JP2019057783A - 画像形成装置及び画像形成プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷済み用紙の再利用をさらに適切に行う。【解決手段】両面読み取りセンサー167により、印刷済みの用紙の両面の画像を読み取り、画像検出部119により、印刷すべき画像のサイズを検出し、余白検出部120により、両面読み取りセンサー167が読み取った画像データを元に、余白のサイズを検出し、システム制御部123により、余白検出部120が画像のサイズ以上の余白を複数検出した場合、プリンター部140に対し、余白サイズの指定内容に該当する余白に画像を印刷させる。また、システム制御部123は、余白検出部120が画像のサイズ以上の余白を検出しなかった場合、印刷済みの用紙を空送りし、空送りが指定回数に達すると、プリンター部140による印刷を中断させる。【選択図】図3

Description

本発明は、印刷済み用紙の再利用に適した画像形成装置及び画像形成プログラムに関する。
たとえば、MFP(Multifunction Peripheral)等の画像形成装置においては、印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能等が搭載されている。ところで、このような画像形成装置では、たとえば印刷済み用紙の再利用を目的とし、印刷済み用紙の画像が形成されていない余白領域への印刷を行うことがある。
このような印刷済み用紙の再利用を行うものとして、特許文献1では、印刷済み用紙である読み取り原稿に直接印刷を可能とする搬送路を有する搬送手段と、読み取り手段が読み取った読み取り原稿の画像に基づいて、読み取り原稿に印刷可能かどうかを判定する判定手段とを備え、判定手段が印刷可能と判定した場合、印刷内容が読み取り原稿に印刷されるように、搬送手段が読み取り原稿を印刷手段へ搬送する画像形成装置を提案している。
前記搬送手段は、
特開2014−102387号公報
上述した特許文献1の画像形成装置では、判定手段が印刷可能と判定した場合、印刷内容が読み取り原稿に印刷されるように、搬送手段が読み取り原稿を印刷手段へ搬送するので、読み取り原稿の余白への印刷が可能となる。
ところで、特許文献1の画像形成装置では、印刷済み用紙の余白への印刷を可能としているものの、印刷可能な余白が複数検出された場合、印刷させたい余白の選択を行うことができない。このようなことから、印刷済み用紙の再利用をさらに適切に行うことができる装置の開発が望まれている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解消することができる画像形成装置及び画像形成プログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、プリンター部と、印刷済み用紙の第1の画像を読み取るセンサーと、印刷すべき第2の画像のサイズを検出する画像検出部と、前記センサーが読み取った画像データを元に、余白のサイズを検出する余白検出部と、前記余白検出部が前記第2の画像のサイズ以上の余白を複数検出した場合、前記プリンター部に対し、余白サイズの指定内容に該当する前記余白に前記第2の画像を印刷させるシステム制御部とを備えることを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記余白検出部が前記第2の画像のサイズ以上の余白を検出しなかった場合、前記印刷済み用紙を空送りし、前記空送りが指定回数に達すると、前記プリンター部による印刷を中断させることを特徴とする。
また、前記システム制御部は、印刷すべき前記第2の画像が複数のとき、前記余白検出部が検出した前記第2の画像のサイズ以上の各余白に印刷可能な前記第2の画像の各々を印刷させることを特徴とする。
また、前記システム制御部は、印刷すべき前記第2の画像が複数のとき、前記余白検出部が検出した前記第2の画像のサイズ以上の余白に印刷可能な前記第2の画像を印刷させた後、未印刷の画像が残っている場合、残りの前記第2の画像を次の前記印刷済み用紙の前記第2の画像のサイズ以上の余白に印刷させることを特徴とする。
また、原稿の前記第2の画像を読み取るスキャナー部を備え、
前記画像検出部は、前記スキャナー部が読み取った前記原稿の画像データを元に、前記第2の画像が有るかどうかを確認し、前記第2の画像が有る場合は前記第2の画像のサイズを検出することを特徴とする。
本発明の画像形成プログラムは、画像形成装置を制御するコンピューターに実行させる画像形成プログラムであって、センサーにより、印刷済み用紙の第1の画像を読み取る工程と、画像検出部により、印刷すべき第2の画像のサイズを検出する工程と、
余白検出部により、前記センサーが読み取った画像データを元に、余白のサイズを検出する工程と、システム制御部により、前記余白検出部が前記第2の画像のサイズ以上の余白を複数検出した場合、前記プリンター部に対し、余白サイズの指定内容に該当する前記余白に前記第2の画像を印刷させる工程とを有することを特徴とする。
本発明の画像形成装置及び画像形成プログラムでは、センサーにより、印刷済み用紙の両面の第1の画像を読み取り、画像検出部により、印刷すべき第2の画像のサイズを検出し、余白検出部により、センサーが読み取った画像データを元に、余白のサイズを検出し、システム制御部により、余白検出部が第2の画像のサイズ以上の余白を複数検出した場合、プリンター部に対し、余白サイズの指定内容に該当する余白に第2の画像を印刷させる。
これにより、第2の画像を印刷させる余白サイズを指定すると、余白検出部が第2の画像のサイズ以上の余白を複数検出した場合、システム制御部がプリンター部に対し、余白サイズの指定内容に該当する余白に第2の画像を印刷させるので、印刷すべき余白を選択できる。
本発明の画像形成装置及び画像形成プログラムによれば、印刷すべき余白を選択できるので、印刷済み用紙の再利用をさらに適切に行うことができる。
本発明の画像形成装置をMFPに適用した場合の一実施形態を説明するための図である。 図1のADFの概要について説明する図であって、図2(a)は図1のADFからの原稿の給紙を説明するための図であり、図2(b)は給紙された原稿を反転させるスイッチバック機構を説明するための図であり、図2(c)はスイッチバック機構によって反転された原稿の搬送を説明するための図である。 図1の制御部の構成を示す図である。 図3の余白検出部による余白検出の概要について説明するものであって、図4(a)は余白検出部が2つの名刺サイズの余白を検出した場合を示す図であり、図4(b)は余白検出部が名刺サイズの余白とL判サイズの余白とを検出した場合を示す図であり、図4(c)は余白検出部が名刺サイズの余白とハガキサイズの余白とを検出した場合を示す図であり、図4(d)は余白検出部がL判サイズの余白とA5サイズの余白とを検出した場合を示す図であり、図4(e)は余白検出部が用紙の表面側にL判サイズの余白とハガキサイズの余白とを検出し、用紙の裏面側にA5サイズの余白を検出した場合を示す図であり、図4(f)は余白検出部が用紙の裏面側の全域を余白として検出した場合を示す図である。 図1のMFP100による、片面印刷の処理について説明するためのフローチャートである。 図1のMFP100による、両面印刷の処理について説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の画像形成装置の一実施形態を、図1〜図6を参照しながら説明する。なお、以下の説明においての画像形成装置の一例としては、たとえば印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能等を搭載した複合的な周辺機器であるMFP(Multifunction Peripheral)であるものとする。
まず、図1に示すように、MFP100の本体100Aの内部には、スキャナー部101、制御部110、給紙部130、プリンター部140、定着部150、搬送部160、両面読み取りセンサー167等が搭載されている。なお、符号170は給紙トレイ171を有するADF(Auto Document Feeder)を示し、符号180は複数の排紙トレイ(A)181〜(F)186を有するメールボックスを示している。なお、排紙トレイ(A)181〜(F)186の数については、5個以下であってもよいし、6個以上であってもよい。
