JP2019061614A - 設計支援装置および設計支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】設計時の仕様変更・改善が及ぼす影響範囲を自動的に検出することで手順を最適化し、不具合や不良の発生による手戻りを防ぐ、設計支援装置を提供する。【解決手段】タスク関連度抽出部D1で、設計履歴データTB1とタスクを関連付けてタスク−設計履歴関連データTB2を逐次生成し、サブタスク定義部D2で、タスク−設計履歴関連データTB2のサブタスクを定義して設計プロセスデータTB3を逐次生成し、サブタスク関連度抽出部D3で、設計プロセスデータTB3とサブタスク間の関連度を表したサブタスク関連度データTB4を生成し、差分抽出部D4で、過去設計プロセスデータTB6と、現在設計中の仕掛り中設計プロセスデータTB5との差分から、仕掛り中の設計業務に対して、以降の設計業務で発生するサブタスクを予測して予測サブタスクデータTB7を得て、最適な実行順序を計算し、予測設計プロセスデータTB8を得て出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、製品の設計・製造データを作成する際の関連技術に係り、操作者の要求に適した製品の設計プロセス案や仕様変更・改善などに伴う影響範囲を検出し、それらについて顧客へ事前に提示するための設計支援装置および設計支援方法に関する。
近年、製品に求められる多機能・高機能化により、製品開発を行う際の検討項目数は増加傾向にある。このため、製品開発の現場においては、組織的な取り組みとして設計手法や設計支援ツールを採用し、より短期間で不具合や手戻りの少ない高品質な製品開発を進めている。
しかしながら、実際の設計では、度重なる検討項目数の増加や、これに伴う検討手順の整備や設計支援ツールの機能拡充が追いつかず、日々試行錯誤しながら設計を進めているのが現状である。これに対抗する取り組みとして、一部設計業務チェック作業の自動化や業務改善などで段階的に効率化が図られているものの、すり合わせのための試行錯誤や、検討手順が複雑であり、検討内容も複数の制約を満たすような高度な場合があり、多くの時間を要している。
このような設計の試行錯誤に関して、不具合の工数やリスクなどを事前に予想して操作者へ提示する技術について、次に示すような手法が知られている。
一つ目の特許文献1は、設計段階で発生した大小さまざまな不具合による手戻りの工数とその改善施策に要するコストを見積もることができる装置である。これは、縦軸に不具合を発見した工程、横軸に不具合が混入した工程、各欄には発見工程から混入工程へ手戻り下不具合数が記された不具合マトリクスというものを各プロジェクト単位で作成あるいは更新することで、不具合による手戻り工数とその改善施策に要するコストを容易に見積もることができるというものである。
二つ目の特許文献2は、製品開発のプロジェクトの状況を過去の実績あるプロジェクトとの類似性を踏まえて、発生しうるリスクを予測し、その対策案などを提示する装置である。これは、操作者の履歴データを自動的に取り込み過去に発生したことのある同種の現象の問題と履歴データとの比較を行うことにより、性質や現在の状況の類似性が高いプロジェクトでのリスクに対する対策方法を提示するものである。
三つ目の特許文献3は、発生しうるリスクを予測し、その対策案などを提示するものであり、特許文献2に加えてリスクの対策案における実現度を提示する装置である。この実現度を算出するために、プロジェクトに関する見積額、原価、推定利益額、目標利益率、顧客業種、協力会社名などの個々の属性情報を属性情報データベースへ入力し、そこから関係式を演算して実現度を定量的に算出している。
特開2011−198300号公報 特開2007−58409号公報 特開2010−160546号公報
しかしながら、上記の技術においては次に挙げるような課題がある。
特許文献1、特許文献2および特許文献3に記載の技術においては、不具合の工数や発生しうるリスクおよびその対策案などが提示されるが、提示されるリスクやその対策案などが具体的に示す影響範囲を視覚的に確認することは難しい。
また、特許文献1および特許文献3に記載の技術においては、プロジェクト毎に不具合マトリクスを作り込む必要がある場合や、属性情報データベースに操作者が入力する必要がある。このため、作り込み中や入力する上で、操作者の感性や経験値などに完成度が左右されて、場合によっては不具合や必要事項が漏れ、かえって不具合を作り込むことになりかねない。
本発明においては、「一つまたは複数のサブタスクを含む複数のタスクが実行されることにより達成される設計についてのプロジェクトを支援するための設計支援装置であって、
設計支援装置は、設計者が計算機を使用して行った設計についての設計履歴データを逐次記憶する記録部と、設計支援情報を与える出力部と、演算部を備え、
演算部は、設計履歴データとタスクを関連付けてタスク−設計履歴関連データを逐次生成するタスク関連度抽出部と、タスク−設計履歴関連データについてサブタスクを定義して設計プロセスデータを逐次生成するサブタスク定義部と、複数の設計プロセスデータについて、そのサブタスク間の関連度を表したサブタスク関連度データを生成するサブタスク関連度抽出部と、過去に実施したプロジェクトのときの過去設計プロセスデータと、現在設計中のプロジェクトにおける仕掛中設計プロセスデータとの差分から、仕掛り中の設計業務に対して、以降の設計業務で発生するサブタスクを予測して予測サブタスクを得るとともに、最適な実行順序を計算し、予測設計プロセスデータを得る差分抽出部を備え、予測設計プロセスデータを出力部を介して外部出力することを特徴とする設計支援装置。」としたものである。
また本発明においては、「一つまたは複数のサブタスクを含む複数のタスクが実行されることにより達成される設計についてのプロジェクトを支援するための設計支援方法であって、
設計者が計算機を使用して行った設計についての設計履歴データを逐次記憶し、
設計履歴データとタスクを関連付けてタスク−設計履歴関連データを逐次生成し、タスク−設計履歴関連データについてサブタスクを定義して設計プロセスデータを逐次生成し、複数の設計プロセスデータについて、そのサブタスク間の関連度を表したサブタスク関連度データを生成し、過去に実施したプロジェクトのときの過去設計プロセスデータと、現在設計中のプロジェクトにおける仕掛中設計プロセスデータとの差分から、仕掛り中の設計業務に対して、以降の設計業務で発生するサブタスクを予測して予測サブタスクを得、予測サブタスクとして最適な実行順序を計算した予測設計プロセスデータを設計者に提示することを特徴とする設計支援方法。」としたものである。
