JP2019068623A - 電力供給システム - Google Patents

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和紀 谷口
Kazunori Taniguchi
和紀 谷口
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Abstract

【課題】非常時に、切換作業を行うことなく、かつ、特定の負荷に限定されることなく、負荷に電力を供給することができる電力供給システムを提供する。【解決手段】自然エネルギーを利用して直流電力を発電する太陽光発電装置10と、太陽光発電装置10を構成する複数の構成単位のうち最も発電電力の高い前記構成単位の発電電圧に合わせて、太陽光発電装置10からの直流電力を昇圧して、負荷Hへと電力供給可能な第二電力経路L2に出力する昇圧DC/DCコンバータ20と、昇圧DC/DCコンバータ20から出力された直流電力を蓄電及び第二電力経路L2に出力する蓄電装置60と、商用電源Sからの交流電力を直流電力に変換して第二電力経路L2に出力する整流器40と、を具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、電力供給システムの技術に関する。
従来、電力供給システムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、太陽光発電部と、前記太陽光発電部で発電された直流電力を交流電力に変換し、商用電源の電圧等に合わせて出力するパワーコンディショナと、太陽光発電部及び商用電源からの電力を充放電可能な蓄電池とを具備する電力供給システムが記載されている。当該電力供給システムは、通常時には、太陽光発電部、商用電源又は蓄電装置から、所定の電力経路(通常時電力経路)を介して負荷に電力が供給されるように構成されている。また、停電や災害等の非常時には、太陽光発電部又は蓄電装置から、通常時電力経路とは異なる電力経路(非常時電力経路)を介して特定の負荷(非常時に電力を供給する必要性が高い負荷)に電力が供給されるように構成されている。
特開2014−166000号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電力供給システムにおいては、停電や災害等の非常時には、パワーコンディショナの運転切換スイッチを「自立運転モード」に切り換えなければならなかった。また、非常時には、特定の負荷にしか電力を供給することができなかった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、非常時に、切換作業を行うことなく、かつ、特定の負荷に限定されることなく、負荷に電力を供給することができる電力供給システムを提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、自然エネルギーを利用して直流電力を発電する発電装置と、前記発電装置を構成する複数の構成単位のうち最も発電電力の高い前記構成単位の発電電圧に合わせて、前記発電装置からの直流電力を昇圧して、負荷へと電力供給可能な電力経路に出力する昇圧DC/DCコンバータと、前記昇圧DC/DCコンバータから出力された直流電力を蓄電及び前記電力経路に出力する蓄電装置と、商用電源からの交流電力を直流電力に変換して前記電力経路に出力する整流器と、を具備するものである。
前記発電装置は、複数の太陽電池モジュールを有する太陽光発電装置であり、前記構成単位は、複数の前記太陽電池モジュールが直列接続されて形成されるストリングであってもよい。
このような構成により、非常時に、切換作業を行うことなく、かつ、特定の負荷に限定されることなく、負荷に太陽光発電装置で発電された電力を供給することができる。
前記発電装置、前記蓄電装置、前記整流器の順で優先して直流電力を出力させる制御部を具備することとしてもよい。
このような構成により、自然エネルギーを利用して発電した電力を無駄なく利用することができ、ひいては商用電源の電力使用量を抑えることができる。