スキャナー部101は、詳細については後述するが、たとえばADF170から自動給紙される原稿200の画像を読み取る。なお、スキャナー部101は、片面印刷の場合、原稿200の画像が形成されている面側(たとえば表面側)を読み取る。また、スキャナー部101は、両面印刷の場合、原稿200の表面側及び裏面側の画像を読み取る。なお、原稿200にあっては、ADF170からの自動給紙に限らず、カバー170Cによって覆われているガラス面を有する原稿台100Bにセットし、スキャナー部101の水平移動によって読み取らせてもよい。
制御部110は、各部の動作を制御するものであり、詳細については後述する。給紙部130は、用紙サイズや用紙タイプの異なる様々な用紙133や印刷済み用紙134を収容できる複数の給紙カセット131a〜131cを収容する。なお、給紙カセット131a〜131cについては、たとえば下段の給紙カセット131cを、印刷済み用紙134用として設定し、上段の給紙カセット131a及び中段の給紙カセット131bを、白紙の用紙133用として設定できる。また、それぞれの給紙カセット131a〜131cには、給紙ローラー132が設けられている。給紙ローラー132は、給紙カセット131a〜131cからの用紙133や印刷済み用紙134を、搬送部160の後述の第1搬送路161に送り出す。
プリンター部140は、図示しない感光体ドラム、現像装置、帯電装置、露光装置等を有する、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(B)を含む画像形成ユニット141を備えている。また、プリンター部140は、1次転写ローラー142、駆動ローラー143、従動ローラー144、中間転写ベルト145、2次転写ローラー146を有している。画像形成ユニット141は、印刷データに基づき、帯電、露光及び現像の工程により図示しない感光体ドラム上にトナー像を形成する。また、1次転写ローラー142は、図示しない感光体ドラム上のトナー像を、駆動ローラー143及び従動ローラー44に張架されている中間転写ベルト145上に転写する。2次転写ローラー146は、用紙133又は印刷済み用紙134の裏面側から圧接し、用紙133又は印刷済み用紙134の表面側に中間転写ベルト145上のトナー画像を転写する。
定着部150は、加熱ローラー151と加圧ローラー152とを有している。加熱ローラー151は、図示しない熱源制御部によって制御される熱源からの熱を用紙133又は印刷済み用紙134に与える。加圧ローラー152は、用紙133又は印刷済み用紙134を加熱ローラー151側に押しつける。加圧ローラー152の加圧力は、図示しない加圧調整機構部によって調整される。そして、定着部150は、駆動ローラー143と2次転写ローラー146とにより、トナー画像が転写された用紙133又は印刷済み用紙134に対し、加圧ローラー152による圧と加熱ローラー151による熱とを加える。これにより、用紙133又は印刷済み用紙134にトナー画像が定着される。なお、図示しない加圧調整機構部は、加圧ローラー152を加熱ローラー151の方向に押圧する押圧部材、ばね、及びステッピングモーター等の駆動部で構成され、駆動部を動作させて押圧部材を移動させることにより、加圧ローラー152の加圧力を調整する。
搬送部160は、給紙カセット131a〜131cから分岐点164まで延びる第1搬送路161と、分岐点164からメールボックス180まで延びる第2搬送路162と、分岐点164で迂回し第1搬送路161に戻る第3搬送路163とを有している。なお、第1搬送路161及び第2搬送路162は、片面印刷に使用される。また、第3搬送路163は、両面印刷に使用される。
ここで、片面印刷では、第1搬送路161が用紙133又は印刷済み用紙134を矢印a方向に沿ってプリンター部140のトナー画像の転写位置まで搬送し、トナー画像の転写速度に合わせて定着部150側に搬送する。さらに、第1搬送路161が定着部150のトナー画像の定着位置まで搬送し、定着の終えた用紙133又は印刷済み用紙134を第2搬送路162側に搬送する。そして、第2搬送路162がトナー画像の定着された用紙133又は印刷済み用紙134を矢印a方向に沿ってメールボックス180側に搬送する。
両面印刷では、第1搬送路161が用紙133又は印刷済み用紙134を矢印a方向に沿ってプリンター部140のトナー画像の転写位置まで搬送し、トナー画像の転写速度に合わせて定着部150側に搬送する。さらに、第1搬送路161が定着部150のトナー画像の定着位置まで搬送し、定着の終えた用紙133又は印刷済み用紙134を第2搬送路162側に搬送する。続いて、第2搬送路162がトナー画像の定着された用紙133又は印刷済み用紙134を矢印a方向に沿ってメールボックス180側に搬送するが、用紙133又は印刷済み用紙134の後端が分岐点164に差しかかると、第3搬送路163が用紙133又は印刷済み用紙134を矢印b方向に沿って搬送し、第1搬送路161に送り出す。このとき、用紙133又は印刷済み用紙134が反転する(画像が形成されていない裏面側が中間転写ベルト145側に向けられる)。以降は、片面印刷と同様に、第2搬送路162がトナー画像の転写及び定着を終えた用紙133又は印刷済み用紙134を矢印a方向に沿ってメールボックス180側に搬送する。片面印刷及び両面印刷の場合、白紙の用紙133又は印刷済み用紙134が収容されている給紙カセット131a〜131cのいずれかを選択できる。
両面読み取りセンサー167は、第1搬送路161の上流側に第1搬送路161を挟むように配置されている。ここで、たとえば下段の給紙カセット131cを、印刷済み用紙134用として設定している場合、両面読み取りセンサー167は給紙カセット131cから送り出された印刷済み用紙134の両面の画像を読み取る。また、後述の図3に示す余白検出部120は、両面読み取りセンサー167が読み取った画像から余白a〜d(後述の図4参照)があるかどうかを確認し、余白a〜dが有る場合は余白a〜dのサイズを検出する。なお、余白検出部120は、余白a〜dのサイズの検出に併せて余白a〜dの位置を検出してもよい。
ADF170は、本体170Bの内部に配置された複数の搬送ローラー172〜177を有している。また、本体170Bには、給紙口178と排出口179とが設けられている。給紙トレイ171には、複数枚の原稿200をセットすることができる。また、給紙トレイ171にセットされ原稿200は、図示しない分離機構により1枚ずつに分離される。なお、分離機構としては、サッカー方式やフリクション方式等を採用することができる。
搬送ローラー172〜176は、後述の図2(a)に示すように、点線で示す原稿200の搬送路170aに沿って配置されている。搬送ローラー177は、後述の図2(b)に示すように、点線で示す原稿200の搬送路170bに沿って配置されている。また、搬送路170bに沿って搬送された原稿200は、後述の図2(c)に示すように、点線で示す搬送路170cに沿って搬送され、さらに図2(a)に示す搬送路170aに沿って搬送され、排出口179からカバー170Cの上面側に排出される。ここで、搬送ローラー176、177、173により、スイッチバック機構170Aが構成されている。なお、搬送ローラー172〜177の配置については、機種毎に異なるものであり、任意に変更してもよい。また、搬送ローラー176、177、173によるスイッチバック機構170Aについても、機種毎に異なるものであり、任意に変更してもよい。
メールボックス180は、制御部110の制御により、余白a〜dに画像が印刷された印刷済み用紙134や、空送りされた印刷済み用紙134に対し、指定された排紙トレイ(A)181〜(F)186への仕分けを行う。なお、空送りとは、印刷すべき画像のサイズ以上の余白を持たない印刷済み用紙134を、プリンター部140での印刷を行わせずに送り出すことである。つまり、印刷済み用紙134に余白a〜dが無ければ、プリンター部140での印刷済み用紙134への画像の印刷が行われない。また、印刷済み用紙134に余白a〜dが有ったとしても、余白a〜dが原稿200の画像のサイズより小さい場合、プリンター部140での印刷済み用紙134への画像の印刷が行われない。これらの状況では、印刷済み用紙134への画像の印刷を行わず、プリンター部140から送り出す。