また本発明においては、「一つまたは複数のサブタスクを含む複数のタスクが実行されることにより達成される設計についてのプロジェクトを支援するための設計支援装置であって、
設計支援装置は、操作者によって操作された設計ツールの操作履歴やファイル作成・参照の履歴を、設計履歴データとして記録する手段と、この設計履歴データにおける日時情報と、担当の製品やプロジェクトごとの設計工程表におけるタスクの日時情報を比較して、タスクと設計履歴データを関連付けてタスク−設計履歴関連データとして設計履歴データベースに登録する手段と、タスク−設計履歴関連データに基づいて、設計履歴データをサブタスク単位に分解し、このサブタスクとサブタスク実行順序を設計プロセスデータとして設計プロセスデータベースに登録する手段と、サブタスクにおける作成ファイルと参照ファイルの関係、およびサブタスクの実行順序の関係からサブタスクの関連性を計算し、サブタスク関連度データとして登録する手段と、仕掛り中の設計業務に対して作成された設計プロセスデータを仕掛り中プロセスデータとし、設計プロセスデータベースに登録されている設計プロセスデータを過去設計プロセスデータとし、この仕掛り中プロセスデータと過去設計プロセスデータを比較し、仕掛り中の設計業務に対して、以降の設計業務で発生するサブタスクを予測し、予測サブタスクとして登録する手段と、予測サブタスクの平均実施工数やサブタスク関連度データに基づいて、最適な実行順序を計算し、予測設計プロセスとして登録する手段と、予測設計プロセスを出力装置を介して表示する手段とを、有することを特徴とする設計支援装置。」としたものである。
また本発明では、一つまたは複数のサブタスクを含む複数のタスクが実行されることにより達成される設計についてのプロジェクトを、操作者が計算機に対して行う事を支援するための設計支援方法であって、
計算機からの操作者の設計履歴を設計工程表との比較によりサブタスク単位に分解し、サブタスクに関連付いた作成ファイルや参照ファイルの関係から、サブタスク間の関連性を計算し、その結果から最適な設計プロセスを抽出して操作者へ提示することを特徴とする設計支援方法。」としたものである。
設計プロセスの相関関係およびプロセス間の因果関係を登録、蓄えることで、設計の仕様内容の変更・改善時において、影響範囲を事前に検出することができる。また、先手でリスク対策を講じることで、手戻り防止と品質維持できる。
本発明の設計支援装置の構成例を示す図。 記録部Mから設計履歴データベースDB1への登録過程の一例を示す図。 サブタスク定義部D2から設計プロセスデータTB3を得る流れの一例を示す図。 サブタスク関連度抽出部D3から設計プロセスDB2への登録過程の一例をす図。 差分抽出部D4の処理を経て、設計プロセス更新部D5へ至る過程の一例を示す図。 設計履歴データTB1の具体的な一例を示す図。 タスク−設計履歴関連データTB2の一例を示す図。 計算機CPUのモニタ画面としてサブタスク定義画面の一例を示す図。 サブタスク提案の根拠データを表示した画面例を示す図。 サブタスク定義部D2から生成された設計プロセスデータTB3の一例を示す図。 サブタスク関連度抽出部D3から生成されたサブタスク関連度データTB4の一例を示す図。 仕掛り中プロセスデータの一例をWBS構造で示す図。 過去設計プロセスデータの一例をWBS構造で示す図。 予測サブタスクデータの一例をタイムライン形式で差分抽出部D4から生成された予測サブタスクデータTB7の一例をタイムライン形式1400で示す図。 予測設計プロセスデータの一例をタイムライン形式で差分抽出部D4から生成された予測サブタスクデータTB7の一例をタイムライン形式1400で示す図。 設計プロセス更新部の出力データの一例をタイムライン形式で示す図。 設計プロセス更新部の出力データの一例をWBS構造でで示す図。
以下、図面を用いて本発明の設計支援装置の一例を説明する。
図1は、本発明による設計支援装置の一実施例を示す構成図である。
図1においてCPUは、パソコンなどの計算機であり、入力部、表示部を含めた出力部、演算部などにより構成されており、設計に携わる操作者各人が計算機に向かって設計作業を行っている。
図1には、操作者が計算機を用いておこなう設計作業を支援するための設計支援装置1の一連の処理内容を表している。図示の設計支援装置1は、記録部Mと、処理部Dと、処理部Dにより生成されたデータを表すデータテーブルTBと、データを記憶するデータベースDBにより表記されている。
また設計支援装置1の大まかな機能について示すと、図2に詳細を示す設計履歴導出過程、図3に詳細を示すサブタスク定義過程、図4に詳細を示すサブタスク関連度導出過程、図5に詳細を示す設計履歴導出過程、図3に詳細を示すサブタスク定義過程、設計プロセス更新過程の各機能が順次実行されていく。
以下、本発明による処理手順における主要な機能の概要について説明する。主要な機能は、記録部Mと、処理部Dにより説明することができる。なお処理部Dは、タスク関連度抽出部D1、サブタスク定義部D2、サブタスク関連度抽出部D3、差分抽出部D4、及び設計プロセス更新部D5である。
(1)記録部M
記録部Mは、一人または複数の操作者が計算機CPUにおいて操作した操作履歴を自動的に設計履歴データTB1として記録する手段を備える。操作履歴の情報は、例えばクラウド上に設けられた仮想的な設計業務環境などから、ネットワークへの接続状態や起動しているソフト・保存や作成したファイルなどの情報として常時記録可能である。具体的な記録内容は、図6を用いて後述するように、例えば操作者が作成あるいは参照したファイルに関するファイル名や作成日時、作業を行った作業ディレクトリ名や作成日時、作業担当者名などの情報である。ここでは、ファイルの入出力や参照などの操作が操作者によって行われることで設計が進行しているものと仮定して記録する。
なお記録部Mには、操作者が過去に実施し、設計としては既に完了した事案についての過去データ、及び操作者が現在実施中の設計未完了の事案についての途中データが記録されている。本発明においては、設計が未着手の事案について、或は途中まで実施された設計未完了案件について、以後における設計手順に対して設計支援を行う事になる。
(2)タスク関連度抽出部D1
