.10
当量)を合わせた。水:アセトニトリル(3:1)の混合物(3.2mL)を加え、得ら
れた茶褐色混合物に密栓し、容器の側面から外部のIR−感知を用いて温度をモニターし
ながら、Biotage Initiator(商標)マイクロ波反応器中に150℃で
6分間置いた。冷却した反応混合物を、水(200mL)で希釈し、ジクロロメタン(5
×60mL)で抽出した。合わせた有機層を、乾燥(MgSO)し、重力濾過し、回転
蒸発により濃縮した。残留物を、逆相カラムクロマトグラフィー(5%アセトニトリルか
ら100%アセトニトリル勾配)で順次精製して、標題化合物を灰白色粉末として得た(
140mg、26%)。
[実施例61]
4−アミノ−3−フルオロ−6’−(トリフルオロメチル)−5−ビニル−[2,3’−
ビピリジン]−6−カルボン酸メチル(化合物14)の調製
Figure 2019073516
マイクロ波用容器中で、4−アミノ−6−クロロ−5−フルオロ−3−ビニルピコリン
酸メチル(ヘッドG、0.5g、2.168mmol)、(6−(トリフルオロメチル)
ピリジン−3−イル)ボロン酸(市販されている;0.621g、3.25mmol)、
KF(0.378g、6.50mmol)、およびビス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム(II)クロリド(0.152g、0.217mmol)のアセトニトリル(4.
34mL)と水(4.34mL)との混合物中懸濁液を、マイクロ波照射下撹拌した(1
20℃、30分)。反応混合物を、NaHCO半飽和溶液中に注ぎ入れ、EtOAc(
×2)で抽出した。合わせた有機層を、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物
を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/EtOAc勾配)で精
製して、4−アミノ−3−フルオロ−6’−(トリフルオロメチル)−5−ビニル−[2
,3’−ビピリジン]−6−カルボン酸メチルを白色固体として得た(522mg、67
%)。
[実施例62]
6−アミノ−2−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−5−ビニルピリ
ミジン−4−カルボン酸メチル(化合物6)の調製
Figure 2019073516
マイクロ波用容器中で、ヘッドP(0.5g、2.341mmol)、(6−(トリフ
ルオロメチル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(市販されている;0.670g、3.5
1mmol)、KF(0.408g、7.02mmol)、およびビス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(II)クロリド(0.164g、0.234mmol)のアセト
ニトリル(4.68mL)と水(4.68mL)との混合物中懸濁液を、マイクロ波照射
下撹拌した(120℃、30分)。反応混合物を、NaHCO半飽和溶液中に注ぎ入れ
、EtOAc(×2)で抽出した。有機物を、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。
残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/EtOAc勾配)によ
り精製して、6−アミノ−2−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−5
−ビニルピリミジン−4−カルボン酸メチルを白色固体として得た(267mg、33.
4%)。
[実施例63]
4−アミノ−5−クロロ−3−フルオロ−2’−メトキシ−6’−(トリフルオロメチル
)−2,3’−ビピリジン−6−カルボン酸メチル(化合物44)の調製
Figure 2019073516
5mLのマイクロ波用安全バイアルに、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(
II)クロリド(0.088g、0.126mmol)、KF(0.219g、3.77
mmol)、4−アミノ−3,6−ジクロロ−5−フルオロピコリン酸メチル(0.3g
、1.255mmol)、および2−メトキシ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−
1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン(0
.399g、1.318mmol)を加えた。水(1mL)およびアセトニトリル(2m
L)の混合物を加え、反応物を、容器の側面から外部のIR−感知を用いて温度をモニタ
ーしながら、Biotage Initiator(商標)マイクロ波反応器中115℃
で20分間密栓して置いた。室温に冷却し、反応混合物をジクロロメタン(CHCl
、25mL)および水(25mL)で希釈し、有機層を、綿栓を通して濾過した。EtO
Ac(25mL)を使用したさらなる抽出物をCHCl抽出物と合わせ、NaSO
(50g)で乾燥した。合わせた有機物を、綿栓を通して濾過し、回転蒸発器で濃縮し
た後、残留物を、CHClおよびEtOAcからなる勾配溶出系を用いるフラッシュ
クロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を黄褐色固体として得た(256mg)
[実施例64]
4−アセトアミド−3−クロロ−6−(4−(ジメチル(フェニル)シリル)−3−フル
オロ−2−メチルフェニル)ピコリン酸メチルの調製
Figure 2019073516
5mLのマイクロ波用安全バイアルに、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(
II)クロリド(1.334g、1.901mmol)、KF(0.331g、5.70
mmol)、4−アセトアミド−3,6−ジクロロピコリン酸メチル(0.5g、1.9
01mmol)、および(4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2
−イル)−2−フルオロ−3−メチルフェニル)ジメチル(フェニル)シラン(942m
g)を含む混合物を加えた。水(1mL)およびアセトニトリル(2mL)の混合物を加
え、反応物バイアルを、容器の側面から外部のIR−感知を用いて温度をモニターしなが
ら、Biotage Initiator(商標)マイクロ波反応器中115℃で20分
間密栓して置いた。室温に冷却し、反応混合物をCHCl(25mL)および水(2
5mL)で希釈し、有機層を綿栓を通して濾過した。EtOAc(25mL)を用いて更
に抽出し、CHClと合わせ、NaSO(50g)で脱水した。合わせた有機物
を、綿栓を通して濾過した後、回転蒸発器で濃縮し、残留物を、CHClおよびEt
OAcの勾配溶出系を用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、黄色固体と
して4−アセトアミド−3−クロロ−6−(4−(ジメチル(フェニル)シリル)−3−
フルオロ−2−メチルフェニル)ピコリン酸メチルを得た(199mg、22%):1H N
MR (400MHz, CDCl3) δ 8.67 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.59-7.53 (m, 2H), 7.38 (ddd,
J=4.7, 2.0, 0.9Hz, 3H), 7.21-7.14 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 2.25 (d,
J=2.5Hz, 3H), 0.61 (d, J=1.1Hz, 6H);ESIMS m/z472([M+H]+1)
[実施例65]
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−(ジフルオロメチル)−3−メトキシ
フェニル)ピコリン酸メチル(化合物60)の調製
Figure 2019073516
1−ブロモ−4−クロロ−2−(ジフルオロメチル)−3−メトキシベンゼン(860
mg、3.2mmol)、4−アセトアミド−3−クロロ−6−(トリメチルスタニル)
ピコリン酸メチル(1.2g、3.2mmol)、フッ化セシウム(970mg、6.4
mmol)、ヨウ化銅(I)(61mg、0.32mmol)、およびビス(トリフェニ
ルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(220mg、0.32mmol)を、乾燥
DMF(8mL)中で合わせ、80℃に15時間加熱した。更に300mg(0.80m
mol)のスタナンを加え、加熱を3時間以上続けた。冷却後、混合物をEtOAc/水
で分配し、有機層を、水で洗浄し、飽和NaClで洗浄し、乾燥(NaSO)し、蒸
発させた。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(SiO、ジクロロメタン中3
%ジエチルエーテルで溶出)により精製して、アセトアミド中間体を得た(530mg、
40%)。この物質を、メタノール(15mL)中で撹拌し、塩化アセチル(2mL)で
処理し、60℃で1時間加熱した。冷却後、揮発物を真空下に除去し、残留物を、EtO
Acと飽和NaHCOとの間で分配した。有機層を、乾燥(NaSO)し、濃縮し
て、標題化合物をガム状物として得た(500mg)。
[実施例66]
4−アセトアミド−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2−(ヒドロキシメ
チル)フェニル)ピコリン酸メチルの調製
Figure 2019073516
撹拌子を装着した100mL丸底フラスコに、4−アセトアミド−3−クロロ−6−(
4−クロロ−3−フルオロ−2−ホルミルフェニル)ピコリン酸メチル(0.400g、
1.04mmol)、メタノール(10.0mL)、および水素化ホウ素ナトリウム(0
.043g、1.142mmol)を加えた。反応混合物を室温で18時間撹拌した。追
加分の水素化ホウ素ナトリウム(0.043g、1.142mmol)を加え、反応混合
物を室温で更に3時間撹拌した。反応混合物を1M NHClで処理し、30分間撹拌
した。次いで、反応混合物をブライン溶液中に注ぎ入れ、EtOAc(4×75mL)で
抽出した。合わせた有機層を、無水MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合物
を白色固体として得た(0.364g、91%):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 10.02
(s, 1H), 8.49 (s, 1H), 7.69-7.62 (m, 1H), 7.35 (dd, J=8.5, 1.2Hz, 1H), 6.92 (s,
1H), 4.52 (dd, J=5.8, 2.2Hz, 2H), 3.92 (s, 3H), 2.23 (s, 3H); 19F NMR (376MHz, D
MSO- d6) δ-119.20;ESIMS m/z327([M+H])(−COCH)、
385([M−H])。
[実施例67]
6−(4−アセトアミド−5−クロロ−6−(メトキシカルボニル)ピリジン−2−イル
)−3−クロロ−2−フルオロ安息香酸の調製
Figure 2019073516
撹拌子を装着した50mL丸底フラスコに、4−アセトアミド−3−クロロ−6−(4
−クロロ−3−フルオロ−2−ホルミルフェニル)ピコリン酸メチル(0.300g、0
.779mmol)およびベンゼンセレニン酸(7.36mg、0.039mmol)を
加えた。フラスコをN雰囲気下に密封し置いた。次いで、テトラヒドロフラン(5.0
mL)および過酸化水素(0.115g、1.01mmol)を加えた。フラスコを、6
0℃に加温された加熱ブロック中に18時間置いた。追加分のベンゼンセレニン酸(7.