ここで、たとえば排紙トレイ(A)181を余白a〜dに画像を印刷した印刷済み用紙134の排出先として設定し、排紙トレイ(B)182を空送りされた印刷済み用紙134の排出先として設定しておくことで、余白a〜dに画像が印刷された印刷済み用紙134であるかどうかを区別できる。なお、排紙トレイ(A)181〜(F)186が1個である場合、メールボックス180によりシフト排出を行わせてもよい。ここで、シフト排出とは、たとえば排紙トレイ(A)181に、基準位置と、基準位置から排出方向と直交する方向(用紙幅方向)に一定量シフトしたシフト位置とを設け、余白a〜dに画像が印刷された印刷済み用紙134を基準位置に排出し、空送りされた印刷済み用紙134をシフト位置に排出することである。これにより、たとえば排紙トレイ(A)181に、余白a〜dに画像が印刷された印刷済み用紙134と空送りされた印刷済み用紙134とが排出されても、余白a〜dに画像が印刷された印刷済み用紙134と空送りされた印刷済み用紙134とを区別できる。
次に、図2を参照し、ADF170の概要について説明する。まず、図2(a)に示すように、搬送ローラー172は、本体170Bの給紙口178の近傍に配置されており、上述の図示しない分離機構により分離された原稿200の表裏面に圧接し、給紙トレイ171上の原稿200の一番上側の1枚を回転しながら本体170B内部に引き込み、スキャナー部101側に送り出す。
搬送ローラー173は、図2(a)、(b)に示す搬送路170a、170b上において搬送ローラー172の下流側に位置し、搬送ローラー172が送り出した原稿200を搬送路170a、170bに沿って下流側の搬送ローラー174側に送り出す。搬送ローラー174は、図2(a)、(b)に示す搬送路170a、170b上において搬送ローラー173の下流側に位置し、搬送ローラー173が送り出した原稿200を搬送路170a、170bに沿って下流側のスキャナー部101側に送り出す。
スキャナー部101は、搬送路170a、170b上において搬送ローラー174の下流側に位置し、搬送ローラー174が送り出した原稿200を読み取る。すなわち、スキャナー部101は、搬送路170a、170bの下方側に位置し、たとえば片面読み取り設定が指定された場合、原稿200の表面側を読み取る。一方、両面読み取り設定が指定されたの場合、スキャナー部101は、原稿200の裏面側も読み取る。この場合、原稿200の裏面側は、上述したスイッチバック機構170Aにより、図2(c)に示す搬送路170cに沿って送り出されることで反転し、スキャナー部101により読み取られる。
ここで、原稿200の表面側とは、給紙トレイ171にセットされた原稿200の上方に向けられている面側である。片面読み取り設定が指定された場合、原稿200の表面側がスキャナー部101により読み取られ、搬送路170aに沿って搬送された後、排出口179からカバー170Cの上面側に排出される。両面読み取り設定が指定された場合、一定速度で搬送される原稿200の表面側がスキャナー部101により読み取られた後、スイッチバック機構170Aによって反転され、原稿200の裏面側がスキャナー部101によって読み取られ、搬送路170aに沿って搬送された後、排出口179からカバー170Cの上面側に排出される。
搬送ローラー175は、搬送路170a、170b上においてスキャナー部101の下流側に位置し、搬送ローラー174が送り出した原稿200を、搬送路170cに沿って本体170Bの排出口179側に送り出す。搬送ローラー176は、搬送路170a、170b上において搬送ローラー175の下流側に位置し、片面読み取り設定が指定された場合、搬送ローラー174が送り出した原稿200を、搬送路170aに沿って排出口179から排出する。また、搬送ローラー176は、両面読み取り設定が指定された場合、排出口179から排出した原稿200を搬送ローラー177側に送り出す。
搬送ローラー177は、図2(b)に示すように、搬送路170b上において搬送ローラー176の下流側に位置し、搬送ローラー176が送り出した原稿200を、搬送路170bに沿って搬送ローラー173側に送る。なお、搬送ローラー173側に送られ原稿200は、図2(c)に示すように、搬送路170cに沿ってスキャナー部101側に送られ、スキャナー部101により読み取られる。ここで、読み取られる原稿200の面は、スイッチバック機構170Aによって反転された裏面側である。そして、スキャナー部101により読み取られた原稿200は、搬送路170cに沿って搬送され、さらに図2(a)に示す搬送路170aに沿って搬送され、排出口179からカバー170Cの上面側に排出される。
次に、図3を参照し、図1の制御部110の構成について説明する。制御部110は、スキャナー部101、プリンター部140、FAX(Facsimile)部102、I/F(インターフェース)103、両面読み取りセンサー167、パネル部104及びHDD105の動作を制御する。
スキャナー部101は、イメージセンサ(図示省略)によって読み取られる、たとえば原稿200上の画像をデジタルの画像データに変換し、制御部110に入力するデバイスである。プリンター部140は、制御部110から出力される印刷データに基づき、白紙の用紙133、又は印刷済み用紙134の余白a〜d(後述の図4参照)等に画像を印刷するデバイスである。FAX部102は、制御部110から出力されるデータを、電話回線を通じ相手方となるファクシミリへと送信し、また、相手方ファクシミリからのデータを受信して制御部110に入力するデバイスである。
I/F103は、ネットワークを介し、他のMFP100やユーザー端末等との通信を受け持つ。なお、I/F103は、図示しないコンテンツサーバーやウェブサーバー等との通信を受け持ってもよい。両面読み取りセンサー167は、たとえば給紙カセット131cから給紙された印刷済み用紙134の両面の画像を読み取る。パネル部104は、たとえばMFP100の印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能や、各種設定のための表示を行うタッチパネルとハードウェアキーとを有するデバイスである。HDD105は、MFP100の種々の機能を提供するためのアプリケーションプログラム等を記憶している記憶デバイスである。また、HDD105は、ユーザー端末側から登録された印刷ジョブを記憶するユーザーボックスを有している。
制御部110は、認証プログラム等のアプリケーションプログラム、画像形成プログラム、及び制御プログラム等を実行してMFP100全体の動作を制御するプロセッサーである。制御部110は、スキャナー制御部111、プリンター制御部112、FAX制御部113、通信制御部114、RAM(Random Access Memory)115、EEPROM(electrically erasable and programmable read-only memory)116、センサー制御部117、画像処理部118、画像検出部119、余白検出部120、パネル操作制御部121、HDD制御部122、システム制御部123を備えている。また、これらは、データバス124に接続されている。
スキャナー制御部111は、スキャナー部101の読み取り動作を制御する。プリンター制御部112は、プリンター部140の印刷動作を制御する。FAX制御部113は、FAX部102によるデータの送受信動作を制御する。通信制御部114は、I/F103を介し、ネットワーク経由でのデータ等の送受信の制御を行う。RAM115は、プログラムを実行するためのワークメモリーである。また、RAM115は、画像処理部118によって画像処理(ラスタライズ)された印刷データを記憶する。EEPROM116には、各部の動作チェックや起動シーケンスを生成する制御プログラム等が記憶されている。
センサー制御部117は、両面読み取りセンサー167の読み取り動作を制御する。画像処理部118は、スキャナー部101によって読み取られた画像データに対する画像処理(ラスタライズ)を行う。また、画像処理部118は、HDD105のユーザーボックスに登録された印刷ジョブに対する画像処理(ラスタライズ)を行う。なお、システム制御部123は、画像処理部118が画像処理(ラスタライズ)した印刷データを、一旦、RAM115に記憶させる。
画像検出部119は、スキャナー部101が読み取った原稿200の画像データを元に、画像が有るかどうかを確認し、画像が有る場合は画像のサイズを検出する。なお、画像検出部119が画像を検出する際、スキャナー部101が読み取った画像データを元に、たとえば黒データの有る領域を検出する。これにより、システム制御部123は、画像のサイズが、たとえば名刺サイズの程度であるか、L判サイズの程度であるか、ハガキサイズの程度であるか、A5サイズの程度であるかを判断できる。また、画像検出部119は、スキャナー部101が読み取った原稿200の画像のサイズを検出する以外に、印刷データに基づいた画像のサイズを検出してもよい。