タスク関連度抽出部D1は、設計履歴データTB1における日時情報と操作者が担当する製品やプロジェクトごとの設計工程表におけるタスクの日時情報を比較し、設計履歴データとタスクを関連付けたタスク−設計履歴関連データTB2を作成し、設計履歴データベースDB1へ記録する手段である。これにより、設計工程表におけるタスク進行期間中に記録された設計履歴データTB1は、そのタスクとの関連度が高い、タスク−設計履歴関連データTB2となる。日時情報以外にも比較できる情報は、例えば入出力ファイルや参照ファイルや作業担当者などを比較することが可能である。タスク−設計履歴関連データTB2について、図7を用いて後述する。
(3)サブタスク定義部D2
サブタスク定義部D2は、タスク−設計履歴関連データTB2に基づいて、設計工程表におけるタスクをさらに分解したサブタスクを設計履歴データTB1から定義する手段である。このサブタスクは、例えば設計履歴データに記録されている作成ファイル単位や作業ディレクトリ単位で細分化することでタスクを分解し、サブタスクとして定義することができる。定義されたサブタスクは、実行順序でソートされ、サブタスク間の実行順序を紐付けて設計プロセスデータTB3として設計プロセスデータベースDB2へ登録する。設計プロセスデータTB3について、図10を用いて後述する。
さらに、設計履歴データTB1には、例えば、入出力ファイルの保存履歴やファイルの参照履歴に関連する入出力情報や参照情報などに加えて、作業ディレクトリや担当者情報などを含むため、サブタスクを定義する際に、入出力ファイルや参照ファイルに加えて、作業ディレクトリや担当者情報を属性情報として、サブタスクに関連付けて定義できる。また、サブタスク名は、入出力ファイルや参照ファイルのファイル名称やファイルに記載されているタイトルあるいは、作業ディレクトリのフォルダ名などから自動的に候補として操作者へ提示してサブタスクの定義を促すことが可能である。
(4)サブタスク関連度抽出部D3
サブタスク関連度抽出部D3は、サブタスク定義部D2において、サブタスクに関連付けて定義された入出力ファイルや参照ファイルなどの属性情報を用いて、サブタスクの実行順序や発生頻度などと属性情報との関連度を計算し、サブタスク関連度データTB4として設計プロセスデータベースDB2へ登録する手段を備える。サブタスク関連度データTB4について、図11を用いて後述する。
なお、関連度を計算する方法としては、例えば、「Smith、R.P.andS.D.Eppinger“Identifying Controlling Features of Engineering Design Iteration”(1997)」で公開されている技術を応用することができる。これらの方法は、サブタスク間の関連度をタスクの繰り返し確率を計算することで最適なプロセスへの見直しを図る手法である。この関連度については、プロセス全体の遂行所要時間における時間の長短という指標で重みをつけることも可能である。例えば、遂行所要時間が他の設計プロセスデータよりも、短い時間で終了した設計プロセスデータTB3があるとする。この設計プロセスデータTB3を構成するサブタスクについては、計算された関連度の重みを重くして、最適なプロセスへの見直しに大きく寄与するように制御することも可能である。
(5)差分抽出部D4
差分抽出部D4は、設計プロセスデータDB2に登録された仕掛り中プロセスデータTB5と過去設計プロセスデータTB6のサブタスクの実行順序や関連度などを比較し、仕掛り中プロセスデータTB5に対して、以降の設計で発生する可能性のあるサブタスクを予測し、予測サブタスクデータTB7を仕掛り中プロセスデータTB5に関連付けて設計プロセス更新データベースD5へ登録する手段を備える。仕掛り中プロセスデータTB5と過去設計プロセスデータTB6について、図12、図13を用いて後述する。また予測サブタスクデータTB7と仕掛り中プロセスデータTB5について、図14、図15を用いて後述する。
さらに差分抽出部D4は、予測サブタスクデータTB7について、平均実施工数やサブタスク関連度データTB4に基づいて、仕掛り中プロセスデータTB5に対して、最適な実行順序を計算し、予測設計プロセスデータTB8を仕掛り中プロセスデータTB5と関連付けて、設計プロセス更新部D5へ登録する手段を備える。例えば、仕掛り中プロセスデータTB5が平均実施工数よりも多い傾向を示している場合は、設計プロセスデータベースDB2から平均実施工数の多い傾向のプロセスを検索する。その検索結果から類似の過去設計プロセスデータTB6とそれを構成するサブタスクのサブタスク関連度データTB4に基づいて、最適な実行順序を計算する。
(6)設計プロセス更新部D5
設計プロセス更新部D5では、最終的に得られた設計支援装置1の処理結果について、操作者が操作する計算機の表示部に表示を行う。
以上、図1の主要な機能に基づいて本発明の概要を説明したが、続いて、本発明装置を用いた具体的な処理手順およびデータの流れの一例を図2〜図6を用いて説明する。
はじめに図2では、タスク関連度抽出部D1により実行される記録部Mから設計履歴データベースDB1への登録過程の一例を説明する。
図2の処理フローの最初の処理ステップS200では、記録部Mにより、操作者による設計履歴を受け付ける。設計履歴には、操作者が行う操作の履歴が含まれており、この設計履歴は、操作者が設計業務を時刻暦に適宜見直しながら進めるとともに自動的に記録されるが、設計者自身の意思で記録部Mによる記録更新をすることも可能である。
次に処理ステップS201では、記録部Mに記録された新規の設計履歴の有無を検出する。検出がない場合は、再度処理ステップS200に戻り、設計履歴を受け付ける。
処理ステップS202では、処理ステップS201にて設計履歴の検出がある場合、設計履歴の内容を基に、設計履歴データTB1を作成する。
図6に、この設計履歴データTB1の具体的な内容を示している。図6の設計履歴データTB1は、発生日時600、担当者名601、プロジェクトID602、製品ID603、開発納期604、人員数605、メンバ名606、インプットデータ607、アウトプットデータ608、参照データ609などが含まれたテーブル形式あるいは、XML形式のデータである。この設計履歴データTB1は、記録部Mからの設計履歴をもとに自動的に作成されるが、設計者自身の意思でデータの追加および修正も可能である。
図6の設計履歴によれば、プロジェクト「0017−00001」を担当する操作者である「AAAA」さんが、共同作業者である「BBBB」、「CCCC」さんと打ち合わせを行い、その作業時間がどの程度であり、かつ参照したデータ、入力したデータ及び出力したデータが対応付けて把握されている。なお、このデータは、操作者である「AAAA」さんが格別に意識せずとも、適宜の時間単位で把握され整理されたものである。