36mg、0.039mmol)および過酸化水素(0.115mg、1.013mmo
l)を加えた。反応混合物を、ブライン溶液中に注ぎ入れ、EtOAc(3×50mL)
で抽出した。合わせた有機層を、無水MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合
物を薄黄色半固体として得た(0.331g):1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 13.70 (s
, 1H), 10.01 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 7.82 (dd, J=8.5, 7.5Hz, 1H), 7.52 (dd, J=8.5
, 1.1Hz, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.24 (s, 3H); 19F NMR (376MHz, DMSO- d6) δ -118.11
;ESIMS m/z341([M+H])(−COCH)、399([M−H]
)。
[実施例68]
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−エチニル−3−フルオロフェニル)ピ
コリン酸メチル(化合物75)の調製
Figure 2019073516
撹拌子を装着した50mL丸底フラスコ中で、メタノール(9.0mL)中に4−アセ
トアミド−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2−ホルミルフェニル)ピコ
リン酸メチル(0.220g、0.571mmol)および炭酸カリウム(0.316g
、2.29mmol)を懸濁させた。フラスコを密封し、N雰囲気下に置き、氷水浴中
で冷却した。次いで、(1−ジアゾ−2−オキソプロピル)ホスホン酸ジメチル(0.1
65g、0.857mmol)のメタノール(2.0mL)溶液を滴下した。反応物を1
8時間撹拌し、室温に加温した。反応混合物を、ブライン溶液中に注ぎ入れ、1N HC
lで酸性化した。得られた溶液をEtOAc(4×30mL)で抽出した。合わせた有機
層を、無水MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。得られた残留物を、逆相クロマトグ
ラフィー(HO中5〜100%アセトニトリル)で精製して、標題化合物を黄褐色固体
として得た(0.078g、43%)。
[実施例69]
4−アセトアミド−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2−ビニルフェニル
)ピコリン酸メチルの調製
Figure 2019073516
撹拌子を装着した50mL丸底フラスコに、4−アセトアミド−3−クロロ−6−(4
−クロロ−3−フルオロ−2−ホルミルフェニル)ピコリン酸メチル(0.220g、0
.571mmol)、水素化ナトリウム(0.027g、1.142mmol)、および
テトラヒドロフラン(3.0mL)を加えた。フラスコを氷水浴中で冷却し、メチルトリ
フェニルホスホニウムブロミド(0.245g、0.685mmol)を加えた。反応物
をN雰囲気下に置き、18時間撹拌し、室温に加温した。反応混合物を、氷水浴中で再
び冷却し、それぞれ追加の水素化ナトリウム(0.027g、1.142mmol)およ
びメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(0.245g、0.685mmol)を加
えた。反応物を室温に加温しながら、更に18時間撹拌した。反応混合物を濃縮した。得
られた残留物を、逆相クロマトグラフィー(HO中5〜100%アセトニトリル)で精
製して、標題化合物を薄茶褐色固体として得た(78.0mg、36%):1H NMR (400M
Hz, DMSO-d6) δ 9.98 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 7.62 (dd, J=8.4, 7.3Hz, 1H), 7.33 (d
d, J=8.4, 1.3Hz, 1H), 6.53 (dd, J=17.9, 11.7Hz, 1H), 5.68 (dt, J=18.0, 1.7Hz, 1H
), 5.57 (dt, J=11.7, 1.5Hz, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.22 (s, 3H); 19F NMR (376MHz, DM
SO-d6) δ -117.30;ESIMS m/z383([M+H])、381([M−H]
)。
[実施例70]
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2−(フルオロメチル)フ
ェニル)ピコリン酸メチル(化合物78)の調製
Figure 2019073516
撹拌子を装着した200mL丸底フラスコに、4−アセトアミド−3−クロロ−6−(
4−クロロ−3−フルオロ−2−(フルオロメチル)フェニル)ピコリン酸メチル(30
6mg、0.786mmol)、メタノール(8.0mL)、および塩化アセチル(0.
20mL、2.8mmol)を加えた。反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合
物を、ブライン溶液中に注ぎ入れ、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有
機層を、無水MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。得られた残留物を、フラッシュク
ロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン中0〜40%EtOAc)、および必要なら逆相ク
ロマトグラフィー(C18−カラム、HO中5〜100%アセトニトリル)により精製
して、標題化合物を白色固体として得た(130mg、48%)。
実施例70に開示した手順に従って、以下の化合物を作製した:
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2−(ヒドロキシメチル)
フェニル)ピコリン酸メチル(化合物29)
Figure 2019073516
標題化合物を、4−アセトアミド−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2
−(ヒドロキシメチル)フェニル)ピコリン酸メチル(364mg、0.940mmol
)を用いて実施例70に記載した通りに調製し、白色固体として単離した(220mg、
68%)。
[実施例71]
6−(4−アミノ−5−クロロ−6−(メトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)−3
−クロロ−2−フルオロ安息香酸(化合物91)の調製
Figure 2019073516
標題化合物を、6−(4−アセトアミド−5−クロロ−6−(メトキシカルボニル)ピ
リジン−2−イル)−3−クロロ−2−フルオロ安息香酸(331mg、0.825mm
ol)を用いて実施例70に記載した通りに調製し、灰白色固体として単離した(200
mg、68%)。
[実施例72]
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2−ビニルフェニル)ピコ
リン酸メチル(化合物79)の調製
Figure 2019073516
標題化合物を、4−アセトアミド−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2
−ビニルフェニル)ピコリン酸メチル(75.0mg、0.196mmol)を用いて実
施例70に記載した通りに調製し、薄茶褐色固体として単離した(60.0mg、90%
)。
[実施例73]
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ
フェニル)ピコリン酸メチル(化合物53)の調製
Figure 2019073516
標題化合物を、4−アセトアミド−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−(ジフルオロ
メチル)−3−フルオロフェニル)ピコリン酸メチル(0.361g、0.887mmo
l)を用いて実施例70に記載した通りに調製し、黄褐色固体として単離した(0.32
3g、99%)。
[実施例74]
4−アミノ−2’,5,6’−トリクロロ−[2,3’−ビピリジン]−6−カルボン酸
メチル(化合物15)の調製
Figure 2019073516
4−アセトアミド−2’、5,6’−トリクロロ−[2,3’−ビピリジン]−6−カ
ルボン酸メチル(0.60g、1.60mmol)のメタノール(MeOH、5mL)溶
液に、塩化アセチル(4g、51mmol)をゆっくり加えた。溶液を周囲温度で終夜撹
拌した。次いで、反応混合物を真空で濃縮した。残留物を、EtOAcに入れ、重炭酸ナ
トリウム飽和水溶液で洗浄した。有機物を、乾燥(NaSO)し、濾過し、濃縮して
、白色固体を得た(500mg、93%)。
[実施例75]
4−アミノ−6’−ブロモ−5−クロロ−3−フルオロ−[2,3’−ビピリジン]−6
−カルボン酸メチル(化合物22)の調製
Figure 2019073516
4−アミノ−5,6’−ジクロロ−3−フルオロ−[2,3’−ビピリジン]−6−カ
ルボン酸メチル(PCT国際出願、2003、WO2003011853 A1 200
30213;0.5g、1.582mmol)とヘキサメチル二錫(363μL、1.7
40mmol)とのトルエン(6.33mL)の脱気(アルゴン)懸濁液に、テトラキス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.091g、0.079mmol)を
加え、反応混合物を105℃で終夜撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮した。残留物を
CHCl(7mL)に懸濁し、臭素(0.244mL、4.75mmol)を加えた
。暗茶褐色懸濁液を20℃で4時間撹拌し、次いで、10%亜硫酸ナトリウム(Na
)/飽和NaHCOの1:1混合物中に注ぎ入れ、EtOAc(2×)で抽出した
。合わせた有機層を、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を、フラッシュカ
ラムクロマトグラフィー(SiO、ヘキサン/EtOAc勾配)で精製して、標題化合
物を白色固体として得た(125mg、0.347mmol、21.9%)。
[実施例76]
4−アミノ−5−クロロ−3−フルオロ−6’−ヨード−[2,3’−ビピリジン]−6
−カルボン酸メチル(化合物54)の調製
Figure 2019073516
4−アミノ−5,6’−ジクロロ−3−フルオロ−[2,3’−ビピリジン]−6−カ
ルボン酸メチル(PCT国際出願、2003、WO2003011853 A1 200
30213;0.2g、0.633mmol)とヘキサメチル二錫(145μL、0.6
96mmol)とのトルエン(2.53mL)の脱気(Ar)懸濁液に、テトラキス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.037g、0.032mmol)を加え