余白検出部120は、両面読み取りセンサー167が読み取った画像データを元に、余白a〜d(後述の図4参照)が有るかどうかを確認し、余白a〜dが有る場合は余白a〜dのサイズを検出する。また、余白検出部120は、余白a〜dが複数ある場合、それぞれの余白a〜dのサイズを検出する。なお、余白検出部120は、余白a〜dのサイズの検出に併せて余白a〜dの位置を検出してもよい。また、余白検出部120が余白a〜dを検出する際、スキャナー部101が読み取った画像データを元に、たとえば黒データの無い領域を検出する。
パネル操作制御部121は、パネル部104の表示動作を制御する。また、パネル操作制御部121は、パネル部104を介し、印刷、コピー、FAX、ネットワーク経由でのデータ送受信等の設定を受け付ける。また、パネル操作制御部121は、パネル部104を介し、印刷済み用紙134の給紙カセット131cの指定、原稿200の片面読み取り、又は両面読み取りの指定、空送り回数の指定、余白サイズの指定等を受け付ける。なお、空送りとは、上述したように、余白a〜dの有無に関わらず、プリンター部140での印刷済み用紙134への画像の印刷を行わず、プリンター部140から送り出すことである。また、空送り回数とは、何枚の印刷済み用紙134を空送りしてよいかを示す数である。このように、空送り回数を指定することで、たとえば給紙カセット131cに印刷可能な画像のサイズの余白a〜dが無い印刷済み用紙134が連続的に重なって収容されていても、給紙カセット131cからの無駄な給紙動作を抑制できる。
また、余白サイズの指定は、余白検出部120が画像検出部119の検出した画像のサイズ以上の余白a〜dを複数検出した場合、どのサイズの余白a〜dに画像を印刷するかを指定することである。この場合、余白サイズの指定を、たとえば「最も大きいサイズ」、「デフォルト」の2通りから選択させるようにしてもよい。これにより、たとえば「最も大きいサイズ」が選択された場合は、印刷済み用紙134の表面側及び裏面側の余白a〜dのうち、画像のサイズ以上であって最もサイズの大きい余白に画像を印刷できる。また、「デフォルト」が選択された場合は、印刷済み用紙134の表面側の余白a〜dのうち、画像のサイズ以上の余白の1つ(例えば、両面読み取りセンサー167が最初に検出した余白)に画像を印刷できる(両面印刷の場合は表面側および裏面側のそれぞれについて、画像のサイズ以上の余白の1つに画像を印刷できる。)。つまり、たとえば画像のサイズ以上の余白a〜dが印刷済み用紙134の表面側と裏面側とに有るとし、裏面側の余白a〜dのサイズが表面側の余白a〜dのサイズより大きいとする。この場合、「最も大きいサイズ」が選択された場合は、印刷済み用紙134を両面印刷で使用される第3搬送路163で反転させる必要があり、時間を要する。これに対し、「デフォルト」が選択された場合は、表面側の余白a〜dに対しての印刷が行われるため、両面印刷で使用される第3搬送路163で反転させる必要が無くなり、時間短縮が図れる。つまり、「デフォルト」を選択することで、たとえば画像のサイズ以上の余白a〜dが印刷済み用紙134の表面側と裏面側とに有ったとしても、印刷の時間短縮が図れる余白a〜dが選択されることになる。
また、余白サイズの指定を、たとえば「最も大きいサイズ」、「最も小さいサイズ」、「デフォルト」の3通りから選択させるようにしてもよい。これにより、たとえば「最も小さいサイズ」が選択された場合は、印刷済み用紙134の表面側及び裏面側の余白a〜dのうち、画像のサイズ以上であって最もサイズの小さい余白に画像を印刷できる。「最も小さいサイズ」を選択することで、画像が印刷された用紙をさらに、再利用できる可能性を向上させることができる。
また、余白サイズの指定として、上記に加えて、「スマートeco」を選択させるようにしてもよい。これにより、「印刷可能な全ての余白」が選択された場合、複数の画像があれば、印刷済み用紙134の表面側の余白a〜d(両面印刷の場合は表面側及び裏面側の余白a〜d)のうち、画像のサイズ以上の余白に各画像を順に印刷できる。但し、表面側と裏面側とで画像のサイズ以上の余白の領域が重複する場合、表面側の余白a〜dに画像を印刷できる。したがって、他の指定と比較して印刷の時間短縮を図ることができる。
HDD制御部122は、HDD105に対するデータの読み出し及び書き込み等を制御する。システム制御部123は、各部の連携動作等を制御する。また、システム制御部123は、パネル操作制御部121がパネル部104を介してADF170での原稿200の片面読み取り、又は両面読み取りの指定を受け付けると、ADF170での原稿200の搬送し、スキャナー制御部111によるスキャナー部101によっての原稿200の画像の読み取り、両面読み取りセンサー167による印刷済み用紙134の画像の読み取り、画像検出部119による原稿200の画像の検出、余白検出部120による印刷済み用紙134の余白a〜dの検出等を指示する。また、システム制御部123は、余白検出部120の検出した余白a〜dのサイズが画像検出部119の検出した画像のサイズより小さい場合、プリンター制御部112に対し、印刷済み用紙134の空送りを指示する。また、システム制御部123は、余白検出部120の検出した余白a〜dのサイズが画像検出部119の検出した画像のサイズ以上である場合、プリンター制御部112に対し、印刷済み用紙134への印刷を指示する。また、システム制御部123は、余白検出部120が画像検出部119の検出した画像のサイズ以上の余白a〜dを複数検出した場合、パネル部104を介しての余白サイズの指定に従った余白a〜dに画像を印刷させる。なお、システム制御部123は、複数の画像がある場合において、印刷済み用紙134の画像のサイズ以上の余白a〜dへの画像の印刷が終了したとき、未印刷の画像が残っている場合、次の印刷済み用紙134画像のサイズ以上の余白a〜dに残りの画像を印刷させる。
次に、図4を参照し、余白検出の概要について説明する。なお、以下に示す図は、両面読み取りセンサー167が読み取った印刷済み用紙134のイメージ画像である。また、以下の図に示す余白a〜dは、余白検出部120が検出したものである。また、図4(a)〜図4(d)に示す印刷済み用紙134については表面側にのみ余白a〜dが有る場合を示し、図4(e)に示す印刷済み用紙134については表面側と裏面側とに余白b〜dが有る場合を示し、図4(f)に示す印刷済み用紙134については裏面側の全域が余白である場合を示している。また、余白検出部120が検出する余白a〜dは、たとえば名刺サイズ以上としている。
まず、図4(a)は、余白検出部120が2つの余白aを検出した場合を示している。
ここで、余白aは、たとえば名刺サイズとする。図4(a)の例では、余白aが印刷済み用紙134の表面側の右上と右下に位置している。また、余白検出部120は、2つの余白aのサイズと位置とを検出する。
図4(b)は、余白検出部120が複数の余白a、bを検出した場合を示している。ここで、余白aは、たとえば名刺サイズとする。また、余白bは、たとえばL判サイズとする。図4(b)の例では、余白aが印刷済み用紙134の表面側の右上に位置し、余白bが印刷済み用紙134の表面側の右下に位置している。また、余白検出部120は、余白a、bのサイズと位置とを検出する。
図4(c)は、余白検出部120が複数の余白a、cを検出した場合を示している。ここで、余白aは、たとえば名刺サイズとする。また、余白cは、たとえばハガキサイズとする。図4(c)の例では、余白aが印刷済み用紙134の表面側の右上に位置し、余白cが印刷済み用紙134の表面側の右下に位置している。また、余白検出部120は、余白a、cのサイズと位置とを検出する。
図4(d)は、余白検出部120が複数の余白b、dを検出した場合を示している。ここで、余白bは、たとえばL判サイズとする。また、余白dは、たとえばA5サイズとする。図4(d)の例では、余白bが印刷済み用紙134の表面側の右上に位置し、余白dが印刷済み用紙134の表面側の下段に位置している。また、余白検出部120は、余白b、dのサイズと位置とを検出する。
図4(e)は、余白検出部120が複数の余白b、c、dを検出した場合を示している。ここで、余白bは、たとえばL判サイズとする。また、余白cは、ハガキサイズとする。また、余白dは、A5サイズとする。図4(e)の例では、余白bが印刷済み用紙134の表面側の右上に位置し、余白cが印刷済み用紙134の表面側の下段に位置している。また、余白dが原稿200の裏面側の下段に位置している。また、余白検出部120は、余白b、c、dのサイズと位置とを検出する。図4(f)は、余白検出部120が裏面側の全域の余白を検出した場合を示している。
