JP2019067015A - 入力装置及び入力方法 - Google Patents

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Tetsuaki Aono
哲明 青野
前畑 実
Minoru Maehata
実 前畑
義幸 上野
Yoshiyuki Ueno
義幸 上野
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Abstract

【課題】操作面に触れて入力を行う際、ユーザが操作面を注視しなくてもタッチ操作を可能とする技術を提供する。【解決手段】ユーザの操作による接触を受ける操作パネル部と、前記操作パネル部に対する接触を検出する検出部と、前記検出部によって検出した接触の位置に基づき、少なくとも前記操作パネル部の外縁を成す辺又は角に対する接触を前記ユーザによる操作と判別する操作判別部と、前記判別結果に応じて、前記辺又は前記角に割り当てられた機能を操作する操作信号を入力する操作入力部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、入力装置及び入力方法に関する。
近年、ボタンを押す操作やスイッチを切り替える操作等をディスプレイと重畳したタッチパネルや、タッチパッドに対するタッチ操作で行うようにした電子機器が広く普及している(例えば、特許文献1)。このような電子機器では、ボタンやスイッチ等の機械的な可動部品が少なくなり、故障率を低減できる、防水性を確保しやすいといった技術的なメリットのほか、外観の凹凸が少なくなり、シンプルで先進的な印象になるといった審美的なメリットを有する。
特開2014−167600号公報
タッチパネルやタッチパッドを用いた入力装置(以下、タッチ式の入力装置とも称す)は、タッチ操作を行う操作面が平坦であることが多く、従来の機械的なボタンやスライダと異なり、触覚によって操作対象を認識することが難しいという問題があった。例えば、ユーザが指で操作面に触れ、指を所定方向にスライドさせることで音量を調整するスライド操作部では、操作中に指のスライド方向が反れて所定の操作範囲から外れると音量の調整ができなくなるが、操作面が平坦であると、操作範囲から外れているか否かが触覚では認識できない。このため、音量を大きくする操作の途中で指が所定の操作範囲から反れて音量調整ができなくなり、ユーザがまだ音量が足りないと感じて指をスライドさせ続けた後に、指が所定の操作範囲に戻った場合、急に大きな音が出力されてしまうことが考えられる。
特に、車載オーディオやナビゲーション装置の一部の機能のように、ユーザが運転中に操作することがある場合、ユーザが操作面を注視することが難しく、また、走行時の振動の影響を受けることから、触覚によって操作対象を認識できないと操作が的確に行えないことがあった。
このため操作面に凹凸形状を設けて操作対象を触覚によって認識できるようにすることが考えられるが、操作面を形成する際にこの凹凸形状の加工が必要になり、製造工程が複雑化してしまう。また、表示素子にタッチパネルを重畳させた装置では、操作面に凹凸形状を形成すると、その背後に位置する表示が見え難くなってしまう。
そこで本発明は、操作面に触れて入力を行う際、ユーザが操作面を注視しなくてもタッチ操作を可能とする技術の提供を課題とする。
本発明の入力装置は、上述した課題を解決するため、
ユーザの操作による接触を受ける操作パネル部と、
前記操作パネル部に対する接触を検出する検出部と、
前記検出部によって検出した接触の位置に基づき、少なくとも前記操作パネル部の外縁を成す辺又は角に対する接触を前記ユーザによる操作と判別する操作判別部と、
前記判別結果に応じて、前記辺又は前記角に割り当てられた機能を操作する操作信号を入力する操作入力部とを備える。
本発明によれば、操作面に触れて入力を行う際、ユーザが操作面を注視しなくてもタッチ操作を可能とする技術を提供することができる。
図1は、実施形態に係る入力装置を備えたシステムの構成を示すブロック図である。 図2は、入力装置の正面図である。 図3は、パネルユニットの断面図である。 図4は、入力装置が実行する入力方法の説明図である。 図5は、エッジや角に割り当てられる機能の説明図である。 図6は、入力装置の設置例を示す図である。 図7は、入力装置の正面図である。 図8は、実施形態2に係るパネルユニットの断面図である。 図9は、実施形態2に係る入力装置が実行する入力方法の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