、反応混合物を105℃で終夜撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮した。残留物をCH
Cl(3mL)に懸濁し、ヨウ素(0.321g、1.265mmol)を加えた。
暗茶褐色懸濁液を20℃で4時間撹拌し、次いで、10%NaSO/飽和NaHCO
の1:1混合物中に注ぎ入れ、EtOAc(2×)で抽出した。合わせた有機層を、M
gSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー
(SiO、ヘキサン/EtOAc勾配)で精製して、標題化合物を白色固体として得た
(51mg、19.7%)。
[実施例77]
4−アセトアミド−3−クロロ−6−(3−フルオロ−4−ヨード−2−メチルフェニル
)ピコリン酸メチルの調製
Figure 2019073516
CHCl(1mL)を仕込んだ10mLバイアルに、4−アセトアミド−3−クロ
ロ−6−(4−(ジメチル(フェニル)シリル)−3−フルオロ−2−メチルフェニル)
ピコリン酸メチル(0.1g、0.212mmol)および塩化ヨウ素(0.069g、
0.425mmol)を加えた。反応混合物を、終夜撹拌した。次いで、反応混合物をC
Cl(25mL)で希釈し、5%重亜硫酸ナトリウム溶液(25mL)で洗浄した
。有機層を、綿栓に通し、濃縮して茶褐色油状物を得た。残留物を、CHClを溶媒
として使用して1gのセライト(登録商標)上に吸収させた。含浸セライト(登録商標)
を、シリカゲルカラムに投入し、0〜50%EtOAc:CHClを使用するフラッ
シュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を黄色固体として得た(22mg)
1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 8.67 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.65 (dd, J=8.1, 6.2Hz,
1H), 7.06-6.91 (m, 1H), 4.00 (s, 3H), 2.33 (s, 3H), 2.32 (s, 3H); 19F NMR (376MH
z, CDCl3) δ -94.41;ESIMS m/z463([M+H]+1)。
[実施例78]
4−アミノ−3−クロロ−6−(3−フルオロ−4−ヨード−2−メチルフェニル)ピコ
リン酸メチル(化合物25)の調製
Figure 2019073516
MeOH(10mL)を仕込んだ20mLバイアルに、4−アセトアミド−3−クロロ
−6−(3−フルオロ−4−ヨード−2−メチルフェニル)ピコリン酸メチル(22mg
、0.048mmol)を加えた。反応容器に塩化アセチル(37.3mg、0.476
mmol)を滴下した。4時間後、反応混合物を濃縮して、4−アミノ−3−クロロ−6
−(3−フルオロ−4−ヨード−2−メチルフェニル)ピコリン酸メチルを茶褐色油状物
として得た(18mg、89%):1H NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.86 (ddd, J=8.1, 6.2,
0.8Hz, 1H), 7.07 (dd, J=8.2, 1.0Hz, 1H), 7.04 (s, 1H), 4.08 (s, 3H); 19F NMR (3
76MHz, CD3OD) δ -95.34;ESIMS m/z421([M+H]+1)。
[実施例79]
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2−メトキシフェニル)ピ
コリン酸(化合物84)の調製
Figure 2019073516
撹拌子を装着した50mL丸底フラスコ中で、4−アミノ−3−クロロ−6−(4−ク
ロロ−2−フルオロ−2−メトキシフェニル)ピコリン酸メチル(0.175g、0.5
07mmol)および水酸化リチウム水和物(71.0mg、1.69mmol)をテト
ラヒドロフラン(2.0mL)、メタノール2.0mL)およびHO(1.0mL)中
に溶解した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、溶媒を回転蒸発器で除去した
。得られた固体をHOで処理し、次いで1N HClでpHを約3.0に調節し、Et
OAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を、無水MgSOで乾燥し、濾過
し、濃縮した。得られた残留物を、必要なら、逆相クロマトグラフィー(150gのC
、HO中5〜100%アセトニトリル)で精製して、標題化合物を黄鈍色固体として
得た(0.163g、97%)。
実施例79に開示した手順に従って、以下の化合物を作製した:
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2−(フルオロメチル)フ
ェニル)ピコリン酸(化合物80)
Figure 2019073516
標題化合物を、4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2−(フ
ルオロメチル)フェニル)ピコリン酸メチル(0.100g、0.288mmolを用い
て実施例79に記載した通りに調製し、黄褐色固体として単離した(0.083g、86
%)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2−(ヒドロキシメチル)
フェニル)ピコリン酸(化合物11)
Figure 2019073516
標題化合物を、4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2−(ヒ
ドロキシメチル)フェニル)ピコリン酸メチル(150mg、0.435mmol)を用
いて実施例79に記載した通りに調製し、白色固体として単離した(142mg、99%
)。
4−アミノ−6−(2−カルボキシ−4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−クロロ
ピコリン酸(化合物56)
Figure 2019073516
標題化合物を、6−(4−アミノ−5−クロロ−6−(メトキシカルボニル)ピリジン
−2−イル)−3−クロロ−2−フルオロ安息香酸(150mg、0.418mmol)
を用いて実施例79に記載した通りに調製し、薄黄褐色固体として単離した(78.0m
g、54%)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2−ビニルフェニル)ピコ
リン酸(化合物89)
Figure 2019073516
標題化合物を、4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3−フルオロ−2−ビニ
ルフェニル)ピコリン酸メチル(36.0mg、0.106mmol)を用いて実施例7
9に記載した通りに調製し、灰白色固体として単離した(33.0mg、96%)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ
フェニル)ピコリン酸(化合物13)
Figure 2019073516
標題化合物を、4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−2−(ジフルオロメチル
)−3−フルオロフェニル)ピコリン酸メチル(200mg、0.548mmol)を用
いて実施例79に記載した通りに調製し、灰白色固体として単離した(185mg、96
%)。
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)−5−フル
オロピコリン酸(化合物16)
Figure 2019073516
標題化合物を、4−アミノ−3−クロロ−6−(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェ
ニル)−5−フルオロピコリン酸メチル(176mg、0.479mmol)を用いて実
施例79に記載した通りに調製し、灰白色固体として単離した(117mg、69%)。
[実施例80]
4−アミノ−2’,5,6’−トリクロロ−[2,3’−ビピリジン]−6−カルボン酸
(化合物1)の調製
Figure 2019073516
4−アミノ−2’,5,6’−トリクロロ−[2,3’−ビピリジン]−6−カルボン
酸メチル(130mg、0.39mmol)のMeOH(2mL)溶液に、2N水酸化ナ
トリウム水溶液(NaOH、2mL、6mmol)を加えた。反応混合物を、40℃で加
熱しながら2時間撹拌した。次いで、溶液を濃縮し、2N HCl水溶液で酸性化した。
溶液から沈殿してきた所望の生成物をブフナー漏斗中に集め、終夜乾燥して、白色固体を
得た(47mg、38%)。
[実施例81]
4−アミノ−5−クロロ−3−フルオロ−6’−(トリフルオロメチル)−[2,3’−
ビピリジン]−6−カルボン酸(化合物46)の調製
Figure 2019073516
4−アミノ−5−クロロ−3−フルオロ−6’−(トリフルオロメチル)−2,3’−
ビピリジン−6−カルボン酸メチル(2g、5.72mmol)のMeOH(11.44
mL)中溶液に、2N水酸化リチウム水溶液(LiOH、2.9mL、5.72mmol
)を加えた。反応混合物を25℃で15時間撹拌した。次いで、反応混合物を、濃縮し、
2N HCl水溶液で酸性化した。次いで、溶液から沈殿してきた生成物を、溶液からジ
クロロメタンで3回抽出した。有機物を、乾燥(NaSO)し、濾過し、真空で濃縮
し、トリフルオロ酢酸(TFA)を0.1%含有する水(60%)とアセトニトリル(4
0%)とで溶出する逆相クロマトグラフィーで精製して、白色固体を得た(1.3g、6
8%)。
[実施例82]
6−アミノ−5−メトキシ−2−(6−トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ピリ
ミジン−4−カルボン酸(化合物5)の調製
Figure 2019073516
6−アミノ−5−メトキシ−2−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)
ピリミジン−4−カルボン酸メチル(124mg、0.38mmol)のMeOH(2m
L)溶液に、2N LiOH水溶液(2mL、6mmol)を加えた。反応混合物を周囲
温度で終夜撹拌した。次いで、混合物を、濃縮し、2N HCl水溶液で酸性化した。溶
液から沈殿してきた所望の生成物をブフナー漏斗中に集め、終夜乾燥して、黄褐色固体を
得た(71mg、60%)。
[実施例83]
4−アミノ−5−クロロ−3−フルオロ−2’−メトキシ−6’−(トリフルオロメチル
)−[2,3’−ビピリジン]−6−カルボン酸(化合物2)の調製
Figure 2019073516
4−アミノ−5−クロロ−2’,3−ジフルオロ−6’−(トリフルオロメチル)−2
,3’−ビピリジン−6−カルボン酸メチル(120mg、0.33mmol)のメタノ
ール(1.1mL)溶液に、25重量%ナトリウムメトキシドのメタノール溶液(0.0
97mL、0.42mmol)を加えた。反応溶液を周囲温度で18時間撹拌した。反応
混合物を、1N HCl水溶液で酸性化し、次いで濃縮した。残留物を、ジクロロメタン
に溶解し、濾過し、次いで濃縮して、白色固体を得た(122mg、100%)。