処理ステップS203では、さらに、操作者が担当するプロジェクトや製品の設計工程表におけるタスクの日時情報を取得する。日時情報の取得方法は、例えば設計履歴データTB1の作成ファイルなどに含まれるプロジェクト名や製品名などのキーワードを用いてキーワード検索した際に、ヒットしたファイルの中から作成日時や担当者などの属性情報など絞り込むことで設計工程表を選出し、その内容に基づいて日時情報を取得する。設計工定表が整備されていない場合においても、タスク納期などの日時情報を取得できるガントチャートや納期が示されたファイルを基に日時を取得する。なお、本装置は、タスクの日時情報を正常に取得できない環境下においても、正常に動作することができる。
処理ステップS204では、処理ステップS202および処理ステップS203にて取得した日時情報を比較して、タスク進行期間中に行われた設計履歴データTB1を検索により、取得する。
処理ステップS205では、処理ステップS204の結果、タスク進行期間中に行われた設計履歴データTB1とそのタスクを関連付けて、タスク−設計履歴関連データTB2として、設計履歴データベースDB1に登録する。登録されたタスク−設計履歴関連データTB2は、テーブル構造やXML構造などのデータ形式で登録される。
図7にタスク−設計履歴関連データTB2の一例を示している。これは図6の設計履歴データTB1の各履歴データに、タスク700が新たに付与されたデータである。図7によれば、プロジェクト「0017−00001」を担当する担当者である「AAAA」さんは、この間、タスクとして「フードの構造検討」を行っていたことがわかる。
なお本発明においては、複数のタスクの実行により、プロジェクトが達成される関係にあり、また各タスクは複数のサブタスクにより形成されているものとする。
次に、図3を用いて、サブタスク定義部D2から設計プロセスデータベースDB2への登録過程の一例を説明する。
図3の処理フローの最初の処理ステップS300では、設計履歴データベースDB1より、前回サブタスクを定義した時点からの変動を受け付ける。サブタスクの発生あるいはひと区切りは、次のように検出している。
例えば、ある任意のファイルが生成されたとき、このときファイル生成前後の設計履歴データTB1の差分からある任意のファイルが1つ以上生成ないしは、コピーされたことを捉え、サブタスクが1つ発生したことを検出し、または、サブタスクがひと区切りついたことを検出する。この検出に用いるしきい値は、設定を操作者が変更することで、サブタスクの粒度をより細分化あるいは粗大化することができる。
次に、処理ステップS301では、新たな設計履歴の有無を検出する。前回のサブタスク定義時の変動から検出がない場合は、再度処理ステップS300にて受け付ける。
処理ステップS302では、処理ステップS300にて、検出した設計履歴データTB1において、生成したファイルのファイル名や内容の主題を取得する。この場合は、ファイルに特化しているが他にも設計履歴データTB1に含まれる作業ディレクトリやフォルダ名などを取得してもよい。
処理ステップS303では、取得したファイル名をサブタスク名の候補として、サブタスクを定義する。このとき、サブタスク名は、操作者が任意に修正・変更してもよい。これらサブタスクの定義には、発生日時、タスク名、担当者名、プロジェクトID、製品名、検討項目、インプットデータ、アウトプットデータ、参照データ、開発期間、規模、人員数、メンバ名などが含まれる。さらに、これらの情報は、サブタスクにすべて関連付けて定義される。
処理ステップS304では、処理ステップS303にて定義されたサブタスクとタスク名や担当者名などを、設計プロセスデータTB3として設計プロセスデーターベースDB2へ登録する。
図10は、サブタスク定義部D2から生成された設計プロセスデータTB3の一例を示している。この図によれば、設計プロセスデータTB3は、タスク−設計履歴関連データTB2にさらにサブタスク1001を付与したものである。ここでは、自動車のボディーを構成する部品であるフードとラゲージの構造検討を進めている例を示している。
この場合のサブタスクは、タスク「フードの構造検討」を例にとって示すと、設計プロセスデータ101では「意匠決定」、設計プロセスデータ102では「支持ブラケットの配置スペースの確保」、設計プロセスデータ103では「支持ブラケットの強度計算」、設計プロセスデータ104では「支持ブラケット強度評価用のCAE実行」、設計プロセスデータ107では「支持ブラケット強度評価用のCAE結果の評価」である。またタスク「ラゲージの構造検討」を例にとって示すと、設計プロセスデータ105では「意匠決定」、設計プロセスデータ106では「収納スペースの容積確保」、設計プロセスデータ108では「ラゲージの強度計算」がサブタスクである。
操作者AAAAが行った処理の履歴によれば、設計プロセスデータ101から104までがフードの構造検討であり、その後設計プロセスデータ105、106にかけてラゲージの構造検討が行われ、設計プロセスデータ107ではフードの構造検討が行われ、再度設計プロセスデータ108からラゲージの構造検討が再開していることがわかる。
図3のフローでは、サブタスク名を自動的に決定しているが、この決定作業のためには後日の使いやすさを考慮すれば、操作者が介在して人為的な判断で定めるのがなじみやすいといえる。このためには、計算機CPUのモニタ画面を利用して、設計支援装置1が提案したサブタスク名を、操作者が確認作業のうえで登録するような手法を採用するのがよい。
図8は、この時に利用する計算機CPUのモニタ画面としてサブタスク定義画面の一例を示している。サブタスク定義画面800には、予めタスク−設計履歴関連データTB2から抽出したタスク名700と、設計履歴データのファイルなどから設計支援装置1が抽出したサブタスク候補802を表示して操作者に提示する。また、サブタスク登録メニュー805やキャンセルメニュー806が画面800上に設定されており、ここからサブタスクの登録やキャンセルが行える。操作者は、このサブタスク定義画面の内容を確認しながら、サブタスクを定義するが、自ら編集や追記することも可能である。
また、同じタスク上で直前までに行われてきたサブタスクの情報を提示するメニュー803やサブタスクに関連する情報を提示するオプションメニュー804を備える。これらのメニュー803、804は、設計支援装置1がサブタスク候補802を抽出し、操作者に提案している根拠データを具体的に示すことで、操作者の確認、了解を得られやすくしたものである。根拠データとは、サブタスクを定義する上で、関連している情報や定義の根拠となる情報などのことを指す。