次に、図5を参照し、片面印刷の処理について説明する。なお、以下では、原稿200はADF170の給紙トレイ171にセットされるものとする。また、原稿200の画像は、原稿200の表面側に印刷されているものとする。なお、原稿200の表面側とは、給紙トレイ171にセットされた原稿200の上方に向けられている面側である。また、ADF170の給紙トレイ171にセットされる原稿200は、複数枚として説明する。また、原稿200の画像の読み取りは、片面読み取り設定が指定されているものとして説明する。また、画像検出部119が検出する画像のサイズは、たとえばハガキサイズの程度とする。また、印刷済み用紙134は、給紙カセット131cから給紙させるように設定されているものとする。また、余白a〜dのいずれかに画像が印刷された印刷済み用紙134はメールボックス180の排紙トレイ(A)に排出され、余白a〜dのいずれにも画像が印刷されずに空送りされた印刷済み用紙134はメールボックス180の排紙トレイ(B)に排出されるものとする。余白a〜dの指定サイズが「最も大きいサイズ」または「デフォルト」となっているとする。
(ステップS101)
システム制御部123は、原稿200の読み取りを指示する。
この場合、システム制御部123は、ADF170に対し原稿200の給紙を指示する。また、システム制御部123は、片面読み取り設定が指定されていることを確認し、ADF170に対し、片面読み取りを指示する。
また、システム制御部123は、スキャナー制御部111に対し、スキャナー部101による読み取りを指示する。
ここで、ADF170において、片面読み取りを行うとき、図2(a)に示したように、搬送ローラー172が給紙トレイ171上の原稿200の内部に引き込む。また、搬送ローラー173、174が原稿200をスキャナー部101側に送り出すと、スキャナー部101が原稿200の表面側の画像を読み取る。そして、搬送ローラー175、176が原稿200を排出口179からカバー170Cの上面側に排出させる。
(ステップS102)
システム制御部123は、原稿200の読み取りが完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部123は、スキャナー制御部111からの原稿200の読み取りを終えたことを示す通知が無ければ原稿200の読み取りが完了していないと判断する(ステップS102:No)。
これに対し、システム制御部123は、スキャナー制御部111からの原稿200の読み取りを終えたことを示す通知が有れば原稿200の読み取りが完了したと判断し(ステップS102:Yes)、ステップS103に移行する。
(ステップS103)
システム制御部123は、原稿200の画像のサイズの検出を指示する。
この場合、システム制御部123は、画像検出部119に対し、原稿200の画像のサイズの検出を指示する。
このとき、画像検出部119は、スキャナー部101が読み取った画像データを元に、たとえば黒データの有る領域を検出する。これにより、システム制御部123は、画像のサイズが、たとえば名刺サイズの程度であるか、L判サイズの程度であるか、ハガキサイズの程度であるか、A5サイズの程度であるかを判断できる。
(ステップS104)
システム制御部123は、給紙カセット131cからの印刷済み用紙134の給紙を指示する。
このとき、給紙カセット131cの給紙ローラー132が給紙カセット131cから印刷済み用紙134搬送部160の第1搬送路161に送り出す。
(ステップS105)
システム制御部123は、印刷済み用紙134の余白検出を指示する。
この場合、システム制御部123は、センサー制御部117に対し、両面読み取りセンサー167による印刷済み用紙134の読み取りを指示する。
また、システム制御部123は、余白検出部120に対し余白a〜dの検出を指示する。
(ステップS106)
システム制御部123は、余白a〜dの検出が完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部123は、余白検出部120からの余白a〜dの検出を終えたことを示す通知が無ければ余白a〜dの検出が完了していないと判断する(ステップS106:No)。
これに対し、システム制御部123は、余白検出部120からの余白a〜dの検出を終えたことを示す通知が有れば余白a〜dの検出が完了したと判断し(ステップS106:Yes)、ステップS107に移行する。
(ステップS107)
システム制御部123は、画像のサイズ以上の余白a〜dがあるかどうかを判断する。
この場合、システム制御部123は、画像検出部119が検出した画像のサイズが、上述したように、たとえばハガキサイズの程度であるとき、余白検出部120が検出した余白a〜dがハガキサイズ以上かどうかを確認する。この場合、システム制御部123は、余白検出部120が検出した印刷済み用紙134の表面側及び裏面側の余白a〜dのサイズを確認する。
なお、システム制御部123は、画像検出部119が検出した画像のサイズを、実測サイズで判断してもよい。
ここで、余白検出部120は、図4(a)のように、名刺サイズの余白aのみを検出したとする。また、余白検出部120は、図4(b)のように、名刺サイズの余白aとL判サイズの余白bとを検出したとする。
このとき、システム制御部123は、ハガキサイズ以上の余白が無いと判断し(ステップS107:No)、ステップS111に移行する。
また、システム制御部123は、ハガキサイズ以上の余白c、dが無いと判断した場合、プリンター部140での印刷済み用紙134への画像の印刷を行わせず、プリンター部140から送り出すように指示する。
これに対し、余白検出部120は、図4(c)のように、名刺サイズの余白aとハガキサイズの余白cとを検出したとする。また、余白検出部120は、図4(d)のように、L判サイズの余白bとA5サイズの余白dとを検出したとする。また、余白検出部120は、図4(e)のように、表面側にL判サイズの余白bとハガキサイズの余白cとを検出し、裏面側にA5サイズの余白dを検出したとする。また、余白検出部120は、図4(f)のように、裏面側の全域に余白を検出したとする。
この場合、システム制御部123は、ハガキサイズ以上の余白c、dが有ると判断し(ステップS107:Yes)、ステップS108に移行する。
(ステップS108)
システム制御部123は、画像のサイズ以上の余白a〜dが複数有るかどうかを判断する。
ここで、余白検出部120は、図4(c)のように、名刺サイズの余白aとハガキサイズの余白cとを検出したとする。また、余白検出部120は、図4(d)のように、L判サイズの余白bとA5サイズの余白dとを検出したとする。また、余白検出部120は、図4(f)のように、裏面側の全域に余白を検出したとする。
この場合、システム制御部123は、ハガキサイズ以上の余白c、dが複数無いと判断し(ステップS108:No)、ステップS110に移行する。
一方、余白検出部120は、図4(e)のように、表面側にL判サイズの余白bとハガキサイズの余白cとを検出し、裏面側にA5サイズの余白dを検出したとする。
この場合、システム制御部123は、ハガキサイズ以上の余白が複数有ると判断し(ステップS108:Yes)、ステップS109に移行する。
(ステップS109)
システム制御部123は、指定サイズの余白a〜dへの印刷を指示する。
ここで、余白a〜dの指定サイズが「最も大きいサイズ」となっているとする。
また、余白検出部120は、図4(e)のように、表面側にL判サイズの余白bとハガキサイズの余白cとを検出し、裏面側にA5サイズの余白dを検出したとする。
この場合、システム制御部123は、裏面側のA5サイズの余白dが表面側のハガキサイズの余白cより大きいため、裏面側のA5サイズの余白dに対する印刷を指示する。
この場合、印刷済み用紙134を、両面印刷で使用される第3搬送路163で反転させた後、第1搬送路161に沿ってプリンター部140まで搬送させる。そして、裏面側のA5サイズの余白dに画像が印刷された印刷済み用紙134を、第2搬送路162に沿ってメールボックス180側に搬送させる。
これに対し、余白a〜dの指定サイズが「デフォルト」となっているとする。
この場合、システム制御部123は、表面側のハガキサイズの余白cに対する印刷を指示する。