〈実施形態1〉
〈装置構成〉
図1は、本実施形態に係る入力装置を備えたシステムの構成を示すブロック図、図2は、入力装置の正面図、図3は、パネルユニットの断面図である。
本システム100は、パネルユニット10、制御部20、機能部30を備えている。パネルユニット10及び制御部20は、機能部30に対してユーザによる操作の情報を入力する入力装置12を構成している。パネルユニット(操作パネル部)10は、ユーザの指等の操作部位による操作(以下、タッチ操作とも称す)を受ける外装板11と、外装板11の操作面に対する接触を検出するタッチパネル(検出部)14と、ディスプレイ(表示部)15とを重畳して有している。なお、本例のパネルユニット10は、ディスプレイ15を含む構成としたが、ディスプレイ15は必須の構成ではなく、ディスプレイ15を省略してもよい。例えば、ディスプレイ15とパネルユニット10を別体に構成し、パネルユニット10が外装板11とタッチパネル14を備える構成、所謂タッチパッドとして構成されてもよい。また、本実施形態において、ユーザの操作部位とは、操作面に接触して操作を行う部位であり、典型的には指である。以下、操作部位を単に指とも称すが、指に限定されるものではなく、掌や手の甲等、指以外の部位であってもよい。また、操作部位は、操作面に対する接触を検出部で検出可能なものであれば、手袋をした指やタッチペンなど、ユーザの身体以外のものが介在するものであっても良い。
本例の外装板11は、透明な略平板状の部材であり、パネルユニット10において最もユーザ側に配置され、外装板11のユーザ側表面、即ち、パネルユニット10のユーザ側表面が操作面101となっている。
タッチパネル14は、ユーザの指が操作面に接触した際の静電容量の変化に基づいて、接触位置を求める静電容量方式のタッチパネルである。例えば、図2では、操作面(平面)内に直交する二つの軸(X軸,Y軸)を有する座標系を定め、接触位置をこの座標系における座標(以下、位置情報とも称す)として求める。なお、検出部は、静電容量方式に
限らず、抵抗膜方式や、超音波表面弾性波方式、光学方式であってもよい。また、外装板11を省略し、タッチパネル14のユーザ側に配置される表面を操作面101としてもよい。
図3(A)に示すように、外装板11、タッチパネル14、及びディスプレイ15は、重畳され、枠体16に収められている。このように本例では、枠体16がパネルユニット10の外縁を成している。また、図3(B)に示すように、外装板11をパネルユニット10の外縁まで延設した構成としてしてもよい。タッチパネル14は、このパネルユニット10のユーザ側表面(操作面101)のうち、タッチパネル14が重畳されている部分だけでなく、枠体16を含めたパネルユニット10の外縁に対する接触も検知する。即ち、タッチパネル14は、パネルユニット10の外縁を検知範囲に含めるように感度が調整されている。
なお、タッチパネル14の感度を高くし過ぎずにパネルユニット10の外縁に対する接触を検知するため、図3(C)に示すように枠体16の側面までタッチパネル14を延設してもよい。
また、図3(D)に示すように、パネルユニット10が筐体17に内蔵され、パネルユニット10のユーザ側表面のうち、指でタッチ操作できる範囲が制限される場合、このユーザ側表面と筐体17との境界部、即ち操作面101の外縁をパネルユニット10の外縁としてもよい。
ディスプレイ15は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示手段であり、制御部20から入力された映像信号に基づいて映像を表示する。例えば、スライド操作部110,120,130やタッチ操作部191〜196といった特定の機能を実行させるための操作対象(以下、表示操作対象とも称す)が表示される。タッチ操作部191〜196は、音源の選択やチャネルの変更等の機能が割り当てられたボタンを模した操作対象、スライド操作部110,120,130は、音量の調整や選局、再生位置の指定等の機能が割り当てられた直線状の操作対象である。即ち、表示操作対象191〜196,110〜130は、機能部30を操作するためのGUI(Graphical User Interface)である。
