JP2019059505A - 包装箱、および、ブランクシート - Google Patents

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Abstract

【課題】包装箱から収納物を取り出す作業の負荷を軽減可能とした包装箱、および、ブランクシートを提供する。【解決手段】前壁12が開封対象壁であり、天壁16が折曲対象壁であり、開封対象壁は、右壁14と左壁15とを結び左右方向に延びる第1切断予定線L2を備え、折曲対象壁は、左右方向に延びる折り目線L6を備え、右壁14および左壁15は、第1切断予定線L2の端と折り目線L6の端とを結ぶ第2切断予定線L4およびL5を備え、第1切断予定線L2と第2切断予定線L4およびL5との切断によって、第1切断予定線L2と第2切断予定線L4およびL5と折り目線L6とを縁とする取り出し口が形成され、角部が折り目線L6を回転軸として回転する。【選択図】図1

Description

本発明は、包装箱、および、ブランクシートに関する。
清涼飲料やアルコール飲料を充填された缶は、包装箱に収納された状態で搬送されて、例えば、搬送先での包装自動販売機のストッカーや店舗の冷蔵ショーケースに補充される。缶の補充を行う作業者は、複数の缶を収納した包装箱を開封し、包装箱から例えば1本ずつ缶を取り出す。この類の包装箱では、包装箱から収納物を取り出す手間を軽減する提案がなされている。
例えば、取り出し口を形成するための前壁と左右壁との各稜に切断誘導線を備え、かつ、各収納物の高さ位置に対応する複数の折り目線を前壁に備える。この包装箱から収納物を取り出す作業では、切断誘導線の切断によって前壁を上から順に開封すると共に、各折り目線が上から順に折り曲げられ、それによって、収納物の取り出しに適した高さまで取り出し口が広げられる(例えば、特許文献1,2を参照)。
また例えば、後壁の右縁から前壁の右縁まで延びる切断誘導線を右壁に備え、かつ、後壁の右縁の上端から切断線に向けて傾斜角度が相互に異なる複数数の折り目線を右壁に備える。この包装箱から缶などを取り出す作業では、まず、包装箱の天壁を開封し、収納物の取り出しが進むに連れて、右壁の継ぎしろが前壁の上端から順に前壁から剥がされる。そして、前壁の右縁から順に切断誘導線が切断されると共に、傾斜角度が緩い順に各折り目線が折り曲げられ、それによって、収納物の取り出しに適した高さまで右壁で取り出し口が広げられる(例えば、特許文献3を参照)。
実開平7−9721号公報 特開2007−217029号公報 特開2008−184174号公報
ところで、上述した包装箱の開封に際しては、まず、包装箱の前壁、あるいは、包装箱の天壁などの1つの側壁に取り出し口が形成されて、収納物が取り出される。一方、包装箱の内部では、収納物の搬送効率を高めるために、また、収納物の位置ずれを抑えるために、収納物が密に詰められている。結果として、1つの側壁に取り出し口が形成されるとしても、その取り出し口と面する収納物は、収納物を1つずつ取り出すために指などを差し込むことが困難となる程度に、密に敷き詰められた状態である。そのため、上述した包装箱では、依然として、収納物を取り出す作業の負荷を軽減することが望まれている。また、側面部を一度に大きく開封して取り出しやすくした場合には、取り出し作業時に内容物が箱からこぼれ落ちる可能性が生じる。
本発明の目的は、包装箱から収納物を取り出す作業の負荷を軽減可能とした包装箱、および、ブランクシートを提供することである。
上記課題を解決するための包装箱は、天壁と前壁と右壁と左壁とを備え、前記天壁の前端部、前記前壁の上端部、前記右壁の隅部、および、前記左壁の隅部から1つの角部を構成する包装箱である。前記天壁と前記前壁とのいずれか一方が開封対象壁であり、前記天壁と前記前壁とのなかで前記開封対象壁以外の壁が折曲対象壁である。前記開封対象壁は、前記右壁と前記左壁とを結び左右方向に延びる第1切断予定線を備え、前記折曲対象壁は、左右方向に延びる折り目線を備え、前記右壁および前記左壁は、前記第1切断予定線の端と前記折り目線の端とを結ぶ第2切断予定線を備える。そして、前記第1切断予定線と各第2切断予定線との切断によって、前記第1切断予定線と各第2切断予定線と前記折り目線とを縁とする取り出し口が形成され、前記角部が前記折り目線を回転軸として回転する。
上記課題を解決するためのブランクシートは、天壁と前壁と右壁と左壁とを備え、前記天壁の前端部、前記前壁の上端部、前記右壁の隅部、および、前記左壁の隅部から1つの角部を構成する包装箱の製造に用いられるブランクシートである。前記天壁と前記前壁とのいずれか一方が開封対象壁であり、前記天壁と前記前壁とのなかで前記開封対象壁以外の壁が折曲対象壁であり、前記右壁、前記開封対象壁、および、前記左壁が、この順に連設されている。前記開封対象壁は、前記右壁と前記左壁とを結び左右方向に延びる第1切断予定線を備え、前記折曲対象壁は、前記右壁と前記左壁とを結ぶ折り目線を備え、前記右壁および前記左壁は、前記第1切断予定線の端と前記折り目線の端とを結ぶ第2切断予定線を備え、前記包装箱における前記第1切断予定線と各第2切断予定線との切断によって、前記第1切断予定線と各第2切断予定線と前記折り目線とを縁とする取り出し口が形成され、前記角部が前記折り目線を回転軸として回転する。