そして、表面側のハガキサイズの余白cに画像が印刷された印刷済み用紙134を、第2搬送路162に沿ってメールボックス180側に搬送させる。
このように、余白a〜dの指定サイズが「デフォルト」となっていると、印刷済み用紙134を両面印刷で使用される第3搬送路163で反転させる必要が無くなり、時間短縮が図れる。
(ステップS110)
システム制御部123は、余白a〜dへの印刷を指示する。
ここで、余白検出部120は、図4(c)のように、名刺サイズの余白aとハガキサイズの余白cとを検出したとする。この場合、システム制御部123は、図4(c)のハガキサイズの余白cへの印刷を指示する。
また、余白検出部120は、図4(d)のように、L判サイズの余白bとA5サイズの余白dとを検出したとする。この場合、システム制御部123は、図4(d)のA5サイズの余白dへの印刷を指示する。
また、余白検出部120は、図4(f)のように、裏面側の全域に余白を検出したとする。この場合、システム制御部123は、図4(f)の裏面側の余白への印刷を指示する。
(ステップS111)
システム制御部123は、メールボックス180に対し、排紙トレイ(A)181への排出を指示する。
このとき、メールボックス180は、第2搬送路162に沿って搬送された印刷済み用紙134(余白a〜dに画像が印刷された用紙)を受け取り、排紙トレイ(A)181へ排出する。
(ステップS112)
システム制御部123は、メールボックス180に対し、排紙トレイ(B)182への排出を指示する。
このとき、メールボックス180は、第2搬送路162に沿って搬送された印刷済み用紙134(画像のサイズ以上の余白a〜dが無い用紙)を受け取り、排紙トレイ(B)182へ排出する。
(ステップS113)
システム制御部123は、空送りが指定回数に達したかどうかを判断する。
ここで、空送りとは、上述したように、プリンター部140での印刷済み用紙134への画像の印刷を行わせず、プリンター部140から送り出すことである。
この場合、システム制御部123は、空送りが指定回数(たとえば5回)に達していなければ、空送りが指定回数に達していないと判断し(ステップS113:No)、ステップS104に戻る。
これに対し、システム制御部123は、空送りが指定回数(たとえば5回)に達していれば、空送りが指定回数に達したと判断し(ステップS113:Yes)、ステップS114に移行する。
(ステップS114)
システム制御部123は、プリンター制御部112に対し、プリンター部140による印刷を中断させる。
これにより、たとえばハガキサイズ以上の余白c、dを持たない印刷済み用紙134の給紙が連続しても、指定回数(たとえば5回)に達した時点で、給紙動作を停止させることにより、給紙カセット131cからの無駄な給紙動作を抑制できる。
この場合、システム制御部123は、パネル操作制御部121を介し、パネル部104に印刷を中断させたことを示す内容を表示させてもよい。
次に、図6を参照し、両面印刷の処理について説明する。なお、以下では、上記同様に、原稿200はADF170の給紙トレイ171にセットされるものとする。また、原稿200の画像は、原稿200の表面側と裏面側とに印刷されているものとする。なお、原稿200の表面側とは、給紙トレイ171にセットされた原稿200の上方に向けられている面側である。また、ADF170の給紙トレイ171にセットされる原稿200は、複数枚として説明する。また、原稿200の画像の読み取りは、両面読み取り設定が指定されているものとして説明する。また、画像検出部119が検出する印刷済み用紙134の表面側及び裏面側の画像のサイズは、たとえばL判サイズの程度とする。また、印刷済み用紙134は、給紙カセット131cから給紙させるように設定されているものとする。また、余白a〜dのいずれかに画像が印刷された印刷済み用紙134はメールボックス180の排紙トレイ(A)に排出され、余白a〜dのいずれにも画像が印刷されずに空送りされた印刷済み用紙134はメールボックス180の排紙トレイ(B)に排出されるものとする。また、余白a〜dの指定サイズが「最も大きいサイズ」または「デフォルト」となっているとする。
(ステップS201)
システム制御部123は、原稿200の読み取りを指示する。
この場合、システム制御部123は、ADF170に対し原稿200の給紙を指示する。また、システム制御部123は、両面読み取り設定が指定されていることを確認し、ADF170に対し、両面読み取りを指示する。
また、システム制御部123は、スキャナー制御部111に対し、スキャナー部101による読み取りを指示する。
ここで、ADF170において、両面読み取りを行うとき、図2(b)に示したように、搬送ローラー176が排出口179からカバー170Cの上面側に送り出した表面側の画像が読み取られた原稿200を、内部に引き込む。このとき、スイッチバック機構170Aを原稿200を反転させ、搬送ローラー176が図2(c)に示したように、スキャナー部101側に送り出すと、スキャナー部101が原稿200の裏面側の画像を読み取る。そして、搬送ローラー175、176が原稿200を排出口179からカバー170Cの上面側に排出させる。
(ステップS202)
システム制御部123は、原稿200の読み取りが完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部123は、スキャナー制御部111からの原稿200の読み取りを終えたことを示す通知が無ければ原稿200の読み取りが完了していないと判断する(ステップS202:No)。
これに対し、システム制御部123は、スキャナー制御部111からの原稿200の読み取りを終えたことを示す通知が有れば原稿200の読み取りが完了したと判断し(ステップS202:Yes)、ステップS203に移行する。
(ステップS203)
システム制御部123は、原稿200の画像のサイズの検出を指示する。
この場合、システム制御部123は、画像検出部119に対し、原稿200の画像のサイズの検出を指示する。
このとき、画像検出部119は、スキャナー部101が読み取った画像データを元に、たとえば黒データの有る領域を検出する。これにより、システム制御部123は、画像のサイズが、たとえば名刺サイズの程度であるか、L判サイズの程度であるか、ハガキサイズの程度であるか、A5サイズの程度であるかを判断できる。
(ステップS204)
システム制御部123は、給紙カセット131cからの印刷済み用紙134の給紙を指示する。
このとき、給紙カセット131cの給紙ローラー132が給紙カセット131cから印刷済み用紙134搬送部160の第1搬送路161に送り出す。
(ステップS205)
システム制御部123は、印刷済み用紙134の余白検出を指示する。
この場合、システム制御部123は、センサー制御部117に対し、両面読み取りセンサー167による印刷済み用紙134の読み取りを指示する。
また、システム制御部123は、余白検出部120に対し余白a〜dの検出を指示する。
(ステップS206)
システム制御部123は、余白a〜dの検出が完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部123は、余白検出部120からの余白a〜dの検出を終えたことを示す通知が無ければ余白a〜dの検出が完了していないと判断する(ステップS206:No)。
これに対し、システム制御部123は、余白検出部120からの余白a〜dの検出を終えたことを示す通知が有れば余白a〜dの検出が完了したと判断し(ステップS206:Yes)、ステップS207に移行する。
(ステップS207)
システム制御部123は、画像のサイズ以上の余白a〜dがあるかどうかを判断する。
この場合、システム制御部123は、画像検出部119が検出した原稿200の表面側及び裏面側の画像のサイズが、上述したように、たとえばL判サイズの程度であるとき、余白検出部120が検出した余白a〜dがL判サイズ以上かどうかを確認する。この場合、システム制御部123は、余白検出部120が検出した印刷済み用紙134の表面側及び裏面側の余白a〜dのサイズを確認する。
なお、システム制御部123は、上記同様に、画像検出部119が検出した画像のサイズを、実測サイズで判断してもよい。
ここで、余白検出部120は、図4(a)のように、名刺サイズの余白aのみを検出したとする。
このとき、システム制御部123は、L判サイズ以上の余白が無いと判断し(ステップS207:No)、ステップS215に移行する。
