JP2019069133A - 情報処理方法、情報処理装置、洗浄システム及び洗浄装置 - Google Patents
情報処理方法、情報処理装置、洗浄システム及び洗浄装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】洗剤収容部の洗浄を促し、故障のリスクを低減させる技術を提供することを目的とする。【解決手段】本開示の情報処理方法は、プロセッサを用いて、洗浄装置に備えられた洗剤収容部内の洗剤の残量を表す残量情報と、洗浄装置が洗浄対象物を洗浄する1回の洗浄イベントに対して設定された第1投入量と、に基づいて、予定されている第1洗浄イベントにおいて洗浄装置へ投入されることが予定されている洗剤の第2投入量が所定の閾値を下回るかを判定し、第2投入量が所定の閾値を下回ると判定されると第1洗浄イベントの前に予定されている第2洗浄イベントにおいて洗浄装置が投入することが予定されている第1投入量に基づいて決定される第3投入量を、所定の閾値以上である第4投入量へ変更し、第4投入量を示す情報を洗浄装置へ出力し、第4投入量の洗剤を第2洗浄イベントにおいて洗浄装置に投入させる。【選択図】図1
Description
本開示は、洗浄対象物の洗浄に関する情報処理方法、情報処理装置、洗浄システム及び洗浄装置に関する。
洗濯機又は食器洗浄機といった様々な洗浄装置が開発されている。これらの洗浄装置のうちいくつかは、衣類又は食器といった洗浄対象物を洗浄するための洗剤を自動的に投入する機構を有する(特許文献1〜4を参照)。
ユーザが、洗浄の度に、洗剤を投入する旧来の洗浄装置とは異なり、これらの文献に開示される洗浄装置は、洗剤を自動的に投入するので、ユーザの洗剤投入にかかる作業負担を軽減することができる。すなわち、ユーザが、洗剤を、洗浄装置が備える洗剤収容部に収容すると、洗剤は、洗浄対象物が洗浄される洗浄空間に自動的に投入されることになる。したがって、ユーザ自身は、洗浄の度に、洗剤の量を計測しなくてもよいし、計測された量の洗剤を洗浄空間に投入しなくてもよい。
洗剤収容部に収容された洗剤は、時間経過により固化することがある。あるいは、洗剤収容部に収容された洗剤の粘度は、時間経過により高くなることがある。固化した、或いは、高粘度化した洗剤は、洗浄空間に連なる流路の詰まりを引き起こすこともある。すなわち、洗剤収容部に長期間収容された洗剤は、洗浄装置の故障のリスクを増大させる。したがって、洗剤収容部は、洗浄されることが望ましい。
洗剤収容部の洗浄は、洗剤収容部が空になった(又は空になったと判定された)時に行われることが好ましい。洗剤が、洗剤収容部内に存在しているならば、洗剤収容部内の洗剤は、洗剤収容部の洗浄によって捨てられることになる。
洗剤収容部内の洗剤が減ると、ユーザは、洗剤をつぎ足してしまうこともある。これにより、洗剤収容部の洗浄のタイミングは、失われることになる。
上述の文献に開示される洗浄装置は、洗浄対象物の量又は洗剤の残量を参照して、洗剤の適切な投入量を決定する。しかしながら、これらの文献の開示技術は、洗剤収容部を必ずしも空にせず、洗剤収容部の洗浄を促すことはできない。洗剤収容部の洗浄なしでは、洗剤収容部内の洗剤の固化或いは高粘度化のリスクは、高くなる。固化した、又は、高粘度化した洗剤は、上述の如く、洗浄装置の故障のリスクを増大させる。
本開示は、洗剤収容部を洗浄する機会を作り出し、洗浄装置の故障のリスクを低減させる技術を提供することを目的とする。
本開示の一局面に係る情報処理方法は、プロセッサを用いて、洗浄装置に備えられ洗剤が収容される洗剤収容部内の前記洗剤の残量を表す残量情報を前記洗浄装置から取得し、前記残量情報と、前記洗浄装置が洗浄対象物を洗浄する1回の洗浄イベントに対して設定された第1投入量と、に基づいて、予定されている第1洗浄イベントにおいて前記洗浄装置へ投入されることが予定されている前記洗剤の第2投入量が、所定の閾値を下回るかを判定し、前記第2投入量が所定の閾値を下回ると判定されると、前記第1洗浄イベントの前に予定されている少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記洗浄装置が投入することが予定されている前記第1投入量に基づいて決定される第3投入量を、前記所定の閾値以上である第4投入量へ変更し、前記第4投入量を示す情報を前記洗浄装置へ出力し、前記第4投入量の前記洗剤を前記少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記洗浄装置に投入させる。
本開示の他の局面に係る情報処理装置は、洗浄装置に備えられ洗剤が収容される洗剤収容部内の前記洗剤の残量を表す残量情報を前記洗浄装置から取得する取得部と、前記残量情報と、前記洗浄装置が洗浄対象物を洗浄する1回の洗浄イベントに対して設定された第1投入量と、に基づいて、予定されている第1洗浄イベントにおいて前記洗浄装置へ投入されることが予定されている前記洗剤の第2投入量が所定の閾値を下回るかを判定する判定部と、前記第2投入量が所定の閾値を下回ると判定されると、前記第1洗浄イベントの前に予定されている少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記洗浄装置が投入することが予定されている前記第1投入量に基づいて決定される第3投入量を、前記所定の閾値以上である第4投入量へ変更する情報生成部と、前記第4投入量を示す情報を前記洗浄装置へ出力し、前記第4投入量の前記洗剤を前記少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記洗浄装置に投入させる情報出力部と、を備える。
本開示の他の局面に係る洗浄システムは、上述の情報処理装置と、前記洗浄対象物が投入される前記洗浄装置と、を備える。前記洗浄装置は、(i)前記洗剤収容部と、(ii)前記洗剤を、前記洗剤収容部から、前記洗浄対象物が洗浄される洗浄空間へ投入する洗剤投入部と、(iii)前記洗剤収容部内の前記洗剤の前記残量を検出し、前記残量を表す前記残量情報を生成する残量検出部と、(iv)前記残量情報を前記情報処理装置へ送信し、且つ、前記第4投入量を示す情報を受信する通信部と、を含む。前記洗剤投入部は、前記第4投入量を示す情報に応じて、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記第4投入量の洗剤を前記洗浄空間へ投入する。
本開示の他の局面に係る洗浄装置は、上述の情報処理装置を有する洗浄装置であって、前記洗剤収容部と、前記洗剤を、前記洗剤収容部から、前記洗浄対象物が洗浄される洗浄空間へ投入する洗剤投入部と、前記洗剤収容部内の前記洗剤の前記残量を検出し、前記残量を表す前記残量情報を生成する残量検出部と、を備える。前記洗剤投入部は、前記第4投入量を示す情報に応じて、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記第4投入量の洗剤を前記洗浄空間へ投入する。
上述の技術は、洗剤収容部を洗浄する機会を作り出し、洗浄装置の故障のリスクを低減させることができる。
<第1実施形態>
ユーザが、洗剤収容部に供給すると、洗剤収容部は、多量の洗剤収容部に満たされることになる。洗浄装置がその後繰り返し使用されると、洗剤収容部内の洗剤は、徐々に減少する。洗剤収容部が、最終的に空にされ、洗浄されると、洗剤の固化又は高粘度化は生じにくい。すなわち、固化した、又は、高粘度化した洗剤が、洗浄装置内での詰まりを引き起こすリスクは低減される。ユーザが、その後、新たな洗剤を、洗剤収容部に供給すると、洗浄装置は、信頼性高く動作することができる。洗剤が洗剤収容部へ供給されたときから、次の洗剤供給までの期間において、洗剤収容部が空にされるならば、洗剤の少ない浪費の下で、洗剤収容部を洗浄することができる好適な洗浄タイミングが作り出されることになる。第1実施形態において、洗剤収容部を空にする例示的な洗浄システムが説明される。
ユーザが、洗剤収容部に供給すると、洗剤収容部は、多量の洗剤収容部に満たされることになる。洗浄装置がその後繰り返し使用されると、洗剤収容部内の洗剤は、徐々に減少する。洗剤収容部が、最終的に空にされ、洗浄されると、洗剤の固化又は高粘度化は生じにくい。すなわち、固化した、又は、高粘度化した洗剤が、洗浄装置内での詰まりを引き起こすリスクは低減される。ユーザが、その後、新たな洗剤を、洗剤収容部に供給すると、洗浄装置は、信頼性高く動作することができる。洗剤が洗剤収容部へ供給されたときから、次の洗剤供給までの期間において、洗剤収容部が空にされるならば、洗剤の少ない浪費の下で、洗剤収容部を洗浄することができる好適な洗浄タイミングが作り出されることになる。第1実施形態において、洗剤収容部を空にする例示的な洗浄システムが説明される。
図1は、第1実施形態の洗浄システム100の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。図1を参照して、洗浄システム100が説明される。
洗浄システム100は、洗浄装置200と、情報処理装置300と、を備える。洗浄装置200は、洗浄対象物として投入された衣類を洗浄する洗濯機であってもよいし、洗浄対象物として投入された食器を洗浄する食器洗浄機であってもよい。本実施形態の原理は、洗浄装置200の特定の機能に限定されない。
洗浄装置200は、情報処理装置300と通信可能に形成される。本実施形態の原理は、洗浄装置200と情報処理装置300との間の特定の通信形式に限定されない。たとえば、Wi−Fi通信が、洗浄装置200と情報処理装置300との間の通信に用いられてもよい。
情報処理装置300は、洗浄対象物の洗浄に用いられる洗剤の量に関する情報を処理する。情報処理装置300は、スマートホン、タブレット端末又は携帯電話といった通信端末であってもよい。代替的に、情報処理装置300は、クラウドサーバであってもよい。本実施形態の原理は、情報処理装置300として用いられる特定の通信機器に限定されない。
洗浄装置200は、主洗浄部210と、洗剤収容部220と、洗剤投入部230と、残量検出部240と、通信部250と、記憶部260と、を含む。衣類又は食器といった洗浄対象物が収容される洗浄空間211は、主洗浄部210に形成される。洗浄対象物は、洗浄空間211内で洗浄される。
主洗浄部210は、対象検出部212と、洗浄制御部213と、洗浄機構214と、を含む。対象検出部212は、洗浄空間211に収容された洗浄対象物の重量を検出し、検出された重量を表す重量情報を生成する。重量情報は、対象検出部212から洗浄制御部213及び洗剤投入部230へ出力される。洗浄制御部213は、重量情報を参照し、洗浄内容(たとえば、洗い期間の長さ)を決定する。洗剤投入部230は、重量情報を参照し、洗浄空間211への洗剤投入量を決定する。したがって、洗浄対象物は、洗浄空間211内の洗浄対象物の量に適した量の洗剤によって洗浄される。
洗浄機構214は、洗浄制御部213の制御下で、洗浄空間211内の洗浄対象物を洗浄する。既知の洗濯機又は既知の食器洗浄機に用いられている洗浄構造は、洗浄機構214に適用可能である。洗浄機構214は、洗浄空間211への給水経路及び洗浄空間211からの排水経路を開いたり、閉じたりする弁体を含んでもよい。洗浄装置200が、洗濯機であるならば、衣類が収容される洗浄空間211を形成する洗濯槽を回転するモータを含んでもよい。洗浄装置200が、食器洗浄機であるならば、水を噴射するノズルを移動させるモータを含んでもよい。本実施形態の原理は、洗浄機構214の特定の構造に限定されない。