制御部20は、例えばCPUやメモリを備えたマイクロコンピュータである。メモリは、主記憶装置と補助記憶装置とを含んでもよい。主記憶装置は、CPUの作業領域,プログラムやデータの記憶領域,通信データのバッファ領域として使用される。主記憶装置は、例えば、Random Access Memory(RAM),或いはRAMとRead Only Memory(ROM)との組み合わせで形成される。メモリには、オペレーティングシステムやファームウェアといったプログラムがインストールされている。
CPUは、MPU(Micro Processor Unit)、マイクロプロセッサ、プロセッサ、処理装置とも呼ばれる。CPUは、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、単一のソケットで接続される単一のCPUがマルチコア構成を有していても良い。上記各部の少なくとも一部の処理は、CPU以外のプロセッサ、例えば、Digital Signal Processor(DSP)、Graphics Processing Unit(GPU)、数値演算プロセッサ、ベクトルプロセッサ、画像処理プロセッサ等の専用プロセッサで行われても良い。また、上記各部の少なくとも一部の処理は、集積回路(IC)、その他のデジタル回路であっても良い。また、上記各部の少なくとも一部にアナログ回路が含まれても良い。集積回路は、LSI,Application Specific Integrated Circuit(ASIC),プログ
ラマブルロジックデバイス(PLD)を含む。PLDは、例えば、Field-Programmable Gate Array(FPGA)を含む。上記各部は、プロセッサと集積回路との組み合わせであっても
良い。組み合わせは、例えば、MCU(Micro Controller Unit),SoC(System-on-a
-chip),システムLSI,チップセットなどと呼ばれる。
CPUは、メモリに記憶されたプログラムを主記憶装置にロードし、当該プログラムに記述された処理を実行することで、操作判別部201や操作入力部202、表示制御部203の機能を果たす。
操作判別部201は、タッチパネル14によって検出した接触の位置(接触位置)に基づき、少なくともパネルユニット10の外縁を成す辺(以下エッジとも称す)61〜64又は角65〜68に対する接触を前記ユーザによるタッチ操作と判別する。本例の操作判別部201は、エッジ61〜64や角65〜68の他、ディスプレイ15に表示された表示操作対象191〜196,110〜130に対する接触を前記ユーザによるタッチ操作と判別する。操作判別部201は、これら表示操作対象191〜196,110〜130や、エッジ61〜64、角65〜68といった操作対象の位置を予め記憶しておき、タッチパネル14によって検出した接触位置と合致する位置の操作対象を判別する。例えば、接触位置がパネルユニット10の角65〜68と合致し、接触してから接触が解消されるまでの時間が所定値以下の場合に、当該角65〜68に対するタップ操作と判別する。また、操作判別部201は、接触位置がパネルユニット10のエッジ61〜64と合致し、またエッジ61〜64に沿って移動した場合に、当該エッジ61〜64に対するスライド操作と判別する。
操作入力部202は、操作判別部201の判別結果に応じて、前記エッジ61〜64又は前記角65〜68に割り当てられた機能を操作する操作信号を機能部30に入力する。
表示制御部203は、前記エッジ61〜64に対するスライド操作の操作量を示すGUIをディスプレイ15に表示させる。また、表示制御部203は、前記エッジ61〜64に対する操作の状態を示すGUIを当該エッジ61〜64近傍に表示させる。本実施形態において、表示制御部203は、操作状態提示部及び操作量提示部の一形態である。
機能部30は、入力装置12から入力される制御信号に応じて制御対象の制御を実行する装置であり、例えば、音楽やラジオを再生するオーディオ機能である。また、本例のシステム100は、オーディオ機能に加えて、目的地までの経路の算出や、経路の表示といったナビゲーション機能と、動画の再生やテレビ放送の表示を行うビジュアル機能とを実行する機能部30を一体的に備えた電子機器(AVN機)であってもよい。また、これに限らず、機能部30は、エアコンや、ドライブレコーダ、サイドミラーの角度調整、前照灯の照射位置(高さ)の調整等の機能を実行するものであっても良い。