前記昇圧DC/DCコンバータの出力電力及び前記蓄電装置の残量を検知する検知手段を具備し、前記制御部は、前記検知手段の検知結果及び前記負荷の消費電力に基づいて、前記発電装置、前記蓄電装置又は前記整流器の少なくとも一つから直流電力を出力させることとしてもよい。
このような構成により、自然エネルギーを利用して発電した電力を無駄なく利用することができ、ひいては商用電源の電力使用量を抑えることができる。
非常時に、切換作業を行うことなく、かつ、特定の負荷に限定されることなく負荷に電力を供給することができる。
本発明の一実施形態に係る電力供給システムの構成を示した図。 電力供給システムの制御に関する構成を示したブロック図。 電力供給の制御フローを示す図。 通常時の電力の供給態様の一例を示したブロック図。 通常時の電力の供給態様の一例を示したブロック図。 通常時の電力の供給態様の一例を示したブロック図。 通常時の電力の供給態様の一例を示したブロック図。 通常時の電力の供給態様の一例を示したブロック図。 通常時の電力の供給態様の一例を示したブロック図。 非常時の電力の供給態様の一例を示したブロック図。
まず、図1及び図2を用いて、本発明の一実施形態に係る電力供給システム1について説明する。
電力供給システム1は、住宅等の負荷Hに電力を供給するものである。電力供給システム1は、太陽光発電装置10、昇圧DC/DCコンバータ20、第一電力検出部30、整流器40、第二電力検出部50、蓄電装置60、開閉器70及び制御装置80を具備する。
太陽光発電装置10は、太陽光を利用して発電する装置である。太陽光発電装置10は、複数の太陽電池モジュール11aが直列に接続されることで形成されたストリング11が、さらに並列に複数連結されることで形成される。太陽光発電装置10は、例えば住宅の屋根等の日当たりの良い場所に設置される。太陽光発電装置10は、太陽電池モジュール11aに太陽光が当たることで、直流の電力を生成(発電)する。
昇圧DC/DCコンバータ20は、太陽光発電装置10が発電した直流電力を、昇圧して直流電力として出力するものである。昇圧DC/DCコンバータ20は、太陽光発電装置10が最大電力点(最適動作点)に追従しながら動作するように、最適発電制御(MPPT制御)を行う。昇圧DC/DCコンバータ20は、ストリング11単位で最適発電制御(MPPT制御)を行い、ストリング11の発電電圧(最大電力点の電圧)を、最も発電電力の高いストリング11の発電電圧(最大電力点の電圧)に合わせて昇圧及び安定化させる。これにより、昇圧DC/DCコンバータ20は、影や汚れ等の発電阻害要因があるストリング11の電圧を、最大電力点で発電した後、他のストリング11の電圧まで昇圧させることができる。したがって、太陽光発電装置10から取り出せる電力量を最大化することができる。昇圧DC/DCコンバータ20としては、例えばPVマキシマイザー(商標登録)(株式会社ニプロン製)を用いることができる。
昇圧DC/DCコンバータ20は、第一電力経路L1によって太陽光発電装置10と接続される。また、昇圧DC/DCコンバータ20は、第二電力経路L2によって負荷Hと接続される。太陽光発電装置10が発電した電力は、第一電力経路L1を介して昇圧DC/DCコンバータ20に供給された後、第二電力経路L2に供給される。
第一電力検出部30は、所定位置における電力値を検知するものである。第一電力検出部30は、第二電力経路L2において、昇圧DC/DCコンバータ20の下流側に設けられる。第一電力検出部30は、電圧センサ及び電流センサを具備しており、当該電圧センサ及び電流センサの検知結果に基づいて、当該第一電力検出部30を流通する電力の値を算出する。これにより、第一電力検出部30は、昇圧DC/DCコンバータ20からの出力電力を測定することができる。
整流器40は、商用電源Sからの交流電力を直流電力に変換して出力するものである。整流器40は、商用電源Sと負荷Hとを接続する第三電力経路L3の中途部と、第二電力経路L2の中途部(より詳細には、第二電力経路L2における昇圧DC/DCコンバータ20の下流側)とを接続する第四電力経路L4に設けられる。整流器40は、商用電源Sから第二電力経路L2へ一方向に電力を供給する。電力供給システム1は、整流器40が設けられていることにより、太陽光発電装置10からの電力が商用電源Sに逆潮流できないように構成されている。