洗浄機構214の制御に必要とされる制御情報(たとえば、対象検出部212によって検出された洗浄対象物の重量に対応する給水量又は洗浄期間長)は、記憶部260に格納されている。洗浄制御部213は、制御情報を記憶部260から読み出し、重量情報と制御情報とに基づいて、洗浄機構214を制御する。この結果、洗浄機構214は、洗浄制御部213の制御下で、洗浄空間211内の洗浄対象物を適切に洗浄することができる。
洗剤は、洗剤収容部220に収容される。洗剤は、液体(膜に覆われた液体の塊)であってもよいし、粉体のような固体であってもよいし、ゲル状であってもよい。本実施形態の原理は、洗浄対象物の洗浄に用いられる特定の種類の洗剤に限定されない。
洗剤投入部230は、投入制御部231と、投入機構232と、を含む。上述の重量情報は、対象検出部212から投入制御部231へ出力される。上述の制御情報だけでなく、洗浄空間211内の洗浄対象物の重量と洗浄空間211へ投入される洗剤の投入量との関係を表す洗剤量情報も、記憶部260に格納される。重量情報を対象検出部212から受け取った投入制御部231は、洗剤量情報を記憶部260から読み出し、重量情報によって表される洗浄対象物の重量に対応する洗剤投入量を見出す。投入機構232が、洗剤を、見出された洗剤投入量だけ、洗剤収容部220から洗浄空間211へ投入するように、投入制御部231は、投入機構232を制御する。この結果、投入機構232は、投入制御部231の制御下で、洗浄空間211内の洗浄対象物の量に適した量の洗剤を、洗剤収容部220から洗浄空間211に投入することができる。投入機構232は、液状の洗剤の供給経路を開いたり、閉じたりする弁体であってもよい。代替的に、投入機構232は、粉状の洗剤を搬送するスクリューフィーダ及びスクリューフィーダを駆動するモータの組み合わせであってもよい。本実施形態の原理は、投入機構232の特定の構造に限定されない。
残量検出部240は、洗剤収容部220内の洗剤の残量を検出する。残量検出部240は、検出された残量を表す残量情報を生成する。残量情報は、残量検出部240から通信部250へ出力される。残量検出部240は、洗剤収容部220内の洗剤の残量を光学式に検出する一般的な光学センサであってもよいし、洗剤収容部220内の洗剤の重量を検出する一般的な重量センサであってもよい。本実施形態の原理は、残量検出部240として用いられる特定のセンサ装置に限定されない。
通信部250は、送信部251と受信部252とを含む。送信部251は、上述の残量情報を残量検出部240から受け取る。送信部251は、残量情報を、情報処理装置300へ送信する。情報処理装置300は、残量情報を参照し、後の洗浄イベントにおいて洗浄空間211へ投入される洗剤の不足が生ずるか否かを判定する。「洗浄イベント」との用語は、ユーザが洗浄対象物を洗浄空間211に投入してから洗浄対象物の洗浄が完了するまでの期間、又は、この期間における洗浄装置200及び/又は情報処理装置300の動作を意味する。
情報処理装置300は、洗剤の不足が生ずると予測された洗浄イベントの前又は後において、洗剤収容部220を空にする動作を洗浄装置200に要求する要求情報を生成する。受信部252は、要求情報を、情報処理装置300から受信する。要求情報は、その後、受信部252から洗浄制御部213と投入制御部231とに出力される。投入制御部231は、要求情報に応じて、洗浄空間211へ投入される洗剤の量を調整する。洗浄制御部213は、調整された洗剤投入量に適するように、洗浄機構214の洗浄動作を制御する。
情報処理装置300は、取得部310と、判定部320と、情報生成部330と、情報出力部340と、を含む。取得部310は、通信部250から送信された残量情報を受信する。残量情報は、その後、取得部310から判定部320へ出力される。判定部320は、残量情報を参照し、後の洗浄イベントにおいて洗浄空間211へ投入される洗剤の不足が生ずるか否かを判定する。判定部320が、洗剤投入量の不足を判定すると、洗剤投入量の不足を表す判定結果は、判定部320から情報生成部330へ出力される。情報生成部330は、判定結果を参照し、洗剤収容部220を空にするための動作を要求する要求情報を生成する。要求情報は、情報生成部330から情報出力部340へ伝達される。情報出力部340は、要求情報を、通信部250へ送信する。
図2は、洗浄システム100の処理の概要を示すシーケンス図である。図1及び図2を参照して、洗浄システム100の処理の概要が説明される。
(ステップS110)
洗浄装置200は、洗剤の残量を計測する。具体的には、残量検出部240は、洗剤収容部220内に残る洗剤の量を検出し、残量情報を生成する。その後、ステップS120が実行される。
洗浄装置200は、洗剤の残量を計測する。具体的には、残量検出部240は、洗剤収容部220内に残る洗剤の量を検出し、残量情報を生成する。その後、ステップS120が実行される。
(ステップS120)
洗浄装置200は、残量情報を、情報処理装置300へ出力する。具体的には、残量情報は、残量検出部240から送信部251へ出力される。送信部251は、残量情報を表す無線信号を生成する。無線信号は、送信部251から取得部310へ出力される。その後、ステップS130が実行される。
洗浄装置200は、残量情報を、情報処理装置300へ出力する。具体的には、残量情報は、残量検出部240から送信部251へ出力される。送信部251は、残量情報を表す無線信号を生成する。無線信号は、送信部251から取得部310へ出力される。その後、ステップS130が実行される。
(ステップS130)
情報処理装置300は、投入予定量を決定する。具体的には、取得部310は、無線信号を電気信号に代え、残量情報を電気信号として判定部320へ出力する。判定部320は、残量情報に基づいて、次の洗浄イベントにおいて投入される洗剤の投入量(すなわち、投入予定量)を決定する。その後、ステップS140が実行される。
情報処理装置300は、投入予定量を決定する。具体的には、取得部310は、無線信号を電気信号に代え、残量情報を電気信号として判定部320へ出力する。判定部320は、残量情報に基づいて、次の洗浄イベントにおいて投入される洗剤の投入量(すなわち、投入予定量)を決定する。その後、ステップS140が実行される。
(ステップS140)
情報処理装置300は、投入要求を、洗浄装置200へ出力する。具体的には、決定された投入予定量を表す判定結果は、判定部320から情報生成部330へ出力される。情報生成部330は、次の洗浄イベントにおいて、決定された投入予定量の洗剤を投入することを要求する投入要求を要求情報として生成する。投入要求は、情報生成部330から情報出力部340へ出力する。情報出力部340は、投入要求を無線信号として洗浄装置200へ送信する。その後、ステップS150が実行される。
情報処理装置300は、投入要求を、洗浄装置200へ出力する。具体的には、決定された投入予定量を表す判定結果は、判定部320から情報生成部330へ出力される。情報生成部330は、次の洗浄イベントにおいて、決定された投入予定量の洗剤を投入することを要求する投入要求を要求情報として生成する。投入要求は、情報生成部330から情報出力部340へ出力する。情報出力部340は、投入要求を無線信号として洗浄装置200へ送信する。その後、ステップS150が実行される。
(ステップS150)
ユーザが、洗浄空間211へ洗浄対象物を投入すると、洗浄装置200は、洗浄対象物の重量を計測する。具体的には、対象検出部212は、洗浄対象物212の重量を計測し、重量情報を生成する。重量情報は、対象検出部212から投入制御部231へ出力される。その後、ステップS160が実行される。
ユーザが、洗浄空間211へ洗浄対象物を投入すると、洗浄装置200は、洗浄対象物の重量を計測する。具体的には、対象検出部212は、洗浄対象物212の重量を計測し、重量情報を生成する。重量情報は、対象検出部212から投入制御部231へ出力される。その後、ステップS160が実行される。
(ステップS160)
洗浄装置200は、洗剤の投入量を決定する。具体的には、投入制御部231は、重量情報を対象検出部212から受け取り、且つ、投入要求を、受信部252を通じて、情報出力部340から受け取る。投入制御部231は、重量情報及び投入要求に基づいて、実際に洗浄空間211へ供給される洗剤の投入量を決定する。その後、ステップS170が実行される。
洗浄装置200は、洗剤の投入量を決定する。具体的には、投入制御部231は、重量情報を対象検出部212から受け取り、且つ、投入要求を、受信部252を通じて、情報出力部340から受け取る。投入制御部231は、重量情報及び投入要求に基づいて、実際に洗浄空間211へ供給される洗剤の投入量を決定する。その後、ステップS170が実行される。
(ステップS170)
洗浄装置200は、決定された投入量の洗剤を洗浄空間211に投入する。具体的には、投入機構232は、投入制御部231の制御下で、決定された投入量の洗剤を、洗剤収容部220から洗浄空間211へ投入する。洗浄機構214は、洗浄制御部213の制御下で、洗浄空間211内の洗浄対象物を洗浄する。その後、ステップS110が再度実行される。
洗浄装置200は、決定された投入量の洗剤を洗浄空間211に投入する。具体的には、投入機構232は、投入制御部231の制御下で、決定された投入量の洗剤を、洗剤収容部220から洗浄空間211へ投入する。洗浄機構214は、洗浄制御部213の制御下で、洗浄空間211内の洗浄対象物を洗浄する。その後、ステップS110が再度実行される。
図3は、残量検出部240の例示的な動作を表す概略的なフローチャートである。図1及び図3を参照して、残量検出部240の動作が説明される。
(ステップS210)
残量検出部240は、洗浄イベントの完了を待つ。残量検出部240は、洗浄イベントの完了を洗浄制御部213から通知されてもよいし、他の条件から洗浄イベントの完了を見出してもよい。本実施形態の原理は、残量検出部240がどのように洗浄イベントの完了を検出するかによっては何ら限定されない。洗浄イベントが完了すると、ステップS220が実行される。
残量検出部240は、洗浄イベントの完了を待つ。残量検出部240は、洗浄イベントの完了を洗浄制御部213から通知されてもよいし、他の条件から洗浄イベントの完了を見出してもよい。本実施形態の原理は、残量検出部240がどのように洗浄イベントの完了を検出するかによっては何ら限定されない。洗浄イベントが完了すると、ステップS220が実行される。
(ステップS220)
残量検出部240は、洗剤収容部220内に残る洗剤の量を検出する。その後、ステップS230が実行される。
残量検出部240は、洗剤収容部220内に残る洗剤の量を検出する。その後、ステップS230が実行される。
(ステップS230)
残量検出部240は、検出された残量を表す残量情報を生成する。残量情報は、その後、送信部251及び取得部310を通じて、判定部320へ受け渡される。残量情報の生成の後、処理は、ステップS210へ戻る。
残量検出部240は、検出された残量を表す残量情報を生成する。残量情報は、その後、送信部251及び取得部310を通じて、判定部320へ受け渡される。残量情報の生成の後、処理は、ステップS210へ戻る。
図4は、判定部320の例示的な動作を表す概略的なフローチャートである。図1〜図4を参照して、判定部320の動作が説明される。
(ステップS310)