〈入力方法〉
次に、入力装置12が、検出したタッチ操作に基づく制御信号を機能部へ入力する入力方法について説明する。図4は、入力装置12が実行する入力方法の説明図である。入力装置12は、処理の開始指示を受けた場合や車両の電気系統がONとなった場合に、図4の処理を開始する。
先ず、入力装置12は、操作面101に対する第一の接触を検出したか否かを判定し(ステップS10)、否定判定であれば(ステップS10、No)、図4の処理を終了する。
一方、ステップS10にて肯定判定の場合(ステップS10、Yes)、入力装置12は、当該接触位置の位置情報に基づいて、タッチ操作が行われた対象を判別する(ステップS20)。
ステップS20にて表示操作対象191〜196,110〜130に対するタッチ操作
が行われたと判別した場合、入力装置12は、当該タッチ操作が確定したか否か、本例では、前記接触が所定時間以内に解消されたか否かを判定する(ステップS30)。即ち、ユーザが指で当該表示操作対象191〜196,110〜130をタップし、指が操作面101から離れたときにタッチ操作が確定したと判別する。なお、本例では、タッチ操作としてタップを判別したが、これに限らずダブルクリックや長押し等、他の操作を判別するようにしてもよい。
ステップS30にて否定判定の場合、入力装置12は、図4の処理を終了し、肯定判定の場合、当該表示操作対象191〜196,110〜130に割り当てられた機能を操作する操作信号を機能部30に入力する(ステップS40)。
一方、ステップS20にて角65〜68に対するタッチ操作が行われたと判別した場合、入力装置12は、当該タッチ操作が確定したか否か、本例では、前記接触が所定時間以内に解消されたか否かを判定する(ステップS50)。即ち、ユーザが指で当該角65〜68をタップし、指が角65〜68から離れたときにタッチ操作が確定したと判別する。なお、本例では、タッチ操作としてタップを判別したが、これに限らずダブルクリックや長押し等、他の操作を判別するようにしてもよい。
ステップS50にて否定判定の場合、入力装置12は、図4の処理を終了し、肯定判定の場合、当該角65〜68が操作されたこと、即ち操作状態をディスプレイ15に表示させる(ステップS60)。例えば、操作された角65〜68の近傍の色や輝度を変えることで操作が行われたことを示す。そして、入力装置12は、当該角65〜68に割り当てられた機能を操作する操作信号を機能部30に入力する(ステップS70)。
また、ステップS20にてエッジ61〜64に対するタッチ操作が行われたと判別した場合、入力装置12は、当該エッジ61〜64が操作されたこと、即ち操作状態をディスプレイ15に表示させる(ステップS80)。例えば、操作されたエッジ61〜64の近傍の色や輝度を変えることで操作が行われたことを示す。なお、この操作状態の表示は、当該エッジ61〜64に対するタッチ操作が完了するまで、図4の処理と並行して表示させる。
次に入力装置12は、当該タッチ操作がスライド操作か否かを判定する(ステップS90)。例えば、接触位置が当該エッジ61〜64に沿って移動した場合に肯定判定し、接触位置が移動せずに接触が解消された場合や、接触位置が当該エッジ61〜64の位置以外へ移動した場合に、否定判定する。
ステップS90にて否定判定の場合、入力装置12は、図4の処理を終了し、肯定判定の場合、入力装置12は、当該エッジ61〜64に割り当てられた機能の操作量を示すGUIを表示し、当該GUIが示す操作量をスライド操作に対応させる(ステップS100)。例えば、エッジ61に対してスライド操作が行われ、このエッジ61に割り当てられた機能が音量調整であった場合、同じ音量調整を行う表示操作対象120のノブ121をエッジ61のスライド量(操作量)に応じてスライドさせる。なお、本実施形態では、表示操作対象120をエッジ61に対する操作と関係なく表示させた例を示したが、これに限らず、エッジ61が操作されたときだけ表示操作対象120と同様のGUIをディスプレイ15に表示させ、このノブをスライドさせて操作量を示す構成としてもよい。エッジ61〜64に対する操作は、例えば、上方向のスライド操作であった場合に操作量を増加させ、下方向のスライド操作であった場合に操作量を減少させる。このように、相対的な操作に限らず、エッジ61〜64の一端を最小値、他端を最大値とし、ユーザが触れた位置に応じて操作量の絶対値を決めるものであってもよい。