[実施例84]
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3,6−ジフルオロ−2−メチルフェニル
)ピコリン酸(化合物92)の調製
Figure 2019073516
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3,6−ジフルオロ−2−メチルフェニ
ル)ピコリン酸メチル(0.143g、0.412mmol)を含む反応容器に、メタノ
ール(4.12mL)および水酸化ナトリウム(0.824mL、1.648mmol)
を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌し、次いで、わずかに過剰の2N HClを加え
て酸性化した。混合物を濃縮し、形成された沈殿物を、水で洗浄し、真空下に乾燥して、
標題化合物を白色固体として得た(0.115g、81%)。
[実施例85]
4−アミノ−3−クロロ−6−(3−フルオロ−2−メチル−4−(トリフルオロメチル
)フェニル)ピコリン酸(化合物61)の調製
Figure 2019073516
4−アミノ−3−クロロ−6−(3−フルオロ−2−メチル−4−(トリフルオロメチ
ル)フェニル)ピコリン酸メチル(231mg、0.637mmol)のMeOH(1m
L)溶液に、2M水酸化ナトリウム溶液(0.318mL、0.637mmol)を加え
た。反応溶液を25℃で15時間撹拌した。次いで、反応混合物を真空で濃縮し、粗残留
物を2M HCl溶液で酸性化した。次いで、溶液から沈殿してきた生成物を、濾過によ
り集めて、標題化合物を白色固体として得た(195mg、88%)。
[実施例86]
4−アミノ−5−クロロ−6’−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−[2,3’−ビ
ピリジン]−6−カルボン酸(化合物27)の調製
Figure 2019073516
4−アミノ−5−クロロ−6’−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−2,3’−ビ
ピリジン−6−カルボン酸メチル(100mg、0.30mmol、1.0当量)のメタ
ノール(2.0mL)撹拌懸濁液に、2M水酸化ナトリウム溶液(300μL、0.60
mmol、2.0当量)を23℃で加えた。得られた淡黄色溶液を23℃で20時間撹拌
した。反応混合物を、濃塩酸を使用してpH4に調節し、回転蒸発により濃縮した。残留
物を水中でスラリー化し、真空濾過し、標題化合物を白色粉末として得た(68mg、7
1%)。
[実施例87]
4−アミノ−5−クロロ−6’−シクロプロピル−3−フルオロ−[2,3’−ビピリジ
ン]−6−カルボン酸(化合物36)の調製
Figure 2019073516
4−アミノ−5−クロロ−6’−シクロプロピル−3−フルオロ−[2,3’−ビピリ
ジン]−6−カルボン酸メチル(150mg、0.47mmol、1.0当量)のメタノ
ール(4.7mL)撹拌懸濁液に、2M水酸化ナトリウム水溶液(470μL、0,93
mmol、2.0当量)を23℃で加えた。無色溶液を23℃で18時間撹拌した。反応
混合物を、濃塩酸を滴下することによりpHを約4に調節し、回転蒸発により濃縮した。
残留物をジクロロメタン(250mL)に溶解し、疎水性膜相セパレーターに通し、乾燥
(MgSO)し、重力濾過し、回転蒸発により濃縮して、標題化合物を白色粉体として
得た(150mg、99%)。
[実施例88]
4−アミノ−6’−ブロモ−5−クロロ−3−フルオロ−[2,3’−ビピリジン]−6
−カルボン酸(化合物8)の調製
Figure 2019073516
4−アミノ−6’−ブロモ−5−クロロ−3−フルオロ−[2,3’−ビピリジン]−
6−カルボン酸メチル(85mg、0.236mmol)のTHF(1.18mL)とM
eOH(1.18mL)との溶液に、2N水酸化ナトリウム水溶液(354μL、0.7
07mmol)を加えた。反応混合物を20℃で終夜撹拌した。反応混合物を2N HC
l水溶液(1mL)で酸性化し、水で希釈し、EtOAc(2×)で抽出した。合わせた
有機層を、MgSO上で乾燥し、濾過し、濃縮し、真空で乾燥して、標題化合物を薄黄
色固体として得た(28mg、34.3%)。
[実施例89]
4−アミノ−5−クロロ−3−メチル−6’−(トリフルオロメチル)−[2,3’−ビ
ピリジン]−6−カルボン酸(化合物51)の調製
Figure 2019073516
メタノール(1mL)中4−アミノ−5−クロロ−3−メチル−6’−(トリフルオロ
メチル)−[2,3’−ビピリジン]−6−カルボン酸メチル(75mg、0.22mm
ol)に、2N NaOH(0.44mL、0.88mmol)を加えた。反応混合物を
室温で20時間撹拌し、次いで、2N HClで酸性化し、EtOAc(3×)で抽出し
た。有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合物を白色粉末
として得た(55mg、76%)。
[実施例90]
4−アミノ−3−クロロ−6−(2,3,4−トリクロロフェニル)ピコリン酸メチル(
化合物40)の調製
Figure 2019073516
MeOH(2mL)を仕込んだフラスコに、4−アミノ−3−クロロ−6−(2,3,
4−トリクロロフェニル)ピコリネート(60mg、0.164mmol)および1M水
酸化ナトリウム溶液(0.5mL、0.5mmol)を加えた。12時間機械撹拌した後
、反応混合物を40℃の水浴温度で回転蒸発器を用いて濃縮した。水を得られた油状物に
加え、黄褐色沈殿物が形成されるまで濃HClを加えることにより、溶液をゆっくり酸性
化した。濾紙およびブフナー漏斗を使用する濾過により、4−アミノ−3−クロロ−6−
(2,3,4−トリクロロフェニル)ピコリン酸を白色固体として得た(50mg、86
%)。
[実施例91]
(3,6−ジフルオロ−2−メトキシフェニル)トリメチルシランの調製
Figure 2019073516
THF(58mL)を含む反応容器に、n−ブチルリチウム(7.63mL、19.0
8mmol)を−78℃で滴下した。この反応混合物に、1,4−ジフルオロ−2−メト
キシベンゼン(2.500g、17.35mmol)を滴下した。反応混合物を−78℃
で1時間撹拌した。この溶液を、カニューレを通して、ブロモトリメチルシラン(3.1
9g、20.82mmol)の−78℃に冷却したTHF(12mL)溶液に移した。得
られた反応混合物を室温に加温し、次いで、分液漏斗中の酢酸エチルおよび水で希釈した
。二相溶液にチオ硫酸ナトリウム(2.74g、17.35mmol)を加え、得られた
混合物を、暗色が消える(透明な二相溶液が得られる)まで振盪した。有機層を濃縮し、
得られた混合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサンで溶出)により精
製して、標題化合物を透明油状物として得た(2.82g、71.4%):1H NMR (400M
Hz, CDCl3) δ 7.01 (ddd, J=11.2, 8.9, 5.3Hz, 1H), 6.63 (ddd, J=8.9, 7.8, 3.2Hz,
1H), 3.91 (d, J=2.6Hz, 3H), 0.34 (d, J=1.9Hz, 9H); 19F NMR (376MHz, CDCl3) δ -1
04.00, -104.05, -135.70, -135.74;EIMS m/z216。
[実施例92]
(4−クロロ−3,6−ジフルオロ−2−メトキシフェニル)トリメチルシランの調製
Figure 2019073516
−78℃に冷却したテトラヒドロフラン(45mL)に、(3,6−ジフルオロ−2−
メトキシフェニル)トリメチルシラン(4.00g、18.49mmol)を滴下し、引
き続き、得られた溶液を−78℃に再び冷却した。(3,6−ジフルオロ−2−メトキシ
フェニル)トリメチルシラン(4.00g、18.49mmol)のTHF溶液を滴下し
、反応混合物を−78℃で2時間撹拌した。1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリ
フルオロエタン(10.40g、55.5mmol)のTHF(46.2mL)分離溶液
を−78℃に冷却した。第1の溶液を、カニューレにより第2の溶液中に移し、得られた
反応混合物を室温に加温し、真空下に濃縮した。残留物を、ジエチルエーテルと水との間
で分配した。有機層を濃縮し、生成物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキ
サンで溶出)により精製して、標題化合物を透明油状物として得た(3.9g、80%)
1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 6.77 (dd, J=7.9, 4.8Hz, 1H), 3.93 (d, J=2.8Hz, 3H),
0.32 (d, J=1.8Hz, 9H); 19F NMR (376MHz, CDCl3) δ -102.88, -102.92, -138.18, -13
8.22;EIMS m/z250。
[実施例93]
1−クロロ−2,5−ジフルオロ−4−ヨード−3−メトキシベンゼンの調製
Figure 2019073516
塩化ヨウ素(1.415g、8.71mmol)をジクロロエタン(18.94mL)
に溶解し、(4−クロロ−3,6−ジフルオロ−2−メトキシフェニル)トリメチルシラ
ン(1.9g、7.58mmol)のジクロロエタン(20mL)溶液に滴下した。反応
混合物を室温で1時間撹拌し、ジクロロメタンで希釈し、亜硫酸水素ナトリウム(1.5
77g、15.15mmol)の水溶液で洗浄した。有機層を真空下に濃縮し、生成物を
、フラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサンで溶出)により精製して、標題化
合物を透明油状物として得た(2.0g、87%):1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 6.94 (
dd, J=7.0, 5.6Hz, 1H), 4.00 (d, J=2.1Hz, 3H); 19F NMR (376MHz, CDCl3) δ -96.00,
-96.04, -134.12, -134.15;EIMS m/z304。
[実施例94]
(4−クロロ−3,6−ジフルオロ−2−メトキシフェニル)トリメチルスタナンの調製
Figure 2019073516
1−クロロ−2,5−ジフルオロ−4−ヨード−3−メトキシベンゼン(0.900g
、2.96mmol)、1,1,1,2,2,2−ヘキサメチルジスタナン(1.937
g、5.91mmol)、およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ク
ロリド(0.207g、0.296mmol)を1,4−ジオキサン(6mL)で合わせ
、90℃で2時間加熱した。冷却した反応混合物を真空下に濃縮し、生成物を、フラッシ
ュクロマトグラフィー(SiO、ヘキサンで溶出)により精製して、標題化合物を透明
油状物として得た(0.92g、87%):1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 6.58 (dd, J=5.