判定部320は、残量情報を待つ。図3を参照して説明されたステップS230が実行されると、判定部320は、残量情報を送信部251及び取得部310を通じて取得することができる。判定部320が、残量情報を取得すると、ステップS320が実行される。
判定部320は、残量情報を待つ。図3を参照して説明されたステップS230が実行されると、判定部320は、残量情報を送信部251及び取得部310を通じて取得することができる。判定部320が、残量情報を取得すると、ステップS320が実行される。
(ステップS320)
判定部320は、残量情報と予め設定される設定投入量(1回の洗浄イベントに対して設定された設定投入量:以下、第1投入量と称される)とに基づいて投入量を変更するかを判定する。具体的には、判定部320は、残量情報が表す残量と設定投入量から、設定投入量で洗浄可能な洗浄イベントの回数Nと、N+1回目の洗浄イベントにおける洗剤の残量αを算出し、算出される値が閾値を下回るかを判定する。言い換えると、残量情報が表す残量は、ステップS320のブロックに記載される数式によって表現されることができる。第1投入量は、洗浄空間211に投入される洗浄対象物の平均的な量を洗浄するのに適した値であってもよい。代替的に、第1投入量は、洗剤の使用履歴情報に基づいて決定されてもよい。本実施形態の原理は、第1投入量がどのように設定されるかによっては何ら限定されない。
判定部320は、残量情報と予め設定される設定投入量(1回の洗浄イベントに対して設定された設定投入量:以下、第1投入量と称される)とに基づいて投入量を変更するかを判定する。具体的には、判定部320は、残量情報が表す残量と設定投入量から、設定投入量で洗浄可能な洗浄イベントの回数Nと、N+1回目の洗浄イベントにおける洗剤の残量αを算出し、算出される値が閾値を下回るかを判定する。言い換えると、残量情報が表す残量は、ステップS320のブロックに記載される数式によって表現されることができる。第1投入量は、洗浄空間211に投入される洗浄対象物の平均的な量を洗浄するのに適した値であってもよい。代替的に、第1投入量は、洗剤の使用履歴情報に基づいて決定されてもよい。本実施形態の原理は、第1投入量がどのように設定されるかによっては何ら限定されない。
判定部320は、残量情報によって表される残量と第1投入量とから、自然数「N」と残余値「α」を算出する。自然数「N」は、何回の洗浄イベントが現状の残量の下で実行されることができるかの指標として用いられる。残余値「α」は、「0」以上且つ第1投入量未満の値である。残余値「α」は、現状の残量の下で実行される最後の洗浄イベントにおいて予定されている第2投入量を表す。判定部320が、自然数「N」と残余値「α」とを算出すると、ステップS330が実行される。本実施形態に関して、所定の閾値は、第1投入量によって例示される。しかしながら、所定の閾値は、第1投入量未満の値であってもよい。なお、本実施形態では、N回目までの各洗浄イベントにおいて投入されることが予定されている洗剤の投入量(第3投入量)は、第1投入量であるが、N回目までの投入総量が変わらない範囲でN回目までの各洗浄イベントにおける投入量がそれぞれ増減されてもよい。
(ステップS330)
自然数「N」が、「1」であるならば、ステップS340が実行される。他の場合には、ステップS310が実行される。
自然数「N」が、「1」であるならば、ステップS340が実行される。他の場合には、ステップS310が実行される。
(ステップS340)
判定部320は、残余値「α」が「0」に等しいか否かを判定する。残余値「α」が、「0」に等しいならば、処理は終了する。他の場合には、ステップS350が実行される。
判定部320は、残余値「α」が「0」に等しいか否かを判定する。残余値「α」が、「0」に等しいならば、処理は終了する。他の場合には、ステップS350が実行される。
(ステップS350)
判定部320は、次の洗浄イベントで投入される洗剤の投入予定量(以下、「第4投入量」と称される)を示す判定結果を生成する。判定結果は、第4投入量が第3投入量と残余値「α」との和であることを表す情報を含んでもよい。判定結果は、判定部320から情報生成部330へ出力される。情報生成部330は、第3投入量と残余値「α」との和に相当する量の洗剤の投入を要求する投入要求を、要求情報として生成する。要求情報は、情報出力部340へ受け渡され、その後、情報出力部340から受信部252へ送信される。投入制御部231は、要求情報を、受信部252を通じて受け取ることができる。投入制御部231が、要求情報を受け取ったとき、洗剤収容部220に残る洗剤の量は、第3投入量と残余値「α」との和に略等しい。したがって、投入制御部231が、要求情報に従って、第3投入量と残余値「α」との和に相当する量の洗剤の投入を投入機構232に指示し、投入機構232が、洗剤を、投入制御部231の制御下で、洗剤収容部220から洗浄空間211に投入すると、洗剤収容部220は略空になる。判定部320が、判定結果を生成すると、判定部320は、判定処理を終了する。
判定部320は、次の洗浄イベントで投入される洗剤の投入予定量(以下、「第4投入量」と称される)を示す判定結果を生成する。判定結果は、第4投入量が第3投入量と残余値「α」との和であることを表す情報を含んでもよい。判定結果は、判定部320から情報生成部330へ出力される。情報生成部330は、第3投入量と残余値「α」との和に相当する量の洗剤の投入を要求する投入要求を、要求情報として生成する。要求情報は、情報出力部340へ受け渡され、その後、情報出力部340から受信部252へ送信される。投入制御部231は、要求情報を、受信部252を通じて受け取ることができる。投入制御部231が、要求情報を受け取ったとき、洗剤収容部220に残る洗剤の量は、第3投入量と残余値「α」との和に略等しい。したがって、投入制御部231が、要求情報に従って、第3投入量と残余値「α」との和に相当する量の洗剤の投入を投入機構232に指示し、投入機構232が、洗剤を、投入制御部231の制御下で、洗剤収容部220から洗浄空間211に投入すると、洗剤収容部220は略空になる。判定部320が、判定結果を生成すると、判定部320は、判定処理を終了する。
図5は、判定部320の判定処理の概念図である。図1〜図5を参照して、判定処理が更に説明される。
図5の判定処理(1)は、最初の残量情報(すなわち、図3のステップS230において生成された残量情報)を取得した判定部320の処理を表す。判定部320は、第3投入量すなわち第1投入量「DDA」で、最大、「M(M>1)」回の洗浄イベントを行うことができる量の洗剤が、洗剤収容部220に残存していると判断している。「N=M(>1)」であるため、判定部320は、投入予定量を変更する判定結果を生成しない(ステップS330:NO)。すなわち、1回目の洗浄イベントの投入予定量(第2投入量)は、第1投入量「DDA」のままである。
図5の判定処理(M)は、図4のステップS310〜ステップS330からなる処理ループが繰り返され、自然数「N」が「1」になった時(すなわちM回目の洗浄イベントが発生した時)における判定部320の処理を表す。判定部320は、第3投入量すなわち第1投入量「DDA」で、最大、1回の洗浄イベントを行うことができる量の洗剤が、洗剤収容部220に残存していると判断している。ここで、「N=(M−(M−1))=1」であるため、判定部320は、残余値「α」と閾値「RTH」との比較を行う(ステップS230:YES)。
判定部320は、ステップS340で、残余値「α」が「0」に等しいか否かを確認する。残余値「α」が「0」に等しいならば、ステップS350での投入量の調整処理なくしても、洗剤収容部220は、略空になる。残余値「α」が、「0」でないならば、2回目の洗浄イベントにおける洗剤の投入予定量が不足する洗浄イベント(第1洗浄イベント)が発生する。この場合、図5の判定処理(M)に示されるように、判定部320は、第1洗浄イベントである2回目の洗浄イベントの前の1回目の洗浄イベント(第2洗浄イベント)において、第3投入量すなわち第1投入量「DDA」と残余値「α」との和に相当する量を第4投入量として判定する。
図6は、投入制御部231及び洗浄制御部213の例示的な動作を表す概略的なフローチャートである。図1、図4〜図6を参照して、投入制御部231及び洗浄制御部213の動作が説明される。
(ステップS405)
投入制御部231及び洗浄制御部213は、重量情報を待つ。投入制御部231が、重量情報を、対象検出部212から受け取ると、ステップS410が実行される。
投入制御部231及び洗浄制御部213は、重量情報を待つ。投入制御部231が、重量情報を、対象検出部212から受け取ると、ステップS410が実行される。
(ステップS410)
洗浄制御部213は、洗剤量情報(以下の「表1」を参照)を記憶部260から読み出す。その後、ステップS415が実行される。
洗浄制御部213は、洗剤量情報(以下の「表1」を参照)を記憶部260から読み出す。その後、ステップS415が実行される。
(ステップS415)
投入制御部231及び洗浄制御部213は、要求情報を受け取っているか否かを確認する。投入制御部231及び洗浄制御部213が、要求情報を、受信部252を通じて受け取っているならば(すなわち、図4のステップS350が実行されているならば)、ステップS420が実行される。他の場合には、ステップS435が実行される。
投入制御部231及び洗浄制御部213は、要求情報を受け取っているか否かを確認する。投入制御部231及び洗浄制御部213が、要求情報を、受信部252を通じて受け取っているならば(すなわち、図4のステップS350が実行されているならば)、ステップS420が実行される。他の場合には、ステップS435が実行される。
(ステップS420)
投入制御部231は、洗剤収容部220に残存する洗剤全てを投入量「RQD」として決定する。その後、ステップS425が実行される。
投入制御部231は、洗剤収容部220に残存する洗剤全てを投入量「RQD」として決定する。その後、ステップS425が実行される。
(ステップS425)
投入制御部231は、ステップS420において決定された投入量「RQD」からステップS410において決定された推奨投入量「RMD」を差し引き、差分値「ΔDD」を算出する。差分値「ΔDD」の絶対値を所定の閾値「DTH」と比較する。差分値「ΔDD」の絶対値が、閾値「DTH」よりも大きいならば、ステップS430が実行される。他の場合には、ステップS440が実行される。
投入制御部231は、ステップS420において決定された投入量「RQD」からステップS410において決定された推奨投入量「RMD」を差し引き、差分値「ΔDD」を算出する。差分値「ΔDD」の絶対値を所定の閾値「DTH」と比較する。差分値「ΔDD」の絶対値が、閾値「DTH」よりも大きいならば、ステップS430が実行される。他の場合には、ステップS440が実行される。
(ステップS430)
洗浄制御部213は、記憶部260に格納されたプログラムリストを参照し、重量情報が表す重量に対応する洗浄プログラムを見出す。以下の表は、プログラムリストを概念的に表す。重量情報によって表される重量が、「TW1以上TW2未満」の範囲に属しているならば、洗浄制御部213は、調整対象の洗浄プログラムとして、「プログラム2」を選択する。
洗浄制御部213は、記憶部260に格納されたプログラムリストを参照し、重量情報が表す重量に対応する洗浄プログラムを見出す。以下の表は、プログラムリストを概念的に表す。重量情報によって表される重量が、「TW1以上TW2未満」の範囲に属しているならば、洗浄制御部213は、調整対象の洗浄プログラムとして、「プログラム2」を選択する。
