JP2019059947A - Apeを含まない界面活性剤組成物及び織物用途におけるその使用 - Google Patents
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しかしながら、C12アルコールエトキシサルフェートは、貧弱な湿潤及び高発泡を提示し、第二級アルカンスルホネートのある特定の水溶液は、高いpHにおいて濁り、低い溶解性を示す。したがって、アルカリ性水溶液中でより良好な発泡及び湿潤特性を提示し(精練は通常アルカリ性条件下で行われる)、したがって現行の組成物よりも良好な精練性能を提示する、環境に優しい界面活性剤組成物に対する必要性が依然として存在する。
式Iのアルキルアルコキシレート硫酸塩と、
R1O−(CH2CH(R2)−O)x−(CH2CH2O)y−SO3M (I)
式IIの非イオン性アルキルアルコキシレートと、
R1O−(CH2CH(R2)−O)x−(CH2CH2O)y−H (II)
水と、を含む組成物を織物材料と接触させることを含み、
式中、R1が、直鎖状または分岐C4−C10アルキルであり、
R2が、CH3またはCH3CH2であり、
xが1〜11の実数であり、
yが1〜20の実数であり、
Mがアルカリ金属またはNH4であり、
式I及び式II中のR1、R2、x、及びyが同じであっても異なってもよい。
R1O−(CH2CH(R2)−O)x−(CH2CH2O)y−SO3M (I)
式中、R1が、直鎖状または分岐C4−C10アルキルであり、R2が、CH3またはCH3CH2であり、xが1〜11の実数であり、yが1〜20の実数であり、Mがアルカリ金属またはNH4である。
式Iのxは4〜6であり、好ましくは5である。
式Iのyは1〜11であるか、あるいは3〜11であり、好ましくは3である。
式IのMはナトリウム、カリウム、またはアンモニウムである。Mは、好ましくは、ナトリウムまたはアンモニウムである。
R1O−(CH2CH(R2)−O)x−(CH2CH2O)y−H (II) 式中、R1が、直鎖状または分岐C4−C10アルキルであり、R2が、CH3またはCH3CH2であり、xが1〜11の実数であり、yが1〜20の実数である。
式IIのxは4〜6である。
式IIのyは1〜11であるか、あるいは3〜11である。
「アルキルアルコキシレート硫酸塩」は、2−エチルヘキシル−O−(CH2CH(CH3)−O)5.5−(CH2CH2O)3−SO3Naを意味する。
本発明において使用される組成物の精練性能を評価するために、市販される界面活性剤、C12アルコールエトキシサルフェート及びC10−14第二級アルカンスルホネートで比較研究を実行する。
アルキルアルコキシレート硫酸塩、C12アルコールエトキシサルフェート、C10−14第二級アルカンスルホネート(全て、非イオン性アルキルアルコキシレートとブレンドされる)の湿潤性能の比較評価を、アルカリ性水溶液においてドレーブス湿潤試験に従って実行する。
1.1リットルのNaOH水溶液を、2重量%、5重量%、及び8重量%の濃度で調製し、次いで、界面活性剤を活性含量の0.1重量%でNaOH水溶液に添加する。
2.均一な円形の大きさ(直径25mm)をもつ市販のカンバス(織物材料)を、界面活性剤水溶液中に置く。
3.湿潤時間及び浸透時間を記録する。
表3の配合物の精練性能を評価する。
1.精練における配合物:H2O2、NaOH、界面活性剤。
2.精練条件:98〜100℃で40分間。
3.精練後の水でのすすぎ(90℃/60℃/40℃/室温)。
4.乾燥:120℃で2分間、その後は設定器による。
5.布についての白色度試験が、精練前及び精練後に必要とされる。
6.布:編地。
7.布サイズ:長さ(20〜30cm)、幅(〜5cm)。
洗浄した布を20〜30cmの範囲の長さ及び幅約5cmの3つの小片の大きさにし、この布片を、脱イオン水に約1cmの深さで浸して吊るす。5分後、湿潤高さを記録する。精練配合物(グラム単位)を表3に示し、精練結果を表4に示す。
本開示は以下の態様も包含する。
[1] ワックスまたは油を織物材料から除去する方法であって、
式Iのアルキルアルコキシレート硫酸塩と、
R 1 O−(CH 2 CH(R 2 )−O) x −(CH 2 CH 2 O) y −SO 3 M (I)
式IIの非イオン性アルキルアルコキシレートと、
R 1 O−(CH 2 CH(R 2 )−O) x −(CH 2 CH 2 O) y −H (II)
水と、を含む組成物を前記織物材料と接触させることを含み、
式中、R 1 が、直鎖状または分岐C 4 〜C 10 アルキルであり、
R 2 が、CH 3 またはCH 3 CH 2 であり、
xが1〜11の実数であり、
yが1〜20の実数であり、
Mがアルカリ金属またはNH 4 であり、
式I及び式II中のR 1 、R 2 、x、及びyが同じであっても異なってもよい、前記方法。
[2] 前記組成物が、水酸化ナトリウムを更に含む、上記態様1に記載の前記方法。
[3] 前記組成物が、過酸化水素を更に含む、上記態様1または上記態様2に記載の前記方法。