6, 4.4Hz, 1H), 3.72 (d, J=2.8Hz, 3H), 0.16 (d, J=0.8Hz, 7H); 19F NMR (376MHz, CD
Cl3) δ -99.33, -99.37, -138.50, -138.55;EIMS m/z327[M−CH]。
[実施例95]
(6−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)メタノールの調製
Figure 2019073516
MeOH(50mL)を仕込んだ100mLフラスコに、6−ブロモ−3−クロロ−2
−フルオロベンズアルデヒド(2g、8.42mmol)を加えた。反応フラスコを0℃
で氷水浴中に置き、固体の水素化ホウ素ナトリウム(0.351g、9.26mmol)
を二分して加えた。水素化ホウ素ナトリウムを加えたら、氷水浴を除去した。反応混合物
を、氷水浴中に置いて18時間撹拌し、反応混合物に飽和NHCl溶液(50mL)を
加えた。氷水浴を除去し、反応物を2時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(100m
L)で希釈し、分液漏斗に移した。漏斗を激しく振盪した後、有機層を集め、EtOAc
(100mL)で更に2回の抽出を実施した。合わせた有機層を、MgSOで乾燥し、
綿栓を通して濾過し、濃縮して、標題化合物を白色粉末として得た(1.55g):1H N
MR (400MHz, CDCl3) δ 7.32 (dd, J=8.7, 1.6Hz, 1H), 7.23 (dd, J=8.7, 7.5Hz, 1H),
4.82 (d, J=2.5Hz, 2H);ESIMS m/z240([M+H]+1)。
[実施例96]
4−アミノ−3−クロロ−6−(4−クロロ−3,6−ジフルオロ−2−メトキシフェニ
ル)ピコリン酸メチル(化合物103)の調製
Figure 2019073516
マイクロ波用容器中で、ヘッドN(0.300g、0.846mmol)、(4−クロ
ロ−3,6−ジフルオロ−2−メトキシフェニル)トリメチルスタナン(0.578g、
1.692mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(
0.178g、0.254mmol)、およびヨウ化銅(I)(0.048g、0.25
4mmol)をDMF(3.38mL)と合わせ、Biotageマイクロ波中、130
℃で30分間加熱した。反応混合物をシリカゲルのカラムに投入し、7〜60%酢酸エチ
ル/ヘキサンの勾配溶媒系で溶出して、4−アセトアミド−3−クロロ−6−(4−クロ
ロ−3,6−ジフルオロ−2−メトキシフェニル)ピコリン酸メチルを白色固体として得
た(170mg、収率47%):mp138〜141℃;1H NMR (400MHz, CDCl3) δ 8.
67 (d, J=0.9Hz, 1H), 8.00 (s, 1H), 6.97 (dd, J=8.6, 5.5Hz, 1H), 4.00 (s, 3H), 3.
93 (d, J=2.1Hz, 3H), 2.32 (s, 3H);ESIMS m/z406([M+H]+1)。
この中間体をメタノール(8.39mL)に溶解し、塩化アセチル(0.659g、8.
39mmol)を室温で滴下した。反応混合物を終夜撹拌し、次いで真空下に濃縮した。
残留物を、酢酸エチルと重炭酸ナトリウムとの間で分配した。有機層を乾燥し、濃縮した
。生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中5〜60%酢酸エチル勾配)に
より精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(140mg、0.366mmol、
87%)。
[実施例97]
4−アミノ−5−クロロ−3−フルオロ−6−(メトキシカルボニル)−6’−(トリフ
ルオロメチル)−[2,3’−ビピリジン]1’−オキシド(化合物104)の調製
Figure 2019073516
クロロホルム(11.44mL)中の4−アミノ−5−クロロ−3−フルオロ−6’−
(トリフルオロメチル)−[2,3’−ビピリジン]−6−カルボン酸メチル(0.40
0g、1.144mmol)を、氷浴中で0℃に冷却した。この反応混合物に、尿素過酸
化水素(0.215g、2.288mmol)、続いてトリフルオロ酢酸無水物(0.4
85mL、3.43mmol)を加えた。次いで、得られた反応混合物を、50℃で1時
間加熱し、室温に冷却し、濾過した。濾液にメタノールを加え、得られた溶液をシリカゲ
ル(1.2g)上に濃縮した。生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中5
〜60%酢酸エチル)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(106mg
、24.58%)。
[実施例98]
2−(3−フルオロ−2−メトキシフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3
,2−ジオキサボロランの調製
Figure 2019073516
ジイソプロピルアミン(2.503mL、17.56mmol)の−78℃のTHF(
58.5mL)溶液に、2.5M n−BuLi溶液(6.44mL、16.1mmol
)を加えた。得られた淡黄色溶液を、−78℃で10分間撹拌し、0℃に15分間加温し
、再び−78℃に冷却した。1−ブロモ−3−フルオロ−2−メトキシベンゼン(3g、
14.63mmol)を加え、得られた無色溶液を−78℃で2時間撹拌した。2−イソ
プロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(3.28
mL、16.10mmol)を加え、無色溶液を−78℃で1時間撹拌した。2.5M
n−BuLi溶液(12.87mL、32.2mmol)を加え、得られた淡黄色溶液を
−78℃で30分間撹拌した。クロロトリメチルシラン(4.68mL、36.6mmo
l)を加え、淡黄色溶液を、ドライアイス/アセトン浴を溶融させながら、終夜撹拌しな
がら室温にゆっくり加温した。反応混合物を、水(100mL)で希釈し、1M HCl
を使用してpHを約7に調節し、ジクロロメタン(2×75mL)で抽出した。合わせた
有機層を、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮し、真空で乾燥して、標題化合物と(3−
フルオロ−2−メトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサ
ボロラン−2−イル)フェニル)トリメチルシランおよび2−(2−フルオロ−3−メト
キシフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランとの混
合物を得て、それを、更には精製せずに次のステップで使用した。
[実施例99]
4−アミノ−3−クロロ−5−フルオロ−6−(3−フルオロ−2−メトキシフェニル)
ピコリン酸メチル(化合物105)の調製
Figure 2019073516
マイクロ波用容器に、ヘッドB(0.975g、4.08mmol)、アセトニトリル
(10.20mL)と水(3.40mL)中、粗製の2−(3−フルオロ−2−メトキシ
フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.15
g、5.30mmol)、炭酸ナトリウム(0.432g、4.08mmol)、および
ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.286g、0.40
8mmol)の混合物を加え、反応混合物をマイクロ波の照射下に115℃で15分間撹
拌した。混合物を、飽和NHCl水溶液中に注ぎ入れ、EtOAcで抽出した。有機層
を、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラ
フィー(40gのシリカゲル、100:0から0:100のヘキサン/EtOAc勾配)
で精製して、標題化合物を薄黄色固体として得た(172mg、12.82%):1H NMR
(400MHz, CDCl3) δ 7.23-7.06 (m, 3H), 4.91 (s, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.90 (dd, J=2
.1, 0.5Hz, 3H); 19F NMR (376MHz, CDCl3) δ -129.90, -137.18;ESIMS m/z
329([M+H])。
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
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Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
実施例
Figure 2019073516
実施例A.出芽後除草活性の評価
出芽後試験I:試験種の種子を市販供給元から得て、土壌のない媒体ミックス(Met
ro−Mix360(登録商標)、Sun Gro Horticulture)を含有
する13センチメートル(cm)の直径−円形ポットに植え付けた。出芽後処理物を施用
より8〜12日前に植え付け、24〜29℃で16時間(h)光周期を提供するために補
足的な光供給源が備えられている温室内で培養した。全てのポットを表面灌漑した。
各化合物の、試験されるための最も高い比率によって決定された加重量を、1.3mL
のアセトン−ジメチルスルホキシド(DMSO;97:3、1体積当たりの体積(v/v
))中に溶解させ、0.02%Triton X−155を含有する4.1mLの水−イ
ソプロパノール−作物油濃縮物(78:20:2、v/v/v)で希釈し、濃縮ストック
溶液を得た。アセトンおよびDMSOの97:3v/v混合物の適切な体積、ならびに0
.02%Triton X−155を含有する水、イソプロピルアルコール、作物油濃縮
物(78:20:2、v/v/v)の水性混合物の適切な体積を含有する溶液へ高比率溶
液を系列希釈することによって、追加の施用量を得た。
DeVilbiss(登録商標)圧縮空気スプレーヤーを使用し、平方インチ当たり2
〜4ポンドで(psi)、該処方化合物を施用した。処理に続いて、実験の持続期間の間
ポットを温室に戻した。必要な場合に全てのポットを地下灌漑することで、最適な成長条
件を提供した。Peters Peat−Lite Special(登録商標)肥料(
20−10−20)を地下灌漑することによって、全てのポットに1週当たり1回施肥し
た。