洗浄制御部213は、差分値「ΔDD」に応じて、選択された洗浄プログラムを変更する。差分値「ΔDD」が、正の値であるならば、洗剤投入量が、推奨投入量「RMD」よりも多いことを意味する。したがって、濯ぎ時間が長くなるように、洗浄制御部213は、選択された洗浄プログラム中の設定値を変更してもよい。差分値「ΔDD」が、負の値であるならば、洗剤投入量が、推奨投入量「RMD」よりも少ないことを意味する。したがって、濯ぎ時間が短くなるように、洗浄制御部213は、選択された洗浄プログラム中の設定値を変更してもよい。濯ぎ時間の調整に加えて、又は、濯ぎ時間の調整に代えて、洗浄制御部213は、選択された洗浄プログラム中の設定値を変更し、洗浄空間211への給水量、洗い時間又は濯ぎ回数を、差分値「ΔDD」に応じて調整してもよい。本実施形態の原理は、洗浄制御部213が調整する特定の制御パラメータに限定されない。選択された洗浄プログラムが調整されると、ステップS445が実行される。
(ステップS435)
洗浄制御部213は、洗剤量情報を参照し、重量情報が表す重量に対応する推奨投入量「RMD」を決定する。重量情報によって表される重量が、「TW1以上TW2未満」の範囲に属しているならば、洗浄制御部213は、値「DD2」を、推奨投入量「RMD」として認識する。洗浄制御部213が推奨投入量「RMD」を決定すると、ステップS440が実行される。
洗浄制御部213は、洗剤量情報を参照し、重量情報が表す重量に対応する推奨投入量「RMD」を決定する。重量情報によって表される重量が、「TW1以上TW2未満」の範囲に属しているならば、洗浄制御部213は、値「DD2」を、推奨投入量「RMD」として認識する。洗浄制御部213が推奨投入量「RMD」を決定すると、ステップS440が実行される。
(ステップS440)
洗浄制御部213は、記憶部260に格納されたプログラムリストを参照し、重量情報が表す重量に対応する洗浄プログラムを見出す。重量情報によって表される重量が、「TW1以上TW2未満」の範囲に属しているならば、洗浄制御部213は、調整対象の洗浄プログラムとして、「プログラム2」を選択する。洗浄プログラムの選択の後、ステップS445が実行される。
洗浄制御部213は、記憶部260に格納されたプログラムリストを参照し、重量情報が表す重量に対応する洗浄プログラムを見出す。重量情報によって表される重量が、「TW1以上TW2未満」の範囲に属しているならば、洗浄制御部213は、調整対象の洗浄プログラムとして、「プログラム2」を選択する。洗浄プログラムの選択の後、ステップS445が実行される。
(ステップS445)
投入制御部231は、ステップS420又はステップS435で決定された投入量「RQD」の洗剤を投入することを指示する投入制御信号を生成する。投入制御信号は、投入制御部231から投入機構232へ出力される。投入機構232は、ステップS420又はステップS435で決定された投入量「RQD」の洗剤を、洗浄空間211に投入する。投入機構232は、残量検出部240とのフィードバック制御の下で、洗浄空間211へ投入された洗剤の投入量「RQD」を把握してもよいし、投入機構232自身が有するセンサ装置(図示せず)を参照して、洗浄空間211へ投入された洗剤の投入量「RQD」を把握してもよい。
投入制御部231は、ステップS420又はステップS435で決定された投入量「RQD」の洗剤を投入することを指示する投入制御信号を生成する。投入制御信号は、投入制御部231から投入機構232へ出力される。投入機構232は、ステップS420又はステップS435で決定された投入量「RQD」の洗剤を、洗浄空間211に投入する。投入機構232は、残量検出部240とのフィードバック制御の下で、洗浄空間211へ投入された洗剤の投入量「RQD」を把握してもよいし、投入機構232自身が有するセンサ装置(図示せず)を参照して、洗浄空間211へ投入された洗剤の投入量「RQD」を把握してもよい。
(ステップS450)
洗浄制御部213は、洗浄プログラムを実行し、洗浄機構214を制御する。したがって、洗浄空間211内の洗浄対象物は、適切に洗浄されることになる。
洗浄制御部213は、洗浄プログラムを実行し、洗浄機構214を制御する。したがって、洗浄空間211内の洗浄対象物は、適切に洗浄されることになる。
<他の特徴>
設計者は、上述の制御技術に様々な特徴を与えることができる。以下に説明される特徴は、上述の制御原理を何ら限定しない。
設計者は、上述の制御技術に様々な特徴を与えることができる。以下に説明される特徴は、上述の制御原理を何ら限定しない。
(ユーザの使用履歴に基づく第1投入量の決定方法)
図4を参照して説明された第1投入量「DDA」は、ユーザの使用履歴に基づいて決定されてもよい。ユーザの使用履歴に基づく第1投入量「DDA」の決定方法が以下に説明される。なお、第3投入量が予め設定される第1投入量とユーザの使用履歴とに基づいて決定されてもよい。
図4を参照して説明された第1投入量「DDA」は、ユーザの使用履歴に基づいて決定されてもよい。ユーザの使用履歴に基づく第1投入量「DDA」の決定方法が以下に説明される。なお、第3投入量が予め設定される第1投入量とユーザの使用履歴とに基づいて決定されてもよい。
図4を参照して説明されたステップS320は、自然数「N」が「1」になるまで繰り返される。この繰り返し処理の間に、第1投入量「DDA」が設定されてもよい。
図7は、第1投入量「DDA」を設定するための例示的な処理を表す概略的なフローチャートである。図1、図4及び図7を参照して、第1投入量「DDA」を設定するための処理が説明される。
(ステップS321)
判定部320は、取得部310から受け取った残量情報が、最初の残量情報であるか否かを判定する。判定部320は、この判定に、処理フラグを参照してもよい。洗浄システム100が最初に用いられるとき、或いは、図4のステップS350が実行されたとき、処理フラグが立てられてもよい。処理フラグが立てられているならば、判定部320は、取得部310から受け取った残量情報が、最初の残量情報であると判定することができる。取得部310から受け取った残量情報が、最初の残量情報であると判定した判定部320は、処理フラグを倒す。その後、ステップS322が実行される。処理フラグが、ステップS321の開始時に立てられていないならば、ステップS323が実行される。
判定部320は、取得部310から受け取った残量情報が、最初の残量情報であるか否かを判定する。判定部320は、この判定に、処理フラグを参照してもよい。洗浄システム100が最初に用いられるとき、或いは、図4のステップS350が実行されたとき、処理フラグが立てられてもよい。処理フラグが立てられているならば、判定部320は、取得部310から受け取った残量情報が、最初の残量情報であると判定することができる。取得部310から受け取った残量情報が、最初の残量情報であると判定した判定部320は、処理フラグを倒す。その後、ステップS322が実行される。処理フラグが、ステップS321の開始時に立てられていないならば、ステップS323が実行される。
(ステップS322)
判定部320は、最初の残量情報が表す残量を記憶する。その後、処理は、終了される。
判定部320は、最初の残量情報が表す残量を記憶する。その後、処理は、終了される。
(ステップS323)
判定部320は、取得部310から受け取った残量情報が表す残量を記憶する。その後、ステップS324が実行される。
判定部320は、取得部310から受け取った残量情報が表す残量を記憶する。その後、ステップS324が実行される。
(ステップS324)
判定部320は、前回の残量から今回の残量を差し引き、今回の洗浄イベントにおける洗剤投入量を算出し、算出された洗剤投入量を記憶する。その後、ステップS325が実行される。
判定部320は、前回の残量から今回の残量を差し引き、今回の洗浄イベントにおける洗剤投入量を算出し、算出された洗剤投入量を記憶する。その後、ステップS325が実行される。
(ステップS325)
判定部320は、これまでに記憶された洗剤投入量を平均化し、第1投入量「DDA」を更新する。その後、ステップS326が実行される。
判定部320は、これまでに記憶された洗剤投入量を平均化し、第1投入量「DDA」を更新する。その後、ステップS326が実行される。
(ステップS326)
判定部320は、更新された第1投入量「DDA」を用いて、自然数「N」及び残余値「α」を決定する。その後、ステップS330が実行される。
判定部320は、更新された第1投入量「DDA」を用いて、自然数「N」及び残余値「α」を決定する。その後、ステップS330が実行される。
(第4投入量を決定するための他の方法)
図4及び図5を参照して説明された方法によれば、第2洗浄イベントにおける第3投入量が調整され、洗剤収容部220は、第2洗浄イベントの終了後に空になる。しかしながら、洗剤収容部220が、第1洗浄イベントの終了後に空になるように、第1洗浄イベントにおける第2投入量及び第2洗浄イベントにおける第3投入量が調整されてもよい。調整後の第2投入量(以下、第5投入量とも称する。)および調整後の第3投入量すなわち第4投入量を決定するための他の方法が、以下に説明される。
図4及び図5を参照して説明された方法によれば、第2洗浄イベントにおける第3投入量が調整され、洗剤収容部220は、第2洗浄イベントの終了後に空になる。しかしながら、洗剤収容部220が、第1洗浄イベントの終了後に空になるように、第1洗浄イベントにおける第2投入量及び第2洗浄イベントにおける第3投入量が調整されてもよい。調整後の第2投入量(以下、第5投入量とも称する。)および調整後の第3投入量すなわち第4投入量を決定するための他の方法が、以下に説明される。
図8は、判定部320の例示的な動作を表す概略的なフローチャートである。図1、図4、図7及び図8を参照して、判定部320の動作が説明される。
図4を参照して説明されたステップS310〜S330は、自然数「N」が「1」になるまで繰り返される。図4の説明は、ステップS310〜S330に援用される。図7を参照して説明された処理が、ステップS320において実行されてもよい。
ステップS330において、自然数「N」が「1」になると、図4を参照して説明されたステップS340が実行される。図4の説明は、ステップS340に援用される。ステップS340において、残余値「α」が、「0」でないならば、ステップS351が実行される。他の場合には、処理は、終了する。ステップS351は、図4を参照して説明されたステップS350を代替する処理である。
図9は、ステップS351の処理によって生成される要求情報の概念図である。図8及び図9を参照して、判定部320及び情報生成部330が説明される。
ステップS330において、自然数「N」が「1」になるとき、直前の残量情報の受信時刻から2回目の洗浄イベントが、第1洗浄イベントになる。また、判定部320は、直前の残量情報の受信時刻から1回目の洗浄イベントが、第2洗浄イベントになる。判定部320は、これらの洗浄イベントにおける洗剤の投入予定量を判断する。