上記包装箱、および、上記ブランクシートによれば、天壁の前端部、前壁の上端部、および、左右壁の隅部によって角部が構成される。そして、第1切断予定線と第2切断予定線とが切断された状態では、第1切断予定線と各第2切断予定線と折り目線とを縁とする取り出し口が形成され、折り目線を回転軸として角部が回転する。上述したように、包装箱の内部では、収納物の搬送効率を高めるために、また、収納物の位置ずれを抑えるために、収納物が密に詰められている。この点、天壁の前端部、前壁の上端部、右壁の隅部、および、左壁の隅部を一度に開ける上記構成であれば、いずれか1つの壁を開ける構成と比べて、密に詰められた収納物を取り出すことが容易となる。結果として、収納物を取り出す作業の負荷を軽減することが可能となる。
上記包装箱において、前記開封対象壁と前記左右壁とが交わる稜のなかで前記角部以外の部分は、前記第1切断予定線の端に接続された第3切断予定線をさらに備えてもよい。
上記包装箱によれば、第1切断予定線の端から第3切断予定線に沿って稜が切断されるため、収納物を取り出すための開口を、取り出し口よりも適宜拡大することが可能ともなる。それゆえに、取り出し口の近傍に位置しない収納物を取り出す作業の負荷を軽減することが可能ともなる。
上記包装箱において、前記折曲対象壁と前記左右壁とが交わる稜のなかで前記角部以外の部分は、前記折り目線の端に接続された第3切断予定線をさらに備えてもよい。
上記包装箱によれば、第1切断予定線の端から第3切断予定線に沿って稜が切断されるため、収納物を取り出すための開口を、取り出し口よりも適宜拡大することが可能ともなる。それゆえに、取り出し口の近傍に位置しない収納物を取り出す作業の負荷を軽減することが可能ともなる。
上記包装箱において、前記開封対象壁は、1枚の板であり、前記折曲対象壁は、前記左右壁に連設された突合わせフラップと、前記開封対象壁に連設された内フラップとを備えてもよい。
上記包装箱によれば、複数のフラップによって構成される壁と、1枚の板から構成される壁とのうち、1枚の板から構成される壁が切断の対象であり、複数のフラップによって構成される壁が折り曲げの対象である。それゆえに、取り出し口を形成するための切断の負荷を軽減することが可能ともなる。
第1実施形態における包装箱の斜視構造を示す斜視図。 包装箱を製造するためのブランクシートを示す正面図。 包装箱が開封される過程における包装箱の斜視構造を示す斜視図。 包装箱が開封される過程における包装箱の斜視構造を示す斜視図。 包装箱が開封される過程における包装箱の斜視構造を示す斜視図。 第2実施形態における包装箱の斜視構造を示す斜視図。 包装箱を製造するためのブランクシートを示す正面図。 包装箱が開封される過程における包装箱の斜視構造を示す斜視図。 包装箱が開封される過程における包装箱の斜視構造を示す斜視図。 包装箱が開封される過程における包装箱の斜視構造を示す斜視図。 第3実施形態における包装箱の斜視構造を示す斜視図。 包装箱を製造するためのブランクシートを示す正面図。 包装箱が開封される過程における包装箱の斜視構造を示す斜視図。 包装箱が開封される過程における包装箱の斜視構造を示す斜視図。 包装箱が開封される過程における包装箱の斜視構造を示す斜視図。
(第1実施形態)
図1から図5を参照して包装箱、および、ブランクシートの第1実施形態について説明する。なお、以下の説明においては、包装箱を構成する側壁のなかで、図1の手前側に位置する1つの側壁を前壁、前壁と対向する他の側壁を後壁とし、前後方向、前後方向と直交する左右方向、および、前後方向と左右方向とに直交する上下方向を規定する。
[包装箱]
図1が示すように、上下方向に延びる直方体状を有した包装箱は、底壁11、前後左右の側壁12,13,14,15、および、天壁16を備える。前後左右の側壁12,13,14,15は、底壁11の周囲を囲う。天壁16の前端部、前壁12の上側部分12A、右壁14における前方上側の隅部である第2切断予定線L4で区画された右壁隅部14A、および、左壁15における前方上側の隅部である第2切断予定線L5で区画された左壁隅部15Aは、包装箱において1つの角部10Tを構成する。
角部10Tは、天壁16の前端部、前壁12の上側部分12A、および、右壁14の右壁隅部14Aから構成される角と、天壁16の前端部、前壁12の上側部分12A、および、左壁15の左壁隅部15Aから構成される角とを含む。