処理出芽後施用の10日後に、植物毒性格付けを得た。0が活性なしを表し、100が
完全な植物死滅を表する0から100のスケールで視覚的に全ての評価をし、表Aに示さ
れている通りに呈示する。植物傷害の目視による評価は、成長低減、脱色、葉の変形およ
び壊死に基づいて行った。
試験された化合物の一部、用いられた施用量、試験された植物種、および結果を表3に
示す。
Figure 2019073516
実施例B.出芽前除草活性の評価
出芽前試験I:砂壌土を含有する円形プラスチックポット(5インチの直径)に、試験
種の種子を植え付けた。植え付けた後、化合物施用より16時間前に全てのポットを地下
灌漑した。
化合物をアセトンおよびDMSOの97:3v/v混合物中に溶解させ、59:23:
15:1.0:1.5v/v比における水、アセトン、イソプロパノール、DMSOおよ
びAgri−dex(作物油濃縮物)、ならびに0.02%w/v(重量/体積)のTr
iton X−155を含有する最終の施用溶液中での適切な濃度に希釈することで、最
も高い施用量を含有するスプレー溶液を得た。上記の施用溶液で高比率溶液を系列希釈す
ることによって、追加の施用量を得た。
処方された化合物(2.7mL)を土壌表層上に均等にピペットで取り、続いて、水(
15mL)で取り込んだ。処理に続いて、実験の持続期間の間ポットを温室に戻した。日
中は約23〜29℃および夜間は22〜28℃で維持されるおよそ15時間の明期に、温
室をプログラムした。表面灌漑を介して定期的に栄養素および水を添加し、必要に応じて
オーバーヘッド金属ハロゲン化物1000ワットランプを用いて補足の照明を提供した。
処理後14日目に、除草効果格付けを得た。0が除草効果なしを表し、100が植物死
滅または土壌からの出芽の欠如を表す、0から100のスケールで、適切な防除に対して
全ての評価をし、表Aに示されている通りに呈示する。試験された化合物の一部、用いら
れた施用量、試験された植物種、および結果を表4に示す。
Figure 2019073516
実施例C.出芽後除草活性の評価
出芽後試験II:64平方センチメートルの表面積を有するプラスチックポット内の、
6.0から6.8のpHおよび約30パーセントの有機物含有量を典型的に有するSun
Gro Metro−Mix(登録商標)360植え付け用混合物中に、所望の試験植
物種の種子または小堅果を植え付けた。良好な発芽および健康な植物を確実にすることが
必要とされた場合、殺真菌剤処理および/または他の化学的もしくは物理的処理を適用し
た。日中は約23〜29℃および夜間は22〜28℃で維持するおよそ15時間の明期を
用いる温室内で、7〜21日間、該植物を成長させた。栄養素および水を定期的に添加し
、必要に応じてオーバーヘッド金属ハロゲン化物1000ワットランプを用いて補足の照
明を提供した。該植物が第1または第2の本葉段階に達した時、それらを試験に用いた。
各試験化合物の、試験されるべき最も高い比率によって決定された秤量の量を、25m
Lのガラスバイアル中に入れ、アセトンおよびDMSOの97:3v/v混合物4mL中
に溶解させることで、濃縮ストック溶液を得た。試験化合物が容易に溶解しない場合に、
混合物を加温および/または超音波処理した。得られた濃縮ストック溶液を、アセトン、
水、イソプロピルアルコール、DMSO、Atplus 411F作物油濃縮物およびT
riton(登録商標)X−155界面活性剤を48.5:39:10:1.5:1.0
:0.02v/v比で含有する水性混合物20mLで希釈することで、最も高い施用量を
含有するスプレー溶液を得た。高い比率の1/2X、1/4X、1/8Xおよび1/16
Xの比率を得るために、高比率溶液12mLを、アセトンおよびDMSOの97:3v/
v混合物2mLならびにアセトン、水、イソプロピルアルコール、DMSO、Atplu
s 411F作物油濃縮物およびTriton X−155界面活性剤を48.5:39
:10:1.5:1.0:0.02v/v比で含有する水性混合物10mLを含有する溶
液に系列希釈することで、追加の施用量を得た。化合物要件は、1ヘクタール当たり18
7リットル(L/ha)の比率で12mLの施用体積に基づく。平均植物キャノピー高さ
より18インチ(43cm)上のスプレー高さで0.503平方メートルの施用部域上に
187L/haを送達するように較正された8002Eノズルが備えられているオーバー
ヘッドMandelトラックスプレーヤーで、処方化合物を植物材料に施用した。同じ方
式にて溶媒ブランクを対照植物にスプレーした。
処理植物および対照植物を、上に記載されている通りの温室内に入れ、試験化合物が洗
い流されるのを防止するため地下灌漑によって給水した。14日後、非処理植物のものと
比較された場合の試験植物の状態を視覚的に決定し、0が損傷なしに対応し、100が完
全な死滅に対応する0から100パーセントのスケールで採点し、表Aに示されている通
りに呈示する。試験された化合物の一部、用いられた施用量、試験された植物種、および
結果を表5に示す。
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
実施例D.コムギおよびオオムギにおける出芽後除草活性の評価
出芽後試験III.103.2平方センチメートル(cm)の表面積を有するプラス
チックポット内の、6.0から6.8のpHおよび約30パーセントの有機物含有量を典
型的に有するSun Gro MetroMix(登録商標)306植え付け用混合物中
に、所望の試験植物種の種子を植え付けた。良好な発芽および健康な植物を確実にするこ
とが必要とされた場合に、殺真菌剤処理および/または他の化学的もしくは物理的処理を
適用した。日中は約18℃および夜間は17℃で維持されるおよそ14時間の明期を用い
る温室内で7〜36日間、該植物を成長させた。栄養素および水を定期的に添加し、必要
に応じてオーバーヘッド金属ハロゲン化物1000ワットランプを用いて補足の照明を提
供した。該植物が第2または第3の本葉段階に達した時、それらを試験に用いた。
各試験化合物の、試験されるべき最も高い比率によって決定された秤量の量を25mL
のガラスバイアルに入れ、アセトンおよびDMSOの97:3v/v混合物4mLに溶解
させることで、濃縮ストック溶液を得た。試験化合物が容易に溶解しない場合に、混合物
を加温および/または超音波処理した。得られた濃縮ストック溶液を、アセトン、水、イ
ソプロピルアルコール、DMSO、Agri−Dex作物油濃縮物およびX−77界面活
性剤を48:39:10:1.5:1.5:0.02v/v比で含有する水性混合物20
mLで希釈することで、最も高い施用量を含有するスプレー溶液を得た。高い比率の1/
2X、1/4X、1/8Xおよび1/16Xの比率を得るために、高比率溶液12mLを
、アセトンおよびDMSOの97:3v/v混合物2mLならびにアセトン、水、イソプ
ロピルアルコール、DMSO、Agri−Dex作物油濃縮物およびX−77界面活性剤
を48:39:10:1.5:1.5:0.02v/v比で含有する水性混合物10mL
を含有する溶液に系列希釈することによって、追加の施用量を得た。化合物要件は、1ヘ
クタール当たり187リットル(L/ha)の比率で12mLの施用体積に基づく。平均
植物キャノピー高さより18インチ(43cm)上のスプレー高さで0.503平方メー
トルの施用部域に187L/haを送達するように較正された8002Eノズルが備えら
れているオーバーヘッドMandelトラックスプレーヤーで、処方化合物を植物材料に
施用した。同じ方式にて溶媒ブランクを対照植物にスプレーした。
処理植物および対照植物を、上に記載されている通りの温室に入れ、試験化合物が洗い
流されるのを防止するため地下灌漑によって給水した。21日後、非処理植物のものと比
較された場合の試験植物の状態を視覚的に決定し、0が損傷なしに対応し、100が完全
な死滅に対応する0から100パーセントのスケールで採点し、表Aに示されている通り
に呈示する。
J. BerksonによってJournal of the American Statistical Society, 48, 565 (1953)
に、およびD. Finneyによって“Probit Analysis” Cambridge University Press (1952)
に記載されている通りの十分に認容されているプロビット分析を適用することによって、
様々な比率での特定の化合物の除草損傷を使用することで、それぞれ10パーセント、2
0パーセント、50パーセント、80パーセントおよび90パーセントの植物成長低減(
GR)を提供するために必要とされる除草剤の有効量に対応する成長低減因子として定義
されているGR10値、GR20値、GR50値、GR80値およびGR90値を算出す
ることができる。以下の実施例において説明されている手順を利用して、プロビット分析
を、個々の化合物の複数用量比率から収集されたデータに適用した。これらの用量比率の
分析を、以下の表に保存する。
試験された化合物の一部、用いられた施用量、試験された植物種、および結果を表7か
ら9までに示す。
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
Figure 2019073516
実施例E.直接播種されたイネにおける出芽後除草活性の評価
ローム土壌(43パーセント汚泥、19パーセント粘土、および38パーセント砂、約
8.1のpHおよび約1.5パーセントの有機物含有量)および川砂を80対20比で混
合することによって調製された土壌マトリックスに、所望の試験植物種の種子または小堅
果を植え付けた。139.7cmの表面積を有するプラスチックポットに土壌マトリッ
クスを含有させた。良好な発芽および健康な植物を確実にすることが必要とされた場合に
、殺真菌剤処理および/または他の化学的もしくは物理的処理を適用した。日中は約29
℃および夜間は26℃で維持されるおよそ14時間の明期を用いる温室内で10〜17日
間、植物を成長させた。栄養素および水を定期的に添加し、必要に応じてオーバーヘッド
金属ハロゲン化物1000ワットランプを用いて補足の照明を提供した。植物が第2また
は第3の本葉段階に達した時、それらを試験に用いた。
各試験化合物の、試験されるべき最も高い比率によって決定された秤量の量を25mL
のガラスバイアルに入れ、97:3v/vのアセトン−DMSOの体積中に溶解させるこ
とで、12Xストック溶液を得た。試験化合物が容易に溶解しない場合に、混合物を加温
および/または超音波処理した。濃縮ストック溶液をスプレー溶液に添加することで、最
終のアセトンおよびDMSO濃度がそれぞれ16.2%および0.5%になった。1.5
%(v/v)Agri−dex作物油濃縮物の水性混合物10mLの添加で、スプレー溶