ステップS351が実行されると、判定部320は、残量情報が表す残量を、第1洗浄イベントと第2洗浄イベントとに均等に分ける。判定部320は、均等に分けられた投入量の洗剤が、第1洗浄イベント及び第2洗浄イベントそれぞれにおいて投入されることを要求する投入要求の生成指示を、情報生成部330へ伝達する。情報生成部330は、当該投入要求を、要求情報として生成する。要求情報は、情報出力部340及び受信部252を通じて、投入制御部231に受け渡される。投入制御部231は、要求情報に応じて、均等に分けられた投入量の洗剤を、第1洗浄イベント及び第2洗浄イベントそれぞれにおいて投入する。この結果、第1洗浄イベントの後、洗剤収容部220は、空になる。なお、洗剤の残量の配分は均等に限られない。
図8及び図9を参照して説明された判定処理では、第1洗浄イベントの直前の1つの洗浄イベントが、第2洗浄イベントとして処理されている。しかしながら、第1洗浄イベントの直前の複数の洗浄イベントが、第2洗浄イベントとして処理されている。図8を参照して説明された判定処理では、自然数「N」が、「2」になったときに、ステップS340が実行されるならば、第1洗浄イベントの直前の2つの洗浄イベントが、第2洗浄イベントとして処理される。この場合、残量情報が表す残量は、3等分される。3等分された値は、2つの第2洗浄イベントにおける第4投入量及び第1洗浄イベントにおける第5投入量としてそれぞれ設定される。
<第2実施形態>
上述の実施形態に関して、いくつの洗浄イベントが洗剤投入量の調整対象になるか、すなわち洗剤が使い切られるまでの洗浄イベントの回数は、情報処理装置に専ら依存する。しかしながら、ユーザが、洗剤を使い切るまでの洗浄イベントの回数を設定してもよい。そこで、第2実施形態に係る洗浄システムは、ユーザが、洗剤を使い切るまでの洗浄イベントの回数を設定することを許容する。以下、第2実施形態における例示的な洗浄システムが説明される。
上述の実施形態に関して、いくつの洗浄イベントが洗剤投入量の調整対象になるか、すなわち洗剤が使い切られるまでの洗浄イベントの回数は、情報処理装置に専ら依存する。しかしながら、ユーザが、洗剤を使い切るまでの洗浄イベントの回数を設定してもよい。そこで、第2実施形態に係る洗浄システムは、ユーザが、洗剤を使い切るまでの洗浄イベントの回数を設定することを許容する。以下、第2実施形態における例示的な洗浄システムが説明される。
図10は、第2実施形態の洗浄システム100Aの例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。図10を参照して、洗浄システム100Aが説明される。
第1実施形態と同様に、洗浄システム100Aは、洗浄装置200を備える。第1実施形態の説明は、洗浄装置200に援用される。
洗浄システム100Aは、情報処理装置300Aを更に備える。第1実施形態と同様に、情報処理装置300Aは、取得部310と、情報生成部330と、情報出力部340と、を含む。第1実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
洗浄システム100Aは、判定部320Aと、ユーザインターフェース350と、を含む。判定部320Aは、洗剤投入量が不足する第1洗浄イベントを見出し、洗剤の投入量が調整される対象の洗浄イベントにおける洗剤投入量を決定する。ユーザインターフェース350は、ユーザが、洗剤を使い切るまでの洗浄イベントの回数を設定するために用いられる。本実施形態に関して、ユーザインターフェース350は、一般的なタッチパネルである。しかしながら、ユーザインターフェース350は、ユーザに情報を提示し、且つ、ユーザからの入力を受け付けることができる他の装置であってもよい。本実施形態の原理は、ユーザインターフェース350として用いられる特定の装置に限定されない。
図11は、判定部320Aの例示的な動作を表す概略的なフローチャートである。図4、図7、図8、図10及び図11を参照して、判定部320Aの動作が説明される。なお、既に説明した処理については詳細な説明を省略する。
(ステップS310)
判定部320Aは、残量情報を待つ。
判定部320Aは、残量情報を待つ。
(ステップS320)
判定部320Aは、残量情報によって表される残量と第1投入量とから、自然数「N」と残余値「α」を算出する。
判定部320Aは、残量情報によって表される残量と第1投入量とから、自然数「N」と残余値「α」を算出する。
(ステップS360)
自然数「N」が、閾値「X」であるならば、ステップS365が実行される。他の場合には、処理がステップS310に戻される。閾値「X」は予め設定される。
自然数「N」が、閾値「X」であるならば、ステップS365が実行される。他の場合には、処理がステップS310に戻される。閾値「X」は予め設定される。
(ステップS365)
判定部320Aは、ユーザインターフェース350に、入力画像の表示を要求する。入力画像は、洗剤を使い切るまでの洗浄イベントの回数の入力をユーザに要求し、洗浄イベントの数を入力するための入力ウィンドウを有する。加えて、情報処理装置300Aが自動的に洗剤を使い切るまでの洗浄イベントの回数を決定することを、ユーザが許容するための入力ウィンドウも有する。
判定部320Aは、ユーザインターフェース350に、入力画像の表示を要求する。入力画像は、洗剤を使い切るまでの洗浄イベントの回数の入力をユーザに要求し、洗浄イベントの数を入力するための入力ウィンドウを有する。加えて、情報処理装置300Aが自動的に洗剤を使い切るまでの洗浄イベントの回数を決定することを、ユーザが許容するための入力ウィンドウも有する。
(ステップS370)
判定部320Aは、ユーザからの入力があるかを確認する。ユーザが、入力画像に表示された要求にしたがって、ユーザインターフェース350を操作すると、ユーザからの入力は、ユーザインターフェース350から判定部320Aへ伝達される。判定部320Aが、ユーザからの入力を受け取った場合、ステップS375が実行される。他の場合には、ステップS380が実行される。
判定部320Aは、ユーザからの入力があるかを確認する。ユーザが、入力画像に表示された要求にしたがって、ユーザインターフェース350を操作すると、ユーザからの入力は、ユーザインターフェース350から判定部320Aへ伝達される。判定部320Aが、ユーザからの入力を受け取った場合、ステップS375が実行される。他の場合には、ステップS380が実行される。
(ステップS375)
判定部320Aは、洗剤を使い切るまでの洗浄イベントの数(以下、「イベント設定数」と称される)「Y」を、ユーザによって入力された値に設定する。
判定部320Aは、洗剤を使い切るまでの洗浄イベントの数(以下、「イベント設定数」と称される)「Y」を、ユーザによって入力された値に設定する。
(ステップS380)
判定部320Aは、イベント設定数「Y」を所定のデフォルト値に設定する。
判定部320Aは、イベント設定数「Y」を所定のデフォルト値に設定する。
(ステップS385)
判定部320Aは、残りの各洗浄イベントで投入される洗剤の投入予定量すなわち「第4投入量」を示す判定結果を生成する。具体的には、判定部320Aは、洗剤の残量をイベント設定数で除算して得られる値を含む判定結果を生成する。そして、情報生成部330は、当該判定結果に含まれる値の量の洗剤の投入を要求する投入要求を、要求情報として生成する。
判定部320Aは、残りの各洗浄イベントで投入される洗剤の投入予定量すなわち「第4投入量」を示す判定結果を生成する。具体的には、判定部320Aは、洗剤の残量をイベント設定数で除算して得られる値を含む判定結果を生成する。そして、情報生成部330は、当該判定結果に含まれる値の量の洗剤の投入を要求する投入要求を、要求情報として生成する。
図12は、判定部320Aの判定処理の概念図である。図10及び図12を参照して、判定部320Aの判定処理が説明される。
図12の判定処理(M)は、M回目の洗浄イベントが発生した時における判定部320Aの処理を表す。判定部320Aは、第3投入量すなわち第1投入量「DDA」で、最大、閾値「X」回の洗浄イベントを行うことができる量の洗剤が、洗剤収容部220に残存していると判断している。「N=X」であるため、判定部320Aは、ユーザにイベント設定数の入力を要求する(ステップS360:YES)。判定部320Aは、ユーザから入力があった場合、入力された値をイベント設定数「Y」に設定する。そして、判定部320Aは、洗剤の残量をイベント設定数「Y」で除算して得られる量(言い換えると、残量をイベント設定数「Y」で均等に配分した量)を第4投入量として設定する。これにより、ユーザの要望した回数である「Y」回で洗剤を使い切ることができる。
なお、ユーザ入力においてイベント設定数の代わりに、洗浄イベント一回当たりの洗剤の投入量が入力され、当該投入量からイベント設定数が決定されてもよい。
<第3実施形態>
上述の実施形態に関連して説明された制御原理は、洗浄不足が予測される第1洗浄イベント及び第1洗浄イベントの直前に設定された少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて投入される洗剤投入量を調整し、洗剤収容部を空にする。他方で、代替的に、洗剤収容部に残る少量の洗剤が、所定の予備収容空間に退避されても、洗剤収容部は、空になる。そこで、第3実施形態に係る洗浄システムは、洗剤収容部に残る少量の洗剤を所定の予備収容空間に退避させ、洗剤収容部を空にする。以下、第3実施形態における例示的な制御技術が説明される。
上述の実施形態に関連して説明された制御原理は、洗浄不足が予測される第1洗浄イベント及び第1洗浄イベントの直前に設定された少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて投入される洗剤投入量を調整し、洗剤収容部を空にする。他方で、代替的に、洗剤収容部に残る少量の洗剤が、所定の予備収容空間に退避されても、洗剤収容部は、空になる。そこで、第3実施形態に係る洗浄システムは、洗剤収容部に残る少量の洗剤を所定の予備収容空間に退避させ、洗剤収容部を空にする。以下、第3実施形態における例示的な制御技術が説明される。
図13は、投入機構232及び投入機構232に関連する構成の概略的なブロック図である。図1及び図13を参照して、投入機構232が説明される。
投入機構232は、第1投入部233と、第2投入部234と、予備収容部235と、戻し部236と、を含む。十分な量の洗剤が、洗剤収容部220内に残存しているとき、第1投入部233は、洗剤を、投入制御部231の制御下で、洗剤収容部220から洗浄空間211へ投入する。一方、不十分な量の洗剤が、洗剤収容部220内に残存しているとき、第1投入部233を通じた洗剤供給経路は遮断される。代わりに、第2投入部234は、投入制御部231の制御下で動作し、洗剤収容部220内に残存する洗剤全ては、予備収容部235に投入される。洗剤が、液体又はジェルであるならば、第1投入部233及び第2投入部234は、投入制御部231の制御下で動作する弁であってもよい。洗剤が、固体(粉体)であるならば、第1投入部233及び第2投入部234は、投入制御部231の制御下で動作するスクリューフィーダであってもよい。本実施形態の原理は、第1投入部233及び第2投入部234の特定の構造に限定されない。
予備収容部235は、洗剤が一時的に収容される予備収容空間237を形成する容器である。第2投入部234は、洗剤を、洗剤収容部220から予備収容空間237へ投入する。戻し部236は、洗剤を、予備収容空間237から洗剤収容部220へ戻す。洗剤が液体又はジェルであるならば、戻し部236は、ポンプであってもよい。洗剤が固体(粉体)であるならば、戻し部236は、スクリューフィーダであってもよい。本実施形態の原理は、戻し部236の特定の構造に限定されない。