[4] 前記式Iの陰イオン性アルコキシレート、前記式IIの非イオン性アルキルアルコキシレート、前記水、前記水酸化ナトリウム、及び前記過酸化水素の総重量に基づいて、前記式Iのアルキルアルコキシレート硫酸塩の量が20〜70重量%であり、前記式IIの非イオン性アルキルアルコキシレートの量が0.1〜30重量%であり、水の量が25〜75重量%であり、前記水酸化ナトリウムの量が0〜5重量%であり、前記過酸化水素の量が0〜5重量%である、上記態様1〜3のいずれか1項に記載の前記方法。
[5] 式I及び式II中のR 1 が、独立して、直鎖状または分岐C 6 〜C 10 アルキルである、上記態様1〜4のいずれか1項に記載の前記方法。
[6] 式I中のR 1 が、直鎖状または分岐C 8 アルキルである、上記態様1〜5のいずれか1項に記載の前記方法。
[7] 式I及び式II中のR 1 が、独立して、2−エチルヘキシルまたは2−プロピルヘプチルである、上記態様1〜4のいずれか1項に記載の前記方法。
[8] 式I及び式II中のyが、独立して、1〜11である、上記態様1〜7のいずれか1項に記載の前記方法。
[9] 式I及び式II中のxが、独立して、4〜6である、上記態様1〜8のいずれか1項に記載の前記方法。
[10] 式I中のxが5である、上記態様1〜9のいずれか1項に記載の前記方法。
[11] 式I中のyが3である、上記態様1〜10のいずれか1項に記載の前記方法。
Claims (11)
- ワックスまたは油を織物材料から除去する方法であって、
式Iのアルキルアルコキシレート硫酸塩と、
R1O−(CH2CH(R2)−O)x−(CH2CH2O)y−SO3M (I)
式IIの非イオン性アルキルアルコキシレートと、
R1O−(CH2CH(R2)−O)x−(CH2CH2O)y−H (II)
水と、を含む組成物を前記織物材料と接触させることを含み、
式中、R1が、直鎖状または分岐C4−C10アルキルであり、
R2が、CH3またはCH3CH2であり、
xが1〜11の実数であり、
yが1〜20の実数であり、
Mがアルカリ金属またはNH4であり、
式I及び式II中のR1、R2、x、及びyが同じであっても異なってもよい、前記方法。 - 前記組成物が、水酸化ナトリウムを更に含む、請求項1に記載の前記方法。
- 前記組成物が、過酸化水素を更に含む、請求項1または請求項2に記載の前記方法。
- 前記式Iの陰イオン性アルコキシレート、前記式IIの非イオン性アルキルアルコキシレート、前記水、前記水酸化ナトリウム、及び前記過酸化水素の総重量に基づいて、前記式Iのアルキルアルコキシレート硫酸塩の量が20〜70重量%であり、前記式IIの非イオン性アルキルアルコキシレートの量が0.1〜30重量%であり、水の量が25〜75重量%であり、前記水酸化ナトリウムの量が0〜5重量%であり、前記過酸化水素の量が0〜5重量%である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の前記方法。
- 式I及び式II中のR1が、独立して、直鎖状または分岐C6−C10アルキルである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の前記方法。
- 式I中のR1が、直鎖状または分岐C8アルキルである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の前記方法。
- 式I及び式II中のR1が、独立して、2−エチルヘキシルまたは2−プロピルヘプチルである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の前記方法。
- 式I及び式II中のyが、独立して、1〜11である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の前記方法。
- 式I及び式II中のxが、独立して、4〜6である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の前記方法。
- 式I中のxが5である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の前記方法。
- 式I中のyが3である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の前記方法。
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JP2011021138A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Kao Corp | 洗浄剤組成物 |
US20120066840A1 (en) * | 2010-09-17 | 2012-03-22 | Ecolab Usa Inc. | Reduced caustic laundry detergents based on extended chain surfactants |
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