第二電力検出部50は、所定位置における電力値を検知するものである。第二電力検出部50は、第四電力経路L4において、整流器40の下流側に設けられる。第二電力検出部50は、電圧センサ及び電流センサを具備しており、当該電圧センサ及び電流センサの検知結果に基づいて、当該第二電力検出部50を流通する電力の値を算出する。これにより、第二電力検出部50は、整流器40からの出力電力を測定することができる。
蓄電装置60は、電力を充電すること、及び充電した電力を放電することができるように構成される装置である。蓄電装置60は、電力を充放電可能なリチウムイオン電池やニッケル水素電池等からなる蓄電池を具備する。蓄電装置60は、整流器40(第四電力経路L4)と第二電力経路L2との接続点よりも下流側で、第二電力経路L2と接続されている。蓄電装置60は、太陽光発電装置10から昇圧DC/DCコンバータ20を介して供給される直流電力を充電することができる。また、蓄電装置60は、充電した電力を第二電力経路L2に出力(供給)することができる。また、蓄電装置60は、充電した電力の残量を測定可能に構成されている。
こうして、太陽光発電装置10から昇圧DC/DCコンバータ20を介して供給される直流電力、蓄電装置60から供給される直流電力、及び商用電源Sから整流器40を介して供給される直流電力は、第二電力経路L2に設けられた適宜の装置(DC/ACインバータ等)によって、交流電力に変換され、負荷Hに供給される。
開閉器70は、電力の流通の可否を切り替えるものである。開閉器70は、商用電源Sと負荷H(より詳細には、第二電力経路L2において蓄電装置60との接続部よりも負荷H側)とを接続する第三電力経路L3に設けられる。これにより、開閉器70がONに切り換えられた場合、第三電力経路L3において、商用電源Sからの交流電力(整流器40を介さない電力)が負荷Hに供給される。一方、開閉器70がOFFに切り換えられた場合、第三電力経路L3において、商用電源Sからの交流電力(整流器40を介さない電力)は負荷Hに供給されない。開閉器70は、通常時(非停電時)はOFFされている。
制御装置80は、電力供給システム1の動作を制御するものである。制御装置80は、第一電力検出部30の検知結果(昇圧DC/DCコンバータ20からの出力電力)、第二電力検出部50の検知結果(整流器40からの出力電力)、蓄電装置60の充電した電力の残量、及び負荷Hの消費電力等に基づいて、電力供給システム1の各装置(昇圧DC/DCコンバータ20、整流器40、蓄電装置60及び開閉器70)の動作を制御する。
このように電力供給システム1においては、太陽光発電装置10によって発電された直流電力を、昇圧DC/DCコンバータ20によって安定して直流電力のまま取り出すことができるので、商用電源Sと系統連系しない(太陽光発電装置10の発電電力が商用電源Sに逆潮流されない)ように構成することができる。つまり、電力供給システム1は、商用電源Sの電力系統から自立しているため、停電や災害等の非常時(商用電源Sから電力が供給されない場合)にも、運転モードの切り換え作業(例えば、パワーコンディショナの運転切換スイッチを「自立運転モード」に切り換える作業)を行う必要がない。したがって、太陽光発電装置10及び蓄電装置60の電力を瞬停を生じさせずに住宅の負荷Hに供給することができる。また、特定の負荷(非常時に電力を供給する必要性が高い負荷)に限定されることなく、通常時に電力が供給される負荷Hに電力を供給することができる。
また、本実施形態に係る電力供給システム1においては、昇圧DC/DCコンバータ20が設けられていることにより、太陽光発電装置10からの電力量を最大化して取出し、安定した直流電力として出力することができる。そして、商用電源Sの交流電力を整流器40によって直流電力に変換して第二電力経路L2に導入することで、昇圧DC/DCコンバータ20と蓄電装置60との間、及び整流器40と蓄電装置60との間では直流電力で電力のやり取りが行われることとなる。このように、電力供給システム1において、直流電力又は交流電力から交流電力又は直流電力への変換の回数が比較的少ないので、変換による電力の損失を低減することができる。