また、入力装置12は、エッジ61〜64に割り当てられた機能をスライド操作に応じた制御量で操作する操作信号を機能部30に入力する(ステップS110)。なお、図4の処理は、停止の指示を受けた場合や車両の電気系統がOFFとなるまで繰り返し実行する。
本実施形態では、エッジ61に音量調整、エッジ62又はエッジ64に再生位置の調整、エッジ63に選局(チューニング)の機能を割り当てている。また、角65〜68には、メニュー表示、前画面へ戻す、取り消し、再生の機能を割り当てている。これに限らず、エッジ61〜64や角65〜68に割り当てられる機能は任意に設定できる。また、エッジ61に音量調整の機能を割り当てた場合、角65に音量を所定量増加させる機能、角68に音量を所定量減少させる機能を割り当てるように、エッジの端部に位置する角に当該エッジに割り当てられた機能の制御量を所定量増減する機能を割り当ててもよい。これにより、角65を三回たたいて音量を三段階上げる、角68を二回たたいて音量を二段階下げるといったように、操作回数と制御量が比例するので、制御したい量だけタッチ操作を繰り返すことで、確実に所望量の制御を行うことができる。
エッジ61〜64や角65〜68に割り当てられる機能は、装置の動作状況によって異ならせてもよい。例えば、エッジ61に対するタッチ操作が行われた際、動作状況が、ナビゲーション装置による地図表示を行っている場合には、地図の拡大又は縮小を行い、テレビ放送の表示を行っている場合には、表示するチャンネルの変更を行い、CDの再生を行っている場合には、再生する曲を変更する。これにより、エッジ61〜64や角65〜68に対する操作によって、動作状況に応じた多様な操作を行うことができる。
このように動作状況毎に割り当てを異ならせる場合、操作方向に対応する制御対象に関する数の増減を各動作状況で統一してもよい。例えば、第一の方向(上方向又は右方向)にスライド操作した場合には、地図を拡大表示する、表示チャンネルをチャンネル番号が大きいものに変更する、又は、再生している曲をCDのトラック番号が大きいものに変更する。即ち、動作状況毎に、地図の倍率、チャンネル番号、CDのトラック番号といった制御対象に関する数を増加させる制御を行う。反対に、第二の方向(下方向又は左方向)にスライド操作した場合には、地図を縮小表示する、表示チャンネルをチャンネル番号が小さいものに変更する、又は、再生している曲をCDのトラック番号が小さいものに変更する。即ち、動作状況毎に、地図の倍率、チャンネル番号、CDのトラック番号といった制御対象に関する数を減少させる制御を行う。これにより、装置の動作状況によって機能を異ならせた場合でも、ユーザが操作方向を観念し易く、操作に迷うことを少なくできる。
また、各エッジ61〜64や角65〜68に割り当てられる機能を動作状況毎に異ならせる場合であっても、全てのエッジ61〜64や角65〜68に割り当てられる機能を動作状況毎に異ならせるのではなく、各動作状況で共通の機能が割り当てられるエッジ61〜64や角65〜68があってもよい。図5において、エッジ62に対する操作に割り当てられる機能は、動作状況が、ナビゲーション(ルート案内)、テレビ放送の表示、CDの再生の何れの場合でも、共通して音量の増加又は減少を行うものである。
動作状況毎に割り当てを異ならせる場合、図5に示すように、各エッジ61〜64や角65〜68に割り当てられる動作状況毎の機能を予めメモリに記憶しておき、操作入力部202が、エッジ61〜64又は角65〜68に対する操作に基づいて、前記動作状況毎に割り当てられた機能に対する操作を示す信号を機能部30へ入力する。これに限らず、各エッジ61〜64や角65〜68に割り当てられる動作状況毎の機能を機能部30が記憶しておき、機能部30が、エッジ61〜64又は角65〜68の何れに対する操作を示す信号を操作入力部202から受信し、当該信号に基づいて、前記動作状況毎に割り当て
られた機能を実行する構成であってもよい。