また、システム制御部123は、L判サイズ以上の余白b、c、dが無いと判断した場合、プリンター部140での印刷済み用紙134への画像の印刷を行わせず、プリンター部140から送り出すように指示する。
これに対し、余白検出部120は、図4(b)のように、名刺サイズの余白aとL判サイズの余白bとを検出したとする。また、余白検出部120は、図4(c)のように、名刺サイズの余白aとハガキサイズの余白cとを検出したとする。また、余白検出部120は、図4(d)のように、L判サイズの余白bとA5サイズの余白dとを検出したとする。また、余白検出部120は、図4(e)のように、表面側にL判サイズの余白bとハガキサイズの余白cとを検出し、裏面側にA5サイズの余白dを検出したとする。また、余白検出部120は、図4(f)のように、裏面側の全域に余白を検出したとする。
この場合、システム制御部123は、L判サイズ以上の余白b、c、dが有ると判断し(ステップS207:Yes)、ステップS208に移行する。
(ステップS208)
システム制御部123は、余白a〜dが印刷済み用紙134の両面に有るかどうかを判断する。
ここで、余白検出部120は、図4(b)のように名刺サイズの余白aとL判サイズの余白bとを検出し、又は図4(c)のように名刺サイズの余白aとハガキサイズの余白cとを検出し、又は図4(d)のようにL判サイズの余白bとA5サイズの余白dとを検出し、又は図4(f)のように裏面側の全域に余白を検出したとする。
この場合、システム制御部123は、L判サイズ以上の余白b、c、dが印刷済み用紙134の両面に無いと判断し(ステップS208:No)、ステップS211に移行する。
一方、余白検出部120は、図4(e)のように、表面側にL判サイズの余白bとハガキサイズの余白cとを検出し、裏面側にA5サイズの余白dを検出したとする。
この場合、システム制御部123は、L判サイズ以上の余白b、c、dが印刷済み用紙134の両面に有ると判断し(ステップS208:Yes)、ステップS209に移行する。
(ステップS209)
システム制御部123は、印刷済み用紙134の両面の指定サイズの余白a〜dへの印刷を指示する。
ここで、余白a〜dの指定サイズが「最も大きいサイズ」となっているとする。
また、余白検出部120は、たとえば図4(e)のように、表面側にL判サイズの余白bとハガキサイズの余白cとを検出し、裏面側にA5サイズの余白dを検出したとする。
この場合、システム制御部123は、表面側のハガキサイズの余白cが最も大きいサイズであることを確認し、表面側のハガキサイズの余白cに対する印刷を指示する。なお、表面側のハガキサイズの余白cに対しては、原稿200の表面側の画像が印刷される。
また、システム制御部123は、裏面側のA5サイズの余白dが最も大きいサイズであることを確認し、裏面側のA5サイズの余白dに対する印刷を指示する。なお、裏面側のA5サイズの余白dに対しては、原稿200の裏面側の画像が印刷される。
これに対し、余白a〜dの指定サイズが「デフォルト」となっているとする。
この場合、システム制御部123は、余白検出部120が図4(e)のように、表面側にL判サイズの余白bとハガキサイズの余白cとを検出し、裏面側にA5サイズの余白dを検出したとき、表面側及び裏面側にL判サイズ以上の余白b、c、dがあるため、表面側の余白bおよび余白cのいずれか(例えば、両面読み取りセンサー167が表面側で最初に検出した方の余白)と裏面側の余白dへの印刷を指示する。
このとき、システム制御部123は、印刷済み用紙134を第1搬送路161に沿ってプリンター部140まで搬送させ、プリンター部140によって印刷済み用紙134の表面側の余白cに画像を印刷させる。また、プリンター部140によって画像の印刷を終えた印刷済み用紙134を、上述したように、第3搬送路163側で反転させ、第1搬送路161に沿ってプリンター部140まで搬送させる。そして、プリンター部140により、印刷済み用紙134の裏面側の余白に画像を印刷させる。また、両面の余白に画像が印刷された印刷済み用紙134を、第2搬送路162に沿ってメールボックス180側に搬送させる。
(ステップS210)
システム制御部123は、メールボックス180に対し、排紙トレイ(A)181への排出を指示する。
このとき、メールボックス180は、第2搬送路162に沿って搬送された印刷済み用紙134を受け取り、排紙トレイ(A)181へ排出する。
(ステップS211)
システム制御部123は、画像のサイズ以上の余白a〜dが印刷済み用紙134の表面側に有るかどうかを判断する。
ここで、余白検出部120は、たとえば図4(c)のように、名刺サイズの余白aとハガキサイズの余白cとを検出したとする。
この場合、システム制御部123は、L判サイズ以上の余白b、c、dが表面側に有ると判断し(ステップS211:Yes)、ステップS212に移行する。
これに対し、余白検出部120は、図4(f)のように、裏面側の全域に余白を検出したとする。
この場合、システム制御部123は、L判サイズ以上の余白b、c、dが表面側に無いと判断し(ステップS211:No)、ステップS217に移行する。
(ステップS212)
システム制御部123は、画像のサイズ以上の余白a〜dが複数有るかどうかを判断する。
ここで、余白検出部120は、たとえば図4(c)のように、名刺サイズの余白aとハガキサイズの余白cとを検出したとする。
この場合、システム制御部123は、L判サイズ以上の余白が複数無いと判断し(ステップS212:No)、ステップS214に移行する。
これに対し、余白検出部120は、たとえば図4(d)のように、L判サイズの余白bとA5サイズの余白dとを検出したとする。
この場合、システム制御部123は、L判サイズ以上の余白b、c、dが複数有ると判断し(ステップS212:Yes)、ステップS213に移行する。
(ステップS213)
システム制御部123は、表面側の指定サイズの余白a〜dへの印刷を指示する。
ここで、余白検出部120は、たとえば図4(c)のように、表面側に名刺サイズの余白aとハガキサイズの余白cとを検出したとする。
この場合、システム制御部123は、ハガキサイズの余白cの方が名刺サイズの余白aより大きいため、ハガキサイズの余白cに対する印刷を指示する。
そして、画像が印刷された印刷済み用紙134を、第2搬送路162に沿ってメールボックス180側に搬送させる。
なお、ハガキサイズの余白cには、原稿200の表面側の画像が印刷される。また、原稿200の裏面側の画像は、給紙カセット131cから給紙される次の印刷済み用紙134の余白に印刷される。
(ステップS214)
システム制御部123は、裏面側の指定サイズの余白への印刷を指示する。
ここで、余白検出部120は、たとえば図4(e)において、印刷済み用紙134の裏面側にのみA5サイズの余白dを検出したとする。
この場合、システム制御部123は、印刷済み用紙134の裏面側のA5サイズの余白dに対する印刷を指示する。
このとき、システム制御部123は、プリンター部140を通過させた印刷済み用紙134を、上述したように、第3搬送路163側で反転させ、第1搬送路161に沿ってプリンター部140まで搬送させる。そして、プリンター部140により、印刷済み用紙134の裏面側のA5サイズの余白dに画像を印刷させる。
そして、画像が印刷された印刷済み用紙134を、第2搬送路162に沿ってメールボックス180側に搬送させる。
なお、A5サイズの余白dには、原稿200の表面側の画像が印刷される。また、原稿200の裏面側の画像は、給紙カセット131cから給紙される次の印刷済み用紙134の余白に印刷される。
(ステップS215)
システム制御部123は、メールボックス180に対し、排紙トレイ(B)182への排出を指示する。
このとき、メールボックス180は、第2搬送路162に沿って搬送された印刷済み用紙134(画像のサイズ以上の余白a〜dが無い用紙)を受け取り、排紙トレイ(B)182へ排出する。
(ステップS216)
システム制御部123は、空送りが指定回数に達したかどうかを判断する。
ここで、空送りとは、上述したように、プリンター部140での印刷済み用紙134への両面への画像の印刷を行わせず、プリンター部140から送り出すように指示することである。
この場合、システム制御部123は、空送りが指定回数(たとえば5回)に達していなければ、空送りが指定回数に達していないと判断し(ステップS216:No)、ステップS204に戻る。
これに対し、システム制御部123は、空送りが指定回数(たとえば5回)に達していれば、空送りが指定回数に達したと判断し(ステップS216:Yes)、ステップS220に移行する。