洗浄装置200は、洗剤収容部220を洗浄する副洗浄部270を更に含む。洗浄制御部213は、洗浄機構214だけでなく、戻し部236及び副洗浄部270を制御する。加えて、洗浄制御部213は、洗剤の投入タイミング又は洗浄イベントの完了を投入制御部231に通知する。
判定部320(図1を参照)は、図4を参照して説明された処理を実行する。しかしながら、判定部320は、ステップS350において、内容において第1実施形態とは異なる判定結果を生成する。
図14は、判定部320の判定処理の概念図である。図1、図4及び図14を参照して、判定部320が説明される。
図14は、M回の洗浄イベントの実行の結果、自然数「N」が、「1」に等しくなっていることを示している。自然数「N」が、「1」になるとき、直前の残量情報から2回目の洗浄イベントが、第1洗浄イベントになる。直前の残量情報から1回目の洗浄イベントが、第2洗浄イベントになる。図14は、第2洗浄イベントでは、第3投入量の洗剤が投入可能であること、及び、第2洗浄イベントの後には、残余量「α」の洗剤しか洗剤収容部に残っていないことを表す。判定部320は、図4を参照して説明されたステップS340において、残余値「α」が、「0」に等しいか否かを確認する。残余値「α」が、「0」に等しいか否かの判定結果は、判定部320から情報生成部330へ伝達される。判定結果が、残余値「α」が、「0」でないことを表すならば、情報生成部330は、洗剤収容部220内の洗剤(すなわち、残余値αの洗剤)を、第2洗浄イベントの完了後に、予備収容空間237に一時的に退避させることを要求する退避要求を、要求情報として生成する。要求情報は、情報出力部340及び受信部252を通じて、投入制御部231及び洗浄制御部213へ出力される。
図15は、投入制御部231及び洗浄制御部213の例示的な動作を表す概略的なフローチャートである。図1、図13及び図15を参照して、投入制御部231の動作が説明される。
(ステップS505)
投入制御部231及び洗浄制御部213は、重量情報を待つ。投入制御部231及び洗浄制御部213が、対象検出部212(図1を参照)から受け取ると、ステップS510が実行される。
投入制御部231及び洗浄制御部213は、重量情報を待つ。投入制御部231及び洗浄制御部213が、対象検出部212(図1を参照)から受け取ると、ステップS510が実行される。
(ステップS510)
投入制御部231は、ステップS505で取得された重量情報が表す重量に対応する推奨投入量「RMD」を決定する。その後、ステップS515が実行される。
投入制御部231は、ステップS505で取得された重量情報が表す重量に対応する推奨投入量「RMD」を決定する。その後、ステップS515が実行される。
(ステップS515)
投入制御部231は、ステップS510において決定された推奨投入量「RMD」を投入量「RQD」として決定する。その後、ステップS520が実行される。
投入制御部231は、ステップS510において決定された推奨投入量「RMD」を投入量「RQD」として決定する。その後、ステップS520が実行される。
(ステップS520)
洗浄制御部213は、記憶部260に格納されたプログラムリスト(表2)を参照し、ステップS505で取得された重量情報が表す重量に対応する洗浄プログラムを決定する。重量情報によって表される重量が、「TW1以上TW2未満」の範囲に属しているならば、洗浄制御部213は、調整対象の洗浄プログラムとして、「プログラム2」を決定する。洗浄プログラムの決定の後、ステップS525が実行される。
洗浄制御部213は、記憶部260に格納されたプログラムリスト(表2)を参照し、ステップS505で取得された重量情報が表す重量に対応する洗浄プログラムを決定する。重量情報によって表される重量が、「TW1以上TW2未満」の範囲に属しているならば、洗浄制御部213は、調整対象の洗浄プログラムとして、「プログラム2」を決定する。洗浄プログラムの決定の後、ステップS525が実行される。
(ステップS525)
投入制御部231は、ステップS515で決定された投入量「RQD」が洗浄空間211に投入されるように、投入制御信号を生成する。投入制御信号は、投入制御部231から第1投入部233へ出力される。第1投入部233は、投入制御信号に応じて、投入量「RQD」の洗剤を、洗剤収容部220から洗浄空間211へ投入する。洗剤が、洗剤収容部220から洗浄空間211へ投入されると、ステップS530が実行される。
投入制御部231は、ステップS515で決定された投入量「RQD」が洗浄空間211に投入されるように、投入制御信号を生成する。投入制御信号は、投入制御部231から第1投入部233へ出力される。第1投入部233は、投入制御信号に応じて、投入量「RQD」の洗剤を、洗剤収容部220から洗浄空間211へ投入する。洗剤が、洗剤収容部220から洗浄空間211へ投入されると、ステップS530が実行される。
(ステップS530)
洗浄制御部213は、ステップS520で決定された洗浄プログラムを実行する。その後、ステップS535が実行される。
洗浄制御部213は、ステップS520で決定された洗浄プログラムを実行する。その後、ステップS535が実行される。
(ステップS535)
投入制御部231及び洗浄制御部213は、要求情報として、退避要求を受け取っているか否かを確認する。退避要求が、これらに出力されているならば、ステップS540が実行される。他の場合には、処理は終了され、次の洗浄イベントが待機される。
投入制御部231及び洗浄制御部213は、要求情報として、退避要求を受け取っているか否かを確認する。退避要求が、これらに出力されているならば、ステップS540が実行される。他の場合には、処理は終了され、次の洗浄イベントが待機される。
(ステップS540)
投入制御部231は、第2投入部234を動作させるための投入制御信号を生成する。投入制御信号は、投入制御部231から第2投入部234へ出力される。第2投入部234は、投入制御信号に応じて、洗剤を、洗剤収容部220から予備収容空間237へ投入する。この結果、洗剤収容部220は、空になる。投入制御信号の生成の後、ステップS545が実行される。
投入制御部231は、第2投入部234を動作させるための投入制御信号を生成する。投入制御信号は、投入制御部231から第2投入部234へ出力される。第2投入部234は、投入制御信号に応じて、洗剤を、洗剤収容部220から予備収容空間237へ投入する。この結果、洗剤収容部220は、空になる。投入制御信号の生成の後、ステップS545が実行される。
(ステップS545)
洗浄制御部213は、副洗浄部270を制御し、洗剤収容部220を洗浄する。この結果、洗剤収容部220内での洗剤の固化又は高粘度化に起因する洗浄装置200の故障のリスクは低減される。洗剤収容部220の洗浄が完了すると、ステップS550が実行される。
洗浄制御部213は、副洗浄部270を制御し、洗剤収容部220を洗浄する。この結果、洗剤収容部220内での洗剤の固化又は高粘度化に起因する洗浄装置200の故障のリスクは低減される。洗剤収容部220の洗浄が完了すると、ステップS550が実行される。
(ステップS550)
洗浄制御部213は、戻し部236を制御し、予備収容空間237内の洗剤を洗剤収容部220に戻す。
洗浄制御部213は、戻し部236を制御し、予備収容空間237内の洗剤を洗剤収容部220に戻す。
本実施形態において、予備収容空間237に一時的に退避された洗剤は、洗剤収容部220に戻されるので(ステップS660)、後の洗浄イベントにおいて再利用可能である。ユーザが洗浄された洗剤収容部220へ新たに投入する洗剤は、洗剤収容部220に戻された洗剤と同種であることが好ましい。したがって、使用されている洗剤の種類を表す情報は、洗浄装置200及び/又は情報処理装置300を通じて、ユーザに通知されてもよい。この場合、使用されている洗剤の種類を管理するための管理技術又は通知するための通知技術は、洗浄装置200及び/又は情報処理装置300に組み込まれる。
図15に示されるように、要求情報が、情報処理装置300(図1を参照)から出力されると、洗剤収容部220の洗浄が実行されることになる。したがって、洗浄制御部213への要求情報の出力は、洗剤収容部220の洗浄の要求を意味する。
本実施形態に関して、洗剤収容部220は、副洗浄部270によって自動的に洗浄される。しかしながら、洗浄システムは、洗剤収容部220が洗浄されるべきタイミングとなったことをユーザに通知する通知装置(文字情報及び/又は画像情報を表示することができる画像表示装置(たとえば、タッチパネル)、或いは、ビープ音又は音声ガイダンスを出力する音声装置)を有してもよい。洗剤収容部220が空になると、通知装置は、洗浄制御部の制御下で、洗剤収容部220が洗浄されるべきタイミングとなったことをユーザに通知してもよい。
<第4実施形態>
上述の実施形態に関して、情報処理装置は、洗浄装置から離れた位置に配置され、洗浄装置と通信する。しかしながら、情報処理装置は、洗浄装置に組み込まれ、洗浄装置の一部として機能してもよい。第4実施形態において、情報処理装置が組み込まれた例示的な洗浄装置が説明される。
上述の実施形態に関して、情報処理装置は、洗浄装置から離れた位置に配置され、洗浄装置と通信する。しかしながら、情報処理装置は、洗浄装置に組み込まれ、洗浄装置の一部として機能してもよい。第4実施形態において、情報処理装置が組み込まれた例示的な洗浄装置が説明される。
図16は、第4実施形態の洗浄装置200Bの例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。図16を参照して、洗浄装置200Bが説明される。
第1実施形態と同様に、洗浄装置200Bは、主洗浄部210と、洗剤収容部220と、洗剤投入部230と、残量検出部240と、記憶部260と、を備える。第1実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
第1実施形態に関連して説明された情報処理装置300は、洗浄装置200Bに組み込まれる。第1実施形態の説明は、情報処理装置300に援用される。
情報処理装置300は、洗浄装置200Bを制御する制御回路として設計されてもよい。この場合、制御回路は、情報処理装置300の機能、洗浄制御部213の機能及び投入制御部231の機能を兼ね備えてもよい。
取得部310は、残量情報を、残量検出部240から直接的に受け取る。判定部320及び情報生成部330は、第1実施形態に関連して説明された情報処理を実行し、要求情報を生成する。要求情報は、情報生成部330から情報出力部340へ受け渡される。情報出力部340は、要求情報を、投入制御部231及び洗浄制御部213へ直接的に受け渡す。
上述の実施形態に関して、要求情報が生成される前において、洗剤投入量は、洗浄空間211に投入された洗浄対象物の重量に基づいて決定される(「表1」を参照)。しかしながら、洗剤投入量は、洗浄対象物の重量に応じて決定された供給水量に基づいて決定されてもよい。この場合、洗剤投入量は、供給水量を媒介として、洗浄対象物の重量に関連づけられる。