図6は、入力装置12を自動車内に搭載した例を示す図である。図6本例の入力装置12は、ダッシュボードの左右方向においてほぼ中央に設けられたスロットに挿入され、図6に示すように、ディスプレイユニット10の外縁部がダッシュボード表面81よりやや突出した状態で取り付けられている。図6の配置の場合、ユーザである運転者がステアリングホイールを握る手を斜め前方に伸ばすことで入力装置12に触れることができる。また、ディスプレイユニット10の外縁であるエッジ61〜64や角65〜68がダッシュボード表面81から突出して設けられているため、手をダッシュボード表面81に沿って動かすことで、手がエッジ61〜64や角65〜68に突き当たるので、手探りでも容易にエッジ61〜64や角65〜68を探すことができる。また、エッジ61〜64や角65〜68が突出して配置されていると、運転者が触れた際、この凹凸の感触から、上部のエッジ62に触れたのか、下部のエッジ64に触れたのか等、触れた場所を認識でき、操作面を見なくても間違いなく操作を行うことができる。このように図6の例によれば、運転者が、運転中に視線を前方に向けたまま、手探りで入力操作を行うことができる。即ち、本実施形態の入力装置12は、車載機の入力装置として好適である。
なお、ディスプレイユニット10の外縁は、ダッシュボード表面81等の取り付け面から突出していることが望ましいが、触覚によってディスプレイユニット10の外縁が認識できれば、他の構成であってもよい。例えば、ディスプレイユニット10の表面がダッシュボード表面81等の取り付け面と面一に設けられていても、素材や表面処理の違い、或はディスプレイユニット10の表面とダッシュボード表面81との隙間の存在等による触感によってディスプレイユニット10の外縁が認識できればよい。
〈実施形態の作用効果〉
上述のように本実施形態の入力装置12は、ユーザの操作による接触を受けるパネルユニット10と、パネルユニット10に対する接触を検出するタッチパネル14と、このタッチパネル14によって検出した接触の位置に基づき、少なくとも前記パネルユニット10の外縁を成すエッジ61〜64又は角65〜68に対する接触を前記ユーザによる操作と判別する操作判別部と、判別結果に応じて、前記エッジ61〜64又は角65〜68に割り当てられた機能を操作する操作信号を入力する操作入力部とを備える。
この構成により、本実施形態の入力装置12は、エッジ61〜64や角65〜68といった触覚で確認できる部分を操作対象とし、ユーザが操作面101を注視しなくてもタッチ操作できるようにしている。これによりユーザにとって、使い勝手が向上する。
また、本実施形態では、操作判別部201が、エッジ61〜64に対するスライド操作、又は角65〜68に対するタップ操作を判別する。
これにより、エッジをなぞる/角をたたくという自然な動作とスライド操作/タップ動作が関連づけられることで、直感的な操作が可能になり、ユーザにとって使い勝手がより向上する。
また、本実施形態の入力装置12は、エッジ61〜64に対するスライド操作の操作量を示すGUIを表示部に表示させる表示制御部(操作量提示部)203を備える。
この構成により、本実施形態の入力装置12は、操作量を視覚的にも呈示することが出来る。
また、本実施形態の入力装置12は、エッジ61〜64又は角65〜68に対する操作
の状態を当該エッジ61〜64近傍に表示させる表示制御部(操作状態提示部)203を備える。
この構成により、本実施形態の入力装置12は、エッジ61〜64又は角65〜68が操作中であることを視覚的に示し、ユーザが操作中であることを直感的に把握できるようにしている。
また、本実施形態の入力装置12は、エッジ61〜64に対してスライド操作が行われた場合に、当該エッジ61〜64に割り当てられた機能の制御量を前記スライド操作の操作量に応じて増減させ、当該エッジ61〜64の両端に配置された角65〜68に対してタップ操作が行われた場合に、前記エッジ61〜64に割り当てられた機能の制御量を所定量増減させる。
これにより、エッジ61〜64と角65〜68の操作を効果的に関連づけて分かりやすいインターフェイスを実現することが出来る。
〈実施形態2〉
前述の実施形態1では、操作面101の全域にディスプレイ15を配置したが、本実施形態では、パネルユニットの外縁近傍にディスプレイ15を配置していない例を示す。なお、この他の構成は前述の実施形態1と同じであるので、同一の要素には同符号を付す等して再度の説明を省略する。