前壁12は、開封対象壁の一例であり、上下で一対の第1切断予定線L2を備える。一対の第1切断予定線L2は、左右方向に延びる相互に平行な線状を有する。なお、各第1切断予定線L2は、前壁12の切断予定部分に沿って断続的に設けられた切れ目であり、切れ目の形状は、例えば、点状、直線状、くの字状、L字状などの任意の形状に設定可能である。
一対の第1切断予定線L2は、左右方向において前壁12の全体にわたる長さを有し、右壁14の前端辺と、左壁15の前端辺とを結ぶ。前壁12は、第1切断予定線L2よりも上方に位置する上側部分12Aと、第1切断予定線L2よりも下方に位置する下側部分12Bとに、一対の第1切断予定線L2によって区画される。前壁12と右壁14とが交わる稜において、一対の第1切断予定線L2に挟まれた部分には切れ目が設けられており、この切れ目と一対の第1切断予定線L2により開封端L2Eが構成されている。
天壁16は、右壁14の上端辺に連設された右側天壁フラップ164と、左壁15の上端辺に連設された左側天壁フラップ165とを備える。なお、右側天壁フラップ164と、左側天壁フラップ165との裏面には、前側天壁フラップ162(図2を参照)と、後側天壁フラップ163(図2を参照)とが接着されている。右側天壁フラップ164、および、左側天壁フラップ165は、突合わせフラップの一例であり、前側天壁フラップ162、および、後側天壁フラップ163は、内フラップの一例である。
天壁16は、折曲対象壁の一例であり、左右方向に延びる折り目線L6を備える。折り目線L6は、左右方向において天壁16の全体にわたる長さを有し、右壁14の上端辺と、左壁15の上端辺とを結ぶ。折り目線L6は、右側天壁フラップ164、および、左側天壁フラップ165に位置する。折り目線L6は、右側天壁フラップ164、および、左側天壁フラップ165のなかで、前側天壁フラップ162と対向しない領域、および、後側天壁フラップ163と対向しない領域に位置する。天壁16において、折り目線L6よりも前方に位置する部分は、角部10Tを構成する前端部である。
右壁14は、ほぼ直線状の第2切断予定線L4を備える。第2切断予定線L4は、第1切断予定線L2の右端と、折り目線L6の右端とを結ぶ。右壁14において、第2切断予定線L4の区画する隅部は、右壁隅部14Aであり、角部10Tを構成する。
左壁15もまた、ほぼ直線状の第2切断予定線L5を備える。第2切断予定線L5は、第1切断予定線L2の左端と、折り目線L6の左端とを結ぶ。左壁15において、第2切断予定線L5の区画する隅部は、左壁隅部15Aであり、角部10Tを構成する。2つの第2切断予定線L4,L5は、右壁14の切断予定部分、および、左壁15の切断予定部分に沿って断続的に設けられた切れ目であり、切れ目の形状は、例えば、点状、直線状、くの字状、L字状などの任意の形状に設定可能である。
[ブランクシート]
次に、包装箱を製造するためのブランクシートについて説明する。
図2が示すように、1枚のブランクシートにおいて、後壁13、左壁15、前壁12、および、右壁14は、1つの方向である連設方向に沿って、この順に連設されている。後壁13は、後壁13に対して左壁15とは反対側に継ぎしろ13Eを備える。継ぎしろ13Eは、包装箱において、右壁14の裏面に接着される。
1枚のブランクシートは、前側天壁フラップ162と、後側天壁フラップ163とを備える。前側天壁フラップ162は、前壁12の上端辺に連設され、後側天壁フラップ163は、後壁13の上端辺に連設されている。なお、上記右側天壁フラップ164は、右壁14の上端辺に連設され、上記左側天壁フラップ165は、左壁15の上端辺に連設されている。これら4つの天壁フラップ162,163,164,165が、組み立てられた包装箱において天壁16を構成する。
各天壁フラップ164,165は、上下方向に延びる折り目線L6を別々に備える。各折り目線L6は、上下方向において、各天壁フラップ164,165の全体にわたる長さを有し、天壁16においては、2つの折り目線L6が1つの直線上に並ぶように位置する。
1枚のブランクシートは、前側底壁フラップ112、後側底壁フラップ113、右側底壁フラップ114、および、左側底壁フラップ115を備える。前側底壁フラップ112は、前壁12の下端辺に連設され、後側底壁フラップ113は、後壁13の下端辺に連設されている。右側底壁フラップ114は、右壁14の下端辺に連設され、左側底壁フラップ115は、左壁15の下端辺に連設されている。これら4つの底壁フラップ112,113,114,115が、組み立てられた包装箱において底壁11を構成する。
前壁12は、連設方向に延びる一対の第1切断予定線L2を備える。一対の第1切断予定線L2は、相互に平行な直線状であり、右壁14と左壁15とを結ぶ。前壁12は、第1切断予定線L2よりも上方に位置する上側部分12Aと、第1切断予定線L2よりも下方に位置する下側部分12Bとに、一対の第1切断予定線L2によって区画される。前壁12と右壁14との境界において、一対の第1切断予定線L2に挟まれた部分には、切れ目が設けられており、この切れ目と一対の第1切断予定線L2により開封端L2Eが構成されている。