以上、本開示の各実施形態によれば、プロセッサを用いて、洗浄装置に備えられ洗剤が収容される洗剤収容部内の前記洗剤の残量を表す残量情報を前記洗浄装置から取得し、前記残量情報と、前記洗浄装置が洗浄対象物を洗浄する1回の洗浄イベントに対して設定された第1投入量と、に基づいて、予定されている第1洗浄イベントにおいて前記洗浄装置へ投入されることが予定されている前記洗剤の第2投入量が、所定の閾値を下回るかを判定し、前記第2投入量が所定の閾値を下回ると判定されると、前記第1洗浄イベントの前に予定されている少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記洗浄装置が投入することが予定されている前記第1投入量に基づいて決定される第3投入量を、前記所定の閾値以上である第4投入量へ変更し、前記第4投入量を示す情報を前記洗浄装置へ出力し、前記第4投入量の前記洗剤を前記少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記洗浄装置に投入させる情報処理方法が提供される。
従来では、洗剤の残量が、所定の閾値を下回る洗浄イベントが発生する場合があった。上記の構成によれば、第1洗浄イベントの前に実行される少なくとも1つの第2洗浄イベントにおける洗剤の投入量が変更されるので、第1洗浄イベントの前に洗剤が使い切られるか、又は第1洗浄イベントにおいて投入される洗剤の量が所定の閾値を上回ることになる。したがって、洗濯に望まれる洗剤の量を投入しながら、洗剤収容部を空にすることができる。すなわち、洗剤収容部の洗浄に適したタイミングを作り出すことができる。この結果、洗剤収容部の洗浄が促され、洗浄装置の故障のリスクは低減される。
また、前記第3投入量を変更することは、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの終了後に、前記洗剤収容部が空になるように、前記第4投入量を決定することを含んでもよい。
上記の構成によれば、第2洗浄イベントの終了後に、すなわち予定されていた第1洗浄イベント前に、洗剤が使い切られて洗剤収容部が空になる。そのため、洗剤収容部の洗浄タイミングを早めることができ、洗浄装置の故障のリスクをより低減することができる。
また、前記第4投入量は、前記第1投入量よりも大きくてもよい。
上記の構成によれば、予定されていた第1洗浄イベントにおいて投入されるはずであった洗剤を第1洗浄イベントの前の第2洗浄イベントにおいて投入することができる。
また、前記第3投入量を変更することは、前記第1洗浄イベントにおける前記洗剤の投入量が前記所定の閾値以上であり、前記第1洗浄イベントの終了後に前記洗剤収容部が空になるように、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて投入される前記洗剤の前記第4投入量を、それぞれ決定することを含んでもよい。
上記の構成によれば、予定されていた第1洗浄イベントの終了後に、洗剤が使い切られて洗剤収容部が空になる。洗剤収容部の洗浄の機会を作り出しつつ、予定通りの回数の洗浄イベントを実行することができる。
また、前記第3投入量を変更することは、前記残量情報が表す前記洗剤の残量を、前記第1洗浄イベント及び前記少なくとも1つの第2洗浄イベントについて、前記所定の閾値以上である所定の量に配分することを含んでもよい。
上記の構成によれば、第1洗浄イベント及び少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて投入される洗剤の投入量は、閾値以上である所定の量に配分されるので、投入される洗剤の量の過不足を抑制することができる。したがって、洗剤の投入量を変更しつつ、洗浄対象物を適切に洗浄することができる。なお、第3投入量は、各イベントについて均等に配分されてもよい。
また、前記第3投入量を変更することは、(i)前記少なくとも1つの第2洗浄イベントとして設定される洗浄イベントの回数をユーザに問い合わせることと、(ii)前記洗浄イベントの前記回数を前記ユーザから受け付けることと、(iii)前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの開始前の前記残量情報と、前記ユーザから受け付けた前記回数と、に基づいて、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて投入される前記洗剤の前記第4投入量を算出することと、を含んでもよい。
上記の構成によれば、少なくとも1つの第2洗浄イベントとして設定される洗浄イベントの回数は、ユーザに問い合わせられる。そのため、第3投入量をユーザの要望又は習慣に適した量に決定することができる。
また、前記第4投入量は、前記第1投入量よりも小さくてもよい。
上記の構成によれば、第1洗浄イベントで不足する洗剤の量を、第2洗浄イベントで投入予定であった洗剤で補うことができる。
また、更に、前記洗浄装置が、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの前記終了の後に、前記洗剤収容部に残る前記洗剤を所定の予備収容空間に退避させる退避動作を決定し、前記洗浄装置が、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの前記終了の後に、前記退避動作を実行することを要求してもよい。
上記の構成によれば、所定の閾値未満の量の洗剤が退避されることにより、第2洗浄イベントにおいて投入される洗剤の量を変更せずに、洗剤収容部の洗浄の機会を作り出すことができる。
また、情報処理方法は、更に、前記洗浄装置が、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの前記終了の後に、前記洗剤収容部に残る前記洗剤を用いた、洗浄対象物なしの第3洗浄イベントの実行を決定し、前記洗浄装置が、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの前記終了の後に、前記第3洗浄イベントを実行してもよい。
上記の構成によれば、所定の閾値未満の量の洗剤が洗浄イベントとは別に消費されることにより、第2洗浄イベントにおいて投入される洗剤の量を変更せずに、洗剤収容部の洗浄の機会を作り出すことができる。
また、情報処理方法は、更に、前記第1洗浄イベント又は前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの終了後に、前記洗剤収容部を洗浄することを要求する洗浄要求を出力してもよい。
上記の構成によれば、洗剤収容部を洗浄することを要求する洗浄要求が洗浄装置へ出力されるので、洗剤収容部をより確実に洗浄することができる。この結果、洗剤の固化又は過度の高粘度化のリスクを低下させることができる。したがって、固化した、又は、高粘度化した洗剤が洗浄装置内の流路を詰まらせる故障リスクを低下させることができる。
また、本開示の他の局面に係る情報処理装置は、洗浄装置に備えられ洗剤が収容される洗剤収容部内の前記洗剤の残量を表す残量情報を前記洗浄装置から取得する取得部と、前記残量情報と、前記洗浄装置が洗浄対象物を洗浄する1回の洗浄イベントに対して設定された第1投入量と、に基づいて、予定されている第1洗浄イベントにおいて前記洗浄装置へ投入されることが予定されている前記洗剤の第2投入量が所定の閾値を下回るかを判定する判定部と、前記第2投入量が所定の閾値を下回ると判定されると、前記第1洗浄イベントの前に予定されている少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記洗浄装置が投入することが予定されている前記第1投入量に基づいて決定される第3投入量を、前記所定の閾値以上である第4投入量へ変更する情報生成部と、前記第4投入量を示す情報を前記洗浄装置へ出力し、前記第4投入量の前記洗剤を前記少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記洗浄装置に投入させる情報出力部と、を備える。
また、本開示の他の局面に係る洗浄システムは、上記の情報処理装置と、前記洗浄対象物が投入される前記洗浄装置と、を備え、前記洗浄装置は、(i)前記洗剤収容部と、(ii)前記洗剤を、前記洗剤収容部から、前記洗浄対象物が洗浄される洗浄空間へ投入する洗剤投入部と、(iii)前記洗剤収容部内の前記洗剤の前記残量を検出し、前記残量を表す前記残量情報を生成する残量検出部と、(iv)前記残量情報を前記情報処理装置へ送信し、且つ、前記第4投入量を示す情報を受信する通信部と、を含み、前記洗剤投入部は、前記第4投入量を示す情報に応じて、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記第4投入量の洗剤を前記洗浄空間へ投入する。
また、本開示の他の局面に係る洗浄装置は、前記洗剤収容部と、前記洗剤を、前記洗剤収容部から、前記洗浄対象物が洗浄される洗浄空間へ投入する洗剤投入部と、前記洗剤収容部内の前記洗剤の前記残量を検出し、前記残量を表す前記残量情報を生成する残量検出部と、を備え、前記洗剤投入部は、前記第4投入量を示す情報に応じて、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記第4投入量の洗剤を前記洗浄空間へ投入する。
上記の情報処理装置、洗浄システム又は洗浄装置によれば、第1洗浄イベントの前に実行される少なくとも1つの第2洗浄イベントにおける洗剤の投入量が変更されるので、第1洗浄イベントの前に洗剤が使い切られるか、又は第1洗浄イベントにおいて投入される洗剤の量が所定の閾値を上回ることになる。したがって、洗濯に望まれる洗剤の量を投入しながら、洗剤収容部を空にすることができる。すなわち、洗剤収容部の洗浄に適したタイミングを作り出すことができる。この結果、洗剤収容部の洗浄が促され、洗浄装置の故障のリスクは低減される。
また、前記洗浄装置は、前記洗浄対象物の量を検出する対象検出部を含み、前記第1投入量及び前記第3投入量は、前記洗浄対象物の量に応じて設定され、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントが開始される前において、前記洗剤投入部は、前記洗浄対象物の前記量に対応する前記第1投入量もしくは前記第3投入量、又は前記第4投入量の前記洗剤を前記洗浄空間へ投入してもよい。
上記の構成によれば、洗浄対象物の量に対する洗剤の量の過不足を抑制することができる。したがって、洗浄対象物を適切に洗浄することができる。
また、前記洗浄装置は、前記対象検出部によって検出された前記洗浄対象物の前記量に対応して設定された水量及び洗浄動作の少なくとも1つに基づいて前記洗浄対象物の洗浄を制御する洗浄制御部を含み、前記洗浄制御部は、前記第4投入量を示す情報に応じて、前記水量及び前記洗浄動作の少なくとも1つを変更してもよい。
上記の構成によれば、投入される洗剤の量の変更に応じて、洗浄に用いられる水量及び洗浄動作(例えば、すすぎ又は脱水)の少なくとも1つを変更することができる。したがって、投入される洗剤の量が変化しても洗浄対象物を適切に洗浄することができる。
上記の構成に関して、前記洗剤投入部は、(i)前記洗剤が一時的に収容される予備収容空間を形成する予備収容部と、(ii)前記少なくとも1つの第2洗浄イベントが開始される前において、前記洗浄対象物の前記量に対応する前記量の前記洗剤を前記洗浄空間へ投入する第1投入部と、(iii)前記洗剤収容部から前記予備収容空間へ前記洗剤を投入する第2投入部と、(iv)前記予備収容空間内の前記洗剤を、前記予備収容部から前記洗剤収容部へ戻す戻し部と、を含み、前記情報生成部は、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの前記終了の後に、前記洗剤収容部に残る前記洗剤を前記予備収容部に退避させる退避要求を生成し、前記第2投入部は、前記退避要求に応じて、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの前記終了の後に、前記洗剤収容部から前記予備収容部へ前記洗剤を退避させてもよい。