次に、図3から図10を用いて、制御装置80による電力供給システム1の制御について説明する。電力供給システム1においては、太陽光発電装置10によって発電される電力で負荷Hを賄うことができる場合は、太陽光発電装置10(昇圧DC/DCコンバータ20)から負荷Hに電力を供給する。そのとき、余剰電力を蓄電装置60に蓄電可能である。また、太陽光発電装置10によって発電される電力で負荷Hを賄うことができない場合は、太陽光発電装置10(昇圧DC/DCコンバータ20)に加えて蓄電装置60から負荷Hに電力を供給し、それでも負荷Hを賄うことができない場合は、さらに商用電源Sから整流器40を介して負荷Hに電力を供給する。
ステップS10において、制御装置80は、電力供給システム1を起動する。制御装置80は、電力供給システム1を起動させるための指示に基づいて、この処理を行う。電力供給システム1の起動時には、開閉器70はOFFされている。制御装置80は、当該ステップS10の処理を行った後、ステップS12に移行する。
ステップS12において、制御装置80は、負荷電力<100kWであるか否かを判定する。ここで、「負荷電力」は、住宅の負荷Hの消費電力を示すものである。制御装置80は、負荷Hの消費電力を検知するスマートメーター(不図示)の検知結果に基づいてこの判定を行う。制御装置80は、負荷電力<100kWであると判定した場合(ステップS12で「YES」)、ステップS14に移行する。一方、制御装置80は、負荷電力<100kWでないと判定した場合(ステップS12で「NO」)、ステップS34に移行する。
なお、負荷電力<100kWでない場合(ステップS12で「NO」)とは、第二電力経路L2に電力が過剰に流通するおそれがあることを示している。
ステップS14において、制御装置80は、PV電力>負荷電力であるか否かを判定する。ここで、「PV電力」は、太陽光発電装置10によって発電された後、昇圧DC/DCコンバータ20によって昇圧された電力を示すものである。制御装置80は、前記スマートメーター(不図示)による負荷Hの消費電力の検知結果、及び第一電力検出部30の検知結果に基づいてこの判定を行う。制御装置80は、PV電力>負荷電力であると判定した場合(ステップS14で「YES」)、ステップS16に移行する。一方、PV電力>負荷電力でないと判定した場合(ステップS14で「NO」)、ステップS22に移行する。
なお、PV電力>負荷電力である場合(ステップS14で「YES」)とは、PV電力だけで負荷電力を賄えることを示している。一方、PV電力>負荷電力でない場合(ステップS14で「NO」)とは、PV電力だけでは負荷電力を賄えないことを示している。
ステップS16において、制御装置80は、蓄電池残量<100%であるか否かを判定する。ここで、「蓄電池残量」は、蓄電装置60の容量に対する、当該蓄電装置60に充電されている電力量の割合を示すものである。制御装置80は、蓄電池残量<100%であると判定した場合(ステップS16で「YES」)、ステップS18に移行する。一方、蓄電池残量<100%でないと判定した場合(ステップS16で「NO」)、ステップS20に移行する。
なお、蓄電池残量<100%である場合(ステップS16で「YES」)とは、蓄電装置60に充電する余地があることを示している。一方、蓄電池残量<100%でない場合(ステップS16で「NO」)とは、蓄電装置60に充電する余地がないことを示している。
ステップS18において、制御装置80は、PV電力を負荷Hと蓄電装置60の両方へ供給する。これにより、PV電力が負荷Hに供給されると共に、残りのPV電力(昇圧DC/DCコンバータ20から出力されたPV電力のうち、負荷電力に使用されなかった余剰電力)が蓄電装置60に充電される(図4参照)。制御装置80は、当該ステップS18の処理を行った後、ステップS12に処理を戻す。
一方、ステップS20において、制御装置80は、PV電力を負荷Hのみへ供給する。これにより、PV電力が負荷Hに供給される(図5参照)。制御装置80は、当該ステップS20の処理を行った後、ステップS12に処理を戻す。