右壁14は、ほぼ直線状の第2切断予定線L4を備える。第2切断予定線L4は、第1切断予定線L2の右端と、右側天壁フラップ164の折り目線L6の下端とを結ぶ。右壁14において、前壁12、右側天壁フラップ164、および、第2切断予定線L4で囲まれた隅部は、三角形状の右壁隅部14Aであり、角部10Tを構成する。
左壁15は、ほぼ直線状の第2切断予定線L5を備える。第2切断予定線L5は、第1切断予定線L2の左端と、左側天壁フラップ165の折り目線L6の下端とを結ぶ。左壁15において、前壁12、左側天壁フラップ165、および、第2切断予定線L5で囲まれた隅部は、三角形状の左壁隅部15Aであり、角部10Tを構成する。
実施例1に示すブランクシートは、いわゆるラップラウンドケース用に使用可能なブランクシートである。ラップラウンドケースとは、ラップラウンドケーサーと呼ばれる包装機械にブランクシートを供給し、別途供給される収容物を包みながらブランクシートの継ぎしろやフラップ同士を貼合して完成される包装箱であって、飲料缶など均質で大量の収容物を高速で包装する場合に一般的に使用される様式の包装箱である。
実施例1のブランクシートも一般的なラップラウンドケーサーを使用することにより、缶Kなどの収容物が密に収容された包装箱(ラップラウンドケース)とすることができる。なお、後述する第2実施形態、第3実施形態のブランクシートも第1実施形態と同様にラップラウンド用に使用可能なブランクシートである。
[作用]
次に、包装箱を開封するための手順について説明する。
まず、図3が示すように、包装箱の開封の開始時には、開封端L2Eを作業者が摘んで、前壁12のなかで一対の第1切断予定線L2に挟まれた部分を、前壁12よりも手前に引っ張ることによって、一対の第1切断予定線L2が切断され、一対の第1切断予定線L2に挟まれた領域に、前壁12を貫通する差し込み孔Hが形成される。
次に、図4が示すように、差し込み孔Hを手がかりとして前壁12の上側部分12Aを、それよりも上方に向けて引き上げる。これによって、左壁15の第2切断予定線L5、および、右壁14の第2切断予定線L4がそれに沿って切断される。
同時に、図5が示すように、折り目線L6を回転軸として角部10Tが上方に向けて回転し、第1切断予定線L2、第2切断予定線L4,L5、および、折り目線L6によって囲まれた取り出し口10Pが形成される。すなわち、天壁16の前端部、前壁12の上側部分12A、右壁隅部14A、および、左壁隅部15A、これらによって覆われていた領域が開放され、密に詰められた収容物の前面、天面、および、左右側面が外方に曝される。また、収納物を1つずつ取り出すことに適した大きさの取り出し口10Pが形成されるため、取り出し作業時に内容物が包装箱からこぼれ落ちることを抑えることも可能となる。
以上、第1実施形態によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1−1)包装箱の内部では、収納物の搬送効率を高めるために、また、収納物の位置ずれを抑えるために、収納物が密に詰められている。天壁16の前端部、前壁12の上側部分12A、右壁隅部14A、および、左壁隅部15Aを一度に開ける上記構成であれば、いずれか1つの壁を開ける構成と比べて、密に詰められた収納物を取り出すことが容易となる。結果として、収納物を取り出す作業の負荷を軽減することが可能となる。
(1−2)開封対象壁の一例である前壁12は1枚の板であり、折曲対象壁の一例である天壁16は各天壁フラップ162,163,164,165の積層体である。すなわち、積層体である天壁16と、1枚の板から構成される前壁12とのうち、1枚の板から構成される前壁12が切断の対象である。天壁16を切断の対象とする構成では、左右両側の天壁フラップ164,165を別々に切断する手間や、2枚の板を切断する力を求められるが、1枚の板を切断の対象とする構成であれば、取り出し口10Pを形成するための切断の負荷を軽減することが可能ともなる。
(第2実施形態)
図6から図10を参照して包装箱、および、ブランクシートの第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態での包装箱、および、ブランクシートは、第1実施形態での包装箱、および、ブランクシートと比べて、第3切断予定線を備えることが主に異なる。以下では、第2実施形態の包装箱、および、ブランクシートにおける第1実施形態との相違点を主に説明し、第1実施形態と重複する構成の説明を割愛する。
[包装箱]
図6が示すように、前壁12は、開封対象壁の一例であり、上下で一対の第1切断予定線L2を備える。一対の第1切断予定線L2は、左右方向において前壁12の全体にわたる長さを有し、右壁14の前端辺と左壁15の前端辺とを結ぶ。