上記の構成によれば、所定の閾値未満の量の洗剤が退避されることにより、第2洗浄イベントにおいて投入される洗剤の量を変更せずに、洗剤収容部の洗浄の機会を作り出すことができる。また、予備収容部に退避された洗剤が洗剤収容部へ戻されるので、洗剤を有効に利用することができる。
本実施形態の原理は、様々な洗浄対象物を洗浄する装置に好適に利用される。
100,100A・・・・・・・・・・洗浄システム
200,200B・・・・・・・・・・洗浄装置
211・・・・・・・・・・・・・・・洗浄空間
212・・・・・・・・・・・・・・・対象検出部
213・・・・・・・・・・・・・・・洗浄制御部
220・・・・・・・・・・・・・・・洗剤収容部
230・・・・・・・・・・・・・・・洗剤投入部
233・・・・・・・・・・・・・・・第1投入部
234・・・・・・・・・・・・・・・第2投入部
235・・・・・・・・・・・・・・・予備収容部
236・・・・・・・・・・・・・・・戻し部
237・・・・・・・・・・・・・・・予備収容空間
240・・・・・・・・・・・・・・・残量検出部
250・・・・・・・・・・・・・・・通信部
300,300A・・・・・・・・・・情報処理装置
310・・・・・・・・・・・・・・・取得部
320,320A・・・・・・・・・・判定部
330・・・・・・・・・・・・・・・情報生成部
340・・・・・・・・・・・・・・・情報出力部
200,200B・・・・・・・・・・洗浄装置
211・・・・・・・・・・・・・・・洗浄空間
212・・・・・・・・・・・・・・・対象検出部
213・・・・・・・・・・・・・・・洗浄制御部
220・・・・・・・・・・・・・・・洗剤収容部
230・・・・・・・・・・・・・・・洗剤投入部
233・・・・・・・・・・・・・・・第1投入部
234・・・・・・・・・・・・・・・第2投入部
235・・・・・・・・・・・・・・・予備収容部
236・・・・・・・・・・・・・・・戻し部
237・・・・・・・・・・・・・・・予備収容空間
240・・・・・・・・・・・・・・・残量検出部
250・・・・・・・・・・・・・・・通信部
300,300A・・・・・・・・・・情報処理装置
310・・・・・・・・・・・・・・・取得部
320,320A・・・・・・・・・・判定部
330・・・・・・・・・・・・・・・情報生成部
340・・・・・・・・・・・・・・・情報出力部
Claims (16)
- プロセッサを用いて、
洗浄装置に備えられ洗剤が収容される洗剤収容部内の前記洗剤の残量を表す残量情報を前記洗浄装置から取得し、
前記残量情報と、前記洗浄装置が洗浄対象物を洗浄する1回の洗浄イベントに対して設定された第1投入量と、に基づいて、予定されている第1洗浄イベントにおいて前記洗浄装置へ投入されることが予定されている前記洗剤の第2投入量が、所定の閾値を下回るかを判定し、
前記第2投入量が所定の閾値を下回ると判定されると、前記第1洗浄イベントの前に予定されている少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記洗浄装置が投入することが予定されている前記第1投入量に基づいて決定される第3投入量を、前記所定の閾値以上である第4投入量へ変更し、
前記第4投入量を示す情報を前記洗浄装置へ出力し、前記第4投入量の前記洗剤を前記少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記洗浄装置に投入させる
情報処理方法。 - 前記第3投入量を変更することは、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの終了後に前記洗剤収容部が空になるように、前記第4投入量を決定することを含む
請求項1に記載の情報処理方法。 - 前記第4投入量は、前記第1投入量よりも大きい
請求項2に記載の情報処理方法。 - 前記第3投入量を変更することは、前記第1洗浄イベントにおける前記洗剤の投入量が前記所定の閾値以上であり、前記第1洗浄イベントの終了後に前記洗剤収容部が空になるように、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて投入される前記洗剤の前記第4投入量を、それぞれ決定することを含む
請求項1に記載の情報処理方法。 - 前記第3投入量を変更することは、前記残量情報が表す前記洗剤の残量を、前記第1洗浄イベント及び前記少なくとも1つの第2洗浄イベントについて、前記所定の閾値以上である所定の量に配分することを含む
請求項4に記載の情報処理方法。 - 前記第3投入量を変更することは、
(i)前記少なくとも1つの第2洗浄イベントとして設定される洗浄イベントの回数をユーザに問い合わせることと、
(ii)前記洗浄イベントの前記回数を前記ユーザから受け付けることと、
(iii)前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの開始前の前記残量情報と、前記ユーザから受け付けた前記回数と、に基づいて、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて投入される前記洗剤の前記第4投入量を算出することと、を含む
請求項5に記載の情報処理方法。 - 前記第4投入量は、前記第1投入量よりも小さい
請求項4〜6のいずれか1項に記載の情報処理方法。 - 更に、
前記洗浄装置が、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの前記終了の後に、前記洗剤収容部に残る前記洗剤を所定の予備収容空間に退避させる退避動作を決定し、
前記洗浄装置が、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの前記終了の後に、前記退避動作を実行することを要求する
請求項1に記載の情報処理方法。 - 更に、
前記洗浄装置が、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの前記終了の後に、前記洗剤収容部に残る前記洗剤を用いた、洗浄対象物なしの第3洗浄イベントの実行を決定し、
前記洗浄装置が、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの前記終了の後に、前記第3洗浄イベントを実行する
請求項1に記載の情報処理方法。 - 更に、前記第1洗浄イベント又は前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの終了後に、前記洗剤収容部を洗浄することを要求する洗浄要求を出力する
請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理方法。 - 洗浄装置に備えられ洗剤が収容される洗剤収容部内の前記洗剤の残量を表す残量情報を前記洗浄装置から取得する取得部と、
前記残量情報と、前記洗浄装置が洗浄対象物を洗浄する1回の洗浄イベントに対して設定された第1投入量と、に基づいて、予定されている第1洗浄イベントにおいて前記洗浄装置へ投入されることが予定されている前記洗剤の第2投入量が所定の閾値を下回るかを判定する判定部と、
前記第2投入量が所定の閾値を下回ると判定されると、前記第1洗浄イベントの前に予定されている少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記洗浄装置が投入することが予定されている前記第1投入量に基づいて決定される第3投入量を、前記所定の閾値以上である第4投入量へ変更する情報生成部と、
前記第4投入量を示す情報を前記洗浄装置へ出力し、前記第4投入量の前記洗剤を前記少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記洗浄装置に投入させる情報出力部と、を備える
情報処理装置。 - 請求項11に記載の情報処理装置と、
前記洗浄対象物が投入される前記洗浄装置と、を備え、
前記洗浄装置は、
(i)前記洗剤収容部と、
(ii)前記洗剤を、前記洗剤収容部から、前記洗浄対象物が洗浄される洗浄空間へ投入する洗剤投入部と、
(iii)前記洗剤収容部内の前記洗剤の前記残量を検出し、前記残量を表す前記残量情報を生成する残量検出部と、
(iv)前記残量情報を前記情報処理装置へ送信し、且つ、前記第4投入量を示す情報を受信する通信部と、を含み、
前記洗剤投入部は、前記第4投入量を示す情報に応じて、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記第4投入量の洗剤を前記洗浄空間へ投入する
洗浄システム。 - 請求項11に記載の情報処理装置を有する洗浄装置であって、
前記洗剤収容部と、
前記洗剤を、前記洗剤収容部から、前記洗浄対象物が洗浄される洗浄空間へ投入する洗剤投入部と、
前記洗剤収容部内の前記洗剤の前記残量を検出し、前記残量を表す前記残量情報を生成する残量検出部と、を備え、
前記洗剤投入部は、前記第4投入量を示す情報に応じて、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントにおいて前記第4投入量の洗剤を前記洗浄空間へ投入する
洗浄装置。 - 前記洗浄装置は、前記洗浄対象物の量を検出する対象検出部を含み、
前記第1投入量及び前記第3投入量は、前記洗浄対象物の量に応じて設定され、
前記少なくとも1つの第2洗浄イベントが開始される前において、前記洗剤投入部は、前記洗浄対象物の前記量に対応する前記第1投入量もしくは前記第3投入量、又は前記第4投入量の前記洗剤を前記洗浄空間へ投入する
請求項12に記載の洗浄システム、又は、請求項13に記載の洗浄装置。 - 前記洗浄装置は、前記対象検出部によって検出された前記洗浄対象物の前記量に対応して設定された水量及び洗浄動作の少なくとも1つに基づいて前記洗浄対象物の洗浄を制御する洗浄制御部を含み、
前記洗浄制御部は、前記第4投入量を示す情報に応じて、前記水量及び前記洗浄動作の少なくとも1つを変更する
請求項14に記載の洗浄システム、又は、洗浄装置。 - 前記洗剤投入部は、
(i)前記洗剤が一時的に収容される予備収容空間を形成する予備収容部と、
(ii)前記少なくとも1つの第2洗浄イベントが開始される前において、前記洗浄対象物の前記量に対応する前記量の前記洗剤を前記洗浄空間へ投入する第1投入部と、
(iii)前記洗剤収容部から前記予備収容空間へ前記洗剤を投入する第2投入部と、
(iv)前記予備収容空間内の前記洗剤を、前記予備収容部から前記洗剤収容部へ戻す戻し部と、を含み、
前記情報生成部は、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの前記終了の後に、前記洗剤収容部に残る前記洗剤を前記予備収容部に退避させる退避要求を生成し、
前記第2投入部は、前記退避要求に応じて、前記少なくとも1つの第2洗浄イベントの前記終了の後に、前記洗剤収容部から前記予備収容部へ前記洗剤を退避させる
請求項14又は15に記載の洗浄システム、又は、洗浄装置。
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