図9には、サブタスク提案の根拠データを表示した画面例を示している。根拠データ表示画面900では、前サブタスクまでの情報を表示するメニュー803、オプション804を選択したときの展開画面例803A、804Aを示している。
まず、前サブタスクまでの情報を表示するメニュー803の展開画面例803Aについて説明する。ここでは、担当者が実施してきたタスク内のサブタスクを時刻暦に表示している。この例では、タスク内で最初に実施したサブタスクAは左端901−2に該当し、仕掛り中のサブタスクCは、右端901−3に該当する。このようにサブタスク同士のつながりを時刻暦に実行順序でプロットしたものを、タイムラインと以降では呼ぶ。このタイムラインは、サブタスク名とともに固有の記号などで操作者へ提示でき、サブタスクの担当者が複数いる場合などは、サブタスクと担当者同士のつながりも表示することが可能である。
次に、オプションメニュー804の展開画面例804Aについて説明する。ここでは、操作者の確認を助けるための情報として、例えば設計履歴データTB1の記録内容を表示している。これらは、サブタスクにおける発生日時600、担当者名601、プロジェクトID602、開発納期604、人員数605、メンバ名606、インプットデータ607、アウトプットデータ608、参照データ609などが表示される。
なお、インプットデータ、アウトプットデータおよび参照データは、このオプション804Aが表示された場合、個別にデータ一覧902−1からデータを選択して登録ボタン90TB7を選択して、設計履歴データTB1に含まれるデータ一覧画面902−1から選択可能である。例えば、参照データ609として、該当するデータを複数選択することも可能である。
図8および図9にて説明した画面を利用して、図10の設計プロセスデータTB3が生成され、確認・了承されるが、この設計プロセスデータTB3はサブタスクの定義結果からタスクとそのタスクに関連するサブタスクごとに整理されたデータである。つまり、各行列の設計プロセスデータについてタスク700と関連するサブタスク1001が紐付いて登録される。また、操作者が行う設計履歴に応じてサブタスクが定義されるため、操作者の実行順序に応じてタスクとサブタスクの登録が行われる。
次に、図4を用いて、サブタスク関連度抽出部D3から設計プロセスDBDB2への登録過程の一例を説明する。
サブタスク関連度抽出処理の最初の処理ステップS400では、定義済みのサブタスクから構成された設計プロセスデータTB3において、サブタスク1001に関連付けられたインプットデータ607、アウトプットデータ608、参照データ609を取得する。
次に、処理ステップS401において、定義済みのサブタスクから構成された設計プロセスデータTB3において、サブタスク1001における発生日時600を取得する。
処理ステップS402では、処理ステップS400の取得結果と、処理ステップS401の取得結果より求まるサブタスク1001の実行順序から、サブタスク間の関連度を計算し、サブタスク関連度データTB4を作成する。関連度を計算する方法としては、例えば、「Smith、R.P.andS.D.Eppinger“Identifying Controlling Features of Engineering Design Iteration”(1997)」で公開されている技術を応用することができる。この技術は、サブタスク間の関連度をサブタスクの所要時間や繰り返し確率を計算することで最適なプロセスへの見直しを図る手法である。この技術によって、サブタスク間の関連度は、定量的に評価され、最適なプロセスの見直しが可能となる。
必要に応じて付随的に実行される処理ステップS403では、処理ステップS402にて求めた関連度について、プロセス全体の遂行所要時間における時間の長短や、操作者自身の設計スキル、サブタスクの抜け漏れ個数などの指標を持って、関連度に重みをつけることもできる。例えば、遂行所要時間が他の設計プロセスデータよりも、短い時間かつ、サブタスクの抜け漏れ個数も少ない状態で終了した設計プロセスデータがあるとする。この場合、前記設計プロセスデータを構成するサブタスクにおける、関連度の重みを重くして、最適なプロセスへの見直しに大きく寄与するように制御することができる。この処理ステップS403は、必要に応じて適宜実行されるものであってもよい。
処理ステップS404では、さらに運用を進めると共に過去の実績ある設計プロセスデータ群を登録していくことにより、汎用性の高い標準的な設計プロセスデータが生成される。これを標準設計プロセスデータとする。
図11は、サブタスク関連度抽出部D3から生成されたサブタスク関連度データTB4の一例を示している。図11のサブタスク関連度データTB4は、縦横にサブタスク(AからHで表記)をとるマトリクス上に整理されている。関連度1100、1101は、サブタスクにおける入出力および参照データとサブタスクの実行順序などから、サブタスク間の関連度を計算し、マトリクス状のサブタスク関連度データTB3として、整理したものである。
関連度を計算する方法としては、例えば、「Smith、R.P.andS.D.Eppinger“Identifying Controlling Features of Engineering Design Iteration”(1997)」で公開されている技術を応用する。この技術で扱うDSM(Design Structure Matrix)は、サブタスク間の関連度をサブタスクの所要時間や繰り返し確率を計算することで最適なプロセスへの見直しを図る手法である。
図11は、図10の設計プロセスデータ(101から108)のそれぞれに対して、実際のサブタスク(AからH)の実行順序に従ってDSMを構築した結果の一例を示す。図11の例では、サブタスクとしてAからHまでのサブタスクがある場合に、関連度のマトリクス1100、1101について、対角線より下にある数字は、サブタスクが前工程から後工程へと逐次的に進む確率を示したものである。一方、対角線よりも上にある数字は、後工程から前工程へとサブタスクが逆流する確率を示したものである。なお対角線上の○で囲まれた数字は、当該サブタスクの所要時間を示しており、これは、サブタスク間の発生日時から算出する。