ステップS22において、制御装置80は、蓄電池残量>30%であるか否かを判定する。制御装置80は、蓄電池残量>30%であると判定した場合(ステップS22で「YES」)、ステップS24に移行する。一方、蓄電池残量>30%でないと判定した場合(ステップS22で「NO」)、ステップS30に移行する。
なお、蓄電池残量>30%である場合(ステップS22で「YES」)とは、蓄電装置60から電力を放電可能であることを示している。一方、蓄電池残量>30%でない場合(ステップS22で「NO」)とは、蓄電装置60から電力を放電不能であることを示している。なお、蓄電池残量「30%」という値は、非常時(停電時)に使用するために必要な電力であって、適宜の値に設定可能である。
ステップS24において、制御装置80は、PV電力+蓄電池電力>負荷電力であるか否かを判定する。ここで、「蓄電池電力」は、蓄電装置60から放電される電力(最大放電電力)を示すものである。制御装置80は、PV電力+蓄電池電力>負荷電力であると判定した場合(ステップS24で「YES」)、ステップS26に移行する。一方、PV電力+蓄電池電力>負荷電力でないと判定した場合(ステップS24で「NO」)、ステップS28に移行する。
なお、PV電力+蓄電池電力>負荷電力である場合(ステップS24で「YES」)とは、PV電力と蓄電池電力とで負荷電力を賄えることを示している。一方、PV電力+蓄電池電力>負荷電力でない場合(ステップS24で「NO」)とは、PV電力と蓄電池電力とでは負荷電力を賄えないことを示している。
ステップS26において、制御装置80は、太陽光発電装置10(昇圧DC/DCコンバータ20)及び蓄電装置60から放電を行う。これにより、PV電力及び蓄電池電力が負荷Hへと供給される(図6参照)。制御装置80は、当該ステップS26の処理を行った後、ステップS12に処理を戻す。
一方、ステップS28において、制御装置80は、太陽光発電装置10(昇圧DC/DCコンバータ20)、蓄電装置60及び整流器40から放電(出力)を行う。これにより、PV電力、蓄電池電力及び整流器出力が負荷Hへと供給される(図7参照)。ここで、「整流器出力」は、整流器40の出力(整流器40を介して出力される商用電源Sの電力)を示している。制御装置80は、当該ステップS28の処理を行った後、ステップS12に処理を戻す。
ステップS30において、制御装置80は、PV電力+整流器出力>負荷電力であるか否かを判定する。制御装置80は、前記スマートメーター(不図示)による負荷Hの消費電力の検知結果、並びに第一電力検出部30及び第二電力検出部50の検知結果に基づいてこの判定を行う。制御装置80は、PV電力+整流器出力>負荷電力であると判定した場合(ステップS30で「YES」)、ステップS32に移行する。一方、PV電力+整流器出力>負荷電力でないと判定した場合(ステップS30で「NO」)、ステップS34に移行する。
なお、PV電力+整流器出力>負荷電力でない場合(ステップS30で「NO」)とは、例えばPV電力が0である場合を示している。
ステップS32において、制御装置80は、太陽光発電装置10(昇圧DC/DCコンバータ20)及び整流器40から放電を行う。これにより、PV電力及び整流器出力が負荷Hへと供給される(図8参照)。制御装置80は、当該ステップS32の処理を行った後、ステップS12に処理を戻す。
一方、ステップS34において、制御装置80は、電力供給システム1(より詳細には、開閉器70及び制御装置80以外の装置)を停止すると共に、開閉器70をONさせる。これにより、商用電源Sからの交流電力が負荷Hに供給される(図9参照)。制御装置80は、当該ステップS34の処理を行った後、ステップS36に移行する。
ステップS36において、制御装置80は、電力供給システム1の起動指示があったか否かを判定する。制御装置80は、電力供給システム1の起動指示として、外部信号の受信又は手動切換があったか否かに基づいて、この処理を行う。制御装置80は、電力供給システム1の起動指示があったと判定した場合(ステップS36で「YES」)、ステップS10に処理を戻す。一方、電力供給システム1の起動指示がなかったと判定した場合(ステップS36で「NO」)、再び当該ステップS36の処理を行う(処理を先に進めない)。