図7は、入力装置の正面図、図8は、本実施形態のパネルユニットの断面図である。図8に示すように、本実施形態では、ディスプレイ15を操作面101の中央付近に配置し、その周囲にタッチパネル14を配置している。また、枠体16の近傍にインジケータ18を設けている。
外装板11ユーザ側表面には、図7に示すようにスライド操作部210,220,230やタッチ操作部291〜296といった操作対象が印刷や凹凸形状によって形成されている。ユーザが、これらスライド操作部210,220,230や、タッチ操作部291〜296に対して接触すると、この接触をタッチパネル14で検出して対応する機能を操作する操作信号を機能部30に入力する。
本実施形態では、パネルユニット10の外縁近傍にディスプレイ15が設けられていないため、エッジ61〜64や角65〜68に対する操作が行われた場合の操作状態の表示(ステップS60,S80)をディスプレイ15では無くインジケータ18を発光させることによって行う。
これにより、ディスプレイ15をパネルユニット10の外縁近傍にディスプレイ15を配置していない場合であっても、視覚的に操作の状態を呈示することができる。
〈実施形態3〉
前述の実施形態1では、エッジ61〜64や角65〜68の機能を予め割り当てたが、本実施形態では、簡易な操作でエッジ61〜64や角65〜68の機能を割り当てる例を示す。なお、この他の構成は前述の実施形態1と同じであるので、同一の要素には同符号を付す等して再度の説明を省略する。
図9は、本実施形態の入力装置12が実行する入力方法の説明図である。入力装置12は、処理の開始指示を受けた場合や車両の電気系統がONとなった場合に、図9の処理を開始する。なお、図9において、ステップの番号が図4と同じ処理は図4と同じ処理であ
る。
図9のステップS20にて表示操作対象191〜196,110〜130に対するタッチ操作が行われたと判別した場合、入力装置12は、当該タッチ操作が確定したか否か、本例では、前記接触が所定時間以内に解消されたか否かを判定する(ステップS30)。
ステップS30にて否定判定の場合、入力装置12は、接触位置が移動したか否かを判定する(ステップS210)。ステップS210にて否定判定の場合、入力装置12は、図9の処理を終了し、肯定判定の場合、接触位置がエッジ61〜64や角65〜68の位置に達したか否かを判定する(ステップS220)。
ステップS220にて否定判定の場合、入力装置12は、図9の処理を終了し、肯定判定の場合、移動元である表示操作対象191〜196,110〜130に割り当てられている機能を移動先であるエッジ61〜64や角65〜68に割りあてる(ステップS230)。ステップS230の後、入力装置12は、ステップS20へ移行する。このとき接触位置は、エッジ61〜64や角65〜68に移動しているため、ステップS20では、移動先の操作対象に対する操作として判別される。そして、角65〜68に移動した場合には、ステップS50に移行し、状態表示後(ステップS60)、ステップS230で割り当てられた機能を操作する操作信号を機能部30に入力する(ステップS70)。また、エッジ61〜64に移動した場合には、ステップS80に移行し、スライド操作の判定(ステップS90)やGUIを表示する処理(ステップS100)の後、ステップS230で割り当てられた機能を操作する操作信号を機能部30に入力する(ステップS110)。
これによりユーザが表示操作対象191〜196,110〜130に触れた後、エッジ61〜64や角65〜68に移動するといった簡易な操作でエッジ61〜64又は角65〜68の機能を割り当てることができる。また、表示操作対象110〜130に対して行っていたスライド操作が操作しにくかった場合に、エッジ61〜64に移動して操作を引き継ぐといった使い方ができ、使い勝手が向上する。
なお、ステップS230で割り当てた機能は、移動先のエッジ61〜64又は角65〜68からユーザが指を離してから所定時間後に元の割り当てに戻すようにしてもよく、ステップS230で割り当てた後は、この割り当てを設定情報として記憶し、以後このエッジ61〜64又は角65〜68に対する操作は、当該機能に対する操作としてもよい。