液を適切な最終濃度に希釈した。最終のスプレー溶液は、1.25%(v/v)Agri
−dex作物油濃縮物を含有していた。化合物要件は、187L/haの比率で12mL
の施用体積に基づく。平均植物キャノピー高さより18インチ(43cm)上のスプレー
高さで0.503平方メートルs(m)の施用部域上に187L/haを送達するよう
に較正された8002Eノズルが備えられているオーバーヘッドMandelトラックス
プレーヤーで、処方化合物を植物材料に施用した。同じ方式にて溶媒ブランクを対照植物
にスプレーした。
処理植物および対照植物を、上に記載されている通りの温室に入れ、試験化合物が洗い
流されるのを防止するため地下灌漑によって給水した。20〜22日後、非処理植物のも
のと比較された試験植物の状態を視覚的に決定し、0が損傷なしに対応し、100が完全
な死滅に対応する0から100パーセントのスケールで採点し、表Aに示されている通り
に呈示する。
J. BerksonによってJournal of the American Statistical Society, 48, 565 (1953)
に、およびD. Finneyによって“Probit Analysis” Cambridge University Press (1952)
)に記載されている通りの十分に認容されているプロビット分析を適用することによって
、様々な比率での特定の化合物の除草損傷を使用することで、それぞれ20パーセント、
50パーセント、80パーセントおよび90パーセントの植物成長低減(GR)を提供す
るために必要とされる除草剤の有効量に対応する成長低減因子として定義されているGR
20値、GR50値、GR80値およびGR90値を算出することができる。以下の実施
例において説明されている手順を利用して、個々の化合物の複数用量比率から収集された
データにプロビット分析を適用した。これらの用量比率の分析を以下の表に保存する。
施用量および用いられた比の一部、試験された植物種、および結果を表10に示す。
Figure 2019073516
Figure 2019073516

Claims (55)

  1. 式(I)の化合物:
    Figure 2019073516
    [式中、
    Xは、NまたはCYであり、ここで、Yは、水素、ハロゲン、C〜Cアルキル、
    〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜C
    アルキルチオまたはC〜Cハロアルキルチオであり;
    はOR1’であり、ここで、R1’は、H、C〜CアルキルまたはC〜C
    10アリールアルキルであり;
    は、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアル
    ケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル
    、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C
    ハロアルキルチオ、アミノ、C〜Cアルキルアミノ、C〜Cハロアルキルア
    ミノ、ホルミル、(C〜Cアルキル)カルボニル、(C〜Cハロアルキル)カル
    ボニル、シアノ、または式−CR17=CR18−SiR192021の基であり、
    ここでR17は、水素、FまたはClであり;R18は水素、F、Cl、C〜Cアル
    キルまたはC〜Cハロアルキルであり;R19、R20およびR21は、各々独立し
    て、C〜C10アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜C10ハロアルキル、C
    〜Cハロシクロアルキル、フェニル、置換フェニル、C〜C10アルコキシまたは
    OHであり;
    およびRは、各々独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cハロアル
    キル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C
    〜Cハロアルキニル、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ
    、ホルミル、(C〜Cアルキル)カルボニル、(C〜Cハロアルキル)カルボニ
    ル、(C〜Cアルコキシ)カルボニル、(C〜Cアルキル)カルバミル、(C
    〜Cアルキル)スルホニル、トリ(C〜Cアルキル)シリル、ジ(C〜Cアル
    キル)ホスホニルであるか、またはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と
    一緒に、5員もしくは6員の飽和環もしくは不飽和環を形成するか、またはRおよびR
    は、一緒になって、=CR3’4’を表し、ここで、R3’およびR4’は、各々独
    立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C
    〜CアルコキシもしくはC〜Cアルキルアミノであり、またはR3’およびR
    は、それらが結合している炭素原子と一緒に、5員もしくは6員の飽和環を形成し;
    Arは、Ar1、Ar2、Ar3、Ar4、Ar5およびAr6からなる群から選択
    され;

    Figure 2019073516
    (式中、
    は、Fであり;
    は、水素またはFであり;
    は、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜C
    アルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアル
    キニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオま
    たはC〜Cハロアルキルチオであり;
    は、水素、F、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル
    、シクロプロピル、ハロシクロプロピル、C〜CアルコキシまたはC〜Cハロア
    ルコキシであり;
    は、水素、F、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル
    、シクロプロピル、ハロシクロプロピル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケ
    ニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cアルコキシ、C
    〜Cハロアルコキシ、CN、CONH、COHまたはNOであり;
    は、F、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、シク
    ロプロピル、ハロシクロプロピル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、
    〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜C
    ハロアルコキシ、CN、CONH、COHまたはNOであり;
    は、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアル
    ケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル
    、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C
    ハロアルキルチオ、アミノ、C〜Cアルキルアミノ、C〜Cハロアルキルア
    ミノ、(C〜Cアルコキシ)置換C〜Cアルキル、CNまたはNOであり;
    は、水素またはFであり;
    は、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、シクロプロピル
    、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C
    ハロアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアル
    キルチオまたはC〜Cハロアルキルチオであり;
    は、水素、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、シクロプ
    ロピル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C
    〜Cハロアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜C
    アルキルチオまたはC〜Cハロアルキルチオであり;
    は、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、シクロプ
    ロピル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C
    〜Cハロアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜C
    アルキルチオまたはC〜Cハロアルキルチオであり;
    は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、シクロプロピル、C〜C
    アルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアル
    キニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオま
    たはC〜Cハロアルキルチオであり;
    g)ARが、
    Figure 2019073516
    である場合、Xは、N、CH、CF、CClまたはCCHであり;
    ただし、
    v)RがClまたはビニルでありXがNである場合、Xは、水素、F、Clまた
    はOCHではなく;
    vi)RがClでありXがCHである場合、Xは、水素、ClまたはOCH
    はなく;
    vii)RがClでありXがCFである場合、Xは、Clではなく;
    viii)RがOCHでありXがCFである場合、Xは、CF、シクロプロ
    ピルまたはOCHではなく;
    h)ARが、
    Figure 2019073516
    である場合、Xは、N、CHまたはCFであり;
    ただし、