右壁14の第2切断予定線L4は、第1切断予定線L2の右端から後方に延長された形状を有する線分L41と、その線分L41の後端と折り目線L6の右端とを結ぶ線分とを備える屈曲形状を有する。右壁14において、第2切断予定線L4の区画する隅部は、右壁隅部14Aであり、角部10Tを構成する。また、右壁14において、線分L41で挟まれた部分は、開封端L2Eを構成する。
左壁15の第2切断予定線L5は、第1切断予定線L2の左端から後方に延長された形状を有する線分L51と、その線分L51の後端と折り目線L6の左端とを結ぶ線分とを備える屈曲形状を有する。左壁15において、第2切断予定線L5の区画する隅部は、左壁隅部15Aであり、角部10Tを構成する。
前壁12と右壁14とが交わる稜において角部10Tよりも下側部分は、第3切断予定線L24を備える。また、前壁12と左壁15とが交わる稜において角部10Tよりも下側部分は、第3切断予定線L25を備える。2つの第3切断予定線L24,L25は、前壁12の切断予定部分に沿って断続的に設けられた切れ目であり、切れ目の形状は、例えば、点状、直線状、くの字状、L字状などの任意の形状に設定可能である。
[ブランクシート]
次に、包装箱を製造するためのブランクシートについて説明する。
図7が示すように、前壁12は、連設方向に延びる一対の第1切断予定線L2を備える。一対の第1切断予定線L2は、相互に平行な直線状であり、右壁14と左壁15とを結ぶ。前壁12は、一対の第1切断予定線L2よりも上方に位置する上側部分12Aと、第1切断予定線L2よりも下方に位置する下側部分12Bとに区画される。
前壁12と右壁14との境界において、下側部分12Bに含まれる部分は、第3切断予定線L24を備える。前壁12と左壁15との境界において、下側部分12Bに含まれる部分は、第3切断予定線L25を備える。
右壁14の第2切断予定線L4は、第1切断予定線L2の右端から右方に延長された形状を有する線分L41と、その線分L41の右端と折り目線L6の下端(図6の右端)とを結ぶ線分とを備える屈曲形状を有する。右壁14において、線分L41で挟まれた部分は、開封端L2Eを構成する。左壁15の第2切断予定線L5は、第1切断予定線L2の左端から左方に延長された形状を有する線分L51と、その線分L51の左端と折り目線L6の下端(図6の左端)とを結ぶ線分とを備える屈曲形状を有する。
[作用]
次に、包装箱を開封するための手順について説明する。
まず、第1実施形態と同じく、包装箱の開封の開始時には、右壁14に設けられた開封端L2Eを作業者が摘んで、右壁14のなかで一対のL41で挟まれた部分、及びそれに連続する前壁12のなかで一対の第1切断予定線L2に挟まれた部分を手前に引っ張ることによって、図8が示すように、一対の第1切断予定線L2に挟まれた領域に、前壁12を貫通する差し込み孔Hが形成される。
次に、図9が示すように、差し込み孔Hを手がかりとして前壁12の上側部分12Aが、それよりも上方に向けて引き上げられる。これによって、左壁15の第2切断予定線L5、および、右壁14の第2切断予定線L4が切断される。同時に、折り目線L6を回転軸として角部10Tが上方に向けて回転し、第1切断予定線L2、第2切断予定線L4,L5、および、折り目線L6によって囲まれた取り出し口10Pが形成される。
次に、図10が示すように、収納物の一例である缶Kが取り出し口10Pから取り出され、例えば、包装箱に収納された缶Kの高さ位置が取り出し口10Pよりも低くなる。その場合は、前壁12の下側部分12Bの上端を作業者が掴んで、前壁12の下側部分12Bを下方に引っ張ることにより、2つの第3切断予定線L24,L25の切断が進み、取り出し口10Pよりも下方に開口が広がる。
以上、第2実施形態によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(2−1)第1切断予定線L2の端から第3切断予定線L24,L25に沿って稜が切断されるため、缶Kを取り出すための開口を、取り出し口10Pよりも適宜拡大することが可能ともなる。それゆえに、取り出し口10Pの近傍に位置しない缶Kを取り出す作業の負荷を軽減することが可能ともなる。
(2−2)右壁14の線分L41は、第1切断予定線L2の延長された形状を有し、第1切断予定線L2と共に切断される。左壁15の線分L51もまた、第1切断予定線L2の延長された形状を有し、第1切断予定線L2と共に切断される。そのため、差し込み孔Hが形成された後の右壁14、および、左壁15においては、第2切断予定線L4,L5の切断が容易となる。ひいては、角部10Tの回転、および、取り出し口10Pの形成が容易となる。
(第3実施形態)