上述のように、本実施形態の入力装置12は、タッチパネル14が、パネルユニット10の操作面101に対する接触を検出し、操作判別部201が、操作面内に配置された操作対象191〜196,110〜130に対する接触が行われた後、接触位置がエッジ61〜64又は角65〜68に移動したと判定した場合、操作入力部202が、エッジ61〜64又は角65〜68に対する操作に基づいて、前記操作対象に割り当てられた機能に対する操作を示す信号を入力する。
この構成により、本実施形態の入力装置12は、操作面101で行っていた操作を容易にエッジ61〜64や角65〜68へ引き継ぐことが出来る。
また、本実施形態の入力装置12は、操作判別部201が、エッジ61〜64又は角65〜68と前記操作対象に割り当てられた機能とを対応付けて設定情報として記憶し、エッジ61〜64や角65〜68に対する接触を検出した場合、操作入力部202が、前記設定情報に基づき、エッジ61〜64や角65〜68と対応付けられた機能に対する操作を入力する。
この構成により、本実施形態の入力装置12は、容易にエッジ61〜64や角65〜68に機能を割り当てることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
10 パネルユニット
11 外装板
12 入力装置
14 タッチパネル
15 ディスプレイ
20 制御部
30 機能部
100 システム
101 操作面
110,120,130 スライド操作部
191〜196 タッチ操作部
201 操作判別部
202 操作入力部
203 表示制御部

Claims (9)

  1. ユーザの操作による接触を受ける操作パネル部と、
    前記操作パネル部に対する接触を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出した接触の位置に基づき、少なくとも前記操作パネル部の外縁を成す辺又は角に対する接触を前記ユーザによる操作と判別する操作判別部と、
    前記判別結果に応じて、前記辺又は前記角に割り当てられた機能を操作する操作信号を入力する操作入力部と、
    を備える入力装置。
  2. 前記操作判別部が、前記辺に対するスライド操作、又は前記角に対するタップ操作を判別する請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記辺に対するスライド操作の操作量を示すGUIを表示部に表示させる操作量提示部を備える請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記検出部が、前記操作パネル部の操作面に対する接触を検出し、
    前記操作判別部が、前記操作面内に配置された操作対象に対する接触が行われた後、接触位置が前記辺又は前記角に移動したと判定した場合、
    前記操作入力部が、前記辺又は前記角に対する操作に基づいて、前記操作対象に割り当てられた機能に対する操作を示す信号を入力する請求項1〜3の何れか一項に記載の入力装置。
  5. 前記操作判別部が、前記辺又は前記角と前記操作対象に割り当てられた機能とを対応付けて設定情報として記憶し、前記辺又は前記角に対する接触を検出した場合、
    前記操作入力部が、前記設定情報に基づき、前記辺又は前記角と対応付けられた機能に対する操作を入力する請求項4に記載の入力装置。
  6. 前記辺又は角に対する操作の状態を当該辺近傍に表示させる操作状態提示部を備える請求項1〜5の何れか一項に記載の入力装置。
  7. 前記辺又は前記角に対する操作の状態に応じて発光するインジケータを備える請求項1〜6の何れか一項に記載の入力装置。
  8. 前記辺に対してスライド操作が行われた場合に、当該辺に割り当てられた機能の制御量を前記スライド操作の操作量に応じて増減させ、
    前記辺の両端の前記角に対してタップ操作が行われた場合に、前記辺に割り当てられた機能の制御量を所定量増減させる請求項1〜7の何れか一項に記載の入力装置。
  9. 操作パネル部に対するユーザの接触を検出部によって検出するステップと、
    前記検出部によって検出した接触の位置に基づき、少なくとも前記操作パネル部の外縁を成す辺又は角に対する接触を前記ユーザによる操作と判別するステップと、
    前記判別結果に応じて、前記辺又は前記角に割り当てられた機能を操作する操作信号を入力するステップと、
    をコンピュータが実行する入力方法。
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