(ステップS217)
システム制御部123は、画像のサイズ以上の余白a〜dが複数有るかどうかを判断する。
ここで、余白検出部120は、たとえば図4(e)において、裏面側にのみA5サイズの余白dを検出したとする。
この場合、システム制御部123は、L判サイズ以上の余白b、c、dが裏面側に複数無いと判断し(ステップS217:No)、ステップS219に移行する。
これに対し、余白検出部120は、たとえば図4(e)において、裏面側にのみA5サイズの余白dとL判サイズの余白bを検出したとする。
この場合、システム制御部123は、L判サイズ以上の余白b、c、dが裏面側に複数有ると判断し(ステップS217:Yes)、ステップS218に移行する。
(ステップS218)
システム制御部123は、裏面側の指定サイズの余白a〜dへの印刷を指示する。
ここで、余白検出部120は、たとえば図4(e)において、裏面側にのみA5サイズの余白dとL判サイズの余白bとを検出したとする。
この場合、システム制御部123は、A5サイズの余白dの方がL判サイズの余白bより大きいため、A5サイズの余白dに対する印刷を指示する。
このとき、システム制御部123は、印刷済み用紙134を両面印刷で使用される第3搬送路163で反転させた後、第1搬送路161に沿ってプリンター部140まで搬送させ、印刷済み用紙134の裏面側のA5サイズの余白dに画像を印刷させる。そして、画像が印刷された印刷済み用紙134を、第2搬送路162に沿ってメールボックス180側に搬送させる。
(ステップS219)
システム制御部123は、印刷済み用紙134の裏面側の余白a〜dへの印刷を指示する。
ここで、余白検出部120は、たとえば図4(e)において、裏面側にのみA5サイズの余白dを検出したとする。
この場合、システム制御部123は、印刷済み用紙134の裏面側のA5サイズの余白dに対する印刷を指示する。
そして、画像が印刷された印刷済み用紙134を、第2搬送路162に沿ってメールボックス180側に搬送させる。
(ステップS220)
システム制御部123は、プリンター制御部112に対し、プリンター部140による印刷を中断させる。
これにより、たとえばL判サイズ以上の余白b、c、dを持たない印刷済み用紙134の給紙が連続しても、指定回数(たとえば5回)に達した時点で、給紙動作を停止させることにより、給紙カセット131cからの無駄な給紙動作を抑制できる。
この場合、システム制御部123は、パネル操作制御部121を介し、パネル部104に印刷を中断させたことを示す内容を表示させてもよい。
このように、本実施形態では、両面読み取りセンサー167(センサー)により、印刷済みの用紙134の両面の画像(第1の画像)を読み取り、画像検出部119により、印刷すべき画像(第2の画像)のサイズを検出し、余白検出部120により、両面読み取りセンサー167(センサー)が読み取った画像データを元に、余白a〜dのサイズを検出し、システム制御部123により、余白検出部120が画像(第2の画像)のサイズ以上の余白a〜dを複数検出した場合、プリンター部140に対し、余白サイズの指定内容に該当する余白a〜dに画像(第2の画像)を印刷させる。また、システム制御部123は、余白検出部120が画像(第2の画像)のサイズ以上の余白a〜dを検出しなかった場合、印刷済みの用紙134を空送りし、空送りが指定回数に達すると、プリンター部140による印刷を中断させる。
これにより、画像(第2の画像)を印刷させる余白サイズを指定すると、余白検出部120が画像(第2の画像)のサイズ以上の余白a〜dを複数検出した場合、システム制御部123がプリンター部140に対し、余白サイズの指定内容に該当する余白a〜dに画像(第2の画像を印刷させるので、印刷すべき余白を選択できる。また、印刷済みの用紙134の空送りの回数を指定しておくことで、システム制御部123が印刷済みの用紙134の空送りが指定回数に達すると、プリンター部140による印刷を中断させるので、空送りの回数を制限できる。このように、印刷すべき余白a〜dを選択でき、併せて印刷済みの用紙134の空送りの回数を制限できるので、印刷済みの用紙134の再利用をさらに適切に行うことができる。
100 MFP
100A 本体
100B 原稿台
101 スキャナー部
102 FAX部
103 I/F
104 パネル部
105 HDD
110 制御部
111 スキャナー制御部
112 プリンター制御部
113 FAX制御部
114 通信制御部
115 RAM
116 EEPROM
117 センサー制御部
118 画像処理部
119 画像検出部
120 余白検出部
121 パネル操作制御部
122 HDD制御部
123 システム制御部
124 データバス
130 給紙部
131a〜131c 給紙カセット
132 給紙ローラー
133 用紙
134 印刷済み用紙
140 プリンター部
141 画像形成ユニット
142 次転写ローラー
143 駆動ローラー
144 従動ローラー
145 中間転写ベルト
146 次転写ローラー
150 定着部
151 加熱ローラー
152 加圧ローラー
160 搬送部
161 第1搬送路
162 第2搬送路
163 第3搬送路
164 分岐点
167 両面読み取りセンサー
170 ADF
170A スイッチバック機構
170B 本体
170C カバー
170a〜170c 搬送路
171 給紙トレイ
172〜177 搬送ローラー
178 給紙口
179 排出口
180 メールボックス
181 排紙トレイ(A)
182 排紙トレイ(B)
183 排紙トレイ(C)
184 排紙トレイ(D)
185 排紙トレイ(E)
186 排紙トレイ(F)
200 原稿
a〜d 余白

Claims (6)

  1. プリンター部と、
    印刷済み用紙の第1の画像を読み取るセンサーと、
    印刷すべき第2の画像のサイズを検出する画像検出部と、
    前記センサーが読み取った画像データを元に、余白のサイズを検出する余白検出部と、
    前記余白検出部が前記第2の画像のサイズ以上の余白を複数検出した場合、前記プリンター部に対し、余白サイズの指定内容に該当する前記余白に前記第2の画像を印刷させるシステム制御部とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記システム制御部は、前記余白検出部が前記第2の画像のサイズ以上の余白を検出しなかった場合、前記印刷済み用紙を空送りし、前記空送りが指定回数に達すると、前記プリンター部による印刷を中断させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記システム制御部は、印刷すべき前記第2の画像が複数のとき、前記余白検出部が検出した前記第2の画像のサイズ以上の各余白に印刷可能な前記第2の画像の各々を印刷させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記システム制御部は、印刷すべき前記第2の画像が複数のとき、前記余白検出部が検出した前記第2の画像のサイズ以上の余白に印刷可能な前記第2の画像を印刷させた後、未印刷の画像が残っている場合、残りの前記第2の画像を次の前記印刷済み用紙の前記第2の画像のサイズ以上の余白に印刷させることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 原稿の前記第2の画像を読み取るスキャナー部を備え、
    前記画像検出部は、前記スキャナー部が読み取った前記原稿の画像データを元に、前記第2の画像が有るかどうかを確認し、前記第2の画像が有る場合は前記第2の画像のサイズを検出する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置を制御するコンピューターに実行させる画像形成プログラムであって、
    センサーにより、印刷済み用紙の第1の画像を読み取る工程と、
    画像検出部により、印刷すべき第2の画像のサイズを検出する工程と、
    余白検出部により、前記センサーが読み取った画像データを元に、余白のサイズを検出する工程と、
    システム制御部により、前記余白検出部が前記第2の画像のサイズ以上の余白を複数検出した場合、前記プリンター部に対し、余白サイズの指定内容に該当する前記余白に前記第2の画像を印刷させる工程とを有する
    ことを特徴とする画像形成プログラム。
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