図11から図15を参照して包装箱、および、ブランクシートの第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態での包装箱、および、ブランクシートは、第2実施形態での包装箱、および、ブランクシートと比べて、第1切断予定線、および、折り目線を備える壁の位置が主に異なる。以下では、第3実施形態の包装箱、および、ブランクシートにおける第2実施形態との相違点を主に説明し、第2実施形態と重複する構成の説明を割愛する。
[包装箱]
図11が示すように、上下方向に延びる直方体状を有した包装箱は、底壁11、前後左右の側壁12,13,14,15、および、天壁16を備える。天壁16の前側部分16A、前壁12の上端部、右壁14における前方上側の隅部である右壁隅部14A、および、左壁15における前方上側の隅部である左壁隅部15Aは、包装箱において1つの角部10Tを構成する。
前壁12は、右壁14の前端辺に連設された右側前壁フラップ124と、左壁15の前端辺に連設された左側前壁フラップ125とを備える。右側前壁フラップ124と、左側前壁フラップ125との裏面には、底側前壁フラップ121と、天側前壁フラップ126とが接着されている。右側前壁フラップ124、および、左側前壁フラップ125は、突合わせフラップの一例であり、底側前壁フラップ121、および、天側前壁フラップ126は、内フラップの一例である。
前壁12は、折曲対象壁の一例であり、上下で一対の折り目線L21,L22を備える。一対の折り目線L21,L22は、左右方向に延びる相互に平行な線状を有する。一対の第1折り目線L21,L22は、左右方向において前壁12の全体にわたる長さを有し、右壁14の前端辺と、左壁15の前端辺とを結ぶ。折り目線L21,L22は、右側前壁フラップ124、および、左側前壁フラップ125に位置する。各折り目線L21,L22は、右側前壁フラップ124、および、左側前壁フラップ125のなかで、底側前壁フラップ121と対向しない領域、および、天側前壁フラップ126と対向しない領域に位置する。前壁12において、折り目線L21よりも上方に位置する部分は、角部10Tを構成する上端部である。
天壁16は、開封対象壁の一例であり、前後で一対の第1切断予定線L16を備える。一対の第1切断予定線L16は、左右方向に延びる相互に平行な線状である。なお、各第1切断予定線L16は、天壁16の切断予定部分に沿って断続的に設けられた切れ目であり、切れ目の形状は、例えば、点状、直線状、くの字状、L字状などの任意の形状に設定可能である。
一対の第1切断予定線L16は、左右方向において天壁16の全体にわたる長さを有し、右壁14の上端辺と、左壁15の上端辺とを結ぶ。天壁16は、第1切断予定線L16よりも前方に位置する前側部分16Aと、第1切断予定線L16よりも後方に位置する後側部分16Bとに、一対の第1切断予定線L16によって区画される。
右壁14の第2切断予定線L4は、第1切断予定線L16の右端から下方に延長された形状を有する線分L41と、その線分L41の下端と折り目線L21の右端とを結ぶ線分とを備える屈曲形状を有する。右壁14において、第2切断予定線L4の区画する隅部は、右壁隅部14Aであり、角部10Tを構成する。また、右壁14において、線分L41で挟まれた部分は、開封端L6Eを構成する。
左壁15の第2切断予定線L5は、第1切断予定線L16の左端から下方に延長された形状を有する線分L51と、その線分L51の下端と折り目線L21の左端とを結ぶ線分とを備える屈曲形状を有する。左壁15において、第2切断予定線L5の区画する隅部は、左壁隅部15Aであり、角部10Tを構成する。2つの第2切断予定線L4,L5は、右壁14の切断予定部分、および、左壁15の切断予定部分に沿って断続的に設けられた切れ目であり、切れ目の形状は、例えば、点状、直線状、くの字状、L字状などの任意の形状に設定可能である。
前壁12と右壁14とが交わる稜のなかで角部10Tよりも下側部分は、第3切断予定線L24を備える。また、前壁12と左壁15とが交わる稜のなかで角部10Tよりも下側部分は、第3切断予定線L25を備える。2つの第3切断予定線L24,L25は、前壁12の切断予定部分に沿って断続的に設けられた切れ目であり、切れ目の形状は、例えば、点状、直線状、くの字状、L字状などの任意の形状に設定可能である。
[ブランクシート]
次に、包装箱を製造するためのブランクシートについて説明する。なお、図12では、図11にて説明した角部10Tの構成要素を、図2や図7と同じく正面視にて上側に配置する都合上、天壁16の左側に右壁14が位置し、天壁16の右側に左壁15が位置している。
図12が示すように、1枚のブランクシートにおいて、底壁11、右壁14、天壁16、および、左壁15は、1つの方向である連設方向に沿って、この順に連設されている。底壁11は、底壁11に対して右壁14とは反対側に継ぎしろ11Eを備える。継ぎしろ11Eは、包装箱において、左壁15の裏面に接着される。