    がClでありXがNである場合、Xは、水素、CH、またはOCHではなく;
    i)ARが、
    Figure 2019073516
    である場合、Xは、N、CHまたはCFであり;
    j)ARが、
    Figure 2019073516
    である場合、Xは、N、CHまたはCFであり;
    k)ARが、
    Figure 2019073516
    である場合、Xは、N、CHまたはCFであり;
    l)ARが、
    Figure 2019073516
    である場合、Xは、N、CHまたはCFであり;
    ただし、
    が水素である場合、Wは、Cl、CH、CFまたはOCHではない)]
    またはそのN−オキシドもしくは農業的に許容される塩。
  2. XがNである、請求項1に記載の化合物。
  3. XがCYである、請求項1に記載の化合物。
  4. XがCYであり、ここでYが水素である、請求項3に記載の化合物。
  5. XがCYであり、ここでYがFである、請求項3に記載の化合物。
  6. 1’が、HまたはC〜Cアルキルである、請求項1から5のいずれか一項に記載
    の化合物。
  7. 1’が、HまたはC〜Cアルキルである、請求項6に記載の化合物。
  8. 1’が、Hまたはメチルである、請求項7に記載の化合物。
  9. 1’がHである、請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物。
  10. が、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルケ
    ニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキニル、
    〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜C
    ハロアルキルチオ、アミノ、C〜Cアルキルアミノ、C〜Cハロアルキルアミ
    ノ、ホルミル、(C〜Cアルキル)カルボニル、(C〜Cハロアルキル)カルボ
    ニルまたはシアノである、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
  11. が、ハロゲン、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜C
    ルコキシまたはC〜Cハロアルコキシである、請求項10に記載の化合物。
  12. がハロゲンである、請求項11に記載の化合物。
  13. がClである、請求項12に記載の化合物。
  14. がC〜Cアルケニルである、請求項11に記載の化合物。
  15. がビニルである、請求項14に記載の化合物。
  16. がC〜Cアルコキシである、請求項11に記載の化合物。
  17. がメトキシである、請求項16に記載の化合物。
  18. が式−CR17=CR18−SiR192021の基である、請求項10に記
    載の化合物。
  19. およびRが、各々独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキ
    ル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C
    ハロアルキニル、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、
    ホルミル、(C〜Cアルキル)カルボニル、(C〜Cハロアルキル)カルボニル
    、(C〜Cアルコキシ)カルボニル、(C〜Cアルキル)カルバミル、(C
    アルキル)スルホニル、トリ(C〜Cアルキル)シリルまたはジ(C〜C
    ルキル)ホスホニルである、請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物。
  20. およびRの両方が水素である、請求項19に記載の化合物。
  21. 式(I)の化合物が、式(I−1)の化合物:
    Figure 2019073516
    である、請求項1から20のいずれか一項に記載の化合物。
  22. が、F、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、シクロ
    プロピル、C〜CアルコキシまたはC〜Cハロアルコキシである、請求項21に
    記載の化合物。
  23. XがCYであり、ここでYがハロゲンであり、Xが、F、Cl、Br、IまたはC
    〜Cハロアルキルである、請求項21に記載の化合物。
  24. XがCYであり、ここでYがハロゲンであり、Xが、F、Cl、Br、I、−CH
    F、−CHFまたは−CFである、請求項23に記載の化合物。
  25. 式(I)の化合物が、式(I−2)の化合物:
    Figure 2019073516
    である、請求項1から20のいずれか一項に記載の化合物。
  26. が、F、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C
    アルコキシまたはC〜Cハロアルコキシである、請求項25に記載の化合物。
  27. XがCYであり、ここでYがハロゲンであり、Xが、F、Cl、Br、IまたはC
    〜Cハロアルキルである、請求項25に記載の化合物。
  28. XがCYであり、ここでYがハロゲンであり、Xが、F、Cl、Br、I、−CH
    F、−CHFまたはCFである、請求項27に記載の化合物。
  29. 式(I)の化合物が、式(I−3)の化合物:
    Figure 2019073516
    である、請求項1から20のいずれか一項に記載の化合物。
  30. が、F、Cl、Br、I、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C
    アルコキシまたはC〜Cハロアルコキシである、請求項29に記載の化合物。
  31. XがCYであり、ここでYがハロゲンであり、Xが、F、Cl、Br、IまたはC
    〜Cハロアルキルである、請求項29に記載の化合物。
  32. XがCYであり、ここでYがハロゲンであり、Xが、F、Cl、Br、I、−CH
    F、−CHFまたは−CFである、請求項31に記載の化合物。
  33. が、水素である、請求項29から32のいずれか一項に記載の化合物。
  34. 式(I)の化合物が、式(I−4)の化合物:
    Figure 2019073516
    である、請求項1から20のいずれか一項に記載の化合物。
  35. が、F、Cl、Br、I、C〜CアルキルまたはC〜Cハロアルキルであ
    る、請求項34に記載の化合物。
  36. XがCYであり、ここでYがハロゲンであり、Xが、F、Cl、Br、IまたはC
    〜Cハロアルキルである、請求項34に記載の化合物。
  37. XがCYであり、ここでYがハロゲンであり、Xが、F、Cl、Br、I、−CH
    F、−CHFまたは−CFである、請求項36に記載の化合物。
  38. が、Cl、メチルまたはメトキシである、請求項34から37のいずれか一項に記
    載の化合物。
  39. がFである、請求項34から38のいずれか一項に記載の化合物。
  40. 式(I)の化合物が、式(I−5)の化合物:
    Figure 2019073516
    である、請求項1から20のいずれか一項に記載の化合物。
  41. が、F、Cl、Br、I、C〜CアルキルまたはC〜Cハロアルキルであ
    る、請求項40に記載の化合物。
  42. XがCYであり、ここでYがハロゲンであり、Xが、F、Cl、Br、IまたはC
    〜Cハロアルキルである、請求項40に記載の化合物。
  43. XがCYであり、ここでYがハロゲンであり、Xが、F、Cl、Br、I、−CH
    F、−CHFまたは−CFである、請求項42に記載の化合物。
  44. がFである、請求項40から43のいずれか一項に記載の化合物。
  45. がFであり、YがFである、請求項40から44のいずれか一項に記載の化合物
  46. 式(I)の化合物が、式(I−6)の化合物:
    Figure 2019073516
    である、請求項1から20のいずれか一項に記載の化合物。
  47. が、F、Cl、Br、I、C〜CアルキルまたはC〜Cハロアルキルであ
    る、請求項46に記載の化合物。
  48. XがCYであり、ここでYがハロゲンであり、Xが、F、Cl、Br、IまたはC
    〜Cハロアルキルである、請求項46に記載の化合物。
  49. XがCYであり、ここでYがハロゲンであり、Xが、F、Cl、Br、I、−CH
    F、−CHFまたは−CFである、請求項48に記載の化合物。
  50. 1’が、HまたはC〜Cアルキルであり;
    が、ハロゲン、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜C
    ルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜CアルキルチオまたはC〜Cハロア
    ルキルチオであり;
    およびRが、水素であり;
    Xが、N、CHまたはCFである、
    請求項1、21、25、29、34、40および46のいずれか一項に記載の化合物。
  51. Figure 2019073516
    Figure 2019073516
    Figure 2019073516
    Figure 2019073516
    Figure 2019073516
    Figure 2019073516
    Figure 2019073516
    Figure 2019073516
    Figure 2019073516
    またはそのN−オキシドもしくは農業的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物
  52. 請求項1から51のいずれか一項に記載の化合物と、農業的に許容されるアジュバント
    または担体とを含む除草組成物。
  53. 少なくとも1種の追加の除草化合物をさらに含む、請求項52に記載の組成物。
  54. 毒性緩和剤をさらに含む、請求項52または53に記載の組成物。
  55. 請求項1から51のいずれか一項に記載の化合物、または請求項52から54のいずれ
    か一項に記載の組成物を施用することを含む、望ましくない植生を防除するための方法。
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