このように電力供給システム1においては、太陽光発電装置10の発電電力が負荷電力よりも多い場合は、PV電力だけで負荷電力を賄う。そして、太陽光発電装置10の発電電力が負荷電力以下である場合は、PV電力と蓄電池電力で負荷電力を賄う。そして、それでも負荷電力を賄うことができない場合は、整流器40を放電させる。つまり、太陽光発電装置10(昇圧DC/DCコンバータ20)、蓄電装置60、整流器40の順で優先的に放電を行う。このように太陽光発電装置10の発電電力又は蓄電装置60に充電された電力を優先的に使用するので、太陽光エネルギーを利用して発電した電力を無駄なく利用する(自己消費量を拡大する)ことができ、ひいては商用電源Sの電力使用量(電気料金)を抑えることができる。
また、電力供給システム1においては、太陽光発電装置10の発電電力が負荷電力よりも多い(PV電力だけで負荷電力を賄うことができる)場合は、余剰の電力を蓄電装置60に充電する。このため、太陽が出ていないとき(雨天時や夜間等)であっても、蓄電装置60に充電された電力を利用して、太陽光発電装置10の発電量の変動を緩和することができ、ひいては太陽光エネルギーを利用して発電した電力を無駄なく利用する(自己消費量を拡大する)ことができる。
また、図10に示すように、非常時(停電時)であっても、「自立運転モード」に切り換える等の切換作業を行う必要がないため、太陽光発電装置10の電力、又は太陽光発電装置10及び蓄電装置60の電力を瞬停を生じさせずに住宅の負荷Hに供給することができる。また、通常時と同じ電力経路を使用することができるので、電力が供給される負荷が特定の負荷に限定されることがない。
以上の如く、本実施形態に係る電力供給システム1は、自然エネルギーを利用して直流電力を発電する太陽光発電装置10(発電装置)と、前記太陽光発電装置10を構成する複数の構成単位のうち最も発電電力の高い前記構成単位の発電電圧に合わせて、前記太陽光発電装置10からの直流電力を昇圧して、負荷Hへと電力供給可能な第二電力経路L2(電力経路)に出力する昇圧DC/DCコンバータ20と、前記昇圧DC/DCコンバータ20から出力された直流電力を蓄電及び前記第二電力経路L2に出力する蓄電装置60と、商用電源Sからの交流電力を直流電力に変換して前記第二電力経路L2に出力する整流器40と、を具備するものである。
このように構成することにより、非常時に、切換作業を行うことなく、かつ、特定の負荷に限定されることなく負荷Hに電力を供給することができる。
また、前記太陽光発電装置10は、複数の太陽電池モジュール11aを有する太陽光発電装置10であり、前記構成単位は、複数の前記太陽電池モジュール11aが直列接続されて形成されるストリング11であるものである。
このように構成することにより、非常時に、切換作業を行うことなく、かつ、特定の負荷に限定されることなく、負荷Hに太陽光発電装置10で発電された電力を供給することができる。
従来の技術は、停電時に、例えばパワーコンディショナが切換作業によって商用電源から独立した(解列した)自立運転を行って、当該自立運転による電力を負荷に供給していた。しかし、自立運転により供給可能な電力は比較的小さいため、これにより家庭内の全ての負荷を賄うことは困難であった。そこで、自立運転を行う場合には、全ての負荷のうち一部である、非常時に電力を供給する必要性が高い負荷(特定の負荷)のみに、電力を供給していた。
これに対して、本願の電力供給システムは、停電時であっても、自立運転を行うことなく通常時と同様の運転によって、負荷に電力を供給することができる。すなわち、停電時であっても、従来の技術のように比較的小さい電力ではなく、通常時と同様の比較的大きな電力を供給することができ、ひいては一部の負荷(特定の負荷)に限定されることなく、全ての負荷に対して電力を供給することができる。
また、本実施形態に係る電力供給システム1は、前記太陽光発電装置10、前記蓄電装置60、前記整流器40の順で優先して直流電力を出力させる制御装置80(制御部)を具備するものである。