1枚のブランクシートは、底側前壁フラップ121、右側前壁フラップ124、天側前壁フラップ126、および、左側前壁フラップ125を備える。底側前壁フラップ121は、底壁11の上端辺(図11の前端辺)に連設され、右側前壁フラップ124は、右壁14の上端辺(図11の前端辺)に連設されている。天側前壁フラップ126は、天壁16の上端辺(図11の前端辺)に連設され、左側前壁フラップ125は、左壁15の上端辺(図11の前端辺)に連設されている。これら4つの前壁フラップ121,124,126,125が、組み立てられた包装箱において前壁12を構成する。
各前壁フラップ124,125は、上下方向に延びる折り目線L21を別々に備える。各折り目線L21は、上下方向において、各前壁フラップ124,125の全体にわたる長さを有し、前壁12においては、2つの折り目線L21が1つの直線上に並ぶように位置する。各前壁フラップ124,125は、上下方向に延びる折り目線L22を別々に備える。各折り目線L22は、上下方向において、各前壁フラップ124,125の全体にわたる長さを有し、包装箱に組み立てられた前壁12においては、2つの折り目線L22が1つの直線上に並ぶように位置する。
右側前壁フラップ124と右壁14との境界は、折り目線L21の端から折り目線L22の端まで延びる第3切断予定線L24を備える。左側前壁フラップ125と左壁15との境界は、折り目線L21の端から折り目線L22の端まで延びる第3切断予定線L25を備える。
1枚のブランクシートは、底側後壁フラップ131、右側後壁フラップ134、天側後壁フラップ136、および、左側後壁フラップ135を備える。底側後壁フラップ131は、底壁11の下端辺(図11の後端辺)に連設され、右側後壁フラップ134は、右壁14の下端辺(図11の後端辺)に連設されている。天側後壁フラップ136は、天壁16の下端辺(図11の後端辺)に連設され、左側後壁フラップ135は、左壁15の下端辺(図11の後端辺)に連設されている。これら4つの後壁フラップ131,134,136,135が、組み立てられた包装箱において後壁13を構成する。
天壁16は、連設方向に延びる一対の第1切断予定線L16を備える。一対の第1切断予定線L16は、相互に平行な直線状を有し、右壁14と左壁15とを結ぶ。天壁16は、第1切断予定線L16よりも上方(図11の前方)に位置する前側部分16Aと、第1切断予定線L16よりも下方(図11の後方)に位置する後側部分16Bとに、一対の第1切断予定線L16によって区画される。
右壁14の第2切断予定線L4は、右側前壁フラップ124の折り目線L21の下端から下方に延長された形状を有する線分と、その線分の下端と第1切断予定線L16の左端(図11の右端)とを結ぶ線分L41とを備える。右壁14において、線分L41で挟まれた部分は、開封端L6Eを構成する。左壁15の第2切断予定線L5は、左側前壁フラップ125の折り目線L21の下端から下方に延長された形状を有する線分と、その線分の下端と第1切断予定線L16の右端(図11の左端)とを結ぶ線分L51とを備える。
[作用]
次に、包装箱を開封するための手順について説明する。
まず、包装箱の開封の開始時には、開封端L6Eを作業者が摘まんで、天壁16のなかで一対の第1切断予定線L16に挟まれた部分を、天壁16よりも上方に引っ張ることによって、図13が示すように、一対の第1切断予定線L16が切断され、一対の第1切断予定線L16に挟まれた領域に、天壁16を貫通する差し込み孔Hが形成される。
次に、図14が示すように、差し込み孔Hを手がかりに天壁16の前側部分16Aを前方に向けて引き出すことにより、左壁15の第2切断予定線L5、および、右壁14の第2切断予定線L4が切断される。
同時に、折り目線L21を回転軸として角部10Tを下方に向けて回転させることで、第1切断予定線L16、第2切断予定線L4,L5、および、折り目線L21によって囲まれた取り出し口10Pが形成される。すなわち、天壁16の前側部分16A、前壁12の上端部、右壁隅部14A、および、左壁隅部15A、これらによって覆われていた領域が開放され、密に詰められた収容物の前面、天面、および、左右側面が外方に曝される。
次に、図15が示すように、収納物の一例である缶Kが取り出し口10Pから取り出され、例えば、包装箱に収納された缶Kの高さ位置が取り出し口10Pよりも低くなる。その場合、前壁12の上部を下方に引っ張ることによって、2つの第3切断予定線L24,L25の切断が進み、取り出し口10Pよりも下方に開口が広がる。
以上、第3実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(3−1)折り目線L21の端から第3切断予定線L24,L25に沿って稜が切断されるため、缶Kを取り出すための開口を、取り出し口10Pよりも適宜拡大することが可能ともなる。それゆえに、取り出し口10Pの近傍に位置しない缶Kを取り出す作業の負荷を軽減することが可能ともなる。