図11の関連度のマトリクス1100では、縦軸方向にサブタスクが進行した場合の関連度を示している。これによれば例えばサブタスクがAから順次Gまで進行した場合に、本来は次にサブタスクHを処理すべきところ、タスクAに戻って処理することになる確率が0.4であり、非常に高いことを示している。またそれ以外の箇所にも前工程に戻る可能性のある部位が確率数値として例示されている。
このことから本発明においては、前工程に戻る可能性が低いサブタスクの実行順序を検討する。図11の関連度のマトリクス1101は、見直し前のマトリクス1000について、DSMによるパーティショニングを実行し、サブタスクの順列化を図った結果の一例を示している。パーティショニングとは、プロセスの最適化を図るための分析手法である。例えば、DSMの行列を並び替えることによって、サブタスク間の依存関係を示す確率を対角線よりも下に移動させる手法である。これにより、後工程から前工程へとサブタスクが逆流するループを削除することができる。つまり、手戻りや見直しの低減に繋がり、プロセスが最適化される。実際のDSMでは、すべての確率を対角線より下に移動することは不可能である。その場合は、できる限り対角線上へ確率を近づけてあげることで、サブタスク間の繰り返しの連携が行われやすく、短期間でサイクルをまわすことができる。
見直し後の関連度のマトリクス1101によれば、A→B→C→D→E→F→Gの順でサブタスクを実行するのではなく、C→F→G→B→D→E→A→Hとすべきことが提唱されている。
次に図5では、設計プロセスデータベースDB2から得られた仕掛り中プロセスデータTB5および過去設計プロセスデータTB6を用いて、差分抽出部D4の処理を経て、設計プロセス更新部D5へ至る過程の一例を説明する。
図5の処理フローにおける最初の処理ステップS500では、設計プロセスデータTB3より、仕掛り中の設計業務に対して作成された仕掛り中プロセスデータTB5を取得する。
次に、処理ステップS501では、設計プロセスデータTB3より、登録されている過去設計プロセスデータTB6を取得する。この過去設計プロセスTB6は、標準設計プロセスデータと同義語である。つまり、過去に行った同種の設計について、その時のサブタスクの実行順序を、先に述べたDSMによるパーティショニング実行後のサブタスクの実行順序に見直したものが、過去設計プロセスTB6として記録されている。これにより、過去設計プロセスTB6を、標準設計プロセスデータとして扱うことができ、後述するが仕掛り中プロセスデータTB5に対する教師データとして扱うことができる。
処理ステップS502では、この仕掛り中プロセスデータTB5と過去設計プロセスデータTB6を比較して、差分を抽出する。具体的には、両設計プロセスデータTB5、TB6を構成しているサブタスクを比較し、仕掛り中プロセスデータTB5における過去設計プロセスデータTB6との差分を抽出する。
処理ステップS503では、処理ステップS502で抽出した差分データから、仕掛り中プロセスデータTB5における次に実施すべきサブタスクを予測サブタスクデータTB7として作成する。
処理ステップS504では、処理ステップS502で抽出した差分データから、仕掛り中プロセスデータTB5における今後実施すべき設計プロセスデータを予測設計プロセスデータTB8として作成する。
処理ステップS505では、処理ステップS503にて作成した予測サブタスクデータTB7および、処理ステップS504にて作成した予測プロセスデータTB8を、仕掛り中プロセスデータTB5に関連付ける。
処理ステップS506では、処理ステップS505にて関連付けられた仕掛中プロセスデータTB5を設計プロセス更新部D5へ出力する。設計プロセス更新部D5では、操作者が以降で実施すべきサブタスクが確認できるように表示する出力装置へ出力する。
次に図12を用いて、設計プロセスデータTB3に登録されている仕掛り中プロセスデータTB5の一例をWBS(Work Breakdown Structure)構造1200で説明する。
図12では、仕掛り中プロセスデータTB5のサブタスクを、上から下への実行順序でツリー構造で表示したWBSを示している。最上位のツリー1200には、プロジェクトIDや製品IDなどが位置するが、タスクが位置してもよい。ここでは、最上位の下位の階層に実行済みのサブタスクC、F、および仕掛り中のサブタスクG(1201)の3つのサブタスクで構成されている。
次に図13では、設計プロセスデータTB3に登録された過去設計プロセスデータTB6の一例をWBS構造1300で説明する。ここでは、仕掛り中プロセスデータTB5における仕掛り中のサブタスクG(1301)の内容に応じて、以降で実施すべきサブタスクB(1301)からサブタスクH(1306)を表示する。
各サブタスクには、サブタスクG(1301)との依存関係が関連付いており、例えばサブタスクB(1302)は、サブタスクG(1301)の次に、前工程に戻る事象が発生する確率1307として、0.3という値が関連付いて示されている。それ以降のサブタスクについても、1307同様に依存関係が関連付けられている。
これは、仕掛り中のサブタスクに応じて計算されるため、サブタスクの進捗状況に応じて、逐次的に確率を算出して操作者の仕掛り中の状況に最適な設計プロセスデータTB3を表示する。さらに、サブタスクB(1301)以降のサブタスクD(1303)からサブタスクH(1306)では、前工程のサブタスクとの依存関係についても関連付けされている。例えばサブタスクD(1303)は、前工程サブタスクB(1302)の次に発生する確率1308が0.4という値も関連付いていることになる。
次に図14では、差分抽出部D4から生成された予測サブタスクデータTB7の一例をタイムライン形式1400で説明する。予測サブタスクデータTB7とは、仕掛り中のサブタスクG(1401)において、次に実施すべきサブタスクのことであり、ここではサブタスクB(1402)がこの予測サブタスクデータに該当する。なお、タイムライン形式で表示される場合、この予測サブタスクデータ1402は強調表示され、かつ前工程のサブタスクG(1401)との依存関係である発生確率1403を表示することもできる。
次に図15では、差分抽出部D4から生成された予測設計プロセスデータTB8の一例をタイムライン形式1500で説明する。予測設計プロセスデータTB8とは、仕掛り中のサブタスク1501において今後実施すべきサブタスク群のことを示す。つまり今後実施すべきプロセスのことである。ここでは、サブタスク群1502がこの予測設計プロセスデータに該当する。なお、タイムライン形式で表示される場合、この予測設計プロセスデータ1502は強調表示され、かつ仕掛り中のサブタスクG(1501)との依存関係である発生確率1503を表示することもできる。