このように構成することにより、自然エネルギーを利用して発電した電力を無駄なく利用することができ、ひいては商用電源Sの電力使用量を抑えることができる。
また、前記昇圧DC/DCコンバータ20の出力電力及び前記蓄電装置60の残量を検知する第一電力検出部30及び蓄電装置60(検知手段)を具備し、前記制御装置80は、前記第一電力検出部30及び蓄電装置60の検知結果及び前記負荷Hの消費電力に基づいて、前記太陽光発電装置10、前記蓄電装置60又は前記整流器40の少なくとも一つから直流電力を出力させるものである。
このように構成することにより、自然エネルギーを利用して発電した電力を無駄なく利用することができ、ひいては商用電源Sの電力使用量を抑えることができる。
なお、本実施形態に係る太陽光発電装置10は、発電装置の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るストリング11は、発電装置の構成単位の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第一電力検出部30及び蓄電装置60は、検出手段の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る制御装置80は、制御部の実施の一形態である。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、発電装置として太陽光を利用して発電するもの(太陽光発電装置10)を用いるものとしたが、これに限定されるものではなく、任意の自然エネルギー(例えば水力や風力)を利用して発電するものであってもよい。
また、本実施形態においては、蓄電装置60は、太陽光発電装置10からの直流電力を充放電可能に構成されるものとしたが、これに加えて商用電源Sから整流器40を介して供給される直流電力を充放電可能に構成されるものであってもよい。
また、本実施形態においては、蓄電装置60は、整流器40と第二電力経路L2との接続点よりも下流側に設けられるものとしたが、整流器40と第二電力経路L2との接続点よりも上流側に設けられるものであってもよい。
また、本実施形態においては、電力供給システム1は、住宅に導入されるものとしたが、これに限定されるものではなく、オフィスビルや、病院、学校等に導入されるものであってもよい。
1 電力供給システム
10 太陽光発電装置
11 ストリング
11a 太陽電池モジュール
20 昇圧DC/DCコンバータ
30 第一電力検出部
40 整流器
60 蓄電装置
80 制御装置

Claims (4)

  1. 自然エネルギーを利用して直流電力を発電する発電装置と、
    前記発電装置を構成する複数の構成単位のうち最も発電電力の高い前記構成単位の発電電圧に合わせて、前記発電装置からの直流電力を昇圧して、負荷へと電力供給可能な電力経路に出力する昇圧DC/DCコンバータと、
    前記昇圧DC/DCコンバータから出力された直流電力を蓄電及び前記電力経路に出力する蓄電装置と、
    商用電源からの交流電力を直流電力に変換して前記電力経路に出力する整流器と、
    を具備する、
    電力供給システム。
  2. 前記発電装置は、
    複数の太陽電池モジュールを有する太陽光発電装置であり、
    前記構成単位は、
    複数の前記太陽電池モジュールが直列接続されて形成されるストリングである、
    請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記発電装置、前記蓄電装置、前記整流器の順で優先して直流電力を出力させる制御部を具備する、
    請求項1又は請求項2に記載の電力供給システム。
  4. 前記昇圧DC/DCコンバータの出力電力及び前記蓄電装置の残量を検知する検知手段を具備し、
    前記制御部は、
    前記検知手段の検知結果及び前記負荷の消費電力に基づいて、前記発電装置、前記蓄電装置又は前記整流器の少なくとも一つから直流電力を出力させる、
    請求項3に記載の電力供給システム。
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