(3−2)上下で一対の折り目線L21,L22の間にのみ第3切断予定線L24,L25が位置するため、第3切断予定線L24,L25に沿った稜の切断が過剰に進むこと、ひいては、缶Kを取り出すための開口が過剰に大きくなることが抑えられる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
[折り目線L21,L22]
・第3実施形態における前壁12は、上下で一対の折り目線L21,L22を備える構成に限らず、例えば、3本以上の折り目線を備えることも可能である。
[第3切断予定線L24,L25]
・第2実施形態の包装箱は、天壁16と右壁14とが交わる稜において折り目線L6の端から後方に第3切断予定線をさらに備え、天壁16と左壁15とが交わる稜のなかで折り目線L6の端から後方に第3切断予定線をさらに備えることも可能である。
・第3実施形態の包装箱は、天壁16と右壁14とが交わる稜において第1切断予定線L16の端から後方に第3切断予定線をさらに備え、天壁16と左壁15とが交わる稜のなかで第1切断予定線L16の端から後方に第3切断予定線をさらに備えることも可能である。
[包装箱]
・包装箱は、前壁12および天壁16の両方を一枚の板として具体化することも可能である。
H…差し込み孔、K…缶、L2…第1切断予定線、L4,L5…第2切断予定線、L6…折り目線、L21,L22…折り目線、L24,L25…第3切断予定線、L2E,L6E…開封端、L41,L51…線分、10P…取り出し口、10T…角部、11…底壁、12…前壁、12A…上側部分、12B…下側部分、13…後壁、14…右壁、15…左壁、14A…右壁隅部、15A…左壁隅部、16…天壁、16A…前側部分、16B…後側部分、112…前側底壁フラップ、113…後側底壁フラップ、114…右側底壁フラップ、115…左側底壁フラップ、121…底側前壁フラップ、124…右側前壁フラップ、125…左側前壁フラップ、126…天側前壁フラップ、131…底側後壁フラップ、134…右側後壁フラップ、135…左側後壁フラップ、136…天側後壁フラップ、162…前側天壁フラップ、163…後側天壁フラップ、164…右側天壁フラップ、165…左側天壁フラップ。

Claims (5)

  1. 天壁と前壁と右壁と左壁とを備え、
    前記天壁の前端部、前記前壁の上端部、前記右壁の隅部、および、前記左壁の隅部から1つの角部を構成する包装箱であって、
    前記天壁と前記前壁とのいずれか一方が開封対象壁であり、
    前記天壁と前記前壁とのなかで前記開封対象壁以外の壁が折曲対象壁であり、
    前記開封対象壁は、前記右壁と前記左壁とを結び左右方向に延びる第1切断予定線を備え、
    前記折曲対象壁は、左右方向に延びる折り目線を備え、
    前記右壁および前記左壁は、前記第1切断予定線の端と前記折り目線の端とを結ぶ第2切断予定線を備え、
    前記第1切断予定線と各第2切断予定線との切断によって、前記第1切断予定線と各第2切断予定線と前記折り目線とを縁とする取り出し口が形成され、前記角部が前記折り目線を回転軸として回転する
    包装箱。
  2. 前記開封対象壁と前記左右壁とが交わる稜のなかで前記角部以外の部分は、前記第1切断予定線の端に接続された第3切断予定線をさらに備える
    請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記折曲対象壁と前記左右壁とが交わる稜のなかで前記角部以外の部分は、前記折り目線の端に接続された第3切断予定線をさらに備える
    請求項1に記載の包装箱。
  4. 前記開封対象壁は、1枚の板であり、
    前記折曲対象壁は、前記左右壁に連設された突合わせフラップと、前記開封対象壁に連設された内フラップとを備える
    請求項1から3のいずれか一項に記載の包装箱。
  5. 天壁と前壁と右壁と左壁とを備え、前記天壁の前端部、前記前壁の上端部、前記右壁の隅部、および、前記左壁の隅部から1つの角部を構成する包装箱の製造に用いられるブランクシートであって、
    前記天壁と前記前壁とのいずれか一方が開封対象壁であり、
    前記天壁と前記前壁とのなかで前記開封対象壁以外の壁が折曲対象壁であり、
    前記右壁、前記開封対象壁、および、前記左壁が、この順に連設されており、
    前記開封対象壁は、前記右壁と前記左壁とを結び左右方向に延びる第1切断予定線を備え、
    前記折曲対象壁は、前記右壁と前記左壁とを結ぶ折り目線を備え、
    前記右壁および前記左壁は、前記第1切断予定線の端と前記折り目線の端とを結ぶ第2切断予定線を備え、
    前記包装箱における前記第1切断予定線と各第2切断予定線との切断によって、前記第1切断予定線と各第2切断予定線と前記折り目線とを縁とする取り出し口が形成され、前記角部が前記折り目線を回転軸として回転する
    ブランクシート。
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