最後に、設計プロセス更新部D5から出力装置へ出力するデータの一例として、タイムライン形式1600およびWBS構造1601について説明する。
まず、タイムライン形式1600の出力データについて、図16を用いて説明する。ここでの操作者を、担当者AAAAとするとき担当者AAAAは、仕掛り中のサブタスクG(1603)を担当者BBBBと共同で実施しているとする。担当者BBBBは、直前でも担当者AAAAとサブタスクF(1605)を共同で実施しており、さらに後続するサブタスクFG(1606)では、担当者BBBBのみで実施していることがタイムラインから判断できる。続くサブタスクG(1603)の後工程で実施すべきサブタスクB(1607)からサブタスクH(1608)が出力され、強調表示することもできる。例えば、サブタスクB(1607)およびサブタスクD(1609)は、担当者CCCCと共同で実施する必要がある。さらに、サブタスクB(1607)の後工程であるサブタスクBD(1612)は、担当者CCCCのみで実施することが分かる。また、それぞれのサブタスクには、サブタスクG(1603)との依存関係である発生確率1610を表示することもできる。例えば、サブタスクG(1603)の後工程としてサブタスクB(1607)が発生する確率は、0.3であることが分かる。
次に、WBS構造1601の出力データについて、図17を用いて説明する。これは、タイムライン形式におけるサブタスクを実行順序でツリー構造に出力したものである。最上位1613には、プロジェクトIDや製品IDが位置付けされるが、タスクが位置する場合があってもよい。ここで操作者は、サブタスクG(1614)を仕掛り中のサブタスクとして実施中とする。後工程で実施すべきは、サブタスクB(1615)からサブタスクH(1616)が出力され、強調表示することもできる。また、それぞれのサブタスクには、サブタスクG(1614)との依存関係である発生確率1617を表示することもできる。例えば、サブタスクG(1614)の後工程としてサブタスクB(1615)が発生する確率1617は、0.3であることが分かる。加えて、サブタスクB(1615)以降では、前工程との依存関係である発生確率1618も表示することができる。例えば、サブタスクB(1615)の後工程として、サブタスクBDが発生する確率1618は、0.5であり、サブタスクBとサブタスクBD間の依存関係が高いことが分かる。また、タイムライン形式およびWBS構造で示した依存関係の強さは、例えばサブタスク同士のつながりを表す線の太さや強調表示する際の色の濃淡などで表示してもよい。以上のように、出力するデータは、代表例としてタイムライン形式やWBS構造を説明したが、この他にもテーブル構造やXML形式などで出力することも可能である。
以上に説明した本発明の実施例に係る設計支援装置は、例えば以下の構成を採用している。これは、操作者によって操作された設計ツールの操作履歴やファイル作成・参照の履歴を、設計履歴データTB1として記録する記録部Mと、この設計履歴データTB1における日時情報と、担当の製品やプロジェクトごとの設計工程表におけるタスクの日時情報を比較して、タスクと設計履歴データTB1を関連付けてタスク−設計履歴関連データTB2として設計履歴データベースDB1に登録するタスク関連度抽出部D1と、タスク−設計履歴関連データTB2に基づいて、設計履歴データTB1をサブタスク単位に分解し、このサブタスクとサブタスク実行順序を設計プロセスデータTB3として設計プロセスデータベースDB2に登録するサブタスク定義部D2と、サブタスクにおける作成ファイルと参照ファイルの関係、およびサブタスクの実行順序の関係からサブタスクの関連度を計算し、サブタスク関連度データTB4として設計プロセスデータベースDB2へ登録するサブタスク関連度抽出部D3と、仕掛り中の設計業務に対して作成された設計プロセスデータTB3を仕掛り中プロセスデータTB5とし、設計プロセスデータベースDB2に登録されている設計プロセスデータTB3を過去設計プロセスデータTB6とし、この仕掛り中プロセスデータTB5と過去設計プロセスデータTB6を比較し、仕掛り中の設計業務に対して、以降の設計業務で発生するサブタスクを予測し、予測サブタスクデータTB7として設計プロセス更新データベースD5へ登録し、予測サブタスクデータTB7の平均実施工数やサブタスク関連度データTB4に基づいて、最適な実行順序を計算し、予測設計プロセスデータTB8として設計プロセス更新データベースD5へ登録する差分抽出部D4と、予測サブタスクデータTB7および予測設計プロセスデータTB8を出力装置CPUを介して表示させる手段へ出力する手段とを、有することを特徴とする設計支援装置である。
CPU:計算機
TB1:設計履歴データ
M:記録部
TB2:タスク−設計履歴関連データ
DB1:設計履歴データベース
D1:タスク関連度抽出部
TB3:設計プロセスデータ
DB2:設計プロセスデータベース
D2:サブタスク定義部
TB4:サブタスク関連度データ
D3:サブタスク関連度抽出部
TB5:仕掛り中プロセスデータ
TB6:過去設計プロセスデータ
D4:差分抽出部
TB7:予測サブタスクデータ
TB8:予測設計プロセスデータ
D5:設計プロセス更新部
600:設計履歴データの一例
700:タスク−設計履歴関連データの一例
800:タスク定義画面における代表画面の一例
900:タスク定義画面における操作画面の一例
901:タスク定義画面における詳細画面の一例
902:タスク定義画面におけるデータ一覧画面の一例
CPU0:設計プロセスデータの一例
1CPU:サブタスク関連度データの一例
1TB1:サブタスク関連度データにおけるパーティショニング処理後の一例
1200:仕掛り中プロセスデータの一例
1300:過去設計プロセスデータの一例
1400:予測サブタスクデータの一例
1500:予測設計プロセスデータの一例
1600:設計プロセス更新部の出力データの一例
1601:設計プロセス更新部の出力データの一例

Claims (11)

  1. 一つまたは複数のサブタスクを含む複数のタスクが実行されることにより達成される設計についてのプロジェクトを支援するための設計支援装置であって、
    設計支援装置は、設計者が計算機を使用して行った設計についての設計履歴データを逐次記憶する記録部と、設計支援情報を与える出力部と、演算部を備え、
    前記演算部は、前記設計履歴データと前記タスクを関連付けてタスク−設計履歴関連データを逐次生成するタスク関連度抽出部と、前記タスク−設計履歴関連データについて前記サブタスクを定義して設計プロセスデータを逐次生成するサブタスク定義部と、複数の前記設計プロセスデータについて、そのサブタスク間の関連度を表したサブタスク関連度データを生成するサブタスク関連度抽出部と、過去に実施したプロジェクトのときの過去設計プロセスデータと、現在設計中のプロジェクトにおける仕掛中設計プロセスデータとの差分から、仕掛り中の設計業務に対して、以降の設計業務で発生するサブタスクを予測して予測サブタスクを得るとともに、最適な実行順序を計算し、予測設計プロセスデータを得る差分抽出部を備え、前記予測設計プロセスデータを前記出力部を介して外部出力することを特徴とする設計支援装置。
  2. 請求項1に記載の設計支援装置であって、
    前記設計履歴データは、設計ツールである計算機の操作履歴やファイル作成・参照の履歴を、記録したものであることを特徴とする設計支援装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の設計支援装置であって、
    前記タスク関連度抽出部は、前記設計履歴データにおける日時情報と、担当の製品やプロジェクトごとの設計工程表におけるタスクの日時情報を比較して、タスクと設計履歴データを関連付けてタスク−設計履歴関連データとして生成することを特徴とする設計支援装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の設計支援装置であって、
    前記サブタスク定義部は、前記タスク−設計履歴関連データに基づいて、前記設計履歴データをサブタスク単位に分解し、このサブタスクとサブタスク実行順序を前記設計プロセスデータとして得ることを特徴とする設計支援装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の設計支援装置であって、
    前記サブタスク関連度抽出部は、前記設計プロセスデータにおける、サブタスクの実行順序の関係からサブタスクの関連性を計算し、サブタスク関連度データとして得ることを特徴とする設計支援装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の設計支援装置であって、
    前記差分抽出部は、前記予測サブタスクの平均実施工数やサブタスク関連度データに基づいて、最適な実行順序を計算し、予測設計プロセスとして得ることを特徴とする設計支援装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の設計支援装置であって、
    前記サブタスク定義部は、前記計算機のモニタにサブタスク生成画面を表示させ、作業中のタスクに命名すべきサブタスク名と命名根拠を提案し、計算機の操作者が定めたサブタスク名を採用することを特徴とする設計支援装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の設計支援装置であって、
    前記差分抽出部は、前記計算機のモニタに前記予測サブタスクを、タイムライン形式あるいはWBS構造での表示画面として表示させることを特徴とする設計支援装置。
  9. 一つまたは複数のサブタスクを含む複数のタスクが実行されることにより達成される設計についてのプロジェクトを支援するための設計支援装置であって、
    設計支援装置は、操作者によって操作された設計ツールの操作履歴やファイル作成・参照の履歴を、設計履歴データとして記録する手段と、この設計履歴データにおける日時情報と、担当の製品やプロジェクトごとの設計工程表におけるタスクの日時情報を比較して、タスクと設計履歴データを関連付けてタスク−設計履歴関連データとして設計履歴データベースに登録する手段と、タスク−設計履歴関連データに基づいて、設計履歴データをサブタスク単位に分解し、このサブタスクとサブタスク実行順序を設計プロセスデータとして設計プロセスデータベースに登録する手段と、サブタスクにおける作成ファイルと参照ファイルの関係、およびサブタスクの実行順序の関係からサブタスクの関連性を計算し、サブタスク関連度データとして登録する手段と、仕掛り中の設計業務に対して作成された設計プロセスデータを仕掛り中プロセスデータとし、設計プロセスデータベースに登録されている設計プロセスデータを過去設計プロセスデータとし、この仕掛り中プロセスデータと過去設計プロセスデータを比較し、仕掛り中の設計業務に対して、以降の設計業務で発生するサブタスクを予測し、予測サブタスクとして登録する手段と、予測サブタスクの平均実施工数やサブタスク関連度データに基づいて、最適な実行順序を計算し、予測設計プロセスとして登録する手段と、予測設計プロセスを出力装置を介して表示する手段とを、有することを特徴とする設計支援装置。
  10. 一つまたは複数のサブタスクを含む複数のタスクが実行されることにより達成される設計についてのプロジェクトを支援するための設計支援方法であって、
    設計者が計算機を使用して行った設計についての設計履歴データを逐次記憶し、
    前記設計履歴データと前記タスクを関連付けてタスク−設計履歴関連データを逐次生成し、前記タスク−設計履歴関連データについて前記サブタスクを定義して設計プロセスデータを逐次生成し、複数の前記設計プロセスデータについて、そのサブタスク間の関連度を表したサブタスク関連度データを生成し、過去に実施したプロジェクトのときの過去設計プロセスデータと、現在設計中のプロジェクトにおける仕掛中設計プロセスデータとの差分から、仕掛り中の設計業務に対して、以降の設計業務で発生するサブタスクを予測して予測サブタスクを得、予測サブタスクとして最適な実行順序を計算した予測設計プロセスデータを前記設計者に提示することを特徴とする設計支援方法。
  11. 一つまたは複数のサブタスクを含む複数のタスクが実行されることにより達成される設計についてのプロジェクトを、操作者が計算機に対して行う事を支援するための設計支援方法であって、
    計算機からの操作者の設計履歴を設計工程表との比較によりサブタスク単位に分解し、サブタスクに関連付いた作成ファイルや参照ファイルの関係から、サブタスク間の関連性を計算し、その結果から最適な設計プロセスを抽出して操作者へ提示することを特徴とする設計支援方法。
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